JP2001296537A - 液晶装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶装置及びその製造方法

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JP2001296537A
JP2001296537A JP2000114651A JP2000114651A JP2001296537A JP 2001296537 A JP2001296537 A JP 2001296537A JP 2000114651 A JP2000114651 A JP 2000114651A JP 2000114651 A JP2000114651 A JP 2000114651A JP 2001296537 A JP2001296537 A JP 2001296537A
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liquid crystal
seal pattern
substrate
crystal device
agent
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Takashi Sugiyama
貴 杉山
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で、かつ歩留まり良く液晶装置を製造
することができる製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の画素領域Pxが画定される一対の
基板1、31を準備する工程と、一対の基板のうちのい
ずれか一方上に、複数の画素領域Pxの外周を囲み液晶
注入口11を有する第1のシールパターン7を形成する
工程と、一対の基板間に第1のシールパターン7が介装
される向きに、一対の基板同士を重ねて張り合わせ、液
晶剤Eが充填されていない仮の大型パネルP1を形成す
る工程と、液晶注入口11から仮の大型パネルP1内に
硬化させることができる液晶剤Eを注入した後液晶注入
口11を封じる工程と、画素領域Pxの外周を囲む領域
の液晶剤を硬化させて第2のシールパターン21を複数
形成する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置の製造方
法に関し、特に小型の液晶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】小型の液晶装置を製造する場合、作業効
率を上げ製造コストを低減するため、大型基板を用いて
複数の液晶装置を製造する、いわゆる多面取り法を用い
る。
【0003】まず、大型の第1基板及び第2基板の一対
の基板を準備する。
【0004】大型の第1ガラス基板に画定される多数の
画素領域に対して、各々画素電極を形成する。各画素電
極の外周を取り囲むようにシールパターンを形成する。
スクリーン印刷による方法又はディスペンサを用いる方
法によりシールパターンを描画する。
【0005】シールパターンは、略長方形の4辺に沿う
帯状の形状を有しており、4辺のうち1辺の一部から外
側に向けて突出し、液晶をシールパターンの内側へと案
内する液晶注入口が形成されている。
【0006】シールパターンを形成するためのシール材
中又は第1基板と第2基板との一対の基板間に、両基板
間のギャップを規定するギャップコントロール剤(以下
「GC剤」と称す。)を混ぜる。
【0007】第2基板はガラス基板を用いることができ
る。第2基板上に共通電極が形成される。
【0008】第2基板上に、第1基板との導通をとるた
めの導通材、例えば銀ペーストなどが、スクリーン印
刷、ディスペンサによるシールパターン描画によって形
成される。
【0009】第1基板と第2基板との一対の基板を、画
素電極と共通電極とが対向するように配置し、所定のギ
ャップを有するように圧力をかけながらシールパターン
を硬化させる。シールパターンは、熱処理または紫外線
照射により硬化させる。
【0010】以上の工程により、第1基板と第2基板と
シールパターンとにより画成される複数の空セル(液晶
剤を入れる前の液晶セル)を含むパネルが形成される。
【0011】スクライビング装置を用いて、第1基板、
第2基板の表面上に、スクライブラインを形成する。空
セルごとに切断することもできる。複数の空セルを含む
短冊状パネルごとに切断することもできる。
【0012】短冊状パネルに切断する場合には、液晶注
入口の先端部が1列上に並ぶように切断する必要があ
る。
【0013】個々の空セル又は短冊状パネル内の空セル
内に液晶注入口から液晶剤を注入する。液晶剤を注入す
る方法としては、一般的には、真空注入法が用いられ
る。真空注入法は、真空チャンバ内に空のセルと液晶剤
が充填された容器とを入れておき、空のセルと液晶剤と
を離した状態で真空チャンバ内を排気し、その後に空の
セルの液晶注入口を液晶剤の中に浸す。真空チャンバ内
を大気圧に戻すと、空のセル内に液晶剤が注入される。
【0014】次に、液晶注入口の周りに付着している余
分の液晶剤をふき取り、液晶注入口を封止材により封止
する。封止材としては、紫外線硬化型の樹脂系接着剤
や、熱硬化型の樹脂系接着剤が用いられる。
【0015】短冊状に切断した場合には、この段階でセ
ルごとに切断する。
【0016】最後に液晶剤を完全に除去するための洗浄
工程を行う。
【0017】以上の工程により、液晶剤が充填された液
晶セルを形成することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の液晶
装置の製造方法には、以下のような問題点があった。
【0019】1)個々のセル又は短冊状のセルのサイズ
が小さい場合には、セル数が非常に多くなり、液晶剤を
注入するための工程が煩雑になる。複数のセルの液晶注
入口を揃える必要があるため、多数のセルをチャンバへ
セッティングする工程が難しい。
【0020】2)液晶注入口を封止する前の液晶剤のふ
き取り作業が繁雑になる。液晶剤のふき取りが不十分な
場合には、封止不良が生じやすく、製造歩留まりを下げ
る原因ともなる。短冊状のセルを用いた場合には、液晶
注入工程より前の工程で、個々のセルごとに切断するた
めのスクライブラインが形成されている。液晶剤を注入
する工程中にセルごとに分断されてしまう恐れもある。
【0021】3)液晶セルのサイズが小さい場合には、
封止材の方がセルのサイズよりも大きくなることがあ
り、セルの外形寸法が一定にならないという問題が生じ
る。短冊状パネルを形成する場合には、隣り合うセル同
士が封止材によりくっついてしまうという問題も生じて
いた。
【0022】本発明の目的は、短時間で、かつ歩留まり
良く液晶装置を製造することができる技術を提供するこ
とである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、a)複数の画素領域が画定される一対の基板を準備
する工程と、(b)前記一対の基板のうちのいずれか一
方上に、前記複数の画素領域の外周を囲み液晶注入口を
有する第1のシールパターンを形成する工程と、(c)
前記一対の基板間に前記第1のシールパターンが介装さ
れる向きに、前記一対の基板同士を重ねて張り合わせ、
液晶剤が充填されていない仮の大型パネルを形成する工
程と、(d)前記液晶注入口から前記仮の大型パネル内
に硬化させることができる液晶剤を注入した後、前記液
晶注入口を封じる工程と、(e)前記画素領域の外周を
囲む領域の前記液晶剤を硬化することにより前記画素領
域の外周を囲む第2のシールパターンを複数形成し、仮
の大型液晶パネルを形成する工程とを含む液晶装置の製
造方法が提供される。
【0024】本発明の他の観点によれば、第1基板と、
前記第1基板上に画定される画素領域に形成される画素
電極と、前記第1基板と対向して配置されている第2基
板と、前記第2基板上の前記画素電極と対向する向きに
形成されている共通電極と、前記第1基板と前記第2基
板との間に前記画素領域の外周を囲むように形成される
シールパターンと、前記シールパターン内に充填されて
いる液晶剤とを含み、前記シールパターンに前記液晶剤
が含まれている液晶装置が提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する前に、発明者の行った考察について説明する。
【0026】大型の基板を出発基板として用いた場合、
まずその大型基板のままで液晶注入工程まで進め、その
後に個々のセルに分断することができれば、液晶剤を個
々のセルごとにふき取る工程を省略できる。
【0027】大型の第1基板と大型の第2基板との一対
の基板を重ね合わせて形成する1枚の大型パネルに、複
数の画素領域を囲む第1のシールパターンを形成する。
第1のシールパターンには、液晶注入口を形成してお
く。第1のシールパターンを硬化させることにより、第
1基板と第2基板と第1のシールパターンとにより囲ま
れた液晶剤を収容することができる空間を有する仮の大
型パネルが形成される。
【0028】液晶注入口より空間内に液晶剤を注入す
る。この際、液晶剤中に液晶とともに液晶を硬化させる
ことのできる液晶硬化剤、例えば紫外線硬化樹脂などを
入れておく。液晶注入口を含む領域に紫外線を照射する
ことにより液晶注入口を封止する。
【0029】各画素領域の外周を囲む帯状の領域に、例
えば紫外線を照射する。液晶が紫外線により硬化し、各
画素領域の外周を囲む第2のシールパターンが形成され
る。
【0030】仮の大型液晶パネルが形成される。この第
2のシールパターンの形状を、開口部を有しない形状に
しておけば、画素領域の外周を囲み液晶を封じるための
シールとして機能させることができる。
【0031】紫外線の照射条件を工夫することにより、
第2のシールパターンの強度を高めることもできる。
【0032】仮の大型液晶パネルを切断するためのスク
ライブラインを各画素領域の外周に形成し、スクライブ
ラインに沿って仮の大型液晶パネルを切断する。
【0033】第1のシールパターンを形成する際に、又
は別の工程において、各画素領域の外周に沿って一部領
域に別のシールパターンを形成しておき、第2シールパ
ターンの形成工程において、別のシールパターンと組み
合わせて画素領域の外周を囲むシールパターンを形成す
るようにしても良い。
【0034】上記の考察に基づき、以下に、第1の実施
の形態による液晶表示装置の製造方法について図面を参
照して説明する。実施例1図1から図7までは、本発明
の第1実施例による液晶装置の製造方法を示す図であ
る。
【0035】まず、1辺の長さが350mmの略正方形
の形状をした大型の第1基板1と第2基板31との一対
の基板を準備する。第1基板1と第2基板31とを洗浄
する。
【0036】図1(a)に示すように、第1基板1上の
画素領域Px内に画素電極3を形成する。第2基板31
上の画素領域Pxに対応する領域に共通電極33を形成
する。
【0037】図1(b)に示すように、一対の基板1、
31上に、それぞれ配向膜5、35を形成する。配向膜
5、35は、日立化成工業株式会社製のHL−1100
をフレキソ印刷法により形成した。HL−1100を塗
布した後に、150℃において1時間熱処理を行った。
配向膜5、35の膜厚は、例えば50nmである。
【0038】1辺の長さが350mmの正方形の形状を
した大型の第1基板1と第2基板31との配向の方向が
直交するように、第1基板1と第2基板31とをレーヨ
ン製の布を用いてラビングした。
【0039】図1(c)に示すように、第1基板1上
に、第1シールパターン7を形成した。第1シールパタ
ーン7は、三井化学株式会社製のシール材XN−21を
用い、スクリーン印刷法で第1基板1上に塗布する。塗
布後に、90℃で30分間の熱処理を行った。シール材
の中には、ギャップコントロール材(GC剤)8として
直径5.0μmのグラスファイバーを、シール材に対し
て2.0wt%の割合で混ぜた。
【0040】図2に示すように、第1シールパターン7
は、第1基板1の周辺部に、ほぼ正方形の4辺に沿うよ
うに形成されている。4辺のうち1辺の中央部近傍に、
正方形の1辺から外方に飛び出すように形成され、液晶
を案内するための液晶注入口11が設けられている。
【0041】第2基板31上に、ディスペンサを用い
て、第1基板1と第2基板31とを導通させるための銀
ペースト(住友金属株式会社製TLP−212)を塗布
し、90℃で30分間熱処理した。
【0042】GC剤として積水ファインケミカル株式会
社製のプラスチックボールPF−205(直径5.0μ
m)15を、例えば50個/mm2の面密度で散布し
た。
【0043】図2、図3に示すように、第1基板1と第
2基板31との一対の基板を、画素電極3と共通電極3
3とが向き合う方向で重ね合わせ、両基板1、31間
に、600kgの荷重を印加しつつ150℃で2時間の
熱処理を行った。液晶剤が注入される前の仮の大型パネ
ルP1が形成される。この場合、GC剤を保持できるよ
うに、第2基板31上に第1基板1を載せるようにす
る。
【0044】図2に示すように、液晶注入口11と切断
後のパネルの端面とが揃うように、スクライブラインS
L1を形成した。スクライブラインSL1に沿って仮の
大型パネルP1を切断する。
【0045】図4(a)、(b)に示すように、仮の大
型パネルP1内に、真空注入法を用いて液晶剤Eを注入
した。
【0046】図4(a)に示すように、仮の大型パネル
P1と、液晶剤Eが満たされた容器17とを真空チャン
バVC内に設置し、所定の真空度まで減圧する。
【0047】図4(b)に示すように、減圧下において
仮の大型パネルP1を移動し、液晶注入口11を容器1
7中の液晶剤E中に浸す。この状態において、真空チャ
ンバVC中を常圧(大気圧)に戻すと、液晶剤Eが、仮
の大型パネルP1内に注入される。
【0048】液晶剤Eのベースとして、メルク株式会社
製のネマティック液晶を用いた。この液晶の複屈折率
(Δn=ne−n0)は0.096である。
【0049】ネマティック液晶中に、カイラル材として
チッソ株式会社製のC−05を、0.7wt%、紫外線
硬化樹脂として日本化薬株式会社製R−684を、2.
5wt%、イソボニルメタクリレートを17.0wt%
混ぜた。仮の大型パネル中に液晶剤の充填される。
【0050】図5(a)に示すように、液晶剤の充填さ
れた仮の大型パネルP1のセル厚を正確かつ面内におい
て均一にするために、プレス機22を用いて400kg
の荷重でプレスした。プレス開始後1時間待つ。
【0051】図5(b)に示すように、仮の大型パネル
P1に形成されている液晶注入口付近に付着している液
晶を布によりふき取った後、紫外線硬化型の封止材Fと
して、積水ファインケミカル株式会社製のフォトレック
A−704を用いて液晶注入口11を封止した。
【0052】図6に、第2のシールパターンの形成工程
で用いるフォトマスクMKの構造を示す。フォトマスク
MKは、各画素領域Pxの外周を囲み、閉じた帯状の透
過領域Tを有する。
【0053】フォトマスクMKを用いて、液晶剤が充填
された仮の大型パネルP1上に高圧水銀ランプにより光
量20mW/cm2の紫外線を照射した。
【0054】紫外線の照射工程は、照射時間5秒、待ち
時間1分を1単位として、この1単位の工程を10回繰
り返す。
【0055】図7に示すように、フォトマスクMKの透
過領域Tに対応する領域の液晶剤が液晶硬化剤により硬
化する。閉じた形状の第2シールパターン21が形成さ
れる。第2シールパターン21は、画素領域Pxの外周
を囲み閉じた形状の帯状のパターンである。第2シール
パターンは、行方向及び列方向に整列して形成される。
【0056】この工程により、複数の画素領域Pxの外
周を囲む複数の第2シールパターン21内に液晶剤が充
填された仮の大型の液晶パネルP2が形成される。仮の
大型の液晶パネルP2内に複数の液晶装置LCが形成さ
れる。
【0057】仮の大型の液晶パネルP2に各液晶装置L
Cの外周を囲むようにスクライブラインSL2を形成
し、スクライブラインSL2に沿って液晶装置LCごと
に切断する。
【0058】液晶装置LC間に残っていた余分の液晶剤
は、大型の液晶パネルP2を切断した後に回収すること
ができる。各液晶装置LCを洗浄した後、100℃で3
0分間熱処理を行った。
【0059】図8に、実際の工程で用いたより具体的な
第1のシールパターンの形状を示す。
【0060】各画素電極3のサイズは、例えば、縦10
mm、横16mmである。1つの大型パネルから、縦方
向に33、横方向に20の合計660個の液晶装置を得
ることができる。
【0061】第1シールパターン7は、第1基板1に形
成しても良いが、第2基板31に形成しても良い。
【0062】次に、比較例による液晶装置の製造方法に
ついて図面を参照して説明する。
【0063】比較例1 図9(a)に示すように、大型の第1基板101と第2
基板131との一対の基板を洗浄した後、第1基板10
1の表面に画素領域Pxに対応する複数の画素電極10
3を形成した。第2基板131の表面に画素領域Pxに
対応する共通電極133を形成した。
【0064】図9(b)に示すように、日立化成工業株
式会社製のHL−1100をフレキソ印刷法により第1
基板101上及び第2基板131上に塗布した。塗布
後、150℃で1時間の熱処理を行い、配向膜105,
135を形成した。配向膜105、135の厚さは50
nmである。第1基板101と第2基板131とが、直
交する配向方向を有するようにレーヨン製の布を用いて
ラビングした。
【0065】図9(c)及び図11に示すように、第1
基板101上に、画素電極103の外周を囲むように略
長方形の4辺に沿う複数のシールパターン107を形成
した。シールパターン107の4辺のうち1辺の一部か
ら長方形のその1辺にほぼ垂直に外側に向けて突出する
液晶注入部111が形成されている。
【0066】三井化学株式会社製のシール材XN−21
を用い、スクリーン印刷法により基板表面に塗布する。
塗布後に、90℃で30分間の仮の熱処理を行うことに
よりシールパターン107を形成した。
【0067】尚、シール材中には、GC剤として5.0
μmの厚みを有するグラスファイバーと、第1基板10
1と第2基板131とを導通するための積水ファインケ
ミカル株式会社製の金ボールAu−20525を、それ
ぞれシール材に対して1.0wt%ずつ混ぜる。金ボー
ル109は、直径5.25μmである。
【0068】第2基板131に、スプレイ法によりGC
剤として直径5.0μmの積水ファインケミカル株式会
社製のプラスチックボールPF−205を散布する。散
布するプラスチックボール120の面密度は、例えば5
0個/mm2である。
【0069】図10に示すように、第1の基板101と
第2の基板131との一対の基板を、画素電極103と
共通電極133とが向き合うように重ね合わせる。
【0070】600kgの荷重を印加しながら、150
℃で2時間の熱処理を行う。多数の空セルが形成される
大型のパネルP3が形成される。
【0071】図11(a)に示すように、スクライブ装
置を用いて、大型のパネルP3を切断することができる
ように、複数のスクライブラインSL3を形成した。
【0072】図11(a)において横方向(液晶注入口
がその方向に沿って揃えられる方向)に形成されたスク
ライブラインSL3に沿って大型のパネルP3を切断す
る。
【0073】図11(b)に示すように、複数のシール
パターン107が横方向に並ぶ短冊状パネルT1が形成
される。
【0074】図12(a)、(b)に示すように、短冊
状パネルT1を、セルの液晶注入口111が下向きにな
るように把持具にセットする。真空注入法により液晶剤
Eを空セルEC2のシールパターン107内に注入す
る。用いた液晶剤は、メルク株式会社製のネマティック
液晶(複屈折率0.096)に、カイラル材としてチッ
ソ株式会社製のC−15を0.7wt%混ぜたものであ
る。
【0075】図13(a)に示すように、液晶剤Eをシ
ールパターン107内に注入した後、図13(b)に示
すように液晶注入口111付近の液晶剤Eを例えば布で
拭き取る。図13(c)に示すように、紫外線硬化型の
封止材(積水ファインケミカル株式会社製)Fのフォト
レックA−704を用いて液晶注入口111を封止し
た。その後、短冊状パネルT1を液晶装置LCごとに切
断する。
【0076】図14に示すように、液晶装置LCを洗浄
した後、100℃で30分間熱処理を行う。
【0077】図15、図16に、比較例として用いたシ
ールパターンの形状と液晶注入工程とを、より具体的に
示す。
【0078】図15に示すように、仮の大型のパネルP
3において、各シールパターンのサイズは、例えば、縦
10mm、横16mmである。1枚の仮の大型のパネル
P3から、縦方向に33、横方向に20の合計660個
の液晶装置を形成することができる。
【0079】図16に示すように、短冊状パネルT1を
把持するための治具Jは、複数枚の短冊状パネルT1を
把持することができるように、各短冊状パネルに対応す
る切り込みKが入っている。
【0080】実施例1の液晶装置の製造方法と比較例1
の液晶装置の製造方法とを比較した。
【0081】実施例1の液晶装置の製造方法によれば、
仮の大型液晶パネルの液晶注入口からはみ出した余分な
液晶をふき取る工程を除けば、各液晶装置ごとに余分な
液晶をふき取る工程は不要である。従って、液晶のふき
取り工程が簡単になる。
【0082】さらに、比較例1の液晶装置の製造方法を
用いると、大型のパネルを短冊状に切断した後に、液晶
剤を充填することになる。これに対して、実施例1によ
る液晶装置の製造方法は、個々のセルに余分な液晶が付
着しない。従って、回収可能な液晶剤の量も増加する。
従来法に比べて液晶剤は、30%から40%の節約とな
る。
【0083】加えて、実施例1による液晶装置の製造方
法によれば、大型の空セル内には、まだ細かい第2のシ
ールパターンが形成されていない状態において液晶剤を
注入し、その後に第2のシールパターンを形成するた
め、液晶剤を注入する時に第2にシールパターンにより
液晶剤の流れが乱れる乱流の影響などに起因して生じる
第2シールパターンのコーナー部での気泡の残留がな
い。また、ドメイン配向不良もほとんど見られず、液晶
の配向状態は良好であった。
【0084】変形例1 図17に、第1基板1上に形成される第1シールパター
ン7の配置を示す。
【0085】変形例1による第1シールパターン7は、
実施例1による第1シールパターンと同様に、複数の画
素領域Pxを含む広い領域の外周を囲んでいるが、第1
シールパターン7は、大型の第1基板1上に複数形成さ
れ、図に示す例では、第1基板1上に4つの第1シール
パターン7が形成されている。第1シールパターン7
は、それぞれ、ほぼ正方形の4辺に沿うように形成され
ている。1辺の中央部に、正方形の外方に飛び出し、液
晶剤をシールパターン内に案内するための液晶注入口1
1が形成されている。
【0086】仮の大型パネルP4を形成するまでの工程
は、第1実施例による液晶装置の製造方法と同じであ
る。
【0087】仮の大型パネルP4を仮の中型パネルP5
に切断する。この際、4の仮の中型パネルP5の液晶注
入口11と切断面とが揃うように、スクライブラインS
L4を形成する。
【0088】スクライブラインSL4に沿って大型の空
セルを切断する。具体的には、スクライブラインSL4
とスクライブラインSL5とに沿って4つの仮の中型パ
ネルP5に切断しても良いし、スクライブラインSL4
に沿って行方向にのみ切断し、左右2つの中型の空セル
は繋がっている状態に切断しても良い。但し、シールパ
ターン7の液晶注入口11に沿うようにスクライブライ
ンを形成する必要がある。
【0089】切断後の2つ又は4つの仮の中型パネル内
に、真空注入法を用いて液晶剤を注入する。
【0090】液晶注入工程、プレス工程、液晶注入口の
封止工程、第2シールパターン形成工程、スクライブラ
イン形成工程、切断工程は、第1実施例と同様である。
【0091】以上に説明したように、第1変形例による
液晶装置の製造方法によれば、出発基板の大きさが非常
に大きい場合に、出発基板を適当な大きさに切断した後
に、液晶の注入工程、第2シールパターンの形成工程を
行うことができる。
【0092】例えば、第2シールパターンを形成するマ
スク大きくすることができない場合や、液晶注入用の容
器や真空チャンバの大きさに制約がある場合に有効であ
る。また、実施例1の方法では、液晶収容空間が大きす
ぎて液晶注入工程に時間がかかりすぎる場合にも有効で
ある。
【0093】本発明の第2変形例による液晶装置の製造
方法について説明する。
【0094】図18(a)は、大型の第1基板1の平面
図である。第1基板1上の複数の画素領域にそれぞれ画
素電極3が形成されている。
【0095】第1実施例と同様に、第1基板1上に複数
の画素領域を含む周辺部を囲む第1のシールパターン7
が形成されている。
【0096】但し、第1実施例と異なり、第1基板1上
に、第1のシールパターン7とともに、第3のシールパ
ターン51が形成されている。
【0097】第3のシールパターン51は、各画素領域
の外周部を囲んでいる。第3のシールパターン51は、
その一部に切り欠け部51aを有している。
【0098】図19(a)から図19(c)に第3のシ
ールパターンの具体的な形状を示す。
【0099】第3のシールパターン51には、1又は2
以上の切り欠け部51aが設けられている。切り欠け部
51aの幅は、好ましくは、0.5mmから1.0mm
程度である。
【0100】1つの切り欠け部51aの幅が同じであれ
ば、切り欠け部51aの数が多いほど、液晶剤が第3の
シールパターン51内に入る速度は速くなる。
【0101】第1のシールパターン7および/または第
3のシールパターン51にGC剤を混ぜても良い。
【0102】第1基板1と第2基板31との一対の基板
を重ね合わせて仮の大型パネルP6を形成した後、仮の
大型パネルP6内に真空注入法により液晶を注入する。
【0103】液晶注入口11から注入された液晶は、切
り欠け部51aを通り、第3のシールパターン51内に
も充填される。液晶剤の中には、紫外線硬化樹脂などの
液晶硬化剤が含まれている。
【0104】液晶剤の注入工程が終了した後、第1シー
ルパターン7に形成されている液晶注入口11を、封止
材により封止する。
【0105】尚、セル内のGC剤により正確にセル厚を
制御できるように、第1基板1と第2基板31との外側
から圧力を印加した後に封止工程をおこなっても良い。
【0106】図20に、液晶剤を注入した後に切り欠け
部51aを閉じるために用いられるフォトマスクMKの
平面図を示す。
【0107】フォトマスクMKは、第3のシールパター
ン51の切り欠け部51aを含む領域に対応する領域に
開口Oを有する。切り欠け部51aが複数存在すれば、
それに対応した領域に開口Oを設ける必要がある。
【0108】フォトマスクMKを用いて仮の大型パネル
P6に紫外線を照射すると、切り欠け部51aの領域内
の液晶が液晶硬化剤により硬化し、第3のシールパター
ン51が閉じた形状となる。尚、紫外線の照射工程にお
いては、紫外線の照射を断続的に行うと良い。紫外線の
照射により樹脂を硬化させた後に、未照射領域の硬化し
ていない樹脂を照射領域まで拡散させ、後の紫外線照射
工程で拡散した未照射樹脂を硬化することにより、照射
部分の樹脂の密度を高めることができる。第3のシール
パターン51に形成されていた切り欠け部51aが塞が
れて、閉じた形状を有するシールパターン(第1実施例
の第2シールパターン51に相当する)が形成される。
画素領域を囲む複数のシールパターンが形成された大型
の液晶パネルが形成される。
【0109】各画素領域ごとに切断できるようにスクラ
イブラインを形成し、スクライブラインSLに沿って大
型の液晶パネルの切断を行う。液晶を除去するために各
セルを洗浄し、必要であれば液晶再配向のための熱処理
を行う。
【0110】尚、第1基板1と対向する第2基板31
に、第1基板1と第2基板31とを導通する導電性の材
料により形成される導通材(銀ペイントなど)が設けら
れている。シール剤(7、51)中に、表面を導電性の
材料で被覆した球状体を混ぜることにより第1基板1と
第2基板31との間の導通を得ることも可能である。
【0111】第1基板1と第2基板31との間のギャッ
プを一定値に保つためのGC剤をスプレイ法により散布
する工程は、セルサイズが小さくギャップの制御が容易
な場合には省略できる。特に、第2変形例による液晶装
置の製造方法によれば、第2シールパターンが基板面内
にほぼ均等に配置されているため、第1基板と第2基板
とのギャップの制御がしやすい。特に、第3のシールパ
ターン51内にGC剤を混ぜた場合には、ギャップの制
御が容易になる。従って、GC剤をスプレイ法により散
布する工程を省略できる可能性が高い。
【0112】その他の具体的な製造条件は、実施例1に
よる液晶装置の製造工程と同様である。
【0113】図21に示すように、第2変形例による液
晶装置の製造方法は、1枚の大型基板上に、複数第1シ
ールパターン7を形成する。図では4個の第1のシール
パターン7が形成されている。第1のシールパターン7
は、切り欠け部51aを有する複数の第3のシールパタ
ーン51を囲むように形成される。すなわち、仮の大型
パネルP7中に仮の中型パネルP8が複数形成されてい
る。
【0114】液晶注入工程、プレス工程、液晶注入口の
封止工程、第2シールパターン形成工程、スクライブラ
イン形成工程、切断工程は、第1変形例と同様である。
【0115】第2変形例による製造方法によれば、例え
ば出発基板の大きさが非常に大きい場合に、適度な大き
さに切断した後に、液晶の注入工程、第2シールパター
ンを完成させる工程を行うことができる利点がある。
【0116】以上、第1実施例及びその変形例による液
晶装置の製造方法について具体的に説明した。
【0117】尚、使用するシール材は、熱硬化型、もし
くは光硬化型のシール材であることが好ましい。
【0118】第1及び第2のシール材中に混ぜられたG
C剤の形状は、球形、円柱形、角柱形、楕円球形、無定
型などでも良く、2枚のガラス基板間に所定のギャップ
を確保できれば良い。但し、強度上の問題から、実施例
でも用いられた円柱形のグラスファイバを用いると良
い。スペーサの寸法は、実際の液晶セル厚に依存する
が、一般的には、1μmから20μm程度である。
【0119】第1シール材の形状は一般的には断面が四
角形の形状である。用途に応じて、断面が円形の形状、
三角形の形状、多角形の形状のものを用いても良い。
【0120】液晶剤の注入方法としては、加圧減圧法、
真空注入法の他に、毛細管現象を利用した方法を用いて
も良い。
【0121】第1ガラス基板と第2ガラス基板とをプレ
スする手段としては、プレス治具やプレス機自体(それ
らの表面は、精度良く仕上げたAlやセラミックスによ
り形成されている。)を用いる方法の他に、ガラスと治
具の表面との間にウレタンゴムなどのクッションを用い
る方法でも良い。
【0122】その他、少なくとも片方の面は、空気や窒
素などの気体、水などの液体の圧力により、非接触的に
ガラス基板に圧力を印加する方法も適用可能である。真
空パックなどを用いて圧力をかけても良い。
【0123】また、基板をカットして実際の液晶セルを
切り出す方法として、ダイヤモンドカッターによるスク
ライブ法を用いることができるが、その代わりに、ピエ
ゾ等によりダイヤモンドカッターに超音波振動を与えて
ガラスを切断する方法、高出力レーザーにより基板を切
断する方法を用いても良い。レーザーにより基板を切断
する場合には、カット時の切り子が発生しにくい、カッ
ト停止のための工程が不要である等の利点がある。
【0124】以上、本発明の実施例について例示した
が、その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能な
ことは当業者には自明であろう。
【0125】
【発明の効果】液晶装置の製造工程において、液晶装置
を短時間で製造することができる。液晶の回収率が良
く、製造コストが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)から(c)は、本発明の第1実施
例による液晶装置の製造方法の一工程を示す図である。
【図2】 本発明の第1実施例による液晶装置の製造方
法の一工程を示す平面図である。
【図3】 本発明の第1実施例による液晶装置の製造方
法の一工程を示す図である。図1(c)に続く工程を示
す図である。
【図4】 本発明の第1の実施例による液晶装置の製造
方法の一工程を示す図であり、図2、図3に続く工程を
示す図である。図4(a)は、大型の大型パネルを真空
チャンバ内にセットした状態を示す図である。図4
(b)は、仮の大型パネルを真空チャンバ内の液晶剤に
浸した状態を示す図である。
【図5】 本発明の第1実施例による液晶装置の製造方
法の一工程を示す図であり、図5(a)は仮の大型パネ
ルを両側からプレスした状態を示す図である。図5
(b)は、仮の大型パネルの液晶注入口を封止した状態
を示す図である。
【図6】 本発明の第1実施例による液晶装置の製造に
用いるマスクの構造を示す。
【図7】 本発明の第1実施例による液晶装置の製造方
法の一工程を示す図であり、図6に示すマスクを用いて
第2シールパターンを形成した状態を示す図である。
【図8】 本発明の第1実施例による液晶装置の製造方
法の一工程をより具体的に示す平面図である。
【図9】 比較例による液晶装置の製造方法の一工程を
示す図であり、図9(a)は、第1基板上に画素電極
を、第2基板上に共通電極を形成した状態を示す。図9
(b)は、第1及び第2基板上に配向膜を形成した状態
を示す。図9(c)は、第1基板に各画素領域を囲むシ
ールパターンを形成した状態を示す。
【図10】 比較例による液晶装置の製造方法の一工程
を示す図で、図9(c)に続く工程を示す図である。
【図11】 比較例による液晶装置の製造工程を示す図
であり、図11(a)は、第1基板上に、整列配置され
たシールパターンを形成した様子を示す平面図であり、
図11(b)は、複数のセルを含む短冊状のパネルを形
成した状態を示す平面図である。
【図12】 比較例による液晶装置の製造工程を示す図
であり、図12(a)は、短冊状のパネルを真空チャン
バ内に入れた状態を示す図である。図12(b)は、短
冊状のパネルを液晶剤中に浸した状態を示す図である。
【図13】 比較例による液晶装置の製造工程を示す図
である。図13(a)は、短冊状のパネルに液晶剤を充
填した状態を示す図である。図13(b)は、液晶注入
口から溢れた液晶剤を除去した状態を示す図である。図
13(c)は、液晶注入口を封止した状態を示す図であ
る。
【図14】 比較例による液晶装置の構造を示す図であ
る。
【図15】 比較例による液晶装置の製造工程を示すよ
り具体的な平面図である。
【図16】 比較例による液晶装置の製造工程を示すよ
り具体的な斜視図であり、液晶注入工程を示す図であ
る。
【図17】 本発明の第1実施例の第1変形例による液
晶装置の製造方法を説明するための平面図である。
【図18】 本発明の第1実施例の第1変形例による液
晶装置の製造方法を説明するための平面図である。
【図19】 本発明の第1実施例の第2変形例による液
晶装置の製造方法を説明するための平面図であり、図1
9(a)、(b)、(c)は第2シールパターンの種々
の変形例を示す図である。
【図20】 本発明の第1実施例の第2変形例による液
晶装置の製造に用いるフォトマスクを示す平面図であ
る。
【図21】 本発明の第1実施例の第3変形例による液
晶装置の製造方法を説明するための平面図である。
【符号の説明】
A、B、X 液晶装置 1 第1基板 3 画素電極 5、35 配向膜 7 第1シールパターン 8 キャップコントロール剤(GC剤) 11 第1液晶注入口 17 容器 21 第2シールパターン 22 プレス機 31 第2基板 33 共通電極 51 第3のシールパターン 51a 切り欠け部 51b 第2シールパターン E 液晶剤 EC 空セル Px 画素領域 P1、P3、P4 仮の大型パネル P2 仮の大型液晶パネル P5、P8 仮の中型パネル SL スクライブライン T1 短冊状パネル VC 真空チャンバ LC 液晶装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数の画素領域が画定される一対
    の基板を準備する工程と、 (b)前記一対の基板のうちのいずれか一方上に、前記
    複数の画素領域の外周を囲み液晶注入口を有する第1の
    シールパターンを形成する工程と、 (c)前記一対の基板間に前記第1のシールパターンが
    介装される向きに、前記一対の基板同士を重ねて張り合
    わせ、液晶剤が充填されていない仮の大型パネルを形成
    する工程と、 (d)前記液晶注入口から前記仮の大型パネル内に、液
    晶と後の工程で硬化させることができる硬化材とを含む
    液晶剤を注入した後、前記液晶注入口を封じる工程と、 (e)前記画素領域の外周を囲む領域の前記硬化材を硬
    化することにより前記画素領域の外周を囲む第2のシー
    ルパターンを複数形成し、仮の大型液晶パネルを形成す
    る工程とを含む液晶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 (f)さらに、前記仮の大型液晶パネル
    を前記画素領域ごとに切断する工程を含む請求項1に記
    載の液晶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記(a)工程と前記(b)工程との間
    に、前記一対の基板のいずれか一方上の前記画素領域内
    に画素電極を形成する工程と、前記一対の基板の他方上
    に、前記画素電極と対向する共通電極を形成する工程を
    含む請求項1に記載の液晶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記(e)工程は、前記硬化材を硬化さ
    せる手段を用いて前記液晶剤から前記硬化材を分離しな
    がら硬化させて前記第2のシールパターンを形成する工
    程を含む請求項1に記載の液晶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記(d)工程は、前記仮の大型パネル
    内に液晶と光照射によって硬化可能な光硬化材とを注入
    する工程を含み、 前記(e)工程は、前記画素領域を囲む領域に光を照射
    する工程を含む請求項1に記載の液晶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記(b)の工程は、さらに、前記一対
    の基板上に前記画素領域の外周を囲み少なくとも1の切
    り欠け部を有する第3のシールパターンを形成する工程
    を含み、 前記(e)工程は、前記切り欠け部を閉じて前記第3の
    シールパターンと共に前記画素領域を囲む第2のシール
    パターンを形成する工程を含む請求項1に記載の液晶装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記(d)工程は、前記仮の大型パネル
    内に液晶と硬化材とを含む液晶剤を注入する工程を含
    み、 前記(e)工程は、前記硬化材を硬化させる手段を用い
    て前記硬化材を硬化させて前記切り欠け部を閉じて前記
    第3のシールパターンと共に前記画素領域を囲む第2の
    シールパターンを形成する工程を含む請求項6に記載の
    液晶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記(e)の工程は、前記第2のシール
    パターンを、列方向及び行方向に整列して形成する請求
    項1から7までのいずれか1項に記載の液晶装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記(d)工程は、前記仮の大型パネル
    内を減圧した後に、前記液晶注入口を液晶剤の中に浸し
    た状態で常圧に戻す工程を含む請求項1から8までのい
    ずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記(d)工程は、前記硬化材とし
    て、紫外光の照射により硬化する紫外線キュアラブル液
    晶と光重合開始剤との混合物又は光硬化型接着剤と光重
    合開始剤との混合物を用いる工程を含む請求項4又は5
    に記載の液晶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記(e)工程は、光を断続的に照射
    する工程を含む請求項5に記載の液晶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記(b)工程は、前記一対の基板の
    うちいずれかの上に複数の画素領域を囲む第1のシール
    パターンを複数形成する工程を含む請求項1に記載の液
    晶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 第1基板と、 前記第1基板上に画定される画素領域に形成される画素
    電極と、 前記第1基板と対向して配置されている第2基板と、 前記第2基板上の前記画素電極と対向する向きに形成さ
    れている共通電極と、 前記第1基板と前記第2基板との間に前記画素領域の外
    周を囲むように形成されるシールパターンと、 前記シールパターン内に充填され液晶と硬化材とを含む
    液晶剤とを含み、 前記シールパターンに前記硬化材の成分が含まれている
    液晶装置。
  14. 【請求項14】 前記硬化材の成分中に、液晶も含まれ
    ている請求項13に記載の液晶装置。
  15. 【請求項15】 前記シールパターンは、全周にわたっ
    てほぼ均一な組成を有している請求項13又は14に記
    載の液晶装置。
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