JP2001296229A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JP2001296229A JP2000115710A JP2000115710A JP2001296229A JP 2001296229 A JP2001296229 A JP 2001296229A JP 2000115710 A JP2000115710 A JP 2000115710A JP 2000115710 A JP2000115710 A JP 2000115710A JP 2001296229 A JP2001296229 A JP 2001296229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードバックエラーによる画像歪みを補正
できるフィードバック補正型プローブ顕微鏡を提供す
る。 【解決手段】 XY走査信号発生部9からの走査信号
と、XY変位検出部10,11の検出結果と、Zサーボ
回路5からのZ駆動信号とを関連付けて画像取得部12
の記憶部に記憶する。ソフト補正部22は、走査信号で
指定される座標位置とそれに対応するXY変位検出部1
0,11の検出位置から、指定座標位置におけるZ駆動
信号を補間計算して求め、画像を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型プローブ顕
微鏡に関し、特に測定精度を向上させた走査型プローブ
顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡は、原子分解能で
試料表面を観察及び分析することが可能な表面観察装置
である。その代表的なものには、探針先端と試料表面の
間に流れるトンネル電流を利用した走査型トンネル顕微
鏡(Scanning Tunneling Microscope;STM)や、探
針先端と試料表面の間の相互作用力を利用した原子間力
顕微鏡(Atomic Force Microscope;AFM)等があ
る。AFMは、非導電性の試料表面においても三次元形
状を高分解能で観察することが可能であり、半導体デバ
イスや記録ディスク等の表面形状の評価に利用されてい
る。ここでは従来技術として、レビュー・オブ・サイエ
ンティフィック・インスツルメンツ第62巻(1991
年)第1393頁(Review of Scientific Instruments
62(1991), 1393)に開示されているフィードバック補
正型AFMについて説明する。
【0003】図7に、フィードバック補正型AFMの基
本構成を示す。カンチレバー2は、その先端に設けられ
た探針1がXYZスキャナ7の試料保持部に保持された
試料3の表面に対向する様に配置される。探針1はXY
Zスキャナ7を駆動することにより試料3に対して相対
的に移動する。探針1が試料3に接近すると、それらの
間に働く原子間力によりカンチレバー2が撓む。この撓
み量はレバー変位検出部4で検出され、その出力信号が
Zサーボ回路5へ送られる。レバー変位検出部4では、
光てこ法やレーザ干渉法等によって変位検出を行う。Z
サーボ回路5では、Z信号設定部6から送られてくる基
準入力とレバー変位検出部4から送られてくる主フィー
ドバック量とが比較され、その偏差に対応したZ駆動信
号がXYZスキャナ7へ出力される。つまり、探針1に
作用する原子間力が一定に保持されるようにフィードバ
ック制御が行われる。
【0004】一方、XY信号発生部9は、XY走査のた
めのXトリガ信号とYトリガ信号をXYサーボ回路8に
出力する。XYサーボ回路8では、X変位検出部10及
びY変位検出部11で検出されるXYZスキャナ7のX
変位信号、Y変位信号がXトリガ信号、Yトリガ信号そ
れぞれと比較され、それらの偏差に対応したX駆動信
号、Y駆動信号がXYZスキャナ7に出力される。つま
り、XY信号発生部9で生成されるXトリガ信号及びY
トリガ信号で示されるXY位置に正確に移動する様にX
YZスキャナ7はフィードバック制御される。
【0005】また、Xトリガ信号とYトリガ信号は画像
取得部12に入力され、Z駆動信号、すなわちXYZス
キャナ7のZ変位信号をサンプリングするタイミング信
号となる。画像取得部12でサンプリングされたZ変位
信号は、その時のXトリガ信号及びYトリガ信号、即ち
XY位置信号と共に画像取得部12内の画像メモリに保
存される。この画像メモリに保存された信号は、試料3
の表面形状を表わす画像として表示部13に表示され
る。
【0006】このフィードバック補正方式においては、
X変位検出部10及びY変位検出部11の検出精度を以
ってXYZスキャナ7が駆動されるので、XYZスキャ
ナ7が圧電素子で構成される場合、圧電素子が持つ履歴
現象、クリープ現象、非線形応答等のプローブ顕微鏡に
とって望ましくない特性を容易に補正することができ、
画像歪みを減少させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】フィードバック補正方
式のAFMでは、XYZスキャナの走査精度の劣化要因
は、X及びY変位検出部が有する非線形性と検出感度、
システムの過渡応答である走査の折返し点でのフィード
バックエラーと考えられる。前者については線形性や検
出感度の点で優れたリニアエンコーダやレーザ干渉測長
器等を用いることにより、走査精度を向上させることが
できる。リニアエンコーダでは、グレーティングによる
干渉縞を光検出器で検出する。グレーティングと光検出
器の相対的な変位と共に干渉縞も変位する。この変位に
より光検出器からほぼ完全なグレーティングの周期に関
連したサイン信号が得られ、このサイン信号の1周期以
内の微小変位でさえも検出できるように、サイン信号は
電気的に逓倍される。これにより、最高で0.15nm
程度の分解能が得られ、サイン信号の1周期内でのグレ
ーティングと光検出器の相対変位に対する検出信号の線
形関係からの偏移を表す非線形性についても周期の0.
1%以下に入れることができる。また、レーザ干渉器で
は、2つの分岐されたレーザ光の光路差による干渉光を
光検出器で検出する。測定対象物の変位に伴い光路差が
変化し、光検出器からレーザ波長による周期を持ったほ
ぼ完全なサイン信号が得られる。リニアエンコーダと同
様にサイン信号は逓倍され、この場合もリニアエンコー
ダと同程度の分解能及び線形性が得られる。
【0008】後者のフィードバックエラーは、XYZス
キャナの走査速度と共に増加する振幅とフィードバック
制御系の動作特性で決まる時定数を持つ。従って走査速
度と共に、この過渡応答による画像歪みは画像上の折返
し点側からその範囲を広げ、更にその大きさは増すこと
になり、その様な画像から試料寸法を測定する場合、測
定精度を悪化させる。フィードバックエラーの振幅は、
数Hz程度の走査速度では走査幅の数%にもなってしま
う。これはプローブ顕微鏡の測長装置への応用上重大な
問題である。
【0009】本発明は、この様な問題を解決するための
ものであり、その目的は、リニアエンコーダ等の高精度
変位検出器が持つ線形性0.1%以下の精度で測定する
ために、フィードバックエラーによる画像歪みを補正で
きるフィードバック補正型プローブ顕微鏡を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による走査型プローブ顕微鏡は、試料を保持
する試料保持部と、試料保持部に保持された試料に対向
するプローブと、試料保持部あるいはプローブを微動さ
せる微動手段と、XY走査信号発生部と、プローブと試
料との間の相互作用を検出する検出手段と、走査信号発
生部からの走査信号を受けて微動手段がプローブと試料
の対向方向に平行な方向であるZ方向と直交するXY方
向に走査するとき検出手段から得られる検出結果に基づ
いて試料表面の情報を得る走査型プローブ顕微鏡におい
て、微動手段によってXY方向に走査される試料保持部
あるいはプローブのXY方向の変位を検出する変位検出
手段と、変位検出手段の検出結果を微動手段の制御指令
値にフィードバックするサーボ制御手段と、走査信号発
生部からの走査信号と変位検出手段の検出結果と検出手
段の検出結果とを関連付けて記憶する記憶手段と、記憶
手段の記憶内容に基づいて試料表面の観察結果を補正す
る補正手段とを有することを特徴とする。
【0011】微動手段としては、圧電材料から成るチュ
ーブ型走査機構、積層型の圧電素子を三つ組合わせて構
成するトライポッド型走査機構、あるいは圧電素子の駆
動による弾性体の弾性変形を利用した平行平板型走査機
構等の3次元方向に微動可能なXYZスキャナを用いる
ことができる。また、変位検出手段は、レーザ干渉計、
リニアエンコーダ、静電容量型変位計、歪ゲージの内の
少なくとも一つを用いて構成することができる。
【0012】プローブと試料との間の相互作用の大きさ
が設定値となるように微動手段をZサーボ回路によりZ
方向にサーボ駆動している場合には、Zサーボ回路の出
力がプローブと試料との間の相互作用を検出する検出手
段の検出結果となる。一方、プローブをZ方向にサーボ
駆動していない場合には、プローブと試料との間の相互
作用を検出する検出手段の出力そのものが検出結果とな
る。
【0013】補正手段は、例えば、XY走査信号発生部
からの走査信号で指定される座標位置とそれに対応する
変位検出手段の検出位置から、指定座標位置における検
出手段の検出値(プローブと試料との間の相互作用の大
きさ)を補間計算して求めることで画像を補正する。
【0014】本発明による走査型プローブ顕微鏡は、ま
た、試料を保持する試料保持部と、試料保持部に保持さ
れた試料に対向するプローブと、試料保持部あるいはプ
ローブを微動させる微動手段と、XY走査信号発生部
と、プローブと試料との間の相互作用を検出する検出手
段とを備え、走査信号発生部からの走査信号を受けて微
動手段がプローブと試料の対向方向に平行な方向である
Z方向と直交するXY方向に走査するとき検出手段から
得られる検出結果に基づいて試料表面の情報を反映した
画像を形成する走査型プローブ顕微鏡において、微動手
段によってXY方向に走査される試料保持部あるいはプ
ローブのXY方向の変位を検出する変位検出手段と、変
位検出手段の検出結果を微動手段の制御指令値にフィー
ドバックするサーボ制御手段と、走査信号発生部からの
走査信号と変位検出手段の検出結果と検出手段の検出結
果とを関連付けて記憶する記憶手段と、記憶手段の記憶
内容に基づいて画像を補正する補正手段とを有し、画像
における走査方向の歪が走査幅の±0.1%以下である
ことを特徴とする。画像の歪は、画像上の各位置での歪
ベクトルとして定義される。すなわち、XY走査信号発
生部の走査信号で指定される各座標位置と、その時の試
料表面上でのプローブの実際の位置とをそれぞれ始点、
終点とする歪ベクトルとして定義される。
【0015】前記走査型プローブ顕微鏡は、プローブの
Z方向の変位を検出するZ変位検出手段を有し、記憶手
段は走査信号発生部から発生された走査信号と変位検出
手段の検出結果とZ変位検出手段の検出結果とを関連付
けて記憶するように構成してもよい。
【0016】すなわち、この場合、記憶手段は、検出手
段の検出結果の代わりにZ変位検出手段の検出結果を、
XY走査信号発生部からの走査信号及び変位検出手段の
検出結果と関連付けて記憶する。補正手段は、例えば、
XY走査信号発生部からの走査信号で指定される座標位
置とそれに対応する変位検出手段の検出位置から、指定
座標位置におけるZ変位検出手段の検出結果(プローブ
と試料との間の相互作用の大きさ)を補間計算して求め
ることで画像を補正する。
【0017】また、走査方向の変位を検出する変位検出
手段として、微動手段のサーボ制御用の第1の変位検出
手段と、観察結果を補正する補正手段で用いられる変位
を検出する第2の変位検出手段とを備えてもよい。微動
手段は平行平板走査機構を有することが好ましい。
【0018】本発明によると、観察後に記憶手段に記憶
された変位検出手段の検出結果に基づいて試料表面の観
察結果を補正する補正手段は、フィードバック制御手段
のフィードバックエラーを補正するように作用する。こ
れによって、フィードバックエラーによる画像歪みが補
正されるので、高速走査時においても歪みの少ない画像
が得られ、高精度な測長が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、理解を容易にするた
め以下に説明する図において、図7で説明した構成要素
と同じ動作を行う要素には図7と同一の名称及び符号を
付けている。〔実施の形態1〕図1は、本発明による走
査型プローブ顕微鏡の一例を示すブロック図である。カ
ンチレバー2の自由端には尖鋭化された探針1が設けら
れている。試料3は3次元方向に微動可能なXYZスキ
ャナ7に設けられた試料保持部に保持されている。探針
1は試料3に対向するように配置され、XYZスキャナ
7を駆動することにより試料3上を試料3に対して相対
的に変位することができる。XYZスキャナ7として
は、圧電材料から成るチューブ型、積層型の圧電素子を
三つ組合わせて構成するトライポッド型、あるいは圧電
素子の駆動による弾性体の弾性変形を利用した平行平板
型等が利用される。
【0020】図6に一例として平行平板型の駆動機構を
示す。図6には一軸のみを示しているが、この駆動機構
を3軸方向に組み合わせることにより3次元方向に駆動
可能なスキャナを構成することができる。ワイヤカット
することにより固定部701、移動部702及び弾性変
形部704,705,706,707を一体構造で形成
した。固定部701と移動部702の間に組み込まれた
圧電素子703を矢印の方向に駆動して力を加えること
により、弾性変形部704〜707が弾性変形し、移動
部702が動くことになる。この場合、移動部702の
移動方向が弾性変形部704〜707により固定部70
1と平行な方向に制限される。従って、チューブ型スキ
ャナ等のように移動方向に回転成分を含まないので、圧
電素子の非線形性等を補正する場合に都合が良い。これ
らの圧電素子を使用した場合には、駆動範囲は長くても
数100μmである。これ以上の駆動範囲を得るには、
ボイスコイル等のモータ駆動型のスキャナを用いて実現
される。
【0021】XYZスキャナ7により探針1と試料3が
接近すると相互作用力によりカンチレバー2が撓む。こ
の撓み量はレバー変位検出部4で検出され、Zサーボ回
路5に出力される。Zサーボ回路5ではこの撓み信号が
Z信号設定部6からのZ信号と比較され、その偏差信号
に対応したZ駆動信号がXYZスキャナ7に出力され
る。このフィードバック制御により、カンチレバー2の
撓み量が一定に保持され、探針1と試料3の間に作用す
る相互作用力が一定になるようにXYZスキャナ7がZ
方向に駆動される。一方、XY信号発生部9はXYZス
キャナ7をXY走査させるためのXトリガ信号及びYト
リガ信号をXYサーボ回路8に出力する。XYサーボ回
路8では、X変位検出部10及びY変位検出部11で検
出されたXYZスキャナ7のX及びY変位信号とX及び
Yトリガ信号とがそれぞれ比較され、それらの偏差信号
に対応するX及びY駆動信号がXYZスキャナ7に出力
される。即ち、XY信号発生部9で生成されるXトリガ
信号及びYトリガ信号で示されるXY位置にXYZスキ
ャナ7が正確に変位するようにフィードバック制御が行
われる。
【0022】X及びY変位検出部10,11では、レー
ザ干渉計、リニアエンコーダ等の変位検出手段が利用さ
れるので、走査幅に対して0.1%以下の精度でXYZ
スキャナ7の変位が検出される。Xトリガ信号とYトリ
ガ信号は画像取得部12にも入力され、XYZスキャナ
7のZ駆動信号をサンプリングするタイミング信号とな
る。更に本実施の形態では、Z駆動信号と共にX及びY
変位検出部10,11からのX及びY変位信号もサンプ
リングされる。画像取得部12でサンプリングされた
X,Y,Z変位信号は、その時のXトリガ信号及びYト
リガ信号と共に画像取得部12内の記憶部に保存され
る。記憶部に保存された信号は画像取得部12内のソフ
ト補正部22で処理され、X及びY変位検出部10,1
1が本来持つ非線形性0.1%以下まで歪みが補正され
た形で試料3の表面形状を表わす画像として表示部13
に表示される。
【0023】次に、図3を用いてソフト補正部22の動
作を説明する。図3(a)の矩形領域90はXY信号発
生部9で生成されるX及びYトリガ信号で決められる走
査範囲を表わす。n×n個の交点(xi,yj)は、X,
Y,Z変位信号をサンプリングする位置を表わす。XY
走査のフィードバックエラーが無ければ、この交点位置
が試料3上でのサンプルポイントに対応するが、実際に
は走査幅に対して数%のフィードバックエラーが存在す
るので、エラー分位置がずれることになる。矩形範囲9
0内の一部を拡大表示した図3(b)に示されるよう
に、試料3上で交点(xi,yj)はクロスマークで表わ
される位置(Xij,Yij)にずれ、各クロスマークで表
わされるように測定画像が歪むことになる。
【0024】ソフト補正部22では、画像取得部12内
の記憶部に記憶された各XYトリガ信号(xi,yj)及
びXY変位信号(Xij,Yij)に対するZ変位信号Zij
を用いて、各位置(xi,yj)でのZ値zijが補間計算
される。補間計算の方法には幾つかあるが、例えばレビ
ュー・オブ・サイエンティフィック・インスツルメンツ
第62巻(1991年)第1393頁(Review of Scie
ntific Instruments 62(1991), 1393)に記載されてい
る方法が用いられる。この方法ではzij=Σ(Zk
k)/Σ(1/Rl)なる補間式を用いて各位置
(xi,yj)でのZ値zi jを補間計算する。ここで、Z
k、Rk(k=1,2,3,4)はそれぞれ位置(xi
j)に対する4つの最近接位置(Xk,Yk)(k=
1,2,3,4)でのZ変位信号、及び位置(xi
j)から各最近接位置までの距離を表す。この補間計
算によって得られた各位置(xi,yj)でのZ値zij
記憶部に記憶される。この(xi,yj)に対するZ値z
ijを用いることにより、歪みが補正された形で試料3の
表面形状を表わす画像として表示部13に表示される。
【0025】本実施の形態で画像歪みがどの程度補正さ
れているか、次の方法で確認した。画像歪みの評価方法
には、標準試料を用いてその測定結果から画像の残留歪
を評価する方法等、幾つか方法が考えられるが、ここで
は高精度位置決めステージを用いた方法で確認した。位
置決めステージではステージの位置をレーザ干渉計を用
いて検出しており、やはり0.1%以下の精度でステー
ジの位置決めが可能である。ここで一つのマーカーとし
て直径0.1μmの微小ピットが形成されているシリコ
ン基板をステージ上に固定した。位置決めステージを移
動することにより微小ピットを0.1μmピッチで碁盤
の目状に移動させ、その各位置で本実施の形態の装置構
成を用いて画像を取得し、その画像上での微小ピットの
位置から画像歪を評価した。その結果、補正前には走査
幅に対して約0.80%であった歪みが約0.09%と
ほぼ10分の1に減少していることを確認した。
【0026】図1に示した走査型プローブ顕微鏡では、
Zサーボ回路5を用いて、レバー変位検出部4で検出さ
れた撓み信号が一定になるように(探針1と試料3の間
に作用する相互作用力が一定になるように)XYZスキ
ャナ7をZ方向にフィードバック駆動し、XYZスキャ
ナ7のZ駆動信号をプローブ1と試料3との間の相互作
用検出結果として画像取得部12内の記憶部に記憶して
いる。一方、Zサーボ回路を用いない走査型プローブ顕
微鏡の構成も可能である。その場合には、XYZスキャ
ナ7のZ駆動信号に代えてレバー変位検出部4の出力
を、プローブと試料との間の相互作用を検出する検出手
段の検出結果として画像取得部12内の記憶部に記憶
し、ソフト補正部22で処理した上で試料3の表面形状
を表わす画像として表示部13に表示するように構成す
る。これは後述の実施の形態においても同様である。
【0027】〔実施の形態2〕図2は、本発明による走
査型プローブ顕微鏡の他の例を示すブロック図である。
本実施の形態では、XYZスキャナ7のZ方向の変位を
検出するためにZ変位検出部14が新たに設置される。
ここではZ変位検出部14として静電容量センサを用い
た。Z変位検出部14からのZ変位信号は画像取得部1
2へ送られ、XY信号発生部9で生成されるX及びYト
リガ信号のタイミングでX及びY変位信号と共にサンプ
リングされる。その他の部分の動作は実施の形態1と本
質的に同じであるので詳細な説明を省略する。
【0028】実施の形態1では、XYZスキャナ7のZ
駆動信号をZ変位信号としてサンプリングした。この場
合、XYZスキャナ7を構成する圧電素子の持つ履歴現
象等のために、得られる画像はZ方向に歪んだものとな
っている。本実施の形態では、Z変位検出部14で直接
XYZスキャナ7のZ変位を検出し、その検出信号をZ
変位信号としているので、X,Y方向と共にZ方向の歪
を補正した形で、試料3の表面形状を計測することがで
きる。
【0029】実施の形態1と同様な方法で測定画像の残
留歪を評価したところ、X,Y方向の歪は実施の形態1
と同様に走査幅に対して0.09%になっていた。ま
た、Z方向の評価は、寸法が既知の段差試料を測定する
ことにより行った。用いた試料の段差は103.5nm
±1.5nmである。その結果、段差の形成誤差±1.
5nm以内になっていることを確認した。ちなみに、Z
方向の歪みを補正しない場合、圧電素子の非線形性等に
起因した歪によりZ方向の測定誤差は±5nmとなって
いた。
【0030】〔実施の形態3〕図4は、本発明による走
査型プローブ顕微鏡の第3の実施の形態を示すブロック
図である。本実施の形態では、XY走査のフィードバッ
ク制御用の検出部とは別に第二X変位検出部15及び第
二Y変位検出部16を設置し、その検出信号を画像取得
部12でサンプリングする。他の部分の動作は本質的に
実施の形態1と同じなのでここでは説明を省略する。本
構成を用いても実施の形態1と同様な効果があり、XY
方向の歪を補正した形で、試料3の表面形状を計測する
ことができる。更に、Z方向の補正に関しても実施の形
態2と同様な構成を付加することにより可能である。
【0031】本実施の形態のような構成が必要な一つの
例としては、歪ゲージや静電容量センサ等を内蔵した汎
用型のスキャナを用いた場合である。このような場合、
その内蔵センサによるフィードバック補正方式では、内
蔵センサが持つ非線形性およびフィードバックエラーに
より測定精度が不十分なものになっている。従って、測
定精度を十分に向上させるためには、内蔵センサよりも
高精度なリニアエンコーダやレーザ干渉計等の別のセン
サを使ってスキャナの変位を検出して、その検出信号を
用いてソフト補正する必要がある。本実施の形態の装置
を用いて、実施の形態1と同様な方法で画像の残留歪を
評価したところ、リニアエンコーダの検出精度と同程度
に歪が減少していることが確認できた。
【0032】〔実施の形態4〕図5は、本発明による走
査型プローブ顕微鏡の第4の実施の形態を示すブロック
図である。これまでの3つの実施の形態では、探針1に
対して試料3を走査する構成を示したが、本実施の形態
ではカンチレバー2をXYZスキャナ7の駆動部に固定
して、探針1をXYZスキャナ7とは別体の試料保持部
に保持した試料3に対して走査する構成とした。他の部
分の動作は本質的に実施の形態1と同じなのでここでは
説明を省略する。本構成を用いても実施の形態1と同様
な効果があり、XY方向の歪を補正した形で、試料3の
表面形状を計測することができる。更に、Z方向の補正
に関しても実施の形態2と同様な構成を付加することに
より可能である。
【0033】以上4つの実施の形態では、探針1が試料
3に常時接触した状態で制御する計測モードの場合を示
したが、本発明は、探針1と試料3が非接触の場合、あ
るいは探針1と試料3が断続的に接触と非接触を繰り返
す場合等、他のどのような計測モードにも適用可能であ
る。
【0034】更に、本発明は、探針と試料の間の相互作
用力を利用した原子間力顕微鏡のみならず、探針と試料
の間に流れるトンネル電流を利用した走査型トンネル顕
微鏡や、磁性試料から漏洩する磁界を検出して磁気的な
情報を得る磁気力顕微鏡、探針と試料の間の静電容量を
検出する静電容量顕微鏡、探針と試料の間の静電気力を
利用した静電気力顕微鏡、あるいはプローブ先端から漏
れる近接場光を利用して試料表面の光学的な情報を得る
近接場光顕微鏡等、スキャナを用いたすべての走査型プ
ローブ顕微鏡に対して、探針による検出物理量に依存せ
ずに適用可能であることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、観察後
に変位検出手段の検出結果に基づいて試料表面の観察結
果を補正する補正手段を有しているので、フィードバッ
ク制御手段のフィードバックエラーを補正することがで
き、これによってフィードバックエラーによる画像歪み
が補正され、高速走査時においても歪みの少ない画像が
得られ、高精度な測長が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査型プローブ顕微鏡の一例を示
すブロック図。
【図2】本発明による走査型プローブ顕微鏡の他の例を
示すブロック図。
【図3】(a)はXY信号発生部で生成されるXYトリ
ガ信号により設定される見かけのサンプリング位置(x
i,yj)を示す図、(b)は試料上での実際のサンプリ
ング位置(Xij,Yij)の様子を示す図。
【図4】本発明による走査型プローブ顕微鏡の他の例を
示すブロック図。
【図5】本発明による走査型プローブ顕微鏡の他の例を
示すブロック図。
【図6】平行平板駆動機構の構成を示す図。
【図7】従来技術の構成を示す図。
【符号の説明】
1…探針、2…カンチレバー、3…試料、4…レバー変
位検出部、5…Zサーボ回路、6…Z信号設定部、7…
XYZスキャナ、8…XYサーボ回路、9…XY信号発
生部、90…走査範囲、10…X変位検出部、11…Y
変位検出部、12…画像取得部、22…ソフト補正部、
13…表示部、14…Z変位検出部、15…第二X変位
検出部、16…第二Y変位検出部、701…固定部、7
02…移動部、703…圧電素子、704,705,7
06,707…弾性変形部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を保持する試料保持部と、前記試料
    保持部に保持された試料に対向するプローブと、前記試
    料保持部あるいは前記プローブを微動させる微動手段
    と、XY走査信号発生部と、前記プローブと試料との間
    の相互作用を検出する検出手段と、前記走査信号発生部
    からの走査信号を受けて前記微動手段が前記プローブと
    試料の対向方向に平行な方向であるZ方向と直交するX
    Y方向に走査するとき前記検出手段から得られる検出結
    果に基づいて試料表面の情報を得る走査型プローブ顕微
    鏡において、 前記微動手段によってXY方向に走査される前記試料保
    持部あるいは前記プローブのXY方向の変位を検出する
    変位検出手段と、前記変位検出手段の検出結果を前記微
    動手段の制御指令値にフィードバックするサーボ制御手
    段と、前記走査信号発生部からの走査信号と前記変位検
    出手段の検出結果と前記検出手段の検出結果とを関連付
    けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容に基
    づいて前記試料表面の観察結果を補正する補正手段とを
    有することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 試料を保持する試料保持部と、前記試料
    保持部に保持された試料に対向するプローブと、前記試
    料保持部あるいは前記プローブを微動させる微動手段
    と、XY走査信号発生部と、前記プローブと試料との間
    の相互作用を検出する検出手段とを備え、前記走査信号
    発生部からの走査信号を受けて前記微動手段が前記プロ
    ーブと試料の対向方向に平行な方向であるZ方向と直交
    するXY方向に走査するとき前記検出手段から得られる
    検出結果に基づいて試料表面の情報を反映した画像を形
    成する走査型プローブ顕微鏡において、 前記微動手段によってXY方向に走査される前記試料保
    持部あるいは前記プローブのXY方向の変位を検出する
    変位検出手段と、前記変位検出手段の検出結果を前記微
    動手段の制御指令値にフィードバックするサーボ制御手
    段と、前記走査信号発生部からの走査信号と前記変位検
    出手段の検出結果と前記検出手段の検出結果とを関連付
    けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶内容に基
    づいて前記画像を補正する補正手段とを有し、前記画像
    における前記走査方向の歪が走査幅の±0.1%以下で
    あることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の走査型プローブ
    顕微鏡において、前記プローブのZ方向の変位を検出す
    るZ変位検出手段を有し、前記記憶手段は前記走査信号
    発生部から発生された走査信号と前記変位検出手段の検
    出結果と前記Z変位検出手段の検出結果とを関連付けて
    記憶することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の走査型プロー
    ブ顕微鏡において、走査方向の変位を検出する変位検出
    手段として、前記微動手段のサーボ制御用の第1の変位
    検出手段と、観察結果を補正する補正手段で用いられる
    変位を検出する第2の変位検出手段とを備えることを特
    徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の走査
    型プローブ顕微鏡において、前記微動手段は平行平板走
    査機構を有することを特徴とする走査型プローブ顕微
    鏡。
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