JP2001295827A - コイルスプリングの取付け座金およびボンネットの押上げ機構 - Google Patents

コイルスプリングの取付け座金およびボンネットの押上げ機構

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JP2001295827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の部品でありながら簡単にしっかりとコ
イルスプリングを取り付けることができる取付け座金等
を提供する。 【解決手段】 板状の金属片を折り返すことにより、コ
イルスプリング110の端部の1巻き以上を間に挿入し
得るよう上下に舌片101・102を重ねる。上方の舌
片101には、コイルスプリング110の端部111を
上記舌片101・102間に挿入するための切欠き10
4を形成する。さらに、取り付けられるコイルスプリン
グ110の中央部となる位置に、止めネジ115用の通
し穴105を、上下の舌片101・102を貫くように
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】請求項に係る発明は、コイル
スプリングの一端部を所定の部分に取り付けることを容
易にするコイルスプリングの取付け座金、および、その
取付け座金を含んで車両に設けられるボンネットの押上
げ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コイルスプリングは、物に一定向きの力
を作用させるために多用される部品である。しかし、そ
れを特定の箇所に取り付けるための手段については、広
く一般的に使える好ましいものがなく、場合に応じて取
付け方法が工夫されている。
【0003】たとえば、従来、図9のような取付け手段
が採用されることがある。コイルスプリング110’の
うち端部付近の素線表面を止め金具100’にて押さ
え、その金具100’を止めネジ115’で相手側部品
X’に固定するのである。止め金具100’には素線の
太さに応じた曲線部分が形成されていて素線を保持する
ので、図9のようにすれば、当該部品X’上にコイルス
プリング110’の一方の端部が安定的に取り付けられ
ることになる。そのほか、場合によっては、溶接または
ロウ付けによってコイルスプリングの一端部が相手側部
品に取り付けられることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9のような止め金具
100’によってコイルスプリング110’の一端部を
相手側部品X’に取り付ける場合、つぎのような課題が
ともなう。すなわち、イ ) 止め金具100’はコイルスプリング110’のう
ち短い一部を保持するにすぎないため、同様の金具10
0’を複数使用しないと、相手側部品X’上でコイルス
プリング110’の位置が多少ずれる場合がある、ロ ) 取り付けを行う作業員は、コイルスプリング11
0’と金具100’との双方をそれぞれ手に持った状態
で止めネジ115’を付ける必要があること、および上
記のように金具100’が複数必要であることに基づい
て、取り付けが容易でない。そしてそのために、組立て
コストが増す恐れがある、ハ ) コイルスプリング110’のうち短い一部分を止め
金具100’で押さえるに過ぎないため、コイルスプリ
ング110’が真っ直ぐに(つまり相手側部品X’の取
付け面と垂直に)立つとは限らない、ニ ) コイルスプリング110’を真っ直ぐに立たせるた
めには、止め金具100’を複数使用するか、または図
9のように、コイルスプリング110’の端部付近を削
って適切な傾斜面111’を形成したうえで取付け部品
100’を用いるかする必要がある。
【0005】請求項の発明はこのような課題を解決しよ
うとするもので、単一の部品でありながら簡単にしっか
りとコイルスプリングを取り付けることができる取付け
座金を提供するとともに、その取付け座金を用いて構成
される、ボンネット用の好ましい押上げ機構を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載したコイ
ルスプリングの取付け座金は、つぎのように構成したも
のである。すなわち、 ・ 板状の金属片を折り返すことにより、コイルスプリ
ングの端部1巻き以上を間に挿入し得るよう上下に舌片
を重ねる(「舌片」とは、ある程度の面積を有する、舌
のような平たい部材をいう。また、ここでいう「上」・
「下」は、金属片を折り返してできた二つの舌片を区別
するための呼び方であり、使用時の位置関係を限定する
ものではない)、 ・ 上方の舌片には、コイルスプリングの端部を上記舌
片間に挿入するための切欠きを形成する、 ・ 取り付けられるコイルスプリングの中央部となる位
置には、止めネジ(すなわち固定のためのボルト)用の
通し穴を、上下の舌片を貫くように形成する。
【0007】かかる取付け座金にはつぎのような作用が
ある。すなわち、 a) 止めネジにより相手側部品に取り付けられた状態で
は、コイルスプリングの端部を上下の舌片が挟みつける
ため、位置がずれたりしないようにコイルスプリングが
しっかりと保持され固定される。
【0008】b) 相手側部品に取り付けられる前にも、
端部の一部が舌片間に挿入されたことによってコイルス
プリングが取付け座金と一体になっているから、止めネ
ジを通し穴に通して締め付けるとき、作業員(またはそ
のはたらきをする自動機器)は、コイルスプリングか取
付け座金かのうち一方のみを持てばよい。そのほか、コ
イルスプリングの取り付けのためには上記a)のとおり取
付け座金を1個だけ使用すれば足り、コイルスプリング
の端部をこの取付け座金に挿入することは上記の切欠き
を用いて簡単に行える、といった利点もあるので、コイ
ルスプリングを相手側部品に容易に低コストで組み立て
ることができる。
【0009】c) 端部を上下の舌片が挟みつけることに
よってコイルスプリングを取り付けるので、スプリング
の端部が上下の舌片に規制されて、コイルスプリングを
容易に相手側部品の取付け面に垂直に立てて取り付ける
ことが可能である。
【0010】請求項2に記載したコイルスプリングの取
付け座金は、とくに、下方の舌片のうち上記の折り返し
部の側以外の縁部に、コイルスプリングの移動防止用の
上向き突出部を形成したことを特徴とする。
【0011】この取付け座金によれば、取り付けたコイ
ルスプリングについて、位置のずれが一層効果的に防止
される。すなわち、止めネジによりコイルスプリングの
端部付近を締め付けるとき、上記のとおり下方の舌片に
形成した上向きの突出部も、その舌片上でのコイルスプ
リングの移動を防ぐ作用をなすからである。
【0012】請求項3に記載したコイルスプリングの取
付け座金は、さらに、上記した上向き突出部に、コイル
スプリングを覆うカバーの係止(つまり引っ掛けて留め
ること)が可能な外向き突起を形成したことを特徴とす
る。
【0013】機械等に実際にコイルスプリングを配置す
る際には、コイルスプリングの外側をカバー(伸縮可能
に形成されたゴム製の筒状カバー(ゴムブーツ)など)
で覆う場合が多い。コイルスプリングの素線間に物が挟
まれたりするのを防止するためである。この請求項3の
取付け座金は、そのようなカバーを、コイルスプリング
に被せたうえ抜けないように留めておくことがきわめて
簡単である。コイルスプリングに対して先端の側(取付
け座金を装着していない側)から当該カバーを被せ、取
付け座金の側では、当該座金に形成した上記の外向き突
起にそのカバーの一部を係止しておけばよいからであ
る。
【0014】請求項4に記載したボンネットの押上げ機
構は、ボンネットの開放を容易にすべく車両に設けら
れ、全閉状態のボンネットに上向き(つまり開く向き)
の力を及ぼすものであって、上記の取付け座金にコイル
スプリングの一方の端部を取り付け、その取付け座金を
止めネジによって車体フレームに固定し(これによりコ
イルスプリングの一方の端部も固定される)、全閉にさ
れたボンネットの内側にコイルスプリングの他方の端部
を当てるものである。
【0015】上記した取付け座金を用いてコイルスプリ
ングを車体フレームに取り付けるのであるから、この押
上げ機構は車両上に簡単に配置することができる。ま
た、ボンネットが全閉になったときコイルスプリングが
縮んで上記のようにボンネットの内側に当たるようにし
ておけば、この押上げ機構は、全閉状態のボンネットに
対してつねに上向きの力を及ぼし、ボンネットの開放を
容易にする。すなわち、全閉にされたボンネットを開く
とき、全閉状態の維持を解除するだけで、この押上げ機
構がコイルスプリングの作用によりボンネットを幾分か
上に押し上げる。こうして幾分かでもボンネットが上に
変位すると、自然に元の全閉状態に戻ることがなくなる
うえ、ボンネットをつかんで全開にする操作を運転者等
が容易に行えるようになる。
【0016】詳述すると、たとえば、全閉にされたボン
ネットに自動的に係合して(つまり引っ掛かって)その
全閉状態を保持する全閉保持部材や、運転席から操作さ
れることにより全閉保持部材を変位させて全閉状態を解
除できる操作部材とともにこの押上げ機構を車両内に設
けると、その車両にはつぎのような機能が備わる。すな
わち、まずボンネットを閉じたうえ上記押上げ機構のス
プリング力に抗してボンネットを押さえれば、上記の全
閉保持部材にボンネットが自動的に係合して全閉状態が
保たれるようになり、走行中もボンネットが閉じた状態
に保持される。一方、そのボンネットを開くときには、
上記の操作部材を運転席から操作して全閉保持部材を変
位させれば、それとボンネットとの係合状態が解かれる
とともに押上げ機構から上向きのスプリング力が作用し
て、ボンネットが上に変位する。こうなると、操作部材
を元に戻してもそれだけでは再び係合状態に戻ることが
ないので、運転者等がボンネットを操作することにより
それを容易に開くことができる。なお、この発明による
と、上記のような作用をするボンネット押上げ機構が、
ボンネットおよびその関連部分の構成を複雑化または高
コスト化することなく実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施についての一形態を図
1に示す。図1(a)は、取り付け前のコイルスプリン
グ110と取付け座金100とを示す側面図であり、同
(b)は、相手側部品Xに取り付けられた状態のコイル
スプリング110等を示す側面図、また同(c)は同
(b)の平面図である。
【0018】取付け座金100は、コイルスプリング1
10の一端111の付近を簡単な手順でしっかりと部品
X上に取り付けることを目的として構成したものであ
る。その製造は、厚さ約1mmの鋼板(冷間圧延鋼板、
JIS−SPCC)を原材料とし、プレス機械等によっ
て鋼片(金属片)に打ち抜き、さらに各鋼片に曲げ加工
を施すことにより行っている。座金100は、幅(図1
(c)上で縦方向に表れる寸法)が25mm前後、長さ
(図1(c)上で横方向の寸法)が30mm前後、高さ
(図1(a)上で縦方向の寸法)が5mm前後の部品で
あり、その具体的な形状はつぎのとおりである。
【0019】イ) 曲げ加工にて上記の鋼片を折り返すこ
とにより、上下(図1(a)上で上下に相当する方向)
に舌片101・102を重ねている。図中の符号103
はその加工のための折返し部であり、曲げ加工時および
使用時に応力が集中しないよう、そこには大きめ(約2
mm)の曲げ半径を与えている。上下の舌片101・1
02は、図示および後記のように形が同一なわけではな
いが、その大きさは似かよっている。両舌片101・1
02の間には2mm前後の隙間を設け、線径が約2mm
あるコイルスプリング110の端部111付近を両者間
に挿入できるようにしている。その挿入を容易にするた
めに上方の舌片101には、図1(a)のとおり、折返
し部103から遠ざかるに連れて下方の舌片102との
隙間が増すような傾き(約2°)を付けている。これら
によって上下の舌片101・102間には、人の手作業
により、コイルスプリング110の端部111から1巻
きと少々(図1(c)のように450°前後)を無理な
く挿入することができる。なお、図1(c)のスプリン
グ110は、分かりやすくするために上下間で位置をず
らして示している。
【0020】ロ) 図1(c)のように、上方の舌片10
1には、コイルスプリング110の端部111を上記の
とおり舌片101・102間に挿入するための切欠き1
04を形成している。巻き方向が同一のコイルスプリン
グ110ばかりを取り付けるためなら切欠き104は一
箇所のみに形成すれば足りるが、この例では、逆巻きの
コイルスプリングも取り付け可能とし、また対称性によ
る外観上の利点をも考慮して、対称な2箇所に切欠き1
04を形成している。
【0021】ハ) 止めネジ115によって座金100を
相手側部品X上に固定できるよう、止めネジ115用の
通し穴105を、舌片101・102間を貫く形で形成
している。通し穴105の位置は、舌片101・102
間にコイルスプリング110の端部111付近が正しく
挿入されたとき、そのコイルスプリング110の中心線
に一致(またはほぼ一致)する。
【0022】ニ) 下方の舌片102のうち、折返し部1
03の側以外の三方の縁部には、プレスによる曲げ加工
によって上向きの突出部106を形成している。通し穴
105の中心から各突出部106までは、ほぼコイルス
プリング110の外径(半径)に等しい距離だけ離して
いる。それら突出部106は、図1(a)のように舌片
101の平坦な面とは直角に舌片102の側へ突出させ
ているので、コイルスプリング110が移動して舌片1
01・102間から外れることを十分に防止できる。
【0023】ホ) 下方の舌片102における上記の上向
き突出部106の先端には、やはりプレス加工によっ
て、外向き突起107をそれぞれ形成している。コイル
スプリング110が伸縮することに基づき、その外側に
は、先端の側(図1(a)・(b)における上方)から
ゴム等でできた伸縮性のある筒状カバーが被せられるこ
とが多い(図示省略。図5・図6を参照)。そのような
カバーの一部(座金100に近い端部の付近)をこの外
向き突起107に引っ掛けて止めることにより、コイル
スプリング110から当該カバーが抜け出ないようにす
るのである。
【0024】このような取付け座金100を用いること
により、コイルスプリング110を相手側部品Xに取り
付ける作業は以下のようにして実施できる。なお、本例
の場合、コイルスプリング110としては、図1(a)
のように端部111は素線のままであり、端面をスプリ
ング110の軸心に対して直角にする機械加工は施され
ていない(したがって素線に傾斜面等が形成されてはい
ない)。
【0025】1) 図1(a)のように、コイルスプリン
グ110の端部111を取付け座金100に近づけ、そ
の切欠き104(図1(c))に当てる。
【0026】2) コイルスプリング110を座金100
に押し付けながら右向きに回転させることにより、図1
(b)・(c)のように端部111から1巻き以上を舌
片101・102間に挿入する。これにより、コイルス
プリング110の端部111付近の約450°は舌片1
01・102の弾性力によって挟み付けられ、素線間お
よび素線と舌片101・102とが図1(b)のように
密着状態になり、座金100とスプリング110との関
係は、力をかけて上記と逆向きに相対回転させない限り
分離されない一体的な状態になる。下方の舌片102の
周囲3箇所には上向きの突出部106があるため、座金
100上におけるコイルスプリング110の位置は半径
方向(図1(c)の上下左右)にもずれることはない。
コイルスプリング110のうち端部111付近の1巻き
以上の部分が上下の舌片101・102に挟みつけられ
規制されるため、座金100の接地面(舌片102の下
面)に対してほとんど垂直にコイルスプリング110を
立てられることになる。
【0027】3) 上記のように一体にした取付け座金1
00とコイルスプリング110との双方を、止めネジ1
15によって相手側部品X上に取り付ける。すなわち、
座金100の通し穴105に止めネジ115を通してそ
の先を相手側部品Xのネジ穴Xaに入れ、コイルスプリ
ング110の側からドライバー等を差し入れてそのネジ
115を締め回す。ネジ115には図1(b)のよう
に、テーパのついたライナ116を付けるのが好まし
い。使用する座金100とその止めネジ115の数はそ
れぞれ僅かに1個であるが、当該ネジ115を締め付け
れば、部品X上で座金100が固定されるとともに、座
金100中の舌片101・102間に強く挟まれてコイ
ルスプリング110の位置も不動の状態になる。
【0028】4) コイルスプリング110に伸縮性のカ
バーを装着する場合には、止めネジ115を締め付けた
のちに上方(座金100のない側)から当該カバーを被
せ、その下端付近を、上記のように座金100の外向き
突起107に引っ掛けて止めるとよい(図6を参照)。
【0029】つづいて図2〜図8に、車両用ボンネット
に応用した場合の発明の実施形態を紹介する。図2は、
四輪型の作業用車両を全体的に示す斜視図であり、図3
はその車両のボンネット30等を示す側面図である。図
4・図5のそれぞれは、図3におけるIV部およびV部の
拡大詳細図、図6は、図5におけるVI部の詳細図であ
る。図7・図8のそれぞれは、図3に示したボンネット
30等についての平面図および正面図である(閉じたボ
ンネット30について外形を示しながら、その内部を透
視して示している)。なお、以下で説明に用いる「左」
「右」「前」「後」等の語句のうち特記していないもの
は作業用車両の進行方向におけるものをいう。また「左
右」「前後」「鉛直」「水平」等は、厳密な意味での左
右等ではなく概ねの方向を示す。
【0030】図2のように、この作業用車両は、鉄鋼製
の車体フレーム10に前輪2・後輪3の各2輪(合計4
輪)と、運転席4、荷台5などを備えていて、荷台5の
下に配置した走行駆動手段(エンジン等。図示せず)に
より後輪3(または前輪2と後輪3との全輪)を駆動す
ることによって走行する。不整地での走行を行いやすい
ように各車輪には幅の広いタイヤを装着している。運転
席4の前部にフロントガラスは有していない。
【0031】図2・図3に示すように、前輪2の上方に
は開閉可能なボンネット30が設けられ、その下に小荷
物の収納ケース51が配置されている。ボンネット30
の後方には運転席4が、さらにその後方に荷台5が設け
られている。荷台5は運転席4の後部に近接した位置か
ら後輪3の上方を後方に向かって延設されている。そし
てキャビンフレーム20が車体フレーム10の前部から
ボンネット30の側方を通り運転席4をおおうように後
方に延び、運転席4の後部で荷台5の前部に達するよう
に設けられている。図示の作業用車両は、ボンネット3
0や収納ケース51〜53等の配置、およびそれに関わ
るキャビンフレーム20取り付け方等に特徴を有してい
る。以下、その特徴的な事項を説明する。
【0032】まずキャビンフレーム20については、前
方部分21を図2のように、正面から見た形状が門形に
なるように鉄鋼製パイプにより形成している。
【0033】前方部分21の下端部には鉛直の接合面を
有する継手23を一体化し、その接合面を車体フレーム
10(図3に示す四角形断面の棒状部材11)の左右の
接合面に重ねたうえ、左右方向に軸心を向けたボルトに
よって結合している。このような結合形態をとれば、そ
れによってボンネット30の左右幅(開閉可能な部分の
車体幅方向への寸法)を大きくできる。なお、キャビン
フレーム20のうち後方部分22の下部は、継手26を
介して車体フレーム10と結合している。
【0034】開閉式のボンネット30は、図2のよう
に、運転席4の前方でキャビンフレーム20の前方部分
21に左右をはさまれた部分に設けている。この作業用
車両では、図3のとおりダッシュボード4aよりも前方
の位置に上部を開口させて小荷物収納ケース51を配置
しており、ボンネット30は、その収納ケース51を覆
うものである。収納ケース51は上部前面に開口を有す
るプラスチック(ポリエチレン)製のもので、ボンネッ
ト30を閉じたとき、上縁部のパッキン51aとボンネ
ット本体31の下面との間で密閉される(図5参照)。
なお、この作業用車両では図3のように、上記収納ケー
ス51とともに収納ケース52・53をも車体前部に設
置している。これらのケース52・53は、ダッシュボ
ード4aの左右において後ろ向き上部に開口を有し、や
はりプラスチック(ポリエチレン)製でありケース51
とともに小荷物類を収納できる。ケース51を含めた3
つの収納ケース51〜53は、相互に接合し、安定した
集合体として車体前部に固定している。すなわち、ケー
ス51の底面とケース52・53の各上面とは図3・図
7のように留め具51cにより接合して一体化し、ケー
ス51の底部をボルト51bによって角パイプ11(車
体フレーム10)に固定するとともに、ケース52・5
3において図7のように後方上部の各左右にあるフラン
ジ52a・53aをボルト52b・53bにて車体フレ
ーム10に固定している。
【0035】ボンネット30のうち、支持や開閉のため
の構造部分を除くボンネット本体31については、前後
方向には図3のように運転席4の前部のダッシュボード
4aの上部から車体最前部に及ぶ寸法をもたせ、左右に
は、図2のように左右の縁部がキャビンフレーム20の
前方部分21の直ぐ内側(つまり下部の継手23におけ
る接合面23aの上方)に位置するようにして全幅を車
体の全幅に近づけている。なお、図2等に表れるボンネ
ット本体31やフェンダー60、およびヘッドランプグ
リル65は、いずれもプラスチック(ポリエチレン)製
である。
【0036】ボンネット30の一部であってボンネット
本体31を支持する構造としては、図3・図4等に示す
ように支持部材14や支持アーム32などを設けてい
る。支持部材14は、車体の最前部付近において車体フ
レーム10中の前記棒状部材11と一体的に設けた鉄製
フレームである。また支持アーム32は、円形断面の鉄
棒を曲げ加工して形成したもので、車体の幅方向に延び
た旋回中心部32aと、ボンネット本体31の前後方向
に延びた旋回移動部32bとを図7・図8のように左右
対称に一連に備える屈曲棒である。このアーム32のう
ち旋回中心部32aを、図4のように支持部材14によ
って回転可能に支持させるとともに、旋回移動部32b
の上に、溶接でアーム32に一体化したブラケット32
cとボルト等(図示せず)を用いてボンネット本体31
を固定している。これによりボンネット本体31は、支
持部材14上にある旋回中心部32aを中心とし、後ろ
側、すなわち運転席4に近い側を大きく開く形で開閉す
ることができる。とくに、旋回中心部32aと旋回移動
部32bとの間には適切な距離(旋回半径。この例では
最小で約50mm)と角度とをもたせたので、開閉の際
のボンネット本体31は、車体フレーム10やヘッドラ
ンプグリル65などに接触しない適切な軌道を描いて前
方上部へ旋回移動する。
【0037】開いたボンネット本体31を安定的に全開
状態に保つための手段として、図3・図4等に示すとお
り一組の組リンク34を使用している。組リンク34は
図4のように、ボンネット本体31に一体化したブラケ
ット35と、車体フレーム10の一部である前記棒状部
材11上に一体的に固定された支持部材15にさらに一
体化したブラケット38との間を、2本のリンク36・
37および3個のピンpによって連結したものである。
ただし、ブラケット35とリンク36との間には、リン
ク36に対して図4上で常に左回りの回転力を与えるス
プリング36aを取り付けている。またリンク36のう
ちリンク37寄りの先端部には、リンク36・37間が
上縁側において180°をわずかに越えた所定角度(本
例では約195°)以上に開かないよう制限するための
ストッパー36bを一体化している。このストッパー3
6bがあるために、リンク36・37間は、上縁側が上
記一定角度を越えるようには角度変位することができな
い。したがってこの組リンク34は、ボンネット本体3
1を閉じているとき屈曲状態(図4に仮想線で示すよう
にリンク36・37間が屈曲した状態)にあるものの、
ボンネット本体31を全開にするときには、当該屈曲状
態から直線的な伸長状態(リンク36・37間が180
°に開いた状態)にまで伸び、さらにスプリング36a
の作用によりその伸長状態を越えて角度変位をし、スト
ッパー36bが定める上記の所定角度にまで変位するこ
とになる。
【0038】このような組リンク34によって車体フレ
ーム10と連結されたボンネット本体31は、一旦全開
状態にされると、風などによる外力を受けても開度がほ
とんど変化しない。その理由はつぎのとおりである。ま
ず、図4のように全開になった状態(実線で示すもの)
からボンネット本体31をさらに開く向き(図の左向
き)に外力が作用したとする。その外力が弱い場合に
は、スプリング36aの力とストッパー36bの作用と
によってリンク36・37間は上記の所定角度(約19
5°)に保たれる。その外力が強ければ、当該スプリン
グ36aの力に抗してリンク36・37間を開き、直線
的な伸長状態に変位させることになるが、その間のリン
ク36・37間の変位は本例の場合約15°(=195
°−180°)とわずかであるため、ボンネット本体3
1の角度変位はきわめて小さい(5°前後にとどま
る)。本例の場合所定角度を約195°としたが、実用
性を考え、180°以上の所定角度とすればよい。また
逆に、風などによってボンネット本体31を閉じる向き
(図の右向き)に外力が作用したときは、直線的な伸長
状態を越えた変位状態にあるリンク36・37間が上縁
側の角度(図では約195°をなすもの)を増す向きに
屈曲しようとするものの、ストッパー36bにて変位を
止められるため全開状態に保持される。
【0039】以上のように安定的に全開状態に保たれる
ボンネット本体31は、一旦全開にすると、それを押し
たり引いたりするだけでは閉じることができない。リン
ク36のストッパー36bは、操作しやすいように水平
に張り出した形状にしている(図7参照)ので、それを
運転者等が下向きに押してリンク36・37間を下向き
に屈曲させ(つまり上縁側の角度を180°未満に
し)、そのうえでボンネット本体31を閉じる。リンク
36・37間を下向きに屈曲させたうえで本体31を右
下方に動かすなら、リンク36・37が元の状態(仮想
線の状態)に近づく向きに屈曲しながら、本体31が円
滑に閉じられる。
【0040】全閉にしたボンネット本体31をその状態
に保持するためには、図5に示すように、本体31の内
側にフック41を取り付けるとともに、車体フレーム1
0の一部に全閉保持部材42を設けている。その部材4
2は、車体フレーム10の一部に支持された支軸42b
を中心に前後に揺動し得るもので、フック41に引っ掛
かる係合ロッド42aを備えている。下向きの力をかけ
てボンネット本体31を全閉にすると、フック41は、
下方の斜辺41aによりロッド42aを押して上記部材
42を一旦揺動させたうえ、図示のようにロッド42a
と係合する。全閉保持部材42は、図8に示すスプリン
グ42cによって図5の左回りに力を受けているため、
上記の係合状態が安定的に持続され、したがって走行中
の振動等によってボンネット30が開くことがない。
【0041】全閉状態に保持されたボンネット本体31
を開くためには、ダッシュボード4aに取り付けたレバ
ー48と連結棒49とを含む操作部材47、および、コ
イルスプリング45などを含む押上げ機構43を設けて
いる。レバー48は、支軸48aを中心に回転し得るよ
うダッシュボード4a上に取り付けたもの。連結棒49
は、そのレバー48の上部と全閉保持部材42の係合ロ
ッド42aとを連結したものである。押上げ機構43
は、車体フレーム10の一部に固定する取付け座金44
の上部にコイルスプリング45の下端部を取り付けて、
全体をゴム製カバー46により覆ったものである。ボン
ネット30が全閉の状態では、本体31の下面に押上げ
機構43の上端が押し当てられて上向きの力を作用させ
る。その状態で運転席4(図2・図3)から運転者等が
レバー48の下部を押す操作をすれば、レバー48が図
5において右回りに回転して連結棒49を引き、その連
結棒49が全閉保持部材42を右回りに揺動させる。部
材42が右回りに揺動するとロッド42aとフック41
との係合が外れ、ボンネット30の本体31が押上げ機
構43の作用で数センチだけ上方へ移動する。その時点
では、レバー48から手を離したとしてもフック41が
再び部材42のロッド42aと係合することはあり得な
いから、運転者等が本体31を上向きに動かすことによ
りボンネット30を開くことができる。
【0042】図2のように運転席4の周囲にはキャビン
フレーム20を設けているものの、前部が開放されてい
るので、この作業用車両では、図3等のレバー48を操
作することに続くボンネット本体31の開閉も、運転者
等が運転席4から行うことができる。すなわち、上記の
ようにしてボンネット本体31を上方へ数センチ移動し
たのち、運転席4から手を伸ばし、その本体31の縁部
をつかんで前方上部へ移動すれば、図3に実線で示すよ
うにボンネット本体31を全開にすることができる。そ
の後、収納ケース51に対して小荷物類を出し入れし、
さらに再びリンク36のストッパー36b(図4または
図7)を押しながら本体31を引き下げて全閉にする、
といった操作も運転席4内から運転者等が行える。本例
の作業用車両の場合、ボンネット30は、運転席4の前
部のダッシュボード4aに隣接して前方に配置し、さら
に、車体幅の方向への寸法を拡大し前後方向への寸法を
短くしたので、全開状態の本体31やリンク36にも運
転席4から手を伸ばすことが可能なのである。以上によ
り、この作業用車両では、ボンネット30の開閉と収納
ケース51に対する小荷物類の出し入れとのすべてを運
転席4にいながら行うことができ、そのために運転者等
が降車する必要がない。したがってこの作業用車両にお
いては、実施予定の本来の作業を能率的に進めることが
できるといえる。
【0043】ボンネット30(本体31)の開閉を容易
にする図5の押上げ機構43は、上記のとおり、ボンネ
ット本体31の下面に上向きの力を及ぼすコイルスプリ
ング45の下端部を取付け座金44を介して車体フレー
ム10の一部に取り付けたものである。押上げ機構43
中に使用したその座金44は、図1に示した取付け座金
100と同様に構成したもので、図6に基づいて下記イ)
〜ホ)のように説明される。
【0044】イ) 折返し部44cを中心として曲げ加工
することにより鋼片を折り返し、上下に舌片44a・4
4bを重ねたものである。舌片44a・44bの各形状
や相互間およびコイルスプリング45との関係は、図1
の座金100における舌片101・102におけるもの
と同じである。
【0045】ロ) 上方の舌片44aには、コイルスプリ
ング45の端部を舌片44a・44b間に挿入するため
の切欠き(図示省略)を形成している。
【0046】ハ) 舌片44a・44b間を貫く形で止め
ネジ45e用の通し穴44eを形成し、ここに通す止め
ネジ45eによって座金44を車体フレーム10に固定
できるようにしている。通し穴44eの位置は、舌片1
01・102間に挿入されたコイルスプリング110の
中心線に合わせている。
【0047】ニ) 下方の舌片44bのうち折返し部10
3の側を除く三方の縁部には、上向きの突出部44fを
形成している。このように突出部44fがあるために、
コイルスプリング45が移動して舌片44a・44b間
から外れることが一層確実に防止される。
【0048】ホ) 下方の舌片44bにおける上向き突出
部44fの各先端に外向き突起44gを形成し、それら
を、コイルスプリング45に被せたゴム製カバー46の
係止用に使用している。
【0049】このような座金44を含むものであるか
ら、押上げ機構43は、その主要部品であるコイルスプ
リング45を簡単かつ適切に車体フレーム10上に取り
付けることができる。すなわち、端部付近に特殊な処理
を施していないコイルスプリング45を、わずか1個の
座金44と止めネジ45eとを使用して簡単な作業によ
り、車体フレーム10の取付け面に対して垂直に、しか
も前後左右に位置がずれないようしっかりと取り付ける
ことが可能である。なお、その取り付けのための作業
は、図1のコイルスプリング110を、座金100を利
用して相手側部品Xに取り付ける場合と同様の手順(前
記1)〜4)を参照)により行える。
【0050】図1の取付け座金100は、通し穴105
を上下の舌片101・102を貫く形で形成し、スプリ
ング110と座金100とを同時に一個の止めネジ11
5で相手側部品に取り付けるようにしたが、スプリング
と取付け座金とを止めネジで固定するとともに、取付け
座金に相手側部品への取付け部を別に設けることによ
り、取付け座金を相手側部品に組み付けるようにしても
よい。また、場合によっては、スプリングと取付け座金
は上下の舌片の弾性力で固定するようにし、それによっ
て止めネジを省くことも可能である。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載したコイルスプリングの
取付け座金には、つぎのような効果がある。すなわち、 a) 止めネジにより相手側部品に取り付けられた状態で
は、位置がずれたりしないようにコイルスプリングがし
っかりと保持され固定される。
【0052】b) コイルスプリングの端部を舌片間に挿
入することが容易であること、そのように挿入した状態
では相手側部品に取り付ける前にもコイルスプリングが
取付け座金と一体になっていること、および、座金と止
めネジとを各1個だけ使用すれば足りること等に基づい
て、コイルスプリングを相手側部品へ容易に低コストで
組み付けられる。
【0053】c) コイルスプリングの端部が上下の舌片
に拘束されるので、相手側部品の取付け面に対しコイル
スプリングを垂直に立てて取り付けることが容易であ
る。
【0054】請求項2に記載したコイルスプリングの取
付け座金によれば、取り付けたコイルスプリングについ
て、位置のずれが一層効果的に防止される。
【0055】請求項3に記載したコイルスプリングの取
付け座金では、さらに、コイルスプリングの外側を覆う
カバーを、コイルスプリングに被せたうえ抜けないよう
に留めておくことがきわめて簡単である。
【0056】請求項4に記載したボンネットの押上げ機
構は、ボンネットの開放を容易にすべく車両に設けられ
るものであるが、上記の取付け座金を用いるために、車
両上に簡単に配置される。ボンネットおよびその関連部
分の構成が複雑化または高コスト化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態を示す図であって、図1(a)
は、取り付け前のコイルスプリング110と取付け座金
100とを示す側面図、同(b)は、相手側部品Xに取
り付けられた状態のコイルスプリング110等を示す側
面図、また同(c)は、同(b)の平面図である。
【図2】発明の実施部分を含む作業用車両を全体的に示
す斜視図である。
【図3】図2の作業用車両についてボンネット30とそ
の内部を示す側面図(一部は断面図)である。
【図4】図3におけるIV部の拡大詳細図であって、ボン
ネット30の支持アーム32等を示す側面図である。
【図5】図3におけるV部の拡大詳細図であって、ボン
ネット30の押上げ機構43などを示す側面図である。
【図6】図5におけるVI部の拡大詳細図であって、上記
押上げ機構43中の取付け座金44などを示す。
【図7】作業用車両のボンネット30とその内部を示す
平面図で、図3におけるVII−VII矢視図である。閉じた
状態のボンネット30について外形を示しながら、それ
を透視した内部を図示している。
【図8】作業用車両のボンネット30とその内部を示す
正面図で、図3におけるVIII−VIII矢視図である。閉じ
た状態のボンネット30について、外形を示しながら、
それを透視した内部を図示している。
【図9】コイルスプリングの従来の取り付け状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
10 車体フレーム 20 キャビンフレーム 30 ボンネット 42 全閉保持部材 43 押上げ機構 44・100 取付け座金 44a・44b・101・102 舌片 44c・103 折返し部 104 切欠き 44e・105 通し穴 44f・106 上向き突出部 44g・107 外向き突起 45・110 コイルスプリング 45e・115 止めネジ 46 カバー 47 操作部材 51 小荷物収納ケース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の金属片が折り返されることによ
    り、コイルスプリングの端部1巻き以上が間に挿入され
    得るよう上下に舌片が重ねられ、 上方の舌片には、コイルスプリングの端部を上記舌片間
    に挿入するための切欠きが形成され、 取り付けられたコイルスプリングの中央部となる位置
    で、止めネジ用の通し穴が上下の舌片を貫いて形成され
    ていることを特徴とするコイルスプリングの取付け座
    金。
  2. 【請求項2】 下方の舌片のうち上記の折り返し部の側
    以外の縁部に、コイルスプリングの移動防止用の上向き
    突出部が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のコイルスプリングの取付け座金。
  3. 【請求項3】 上記の上向き突出部に、コイルスプリン
    グを覆うカバーの係止が可能な外向き突起が形成されて
    いることを特徴とする請求項2に記載のコイルスプリン
    グの取付け座金。
  4. 【請求項4】 ボンネットの開放を容易にすべく車両に
    設けられ、全閉状態のボンネットに上向きの力を及ぼす
    ボンネットの押上げ機構であって、 請求項1〜3のいずれかに記載された取付け座金にコイ
    ルスプリングの一方の端部が取り付けられ、その取付け
    座金が止めネジによって車体フレームに固定され、全閉
    にされたボンネットの内側にコイルスプリングの他方の
    端部が当てられることを特徴とするボンネットの押上げ
    機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198406A (ja) * 2006-01-23 2007-08-09 Kurashiki Kako Co Ltd スプリングシートラバー
JP2008056096A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両の開閉体リフト装置
JP2008056094A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 圧縮コイルスプリング組付構造及び車両用フードリフト装置

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