JP2001295579A - 土被りの浅いトンネルの構築方法 - Google Patents
土被りの浅いトンネルの構築方法Info
- Publication number
- JP2001295579A JP2001295579A JP2000116672A JP2000116672A JP2001295579A JP 2001295579 A JP2001295579 A JP 2001295579A JP 2000116672 A JP2000116672 A JP 2000116672A JP 2000116672 A JP2000116672 A JP 2000116672A JP 2001295579 A JP2001295579 A JP 2001295579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excavator
- outer shell
- tunnel
- filler
- shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
いは土被りの急変する位置にトンネル5を構築すること
ができる、土被りの浅いトンネル5の構築方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】掘進機1の掘進予定位置に、掘進機1の形
状よりも内寸法が大きい外殻2を設置する。この外殻2
の内部を充填材4で充填する。掘進機1を、この外殻2
の一方から挿入し、外殻2の内部の充填材4中を掘進し
て行う。
Description
ルの構築方法に関するものである。
あるいはきわめて浅いトンネルをシールド工法、あるい
は推進工法によって構築する場合がある。
方法では、掘進機の掘削時の移動によって、あるいは泥
水圧によって地盤の土砂が憤発する可能性があった。ま
た、土被りが浅い位置から、通常の土被りの位置まで掘
進機を掘進する場合に、土被りの急変する位置では掘進
機の操作や推進の操作には多大な熟練を要した。
ためになされたもので、通常の操作によって、土被りの
浅い位置、あるいは土被りの急変する位置にトンネルを
構築することができる、土被りの浅いトンネルの構築方
法を提供することを目的とする。
するために本発明の土被りの浅いトンネルの構築方法
は、掘進機を前進させ、後方にトンネルを構築するトン
ネルの構築方法において、掘進機の掘進予定位置に、掘
進機の形状よりも内寸法が大きい外殻を設置し、この外
殻の内部を充填材で充填し、掘進機を、この外殻の一方
から挿入し、外殻の内部の充填材中を掘進して行う、土
被りの浅いトンネルの構築方法である。
実施例を説明する。
工法に使用するシールド掘進機1、あるいは推進工法に
使用する掘進機1を採用することができる。シールド工
法ではシールド掘進機1の内部でセグメントを組み立て
てトンネル5を構成し、このトンネル5に反力を得て掘
進機1の推進を行う。推進工法では最後尾においてトン
ネル5のピースを追加しつつ、推進力を与えて掘進機1
を前進させてトンネル5を構築する。
進させる。そのための外殻2は、掘進機1の形状よりも
内寸法が大きい円筒、矩形筒などの筒体で構成する。外
殻2を構成する材料は、鋼材、コンクリートだけでな
く、軟らかいシート状のものを採用することができる。
掘進機1が円筒状であれば外殻2の断面形状も円筒とな
る。掘進機1が矩形であれば外殻2の断面形状も矩形と
なる。外殻2内を掘進する掘進機1の掘進にともなって
外殻2には外向きの圧力が発生するが、外殻2を円筒状
に形成した場合にはフープテンションを有効に利用する
ことができる。外殻2を鋼材、コンクリートなどで構成
した場合には両端は開口状態である。
は、図4に示すように、内部の充填材4を充填して膨ら
ませて所定の形状の外殻2を形成することができる。そ
の場合には外殻内に充填材を閉じ込める必要があるか
ら、外殻の先端は蓋板21で閉じておく。この蓋板21
は掘進機1で掘削可能な材料によって構成するか、ある
いは蓋板21を掘削可能なカッターを備えた掘進機1を
採用する。
置する。外殻2を水底などの地盤の上に直接設置するこ
ともできる。あるいは外殻2を、その一端を地上に、他
端を水底に向けて設置することもできる。その場合には
外殻2を、その先端が水底に到達するまで、地上から押
し出し工法と同様にジャッキなどで押し出して設置する
ことができる。
掘削し、この溝3内に前記した外殻2を設置することも
できる。あるいは人工的に盛土を行い、その内部に溝3
を形成し、その溝3内に外殻を設置することもできる。
えば砂などを使用することができる。あるいは充填材4
としてセメント系材料を混合した土砂を使用することも
できる。外殻2を柔軟性のある材料で構成した場合に
は、図5で示すように内部に充填材4を充填することに
よって膨張させて外殻2の形状を形成することができ
る。このような柔軟性のある材料で外殻2を構成した場
合には、その取り扱いは剛体の外殻2より容易である。
水中部などにおいては、外殻2の内部の液体を、薬品な
どを添加してゲル化させ、もしくは固化させることもで
きる。
を埋め戻す。溝3の内部に設置せず、水底などの地盤上
に設置した場合でも、外殻2の周囲を土砂で埋め戻す工
法を採用することもできる。
掘進機1を掘進させて挿入する。掘進機1は、外殻2の
内部の充填材4中を掘進し、その後方にはトンネル5が
形成される。
3) こうして外殻2の内部の充填材4中を掘進した掘進機1
は、外殻2の他方から抜け出す。蓋板21で閉塞してあ
る場合にはカッターで切断して行う。外殻2の先端が、
土被りの厚い地盤内に向けて設置してある場合には、土
被りがゼロか浅い位置を掘進した掘進機1は外殻2内か
ら抜け出して、土被りの充分な地盤に向けて発進するこ
とになる。
4) 外殻2を土被り厚い地盤を掘進してきた掘進機1は、土
被りがゼロ、あるいは土被りの浅い位置に設置した外殻
2の内部へ進入する。その場合に蓋板21をカッターで
切断して充填材の中を掘進し、外殻2の他方から抜け出
す。
ような効果を達成することができる。 <イ>従来の構築方法では、土被りの浅い位置で掘進さ
せると、前記したように土被り土砂を憤発する危険性が
あった。しかし本発明の方法では、掘進機1は外殻2の
内部を掘進しながら前進するので、外部へ憤発する危険
性はなく安全に土被りの浅いトンネル5、土被りがゼロ
のトンネル5を構築することができる。 <ロ>外殻2を埋め戻す場合でも、外殻2の内部は充填
材4で充填してある。この充填材4によって埋め戻し土
砂の土圧に対抗することができるから、外殻2自体の強
度を大きくする必要が無く、簡易で安価な構造の外殻2
を利用して施工することができる。特に外殻2の断面が
円形である場合には充填材4を中詰めする際に生じる引
張力に抵抗できるだけで充分であるから、きわめて簡易
な構造の外殻2で施工することができる。 <ハ>外殻2を陸上部から水底に向けて設置しておけ
ば、陸上部から連続してトンネル5を構築することがで
き、特別な発進立坑を設ける必要がなくなるから、きわ
めて経済的である。 <ニ>外殻2を水底部から陸上部に向けて設置しておけ
ば、水底部から陸上部でかつ土被りのない部分(地上
部)までトンネルを構築することができ、特別な到達立
坑を設けたり、到達部における特殊な工事を行う必要が
ない。 <ホ>従来特に施工が複雑であった、土被りの急変部の
施工を、連続して簡単に行うことができる。 <ヘ>外殻2の重量、強度を大きくすれば、外部の埋め
戻しを省略することができ、かつ投錨、走錨に対しても
安全に対処することができる。 <ト>外殻2を柔軟性のある材料で構成し、内部に充填
材を充填することによって膨張させて外殻2を形成する
方法を採用すれば、外殻の取り扱いがきわめて容易であ
る。
場合の説明図。
実施例の説明図。
る場合の説明図。
Claims (4)
- 【請求項1】掘進機を前進させ、後方にトンネルを構築
するトンネルの構築方法において、 掘進機の掘進予定位置に、 掘進機の形状よりも内寸法が大きい外殻を設置し、 この外殻の内部を充填材で充填し、 掘進機を、この外殻の一方から挿入し、 外殻の内部の充填材中を掘進して行う、 土被りの浅いトンネルの構築方法。 - 【請求項2】掘進機を前進させ、後方にトンネルを構築
するトンネルの構築方法において、 掘進機の掘進予定位置に、 掘進機の形状よりも内寸法が大きい外殻を設置し、 この外殻の内部を充填材で充填し、 掘進機を、この外殻の一方から挿入し、 外殻の内部の充填材中を掘進して、外殻の他方から土被
りの充分な地盤内に向けて掘進機を発進させる、 土被りの浅いトンネルの構築方法。 - 【請求項3】掘進機を前進させ、後方にトンネルを構築
するトンネルの構築方法において、 掘進機の掘進予定位置に、 溝を掘削し、 この溝内に掘進機の形状よりも内寸法が大きい外殻を設
置し、 この外殻の内部を充填材で充填し、 外殻の外側を埋め戻し、 掘進機を、この外殻の一方から挿入し、 外殻の内部の充填材中を掘進して、外殻の他方から土被
りの充分な地盤内に向けて掘進機を発進させる、 土被りの浅いトンネルの構築方法。 - 【請求項4】掘進機を前進させ、後方にトンネルを構築
するトンネルの構築方法において、 掘進機の掘進予定位置でかつ土被りがゼロ、または土被
りの浅い位置に、 掘進機の形状よりも内寸法が大きい外殻を設置し、 この外殻の内部を充填材で充填し、 土被りの充分にあるトンネルを掘進してきた掘進機を、
この外殻の一方から挿入し、 外殻の内部の充填材中を掘進して、外殻の他方まで掘進
させる、 土被りの浅いトンネルの構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116672A JP2001295579A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 土被りの浅いトンネルの構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116672A JP2001295579A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 土被りの浅いトンネルの構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001295579A true JP2001295579A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18628108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000116672A Pending JP2001295579A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 土被りの浅いトンネルの構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001295579A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016962A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-01-19 | Ohbayashi Corp | 地盤変状防止方法 |
CN106014424A (zh) * | 2016-06-27 | 2016-10-12 | 中交公局第三工程有限公司 | 一种用于浅覆岩浅埋暗挖隧道的爆破开挖方法 |
CN108978645A (zh) * | 2018-08-21 | 2018-12-11 | 中铁九局集团第四工程有限公司 | 盾构下穿富水砂卵石浅埋河床抗拔桩抗浮板加固施工方法 |
CN114165242A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-03-11 | 中铁十八局集团第三工程有限公司 | 一种硬岩小断面电缆隧道机械化施工方法 |
-
2000
- 2000-04-18 JP JP2000116672A patent/JP2001295579A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016962A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-01-19 | Ohbayashi Corp | 地盤変状防止方法 |
JP4525480B2 (ja) * | 2005-06-16 | 2010-08-18 | 株式会社大林組 | 地盤変状防止方法 |
CN106014424A (zh) * | 2016-06-27 | 2016-10-12 | 中交公局第三工程有限公司 | 一种用于浅覆岩浅埋暗挖隧道的爆破开挖方法 |
CN108978645A (zh) * | 2018-08-21 | 2018-12-11 | 中铁九局集团第四工程有限公司 | 盾构下穿富水砂卵石浅埋河床抗拔桩抗浮板加固施工方法 |
CN114165242A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-03-11 | 中铁十八局集团第三工程有限公司 | 一种硬岩小断面电缆隧道机械化施工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001295579A (ja) | 土被りの浅いトンネルの構築方法 | |
JP2009174179A (ja) | シールド掘削機受口の構築方法およびシールド掘削機の到達方法 | |
JP4062162B2 (ja) | 推進管の発進・到達部の凍結工法および凍結工用セグメント | |
JP2003113695A (ja) | 土圧壁の構成方法及び土圧壁構成用推進管 | |
CN107059839B (zh) | 一种钢筋混凝土波形板桩地下结构的施工方法 | |
JP2009013582A (ja) | 開放型トンネル掘削機およびトンネル掘削方法 | |
JPS6332930B2 (ja) | ||
JPH1054193A (ja) | トンネル掘削機の掘進方法 | |
JP4139193B2 (ja) | 沈埋函及び水底トンネルの接続方法 | |
JP2874906B2 (ja) | 立坑構築工法 | |
JP2003336484A (ja) | 水底地盤内への管敷設方法および該管敷設方法に使用される掘削先端装置 | |
JP2006009468A (ja) | 中掘り式鋼管矢板の打ち込み工法およびそれに用いる鋼管矢板 | |
KR102485844B1 (ko) | 파일 인발용 굴착유닛 | |
JP2683820B2 (ja) | 水底トンネルの構築方法と構築用装置 | |
JPH08260878A (ja) | 隣接シールドトンネルの接続方法及び地下空間の構築方法 | |
JPH0536597B2 (ja) | ||
JP3470164B2 (ja) | シールド機発進部の地盤改良方法 | |
JPH10205280A (ja) | トンネル施工方法 | |
JP4180347B2 (ja) | 地中連続壁の構築工法および地中連続壁 | |
JP2018035623A (ja) | 地下構造物構築方法 | |
JPH1162466A (ja) | 到達立坑へのシールド掘進機の受入方法および到達立坑におけるシールド掘進機の受入部の構造 | |
JP2001329779A (ja) | 地山補強工法 | |
JP3065228B2 (ja) | 建物基礎の構築方法 | |
JP2988516B2 (ja) | シールド掘進用壁体の施工方法 | |
JPS584021A (ja) | 地中壁工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080820 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080826 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080924 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081111 |