JP2001295396A - パネルの連結構造 - Google Patents

パネルの連結構造

Info

Publication number
JP2001295396A
JP2001295396A JP2000113295A JP2000113295A JP2001295396A JP 2001295396 A JP2001295396 A JP 2001295396A JP 2000113295 A JP2000113295 A JP 2000113295A JP 2000113295 A JP2000113295 A JP 2000113295A JP 2001295396 A JP2001295396 A JP 2001295396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
panels
connecting member
support
panel mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000113295A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Morita
耕司 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2000113295A priority Critical patent/JP2001295396A/ja
Publication of JP2001295396A publication Critical patent/JP2001295396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚みの異なるパネルを良好に連結し得るパネ
ルの連結構造を提供する。 【解決手段】厚みの異なる第1、第2のパネル1A、1
Bの側縁同士を、連結部材3を介して直交方向に連結す
るようにしたものであって、連結部材3が、第1、第2
のパネル1A、1Bをそれぞれ連結する連結面であって
互いに直交する方向に位置する第1、第2の側面41,
42を具備する支柱4と、第1、第2の側面41、42
に各々設けた第1、第2のパネル取付部51、52とを
具備してなり、支柱4の第1、第2の側面41、42の
巾寸法を第1、第2のパネル1A、1Bの厚み寸法に略
対応させているとともに、第1の側面41と対向する対
向面に第1のパネル取付部51を、第2の側面43と対
向する対向面に第2のパネル取付部52を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚みの異なるパネ
ル同士を好適に連結するためのパネルの連結構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】2枚のパネル同士を直交させて連結する
90度2WAY連結を実現する従来のパネルの連結構造
としては、例えば、複数の凸部を隣設する2側面に具備
する連結部材を利用し、この連結部材の凸部をパネルの
側端を形成する側枠部材の外側面に設けた凹部に凹凸嵌
合し、連結部材と側枠部材とをボルト等の取付具を介し
て連結するようにしているものが挙げられる。なお、連
結部材の凸部を設けていない2側面は、平面視略部分円
弧状となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、この
ように90度2WAY連結を行う際には、同じ厚みを有
するものを連結するのが一般的であったが、近年、厚み
の異なるパネルを連結したいという要望がある。しかし
ながら、現在、厚みの異なるパネルを好適に連結し得る
連結構造は、殆ど見当たらないのが実状である。
【0004】例えば、従来の90度2WAY連結の際に
利用していた連結部材を元にして、図8に示すように、
連結部材aの2側面のうちの一方の側面a1の巾寸法を
第1のパネルbの厚み寸法に略等しく、他方の側面a2
の巾寸法を第2のパネルcの厚み寸法に略等しく設定し
て対応することも考えられる。しかしながら、このよう
な構成であると、図8に示すような水平面内において第
1のパネルbをX軸方向に略沿って配置し、第2のパネ
ルcをY軸方向に略沿って配置した配置態様に使用して
いる連結部材aを、図9に示すような、第2のパネルc
をX軸方向に略沿って配置し、第2のパネルbをY軸方
向に略沿って配置する態様をとりたい場合に、同一の連
結部材aで対応することが難しいと考えられる。具体的
には、前記連結部材aを上下反転させた後、水平面内で
90度回転させねば、図9に示す配置態様には適用する
ことができない。そのため、連結部材aが、上下に長尺
なものである場合には、配置態様の変更が非常に煩雑な
ものとなる。さらに、上下で異なる構成を有するもので
ある場合には共用することができず、それぞれの配置態
様に合わせた連結部材を形成する必要があると考えられ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題に鑑み、本発
明は、厚みの異なるパネルを連結するための連結部材
を、第1、第2の側面の巾寸法が異なる支持体と、前記
支持体の第1、第2の側面に設けた第1、第2のパネル
取付部とを具備してなるものとし、少なくとも支持体の
第3、第4の側面に第1、第2のパネル取付部と同じ構
成のパネル取付部を設けるようにしている。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、厚みの異な
る第1、第2のパネルの側縁同士を、連結部材を介して
連結するようにしたものであって、前記連結部材が、前
記第1、第2のパネルをそれぞれ連結する連結面である
第1、第2の側面を具備する支持体と、前記支持体の前
記第1、第2の側面に各々設けた前記第1、第2のパネ
ルを取り付けるための第1、第2のパネル取付部とを具
備してなり、前記支持体の第1、第2の側面の巾寸法を
前記第1、第2のパネルの厚み寸法に略対応させている
とともに、少なくとも前記第1の側面以外の第3の側面
の巾寸法を前記第1のパネルの厚み寸法に略対応させる
とともに該第3の側面に第1のパネル取付部を設け、前
記第2の側面以外の第4の側面の巾寸法を前記第2のパ
ネルの厚み寸法に略対応させるとともに該第4の側面に
第2のパネル取付部を設けていることを特徴とするパネ
ルの連結構造である。
【0007】このような構成のものにおいて、例えば、
厚みの異なる第1、第2のパネルを連結する場合には、
前記支持体の第1の側面の第1のパネル取付部に前記第
1のパネルを、前記第2の側面の第2のパネル取付部に
前記第2のパネルを連結するようにする。そして、例え
ば、第3の側面を前記第1の側面の対向位置に、第4の
側面を前記第2の側面の対向位置に設定しておけば、水
平面内において第1のパネルをX軸方向に略沿って配置
し、第2のパネルをY軸方向に略沿って配置した配置態
様から、第1、第2のパネルの配置位置を逆転させて、
第2のパネルをX軸方向に略沿って配置し、第1のパネ
ルをY軸方向に略沿って配置する態様をとりたい場合に
は、連結部材を水平面内で回転させて取付方向を変更す
るだけで、第1のパネルの側端面と対向する位置に第1
のパネル取付部を、第2のパネルの側端面と対向する位
置に第2のパネル取付部を位置させることが可能とな
る。したがって、厚みの異なるパネルを連結する連結構
造において、連結部材を水平面内で回転させて取付方向
を変更するという簡易な方法により、一種類の連結部材
で異なる配置態様を取り得ることが可能となる。
【0008】好適な実施の形態としては、第3の側面
が、前記第1の側面と対向する対向面であり、第4の側
面が、前記第2の側面と対向する対向面であるものが挙
げられる。
【0009】製造の利便性を図るには、第1、第2のパ
ネル取付部が、同様の構成を有するものであることが望
ましい。
【0010】好適な実施の形態としては、支持体が、平
面視略矩形状のものであり、互いに直交する方向に位置
する2側面を第1、第2の側面としているものが挙げら
れる。
【0011】また、パネルと連結部材を連結するのに好
適な実施の形態としては、連結部材が、パネル取付機構
を介して第1、第2のパネルの側端面に連結されるもの
であり、前記パネル取付機構が、前記連結部材とパネル
の側端面間に上方から挿入され、両者に係り合ってパネ
ルと連結部材の上端部近傍を連結する第1の連結部と、
前記連結部材とパネルの側端面間に下方から挿入され、
両者に係り合ってパネルと連結部材の下端部近傍を連結
する第2の連結部と、これら第1、第2の連結部同士を
上下方向に連結する連結要素とを具備してなり、前記第
1、第2の連結部をパネルと連結部材間に係り合わせた
状態で、第1の連結部及び第2の連結部の少なくとも何
れか一方に上下方向に沿って挿入した取付具を締結する
ことにより前記第1、第2の連結部同士を互いに相寄る
方向に引き寄せてパネルと連結部材とを連結するものが
挙げられる。
【0012】また、この場合には、支持体が、パネルの
上下寸法に略等しい上下寸法を有するものであり、第
1、第2のパネル取付部が、前記支持体の上下端近傍に
設けてあることが望ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0014】この実施例におけるパネル1は、図1に示
すように、パネル1の骨格を形成する構造枠体2と、こ
の構造枠体2の前後両側に着脱可能に装着されるパネル
要素Pとを具備してなるものである。
【0015】構造枠体2は、可動間仕切壁1の側端面を
形成する上下方向に沿って配置した左右の側枠部材21
と、これら左右の側枠部材21を連結する左右方向に沿
って配置した複数の横枠部材22とを具備してなり、こ
れら側枠部材21と横枠部材22とを枠体状に連結して
いる。
【0016】側枠部材21は、板金素材を横断面略コ字
形に塑性変形してなる2つの部材を組み合わせて構成し
た略角パイプ状のものである。横枠部材22は、横断面
略ロ字形の角パイプ状のものである。そして、左右側端
面を前記左右の側枠部材21の内側面に当接させて、溶
接等の適宜の手段で左右の側枠部材21間に取り付けて
ある。なお、最上の横枠部材22には、笠木Kが適宜の
手段で取り付けてあるとともに、最下の横枠部材22の
前後面には、巾木Hが添え設けてある。
【0017】パネル要素Pは、適宜の手段により、構造
枠体2の前後両面側に着脱可能に取り付けられているも
ので、上下方向に沿って複数枚連設することにより、前
記構造枠体2の略全域を覆う位置に設けてある。
【0018】このような構成からなるパネル1におい
て、本実施例では、図2〜図5に示すように、厚みが異
なる第1、第2のパネル1A、1Bの側縁同士を、連結
部材3を介して直交方向に連結するようにしたものであ
り、前記連結部材3が、前記第1、第2のパネル1A、
1Bをそれぞれ連結する連結面であって互いに直交する
方向に位置する第1、第2の側面41、42を具備する
支持体たる支柱4と、前記支柱4の前記第1、第2の側
面41、42に各々設けた前記第1、第2のパネル1
A、1Bを取り付けるための第1、第2のパネル取付部
51、52とを具備してなる。そして、前記第1、第2
の側面41、42の巾寸法を前記第1、第2のパネル1
A、1Bの厚み寸法に略対応させているとともに、前記
第1、第2の側面41、42と対向する対向面である第
3、第4の側面43、44に、それぞれ第1、第2のパ
ネル取付部51、52を設けている。なお、前記パネル
1A、1Bは、側枠部材21及びパネル要素Pは同一の
ものを利用しているが、横枠部材22、巾木Hは、各パ
ネル1A、1Bの厚み寸法に略対応したものを利用して
いる。そして、使用時には、図2に示すように、各第
1、第2のパネル1A、1Bの側端面に、各パネル1
A、1Bの厚み寸法に略対応したカバーCA、CBが装
着されるとともに、連結部材3の上面にもカバーJが装
着される。なお、図3〜図7は、パネル要素Pを省略し
た図となっている。
【0019】支柱4は、第1、第2のパネル1A、1B
の上下寸法に略等しい金属製の角柱部材であり、前記第
1の側面41の巾寸法を第1のパネル1Aの横枠部材2
2Aの厚み寸法に、第2の側面42の巾寸法を第2のパ
ネル1Bの横枠部材22Bの厚み寸法に略等しく設定し
ている。そして、前述したように、第1の側面41とそ
の対向面である第3の側面43に第1のパネル取付部5
1を、第2の側面42とその対向面である第4の側面4
4に第2のパネル取付部52を設けている。なお、本実
施例では、第1、第2のパネル取付部51、52は、同
様の構成を有するものを使用している。
【0020】第1、第2のパネル取付部51、52は、
板金素材を塑性変形加工して形成した内方側が開口した
略コ字形のものを前記支柱4の第1〜第4の側面41〜
44に溶接や取付具を利用する等の適宜の手段で固設し
たものである。この第1、第2のパネル取付部51、5
2は、前記支柱4の上下端部近傍において、前記第1〜
第4の側面41〜44の巾方向中央位置に取り付けら
れ、外側面に凹部511、521を有している。
【0021】そして、本実施例では、前記連結部材3
と、第1、第2のパネル1A、1Bとをパネル取付機構
6を介して連結するようにしている。
【0022】パネル取付機構6は、連結部材3とパネル
1の側端面間に上方から挿入され、両者に係り合って連
結部材3とパネル1の上端部近傍を連結する第1の連結
部7と、前記連結部材3とパネル1の側端面間に下方か
ら挿入され、その側縁同士に係り合って連結部材3とパ
ネル1の下端部近傍を連結する第2の連結部8と、これ
ら第1、第2の連結部7、8同士を上下方向に連結する
連結要素たるワイヤ要素9とを具備してなり、前記第
1、第2の連結部7、8を両パネル1間に係り合わせた
状態で、第1の連結部7の上方からねじ要素たるボルト
Vを挿入し、このボルトVを第1の連結部7の一部に締
結することにより前記第1、第2の連結部7、8同士を
互いに相寄る方向に引き寄せてパネル1と連結部材3と
を連結するものである。
【0023】なお、支柱4の上端部側に取り付けられる
第1、第2のパネル取付部51、52の凹部511、5
21の上端部側には、前記第1の連結部7が係り合うス
リットsが、支柱4の下端部側に取り付けられる第1、
第2のパネル取付部51、52の凹部511、521の
下端部側には、前記第2の連結部8が係り合うスリット
sが設けてある。同様にして、前記第1、第2のパネル
1A、1Bの側端面を形成する側枠部材21の外側面2
1cには、凹部211が設けてあり、この凹部211の
上下端部に前記第1、第2の連結部7、8が係り合うス
リット212、213が設けてある。
【0024】第1の連結部7は、側枠部材21と第1、
第2のパネル取付部51、52に上方から係り合う下向
爪714を両端部に有する第1の連結部本体71と、前
記ボルトVにねじ作用で嵌まるめねじ孔721を有する
前記第1の連結部本体71とは別体のナット部材72と
を具備している。
【0025】第1の連結部本体71は、板金素材を縦断
面略下向きコ字型となるように、塑性変形加工して形成
したもので、頂壁部711と、前記頂壁部711の前後
端から下方に行くほど互いに相寄る方向へ傾斜するよう
に折り曲げ垂下した前後垂下壁712とを具備してい
る。前記頂壁部711には、前記ボルトVを挿入可能な
挿入孔713が設けてある。また、前記前後垂下壁71
2は、左右両端部を中央部分よりも下方に延出して、こ
の延出部分をフック形状の前記下向爪714としてい
る。
【0026】ナット部材72は、アルミダイキャスト製
の略直方体状のものであり、パネル1A、1Bと連結部
材3とを隣設させた際に、隣設する両者の凹部211、
511(521)間に略密接に嵌合し得るものである。
このナット部材72は、前記ボルトVにねじ作用で嵌ま
るめねじ孔721を有している。
【0027】第2の連結部8は、アルミダイキャスト製
の略凸形状をなすものである。この第2の連結部8は、
略直方体状で隣設する側枠部材21と連結部材3の凹部
211、511(521)間に略密接に嵌合する嵌合凸
部81と、前記嵌合凸部81の左右端部から上方に向け
て突出したフック形状の上向爪82とを具備している。
【0028】ワイヤ要素9は、可撓性を有するステンレ
ス製のワイヤ要素本体91と、前記ワイヤ要素本体91
の両端部近傍に設けたかしめ部92とを具備してなる。
かしめ部92は、略円柱状で、前記第1の連結部7のナ
ット部材72のめねじ孔721と第2の連結部8に設け
た嵌合凹部84に嵌合して係り止められるものである。
なお、前記ナット部材72のめねじ孔721は、ナット
部材72の上面に開口する有底状のものであるが、ナッ
ト部材72の前面及び上下面側に連通してワイヤ要素本
体91をめねじ孔721内に導き得る案内溝722を有
している。また、第2の連結部8の嵌合凹部84も、第
2の連結部8の下面に開口する有底状のものであるが、
第2の連結部8の前面側及び上下面側に連通してワイヤ
要素本体91を嵌合凹部84内に導き得る案内溝85を
有している。
【0029】次に、第1のパネル1Aと連結部材3とを
パネル取付機構6を利用して連結する場合の手順につい
て説明する。
【0030】先ず、側枠部材21の側端面21cと連結
部材3の第1のパネル取付部51を対向させた状態で隣
り合わせ、隣設する側枠部材21の凹部211と第1の
パネル取付部51の凹部511により形成される空間
に、第2の連結部8の嵌合凸部81を下方から挿入し、
左右の上向爪82を側枠部材21の下端部21b側のス
リット213と支柱4の下端部側の第2のパネル取付部
51のスリットsに係り合わせる。なお、この時、第2
の連結部8には、ワイヤ要素9の下端部側のかしめ部9
2をその嵌合凹部84に嵌合させておく。しかる後、前
記凹部211、511により形成される空間に上方か
ら,ワイヤ要素9のかしめ部92を嵌合させたナット部
材72を挿入、嵌合させた状態で、パネル1の上方から
第1の連結部本体71の下向爪714を側枠部材21の
スリット212と支柱4の上端部側の第1のパネル取付
部51のスリットsに係り合わせ、その状態で第1の連
結部本体71の挿入孔713とナット部材72のめねじ
孔721の軸心を略一致させ、上方からボルトVを前記
挿入孔713を介してめねじ孔721に挿入して締結す
る。ボルトVをめねじ孔721に締結すると、第1の連
結部本体71と第2の連結部8が互いに相寄る方向に引
き寄せられて、隣設するパネル1同士を強固に連結する
ことになる。
【0031】同様の方法で、第2のパネル1Bと連結部
材3を連結すれば、図4に示すように、第1、第2のパ
ネル1A、1Bが直交して連結されることになる。
【0032】そして、図4に示すような水平面内におい
て第1のパネル1AをX軸方向に略沿って配置し、第2
のパネル1BをY軸方向に略沿って配置した配置態様か
ら、第1、第2のパネル1A、1Bの配置位置を逆転さ
せて、図7に示すように、第2のパネル1BをX軸方向
に略沿って配置し、第1のパネル1AをY軸方向に略沿
って配置する態様をとりたい場合には、図6に示すよう
に、前記パネル取付機構6の連結を解除した後、連結部
材3を水平面内で図6中矢印で示す方向へ略90度回転
させて取付方向を変更するだけで、第2のパネル1Bの
側端面と対向する位置に第2の側面42の第2のパネル
取付部52が、第1のパネル1Aの側端面と対向する位
置に第3の側面43の第1のパネル取付部51が位置す
ることとなる。しかる後、前述した方法でパネル1A、
1Bと連結部材3を連結するようにする。
【0033】このような構成のものであると、連結部材
3を水平面内で回転させて取付方向を変更するだけで、
第1のパネル1Aの側端面と対向する位置に第1のパネ
ル取付部51を、第2のパネル1Bの側端面と対向する
位置に第2のパネル取付部52を位置させることが可能
となる。したがって、厚みの異なるパネルを連結する連
結構造において、連結部材3を水平面内で回転させて取
付方向を変更するという簡易な方法により、一種類の連
結部材3で数種類の異なる配置態様を取り得ることが可
能となる。さらに、この連結部材3を利用すれば、3枚
のパネルを略T字に連結する90度3WAY連結や、4
枚のパネルを略十字に連結する90度4WAY連結も可
能となる上、異なる配置態様にも一種類の連結部材3で
対応することができる。
【0034】第1、第2のパネル取付部51、52が、
同様の構成を有するものであるので、製造の利便性を図
ることができる。
【0035】支持体が、平面視略矩形状の支柱4であ
り、隣設する2側面を第1、第2の側面41、42とし
ているので、角柱部材等を利用して支持体を構成できる
上、3枚のパネルを略T字に連結する90度3WAY連
結や、4枚のパネルを略十字に連結する90度4WAY
連結も可能となる。
【0036】また、連結部材3が、前述したようなパネ
ル取付機構6を介して第1、第2のパネル1A、1Bの
側端面に連結されるものであるので、パネルの上方及び
下方から上下方向に沿ってパネル1A、1Bと連結部材
3の連結作業及び連結解体作業ができるため、ブロック
タイプのパネルと一体型タイプのパネルの両方に前記連
結構造を適用することができる。
【0037】また、支柱4が、パネル1A、1Bの上下
寸法に略等しい上下寸法を有するものであり、第1、第
2のパネル取付部52、53が、前記支柱4の上下端近
傍に設けてあるので、支柱4の上下寸法を変更するだけ
で、異なる高さのパネルに対応することが可能となる。
【0038】なお、本発明における構成は、以上説明し
たものに限定されないのは勿論である。例えば、本実施
例では、第1、第2のパネルの側縁同士を直交方向に連
結するようにした連結部材が平面視略矩形状のものにつ
いて説明したが、これに限定されず、連結部材が3種類
以上のパネルを連結し得るような形状のものであっても
よい。さらに、連結部材、パネル取付機構の構成は、上
述したものに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。その他の構成も本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような構成で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】すなわち、本発明は、厚みの異なるパネル
を連結するための連結部材を、第1、第2の側面の巾寸
法が異なる支持体と、前記支持体の第1、第2の側面に
設けた第1、第2のパネル取付部とを具備してなるもの
とし、少なくとも支持体の第3、第4の側面に前記第
1、第2の側面と同じ構成のパネル取付部を設けるよう
にしているので、厚みの異なるパネルを連結する連結構
造において、連結部材を水平面内で回転させて取付方向
を変更するという簡易な方法により、一種類の連結部材
で異なる配置態様を取り得ることが可能となる。
【0041】第3の側面が、前記第1の側面と対向する
対向面であり、第4の側面が、前記第2の側面と対向す
る対向面であるならば、製造及び設計の利便性を図るこ
とができる。
【0042】第1、第2のパネル取付部が、同様の構成
を有するものであるならば、製造の利便性を図ることが
できる。
【0043】支持体が、平面視略矩形状のものであり、
互いに直交する方向に位置する2側面を第1、第2の側
面としているならば、角柱部材等を利用して支持体を構
成できる上、3枚のパネルを略T字に連結する90度3
WAY連結や、4枚のパネルを略十字に連結する90度
4WAY連結も可能となる。
【0044】また、連結部材が、パネル取付機構を介し
て第1、第2のパネルの側端面に連結されるものであ
り、前記パネル取付機構が、前記連結部材とパネルの側
端面間に上方から挿入され、両者に係り合ってパネルと
連結部材の上端部近傍を連結する第1の連結部と、前記
連結部材とパネルの側端面間に下方から挿入され、両者
に係り合ってパネルと連結部材の下端部近傍を連結する
第2の連結部と、これら第1、第2の連結部同士を上下
方向に連結する連結要素とを具備してなり、前記第1、
第2の連結部をパネルと連結部材間に係り合わせた状態
で、第1の連結部及び第2の連結部の少なくとも何れか
一方に上下方向に沿って挿入した取付具を締結すること
により前記第1、第2の連結部同士を互いに相寄る方向
に引き寄せてパネルと連結部材とを連結するものである
ならば、パネルの上方及び下方から上下方向に沿ってパ
ネルと連結部材の連結作業及び連結解体作業ができるた
め、ブロックタイプのパネルと一体型タイプのパネルの
両方に前記連結構造を共用することができる。
【0045】また、この場合には、支持体が、パネルの
上下寸法に略等しい上下寸法を有するものであり、第
1、第2のパネル取付部が、前記支持体の上下端近傍に
設けてあるならば、支持体の上下寸法を変更するだけ
で、異なる高さのパネルに対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパネルを示す全体斜
視図。
【図2】同厚みの異なるパネルを直交方向に連結した場
合を示す全体斜視図。
【図3】同要部を示す分解斜視図。
【図4】同要部を示す平面図。
【図5】同図4におけるI−I線断面図。
【図6】同作用説明図。
【図7】同他の配置態様を示す平面図。
【図8】従来例を示す模式的な平面図。
【図9】同従来例を示す模式的な平面図。
【符号の説明】
1A…第1のパネル 1B…第2のパネル 3…連結部材 4…支持体(支柱) 41…第1の側面 42…第2の側面 43…対向面(第3の側面) 44…対向面(第4の側面) 51…第1のパネル取付部 52…第2のパネル取付部 6…パネル取付機構 7…第1の連結部 8…第2の連結部 9…連結要素(ワイヤ要素) V…ねじ要素(ボルト)
フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA53 AA66 AD01 AE13 AG07 AG25 AG38 AG41 AG57 BB13 BB16 BB17 BB33 BC02 BC09 BD01 BE02 BE08 BF04 BF08 CA04 CA16 CA23 CA32 CA43 CA78 CA80 EA08 EA33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚みの異なる第1、第2のパネルの側縁同
    士を、連結部材を介して連結するようにしたものであっ
    て、前記連結部材が、前記第1、第2のパネルをそれぞ
    れ連結する連結面である第1、第2の側面を具備する支
    持体と、前記支持体の前記第1、第2の側面に各々設け
    た前記第1、第2のパネルを取り付けるための第1、第
    2のパネル取付部とを具備してなり、前記支持体の第
    1、第2の側面の巾寸法を前記第1、第2のパネルの厚
    み寸法に略対応させているとともに、少なくとも前記第
    1の側面以外の第3の側面の巾寸法を前記第1のパネル
    の厚み寸法に略対応させるとともに該第3の側面に第1
    のパネル取付部を設け、前記第2の側面以外の第4の側
    面の巾寸法を前記第2のパネルの厚み寸法に略対応させ
    るとともに該第4の側面に第2のパネル取付部を設けて
    いることを特徴とするパネルの連結構造。
  2. 【請求項2】第3の側面が、前記第1の側面と対向する
    対向面であり、第4の側面が、前記第2の側面と対向す
    る対向面であることを特徴とする請求項1記載のパネル
    の連結構造。
  3. 【請求項3】第1、第2のパネル取付部が、同様の構成
    を有するものであることを特徴とする請求項1又は2記
    載のパネルの連結構造。
  4. 【請求項4】支持体が、平面視略矩形状のものであり、
    互いに直交する方向に位置する2側面を第1、第2の側
    面としていることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    のパネルの連結構造。
  5. 【請求項5】連結部材が、パネル取付機構を介して第
    1、第2のパネルの側端面に連結されるものであり、前
    記パネル取付機構が、前記連結部材とパネルの側端面間
    に上方から挿入され、両者に係り合ってパネルと連結部
    材の上端部近傍を連結する第1の連結部と、前記連結部
    材とパネルの側端面間に下方から挿入され、両者に係り
    合ってパネルと連結部材の下端部近傍を連結する第2の
    連結部と、これら第1、第2の連結部同士を上下方向に
    連結する連結要素とを具備してなり、前記第1、第2の
    連結部をパネルと連結部材間に係り合わせた状態で、第
    1の連結部及び第2の連結部の少なくとも何れか一方に
    上下方向に沿って挿入した取付具を締結することにより
    前記第1、第2の連結部同士を互いに相寄る方向に引き
    寄せてパネルと連結部材とを連結することを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載のパネルの連結構造。
  6. 【請求項6】支持体が、パネルの上下寸法に略等しい上
    下寸法を有するものであり、第1、第2のパネル取付部
    が、前記支持体の上下端近傍に設けてあることを特徴と
    する請求項1、2、3、4又は5記載のパネルの連結構
    造。
JP2000113295A 2000-04-14 2000-04-14 パネルの連結構造 Pending JP2001295396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000113295A JP2001295396A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 パネルの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000113295A JP2001295396A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 パネルの連結構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001295396A true JP2001295396A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18625287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000113295A Pending JP2001295396A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 パネルの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001295396A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097281A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Comany Inc ローパーティションのパネル連結構造及びスタッド上端キャップ
JP2009114680A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Itoki Corp 積上げ式間仕切パネルの連結装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097281A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Comany Inc ローパーティションのパネル連結構造及びスタッド上端キャップ
JP4595466B2 (ja) * 2004-09-29 2010-12-08 コマニー株式会社 ローパーティションのパネル連結構造
JP2009114680A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Itoki Corp 積上げ式間仕切パネルの連結装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001295396A (ja) パネルの連結構造
JPS62111072A (ja) ユニツトル−ムにおける側パネルの連結構造及び連結方法
JP3077974U (ja) 建築用骨材の吊持装置
JPS6236437Y2 (ja)
JP3875538B2 (ja) パネル連結装置
JP2554025B2 (ja) 方形骨材の三軸クランプ装置
JPS6125286Y2 (ja)
JPH0214568Y2 (ja)
JP2002088969A (ja) 連結金具
JPS5828083Y2 (ja) 垂直パネルと水平パネルの連結金具
JPH0344039Y2 (ja)
JPH071372Y2 (ja) パネル用の脚構造
JPS6311222Y2 (ja)
JPH0371056U (ja)
JP2565711Y2 (ja) 窓枠の取付け装置
JP3306773B2 (ja)
JPS5818492Y2 (ja) ボ−ド取付け用部材
JPH0348328Y2 (ja)
JPS6324753Y2 (ja)
JPH0348343Y2 (ja)
JPH047286Y2 (ja)
JPH0732787Y2 (ja) フエンス用止め金具
JPH0734976Y2 (ja) 壁パネルの取付金物
JP2570097Y2 (ja) 間仕切パネルのコーナー金具兼用アジャスター装置
JPH08189112A (ja) 間仕切パネルの連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040406

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050426

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20050520

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050614