JP2009114680A - 積上げ式間仕切パネルの連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
間仕切パネルをコーナーポストを介して連結することが可能であり、拡張性及び自由度が高く外観性にも優れた連結を実現でき、斬新な形態を実現することが可能な積上げ式間仕切パネルの連結装置を提供する。
【解決手段】
複数の単位パネル1を、両側端に設けた端部部材9を利用して連結手段(6,7,8)にて直接上下左右に直線状に連結可能な間仕切パネルにおいて、単位パネルを平面視L字状、T字状、十字状に連結するコーナーポスト2の4面のうち、1面は端部部材と同様な連結構造を有して連結手段で直接連結可能な連結面10となし、他の3面は共通構造の装着面11となし、装着面に係止具3を取付け、装着面に係止具を用いて係止したスペーサー4を介在させて他の単位パネルを連結手段で連結し、残りの装着面に係止具に係止してポストカバー5を装着する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、積上げ式間仕切パネルの連結装置に係わり、更に詳しくは単位パネルを所望の高さに積上げて上下及び左右に連結する積上げ式間仕切パネルの連結装置に関するものである。
従来から間仕切パネル同士を、支柱を介在させずに順次連結するとともに、平面視L字状、T字状及び十字状に連結する場合にはコーナーポストや連結ブロックを用いる構造の間仕切パネルの連結装置は提供されている。
例えば、特許文献1には、左右両側部が縦枠体にて構成された間仕切パネルにおけるフレームを、連結ブロックを介して平面視L字状やT字状、十字状等に連結するための連結装置であって、前記各間仕切パネルにおけるフレームの適宜高さ位置にて複数箇所に前記連結ブロックを連結固定し、前記間仕切パネルの配置されていない側面及び/又は隣接する間仕切パネルと連結ブロックとの配置隅部を外側から覆う上下長手のカバー体は、少なくとも各連結ブロックの角部の2側面に対して交差するように内向きに屈曲させた係止片を備え、前記各係止片に切欠き形成された嵌合溝の上端縁が各連結ブロックの角部の上面に当接することにより、前記カバー体を前記上の連結ブロックの外周面及び角部と、下の連結ブロックの外周面及び角部との間に跨がって被嵌装着するようになした間仕切パネルの連結装置が開示されている。
特許文献1の記載の連結ブロックは、4面のうち1面には間仕切パネルの連結構造を設け、他の3面は同一形状となっており、この3面にはL字状、T字状、十字状の連結態様に応じて使用しない面に、L字カバー体、直線状の一文字カバー体と取付けて連結ブロックを隠蔽している。そして、連結ブロックの共通形状の3面のうち間仕切パネルを連結する面には連結用の平面視略H型の抱持ブロック体をボルト止めし、該抱持ブロック体を介して他の間仕切パネルを連結するようになっている。
また、特許文献2には、パネルの側端面に、中央部に沿って凹溝部を設けた枠ハンガーを固定し、該枠ハンガーの上方に上面が傾斜したくさび面を有する上方のくさびブロックを取付けるとともに、該枠ハンガーの下方に下面が傾斜したくさび面を有する下方のくさびブロックを固定し、両パネルの枠ハンガー同士を接合し、両下方のくさびブロックのくさび面に下方の引き付けブロックの傾斜した引き付け面を係合するとともに、両上方のくさびブロックのくさび面に上方の引き付けブロックの傾斜した引き付け面を係合し、上方の引き付けブロックの上下貫通孔に上方から相通し、前記凹溝部内に位置させた引き付け棒の下端のネジ部を下方の引き付けブロックに固定した筒状受け体のネジ穴に螺合し、両パネルを接近する方向に引き付けて連結する構造が開示されている。そして、パネルをL字状等に連結する際には接続ポストを介して連結するが、このパネルと接続ポストの連結には、パネル同士を直接直線状に連結するための連結構造と同じ構造を用いている。
しかし、特許文献1、2に記載のものは、単位パネルを上下に積み重ねて連結する構造ではない。このような積上げ式間仕切パネルは、豊富な商品展開並びに高い拡張性、自由度を持っているが、この種の積上げ式間仕切パネルをL字状、T字状、十字状に連結するための拡張性及び自由度の高い連結構造は提供されてない。
特許第3909971号公報 特許第2873306号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、複数の単位パネルを簡単且つ強固な連結構造によって上下及び左右に順次連結して所望の高さ及び長さの間仕切パネルを構築するとともに、この間仕切パネルを、コーナーポストを介して平面視L字状やT字状、十字状等に連結することが可能であり、拡張性及び自由度が高く外観性にも優れた連結を実現でき、更にこれまでにない斬新な形態を実現することが可能な積上げ式間仕切パネルの連結装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、複数の単位パネルを、該単位パネルの両側端に設けた端部部材を利用して連結手段にて支柱を介在させずに上下左右に直線状に連結することが可能な間仕切パネルにおいて、前記単位パネルを平面視L字状、T字状、十字状に連結するコーナーポストの4面のうち、1面は前記端部部材と同様な連結構造を有して前記連結手段で直接連結可能な連結面となし、他の3面は共通構造の装着面となし、該装着面にスペーサー又はポストカバーを係止する係止具を取付けるとともに、該装着面に前記係止具に係止したスペーサーを介在させて他の単位パネルを前記連結手段で連結するとともに、残りの装着面に前記係止具に係止してポストカバーを装着することを特徴とする積上げ式間仕切パネルの連結装置を構成した(請求項1)。
具体的には、前記単位パネルは、押出し型材からなり、下端部に下嵌合部を形成するとともに、上端部に前記下嵌合部に凹凸嵌合してパネル面外方向の変位を規制する上嵌合部を形成し、更に両側端面に形成した凹溝に前記端部部材を取付け、前記連結構造として該端部部材の凹溝部内の下端部に下係止部を形成するとともに、上端部に上係止部を形成したものであり、前記コーナーポストは、前記単位パネルの上下幅に応じた長さを有し、前記連結構造として前記連結面に形成した凹溝部内の下端部に下係止部を形成するとともに、上端部に上係止部を形成し、更に前記装着面には前記係止具を係合する係合部を形成してなるのである(請求項2)。
そして、前記連結手段は、両側に前記下係止部に下方から係止する係止爪部を上部に有する下連結具と、両側に前記上係止部に上方から係止する係止爪部を下部に有する上連結具と、前記凹溝部内に位置して前記下連結具と上連結具を引き付けるネジ式の締結具とを備え、更に前記下連結具の下部と前記上連結具の上部とにそれぞれ互いに上下変位不能に係合する第1係合部と第2係合部を形成してなることが好ましい(請求項3)。
また、前記コーナーポストの装着面に、深さの浅い凹溝部を形成し、該凹溝部の両側溝縁に内向きリブを形成し、該リブに前記スペーサーを接合可能とし、前記係止具を取付けるために前記両リブの対向位置を円弧状に切欠して前記係合部を形成するとともに、前記リブの下端部に下係止部を形成して前記下連結具の係止爪部を係止可能とするとともに、上端部に上係止部を形成して前記上連結具の係止爪部を係止可能となした(請求項4)。
そして、前記係止具は、中央部に前記係合部に係合する円柱部を有するとともに、基端側に前記両リブ間に挿入可能で且つ略90度回転により両リブに係止可能な両係止片を突設し、先端側に前記スペーサー又はポストカバーを係止する上向きフック片を形成してなることが好ましい(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の積上げ式間仕切パネルの連結装置は、単位パネルの両側端に設けた端部部材を利用して連結手段にて支柱を介在させずに上下左右に直線状に連結するので、所望の高さの間仕切装置を構成でき、そして単位パネルを、コーナーポストを介して平面視L字状やT字状、十字状等に連結する際に、前記連結手段を共用することができ、コーナーポストの連結面には直接単位パネルを連結することができ、その他の装着面には係止具で保持したスペーサーを介在させることにより前記連結手段で連結することができ、そして連結に供しない装着面には係止具でポストカバーを装着することができるので、単位パネルとコーナーポストの連結も単位パネル同士の連結と同様に拡張性及び自由度が高く、外観性にも優れた連結を実現できる。
請求項2によれば、単位パネルは、押出し型材で作製するので、上下の嵌合部の精度が高く、ガタツキのない凹凸嵌合を実現でき、更に適宜な長さに切断するだけで簡単に横幅の異なるものを製造できる。また、コーナーポストも単位パネルと同様に共通の連結手段で互いに連結することができるとともに、上方へ順次連結して所望高さの間仕切装置を構成することができる。更に、コーナーポストも単位パネルの上下幅に応じた長さを有しているので、段違い等の連結態様を構成することも簡単である。そして、コスト上昇を最小限に抑制して豊富な連結形態を実現でき、更にこれまでにない斬新な形態を実現することができる。
請求項3によれば、左右に配した両単位パネルの端部部材同士を接合し、あるいは単位パネルの端部部材とコーナーポストの連結面とを接合するとともに、接合部の両側に位置する各凹溝部の下端部に形成した下係止部に、下連結具の両係止爪部を下方から同時に係止するとともに、各凹溝部の上端部に形成した上係止部に、上連結具の両係止爪部を上方から同時に係止し、前記凹溝部内に位置させたネジ式の締結具で前記下連結具と上連結具を引き付けることによって、左右の単位パネル又は単位パネルとコーナーポストを強固に連結することができ、また既に連結した単位パネルとコーナーポストの上段に単位パネルとコーナーポストを連結するには、下段の連結に使用した上連結具の第2係合部に、上段の連結に使用する下連結具の第1係合部を上下変位不能に係合するとともに、下段の単位パネルの上端部の上嵌合部と上段の単位パネルの下端部の下嵌合部を凹凸嵌合することにより、上下に強固に連結することができ、これらの連結手段により順次単位パネルを上下左右に簡単に連結することができるとともに、単位パネルとコーナーポストを上下方向に順次連結することができる。端部部材の凹溝部内に連結手段による連結に用いる下係止部と上係止部を形成するので、締結具による引き付け方向に端部部材の長尺方向が向くので強度が非常に高く、単位パネルが変形することがないのである。
請求項4によれば、コーナーポストの装着面に、深さの浅い凹溝部を形成し、該凹溝部の両側溝縁に内向きリブを形成し、該リブに前記スペーサーを接合可能とし、前記リブの下端部に下係止部を形成して前記下連結具の係止爪部を係止可能とするとともに、上端部に上係止部を形成して前記上連結具の係止爪部を係止可能となしたので、コーナーポストの装着面にスペーサーを接合して介在させた状態で、前記下連結具と上連結具の各係止爪部を、単位パネルの端部部材の下係止部とコーナーポストの装着面の下係止部及び端部部材の上係止部とコーナーポストの装着面の上係止部に係止し、締結具で上下に引き付けて連結することができる。また、コーナーポストの装着面の前記両リブの対向位置を円弧状に切欠して前記係合部を形成することにより、該係合部に共通の前記係止具を取付けて、前記スペーサー又はポストカバーを装着することができ、部品点数を削減することができる。
請求項5によれば、前記係止具は、中央部に前記係合部に係合する円柱部を有するとともに、基端側に前記両リブ間に挿入可能で且つ略90度回転により両リブに係止可能な両係止片を突設し、先端側に前記スペーサー又はポストカバーを係止する上向きフック片を形成してなるので、係止具をコーナーポストの装着面に簡単に取付けることができる。つまり、前記切欠部を位置で両係止片を上下に向けて両リブ間に挿入するとともに、円柱部を円弧状の切欠部に嵌合した後、フック片が上を向くように略90度回転させて両係止片をリブに係止するだけで極めて簡単に取付けることができ、しかも係合部に係止具を取付けた状態では、該係止具の上下変位が確実に規制されるので、前記スペーサー又はポストカバーを安定に支持することができる。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1〜図8は本発明に係る積上げ式間仕切パネルの連結装置の代表的実施形態を示し、図中符号1は単位パネル、2はコーナーポスト、3は係止具、4はスペーサー、5はポストカバー、6は下連結具、7は上連結具、8は締結具をそれぞれ示している。
本発明に係る積上げ式間仕切パネルの連結装置は、複数の単位パネル1,…を、該単位パネル1の両側端に設けた端部部材9を利用して連結手段(後述の下連結具6、上連結具7及び締結具8)にて支柱を介在させずに上下左右に直線状に連結することが可能な間仕切パネルにおいて、前記単位パネル1,…を平面視L字状、T字状、十字状に連結するコーナーポスト2の4面のうち、1面は前記端部部材9と同様な連結構造を有して前記連結手段で直接連結可能な連結面10となし、他の3面は共通構造の装着面11,…となし、該装着面11にスペーサー4又はポストカバー5を係止する係止具3,3を取付けるとともに、該装着面11に前記係止具3,3に係止したスペーサー4を介在させて他の単位パネル1を前記連結手段で連結するとともに、残りの装着面11に前記係止具3,3に係止してポストカバー5を装着する構造である。
先ず、図1及び図2に示すように、前記単位パネル1は、アルミ押出し型材から作製し、上下幅が200mmを基本寸法とし、横幅は適宜な長さに切断して450〜3600mmまでの範囲で複数種類を作製する。前記コーナーポスト2、スペーサー4又はポストカバー5もアルミ押出し型材から作製し、上下寸法は単位パネル1の上下幅に応じて基本寸法が決定されている。更には、同じくアルミ押出し型材からなる笠木部材12、笠木カバー13及び巾木部材(図示せず)を有し、それぞれ単位パネル1の横方向の寸法の応じて長さが決定されている。何れの部材も型材を所定長さに切断後に後加工される。前記ポストカバー5は連結態様に応じて平面視L字形、一文字形のものがあり、更に間仕切パネルの終端部あるいはコーナーポスト2で終端する場合、段違い連結の場合には平面視コ字形のものも存在する。これらの構成については後述する。尚、アルミ押出し型材の代わりに、合成樹脂製の押出し型材を用いることも可能である。
具体的には、前記単位パネル1は、図1に示すように、表面板14と裏面板15とが下嵌合部16と上嵌合部17及び単又は複数の連結部18,…で連結された中空形状であり、両側切断面において中央部に凹溝19を形成し、両側に切断面を覆う鍔部20と凹溝部21を設けた端部部材9を、該凹溝部21を凹溝19に嵌合するとともに、前記連結部18,…にネジ止めし、該端部部材9の凹溝部21内に下係止部22と上係止部23を形成したものである。この単位パネル1は、全体の厚さを薄くしても十分な強度を備えており、例えば厚さ45mmで横方向の長さが2700mmのものを用いて、横幅の広い斬新な意匠の間仕切パネルを構成することができる。
実際には、前記凹溝19は、下嵌合部16と上嵌合部17及び単又は複数の連結部18,…の中央部を切り欠いて形成する。そして、前記連結部18の中央部に一体形成された断面C字形の下穴24に前記端部部材9の凹溝部21の底部から貫通させたタッピンねじ25を螺合して取付ける。また、前記端部部材9の凹溝部21の両側壁の途中部から互いに対向する方向に一対のリブ26,26を突設し、該リブ26,26の下端部を切り欠いて前記下係止部22を形成するとともに、該リブ26,26の上端部を切り欠いて前記上係止部23を形成している。
そして、前記単位パネル1の下嵌合部16と上嵌合部17は、互いに凹凸嵌合してパネル面外方向の変位を規制する構造となっている。そして、上下の単位パネルの下嵌合部16と上嵌合部17を嵌合すると、その間に沿ってハンギング溝27を形成するようになっている。尚、前記ハンギング溝27は、前記下嵌合部16と上嵌合部17の一部も使用して構成され、開口部の内部が上下に拡開した断面倒T字形の空間が形成されている。同様に、前記笠木部材12と単位パネル1間、前記巾木部材と単位パネル1間にもハンギング溝27が形成される。また、左右に連続するハンギング溝27,27の間には端部部材9,9の鍔部20,20が存在するが、該鍔部20をハンギング溝27の溝形状に合わせて切欠することにより、ハンギング溝27に化粧パネルやホワイトボード等のオプションを係止部材で係止したまま、連結部を通過させて隣接する単位パネル1の前面へ移動させることができる。また、前記単位パネル1の
次に、前記単位パネル1,1を上下左右に連結する連結構造について、図1に基づいて詳細に具体的に説明する。本実施形態の場合、連結部には支柱を介在させず、共通の連結手段で上下方向の連結と左右方向(横方向)の連結を同時に実現することが特徴である。前記下連結具6は、ブロック状の金属部材であり、両側に前記下係止部22に下方から係止する係止爪部28,28を上部に有するとともに、上部中央部に筒部を突設して角孔29を形成し、該角孔29の内部に上下貫通した通孔30を形成し、更に下部に第1係合部31を形成している。
一方、前記上連結具7は、ブロック状の金属部材であり、両側に前記上係止部23に上方から係止する係止爪部32,32を下部に有するとともに、下部中央部に筒部を突設して角孔33を形成し、該角孔33の内部に上下貫通した通孔34を形成し、更に上部に第2係合部35を形成している。ここで、前記下連結具6の第1係合部31が内部よりも開口部が狭い係合凹部であり、前記上連結具7の第2係合部35が側面視略T字形の係合凸部であり、パネル面内方向にスライド係合してそれぞれ互いに上下変位不能に係合する構造である。
そして、前記締結具8は、前記下連結具6の角孔29と前記上連結具7の角孔33に上下摺動可能に嵌入する断面正方形の連結軸36と締結ネジ37,37とからなり、前記連結軸36の両端部に軸方向に螺孔38を形成している。前記締結具8の下端部を前記下連結具6の角孔29に嵌合し、締結ネジ37を下方から通孔34に通して螺孔38に螺合する。また、前記締結具8の上端部を前記上連結具7の角孔33に嵌合し、締結ネジ37を上方から通孔34に通して螺孔38に螺合する。ここで、前記締結具8は、全て両端部部材9,9の凹溝部21,21内に収容されるようになっている。
そして、前記単位パネル1,…を上下左右に連結するには、下段から上段へ順次締結具8を用いて行う。先ず、前記連結軸36の下端部を下連結具6に連結した状態で、該下連結具6の両係止爪部28,28を、左右の単位パネル1,1の端部同士、具体的にはそれぞれの端部部材9,9の鍔部20,20同士を接合し、各端部部材9,9の下係止部22,22に係止する。この際に、前記連結軸36は凹溝部21,21で形成される縦孔内に立起状態で位置する。それから、上方から前記上連結具7の角孔29内に連結軸36の上端部を嵌合するとともに、両係止爪部32,32を各端部部材9,9の上係止部23,23に係止し、上方から締結ネジ37を通孔34を通して挿入し、前記連結軸36の螺孔38に螺合する。この締結ネジ37を締め付けることにより、下連結具6と上連結具7を引き付けるとともに、前記係止爪部28,28及び係止爪部32,32の傾斜を利用して左右の単位パネル1,1を引き寄せて連結するのである。
ここで、前記端部部材9の一方の鍔部20には、凹溝部21の開口部に沿って突条20Aを形成するととともに、他方の鍔部20には、凹溝部21の開口部に沿って条溝20Bを形成している。そして、左右の単位パネル1,1を連結する際に、各端部部材9,9の鍔部20,20を接合すると、前記突条20Aと条溝20Bが係合し、パネル面外方向への変位を規制し、正確な位置で連結することができるようになっている。
そして、既に左右に連結した単位パネル1,…の上段に単位パネル1,1を連結するには、図1に示すように、下段の単位パネル1,1の連結に用いた上連結具7を利用する。具体的には、前記連結軸36の下端部を下連結具6に連結した状態で、該下連結具6の第1係合部31を、下段の連結に用いた上連結具7の第2係合部35にパネル面内方向からスライド係合させて立起状態に維持し、その状態で両単位パネル1,1の下嵌合部16を、下段の単位パネル1,1の上嵌合部17に載置して凹凸嵌合するとともに、各端部部材9,9の下係止部22,22を下連結具6の両係止爪部28,28に係合させる。その後は、前記同様に上方から前記上連結具7の角孔29内に連結軸36の上端部を嵌合するとともに、両係止爪部32,32を各端部部材9,9の上係止部23,23に係止し、上方から締結ネジ37を通孔34を通して挿入し、前記連結軸36の螺孔38に螺合する。すると、前記下連結具6が引き上げられ、該第1係合部31が下方の上連結具7の第2係合部35に強く係合する。この際、前記下連結具6の両係止爪部28,28が各端部部材9,9の下係止部22,22に同時に強く接触するように寸法設定することが好ましい。
次に、前記笠木部材12と巾木部材とをそれぞれ単位パネル1に上端又は下端に嵌合する分部の形状は、単位パネル1,1同士の連結構造と同じである。そして、笠木部材12は最上段の単位パネル1の上端にネジ39で締結する。前記巾木部材は、両端部に前記単位パネル1の凹溝19と同様な凹溝を形成し、該凹溝に上段の単位パネル1の端部部材9の下方延長部を嵌合し、前記同様にネジ止めする。尚、前記巾木部材には適宜アジャスターを設けている。
ここで、本発明に係る間仕切パネルは、現場で順次積上げて構築することが特徴であるが、下部は最小限の高さが必要であるので、当該巾木部材と1枚〜4枚の単位パネル1,…を予め工場出荷時点で連結しておくことも好ましい。その場合には、長尺の前記端部部材9,9を用いて巾木部材と単位パネル1,…を上下に連結する。そして、この複合パネルを左右に連結するには、上下高さに応じた長尺の連結軸36を用意するだけで良く、その他の下連結具6や上連結具7は共通のものを使用できる。
前記笠木部材12の端部には、合成樹脂製の笠木キャップ40を嵌着して端部を閉塞している。尚、前記笠木キャップ40のフランジ部41の厚さは、前記端部部材9の鍔部20の厚さと一致させ、また内部には前記上連結具7を収容する凹部42を設けている。
このように複数の単位パネル1,…を上下左右に連結すると、上下の単位パネル1,1間に形成したハンギング溝27は左右に連続して目地部を兼ねている。また、左右の単位パネル1,1間には端部部材9,9の鍔部20,20が重なって存在している以外に何もなく、すっきりとした外観となっている。同様に、最上段の単位パネル1と笠木部材12との間にも前記同様なハンギング溝27が設けられている。また、最下段の単位パネル1と前記巾木部材との間にも前記同様なハンギング溝27が設けられている。前記単位パネル1の表面板14と裏面板15、笠木部材12及び巾木部材の側面は、横方向に延び、上下方向に繰り返しの波形面となっており、全体として統一的な意匠を構成している。尚、前記単位パネル1,1を左右に連結した場合、若干上下にずれることは避けられないが、その連結部に端部部材9の鍔部20が介在して縁切りをしているので、左右の単位パネル1,1の波形面が不連続でも目立たなくすることができる。
次に、前記コーナーポスト2を用いて複数の単位パネル1,…を平面視L字状、T字状、十字状に連結する構造及びパネル終端部の処理を説明する。先ず、代表的な連結形態として、前記コーナーポスト2を介して複数の単位パネル1,…を平面視L字状に連結する場合を図2〜図8に基づいて詳細に説明する。
先ず、前記コーナーポスト2は、図2〜図5に示すように、4面のうち、1面は前記端部部材9と同様な連結構造を有して前記連結手段で直接連結可能な連結面10となし、他の3面は共通構造の装着面11,…となしている。前記コーナーポスト2は、アルミ押し出し型材から作製し、中央部に四角形の筒部43を有し、その四隅から放射状に鉤片44,…が延び、前記連結面10に面する一対の鉤片44,44の端部から側壁部45,45を延設して凹溝部46を形成するとともに、その両端部に鍔部47,47を一体形成した概略形状である。そして、前記コーナーポスト2の凹溝部46の内部に互いに対向するように前記リブ26と同様なリブ48,48を形成し、該リブ48,48の下端部と上端部にそれぞれ下係止部49と上係止部50を形成し、前記同様に下連結具6、上連結具7及び締結具8を用いて単位パネル1の端部部材9に連結できるようになっている。
前記コーナーポスト2の前記装着面11には、他の3対の鉤片44,44が存在し、該鉤片44,44で深さの浅い凹溝部51を形成し、該凹溝部51の両側溝縁、即ち該鉤片44,44の端縁間に前記リブ48と同様なリブ52,52を互いに対向するように内向きに形成し、両リブ52,52の上下部に前記係止具3を取付けるために、前記両リブ52,52の対向位置を円弧状に切欠して前記係合部53を形成するとともに、前記リブ52,52の下端部に下係止部54を形成して前記下連結具6の係止爪部28を係止可能とするとともに、上端部に上係止部55を形成して前記上連結具7の係止爪部32を係止可能となしている。また、前記両リブ52,52の側面は、後述のスペーサー4を接合可能となしている。
そして、前記係止具3は、図2、図6及び図7に示すように、中央部に前記係合部53に係合する円柱部56を有するとともに、基端側に前記コーナーポスト2の両リブ52,52間に挿入可能で且つ略90度回転により両リブ52,52に係止可能な両係止片57,57を突設し、先端側に前記スペーサー4又はポストカバー5を係止する上向きフック片58を形成したものであり、更に前記円柱部56のフック片58側の端面に六角レンチを嵌合可能な六角穴59を形成している。
前記スペーサー4は、図2及び図4〜図6に示すように、アルミ押し出し型材から作製し、中央部に溝形状の接合部60を有し、その両側に前記端部部材9の鍔部20,20と同様な鍔部61,61を形成している。そして、前記接合部60の接合面の上下部に前記係止具3のフック片58を受け入れて係止する係止孔62,62を形成するとともに、前記接合部60の上下端部は、前記端部部材9の下係止部22と上係止部23と同じ位置に切欠部63,63を設け、前記下連結具6と上連結具7の本体部を受け入れることができるようになっている。
前記ポストカバー5は、図2、図4〜図8に示すように、平面視L字状の連結の場合には、前記コーナーポスト2の連結面10とそれに近接する一つの装着面11を単位パネル1,1に使用するので、残りの2面の装着面11,11を覆うように平面視L字形のものを用いる。それには、アルミ押し出し型材から作製した二つのカバー部材64,64の端面を45度にカットし、接合金具65を用いて平面視L字形に連結する。前記カバー部材64は、裏面の上下部にそれぞれ断面略L字形の一対の係止部66,66を対向させて突設し、各係止部66の連結側の端部に孔67を形成したものである。前記接合金具65は、カバー部材64,64の接合面に挟まってエッジを構成する接合板68と、その両面に45度の角度で嵌合片69,69を一体形成し、前記嵌合片69に一部に係止爪70,70を設けたものである。尚、前記カバー部材64の表面には、前記単位パネル1の表面と同じ波形面を形成し、意匠上の統一を図っている。
そして、前記接合金具65の嵌合片69,69を、それぞれ二つのカバー部材64,64の前記一対の係止部66,66の間に嵌入するとともに、係止爪70,70を孔67,67に係合して抜止め状態で連結するのである。ここで、一対の係止部66,66のうち、下向きの係止部66に前記係止具3のフック片58が係止するのである。尚、一対の係止部66,66の開口幅は、前記係止具3の上向き状態のフック片58を受け入れることが可能な十分な寸法に設定している。
また、上下のコーナーポスト2は、図3及び図6に示すように、ポスト連結金具71を用いて接合する。ここで、前記ポスト連結金具71は、前記コーナーポスト2の中心部の筒部43に嵌入する角柱部72の上下中央部の周囲に、前記筒部43と鉤片44の断面形状と略一致したフランジ部73を突設したものである。つまり、前記ポスト連結金具71の角柱部72の上下部を、上下のコーナーポスト2,2の筒部43,43に嵌入するとともに、接合部に前記フランジ部73を介在させた状態で連結する。
前記単位パネル1,1を、前記コーナーポスト2を介して平面視L字状に連結するには、図5に示すように、コーナーポスト2の連結面10に一方の単位パネル1を配置し、単位パネル1の端部部材9の両鍔部20,20を、連結面10に形成した両鍔部47,47に凹凸嵌合状態で接合し、前記端部部材9の下係止部22と連結面10側の下係止部49とに前記下連結具6の係止爪部28,28を係止するとともに、前記端部部材9の上係止部23と連結面10側の上係止部50とに前記上連結具7の係止爪部32,32を係止し、前記下連結具6に下端をして凹溝部21,46内に立起した連結軸36の上連結具7の角孔33内に嵌挿し、上方から締結ネジ37を連結軸36の螺孔38に螺合して引き付け、単位パネル1,1同士の連結と同様にして連結する。次に、前記コーナーポスト2の各装着面11,…の係合部53,…にそれぞれ係止具3,…を装着した後、所定の側の装着面11の係止具3,3のフック片58,58に前記スペーサー4の係止孔62,62を係止して取付け、該スペーサー4の両鍔部61,61に単位パネル1の端部部材9の両鍔部20,20を凹凸嵌合状態で接合し、端部部材9の下係止部22と装着面11側の下係止部54と前記下連結具6の係止爪部28,28を係止するとともに、前記端部部材9の上係止部23と装着面11側の上係止部55とに前記上連結具7の係止爪部32,32を係止し、前記下連結具6に下端をして凹溝部21とスペーサー4の内部内に立起した連結軸36の上連結具7の角孔33内に嵌挿し、上方から締結ネジ37を連結軸36の螺孔38に螺合して引き付け、単位パネル1,1同士の連結と同様にして連結する。その他の装着面11,11に設けた係止具3,…を用いて、平面視L字形のポストカバー5Aの両カバー部材64,64の各係止部66を係止具3のフック片58に係止して装着する。
この平面視L字状に連結した状態を図8に示している。上下のポストカバー5A,5A間には、前記ハンギング溝27に連続した横溝74が形成されるように、該ポストカバー5Aの上下端部の形状が設定されている。また、最上部の前記コーナーポスト2の上端には、合成樹脂製の上端キャップ75を嵌着し、該上端キャップ75と最上段のポストカバー5Aの間にも横溝74が形成されている。この横溝74にも前記ハンギング溝27と同様に化粧パネルやホワイトボード等のオプションを、係止部材を用いて係止することができる。

次に、図9〜図13に基づいて、パネル終端部の処理を説明する。このパネル終端部には、アルミ押出し型材からなる連結部材76を前記同様の連結手段で単位パネル1の端部に連結し、そして該連結部材76に平面視コ字形の端部カバー77を前記係止具3,3を用いて装着するのである。前記連結部材76は、前記端部部材9の凹溝部21を浅く角ばった形状とした断面形状の凹溝部78を有し、該凹溝部78の開口縁には外側へ向けて鍔部79.79を形成するとともに、凹溝部78の内部に設けた一対の対向するリブ80,80の下端部に下係止部81を形成し、上端部に上係止部82を形成したものである。そして、前記連結部材76の凹溝部21の底面部の上下部に前記係止具3を装着するための円孔83,83を形成している。前記係止具3のフック片58を前記連結部材76の凹溝部78の内部から円孔83に挿通し、円柱部56を嵌合して両係止片57,57を凹溝部78の内部に係止して装着する。また、前記端部カバー77は、3枚のカバー部材64,…と二つの接合金具65,65を用いて平面視コ字形に連結して構成するが、前記ポストカバー5の構造と基本的には同じである。従って、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。また、前記連結部材76を前記単位パネル1の端部に連結する構造も隣接する単位パネル1,1同士を連結する構造と全く同じ連結手段を用い、下係止部81と上係止部82を利用して連結するので、その説明も省略する。
図13は、単位パネル1の終端部に端部カバー77を装着した状態を示し、上下の前記端部カバー77,77間には、前記ハンギング溝27に連続した横溝84が形成されるように、該ポストカバー5Aの上下端部の形状が設定されている。また、最上部の連結部材76の上端には、合成樹脂製の上端キャップ85を嵌着し、該上端キャップ85と最上段の端部カバー77の間にも横溝84が形成されている。この横溝84にも前記ハンギング溝27と同様に化粧パネルやホワイトボード等のオプションを、係止部材を用いて係止することができる。
次に、平面視T字状に連結する場合を、図14〜図16に基づいて簡単に説明する。基本的には、前述のL字状の連結と同じであるが、前記コーナーポスト2の3面の装着面11,…のうち2面を単位パネル1,1の連結に用い、残りの1面の装着面11に一文字形のポストカバー5Bを装着する。前記ポストカバー5Bは、前記カバー部材64の両端を90度にカットしたものを一枚そのまま用いて構成する。前記コーナーポスト2の連結面10には、前記単位パネル1を前記連結手段を用いて直接連結し、装着面11には係止具3,3に係止した前記スペーサー4介在させて他の単位パネル1を同様に連結手段を用いて連結する。具体的な構造は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
尚、図示しないが、平面視十文字状に連結する場合には、前記コーナーポスト2の連結面10と3面の装着面11,…の全てに単位パネル1,…を前記同様に連結する。この場合、前記コーナーポスト2の全側面は露出しないので、ポストカバーは不要である。
また、もう一つのパネル終端部の処理として、図17に示すように、間仕切パネルの終端にコーナーポスト2を設ける場合もある。この終端部の処理の仕方は、単純なパネル終端で単独で生じる場合もあるが、通常は平面視L字状に単位パネル1,…を連結するとともに、高さを段違いに構成した場合に生じるのである。つまり、前記コーナーポスト2の連結面10を前記同様に連結手段を用いて連結する。そして、前記コーナーポスト2の3面の装着面11,…に係止具3,…を取付け、前記端部カバー77と同様な構造であるが、両側面のカバー部材64,64の横幅が広い形状のポストカバー5Cを前記係止具3,…を用いて装着する。具体的な構造は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
また、図18に示すように、平面視T字状の連結で、一面の単位パネル1の高さが低い段違いの連結形態の場合、下部のT字状の連結部分のコーナーポスト2には一文字形の前記ポストカバー5Bを装着し、上部の平面視L字状の連結部分のコーナーポスト2にはL字形の前記ポストカバー5Aを装着する。尚、図示しないが、平面視L字状の連結において、下部のL字状連結部分にはL字形の前記ポストカバー5Aを装着し、上部のコーナーポスト2で終端した部分には前記ポストカバー5Cを装着するのである。
本発明に係る積上げ式間仕切パネルの単位パネル同士を連結する構造を示す要部の分解斜視図である。 コーナーポストを介して平面視L字状に連結する構造を示す要部の分解斜視図である。 コーナーポストの上下の接続構造を示す部分分解斜視図である。 L字状連結部の構造を示す部分横断平面図である。 同じくL字状連結部の構造を示す部分分解平面図である。 同じくL字状連結部の構造を示す部分縦断正面図である。 L字形ポストカバーの分解斜視図である。 L字状連結部の全体形状を示す要部の斜視図である。 端部カバーを用いた終端部の処理構造を示す要部の分解斜視図である。 同じく端部カバーを用いた終端部の処理構造を示し、(a)は部分横断平面図、(b)は部分分解平面図である。 コ字形ポストカバーの分解斜視図である。 終端部の部分縦断正面図である。 終端部の全体形状を示す要部の斜視図である。 T字状連結部の構造を示す部分横断平面図である。 同じくT字状連結部の構造を示す部分分解平面図である。 同じくT字状連結部の全体形状を示す要部の斜視図である。 コーナーポストで終端した処理構造を示し、(a)は部分横断平面図、(b)は部分分解平面図である。 T字状連結部の段落ち連結構造を示す全体斜視図である。
符号の説明
1 単位パネル、 2 コーナーポスト、
3 係止具、 4 スペーサー、
5 ポストカバー、 5A ポストカバー、
5B ポストカバー、 5C ポストカバー、
6 下連結具、 7 上連結具、
8 締結具、 9 端部部材、
10 連結面、 11 装着面、
12 笠木部材、 13 笠木カバー、
14 表面板、 15 裏面板、
16 下嵌合部、 17 上嵌合部、
18 連結部、 19 凹溝、
20 鍔部、 21 凹溝部、
22 下係止部、 23 上係止部、
24 下穴、 25 タッピンねじ、
26 リブ、 27 ハンギング溝、
28 係止爪部、 29 角孔、
30 通孔、 31 第1係合部、
32 係止爪部、 33 角孔、
34 通孔、 35 第2係合部、
36 連結軸、 37 締結ネジ、
38 螺孔、 39 ネジ、
40 笠木キャップ、 41 フランジ部、
42 凹部、 43 筒部、
44 鉤片、 45 側壁部、
46 凹溝部、 47 鍔部、
48 リブ、 49 下係止部、
50 上係止部、 51 凹溝部、
52 リブ、 53 係合部、
54 下係止部、 55 上係止部、
56 円柱部、 57 係止片、
58 フック片、 59 六角穴、
60 接合部、 61 鍔部、
62 係止孔、 63 切欠部、
64 カバー部材、 65 接合金具、
66 係止部、 67 孔、
68 接合板、 69 嵌合片、
69 嵌合片、 70 係止爪、
71 ポスト連結金具、 72 角柱部、
73 フランジ部、 74 横溝、
75 上端キャップ、 76 連結部材、
77 端部カバー、 78 凹溝部、
79 鍔部、 80 リブ、
81 下係止部、 82 上係止部、
83 円孔、 84 横溝、
85 上端キャップ。

Claims (5)

  1. 複数の単位パネルを、該単位パネルの両側端に設けた端部部材を利用して連結手段にて支柱を介在させずに上下左右に直線状に連結することが可能な間仕切パネルにおいて、前記単位パネルを平面視L字状、T字状、十字状に連結するコーナーポストの4面のうち、1面は前記端部部材と同様な連結構造を有して前記連結手段で直接連結可能な連結面となし、他の3面は共通構造の装着面となし、該装着面にスペーサー又はポストカバーを係止する係止具を取付けるとともに、該装着面に前記係止具に係止したスペーサーを介在させて他の単位パネルを前記連結手段で連結するとともに、残りの装着面に前記係止具に係止してポストカバーを装着することを特徴とする積上げ式間仕切パネルの連結装置。
  2. 前記単位パネルは、押出し型材からなり、下端部に下嵌合部を形成するとともに、上端部に前記下嵌合部に凹凸嵌合してパネル面外方向の変位を規制する上嵌合部を形成し、更に両側端面に形成した凹溝に前記端部部材を取付け、前記連結構造として該端部部材の凹溝部内の下端部に下係止部を形成するとともに、上端部に上係止部を形成したものであり、前記コーナーポストは、前記単位パネルの上下幅に応じた長さを有し、前記連結構造として前記連結面に形成した凹溝部内の下端部に下係止部を形成するとともに、上端部に上係止部を形成し、更に前記装着面には前記係止具を係合する係合部を形成してなる請求項1記載の積上げ式間仕切パネルの連結装置。
  3. 前記連結手段は、両側に前記下係止部に下方から係止する係止爪部を上部に有する下連結具と、両側に前記上係止部に上方から係止する係止爪部を下部に有する上連結具と、前記凹溝部内に位置して前記下連結具と上連結具を引き付けるネジ式の締結具とを備え、更に前記下連結具の下部と前記上連結具の上部とにそれぞれ互いに上下変位不能に係合する第1係合部と第2係合部を形成してなる請求項1又は2記載の積上げ式間仕切パネルの連結装置。
  4. 前記コーナーポストの装着面に、深さの浅い凹溝部を形成し、該凹溝部の両側溝縁に内向きリブを形成し、該リブに前記スペーサーを接合可能とし、前記係止具を取付けるために前記両リブの対向位置を円弧状に切欠して前記係合部を形成するとともに、前記リブの下端部に下係止部を形成して前記下連結具の係止爪部を係止可能とするとともに、上端部に上係止部を形成して前記上連結具の係止爪部を係止可能となした請求項3記載の積上げ式間仕切パネルの連結装置。
  5. 前記係止具は、中央部に前記係合部に係合する円柱部を有するとともに、基端側に前記両リブ間に挿入可能で且つ略90度回転により両リブに係止可能な両係止片を突設し、先端側に前記スペーサー又はポストカバーを係止する上向きフック片を形成してなる請求項4記載の積上げ式間仕切パネルの連結装置。
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