JP2001294831A - 澱粉糊組成物 - Google Patents
澱粉糊組成物Info
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- JP2001294831A JP2001294831A JP2000110413A JP2000110413A JP2001294831A JP 2001294831 A JP2001294831 A JP 2001294831A JP 2000110413 A JP2000110413 A JP 2000110413A JP 2000110413 A JP2000110413 A JP 2000110413A JP 2001294831 A JP2001294831 A JP 2001294831A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本組成物からなる接着剤以外から発生するホ
ルムアルデヒドを吸収し、固化した後もホルムアルデヒ
ド吸収能に優れており、かつ一旦吸収したホルムアルデ
ヒドを再放出することがなく、しかも接着強度や耐久性
等にも優れた澱粉糊組成物を提供すること。 【解決手段】 ホルムアルデヒド吸収剤を含有すること
を特徴とする澱粉糊組成物を提供する。
ルムアルデヒドを吸収し、固化した後もホルムアルデヒ
ド吸収能に優れており、かつ一旦吸収したホルムアルデ
ヒドを再放出することがなく、しかも接着強度や耐久性
等にも優れた澱粉糊組成物を提供すること。 【解決手段】 ホルムアルデヒド吸収剤を含有すること
を特徴とする澱粉糊組成物を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固化した後もホル
ムアルデヒド吸収能に優れており、しかも一旦吸収した
ホルムアルデヒドを再放出することがなく、接着剤とし
て有用な澱粉糊組成物に関する。
ムアルデヒド吸収能に優れており、しかも一旦吸収した
ホルムアルデヒドを再放出することがなく、接着剤とし
て有用な澱粉糊組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合板等の製造時に使用される接着
剤から放出されるホルムアルデヒドが、室内空気の汚染
物質として問題となっており、これを解決する方法とし
て、これまでに、接着剤からのホルムアルデヒドの放出
を抑制する方法や、室内に放出されたホルムアルデヒド
を吸収する方法がいくつか提案されている。しかしなが
ら、ホルムアルデヒドによる健康被害は現在も増加し続
けており、ホルムアルデヒドによる室内空気の汚染につ
いては、さらなる対策が急務とされている。
剤から放出されるホルムアルデヒドが、室内空気の汚染
物質として問題となっており、これを解決する方法とし
て、これまでに、接着剤からのホルムアルデヒドの放出
を抑制する方法や、室内に放出されたホルムアルデヒド
を吸収する方法がいくつか提案されている。しかしなが
ら、ホルムアルデヒドによる健康被害は現在も増加し続
けており、ホルムアルデヒドによる室内空気の汚染につ
いては、さらなる対策が急務とされている。
【0003】接着剤から放出されるホルムアルデヒドの
量を低減・抑制する手段としては、尿素樹脂、尿素−メ
ラミン共縮合樹脂、フェノール−メラミン共縮合樹脂等
に、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、炭酸グア
ニジンを添加する方法(特開平5−287253号公
報)、ホルムアルデヒドを原料とした熱硬化性樹脂に、
無水マレイン酸共重合体を添加する方法(特開平10−
310755号公報)などの他、これら樹脂にアミン、
イミン、アミジン、アミド、カルバミド、ヒドラジン等
の含窒素有機化合物等を添加する方法等が既に知られて
いる。
量を低減・抑制する手段としては、尿素樹脂、尿素−メ
ラミン共縮合樹脂、フェノール−メラミン共縮合樹脂等
に、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、炭酸グア
ニジンを添加する方法(特開平5−287253号公
報)、ホルムアルデヒドを原料とした熱硬化性樹脂に、
無水マレイン酸共重合体を添加する方法(特開平10−
310755号公報)などの他、これら樹脂にアミン、
イミン、アミジン、アミド、カルバミド、ヒドラジン等
の含窒素有機化合物等を添加する方法等が既に知られて
いる。
【0004】また、茶の成分を利用したホルムアルデヒ
ド対策も知られており、例えば、特開平9−29946
6号公報には、茶を乾留して得られる、沸点範囲が18
0〜200℃/20mmHgにある乾留分を有効成分と
するホルムアルデヒド除去剤が開示されている。
ド対策も知られており、例えば、特開平9−29946
6号公報には、茶を乾留して得られる、沸点範囲が18
0〜200℃/20mmHgにある乾留分を有効成分と
するホルムアルデヒド除去剤が開示されている。
【0005】さらに、特開平11−226100号公報
には、茶由来のポリフェノール類を含有することを特徴
とするホルムアルデヒド捕捉能を有する建築用もしくは
家具用材料が開示されている。該公報には、茶由来のポ
リフェノールを接着剤に添加する発想が開示されてお
り、その具体例としては、メラミン−ユリア共縮合樹脂
を主成分とする接着剤、或いは、変性澱粉及び合成樹脂
を主成分とする壁紙用接着剤(いずれもそれ自体がホル
ムアルデヒドを放出する)に緑茶ポリフェノールを添加
し、これら接着剤からのホルムアルデヒド放出量を低減
する方法が示されている。
には、茶由来のポリフェノール類を含有することを特徴
とするホルムアルデヒド捕捉能を有する建築用もしくは
家具用材料が開示されている。該公報には、茶由来のポ
リフェノールを接着剤に添加する発想が開示されてお
り、その具体例としては、メラミン−ユリア共縮合樹脂
を主成分とする接着剤、或いは、変性澱粉及び合成樹脂
を主成分とする壁紙用接着剤(いずれもそれ自体がホル
ムアルデヒドを放出する)に緑茶ポリフェノールを添加
し、これら接着剤からのホルムアルデヒド放出量を低減
する方法が示されている。
【0006】上記のように、接着剤に各種ホルムアルデ
ヒド吸収剤を添加する発想は既に知られており、その具
体的な方法も例示されている。しかしながら、例示され
ている方法の効果は、接着剤自体から放出されるホルム
アルデヒドを低減するというものであり、接着剤によっ
て接着剤以外から発生するホルムアルデヒドを捕捉する
技術は、いまだ確立されていない。
ヒド吸収剤を添加する発想は既に知られており、その具
体的な方法も例示されている。しかしながら、例示され
ている方法の効果は、接着剤自体から放出されるホルム
アルデヒドを低減するというものであり、接着剤によっ
て接着剤以外から発生するホルムアルデヒドを捕捉する
技術は、いまだ確立されていない。
【0007】ところで、接着剤にホルムアルデヒド吸収
剤を添加した場合、接着剤本来の機能である接着強度や
耐久性が著しく損なわれることが多いという問題があ
る。また、接着剤自体にホルムアルデヒド吸収能を付与
しようとすれば、上記の問題点に加え、接着剤が固化し
てしまうとホルムアルデヒド吸収剤の機能が全く発揮さ
れなくなったり、接着剤の表面付近で僅かにしか機能し
ないという問題点が生ずる。
剤を添加した場合、接着剤本来の機能である接着強度や
耐久性が著しく損なわれることが多いという問題があ
る。また、接着剤自体にホルムアルデヒド吸収能を付与
しようとすれば、上記の問題点に加え、接着剤が固化し
てしまうとホルムアルデヒド吸収剤の機能が全く発揮さ
れなくなったり、接着剤の表面付近で僅かにしか機能し
ないという問題点が生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題を悉く解消し、本組成物からなる接着剤によ
って、本組成物からなる接着剤以外から発生するホルム
アルデヒドを吸収し、固化した後もホルムアルデヒド吸
収能に優れており、かつ一旦吸収したホルムアルデヒド
を再放出することがなく、しかも接着強度や耐久性等に
も優れた澱粉糊組成物を提供することにある。
従来の問題を悉く解消し、本組成物からなる接着剤によ
って、本組成物からなる接着剤以外から発生するホルム
アルデヒドを吸収し、固化した後もホルムアルデヒド吸
収能に優れており、かつ一旦吸収したホルムアルデヒド
を再放出することがなく、しかも接着強度や耐久性等に
も優れた澱粉糊組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決し、優れたホルムアルデヒド吸収能を有する
接着剤を開発すべく鋭意研究を行った。その過程で本発
明者らは、澱粉糊に僅かながらホルムアルデヒド吸収能
があることを見い出した。しかしながら、その効果は非
常に弱く、しかも一旦吸収したホルムアルデヒドを再び
放出してしまうことも分かった。本発明者らは、さらに
研究を重ね、澱粉糊に茶抽出物等のホルムアルデヒド吸
収剤を添加したところ、澱粉糊が固化した後においても
ホルムアルデヒド吸収機能が非常に効率良く発揮され、
しかも一旦吸収したホルムアルデヒドを放出しないこと
を見い出し、これらの知見を基に本発明を完成した。
題点を解決し、優れたホルムアルデヒド吸収能を有する
接着剤を開発すべく鋭意研究を行った。その過程で本発
明者らは、澱粉糊に僅かながらホルムアルデヒド吸収能
があることを見い出した。しかしながら、その効果は非
常に弱く、しかも一旦吸収したホルムアルデヒドを再び
放出してしまうことも分かった。本発明者らは、さらに
研究を重ね、澱粉糊に茶抽出物等のホルムアルデヒド吸
収剤を添加したところ、澱粉糊が固化した後においても
ホルムアルデヒド吸収機能が非常に効率良く発揮され、
しかも一旦吸収したホルムアルデヒドを放出しないこと
を見い出し、これらの知見を基に本発明を完成した。
【0010】すなわち、請求項1に係る本発明は、ホル
ムアルデヒド吸収剤を含有することを特徴とする澱粉糊
組成物を提供するものである。請求項2に係る本発明
は、ホルムアルデヒド吸収剤が、茶抽出物である請求項
1記載の澱粉糊組成物を提供するものである。請求項3
に係る本発明は、ホルムアルデヒド吸収剤が、カテキン
類である請求項1記載の澱粉糊組成物を提供するもので
ある。請求項4に係る本発明は、茶抽出物又はカテキン
類の含有割合が、原料澱粉100重量部に対し、1〜2
00重量部である請求項1〜3のいずれかに記載の澱粉
糊組成物を提供するものである。
ムアルデヒド吸収剤を含有することを特徴とする澱粉糊
組成物を提供するものである。請求項2に係る本発明
は、ホルムアルデヒド吸収剤が、茶抽出物である請求項
1記載の澱粉糊組成物を提供するものである。請求項3
に係る本発明は、ホルムアルデヒド吸収剤が、カテキン
類である請求項1記載の澱粉糊組成物を提供するもので
ある。請求項4に係る本発明は、茶抽出物又はカテキン
類の含有割合が、原料澱粉100重量部に対し、1〜2
00重量部である請求項1〜3のいずれかに記載の澱粉
糊組成物を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の澱粉糊組成物は、ホルムアルデヒド吸収
剤を含有することを特徴とするものである。本発明にお
けるホルムアルデヒド吸収剤としては、炭酸アンモニウ
ム、重炭酸アンモニウム、炭酸グアニジン、尿素及びそ
の関連化合物、ヒドラゾンベンゾチアゾール、セミカル
バジド、チオセミカルバジド、クレゾール、キシレトー
ル、レゾルシン、ピロガロール、塩化アンモニウム、硫
酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、アルブミン、小
麦粉、大豆粉や、茶抽出物,カテキン類などの各種植物
ポリフェノールなどが挙げられ、これらのいずれかを単
独で、或いは2種類以上を混合して使用することができ
る。これらの中でも、請求項2に記載したように、茶抽
出物が最も好ましく、さらに請求項3に記載したよう
に、カテキン類が最も好ましい。
する。本発明の澱粉糊組成物は、ホルムアルデヒド吸収
剤を含有することを特徴とするものである。本発明にお
けるホルムアルデヒド吸収剤としては、炭酸アンモニウ
ム、重炭酸アンモニウム、炭酸グアニジン、尿素及びそ
の関連化合物、ヒドラゾンベンゾチアゾール、セミカル
バジド、チオセミカルバジド、クレゾール、キシレトー
ル、レゾルシン、ピロガロール、塩化アンモニウム、硫
酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、アルブミン、小
麦粉、大豆粉や、茶抽出物,カテキン類などの各種植物
ポリフェノールなどが挙げられ、これらのいずれかを単
独で、或いは2種類以上を混合して使用することができ
る。これらの中でも、請求項2に記載したように、茶抽
出物が最も好ましく、さらに請求項3に記載したよう
に、カテキン類が最も好ましい。
【0012】ここで茶抽出物とは、茶樹( Camellia si
nensis )の主に葉、茎、及びこれらを緑茶、紅茶、ウ
ーロン茶、プアール茶等に加工したものを原料とし、そ
れらを水、熱水、有機溶媒、含水有機溶媒などにより抽
出したものを指す。また、上記原料又はその抽出物を乾
留して得られる成分も上記茶抽出物に含む。
nensis )の主に葉、茎、及びこれらを緑茶、紅茶、ウ
ーロン茶、プアール茶等に加工したものを原料とし、そ
れらを水、熱水、有機溶媒、含水有機溶媒などにより抽
出したものを指す。また、上記原料又はその抽出物を乾
留して得られる成分も上記茶抽出物に含む。
【0013】カテキン類は、上記の原料及び茶抽出物に
含まれており、具体的な化合物としては、(+)−カテ
キン、(−)−カテキン、(+)−ガロカテキン、
(+)−エピガロカテキン、(+)−ガロカテキンガレ
ート、(+)−エピガロカテキンガレート、(−)−エ
ピカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−
カテキンガレート、(−)−エピガロカテキン、(−)
−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキンガレート、
(−)−ガロカテキンガレート等を挙げることができ
る。これらカテキン類は、上記茶抽出物から有機溶媒分
画や吸着樹脂などにより所望の程度に精製することがで
きる。また、本発明で使用するカテキン類は、合成品で
あっても差し支えない。
含まれており、具体的な化合物としては、(+)−カテ
キン、(−)−カテキン、(+)−ガロカテキン、
(+)−エピガロカテキン、(+)−ガロカテキンガレ
ート、(+)−エピガロカテキンガレート、(−)−エ
ピカテキン、(−)−エピカテキンガレート、(−)−
カテキンガレート、(−)−エピガロカテキン、(−)
−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキンガレート、
(−)−ガロカテキンガレート等を挙げることができ
る。これらカテキン類は、上記茶抽出物から有機溶媒分
画や吸着樹脂などにより所望の程度に精製することがで
きる。また、本発明で使用するカテキン類は、合成品で
あっても差し支えない。
【0014】本発明の澱粉糊組成物は、上記したような
ホルムアルデヒド吸収剤を含有することを特徴とするも
のであり、このホルムアルデヒド吸収剤の含有量は、使
用するホルムアルデヒド吸収剤の種類、要求される性
能、コスト等を考慮し、適宜定めることができる。
ホルムアルデヒド吸収剤を含有することを特徴とするも
のであり、このホルムアルデヒド吸収剤の含有量は、使
用するホルムアルデヒド吸収剤の種類、要求される性
能、コスト等を考慮し、適宜定めることができる。
【0015】例えば、請求項2、3に記載したように、
ホルムアルデヒド吸収剤として、茶抽出物又はカテキン
類を用いる場合、澱粉糊組成物に占めるこれらの含有量
は、請求項4に記載したように、原料澱粉100重量部
に対し、1〜200重量部とすることが好ましく、10
〜100重量部とすることがより好ましい。澱粉糊組成
物に占める茶又はカテキン類の含有量が、原料澱粉10
0重量部に対し1重量部未満では目的とする効果が得ら
れにくく、一方、200重量部を超えると接着強度が低
下する。
ホルムアルデヒド吸収剤として、茶抽出物又はカテキン
類を用いる場合、澱粉糊組成物に占めるこれらの含有量
は、請求項4に記載したように、原料澱粉100重量部
に対し、1〜200重量部とすることが好ましく、10
〜100重量部とすることがより好ましい。澱粉糊組成
物に占める茶又はカテキン類の含有量が、原料澱粉10
0重量部に対し1重量部未満では目的とする効果が得ら
れにくく、一方、200重量部を超えると接着強度が低
下する。
【0016】本発明の澱粉糊組成物は、基本的には上記
した如きホルムアルデヒド吸収剤と澱粉糊とからなるも
のである。ここで澱粉糊の原料としては、米、小麦、サ
ツマイモ、ジャガイモ、トウモロコシ、タピオカ、豆等
の澱粉や、これら澱粉の水酸基に様々な官能基を結合さ
せた澱粉誘導体などの化工澱粉等を使用することができ
る。なお、化工澱粉の具体例としては、デキストリン、
酸分解澱粉、酸化澱粉、α化澱粉、エステル化澱粉、エ
ーテル化澱粉、架橋澱粉、グラフト化澱粉などを挙げる
ことができる。
した如きホルムアルデヒド吸収剤と澱粉糊とからなるも
のである。ここで澱粉糊の原料としては、米、小麦、サ
ツマイモ、ジャガイモ、トウモロコシ、タピオカ、豆等
の澱粉や、これら澱粉の水酸基に様々な官能基を結合さ
せた澱粉誘導体などの化工澱粉等を使用することができ
る。なお、化工澱粉の具体例としては、デキストリン、
酸分解澱粉、酸化澱粉、α化澱粉、エステル化澱粉、エ
ーテル化澱粉、架橋澱粉、グラフト化澱粉などを挙げる
ことができる。
【0017】さらに、本発明の澱粉糊組成物には、必要
に応じて、防腐剤、抗カビ剤、着色剤、香料、増粘剤、
溶剤、増量剤、界面活性剤などの添加剤を含有させるこ
とができる。
に応じて、防腐剤、抗カビ剤、着色剤、香料、増粘剤、
溶剤、増量剤、界面活性剤などの添加剤を含有させるこ
とができる。
【0018】本発明の澱粉糊組成物は、ホルムアルデヒ
ド吸収剤、及び必要に応じて加える添加剤を、澱粉糊に
添加することにより製造される。添加の方法について
は、特に条件はない。ホルムアルデヒド吸収剤の種類や
含有割合、澱粉糊の種類については、上記したとおりで
ある。ホルムアルデヒド吸収剤を澱粉に添加する時期
は、澱粉が糊化する前でも糊化した後でもよいが、好ま
しくは澱粉を加熱等により糊化した後添加する。
ド吸収剤、及び必要に応じて加える添加剤を、澱粉糊に
添加することにより製造される。添加の方法について
は、特に条件はない。ホルムアルデヒド吸収剤の種類や
含有割合、澱粉糊の種類については、上記したとおりで
ある。ホルムアルデヒド吸収剤を澱粉に添加する時期
は、澱粉が糊化する前でも糊化した後でもよいが、好ま
しくは澱粉を加熱等により糊化した後添加する。
【0019】本発明の澱粉糊組成物は、接着剤として用
いられる。本発明の澱粉糊組成物は、固化した後、本接
着剤以外から発生するホルムアルデヒド、つまり建築用
もしくは家具用材料などから発生するホルムアルデヒド
を吸収し、かつ、一旦吸収したホルムアルデヒドを再び
放出することがない。このような本発明の澱粉糊組成物
により奏される効果は、ホルムアルデヒド吸収剤を澱粉
糊に添加した場合に特異的に発揮されるものである。こ
のような本発明特有の効果がどのようなメカニズムで発
揮されるかは不明であるが、現時点で考えられるメカニ
ズムの一つは以下の通りである。
いられる。本発明の澱粉糊組成物は、固化した後、本接
着剤以外から発生するホルムアルデヒド、つまり建築用
もしくは家具用材料などから発生するホルムアルデヒド
を吸収し、かつ、一旦吸収したホルムアルデヒドを再び
放出することがない。このような本発明の澱粉糊組成物
により奏される効果は、ホルムアルデヒド吸収剤を澱粉
糊に添加した場合に特異的に発揮されるものである。こ
のような本発明特有の効果がどのようなメカニズムで発
揮されるかは不明であるが、現時点で考えられるメカニ
ズムの一つは以下の通りである。
【0020】即ち、澱粉糊は、固化した後も空気中の水
分を吸収したり、吸収した水分を再び空気中に放出する
特性を有するので、水に溶けやすいホルムアルデヒド
は、水分と共に固化した澱粉糊中に取り込まれる。そこ
で、本発明のように、澱粉糊中にホルムアルデヒド吸収
剤を添加しておくと、ホルムアルデヒドを効率よく捕捉
できる。また、もしホルムアルデヒド吸収剤が存在しな
ければ、澱粉糊が水分を放出するのに伴い、ホルムアル
デヒドも再び空気中に放出されることになる。しかし、
本発明の澱粉糊組成物は、澱粉糊中にホルムアルデヒド
吸収剤が添加されているため、一旦吸収したホルムアル
デヒドを再放出しない。
分を吸収したり、吸収した水分を再び空気中に放出する
特性を有するので、水に溶けやすいホルムアルデヒド
は、水分と共に固化した澱粉糊中に取り込まれる。そこ
で、本発明のように、澱粉糊中にホルムアルデヒド吸収
剤を添加しておくと、ホルムアルデヒドを効率よく捕捉
できる。また、もしホルムアルデヒド吸収剤が存在しな
ければ、澱粉糊が水分を放出するのに伴い、ホルムアル
デヒドも再び空気中に放出されることになる。しかし、
本発明の澱粉糊組成物は、澱粉糊中にホルムアルデヒド
吸収剤が添加されているため、一旦吸収したホルムアル
デヒドを再放出しない。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0022】製造例1(緑茶抽出物の製造) 緑茶1kgを90℃の熱水10Lに入れ、ときどき撹拌
しながら30分間抽出した。ろ過により茶葉残さを除去
し、抽出液を固形分が約30〜35%になるまで減圧下
で濃縮した。得られた抽出液を噴霧乾燥し、緑茶抽出物
(300g)を得た。
しながら30分間抽出した。ろ過により茶葉残さを除去
し、抽出液を固形分が約30〜35%になるまで減圧下
で濃縮した。得られた抽出液を噴霧乾燥し、緑茶抽出物
(300g)を得た。
【0023】製造例1(カテキン類の製造) 製造例1で得られた緑茶抽出物150gを水500ml
に溶かした。これに酢酸エチル300mlを加え激しく
攪拌した後、静置して酢酸エチルを分離した。この操作
を続けて2回行い、3回の抽出操作で得られた酢酸エチ
ル層を合一し、次いで減圧下で酢酸エチルを留去した
後、残さを水に溶解させ、凍結乾燥により粉末化してカ
テキン画分(48g)を得た。HPLCにより分析した
カテキン類の含量を第1表に示す。
に溶かした。これに酢酸エチル300mlを加え激しく
攪拌した後、静置して酢酸エチルを分離した。この操作
を続けて2回行い、3回の抽出操作で得られた酢酸エチ
ル層を合一し、次いで減圧下で酢酸エチルを留去した
後、残さを水に溶解させ、凍結乾燥により粉末化してカ
テキン画分(48g)を得た。HPLCにより分析した
カテキン類の含量を第1表に示す。
【0024】
【表1】第1表
【0025】実施例1 澱粉糊(商品名:レオタック、日澱化学株式会社製)
(重量比で8%になるように水に懸濁し、加温法で糊
化)、或いは酢酸ビニル系接着剤(株式会社コニシ製ボ
ンドCH2)に、製造例1で得られた緑茶抽出物を重量
比で5%になるようにそれぞれ添加した。これを直径1
50mmのろ紙に、2.7g塗布した後、20℃で乾燥
させた。また、比較のために、緑茶抽出物を添加してい
ない澱粉糊、或いは緑茶抽出物を添加していない酢酸ビ
ニル系接着剤(同上)各2.7gを塗布したろ紙も同様
にして作成した。これらのろ紙各5枚をデシケーターの
蓋から吊るし、デシケーターの底部には蒸留水300m
Lを入れた蒸発皿を置いた。さらに、中板上にホルムア
ルデヒド発生源として、1%ホルムアルデヒド水溶液1
mLを滴下したろ紙を置いた後、蓋をして20℃の室内
に放置した。24時間後、蒸留水中のホルムアルデヒド
濃度を、アセチルアセトン法で測定することにより、澱
粉糊を塗布したろ紙からのホルムアルデヒド吸収能を調
べた。続いて、ホルムアルデヒド発生源を取り除き、さ
らに蒸留水を取り替えた後、蓋をし、再び20℃の室内
に放置した。24時間後、蒸留水中のホルムアルデヒド
濃度を測定することにより、澱粉糊を塗布したろ紙から
のホルムアルデヒド放出量を調べた。なお、対照区とし
て、ろ紙を吊るさない区を作った。これらの結果を第2
表に示す。
(重量比で8%になるように水に懸濁し、加温法で糊
化)、或いは酢酸ビニル系接着剤(株式会社コニシ製ボ
ンドCH2)に、製造例1で得られた緑茶抽出物を重量
比で5%になるようにそれぞれ添加した。これを直径1
50mmのろ紙に、2.7g塗布した後、20℃で乾燥
させた。また、比較のために、緑茶抽出物を添加してい
ない澱粉糊、或いは緑茶抽出物を添加していない酢酸ビ
ニル系接着剤(同上)各2.7gを塗布したろ紙も同様
にして作成した。これらのろ紙各5枚をデシケーターの
蓋から吊るし、デシケーターの底部には蒸留水300m
Lを入れた蒸発皿を置いた。さらに、中板上にホルムア
ルデヒド発生源として、1%ホルムアルデヒド水溶液1
mLを滴下したろ紙を置いた後、蓋をして20℃の室内
に放置した。24時間後、蒸留水中のホルムアルデヒド
濃度を、アセチルアセトン法で測定することにより、澱
粉糊を塗布したろ紙からのホルムアルデヒド吸収能を調
べた。続いて、ホルムアルデヒド発生源を取り除き、さ
らに蒸留水を取り替えた後、蓋をし、再び20℃の室内
に放置した。24時間後、蒸留水中のホルムアルデヒド
濃度を測定することにより、澱粉糊を塗布したろ紙から
のホルムアルデヒド放出量を調べた。なお、対照区とし
て、ろ紙を吊るさない区を作った。これらの結果を第2
表に示す。
【0026】
【表2】第2表
【0027】第2表より以下のことが分かる。ホルムア
ルデヒド発生源設置時における蒸留水中のホルムアルデ
ヒド濃度は、緑茶抽出物を含まない澱粉糊を塗布した区
では、対照区よりも僅かに低下したにすぎなかったが、
緑茶抽出物を含む澱粉糊を塗布した区(本発明)では、
対照区よりも大幅に低下した。このことから、澱粉糊に
茶抽出物を添加することにより、澱粉糊のホルムアルデ
ヒド吸収能が顕著に向上することが明らかとなった。一
方、酢酸ビニル系接着剤に茶抽出物を添加しても、酢酸
ビニル系接着剤のホルムアルデヒド吸収能は僅かしか向
上しなかった。
ルデヒド発生源設置時における蒸留水中のホルムアルデ
ヒド濃度は、緑茶抽出物を含まない澱粉糊を塗布した区
では、対照区よりも僅かに低下したにすぎなかったが、
緑茶抽出物を含む澱粉糊を塗布した区(本発明)では、
対照区よりも大幅に低下した。このことから、澱粉糊に
茶抽出物を添加することにより、澱粉糊のホルムアルデ
ヒド吸収能が顕著に向上することが明らかとなった。一
方、酢酸ビニル系接着剤に茶抽出物を添加しても、酢酸
ビニル系接着剤のホルムアルデヒド吸収能は僅かしか向
上しなかった。
【0028】また、ホルムアルデヒド発生源を除去した
際には、緑茶抽出物を含む澱粉糊を塗布した区(本発
明)では、ホルムアルデヒドの放出がほとんど見られな
かったのに対し、緑茶抽出物を含まない澱粉糊を塗布し
た区及び緑茶抽出物を含まない酢酸ビニル系接着剤を塗
布した区では、明らかなホルムアルデヒドの放出が認め
られた。このことから、澱粉糊に緑茶抽出物を添加した
組成物は、一旦吸収したホルムアルデヒドをほとんど再
放出しないことが明らかとなった。
際には、緑茶抽出物を含む澱粉糊を塗布した区(本発
明)では、ホルムアルデヒドの放出がほとんど見られな
かったのに対し、緑茶抽出物を含まない澱粉糊を塗布し
た区及び緑茶抽出物を含まない酢酸ビニル系接着剤を塗
布した区では、明らかなホルムアルデヒドの放出が認め
られた。このことから、澱粉糊に緑茶抽出物を添加した
組成物は、一旦吸収したホルムアルデヒドをほとんど再
放出しないことが明らかとなった。
【0029】実施例2 澱粉糊(商品名:レオタック、日澱化学株式会社製)
(8%溶液を加温法で糊化)と、この澱粉糊に製造例1
で得られた緑茶抽出物を重量比で2%になるように添加
したものとについて、それぞれ常態接着力を測定したと
ころ、前者は0.85(kgf/25mm)であり、後
者は0.80(kgf/25mm)であった。このこと
から、澱粉糊に緑茶抽出物を添加した組成物は、澱粉糊
それ自体と比較して、接着力は実用上ほとんど差がない
ことが明らかである。
(8%溶液を加温法で糊化)と、この澱粉糊に製造例1
で得られた緑茶抽出物を重量比で2%になるように添加
したものとについて、それぞれ常態接着力を測定したと
ころ、前者は0.85(kgf/25mm)であり、後
者は0.80(kgf/25mm)であった。このこと
から、澱粉糊に緑茶抽出物を添加した組成物は、澱粉糊
それ自体と比較して、接着力は実用上ほとんど差がない
ことが明らかである。
【0030】実施例3 澱粉糊(商品名:レオタック、日澱化学株式会社製)
(重量比で8%になるように水に懸濁し、加温法で糊
化)に、製造例2で得られたカテキン類を重量比で2%
になるように添加した。これを直径150mmのろ紙
に、2.7g塗布した後、20℃で乾燥させた。また、
比較のために、カテキン類を添加していない澱粉糊2.
7gを塗布したろ紙も同様にして作成した。これらのろ
紙各5枚について、実施例1と同様にして、ホルムアル
デヒド吸収能、及びホルムアルデヒド発生源を除去した
後のホルムアルデヒド放出量を調べた。結果を第3表に
示す。
(重量比で8%になるように水に懸濁し、加温法で糊
化)に、製造例2で得られたカテキン類を重量比で2%
になるように添加した。これを直径150mmのろ紙
に、2.7g塗布した後、20℃で乾燥させた。また、
比較のために、カテキン類を添加していない澱粉糊2.
7gを塗布したろ紙も同様にして作成した。これらのろ
紙各5枚について、実施例1と同様にして、ホルムアル
デヒド吸収能、及びホルムアルデヒド発生源を除去した
後のホルムアルデヒド放出量を調べた。結果を第3表に
示す。
【0031】
【表3】第3表
【0032】第3表より以下のことが分かる。カテキン
類を含む澱粉糊を塗布した区(本発明)では、ホルムア
ルデヒド発生源設置時における蒸留水中のホルムアルデ
ヒド濃度が、対照区よりも大幅に低下した。このよう
に、澱粉糊にカテキン類を添加することにより、澱粉糊
のホルムアルデヒド吸収能が顕著に向上することが明ら
かとなった。一方、ホルムアルデヒド発生源を除去した
際には、カテキン類を含む澱粉糊を塗布した区(本発
明)では、ホルムアルデヒドの放出がほとんど見られな
かったのに対し、カテキン類を含まない澱粉糊を塗布し
た区では、明らかなホルムアルデヒドの放出が認められ
た。
類を含む澱粉糊を塗布した区(本発明)では、ホルムア
ルデヒド発生源設置時における蒸留水中のホルムアルデ
ヒド濃度が、対照区よりも大幅に低下した。このよう
に、澱粉糊にカテキン類を添加することにより、澱粉糊
のホルムアルデヒド吸収能が顕著に向上することが明ら
かとなった。一方、ホルムアルデヒド発生源を除去した
際には、カテキン類を含む澱粉糊を塗布した区(本発
明)では、ホルムアルデヒドの放出がほとんど見られな
かったのに対し、カテキン類を含まない澱粉糊を塗布し
た区では、明らかなホルムアルデヒドの放出が認められ
た。
【0033】
【発明の効果】本発明の澱粉糊組成物は、それ自体ホル
ムアルデヒドを含まず、放出させず、固化した後におい
ても優れたホルムアルデヒド吸収能を発揮し、しかも本
組成物以外から発生し一旦本組成物に吸収したホルムア
ルデヒドを再放出しないという特性を、ホルムアルデヒ
ド吸収剤を添加した澱粉糊において、特異的に発揮させ
るものである。
ムアルデヒドを含まず、放出させず、固化した後におい
ても優れたホルムアルデヒド吸収能を発揮し、しかも本
組成物以外から発生し一旦本組成物に吸収したホルムア
ルデヒドを再放出しないという特性を、ホルムアルデヒ
ド吸収剤を添加した澱粉糊において、特異的に発揮させ
るものである。
【0034】また、本発明の澱粉糊組成物による接着強
度は、ホルムアルデヒド吸収剤を添加しても澱粉糊のみ
の場合とほとんど変わらず、接着強度や耐久性等にも優
れたものである。従って、本発明品を従来の澱粉糊の代
わりに使用すれば、これまで澱粉糊が使用されていた建
築用もしくは家具用材料をはじめとする全ての分野で、
ホルムアルデヒド除去能が発揮され、室内のホルムアル
デヒド対策に大きく貢献することができる。
度は、ホルムアルデヒド吸収剤を添加しても澱粉糊のみ
の場合とほとんど変わらず、接着強度や耐久性等にも優
れたものである。従って、本発明品を従来の澱粉糊の代
わりに使用すれば、これまで澱粉糊が使用されていた建
築用もしくは家具用材料をはじめとする全ての分野で、
ホルムアルデヒド除去能が発揮され、室内のホルムアル
デヒド対策に大きく貢献することができる。
フロントページの続き (72)発明者 深谷 謙一 静岡県静岡市牧ヶ谷2078番地 静岡県静岡 工業技術センター内 (72)発明者 渡邊 雅之 静岡県静岡市北安東4丁目27番2号 静岡 県環境衛生科学研究所内 (72)発明者 原 征彦 静岡県藤枝市宮原223−1 三井農林株式 会社食品総合研究所内 (72)発明者 南条 文雄 静岡県藤枝市宮原223−1 三井農林株式 会社食品総合研究所内 (72)発明者 深井 克彦 静岡県藤枝市宮原223−1 三井農林株式 会社食品総合研究所内 Fターム(参考) 4C080 AA03 BB04 CC02 HH06 JJ06 KK08 LL06 MM12 MM40 NN23 QQ20 4J040 BA111 HB43
Claims (4)
- 【請求項1】 ホルムアルデヒド吸収剤を含有すること
を特徴とする澱粉糊組成物。 - 【請求項2】 ホルムアルデヒド吸収剤が、茶抽出物で
ある請求項1記載の澱粉糊組成物。 - 【請求項3】 ホルムアルデヒド吸収剤が、カテキン類
である請求項1記載の澱粉糊組成物。 - 【請求項4】 茶抽出物又はカテキン類の含有割合が、
原料澱粉100重量部に対し、1〜200重量部である
請求項1〜3のいずれかに記載の澱粉糊組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000110413A JP2001294831A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 澱粉糊組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000110413A JP2001294831A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 澱粉糊組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001294831A true JP2001294831A (ja) | 2001-10-23 |
Family
ID=18622933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000110413A Pending JP2001294831A (ja) | 2000-04-12 | 2000-04-12 | 澱粉糊組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001294831A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007245012A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Japan Vilene Co Ltd | 機能性フィルタ、複合エアフィルタ及びフィルタエレメント |
JP2008537004A (ja) * | 2005-04-22 | 2008-09-11 | エルジー・ケム・リミテッド | 機能性接着剤、これを使用した建築資材及び該接着剤の製造方法 |
-
2000
- 2000-04-12 JP JP2000110413A patent/JP2001294831A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008537004A (ja) * | 2005-04-22 | 2008-09-11 | エルジー・ケム・リミテッド | 機能性接着剤、これを使用した建築資材及び該接着剤の製造方法 |
JP2007245012A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Japan Vilene Co Ltd | 機能性フィルタ、複合エアフィルタ及びフィルタエレメント |
JP4746454B2 (ja) * | 2006-03-16 | 2011-08-10 | 日本バイリーン株式会社 | 機能性フィルタ、複合エアフィルタ及びフィルタエレメント |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020924 |