JP2001294350A - 巻き取り装置 - Google Patents

巻き取り装置

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JP2001294350A
JP2001294350A JP2000107184A JP2000107184A JP2001294350A JP 2001294350 A JP2001294350 A JP 2001294350A JP 2000107184 A JP2000107184 A JP 2000107184A JP 2000107184 A JP2000107184 A JP 2000107184A JP 2001294350 A JP2001294350 A JP 2001294350A
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medium
winding
sensor
diameter
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JP2000107184A
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Fumito Komatsu
文人 小松
Noboru Ueno
昇 上野
Kiyotsugu Takazawa
清継 高沢
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Canon Inc
Nidec Sankyo Corp
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Canon Inc
Nidec Sankyo Corp
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    • B65H75/04Kinds or types
    • B65H75/08Kinds or types of circular or polygonal cross-section
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  • Winding Of Webs (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙トレーを使用する場合でも巻き取り装置
を取り外す必要のないようにする。 【解決手段】 プリンタ2から排出された紙やフィルム
や布製の膜状のメディア3を巻芯4に巻き取る巻き取り
機構5と、メディア3の弛みを検出可能でこの検出によ
り巻き取り機構5を作動させる弛み検出センサ6とを有
する巻き取り装置1において、弛み検出センサ6はプリ
ンタ2に排紙トレー7を装着したときにメディア3の移
動領域から退避可能であるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型プリンタから
出力されるロール紙等のメディアを巻き取るのに適した
巻き取り装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、
出力されたメディアが弛んだことを検出する弛み検出セ
ンサを備えた巻き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型のフルカラープリンタ(インクジェ
ット方式や静電記録方式等)の描画メディアとして、段
ボール製のパイプ状紙管に紙やフィルム、あるいは布が
ロール状に巻かれたものを使用するのが現在一般的であ
る。特に高解像度で印刷されたメディアは高付加価値の
商品となるので、印刷後の保管には細心の注意が必要と
される。
【0003】この印刷後のメディアを保管する手段の1
つとして、図26および図27に示すように印刷された
メディア100を巻き取り装置101の利用により紙管
102に巻き取ってロール状に巻き上げたメディア10
0を保管する方式がある。この方式によれば、次工程の
ラミネート処理をする場合にカット紙よりもロール状の
メディア100の方が連続処理できる観点から好適であ
る。
【0004】このような巻き取り装置101では、巻芯
となる紙管102を両端からフランジ103により挟み
込んで固定し、プリンタ104側から排出されたメディ
ア100の先端をテープにて紙管102へ貼付する。こ
こで、例えば、プリンタ104の排紙口105からフラ
ンジ103までに亘るメディア100に密着巻きを図る
ために円筒ころ状の錘106を載せるようにすると共
に、メディア100とプリンタ104との干渉防止のた
めにメディアガイド107を設けるようにする。
【0005】プリンタ104の出力によりメディア10
0に一定量以上の弛みが出来ると、錘106が下がって
弛み検出センサ108によって光学的に検知され、巻き
取りフランジ103が回転駆動しメディア100を巻き
取る。この弛み量が一定レベルまで減少すると、弛み検
出センサ108にて検知されてフランジ103の回転駆
動が停止される。このように、フランジ103の断続的
な回転によって、連続的なロール状メディア100の巻
き取りを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た巻き取り装置101では、光学的な弛み検出センサ1
08を使用しているので、センサ108の受発光部が汚
れた場合や、ユーザの不用意な扱いにより例えばメディ
ア100を紙管102に留めるテープをセンサ108の
発光部または受光部に貼った場合や、センサ108の発
光部と受光部の間に物を置いた場合等にメディア100
の弛みの検出が行えず巻き取りされなくなってしまう。
【0007】また、プリンタ104へ弛み検出センサ1
08の発光部および受光部を取り付ける際にセンサ10
8の光軸調整が難しく、しかも取り付け後にはユーザが
ぶつかる等してセンサ108の光軸が狂うことがあり位
置保証は難しい。このため、弛み検出の信頼性に不安が
ある。さらに、弛み検出センサ108の発光部および受
光部とフランジ103の駆動モータとを連結する配線1
09はメディア100の幅方向の全体に広がっており、
その配線時の作業は煩雑で作業性が悪い。
【0008】一方、プリント後のメディア100がA0
〜A2等のサイズに裁断される場合、それらのカットさ
れたメディア100を受ける排紙トレー110が必要と
なる。ところが、排紙トレー110を使用するためには
メディアガイド107を取り外す必要があるので、排紙
トレー110を着脱する度にメディアガイド107の脱
着が必要な上、部品の管理も大変である。
【0009】また、メディア100を紙管102に巻き
取るときに錘106やメディアガイド107を使用しな
い巻き取り装置101もあるが、従来の巻き取り装置1
01では排紙トレー110との共用は考慮されて無いの
で巻き取り装置101を取り付けたまま排紙トレー11
0を使用するとメディア100が巻き取り装置101に
引っかかる等の障害が生じてしまう。このため、排紙ト
レー110の使用の都度巻き取り装置101の取り外し
に迫られるおそれがある。
【0010】そこで、本発明は、排紙トレーを使用する
場合でも取り外す必要のない巻き取り装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、プリンタから排出された紙
やフィルムや布製の膜状のメディアを巻芯に巻き取る巻
き取り機構と、メディアの弛みを検出可能でこの検出に
より巻き取り機構を作動させる弛み検出センサとを有す
る巻き取り装置において、弛み検出センサはプリンタに
排紙トレーを装着したときにメディアの移動領域から退
避可能であるようにしている。
【0012】したがって、プリント後に裁断したメディ
アをストックするために排紙トレーを装着した場合に
は、弛み検出センサをメディアの移動領域から退避させ
ることができるので、メディアが弛み検出センサに干渉
することを防止できる。このため、排紙トレーの着脱に
対して巻き取り装置、あるいは一部の部品の脱着を行う
必要がないので、使用性を良好にできると共に排紙トレ
ー以外の部品管理を無くすことができる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の巻き取り装置において、弛み検出センサは、メディ
アの接触により検出を行う機械的な接触式センサである
と共に、巻き取り機構に一体化されているようにしてい
る。
【0014】したがって、接触式センサを利用している
ので、光学式センサのように汚れ等による光軸の遮断や
取付後の光軸のずれ等によって検出精度が低下すること
を防止して検出の信頼性を向上することができる。ま
た、弛み検出センサを巻き取り機構に一体化しているの
で、光学式センサをプリンタに取り付ける際のようにセ
ンサと巻き取り機構とを配線する必要が無くプリンタへ
の搭載作業を容易化することができる。しかも、一般に
接触式センサは光学式センサよりも安価であるので、部
品の低コスト化を図ることができる。
【0015】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の巻き取り装置において、弛み検出センサのメディ
アが接触する接触レバーは微少な力で揺動可能なように
している。したがって、メディアが接触レバーに接触し
たときに折れ曲がったり損傷してしまうことを防止でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
25に本発明の巻き取り装置1を搭載したプリンタ2の
実施形態を示す。ここでのプリンタ2は例えばインクジ
ェット方式や静電記録方式等の大型フルカラープリンタ
2であり、その描画メディア3としては巻芯4である段
ボール紙製のパイプ状紙管に巻かれた例えばロール紙を
使用している。
【0017】そして、図1〜図3に示すように、巻き取
り装置1は、プリンタ2から排出されたメディア3を巻
芯4に巻き取る巻き取り機構5と、メディア3の弛みを
検出可能でこの検出により巻き取り機構5を作動させる
弛み検出センサ6とを有するものにしている。さらに、
弛み検出センサ6は、プリンタ2に排紙トレー7を装着
したときにメディア3の移動領域から退避可能であるよ
うにしている。このため、裁断したメディア3をストッ
クするためプリンタ2に排紙トレー7を装着したときに
メディア3が弛み検出センサ6に干渉することを防止で
きるので、排紙トレー7の着脱の際に巻き取り装置1あ
るいはその一部の部品の脱着を不要にできる。
【0018】巻芯4としては、例えばプリント前のメデ
ィア3が巻回されていた段ボール紙製の紙管を利用して
いる。巻芯4としてはこのような紙管に限られず、専用
の管を使用しても良いことは勿論である。
【0019】本実施形態では、図4〜図8に示すように
弛み検出センサ6はセンサアーム組10により巻き取り
機構5に取り付けられている。巻き取り機構5は、巻芯
4の両端を挟んで支持する一対の巻芯保持機構8,32
と、弛み検出センサ6によるメディア3の弛みの検出を
受けて少なくとも一方の巻芯保持機構8,32(ここで
は例えば図2中右側の巻芯保持機構8)を回転させるモ
ータ機構9と、これら巻芯保持機構8およびモータ機構
9とセンサアーム組10とを支持してプリンタ2のステ
ー11に固定するスプーラ支持板12およびスプーラ補
強板13とを備えている。
【0020】モータ機構9は減速ギア列を内蔵してい
る。巻芯保持機構8のボス部14の外周にはギア部15
が形成されている。そして、モータ機構9のピニオン1
6と巻芯保持機構8のギア部15とが噛み合わさってい
る。なお、図4及び図6中符号17はカバーを示す。
【0021】センサアーム組10は、弛み検出センサ6
を揺動可能に支持するセンサアーム18と、センサアー
ム18を巻き取り機構5に対して回転可能に支持すると
共にセンサアーム18と一体回転するアーム回転軸19
と、これらセンサアーム18およびアーム回転軸19に
一体化された摩擦板20と、巻芯保持機構8のギア部1
5に噛み合うと共に摩擦板20に面接触するクラッチギ
ア21と、クラッチギア21を摩擦板20に押圧する圧
縮コイルばねから成る付勢ばね22と、付勢ばね22の
クラッチギア21との反対側を支持するばね受け板23
とを備えている。
【0022】アーム回転軸19は、センサアーム18の
上端部に形成されたコ字形状の支持部24を貫通して両
端にEリング25で固定されている。アーム回転軸19
をセンサアーム18の支持部24に挿入する際には、支
持部24の内側に摩擦板20とクラッチギア21と付勢
ばね22とばね受け板23とポリスライダ26とを順に
組み込む。ここで、付勢ばね22は圧縮させながら組み
込む。そして、クラッチギア21は付勢ばね22に押さ
れるため、摩擦板20に付勢された状態となる。また、
アーム回転軸19及び摩擦板20は、センサアーム18
に対してDカット状の嵌合等により回り止めが施されて
おり、一体となって回動する。本実施形態では、アーム
回転軸19は管状に形成されている。そして、アーム回
転軸19の内部に弛み検出センサ6からのコード27が
通過するようにしている。
【0023】さらに、センサアーム組10から飛び出し
ているアーム回転軸19の一方の端部を、スプーラ支持
板12の孔にポリスライダ26を介して回転可能に嵌合
させる。また、センサアーム組10から飛び出している
アーム回転軸19の他方の端部をスプーラ補強板13の
孔にポリスライダ26を介して回転可能に嵌合させる。
そして、スプーラ補強板13をスプーラ支持板12へね
じ締結固定することでセンサアーム組10を挟み込む。
【0024】センサアーム組10は、アーム回転軸19
を中心にスプーラ補強板13及びスプーラ支持板12に
対して回動可能である。このとき、アーム回転軸19と
センサアーム18と摩擦板20とは後述する規制範囲内
で一体回転する。
【0025】そして、弛み検出センサ6は、メディア3
の接触により検出を行う機械的な接触式センサであると
共に巻き取り機構5に一体化されている。このため、接
触式センサを利用しているので、光学式センサのように
汚れ等による光軸の遮断や取付後の光軸のずれ等によっ
て検出精度が低下することを防止して検出の信頼性を向
上することができる。また、弛み検出センサ6を巻き取
り機構5に一体化しているので、光学式センサをプリン
タ2に取り付ける際のようにセンサと巻き取り機構5と
を配線する必要が無くプリンタ2への搭載作業を容易化
することができる。
【0026】弛み検出センサ6は、センサアーム18の
下部に揺動可能に取り付けられた接触レバー28と、こ
の接触レバー28の揺動を検知するフォトセンサ29と
を備えている。そして、接触レバー28はメディア3の
接触により揺動して、この揺動がフォトセンサ29によ
り検知される。ここで、接触レバー28は微少な力で揺
動可能なようにしている。すなわち、接触レバー28は
通常は上がった状態(図4中、実線で示す)であり、微
少な荷重で押し下げ状態(同図中、二点鎖線で示す)に
揺動する事が可能であるように重量的にバランス取りさ
れている。このため、メディア3が接触レバー28に接
触したときに折れ曲がったり損傷してしまうことを防止
できる。なお、接触レバー28のメディア3への接触部
分としては、図4及び図5に示すように円弧形状にして
接触抵抗を小さくしたものや、図9に示すように回転可
能なローラ30を取り付けて接触抵抗をより小さくした
ものとすることができる。
【0027】本実施形態のプリンタ2では、出力される
メディア3の図2中右側の側縁31を基準端31として
いる。このため、巻き取り装置1の右側の巻芯保持機構
(以下、固定側巻芯保持機構という)8に保持される巻
芯4の先端を基準端31に合わせるようにしている。ま
た、図2中左側の巻芯保持機構(以下、摺動側巻芯保持
機構という)32は、ロール状メディア保持装置33に
より摺動可能に支持されている。これにより、巻芯4を
着脱するときは摺動側巻芯保持機構32を摺動させて行
う。
【0028】ロール状メディア保持装置33は、図10
〜図15に示すように、巻芯保持機構32に固定される
スライダ部34と、メディア3の幅方向Wに沿ってスラ
イダ部34を摺動可能に支持するガイド部35とを備え
ている。さらに、このロール状メディア保持装置33
は、スライダ部34の巻芯4から離れる方向への摺動に
ロックを掛けるロック手段36と、ロック手段36によ
るロックを解除可能な解除手段37とを有する。このた
め、巻芯4を取り付けるときは、スライダ部34を巻芯
4側に押して摺動させる。このときはロック手段36が
作用せずに容易に摺動させることができる。巻芯保持機
構32が巻芯4に当接して巻芯4を保持したらスライダ
部34の押圧を止める。このとき、ロック手段36の作
用によりスライダ部34が巻芯4から離れる方向に移動
してしまうことは無いので、巻芯4の保持状態が維持さ
れる。これにより、ワンタッチ動作で巻芯4を取り付け
ることができるように成る。また、巻芯4を取り外すと
きは、解除手段37を操作してスライダ部34および巻
芯保持機構32を摺動させる。これにより、ワンタッチ
動作に近い容易な操作で巻芯4を取り外すことができる
ように成る。
【0029】ガイド部35は、プリンタ2の幅方向Wに
設けられたステー11に沿って巻き取り装置1の左端か
ら右端付近まで設置されたガイドレールから成る。ガイ
ド部35は断面コ字形状のチャンネル部品であり、コ字
形状の開放側同士が対向するように上下に配置されてい
る。図12に示すように、各ガイド部35は、ステー1
1上で水平方向に配置するよう形成された位置決め突起
38に突き当てられて位置出しされている。各ガイド部
35は、このように位置出しされてから、ガイドレール
固定板39によってステー11に挟み込む形で締結固定
される。本実施形態では、ねじ止めにより締結固定する
ようにしている。
【0030】スライダ部34は、スライドプレート40
と、スライドプレート40の四隅に取り付けられる摺動
ブロック41と、使用者が摺動操作するための支持ステ
ー42とを有している。摺動ブロック41は、図14等
に示すようにスライドプレート40の四隅に嵌合状態で
組み付けられており、前側Fの側面と後側Rの側面とに
ガイド部35の内側面と接触する接触突起43が形成さ
れている。このため、ガイド部35と摺動ブロック41
との接触面積を最小限に抑えて摺動時の抵抗を小さくす
ることができる。また、4つの摺動ブロック41のうち
の1つには、接触突起43を形成しないようにする。こ
れにより、寸法誤差や組み立て誤差等によりガイド部3
5等に歪みが生じていても、スライダ部34を容易に摺
動させることができる。
【0031】ロック手段36は、スライダ部34とガイ
ド部35との間に形成された楔状の対向面44と、対向
面44の間に入り込んで押し広げることによりスライダ
部34とガイド部35との相対移動を固定するストッパ
部材45とを備えている。このため、ロック手段36を
簡易な機構で形成することができるので、ロール状メデ
ィア保持装置33のコストを安価に抑えることができ
る。本実施形態では、図16及び図17に示すように対
向面44はスライドプレート40のガイド部35の内側
に位置する部分に形成された傾斜面46と、これに向き
合うガイド部35の内面47とから成るようにしてい
る。
【0032】また、ストッパ部材45は、例えば金属製
の円筒ころから成るようにしている。さらに、摺動ブロ
ック41とストッパ部材45との間には、ストッパ部材
45を対向面44に押し込むよう付勢する圧縮コイルば
ねから成る付勢ばね48が設けられている。付勢ばね4
8は摺動ブロック41に形成されたばね支持突起49に
支持されている。
【0033】巻芯4を装着するときは、スライダ部34
を巻芯4側に押すとストッパ部材45が対向面44の間
から逃げるので、スライドプレート40はロックされず
に容易に摺動させることができる。そして、摺動側巻芯
保持機構32が巻芯4に当接して巻芯4を保持したらス
ライダ部34への押圧を止める。ここで、付勢ばね48
がストッパ部材45を対向面44の間に押し込んでいる
ので、図16に示すように手を離したりスライダ部34
を巻芯4から離す方向に押してもストッパ部材45が対
向面44の間に入り込んで噛み込み、スライドプレート
40がガイド部35に対してロックされる。よって、巻
芯4の両端が左右の巻芯保持機構8に挟まれて保持され
た状態を維持することができる。
【0034】また、解除手段37は、図15に示すよう
に支持ステー42に揺動可能に組み付けられた操作レバ
ー50および解除レバー51を備えている。操作レバー
50は支持ステー42のスライドプレート40側、即ち
後側Rの部分で回転軸52により支持されると共に、前
側Fに突出した操作部53を有している。そして、解除
レバー51は支持ステー42の中央部で回転軸54によ
り支持されると共に、揺動によりストッパ部材45を対
向面44の間から外す方向に押圧する押圧部55を備え
ている。そして、操作レバー50には、回転により解除
レバー51を揺動するレバー押し込み突起56が形成さ
れている。よって、図11に示すように操作レバー50
の操作部53を矢印方向に押し込むと操作レバー50が
揺動し、レバー押し込み突起56が解除レバー51を揺
動して、図17に示すように押圧部55がストッパ部材
45を対向面44の間から外し、スライダ部34のロッ
ク状態が解除される。
【0035】本実施形態では、操作レバー50をスライ
ダ部34の退避方向(図11中の矢印方向)に操作した
ときに解除レバー51がストッパ部材45を対向面44
の間から外すようにしている。すなわち、解除手段37
の操作方向はガイド部35を退避させる方向に一致させ
ている。このため、解除手段37の操作とスライダ部3
4の退避操作とをあたかもワンタッチ動作のように行う
ことができるので、操作性を向上することができる。
【0036】巻芯4を保持する巻芯保持機構8,32の
少なくとも一方は、図18〜図21に示すように巻芯4
の軸方向に固定された基台57と、基台57に対して軸
方向に出没可能で大径の巻芯4’の端面4aに当接する
大径基準部58と、大径基準部58に対して軸方向に出
没可能で大径の巻芯4’に嵌合するテーパ面状の大径芯
出し部59と、基台57に対して軸方向に出没可能で小
径の巻芯4”の端面4bに当接する小径基準部60と、
小径基準部60に対して軸方向に出没可能で小径の巻芯
4”に嵌合するテーパ面状の小径芯出し部61とを備え
るものとしている。
【0037】そして、大径の巻芯4’を保持するときに
は、大径芯出し部59が大径基準部58に没入しながら
巻芯4の芯出しを行うと共に、大径基準部58が基台5
7に没入して大径の巻芯4’の端面4aが基台57に対
する所定の基準位置62に位置するように規制する。そ
の一方、小径の巻芯4”を保持するときには、小径芯出
し部61が小径基準部60に没入しながら巻芯4の芯出
しを行うと共に、小径基準部60と大径基準部58およ
び大径芯出し部59が基台57に没入して小径の巻芯
4”の端面4bが基準位置62に位置するように規制す
る。
【0038】このため、例えば内径3インチの大径の巻
芯4’と内径2インチの小径の巻芯4”とをいずれも受
けることができるので、部品を取り替えることなく2種
類の巻芯4’,4”を支持することができる。これによ
り、作業性を良好にできると共に、部品管理の煩雑さを
解消できる。また、装着した巻芯4の太さによらず巻芯
4の基準位置62を一定することができるので、プリン
タ2や巻き取り装置1に使用する場合にプリンタ2から
排出されるメディア3の基準端31と巻き取りを行う巻
芯4の基準位置62とを容易に位置合わせでき、これら
基準端31と基準位置62とのずれに起因するメディア
3の蛇行を防止することができる。
【0039】本実施形態では、左右の巻芯保持機構8,
32について巻芯保持機構8にのみギア部15を形成す
ると共に巻芯保持機構32にのみベアリング65および
座金64を使用している他は同構造としている。このた
め、左右の巻芯保持機構8,32の大部分の部品を共用
することができるので、部品コストを低減することがで
きる。本実施形態では左右の巻芯保持機構8,32で基
準位置62を出せるようにしているが、これには限られ
ず少なくとも固定側巻芯保持機構8で基準位置62を出
せればメディア3の基準端31と一致させることができ
る。この場合は、摺動側巻芯保持機構32を単なるテー
パ状の芯出し部を有するものにすることができるので、
摺動側巻芯保持機構32の簡易化を図ることができる。
【0040】本実施形態の巻芯保持機構8,32は、支
持ステー42あるいはスプーラ支持板12に固定された
フランジ軸63を有している。このフランジ軸63に
は、座金64、ベアリング65、基台57、大径基準部
58、大スプリング66、小スプリング67、大径芯出
し部59及び小径基準部60、小径芯出し部61が順に
通されて、小径芯出し部61がEリング68で抜け止め
されて組み立てられている。そして、座金64とベアリ
ング65の内輪以外の部材は、保持した巻芯4と一体に
なって回転する。また、この巻芯保持機構8,32では
ベアリング65を使用しているので、巻芯4と回転する
部材の回転負荷を減らして保持した巻芯4の空転を防止
することができる。
【0041】基台57には、メディア3の側縁を保護す
るフランジ69が形成されている。また、基台57は、
突起乗り上げ部70と、突起乗り上げ部70の側部に形
成された軸方向に平行な逃げ溝71と、凹部72と、軸
方向に平行なガイド溝73とを備えている。大径基準部
58は、基台57の突起乗り上げ部70に突き当たるか
若しくは逃げ溝71に案内される突起74と、基台57
の凹部72に引っ掛かる爪75と、カム溝76とを備え
ている。このため、大径基準部58は基台57に対して
摺動可能であるが、基台57の凹部72に大径基準部5
8の爪75が引っ掛かることにより基台57に対して抜
け止めされる。また、大径基準部58が基台57に入り
込む方向への摺動量は、大径基準部58の基台57に対
する回転角度によって異なる。すなわち、大径基準部5
8の突起74が基台57の突起乗り上げ部70に当接す
るときはそれ以上入り込むことができない。また、大径
基準部58が回転して突起74が基台57の逃げ溝71
に案内されるときは奥に入り込むことができる。
【0042】ここで、突起乗り上げ部70と突起74と
の形成位置は、図20に示すように大径基準部58に大
径の巻芯4’を接触させて押し込んだときに巻芯4’の
端面4aがフランジ69の内側面から所定距離(例えば
7mm)離れるように設定する。このように、フランジ
69と巻芯4’とを所定距離離して位置させることがで
きるので、巻芯4’の端面4aを基準位置62に位置さ
せることができる。しかも、フランジ69と巻芯4’と
を離して位置させるので、供給側のメディア3基準端3
1と巻き取り側基準位置62のずれ量の逃げや、描画途
中でメディア3が吸湿してメディア3の幅寸法が大きく
なった場合の逃げや、呼び寸法で同幅であっても供給側
の巻芯長さと巻き取り側の巻芯長さに差があった場合の
逃げや、供給側の巻芯とメディア3の長さに差があった
場合の逃げ等を確保することができる。これにより、巻
き取りに支障を来たす要因への対策を図ることができ
る。本実施形態ではフランジ69と巻芯4’との間隔を
7mmとしているが、これには限られないのは勿論であ
る。
【0043】小径基準部60は大径芯出し部59と一体
形成されている。小径基準部60は大径基準部58のカ
ム溝76に案内されるカム突起77と、基台57のガイ
ド溝73に案内されるスライド突起78と、軸方向に平
行なガイド溝79と、係合孔80とを有している。この
ため、小径基準部60は大径基準部58に対して摺動し
ながらカム機構76,77により回転される。さらに、
小径基準部60のスライド突起78が基台57のガイド
溝73に係合して案内されることにより、小径基準部6
0は基台57に対して軸方向には移動可能で回転方向に
は拘束されて一体回転する。
【0044】ここで、カム溝76の形状およびカム突起
77の位置は、図21に示すように小径基準部60に小
径の巻芯4”を接触させて押し込んだときにカム突起7
7がカム溝76を回転方向に案内して大径基準部58を
回転させて大径基準部58の突起74が突起乗り上げ部
70から外れて逃げ溝71に入り込むように設定する。
そして、大径基準部58の底部81が大径芯出し部59
によって押し込まれて、大径基準部58および大径芯出
し部59が基台57に没入して巻芯4”の周囲から退避
すると共に、小径基準部60の底部82が基台57の底
部83に当接して巻芯4”の端面4bがフランジ69の
内側面から所定距離(例えば7mm)離れるように基準
位置62を設定する。この場合も大径の巻芯4’を支持
するときと同様に、巻き取りに支障を来たす要因への対
策を図ることができる。本実施形態ではフランジ69と
巻芯4”との間隔を7mmとしているが、これには限ら
れないのは勿論である。
【0045】小径芯出し部61は、小径基準部60のガ
イド溝79に案内されるスライド突起84と、小径基準
部60の係合孔80の縁に引っ掛かる爪85とを備えて
いる。このため、小径芯出し部61のスライド突起84
が小径基準部60のガイド溝79に係合して案内される
ことにより、小径芯出し部61は小径基準部60に対し
て軸方向には移動可能で回転方向には拘束されて一体回
転する。また、小径芯出し部61の爪85が小径基準部
60の係合孔80に入り込んで引っ掛かって、小径芯出
し部61と小径基準部60とが離れないよう抜け止めし
ている。
【0046】大スプリング66は、基台57と小径基準
部60とを押し広げるように圧縮して設置されている。
小スプリング67は、基台57と小径芯出し部61とを
押し広げるように圧縮して設置されている。
【0047】この巻芯保持機構8により大径の巻芯4’
を保持するときは、図20に示すように巻芯4’の端部
が大径芯出し部59に当接して、これを大スプリング6
6に抗して押し込みながら端面4aが大径基準部58に
突き当たる。そして、大径基準部58の突起74が基台
57の突起乗り上げ部70に当たるため、巻芯4’の端
面4aは基準位置62に設置される。また、巻芯4’の
内径面の角部が大径芯出し部59を押し込む際に、テー
パ面で芯出しがなされる。しかも、大スプリング66に
よってばね力を受けるため、巻き取りに必要な回転トル
クに十分な回転摩擦抵抗を得ることができる。また、巻
芯4を保持する回転摩擦抵抗を大きくするために、大径
芯出し部59の外周面に軸方向に沿った細い溝を多数入
れても良い。
【0048】また、この巻芯保持機構8により小径の巻
芯4”を保持するときは、図21に示すように巻芯4”
の端部が小径芯出し部61に当接して、これを小スプリ
ング67に抗して押し込みながら端面4bが小径基準部
60に突き当たる。さらに大スプリング66に抗しなが
ら小径基準部60を押し込むと、小径基準部60のカム
突起77が大径基準部58のカム溝76に当たってカム
溝傾斜量だけ大径基準部58を回転させる。この大径基
準部58の回転により大径基準部58の突起74が基台
57の突起乗り上げ部70から外れ、逃げ溝71に沿っ
て奥側に移動可能となる。さらに巻芯4”を押し込んで
行くと、小径基準部60の底部82が基台57の底部8
3に突き当たって、巻芯4”の押し込みが規制される。
【0049】さらに、巻芯4”が押し込まれる際に、巻
芯4”の内径面の角部が小径芯出し部61のテーパ面に
当たって芯出しされる。しかも、巻芯4”は2つのスプ
リング66,67のばね力を受けるため、巻き取りで必
要な回転トルクに十分な回転摩擦抵抗を得ることができ
る。また、巻芯4を保持する回転摩擦抵抗を大きくする
ために、図19に示すように小径芯出し部61の外周面
に軸方向に沿った細い溝を多数入れても良い。
【0050】そして、巻芯4”を取り外して押圧を解除
することにより、両スプリング66,67のばね力で小
径芯出し部61および小径基準部60が図18に示す原
位置に復帰される。小径基準部60が押し戻される途中
で、小径基準部60のカム突起77が大径基準部58の
カム溝76の斜面を押し上げる。そして、大径基準部5
8の突起74の底面が突起乗り上げ部70と同じ高さに
なった時点で、カム突起77がカム溝76を利用して大
径基準部58を回転させる。以上で通常状態への復帰が
完了する。
【0051】他方、この巻き取り装置1には、図22に
示すように巻き取っているメディア3を押さえて密着巻
きを図ると共にメディア3が斜めに巻かれることを防止
するために、巻芯4の両端部付近にそれぞれローラユニ
ット86が設けられている。各ローラユニット86は、
メディア3が巻芯4に巻き取られているときにメディア
3に接触して抵抗を与える第1ローラ87と、メディア
3が斜行して巻芯保持機構8,32に乗り上げたときに
単独であるいは第1ローラ87と共にメディア3に接触
して第1ローラ87のみによる抵抗よりも大きな抵抗を
与える第2ローラ88とを備えている。このため、図2
2中一点鎖線で示すようにメディア3が真っ直ぐに巻き
取られているときは、図23に示すように各ローラユニ
ット86で第1ローラ87のみにより抵抗を受けるの
で、メディア3の左右で同じ大きさの抵抗を受けること
になる。よって、メディア3を軽く押さえながら巻き取
ることができるので、腰の強いメディア3であっても密
着巻きを図ることができる。
【0052】また、図22中二点鎖線で示すようにメデ
ィア3が斜行して一方の側縁が巻芯保持機構(ここでは
例えば摺動側巻芯保持機構32)に乗り上げたときに
は、図24に示すように乗り上げた巻芯保持機構32に
近い方のローラユニット86で第2ローラ88単独ある
いは第1ローラ87および第2ローラ88により抵抗を
受ける。これに対し、反対側のローラユニット86では
メディア3が膨らまないことから第1ローラ87のみに
より抵抗を受ける。このため、メディア3の膨らんだ側
では大きな抵抗を受けると共に膨らまない側では小さな
抵抗を受けた状態で巻き取りが続行されるので、メディ
ア3は斜行した方向の反対側に向きを変えられる。これ
により、斜行を反転できメディア3の斜行緩和を図るこ
とができる。
【0053】各ローラユニット86は、第1ローラ87
および第2ローラ88の他に、ステー11に対して蝶番
89により上下方向へ揺動可能に取り付けられると共に
第1ローラ87および第2ローラ88を支持するブラケ
ット90を備えている。このブラケット90は、少なく
とも一方のローラ87,88がメディア3に接触する状
態と、後方に跳ね上げていずれのローラ87,88もメ
ディア3に接触しない状態とに切り替えることができ
る。
【0054】各ローラ87,88は、図25に示すよう
に、ブラケット90に回転不可状態で固定された幅方向
Wに平行な支持軸91と、各支持軸91に順に取り付け
られたゴムローラ92、トルクリミッタ93、ワンウェ
イクラッチスプリング94、スペーサ95とを備えてい
る。ここでのトルクリミッタ93は、例えば内外に二重
の円筒形状で外側部が内側部に対して一方向にはある程
度の抵抗で回転可能であると共に反対方向には回転でき
ないようなもので、既知の市販のものを使用することが
できる。このトルクリミッタ93の外側部はゴムローラ
92に係合して一体となって回転する。
【0055】ワンウェイクラッチスプリング94は、ト
ルクリミッタ93の内側部と支持軸91との間に設けら
れている。そして、ワンウェイクラッチスプリング94
が巻き取り方向(図25中に矢印で示す)に回転すると
巻き締まるため支持軸91と一体化するようにしてい
る。これにより、ゴムローラ92がメディア3と転がり
接触して巻き取り方向に回転した場合、ゴムローラ92
およびトルクリミッタ93の外側部は回転するが、トル
クリミッタ93の内側部はワンウェイクラッチスプリン
グ94によって支持軸91に固定されて回転しない。こ
のため、トルクリミッタ93によってブレーキ力が加え
られる。ブレーキ力は使用するトルクリミッタ93のト
ルク値に依存する。
【0056】また、巻き取られたメディア3を引き出す
とき等にゴムローラ92が巻き取り方向と逆に回転する
場合には、トルクリミッタ93の外側部と内側部とが一
体回転されるが、ワンウェイクラッチスプリング94が
巻き拡がる方向なので支持軸91に対して回転する。こ
れにより、ゴムローラ92およびトルクリミッタ93と
ワンウェイクラッチスプリング94とが一体になって支
持軸91に対して回転する。すなわち、トルクリミッタ
93によるブレーキ力は発生しない。
【0057】さらに、図23及び図24に示すように、
2本のローラ87,88は段差を設けて配置されてい
る。これにより、メディア3がフランジ69に接触せず
に巻き取られるときは図23に示すように第1ローラ8
7のみがメディア3に接触して、メディア3がフランジ
69に乗り上げたときには図24に示すように第2ロー
ラ88のみがメディア3に接触するようにしている。
【0058】上述した巻き取り装置1によりメディア3
を巻芯4に巻き取る動作を以下に説明する。
【0059】メディア3を裁断せずに巻芯4に巻き取る
ときは排紙トレー7を取り外しておく。そして、ロール
状メディア保持装置33に巻芯4を取り付ける。このと
きは、先に固定側巻芯保持機構8に巻芯4の片端部を装
着して、摺動側巻芯保持機構32を巻芯4の端面4a,
4bに突き当たるまで摺動させて、両巻芯保持機構8,
32により巻芯4を挟み込むようにする。このように両
巻芯保持機構8,32により巻芯4を挟み込めば、操作
レバー50を操作しない限り巻芯4は外れずに維持され
る。また、これらの巻芯保持機構8,32により巻芯4
を保持することにより、巻芯4の太さに太細によらず巻
芯4の端面4a,4bの基準合わせが自動的に行われ
る。
【0060】巻芯4の装着後、プリンタ2からの出力を
開始する。メディア3の先端が弛みを持って巻芯4に届
くようになったら、テープにて巻芯4へ貼付する。その
後もプリンタ2の出力を続行する。
【0061】プリンタ2からのメディア3の排出によっ
てメディア3の弛みが大きくなると、弛んだメディア3
が弛み検出センサ6により検出される。これにより駆動
部9が作動されて、各巻芯保持機構8,32と巻芯4と
が一体回転してメディア3の巻き取りを開始する。メデ
ィア3を巻き取りながらもプリンタ2からの出力は継続
している。しかし、メディア3の巻き取り速度の方が速
いため、メディア3の弛み量が減少し、やがてはメディ
ア3が弛み検出センサ6により検出されなくなる。これ
により駆動部9の作動が停止されてメディア3の巻き取
りを停止する。
【0062】そして、メディア3が大きく弛むと巻き取
りを行い弛みが小さくなると巻き取りを止める動作を繰
り返すことにより、プリンタ2から出力されたメディア
3を巻き取り装置1の巻芯4へロール状に巻き取る事が
できる。また、巻き取りの際には左右の第1ローラ87
によりメディア3が押さえられるので、密着巻きを実現
することができる。
【0063】ところで、メディア3をテープで留め付け
る際に僅かに斜めに成っていた等の理由で、巻き取り中
のメディア3が図22中二点鎖線で示すように斜行する
ことがあり得る。これにより、フランジ69にメディア
3の端縁が接触するので、フランジ69によってずり上
げられて図24に示すようなメディア軌跡となる。メデ
ィア3の軌跡が膨らむことで、第2ローラ88がメディ
ア3に接するようになる。このとき、反対側のフランジ
69ではメディア3が離れていくので巻きが膨れること
はなく、メディア3には第1ローラ87が接触してい
る。
【0064】このため、左右のローラユニット86のブ
レーキ力に差が生じるようになる。このブレーキ力に差
が生じる状態が続くと、ブレーキ力の弱い右側の方がブ
レーキ力の強い左側よりも巻き取りに負荷がかからない
ため、右側のほうが巻き取り長さが多くなる。この左右
の巻き取り長さの差により、斜行の緩和または斜行の反
転が実現するので、斜行を防止することができる。
【0065】さらに、巻き上がったロール状メディア3
を巻き取り装置1から外す場合は、巻き取り装置1の摺
動側巻芯保持機構32を側方に退避させる。このとき
は、操作レバー50を退避方向へ押しながらスライダ部
34を容易に摺動させる。これにより、重量の大きなロ
ール状メディア3を容易かつ安全に取り外すことができ
る。
【0066】ところで、このプリンタ2から出力される
メディア3を裁断する場合には、排紙トレー7を取り付
けると共に図4および図1中破線で示す弛み検出位置に
ある弛み検出センサ6を後方に退避させる。
【0067】このときの動作としては、まずセンサアー
ム18を指等で奥に向けて付勢する。これにより、セン
サアーム18が回動して摩擦板20が回転される。この
とき、摩擦板20はクラッチギア21を回転させるよう
に作用するが、クラッチギア21は固定側巻芯保持機構
8のギア部15と噛み合っているため回転しない。この
ため、摩擦板20がクラッチギア21に対してスリップ
する。この結果、センサアーム組10の全体が回動し、
弛み検出センサ6が後方に退避することになる。あるい
は、固定側巻芯保持機構8を持って巻き取り方向と反対
に回しても、同様に弛み検出センサ6を後方に退避する
ことができる。
【0068】そして、センサアーム18の一部がスプー
ラ支持板12あるいはスプーラ補強板13に当接して、
図5及び図1中二点鎖線で示すように退避位置に達す
る。このようにセンサアーム組10が最奥側に退避した
状態でも、摩擦板20とクラッチギア21とが付勢ばね
22による付勢によって摩擦抵抗を持っているのでその
姿勢のまま留まる。また、クラッチギア21は固定側巻
芯保持機構8のギア部15とモータ機構9のピニオン1
6とを介してモータ機構9の減速ギア列に係合されてい
るので、センサアーム組10の自重程度では容易に回転
してしまうことはない。その結果、摩擦板20との摩擦
抵抗でセンサアーム組10が止まった位置で保持され
る。
【0069】弛み検出センサ6を後方に退避させる動作
としては、上述のような手動に限られずモータ機構9の
動力を使用しても良い。この場合は、モータ機構9を駆
動させて固定側巻芯保持機構8を巻き取り方向と逆に回
す。これにより、クラッチギア21が図4中反時計回り
に回転する。そして、摩擦板20がクラッチギア21よ
り摩擦抵抗を同方向の反時計回りに受けて、摩擦板20
と一体化しているセンサアーム組10の全体が回動し、
後方に退避する。この場合も退避状態を維持できるのは
勿論である。
【0070】一方、出力されたメディア3の裁断を止め
て巻き取り装置1により巻き取りを行うようにする場合
には、排紙トレー7を取り外すと共に弛み検出センサ6
を前方の弛み検出位置まで引き出す。
【0071】このときの動作としては、まず巻き取り機
構5に巻芯4をセットする。プリンタ2から出力された
メディア3の先端をテープにて巻芯4へ添付固定する。
手動または早送りスイッチのオンによって、巻き取り方
向へ巻芯保持機構8を回転させ、巻芯4へメディア3を
1回転以上巻き付ける。この回転動作によりメディア3
の巻き取り動作の準備が完了する。すなわち、固定側巻
芯保持機構8を回転させることで、巻芯保持機構8のギ
ア部15に係合するクラッチギア21が図5中時計回り
に回転する。そして、摩擦板20がクラッチギア21よ
り摩擦抵抗を同方向の時計回りに受け、摩擦板20と一
体化しているセンサアーム組10の全体が回動し、手前
側の弛み検出位置へ復帰する。また、センサアーム18
の一部がスプーラ支持板12あるいはスプーラ補強板1
3に当接して弛み検出位置に位置決めされる。したがっ
て、弛み検出センサ6がメディア3の巻き取り動作に伴
って自動復帰するので、弛み検出センサ6の戻し忘れを
防止することができる。
【0072】さらに、巻芯保持機構8による巻き取りが
開始されると、クラッチギア21が常に固定側巻芯保持
機構8のギア部15に回され続けるが、摩擦板20とク
ラッチギア21との間でスリップし続ける。このため、
センサアーム組10は、弛み検出位置から動かない。
【0073】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば本実施形態では弛み検出センサ6は接触レ
バー28とフォトセンサ29とを備えたものにしている
が、これには限られず機械式のスイッチを利用するよう
にしても良い。これによれば汚れ等に対する検出精度の
信頼性を更に高くすることができる。
【0074】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の巻き取り装置によれば、排紙トレーを着脱する
ときに巻き取り装置、あるいはその一部の部品の脱着を
行う必要がないので、使用性を良好にできると共に排紙
トレー以外の部品管理を無くすことができる。
【0075】また、請求項2記載の巻き取り装置によれ
ば、接触式センサを利用しているので、光学式センサの
ように汚れ等による光軸の遮断や取付後の光軸のずれ等
によって検出精度が低下することを防止して検出の信頼
性を向上することができる。
【0076】さらに、弛み検出センサを巻き取り機構に
一体化しているので、光学式センサをプリンタに取り付
ける際のようにセンサと巻き取り機構とを配線する必要
が無くプリンタへの搭載作業を容易化することができ
る。また、弛み検出センサをメディアの巻き取り動作に
伴って自動復帰するようにできるので、弛み検出センサ
6の戻し忘れを防止することができる。
【0077】しかも、一般に接触式センサは光学式セン
サよりも安価であるので、部品の低コスト化を図ること
ができる。
【0078】そして、請求項3記載の巻き取り装置によ
れば、メディアが接触レバーに接触したときに折れ曲が
ったり損傷してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻き取り装置を搭載したプリンタの全
体を示す側面図である。
【図2】巻き取り装置を搭載したプリンタの全体を示す
正面図である。
【図3】巻き取り装置を示す平面図である。
【図4】弛み検出センサが弛み検出位置にある時の巻き
取り装置を示す側面図である。
【図5】弛み検出センサが退避位置にある時の巻き取り
装置を示す側面図である。
【図6】弛み検出センサが弛み検出位置にある時の巻き
取り装置を示す正面図である。
【図7】弛み検出センサが弛み検出位置にある時の巻き
取り装置を示す平面図である。
【図8】センサアーム組の主要部を示す平面図である。
【図9】接触レバーの他の実施形態を示す側面図であ
る。
【図10】ロール状メディア保持装置を示す平面図であ
る。
【図11】ロール状メディア保持装置の主要部を示す平
面図である。
【図12】ガイド部を示す側面図である。
【図13】ロール状メディア保持装置の主要部を示す斜
視図である。
【図14】ロック手段を示す斜視図である。
【図15】解除手段を示す分解組み立て図である。
【図16】ロック手段が作動している状態を示す平面図
である。
【図17】ロック手段が解除されている状態を示す平面
図である。
【図18】摺動側巻芯保持機構を示す中央横断面平面図
である。
【図19】巻芯保持機構を示す分解組み立て図である。
【図20】摺動側巻芯保持機構が大径の巻芯を保持した
状態を示す中央横断面平面図である。
【図21】摺動側巻芯保持機構が小径の巻芯を保持した
状態を示す中央横断面平面図である。
【図22】斜行したメディアを示す平面図である。
【図23】メディアが正常に巻き取られている状態を示
す側面図である。
【図24】メディアが斜行してフランジに乗り上げてい
る状態を示す側面図である。
【図25】ローラユニットを示す平面図である。
【図26】従来の巻き取り装置を示す側面図である。
【図27】従来の巻き取り装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 巻き取り装置 2 プリンタ 3 メディア 4 巻芯 5 巻き取り機構 6 弛み検出センサ 7 排紙トレー 28 接触レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 昇 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 (72)発明者 高沢 清継 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 Fターム(参考) 2C060 CA03 CA13 CB21 3F105 AA02 AB04 CA02 DA08 DB02 DC11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタから排出された紙やフィルムや
    布製の膜状のメディアを巻芯に巻き取る巻き取り機構
    と、前記メディアの弛みを検出可能でこの検出により前
    記巻き取り機構を作動させる弛み検出センサとを有する
    巻き取り装置において、前記弛み検出センサは前記プリ
    ンタに排紙トレーを装着したときに前記メディアの移動
    領域から退避可能であることを特徴とする巻き取り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記弛み検出センサは、前記メディアの
    接触により検出を行う機械的な接触式センサであると共
    に、前記巻き取り機構に一体化されていることを特徴と
    する請求項1記載の巻き取り装置。
  3. 【請求項3】 前記弛み検出センサの前記メディアが接
    触する接触レバーは微少な力で揺動可能なことを特徴と
    する請求項2記載の巻き取り装置。
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