JP2001293766A - 発泡シートおよびその製造方法 - Google Patents
発泡シートおよびその製造方法Info
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Abstract
提供すること。 【解決手段】本発明の発泡シートは、熱可塑性樹脂材料
からなる発泡シートであり、(A)その原料である熱可
塑性樹脂材料の線膨張率α(/℃)と発泡シートの線膨
張率αf(/℃)とが下式(1)を満たす、 |αf/α|≦1/2 (1) または、(B)少なくとも一組の互いに直交する厚み方
向の二つの断面に存在する気泡が下式(2)を満たす。 Lmax/Lmin≧4.5 (2) (式中、LmaxおよびLminはそれぞれ、前記発泡シート
を互いに直交する厚み方向の二つの断面に存在する気泡
から各断面毎に無作為に10個の気泡を抽出し、抽出し
たそれぞれの気泡について、シート厚み方向およびシー
ト表面に対する平行方向の径をそれぞれ測定し、さらに
当該径の平均値を各方向毎にそれぞれ求めて得た合計4
個の平均値のうちの最大値および最小値である。)
Description
法変化の小さい発泡シートなどに関する。
り、例えば、発泡性樹脂材料を成形用のダイスからシー
ト状に押し出すと同時に発泡させる方法や、発泡性樹脂
材料を成形用のダイスからシート状に押し出し、押し出
されたシートを更に加熱することにより発泡させる方法
により製造したものが知られている。これら従来の発泡
シートは、いずれも極めて大きな線膨張率を有するもの
であって、温度変化に伴う寸法変化が大きいために、高
い寸法安定性が要求される用途には不向きであった。例
えば、従来の発泡シートを芯材(畳床)に用いた薄畳を
家屋の床に敷いた場合、気温上昇に伴い発泡シートがあ
らゆる方向に伸長し、その結果、畳が伸び、隣接する畳
同士が突き合って畳の端部が浮き上がる現象が発生して
いた。また、従来の発泡シートと金属板との積層体にお
いては、温度変化に伴う寸法変化は金属板よりも発泡シ
ートの方が大きいため、金属板と発泡シートとが剥離し
やすい、または積層体が反りやすいという問題があっ
た。
伴う寸法変化が小さく、例えば上記のような用途に使用
して上記のような問題を生じない発泡シートを提供する
ことを目的とする。
解決すべく鋭意検討を行い、下記の通りの発明に至っ
た。本発明の第一の態様は、熱可塑性樹脂材料からなる
発泡シートであり、該熱可塑性樹脂材料の線膨張率α
(/℃)と該発泡シートの線膨張率αf(/℃)とが下
式(1)を満たすことを特徴とする発泡シートである。 |αf/α|≦1/2 (1) かかる構成の熱可塑性樹脂材料からなる発泡シートは、
該発泡シートの材料である未発泡未延伸状態の熱可塑性
樹脂材料よりも大幅に低減された線膨張率を有するた
め、温度変化に伴う寸法変化が小さく、そのため、高い
寸法安定性が求められる用途に好適に使用することがで
きる。
て、その線膨張率が発泡シート中の特定の場所に存在す
る気泡の特定な形状と密接な関係にあることを見出し、
本発明の第二の態様に至った。即ち、本発明の第二の態
様は、熱可塑性樹脂材料からなり、少なくとも一組の互
いに直交する厚み方向の二つの断面に存在する気泡につ
いて下式(2)を満たすことを特徴とする発泡シートで
ある。 Lmax/Lmin≧4.5 (2) [式中、LmaxおよびLminはそれぞれ、前記発泡シート
の互いに直交する厚み方向の二つの断面(A断面、B断
面)に存在する気泡から各断面(A断面、B断面)毎に
無作為に10個の気泡を抽出し、抽出したそれぞれの気
泡について、シート厚み方向(X方向)の径およびシー
ト表面に対する平行方向(Y方向)の径をそれぞれ測定
し、さらに当該径の平均値を各方向(X方向、Y方向)
毎にそれぞれ求めて得た合計4個の平均値(A又はB断
面におけるX又はY方向の径の平均値)のうちの最大値
および最小値である。] かかる構成の熱可塑性樹脂材料からなる発泡シートは、
当該発泡シートの材料である未発泡未延伸状態の熱可塑
性樹脂材料よりも大幅に低減された線膨張率を有するた
め、温度変化に伴う寸法変化が著しく小さく、そのた
め、高い寸法安定性が求められる用途に好適に使用する
ことができる。
泡構造を有する発泡シートも提供する。当該発泡シート
は、押出機内で可塑化された発泡性熱可塑性樹脂材料を
該押出機に連結されたダイスからシート状に押し出しな
がら発泡させ、押し出されたシート状物を1.7以上の
ドロー比で引き落とすことによって得られることを特徴
とする。かかる構成の熱可塑性樹脂材料からなる発泡シ
ートは、該発泡シートの材料である未発泡未延伸状態の
熱可塑性樹脂材料よりも大幅に低減された線膨張率を有
するため、温度変化に伴う寸法変化が特に著しく小さ
く、そのため、高い寸法安定性が求められる用途に好適
に使用することができる。
樹脂材料からなる発泡シートであり、該熱可塑性樹脂材
料の線膨張率α(/℃)と該発泡シートの線膨張率αf
(/℃)とが下式(1)を満たすことを特徴とする発泡
シートである。 |αf/α|≦1/2 (1)
ある未発泡未延伸状態の熱可塑性樹脂材料の線膨張率の
1/2以下の線膨張率をもつことに特徴がある。上記式
(1)は、発泡シートの表面に対する平行方向(厚さ方
向に対して垂直の方向)において満たされていればよ
い。|αf/α|の値は、好ましくは1/3以下であ
る。また、|αf/α|の値は0よりも大きいが、本発
明の目的に照らせば、できる限り小さいことが好まし
い。かかる構成の本発明の発泡シートは、線膨張率が小
さく、そのため、温度変化に伴う寸法変化の小さいこと
が求められる用途に好適に使用することができる。
は、熱可塑性樹脂材料からなり、少なくとも一組の互い
に直交する厚み方向の二つの断面に存在する気泡につい
て下式(2)を満たすことを特徴とする。 Lmax/Lmin≧4.5 (2) (式中、LmaxおよびLminはそれぞれ、前記発泡シート
の互いに直交する厚み方向の二つの断面(A断面、B断
面)に存在する気泡から各断面(A断面、B断面)毎に
無作為に10個の気泡を抽出し、抽出したそれぞれの気
泡について、シート厚み方向(X方向)の径およびシー
ト表面に対する平行方向(Y方向)の径をそれぞれ測定
し、さらに当該径の平均値を各方向(X方向、Y方向)
毎にそれぞれ求めて得た合計4個の平均値(A又はB断
面におけるX又はY方向の径の平均値)のうちの最大値
および最小値である。) 比(Lmax/Lmin)の値は、好ましくは4.5以上であ
り、より好ましくは5.0以上であり、特に好ましくは
5.5以上である。比(Lmax/Lmin)が大きくなるに
つれて、発泡シートの線膨張率が低下する傾向があり、
前記比の上限は特に制限されるものではないが、通常
は、この比の値が約7を超えると、線膨張率の低減効果
はほぼ一定となる。従って、前記比は、通常は7以下に
設定される。
泡シートは、線膨張率が小さく、そのため、温度変化に
伴う寸法変化が小さいことが求められる用途に好適に使
用することができる。
で構成され、かかる熱可塑性樹脂材料は、少なくとも一
種類の熱可塑性樹脂からなる。前記熱可塑性樹脂材料を
構成する熱可塑性樹脂の種類は、発泡体を形成し得るも
のであれば特に制限はなく、例えば、低、中、高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリメチルメタクリレートなど
のアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂などを用いることができる。リ
サイクルが容易であることから、無架橋熱可塑性樹脂が
好ましい。熱可塑性樹脂は、単独重合体であっても共重
合体であってもよい。また、二種類以上の熱可塑性樹脂
を併用する場合、各樹脂の配合比率に特に制限はなく、
また、共重合体にあっては、モノマー組成比に特に制限
はない。
性および発泡シートの性能が損なわれない限り、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、防滑剤、滑剤などの
添加剤を含有してもよい。かかる添加剤の含有量は、例
えば、発泡シートの20重量%以下である。また、タル
ク、マイカ、ガラス繊維、木質繊維などの充填剤を含有
してもよい。かかる充填剤の含有量は、例えば、発泡シ
ートの20重量%以下である。より低い線膨張率を達成
するために特に有効な充填剤としては、例えば、ガラス
繊維、木質繊維などの繊維状充填剤などを挙げることが
できる。
特に限定されず、典型的なシート状のみならず、例えば
チューブ状であってもよい。発泡シートの厚みには、必
ずしも臨界的な制限はないが、通常は0.5mm以上で
あり、好ましくは0.8mm以上である。発泡シートが
0.5mmよりも薄いと、気泡が潰れ易い傾向にある。
本発明の発泡シートは、その発泡倍率に関して特に制限
されない。
脂材料を用いて、常圧加熱法、押出発泡法、加圧発泡
法、射出発泡法などの公知の方法を応用して製造するこ
とができるが、例えば、発泡性熱可塑性樹脂材料を用い
て一般的な方法で得られた熱可塑性樹脂材料からなる発
泡シートのシート表面温度を約160℃程度に加熱し
て、約3倍程度以上に延伸することにより製造すること
ができる。尚、製造中のシート表面温度は、発泡シート
内の気泡が破泡しないような温度範囲に保持することが
重要である。また、本発明の発泡シートは、押出発泡法
による発泡シートの製造において、押出機に連結された
ダイスからシート状に排出された発泡性熱可塑性樹脂材
料の引取り速度を、ダイスにおける樹脂吐出速度よりも
速くする方法により製造することもできる。当該製造方
法は、公知の延伸法に比べて短い生産ラインで実施する
ことができるのでより好ましい。また、特に好ましい特
定の気泡構造を有する発泡シートを製造する場合には、
ドロー比(DR)は1.7以上であることが必要である
が、より好ましくは1.9以上である。ここでのドロー
比は下式(3)により算出される。式中、Trは最終的
に得られる発泡シートの厚み(mm)、Tiはダイスか
ら吐出された直後の発泡シートの仮想厚み(mm)、X
は発泡倍率、tはダイスリップ開度(mm)、SRは使
用する発泡性熱可塑性樹脂材料のスウェル比である。 DR=Ti/Tr (3) Ti=X・t・SR
に発泡性物質、および必要に応じて酸化防止剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、防滑剤、滑剤、充填剤などの添加
剤を、例えば、押出機などの混合機を用いて配合して調
製される。充填剤としては、タルク、マイカ、ガラス繊
維、木質繊維などを挙げることができる。発泡性物質と
しては、物理的発泡剤および化学的発泡剤が適用可能で
ある。物理的発泡剤としては、例えば、水、炭酸ガス、
炭化水素類、フロン類などが挙げられる。化学的発泡剤
としては、例えば、重曹などの無機系発泡剤およびアゾ
ジカルボン酸アミドなどの有機系発泡剤が挙げられる。
また、発泡性物質は、複数の発泡剤の組み合せてであっ
てもよいし、物理的発泡剤と化学的発泡剤の併用であっ
てもよい。また、発泡性物質は、酸化亜鉛などの発泡助
剤と前記の発泡剤との併用であってもよい。さらに、こ
れらの発泡性物質のいずれかが樹脂などのマトリックス
に高濃度(例えば、30重量%)に配合されてなるマス
ターバッチと称される組成物などであってもよい。
料である未発泡未延伸の熱可塑性樹脂材料よりも大幅に
低減された線膨張率を有するため、温度変化に伴う寸法
変化が少ない。このため、当該発泡シートを、畳床、各
種建材、自動車の天井材及びや各種自動車部品などの素
材として使用することにより、温度変化に伴う寸法変化
が小さい構造材を得ることができる。このような構造材
は、本発明の発泡シートのみで構成されてもよいし、意
匠性、剛性など所望の機能・性能を備えるために、本発
明の発泡シートとそれに貼合した他の素材とから構成さ
れていてもよい。
化が小さく、そのために金属、木材などの他の構造材と
組合せても上述のような問題の発生しない発泡シートが
提供される。このような本発明の発泡シートは、温度に
対する優れた寸法安定性が要求される用途などに好適で
ある。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
ける物性の測定方法および効果の評価方法を説明する。 (1)発泡シートの発泡倍率および厚み 熱可塑性樹脂材料からなる発泡シートの発泡倍率は、該
発泡シート、およびこれと同じ熱可塑性樹脂材料からな
る未発泡シートがそれぞれ50mm幅×50mm長さに
裁断され、水中置換法によりそれぞれの比重が求めら
れ、その結果を用いて次式にて算出された。 発泡倍率=(未発泡シートの比重)/(発泡シートの比
重) また、発泡シートの厚みは、ノギスにて測定された。 (2)ドロー比(DR) 下式(3)に従って算出された。ここで、Trは発泡シ
ートの厚み(mm)、Tiはダイス直後の発泡シートの
厚み(mm)、Xは発泡倍率、tはダイスリップ開度
(mm)、SRは使用した熱可塑性樹脂材料のスウェル
比である。 DR=Ti/Tr (3) Ti=X・t・SR
れ、それぞれの断面(A断面、B断面)を顕微鏡にて2
00倍に拡大され写真撮影された。この写真より、それ
ぞれの断面について、発泡シートの表面から全シート厚
みの10%を超える内部に存在する気泡から各断面(A
断面、B断面)毎に無作為に10個の気泡が抽出され、
抽出されたそれぞれの気泡について、シート厚み方向
(X方向)およびシート表面に対する平行方向(Y方
向)の径がそれぞれ測定され、さらに当該径の平均値が
各方向(X方向、Y方向)毎にそれぞれ求められた。こ
うして得られた4個の平均値(A断面におけるX方向の
平均気泡径、A断面におけるY方向の平均気泡径、B断
面におけるX方向の平均気泡径、B断面におけるY方向
の平均気泡径)のうちの最大値をLmax、最小値をLmin
として、Lminに対するLm axの比(Lmax/Lmin)が求
められ、当該比が気泡形状の指標とされた。
切断され、この切断試料の表面に長さ方向に240mm
間隔で標線(直線)が描かれた。この切断試料が23℃
から53℃になるまで加熱され、次いで23℃になるま
で冷却された。当該操作中において、53℃および加熱
・冷却後の23℃での前記標線の間隔がそれぞれ測定さ
れた。その標線の間隔の測定値を用い、前記発泡シート
の線膨張率が次式により算出された。 線膨張率(/℃)={(L53−L23)/L23}/(53
−23) L23:23℃での標線の間隔 L53:53℃での標線の間隔
の畳の合計長さよりも2mm短い固定用木製治具に固定
された。固定治具とそれに固定された二枚の畳が、25
℃(固定時の温度)から50℃まで昇温され、その温度
で保持された。1時間経過後に畳の状態が観察された。
評価基準は以下のとおりである。 ×:浮き上りが認められた。 ○:浮き上りが認められなかった。
0重量部(ポリプロピレン樹脂/ポリエチレン樹脂(重
量比)=85/15;スウェル比SR=3.5;線膨張
率(/℃)=10×10-5)に発泡剤を含有するマスタ
ーバッチ2.6重量部(マスターバッチとして)を配合し
てなる樹脂組成物を、下記条件下の押出発泡法により加
工して発泡シートを得た。上記発泡剤としては、重曹/
アゾジカルボン酸アミド/酸化亜鉛=9/0.5/0.
5重量%である複合発泡剤の30重量%マスターバッチ
(マトリックス:ポリエチレン樹脂)を使用した。 押出発泡条件 押出機:120mmΦ押出機 スクリュー回転数:17rpm シリンダー温度:200℃ ダイス幅:1500mm ダイスリップ開度:0.3mm ダイス温度:190℃ シート引取速度:3.2m/min 発泡シートの発泡倍率は2.0倍、厚みは1.1mmで
あった。また、前記式(3)により求めたドロー比(D
R)は1.9であった。また、気泡形状を表すLmax/
Lmin比は6.4であった。発泡シートの線膨張率
(αf)は、押出方向(MD)については3.4×10
-5(/℃)、押出方向に対し垂直方向(TD)について
は4.7×10-5(/℃)であった。これにより|αf
/α|を求めたところ、MDについては0.34、TD
については0.47であった。以上の結果を表1に示
す。この発泡シートを用いて薄畳を作製した。1820
mm幅、910mm長さ、7mm厚みのT級インシュレ
ーションボードの両面に前記発泡シートから切り出し
た、1820mm幅、910mm長さの2枚の発泡シー
トを縫着し一体化して畳床を作製し、この畳床に畳表を
張って全体厚み15mmの薄畳を得た。この畳2枚を用
いて、浮き上り現象の発生の有無を観察したところ、浮
き上り現象は認められなかった。その評価結果を表1に
示す。
にして、発泡シートを作製した。この発泡シートの発泡
倍率は2.8倍、厚みは1.4mmであった。また前記
式(3)によるドロー比(DR)は2.1であった。得
られた発泡シートの評価結果を表1に示す。さらにま
た、この発泡シートを用いて、実施例1と同様に薄畳を
作製した。その評価結果を表1に示す。
の混合物100重量部(ポリプロピレン樹脂/1−ブテ
ン/エチレン共重合体(重量比)=85/15;スウェ
ル比(SR)=1.9;線膨張率(/℃)=10×10
-5)に発泡剤を含有するマスターバッチ3.2重量部
(マスターバッチとして)を配合してなる樹脂組成物
を、下記条件下の押出発泡法により加工して発泡シート
を得た。上記発泡剤としては、重曹/アゾジカルボン酸
アミド/酸化亜鉛=9/0.5/0.5重量%である複
合発泡剤の30重量%マスターバッチ(マトリックス:
ポリエチレン樹脂)を使用した。 押出発泡条件 押出機:120mmΦ押出機 スクリュー回転数:30rpm シリンダー温度:170℃ ダイス幅:1500mm ダイスリップ開度:0.5mm ダイス温度:170℃ シート引取速度:2.2m/min 得られた発泡シートの発泡倍率は2.7倍、厚みは2.
9mmであった。また前記式(3)によるドロー比(D
R)は0.8であった。得られた発泡シートの評価結果
を表1に示す。この発泡シートを用いた以外は実施例1
と同様にして薄畳を作製した。評価結果を表1に示す。
記のとおりに変更した以外は比較例1と同様にして発泡
シートを作製した。 押出発泡条件 スクリュー回転数:29rpm ダイスリップ開度:0.6mm シート引取速度:3.0m/min 得られた発泡シートの発泡倍率は1.2倍、厚みは1.
2mmであった。また前記式(3)によるドロー比(D
R)は1.1であった。得られた発泡シートの評価結果
を表1に示す。この発泡シートを用いた以外は実施例1
と同様にして薄畳を作製した。評価結果を表1に示す。
記のとおりに変更した以外は比較例1と同様にして発泡
シートを作製した。 押出発泡条件 スクリュー回転数:25rpm ダイスリップ開度:0.5mm シート引取速度:3.2m/min 得られた発泡シートの発泡倍率は1.6倍、厚みは1.
1mmであった。また前記式(3)によるドロー比(D
R)は1.4であった。得られた発泡シートの評価結果
を表1に示す。この発泡シートを用いた以外は実施例1
と同様にして薄畳を作製した。評価結果を表1に示す。
断面を示した図である。
面(B断面) 3、3’ シート厚み方向(X方向) 4,4’ シート表面に対する平行方向(Y方向)
Claims (3)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂材料からなる発泡シートであ
り、該熱可塑性樹脂材料の線膨張率α(/℃)と該発泡
シートの線膨張率αf(/℃)とが下式(1)を満たす
ことを特徴とする発泡シート。 |αf/α|≦1/2 (1) - 【請求項2】熱可塑性樹脂材料からなり、少なくとも一
組の互いに直交する厚み方向の二つの断面に存在する気
泡が下式(2)を満たすことを特徴とする発泡シート。 Lmax/Lmin≧4.5 (2) [式中、LmaxおよびLminはそれぞれ、前記発泡シート
を互いに直交する厚み方向の二つの断面(A断面、B断
面)に存在する気泡から各断面(A断面、B断面)毎に
無作為に10個の気泡を抽出し、抽出したそれぞれの気
泡について、シート厚み方向(X方向)の径およびシー
ト表面に対する平行方向(Y方向)の径をそれぞれ測定
し、さらに当該径の平均値を各方向(X方向、Y方向)
毎にそれぞれ求めて得た合計4個の平均値(A又はB断
面におけるX又はY方向の径の平均値)のうちの最大値
および最小値である。] - 【請求項3】押出機内で可塑化された発泡性熱可塑性樹
脂材料を該押出機に連結されたダイスからシート状に押
し出しながら発泡させ、押し出されたシート状物を1.
7以上のドロー比で引き落とすことにより得られること
を特徴とする請求項2記載の発泡シート。
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JP2001029313A JP4485079B2 (ja) | 2000-02-10 | 2001-02-06 | 発泡シートおよびその製造方法 |
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JP2000033296 | 2000-02-10 | ||
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JP4485079B2 JP4485079B2 (ja) | 2010-06-16 |
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