JP2001293687A - 切断装置 - Google Patents

切断装置

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JP2001293687A
JP2001293687A JP2000116147A JP2000116147A JP2001293687A JP 2001293687 A JP2001293687 A JP 2001293687A JP 2000116147 A JP2000116147 A JP 2000116147A JP 2000116147 A JP2000116147 A JP 2000116147A JP 2001293687 A JP2001293687 A JP 2001293687A
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blade
shaft
cutting
axis
blades
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JP2000116147A
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Akira Uno
晃 羽野
Takahiro Yoshimura
隆寛 吉村
Toshiyuki Kato
敏幸 加藤
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Toray Engineering Co Ltd
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Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃物の摩耗、変形等を減少させることができ
ると共に、切断部に切断反力による脆弱材料層部の破
断、切断面の毛羽立ち、変形等が生じず美麗な切断面を
得ることができる切断装置を提供することである。 【解決手段】 第1刃物軸1と第2刃物軸2とが平行な
状態で配置され、第2刃物軸2の刃物15、17が押圧
用スペーサ16部に設けれた弾性体19によって第1刃
物軸1の刃物5、7位置に対応するように設けれた装置
において、第2刃物軸2の刃物15、17を片刃にする
と共に刃先角度を鋭角にせしめ、第1刃物軸1における
ゴムリング6の刃物5、7との接触面部に前記第2刃物
軸2における刃物15、17の刃先の垂直面側が位置す
るようにせしめた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂フイルム、
箔、電池用電極等の積層シート等の長尺の広幅シート状
物を所定の細幅シート状物にスリットする切断装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂フイルム、箔、箔の片
面あるいは両面に合成樹脂等が塗布された電池用電極等
の積層シート等の長尺の広幅シート状物を所定の細幅シ
ート状物にスリットする場合は、例えば、特開平10−
277990号公報に記載されているような環状の上刃
と環状の下刃とからなり、上刃の刃先の側面を下刃の刃
先の側面に押圧接触させ、両刃をシート状物の走行方向
と同方向に回転させ、該シート状物所定の幅に切断する
構成のシヤーカッタが使用されているか、特開平6−1
55374号公報に記載されているようなセラミック製
の上刃と該上刃が対向する位置に凹溝が形成されている
か該凹溝部に弾性部材が埋設されたロール状の下刃によ
って構成されているスコアカッタあるいは特開平8−2
5280号公報に記載されているような円板状上刃と円
筒型下刃とにより構成し、円板状上刃が円筒型下刃のセ
ラミック複合焼結体より硬度が低く靭性が高いセラミッ
クス焼結体であるスコアカッタが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなシヤーカ
ッタの上刃と下刃とによってシート状物をスリットする
と、図9に示されるように環状の下刃あるいは上刃によ
って切断部に切断反力として引張力が作用することにな
り、シート状物が積層材料でかつ脆弱材料層を有する場
合には脆弱材料層部において破断したり、環状の切断面
が変形するという問題がある。
【0004】また、特開平6−155374号公報に記
載のスコアカッタの場合には図10に示されるように上
刃によって下刃の弾性部材に刃物傷が付いたり摩耗が生
じたりして保守作業が多くなって生産効率が低下した
り、切断端面に毛羽立ち、変形等が生じて製品価値が低
下するという問題がある。特開平8−25280号公報
に記載のスコアカッタの場合は硬質材料の下刃によって
上刃が摩耗し易く上述と同様の問題があると共に、各刃
がセラミックス焼結体によって製作されているため、上
刃と下刃に誤って過大な力が作用すると破損することが
あるという問題がある。
【0005】さらに、特開2000−24990号公報
に記載のような第1刃物軸と第2刃物軸にそれぞれ刃物
を挟んでゴムリングとスペーサを配設し、シート状物を
ゴムリングとスペーサによって挟持した状態で切断する
装置を提案したが、極薄あるいは極軟質のようなシート
状物の場合にはゴムリングとスペーサによって挟持され
るとシート状物に該悪影響を与えることがあるという問
題がある。
【0006】本発明は刃物の摩耗、変形等を減少させる
ことができると共に、切断部に切断反力による脆弱材料
層部の破断、切断面の毛羽立ち、変形等が生じず美麗な
切断面を得ることができる切断装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の切断装置は請求
項1に記載されているように第1刃物軸と第2刃物軸と
が平行な状態で配置され、前記第2刃物軸の刃物が押圧
用スペーサ部に設けられた弾性体によって第1刃物軸の
刃物位置に対応するように設けられた装置において、第
2刃物軸の刃物を片刃にすると共に刃先角度を鋭角にせ
しめ、第1刃物軸におけるゴムリングの刃物との接触面
部に前記第2刃物軸における刃物の刃先の垂直面側が位
置するようにせしめたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の切断装置は請求項2に記載
されているような第1刃物軸と第2刃物軸とが平行な状
態で配置され、前記第2刃物軸の刃物が押圧手段に設け
られた弾性体によって第1刃物軸の刃物位置に対応する
ように設けられた装置において、前記第2刃物軸の刃物
を片刃にすると共に刃先角度を鋭角にせしめ、第1刃物
軸におけるゴムリングの刃物との接触面部に前記第2刃
物軸における刃物の刃先の垂直面側が位置する構成にす
ることができる。
【0009】さらに、本発明の切断装置は請求項3に記
載されているような第1刃物軸と、回動軸に装着された
アームと、軸体に回転自在に装着された保持部材と該保
持部材に支持される刃物と弾性体と押圧部材とを備え前
記アームの端部に回転自在に取り付けられた刃物機構と
により切断ユニットを形成し、複数の切断ユニットが軸
体の所定位置に装着された第2刃物軸とを備え、前記第
1刃物軸と第2刃物軸とが平行な状態で配置され、前記
第2刃物軸における刃物が弾性体によって第1刃物軸の
刃物位置に対応するように設けられた装置において、前
記第2刃物軸の刃物を片刃にすると共に刃先角度を鋭角
にせしめ、第1刃物軸におけるゴムリングの刃物との接
触面部に前記第2刃物軸における刃物の刃先の垂直面側
が位置する構成にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の切断装置の構成の
1実施例を示す概略断面図、図2は図1の切断装置にお
けるシート状物の切断状態を示す概略拡大図であって、
切断装置は機枠(図示せず)に軸受によって回転可能に
取り付けられた固定側の第1刃物軸1と、該第1刃物軸
1に対して軸間距離が調節できると共に回転可能に軸受
によって取り付けられた第2刃物軸2とにより構成され
ている。
【0011】上述の第1刃物軸1は最初の刃物5の位置
を決めるための環状のカラー4、環状の刃物5、切断す
べきシート状物の幅寸法(W)にほぼ等しい寸法を有す
る間隙形成用のゴムリング6、環状の刃物7、環状のス
ペーサ8、環状の刃物5、ゴムリング6、環状の刃物
7、環状のスペーサ8等を軸体3に順次嵌挿せしめると
共に、その両端部にカラー4が位置するようにして座金
9とナット10により両側から締め付けられて一体物に
構成されている。
【0012】この場合、カラー4の内側にはゴムリング
6またはスペーサ8が位置するように切断箇所数に応じ
てゴムリング6とスペーサ8を嵌挿する。
【0013】ゴムリング6は軸体3に嵌挿されるボス1
1と、その外周部に1〜20mmの厚さで焼き付け、接
着、溶着等により一体物にされたウレタンゴム、ブチル
ゴム、シリコンゴム等の合成ゴムからなるゴム体12と
により構成されている。該ゴム体12の厚さ寸法は軸体
3の外周寸法、刃物5、7の外径寸法、ゴム硬度等によ
り適宜設定する。
【0014】スペーサ8はゴムリング6の幅寸法(W)
から刃物5、7の厚さ寸法(T)分を差し引いた寸法
(Wa)になっていると共に、外径寸法は刃物5、7の
外径寸法と同一または少し大きいか小さい寸法(被切断
シート状物の厚さ寸法の±1/2の範囲)に設定するの
が好ましい。
【0015】このスペーサ8はステンレス鋼、塩化ビニ
ール樹脂、ポリアミド樹脂等の硬質合成樹脂等によって
形成するか、ゴムリング6と同様にボス11とゴム体1
2とにより形成することができる。
【0016】上述の第2刃物軸2は最初の刃物15の位
置を決めるための環状のカラー14、環状の刃物15、
環状の押圧用スペーサ16、環状の刃物17、環状のス
ペーサ18、環状の刃物15、環状の押圧用スペーサ1
6、環状の刃物17、環状のスペーサ18等を軸体13
に順次嵌挿せしめると共に、その両端部にカラー14が
位置するようにして座金20とナット21により両側か
ら締め付けられて一体物に構成されている。
【0017】この場合、カラー14の内側には固定側の
第1刃物軸1におけるゴムリング6と対向する箇所に刃
物15、押圧用スペーサ16、環状の刃物17が、刃物
7、スペーサ8、刃物5と対向する箇所にスペーサ18
が位置するように嵌挿する。
【0018】カラー14、押圧用スペーサ16、スペー
サ18の外径寸法は刃物15、17がシート状物の切断
位置に移動したときに第1刃物軸1のカラー4、刃物
5、7、ゴムリング6、スペーサ8等によってシート状
物を挟持しないような間隙を有するよう刃物15、17
の外径寸法より小径になっている。
【0019】該刃物15、17は外周先端部が30度〜
80度の傾斜角度(θ)を有する傾斜面15a、17a
(鋭角の片刃の刃部)が形成されている。
【0020】該傾斜角度(θ)は30度より鋭利な角度
にすると、刃先自体の剛性が不足して刃先が折れたり欠
けたりする。該角度が80度以上になると、従来の90
度の刃物の場合と同様の不具合が生じる。そのため、該
傾斜角度(θ)は30度以上80度以下の範囲内におい
て設定するのが好ましい。
【0021】また、刃物15、17の厚さ寸法は刃先の
傾斜角度との関係から0.2mm以下になると刃先部に
折れあるいは欠け等の破損を生じ、2.0mm以上にな
ると傾斜角度を小さくしてもゴム体12を変形させて刃
物を所定の位置まで切り込ませることができなくなる。
【0022】これ等のことから刃物15、17の厚さ寸
法は0.2mm以上2.0mm以下の間で設定する必要
がある。
【0023】なお、刃物5、7の厚さ寸法は入手、加
工、取扱い等が容易で変形が生じない範囲で設定するこ
とができる。
【0024】押圧用スペーサ16の幅寸法は刃物15、
17が軸方向に円滑に移動することができるように刃物
15、17の厚さ寸法分と移動可能な間隙寸法分を差し
引いた厚さ寸法になっている。
【0025】この押圧用スペーサ16の両側面には断面
形状が凹状の環状溝16aが形成され、刃物15、17
を第1刃物軸1における刃物5、7の側面に所定の面圧
で接触させる皿ばね、コイルばね、合成ゴム製のリング
等の弾性体が取り付けられている。
【0026】刃物15、17は刃先の垂直面側が第1刃
物軸1におけるゴムリング6の端面と刃物5、7の端面
との接触部(境界線部)に位置し、傾斜面部がゴムリン
グ6の外周面上に位置するように組み付けられている。
【0027】この様に第2刃物軸2の刃物15、17の
垂直面側が第1刃物軸1におけるゴムリング6の端面と
刃物5、7の端面との境界線部に位置しているため、刃
物15、17の切り込み量が増加しても刃物の刃先部が
ゴムリングの端面部に沿って移動し、該刃先部の傾斜面
部によってゴムリングが押圧されて弾性変形した状態に
なり、ゴムリングが刃物によって切削されたり、摩耗し
たりすることがない。
【0028】上述のナット10、21を締め付ける際に
皿ばね等の緩み止め部材を介在させるのが好ましい。ま
た、座金9、20とカラー4、14を一体物として形成
することでカラー4、14を省略することが可能であ
る。
【0029】上述の第1刃物軸1と第2刃物軸2は駆動
装置(図示せず)によって逆方向に所定の速度で回転さ
れるようになっている。
【0030】上述のゴムリング6は図3に示されるよう
なゴム体12の円周部における幅方向の中央部が凹状1
2aに形成された形状にすることは可能であり、該接触
面部12a1、12a2の幅寸法(E)、凹状12a部の深
さ寸法(h)は切断するシート状物の厚さ、材質、刃物
15、17の幅寸法、傾斜角度、ゴム体12の変形量等
によって設定する。
【0031】該ゴムリング6に代えて図4に示されるよ
うな細幅のボス23とゴム体24とからなるゴムリング
22の間に同径のスペーサ25を介在させた構成、図5
に示されるような細幅のゴムリング22の間に小径のス
ペーサ26を介在させた構成にすることができる。
【0032】また、本発明の切断装置は図1および図3
〜図5における第2刃物軸2に代えて図6に示されるよ
うな第2刃物軸27を刃物31と押圧手段32とを支持
する保持部材33により刃物ユニット29、30が形成
され、前記第1刃物軸1の各刃物5、7と刃物ユニット
29、30の刃物31とが接触可能なように複数の刃物
ユニット29、30が軸体28にスペーサ36を挟むよ
うに装着された構成にすることができる。
【0033】上述の刃物ユニット30は刃物ユニット2
9と同一の構成のものを逆向きの状態で使用する。
【0034】また、刃物31は刃物15の刃先形状と同
一形状のものを使用する。
【0035】押圧手段32は合成ゴムOリング、皿ば
ね、コイルばね等の弾性体35と該弾性体35を保持す
る凹部34aを有する押圧部材34とによって形成さ
れ、該押圧部材34が保持部材33に形成された雄ねじ
に螺着されている。
【0036】そして、第2刃物軸27は第1刃物軸1と
平行な状態で設置され、第2刃物軸27の刃物31が押
圧手段32に設けられた弾性体35によって第1刃物軸
1の刃物5、7 に所定の面圧でもって接触するように
なっている。
【0037】上述の保持部材33の幅寸法を大きくして
スペーサ36を省略した構成にできることは言うまでも
ない。
【0038】この様に刃物31、弾性体35を保持する
押圧部材34、保持部材 33等の部材を一つの刃物ユ
ニット29、30の状態で軸体28に組み付けることが
でき、組立作業時間を短縮することができると共に各部
材を単品で保管する場合と比較してその取扱いおよび保
存管理が容易になる。また、シート状物の切断状態およ
び刃物の状態等は図1〜図5に示される構成の切断装置
によって得られる効果と同様の効果が得られる。
【0039】さらに、本発明の切断装置は図1および図
3〜図5における第2刃物軸2に代えて図7、図8に示
されるような回動軸40にボルト42によって一体的に
取り付けられるアーム41と、該アーム41の端部に回
転自在に取り付けられた刃物機構43とにより切断ユニ
ット38、39を形成し、該切断ユニット38、39を
回動軸40の所定位置に取り付けることによって第2刃
物軸37を構成することができる。
【0040】該回動軸40は第1刃物軸の軸体3と平行
な状態になるよう軸受(図示せず)によって機枠に回動
自在に取り付けられ、該回動軸40の端部に連結された
電動機、流体シリンダー、正逆転アクチュエータ等の駆
動機構(図示せず)あるいは作業者によって切断位置と
待機位置とに回動されるようになっている。
【0041】上述の切断ユニット39における刃物機構
は刃物機構43と同一の構成のものを逆向きの状態で使
用する。
【0042】刃物機構43はナット45によってアーム
41の端部に回動軸40と平行な状態で取り付けられた
軸体44と、ベアリング47によって軸体44に回転自
在に取り付けられた保持部材46と、該ベアリング47
を軸体44と保持部材46の所定位置に組み付けるため
の止め輪48、49と、保持部材46のボス部46aに
嵌挿された刃物50と、該刃物50を保持部材46の鍔
部46bに所定の面圧で当接させる弾性体51と、該弾
性体51を収納するための凹部52aを有し、保持部材
46の雄ねじ46cに螺着させた押圧部材52とにより
構成されている。
【0043】ベアリング47に代えてポリアミド樹脂、
ポリエステル樹脂等の合成樹脂製の円筒軸受、油含有多
孔質合金製の円筒軸受等を使用することができる。
【0044】該刃物50は刃物15、31の刃先形状と
同一形状のものを使用する。
【0045】アーム41および刃物機構43は形成する
各部材の形状、組み付け方等に限定されないことは言う
までもない。
【0046】上述の様な切断ユニット38、39が回動
軸40に複数対設けられた第2刃物軸37の場合には、
回動軸40に対する周方向のアーム41固定位置を調節
するだけで、回動軸40を切断位置に回動させた時に必
要とする切断ユニットが切断位置に移動するように切断
箇所を選択することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の切断装置は請求項1に記載され
ているように第1刃物軸と第2刃物軸とが平行な状態で
配置され、前記第2刃物軸の刃物が押圧用スペーサ部に
設けられた弾性体によって第1刃物軸の刃物位置に対応
するように設けられた装置において、第2刃物軸の刃物
を片刃にすると共に刃先角度を鋭角にせしめ、第1刃物
軸におけるゴムリングの刃物との接触面部に前記第2刃
物軸における刃物の刃先の垂直面側が位置するようにせ
しめた構成にしているため、シート状物がゴムリングに
よって支持された状態で切断され、切断部に切断反力に
よる引張力が作用せず脆弱材料層を有するシート状物で
あっても脆弱材料層部に破断が生じたり、シート状物の
表面に皺等が生じるのを防止することができると共に切
断面に毛羽立ち、変形等が生じず美麗な切断面を得るこ
とができる。また、第1刃物軸におけるゴムリングの刃
物との接触面部に第2羽軸における刃物の刃先の垂直面
側が位置し、該刃物の切り込み量が増加するに従って鋭
角の刃先部によってゴムリングが押圧されて弾性変形す
ることになり、ゴムリングが刃物によって切削された
り、摩耗したりするのを防止することができる。
【0048】また、本発明の切断装置は請求項2に記載
されているような第1刃物軸と第2刃物軸とが平行な状
態で配置され、前記第2刃物軸の刃物が押圧手段に設け
られた弾性体によって第1刃物軸の刃物位置に対応する
ように設けられた装置において、前記第2刃物軸の刃物
を片刃にすると共に刃先角度を鋭角にせしめ、第1刃物
軸におけるゴムリングの刃物との接触面部に前記第2刃
物軸における刃物の刃先の垂直面側が位置する構成にす
ると、第2刃物軸における刃物、弾性体、該弾性体を保
持するスペーサ等の部材が一つの刃物ユニットの状態で
軸体に対する組み付け作業ができ組立作業時間を短縮す
ることができると共に保存保管が容易になる。また、請
求項1の切断装置の場合と同じように脆弱材料層を有す
るシート状物であっても脆弱材料層部の破断が生じたり
皺等が生じるのを防止することができると共に切断面に
毛羽立ち、変形等が生じず美麗な切断面を得ることがで
き、さらにゴムリングが刃物によって切削されたり、摩
耗したりするのを防止することができる。
【0049】さらに、本発明の切断装置は請求項3に記
載されているような第1刃物軸と、回動軸に装着された
アームと、軸体に回転自在に装着された保持部材と該保
持部材に支持される刃物と弾性体と押圧部材とを備え前
記アームの端部に回転自在に取り付けられた刃物機構と
により切断ユニットを形成し、複数の切断ユニットが軸
体の所定位置に装着された第2刃物軸とを備え、前記第
1刃物軸と第2刃物軸とが平行な状態で配置され、前記
第2刃物軸における刃物が弾性体によって第1刃物軸の
刃物位置に対応するように設けられた装置において、前
記第2刃物軸の刃物を片刃にすると共に刃先角度を鋭角
にせしめ、第1刃物軸におけるゴムリングの刃物との接
触面部に前記第2刃物軸における刃物の刃先の垂直面側
が位置する構成にすると、回動軸に対する周方向のアー
ムの固定位置を調節するだけで、回動軸を切断位置に回
動させた時に必要とする切断ユニットが切断位置に移動
するように切断箇所を選択することができる。また、請
求項1の切断装置の場合と同じように脆弱材料層を有す
るシート状物であっても脆弱材料層部の破断が生じたり
皺等が生じるのを防止することができると共に切断面に
毛羽立ち、変形等が生じず美麗な切断面を得ることがで
き、さらにゴムリングが刃物によって切削されたり、摩
耗したりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切断装置の構成の第1の実施例を示す
概略断面図である。
【図2】図1における切断部の詳細を示す概略拡大図で
ある。
【図3】本発明の切断装置の構成の第2の実施例を示す
概略図である。
【図4】、
【図5】本発明の切断装置におけるゴムローラの構成の
他の実施例を示す概略図である。
【図6】本発明の切断装置の構成の第3の実施例を示す
概略図である。
【図7】本発明の切断装置の構成の第4の実施例を示す
概略図である。
【図8】図7の側面を示す概略図である。
【図9】従来のシヤーカッタによる切断状態を示す概略
図である。
【図10】従来のスコアカッタによる切断状態を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 第1刃物軸 2、27、37 第2刃物軸 3、13、28、44 軸体 4、14 カラー 5、7、15、17、31、50 刃物 6、22 ゴムリング 8、18、25、26、36 スペーサ 9、20 座金 10、21、45 ナット 11、23、46a ボス 12、24 ゴム体 16 押圧用スペーサ 19、35、51 弾性体 29、30 刃物ユニット 32 押圧手段 33、46、52 保持部材 34 押圧部材 38、39 切断ユニット 40 回動軸 41 アーム 42 ボルト 43 刃物機構 47 ベアリング 48、49 止め輪 12a、34a、52a 凹状 12a1、12a2 接触面部 46b 鍔部 46c 雄ねじ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の環状の刃物が所定の間隔を有する
    ように刃物間にスペーサとゴムリングとが交互に位置す
    るように軸体に装着された第1刃物軸と、複数の環状の
    刃物が前記第1刃物軸の各刃物と接触可能に刃物間にス
    ペーサと押圧用スペーサとが交互に位置するように軸体
    に装着された第2刃物軸とを備え、前記第1刃物軸と第
    2刃物軸とが平行な状態で配置され、前記第2刃物軸の
    刃物が押圧用スペーサ部に設けられた弾性体によって第
    1刃物軸の刃物位置に対応するように設けられた装置に
    おいて、前記第2刃物軸の刃物を片刃にすると共に刃先
    角度を鋭角にせしめ、第1刃物軸におけるゴムリングの
    刃物との接触面部に前記第2刃物軸における刃物の刃先
    の垂直面側が位置するようにせしめたことを特徴とする
    切断装置。
  2. 【請求項2】 複数の環状の刃物が所定の間隔を有する
    ように刃物間にスペーサとゴムリングとが交互に位置す
    るように軸体に装着された第1刃物軸と、刃物と押圧手
    段とを支持する保持部材により刃物ユニットが形成さ
    れ、前記第1刃物軸の各刃物と刃物ユニットの刃物とが
    接触可能なように複数の刃物ユニットが軸体に装着され
    た第2刃物軸とを備え、前記第1刃物軸と第2刃物軸と
    が平行な状態で配置され、前記第2刃物軸の刃物が押圧
    手段に設けられた弾性体によって第1刃物軸の刃物位置
    に対応するように設けられた装置において、前記第2刃
    物軸の刃物を片刃にすると共に刃先角度を鋭角にせし
    め、第1刃物軸におけるゴムリングの刃物との接触面部
    に前記第2刃物軸における刃物の刃先の垂直面側が位置
    するようにせしめたことを特徴とする切断装置。
  3. 【請求項3】 複数の環状の刃物が所定の間隔を有する
    ように刃物間にスペーサとゴムリングとが交互に位置す
    るように軸体に装着された第1刃物軸と、回動軸に装着
    されたアームと、軸体に回転自在に装着された保持部材
    と該保持部材に支持される刃物と弾性体と押圧部材とを
    備え前記アームの端部に回転自在に取り付けられた刃物
    機構とにより切断ユニットを形成し、複数の切断ユニッ
    トが軸体の所定位置に装着された第2刃物軸とを備え、
    前記第1刃物軸と第2刃物軸とが平行な状態で配置さ
    れ、前記第2刃物軸における刃物が弾性体によって第1
    刃物軸の刃物位置に対応するように設けられた装置にお
    いて、前記第2刃物軸の刃物を片刃にすると共に刃先角
    度を鋭角にせしめ、第1刃物軸におけるゴムリングの刃
    物との接触面部に前記第2刃物軸における刃物の刃先の
    垂直面側が位置するようにせしめたことを特徴とする切
    断装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212773A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Fujifilm Corp 被裁断物の裁断装置及びインクジェット用紙の製造装置。
CN104108112A (zh) * 2014-07-03 2014-10-22 安徽京鸿密封件技术有限公司 一种生产橡胶垫圈的装置
CN105345866A (zh) * 2015-12-15 2016-02-24 镇江市世龙食品机械有限公司 一种切肉丝机

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