JP2001291893A - 反射型フォトインタラプタ - Google Patents

反射型フォトインタラプタ

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JP2001291893A
JP2001291893A JP2000102881A JP2000102881A JP2001291893A JP 2001291893 A JP2001291893 A JP 2001291893A JP 2000102881 A JP2000102881 A JP 2000102881A JP 2000102881 A JP2000102881 A JP 2000102881A JP 2001291893 A JP2001291893 A JP 2001291893A
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    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/181Encapsulation

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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型であり、効率よく製造することができるた
めに、製造コストを低減させることができる。 【解決手段】発光側窓部8aおよび受光側窓部8bが形
成されたフィルム8が、凹部を有するように屈曲成形さ
れており、凹部の内側面を形成するフィルム8の表面に
一対の配線パターン7が配置されている。各配線パター
ン7上には、それぞれの発光部および受光部が発光側窓
部8aおよび受光側窓部8bとそれぞれ対向するよう
に、発光素子9および受光素子11がダイボンドされて
いる。発光素子9および受光素子11は、遮光性樹脂1
4によって、一体的にモールドされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出物の有無を
非接触によって、しかも、電気的な接点を設けることな
く、検出することができる反射型フォトインタラプタに
関する。
【0002】
【従来の技術】各種物体を被接触で検出するために、反
射型フォトインタラプタが開発されている。反射型フォ
トインタラプタは、被検出物である物体に対して光を照
射し、物体にて反射された光を電気信号に変換すること
によって、物体を検出するために、電気的な接点を設け
る必要がない。
【0003】図6は、従来の反射型フォトインタラプタ
の一例を示し、図6(a)は、その反射型フォトインタ
ラプタの平面図、図6(b)は、その正面図、図6
(c)は、その側面図、図6(d)は、図6(a)のA
−A線における断面図である。図6(a)〜(d)に示
すように、この反射型フォトインタラプタ20は、基板
30と、この基板30上の各側部上にそれぞれ設けられ
た配線パターン30aおよび30bとを有している。各
配線パターン30aおよび30bは、それぞれ、基板3
0の表面および背面にわたって設けられている。
【0004】基板30の表面に設けられた各配線パター
ン30aおよび30bには、発光素子1および受光素子
2が、発光部および受光部をそれぞれ上方に向けた状態
で搭載されている。発光素子1および受光素子2は、配
線パターン30aおよび30bと、それぞれ金線4によ
ってワイヤーボンディングされている。
【0005】各配線パターン30aおよび30bとそれ
ぞれ電気的に接続された発光素子1および受光素子2
は、それぞれ、透光性樹脂成形体5aおよび5bによっ
て、個別にモールドされている。発光素子1および受光
素子2をそれぞれ個別にモールドする透光性樹脂成形体
5aおよび5bの間には、遮光性樹脂成形体6が設けら
れており、この遮光性樹脂成形体6によって、透光性樹
脂成形体5aおよび5bの間が遮光されている。
【0006】このような構成の反射型フォトインタラプ
タ20は、発光素子1の発光部から出射された光が、透
光性樹脂成形体5aを通って、被検出物である物体に照
射され、その物体からの反射光が、透光性樹脂成形体5
bを通って、受光素子2の受光部によって受光される。
これにより、被検出物である物体が、非接触状態で検出
される。発光素子1をモールドする透光性樹脂成形体5
aと受光素子2をモールドする透光性樹脂成形体5bと
の間は、遮光性樹脂成形体6によって遮光されているた
めに、発光素子1から出射された光が、直接、受光素子
2に入射するおそれがない。
【0007】このような反射型フォトインタラプタ20
を製造する場合には、まず、基板30に設けられた各配
線パターン30aおよび30b上に、発光素子1および
受光素子2をそれぞれ搭載して、発光素子1および受光
素子2と、各配線パターン30aおよび30bとを、そ
れぞれ金線4によってワイヤーボンディングする。そし
て、透光性樹脂成形体5aおよび5bによって、発光素
子1および受光素子2を、それぞれ、各金線4とともに
モールドした後に、各透光性樹脂成形体5aおよび5b
の間に、遮光性樹脂成形体6を設ける。これにより、反
射型フォトインタラプタ20が製造される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の反
射型フォトインタラプタ20は、製造するために多くの
工程が必要であり、容易に製造することができないとい
う問題がある。特に、発光素子1および受光素子2を、
各透光性樹脂成形体5aおよび5bによってそれぞれモ
ールドし、しかも、各透光性樹脂成形体5aおよび5b
の間に遮光性樹脂6をさらにモールドしなければなら
ず、このような2回にわたるモールド工程によって、生
産効率が著しく低下するという問題がある。
【0009】また、各発光素子1および受光素子2は、
それぞれ、透光性樹脂成形体5aおよび5bの内部に
て、各金線4によって、各配線パターン30aおよび3
0bとワイヤーボンディングされており、各透光性樹脂
成形体5aおよび5bは、発光素子1および受光素子2
とともに各金線4もモールドする必要があるために、各
透光性樹脂成形体5aおよび5bの体積が大きくなって
全体が大型化するという問題もある。しかも、透光性樹
脂成形体5aおよび5bの間に遮光性樹脂成形体6が設
けられていることによっても、フォトインタラプタ20
全体が大型化することになる。さらには、発光素子1お
よび受光素子2が搭載される基板3は、通常、0.3m
m程度の厚みがあり、このような基板3を使用すること
によっても、反射型フォトインタラプタ20が大型にな
っている。
【0010】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、小型であり、しかも、効率よく生
産することができて、経済性にすぐれた反射型フォトイ
ンタラプタを提供することをにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の反射型インタラ
プタは、発光側窓部および受光側窓部がそれぞれ設けら
れるとともに、配線パターンが一方の表面に設けられた
フィルムと、該フィルムにおける発光側窓部および該受
光側窓部に、それぞれの発光部および受光部が対向した
状態で、該配線パターン上に搭載された発光素子および
受光素子と、該発光素子および受光素子を一体的にモー
ルドする遮光性樹脂と、を具備することを特徴とし、そ
のことにより、上記目的が達成される。
【0012】前記フィルムは、前記遮光性樹脂を収容す
る凹部が中央部に形成されており、前記配線パターンが
該凹部の内側表面に沿って配置されている。
【0013】前記配線パターンの端部が、前記遮光性樹
脂から引き出されて、外部接続用端子とされている。
【0014】前記フィルムは弾性を有しており、モール
ド金型によるインサート成形によって所定形状に成形さ
れている。
【0015】前記発光素子がPN接合面を有しており、
該発光素子は、前記フィルムに設けられた配線パターン
に、そのPN接合面が該配線パターンとほぼ垂直になる
ように、導電性ペーストによってダイボンドされてい
る。
【0016】前記受光素子は、受光部が設けられた表面
に電極が設けられており、前記フィルムに設けられた配
線パターンに、導電性ペーストによってダイボンドされ
ている。
【0017】前記受光素子は、受光部が設けられた表面
に各電極が設けられており、前記フィルムに設けられた
配線パターンに、ハンダバンプによってダイボンドされ
ている。
【0018】前記フィルムは、遮光性材料によって構成
されており、前記発光側窓部および受光側窓部が該フィ
ルムの一部によって、光学的に分離されている。
【0019】前記発光側窓部が円形状に形成されてい
る。
【0020】前記受光側窓部と発光側窓部とが、相互に
識別可能に構成されている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の反射型フォトインタラプ
タの実施の形態の一例を示すものであり、図1(a)
は、その反射型フォトインタラプタの平面図、図1
(b)は、その正面図、図1(c)は、その側面図、図
1(d)は、図1(a)のA−A線における断面図であ
る。この反射型フォトインタラプタ25は、弾性を有す
る遮光性樹脂によって構成された帯状のフィルム8を有
している。フィルム8は、長手方向の両側の各側部に対
して、中央部が一方に突出するように凹状に屈曲成形さ
れている。フィルム8の中央部は、各側部と傾斜面を介
してそれぞれ連続しており、各側部とほぼ平行になって
いる。
【0023】フィルム8の凹部を形成する中央部には、
円形状をした発光側窓部8aと、四角形状をした受光側
窓部8bとが、適当な間隔をあけた状態で、相互に隣接
して設けられている。発光側窓部8aおよび受光側窓部
8bは、フィルム8にそれぞれ設けられた円形状および
四角形状の各貫通孔内に透光性樹脂をそれぞれ充填して
構成されている。発光側窓部8aと受光側窓部8bと
は、遮光性樹脂によって構成されたフィルム8によっ
て、光学的に分離されている。
【0024】フィルム8の長手方向の各側部には、それ
ぞれ半円形状に切り欠かれた各一対の切欠部がそれぞれ
設けられている。
【0025】フィルム8における凹部の内面を形成する
一方の表面には、図1(d)に示すように、一対の配線
パターン7が設けられている。各配線パターン7は、フ
ィルム8の各傾斜面に沿ってそれぞれ配置されている。
各配線パターン7の一方の端部は、フィルム8の中央部
に設けられた発光側窓部8aおよび受光側窓部8bに達
しており、発光側窓部8aおよび受光側窓部8bに対応
して窓部7aおよび7bがそれぞれ設けられている。
【0026】各配線パターン7の他方の端部は、フィル
ム8の各側部にそれぞれ設けられた各切欠部内をそれぞ
れ通過して、フィルム8の他方の表面、すなわち、凹部
の外側面を形成する表面に、各一対の外部接続端子7c
として、それぞれ引き出されている。
【0027】フィルム8の中央部に位置する各配線パタ
ーン7の端部上には、発光素子9および受光素子11
が、それぞれダイボンドされている。発光素子9の発光
部は、発光側窓部8aに対応して設けられた一方の配線
パターン7の窓部7aに対向している。受光素子11の
受光部を、受光側窓部8bに対応して設けられた他方の
配線パターン7の窓部7bに対向している。
【0028】フィルム8の凹部内に配置された発光素子
9および受光素子11は、その凹部内に充填された遮光
性樹脂14によって、一体的にモールドされている。各
配線パターン7の端部に設けられた各外部接続端子7c
は、遮光性樹脂14からそれぞれ引き出されている。
【0029】図2は、発光素子9の配置部分の拡大断面
図である。発光素子9は、光が発生するPN接合面9a
を有する半導体素子によって構成されており、PN接合
面9aの両側に位置する発光素子9の各側面には、アノ
ード電極9bおよびカソード電極9cがそれぞれ設けら
れている。発光素子9は、PN接合面9aがフィルム8
の中央部と垂直になるように、しかも、そのPN接合面
9aが、フィルム8に設けられた発光側窓部8aに、一
方の配線パターン7に設けられた窓部7aを介して対向
するように、その配線パターン7上に配置されている。
そして、発光素子9のアノード電極9bおよびカソード
電極9cと、配線パターン7の所定のパターン部分と
が、導電性ペースト10によって、それぞれ、電気的に
接続されており、これにより、発光素子9が配線パター
ン7にダイボンドされている。
【0030】図3は、受光素子11の配置部分の拡大断
面図である。受光素子11の受光部11bは、一方の表
面中央部に設けられており、その表面には、受光部11
bを挟んで、アノード電極11aおよびカソード電極1
1cが、それぞれ設けられている。受光素子11は、フ
ィルム8に設けられた受光側窓部8bに、受光部11b
が、他方の配線パターン7に設けられた窓部7bを介し
て対向するように、その配線パターン7上に配置されて
いる。そして、受光素子11のアノード電極11aおよ
びカソード電極11cとその配線パターン7の所定のパ
ターン部分とが、導電性ペースト10によって、それぞ
れ、電気的に接続されており、これにより、受光素子1
1が配線パターン7にダイボンドされている。
【0031】なお、受光素子11のアノード電極11a
およびカソード電極11cと、配線パターン7とを、そ
れぞれ導電性ペースト10にて電気的に接続して、受光
素子11を配線パターン7に対してダイボンドする構成
に替えて、受光素子11のアノード電極11aおよびカ
ソード電極11bと配線パターン7とを、それぞれ、ハ
ンダバンプを用いて接着して、受光素子11を配線パタ
ーン7にダイボンドするようにしてもよい。
【0032】図4(a)は、このような構成の反射型フ
ォトインタラプタ25を製造するために使用されるモー
ルド金型の断面図であり、このモールド金型22による
インサート成形によって反射型フォトインタラプタ25
が製造される。モールド金型22は、上金型12と下金
型13とを有しており、下金型13は、底側金型部13
dと、この底側金型部13d上に、所定の凹部13bが
形成されるように、底側金型部13dの両側にそれぞれ
配置された側部金型部13cおよび13eとを有してい
る。各側部金型部13cおよび13eの下部は、底部金
型部13dの各側面にそれぞれ突き合わされており、各
側部金型部13cおよび13eの上部が、底部金型部1
3dに対してそれぞれ上方に突出している。そして、底
部金型部13dと各側部金型部13cおよび13eの上
部とによって、凹部13bが形成されている。
【0033】凹部13bは、製造される反射型フォトイ
ンタラプタ25のフィルム8の屈曲形状と同様の形状に
構成されており、この凹部13b内の空気が、底側金型
部13dと、この底部金型部13dに突き合わされた各
側部金型部13cおよび13eとのそれぞれの間隙13
aを通して吸引されるようになっている。
【0034】上金型12の下面は、下金型13の各側部
金型部13cおよび13eの上面にそれぞれ圧接され
て、凹部13bを気密状態で覆うように、平坦に構成さ
れている。
【0035】このようなモールド金型22を使用して、
反射型フォトインタラプタ25を製造する場合には、予
め発光側窓部8aおよび受光側窓部8bが形成されたフ
ィルム8が準備される。フィルム8は、凹状に屈曲成形
されることなく、平坦な状態になっており、一方の表面
に、フィルム8の中央部から、長手方向の各側部に沿っ
て、それぞれが所定の形状の一対の配線パターン7がそ
れぞれ設けられる。
【0036】各配線パターン7は、前述したように、フ
ィルム8の中央部に設けられた発光側窓部8aおよび受
光側窓部8bに対向して窓部7aおよび7bがそれぞれ
設けられており、一方の配線パターン7には、発光素子
9が、PN接合面9aを窓部7aに対向させた状態でダ
イボンドされ、他方の配線パターン7には、受光素子1
1が、受光部11bを窓部7bに対向させた状態でダイ
ボンドされる。
【0037】このように、フィルム8に、各配線パター
ン7が設けられて、発光素子9および受光素子11が各
配線パターン7上にダイボンドされると、フィルム8
は、図4(a)に示すように、発光素子9および受光素
子11を上側に配置した状態で、下金型13の凹部13
bを覆うように、それぞの側部が、下金型13の各側部
金型部13cおよび13e上面にそれぞれ載置される。
そして、下金型13の各側部金型13cおよび13e上
面と、フィルム8の各側部下面とを密着させた状態で、
下金型13の凹部13b内の空気を、各間隙13aを通
して吸引し、凹部13bの内部を真空状態とする。これ
により、弾性を有するフイルム8は、凹部13b内に吸
引され、フィルム8は下金型13の凹部13b内面に密
着する。
【0038】その後、図4(b)に示すように、凹部1
3b内面にフィルム8が密着した状態の下金型13の上
部に上金型12を配置しフィルム8の各側部を固定し
て、凹部13b内に位置する発光素子9および受光素子
11の周囲に遮光性樹脂14を充填して、遮光性樹脂1
4を固化させる。これにより、発光素子9および受光素
子11は、遮光性樹脂14によって一体的にモールドさ
れる。この場合、フィルム8の各側部上に位置する各配
線パターン7の端部は、下金型13の凹部13bからそ
れぞれ延出した状態になっており、従って、固化した遮
光性樹脂14から各外部接続端子7cがそれぞれ延出し
ている。
【0039】下金型13内の遮光性樹脂14が固化する
と、上金型12が下金型13から分離されて、反射型フ
ォトインタラプタ25が取出される。取り出された反射
型フォトインタラプタ25は、薄くて小型に形成されて
おり、しかも、発光素子9および受光素子11間が、遮
光性樹脂14によって遮光されている。
【0040】このような反射型フォトインタラプタ25
は、図5に示すように、プリント配線基板3上に実装さ
れる。この場合、反射型フォトインタラプタ25は、フ
ィルム8の発光側窓部8aおよび受光側窓部8bを上方
に向けて、遮光性樹脂14から延出した各配線パターン
7の一対の外部接続端子7cが、プリント配線基板3の
表面に設けられた所定の配線パターン部分に対応するよ
うに、基板3上に配置される。そして、プリント配線基
板3の表面に設けられた所定の配線部分と、反射型フォ
トインタラプタ25の各回部端子7cとが、それぞれハ
ンダ16によって導電状態で接続されて、プリント配線
基板3に反射型フォトインタラプタ25が実装される。
【0041】この場合、発光側窓部8aは、前述したよ
うに、円形状に形成されており、また、受光側窓部8b
は、円形状の発光側窓部8aとは異なる四角形状に形成
されているために、発光素子9および受光素子11が、
遮光性樹脂14によって覆われた状態であっても、発光
素子9および受光素子11が、フィルム8のいずれのサ
イドに位置するかを容易に識別することができる。従っ
て、プリント配線基板3に実装する際に、反射型フォト
インタラプタ25の方向性を間違えるおそれがなく、フ
ィルム8の各側部に設けられた一対の外部接続端子7c
を、プリント配線基板3の所定のパターン部分に正確に
接続することができる。
【0042】プリント配線基板3上に実装された反射型
フォトインタラプタ25は、図5に示すように、発光素
子9から出射された光が、フィルム8の発光側窓部8a
を通って照射される。そして、反射型フォトインタラプ
タ25に対向して物体17が存在すると、その物体17
にて反射された光が、受光側窓部8bを通って、受光素
子11にて受光される。これにより、反射型フォトイン
タラプタ25に対向して物体17が存在することが検出
される。
【0043】この場合、発光素子9の発光部であるPN
接合面9aが、フィルム8の中央部に設けられた発光側
窓部8aに対して垂直な状態で対向しているために、フ
ィルム8の発光側窓部8aから垂直方向に光が出射され
る。しかも、発光側窓部8aは、円形状に形成されてい
るために、その発光側窓部8aから出射される光は、不
均一に拡散することが防止される。これにより、被検出
物である物体17に対する光の指向性が向上し、物体1
7を高精度にて検出することができる。
【0044】また、発光素子9および受光素子11が遮
光性樹脂14によって一体的にモールドされているため
に、発光素子9から出射される光が受光素子11にて直
接受光されることが防止される。しかも、遮光性樹脂の
フィルム8に設けられた発光側窓部8aと受光側窓部8
bとがフィルム8の一部によって光学的に分離されてい
るために、発光素子9から出射される光が、発光側窓部
8aからフィルム8の一部を通って受光側窓部8bにリ
ークするおそれもない。
【0045】なお、受光側窓部8bの開口面積は、物体
17にて反射される光を集光できる程度であれば、特に
限定されるものではないが、物体17にて反射された光
を効率よく集光するために、発光側窓部8aの開口面積
よりも大きくなっていることが好ましい。また、受光側
窓部8bは、発光側窓部8aとの識別を容易にするため
に、四角形状に構成されているが、このような形状に限
定されるものではなく、発光側窓部8aよりも大きな円
形状であってもよい。
【0046】さらに、図4に示すモールド金型22の構
成は、一例を示すものであり、このような構成に限定さ
れるものではない。モールド金型22としては、例え
ば、上金型12と下金型13の形状を、それぞれ反対に
構成して、上金型に凹部を設けるようにしてもよい。こ
の場合には、発光素子9および受光素子11を搭載した
フィルム8は、発光素子9および受光素子11が下側に
なるように下金型上に配置されて、フィルム8は、上金
型の凹部内に密着される。また、上金型12と下金型1
3を、上下方向に開く構成に替えて、左右方向に開く構
成とすることにより、フィルム8を鉛直方向に沿って配
置して成形するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明の反射型フォトインタラプタは、
このように、フィルムの一方の表面に配置された配線パ
ターン上に、発光素子および受光素子が、フィルムに設
けられた発光側窓部および受光側窓部に対向した状態で
搭載されて、遮光性樹脂によって一体的にモールドされ
ているために、小型に形成することができるとともに、
容易に製造することができ、製造コストを低減すること
ができる。
【0048】また、フィルムを、遮光性樹脂にてモール
ドされた発光素子および受光素子が収容されるように凹
状に屈曲成形して、フィルムに設けられた配線パターン
の端部を遮光性樹脂から引き出して外部接続用端子とす
ることによって、配線パターンを保護することができ、
また、基板に対する実装も容易になる。
【0049】さらに、弾性を有するフィルムを使用して
モールド金型によるインサート成形することにより、フ
ィルムを容易に所定形状に成形することができ、さら
に、製造が容易になる。
【0050】PN接合面を有する発光素子が、フィルム
に設けられた配線パターンに対して、発光素子のPN接
合面をフィルムと垂直になるようにダイボンドされてい
ることにより、発光素子から発せられる光の指向性を、
さらに、向上させることができ、また、発光素子と配線
パターンとを金線等によって結線する必要がなく、全体
をさらに小型化することができるとともに、製造が容易
になる。
【0051】受光素子は、前記配線パターン上にダイボ
ンドされていることによって、受光素子と配線パターン
とを金線等によって結線する必要がなく、全体をさらに
小型化することができるとともに、製造が容易になる。
【0052】受光素子は、導電パターンに替えて、ハン
ダバンプによって、配線パターンに対してダイボンドす
ることによっても、全体をさらに小型化することができ
るとともに、製造が容易になる。
【0053】フィルムの発光側窓部および受光側窓部
は、遮光性材料によって構成されたフィルム部分によっ
て相互に分離されているために、発光側窓部から照射さ
れる光が、フィルムを通って、受光側窓部にリークする
おそれがない。
【0054】発光側窓部が円形状に形成されていること
によって、発光側窓部からは、光が、指向性よく照射さ
れるために、被検出物である物体の検出精度を向上させ
ることができる。
【0055】また、受光側窓部と発光側窓部とが、相互
に識別可能に構成されていることによって、反射型フォ
トインタラプタを基板上に実装する際にも、方向性を間
違うことなく正確に実装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射型フォトインタラプタ実施の形態
の一例を示しており、(a)は、その反射型フォトイン
タラプタの平面図、(b)は、その正面図、(c)は、
その側面図、(d)は、(a)のA−A線における断面
図である。
【図2】その反射型フォトインタラプタの発光素子およ
びその周辺部分を拡大して示す断面図である。
【図3】その反射型フォトインタラプタの受光素子部分
およびその周辺部分を拡大して示す断面図である。
【図4】(a)は、その反射型フォトインタラプタの成
形工程に使用される金型の断面図、(b)は、その動作
説明図である。
【図5】図1に示す反射型フォトインタラプタの組立断
面図である。
【図6】(a)は、従来の反射型フォトインタラプタの
構造を示す平面図、(b)は、その正面図、(c)は、
その側面図、(d)は、(a)のA−A線における断面
図である。
【符号の説明】
3 基板 7 配線パターン 7c 外部接続端子 8 フィルム 8a 発光側窓部 8b 受光側窓部 9 発光素子 9a PN接合面 10 導電性ペースト 11 受光素子 11a 電極 11b 受光部 12 上金型 13 下金型 13a 間隙 13b 凹部 13c,13e 側部金型部 13d 底部金型部 14 遮光性樹脂 16 ハンダ 17 被検出物 22 モールド金型 25 反射型フォトインタラプタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光側窓部および受光側窓部がそれぞれ
    設けられるとともに、配線パターンが一方の表面に設け
    られたフィルムと、 該フィルムにおける発光側窓部および該受光側窓部に、
    それぞれの発光部および受光部が対向した状態で、該配
    線パターン上に搭載された発光素子および受光素子と、 該発光素子および受光素子を一体的にモールドする遮光
    性樹脂と、 を具備することを特徴とする反射型フォトインタラプ
    タ。
  2. 【請求項2】 前記フィルムは、前記遮光性樹脂を収容
    する凹部が中央部に形成されており、前記配線パターン
    が該凹部の内側表面に沿って配置されている請求項1に
    記載の反射型フォトインタラプタ。
  3. 【請求項3】 前記配線パターンの端部が、前記遮光性
    樹脂から引き出されて、外部接続用端子とされている請
    求項2に記載の反射型フォトインタラプタ。
  4. 【請求項4】 前記フィルムは弾性を有しており、モー
    ルド金型によるインサート成形によって所定形状に成形
    されている請求項2に記載の反射型フォトインタラプ
    タ。
  5. 【請求項5】 前記発光素子がPN接合面を有してお
    り、該発光素子は、前記フィルムに設けられた配線パタ
    ーンに、そのPN接合面が該配線パターンとほぼ垂直に
    なるように、導電性ペーストによってダイボンドされて
    いる請求項1〜4のいずれかに記載の反射型フォトイン
    タラプタ。
  6. 【請求項6】 前記受光素子は、受光部が設けられた表
    面に電極が設けられており、前記フィルムに設けられた
    配線パターンに、導電性ペーストによってダイボンドさ
    れている請求項1〜5のいずれかに記載の反射型フォト
    インタラプタ。
  7. 【請求項7】 前記受光素子は、受光部が設けられた表
    面に各電極が設けられており、前記フィルムに設けられ
    た配線パターンに、ハンダバンプによってダイボンドさ
    れている請求項1〜5のいずれかに記載の反射型フォト
    インタラプタ。
  8. 【請求項8】 前記フィルムは、遮光性材料によって構
    成されており、前記発光側窓部および受光側窓部が該フ
    ィルムの一部によって、光学的に分離されている請求項
    1〜7のいずれかに記載の反射型フォトインタラプタ。
  9. 【請求項9】 前記発光側窓部が円形状に形成されてい
    る請求項8に記載の反射型フォトインタラプタ。
  10. 【請求項10】 前記受光側窓部と発光側窓部とが、相
    互に識別可能に構成されている請求項8に記載の反射型
    フォトインタラプタ。
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