JP2001291181A - センサ装置及びセンサシステム - Google Patents
センサ装置及びセンサシステムInfo
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- JP2001291181A JP2001291181A JP2000106795A JP2000106795A JP2001291181A JP 2001291181 A JP2001291181 A JP 2001291181A JP 2000106795 A JP2000106795 A JP 2000106795A JP 2000106795 A JP2000106795 A JP 2000106795A JP 2001291181 A JP2001291181 A JP 2001291181A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 センサの検知結果をＲＦＩＤによってやりと
りでき、これにより、低コストのシステムで、簡便にか
つ信頼性高くセンサの検知結果を得ることができるよう
にする。 【解決手段】 配管の漏水検知システムとして構成した
本発明のセンサ装置１０は、流体を搬送する配管の表面
もしくは近傍に予め設置しておく。このセンサ装置１０
に対し、配管の管理者が携帯端末装置を地上から近接さ
せ、所定周波数の電波を送信することにより、センサ装
置１０のコイル１３に誘導起電力が生じ、超音波センサ
１１を起動させる。超音波センサ１１の検知信号は、Ｃ
ＰＵ１２を介してコイル１３に送られ、携帯端末装置に
送信される。携帯端末装置のＣＰＵは、受信した信号に
基づいて漏水の有無を判断し、携帯端末装置のディスプ
レイ等の報知手段で漏水の有無を報知する。
りでき、これにより、低コストのシステムで、簡便にか
つ信頼性高くセンサの検知結果を得ることができるよう
にする。 【解決手段】 配管の漏水検知システムとして構成した
本発明のセンサ装置１０は、流体を搬送する配管の表面
もしくは近傍に予め設置しておく。このセンサ装置１０
に対し、配管の管理者が携帯端末装置を地上から近接さ
せ、所定周波数の電波を送信することにより、センサ装
置１０のコイル１３に誘導起電力が生じ、超音波センサ
１１を起動させる。超音波センサ１１の検知信号は、Ｃ
ＰＵ１２を介してコイル１３に送られ、携帯端末装置に
送信される。携帯端末装置のＣＰＵは、受信した信号に
基づいて漏水の有無を判断し、携帯端末装置のディスプ
レイ等の報知手段で漏水の有無を報知する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサ装置及びセ
ンサシステム、より詳細には、ＲＦＩＤ（無線周波数確
認）技術を利用して、各種センサによる検知結果を外部
から非接触で読み取ることができるようにしたセンサ装
置及びセンサシステムに関する。
ンサシステム、より詳細には、ＲＦＩＤ（無線周波数確
認）技術を利用して、各種センサによる検知結果を外部
から非接触で読み取ることができるようにしたセンサ装
置及びセンサシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＲＦＩＤ技術は、所定周波数の電波によ
ってコイルに誘導起電力を生ぜしめ、その電力をデータ
送受信部に供給することにより、信号の送受信を行うこ
とを可能とするもので、例えば、上記のごとくのコイ
ル、電源回路、ＣＰＵ、及び送受信するデータを記憶す
るＥＰＲＯＭ等のメモリを組み込んでモールドしたデー
タ送受信装置と、所定の周波数の電波を発信するデータ
読み出し／書き込み装置とを用意し、このデータ読み出
し／書き込み装置をデータ送受信装置に近接させて動作
させることによって、非接触で両者の間でのデータの送
受信が可能となる。データ読み出し／書き込み装置は、
ハンディターミナルやリーダ等の携帯端末装置として構
成されるのが一般的であるが、データ送受信の対象に応
じて固定式装置として構成されることもある。ＲＦＩＤ
技術を用いたデータ送受信装置は、コイルの誘導起電力
で動作するため、データ送受信装置に電源を必要としな
いことが特徴となる。
ってコイルに誘導起電力を生ぜしめ、その電力をデータ
送受信部に供給することにより、信号の送受信を行うこ
とを可能とするもので、例えば、上記のごとくのコイ
ル、電源回路、ＣＰＵ、及び送受信するデータを記憶す
るＥＰＲＯＭ等のメモリを組み込んでモールドしたデー
タ送受信装置と、所定の周波数の電波を発信するデータ
読み出し／書き込み装置とを用意し、このデータ読み出
し／書き込み装置をデータ送受信装置に近接させて動作
させることによって、非接触で両者の間でのデータの送
受信が可能となる。データ読み出し／書き込み装置は、
ハンディターミナルやリーダ等の携帯端末装置として構
成されるのが一般的であるが、データ送受信の対象に応
じて固定式装置として構成されることもある。ＲＦＩＤ
技術を用いたデータ送受信装置は、コイルの誘導起電力
で動作するため、データ送受信装置に電源を必要としな
いことが特徴となる。
【０００３】ＲＦＩＤを用いたシステムとしては、上記
のようなモールド品を安価に作成して、所定の場所に設
置しておき、データ読みだし／書き込み装置によってメ
モリに記憶したデータを読み出し、あるいはメモリのデ
ータを書き換える動作を行う。例えば、配管の表面にＲ
ＦＩＤを用いたデータ送受信装置を配しておく技術があ
るが、この場合、配管の施工履歴やその仕様等をメモリ
に記憶させておき、ＲＦＩＤによって随時読み込めるよ
うにしている。
のようなモールド品を安価に作成して、所定の場所に設
置しておき、データ読みだし／書き込み装置によってメ
モリに記憶したデータを読み出し、あるいはメモリのデ
ータを書き換える動作を行う。例えば、配管の表面にＲ
ＦＩＤを用いたデータ送受信装置を配しておく技術があ
るが、この場合、配管の施工履歴やその仕様等をメモリ
に記憶させておき、ＲＦＩＤによって随時読み込めるよ
うにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ＲＦＩＤを利用してデ
ータの送受信を行う従来の構成において、データ送受信
装置がデータ読み出し／書き込み装置との間で送受信を
行うデータは、予めメモリに保持されているデータ、も
しくは所定のＩ／Ｆを介して入力されるデータである。
外部からデータ送受信装置に入力されるデータとして、
例えば、ガスメータの積算値データ等を用いるシステム
が考えられている。
ータの送受信を行う従来の構成において、データ送受信
装置がデータ読み出し／書き込み装置との間で送受信を
行うデータは、予めメモリに保持されているデータ、も
しくは所定のＩ／Ｆを介して入力されるデータである。
外部からデータ送受信装置に入力されるデータとして、
例えば、ガスメータの積算値データ等を用いるシステム
が考えられている。
【０００５】上記のようなＲＦＩＤを用いたシステムに
おいて、温度、湿度、水分量または振動等を検知するセ
ンサの検知情報を送受信するようにした構成は、これま
で製品化されていなかった。センサを必要とする環境や
対象物において、ＲＦＩＤによりメモリ側に電源を保持
する必要がなく、かつ非接触で任意にセンサの検知結果
を読み出すことができるシステムが構成できれば、コス
トメリットも高く、多くの有用なアプリケーションを考
え得ることができる。
おいて、温度、湿度、水分量または振動等を検知するセ
ンサの検知情報を送受信するようにした構成は、これま
で製品化されていなかった。センサを必要とする環境や
対象物において、ＲＦＩＤによりメモリ側に電源を保持
する必要がなく、かつ非接触で任意にセンサの検知結果
を読み出すことができるシステムが構成できれば、コス
トメリットも高く、多くの有用なアプリケーションを考
え得ることができる。
【０００６】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、センサの検知結果をＲＦＩＤによってやり
とりできるセンサ装置及びセンサシステムを提供するこ
とを目的とするものである。
れたもので、センサの検知結果をＲＦＩＤによってやり
とりできるセンサ装置及びセンサシステムを提供するこ
とを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、周囲
の環境状態を検知するセンサと、所定の無線周波数の電
波を受けることによって誘導起電力を生じるコイルと、
該コイルに接続してＲＦＩＤによるデータの送受信の制
御を行う制御部とを有し、前記コイルによって生じる誘
導起電力を電源として前記センサ及び前記制御部を起動
し、前記センサの検知信号により前記コイルを駆動して
前記センサの検知信号を外部に送信することを特徴とし
たものである。
の環境状態を検知するセンサと、所定の無線周波数の電
波を受けることによって誘導起電力を生じるコイルと、
該コイルに接続してＲＦＩＤによるデータの送受信の制
御を行う制御部とを有し、前記コイルによって生じる誘
導起電力を電源として前記センサ及び前記制御部を起動
し、前記センサの検知信号により前記コイルを駆動して
前記センサの検知信号を外部に送信することを特徴とし
たものである。
【０００８】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、前記センサとして超音波センサを使用したことを特
徴としたものである。
て、前記センサとして超音波センサを使用したことを特
徴としたものである。
【０００９】請求項３の発明は、請求項１の発明におい
て、前記センサとして湿度センサまたは水分センサを使
用したことを特徴としたものである。
て、前記センサとして湿度センサまたは水分センサを使
用したことを特徴としたものである。
【００１０】請求項４の発明は、請求項３の発明におい
て、前記センサを少なくとも含むセンサ部と、前記コイ
ルを少なくとも含むコイル部とを別々に構成し、該コイ
ル部と該センサ部とをバー上に所定の距離をもって配設
したことを特徴としたものである。
て、前記センサを少なくとも含むセンサ部と、前記コイ
ルを少なくとも含むコイル部とを別々に構成し、該コイ
ル部と該センサ部とをバー上に所定の距離をもって配設
したことを特徴としたものである。
【００１１】請求項５の発明は、マイクと、該マイクへ
の入力信号を増幅するアンプ回路と、所定の無線周波数
の電波を受けることによって誘導起電力を生じるコイル
と、該コイルに接続してＲＦＩＤによるデータの送受信
の制御を行う制御部とを有し、前記コイルによって生じ
る誘導起電力によって前記マイク、前記アンプ回路及び
前記制御部を起動し、前記マイクへの入力信号を増幅し
て前記コイルを駆動して増幅した前記マイクへの入力信
号を外部に送信することを特徴としたものである。
の入力信号を増幅するアンプ回路と、所定の無線周波数
の電波を受けることによって誘導起電力を生じるコイル
と、該コイルに接続してＲＦＩＤによるデータの送受信
の制御を行う制御部とを有し、前記コイルによって生じ
る誘導起電力によって前記マイク、前記アンプ回路及び
前記制御部を起動し、前記マイクへの入力信号を増幅し
て前記コイルを駆動して増幅した前記マイクへの入力信
号を外部に送信することを特徴としたものである。
【００１２】請求項６の発明は、請求項１ないし５のい
ずれか１の発明と、該センサ装置に対して所定の無線周
波数を送信して、前記コイルを介した前記センサの検知
信号または前記増幅したマイクへの入力信号の読み出し
行う信号読み出し装置とを有することを特徴としたもの
である。
ずれか１の発明と、該センサ装置に対して所定の無線周
波数を送信して、前記コイルを介した前記センサの検知
信号または前記増幅したマイクへの入力信号の読み出し
行う信号読み出し装置とを有することを特徴としたもの
である。
【００１３】
【発明の実施の形態】（配管の漏水検知システム）図１
は、本発明に係わるセンサ装置の一実施例を示す概略構
成図で、図中、１０はセンサ装置、１１は超音波セン
サ、１２は超音波センサとのＩ／Ｆを含むＣＰＵ、１３
はコイル、１４は緩衝体である。また、図２は、図１に
示すセンサ装置１０を土中に埋設した配管に設置し、Ｒ
ＦＩＤを利用して情報を読み出す例を説明するための図
で、図中、３０は信号読み出し装置の一例である携帯端
末装置、４０は土、５０は配管である。
は、本発明に係わるセンサ装置の一実施例を示す概略構
成図で、図中、１０はセンサ装置、１１は超音波セン
サ、１２は超音波センサとのＩ／Ｆを含むＣＰＵ、１３
はコイル、１４は緩衝体である。また、図２は、図１に
示すセンサ装置１０を土中に埋設した配管に設置し、Ｒ
ＦＩＤを利用して情報を読み出す例を説明するための図
で、図中、３０は信号読み出し装置の一例である携帯端
末装置、４０は土、５０は配管である。
【００１４】図１に示す実施例は、配管の漏水検知シス
テムとして本発明を適用したもので、流体を搬送する配
管の表面もしくは近傍にセンサ装置１０を予め設置して
おく。例えば、図２に示すように、土中に埋められた配
管５０の表面に設置されたセンサ装置１０に対し、配管
の管理者が携帯端末装置２０を地上から近接させ、所定
周波数の電波を送信することにより、センサ装置１０の
コイル１３に誘導起電力が生じ、超音波センサ１１及び
ＣＰＵ１２を起動させる。この超音波センサ１１として
は、ＡＥ（Acaustic Emission）センサ、超音波（Ultra
sonic）センサ、もしくは超音波探傷送受信器のいずれ
をも適用することができる。超音波センサ１１の検知信
号は、ＣＰＵ１２を介してコイル１３に送られ、携帯端
末装置３０に送信される。携帯端末装置３０のＣＰＵ
（図示せず）は、受信した信号に基づいて漏水の有無を
判断し、携帯端末装置３０のディスプレイ等の報知手段
（図示せず）で漏水の有無を報知する。
テムとして本発明を適用したもので、流体を搬送する配
管の表面もしくは近傍にセンサ装置１０を予め設置して
おく。例えば、図２に示すように、土中に埋められた配
管５０の表面に設置されたセンサ装置１０に対し、配管
の管理者が携帯端末装置２０を地上から近接させ、所定
周波数の電波を送信することにより、センサ装置１０の
コイル１３に誘導起電力が生じ、超音波センサ１１及び
ＣＰＵ１２を起動させる。この超音波センサ１１として
は、ＡＥ（Acaustic Emission）センサ、超音波（Ultra
sonic）センサ、もしくは超音波探傷送受信器のいずれ
をも適用することができる。超音波センサ１１の検知信
号は、ＣＰＵ１２を介してコイル１３に送られ、携帯端
末装置３０に送信される。携帯端末装置３０のＣＰＵ
（図示せず）は、受信した信号に基づいて漏水の有無を
判断し、携帯端末装置３０のディスプレイ等の報知手段
（図示せず）で漏水の有無を報知する。
【００１５】図１の構成において、センサ装置１０は、
一般に図２に示すように、配管５０の表面に設置する。
このとき腐食が進行して漏水の生じやすい配管の継ぎ手
部に設置すると有効である。また上記のような超音波セ
ンサ１１を用いた構成では、センサ装置１０は、基本的
には、配管５０の外部表面に接触させて設置する。セン
サ装置の超音波センサ１１の表面には緩衝体１４が設け
られており、配管５０と超音波センサ１１との緩衝作用
を果たす。また、超音波センサ１１は、センサの種類に
応じて超音波の受信または送受信が可能な環境であれ
ば、配管５０と離間して配してもよい。
一般に図２に示すように、配管５０の表面に設置する。
このとき腐食が進行して漏水の生じやすい配管の継ぎ手
部に設置すると有効である。また上記のような超音波セ
ンサ１１を用いた構成では、センサ装置１０は、基本的
には、配管５０の外部表面に接触させて設置する。セン
サ装置の超音波センサ１１の表面には緩衝体１４が設け
られており、配管５０と超音波センサ１１との緩衝作用
を果たす。また、超音波センサ１１は、センサの種類に
応じて超音波の受信または送受信が可能な環境であれ
ば、配管５０と離間して配してもよい。
【００１６】図３は、本発明を適用した上記のごとくの
漏水検知用センサ装置の他の実施例を示す概略構成図
で、図中、１５はマイク、１６はアンプ回路、２０はセ
ンサ装置で、その他図１と同様の機能を有する部分に
は、図１と同じ符号が付してある。図３に示す実施例に
おいては、図１の超音波センサ１１の代わりにマイク１
５が用いられていて、配管近傍の音をマイク１５にて採
取し、アンプ回路１６にて増幅して、図１の構成と同様
な動作で増幅信号を携帯端末装置３０に送信する。携帯
端末装置３０では、受信した音に基づいて漏水の有無を
判断し、携帯端末装置３０のディスプレイ等の報知手段
で漏水の有無を報知する。
漏水検知用センサ装置の他の実施例を示す概略構成図
で、図中、１５はマイク、１６はアンプ回路、２０はセ
ンサ装置で、その他図１と同様の機能を有する部分に
は、図１と同じ符号が付してある。図３に示す実施例に
おいては、図１の超音波センサ１１の代わりにマイク１
５が用いられていて、配管近傍の音をマイク１５にて採
取し、アンプ回路１６にて増幅して、図１の構成と同様
な動作で増幅信号を携帯端末装置３０に送信する。携帯
端末装置３０では、受信した音に基づいて漏水の有無を
判断し、携帯端末装置３０のディスプレイ等の報知手段
で漏水の有無を報知する。
【００１７】図３の構成において、センサ装置２０は、
一般に図２に示すように配管５０の表面に設置する。こ
のとき腐食が進行して漏水の生じやすい配管の継ぎ手部
に設置すると有効である。また、配管表面に接触させて
設置する必要はなく、マイク１５によって音を採取でき
る範囲の配管近傍であってもよい。
一般に図２に示すように配管５０の表面に設置する。こ
のとき腐食が進行して漏水の生じやすい配管の継ぎ手部
に設置すると有効である。また、配管表面に接触させて
設置する必要はなく、マイク１５によって音を採取でき
る範囲の配管近傍であってもよい。
【００１８】（コンクリートの湿度検知システム）図４
は、コンクリート内部に埋め込んでコンクリートの湿度
または水分量を計測する湿度または水分量検知システム
として本発明を適用した実施例を説明するための図で、
湿度センサまたは水分センサを有するセンサ装置の概略
構成図を図４（Ａ）に、コンクリート内部に埋め込んだ
センサ装置から携帯端末装置を用いてデータの読み出し
を行う例を説明するための図を図４（Ｂ）に示すもので
ある。図４において、１７は湿度センサまたは水分セン
サ、６０はセンサ装置、７０はコンクリートで、その他
図１と同様の機能を有する部分には図１と同じ符号が付
してある。図４（Ｂ）に示すように、センサ装置６０を
コンクリートの打設時に埋め込んでおく。そして管理者
は、携帯端末装置３０を、コンクリート７０を介してセ
ンサ装置６０に近接させ、所定周波数の電波を送信する
ことによって、センサ装置３０のコイル１３に誘導起電
力が生じ、湿度センサまたは水分センサ１７が動作して
周囲のコンクリート７０の湿度を検出する。湿度センサ
または水分センサ１７の検知信号は、ＣＰＵ１２に入力
し、さらにコイル１３を介して携帯端末装置３０に送信
される。携帯端末装置３０のＣＰＵは、受信した信号に
基づいて、携帯端末装置のディスプレイ等の表示手段で
湿度を表示する。
は、コンクリート内部に埋め込んでコンクリートの湿度
または水分量を計測する湿度または水分量検知システム
として本発明を適用した実施例を説明するための図で、
湿度センサまたは水分センサを有するセンサ装置の概略
構成図を図４（Ａ）に、コンクリート内部に埋め込んだ
センサ装置から携帯端末装置を用いてデータの読み出し
を行う例を説明するための図を図４（Ｂ）に示すもので
ある。図４において、１７は湿度センサまたは水分セン
サ、６０はセンサ装置、７０はコンクリートで、その他
図１と同様の機能を有する部分には図１と同じ符号が付
してある。図４（Ｂ）に示すように、センサ装置６０を
コンクリートの打設時に埋め込んでおく。そして管理者
は、携帯端末装置３０を、コンクリート７０を介してセ
ンサ装置６０に近接させ、所定周波数の電波を送信する
ことによって、センサ装置３０のコイル１３に誘導起電
力が生じ、湿度センサまたは水分センサ１７が動作して
周囲のコンクリート７０の湿度を検出する。湿度センサ
または水分センサ１７の検知信号は、ＣＰＵ１２に入力
し、さらにコイル１３を介して携帯端末装置３０に送信
される。携帯端末装置３０のＣＰＵは、受信した信号に
基づいて、携帯端末装置のディスプレイ等の表示手段で
湿度を表示する。
【００１９】（植木鉢内の土壌の湿度計測システム）図
５は、植木鉢の湿度または水分量測定に本発明を適用し
たセンサ装置を示す概略構成図で、コイル及びセンサを
一体に構成した例を図５（Ａ）に、コイルとセンサとを
分離してコイルが植木鉢の外に出るように構成した例を
図５（Ｂ）に示すものである。また図６は、図５に示す
各センサ装置を植木鉢の中に入れてデータの読み取りを
行う例を示す図である。図５及び図６において、１７は
湿度センサまたは水分センサ、１８は湿度センサを封入
したセンサ部、１９はＣＰＵとコイルとを含むコイル
部、３０は携帯端末装置、８０及び９０はセンサ装置
で、その他図１と同様の機能を有する部分には、図１と
同じ符号が付してある。
５は、植木鉢の湿度または水分量測定に本発明を適用し
たセンサ装置を示す概略構成図で、コイル及びセンサを
一体に構成した例を図５（Ａ）に、コイルとセンサとを
分離してコイルが植木鉢の外に出るように構成した例を
図５（Ｂ）に示すものである。また図６は、図５に示す
各センサ装置を植木鉢の中に入れてデータの読み取りを
行う例を示す図である。図５及び図６において、１７は
湿度センサまたは水分センサ、１８は湿度センサを封入
したセンサ部、１９はＣＰＵとコイルとを含むコイル
部、３０は携帯端末装置、８０及び９０はセンサ装置
で、その他図１と同様の機能を有する部分には、図１と
同じ符号が付してある。
【００２０】本実施例では、図５に示すごとくの湿度セ
ンサまたは水分センサ１７を有するセンサ装置８０（９
０）を構成し、このセンサ装置を図６に示すごとくに植
木鉢の中の土壌中に入れておくことにより、土壌の湿度
または水分量を携帯端末装置３０を用いて外部から非接
触で読み取ることができるようにしたものである。本実
施例のものは、センサ及びコイル等を樹脂でモールドし
て一体成型して、湿度センサまたは水分量の表面を露出
するようにしてもよいが、センサ装置全体（図５
（Ａ））または土中に埋めるセンサ部（図５（Ｂ））
を、透湿性と防水性を兼ね備えたゴアテックス（登録商
標）によるパッケージで包んでおくことにより、効率的
な湿度計測が可能となる。
ンサまたは水分センサ１７を有するセンサ装置８０（９
０）を構成し、このセンサ装置を図６に示すごとくに植
木鉢の中の土壌中に入れておくことにより、土壌の湿度
または水分量を携帯端末装置３０を用いて外部から非接
触で読み取ることができるようにしたものである。本実
施例のものは、センサ及びコイル等を樹脂でモールドし
て一体成型して、湿度センサまたは水分量の表面を露出
するようにしてもよいが、センサ装置全体（図５
（Ａ））または土中に埋めるセンサ部（図５（Ｂ））
を、透湿性と防水性を兼ね備えたゴアテックス（登録商
標）によるパッケージで包んでおくことにより、効率的
な湿度計測が可能となる。
【００２１】本実施例の構成は、図４（Ａ）に示すごと
くに、湿度センサまたは水分センサ１７やコイル１３を
含む回路部を全て一体としてゴアテックスによって包み
込むようにしてもよいし、また、図４（Ｂ）に示すごと
くに、コイル部１８とセンサ部１９とを分離して、コイ
ル１３を外に出して、湿度センサまたは水分センサ１７
を土壌中に埋没させるようにしてもよい。図５（Ｂ）の
構成のものは、携帯端末装置３０をコイル１３に近接さ
せることができるため、携帯端末装置３０側の電源容量
が小さくてすみ、また湿度センサまたは水分センサ１７
の植木鉢中の深さを任意に設定できるという利点を有す
る。上記のような応用例は、センサ装置が比較的安値で
製造できるため、例えば植木を大量生産する生産者にと
っては、非常に利便性の高いシステムとなる。
くに、湿度センサまたは水分センサ１７やコイル１３を
含む回路部を全て一体としてゴアテックスによって包み
込むようにしてもよいし、また、図４（Ｂ）に示すごと
くに、コイル部１８とセンサ部１９とを分離して、コイ
ル１３を外に出して、湿度センサまたは水分センサ１７
を土壌中に埋没させるようにしてもよい。図５（Ｂ）の
構成のものは、携帯端末装置３０をコイル１３に近接さ
せることができるため、携帯端末装置３０側の電源容量
が小さくてすみ、また湿度センサまたは水分センサ１７
の植木鉢中の深さを任意に設定できるという利点を有す
る。上記のような応用例は、センサ装置が比較的安値で
製造できるため、例えば植木を大量生産する生産者にと
っては、非常に利便性の高いシステムとなる。
【００２２】上記のごとくに、センサとＲＦＩＤとを組
み合わせたセンサ装置及びセンサシステムは、ホームユ
ースから産業用まで種々の用途に展開が可能である。例
えばメッキ液等の化学物質を検知する検知センサを含む
センサ装置を、メッキ工場近傍の土壌中に埋め込んでお
くことにより、携帯端末装置で随時メッキ液等による環
境汚染の監視が可能である。
み合わせたセンサ装置及びセンサシステムは、ホームユ
ースから産業用まで種々の用途に展開が可能である。例
えばメッキ液等の化学物質を検知する検知センサを含む
センサ装置を、メッキ工場近傍の土壌中に埋め込んでお
くことにより、携帯端末装置で随時メッキ液等による環
境汚染の監視が可能である。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、センサの検知結果をＲＦＩＤによってやりと
りでき、これにより、低コストのシステムで、簡便にか
つ信頼性高くセンサの検知結果を得ることができるセン
サシステムを提供することができる。
によれば、センサの検知結果をＲＦＩＤによってやりと
りでき、これにより、低コストのシステムで、簡便にか
つ信頼性高くセンサの検知結果を得ることができるセン
サシステムを提供することができる。
【図１】 本発明に係るセンサ装置の一実施例を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図２】 図１に示すセンサ装置を土中に埋設した配管
に設置した、ＲＦＩＤを利用して情報を読み出す例を説
明するための図である。
に設置した、ＲＦＩＤを利用して情報を読み出す例を説
明するための図である。
【図３】 本発明を適用した漏水検知システムの他の実
施例を示す概略構成図である。
施例を示す概略構成図である。
【図４】 コンクリート内部に埋め込んでコンクリート
の湿度を計測するセンサ装置の構成例を示す概略構成図
である。
の湿度を計測するセンサ装置の構成例を示す概略構成図
である。
【図５】 植木鉢の湿度または水分量測定に本発明を適
用したセンサ装置を示す概略構成図である。
用したセンサ装置を示す概略構成図である。
【図６】 図５に示す各センサ装置を植木鉢の中に入れ
てデータの読み取りを行う例を示す図である。
てデータの読み取りを行う例を示す図である。
１０…センサ装置、１１…超音波センサ、１２…ＣＰ
Ｕ、１３…コイル、１４…緩衝体、１５…マイク、１６
…アンプ回路、１７…湿度センサまたは水分センサ、１
８…湿度センサを封入したセンサ部、１９…ＣＰＵとコ
イルとを含むコイル部、２０…センサ装置、３０…携帯
端末装置、４０…土、５０…配管、８０，９０…センサ
装置。
Ｕ、１３…コイル、１４…緩衝体、１５…マイク、１６
…アンプ回路、１７…湿度センサまたは水分センサ、１
８…湿度センサを封入したセンサ部、１９…ＣＰＵとコ
イルとを含むコイル部、２０…センサ装置、３０…携帯
端末装置、４０…土、５０…配管、８０，９０…センサ
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2F073 AA34 AB12 BB02 BC02 CC01 EE12 GG01 5J083 AA06 AB18 AC27 AC33 AD02 AE07 AF01 AG03 CA07 CA10 EB04
Claims (6)
- 【請求項１】 周囲の環境状態を検知するセンサと、所
定の無線周波数の電波を受けることによって誘導起電力
を生じるコイルと、該コイルに接続してＲＦＩＤによる
データの送受信の制御を行う制御部とを有し、前記コイ
ルによって生じる誘導起電力を電源として前記センサ及
び前記制御部を起動し、前記センサの検知信号により前
記コイルを駆動して前記センサの検知信号を外部に送信
することを特徴とするセンサ装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のセンサ装置において、
前記センサとして超音波センサを使用したことを特徴と
するセンサ装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載のセンサ装置において、
前記センサとして湿度センサまたは水分センサを使用し
たことを特徴とするセンサ装置。 - 【請求項４】 請求項３に記載のセンサ装置において、
前記センサを少なくとも含むセンサ部と、前記コイルを
少なくとも含むコイル部とを別々に構成し、該コイル部
と該センサ部とをバー上に所定の距離をもって配設した
ことを特徴とするセンサ装置。 - 【請求項５】 マイクと、該マイクへの入力信号を増幅
するアンプ回路と、所定の無線周波数の電波を受けるこ
とによって誘導起電力を生じるコイルと、該コイルに接
続してＲＦＩＤによるデータの送受信の制御を行う制御
部とを有し、前記コイルによって生じる誘導起電力によ
って前記マイク、前記アンプ回路及び前記制御部を起動
し、前記マイクへの入力信号を増幅して前記コイルを駆
動して増幅した前記マイクへの入力信号を外部に送信す
ることを特徴とするセンサ装置。 - 【請求項６】 請求項１ないし５のいずれか１に記載の
センサ装置と、該センサ装置に対して所定の無線周波数
を送信して、前記コイルを介した前記センサの検知信号
または前記増幅したマイクへの入力信号の読み出し行う
信号読み出し装置とを有することを特徴とするセンサシ
ステム。
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|---|---|---|---|
| JP2000106795A JP2001291181A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | センサ装置及びセンサシステム |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001291181A true JP2001291181A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18619906
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|---|---|---|---|
| JP2000106795A Pending JP2001291181A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | センサ装置及びセンサシステム |
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