JP2001290393A - コピー装置の入力装置 - Google Patents

コピー装置の入力装置

Info

Publication number
JP2001290393A
JP2001290393A JP2000105333A JP2000105333A JP2001290393A JP 2001290393 A JP2001290393 A JP 2001290393A JP 2000105333 A JP2000105333 A JP 2000105333A JP 2000105333 A JP2000105333 A JP 2000105333A JP 2001290393 A JP2001290393 A JP 2001290393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
displayed
display
display area
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000105333A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nagaharu
潔 永春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000105333A priority Critical patent/JP2001290393A/ja
Publication of JP2001290393A publication Critical patent/JP2001290393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】各種情報を表示する表示画面において、ワーニ
ングメッセージとエラーメッセージとを異なる形態で表
示するとともに、ワーニングメッセージが表示されても
タッチパネルへの入力を可能にするコピー装置を、提供
する。 【解決手段】コピー装置1は、プリンタオプション部1
2を装着したプリンタ10と,LCD21及びタッチパ
ネル22を有する操作盤20と,スキャナ12を備え
る。操作盤20に内蔵されるCPU200は、LCD2
1に表示される画面を、第1の表示領域と第2の表示領
域とに区分している。CPU200は、エラー状態の場
合には、第1の表示領域にエラーメッセージを含む画面
を表示し、ワーニング状態の場合には、第1の表示領域
にボタンを含むとともに第2の表示領域にワーニングメ
ッセージを含む画面を、第2の表示領域におけるワーニ
ングメッセージがスクロールするように表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コピー印刷条件パ
ラメータやメッセージを表示するための表示装置を備え
たコピー装置の入力装置に、関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコピー装置は、テンキーやスター
トキーやリセットキー(クリアキーやストップキーと称
することもある)などの他に、コピー印刷条件パラメー
タ(倍率や用紙サイズ等)やメッセージ等の各種情報を
表示するための表示装置と,この表示装置に重ねて設け
られるタッチパネル(感圧式や静電式の透明エリアセン
サ)とを、備えているものが多い。そのタッチパネルで
は、表示装置に表示されたボタンに重なる箇所が操作者
によって押圧されると、その箇所に対応する信号が出力
される。そして、この信号に基づいて、表示装置におけ
る当該箇所に表示されたボタンに対応するキー入力がな
されたものとして扱う入力処理が、行われる。
【0003】このようなコピー装置では、そのコピー装
置自身がエラー(紙詰まり等により印刷処理が不可能な
状態)やワーニング(印刷処理は可能であるが、パラメ
ータの組み合わせ等に因り、好ましくない状況で印刷処
理が実行される可能性がある状態)等の状態に陥った時
に、それらエラーやワーニング等の状態を操作者に通知
するためのメッセージが、表示装置の画面全体に表示さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーニ
ングメッセージがエラーメッセージと同様に各種情報や
ボタンなどを隠すように画面全体に表示されると、ワー
ニングの状態であるに過ぎないのでスタートキーを押せ
ば印刷が可能であるのにも拘わらず、操作者がエラーと
間違えてリセットキーを押してしまうことが、極めて多
かった。このようにリセットキーが押されてしまうと、
操作者がコピー印刷しようとして様々に設定したコピー
印刷条件パラメータが全てクリアされてしまうために、
操作者は、再度パラメータを設定し直さなければならな
かった。
【0005】また、操作者がワーニングメッセージに基
づいてコピー印刷条件パラメータの一部を再設定した後
にコピー印刷しようとしても、ワーニングメッセージが
画面全体に表示されているために、画面に表示されてい
たボタンが隠されてしまっていることに因り、各パラメ
ータをスムーズに再設定できないことが多かった。
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その課題は、ワーニングメッセージをエラ
ーメッセージと異なる形態で表示するとともに、ワーニ
ングメッセージが表示装置の画面に表示されてもタッチ
パネルへの入力操作を可能にするコピー装置の入力装置
を、提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに構成された本発明は、原稿を読み取る読取部と、前
記読取部が得た原稿の画像に画像処理を施すコピー制御
部と、画像処理後の画像を印刷用紙に印刷する印刷部と
を備えたコピー装置の入力装置であって、複数のボタン
を含む画面が表示される表示装置と、押圧を検出する複
数の検出点を有し、前記表示装置に重ねて設けられるタ
ッチパネルと、前記表示装置に表示される前記画面を第
1及び第2の表示領域に区分し、通常状態の場合には、
前記第1の表示領域内に前記ボタンを含む画面を表示
し、エラー状態の場合には、少なくとも前記第1の表示
領域を含む領域にエラーメッセージを含む画面を表示
し、ワーニング状態の場合には、前記第1の表示領域に
前記ボタンを含むとともに前記第2の表示領域にワーニ
ングメッセージを含む画面を表示する画面表示制御手段
と、前記通常状態若しくは前記ワーニング状態の場合
に、前記表示装置に表示される画面中に含まれる前記ボ
タンの表示区画と重なる前記検出点によって検出される
押圧を、前記ボタンに対応した入力と定義するボタン入
力定義手段とを備えることを、特徴とする。
【0008】このように構成されると、操作者は、コピ
ー装置が通常状態のときには、入力装置の表示装置に表
示されるボタンをタッチパネル越しに押下することによ
り、各種の情報を入力することができる。また、コピー
装置がエラー状態になると、第1の表示領域を含む領域
にエラーメッセージを含む画面が、表示装置に表示され
る。さらに、コピー装置がワーニング状態になると、第
1の表示領域にボタンを含むとともに第2の表示領域に
ワーニングメッセージを含む画面が、表示装置に表示さ
れる。
【0009】これにより、ワーニングメッセージが表示
装置に表示される場合は、エラーメッセージが表示装置
に表示される場合と比較して、メッセージの表示領域が
異なるとともに、第1の表示領域に含まれるボタンが隠
されないという相違がある。このため、このコピー装置
を操作する操作者は、ワーニングメッセージが表示され
ても、エラーメッセージと間違えることなくワーニング
状態であることを認識できる。また、ワーニングメッセ
ージが表示装置に表示された場合でも、画面の第1の表
示領域にはボタンが表示されているので、入力装置を操
作する操作者は、表示装置に表示されるボタンをタッチ
パネル越しに押下することができる。従って、操作者
は、ワーニングメッセージの内容に応じて、コピー印刷
条件などの各種情報を、再設定することができる。
【0010】本発明のコピー装置では、ワーニング状態
の場合に、ワーニングメッセージが第2の表示領域内で
スクロールするように画面を表示しても良い。この場
合、ワーニングメッセージが第2の表示領域に収まりき
れないほど長い文章になってもかまわない。ワーニング
メッセージはスクロール表示されるので、操作者は、ワ
ーニングメッセージの全文を読むことができる。
【0011】また、第2の表示領域をワーニングメッセ
ージを1行表記する形状に形成しても良い。この場合、
第2の表示領域を第1の表示領域の最上部に配置しても
良いし、最下部に配置しても良い。或いは、第2の表示
領域を第1の表示領域の側部に配置しても良い。第2の
表示領域では、ワーニングメッセージが縦方向にスクロ
ールしても良いし、横方向にスクロールしても良い。
【0012】さらに、ワーニングメッセージには、ワー
ニングの種類の他に、ワーニング状態を解除するための
コピー印刷条件パラメータの変更手順を示した文言が、
加えられても良い。
【0013】第1の表示領域にエラーメッセージを含む
画面を表示する場合に、第2の表示領域にエラーメッセ
ージを含めることも可能である。このように、エラーメ
ッセージを第2の表示領域まで拡げて表示する場合に
は、第1の表示領域と第2の表示領域とが枠等によって
明確に区切られていなくても良い。
【0014】入力装置は、コピー装置における他の部分
とは別体のユニットとして構成されていても良いし、一
体のものとして構成されていても良い。後者の場合、コ
ピー制御部と画面表示制御手段とは、同一の処理装置と
して構成されていても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】本実施形態によるコピー装置は、
操作盤に備えられる表示装置に表示される画面を異なる
2つの表示領域に区分し、通常状態には、第1の表示領
域にボタンを含む画面を表示し、操作者に対してワーニ
ングを通知する場合には、第1の表示領域にボタンを含
むとともに第2の表示領域にのみワーニングメッセージ
を含む画面を、第2の表示領域における当該ワーニング
メッセージがスクロールするように表示し、操作者に対
してエラーを通知する場合には、第1の表示領域にエラ
ーメッセージを含む画面を表示することにより、ワーニ
ングとエラーとを異なる形態で表示装置に表示すること
を、特徴とする。
【0016】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照
して説明する。
【0017】<コピー装置の全体構成>図1は、本発明
の実施の形態であるコピー装置1のシステム構成図であ
る。
【0018】この図1に示すように、このコピー装置1
は、プリンタ制御部(図2参照)11を内蔵したプリン
タ10,プリンタオプション部12,操作盤20,及
び、スキャナ30を、備えている。
【0019】そして、本例のコピー装置1は、拡張ボー
ドとして構成されるプリンタオプション部12をプリン
タ10の背面に形成される拡張スロットに装着するとと
もに、図示せぬケーブルにてこのプリンタオプション部
12に操作盤20及びスキャナ30を夫々接続すること
により、デジタル方式のコピー印刷を可能にしたもので
ある。
【0020】操作盤20は、本コピー装置1用に製造さ
れた機器であり、本コピー装置の入力部として用いられ
る装置である。この操作盤20には、各種画面を表示す
るLCD(液晶表示板)21と,このLCD21に重ね
られたタッチパネル22と,スタートキー23a,テン
キー23b及びリセットキー23cを含む各種キーを有
するキーボード23とが、組み込まれている。
【0021】スキャナ30は、コンピュータの周辺機器
として一般に市販されるものであり、コピー装置1の読
取部として用いられる装置である。このスキャナ30
は、原稿台30aに置かれた原稿を読み取ることによ
り、その原稿の画像データを得る。
【0022】プリンタオプション部12は、操作盤20
から入力された各種情報に基づいて、スキャナ30から
入力された画像データを適宜処理してイメージデータに
変換し、そのイメージデータをプリンタ制御部11に送
信する装置である。
【0023】プリンタ10は、コンピュータの周辺機器
として一般に市販されるものであり、プリンタオプショ
ン部12が装着されることによりコピー装置1のコピー
制御部及び印刷部として用いられる装置である。プリン
タ10に内蔵されるプリンタ制御部11は、受信したイ
メージデータを印刷データに変換するとともに、その印
刷データに基づくイメージを印刷用紙に印刷する。
【0024】以下、これら各装置毎に、その内部構成を
説明する。
【0025】<コピー装置の内部構成>図2は、コピー
装置1の内部の構成を示すブロック図である。先にプリ
ンタ10(プリンタ制御部11及びプリンタオプション
部12)の構成を説明し、後に操作盤20の構成につい
て説明する。
【0026】この図2に示すように、プリンタオプショ
ン部12がプリンタ10に装着されることにより、プリ
ンタ10に内蔵されるプリンタ制御部11の各ハードウ
エア110〜114とプリンタオプション部12の各ハ
ードウエア120〜124とが、共通のバス(データバ
ス及びシステムバス)Bに接続される。
【0027】プリンタ制御部11は、CPU110,R
AM111,印刷機構112,ROM113,及び、R
OM114を、主要構成としている。プリンタオプショ
ン部12は、第1RAM120,画像処理制御回路12
1,第2RAM122,スキャナ専用インターフェース
123,及び、シリアルインターフェース124を、主
要構成としている。
【0028】プリンタ制御部11のCPU110は、各
種デバイスを統合的に制御する中央処理装置である。R
AM111は、このCPU110の作業領域が展開され
るメモリである。印刷機構112は、実際に印刷用紙上
にイメージを印刷する印刷エンジンや,印刷前に印刷用
紙を給紙するとともに印刷後に排紙する搬送機構などか
らなる。
【0029】スキャナ専用インターフェース123は、
ケーブルCを介してスキャナ30に接続され、スキャナ
30との間のデータ交換(スキャナ30に対する命令の
送信,スキャナ30からの画像データ等の受信)を司
る。
【0030】第1RAM120は、スキャナ30から受
信した画像データを一時的に記録しておくためのメモリ
である。画像処理制御回路121は、ガンマ補正,モア
レ除去,エッジ強調,カラーマッチングなどの画像処理
を行える回路であり、CPU110の指示に応じて、第
1RAM120から読み出した画像データに対して画像
処理を施し、画像処理後のイメージデータを第2RAM
122に記録する。
【0031】ROM113,114は、CPU110に
よって実行される各種のプログラムが記録されたメモリ
である。ROM113は、イメージデータを印刷機構1
12が印刷するのに適した印刷データに変換するプリン
タ制御プログラムやBIOSを、主に記憶している。ま
た、ROM114は、CPU110をコピー装置1のコ
ピー制御部として動作させるための各種プログラムやデ
ータを、主に記憶している。このROM114に記憶さ
れたプログラムは、コピー制御プログラム,スキャナ制
御プログラム,画像処理制御プログラムを含む。
【0032】なお、ROM114は、プリンタオプショ
ン部12と同様に、プリンタ制御部11から取り外すこ
とが出来るものとなっており、プリンタ10の電源が投
入された際、CPU110は、ROM113に記憶され
たBIOSに従ってROM114及びプリンタオプショ
ン部12が装着されているか否かをチェックする。
【0033】そして、CPU110は、当該BIOSに
よるブート制御により、ROM114又はプリンタオプ
ション部12が装着されていない場合には、ROM11
3内のプリンタ制御プログラムに従って、通常のネット
ワークプリンタとしての印刷処理を行う。また、ROM
114及びプリンタオプション部12がともに装着され
ていた場合には、CPU110は、ROM113及びR
OM114内の各プログラムに従って、コピー装置1の
コピー制御部として、画像読取制御,画像処理制御,及
び、画像印刷制御を行う。
【0034】プリンタオプション部12のシリアルイン
ターフェース124は、ケーブルC’を介して操作盤2
0に接続され、操作盤20との間のデータ交換(操作盤
20に対する各種情報や命令の送信,操作盤20におけ
るボタン入力又はキー入力に対応する各種データの受
信)を司る。
【0035】上記シリアルインターフェイス124に接
続される操作盤20は、図1で示したLCD21,タッ
チパネル22,及び、キーボード23の他に、バスB’
によって互いに接続されたCPU200,RAM20
1,ROM202,LCD制御回路203,キースキャ
ン制御回路204,及び、シリアルインターフェイス2
05を、備えている。また、LCD21は、LCD制御
回路203に接続されているとともに、タッチパネル2
2及びキーボード23は、キースキャン制御回路204
に接続されている。
【0036】シリアルインターフェース205は、ケー
ブルC’を介してプリンタオプション部12のシリアル
インターフェース124に接続され、プリンタ制御部1
1のCPU110との間のデータ交換(操作盤20にお
けるボタン入力又はキー入力に対応する各種データの送
信,操作盤20に対する各種情報や命令の受信)を司
る。
【0037】CPU200は、制御盤20全体の制御を
行う中央処理装置である。ROM202は、統合制御プ
ログラム,LCD制御プログラム,LCD21に表示す
るための各種画面データ,キースキャン制御プログラ
ム,及び、シリアルインターフェイス制御プログラムな
ど、各種のプログラムを記憶したメモリである。RAM
201は、CPU200が読み出した各種プログラムを
キャッシュするとともに、このCPU200による作業
領域が展開されるメモリである。
【0038】この操作盤20の機能構成図を、図3に示
す。ROM202に記録されている各種プログラムを読
み出して実行したCPU200は、LCD制御回路20
3,及び、キースキャン制御回路204を、統合的に制
御する。また、ROM202からシリアルインターフェ
ース制御プログラム205aを読み出して実行したCP
U200は、シリアルインターフェース205を利用す
ることができるようになる。
【0039】LCD21は、液晶を挟む電極間に電圧を
印加して偏光方向を制御することによって光を透過又は
遮蔽させる液晶パネルを備えたディスプレイであり、こ
の液晶パネルは、モノクロ2階調の320×240ドッ
トマトリックスからなる。このような表示装置であるL
CD21は、図7及び図8に示すコピー基本画面40の
ように「ボタン」を含む画面と,図9に示すエラー画面
50のように「ボタン」を含まない画面(「ボタン」が
隠された画面)とを、表示する。ここで、「ボタン」を
含む画面には、他に、「コピー倍率手動設定画面」,
「コピー縮小倍率自動設定画面」,「コピー拡大倍率自
動設定画面」,「給紙設定画面」,「原稿タイプ設定画
面」,「両面コピー設定画面」,「色調補正項目設定画
面」,及び、「応用コピー設定画面」があるが、それら
の図示は省略されている。
【0040】上記の各種画面は、夫々、第1の表示領域
と第2の表示領域とに、区分されている。図7及び図9
に示すように、コピー基本画面40及びエラー画面50
の第2の表示領域40b,50bは、各種のメッセージ
を1行表示することができるように横長に形成されてお
り、各画面40,50の最上部に配置されている。この
第2の表示領域40b,50bは、図示せぬ他の画面の
第2の表示領域と同じ大きさで同じ形状に、形成されて
いる。また、第1の表示領域40a,50aは、画面に
おける第2の表示領域40b,50b以外の部分を、占
めている。上述した「ボタン」を含む画面においては、
この第1の表示領域40aにのみに、その「ボタン」が
含まれる。
【0041】そして、LCD制御プログラム203aを
実行したCPU200は、プリンタ制御部11のCPU
100からの各種情報又は指示に応じて、或いは、タッ
チパネル22やキーボード23における入力に応じて、
それらに対応する画面データをROM202から読み出
し、読み出した画面データをLCD制御回路203に送
信する。
【0042】LCD制御回路203は、画面データを一
時記憶するためのメモリと,LCD21の電極に駆動電
圧を印加するための駆動回路とを、備えており、CPU
200から受信した画面データを、自己の内部に備える
メモリ内に一時的に記録した後、その画面データに従っ
てLCD21の電極に対して駆動電圧を印加することに
より、その画面データに基づく画面をLCD21に表示
する。
【0043】このLCD21に重ねられたタッチパネル
22は、8×6個の検出点を有する感圧式の透明センサ
からなるエリアセンサである。操作者の指によって一定
の領域が押圧されたタッチパネル22は、その領域に対
応する電気信号を、キースキャン制御回路204に入力
する。
【0044】また、キーボード23は、上述したよう
に、図1に示したスタートキー23a,テンキー23
b,及び、リセットキー23cを含む各種のキーからな
り、操作者によって何れかのキーが押されたキーボード
23は、そのキーに対応する電気信号を、キースキャン
制御回路204に入力する。
【0045】キースキャン制御回路204は、タッチパ
ネル22又はキーボード23の状態を周期的に検出し、
タッチパネル22又はキーボード23からの入力があっ
た場合には、その入力に応じた入力信号データを保持す
る。
【0046】そして、キースキャン制御プログラム20
4aを実行したCPU200は、キー入力を受け付けて
いるときに、キースキャン制御回路204が入力信号デ
ータを保持しているかどうかを読み取りに行き、入力信
号データが保持されていた場合には、その入力信号デー
タを読み取る。但し、この入力信号データがタッチパネ
ル22からの入力信号データであった場合、CPU20
0は、その入力信号データが示す位置がLCD21に表
示された画面中の何れかの「ボタン」の位置と一致して
いるときに、その「ボタン」に対応した入力であると認
識し(ボタン入力定義手段に相当)、その「ボタン」に
対応した入力信号データに変換する。
【0047】続いて、CPU200は、読み取った入力
信号データ若しくは変換後の入力信号データに応じた処
理を実行する。例えば、その入力信号データが各種画面
を切り替えるものであった場合には、入力信号データに
従って画面の表示を切り換え、その入力信号データがコ
ピー印刷条件パラメータを変更するものであった場合に
は、その入力信号データに従ってパラメータを変更し、
その入力信号データがスタートキー23aへの入力に基
づくものであった場合には、その時点で設定されている
コピー印刷条件パラメータを付して、プリンタ制御部1
1のCPU110へコピー印刷の開始命令を出力する。
【0048】以下に、LCD21に表示される各種画面
の制御処理について説明する。
【0049】<画面表示制御処理>図4は、操作盤20
のLCD21に表示する画面の制御処理を示すフローチ
ャートである。
【0050】上述したプリンタ制御部11のCPU11
0は、主電源が投入されると、ROM113内のBIO
S及びROM114内のコピー制御プログラムに従って
自動的にコピー制御処理を、開始する。このコピー制御
処理の全体的な流れは、コピー印刷が可能な状態のとき
に、操作者によってボタン又はキーが操作されることに
よりコピー印刷条件(印刷倍率や印刷用紙のサイズ,色
調など)が設定された後、スタートキー23aが押され
ると、CPU110が、そのコピー印刷条件に従って原
稿台30a上の原稿のコピー印刷を実行するというもの
である。
【0051】一方、プリンタ制御部11のCPU110
への主電源投入と同時に、操作盤20にも、プリンタ1
0に電源が投入される。そして、電源が投入された操作
盤20のCPU200は、プリンタ制御部11のCPU
110との間で情報交換を行うことにより、コピー装置
1の状態を調査する。例えば、操作盤20とプリンタ1
0との接続確認,プリンタ10とスキャナ30との接続
確認,プリンタ10やスキャナ30の仕様の確認,及
び、コピー印刷条件パラメータの初期値の収集などを実
行する。
【0052】さらに、操作盤20のCPU200は、R
OM202内の統合制御プログラムを読み出し、制御盤
20の画面表示制御処理を自動的に開始する。このと
き、この図4に示す画面表示制御処理は、上記のコピー
制御処理と並行に処理される。
【0053】画面表示制御処理では、CPU200が、
コピー印刷が実行可能な状態のときの画面やコピー印刷
条件を設定するための画面などを表示する他、操作者が
ボタン又はキーを操作してコピー印刷条件を設定してい
るときに、ワーニングを表示するか否かを判定するとと
もに、エラーの通知がCPU110によってなされたと
きに、エラー画面を表示する。
【0054】ここで、ワーニングとエラーとについて説
明する。
【0055】ワーニングとは、イメージが印刷用紙に印
刷されはするが、印刷後のイメージが好ましくない状態
で印刷されてしまうときや、通常あまり使用されない印
刷機能が設定されているときなどに、操作者に対して伝
達される注意事項のことをいう。ワーニングは操作者に
対する警告であるが、コピー装置1は、スタートキー2
3aが押されれば、ワーニングがなされるべき状態(ワ
ーニング状態)であっても、操作者が設定したコピー印
刷条件に従ってコピー印刷を開始する。
【0056】本例の画面表示制御処理では、CPU20
0は、ワーニング状態フラグをセットすることによりワ
ーニング状態であるか否かを識別している。即ち、操作
盤20のRAM201内には、このワーニング状態フラ
グがオン又はオフにセットされる領域が設定されてお
り、CPU200は、コピー印刷条件に応じてそのワー
ニング状態フラグのオン又はオフを切り替え、このワー
ニング状態フラグの状態に従ってワーニングメッセージ
を表示するかクリアするかを判定する。その判定処理に
ついては後述する。
【0057】また、エラーとは、本コピー装置1が印刷
不可能な状態に陥ったことをいう。このエラーが発生し
た状態(エラー状態)では、ワーニング状態とは異な
り、スタートキー23aが押されても、コピー印刷が開
始されない。従って、CPU200は、CPU110か
らエラーの通知を受けると、エラー状態が解消されて所
定のボタン入力又はキー入力があるまで、他の入力を受
け付けない。
【0058】図4の画面表示制御処理(画面表示制御手
段に相当)における最初のS01の処理では、CPU2
00は、ワーニング状態フラグを初期化、即ち、ワーニ
ング状態フラグをオフにする。
【0059】次のS02の処理では、CPU200は、
コピー基本画面40をLCD21に表示する。図7に示
すように、LCD21に表示されたコピー基本画面40
の第1の表示領域40aには、幾つかのコピー印刷条件
パラメータ(倍率=100%等倍,用紙選択=A4横普
通紙カセット1,部数=001,等)のその時点におけ
る設定値の表記が含まれるとともに、「縮小」ボタン4
2,「拡大」ボタン43,「コピー出力用紙」ボタン4
4,「原稿タイプ」ボタン45,「両面コピー」ボタン
46,「色調補正」ボタン47,「応用コピー」ボタン
48,「うすく」ボタン49,及び、「こく」ボタン4
9’などが含まれる。また、コピー基本画面40の第2
の表示領域40bには、図7に示すように、『コピーで
きます』というメッセージの表記が含まれる。なお、印
刷倍率を表示している領域41は、他のボタンと同様
に、操作者の指によって押下されると、CPU200が
これを検出して倍率設定を行う処理を実行する領域であ
るので、以下、「倍率設定」ボタン41と称することに
する。
【0060】次のS03の処理では、CPU200は、
ボタン又はキーによる入力があったか否かを、チェック
する。ここでチェックされるボタン又はキーは、具体的
には、LCD21に表示される各種画面の第1の表示領
域に含まれるボタンの全て(コピー基本画面40がLC
D21に表示されている場合には、上述した各ボタン4
1〜49,49’),及び、キーボード23に組み込ま
れている各種キー(各キー23a〜23cを含む)であ
る。そして、S03の処理において、ボタン又はキーに
よる入力があったと判断した場合には、CPU200
は、処理をS04に進める。
【0061】S04では、CPU200は、スタートキ
ー23aが入力されたのか否かを、チェックする。そし
て、スタートキー23a以外のボタン又はキーが入力さ
れたと判断した場合には、CPU200は、処理をS0
5に進める。
【0062】S05では、CPU200は、コピー印刷
条件を変更するためのボタンが入力されたのか否かを、
チェックする。そして、コピー印刷条件を変更するため
のボタンが入力されたのではないと判断した場合には、
CPU200は、処理をS10に進める。
【0063】S10では、CPU200は、入力がされ
たボタンに応じた画面をLCD21に表示する。例え
ば、図7に示すコピー基本画面40がLCD21に表示
されていた場合に、「倍率設定」ボタン41が押下され
ると、図示せぬコピー倍率手動設定画面がLCD21に
表示される。また、図示せぬコピー倍率手動設定画面が
LCD21に表示されていた場合に、図示せぬ「戻る」
ボタンが押下されると、コピー基本画面40がLCD2
1に表示される。そして、LCD21に表示される画面
を切り替えた後、CPU200は、処理をS03に戻
す。
【0064】一方、S05の処理のときに、コピー印刷
条件を変更するためのボタンが入力されたと判断した場
合には、CPU200は、処理をS06に進める。
【0065】S06では、CPU200は、入力された
ボタン又はキーに応じて、コピー印刷条件パラメータを
変更する。また、CPU200は、コピー印刷条件パラ
メータをRAM201内に記録し、各種画面におけるコ
ピー印刷条件パラメータの表示を切り替える。例えば、
図7に示すコピー基本画面40において「うすく」ボタ
ン49が1回押下されると、コピー印刷条件である印刷
濃度設定パラメータに−1が加えられ、ゲージを1目盛
り左へ移動したコピー基本画面40がLCD21に表示
される。
【0066】次のS07の処理では、CPU200は、
状態変更処理を実行する。この状態変更処理は、S06
の処理で変更したコピー印刷条件がワーニング状態に当
てはまるかを否かをチェックし、ワーニング状態フラグ
のオン又はオフを切り替えるものである。図5は、この
S07で実行される状態変更処理サブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【0067】図5の状態変更処理サブルーチンにおける
最初のS31の処理では、CPU200は、S06の処
理において変更したコピー印刷条件パラメータが適正
か、即ち、コピー印刷条件パラメータがワーニングを必
要とする一定の組み合わせか否かを、判定する。ワーニ
ング状態を決定するためのコピー印刷条件パラメータの
一定の組み合わせを記述した一覧テーブルがROM20
2内に格納されているので、CPU200は、コピー印
刷条件が変更されると、設定されたコピー印刷条件と一
覧テーブルに記述されるコピー印刷条件とを照合する。
そして、S06の処理において変更した印刷条件パラメ
ータがワーニングを必要とする一定の組み合わせである
(適正でない)と判断した場合には、CPU200は、
処理をS32に進める。
【0068】S32では、CPU200は、その時点で
RAM201内にセットされているワーニング状態フラ
グがオンであるかオフであるかを、チェックする。そし
て、ワーニング状態フラグがオンである場合には、CP
U200は、ワーニング状態フラグをオンにしたまま、
状態変更処理サブルーチンを終了して図4のメインルー
チンに戻り、ワーニング状態フラグがオフである場合に
は、処理をS33に進める。
【0069】S33では、CPU200は、ワーニング
状態フラグをオンに設定し、処理をS34に進める。
【0070】S34では、CPU200は、ワーニング
の種類に応じたワーニングメッセージの先頭文字を第2
の表示領域40bの右端に表記した画面を、LCD21
に表示する。例えば図7に示すコピー基本画面40がL
CD21に表示され、『用紙サイズと倍率設定が異なり
ます』というワーニングメッセージを表示する場合、ワ
ーニングメッセージの先頭文字『用』を第2の表示領域
40bの右端に表記したコピー基本画面40を、LCD
21に表示する。ここで、ワーニングメッセージには、
例えば、『用紙サイズと倍率設定が異なります。再設定
が必要ない場合はそのままスタートキーを押してくださ
い。』,『トナーが少なくなってきました。そろそろト
ナーカートリッジを交換してください。』,『メモリ不
足のために印刷処理が遅くなっている可能性がありま
す。処理は続行します。』,『ページ連写コピーが設定
されています。解除する必要がない場合はそのままスタ
ートキーを押してください。』等がある。このS34の
処理を完了すると、CPU200は、状態変更処理サブ
ルーチンを終了して図4のメインルーチンに戻る。
【0071】一方、CPU200は、S06の処理にお
いて変更した印刷条件パラメータがワーニングを必要と
する一定の組み合わせではない(適正である)とS31
で判断した場合には、処理をS35に進める。
【0072】S35では、CPU200は、その時点で
RAM201内にセットされているワーニング状態フラ
グがオンであるかオフであるかを、チェックする。そし
て、ワーニング状態フラグがオフである場合には、CP
U200は、ワーニング状態フラグをオフにしたまま、
状態変更処理サブルーチンを終了して図4のメインルー
チンに戻り、ワーニング状態フラグがオンである場合に
は、処理をS36に進める。
【0073】S36では、CPU200は、ワーニング
状態フラグをオフに設定し、処理をS37に進める。
【0074】S37では、CPU200は、第2の表示
領域内の表示を全てクリアし、状態変更処理サブルーチ
ンを終了して図4のメインルーチンに戻る。
【0075】以上のようにして、状態変更処理が行われ
た後に、CPU200は、処理をS07からS03に戻
す。
【0076】一方、S03の処理において、ボタン又は
キーによる入力がないと判断した場合には、CPU20
0は、処理をS08に進める。
【0077】S08では、CPU200は、ワーニング
状態であるか否か、即ち、ワーニング状態フラグがオン
であるかオフであるかを、チェックする。そして、ワー
ニング状態フラグがオフである場合には、CPU200
は、処理をS03に戻し、ワーニング状態フラグがオン
である場合には、CPU200は、処理をS09に進め
る。
【0078】S09では、CPU200は、第2の表示
領域に表示されているワーニングメッセージのスクロー
ル表示を、実行する。図6は、このS09で実行される
スクロール表示処理サブルーチンを示すフローチャート
である。
【0079】図6のスクロール表示処理サブルーチンに
おける最初のS41の処理では、CPU200は、前述
したS34の処理,後述するS43の処理,又は、後述
するS44の処理を実行してから50ms経過している
か否かを、チェックする。そして、CPU200は、各
処理を実行してから50ms経過していないと判断した
場合には、処理を図4のメインルーチンに戻す。従っ
て、何れかのボタン又はキーが押されない限り、CPU
200は、S03,S08,及び、S09(S41)の
処理を繰り返しながら、S34,S43,又は、S44
の処理を実行してから50ms経過するのを待ち、その
後、50ms経過したと判断した場合には、処理をS4
2に進める。
【0080】S42では、CPU200は、第2の表示
領域におけるワーニングメッセージ全文のスクロールが
完了したか否か、即ち、第2の表示領域においてワーニ
ングメッセージの末尾の文字が表示されているか否か
を、チェックする。そして、CPU200は、ワーニン
グメッセージの末尾の文字が第2の表示領域に表示され
ている場合は、スクロールが完了していないと判断し、
処理をS43に進める。
【0081】S43では、CPU200は、第2の表示
領域に表示されているワーニングメッセージの文字列
を、1文字分左へシフトさせた位置に表示する。さら
に、CPU200は、シフトの直前に第2の表示領域の
右端に表示されていた文字がワーニングメッセージの末
尾の文字ではない場合には、シフトによって空いた右端
に、ワーニングメッセージにおける次の文字を表示す
る。また、シフトの直前に第2の表示領域40bの左端
に表示されていた文字は、シフト直後には第2の表示領
域40bから外れて表示されなくなる。その結果、図8
の(a)から(c)に示すように、第2の表示領域40
bにおいてワーニングメッセージが右から左へスクロー
ル表示される。このS43の処理を完了すると、CPU
200は、スクロール表示処理サブルーチンを終了して
図4のメインルーチンに戻る。
【0082】一方、S42の処理において、その直前に
実行されたS43の処理の結果、ワーニングメッセージ
の末尾の文字が第2の表示領域に表示されなくなった場
合には、CPU200は、スクロールが完了したと認識
し、処理をS44に進める。
【0083】S44では、CPU200は、全文のスク
ロールが完了したメッセージと同じワーニングメッセー
ジの最初の文字を、第2の表示領域の右端に表示(S3
4の処理と同様の処理である)した後に、このスクロー
ル表示処理サブルーチンを終了して処理を図4のメイン
ルーチンに戻す。
【0084】以上のようにして、スクロール表示処理が
行われた後に、CPU200は、処理をS09からS0
3に戻す。
【0085】以上に説明した処理においてコピー印刷条
件が設定された後、スタートキー23aが押されたとS
04にて判断した場合には、CPU200は、処理をS
21に進める。
【0086】S21では、CPU200は、コピー印刷
開始命令をCPU110へ出力する。このとき、CPU
200は、RAM201内に記録されているコピー印刷
条件パラメータを、コピー印刷開始命令と同時にCPU
110へ出力する。そして、CPU200は、処理をS
22へ進める。
【0087】S22では、CPU200は、図示せぬ印
刷状況画面をLCD21に表示する。この印刷状況画面
は、印刷実行開始から印刷実行終了までに行われる複数
の処理のうちの実行が完了した処理の割合をパーセント
表示し、操作者に対して、コピーの印刷状況を示す。
【0088】次のS23の処理では、CPU200は、
CPU110から受ける通知の種別を、判定する。ここ
で、CPU110からの通知がない場合には、CPU1
10からの通知を受けるまでCPU200は処理を待
つ。そして、CPU110から受けた通知がコピー印刷
終了通知である場合には、CPU200は、処理をS0
1へ戻す。
【0089】一方、S23においてCPU110から受
けた通知がエラー通知である場合には、CPU200
は、処理をS24に進める。
【0090】S24では、CPU200は、エラーの種
類に応じたエラー画面50をLCD21に表示する。こ
のエラー画面50は、コピー基本画面40の第1の表示
領域40aにエラーメッセージ欄51を重ねた画面であ
り、このエラーメッセージ欄51によって、コピー基本
画面40の第1の表示領域40aに含まれたコピー印刷
条件パラメータ及びボタン41〜49,49’が隠され
ている。このエラーメッセージ欄51には、本コピー装
置1のどの部分でエラーが発生したかを示す表記が含ま
れるとともに、エラーの解消方法を示す表記が含まれ
る。また、エラー画面50の第2の表示領域50bに
は、図9に示すように、『スキャナエラー発生』という
メッセージの表記が含まれる。ここで、エラーメッセー
ジには、例えば、『プリンターエラーが発生しました。
用紙がありません。用紙を補給してください。そのあと
処理を続行します。』,『スキャナエラーが発生しまし
た。カバーが開いています。カバーを閉じてください。
そのあと処理を続行します。』,又は、『システムエラ
ーが発生しました。内部エラーです。システムの電源を
再投入してください。』等がある。
【0091】次のS25の処理では、CPU200は、
エラーが解消されたか否か、即ち、エラー状態解除がC
PU110から通知されたか否かを、チェックする。例
えば、プリンタ10の印刷機構112における紙詰まり
によってコピー装置1がエラー状態に陥った場合には、
詰まった紙が取り除かれてプリンタ10のカバーが閉め
られると、CPU110からエラーが解消されたことが
通知される。ここで、エラーが解消されない場合には、
CPU200は、エラーが解消されるまで待ち、その
後、エラーが解消された場合には、処理をS26に進め
る。
【0092】S26では、CPU200は、所定ボタン
又はキーが押下されたか否かを、チェックする。そし
て、所定のボタン又はキー(例えば、図9ではリセット
キー23c)以外のボタン又はキーが押されたとき、或
いは、ボタン又はキーが押されないときには、CPU2
00は、それらボタン又はキーの入力を受け付けないで
所定のボタンが押下されるのを待ち、その後、所定のボ
タンが押下された場合には、処理をS27に進める。
【0093】S27では、CPU200は、LCD21
に表示されているエラー画面50をクリアして、処理を
S01に戻す。
【0094】S23においてコピー印刷終了通知を受け
た後、又は、S27の処理後、S01の処理では、CP
U200は、ワーニング状態フラグをオフに設定し、そ
の後のS02の処理において、コピー基本画面50をL
CD21に表示する。
【0095】以上に説明したように、本実施形態のコピ
ー装置1がワーニング状態にあるときには、操作者は、
コピー印刷条件パラメータを再設定するか、又は、スタ
ートキー23aを押せば、そのワーニング状態を解除す
ることができる。
【0096】コピー印刷条件を再設定する場合、第2の
表示領域40bが第1の表示領域40baと異なる位置
に配置されていることにより、ワーニングメッセージが
LCD21に表示されても、ワーニングメッセージは第
2の表示領域40bに表示されるだけで、第1の表示領
域40aに表示されていたコピー印刷条件パラメータ及
び各ボタン41〜49,49’は表示されたままとな
る。これにより、操作者は、タッチパネル22上でボタ
ン入力を行うことができるので、コピー印刷条件パラメ
ータを再設定して、ワーニングを解除することができ
る。
【0097】一方、スタートキー23aを押す場合、コ
ピー装置1では、コピー印刷が実行される。上述したよ
うに、ワーニングメッセージは、操作者に対する警告で
あるので、ワーニングメッセージが第2の表示領域40
bに表示されたままであっても、そのままスタートキー
23aが押されればコピー印刷は行われ、コピー印刷後
ワーニング状態が解除される(コピー印刷後、ワーニン
グ状態フラグは、S01にて必ずオフに設定される)。
【0098】また、コピー装置1がエラー状態に陥った
場合、上述したように、エラー画面50のエラーメッセ
ージ欄51は、コピー基本画面40の第1の表示領域4
0aに表示されている各種のボタン41〜49,49’
の上に重ねて表示される。従って、操作者に対しては、
それら隠されたボタン41〜49,49’は押下するこ
とができないと認識させることができる。また、エラー
状態を解除するには、操作者は、コピー装置1を印刷不
可能な状態にした原因を取り除いた後に、所定のボタン
又はキーを押下しなければならない。そして、エラーが
解消されなければ、エラー画面50がLCD21に表示
され続けるとともにボタン又はキー入力を受け付けない
こととなるために、操作者はコピー印刷を行うことがで
きないままとなる。
【0099】以上のような構成であるから、本例のコピ
ー装置1は、ワーニングメッセージを表示する場合、第
2の表示領域40bにおいてワーニングメッセージをス
クロール表示し、エラーメッセージを表示する場合、第
2の表示領域40bと異なる領域である第1の表示領域
40aにエラーメッセージを含むエラー画面を表示す
る。
【0100】従って、操作者は、ワーニングメッセージ
がLCD21に表示されても、エラーメッセージである
と間違えることなく、冷静にその後の操作をすることが
でき、操作に迷ってリセットキー23cを押すこともな
くなる。
【0101】また、第2の表示領域40bに収まりきら
ないような長いメッセージでも、スクロール表示させる
ことにより、操作者に対して確実にワーニングメッセー
ジの全内容を伝えることができる。これにより、エラー
メッセージとの差別化をより図ることができる。
【0102】
【発明の効果】以上のように構成された本発明によるコ
ピー装置の入力装置によると、ワーニングメッセージを
エラーメッセージと異なる形態で表示するとともに、ワ
ーニングメッセージが表示装置の画面に表示されてもタ
ッチパネルの入力操作を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であるコピー装置のシス
テム構成図
【図2】 本例のコピー装置におけるプリンタ及び操作
盤の内部構成を示すブロック図
【図3】 本例のコピー装置における操作盤の機能構成
を示すブロック図
【図4】 操作盤において行われる表示画面制御処理の
内容を示すフローチャート
【図5】 操作盤において行われる状態変更処理サブル
ーチンの内容を示すフローチャート
【図6】 操作盤において行われるスクロール表示処理
サブルーチンの内容を示すフローチャート
【図7】 操作盤のLCDに表示されるコピー基本画面
の例示図
【図8】 第2の表示領域にワーニングメッセージを含
む画面を、ワーニングメッセージがスクロール表示され
るように、操作盤のLCDに表示した例示図
【図9】 操作盤のLCDに表示されるエラー画面の例
示図
【符号の説明】
1 コピー装置 10 プリンタ 11 プリンタ制御部 12 プリンタオプション部 20 操作盤 21 LCD 22 タッチパネル 23 キーボード 30 スキャナ 200 CPU 201 RAM 202 ROM 203 LCD制御回路 204 キースキャン制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 GA03 GA20 GA34 GA35 GA43 GA52 GB05 GB07 GB10 5C062 AA05 AB17 AB20 AB22 AB23 AB25 AB41 AF15 5E501 AA15 BA05 CA04 CB02 CB05 EA10 FA13 FA42 9A001 BB04 DD07 DD13 JJ35 KK42 KK54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読み取る読取部と、前記読取部が得
    た原稿の画像に画像処理を施すコピー制御部と、画像処
    理後の画像を印刷用紙に印刷する印刷部とを備えたコピ
    ー装置の入力装置であって、 複数のボタンを含む画面が表示される表示装置と、 押圧を検出する複数の検出点を有し、前記表示装置に重
    ねて設けられるタッチパネルと、 前記表示装置に表示される前記画面を第1及び第2の表
    示領域に区分し、通常状態の場合には、前記第1の表示
    領域内に前記ボタンを含む画面を表示し、エラー状態の
    場合には、前記第1の表示領域を含む領域にエラーメッ
    セージを含む画面を表示し、ワーニング状態の場合に
    は、前記第1の表示領域に前記ボタンを含むとともに前
    記第2の表示領域にワーニングメッセージを含む画面を
    表示する画面表示制御手段と、 前記通常状態若しくは前記ワーニング状態の場合に、前
    記表示装置に表示される画面中に含まれる前記ボタンの
    表示区画と重なる前記検出点によって検出される押圧
    を、前記ボタンに対応した入力と定義するボタン入力定
    義手段とを備えることを特徴とするコピー装置の入力装
    置。
  2. 【請求項2】前記画面表示制御手段は、前記ワーニング
    状態の場合に、前記ワーニングメッセージが前記第2の
    表示領域内でスクロールするように、前記画面を表示す
    ることを特徴とする請求項1記載のコピー装置の入力装
    置。
  3. 【請求項3】前記画面表示制御手段は、前記ワーニング
    メッセージを1行表記する形状に前記第2の表示領域を
    区分することを特徴とする請求項1又は2記載のコピー
    装置の入力装置。
  4. 【請求項4】前記画面表示制御手段は、前記ワーニング
    メッセージを1行表記するとともに行の方向にスクロー
    ルすることを特徴とする請求項1,2又は3記載のコピ
    ー装置の入力装置。
  5. 【請求項5】前記画面表示制御手段は、前記通常状態の
    場合には、コピー可能である旨を前記第2の表示領域に
    表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記
    載のコピー装置の入力装置。
JP2000105333A 2000-04-06 2000-04-06 コピー装置の入力装置 Pending JP2001290393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000105333A JP2001290393A (ja) 2000-04-06 2000-04-06 コピー装置の入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000105333A JP2001290393A (ja) 2000-04-06 2000-04-06 コピー装置の入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001290393A true JP2001290393A (ja) 2001-10-19

Family

ID=18618714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000105333A Pending JP2001290393A (ja) 2000-04-06 2000-04-06 コピー装置の入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001290393A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004233583A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Ricoh Co Ltd 複写機および複合機
JP2009210683A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Sharp Corp 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004233583A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Ricoh Co Ltd 複写機および複合機
JP2009210683A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Sharp Corp 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060139337A1 (en) Operation display device
JPH0226223B2 (ja)
US6571072B1 (en) Image forming method
JP3141395B2 (ja) 記録装置
US10310775B2 (en) Job processing apparatus, method of controlling job processing apparatus, and recording medium for audio guidance
EP3521936B1 (en) Display input device, image forming apparatus, control method for display input device
JP3757748B2 (ja) コピー装置の入力装置
JP2000047532A (ja) 画像形成装置、その表示制御方法、及び記録媒体
JP2012060287A (ja) 表示装置、画像形成装置及びプログラム
JP5624490B2 (ja) 原稿読取装置及び該装置を備えた複写装置
JP2001290393A (ja) コピー装置の入力装置
JP2007267254A (ja) 複合型画像形成装置及びこの装置の初期表示設定方法
JP2002120444A (ja) 画像形成装置
JP3314773B2 (ja) 記録装置
JPH0855228A (ja) 画像形成装置
CN111917928B (zh) 显示控制装置、具备其的图像形成装置以及显示控制方法
JP2002162867A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP3180912B2 (ja) 記録装置
JP3492791B2 (ja) 画像形成装置
JP5102637B2 (ja) 情報処理装置
JP5060276B2 (ja) 情報処理装置
JP2927027B2 (ja) 画像処理装置
JP3343280B2 (ja) 画像形成記憶装置
JPH03253890A (ja) 情報表示装置
JP2000215008A (ja) 画像処理装置