JP2001289732A - 表示画面の色情報検出方法及び表示色評価方法及びその装置並びに表示装置の製造方法及び表示装置 - Google Patents

表示画面の色情報検出方法及び表示色評価方法及びその装置並びに表示装置の製造方法及び表示装置

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JP2001289732A
JP2001289732A JP2000111864A JP2000111864A JP2001289732A JP 2001289732 A JP2001289732 A JP 2001289732A JP 2000111864 A JP2000111864 A JP 2000111864A JP 2000111864 A JP2000111864 A JP 2000111864A JP 2001289732 A JP2001289732 A JP 2001289732A
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Minako Morisato
美奈子 森里
Atsushi Mochizuki
望月  淳
Mineo Nomoto
峰生 野本
Hideaki Doi
秀明 土井
Tatsuo Horiuchi
立夫 堀内
Kazushi Yoshimura
和士 吉村
Yoshio Yoshihara
良夫 吉原
Katsuya Kimura
勝哉 木村
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示画面の表示色評価方法において、正確な色
情報を検出して高い色度検出精度が得られるようにする
こと、および、検査時の局所的な色むらの見落としをな
くし、色品質の高い表示装置を得ること、さらに、検査
時間を大幅に短縮して量産ラインの中で全数又は抜き取
りによる検査を可能にすること。 【解決手段】表示画面の表示色評価方法において、カラ
ー表示手段の表示画面を発光させ、この発光させた表示
画面を撮像し、撮像した表示画面の内の複数の箇所の分
光分布を測定し、撮像して得たデータと測定した分光分
布から得たデータとに基づいて表示画面の色情報を得、
この色情報を用いて表示色を評価するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーブラウン管
や液晶表示装置、プラズマデイスプレイ装置等のカラー
表示画面の色情報を検出する方法及びこの色情報から得
られる表示色の情報を評価する表示色評価方法及びその
装置並びにこの表示色評価方法を用いて表示装置を製造
する方法およびそれにより製造された表示装置に関わ
る。
【0002】
【従来の技術】光源色の測色方法としては、特開平6−
323910号公報に示される方法がある。この方法
は、受光素子と等色関数に相当する分光透過率をもつ光
学フィルタの組合せで測色装置を構成するものである。
また、色度の算出は、等色関数に相当する分光透過率を
もつ光学フィルタを通して受光素子に入力された信号を
ベースとして、これに予め三刺激値が既知である校正用
光源によって求めておいた校正係数を掛けて求めるもの
である。
【0003】また、ディスプレイの蛍光面の色度を検査
する方法としては、特開平9−159528号公報に示
されているように、一つの色差計を9点の計測ポイント
に順次移動させて統計的処理により色度を求めてその良
否を判定するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平6−3
23910号公報に示されている方法では、表示装置評
価時の色度の算出は、等色関数に相当する分光透過率を
もつ光学フィルタを通して受光素子に入力された信号を
ベースとして、これに予め三刺激値が既知である校正用
光源によって求めておいた校正係数を掛けて求めている
が、対象によっては、予め求めた校正係数では誤差が大
きくなり正確な評価ができなくなる場合も有り、対象に
よらず安定した色度評価を行うという点について、ま
た、表示面の全面に亙って均一な色度を有する表示画面
を得ることについて配慮されていなかった。
【0005】また、特開平9−159528号公報に示
されている方法では、1つの計測ポイントの色度情報
は、その計測ポイント内の平均的な情報としてしか得ら
れないので、表示画面を全面に亙って評価するためには
計測ポイントを増やさなければならないが、実用的に離
散的な9点に限定したポイント測定としているので、計
測ポイント以外の位置についての色度を判定することに
ついては、配慮されていなかった。
【0006】また、複数点計測するために一つのセンサ
を順次移動させるため、位置決めの煩雑さや計測するの
に時間がかかり、量産ライン上で短時間に計測するとい
うことについても、配慮されていなかった。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決して、正確な色情報を検出して高い色度検出精度
が得られるような、表示画面の表示色評価方法とその装
置を提供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、表示面全面を検査
することにより検査時の局所的な色むらの見落としをな
くし、色品質の高い表示装置を得ることにある。
【0009】また、本発明の目的は、検査時間を大幅に
短縮して量産ラインの中で全数又は抜き取りによる検査
を可能とする、表示画面の表示色評価方法とその装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、表示装置評価時の色度の算出におい
て、予め三刺激値が既知である校正用光源によって求め
た校正係数により、等色関数に相当する分光透過率をも
つ光学フィルタを通して受光素子に入力された信号を補
正する方法では、対象によっては誤差が大きくなり正確
な評価ができないという課題を解決する為に、分光分布
測定器を用いて対象ごとに分光分布を取得することにし
た。
【0011】色度の計測ポイントを離散的に測定してい
る為に、計測ポイントではない位置が判定基準を満たさ
ない場合には良否の判定を誤るという課題を解決するた
めに、撮像系を用いて全面の色情報を検出することにし
た。
【0012】また、複数点計測するために一つのセンサ
を順次移動させるため、位置決めの煩雑さや計測時間が
かかり量産ができずコストがかかるという課題を解決す
るために、撮像系の撮像視野が色情報検出領域の一辺の
長さより大きくなるように設定することにした。
【0013】色度の算出において、予め三刺激値が既知
である校正用光源によって求めた校正係数により、等色
関数に相当する分光透過率をもつ光学フィルタを通して
受光素子に入力された信号を補正する方法では、対象に
よっては誤差が大きくなり正確な評価ができないという
課題を解決する為に、分光分布測定器を用いて対象ごと
に分光分布を取得すれば、分光分布を参照することがで
きるので正確な色情報を検出することができる。
【0014】色度の計測ポイントを離散的な9点に限定
したポイント測定としているので計測ポイントではない
位置が判定基準を満たさない場合は良否の判定を誤ると
いう課題を解決するために、撮像系を用いて色情報検出
領域の全面を撮像すれば、計測もれがなくなるので、良
否判定の誤差が大幅に低減される。
【0015】また、複数点計測時の位置決めの煩雑さや
計測時間がかかるという課題を解決するために、撮像系
の撮像視野が色情報検出領域の一辺の長さより大きくな
るように設定することにより、移動時間が短縮するよう
にした。検出領域と撮像系の相対位置の移動は一次元で
すみ、場合によっては移動しなくてすむので、位置決め
の煩雑さや計測時間が大幅に低減され、量産が可能とな
り、コストの低減が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。
【0017】対象は2種類以上の原刺激により表示色を
生成するものであり、カラーで画面表示するブラウン
管、液晶表示装置、エレクトロルミネセンスを用いた表
示装置、プラズマディスプレイ、フィールドエミッショ
ンディスプレイ、投写型ブラウン管ディスプレイ、液晶
プロジェクタ等があり、これらがディスプレイやプロジ
ェクタに組み込まれる前のパネル表示面等の部品の状
態、またはディスプレイやプロジェクタとして組み込ま
れた状態において色情報を検出する。
【0018】〔実施例1〕まずカラーブラウン管のパネ
ルを対象とした実施例について説明する。以下、表示面
の色情報検出方法及び装置について説明する。
【0019】図1に装置構成を示す。内面にR(Re
d:赤)G(Green:緑)B(Blue:青)の三
色に対応するそれぞれの蛍光体が塗布されて形成された
表示面1'が形成されている対象パネル1に対して、光
源2より紫外線波長を含む光を照射してパネル1を発光
させ、パネル1を挟んで光源2と反対側に撮像系3及び
分光分布測定器4を配置する。
【0020】光源2には、紫外線蛍光灯や水銀ランプ等
を用いる。光源1の形状や個数は、撮像系3と分光分布
測定器4等の諸条件を考慮しながら、十分な明るさが得
られて撮像視野に適合するように設定すればよく、図示
した1個に限ることはない。
【0021】撮像系3は、撮像素子5と光学フィルタ6
を含み、結像用のレンズ7を加えてもよい。撮像素子5
には、ラインセンサやTDIセンサやCCDセンサ等を
用い、その撮像視野が少なくとも表示面1'一辺の長さ
より大きくなるようにするか、検出対象となる表示面
1'の任意の領域を含む大きさになるようにする。撮像
視野が表示面1'全面より小さい時には、撮像系3と表
示面1'の相対位置を変化させる手段を設ければ、撮像
視野のサイズに関わらず表示面1'全面の撮像が可能と
なる。
【0022】分光分布測定器4にはポリクロメータ、分
光器、分光計、分光光度計、分光測光器などを使用し、
表示面1'のある領域の分光分布を測定する。また、図
示していないが、分光分布測定器を複数配置してもよ
い。分光分布測定器4と表示面1'の相対位置を変化さ
せる手段を設ければ、任意の領域の分光分布の取得が可
能となる。図示したように、表示面1'移動手段8を設
け、撮像系3と分光分布測定器4の相対位置を一定に保
ち、支持体9に支持された表示面1'との相対位置移動
手段を兼用することも可能である。これらの移動手段の
詳細はモータとステージの組合せやコンベアや空圧シリ
ンダとガイドの組合せなど慣用の手段を用いて容易に実
現できるので、説明を省略する。相対位置検出部10に
おいて、移動速度と移動時間、または位置センサ等によ
り相対位置を算出し、表示面1'位置と撮像位置及び分
光分布取得位置との対応をとる。
【0023】撮像データと分光分布の測定データは、信
号インターフェース11、12を経てコンピュータ制御
部13に送られ、光量制御部14や撮像系制御部15、
分光分布測定器4の制御部16、表示面1'移動位置制
御部17等の他、色情報の算出、評価等を行い、これら
を記憶する。また、図示していないが、制御部16は信
号インターフェース12に含まれる場合も有る。ここ
で、算出された色情報が規定値から外れていた場合は、
デイスプレイ装置の組立てラインにおいてブラウン管パ
ネルをディスプレイに組み立てるときに、表示色の色補
正を行うべく、色情報に基づいて調整すべき内容が算出
され、出力される。或いは、色補正を行うべく調整すべ
き内容を算出するのは、ディスプレイ完成迄のいずれか
の工程で行われても良い。また、出力形態には、印刷す
る方式、電子媒体に記憶する方式、または磁気媒体に記
憶する方式などがあるが、何れの方式であってもよい。
【0024】表示色の色補正は、ガンマ特性等も考慮し
ながら、偏向位置に応じて電子銃から放射される電子線
の強度を制御して発光状態を調整し、規定値に入れるよ
うにする。前記求めたパネル1'の個々の表示面1'の色
情報や評価結果、必要に応じて調整指示、補正履歴や補
正内容等の情報は、対象パネルに搭載したバーコードや
メモリチップに、又は通信回線を通して記憶装置に対象
パネルを識別する情報と一緒に、記憶しておくことによ
り、製造ライン中の後工程又は完成品の検査や調整、更
には、出荷後の製品の調整などに、これらの情報を用い
ることが出来る。
【0025】図2に、撮像系3と分光分布測定器4の配
置を示す。撮像系3と分光分布測定器4の設置位置は、
撮像視野18と分光分布測定器4の測定領域19を確保
できるように、図2(1)や(2)、(3)、(4)な
どのように配置する。また、図示していないが、分光分
布測定器を複数配置してもよい。表示面1'全面(実際
には、表示面の外縁部又は四隅を検査の対象から除く場
合もあるが、本実施例では、これらの場合も含めて全面
と表現する)を測定するには、例えば、撮像系3にライ
ンセンサやTDIセンサ等の一次元の撮像素子を用いる
場合、撮像視野が少なくとも表示面1'一辺の長さより
大きくなるように設定し、表示面1'と撮像系3の相対
位置を変化させれば、表示面1'全面の撮像データを得
ることができる。また、CCDセンサ等の二次元の撮像
素子5を用いる場合は、表示面1'全面を撮像視野に入
れるように配置すれば、表示面1'や撮像系3を動かし
てこれらの相対位置を変化させる必要がなくなる。或い
は表示面1'全面が撮像視野に入らなくても、撮像視野
が少なくとも表示面1'一辺の長さより大きくなるよう
に設定して表示面1'と撮像系3の相対位置を変化させ
れば、表示面1'全面の撮像データを得ることができ
る。
【0026】一方、分光分布測定器4として用いる分光
器は、レンズや光ファイバ等により構成される集光用光
学系と 回折格子とダイオードアレイ等の光電変換素子
により構成され、得られた分光分布を電気信号に変換す
る信号処理部をもたせて、コンピュータやLSIチップ
等において色情報等を算出する演算処理をおこなう。分
光器と表示面1'の間に、光学フィルタを配置すること
もある。
【0027】図3から図6は、撮像視野と照明範囲を示
したものである。光源は点状のものでもでも線状のもの
でも面状のものでもよく、個数も限定しないが、光源に
より照明される範囲20は撮像視野18を含むか、或い
は照明範囲20を時系列的に変化させて表示面1'全面
の撮像が可能となるようにする。図3は、撮像視野と照
明範囲が伴って動く場合である。図4は、撮像視野は動
くが照明範囲は動かない場合である。図5は、撮像視野
も照明範囲も動かない場合である。図6は、撮像視野は
動かないが照明範囲が動く場合である。
【0028】図7から図10に、撮像系3の構成を示
す。撮像系3を構成するRGBそれぞれに対応する各蛍
光体からの発光を分離するための光学フィルタ21は、
UVIRカットフィルタ、バンドパスフィルタ等の他N
Dフィルタ等とする。バンドパスフィルタは干渉フィル
タ、色ガラスフィルタ、ゼラチンフィルタ、プラスティ
ックフィルタ等とし、 RGBそれぞれに対応する各蛍
光体の発光特性に対応するものとする。一次元の撮像系
の場合、図7のように、各蛍光体の発光特性に対応する
各光学フィルタ(この例では、バンドパスフィルタ)2
1とレンズ群7とを組合わせて、一つのセンサの撮像素
子の配列22上に、各バンドパスフィルタ21で分離し
たRGBそれぞれの色に対応する像を、それぞれの色ご
とに、結像位置23〜25に独立して結像させる。
【0029】図8は、各バンドパスフィルタ21とレン
ズ群7とを対応させて複数のセンサの撮像素子の配列2
6〜28にそれぞれ各結像位置29〜31をもうける場
合である。これらは、同一の撮像視野18をもつように
しても良いし、図9のように異なる撮像視野をもち、時
系列的に視野を合わせる方法もある。また、図10のよ
うにレンズ群7は一つで、各バンドパスフィルタ21を
順次切り替えて時系列的に結像させるのであれば、各結
像位置は独立していなくてもよい。その他に、同一の撮
像視野に対して、一つのレンズ群と各バンドパスフィル
タとダイクロイックミラーを対応させて、複数のセンサ
の撮像素子の配列にそれぞれ各結像位置を設ける方法も
ある。
【0030】二次元撮像系の場合は、図7、図8、図9
に示すように、各センサの撮像素子に表示面1'のある
領域または、表示面1'全面を結像させる。また、図1
0のようにレンズ群7は一つで各バンドパスフィルタを
順次切り替えて時系列的に結像させてもよい。その他
に、レンズ群7は一つで、各バンドパスフィルタとダイ
クロイックミラーを対応させて、各センサの撮像素子に
表示面1'のある領域または、表示面1'全面を結像させ
る方法がある。バンドパスフィルタの配置については、
例えば図11の(1)、(2)、(3)、(4)に示す
ようなものが考えられ、時系列的に撮像する場合は、ホ
ルダ32を移動させてフィルタを切り替える。また、撮
像系3の次元、光学フィルタの配置に関わらず、補助用
のバンドパスフィルタを加えて、蛍光体の種類よりバン
ドパスフィルタの種類が多くなってもよい。UVIRカ
ットフィルタ、NDフィルタ等は撮像素子と表示面1'
との間に配置する。
【0031】以下、表示面1'の色度算出方法及び評価
方法について説明する。
【0032】まず、表色系においてそのベースとなるの
は原刺激の量であり、3個の原刺激の量を示す三刺激値
は、JIS Z8724に記載の三刺激値の計算方法に
より、一定の波長間隔で得られた試料光源の分光分布の
値とXYZ表色系の等色関数の値の積をある波長域で積
分し、定数倍することにより与えられる。従って、表示
面1'上の任意の点の三刺激値は、一定の波長間隔で分
光分布を求め、波長λにおける分光分布と等色関数の積
をある波長域で積分し、係数を適当に定めることにより
算出することができる。
【0033】色情報は、上記により算出された三刺激値
をベースに算出可能なものとする。例えば、JIS Z
8724に記載の三刺激値の計算方法により測光量が算
出可能であり、JIS Z8724に記載の色度座標の
計算方法により色度座標x,y及びx10,y10が算出可
能であり、JIS Z8729に記載の色度座標の計算
方法によりCIE1976USC色度座標u’,v’及
びu10’,v10’が算出可能である。また、JIS Z
8701によりXYZ表色系で定義された値、JIS
Z8729によりL表色系に定義された値、
表色系で定義された値などが算出可能であ
る。本明細書では、色度座標x,y及びx10,y10と色
度座標u’,v’およびL表色系、L
表色系を便宜上まとめて、色度座標と記すことにす
る。
【0034】次に分光分布の算出方法について説明す
る。例えば、蛍光体がRGBそれぞれに対応する3種類
であるとき、波長λにおける各蛍光体の分光分布をそれ
ぞれr(λ)、g(λ)、b(λ)とすれば、表示面1'
上の点(i,j)の分光分布W(λ,i,j)は、各色
の分光分布r(λ)、g(λ)、b(λ)と各色の分光分
布に対応する係数Kn(i,j)の積として、(数1)
の形で表される。
【0035】 W(λ,i,j)=K0(i,j)r(λ)+K1(i,j)g(λ)+K2(i,j) b(λ) ・・・(数1) 各色の分光分布r(λ)、g(λ)、b(λ)が得られて
既知とすれば、未知数Kn(i,j)(n=0〜2)
は、任意の異なる3点以上の測定点で分光分布を測定す
ることにより求めることができる。同様に、蛍光体の種
類がm種類の場合は未知数Kn(i,j)(n=0〜m
−1)を任意の異なるm点以上の測定点で分光分布を測
定して求める。
【0036】一方、表示面1'上の点(i,j)を撮像
して得られた画像の明るさは、表示面1'上の点(i,
j)の分光分布に光学フィルタ21を含めた撮像系3に
おける分光感度と撮像系等に依存するオフセットやゲイ
ン等を考慮した測光量にあたる。
【0037】従って、撮像系3によって得られた表示面
1'上の点(i,j)の階調値は、波長λにおける光学
フィルタ21を含めた撮像系3の分光感度と波長λにお
ける表示面1'上の点(i,j)の分光分布の積をある
波長域で積分し、撮像系3等に依存するオフセットとゲ
インを加味して与えられる。また、表示面1'上の点
(i,j)の分光分布は数式1で与えられるから、撮像
系3のオフセットを考慮した後の表示面1'上の点
(i,j)の階調値はKn(i,j)とその係数Anの
線形結合で表すことができる。
【0038】蛍光体がm種類の場合、m種類以上のバン
ドパスフィルタにより表示面1'上の点(i,j)を撮
像してm種類以上の階調値を得た場合、分光分布の測定
を表示面1'の異なるm以上の点で行うことによって、
Kn(i,j)、Anを求めることができる。分光分布
非測定点の分光分布はAnと撮像系3によって得られる
表示面1'全ての点(i,j)の階調値から求めればよ
い。
【0039】このようにして、分光分布非測定点を含め
た表示面1'全ての点(i,j)の分光分布を得ること
ができるようになる。例えば、バンドパスフィルタ21
が3種類で蛍光体の種類が3種類の場合は、表示面1'
上の異なる3点以上の分光分布を測定すればよい。但
し、各バンドパスフィルタ21の透過波長が分離されて
いるときには、撮像における混色は起こらないので、分
光分布の測定点は表示面1'上の任意の1点以上という
ことになる。また、必要に応じて、光源の明るさむら、
撮像系3の明るさむら、撮像系3の色収差、表示面1'
保護ガラスの分光透過率、表示面1'の面形状等を考慮
する場合、これらを考慮した分光分布あるいは階調値の
補正を行うこともある。
【0040】また、分光分布測定器4の出力測定値の波
長間隔は5nm以下とする。図12、図13は三刺激値
の算出精度と分光分布測定器4の出力測定値の波長間隔
を説明するものである。例えば、図12のように5nm
から10nmの狭い波長域で急峻な変化をもつ分光分布
の場合には、波長間隔が5nmでは33や34のような
変化点には対応しきれず、図13のように本来の分布と
は異なった形状に認識してしまう場合があり、この分布
形状から求めた三刺激値は精度の悪いものとなってしま
う。このような場合に2.5nm以下の波長間隔で分光
分布を測定すれば、急峻な変化をとらえることができる
のでより精度の高い三刺激値を得ることができる。例え
ば、波長間隔が2.4nmといったように5nmより短
い場合には、JIS Z8724付表1又は付表2の等
色関数の値から補間して対応する等色関数の値を求め
て、前述した三刺激値を算出すればよい。
【0041】次に、表示色の評価方法について説明す
る。前述の検査装置により検出した表示面1'内の任意
の点の色度座標を表示した色度図上に半径Rの領域Sを
設けて、検出した表示面1'内の任意の点の色度座標が
領域Sの外か否かを良否判定の基準とする方法で行う。
例えば、表示面1'全面において格子点を設定し、この
格子点の色度座標と領域Sの中心となる色度座標との距
離を求め、領域Sの半径Rと比較して評価を行う。また
は、任意の2点の格子点で求めた色度座標に対して2点
間のユークリッド距離またはJIS Z8730により
色差などを算出し、これらの値の平均値や最大値や最小
値や分散や偏差などの統計量を求めて、表示色の評価を
行ってもよい。
【0042】格子点の間隔は任意であるが、より狭い間
隔で設定することが望ましい。
【0043】図14は、本実施例で格子点をk個とする
場合であり、点P1〜Pk(P12〜Pkは記号を図示
せず)は各格子点を示す。前述したように、バンドパス
フィルタが3種類で蛍光体が3種類の場合に表示面1'
上の異なる3点以上の分光分布を測定すれば三刺激値を
求めることができるから、この場合P1〜P3を分光分
布測定器4により表示面1'の分光分布を測定する任意
の3点とし、P4〜Pkは撮像系3の階調値とP1〜P
3の分光分布より色情報を算出する点とする。図15に
は、本発明との比較のために、離散的な複数の測定点で
表示面1'を測定する場合を示す。離散的な9箇所の測
定点を、P1〜P9で表している。測定しない任意の点
(図示せず)をP10〜Pkとする。
【0044】図16、図17は、評価基準である半径R
の領域S及び色度座標に換算した各点の色情報をu’
v’色度図上に示したものであり、図16は評価が良判
定のとき、図17は評価が否判定のときを示している。
【0045】例えば、図14に示した実施例の場合、図
16のC1〜Ck(C12〜Ck-2は記号を図示せず点のみ
表示)は、図14で示したk個の各格子点P1〜Pkの
色度座標に対応し、k個の各格子点P1〜Pkの色度座
標はすべて領域Sに含まれている状態である。これは、
領域Sの半径Rを基準とする評価において表示面1'全
体の色の均一性がとれており、品質の良い表示面1'を
提供していることになる。
【0046】また、図17のように、C1〜C9が領域S
内に存在し、C10〜Ck(C12〜Ck-2は記号を図示せず
点のみ表示)が領域Sの外部に存在する場合には、表示
面1'全体の色の均一性がとれておらず、品質の悪い表
示面1'ということになるが、前述した調整方法によっ
て、図16のように、領域Sの外側の点をなくすように
調整すれば、品質の良い表示面1'を提供することがで
きる。
【0047】しかし、図15に示す従来技術のような離
散的な測定点で測定した場合には、図17に示すよう
に、9個の測定点P1〜P9の色度座標に相当するC1
〜C9がすべて領域S内に存在する状態であっても、非
測定点P10〜Pkの色度座標に対応するC10〜Ck
領域Sの外に存在している場合がある。この場合、非測
定点C10〜Ckの測定値がわからないので、非測定点を
領域S内に入るように調整することができず、全面に亙
って品質の良い表示面1'を安定して提供することは難
しい。
【0048】このように、本実施例に示したような、任
意の3点以上の分光分布と、撮像系3で撮像して得た表
示面1'全面の階調値とを用いて、表示面1'全面に亘る
各点の色情報とその分布とを算出する方法を採用した場
合、表示面1'の離散的な複数の箇所(上記した例では
9箇所)のみの色度を測定した場合に比べて、評価精度
を大きく向上させることができ、品質の良い表示面1'
を安定に提供することが可能になる。
【0049】次に、領域Sの中心座標及び半径Rの設定
と表示面1'の色温度について説明する。
【0050】表示面1'の色度は、表示面1'の色温度が
異なると変化するため、評価基準となる領域Sの中心座
標と半径Rの設定は、表示面1'の色温度を考慮して行
えばより高精度な評価が可能となる。例えば、表示面
1'の色温度が6100K〜6950Kに設定されてい
る場合、色度座標は(u’,v’)=(0.198,0.
469)に相当するから、これを基準座標として、中心
となるよう領域Sを設定する。同様に、表示面1'の色
温度が8500K〜10250Kに設定されている場合
は、色度座標(u’,v’)=(0.189,0.44
6)が中心座標となるように領域Sを設定し、6980
K〜8100Kに設定されている場合は、色度座標
(u’,v’)=(0.194,0.459)が中心座標
となるように領域Sを設定し、4700K〜5350K
に設定されている場合は、色度座標(u’,v’)=
(0.209,0.488)が中心座標となるように領
域Sを設定する。
【0051】半径Rの設定と良否の判定についは、以下
のようになる。
【0052】半径Rは、表示面の色の均一性を評価する
ための基準となるものであり、TCO’99( The Swe
dish Confederation of Professional Employees(スウ
ェーデン労働者団体 )が1999年に制定したデイス
プレイに関する要求・推奨項目)における、Δu’v’
に相当する。TCO’99において均一性の評価基準と
して要求しているΔu’v’の値は0.01以下であ
り、また推奨している値は0.005である。ここでΔ
u’v’とRとは同じ値を示すから、Δu’v’の値が
0.01以下の評価基準に対しては、Rも0.01以下
であり、Δu’v’の値が0.005以下の推奨値に対
しては、Rも0.005以下に設定すればよい。
【0053】例えば、色温度が6100K〜6950K
に設定されている場合に (u’,v’)=(0.19
8,0.469)が領域Sの中心座標であるとすれば、
RをTCO’99の要求値である0.01と設定した
場合には、 (u’,v’)=(0.209,0.48
0)で示される表示色は否判定となるが、色度座標
(u’,v’)=(0.204,0.475)で表される
表示色は良判定となる。また、RをTCO’99の推奨
値である0.005と設定した場合は、 (u’,v’)
=(0.204,0.475)で表される表示色は否判
定となるが、色度座標(u’,v’)=(0.202,
0.473)で表される表示色は良判定となる。一方、
TCO’99の要求値よりは大きいが、実用的な評価基
準値としてRを0.03に設定した場合は、例えば
(u’,v’)=(0.229,0.500)で示される
表示色は否判定となるが、色度座標(u’,v’)=
(0.209,0.480)で表される表示色は良判定
となる。
【0054】色温度4700K〜5350K、6980
K〜8100K、8500K〜10250Kの各場合に
ついても同様であるので省略する。
【0055】上記は、設定した領域Sの半径Rを小さく
すれば評価基準が厳しくなり、表示面1'全面で検出し
た色度座標のうち、領域Sの外に存在するものが少ない
程、より均一性のある高品質な表示面であることを意味
している。また、表示面1'全面において、色度座標を
得られる点が多ければ多いほどよいが、実際には有限で
あるから、良否判定は、例えば以下の場合のように、領
域Sの外に存在するものの比率を設定して決定する方法
が考えられる。
【0056】(a)表示面1'の色度座標で、領域Sの
外に存在するものが0%の場合を、良判定とする。
【0057】(b)表示面1'の色度座標で、領域Sの
外に存在するものが1%以下の場合を、良判定とする。
【0058】(c)表示面1'の色度座標で、領域Sの
外に存在するものが3%以下の場合を、良判定とする。
【0059】(d)表示面1'の色度座標で、領域Sの
外に存在するものが5%以下の場合を、良判定とする。
【0060】(e)表示面1'の色度座標で、領域Sの
外に存在するものが10%以下の場合を、良判定とす
る。
【0061】(f)表示面1'の色度座標で、領域Sの
外に存在するものが15%以下の場合を、良判定とす
る。
【0062】(g)表示面1'の色度座標で、領域Sの
外に存在するものが20%以下の場合を、良判定とす
る。
【0063】上記(a)〜(g)の判定においては、領域
Sの外に存在する点を、表示画面上の実際の位置に応じ
て重みを付けて評価してもよい。また、表示画面上の領
域に応じて(a)〜(g)の判定を使い分けてもよい。
【0064】または、例えば、上記(a)〜(g)のよ
うな基準で表示面1'の品質を分類し、計測の終わった
ブラウン管パネルのうち、良判定とされた物だけを計測
値又はこの分類した表示特性に関する情報と共に次工程
に送り、良判定とされなかった物は、計測値又は分類し
た表示特性に関する情報と共に修正工程に送って、不良
個所を修正した後に、良判定とされた物と同じ次工程へ
送るようにすることもできる。このとき、表示に関する
情報は、ブラウン管パネルに直接添付してもよく、また、
外部記憶手段に計測した個々のブラウン管パネルを識別
する情報と共に記憶しておき、必要に応じて外部記憶手
段に記憶しておいた情報を取り出すようにしてもよい。
また、表示面1'の輝度を100cd/m2とし、分光分
布の測定領域をφ9〜10mmとして測定し、表示面
1'を撮像して得た画像データと共に上記説明したよう
な処理をして色度座標平面内での表示面1'の各点の位
置を求め、領域Sの半径をR=0.005またはR=
0.01として良否を判定すればTCO’99の基準に
基づく表示面の選別が出来、この判定基準により良判定
となった表示面1'または表示装置は、TCO’99に
準拠した品質が保証される。
【0065】また、上記のように評価することにより、
領域Sから外れた点の表示面1'上の位置とどの程度ず
れているかという情報を、容易に得ることが出来る。そ
して、この情報又はこの情報に基づく表示面の修正すべ
き内容に関する情報、修正作業指示情報などを、検査装
置のモニタ画面上に、又はプリンタ等に出力して表示す
ることにより、当該表示面の修正を、容易に行うことが
出来る。
【0066】また、上記した評価の結果として、図1に
は図示していないモニタ画面上に、表示面1'の表示の
均一性に関する情報、例えば各表示色ごと又はそれらを
合成した色の表示面1'の全面での分布の情報を表示す
ることが出来る。またその情報を、記憶手段に記憶させ
ておけば、必要に応じて読み出すこともできる。
【0067】〔実施例2〕次に、ブラウン管ディスプレ
イを対象とした場合の実施例について説明する。
【0068】図18に装置構成を示す。ディスプレイ1
00を検査対象の表示色で発光させ、撮像系3及び分光
分布測定器4を配置する。撮像系3は撮像素子5と光学
フィルタ6を含み、結像用のレンズ7を加えてもよい。
撮像素子5にはラインセンサやTDIセンサやCCDセ
ンサ等を用い、その撮像視野が少なくともディスプレイ
表示面100'の一辺の長さより大きくなるようにする
か、検出対象となるディスプレイ表示面100'の任意
の領域を含む大きさになるようにする。撮像視野がディ
スプレイ表示面100'全面より小さい時には、撮像系3
とディスプレイ100の相対位置を変化させる手段を設
ければ、撮像視野のサイズに関わらずディスプレイ表示
面100'全面の撮像が可能となる。また、ディスプレ
イ100の走査スピードと撮像系3の撮像のタイミング
を考慮する。
【0069】分光分布測定器4には、ポリクロメータ、
分光器、分光計、分光光度計、分光測光器などを使用
し、ディスプレイ表示面100'のある領域の分光分布
を測定する。また、図示していないが、分光分布測定器
を複数配置してもよい。分光分布測定器4とディスプレ
イ100の相対位置を変化させる手段を設ければ、任意
の領域の分光分布の取得が可能となる。図示したよう
に、ディスプレイ移動手段8を設け、撮像系3と分光分
布測定器4の相対位置を固定して、支持体9に支持され
たディスプレイ100との相対位置移動手段を兼用する
ことも可能である。これらの移動手段の詳細はモータと
ステージの組合せやコンベアや空圧シリンダとガイドの
組合せなど慣用の手段を用いて容易に実現できるので、
説明を省略する。
【0070】相対位置検出部10において、移動速度ま
たは位置センサ等により相対位置を算出し、ディスプレ
イ表示面100'の位置と撮像位置及び分光分布取得位
置との対応をとる。撮像データと分光分布の測定データ
は、信号インターフェース11、12を経てコンピュー
タ制御部13に送られ、ディスプレイ光量制御部14や
撮像系制御部15や分光分布測定器4の制御部16やデ
ィスプレイ移動位置制御部17や等の他、色情報の算
出、評価等を行い、これらを記憶する。また、図示して
いないが、制御部16は信号インターフェース12に含
まれる場合も有る。ここで算出された色情報が規定値か
ら外れていた場合は、表示色の色補正を行うべく調整す
べき内容を算出し、出力し、調整する。また、出力形態
は印刷、電子媒体、磁気媒体等限定しない。
【0071】表示色の色補正は、ガンマ特性等も考慮し
ながら、偏向位置に応じて電子銃から放射される電子線
の強度を制御して発光状態を調整し、規定値に入れるよ
うにする。対象ディスプレイにはバーコードやメモリチ
ップを搭載して、個々の色情報や判定結果や、必要に応
じて調整指示、補正履歴や補正内容等の対応をとること
が可能なようにする。
【0072】分光分布測定器4の構成、撮像系3と分光
分布測定器4の配置、撮像系3の構成、光学フィルタ6
の配置、色情報の算出方法、評価方法、評価結果の取り
扱い等については、実施例1で説明したブラウン管パネ
ル1の場合と同様である。
【0073】ブラウン管デイスプレイを実施例1で説明
したのと同じ方法で評価することにより、表示面の全面
に亙って実施例1で説明した(a)から(f)の何れか
の評価基準で良と判定されたものだけを、または(a)
から(f)の何れの評価基準で良と判定された物である
かを、すなわち表示面の表示特性に関する品質を分類し
て(場合によっては、この表示特性に関する情報を添付し
て)商品として出荷することが出来、高品質な表示面を
備えたブラウン管デイスプレイを安定に供給することが
可能になる。
【0074】また、表示面100'の輝度を100cd
/m2とし、分光分布の測定領域をφ9〜10mmとし
て測定し、表示面100'を撮像して得た画像データと
共に上記説明したような処理をして色度座標平面内での
表示面100'の各点の位置を求め、領域Sの半径をR
=0.005またはR=0.01として良否を判定すれ
ばTCO’99の基準に基づく表示面の選別が出来、こ
の判定基準により良判定となった表示面100'を備え
たブラウン管デイスプレイは、TCO’99に準拠した
品質が保証される。
【0075】〔実施例3〕次に、液晶パネル200を対
象とした場合の実施例について説明する。図19に装置
構成を示す。表示面200'が形成されている対象パネ
ル200に対して、光源2より光を照射してパネル20
0を発光させ、パネル200を挟んで光源2と反対側に
撮像系3及び分光分布測定器4を配置する。光源2には
蛍光灯等を用いるが、光源2の形状や個数は、撮像系3
と分光分布取得手段等の諸条件を考慮しながら、十分な
明るさが得られて撮像視野に適合するように設定すれば
よく、図示した1個に限ることはない。撮像系3は撮像
素子5と光学フィルタ6を含み、結像用のレンズ7を加
えてもよい。撮像素子5にはラインセンサやTDIセン
サやCCDセンサ等を用い、その撮像視野が少なくとも
表示面一辺の長さより大きくなるようにするか、検出対
象となる表示面面の任意の領域を含む大きさになるよう
にする。
【0076】撮像視野が表示面200'全面より小さい
時には、撮像系3と表示面200'の相対位置を変化さ
せる手段を設ければ、撮像視野のサイズに関わらず表示
面200'全面の撮像が可能となる。分光分布測定器4
にはポリクロメータ、分光器、分光計、分光光度計、分
光測光器などを使用し、表示面200'のある領域の分
光分布を測定する。
【0077】分光分布測定器4と表示面200'の相対
位置を変化させる手段を設ければ、任意の領域の分光分
布の取得が可能となる。図示したように、表示面移動手
段8を設け、撮像系3と分光分布測定器4の相対位置を
一定に保ち、支持体9に支持された表示面200'との
相対位置移動手段を兼用することも可能である。これら
の移動手段の詳細は、モータとステージの組合せやコン
ベアや空圧シリンダとガイドの組合せなど慣用の手段を
用いて容易に実現できるので説明を省略する。
【0078】相対位置検出部10において、移動速度と
移動時間、または位置センサ等により相対位置を算出
し、表示面200'の位置と撮像位置及び分光分布取得
位置との対応をとる。撮像データと分光分布の測定デー
タは、信号インターフェース11、12を経てコンピュ
ータ制御部13に送られ、光量制御部14や撮像系制御
部15や分光分布測定器4の制御部16や表示面移動位
置制御部17等の他、色情報の算出、評価等を行い、こ
れらを記憶する。また、図示していないが、分光分布測
定器を複数配置してもよい。
【0079】ここで、算出された色情報が規定値を外れ
ていた場合は、液晶パネル200をディスプレイに組み
立てるときに表示色の色補正を行うべく調整すべき内容
を算出し、出力する。或いは、色補正を行うべく調整す
べき内容を算出するのは、ディスプレイ完成迄のいずれ
かの工程で行われても良い。また、出力形態は印刷、電
子媒体、磁気媒体等限定しない。
【0080】表示色の色補正は、ガンマ特性等も考慮し
ながら、偏光角の制御によって発光状態を調整し、規定
値に入れるようにする。対象パネルにはバーコードやメ
モリチップを搭載して、個々の表示面の色情報や判定結
果、必要に応じて調整指示、補正履歴や補正内容等の情
報を記録し、対応が可能となるようにする。
【0081】分光分布測定器4の構成、撮像系と3分光
分布測定器4の配置、撮像視野と照明範囲の関係、撮像
系3の構成、光学フィルタ6の配置、色情報の算出方
法、評価方法、評価結果の表示等については、実施例1
で説明したブラウン管パネル1の場合と同様である。但
し、前記ブラウン管パネル1の場合の蛍光体を、液晶パ
ネルを構成している光学フィルタ等におきかえて考え
る。
【0082】液晶パネル200を組み込んだ液晶デイス
プレイ装置の表示面の測定、評価についても、図19に
示した構成で行うことが出来る。但し、この場合、液晶
デイスプレイ装置自身で表示面を発光させることが出来
るので、光源2は不要である。
【0083】プラズマディスプレイの場合については、
ブラウン管ディスプレイの場合とほぼ同様であるが、表
示色の色補正は、紫外線励起ガスの放電時間の制御によ
り行えばよい。
【0084】液晶デイスプレイ装置やプラズマデイスプ
レイを、実施例1で説明したのと同じ方法で評価するこ
とにより、表示面の全面に亙って実施例1で説明した
(a)から(f)の何れかの評価基準で良と判定された
ものだけを、または(a)から(f)の何れの評価基準
で良と判定された物であるかを、すなわち表示面の品質
を分類して商品として出荷することが出来、高品質な表
示面を備えた液晶デイスプレイ装置またはプラズマデイ
スプレイを安定に供給することが可能になる。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、分光分布測定器を用い
て対象ごとに分光分布を取得するので、分光分布を参照
して正確な色情報を検出することができ、高い色度検出
精度が得られるので、表示画面の表示色の評価精度を向
上させることができる。
【0086】また、撮像系を用いて色情報検出領域の全
面を撮像し、表示面全面の色情報を検出するので、表示
色の評価において局所的な色むらの見落としが少なくな
り、色品質の高い表示装置を得ることができる。
【0087】更に、位置決めの煩雑さを低減し、検査時
間を大幅に短縮することができるので、量産ラインの中
で全数又は抜き取りによる検査が可能となり、高品質で
しかも品質にばらつきの少ない表示装置を提供すること
が可能となる。
【0088】更に、本発明による表示面の検査の結果を
プロセスにフィードバック、又はフィードフォワードす
ることによりプロセスが改善し、調整工程の工数を削減
することが出来るので、製造原価を低減することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象をブラウン管パネルとした場合の
装置構成概略の正面図である。
【図2】本発明の撮像系と分光分布測定器の配置を示し
た正面図である。
【図3】本発明の撮像視野と照明範囲を示した平面図で
ある。
【図4】本発明の撮像視野と照明範囲を示した平面図で
ある。
【図5】本発明の撮像視野と照明範囲を示した平面図で
ある。
【図6】本発明の撮像視野と照明範囲を示した平面図で
ある。
【図7】本発明の撮像系の構成を示した正面図である。
【図8】本発明の撮像系の構成を示した正面図である。
【図9】本発明の撮像系の構成を示した正面図である。
【図10】本発明の撮像系の構成を示した正面図であ
る。
【図11】本発明の光学フィルタの配置を示した平面図
である。
【図12】本発明の分光分布測定時の波長精度を説明す
る図である。
【図13】本発明の分光分布測定時の波長精度を説明す
る図である。
【図14】本発明の色度座標算出位置を示す平面図であ
る。
【図15】従来技術の色度座標算出位置を示す平面図で
ある。
【図16】本発明による評価基準を示した図である。
【図17】本発明による評価基準を示した図である。
【図18】本発明の対象をブラウン管ディスプレイとし
た場合の装置構成概略の正面図である。
【図19】本発明の対象を液晶パネルとした場合の装置
構成概略の正面図である。
【符号の説明】
1・・・表示装置 2・・・光源 3・・・撮像系 4
・・・分光分布測定器 5・・・撮像素子 6・・・光学フィルタ 7・・・レン
ズ 8・・・移動機構 9・・・支持体 10・・・ 相対位置検出部 11、
12・・・信号インターフェース 13・・・コンピュータ
制御部 14・・・光量制御部 15・・・撮像系制御
部 16・・・分光分布測定器制御部 17・・・表示
装置位置制御部 18・・・撮像視野 19・・・分光分布の測定領域
20・・・照明範囲 21・・・バンドパスフィルタ 22、26〜28、2
9〜31・・・撮像素子の配列 23〜25・・・結像位
置 32・・・ホルダ 33、34・・・変化点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野本 峰生 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 土井 秀明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 堀内 立夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 吉村 和士 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 吉原 良夫 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 木村 勝哉 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA13 DA22 DA32 DA34 DA35 DA52 DA65 2G086 GG04 5C012 AA02 BE01 BE03 5C022 AA01 AB13 AC42 AC54 AC55

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー表示手段の表示画面を撮像し、 該撮像した表示画面の内の複数の箇所の分光分布を測定
    し、 前記撮像して得たデータと前記測定した分光分布から得
    たデータとに基づいて前記表示画面の色情報を得ること
    を特徴とする表示画面の色情報検出方法。
  2. 【請求項2】前記分光分布の複数の測定箇所が、3個所
    以上であることを特徴とする請求項1記載の表示画面の
    色情報検出方法。
  3. 【請求項3】前記色情報が、測光量と色度座標の情報と
    を含むことを特徴とする請求項1記載の表示画面の色情
    報検出方法。
  4. 【請求項4】前記表示画面の撮像を、該表示画面を複数
    の領域に分けて、該分けたそれぞれの領域毎に撮像する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示画面の色情報検出
    方法。
  5. 【請求項5】カラー表示手段の表示画面を撮像し、 該撮像した表示画面の内の複数の箇所の分光分布を測定
    し、 前記撮像して得たデータと前記測定した分光分布から得
    たデータとに基づいて前記表示画面内の表示色の分布に
    関する情報を得ることを特徴とする表示画面の表示色評
    価方法。
  6. 【請求項6】前記得た表示画面内の表示色の分布に関す
    る情報を、モニタ画面又はプリンタに出力することを特
    徴とする請求項5記載の表示画面の表示色評価方法。
  7. 【請求項7】前記得た表示画面内の表示色の分布に関す
    る情報を、記憶手段に記憶させることを特徴とする請求
    項5記載の表示画面の表示色評価方法。
  8. 【請求項8】前記表示画面の撮像を、該表示画面を複数
    の領域に分けて、該分けたそれぞれの領域毎に撮像する
    ことを特徴とする請求項5記載の表示画面の表示色評価
    方法。
  9. 【請求項9】前記表示画面内の表示色の分布に関する情
    報は、前記撮像して得たデータと前記測定した分光分布
    から得たデータとを用いて求めた前記表示画面の色情報
    から得ることを特徴とする請求項5記載の表示画面の表
    示色評価方法。
  10. 【請求項10】表示手段の表示画面を撮像し、 前記表示画面の複数の箇所の分光分布を測定し、 該測定して得た前記表示画面の複数の箇所の分光分布の
    情報を用いて前記撮像した面の分光分布を算出し、 前記撮像して得たデータと前記算出した分光分布のデー
    タとを用いて前記表示画面の色情報を得、 該得た色情報に基づいて前記表示画面内の表示色の分布
    を求め、 該求めた表示画面内の表示色の分布に関する情報を出力
    することを特徴とする表示画面の表示色評価方法。
  11. 【請求項11】前記色情報が、測光量と色度座標の情報
    とを含むことを特徴とする請求項10記載の表示画面の
    表示色評価方法。
  12. 【請求項12】前記出力した表示色の分布に関する情報
    を前記カラー表示手段に対応させて記憶することを特徴
    とする請求項10記載の表示画面の表示色評価方法。
  13. 【請求項13】表示手段の表示画面の全面を複数の所定
    の光の波長域毎に分離して撮像し、 前記表示画面の複数の箇所の分光分布を測定し、 前記複数の所定の光の波長域毎に分離して撮像して得た
    データと前記分光分布を測定して得たデータとを用いて
    前記表示画面の色情報を得、 該得た色情報から前記表示画面の表示色の分布を評価す
    ることを特徴とする表示画面の表示色評価方法。
  14. 【請求項14】カラー表示手段の表示画面を撮像する撮
    像手段と、 前記表示画面の内の複数の箇所の分光分布を測定する分
    光分布測定手段と、 前記撮像手段で撮像して得た前記表示画面の画像データ
    と前記分光分布測定手段で測定して得た前記表示画面の
    内の複数の箇所の分光分布のデータとに基づいて前記表
    示画面の表示色を評価する表示色評価手段とを備えたこ
    とを特徴とする表示画面の表示色評価装置。
  15. 【請求項15】前記表示色評価手段は、前記撮像手段で
    撮像して得た前記表示画面の画像データと前記分光分布
    測定手段で測定して得た前記表示画面の内の複数の箇所
    の分光分布のデータとに基づいて前記表示画面の色情報
    を算出する色情報算出部と、該色情報算出部で算出した
    前記表示画面の色情報を用いて前記表示画面の表示色を
    評価する表示色評価部とを有することを特徴とする請求
    項14に記載の表示画面の表示色評価装置。
  16. 【請求項16】前記表示色評価手段で評価した結果を表
    示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1
    4に記載の表示画面の表示色評価装置。
  17. 【請求項17】前記表示色評価手段で評価した結果を外
    部の記憶手段に出力する出力手段を更に備えたことを特
    徴とする請求項14に記載の表示画面の表示色評価装
    置。
  18. 【請求項18】カラー表示手段の表示画面を撮像する撮
    像手段と、 前記カラー表示手段の表示画面の分光分布を測定する分
    光分布測定手段と、 前記カラー表示手段の表示画面と前記分光分布測定手段
    とを相対的に移動させる移動手段と、 前記撮像手段で撮像して得た前記表示画面の画像データ
    と前記移動手段で前記カラー表示手段の表示画面と前記
    分光分布測定手段とを相対的に移動させながら前記分光
    分布測定手段で測定して得た前記表示画面の内の複数の
    箇所の分光分布のデータとに基づいて前記表示画面の表
    示色を評価する表示色評価手段とを備えたことを特徴と
    する表示画面の表示色評価装置。
  19. 【請求項19】前記表示色評価手段で評価した結果を表
    示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1
    8に記載の表示画面の表示色評価装置。
  20. 【請求項20】前記表示色評価手段で評価した結果を外
    部の記憶手段に出力する出力手段を更に備えたことを特
    徴とする請求項18に記載の表示画面の表示色評価装
    置。
  21. 【請求項21】カラー画像を表示する表示画面を備えた
    表示装置を製造する方法であって、前記表示画面を撮像
    して前記表示画面の画像データを得、前記表示画面の複
    数の箇所の分光分布を測定し、 前記撮像して得た画像データと前記測定した分光分布か
    ら得たデータとに基づいて前記表示画面の色情報を得、 該得た色情報に基づいて前記表示画面を評価し、該評価
    した結果に応じて前記表示装置を処理する次の工程を選
    択することを特徴とする表示装置の製造方法。
  22. 【請求項22】前記表示画面を評価したデータを、前記
    表示装置とともに次の工程へ送ることを特徴とする請求
    項21記載の表示装置の製造方法。
  23. 【請求項23】前記表示装置を処理する次の工程の一つ
    が前記表示画面を修正する工程であって、該修正する工
    程において、前記表示画面を評価したデータを用いて前
    記表示画面を修正することを特徴とする請求項21記載
    の表示装置の製造方法。
  24. 【請求項24】カラー画像を表示する表示装置であっ
    て、該表示装置はカラー画像を表示する表示画面内の表
    示特性に関する情報を備えていることを特徴とする表示
    装置。
  25. 【請求項25】前記表示画面内の表示特性に関する情報
    が、前記表示画面内の表示色に関する情報であることを
    特徴とする請求項24に記載の表示装置。
  26. 【請求項26】前記表示画面内の表示特性に関する情報
    が、前記表示画面内の表示色の分布に関する情報である
    ことを特徴とする請求項24に記載の表示装置。
  27. 【請求項27】前記表示画面内の表示特性に関する情報
    が、TCO’99の色度座標(u’,v’)に関する情
    報であることを特徴とする請求項24に記載の表示装
    置。
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