JP2001288845A - カーボンパネルおよびその製造方法 - Google Patents

カーボンパネルおよびその製造方法

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JP2001288845A
JP2001288845A JP2000106845A JP2000106845A JP2001288845A JP 2001288845 A JP2001288845 A JP 2001288845A JP 2000106845 A JP2000106845 A JP 2000106845A JP 2000106845 A JP2000106845 A JP 2000106845A JP 2001288845 A JP2001288845 A JP 2001288845A
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carbon
honeycomb core
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resin adhesive
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Satoshi Ukita
敏 浮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な断熱ができ、建物内に床材とし
て敷設することが、容易にまた安価にでき、冬期の暖房
にも夏期の冷房にも適する。 【解決手段】 紙製ハニカムコア2の全部の孔部2a
に、木炭、活性炭などの炭素系の小片または粉末からな
る物質4と、粉末状のメラミン樹脂接着剤5との混合物
を入れて、所要の温度に加熱すると共に加圧し、前記炭
素系の物資4を前記ハニカムコア2にの孔部2aに充填
させて接着したカーボンパネルを用い、必要に応じて前
記パネルの表、裏面の一方または両方に薄い板材7を接
着して床材とし、寒冷地の建物内に前記床材を敷設する
ことで充分な断熱が容易にしか安価にできるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の床材や下
地材などに用いるカーボンパネルおよびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の内装材,下地材などに木
炭、活性炭などの炭素系の物質の粉末に水を加えて攪拌
したものを不織布に含浸させた後に乾燥させたカーボン
シート等が用いられており、このカーボンシートは、 a)断熱性及び吸水性に優れ、調湿剤として使用でき
る。 b)空気中浮遊物質の吸着性に優れているため、消臭剤
としての機能を有する。 c)電磁波の収着性に優れているため、住宅内で使用さ
れている電器製品から放出される電磁波を収着し人間の
健康を守る。 d)マイナスイオンを発生させるため、住宅内にいる家
ダニ,カ,白アリの虫害から住宅を守る。 e)遠赤外線を放出するため、住宅等の保湿材として使
用できる。 等の優れた機能を発揮することで、種々開発提供されて
きた。しかるに、現在使用に共されているカーボンシー
トは、木炭などの炭の粉末に単に水を加えて攪拌したも
のを不織布に含浸させた後、乾燥させたものが提供され
ているが、、前記炭の粉末の量が少なく、炭の厚さも薄
いため、充分な断熱,吸湿効果が得られない上に、強度
も不充分で厚い板材などを前記不織布に重ねて床材など
を構成する必要があるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前述した
問題点を解決して、木炭、活性炭などの炭素系の小片ま
たは粉末からなる物質と粉末状のメラミン樹脂接着剤の
混合物を紙製ハニカムコアの全部の孔部に入れ、加熱お
よび加圧することで、前記炭素系の物質を所要の厚さに
すると共に、炭素系の物質を前記メラミン樹脂接着剤に
よって強固に結合して、前記コアの孔部に充填し,充分
な断熱効果を得ることができ、板材も厚さを薄くするこ
とができるようにし、安価な床材、下地材を提供でき
る、カーボンパネルおよびその製造方法を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るカ
ーボンパネルは、紙製ハニカムコアの全部の孔部に、木
炭、活性炭などの炭素系の小片または粉末からなる物質
と、粉末状のメラミン樹脂接着剤との混合物を入れ、所
要の加熱および加圧によって、前記炭素系の物質を一体
に連結すると共に前記ハニカムコアに接着したことを特
徴としている。
【0005】請求項2の発明に係るカーボンパネルの製
造方法は、紙製ハニカムコアを水に10数秒程度浸した
後、前記ハニカムコアを水から取り出して下金属板上に
戴置し、前記ハニカムコアの全部の孔部に、木炭、活性
炭などの炭素系の小片または粉末からなる物質と粉末状
のメラミン樹脂接着剤とを、容量比で2:1の割合で混
合攪拌したものを入れ、前記ハニカムコアの全部の孔部
に前記炭素系の物質とメラミン樹脂接着剤とを入れたも
のの上に上金属板を載せ、これらと上金属板をホットプ
レート内に入れ、所要の温度と加圧力とによって所要時
間だけ加熱、加圧することを特徴としている。
【0006】請求項3の発明は、請求項2に記載のカー
ボンパネルの製造方法においてハニカムコアは、厚さに
応じ、厚いものでは加圧力を大きくすると共に加圧時間
を長くし、薄いものでは加圧力を小さくすると共に、加
圧時間を短くすることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につき
図を参照して説明する。この発明の実施形態によるカー
ボンパネルの製造方法は、 イ)図1に示すように、平皿1内に入れた水に、紙製で
厚さが9.5mmのハニカムコを15秒間浸ける。 ロ)次に、平皿1内から前記ハニカムコア2を取り出
し、このコア2を、図2に示すように4.0mmの下金属
板3上に載置する。 ハ)その後、図3に示すように前記ハニカムコア2の全
部の孔部2aに、木炭、活性炭などの炭素系などの小片
または粉末からなる物質4と粉末状のメラミン樹脂接着
剤5とを、容量比2:1の割合で入れる。 ニ)続いて、図4に示すように、前記ハニカムコア2の
各孔部2aに前記炭素系の物質4とメラミン樹脂接着剤
5とを入れたものの上に0.5mmの上金属板6を載せ
る。 ホ)そして、前記下金属板3上の載置した前記コア2、
炭素系の物質4、メラミン樹脂接着剤5、上金属板6を
図示省略した、ホットプレス内に入れて、加熱温度を1
50℃とし、ハニカムコア2の厚さが9.5mmでは加圧
力5kg/cm2、加圧時間10分間とし、前記ホットプ
レート外に取り出し、その後、適時に上金属板6、下金
属板3を取り外してカーボンパネルを得る。
【0008】前記カーボンパネルは、所要の温度をすべ
て150℃とし、ハニカムコアの厚さが12.5mmのも
のでは、加圧力5kg/cm2、加圧時間を3分間とし、
厚さが70mmのものでは加圧力5kg/cm2加圧時間を
8分間とするなど、前記コアの厚さに応じて、所要の加
圧力および加圧時間を適宜変更するようにしてある。
【0009】前述した製造方法によって得られたカーボ
ンパネルは、図5に示すように、ハニカムコア2の全部
の孔部2aに、木炭、活性炭などの小片または粉末から
なる物質4と粉末状のメラミン樹脂接着剤5との混合物
を入れ、所要の加熱および加圧をして、前記炭素系の物
質4を前記コアに装着する。
【0010】そして、前記カーボンパネルは、表面また
は表、裏面に厚さが薄い板材7を接着することで、建物
内に設けて、充分な断熱効果が得られる床材や下地材を
得ることができ、また厚さが異なるカーボンパネルを必
要に応じて安易に使用できる。なお、木炭、活性炭は、
これらの一方のみを使用したり、混合して使用したりす
ることができ、木炭、活性炭などの炭素系の物質は小片
または粉末しにて使用することができ、小片と粉末とを
混合して使用することもできる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、紙製ハニカムコアの全部の孔部に木炭、活性炭など
の炭素系の小片または粉末からなる物質と、粉末状のメ
ラミン樹脂接着剤との混合物を入れ、所要の加熱および
加圧によって、前記炭素系の物質を一体に連結すると共
に前記ハニカムコアに接着したことを特徴としているの
で、前記炭素系の物質をメラミン樹脂剤によって強固に
結合した状態で前記コアに充填され、充分な断熱効果を
得ることが容易にできカーボンパネルの表、裏面の一方
または両方に厚さが薄い板材を接着することで、充分な
断熱ができ、床板や下地材を建物内に設けることが容易
かつ安価にでき、寒冷地で冬期の暖房時に使用するのに
好適し、また夏期の冷房時の使用にも適する。さらに、
断熱性及び吸水性に優れることで、調湿剤として使用で
きると共に、空気中浮遊物質の吸着性に優れているた
め、消臭剤としての機能を有する。さらにまた、電磁波
の収着性に優れているため、住宅内で使用されている電
器製品から放出される電磁波を収着し人間の健康を、或
いはマイナスイオンを発生させるため、住宅内にいる家
ダニ,カ,白アリの虫害から住宅を守ると共に、遠赤外
線を放出するため、住宅等の保湿材として使用できる効
果があることは従来の効能に比べ格段に相違する効果が
ある。
【0012】請求項2の発明は紙製ハニカムコアを水に
10数秒程度浸した後、前記ハニカムコアを水から取り
出して下金属板上に戴置し、前記ハニカムコアの全部の
孔部に、木炭、活性炭などの炭素系の小片または粉末か
らなる物質と粉末状のメラミン樹脂接着剤とを、容量比
で2:1の割合で混合攪拌したものを入れ、前記ハニカ
ムコアの全部の孔部に前記炭素系の物質とメラミン樹脂
接着剤とを入れたものの上に上金属板を載せ、これらと
上金属板をホットプレート内に入れ、所要の温度と加圧
力とによって所要時間だけ加熱、加圧することを特徴と
しているので、請求項1の発明によるカーボンパネルを
効率よく容易に量産できる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2に記載のカー
ボンパネルにおいてハニカムコアは、厚さに応じ、厚い
ものでは加圧力を大きくすると共に加圧時間を長くする
ことを特徴としているので、厚さが異なるカーボンパネ
ルを容易に量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に用いるハニカムコアを
平皿内の水に浸けた状態の一部切欠き説明図。
【図2】前記平皿内から取り出したハニカムコアを下金
属板上に載置した状態の説明図。
【図3】前記ハニカムコアの全部の孔部に炭素系の物質
とメラミン樹脂接着とを入れた状態の一部切欠き説明
図。
【図4】前記ハニカムコアの全部の孔部に前記炭素系の
物質とメラミン樹脂接着剤とを入れたものの上に上金属
板を載せた状態の一部切欠き説明図。
【図5】この発明の一実施状態によって製造したカーボ
ンパネルの縦断説明図。
【符号の説明】
1 平皿 2 紙製のハニカムコア 2a ハニカムコアの孔部 3 下金属板 4 炭素系の物質 5 メラミン樹脂接着剤 6 上金属板 7 板材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/64 E04B 1/64 D (72)発明者 浮田 敏 北海道札幌市南区藤野4条4丁目16−8 Fターム(参考) 2E001 DB03 DD01 DH01 DH13 DH14 FA11 GA12 GA42 GA87 HB01 HC07 JC09 2E162 CB01 CC10 FC05 4D052 AA08 GB12 HA21 HA39 HB02 4F100 AA37A AB01B AB01C AK36A BA03 BA06 BA10B BA10C BA13 CB02A DC02A DC07A DE01A DG10A EH312 EJ192 EJ422 EJ821 GB08 JC00 JD08 JD12 JD15 JJ02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙製ハニカムコアの全部の孔部に、木
    炭、活性炭などの炭素系の小片または粉末からなる物質
    と、粉末状のメラミン樹脂接着剤との混合物を入れ、所
    要の加熱および加圧によって、前記炭素系の物質を一体
    に連結すると共に前記ハニカムコアに接着したことを特
    徴とするカーボンパネル。
  2. 【請求項2】 紙製ハニカムコアを水に10数秒程度浸
    した後、前記ハニカムコアを水から取り出して下金属板
    上に戴置し、前記ハニカムコアの全部の孔部に、木炭、
    活性炭などの炭素系の小片または粉末からなる物質と粉
    末状のメラミン樹脂接着剤とを、容量比で2:1の割合
    で混合攪拌したものを入れ、前記ハニカムコアの全部の
    孔部に前記炭素系の物質とメラミン樹脂接着剤とを入れ
    たものの上に上金属板を載せ、これらと上金属板をホッ
    トプレート内に入れ、所要の温度と加圧力とによって所
    要時間だけ加熱、加圧することを特徴とするカーボンパ
    ネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 ハニカムコアは、厚さに応じ、厚いもの
    では加圧力を大きくすると共に加圧時間を長くし、薄い
    ものでは加圧力を小さくすると共に、加圧時間を短くす
    ることを特徴とする請求項2に記載のカーボンパネルの
    製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108673980A (zh) * 2018-05-08 2018-10-19 天津晟威蜂窝纸品包装有限公司 一种表面柔化处理制备蜂窝纸板的方法
FR3066431A1 (fr) * 2017-05-16 2018-11-23 Faurecia Automotive Industrie Piece structurelle anti composes organiques volatils, notamment pour un vehicule automobile
CN110948990A (zh) * 2019-11-26 2020-04-03 嘉兴百郎新材料科技有限公司 一种竹木炭板及其制备方法

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