JP2001288820A - 配管類設置構造および配管類設置方法ならびに建物ユニットの組立て方法 - Google Patents

配管類設置構造および配管類設置方法ならびに建物ユニットの組立て方法

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JP2001288820A JP2000276677A JP2000276677A JP2001288820A JP 2001288820 A JP2001288820 A JP 2001288820A JP 2000276677 A JP2000276677 A JP 2000276677A JP 2000276677 A JP2000276677 A JP 2000276677A JP 2001288820 A JP2001288820 A JP 2001288820A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユニット建物等の建物において配管類を簡易且
つ合理的に設置すること。 【解決手段】建物の床、天井、又は壁を構成する構造体
11の少なくとも一部に配管パネル70をセットし、該
配管パネル70に予め配管類60を設置してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水管,給湯管,
ガス管,排水管等の配管,電気配線等の配線等を含む配
管類設置構造および配管類設置方法ならびに建物ユニッ
トの組立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物のための配管設置構
造として、たとえば特許第2579706号公報におい
て、建物ユニットの上面または下面に沿って設備配管ユ
ニットを配置し、この設備配管ユニットに配管類を収容
した構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の配管設置構造には以下の問題点がある。 (1)設備配管ユニットは建物ユニットの構造体とは別
体であり、たとえば下階建物ユニットの天井構造体と上
階建物ユニットの床構造体の間に設置される。従って、
設備配管ユニットは、建物の構造強度的には余剰部分で
あり、かつ、建物の天井高をそのユニット厚み分だけ減
縮する等、建物の構造上の合理性を損なうことになる。
【0004】(2)設備配管ユニットは、建物ユニット
の上面または下面に沿う大サイズ,大重量をなし、建築
現場でクレーン等により単独で吊り上げられて設置され
るものであり、据付性も悪い。
【0005】(3)設備配管ユニットは、前述のとお
り、たとえば下階建物ユニットの天井構造体と上階建物
ユニットの床構造体の間に挟まれて設置されるものであ
り、ユニット建物ではない一般建物への導入に困難があ
る。
【0006】本発明の目的は、ユニット建物などの建物
において配管類を簡易、かつ、合理的に設置することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、建物の床、天井または壁を構成する構造体の少なく
とも一部に配管パネルをセットし、この配管パネルに予
め配管類を設置してなる配管類設置構造である。
【0008】請求項2記載の本発明は、建物ユニットの
床、天井または壁を構成する構造体の少なくとも一部に
配管パネルをセットし、この配管パネルに予め配管類を
設置してなる配管類設置構造である。
【0009】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載の本発明の配管類設置構造において、配管パネル
が構造材に面材を取着してなり、配管類をこの面材の裏
側に配管類を配置して構造材に固定してなるものであ
る。
【0010】請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の配管パネルを用いる配管類設置方法で
あって、前記構造体の面材取着領域のうちの一部を配管
パネルセット用スペースとして定め、この配管パネルセ
ット用スペースを除いた構造体の面材取着領域に面材を
取着した状態で、前記配管パネルセット用スペースに配
管パネルをセットする配管類設置方法である。
【0011】請求項5記載の本発明は、建物ユニットの
組立て工程内で、建物ユニットの床の一部に請求項1〜
3のいずれかに記載の配管パネルを床の上方から組込
み、次工程に移行する工程を有する建物ユニットの組立
て方法である。
【0012】請求項6記載の本発明は、請求項5記載の
本発明の建物ユニットの組立て方法において、配管パネ
ルの組込みに先立って、配管パネル組込み用スペースが
用意されて組立てられた床フレームを建物ユニットの床
部に組込む組立て方法である。
【0013】(作用)請求項1、2記載の本発明によれ
ば下記(1)〜(5)の作用がある。 (1)配管パネルは予め配管類を設置されているから、
建物ユニット等の床、天井または壁を構成する構造体の
少なくとも一部にセットされることで、それらの床、天
井または壁の内部への配管類の配置固定を完了させるこ
とができる。
【0014】(2)配管パネルは、建物ユニットなどの
床、天井または壁を構成する構造体の少なくとも一部に
セットされる。従って、配管パネルは、建物ユニットな
どの本来的構造要素であるそれらの構造体の一部もしく
は全部を構成するものであるから、構造強度的な余剰部
分でなく、また、建物の天井高などを減縮する要素にも
ならず、建物の構造上の合理性を損なうことがない。
【0015】(3)配管パネルは、床、天井または壁を
構成する構造体の少なくとも一部にセットされて用いら
れるものであり、建物ユニットに限らず、ユニット建物
でない一般建物への導入も容易である。
【0016】(4)配管パネルは、床、天井または壁を
構成する構造体の少なくとも一部にセットされるもので
あって、小サイズ,軽量化でき、建物ユニットなどのそ
れらの構造体への組付性は良い。また、ユニット建物の
建築現場では、配管パネルを組付けた建物ユニットの据
付け以外に、配管パネルを単独で組付ける必要がなく、
建築現場での据付性も良い。
【0017】(5)建物ユニットの床、天井または壁な
どの構造体に配管パネルをセットすることで配管類を納
めることができ、建物ユニットの工場生産ラインで、建
物ユニットの内部から簡易に配管類を設置できる。
【0018】請求項3記載の本発明によれば下記(6)
の作用がある。 (6)配管パネルが、構造材に面材を取着してなり、配
管類を面材の裏側に置いて構造材に固定したから、配管
類を強固に保持できる。
【0019】請求項4記載の本発明によれば下記(7)
の作用がある。 (7)建物ユニットなどの床、天井または壁を構成する
構造体において、配管パネルセット用スペースを除く面
材取着領域に面材を取着した状態で、配管パネルセット
用スペースに配管パネルをセットする。従って、作業者
は、床面材などの面材の上に立つ安定した下向き姿勢
で、配管類の配置、固定を行なうことができ、床下作業
や脚立作業を伴うことなく、配管類の設置作業性を向上
できる。
【0020】請求項5、6記載の本発明によれば下記
(8)の作用がある。 (8)配管パネルを建物ユニットの床の上方から床の一
部に組込む方法であり、作業者は床の上から配管類を組
込み作業でき、建物ユニットの一連の組立工程で配管類
の設置作業性を向上できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は建物ユニットの配管済み状
態を示す斜視図、図2は建物ユニットの配管前状態を示
す斜視図、図3は建物ユニットの配管パネルセット状態
を示す斜視図、図4は床構造体を示す斜視図、図5は床
構造体の根太取付状態を示す斜視図、図6は床構造体の
断熱材取付状態と床面材を示す斜視図、図7は配管パネ
ルの構成部材を示す斜視図、図8は配管パネルの配管取
付状態を示す斜視図、図9は床構造体への配管パネルの
設置過程を示し、(A)は配管パネルの投入工程を示す
正面図、(B)は配管の固定工程を示す正面図、(C)
は床面材の取付工程を示す正面図、図10は建物ユニッ
トを示す要部断面図、図11はユニット建物を示す要部
断面図、図12は相隣る建物ユニットのつなぎ部での配
管接続状態を示す断面図である。
【0022】建物ユニット10は、工場生産段階で、図
1に示すように、床構造体11(床フレーム)の4コー
ナー部に角鋼管などからなる柱12を接合し、柱12の
上部に天井構造体13を接合して構築される。
【0023】床構造体11は、図1に示すように、2本
の溝形鋼製桁床梁21と2本の溝形鋼製妻床梁22から
なる床枠組内で、相対する桁床梁21、21の長手方向
複数位置に角鋼管製床小梁23を接合し、床小梁23の
上に床根太24を取着し、床根太24の上に床面材25
を取着することにて構成される。
【0024】天井構造体13は、図1に示すように、2
本の溝形鋼製桁天井梁31と2本の溝形鋼製妻天井梁3
2からなる天井枠組内で、相対する桁天井梁31、31
の長手方向複数位置に根太33を接合し、根太33の下
に天井面材(不図示)を取着することにて構成される。
【0025】そして、建物ユニット10にあっては、工
場生産段階で、図1に示すように、床構造体11の内部
の床面材25の裏側に、洗面台40、バスユニット50
のための配管類60を設置するとともに、それらの洗面
台40、バスユニット50を床面材25の上に設置し、
洗面台40、バスユニット50へのそれら配管類60の
接続を完了するものとしている。
【0026】そして、建物ユニット10にあっては、工
場生産ラインでの配管類60の設置性を向上するため、
配管パネル70を用い、それらの配管類60を以下の手
順で設置するものである。
【0027】(A)床構造体11の組立 (1)床構造体11を柱12、天井構造体13と接合し
て建物ユニット10を構成する前または後のいずれかの
段階で、床構造体11の床面材取着領域のうちの一部を
配管パネルセット用スペース26(配管パネル組込み用
スペース)として予め定めて用意する。相対する桁床梁
21、21の中間に中間梁21Aを設け、一方の桁床梁
21と中間梁21Aとの間を配管パネルセット用スペー
ス26とする(図4)。中間梁21Aの側面に配管パネ
ル受用木桟21Bを取着しておく。
【0028】(2)床構造体11の内部で、配管パネル
セット用スペース26と、バスユニット50の設置領域
を臨む床面材取着領域に床根太24を取着する(図
5)。
【0029】(3)床構造体11の内部で、配管パネル
セット用スペース26を除く床面材取着領域に断熱材2
7を装填する(図6)。
【0030】(4)床構造体11の内部で、配管パネル
セット用スペース26と、配管中間領域28を除く床面
材取着領域に床面材25A、25Bを取着する(図6、
図2)。床面材25Bはバスユニット50を支持する。
【0031】(B)配管パネル70の組立 (1)配管パネル70を、床根太24に床面材25Cを
取着し、相隣る床根太24の間に断熱材27を装填し、
床根太24の裏面に地板29を取着して構成する(図
7)。
【0032】(2)配管パネル70を裏返しにして作業
台等1の上に載せ、配管類60を床面材25Cの裏側
で、床根太24に地板29を介して固定する。
【0033】(3)配管類60は、給湯ヘッダ61と給
水ヘッダ62を有し、給湯ヘッダ61に湯供給管61
A、洗面台40への給湯管61B、バスユニット50へ
の給湯管61C、上階への給湯管61Dを接続し、給水
ヘッダ62に水供給管62A、洗面台40への給水管6
2B、バスユニット50への給水管62C、上階への給
水管62Dを接続してある。
【0034】なお、図1では、給湯管61C、給水管6
2Cのそれぞれから分岐したランドリー用の給湯管61
E、給水管62Eも図示してある。そして、給湯ヘッダ
61、給水ヘッダ62は、図8に示すように、Uバンド
63などで床根太24に固定され、湯供給管61A、水
供給管62A等はサドルバンド64等で床根太24に固
定され、給湯管61B、給水管62B等は床面材25
C、地板29に設けた孔65から床上に立ち上げ可能と
されている。
【0035】(C)床構造体11への配管パネル70の
セット (1)床構造体11を柱12、天井構造体13と接合し
て建物ユニット10を構成する前または後のいずれかの
段階で、床構造体11に前述したように床面材25A、
25Bを取着した状態で、床構造体11の上方から配管
パネルセット用スペース26に配管パネル70をセット
する。
【0036】このとき、配管パネル70の床構造体11
への組込みに先立ち、配管パネルセット用スペース26
が用意されて組立てられた床構造体11を建物ユニット
10の床部に組込んでおき(図2)、この床構造体11
の配管パネルセット用スペース26に配管パネル70を
図3に示すように床の上方から組込み、次工程へと移行
することができる。
【0037】(2)配管パネル70の配管類60のう
ち、たとえばバスユニット50への給湯管61C、給水
管62Cを床構造体11の配管通管領域28へ引き込む
〔図9(A)〕。
【0038】(3)配管パネル70の床根太24の一端
を床構造体11の桁床梁21に、他端を床構造体11の
配管パネル受用木桟21Bに預け、配管パネル70を床
構造体11に固定するとともに、配管類60を床小梁2
3などに結束などして固定する〔図9(B)〕。
【0039】(4)床構造体11の配管通管領域28に
断熱材27、床面材25Dを取着する〔図9(C)〕。
【0040】なお、建物ユニット10の組立工場では、
建物ユニットの本体を組立てる主ラインの他にサブライ
ンを用意し、床構造体11、配管パネル70をサブライ
ンで組立てるか、あるいは別の組立工場で組立て、この
床構造体11、配管パネル70を主ラインの横に待機さ
せておくのが生産効率上、作業ミスを防ぐために適して
いる。
【0041】(D)建物ユニット10への洗面台40、
バスユニット50のセット (1)建物ユニット10の内部に洗面台40、バスユニ
ット50を導入し、これらの洗面台40、バスユニット
50を床構造体11の床面材25の上に据付ける。洗面
台40に給湯管61B、給水管62Bを接続し、バスユ
ニット50に給湯管61C、給水管62Cを接続する
(図10)。
【0042】(2)上階への給湯管61D、給水管62
D等の配管類60を、建物ユニット10の床構造体11
に上述の如くにセットした配管パネル70から壁パネル
14の内部を通し、天井構造体13に仮固定する(図1
0)。
【0043】なお、洗面台40、バスユニット50のセ
ットは組立工場で行っても良く、建物ユニット10の据
付現場で行なっても良い。
【0044】上述のようにして製造された建物ユニット
10は、工場から建築現場へ輸送され、予め構築された
基礎の上に据付けられてユニット建物100を構成す
る。このとき、建物ユニット10の上に搭載される上階
建物ユニット10Aに対し、図11に示すように、建物
ユニット10の天井構造体13に仮固定してあった給湯
管61D、給水管62Dなどの配管類60を立ち上げて
上階建物ユニット10Aの内部へと延在せしめ、これら
の配管類60を上階設備機器に接続する。
【0045】また、建物ユニット10の横に設置される
隣接建物ユニット10Bに対し、図12に示すように、
両建物ユニット10、10Bに渡る湯供給管61A、水
供給管62Aなどの配管類60は、両建物ユニット1
0、10Bのたとえば妻床梁22、22の下部で継手7
0を用いて接続される。
【0046】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (1)配管パネル70は予め配管類60を設置されてい
るから、建物ユニット10の床構造体11の少なくとも
一部にセットされることにより、それらの床の内部への
配管類60の配置固定を完了させることができる。
【0047】(2)配管パネル70は、建物ユニット1
0の床構造体11の少なくとも一部にセットされる。従
って、配管パネル70は、建物ユニット10の本来的構
造要素であるその床構造体11の一部もしくは全部を構
成するものであるから、構造強度的な余剰部分でなく、
また建物の天井高等を減縮する要素にもならず、建物の
構造上の合理性を損なうことがない。
【0048】(3)配管パネル70は、床構造体11の
少なくとも一部にセットされて用いられるものであり、
建物ユニットに限らず、ユニット建物100でない一般
建物への導入も容易である。
【0049】(4)配管パネル70は、床構造体11の
少なくとも一部にセットされるものであって小サイズ、
軽量化でき、建物ユニット10のその床構造体11への
組付性は良い。また、ユニット建物100の建築現場で
は、配管パネル70を組付けた建物ユニットの据付け以
外に、配管パネル70を単独で組付ける必要がなく、建
築現場での据付性も良い。
【0050】(5)建物ユニット10の床構造体11に
配管パネル70をセットすることにて配管類60を納め
ることができ、建物ユニットの工場生産ラインで、建物
ユニットの内部から簡易に配管類60を設置できる。
【0051】(6)配管パネル70が、床根太24に床
面材25Cを取着してなり、配管類60を面材の裏側に
置いて床根太24に固定したから、配管類60を強固に
保持できる。
【0052】(7)建物ユニット10の床構造体11に
おいて、配管パネルセット用スペース26を除く床面材
取着領域に床面材25を取着した状態で、この配管パネ
ルセット用スペース26に配管パネル70をセットす
る。従って、作業者は、床面材25の上に立つ安定した
下向き姿勢で、配管類60の配置、固定を行なうことが
でき、床下作業や脚立作業を伴うことなく、配管類60
の設置作業性を向上できる。
【0053】(8)配管パネル70を建物ユニット10
の床の上方から床の一部に組込むものであり、作業者は
床の上から配管類を組込み作業でき、建物ユニット10
の一連の組立工程で配管類60の設置作業性を向上でき
る。
【0054】上記実施例では、建物ユニット10を構成
している床構造体11の桁床梁21側に配管パネルセッ
ト用スペース26を設け、このスペース26内に配管パ
ネル70を組み込んでセットするようにしたが、図13
に示すように、建物ユニット10を構成している床構造
体11の妻床梁22側に配管パネルセット用スペース2
6を設け、このスペース26内に配管パネル70を組み
込んでセットするようにしてもよい。なお、この場合
も、上記実施例と同様に、配管パネル70の床面材25
Cの上には洗面台40が据付けられる。
【0055】このように、床構造体11の妻床梁22側
に、配管パネル70が組み込まれる配管パネルセット用
スペース26を設けることにより、例えば、建物ユニッ
ト10の桁側に隣接して設置される隣接建物ユニット1
0Cに対し、図14に示すように、両建物ユニット1
0、10Cに渡る給湯管61C、給水管62Cなどの配
管類60を、両建物ユニット10、10Cの桁床梁2
1、21の下部で継手70を用いて接続することができ
る。
【0056】このため、建物ユニット10内にバスユニ
ット50を据付けず、この建物ユニット10の桁側に隣
接して設置される隣接建物ユニット10C内にバスユニ
ット50を据付け、配管パネル70の給湯管61C、給
水管62Cをバスユニット50に接続することができ
る。
【0057】また、この場合も、上記実施例と同様に、
床構造体11の所定部分に配管通管領域28を設けるこ
とにより、建物ユニット10の周りに隣接して設置され
る隣接建物ユニット内に据付けられる各種設備を配管パ
ネル70の配管類60と接続することができる。
【0058】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更などがあっても本発明に含まれる。たとえ
ば、本発明の実施において、配管パネルに設置される配
管類は、配管に限らず、電気配線などの配線、床暖房装
置や空調装置などの設備類も含む。
【0059】また、配管類が設置される構造体は、床構
造体に限らず、天井構造体、壁構造体であっても良い。
【0060】また、配管類が設置される構造体は、建物
ユニットや建物の構成部品(サブ組立体)としての、床
パネル、天井パネル、壁パネルであっても良い。
【0061】また、配管類が設置される構造体は、建物
ユニットを構成するものに限らず、一般の建物を構成す
るものであっても良い。
【0062】また、本発明により設置される配管類をさ
や管とし、さや管の内部に給水管や配線などを延在せし
めることもできる。このさや管を用いた場合には、給水
管や配線などの交換時に、さや管を交換する必要はな
く、さや管が設置されている構造体の内部(床下など)
に入ったり、それらの構造体を壊すことなく、給水管や
配線などをさや管に対して出し入れすることにて交換で
きる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
建物などの建物において配管類を簡易、かつ、合理的に
設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物ユニットの配管済み状態を示す斜視図であ
る。
【図2】建物ユニットの配管前状態を示す斜視図であ
る。
【図3】建物ユニットの配管パネルセット状態を示す斜
視図である。
【図4】床構造体を示す斜視図である。
【図5】床構造体の根太取付状態を示す斜視図である。
【図6】床構造体の断熱材取付状態と床面材を示す斜視
図である。
【図7】配管パネルの構成部材を示す斜視図である。
【図8】配管パネルの配管取付状態を示す斜視図であ
る。
【図9】床構造体への配管パネルの設置過程を示し、
(A)は配管パネルの投入工程を示す正面図、(B)は
配管の固定工程を示す正面図、(C)は床面材の取付工
程を示す正面図である。
【図10】建物ユニットを示す要部断面図である。
【図11】ユニット建物を示す要部断面図である。
【図12】相隣る建物ユニットのつなぎ部での配管接続
状態を示す断面図である。
【図13】図5の床構造体の変形例を示す斜視図であ
る。
【図14】相隣る建物ユニットのつなぎ部での配管接続
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 建物ユニット 11 床構造体 24 床根太(構造材) 25、25A〜25D 床面材 26 配管パネルセット用スペース 60 配管類 70 配管パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 2/56 641 E04B 2/56 641G 5/48 5/48 B 9/00 F24F 5/00 N F24F 5/00 E04B 5/52 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の床、天井または壁を構成する構造体
    の少なくとも一部に配管パネルをセットし、この配管パ
    ネルに予め配管類を設置してなることを特徴とする配管
    類設置構造。
  2. 【請求項2】建物ユニットの床、天井または壁を構成す
    る構造体の少なくとも一部に配管パネルをセットし、こ
    の配管パネルに予め配管類を設置してなることを特徴と
    する配管類設置構造。
  3. 【請求項3】配管パネルが構造材に面材を取着してな
    り、配管類をこの面材の裏側に配管類を配置して構造材
    に固定してなる請求項1または2記載の配管類設置構
    造。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の配管パネ
    ルを用いる配管類設置方法であって、 前記構造体の面材取着領域のうちの一部を配管パネルセ
    ット用スペースとして定め、この配管パネルセット用ス
    ペースを除いた構造体の面材取着領域に面材を取着した
    状態で、前記配管パネルセット用スペースに配管パネル
    をセットすることを特徴とする配管類設置方法。
  5. 【請求項5】建物ユニットの組立て工程内で、建物ユニ
    ットの床の一部に請求項1〜3のいずれかに記載の配管
    パネルを床の上方から組込み、次工程に移行する工程を
    有することを特徴とする建物ユニットの組立て方法。
  6. 【請求項6】配管パネルの組込みに先立って、配管パネ
    ル組込み用スペースが用意されて組立てられた床フレー
    ムを建物ユニットの床部に組込むことを特徴とする請求
    項5記載の建物ユニットの組立て方法。
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