JP2001288313A - 難燃性オレフィン樹脂組成物 - Google Patents

難燃性オレフィン樹脂組成物

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JP2001288313A
JP2001288313A JP2000106446A JP2000106446A JP2001288313A JP 2001288313 A JP2001288313 A JP 2001288313A JP 2000106446 A JP2000106446 A JP 2000106446A JP 2000106446 A JP2000106446 A JP 2000106446A JP 2001288313 A JP2001288313 A JP 2001288313A
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flame
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Makoto Masuda
誠 増田
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準とする難燃性を確保し、脆くなるのを防
止し、耐摩耗性、耐久性の低下を抑制し、引張強度等の
機械的強度に優れ、加工性を向上させることのできる難
燃性オレフィン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 エチレン系共重合体に、表面をシランカ
ップリング剤で処理した天然水酸化マグネシウムと、表
面を脂肪酸又はリン酸エステルで処理した合成水酸化マ
グネシウムとを配合して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィン系樹脂
組成物に係り、特に、難燃性、機械的特性、押出外観等
に優れた難燃性オレフィン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂組成物として、耐電
圧及び絶縁抵抗が比較的高く、生産コストが低く難燃性
に優れたポリ塩化ビニル樹脂組成物が多く用いられてい
る。この塩化ビニル樹脂組成物は、焼却廃棄処分する際
に塩化水素ガスを発生させ環境上に好ましくないという
問題点を有している。
【0003】そこで、近年、ハロゲン化物を含まないポ
リエチレン等のオレフィン系樹脂組成物を自動車のワイ
ヤハーネス等、高温を発する箇所の電線・ケーブルの絶
縁体に用いる試みがなされている。このオレフィン系樹
脂組成物は、単独では難燃性がないため、水酸化マグネ
シウム等の金属水和物を混合して難燃性を持たせてい
る。この水酸化マグネシウム等の金属水和物は、配合量
を多くすれば多くするほど難燃性が向上するという性質
を持っている。この水酸化マグネシウム等の金属水和物
の配合による難燃性は、オレフィン樹脂組成物が燃焼し
た時、配合されている金属水和物に含まれる結晶水が噴
出して消火作用を行うことによるものと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オレフィン樹脂組成物
は、ポリ塩化ビニル樹脂組成物を用いたものに比較する
とコストが高く、単独では難燃性がない。そこで、オレ
フィン系樹脂組成物に難燃性を持たせるため、多量の金
属水和物(水酸化マグネシウム等)を配合している。こ
のように水酸化マグネシウム等の金属水和物を配合する
ことは、引張強さ、引張伸びや耐摩耗性等の機械的特性
を低下させる原因となる。これらの機械的特性の低下を
抑えようとすると混入する水酸化マグネシウム等の金属
水和物の量を少なくしなければならない。しかしなが
ら、水酸化マグネシウム等の金属水和物の配合量を少な
くすると、所望する高度な難燃特性(例えば、ポリ塩化
ビニル樹脂組成物の有する難燃性と同等の難燃性)を得
ることができなくなってしまう。そのため、オレフィン
系樹脂組成物には、ある程度の量の金属水和物を添加し
ている。
【0005】このようにオレフィン樹脂組成物に難燃性
を持たせるため、水酸化マグネシウムを配合する場合、
分散性を向上させるために比較的に結晶の形が(正多角
形)で揃っている合成品水酸化マグネシウムを選択し配
合するのが一般的である。この合成品水酸化マグネシウ
ムは、コストが高く、ポリ塩化ビニル樹脂組成物を用い
たものに比較すると全体としてのコストが高くなる。
【0006】オレフィン樹脂組成物を用いることによる
コスト高を回避する方法としては、オレフィン樹脂組成
物に難燃性を持たせるために配合する金属水和物に割高
な合成品の水酸化マグネシウムを使用することを止め、
天然品の水酸化マグネシウムを配合するという方法があ
る。この天然品の水酸化マグネシウムは、一般的に結晶
の形が不揃いで尖った形(三角形や星形等)となってい
るため、お互いにくっつき易く、凝集しがちである。こ
のため、天然品の水酸化マグネシウムは、オレフィン樹
脂に対しての分散性が悪く難燃性に対して所望の効果が
得られない。
【0007】そこで、コスト高を抑えるために天然品の
水酸化マグネシウムを用い、この水酸化マグネシウムの
分散性を改善するため、シランカップリング剤等で表面
処理を施したものを用いるという方法も提案されている
(特開平7−161230)が、天然品の水酸化マグネ
シウムを使用した場合、分散性が改善されても不揃いで
尖った形を有しているため、押出成形した場合に製品の
外観性が低下したり、難燃性の向上が十分得られないと
いったことがある。
【0008】本発明は、基準とする難燃性を確保し、脆
くなるのを防止し、耐摩耗性、耐久性の低下を抑制し、
引張強度等の機械的強度に優れ、加工性を向上させるこ
とのできる難燃性オレフィン樹脂組成物を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の難燃性オレフィン樹脂組成物は、
エチレン系共重合体に、表面をシランカップリング剤で
処理した天然水酸化マグネシウムと、表面を脂肪酸又は
リン酸エステルで処理した合成水酸化マグネシウムとを
配合して構成したものである。
【0010】難燃性オレフィン樹脂組成物のベース樹脂
であるエチレン系共重合体は、エチレンとオレフィン
(プロピレン、ブテン)またはビニル系化合物(酢酸ビ
ニル、アクリル酸エステル)との共重合体(コポリマ
ー)である。このエチレン系共重合体には、エチレン−
エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(EVA)がある。
【0011】シランカップリング剤は、他の物質との接
着性をよくするために用いる処理剤で、エチレン系共重
合体(EEA、EVA)と結合する作用を有している。
このため、天然水酸化マグネシウムの表面をシランカッ
プリング剤で処理して、エチレン系共重合体(EEA、
EVA)に配合すると、天然水酸化マグネシウムの表面
に施したシランカップリング剤とエチレン系共重合体が
結合するため、天然水酸化マグネシウムをエチレン系共
重合体に上手く分散させることができる。
【0012】脂肪酸は、天然油脂の鹸化(加水分解)に
よって得られる一塩基性脂肪酸である。脂肪酸には、飽
和脂肪酸と不飽和脂肪酸とがあり、飽和脂肪酸の代表
は、ステアリン酸であり、不飽和脂肪酸は、二重結合が
1個のオレイン酸、2個のリノール酸、3個のリノレン
酸、さらにヒドロキシル基(OH基)をもったリシノー
ル酸がある。また、リン酸エステルは、リン酸とアルコ
ール類あるいはフェノール類のエステルである。
【0013】天然水酸化マグネシウムとしては、天然産
ブルーサイトがある。天然水酸化マグネシウムの表面処
理は、天然水酸化マグネシウムをミキサーで攪拌し、そ
こに液状あるいは、粒子同士の摩擦熱で温度が上がり、
表面処理剤が溶融し、粉体の表面に薄く均一に覆われ
る。合成水酸化マグネシウムの表面処理も同様に行われ
る。
【0014】このように合成水酸化マグネシウムの表面
を脂肪酸又はリン酸エステルで処理すると、分散性がよ
くなる。このように脂肪酸又はリン酸エステルで表面処
理が施された合成水酸化マグネシウムを一定量加えるこ
とにより天然水酸化マグネシウムの分散性が向上し、押
出外観や難燃性を向上できるのである。また、分散性を
向上するため、表面処理剤として用いるステアリン酸等
を単に樹脂に添加しても本発明と同様の効果を得ること
ができるものではなく、表面を脂肪酸又はリン酸エステ
ルで処理した合成水酸化マグネシウムを配合したことに
よる効果である。
【0015】請求項2に記載の難燃性オレフィン樹脂組
成物は、エチレン系共重合体100重量部に、表面をシ
ランカップリング剤で処理した平均粒子径が2μm以下
の天然水酸化マグネシウムを10〜200重量部、表面
を脂肪酸又はリン酸エステルで処理した合成水酸化マグ
ネシウムを10〜100重量部の範囲内で、天然水酸化
マグネシウムと合成水酸化マグネシウムの総配合量が6
0〜200重量部になるように配合して構成したもので
ある。
【0016】天然水酸化マグネシウムの平均粒子径は、
二次粒子径のことで、この二次粒子径というのは、天然
の水酸化マグネシウムの粒子(一つ一つの径が一次粒子
径)を粉砕機に掛けて粉砕して得られた粒径(二次粒
径)で、例えば、堀場製作所製のレーザー回折式粒度分
布測定装置LA−500を用いてレーザー回折散乱法に
よって測定した。天然水酸化マグネシウムの平均粒子径
が2μm以下というのは、このレーザー回折散乱法によ
って測定した天然水酸化マグネシウムの二次粒子径の大
きさである。
【0017】表面をシランカップリング剤で処理した平
均粒子径が2μm以下の天然水酸化マグネシウムの配合
量を10〜200重量部としたのは、天然水酸化マグネ
シウムの配合量が10重量部を下回るとコスト高を抑制
する効果が無く、天然水酸化マグネシウムの配合量が2
00重量部を超えると合成水酸化マグネシウムの配合量
が少なくなり、天然水酸化マグネシウムの樹脂への分散
性が悪くなり難燃性が低下するからである。なお、最適
な難燃性を得るには、天然水酸化マグネシウムの配合量
は、最適には、50〜150重量部が望ましい。
【0018】表面を脂肪酸又はリン酸エステルで処理し
た合成水酸化マグネシウムの配合量を10〜100重量
部としたのは、合成水酸化マグネシウムの配合量が10
重量部を下回ると天然水酸化マグネシウムの樹脂への分
散性が悪くなり難燃性が低下してしまい、合成水酸化マ
グネシウムの配合量が100重量部を超えて配合されて
も天然水酸化マグネシウムの樹脂への分散性の向上はな
く、かえってコスト高を招来してしまうからである。こ
の合成水酸化マグネシウムの平均粒子径は、天然水酸化
マグネシウムの平均粒子径同様、2μm以下であること
が好ましい。
【0019】天然水酸化マグネシウムと合成水酸化マグ
ネシウムの総配合量を60〜200重量部としたのは、
天然水酸化マグネシウムと合成水酸化マグネシウムの総
配合量が60重量部を下回ると、所望の難燃性がなくな
る(酸素指数が小さくなる)からであり、天然水酸化マ
グネシウムと合成水酸化マグネシウムの総配合量を20
0重量部を超えて配合しても、難燃性が向上が見られ
ず、所望の難燃性がなくなり(酸素指数が小さくな
り)、天然水酸化マグネシウムと合成水酸化マグネシウ
ムの総配合量を200重量部を超えて配合すると、機械
的特性(引張強さ/伸び)が悪くなるからである。
【0020】請求項3に記載の難燃性オレフィン樹脂組
成物は、コポリマーを10〜30重量部含有し、メルト
フローレートが5以下のエチレン系共重合体によって構
成したものである。
【0021】ここで、エチレン系共重合体の含有コポリ
マー量を10〜30としたのは、コポリマーの含有量が
10を下回ると、押出成形した場合に製品の外観性が低
下してしまうからであり、コポリマーが30を超えて含
有するエチレン系共重合体は、機械的特性(引張強さ/
伸び)が悪くなるからである。
【0022】メルトフローレートは、熱可塑性樹脂の溶
融時における流動性を表す尺度で、所定温度、圧力条件
下で熱可塑性樹脂がオリフィスより押し出された重量を
10分間当たりのグラム数に換算した数値で表し、メル
トフローレートの数値は、大きいほど溶融時の流動性が
良好で樹脂の分子量は小さく、流れやすい性質を有して
いる。このをメルトフローレートを5以下としたのは、
メルトフローレートが5を超えて大きいと、混練時のシ
ェアがかからなく(粒子同士の摩擦力が小さく、分散の
ための力が掛からなく)なり、水酸化マグネシウムの分
散が不十分になるからである。
【0023】請求項4に記載の難燃性オレフィン樹脂組
成物は、平均粒子径が2μm以下の天然水酸化マグネシ
ウムを、約0.1〜10重量%の範囲でシランカップリ
ング剤で表面処理して行ったものである。
【実施例】以下、本発明に係る難燃性オレフィン樹脂組
成物の具体的実施例について比較例、従来例と比較して
説明する。 実施例1 本実施例は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの70
重量部、合成品水酸化マグネシウム(具体的には、協和
化学工業株式会社製 キスマ5A)の表面を脂肪酸又は
リン酸エステルで処理したもの10重量部、酸化防止剤
(具体的には、チバガイギー株式会社製 IRGANO
X1010)0.5重量部、カーボンブラック(具体的
には、東海カーボン株式会社製 シーストG116)3
重量部配合したものである。
【0024】実施例2 本実施例は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの13
0重量部、合成品水酸化マグネシウム(具体的には、協
和化学工業株式会社製 キスマ5A)の表面を脂肪酸又
はリン酸エステルで処理したもの20重量部、酸化防止
剤(具体的には、チバガイギー株式会社製 IRGAN
OX1010)1.0重量部、カーボンブラック(具体
的には、東海カーボン株式会社製 シーストG116)
3重量部配合したものである。
【0025】実施例3 本実施例は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの10
重量部、合成品水酸化マグネシウム(具体的には、協和
化学工業株式会社製 キスマ5A)の表面を脂肪酸又は
リン酸エステルで処理したもの50重量部、酸化防止剤
(具体的には、チバガイギー株式会社製 IRGANO
X1010)0.5重量部、カーボンブラック(具体的
には、東海カーボン株式会社製 シーストG116)3
重量部配合したものである。
【0026】実施例4 本実施例は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの10
0重量部、合成品水酸化マグネシウム(具体的には、協
和化学工業株式会社製 キスマ5A)の表面を脂肪酸又
はリン酸エステルで処理したもの100重量部、酸化防
止剤(具体的には、チバガイギー株式会社製 IRGA
NOX1010)1.0重量部、カーボンブラック(具
体的には、東海カーボン株式会社製 シーストG11
6)3重量部配合したものである。
【0027】実施例5 本実施例は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの20
重量部、合成品水酸化マグネシウム(具体的には、協和
化学工業株式会社製 キスマ5A)の表面を脂肪酸又は
リン酸エステルで処理したもの130重量部、ステアリ
ン酸(具体的には、旭電化株式会社製 SA−200)
を1.0重量部、酸化防止剤(具体的には、チバガイギ
ー株式会社製 IRGANOX1010)3重量部、カ
ーボンブラック(具体的には、東海カーボン株式会社製
シーストG116)3重量部配合したものである。
【0028】比較例1 比較例1は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの70
重量部、合成品水酸化マグネシウム(具体的には、協和
化学工業株式会社製 キスマ5A)の表面を脂肪酸又は
リン酸エステルで処理したもの5重量部、酸化防止剤
(具体的には、チバガイギー株式会社製 IRGANO
X1010)0.5重量部、カーボンブラック(具体的
には、東海カーボン株式会社製 シーストG116)3
重量部配合したものである。
【0029】比較例2 比較例2は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの11
0重量部、合成品水酸化マグネシウム(具体的には、協
和化学工業株式会社製 キスマ5A)の表面を脂肪酸又
はリン酸エステルで処理したもの100重量部、酸化防
止剤(具体的には、チバガイギー株式会社製 IRGA
NOX1010)1.0重量部、カーボンブラック(具
体的には、東海カーボン株式会社製 シーストG11
6)3重量部配合したものである。
【0030】比較例3 比較例3は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの20
重量部、合成品水酸化マグネシウム(具体的には、協和
化学工業株式会社製 キスマ5A)の表面を脂肪酸又は
リン酸エステルで処理したもの30重量部、酸化防止剤
(具体的には、チバガイギー株式会社製 IRGANO
X1010)0.5重量部、カーボンブラック(具体的
には、東海カーボン株式会社製 シーストG116)3
重量部配合したものである。
【0031】比較例4 比較例4は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、天然品水酸化マグネシウム(具
体的には、鉱石から採った平均粒子径1.5μmのも
の)の表面をシランカップリング剤で処理したもの10
0重量部、ステアリン酸(具体的には、旭電化株式会社
製 SA−200)を3重量部、酸化防止剤(具体的に
は、チバガイギー株式会社製 IRGANOX101
0)0.5重量部、カーボンブラック(具体的には、東
海カーボン株式会社製 シーストG116)3重量部配
合したものである。
【0032】従来例1 従来例1は、EEA(エチレン−エチルアクリレート共
重合体、日本ユニカー株式会社製 NUC−6070)
100重量部に対して、合成品水酸化マグネシウム(具
体的には、協和化学工業株式会社製 キスマ5A)の表
面を脂肪酸又はリン酸エステルで処理したもの100重
量部、ステアリン酸(具体的には、旭電化株式会社製
SA−200)を1.0重量部、酸化防止剤(具体的に
は、チバガイギー株式会社製 IRGANOX101
0)3重量部、カーボンブラック(具体的には、東海カ
ーボン株式会社製 シーストG116)3重量部配合し
たものである。
【0033】これらの実施例1〜実施例5、比較例1〜
比較例4、従来例1の組成に基づいてオレフィン樹脂組
成物を製造し、それぞれについて酸素指数、引張強度
(MPa)、引張伸び(%)、押出外観、中心線平均粗
さ(Ra)のそれぞれを測定した。その比較結果が表
1、表2に示してある。
【0034】
【表 1】
【表 2】 この表1〜表2中の酸素指数法による燃焼試験は、実施
例1〜実施例5、比較例1〜比較例4、従来例1の組成
に基づいて作成されたオレフィン樹脂組成物の押出機か
ら押し出した材料を板状(又は、棒状)に作って試験片
(3.0mm厚のプレス成形シート)を作成し、この試
験片を燃焼円筒内で試料ホルダーに垂直に取り付け、酸
素窒素混合ガスを流しながら試験片の上端に点火し、着
火後、点火器の炎を取り去り、燃焼時間と燃焼長さの測
定を行う。
【0035】この酸素指数法による燃焼試験は、点火
後、試験片の燃焼時間が3分以上継続して燃焼する(又
は、着火後の燃焼長さが50mm以上燃え続ける)のに
必要な酸素濃度を測定するものである。すなわち、酸素
指数法による燃焼試験は、まず、実施例1〜実施例5、
比較例1〜比較例4、従来例1の組成に基づいて作成さ
れたオレフィン樹脂組成物の押出機から押し出した材料
によって作成した試験片を燃焼円筒内に、試験片の上端
部が燃焼円筒の上端部から100mm以上の距離を保持
するように垂直に支持し、この燃焼円筒内に酸素と窒素
を供給し、供給する酸素流量と窒素流量を調整して適当
な酸素濃度(例えば、20)を設定して、しかる後、燃
焼円筒内の試験片に着火する。着火した試験片が燃焼し
出し、燃焼時間が3分以上継続して(又は、着火後の燃
焼長さが50mm以上)燃焼しなかった場合は、燃焼円
筒内の酸素濃度が低いからで、酸素濃度を上げるため酸
素流量を高くする。また、着火した試験片が燃焼し出
し、燃焼時間が3分以上継続して(又は、着火後の燃焼
長さが50mm以上)燃焼し続ける場合は、燃焼円筒内
の酸素濃度が高いことが考えられるので、酸素濃度を下
げるため酸素流量を低く(合わせて、窒素流量を高く)
する。
【0036】このように、表1中の酸素指数は、試験片
(3.0mm厚のプレス成形シート)を試料ホルダーに
垂直に取り付け、酸素窒素混合ガスを流しながら試験片
の上端に点火し、着火後、点火器の炎を取り去り、燃焼
時間と燃焼長さの測定を行い、燃焼時間が3分以上か、
燃焼長さが50mm以上に達するのに必要な最低の酸素
の酸素指数を求める。この酸素指数の最適値は『25以
上』である。この酸素指数は、数値が大きいほど難燃性
が高いということができる。難燃性については、この組
成物による成形物の形状(板、管状)やサイズ(厚さ、
径)によって最終的に目的とする難燃性の度合いが異な
るため、一概に酸素指数で規定できるものではないが、
ここでは目標値を『25以上』とした。
【0037】この表1〜表2中の引張強度及び引張伸び
は、日本工業規格JISC3005の18項の引張強度
試験に準拠して行ったものである。この引張強度試験
は、実施例1〜実施例5、比較例1〜比較例4、従来例
1の組成に基づいて作成されたオレフィン樹脂組成物の
押出機から押し出した材料を1〜2mmの厚さのシート
にし、押出後24時間以上常温で放置して試験片(JI
S3号ダンベル片)を作成し、試験中に試験片が歪みそ
の他の不都合を生じないように、正しく、かつ、確実に
一端をチャックに取り付け、所定の引張速さ(200m
m/min)で引張り、試験片の最大引張荷重(引張強
さ)及び切断時の標線間の長さ(伸び)を同一試験片に
ついて同時に測定するものである。
【0038】引張強さは、どの程度の力(MPa)で引
張ったときに引き千切れるかを示したもので、引き千切
れたときの荷重、すなわち試験片の断面積(mm)当
りの最大引張荷重(N)で示したものである。したがっ
て、この引張強さの大きさによって機械的強度が判る。
この引張強さの目標値は、『10MPa以上』である。
この引張強さの目標値を10MPa以上としたのは、引
張強さが10MPaを下回るようでは、引張強さが低く
機械的強度が低く脆いからである。
【0039】また、表1〜表2中の引張伸びは、切断時
における標線間の長さを測定し、単位標線距離(mm)
当たりの切断時の標線間の長さ(mm)である。すなわ
ち、表1中の引張伸び(%)は、作製したプレスシート
(試験片)の一端を固定し、他端を引張って、試験片が
引き千切れるまで引張り、千切れたときの長さ(伸び)
を元の試験片の長さで除して百分率で表したもの(伸び
率)である。すなわち試験片を引き伸ばしたときの試験
片の最大の伸びを求めたものである。この引張伸びの基
準値は『200%以上』である。この伸びの基準値を2
00%以上としたのは、伸びが200%を下回るようで
は、十分な可撓性を得られないからである。
【0040】またさらに、表1〜表2中の押出外観は、
実施例1〜実施例5、比較例1〜比較例4、従来例1の
組成に基づいて作成された樹脂を20mmφ押出機にて
150℃×30rpmで押出を行い外径5mm程度の丸型
ダイスにて外径5mmのヒモ押出成形を行ってサンプル
を作る。そして、押出成形ヒモが、押出後常温まで下が
った時点で、表面に粒等が表出しているか否かを目視に
よって判断するもので、表面に粒等が表出している場合
を『×』とし、表面に粒等が表出していない場合を
『○』としたものである。
【0041】さらにまた、表1〜表2中の中心線平均粗
さは、押出外観を定量的に把握するための補助手段とし
て用いたものであるが、JISB0601に準拠するも
ので、カットオフ値0.8mmで計測したものである。
表1〜表2において押出外観が『○』のものは、Ra値
がいずれも1未満となっていることがわかる。
【0042】判定結果を見ると、酸素指数については、
実施例1が『27』、実施例2が『30』、実施例3が
『25』、実施例4が『37』、実施例5が『32』
で、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例
5のいずれもが酸素指数の目標値『25以上』を満足し
ており、難燃性は十分確保されている。また、引張強さ
(MPa)については、実施例1が『13.7』、実施
例2が『11.1』、実施例3が『14.7』、実施例
4が『10.5』、実施例5が『12.5』といずれ
も、引張強さの目標値『10MPa以上』を満足してい
る。また、引張伸び(%)については、実施例1が『6
80%』、実施例2が『400%』、実施例3が『75
0%』、実施例4が『220%』、実施例5が『350
%』といずれも、引張伸び(%)の目標値『200%以
上』を満足している。
【0043】さらに、押出外観については、実施例1、
実施例2、実施例3、実施例4、実施例5のいずれもが
『○』で、特性を満足している。
【0044】このようにしてみると、実施例1、実施例
2、実施例3、実施例4、実施例5のいずれもが総合的
に特性を満足している。
【0045】これに対し、比較例を見るに、比較例1
は、天然品水酸化マグネシウムを70重量部配合してい
るが、合成品水酸化マグネシウムが5重量部と低く実施
例1と比較すると低い配合量となっている。このように
天然品水酸化マグネシウムの配合量が同じでも、合成品
水酸化マグネシウムの配合量が5重量部と低くなってい
るため、実施例1と比較すると押出外観が実施例1の方
は『○』であるのに対し、比較例1は、『×』となって
いる。
【0046】また、比較例2は、天然品水酸化マグネシ
ウムを110重量部配合し、合成品水酸化マグネシウム
を100重量部配合したもので、天然品水酸化マグネシ
ウムと合成品水酸化マグネシウムの総和が210重量部
と天然水酸化マグネシウムと合成水酸化マグネシウムの
総配合量60〜200重量部の上限値を超えている。こ
のため、引張強さ(MPa)が『8.5』と、目標値
『10MPa以上』を下回った数値となっており、機械
的強度に難点を有する結果となっている。
【0047】さらに、比較例3は、天然品水酸化マグネ
シウムを20重量部配合し、合成品水酸化マグネシウム
を30重量部配合したもので、天然品水酸化マグネシウ
ムと合成品水酸化マグネシウムの総和が50重量部と天
然水酸化マグネシウムと合成水酸化マグネシウムの総配
合量60〜200重量部の下限値を下回っている。この
ため、酸素指数が『19』と、最適値『25以上』を遙
かに下回っており、難燃性に問題がある。
【0048】またさらに、比較例4は、天然品水酸化マ
グネシウムを100重量部配合し、合成品水酸化マグネ
シウムを全く配合していないものとなっている。このよ
うに合成品水酸化マグネシウムを全く配合しないと、押
出外観が『×』となって商品に適さない。すなわち、合
成品水酸化マグネシウムは、押出外観の向上に寄与して
いることが判る。
【0049】また、従来例1は、合成品水酸化マグネシ
ウムを100重量部配合し、天然品水酸化マグネシウム
を全く配合していないもので、従来より存在しているも
のである。この従来例を見ると、酸素指数、引張強さ
(MPa)、引張伸び(%)、押出外観の全てにおいて
基準値を満足しているが、押出成型品のコストが高くな
ってしまい汎用性という点で問題がある。
【0050】以上総合すると、実施例1〜実施例5は、
各種特性を満足しているが、比較例1〜比較例8は、各
種特性のいずれかの点で満足していないものとなってい
る。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0052】請求項1に記載の発明によれば、エチレン
系共重合体に、表面をシランカップリング剤で処理した
天然水酸化マグネシウムと、表面を脂肪酸又はリン酸エ
ステルで処理した合成水酸化マグネシウムとを配合する
ことによって、製品のコストダウンを図ることができ、
特性上必要な難燃性を確保し、耐摩耗性、耐久性の低下
を抑制し、引張強度等の機械的強度を確保し、加工性を
向上させることができる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、表面をシ
ランカップリング剤で処理した平均粒子径が2μm以下
の天然水酸化マグネシウムを配合するため、エチレン系
共重合体に対して分散性を向上することができる。ま
た、天然水酸化マグネシウムと合成水酸化マグネシウム
とを総配合量で60〜200重量部配合しているため、
予定している難燃性を確保し、耐摩耗性、耐久性の低下
を抑制し、引張強度等の機械的強度を確保することがで
きる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、天然水酸
化マグネシウムと合成水酸化マグネシウムを配合するエ
チレン系共重合体を、コポリマーを10〜30重量部含
有し、メルトフローレートが5以下のものを用いている
ため、天然水酸化マグネシウムと合成水酸化マグネシウ
ムを調和よく樹脂内に分散させることができる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、エチレン
系共重合体に配合する天然水酸化マグネシウムの表面処
理をシランカップリング剤を約0.1〜10重量%の範
囲で行うためエチレン系共重合体に天然水酸化マグネシ
ウムを確実に結合させることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン系共重合体に、表面をシランカ
    ップリング剤で処理した天然水酸化マグネシウムと、表
    面を脂肪酸又はリン酸エステルで処理した合成水酸化マ
    グネシウムとを配合してなる難燃性オレフィン樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 エチレン系共重合体100重量部に、表
    面をシランカップリング剤で処理した平均粒子径が2μ
    m以下の天然水酸化マグネシウムを10〜200重量
    部、表面を脂肪酸又はリン酸エステルで処理した合成水
    酸化マグネシウムを10〜100重量部の範囲内で、天
    然水酸化マグネシウムと合成水酸化マグネシウムの総配
    合量が60〜200重量部になるように配合してなる難
    燃性オレフィン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記エチレン系共重合体は、コポリマー
    を10〜30重量部含有し、メルトフローレートが5以
    下である請求項2に記載の難燃性オレフィン樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記平均粒子径が2μm以下の天然水酸
    化マグネシウムの表面処理は、シランカップリング剤を
    約0.1〜10重量%の範囲で行ったものである請求項
    2又は3に記載の難燃性オレフィン樹脂組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005103203A1 (ja) 2004-04-20 2005-11-03 Yazaki Corporation 難燃剤
WO2005103138A1 (ja) * 2004-04-20 2005-11-03 Yazaki Corporation ポリオレフィン樹脂組成物及びそれを用いた電線
JP2013018847A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Mitsubishi Cable Ind Ltd ノンハロゲン難燃性ゴム組成物、ならびにそれを用いた電線およびケーブル
JP2016014145A (ja) * 2015-08-18 2016-01-28 三菱電線工業株式会社 ノンハロゲン難燃性ゴム組成物、ならびにそれを用いた電線およびケーブル

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