JP2001288175A - ヒドロキシベンゾイソオキサゾール化合物、製造方法、製造中間体、抗真菌薬および農園芸用殺菌剤 - Google Patents

ヒドロキシベンゾイソオキサゾール化合物、製造方法、製造中間体、抗真菌薬および農園芸用殺菌剤

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JP2001288175A
JP2001288175A JP2000105167A JP2000105167A JP2001288175A JP 2001288175 A JP2001288175 A JP 2001288175A JP 2000105167 A JP2000105167 A JP 2000105167A JP 2000105167 A JP2000105167 A JP 2000105167A JP 2001288175 A JP2001288175 A JP 2001288175A
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Taisuke Matsuhashi
泰典 松橋
Masae Takagi
真佐江 高木
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】農園芸用殺菌剤および抗真菌剤として有用なヒ
ドロベンゾイソオキサゾール化合物を提供する。 【解決手段】一般式(I)、一般式(II)又は一般式
(III) 【化1】 (式中、R1は、C1-3アルキル基等を表し、R2は、C
1-6アルキル基などを表し,R3は、ハロゲン原子,C
1-6アルキル基,C1-6アルコキシ基,C1-6アルキルチ
オ基,フェニルチオ基,C1-6アルキルスルフィニル
基,フェニルスルフィニル基,C1-6アルキルスルホニ
ル基等を表し、nは、0,1又は2を表し、Aは、置換
されてもいフェニル基、置換されてもよい複素環基等を
表す。)で表される化合物、抵真菌薬及び農園芸用殺菌
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒドロベンゾイソ
オキサゾール化合物、その製造方法およびその製造中間
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カンジタ属、トリコフィート
ン属等の真菌類を病原体とする真菌症に対して多くの薬
剤が使用されているが、これらの多くは限られた分子骨
格及び作用性をもつ薬剤であり、新規な作用性を有する
新規骨格化合物の出現が待たれている。
【0003】また、農園芸作物の栽培に当たり、作物の
病害に対して多数の防除薬が使用されているが、その効
力が不十分であったり、薬剤耐性の病原菌の出現により
その使用が制限されたり、植物に薬害や汚染を生じた
り、あるいは人畜魚類に対する毒性が強かったりするこ
とから、必ずしも満足すべき防除薬とは言い難いものが
少なくない。従って、かかる欠点の少ない安全に使用で
きる薬剤の出現が要望されている。
【0004】本発明に係るヒドロベンゾ[2,1−d]
イソオキサゾール−5−オン骨格を有する化合物は総て
新規化合物である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、工業的に有
利に製造することができ、優れた効力を有する安全性の
高い農園芸用殺菌剤及び抗真菌薬として有用な、新規ヒ
ドロベンゾ[2,1−d]イソオキサゾール−5−オン
骨格を有する化合物並びにその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、第1に、下記一般式[I]、[II]及び[II
I]で表される化合物を提供する。 (a)一般式[I]
【0007】
【化7】
【0008】(式中、R1,R2は、それぞれ独立して,
1-6アルキル基、C1-6ハロアルキル基、C2-6アルケ
ニル基、C2-6アルキニル基または置換されてもよいC
7-12アラルキル基を表し、R3は、シアノ基、ハロゲン
原子、C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C1 -6
ルコキシC2-6アルケニル基、C1-6アルコキシC1-6
ルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボ
ニル基、C1-6アルキルチオ基、置換基を有していても
よいフェニルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、
置換基を有してもよいフェニルスルフィニル基、C1-6
アルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいフェ
ニルスルホニル基、C1-6アルキルアミノ基、またはジ
1-6アルキルアミノ基を表す。nは、0,1または2
を表し、nが2のとき、隣り合った基が一緒になって環
を形成してもよい。Aは、C1-6アルキル基、置換基を
有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよ
いナフチル基、置換基を有していてもよい複素環基を表
す。)で表される化合物。
【0009】(b)一般式[II]
【0010】
【化8】
【0011】(式中、R1,R2,R3,nおよびAは、
前記と同じ意味を表す。)で表される化合物。
【0012】(c)一般式[III]
【0013】
【化9】
【0014】(式中、R1,R2およびAは、前記と同じ
意味を表し、R4は、シアノ基、ハロゲン原子、C1-6
ルキル基、C2-6アルケニル基、C1 -6アルコキシC2-6
アルケニル基、C1-6アルコキシC1-6アルキル基、C
1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシカルボニル基、C
1-6アルキルチオ基、置換基を有していてもよいフェニ
ルチオ基、C1-6アルキルスルフィニル基、置換基を有
していてもよいフェニルスルフィニル基、C1-6アルキ
ルスルホニル基、置換基を有していてもよいフェニルス
ルホニル基、C1-6アルキルアミノ基またはジC1-6アル
キルアミノ基を表す。mは、0,1,または2を表し、
mが2のとき、隣り合った基が一緒になって環を形成し
てもよい。)で表される化合物。
【0015】また本発明は、第2に、前記一般式[I]
及び[II]で表される化合物の製造方法を提供する。 (a)前記一般式[I]で表される化合物は、一般式[I
V]
【0016】
【化10】
【0017】(式中、R1,R2,R3およびnは、前記
と同じ意味を表す。)で表されるオルト置換フェノール
と、一般式[V]
【0018】
【化11】
【0019】(式中、Aは前記と同じ意味を表す。)で
表される化合物とを、酸化剤及び一般式[VI]:R2
H(R2は前記と同じ意味を表す。)で表される化合物
の存在下に反応させることにより製造することができ
る。
【0020】前記一般式[I]で表される化合物の製造
方法においては、酸化剤として、好ましくは有機過ヨウ
化物、より好ましくはPhI(OCOCH32,PhI
O,PhIO2およびPhI(OH)(OSO2Ph−4
−CH3)からなる群から選ばれる一種を用いる。
【0021】(b)前記一般式[II]で表される化合物
は、前記一般式[I]で表される化合物を酸で処理する
ことにより、一般式[VII]
【0022】
【化12】
【0023】(式中、R3,n及びAは前記と同じ意味
を表し、R5は、R1もしくはR2を表す。)で表される
化合物を得る工程と、前記一般式[VII]で表される化
合物に、酸化剤および前記一般式[VI]で表される化合
物を作用させる工程により製造することができる。
【0024】前記一般式[VII]で表される化合物の製
造方法においては、酸化剤としては、好ましくは有機過
ヨウ化物であり、より好ましくは、PhI(OCOCH
32,PhIO,PhIO2およびPhI(OH)(O
SO2Ph−4−CH3)からなる群から選ばれる一種を
用いる。
【0025】(c)また、前記一般式[II]で表される
化合物は、前記一般式[I]で表される化合物に酸化剤
を作用させることにより脱水素する工程による製造する
こともできる。
【0026】本発明は、第3に、前記一般式[III]で
表される化合物の製造方法及び前記一般式[VII]で表
される化合物を提供する。前記一般式[III]で表され
る化合物は、前記一般式[II]で表される化合物に求核
試薬を作用させる工程により製造することができる。
【0027】また本発明は、第4に、前記一般式[I]
または前記一般式[II]で表される化合物を有効成分と
して含有してなる抗真菌薬を提供する。
【0028】さらに本発明は、第5に、前記一般式
[I]または前記一般式[II]で表される化合物を有効
成分として含有してなる農園芸用殺菌剤を提供する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 (本発明化合物)本発明の前記一般式[I]及び[II]
において、R1、R2及びR5は、それぞれ独立して、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、sec−ブチル、t−ブチル等のC1-6アルキ
ル基、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチ
ル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロ
メチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチ
ル、ペンタフルオロエチルなどのC1-6ハロアルキル
基、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル等のC
2-6アルケニル基、エチニル、1−プロピニル、2−プ
ロピニル等のC2-6アルキニル基、又は、(ベンゼン環
の任意の位置に、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン原
子、メチル、エチル等のC1-6アルキル基、メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ等のC1-6アル
コキシ基、クロロメチル、ジクロロメチル、フルオロメ
チル、トリフルオロメチル等のC1-6ハロアルキル基等
で置換されていてもよい)ベンジル、α−メチルベンジ
ル、フェネチルなどのC7-12アラルキル基を表す。
【0030】R3,R4は、それぞれ独立して、シアノ
基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、t−ブチル等のC1-6アル
キル基、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル等
のC2-6アルケニル基、メトキシエテニル、3−メトキ
シ−3−プロペニル等のC1-6アルコキシC2-6アルケニ
ル基、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチ
ル、エトキシエチル、ジメトキシメチル等のC1-6アル
コキシC1-6アルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ等のC
1-6アルコキシ基、
【0031】メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、t−
ブトキシカルボニル等のC1-6アルコキシカルボニル
基、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロ
ピルチオ、ブチルチオ、sec−ブチルチオ、イソブチ
ルチオ、t−ブチルチオ等のC1-6アルキルチオ基、メ
チルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスル
フィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィ
ニル、sec−ブチルスルフィニル、イソブチルスルフ
ィニル、t−ブチルスルフィニル等のC1-6アルキルス
ルフィニル基、メチルスルホニル、エチルスルホニル、
プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチル
スルホニル、sec−ブチルスルホニル、イソブチルス
ルホニル、t−ブチルスルホニル等のC1-6アルキルス
ルホニル基、メチルアミノ、エチルアミノ、イソプロピ
ルアミノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、t−ブチル
アミノ等のC1-6アルキルアミノ基、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジイソプロピル
アミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジt−ブ
チルアミノ等のジC1-6アルキルアミノ基、(ベンゼン
環の任意の位置に置換基を有していてもよい)フェニル
チオ基、又は、(ベンゼン環の任意の位置に置換基を有
していてもよい)フェニルスルホニル基を表す。
【0032】n及びmは、それぞれ独立して0,1又は
2を表し、n又はmが2を表すとき、隣り合った基が一
緒になって、例えば、−CH2−、−C(COOr)
2−、−CH2−CH=CH−CH2−、−CH=CH−
CH=CH−、−C(Ph)=N−O−、若しくは式
【0033】
【化13】
【0034】(ここで、rはメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル等のC1-4アルキル基を表す。)等の
部分構造を含む環を形成してもよい。
【0035】前記ベンジル基、フェニル基、フェニルチ
オ基及びフェニルスルホニル基の置換基としては、ニト
ロ基、シアノ基、塩素、フッ素、臭素等のハロゲン原
子、メチル、エチル等のC1-6アルキル基、トリフルオ
ロメチル等のC1-6ハロアルキル基、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ等のC1-6アルコキシ
基、トリフルオロメトキシ等のC1-6ハロアルコキシ
基、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル等のC
1-6アルコキシカルボニル基等が挙げられる。また、ベ
ンジル基、フェニル基、フェニルチオ基、フェニルスル
ホニル基は、同一又は相異なる複数の置換基を有してい
てもよい。
【0036】Aは、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブ
チル等のC1-6アルキル基、〔ベンゼン環の任意の位置
に、ニトロ基、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン原
子、メチル、エチル等のC1-6アルキル基、メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ等のC1-6アル
コキシ基、エチニルオキシ、1−プロピニルオキシ、2
−プロピニルオキシ等のC2-6アルキニルオキシ基、フ
ェノキシ基、
【0037】メチルカルバモイル、エチルカルバモイ
ル、プロピルカルバモイル、イソプロピルカルバモイ
ル、ブチルカルバモイル、t−ブチルカルバモイル、ヘ
キシルカルバモイル、ノニルカルバモイル等のC1-10
ルキルカルバモイル基、(任意の位置に、ニトロ基、フ
ッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、メチル、エチル等
のC1-6アルキル基、クロロメチル、フルオロメチル、
ジフルオロメチル、トリフルオロメチル等のC1-6ハロ
アルキル基等の置換基を有していてもよい)フェニルカ
ルバモイル基等で置換されていてもよい〕フェニル基、
〔任意の位置に、ニトロ基、フッ素、塩素、臭素等のハ
ロゲン原子、メチル、エチル等のC1-6アルキル基、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ等のC
1-6アルコキシ基、エチニルオキシ、1−プロピニルオ
キシ、2−プロピニルオキシ等のC2-6アルキニルオキ
シ基、フェノキシ基、メチルカルバモイル、エチルカル
バモイル、プロピルカルバモイル、イソプロピルカルバ
モイル、ブチルカルバモイル、t−ブチルカルバモイ
ル、ヘキシルカルバモイル、ノニルカルバモイル等のC
1-10アルキルカルバモイル基、(任意の位置に、フッ
素、塩素、臭素などのハロゲン原子、クロロメチル、ジ
クロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジ
フルオロメチル、トリフルオロメチル等のC1−6ハロ
アルキル基等の置換基を有していてもよい)フェニルカ
ルバモイル基等の置換基を有していてもよい〕ベンジル
基、フェネチル基等のC7-12アラルキル基、
【0038】〔任意の位置に、ニトロ基、フッ素、塩
素、臭素等のハロゲン原子、メチル、エチル等のC1-6
アルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ等のC1-6アルコキシ基、エチニルオキシ、1
−プロピニルオキシ、2−プロピニルオキシ等のC1-6
アルキニルオキシ基、フェノキシ基、メチルカルバモイ
ル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモイル、イソ
プロピルカルバモイル、ブチルカルバモイル、t−ブチ
ルカルバモイル、ヘキシルカルバモイル、ノニルカルバ
モイル等のC1-10アルキルカルバモイル基、(任意の位
置に、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、クロロメ
チル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメ
チル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル等のC
1-6ハロアルキル基等の置換基を有していてもよい)フ
ェニルカルバモイル等の置換基を有していてもよい)ス
チリル基、
【0039】〔任意の位置に、ニトロ基、フッ素、塩
素、臭素等のハロゲン原子、メチル、エチル等のC1-6
アルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ等のC1-6アルコキシ基、エチニルオキシ、1
−プロピニルオキシ、2−プロピニルオキシ等のC1-6
アルキニルオキシ基、フェノキシ基、、メチルカルバモ
イル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモイル、イ
ソプロピルカルバモイル、ブチルカルバモイル、t−ブ
チルカルバモイル、ヘキシルカルバモイル、ノニルカル
バモイル等のC1-10アルキルカルバモイル基、(任意の
位置に、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、クロロ
メチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロ
メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル等のC
1-6ハロアルキル基等の置換基を有していてもよい)フ
ェニルカルバモイル等の置換基を有していてもよい)ナ
フチル基、
【0040】(任意の位置に、フッ素、塩素、臭素等の
ハロゲン原子、クロロメチル、ジクロロメチル、トリク
ロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリ
フルオロメチル等のC1-6ハロアルキル基、フェニル
基、ジメチルアミノスルホニル基、ジエチルアミノスル
ホニル基等のジC1−6アルキルアミノスルホニル等の
置換基を有していてもよい)テトラヒドロピラニル、ピ
ラゾリル、イミダゾリル等の復素環基を表す。
【0041】(本発明化合物の製造)本発明化合物は、
次のような方法で製造することができる。 (1)製造法1 一般式[I]で表される化合物は、下記に示すように一
般式[VIII]で表されるシクロヘキサ−3,4−ジエン
−1,2−ジオンアセタールと、一般式[IX]で表され
るニトリルオキサイドとの分子間[2+3]環化付加反
応によって得ることができる。
【0042】
【化14】
【0043】(式中、R1,R2,R3,n及びAは、前
記と同じ意味を表す。) 一般式[VIII]で表されるアセタール化合物は、一般式
[IV]
【0044】
【化15】
【0045】(式中、R1,R3及びnは前記と同じ意味
を表す。)で表されるオルトアルコキシ置換フェノール
を、アルコール等の求核性を有する試薬の存在下に、有
機過ヨード化合物等の酸化剤を作用させることにより得
ることができる。この場合、3位、4位、5位に、t−
ブチル基等のかさ高い置換基を有しない場合、容易に2
量化するため単離することが困難である場合が多い。ま
た、一般式[IX]で表されるニトリルオキサイドは、一
般式[X]
【0046】
【化16】
【0047】(式中、Aは前記と同じ意味を表す。)で
表されるハロゲン化物を塩基で処理することにより得る
ことができる。通常、容易に2量化するため単離するこ
とは困難である。従って、アセタール化合物[VIII]と
ニトリルオキサイド[X]とを別々に低温で調製し、そ
の後両者を低温下で混合して、昇温しながら反応させ
て、一般式[I]で表される化合物を得ることができ
る。
【0048】この場合、一般式[IV]で表されるオルト
アルコキシ置換フェノールと、一般式[V]で表される
オキシムとを、一般式[VI]で表されるアルコール類の
存在下に、酸化剤を作用させることにより、一段階で合
成することもできる。
【0049】また、一般式[IV]で表されるオルトアル
コキシ置換フェノールにおいて、R 1が、−(CH)p
−OH(ここで、pは2又は3を表す。)で表される基
であるときは、一般式[VI]で表されるアルコール類が
存在しなくとも、酸化剤を加えるだけで、環状アセター
ル構造を有する一般式[I]で表される化合物を得るこ
とができる。
【0050】
【化17】
【0051】溶媒としては、アルコール以外の酸化剤に
対して不活性な溶媒であれば、特に制限なく用いること
ができる。例えば、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シ
クロヘキサン等の炭化水素、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化
水素、酢酸エチル、プロピオン酸エチルなどのエステル
類、酢酸等を用いることができる。また、反応させるア
ルコール類が液体の場合、溶媒として用いることができ
る。
【0052】一般式[I]で表されるオキシムは、一般
式[IV]で表されるオルトアルコキシ置換フェノールに
対して1当量以上、好ましくは2当量以上を用いる。
【0053】用いられる酸化剤としては、高配位状態を
有する酸化剤が好ましく、例えばメタ過ヨウ素酸、メタ
過ヨウ素酸ナトリウム等の無機過ヨウ素酸又はその塩、
有機過ヨウ化物、ニッケルパーオキサイドなどの金属過
酸化物等が挙げられる。これらの中でも、有機過ヨウ化
物の使用が好ましい。かかる有機過ヨウ化物としては、
PhI(OCOCH3)、PhI(OCOCF3)、Ph
IO、PhIO2、PhI(OH)(OSO2Ph−4−
CH3)、Dess−Martin試薬等を例示するこ
とができる。用いる酸化剤の量は、用いるオルトアルコ
キシ置換フェノール1当量に対して2当量程度、又は用
いるオルトアルコキシ置換フェノールとオキシムとを合
わせたモル数に対して1倍当量用いれば十分であるが、
過剰量用いることもできる。
【0054】求核性を有する試薬としては、アルコール
類、チオール類、アミン類等を用いることができ、中で
もアルコール類の使用が好ましい。求核性を有する試薬
の使用量は、用いるオルトアルコキシ置換フェノール1
モルに対して1当量以上、好ましくは2当量以上、より
好ましくは5当量以上である。また、低級アルコール等
の求核性を有する試薬が常温で液体の場合、溶媒を兼ね
て大過剰用いることもできる。
【0055】この反応は、(a)オルトアルコキシ置換
フェノール、オキシム及び求核性を有する試薬を適当な
溶媒に溶解又は縣濁させ、そこへ酸化剤を添加する方
法、(b)溶媒中に酸化剤及び求核性を有する試薬を溶
解又は縣濁させ、そこへオルトアルコキシ置換フェノー
ル及びオキシムの混合溶液又は根号縣濁液を添加する方
法、(c)溶媒中に酸化剤を溶解又は縣濁させておき、
そこへオルトアルコキシ置換フェノール、オキシム及び
求核性を有する試薬の混合溶液又は根号縣濁液を添加す
る方法、(d)低温下でオルアルコキシ置換フェノール
と求核性を有する試薬の溶液に酸化剤を添加し反応させ
たのち、さらにオキシムの溶液を添加し、昇温させる方
法等、いずれの方法でも行うことができる。
【0056】反応は、上記(a)〜(d)に示した方法
によって異なるが、乾燥雰囲気下で、−78℃〜用いる
溶媒の沸点までの温度範囲で円滑に進行する。また反応
時間は、反応させる化合物によって異なるが、室温で反
応を行った場合、1時間〜12時間程度である。
【0057】一般式[I]で表される化合物のカルボニ
ル基のα位、β位の置換基は、原料化合物[IV]が5
位、6位に置換基を有する場合には、その置換基がその
まま導入される。また、カルボニル基のα位、β位の二
重結合の反応性を利用することにより、カルボニル基の
α位、β位に種々の置換基を導入することができる。
【0058】例えば、臭素を二重結合に付加させてジブ
ロモ体を得た後、塩基で処理することにより、脱臭化水
素酸させて、カルボニル基のα位に臭素が結合した化合
物を製造することができる。
【0059】また、求核試薬を用いてマイケル付加反応
によりカルボニル基のβ位に置換基を導入した後、適当
な条件で選択的にカルボニル基のα位又はβ位のみを脱
水素することにより、カルボニル基のβ位を修飾するこ
とができる。
【0060】(2)製造法2−1 一般式[II]で表される化合物は、一般式[I]で表さ
れる化合物より、直接脱水素反応を行うことにより得る
ことができる。
【0061】
【化18】
【0062】(式中、R1,R2,R3、n及びAは、前
記と同じ意味を表す。)この脱水素反応に用いられる酸
化剤としては、具体的にはニッケルパーオキサイドなど
の金属過酸化物、DDQ等のキノン型酸化剤、イミン等
を例示することができる。
【0063】反応は、酸化剤と一般式[I]で表される
化合物とをベンゼン等の不活性溶媒に溶解又は縣濁させ
て、室温〜溶媒の環流温度で行うことができる。
【0064】(3)製造法2−2 また、一般式[II]で表される化合物は、一般式[I]
で表される化合物を脱アルコール反応等によって、一般
式[VII]で表される化合物とし、さらに、一般式[I]
で表される化合物を製造したのと同様な条件で酸化する
ことによって得ることもできる。
【0065】
【化19】
【0066】(式中、R1、R2,R3、n及びAは前記
と同じ意味を表し、R5はR1又はR3を表す。) 一般式[II]で表される化合物は、一般式[I]で表さ
れる化合物を、塩酸、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、
メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、塩化アル
ミニウム、塩化亜鉛、三フッ化ホウ素等のルイス酸を用
いて脱アルコール等することにより得ることができる。
【0067】この反応は、アルコール類、エーテル類、
トルエン、ヘキサン等の炭化水素類、塩化メチレン、ク
ロロホルム等のハロゲン化炭化水素等の溶媒中、触媒量
のルイス酸を加え、室温〜溶媒の沸点までの温度範囲で
行われる。
【0068】また、一般式[I]で表される化合物を製
造する際、一般式[I]で表される化合物を単離するこ
となくルイス酸を触媒量添加し、室温〜60℃で反応を
行うことで、オルトアルコキシ置換フェノールから直接
一般式[VII]で表される化合物を製造することができ
る。
【0069】この場合において、酸化剤としてPhI
(COCH32を用いるときは、反応中酢酸などが副生
するため、ルイス酸を別途添加することなく反応を行う
こともできる。また、一般式[VII]で表される化合物
は、一般式[XI]
【0070】
【化20】
【0071】(式中、R5及びAは前記と同じ意味を表
す。)で表される化合物とヒドロキシアミンとを反応さ
せることにより、又は、一般式[XII]
【0072】
【化21】
【0073】(式中、R5及びAは前記と同じ意味を表
す。)で表される化合物と塩基とを反応させることによ
り得ることができる。
【0074】一般式[VII]で表される化合物から一般
式[II]で表される化合物への反応は、一般式[I]を
製造する条件を同様に用いて行うことができる。この反
応においては、酸化剤は、一般式[VII]で表される化
合物1当量に対し1当量用いれば十分であり、過剰量用
いることもできる。
【0075】カルボニル基のα位、β位の置換基R
3は、原料である一般式[IV]で表される化合物が5
位、6位に置換基を有する場合には、その置換基がその
まま導入される。また、カルボニル基のα位、β位の二
重結合の反応性を利用してカルボニル基のα位、β位に
置換基を導入することもできる。例えば、臭素を二重結
合に付加させてジブロモ体を得た後、塩基で処理するこ
とにより脱臭化水素酸を行い、カルボニル基のα位を臭
素で置換することができる。また、求核試薬を用いてマ
イケル付加反応を行い、カルボニル基のα位置換基を導
入した後、適当な条件下に脱水素することにより、β位
を修飾することもできる。
【0076】(4)製造法3 一般式[III]で表される化合物は、一般式[VII]で表
される化合物のうち、カルボニル基のα位、β位の二重
結合を有する化合物の該二重結合を修飾することにより
製造することができる。
【0077】
【化22】
【0078】(式中、R1,R2,R3,R4,n,m及び
Aは、前記と同じ意味を表す。) 例えば、塩素、臭素等のハロゲンを一般式[VII]で表
される化合物の二重結合に反応させてジハロゲノ体を得
ることができ、塩化水素、臭素化水素等のハロゲン化水
素を反応させることにより、β−ハロゲノ体を得ること
ができる。また、アルコラート、チオレート、アミン、
グリニヤ試薬、有機銅試薬等の求核試薬を反応させるこ
とにより、β位に置換基を導入することができる。
【0079】また、1,3−ブタジエン等のジエン化合
物とのディールスアルダー反応、あるいはニトリルオキ
サイドとの[1+3]環化付加反応、カルベン付加反応
等により、縮合環を形成することもできる。
【0080】さらにまた、一般式[IV]で表される化合
物の5位、6位に二重結合性の置換基を有する化合物を
用いる場合、水素添加等の方法等により、二重結合が還
元された化合物を得ることができる。
【0081】本発明化合物の構造は、マススペクトル、
NMRスペクトル等の各種スペクトルの測定等により決
定することができる。
【0082】本発明化合物の代表例を第1表に示す。な
お、表中の記号は下記の意味を表す。Pr:プロピル、
Bu:ブチル、Ph:フェニル、n:ノルマル、i:イ
ソ、s:セカンダリー、t:ターシャリー
【0083】
【化23】
【0084】
【化24】
【0085】
【化25】
【0086】
【化26】
【0087】
【化27】
【0088】
【化28】
【0089】
【表1】
【0090】
【表2】
【0091】
【表3】
【0092】
【表4】
【0093】
【表5】
【0094】
【表6】
【0095】
【表7】
【0096】
【表8】
【0097】
【表9】
【0098】
【表10】
【0099】
【表11】
【0100】
【表12】
【0101】
【表13】
【0102】
【表14】
【0103】
【表15】
【0104】
【表16】
【0105】
【表17】
【0106】
【表18】
【0107】
【表19】
【0108】
【表20】
【0109】
【表21】
【0110】
【実施例】次に、実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明は。実施例に幻影されることはない。 実施例1 4,4−ジメトキシ−3−(2,4−ジク
ロロフェニル)−4,3a,7a−トリヒドロベンゾ
[2,1−d]イソオキサゾール−5−オン(化合物番
号I−5)の合成
【0111】
【化29】
【0112】o−メトキシフェノール1.24g(10
mmol)及び2,4−ジクロロベンツアルドキシム
2.00g(10.5mmol)をメタノール20ml
に溶解し、室温でPhI(OCOCH32(以下、Ph
I(OAc)2と略す。)7.1g(22mmol)を
加え、室温で12時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢
酸エチルで抽出後、水洗し、有機層を乾燥、濾過後、溶
媒を減圧留去して得られた残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、目的の化合物を1.5
3g得た。(収率45%)
【0113】1H−NMR(CDCl3,δppm)3.12(s, 3H),
3.37(s, 3H), 4.77(d, 1H), 5.45(dd,1H), 6.12(d, 1
H), 6.26(dd, 1H), 7.35(d, 1H), 7.42(d, 1H), 7.58
(s, 1H)
【0114】実施例2 4,4−ジメトキシ−3−
(2,4−ジクロロフェニル)−4−ヒドロベンゾ
[2,1−d]イソオキサゾールー5−オン(化合物番
号II−5)の合成
【0115】
【化30】
【0116】実施例1で得られた4,4−ジメトキシ−
3−(2,4−ジクロロフェニル)−4,3a,7a−
トリヒドロベンゾ[2,1−d]イソオキサゾール−5
−オンの1g(2.9mmol)をTHF10mlに溶
解し、2N塩酸0.5mlを加えて室温で12時間攪拌
した。溶媒を減圧留去し、酢酸エチルを加えて抽出し
た。有機層を水洗し、乾燥、濾過後、更に有機溶媒を留
去して、3−(2,4−ジクロロフェニル)−4−メト
キシ−5−ヒドロキシベンゾイソオキサゾールを0.8
g得た。(収率90%)
【0117】1H−NMR(CDCl3,δppm)3.30(s, 3H), 7.
10(d, 1H), 7.23(d, 1H), 7.33(d, 1H), 7,45(d, 1H),
7,60(s, 1H)
【0118】上記で得られたベンゾイソオキサゾール化
合物0.5g(1.6mmol)をメタノール5mlに
溶解し、PhI(OAc)20.54g(1.7mmo
l)を室温で加えて室温で3時間攪拌した。反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出、有機層を水洗、乾燥し、濾
過後、有機溶媒を減圧留去することにより、目的の化合
物を0.49g得た。(収率90%)
【0119】1H−NMR(CDCl3,δppm)3.40(s, 6H), 6.
64(d, 2H), 6.92(d, 2H), 7.35(d, 2H), 7.42(d, 2H),
7.53(s, 1H)
【0120】実施例3 4,4−ジメトキシ−3−
(2,4−ジクロロフェニル)−7−メチルチオ−4,
6,7−トリヒドロベンゾ[2,1−d]イソオキサゾ
ールー5−オン(化合物番号III−12)の合成
【0121】
【化31】
【0122】実施例2で得られた3−(2,4−ジクロ
ロフェニル)−4−メトキシ−5−ヒドロキシベンゾイ
ソオキサゾールの0.5g(1.47mmol)をメタ
ノールに溶解し、15%メチルメルカプタンナトリウム
水溶液を0.7g(1.50mmol)を室温で加え、
そのまま4時間攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水洗、乾燥し、濾過後、有機溶
媒を減圧留去することにより、目的の化合物を0.51
g得た。(収率90%)
【0123】1H−NMR(CDCl3,δppm)2.00(s, 3H), 2.
11(d, 2H),2.30(dd, 1H), 3.15(s, 3H), 3.33(s, 3H),
7.31(d, 1H), 7.48(d, 1H), 7.60(s, 1H)
【0124】実施例4 4,4−ジメトキシ−3−
(2,4−ジクロロフェニル)−7−メチルスルフィニ
ル−4,6,7−トリヒドロベンゾ[2,1−d]イソ
オキサゾールー5−オン(化合物番号III−14)の合
【0125】
【化32】
【0126】実施例3で得られた4,4−ジメトキシ−
3−(2,4−ジクロロフェニル)−7−メチルチオ−
4,6,7−トリヒドロベンゾ[2,1−d]イソオキ
サゾールー5−オンの0.5g(1.3mmol)を塩
化メチレンに溶解し、m−クロロ過安息香酸0.22g
を氷冷下に加え、そのまま3時間攪拌した。析出した結
晶を濾過後、溶媒を減圧留去して得られた残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的の化合
物を0.33g得た。(収率62%)融点134−13
5℃
【0127】1H−NMR(CDCl3,δppm)2.20(d, 2H), 2.
48(d, 2H), 2.60(s, 3H), 3.17(s, 3H), 3.40(s, 3H),
7.33(d, 1H), 7.46(d, 1H), 7.58(s, 1H)
【0128】実施例5 4,4−ジメトキシ−3−
(トランス−2−フェニルビニル)−4,3a,7a−
トリヒドロベンゾ[2,1−d]イソオキサゾール−5
−オン(化合物番号I−56)の合成
【0129】
【化33】
【0130】2,4−ジクロロベンツアルデヒドオキシ
ムの代りにトランスシンナムアルデヒドオキシムを用い
る以外は実施例1と同様に反応を行い、目的の化合物を
1.94g得た。(収率65%)
【0131】1H−NMR(CDCl3,δppm)3.13(s, 3H),
3.33(s, 3H), 4.75(d, 1H), 5.46(dd,1H), 6.12(d, 1
H), 6.27(dd, 1H), 6.47(d, 1H), 7.40(m, 3H), 7.55
(m, 2H), 7.80(d, 2H)
【0132】実施例6 4,4−ジメトキシ−3−
(トランス−2−フェニルビニル)−4−ヒドロベンゾ
[2,1−d]イソオキサゾール−5−オン(化合物番
号II−56)の合成
【0133】
【化34】
【0134】実施例5で得た4,4−ジメトキシ−3−
(トランス−2−フェニルビニル)−4,3a,7a−
トリヒドロベンゾ[2,1−d]イソオキサゾール−5
−オンを用い、実施例2と同様にして、4−メトキシ−
5−ヒドロキシ−3−(トランス−2−フェニルビニ
ル)−ベンズイソオキサゾールを0.84g(収率95
%)得た。次いで、このものを、実施例1と同様にして
処理することにより目的化合物を0.46g得た。(収
率96%)
【0135】4−メトキシ−5−ヒドロキシ−3−(ト
ランス−2−フェニルビニル)−ベンズイソオキサゾー
ルの1H−NMR(CDCl3,δppm)3.30(s, 3H), 6.50(d, 1
H), 7.11(d, 1H), 7.25(d, 1H), 7.42(m, 3H), 7,60(m,
2H), 7.88(s, 1H)
【0136】化合物番号II−56の1H−NMR(CDCl3、δ
ppm)3.43(s, 6H), 6.55(d, 1H), 6.70(d, 2H), 6.95
(d, 2H), 7.45(m, 3H), 7.66(m, 2H), 7.82(d, 1H)
【0137】実施例7 4,4−ジメトキシ−3−
(1,3−ジメチル−4−クロル−ピラゾール−5−イ
ル)−4−ヒドロベンゾ[2,1−d]イソオキサゾー
ル−5−オン(化合物番号II−72)の合成
【0138】
【化35】
【0139】o−メトキシフェノール1.24g(10
mmol)及び1,3−ジメチル−6−クロル−ピラゾ
ール−5−カルボアルデヒドオキシム1.82g(1
0.5mmol)をメタノール20mlに溶解し、室温
でPhI(OAc)2 7.1g(22mmol)を加え
て室温で12時間攪拌した後、さらに6時間加熱環流さ
せた。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出後、水洗
し、有機層を乾燥、濾過後、溶媒を減圧留去して得られ
た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製して、4−メトキシ−3−(1,3−ジメチル−4
−クロル−ピラゾール−5−イル)−5−ヒドロキシベ
ンゾイソオキサゾールを0.94g得た。(収率32
%)
【0140】1H−NMR(CDCl3,δppm)2.33(s, 3H), 2.
65(s, 3H), 3.31(s, 3H), 7.11(d, 1H), 7.22(d, 1H)
【0141】得られた5−ヒドロキシベンゾイソオキサ
ゾール化合物0.5g(1.7mmol)をメタノール
5mlに溶解し、PhI(OAc)20.54g(1.
7mmol)を室温で加えて、そのまま3時間攪拌し
た。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出、有機層を水
洗、乾燥し、濾過後、有機溶媒を留去することにより、
目的の化合物を0.47g得た。(収率85%)
【0142】1H−NMR(CDCl3,δppm)2.30(s, 3H), 2.
70(s, 3H), 3.42(s, 6H), 6.66(d, 2H), 6.93(d, 2H)
【0143】次いで、このものを実施例1と同様に処理
することにより、一般式(II)(A=1−フェニル−
3−メチル−クロル−ピラゾール−5−イル、R5,R
6=水素、R7=メチル)を1.49g得た。(収率4
2%)1 H−NMR(CDCl3,δppm)2.35(s, 3H), 3.29(s, 3H),
6.6-7.2(m, 2H)
【0144】化合物番号II−71の1H−NMR(CDCl3,δ
ppm)2.30(s, 3H), 2.70(s, 3H), 3.42(s, 6H), 6.6-7.
2(m, 7H)
【0145】上記実施例を含め、本発明化合物の代表例
を第2表,第3表、第4表及び第5表に示す。表中で用
いた略号、記号は第1表と同じ意味を表す。また、表
中、A81〜A85は下記の意味を表し、*は油状物で
あることを示す。
【0146】
【化36】
【0147】
【表22】
【0148】
【表23】
【0149】
【表24】
【0150】
【表25】
【0151】
【表26】
【0152】
【表27】
【0153】
【表28】
【0154】
【表29】
【0155】
【表30】
【0156】
【表31】
【0157】
【表32】
【0158】
【表33】
【0159】
【表34】
【0160】
【表35】
【0161】
【表36】
【0162】
【表37】
【0163】
【発明の効果】次に、本発明化合物が農園芸用殺菌剤及
び抗真菌剤として有用であることを試験例で示す。
【0164】試験例1 リンゴ黒星病防除試験(予防試
験) 素焼きポットで栽培したリンゴ幼苗(品種「国光」、3〜
4葉期)に、本発明化合物の乳剤を有効成分200pp
mの濃度で散布した。散布後、室温で自然乾燥し、リン
ゴ黒星病菌(Venturia inaequali
)の分生胞子を接種し、明暗を12時間毎に繰り返す
高湿度の恒温室(20℃)に2週間保持した。葉上の病
班出現状態を無処理と比較調査し、防除効果を求めた結
果、以下の化合物が75%以上の優れた防除効果を示し
た。
【0165】化合物番号:I−47,I−56,II−
5,II−6,II−7,II−14,II−20,II−22,
II−24,II−25,II−27,II−28,II−29,
II−30,II−33,II−34,II−35,II−36,
II−37,II−39,II−40,II−41,II−42,
II−44,II−45,II−46,II−48,II−49,
II−50,II−51,II−52,II−56,II−59,
II−62,II−63,II−70,II−72,II−74,
III−12,III−14,III−23
【0166】試験例2 ぶどうべト病防除試験 素焼きポットで栽培したぶどう幼苗(品種「甲斐路」、2
葉期)に、本発明化合物の乳剤を有効成分200ppm
の濃度で散布した。散布後、室温で自然乾燥し、ぶどう
べト病菌(Plasmopara viticola
の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種し、明暗及び乾湿を12時
間毎に繰り返す恒温室(20℃)に10時間保持した。
葉上の病班出現状態を無処理と比較調査し、防除効果を
求めた結果、以下の化合物が75%以上の優れた防除効
果を示した。
【0167】化合物番号:I−56,II−2,II−5,
II−6,II−7,II−8,II−14,II−16,II−1
9,II−22,II−24,II−25,II−26,II−2
7,II−28,II−29,II−30,II−32,II−3
4,II−35,II−36,II−37,II−39,II−4
0,II−41,II−42,II−44,II−45,II−4
6,II−47,II−48,II−49,II−50,II−5
1,II−52,II−56,II−59,II−60,II−6
1,II−62,II−64,II−66,II−67,II−6
8,II−70,II−72,II−74,II−75,III−
12,III−14,III−16,III−21,III−23,
III−31
【0168】試験例3 白せん菌(Trichopht
on mentagrophytesATCC 953
3)に対する抗真菌試験 被験化合物2mgを秤取り、ジメチルスルホキシド0.
5mlを加え原液とし、これをサブロー・デキストロー
ス培地で希釈して、試験濃度の100倍の濃度の希釈系
列薬剤液を調製した。組織培養用24穴マイクロプレー
トの各ウェルに、1〜5×104CFU/mlになるよ
うに同培地で懸濁した白せん菌(Trichophto
mentagrophytes ATCC 953
3)の試験菌液0.99mlを分注した中に前記の薬剤
液0.01mlを添加後よく混和した。各マイクロプレ
ートは28℃にて72時間培養したのち、目視にて生育
阻止を検出した。各被験化合物について、被験菌の生育
を阻止するのに要する最小濃度を求め、これをその化合
物の最小生育阻止濃度(MIC)とした。その結果、化
合物番号II−42のMICは0.78μg/mlであっ
た。
【0169】試験例4 カンジダ(Candida
lbicans ATCC 1023)に対する抗真菌
試験 被験化合物2mgを秤取り、ジメチルスルホキシド0.
5mlを加え原液とし、これをサブロー・デキストロー
ス培地で希釈して、試験濃度の100倍の濃度の希釈系
列薬剤液を調製した。組織培養用24穴マイクロプレー
トの各ウェルに、1〜5×104CFU/mlになるよ
うに同培地で懸濁したカンジダ(Candida al
bicans ATCC 1023)の試験菌液0.9
9mlを分注した中に前記の薬剤液0.01mlを添加
後よく混和した。各マイクロプレートは37℃にて20
時間培養したのち、目視にて生育阻止を検出した。各被
験化合物について、被験菌の生育を阻止するのに要する
最小濃度を求め、これをその化合物の最小生育阻止濃度
(MIC)とした。その結果を第6表に示す。
【0170】
【表38】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/501 A61K 31/501 31/506 31/506 31/5377 31/5377 A61P 31/10 A61P 31/10 C07D 413/04 C07D 413/04 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC01 AD03 AE02 AE03 AF01 4C063 AA01 BB01 CC51 CC52 CC54 CC62 CC75 CC78 CC81 CC82 CC92 DD12 DD22 DD25 DD28 DD29 DD41 DD43 DD51 EE01 EE03 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC68 BC69 BC82 GA02 GA04 GA07 GA08 GA09 GA10 MA01 MA04 NA14 ZB35 4H011 AA01 AA03 BB10 DA16 DD03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 (式中、R1,R2は、それぞれ独立して,C1-6アルキ
    ル基、C1-6ハロアルキル基、C2-6アルケニル基、C
    2-6アルキニル基または置換されてもよいC7-12アラル
    キル基を表し、 R3は、シアノ基、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C
    2-6アルケニル基、C1 -6アルコキシC2-6アルケニル
    基、C1-6アルコキシC1-6アルキル基、C1-6アルコキ
    シ基、C1-6アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルチ
    オ基、置換基を有していてもよいフェニルチオ基、C
    1-6アルキルスルフィニル基、置換基を有してもよいフ
    ェニルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル基、
    置換基を有していてもよいフェニルスルホニル基、C
    1-6アルキルアミノ基、またはジC1-6アルキルアミノ基
    を表す。nは、0、1または2を表し、nが2のとき、
    隣り合った基が一緒になって環を形成してもよい。A
    は、C1-6アルキル基、置換基を有していてもよいフェ
    ニル基、置換基を有していてもよいナフチル基、置換基
    を有していてもよい複素環基を表す。)で表される化合
    物。
  2. 【請求項2】一般式[II] 【化2】 (式中、R1,R2,R3,nおよびAは、前記と同じ意
    味を表す。)で表される化合物。
  3. 【請求項3】一般式[III] 【化3】 (式中、R1,R2およびAは、前記と同じ意味を表し、 R4は、シアノ基、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C
    2-6アルケニル基、C1 -6アルコキシC2-6アルケニル
    基、C1-6アルコキシC1-6アルキル基、C1-6アルコキ
    シ基、C1-6アルコキシカルボニル基、C1-6アルキルチ
    オ基、置換基を有していてもよいフェニルチオ基、C
    1-6アルキルスルフィニル基、置換基を有していてもよ
    いフェニルスルフィニル基、C1-6アルキルスルホニル
    基、置換基を有していてもよいフェニルスルホニル基、
    1-6アルキルアミノ基またはジC1-6アルキルアミノ基
    を表す。mは、0,1,または2を表し、mが2のと
    き、隣り合った基が一緒になって環を形成してもよ
    い。)で表される化合物。
  4. 【請求項4】一般式[IV] 【化4】 (式中、R1,R2,R3およびnは、前記と同じ意味を
    表す。)で表されるオルト置換フェノールと、一般式
    [V] 【化5】 (式中、Aは前記と同じ意味を表す。)で表される化合
    物とを、酸化剤および一般式[VI]:R2OH(R2は前
    記と同じ意味を表す。)で表される化合物の存在下に反
    応させることを特徴とする、前記一般式[I]で表され
    る化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】前記酸化剤は、有機過ヨウ化物である、 請求項4記載の前記一般式[I]で表される化合物の製
    造方法。
  6. 【請求項6】前記酸化剤は、PhI(OCOCH32
    PhIO,PhIO2およびPhI(OH)(OSO2
    h−4−CH3)からなる群から選ばれる一種である、 請求項4記載の前記一般式[I]で表される化合物の製
    造方法。
  7. 【請求項7】前記一般式[I]で表される化合物を酸で
    処理することにより、一般式[VII] 【化6】 (式中、R3,nおよびAは前記と同じ意味を表し、R5
    は、R1もしくはR2を表す。)で表される化合物を得る
    工程と、 前記一般式[VII]で表される化合物に、酸化剤および
    前記一般式[VI]で表される化合物を作用させる工程を
    有する、 前記一般式[II]で表される化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】前記酸化剤は、有機過ヨウ化物である、 請求項7記載の前記一般式[VII]で表される化合物の
    製造方法。
  9. 【請求項9】前記酸化剤は、PhI(OCOCH32
    PhIO,PhIO2およびPhI(OH)(OSO2
    h−4−CH3)からなる群から選ばれる一種である、 請求項7記載の前記一般式[II]で表される化合物の製
    造方法。
  10. 【請求項10】前記一般式[I]で表される化合物に、
    酸化剤を作用させることにより脱水素する工程を有す
    る、 前記一般式[II]で表される化合物の製造方法。
  11. 【請求項11】前記一般式[II]で表される化合物に求
    核試薬を作用させる工程を有する、前記一般式[III]
    で表される化合物の製造方法。
  12. 【請求項12】前記一般式[VII]で表される化合物。
  13. 【請求項13】前記一般式[I]または前記一般式[I
    I]で表される化合物を有効成分として含有してなる抗
    真菌薬。
  14. 【請求項14】前記一般式[I]または前記一般式[I
    I]で表される化合物を有効成分として含有してなる農
    園芸用殺菌剤。
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