JP2001288150A - フェノキシアルキルアミン塩の製造法 - Google Patents

フェノキシアルキルアミン塩の製造法

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JP2001288150A
JP2001288150A JP2000100412A JP2000100412A JP2001288150A JP 2001288150 A JP2001288150 A JP 2001288150A JP 2000100412 A JP2000100412 A JP 2000100412A JP 2000100412 A JP2000100412 A JP 2000100412A JP 2001288150 A JP2001288150 A JP 2001288150A
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Takahisa Muramoto
隆久 村本
Hidehiro Matsunami
秀博 松浪
Izumi Terada
泉 寺田
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリアジン系除草剤の有効成分の合成原料
として有用性の高いフェノキシアルキルアミン塩を、簡
略な製造工程で収率よく製造する方法を提供する。 【解決手段】特定の化学構造を有するフエノキシ誘導体
を溶媒中でアンモニアまたはアンモニアと水素を反応さ
せて得られるフェノキシアルキルアミン溶液に、ハロゲ
ン化水素酸を加えて反応させることからなるフェノキシ
アルキルアミン塩の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除草剤の有効成分
の合成原料として有用性の高いフェノキシアルキルアミ
ン塩を、簡略な製造工程で収率よく製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トリアジン系除草剤は、広範な種
類の雑草に対して強力な殺草力を有することが知られて
いる。このようなトリアジン系除草剤の有効成分である
トリアジン系化合物として、例えば、特開昭63−26
4465号公報においては、下記一般式(5)、
【0003】
【化5】
【0004】〔式(5)中、Xはハロゲン原子を示
す。〕で表されるトリアジン系化合物が開示されてい
る。このトリアジン系化合物を合成する際には、下記式
(6)、
【0005】
【化6】
【0006】で表されるフェノキシアルキルアミン類
と、下記式(7)、
【0007】
【化7】
【0008】〔式(7)中、Xはハロゲン原子を示
す。〕で表される2−アミノ−4,6−ジハロゲノ−
1,3,5−トリアジンを反応させることにより、上記
のトリアジン系化合物を得ている。
【0009】また、特開平5−39249号公報におい
ては、上記トリアジン系化合物の中間体であるフェノキ
シアルキルアミンの製造方法として、例えば、1−
(3,5−ジアルキルフェノキシ)−2−プロパノン
を、ラネーニッケル触媒の存在下、含水アルコール中で
還元的アミノ化反応させて、1−(3,5−ジアルキル
フェノキシ)−2−アミノプロパンを製造している。ま
た、特開平5−78305号公報においては、このフェ
ノキシアルキルアミンを、ハロゲン化水素との塩として
その後の工程において使用するのであるが、このフェノ
キシアルキルアミン塩を製造する工程の途上で、フェノ
キシアルキルアミンの反応生成物からの抽出工程や、洗
浄工程、溶媒の留去あるいは蒸留などによる単離工程を
経た後、これにハロゲン化水素を反応させる方法が採用
されている。
【0010】このように、フェノキシアルキルアミン塩
を製造する際に、フェノキシアルキルアミンの合成工程
の後に、抽出工程や洗浄工程、溶媒の留去あるいは蒸留
などによる単離工程を経てフェノキシアルキルアミン塩
の製造を行うようにすると、これら煩雑な製造工程で必
要とする設備費やこれら工程で要する用役費がかさむほ
か、その製造に長時間を要するという難点がある。ま
た、このように複雑な製造工程を経る間に様々な要因か
ら目的とするフェノキシアルキルアミン塩の収率の低下
が避けがたいという問題もある。そこで、より簡略化さ
れた製造工程によって、収率よくフェノキシアルキルア
ミン塩を製造する方法の開発が要望されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、除草剤の有
効成分の合成原料として有用性の高いフェノキシアルキ
ルアミン塩を、簡略な製造工程で収率よく製造する方法
を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、特定の化学構造
を有するフェノキシ誘導体のアミノ化により合成したフ
ェノキシアルキルアミンを含有する反応生成物の溶液か
ら、フェノキシアルキルアミンを単離することなく、該
溶液にハロゲン化水素酸を加えて反応させる簡略な製造
工程とすることによって、上記目的を達成することがで
きることを見出し、これら知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
【0013】すなわち、本発明の要旨は、下記のとおり
である。 〔1〕下記一般式(1)、
【0014】
【化8】
【0015】〔式(1)中、R1 、R2 は、各々独立に
水素原子または炭素数1〜6のアルキル基を示し、X
は、ハロゲン原子、水酸基またはスルホン酸エステル基
を示す。nは、1〜5の整数である。〕または下記一般
式(2)、
【0016】
【化9】
【0017】〔式(2)中、R1 、R2 およびnは、前
記式(1)におけるR1 、R2 およびnと同一の意味を
有する。〕で表される化合物を、アンモニアまたはさら
に水素と反応させて得られる下記一般式(3)、
【0018】
【化10】
【0019】〔式(3)中、R1 、R2 およびnは、前
記式(1)におけるR1 、R2 およびnと同一の意味を
有する。〕で表されるフェノキシアルキルアミンの溶液
に、ハロゲン化水素酸を加えて反応させることを特徴と
する、下記一般式(4)、
【0020】
【化11】
【0021】〔式(4)中、R1 、R2 およびnは、前
記式(1)におけるR1 、R2 およびnと同一の意味を
有し、Yは、ハロゲン原子を示す。〕で表されるフェノ
キシアルキルアミン塩の製造法。 〔2〕前記一般式(1)または前記一般式(2)で表さ
れる化合物を溶媒中でアンモニアまたはさらに水素と反
応させて得られる前記一般式(3)で表されるフェノキ
シアルキルアミンの溶液にハロゲン化水素酸を加えて反
応させる、前記〔1〕に記載のフェノキシアルキルアミ
ン塩の製造法。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、前記一般式(1)また
は前記一般式(2)で表される化合物を、アンモニアま
たはさらに水素と反応させて得られる前記一般式(3)
で表されるフェノキシアルキルアミンの溶液に、ハロゲ
ン化水素酸を加えて反応させるフェノキシアルキルアミ
ン塩の製造法である。
【0023】ここで、前記一般式(1)において、
1 、R2 が表わす炭素数1〜6のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基、n−アミル基、イソアミル基、n−
ヘキシル基などが挙げられる。また、同式においてXが
表わすハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子、沃素原子が挙げられる。さらに、このXが表
わすスルホン酸エステル基としては、メタンスルホン酸
エステル基やエタンスルホン酸エステル基などが挙げら
れる。
【0024】そして、前記一般式(1)または前記一般
式(2)で表される化合物に、アンモニアあるいはアン
モニアと水素ガスと反応させて、前記一般式(3)で表
されるフェノキシアルキルアミンを得る工程において
は、必ずしも溶媒を必要とはしないが、溶媒を用いてフ
ェノキシアルキルアミンの溶液を得た後、これにハロゲ
ン化水素酸を加えて反応させ、前記一般式(4)で表さ
れるフェノキシアルキルアミン塩を得るようにしてもよ
い。この場合、この反応工程で溶媒を用いることなくフ
ェノキシアルキルアミンを得た後、これに溶媒を加えて
フェノキシアルキルアミン溶液とし、これにハロゲン化
水素酸を加えて反応させるようにしてもよい。また、こ
の反応工程においては、必ずしも触媒を必要とはしない
が、触媒を用いたときには、使用済の触媒を濾別してか
ら、その濾液にハロゲン化水素酸を加えて反応させるよ
うにすればよい。
【0025】このフェノキシアルキルアミン塩を製造す
る方法として、従来法では、原料化合物をアミノ化して
フェノキシアルキルアミン溶液を製造する工程と、その
溶液から抽出や蒸留などによりフェノキシアルキルアミ
ンを単離する工程、およびそのフェノキシアルキルアミ
ンにハロゲン化水素を反応させてその塩を製造する工程
の三段階の煩雑な工程を経て製造していたのであるが、
本発明においては、上記のように原料化合物をアミノ化
してフェノキシアルキルアミン溶液を製造する工程と、
その溶液にハロゲン化水素酸を反応させてその塩を製造
する工程の二段階の工程でフェノキシアルキルアミン塩
が得られ、製造工程を大幅に簡略化することができる。
しかも、フェノキシアルキルアミンの単離工程でのフェ
ノキシアルキルアミンの回避しがたいロスによる収率低
下が防止できるのである。
【0026】また、上記ハロゲン化水素酸としては、塩
化水素酸、臭化水素酸、沃化水素酸が好適に用いられ
る。このフェノキシアルキルアミン塩を製造する場合、
従来法においてはフェノキシアルキルアミンにガス状の
ハロゲン化水素を反応させる方法が採用されていたが、
本発明の方法においては、溶液状態のハロゲン化水素酸
を用いるので、その取扱いが容易であるほか、反応制御
操作を精密に行い易くなり、フェノキシアルキルアミン
塩製造工程の運転が安定的に行えるようになり、品質的
にも安定化させることができるのである。
【0027】そして、このフェノキシアルキルアミン溶
液にハロゲン化水素酸を加えて反応させる際の反応条件
は、その反応温度は10〜50℃の範囲とし、反応時間
は3〜5時間、反応圧力は常圧下もしくは、反応系の自
圧程度の加圧下に行えばよい。さらに、ここで加えるハ
ロゲン化水素酸の添加割合は、フェノキシアルキルアミ
ンに対して、モル比において1〜3とするのがよい。そ
れは、このハロゲン化水素酸の添加割合が、フェノキシ
アルキルアミンに対して1モル未満であると、フェノキ
シアルキルアミン塩の生成が十分に進行しないことがあ
り、また、これを3モル以上としても、それ以上の効果
は得られないからである。
【0028】このようにして得られるフェノキシアルキ
ルアミン塩は、例えば上記の公知の方法にしたがって、
2−アミノ−4,6−ジハロゲノ−1,3,5−トリア
ジンを反応させることにより、除草剤の有効成分として
有用性の高い前記トリアジン系化合物を得ることができ
る。
【0029】そして、このようにして合成されるトリア
ジン系化合物、例えば、(RS)−N−〔2−(3,5
−ジメチルフェノキシ)−1−メチルエチル〕−6−
(1−フルオロ−1−メチルエチル)−1,3,5−ト
リアジン−2,4−ジアミンは、これを粒状の除草剤に
製剤するには、除草剤用の固体担体に担持して使用す
る。このような固体担体としては、例えば、ケイソウ土
や消石灰などの酸化物、リン灰石などのリン酸塩、セッ
コウなどの硫酸塩、タルク、パイロフェライト、クレ
ー、カオリン、ベントナイト、酸性白土、ホワイトカー
ボン、石英粉末、ケイ石粉などの鉱物質の微粉などが用
いられる。
【0030】さらに、この除草剤には、界面活性剤を配
合したものが好適に用いられる。ここで用いる界面活性
剤としては、アルキルベンゼンスルホネートやアルキル
スルホネート、ラウリン酸アミドスルホネートなどのア
ニオン型、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリ
エチレングリコールラウレート、ソルビタンアルキルエ
ステルなどのノニオン型、ジメチルラウリルベンジルア
ンモニウムクロライド、ラウリルアミン、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロライドなどのカチオン型また
はアミノ酸やベタインなどの両性イオン型の界面活性剤
などが好適なものとして挙げられる。
【0031】また、このトリアジン系化合物に、フェノ
キシ系、ジフェニルエーテル系、トリアジン系、尿素
系、カーバメイト系、チオカーバメイト系、酸アニリド
系、ピラゾール系、リン酸系、スルホニルウレア系、ニ
トリル系、ジニトロアニリン系、イミダゾリノン系、オ
キサジアゾン系などの除草活性化合物を任意の配合割合
で併用してもよい。さらに、必要に応じて、殺虫剤、殺
菌剤、植物生長調節剤、肥料などを含有させることもで
きる。
【0032】このようにして得られる除草剤を耕作地に
施用するに際しては、雑草の発芽前または発芽後に、雑
草またはその生育地に施用する。この場合の施用手段と
しては、栽培植物の種類や使用環境によって異なるが、
たとえば噴霧、散布などの一般的な方法を採用すること
ができる。また、この除草剤の施用量については、有効
成分である上記トリアジン系化合物を、耕作地10アー
ル当たり、0.1〜1000g、好ましくは1〜100
gとすればよい。
【0033】そして、前記栽培植物としては、たとえば
イネ、コムギ、オオムギ、トウモロコシ、エンバク、ソ
ルガムなどの作物のほか、果樹、果菜類や根菜類、葉菜
類などの野菜、芝生などが挙げられる。
【0034】このトリアジン系化合物を有効成分とする
除草剤により防除の対象とする雑草としては、水田雑草
(Paddy weeds)のヘラオモダカ(Alis
macanaliculatum)、オモダカ(Sag
ittaria trifolia)、ウリカワ(Sa
gittaria pygmaea)などのオモダカ科
(Alismataceae)雑草、タマガヤツリ(C
yperus difformis)、ミズカヤツリ
(Cyperus serotinus)、ホタルイ
(Scirpus difformis)、クログワイ
(Eleocharis kuroguwai)などの
カヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、アゼナ
(Lindernia pyxidaria)などのゴ
マノハグサ科(Scrothulariaceae)雑
草、コナギ(Monochoriavaginali
s)などのミズアオイ科(Pontenderiace
ae)雑草、ヒルムシロ(Potamogeton d
istinctus)などのミソハギ科(Potamo
getonaceae)雑草、キカシグサ(Rotal
a indica)等のミソハギ科(Lythrace
ae)雑草、タイヌビエ(Echinochloa c
rug−galli)などのイネ科(Graminea
e)雑草などがある。
【0035】また、畑雑草としては、イヌホウズキ(S
olanum nigrum)、チョウセンアサガオ
(Datura stramonium)などのナス科
(Solanaceae)雑草、イチビ(Abutil
on theophrasti)、アメリカキンゴジカ
(sida spinosa)などのアオイ科(Mal
vaceae)雑草、マルバアサガオ(Ipomoea
purpurea)などのヒルガオ科(Convol
vulaceae)雑草、イヌビユ(Amaranth
us lividus)などのヒユ科(Amarant
haceae)雑草、オナモミ(Xanthium s
trumarium)、ブタクサ(Ambrosia
artemisifolia)、ハキダメギク(Gal
insoga ciliata)、セイヨウトゲアザミ
(Cirsium arvense)、ノボロギク(S
enecio Vulgaris)、ヒメジヨン(Er
igeron annus)などのキク科(Compo
sitae)雑草、イヌガラシ(Rorippa in
dica)、ノハラガラシ(Sinapis arve
nsis)、ナズナ(Capsella bursa−
pastoris)などのアブラナ科(Brassic
aceae)雑草、イヌタデ(Polygonum b
ulumei)、ソバカズラ(Polygonum c
onvolvulus)などのタデ科(polygon
aceae)雑草、スベリヒユ(Portulaca
oleracea)などのスベリヒユ科(Portul
acaceae)雑草、シロザ(Chenopodiu
m alubum)、コアカザ(Chenopodiu
m ficiolium)、ホウキザ(Kochia
scoparia)などのアカザ科(Chenopod
iaceae)雑草、ハコベ(Stellaria m
edia)等のナデシコ科(Caryophyllac
eae)雑草、オオイヌノフグリ(Veronica
persica)などのゴマノハグサ科(Scroph
ulariaceae)雑草、ツユクサ(Commel
ina communis)などのツユクサ科(Com
melinaceae)雑草、ホトケノザ(Lamiu
m amplexicaule)、ヒメオドニシキソウ
(Euphorbia supina)、オオニシキソ
ウ(Euphorbia maculata)などのト
ウダイグサ科(Euphorbiaceae)雑草、ト
ゲナシヤエムグラ(Galium spurium)、
ヤエムグラ(Galium aparine)、アカネ
(Rubia akane)などのアカネ科(Rubi
aceae)雑草、スミレ(Viola arvens
is)などのスミレ科(Vilaceae)雑草、アメ
リカツノクサネム(Sesbania exaltat
a)、エビスグサ(Cassia obtusifol
ia)などのマメ科(Leguminosae)雑草な
どの広葉雑草(Broad−leaved weed
s)、野性ソルガム(Sorghumbicolo
r)、オオクサキビ(Panicum dichoto
miflorum)、ジョンソングラス(Sorghu
m haepense)、イヌビエ(Echinoch
loa crus−galli)、メヒシバ(Digi
taria adscendes)、カラスムギ(Av
ena fatua)、オヒシバ(Eleusine
indica)、エノコログサ(Setariavir
idis)もしくはスズメノテッポウ(Alopecu
rus aequalis)などのイネ科雑草(Gra
minaceous weeds)、ハマスゲ(Cyp
erus rotundus、Cyperus esc
ulentus)などのカヤツリグサ科雑草(Cype
raceous weeds)などがある。
【0036】
【実施例】つぎに、本発明を実施例および比較例により
さらに具体的に説明するが本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
【0037】〔実施例1〕内容積100ミリリットルの
オートクレーブに、前記一般式(1)で表される化合物
として1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−クロ
ルプロパン1.96g(9.8ミリモル)と、エチルア
ルコール10ミリリットルおよび沃化ナトリウム0.2
gを加えた。この溶液に、濃度28質量%のアンモニア
水溶液40ミリリットルを加え、130℃に昇温して、
8時間攪拌下に反応させた。
【0038】ついで、このようにして得られた1−
(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−アミノプロパン
のエチルアルコール溶液に、水50ミリリットルとジエ
チルエーテル20ミリリットルを加えた後、オートクレ
ーブから内容積500ミリリットルのビーカーに移し
た。
【0039】つぎに、この溶液に、濃度20質量%の塩
酸水溶液をpHが7になるまで加えて残存アンモニアを
中和した。ついで、この1−(3,5−ジメチルフェノ
キシ)−2−アミノプロパン溶液に、ハロゲン化水素酸
として濃度36質量%の塩酸1gを加えて反応させた。
この1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−アミノ
プロパンと塩酸の反応は発熱反応であるため、反応液の
温度が40〜50℃に保たれるように塩酸の滴下速度を
調整した。
【0040】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩1.96gを得た。
【0041】〔実施例2〕内容積20ミリリットルのオ
ートクレーブに、前記一般式(1)で表される化合物と
して、1−メチル−2−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)エチル−メタンスルホン酸エステル5.42g(2
1ミリモル)と、メチルアルコール6ミリリットルを加
えた。そして、この1−メチル−2−(3,5−ジメチ
ルフェノキシ)エチル−メタンスルホン酸エステルに対
して、20倍当量に相当するアンモニア7.67gを加
え、100℃において8時間攪拌下に反応させた。
【0042】ついで、この反応生成物から残存アンモニ
アを除去し、得られた1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンのメチルアルコール溶液を、
内容積500ミリリットルのビーカーに移した。そし
て、この溶液に、水50ミリリットルとジエチルエーテ
ル20ミリリットルを加えた。
【0043】つぎに、この溶液に、濃度20質量%の塩
酸水溶液をpHが7になるまで加えて残存アンモニアを
中和した。そして、この1−(3,5−ジメチルフェノ
キシ)−2−アミノプロパン溶液に、ハロゲン化水素酸
として濃度36質量%の塩酸2.1gを加えて反応させ
た。この場合にも、反応液の温度が40〜50℃に保た
れるように塩酸の滴下速度を調整した。
【0044】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩4.2gを得た。
【0045】〔実施例3〕内容積150ミリリットルの
オートクレーブに、前記一般式(1)で表される化合物
として、1−メチル−2−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)エチルアルコール30g(166ミリモル)と、溶
媒のトルエン30gおよび触媒として銅−クロム触媒
3.0gを入れた。ついで、これにアンモニア9.6g
(564ミリモル)を加え、さらに水素ガスを4MPa
(G)まで張り込み、オートクレーブの温度を240℃
に昇温して、反応圧力9.7〜10.4MPa(G)に
おいて、7時間攪拌下に反応させた。
【0046】反応の終了後、オートクレーブを放冷して
から過剰のアンモニアと水素ガスを分離し、反応生成物
から触媒を濾別して、1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンのトルエン溶液を得た。
【0047】つぎに、この溶液に、濃度20質量%の塩
酸水溶液をpHが7になるまで加えて残存アンモニアを
中和した。そして、この1−(3,5−ジメチルフェノ
キシ)−2−アミノプロパン溶液に、ハロゲン化水素酸
として濃度36質量%の塩酸17gを加えて反応させ
た。この場合にも、反応液の温度が40〜50℃に保た
れるように塩酸の滴下速度を調整した。
【0048】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩30gを得た。
【0049】〔実施例4〕内容積150ミリリットルの
オートクレーブに、前記一般式(1)で表される化合物
として、1−メチル−2−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)エチルアルコール50.0g(277ミリモル)
と、触媒として、予め水素ガス気流下に200〜300
℃で3時間活性化させた銅−クロム触媒15.4gを入
れた。ついで、これにアンモニア7.5g(440ミリ
モル)を加え、さらに、水素ガスを4MPa(G)まで
張り込み、オートクレーブの温度を250℃に昇温し
て、2時間攪拌下に反応させた。
【0050】反応の終了後、オートクレーブを放冷して
から過剰のアンモニアと水素ガスを分離し、反応生成物
から触媒を濾別して、1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンを得た。
【0051】つぎに、得られた1−(3,5−ジメチル
フェノキシ)−2−アミノプロパンに、ジエチルエーテ
ル200ミリリットルを加えた後、濃度20質量%の塩
酸水溶液をpHが7になるまで加えて残存アンモニアを
中和した。そして、この1−(3,5−ジメチルフェノ
キシ)−2−アミノプロパンのエーテル溶液に、ハロゲ
ン化水素酸として、濃度36質量%の塩酸28gを加え
て反応させた。この場合においても、反応液の温度が4
0〜50℃に保たれるように、塩酸の滴下速度を調整し
た。
【0052】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩31gを得た。
【0053】〔実施例5〕内容積150ミリリットルの
オートクレーブに、前記一般式(2)で表される化合物
として、1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−プ
ロパノン20.0g(112ミリモル)と、溶媒のメチ
ルアルコール25ミリリットルおよび水5ミリリットル
ならびに触媒としてラネーニッケル触媒0.5gを入
れ、さらに冷却下にアンモニア4.78g(281ミリ
モル)を加えた。つぎに、このオートクレーブに、水素
ガスを4MPa(G)まで張り込み、80℃において3
時間攪拌下に反応させた。
【0054】反応の終了後、オートクレーブを放冷して
から過剰のアンモニアと水素ガスを分離し、反応生成物
から触媒を濾別して、1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンのメチルアルコール溶液を得
た。
【0055】つぎに、この溶液を減圧濃縮した後、ジエ
チルエーテル100ミリリットルに溶解させた1−
(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−アミノプロパン
のジメチルエーテル溶液に、濃度30質量%の臭化水素
酸水溶液97gを滴下した。この場合においても、反応
液の温度が40〜50℃に保たれるように臭化水素酸水
溶液の滴下速度を調整した。
【0056】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン臭酸塩26gを得た。
【0057】〔比較例1〕内容積100ミリリットルの
オートクレーブに、前記一般式(1)で表される化合物
として1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−クロ
ルプロパン1.96g(9.8ミリモル)と、エチルア
ルコール10ミリリットルおよび沃化ナトリウム0.2
gを加えた。この溶液に、濃度28質量%のアンモニア
水溶液40ミリリットルを加え、130℃に昇温して、
8時間攪拌下に反応させた。
【0058】ついで、このようにして得られた1−
(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−アミノプロパン
のエチルアルコール溶液に、水50ミリリットルとジエ
チルエーテル20ミリリットルを加えた後、オートクレ
ーブから内容積500ミリリットルのビーカーに移し
た。
【0059】つぎに、この1−(3,5−ジメチルフェ
ノキシ)−2−アミノプロパン溶液が酸性になるまで濃
度20質量%の塩酸水溶液を加えた後、ジエチルエーテ
ル20ミリリットルで3回洗浄した。さらに、このビー
カーの水層部分を冷却しながら濃度20質量%の水酸化
ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にして、ジエチル
エーテル50ミリリットルで3回抽出した。そして、得
られた有機層を無水硫酸ナトリウム10gで乾燥させた
後、減圧下にジエチルエーテルを留去して、1−(3,
5−ジメチルフェノキシ)−2−アミノプロパンを得
た。
【0060】ついで、この1−(3,5−ジメチルフェ
ノキシ)−2−アミノプロパンに、水20ミリリットル
およびトルエン20ミリリットルを加え、これに濃度3
6質量%の塩酸水溶液1gを加えて反応させた。この場
合にも、反応液の温度が40〜50℃に保たれるように
塩酸水溶液の滴下速度を調整した。
【0061】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩1.72gを得た。
【0062】〔比較例2〕内容積20ミリリットルのオ
ートクレーブに、前記一般式(1)で表される化合物と
して、1−メチル−2−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)エチル−メタンスルホン酸エステル5.42g(2
1ミリモル)と、メチルアルコール6ミリリットルを加
えた。そして、この1−メチル−2−(3,5−ジメチ
ルフェノキシ)エチル−メタンスルホン酸エステルに対
して、20倍当量に相当するアンモニア7.67gを加
え、100℃において8時間攪拌下に反応させた。
【0063】ついで、この反応生成物から残存アンモニ
アを除去し、得られた1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンのメチルアルコール溶液を、
内容積500ミリリットルのビーカーに移した。そし
て、この溶液に、水50ミリリットルとジエチルエーテ
ル20ミリリットルを加えた。
【0064】つぎに、この1−(3,5−ジメチルフェ
ノキシ)−2−アミノプロパン溶液が酸性になるまで濃
度20質量%の塩酸水溶液を加えた後、ジエチルエーテ
ル50ミリリットルで3回洗浄した。さらに、このビー
カーの水層部分を冷却しながら濃度20質量%の水酸化
ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性にして、ジエチル
エーテル50ミリリットルで3回抽出した。そして、得
られた有機層を無水硫酸ナトリウム10gで乾燥させた
後、減圧下にジエチルエーテルを留去して、1−(3,
5−ジメチルフェノキシ)−2−アミノプロパンを得
た。
【0065】ついで、この1−(3,5−ジメチルフェ
ノキシ)−2−アミノプロパンを、ジエチルエーテル4
gに溶解させ、これに濃度36質量%の塩酸水溶液2.
1gを加えて反応させた。この場合にも、反応液の温度
が40〜50℃に保たれるように塩酸水溶液の滴下速度
を調整した。
【0066】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩3.8gを得た。
【0067】〔比較例3〕内容積150ミリリットルの
オートクレーブに、前記一般式(1)で表される化合物
として、1−メチル−2−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)エチルアルコール30g(166ミリモル)と、溶
媒のトルエン30gおよび触媒として銅−クロム触媒
3.0gを入れた。ついで、これにアンモニア9.6g
(564ミリモル)を加え、さらに水素ガスを4MPa
(G)まで張り込み、オートクレーブの温度を240℃
に昇温して、反応圧力9.7〜10.4MPa(G)に
おいて、7時間攪拌下に反応させた。
【0068】反応の終了後、オートクレーブを放冷して
から過剰のアンモニアと水素ガスを分離し、反応生成物
から触媒を濾別して、1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンのトルエン溶液を得た。
【0069】つぎに、この溶液に濃度20質量%の塩酸
水溶液100ミリリットルを加えて、1−(3,5−ジ
メチルフェノキシ)−2−アミノプロパンを抽出した。
ここで抽出した水層に水酸化ナトリウム水溶液を加えて
アルカリ性とし、有機層をジエチルエーテル200ミリ
リットルで抽出した。そして、得られた有機層を無水硫
酸ナトリウム10gで乾燥させた後、減圧下にジエチル
エーテルを留去して、1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンを得た。
【0070】ついで、この1−(3,5−ジメチルフェ
ノキシ)−2−アミノプロパンを、トルエン40gに溶
解させ、これに濃度36質量%の塩酸水溶液17gを加
えて反応させた。この場合にも、反応液の温度が40〜
50℃に保たれるように塩酸水溶液の滴下速度を調整し
た。
【0071】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩18gを得た。
【0072】〔比較例4〕内容積150ミリリットルの
オートクレーブに、前記一般式(1)で表される化合物
として、1−メチル−2−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)エチルアルコール50.0g(277ミリモル)
と、触媒として、予め水素ガス気流下に200〜300
℃で3時間活性化させた銅−クロム触媒15.4gを入
れた。ついで、これにアンモニア7.5g(440ミリ
モル)を加え、さらに水素ガスを4MPa(G)まで張
り込み、オートクレーブの温度を250℃に昇温して、
2時間攪拌下に反応させた。
【0073】反応の終了後、オートクレーブを放冷して
から過剰のアンモニアと水素ガスを分離し、反応生成物
から触媒を濾別して、1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンを得た。
【0074】つぎに、得られた1−(3,5−ジメチル
フェノキシ)−2−アミノプロパンに、ジエチルエーテ
ル200ミリリットルを加えた後、濃度20質量%の塩
酸水溶液200ミリリットルを加えて、1−(3,5−
ジメチルフェノキシ)−2−アミノプロパンを抽出し
た。ここで抽出した水層に、水酸化ナトリウム水溶液を
加えてアルカリ性とし、有機層をジエチルエーテル20
0ミリリットルで抽出した。そして、得られた有機層を
無水硫酸ナトリウム10gで乾燥させた後、減圧下にジ
エチルエーテルを留去して、1−(3,5−ジメチルフ
ェノキシ)−2−アミノプロパンを得た。
【0075】ついで、この1−(3,5−ジメチルフェ
ノキシ)−2−アミノプロパンを、ジエチルエーテル5
0ミリリットルに溶解させ、これに濃度36質量%の塩
酸水溶液28gを加えて反応させた。この場合にも、反
応液の温度が40〜50℃に保たれるように塩酸水溶液
の滴下速度を調整した。
【0076】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩25gを得た。
【0077】〔比較例5〕内容積150ミリリットルの
オートクレーブに、前記一般式(2)で表される化合物
として、1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−プ
ロパノン20.0g(112ミリモル)と、溶媒のメチ
ルアルコール25ミリリットルおよび水5ミリリットル
ならびに触媒としてラネーニッケル触媒0.5gを入
れ、さらに冷却下にアンモニア4.78g(281ミリ
モル)を加えた。つぎに、このオートクレーブに、水素
ガスを4MPa(G)まで張り込み、80℃において3
時間攪拌下に反応させた。
【0078】反応の終了後、オートクレーブを放冷して
から過剰のアンモニアと水素ガスを分離し、反応生成物
から触媒を濾別して、1−(3,5−ジメチルフェノキ
シ)−2−アミノプロパンのメチルアルコール溶液を得
た。
【0079】つぎに、この溶液を減圧濃縮した後、ジエ
チルエーテル100ミリリットルに溶解させ、濃度20
質量%の塩酸水溶液100ミリリットルを加えて、1−
(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−アミノプロパン
を抽出した。ここで抽出した水層に水酸化ナトリウム水
溶液を加えてアルカリ性とし、有機層をジエチルエーテ
ル100ミリリットルで抽出した。そして、得られた有
機層を無水硫酸ナトリウム10gで乾燥させた後、減圧
下にジエチルエーテルを留去して、1−(3,5−ジメ
チルフェノキシ)−2−アミノプロパンを得た。
【0080】ついで、この1−(3,5−ジメチルフェ
ノキシ)−2−アミノプロパンを、ジエチルエーテル5
0ミリリットルに溶解させ、これに濃度30質量%の臭
化水素酸水溶液97gを加えて反応させた。この場合に
も、反応液の温度が40〜50℃に保たれるように臭化
水素酸水溶液の滴下速度を調整した。
【0081】このようにして得られた反応生成液より、
常圧で水を留去し、さらに吸引濾過することにより、目
的とする1−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−ア
ミノプロパン塩酸塩23gを得た。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、除草剤の有効成分の合
成材料として有用性の高いフェノキシアルキルアミン塩
を、簡略な製造工程で収率よく製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)、 【化1】 〔式(1)中、R1 、R2 は、各々独立に水素原子また
    は炭素数1〜6のアルキル基を示し、Xは、ハロゲン原
    子、水酸基またはスルホン酸エステル基を示す。nは、
    1〜5の整数である。〕または下記一般式(2)、 【化2】 〔式(2)中、R1 、R2 およびnは、前記式(1)に
    おけるR1 、R2 およびnと同一の意味を有する。〕で
    表される化合物を、アンモニアまたはさらに水素と反応
    させて得られる下記一般式(3)、 【化3】 〔式(3)中、R1 、R2 およびnは、前記式(1)に
    おけるR1 、R2 およびnと同一の意味を有する。〕で
    表されるフェノキシアルキルアミンの溶液に、ハロゲン
    化水素酸を加えて反応させることを特徴とする、下記一
    般式(4)、 【化4】 〔式(4)中、R1 、R2 およびnは、前記式(1)に
    おけるR1 、R2 およびnと同一の意味を有し、Yは、
    ハロゲン原子を示す。〕で表されるフェノキシアルキル
    アミン塩の製造法。
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)または前記一般式
    (2)で表される化合物を溶媒中でアンモニアまたはさ
    らに水素と反応させて得られる前記一般式(3)で表さ
    れるフェノキシアルキルアミンの溶液にハロゲン化水素
    酸を加えて反応させる、請求項1に記載のフェノキシア
    ルキルアミン塩の製造法。
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