JP2001287590A - 車両用バックミラー装置 - Google Patents

車両用バックミラー装置

Info

Publication number
JP2001287590A
JP2001287590A JP2000103604A JP2000103604A JP2001287590A JP 2001287590 A JP2001287590 A JP 2001287590A JP 2000103604 A JP2000103604 A JP 2000103604A JP 2000103604 A JP2000103604 A JP 2000103604A JP 2001287590 A JP2001287590 A JP 2001287590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
mirror
window
light
reflecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000103604A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumito Orii
文人 折井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000103604A priority Critical patent/JP2001287590A/ja
Publication of JP2001287590A publication Critical patent/JP2001287590A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、安価に構成でき、車両後方及び車
両側面の像が見易く、しかも安全性に優れ、空気抵抗減
少による走行性改善を図ることが可能な車両用バックミ
ラー装置を提供する。 【解決手段】 本発明の車両用バックミラー装置は、車
両の側壁外部に設けた該車両の後方及び側面からの光が
入射する集光窓1aと、この集光窓1aからの反射光を
車室内に導く反射面として少なくともに凸面及び凹面を
備えた複数の反射鏡2、3、4、5、凹面鏡6と、これ
ら複数の反射鏡で反射した反射光を車室内で視認する視
認窓7とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の後方及
び車両側面を視認するバックミラー装置に関し、詳しく
は後方及び車両側面の映像を車室内に導いて、運転者が
その映像を車室内で視認可能とした車両用バックミラー
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等のような車輛の運転時に
おいて後方及び車両側面の安全確認のため、ドアミラー
に写る映像を視認することが一般的である。
【0003】このドアミラーにおいては、必要な視野範
囲を視認するため、車輛の側面外方まではみ出し設置さ
れ、突起物となっていて、安全上問題がある。また空気
抵抗により車両の走行性を低下させるという問題もあっ
た。
【0004】さらに、運転者は車両の窓越しにドアミラ
ーを視認するため、ドアミラーの設置箇所はドアパネ
ル、フロントピラーやダッシュボード等の陰にならない
ような位置とする必要があり、設置位置やデザインの自
由度を制限する要因となっていた。
【0005】これらの問題を改善するため、実開平6−
49208号公報に開示されているように、後方及び車
両側面の視野を集光する光学素子と集光した光を反射さ
せて車室内で視認できるよう光の方向を変える光学素子
を有するバックミラー装置が提案されている。
【0006】具体的には、車両の外部に従来のドアミラ
ーの反射面より小さい面積の凹レンズを設け、面積が小
さくても、後方及び車両側面の視野を十分に確保して集
光できるようにし、併せてプリズム又は反射面を有する
ハウジング部で光の方向を車室内に向かうよう反射させ
る。
【0007】更に車室内の運伝者の目にその光を向ける
よう、車室内に反射面を設定することで、車輛からのは
み出しを抑えるとともに、車輛後方及び側面の映像を車
室内の反射面を運転者が凸レンズを介して拡大して見え
るようにする手段で問題を改善している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来例で
は、集光用凹レンズと大口径の凸レンズが必要で、場合
によってはさらにプリズムを使用する必要がある。
【0009】一般的に大口径光学レンズやプリズムを使
用するバックミラー装置は高価になってしまうため広範
囲な普及の妨げとなってしまう。
【0010】また、車両後方及び車両側面の映像をレン
ズを透過させた状態で見るため、屈折による光の分散に
よって不要な色が出てしまい、見にくく、使い勝手が悪
いバックミラー装置となってしまう。
【0011】更に、各レンズが球面を使用したレンズで
あって、反射面が平面の組合わせでは、レンズの収差に
よって像が歪んでしまい、やはり見にくいバックミラー
装置いミラーとなってしまう。
【0012】そこで本発明は、従来例の問題点に鑑み、
安価に構成でき、車両後方及び車両側面の像が見易く、
しかもはみ出し部分が少なく安全性に優れ、空気抵抗減
少による走行性改善を図ることが可能な車両用バックミ
ラー装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の車
両用バックミラー装置は、車両の側壁外部に設けた該車
両の後方及び側面からの光が入射する集光窓と、この集
光窓からの入射光を車室内に導く反射面として少なくと
もに凸面及び凹面を備えた複数の反射鏡と、これら複数
の反射鏡で反射した反射光を車室内で視認する視認窓と
を有することを特徴とするものである。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両用バックミラー装置において、前記複数の反射鏡のう
ち、前記集光窓に臨ませる反射鏡は凸面鏡であり、前記
視認窓に臨ませる反射鏡は凹面鏡であり、前記凸面鏡、
凹面鏡のどちらかまたは双方の反射面が非球面であるこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の車両用バックミラー装置において、前記集光窓に臨
ませる反射鏡と、前記視認窓に臨ませる反射鏡との間の
反射鏡の何れかが円筒面又は自由曲面を備えていること
を特徴とするものである。
【0016】本発明の作用を以下に説明する。本発明で
は、車両後方及び側面からの光を集光窓から入射させ、
この集光窓からの入射光を反射面として少なくともに凸
面及び凹面を備えた複数の反射鏡により車室内に導き、
運転者が、複数の反射鏡で反射した反射光を車室内の視
認窓から視認するものである。
【0017】これにより、前記反射鏡の凸面及び凹面の
組み合わせの作用で、平面鏡の組み合わせだけの構成で
見る場合に比べ、車室外の広い視野を拡大して視認でき
視認性を改善できるとともに、車両の外部に配置する集
光窓の部分の占有スペースをより小さくすることがで
き、車両側壁からはみ出る部分を少なくすることによる
安全性の向上と、空気抵抗減少による走行性改善を図る
ことができる。
【0018】また、本発明では反射鏡のみによる構成で
あるため、光の透過するレンズを使用しないため、屈折
による光の分散がなく、運転者が視認する像に余分な色
が表出することはない。
【0019】さらに、本発明では前記凸面鏡、凹面鏡の
どちらかまたは双方の反射面に非球面を用いているの
で、収差による像の歪みを抑えることができる。
【0020】さらに、本発明では、前記集光窓に臨ませ
る反射鏡と、前記視認窓に臨ませる反射鏡との間の反射
鏡の何れかが円筒面又は自由曲面を備えているので、こ
れにより、運転者が視認する車両後方及び側方の像にお
ける横方向の歪みを補正し、この像の見栄えを良好なも
のとすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の車
両用バックミラー装置について詳細に説明する。
【0022】(実施の形態1)この車両用バックミラー
装置は、図1、図2に示すように、車両外面のドアパネ
ルと、タイヤハウスの間のフェンダー部10に、車幅か
ら70mm程度はみ出す円錘形状又は角錘形状に形成し
たバックミラー筺体1を取り付けている。
【0023】バックミラー筺体1の開口部分には、車両
後方を向いた口径50mm程度の光透過性を有するガラ
ス等からなる集光窓1aを設け、集光窓1aの車両前方
方向内面に外部反射鏡2を設ける。この外部反射鏡2は
車両内側に向け所定角度傾けて設置される。
【0024】前記外部反射鏡2の反射面は、凸面に形成
され、かつ、非球面となっていて収差を補正するため非
球面量が最適化されている。
【0025】前記車両用バックミラー装置は、さらに反
射鏡3、4、5及び凹面鏡6を、前記外部反射鏡2から
の光を順次反射する配置で備えている。
【0026】前記反射鏡3、4、5は、外部反射鏡2か
らの光を車室内へ導くためのものであり、それぞれが有
効光線を妨げないよう配置され、また、前記凹面鏡6は
凹面の非球面となっていて、収差が補正できるようにそ
の非球面が最適化されている。
【0027】そして、この車両の運転者は、アイポイン
ト(左右両眼)Eの位置から車室内のダッシュボード1
1付近に設けた光透過性を有するガラス等からなる視認
窓7を通し前記凹面鏡6を見ることによって、図1に示
すような光線経路を辿って車室外の車両後方及び車両側
面の視野を視認し得るように構成している。
【0028】また、前記外部反射鏡2の凸面により、平
面鏡の場合に比較して車室外の車両後方及び車両側面の
広い視野を確保でき、更に運転者は反射鏡6の凹面によ
り車室内に導かれた車両後方及び車両側面の像を拡大し
て視認できる構成になっている。
【0029】また、運転者の視線の中心線と視認する視
野の中心線との傾きに合わせ、前記反射鏡5の反射面は
緩い楕円の円筒面に形成しており、これにより運転者が
視認する像における横方向の歪みを補正し、像の見栄え
を良好なものとしている。
【0030】図1、図2中、12は、この車両のウイン
ドスクリーン(フロントガラス)を示すものである。
【0031】上記のように構成、配置された本実施の形
態1のバックミラー装置によれば、車両の幅より外への
はみ出し寸法が70mm程度以下と少なく、即ち、車両
側面からの突起部が小さく、安全性が向上するとととも
に、車両走行時の空気抵抗を減少することが可能で、空
力的効率を高くすることができる。
【0032】また、本実施の形態1のバックミラー装置
は、光学レンズを使用せず、凸面、凹面を含む反射光路
のみで構成できるため、レンズ等を用いる場合に比較
し、低価格に製造できる利点もある。
【0033】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
構成は、実施の形態1のバックミラー装置と同様な観点
から、前記外部反射鏡2、反射鏡3、4、5及び凹面鏡
6に相当する反射メッキ膜による各反射面部2A、3
A、4A、5A及び凹面部6Aを図3に示すハウジング
20内に一体的に形成し、さらに、集光窓1a、視認窓
7をハウジング20に取り付けた構成としている。
【0034】これにより、ハウジング20全体の一括成
形と、反射面部2A、3A、4A、5A、凹面部6Aの
一括表面処理が可能となって、部品点数、部品加工工数
の削減及び組立費用の低減を図り、このバックミラー装
置を低価格とすることができる。
【0035】(実施の形態3)本発明の実施の形態3の
構成は、実施の形態2のハウジング20に、図4に示す
ように車両の空調装置からの空調された空気を循環させ
る構成とし、循環する空気はフィルタにより清浄すると
ともに、循環する空気以外の空気は入れないハウジング
の構造とするものである。
【0036】これにより、車室内外の気温、湿度の差に
よる前記反射面部2A、3A、4A、5A、凹面部6
A、集光窓1a、視認窓7の曇りや集光窓1aに付着す
る霜等を除去することができ、また、汚れの付着を抑え
ることもできるため、常に快適な視認性を実現できる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、車室外の
広範囲の視野を拡大して視認でき、車両側壁からはみ出
る部分の縮小による安全性の向上、空気抵抗減少による
走行性改善を図ることが可能でり、さらに低価格に構成
できる車両用バックミラー装置を提供できる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、収差による像の歪みを抑えるこ
とができる車両用バックミラー装置を提供できる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、運転者が視
認する車両後方及び側方の像における横方向の歪みを補
正し、この像の見栄えを良好なものとすることが可能な
車両用バックミラー装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のバックミラー装置の光
学系を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態2のバックミラー装置の車
両への組み込み状態を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2のバックミラー装置の光
学系を示す概略図である。
【図4】本発明の実施の形態2のバックミラー装置の光
学系を示す概略図である。
【符号の説明】
1 バックミラー筺体 1a 集光窓 2 外部反射鏡 3 反射鏡 4 反射鏡 5 反射鏡 6 凹面鏡 7 視認窓 10 フェンダー部 11 ダッシュボード 12 ウインドスクリーン 20 ハウジング E アイポイント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の側壁外部に設けた該車両の後方及
    び側面からの光が入射する集光窓と、 この集光窓から入射する光を車室内に導く反射面として
    少なくとも凸面及び凹面を備えた複数の反射鏡と、 これら複数の反射鏡で反射した反射光を車室内で視認す
    る視認窓と、 を有することを特徴とする車両用バックミラー装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の反射鏡のうち、前記集光窓に
    臨ませる反射鏡は凸面鏡であり、前記視認窓に臨ませる
    反射鏡は凹面鏡であり、前記凸面鏡、凹面鏡のどちらか
    または双方の反射面が非球面であることを特徴とする請
    求項1記載の車両用バックミラー装置。
  3. 【請求項3】 前記集光窓に臨ませる反射鏡と、前記視
    認窓に臨ませる反射鏡との間の反射鏡の何れかが円筒面
    又は自由曲面を備えていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の車両用バックミラー装置。
JP2000103604A 2000-04-05 2000-04-05 車両用バックミラー装置 Withdrawn JP2001287590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000103604A JP2001287590A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 車両用バックミラー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000103604A JP2001287590A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 車両用バックミラー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001287590A true JP2001287590A (ja) 2001-10-16

Family

ID=18617281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000103604A Withdrawn JP2001287590A (ja) 2000-04-05 2000-04-05 車両用バックミラー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001287590A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010035975A2 (ko) * 2008-09-23 2010-04-01 최기종 사이드 미러
JP2016132415A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 日本精機株式会社 死角補助装置
WO2018128221A1 (ko) * 2017-01-09 2018-07-12 고영수 프리즘을 이용한 차량용 사이드미러

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010035975A2 (ko) * 2008-09-23 2010-04-01 최기종 사이드 미러
WO2010035975A3 (ko) * 2008-09-23 2010-06-24 최기종 사이드 미러
JP2016132415A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 日本精機株式会社 死角補助装置
WO2018128221A1 (ko) * 2017-01-09 2018-07-12 고영수 프리즘을 이용한 차량용 사이드미러

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3809462A (en) View expanding and directing optical system
US6717610B1 (en) Wide angle image capture system for vehicle
US5559640A (en) Automotive rear view mirror system
JP2001341580A (ja) カメラ装置
CN111448102B (zh) 外部后视设备和车辆
US7001032B2 (en) Automotive rear view mirror
US20070014040A1 (en) Vehicle side mirror
US8488256B2 (en) Indirect vision system enabling blind spots to be minimized without distorting the formed image
CN217718279U (zh) 一种车载抬头显示系统及汽车
JP2001287590A (ja) 車両用バックミラー装置
US3704062A (en) Rear view optical system
JP4213223B2 (ja) 光学式後方展望システム
US20210237648A1 (en) Rearview device with moveable head assembly and vehicle therewith
US3001450A (en) Rear vision optical system
JP3305417B2 (ja) 車両左右方向死角モニター
JP3318560B2 (ja) 車両用リヤアンダーミラー
CN219601123U (zh) 车载摄像头的安装支架及汽车
JP2579517Y2 (ja) 車両用バックミラー装置
JP2004196218A (ja) 車体側部視認構造
KR101585101B1 (ko) 차량용 사이드 미러
RU2286267C2 (ru) Система зеркал транспортного средства
JP3276864B2 (ja) 車両用後方視認装置
KR100552436B1 (ko) 자동차용 뒷유리의 후방시야 확보구조
JP4283054B2 (ja) 車両用視認装置
JPH09118179A (ja) 自動車の後方視界拡大装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605