JP2001287576A - 子供用安全シート - Google Patents
子供用安全シートInfo
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- 239000002783 friction material Substances 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 210000004197 pelvis Anatomy 0.000 description 2
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/26—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
- B60N2/28—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
- B60N2/2803—Adaptations for seat belts
- B60N2/2806—Adaptations for seat belts for securing the child seat to the vehicle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60N2/2806—Adaptations for seat belts for securing the child seat to the vehicle
- B60N2/2809—Adaptations for seat belts for securing the child seat to the vehicle with additional tether connected to the top of the child seat and passing above the top of the back-rest
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- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車輛で使用するための子供用安全シートを提
供する。 【解決手段】 ショルダースロット(16、18)に
は、パッド(50)が摺動可能に取り付けられており、
これらのパッドは、高摩擦材料で形成されたカバーを、
シートに着座した子供の身体に面する側(52)に有す
る。係留ストラップ(54)の一端が各パッド(50)
に取り付けられている。係留ストラップは、ショルダー
ストラップ(16、18)に沿った対応するチェストパ
ッド(50)の移動をシートバック(26)から遠ざか
る方向で所定の限度距離に制限するため、シートバック
(26)の対応するショルダーストラップ(16、1
8)と同じスロット(28、32、36)を通って突出
している。このような限度距離は、ショルダーストラッ
プ(16、18)がシートバック(26)から突出する
高さが大きくなるに従って増大する。
供する。 【解決手段】 ショルダースロット(16、18)に
は、パッド(50)が摺動可能に取り付けられており、
これらのパッドは、高摩擦材料で形成されたカバーを、
シートに着座した子供の身体に面する側(52)に有す
る。係留ストラップ(54)の一端が各パッド(50)
に取り付けられている。係留ストラップは、ショルダー
ストラップ(16、18)に沿った対応するチェストパ
ッド(50)の移動をシートバック(26)から遠ざか
る方向で所定の限度距離に制限するため、シートバック
(26)の対応するショルダーストラップ(16、1
8)と同じスロット(28、32、36)を通って突出
している。このような限度距離は、ショルダーストラッ
プ(16、18)がシートバック(26)から突出する
高さが大きくなるに従って増大する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下記タイプの、車
輛で使用するための子供用安全シートに関する。すなわ
ち、前記子供用安全シートは、シートバックを持つシー
ト本体と、シート本体に固定された、シートに着座した
子供用のハーネスであって、一対のショルダーストラッ
プを含み、これらのショルダーストラップは、シートバ
ックの夫々のスロットを通って、スロットを通って突出
したショルダーストラップの長さを調節するための機構
まで延びているハーネスと、ショルダーストラップがシ
ートバックから突出する高さを変更するための手段と、
各ショルダーストラップに摺動可能に取り付けられてお
り、シートに着座した子供の身体に向いた側部に高摩擦
材料で形成されたカバーが設けられている、夫々のパッ
ドと、一端が各パッドに取り付けられており、ショルダ
ーストラップに沿った対応するチェストパッドの移動
を、シートバックから遠ざかる方向で所定の限度距離に
制限するため、対応するショルダーストラップと同じシ
ートバックのスロットを通って突出した夫々の係留スト
ラップとを備える。
輛で使用するための子供用安全シートに関する。すなわ
ち、前記子供用安全シートは、シートバックを持つシー
ト本体と、シート本体に固定された、シートに着座した
子供用のハーネスであって、一対のショルダーストラッ
プを含み、これらのショルダーストラップは、シートバ
ックの夫々のスロットを通って、スロットを通って突出
したショルダーストラップの長さを調節するための機構
まで延びているハーネスと、ショルダーストラップがシ
ートバックから突出する高さを変更するための手段と、
各ショルダーストラップに摺動可能に取り付けられてお
り、シートに着座した子供の身体に向いた側部に高摩擦
材料で形成されたカバーが設けられている、夫々のパッ
ドと、一端が各パッドに取り付けられており、ショルダ
ーストラップに沿った対応するチェストパッドの移動
を、シートバックから遠ざかる方向で所定の限度距離に
制限するため、対応するショルダーストラップと同じシ
ートバックのスロットを通って突出した夫々の係留スト
ラップとを備える。
【0002】
【従来の技術】このようなシートを車輛で前方に向いて
着座した子供について使用する場合、ショルダーストラ
ップは、事故により遭遇した減速のピーク期間中に伸長
し、子供の骨盤を中心とした子供の上側トルソ(上側の
胴部)の角度移動を許容する傾向がある。これにより、
子供の頭部及び上側トルソは、子供の頭部が車輛の硬い
表面と接触する危険がある程度まで前方に移動してしま
う。この前方への移動は、子供の衣服と摩擦係合するチ
ェストパッド(胸部パッド)によって減じられる。チェ
ストパッドは、係留ストラップによってシートバックに
固定されている。係留ストラップは、ショルダーストラ
ップと比べて比較的短いため、加わる伸長の程度が遙か
に小さい。全体として、子供の頭部及び上側トルソの前
方の移動を小さくする効果が得られる。
着座した子供について使用する場合、ショルダーストラ
ップは、事故により遭遇した減速のピーク期間中に伸長
し、子供の骨盤を中心とした子供の上側トルソ(上側の
胴部)の角度移動を許容する傾向がある。これにより、
子供の頭部及び上側トルソは、子供の頭部が車輛の硬い
表面と接触する危険がある程度まで前方に移動してしま
う。この前方への移動は、子供の衣服と摩擦係合するチ
ェストパッド(胸部パッド)によって減じられる。チェ
ストパッドは、係留ストラップによってシートバックに
固定されている。係留ストラップは、ショルダーストラ
ップと比べて比較的短いため、加わる伸長の程度が遙か
に小さい。全体として、子供の頭部及び上側トルソの前
方の移動を小さくする効果が得られる。
【0003】比較的小さな子供がシートを使用する場合
には、チェストパッドは望ましくなく且つ不要である。
というのは、チェストパッドは、年少の子供にとっては
大き過ぎるけれども年長の子供にとっては受け入れるこ
とのできる荷重を子供の胸部に加えるため、望ましくな
いからである。チェストパッドは、このような子供の身
体が軽量であり、及び従って慣性によるショルダースト
ラップの伸長が年長の子供と同じ程度ではないため、及
び子供の身体が小さいために子供の上側トルソの下側ト
ルソ(下側の胴部)に対する角度移動による子供の頭部
の前方移動の程度が小さいため、不要である。
には、チェストパッドは望ましくなく且つ不要である。
というのは、チェストパッドは、年少の子供にとっては
大き過ぎるけれども年長の子供にとっては受け入れるこ
とのできる荷重を子供の胸部に加えるため、望ましくな
いからである。チェストパッドは、このような子供の身
体が軽量であり、及び従って慣性によるショルダースト
ラップの伸長が年長の子供と同じ程度ではないため、及
び子供の身体が小さいために子供の上側トルソの下側ト
ルソ(下側の胴部)に対する角度移動による子供の頭部
の前方移動の程度が小さいため、不要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比較
的年少の子供及び比較的年長の子供が使用する上で適し
ている、上文中に説明した種類の子供用安全シートを提
供することである。
的年少の子供及び比較的年長の子供が使用する上で適し
ている、上文中に説明した種類の子供用安全シートを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上文中
に説明した種類の子供用安全シートにおいて、各係留ス
トラップは、ショルダーストラップがシートバックから
突出する場所の高さが大きくなるに従って限度距離を増
大するための調節手段に取り付けられている。
に説明した種類の子供用安全シートにおいて、各係留ス
トラップは、ショルダーストラップがシートバックから
突出する場所の高さが大きくなるに従って限度距離を増
大するための調節手段に取り付けられている。
【0006】本発明の一形態では、各係留ストラップ
は、シートバックの後方で、対応するショルダーストラ
ップの連結位置に固定されており、ブロッカー(blo
cker:ブロック体)が、連結位置とシートバックの
スロットとの間で各係留ストラップに固定される。シー
トバックの対応するスロットを通って突出できる係留ス
トラップの長さを制限でき、一方、ショルダーストラッ
プが突出し続けることができるように、ブロッカーは、
スロットを取り囲むシートバックの部位に当接できるよ
うに寸法が定められている。
は、シートバックの後方で、対応するショルダーストラ
ップの連結位置に固定されており、ブロッカー(blo
cker:ブロック体)が、連結位置とシートバックの
スロットとの間で各係留ストラップに固定される。シー
トバックの対応するスロットを通って突出できる係留ス
トラップの長さを制限でき、一方、ショルダーストラッ
プが突出し続けることができるように、ブロッカーは、
スロットを取り囲むシートバックの部位に当接できるよ
うに寸法が定められている。
【0007】スロットを通って突出できる係留ストラッ
プの長さは、チェストパッドが年長の子供の胸部上で正
しく位置決めされるように選択される。ハーネスを年少
の子供が使用するように調節すると、チェストパッド
は、シートバックと当接するまでスロットに向かって引
き込まれる。この位置では、チェストパッドは子供の胸
部上でなく肩の上に位置決めされ、大きな荷重を子供の
身体に加えない。
プの長さは、チェストパッドが年長の子供の胸部上で正
しく位置決めされるように選択される。ハーネスを年少
の子供が使用するように調節すると、チェストパッド
は、シートバックと当接するまでスロットに向かって引
き込まれる。この位置では、チェストパッドは子供の胸
部上でなく肩の上に位置決めされ、大きな荷重を子供の
身体に加えない。
【0008】チェストパッドが、スロットを取り囲むシ
ートバックと当接した後に、ショルダーストラップを連
続的に短くできるように、係留ストラップを弾性ストラ
ップによってショルダーストラップ上の連結位置にリン
クさせることが好ましい。
ートバックと当接した後に、ショルダーストラップを連
続的に短くできるように、係留ストラップを弾性ストラ
ップによってショルダーストラップ上の連結位置にリン
クさせることが好ましい。
【0009】本発明の実施例を添付図面を参照して以下
に例として説明する。
に例として説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図4を参照すると、子供
用安全シートは、ベース12に取り付けられたシート本
体10を含み、車輛用シートベルト14によって自動車
の座席に固定されるようになっている。ベース12の詳
細は、欧州特許第EP−A−0732235号に記載さ
れている。これらの詳細は、本発明の部分を形成せず、
従って、以下に詳細に説明しない。
用安全シートは、ベース12に取り付けられたシート本
体10を含み、車輛用シートベルト14によって自動車
の座席に固定されるようになっている。ベース12の詳
細は、欧州特許第EP−A−0732235号に記載さ
れている。これらの詳細は、本発明の部分を形成せず、
従って、以下に詳細に説明しない。
【0011】シート本体10には、ハーネス(すなわ
ち、乗員保持用の帯)が設けられている。ハーネスは、
一対のショルダーストラップ16及び18と、一方だけ
が見えており且つ参照番号20が附してある一対のラッ
プストラップと、クラッチストラップ22とを備えてい
る。これらのストラップは全て、バックル24によっ
て、米国特許第5,283,933号に記載されている
ように相互連結されている。
ち、乗員保持用の帯)が設けられている。ハーネスは、
一対のショルダーストラップ16及び18と、一方だけ
が見えており且つ参照番号20が附してある一対のラッ
プストラップと、クラッチストラップ22とを備えてい
る。これらのストラップは全て、バックル24によっ
て、米国特許第5,283,933号に記載されている
ように相互連結されている。
【0012】図3で最も良くわかるように、シート本体
10はシートバック26を有し、このシートバックには
ショルダーストラップ16及び18用の3対のスロット
が設けられている。上スロット28は、図1に示すよう
に、比較的大きな子供30によって使用される。最も下
のスロット32は、図2に示すように、比較的小さな子
供34によって使用され、中間のスロット36は、比較
的大きな子供と比較的小さな子供との間の子供によって
使用される。シートバック26の裏側で、ショルダース
トラップ16及び18は、ヨーク38によってアジャス
ターストラップ40に連結されている。このアジャスタ
ーストラップ40は、シート本体10の下前縁部に取り
付けられた係止アジャスター(すなわち、ロック用のア
ジャスター)42を通って突出している。バックル24
とシートバック26の適当なスロット28、32、36
との間のショルダーストラップの長さは、シートの前方
に突出したアジャスターストラップ40の端部を引っ張
ることによって短くでき、係止アジャスター42を解放
してシート本体10の前方にあるショルダーストラップ
16及び18を外方に引っ張ることによって長くでき
る。この種のハーネスは一般的に使用されている。
10はシートバック26を有し、このシートバックには
ショルダーストラップ16及び18用の3対のスロット
が設けられている。上スロット28は、図1に示すよう
に、比較的大きな子供30によって使用される。最も下
のスロット32は、図2に示すように、比較的小さな子
供34によって使用され、中間のスロット36は、比較
的大きな子供と比較的小さな子供との間の子供によって
使用される。シートバック26の裏側で、ショルダース
トラップ16及び18は、ヨーク38によってアジャス
ターストラップ40に連結されている。このアジャスタ
ーストラップ40は、シート本体10の下前縁部に取り
付けられた係止アジャスター(すなわち、ロック用のア
ジャスター)42を通って突出している。バックル24
とシートバック26の適当なスロット28、32、36
との間のショルダーストラップの長さは、シートの前方
に突出したアジャスターストラップ40の端部を引っ張
ることによって短くでき、係止アジャスター42を解放
してシート本体10の前方にあるショルダーストラップ
16及び18を外方に引っ張ることによって長くでき
る。この種のハーネスは一般的に使用されている。
【0013】図4、図5、及び図6に示すように、布製
スリーブでできたチェストパッド50が、ショルダース
トラップ16に摺動可能に取り付けられている。摩擦係
数が大きい一層の材料(すなわち、摩擦係数が大きい材
料からなる一つの層)が、チェストパッド50の側部5
2に固定してあり、この材料が子供34の身体に当接す
る。
スリーブでできたチェストパッド50が、ショルダース
トラップ16に摺動可能に取り付けられている。摩擦係
数が大きい一層の材料(すなわち、摩擦係数が大きい材
料からなる一つの層)が、チェストパッド50の側部5
2に固定してあり、この材料が子供34の身体に当接す
る。
【0014】係留ストラップ54の一端が、ショルダー
ストラップ16と子供30又は34の肩との間にあるよ
うに、チェストパッド50の側部52に縫い付けてあ
る。係留ストラップ54の他端は、ショルダーストラッ
プ16と同じスロット28、32を通ってシートバック
26の後ろまで延びており、そこで、2バーリンク58
(すなわち、ツ−棒リンク)の一方のバーに取り付けら
れている。係留ストラップ54は、ステッチ56によっ
てチェストパッド50に取り付けられている。2バーリ
ンク58の他方のバーは、弾性ストラップ60の一端に
取り付けられており、この弾性ストラップの他端は、ス
テッチ62によって、ヨーク38に近接してショルダー
ストラップ16に取り付けられている。2バーリンク5
8は、図4に示す配向(又は、向き)にあるとき、スロ
ット28、32、36を通過できないような幅を備えて
いる。
ストラップ16と子供30又は34の肩との間にあるよ
うに、チェストパッド50の側部52に縫い付けてあ
る。係留ストラップ54の他端は、ショルダーストラッ
プ16と同じスロット28、32を通ってシートバック
26の後ろまで延びており、そこで、2バーリンク58
(すなわち、ツ−棒リンク)の一方のバーに取り付けら
れている。係留ストラップ54は、ステッチ56によっ
てチェストパッド50に取り付けられている。2バーリ
ンク58の他方のバーは、弾性ストラップ60の一端に
取り付けられており、この弾性ストラップの他端は、ス
テッチ62によって、ヨーク38に近接してショルダー
ストラップ16に取り付けられている。2バーリンク5
8は、図4に示す配向(又は、向き)にあるとき、スロ
ット28、32、36を通過できないような幅を備えて
いる。
【0015】図5を参照すると、係留ストラップ54
は、2バーリンク58がスロット28の下縁部と隣接し
てシートバック26に当接するようにハーネスを調節し
たとき、チェストパッド50が年長の子供30の胸部と
係合するように正しく位置決めされるような長さを有す
る。チェストパッド50は、かくして、ショルダースト
ラップ16に沿ってシートバック26から所定の距離の
ところに保持される。表面52と子供30の衣服との間
の摩擦は、子供の身体に亘る滑りに抵抗し、従って、事
故中に子供の身体に最も大きな減速が加わる期間中、子
供の身体の慣性によりショルダーストラップ16を伸長
する程度を減少する。弾性ストラップ60は、このよう
な状況でハーネスの性能に影響を全く及ぼさない。
は、2バーリンク58がスロット28の下縁部と隣接し
てシートバック26に当接するようにハーネスを調節し
たとき、チェストパッド50が年長の子供30の胸部と
係合するように正しく位置決めされるような長さを有す
る。チェストパッド50は、かくして、ショルダースト
ラップ16に沿ってシートバック26から所定の距離の
ところに保持される。表面52と子供30の衣服との間
の摩擦は、子供の身体に亘る滑りに抵抗し、従って、事
故中に子供の身体に最も大きな減速が加わる期間中、子
供の身体の慣性によりショルダーストラップ16を伸長
する程度を減少する。弾性ストラップ60は、このよう
な状況でハーネスの性能に影響を全く及ぼさない。
【0016】図6を参照すると、シート10に小さな子
供34が座っており、ショルダーストラップ16が最も
下側にあるスロット32を通って延びている場合、ヨー
ク38はシートバック26の更に下方に位置決めされ、
それによって、弾性ストラップ60及び係留ストラップ
54がチェストパッド50の上端を引き、チェストパッ
ド50の上端が、スロット32を取り囲むシートバック
26の部分と衝合(又は当接)する。図6で最もよくわ
かるように、高摩擦面52の大部分は子供の身体と接触
しておらず、接触ゾーンが子供の鎖骨の近傍の領域に限
定されている。従って、チェストパッド50により、こ
のような小さな子供の胸部に過剰の負荷が生じることが
ない。チェストパッド50がシートバック26と衝合
(又は、当接)した後でも、弾性ストラップ60によ
り、ショルダーストラップ16を締めることができる。
供34が座っており、ショルダーストラップ16が最も
下側にあるスロット32を通って延びている場合、ヨー
ク38はシートバック26の更に下方に位置決めされ、
それによって、弾性ストラップ60及び係留ストラップ
54がチェストパッド50の上端を引き、チェストパッ
ド50の上端が、スロット32を取り囲むシートバック
26の部分と衝合(又は当接)する。図6で最もよくわ
かるように、高摩擦面52の大部分は子供の身体と接触
しておらず、接触ゾーンが子供の鎖骨の近傍の領域に限
定されている。従って、チェストパッド50により、こ
のような小さな子供の胸部に過剰の負荷が生じることが
ない。チェストパッド50がシートバック26と衝合
(又は、当接)した後でも、弾性ストラップ60によ
り、ショルダーストラップ16を締めることができる。
【0017】他方のショルダーストラップ18にも、同
じチェストパッド50、係留ストラップ54、2バーリ
ンク58、及び弾性ストラップ60が設けられている。
ショルダーストラップ16及び18を通すスロット2
8、32、36を変更しようとする場合には、これらの
ショルダーストラップの端部をヨーク38にフック掛け
された状態から外す。2バーリンク58は、これらのリ
ンクの端部をスロットに向けてスロットを通るように
(すなわち、これらのリンクを長手方向に配置してスロ
ットを通るように)、隣接したストラップを捩じること
によって、夫々のスロットに通すことができる。
じチェストパッド50、係留ストラップ54、2バーリ
ンク58、及び弾性ストラップ60が設けられている。
ショルダーストラップ16及び18を通すスロット2
8、32、36を変更しようとする場合には、これらの
ショルダーストラップの端部をヨーク38にフック掛け
された状態から外す。2バーリンク58は、これらのリ
ンクの端部をスロットに向けてスロットを通るように
(すなわち、これらのリンクを長手方向に配置してスロ
ットを通るように)、隣接したストラップを捩じること
によって、夫々のスロットに通すことができる。
【0018】図7は別のシートを示す。このシートで
は、ショルダーストラップ16及び18が、シートバッ
ク26を通って突出した後、シートバック26の頂部近
くでシート本体10に取り付けられた枢動バー72に支
承されたローラー70の周りに案内されている。係留ス
トラップ54はバー72に取り付けられている。図7で
は、ショルダーストラップ16及び18は、最も下のス
ロット32を通って突出した状態で示してある。ショル
ダーパッド50は、ショルダーストラップ16及び18
が中央スロット36を通って突出した場合、これらのシ
ョルダーストラップに沿って更に下方に移動でき、最も
高いスロット28を通して案内される場合には更に下方
に移動することができる。
は、ショルダーストラップ16及び18が、シートバッ
ク26を通って突出した後、シートバック26の頂部近
くでシート本体10に取り付けられた枢動バー72に支
承されたローラー70の周りに案内されている。係留ス
トラップ54はバー72に取り付けられている。図7で
は、ショルダーストラップ16及び18は、最も下のス
ロット32を通って突出した状態で示してある。ショル
ダーパッド50は、ショルダーストラップ16及び18
が中央スロット36を通って突出した場合、これらのシ
ョルダーストラップに沿って更に下方に移動でき、最も
高いスロット28を通して案内される場合には更に下方
に移動することができる。
【0019】図8に示す実施例は、係留ストラップ54
がローラー70用の枢動バー72でなく別体のバー74
に取り付けられているという点で、図7に示す実施例と
異なる。
がローラー70用の枢動バー72でなく別体のバー74
に取り付けられているという点で、図7に示す実施例と
異なる。
【0020】図9、図10、及び図11に示す実施例で
は、各係留ストラップの自由端は、夫々の割り3バーリ
ンク(すなわち、スプリットタイプの3バーリンク)7
6(図10参照)に取り付けられている。各係留ストラ
ップは、当該端部をスロット28、32、及び36に向
けることによって(すなわち、当該係留ストラップを長
手方向に配置することによって)スロット28、32、
及び36を通すことができる。図9に示すように、ショ
ルダーストラップ16及び18が最も下側のスロット3
2を通って突出する場合、係留ストラップ54は最も上
側のスロット28に通され、その結果、最も上側のスロ
ット28と最も下側のスロット32との間の間隔に等し
い長さの係留ストラップがシートバック26の後側に保
持される。
は、各係留ストラップの自由端は、夫々の割り3バーリ
ンク(すなわち、スプリットタイプの3バーリンク)7
6(図10参照)に取り付けられている。各係留ストラ
ップは、当該端部をスロット28、32、及び36に向
けることによって(すなわち、当該係留ストラップを長
手方向に配置することによって)スロット28、32、
及び36を通すことができる。図9に示すように、ショ
ルダーストラップ16及び18が最も下側のスロット3
2を通って突出する場合、係留ストラップ54は最も上
側のスロット28に通され、その結果、最も上側のスロ
ット28と最も下側のスロット32との間の間隔に等し
い長さの係留ストラップがシートバック26の後側に保
持される。
【0021】図11に示すように係留ストラップ54を
最も上側のスロット28を介して後方に通す場合、3バ
ーリンク76が最も上側のスロット28の後側に配置さ
れ、そのため、シートバック26の後側に保持される係
留ストラップ54はない。ショルダーストラップ16及
び18が最も下側のスロット32を通って突出する場合
には、隣接したスロット間の間隔に等しい長さの係留ス
トラップがシートバック26の後方に保持されるよう
に、係留ストラップ54を最も上側のスロット28又は
最も下側のスロット32のいずれかに通す。
最も上側のスロット28を介して後方に通す場合、3バ
ーリンク76が最も上側のスロット28の後側に配置さ
れ、そのため、シートバック26の後側に保持される係
留ストラップ54はない。ショルダーストラップ16及
び18が最も下側のスロット32を通って突出する場合
には、隣接したスロット間の間隔に等しい長さの係留ス
トラップがシートバック26の後方に保持されるよう
に、係留ストラップ54を最も上側のスロット28又は
最も下側のスロット32のいずれかに通す。
【0022】変形例(図示せず)では、シートバックの
前側での各係留ストラップの長さを手作業で調節できる
ように、シートバックの後側で係留ストラップを別のス
トラップアジャスターに連結する。
前側での各係留ストラップの長さを手作業で調節できる
ように、シートバックの後側で係留ストラップを別のス
トラップアジャスターに連結する。
【0023】各実施例において、スロット28、32、
36の個々の対に代えて、欧州特許第EP−A−028
7259号に記載の種類の高さ調節システムを使用して
もよい。
36の個々の対に代えて、欧州特許第EP−A−028
7259号に記載の種類の高さ調節システムを使用して
もよい。
【図1】図1は、本発明の第1実施例によるチャイルド
シートの側面図であって、シートの設計体重で最も重い
子供が座ったシートを示すためにシート本体の一方の側
部が一部破断して示されている側面図図である。
シートの側面図であって、シートの設計体重で最も重い
子供が座ったシートを示すためにシート本体の一方の側
部が一部破断して示されている側面図図である。
【図2】図2は、図1と同様の側面図であるが、シート
の設計体重で最も軽い子供が座ったシートを示す図であ
る。
の設計体重で最も軽い子供が座ったシートを示す図であ
る。
【図3】図3は、図2に示すシートの背面図である。
【図4】図4は、チャイルドシート本体から取り外し
た、ショルダーストラップの一方の部分及びハーネスの
関連した部分を示す平面図である。
た、ショルダーストラップの一方の部分及びハーネスの
関連した部分を示す平面図である。
【図5】図5は、ハーネスのショルダーストラップの詳
細を示す、図1と対応する拡大部分側面図である。
細を示す、図1と対応する拡大部分側面図である。
【図6】図6は、ハーネスのショルダーストラップの詳
細を示す、図2と対応する拡大部分側面図である。
細を示す、図2と対応する拡大部分側面図である。
【図7】図7は、本発明の第2実施例の部分側面図であ
る。
る。
【図8】図8は、本発明の第3実施例の部分側面図であ
る。
る。
【図9】図9は、小さな子供用に調節した本発明の第4
実施例の部分側面図である。
実施例の部分側面図である。
【図10】図10は、第4実施例の部品の平面図であ
る。
る。
【図11】図11は、大きな子供用に調節した第4実施
例の部分側面図である。
例の部分側面図である。
10 シート本体 16、18 ショ
ルダーストラップ 16−22 ハーネス 26 シートバッ
ク 28、32、36 スロット 50 チェストパ
ッド 54 係留ストラップ
ルダーストラップ 16−22 ハーネス 26 シートバッ
ク 28、32、36 スロット 50 チェストパ
ッド 54 係留ストラップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594056476 Seton House,Warwick Technology Park,Ga llows Hill,Warwicks hire CV34 6DE,Englan d (72)発明者 デビッド・シャウン・カリン イギリス国エスピー11・6ディーエフ,ハ ンプシャー,アンドーバー,セント・メリ ー・ボーン,スティーブンス・グリーン 13 (72)発明者 アンドリュー・パトリック・ボーモント イギリス国アールジー22・4ワイジー,ハ ンプシャー,バージングストーク,ウッド ガーストン・ドライブ 7
Claims (6)
- 【請求項1】 シートバック(26)を持つシート本体
(10)と、 前記シート本体(10)に固定された、シートに着座し
た子供用のハーネス(16−22)であって、一対のシ
ョルダーストラップ(16、18)を含み、これらのシ
ョルダーストラップは、前記シートバック(26)の夫
々のスロット(28、32、36)を通って、前記スロ
ットを通って突出したショルダーストラップ(16、1
8)の長さを調節するための機構まで延びているハーネ
スと、 前記ショルダーストラップ(16、18)が前記シート
バック(26)から突出する高さを変更するための手段
と、 各ショルダーストラップ(16、18)に摺動可能に取
り付けられており、シートに着座した子供の身体に向い
た側部(52)に高摩擦材料で形成されたカバーが設け
られている、夫々のパッド(50)と、 一端が各パッド(50)に取り付けられており、前記シ
ョルダーストラップ(16、18)に沿った対応するチ
ェストパッド(50)の移動を、前記シートバック(2
6)から遠ざかる方向で所定の限度距離に制限するた
め、対応するショルダーストラップ(16、18)と同
じ前記シートバック(26)のスロット(28、32、
36)を通って突出した夫々の係留ストラップ(54)
とを備えた、車輛で使用するための子供用安全シートに
おいて、 各係留ストラップ(54)は、前記ショルダーストラッ
プ(16、18)が前記シートバック(26)から突出
した場所での高さが大きくなるに従って前記限度距離を
増大するための調節手段に取り付けられていることを特
徴とする、子供用安全シート。 - 【請求項2】 請求項1に記載の子供用安全シートにお
いて、 前記ショルダーストラップ(16、18)が前記シート
バック(26)から突出する高さを変更するための前記
手段は、各ショルダーストラップ(16、18)用の複
数のスロット(28、32、36)を備え、各スロット
は異なる高さに配置されている、子供用安全シート。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の子供用安全シー
トにおいて、 前記シートバックのスロットを通って突出できる係留ス
トラップの長さを制限できると同時に、前記ショルダー
ストラップ(16、18)が突出し続けることができる
ように、各係留ストラップ(54)は、前記スロット
(28、32、36)を取り囲む前記シートバック(2
6)に当接できるように寸法が定められた夫々のブロッ
カー(58、76)に取り付けられている、子供用安全
シート。 - 【請求項4】 請求項3に記載の子供用安全シートにお
いて、 各ブロッカー(58)は、弾性リンク(60)によっ
て、対応するショルダーストラップ(16、18)に連
結されている、子供用安全シート。 - 【請求項5】 請求項3に記載の子供用安全シートにお
いて、 各係留ストラップ(54)は、ブロッカー(76)とシ
ョルダーパッド(50)との間の係留ストラップの長さ
を調節できるように、そのブロッカー(76)に調節可
能に連結されている、子供用安全シート。 - 【請求項6】 請求項1又は2に記載の子供用安全シー
トにおいて、 各係留ストラップ(54)は、最も上側のスロット縁部
(28)の上方の位置で、前記シート本体に固定された
固定手段(72、74)に連結されている、子供用安全
シート。
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GBGB0003170.8A GB0003170D0 (en) | 2000-02-12 | 2000-02-12 | Child safety seat |
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