JP2001286945A - チューブハイドロフォーミングの軸押制御方法 - Google Patents
チューブハイドロフォーミングの軸押制御方法Info
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Abstract
率を減少し、生産性を高めることにある。 【解決手段】 ハイドロフォーミングノチューブ材料
8を端部に押し当てる軸押パンチ6、7を成形始めはチ
ューブ材料8が座屈を生じない軸押力で押していきチュ
ーブ材料8の端部が塑性変形して軸押パンチ6、7に水
密的に接合した後、所定の軸押力でチューブ材料8を軸
押ししてチューブ1を成形していくものである。
Description
ング分野におけるチューブハイドロフォーミングの軸押
制御方法に関するものである。
リアサブフレーム、センターピラー、リアアクスルシャ
フトなどをチューブハイドロフォーミングによって一体
的に成形することが知られ、強度や生産性の向上、コス
トダウンに寄与している。
ューブ材料を軸押パンチで軸押ししてチューブ材料の内
圧シールと軸方向力を発生して行っている。
チューブ材料を金型にそわせるようにハイドロフォーミ
ングしても、チューブの端部や曲り部に座屈によるしわ
が発生したりして不良品となり、成形の歩留りがよくな
いものであった。
シールし、軸押しする軸押パンチをハイドロフォーミン
グの成形開始から成形完了まで横押しシリンダーを位置
制御で軸押ししていたため、チューブ材料の長さや端面
の傾き誤差等による軸押パンチ部でのシール不良および
押し量の過不足の発生によるものであった。
面形状の誤差があっても、軸押パンチ部のシールを良好
にして押し量を一定にできて、成形不良率を減少するこ
とが課題であった。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、ハイ
ドロフォーミングでチューブ材料を所定の形状に成形す
るチューブハイドロフォーミングの軸押制御方法であっ
て、チューブ材料の端部に押し当てる軸押パンチを成形
始めはチューブ材料が座屈を生じない軸押力で押してい
き、チューブ材料の端部が塑性変形して軸押パンチに水
密的に接合した後、所定の軸押力でチューブ材料を軸押
ししてチューブを成形していくことを特徴とするチュー
ブハイドロフォーミングの軸押制御方法を提供するにあ
る。
ミングの軸押制御方法は、チューブ材料の端部に押し当
てる軸押パンチを成形始めはチューブ材料が座屈を生じ
ない軸押力で押していき、チューブ材料の端部が塑性変
形して軸押パンチに水密的に接合した後、所定の軸押力
でチューブ材料を軸押ししてチューブを成形していくこ
とを特徴としている。
機2は、図1のように上金型3を下金型4に開閉可能に
形成した金型5の両側部に軸押パンチ6、7を配設し、
この金型5に所定径、所定長さのチューブ材料8を投入
して型締めプレス9で型締めし、一方の軸押パンチ7側
から増圧器10で増圧した成形用液11を圧入するとと
もに、横押しプレス12、13で軸押パンチ6、7を軸
押ししてチューブ材料8を所要の形状のチューブ1に成
形するようにしている。
ミングの成形開始から成形終了まで加圧力をチューブ内
圧に対応して制御しているもので、特に軸押パンチ6、
7を成形始めはチューブ材料8が座屈を生じない軸押力
で押していき、チューブ材料8の端部が塑性変形して軸
押パンチ6、7に水密的に接合した後、所定の軸押力で
チューブ材料8を軸押しするようにしている。
は位置制御手段を介して横押しプレス12、13を制御
するものであり、また上記チューブ材料8の初期座屈荷
重は実験で求めて軸押パンチ7に近いチューブ材料8内
の圧力を圧力センサー14を介して検出して軸押パンチ
6、7を上記のように軸押し制御するものである。
金型5との摩擦力分、チューブ材料8の塑性変形分を比
例的に軸押力に加えていくもので、内圧に比例して座屈
荷重(塑性変形分)も増加し、金型5の摩擦力分も内圧
に比例して増加するので、実際の軸押力の圧力制御とし
ては内圧にほぼ比例して行うものである。
分)、金型5との摩擦力分は、それぞれ実際で求めるこ
とができ、内圧と軸押力とは図2に示すような関係でほ
ぼ比例して増加するものである。なお、実験や実際等の
データにもとづいて詳細に対応するように、コンピュー
ター制御するようにもできるものである。
ーブ材料8へのチューブ挿入部15分は、図3のように
その外周部を1〜5度位の少しの勾配とするのが好まし
く、このようにすることによって、ハイドロフォーミン
グ時のチューブ材料8の端部でのシールが良好となるも
のであり、チューブ1の端部に段差が生じずに奇麗に成
形でき、ハイドロフォーミング成形後のチューブ1の端
部が不良となって切断して廃棄することなく、そのまま
製品として利用するようにできる。
のように中間に1ないし複数個の張り出し部16を設け
て開孔したものを成形するようにもできる。
図5のように金型5、軸押パンチ6、7を多段に配設
し、同一のプレス出力で、1回のハイドロフォーミング
で複数個のチューブ1を成形するようにもできる。な
お、このような多段成形の場合、図のように中間型開閉
装置17を開閉自在に配設するのが好ましく、また軸押
パンチ6、7を各段共用としたり、別々としたり、増圧
器も共用したり、別々としたりするなど適宜に行うこと
ができる。
トパイプ用の高温沸点の作動液であるサーメックス(I
CI社製)やダウサーム(ダウケミカル社製)等を25
0〜400度Cで利用することができ、チューブ材料の
変形、伸びを容易にするようにもできるものである。
形としては、ハイドロフォーミング成形機2の金型5に
チューブ材料8を投入して型締めし、チューブ材料8の
両端部に軸押パンチ6、7を待機装置に位置制御する。
8の端部にそれぞれ押し当てて、図2のように所定の初
期圧の成形用液11をチューブ材料8内に圧入していく
とともに、軸押パンチ6、7を成形始めはチューブ材料
8が座屈を生じない軸押力で押していく。
内圧が所定の初期圧力に達したことを確認すると、チュ
ーブ材料8の端部に軸押パンチ6、7が水密的に当接し
ているので、成形用液11の圧力を上昇していくととも
に、図2のように内圧の上昇分に比例して軸押パンチ
6、7の軸押力を増加していってチューブ材料8をハイ
ドロフォーミングするものである。
し、所定時間停止した後、後退位置まで位置制御して後
退していくものである。
端面形状の誤差があっても、軸押パンチのシールを良好
にし、かつ押し量も一定でできて成形不良率を減少でき
るものである。
圧が所定の初期圧力に達することを検出できなければ、
警報を鳴らしてハイドロフォーミングを中止し、チュー
ブ材料を交替したりして再度成形を開始する。
料内に挿入するチューブ挿入部15を少しの勾配を設け
たものとすることによって、チューブ材料8の端部のシ
ール性がよくなり、生産性を一層向上することができ
る。
線的に比例させたが、段階的に比例させたり、指数関数
的に比例させたりするなど、試行錯誤的に追及してより
よいように実施することができるものである。
ブ材料の端部に押し当てる軸押パンチを成形始めはチュ
ーブ材料が座屈を生じない軸押力で押していくので、た
とえチューブ材料の長さや端面形状の誤差があっても、
シールを良好にし、かつ押し量も一定でできて成形する
ことできる。
て軸押パンチに水密的に接合した後、所定の軸押力でチ
ューブ材料を軸押ししてチューブを成形していくことに
よって、チューブハイドロフォーミングの成形不良率を
減少し、生産性を高めることができるものである。
との摩擦分、チューブ材料の塑性変形分を軸押パンチの
軸押力に加えて成形内圧にほぼ比例して軸押制御してい
くことによって、チューブを品質よく生産していくこと
ができる。
に挿入するチューブ挿入部を少しの勾配を設けて成形す
ることによって、チューブ材料の端部のシール性がよく
なり、生産性を一層向上することができる。
(a)、(b)、
断面図。
…金型 6、7…軸押パンチ 8…チューブ材料 11
…成形用機 14…圧力センサー
1)
ーブ材料8へのチューブ挿入部15は、図3(a)、
(b)のようにチューブ保持部やチューブ支持部を設け
てチューブ材料8の端部側に座屈が生じないようにした
り、チューブ端部が金型5と軸押パンチ6、7との間に
かみ込まないようにするのが好ましい。また、図3
(c)のようにその外周部を1〜5度位の少しの勾配と
するのが好ましく、このようにすることによって、ハイ
ドロフォーミング時のチューブ材料8の端部でのシール
が良好となるものであり、チューブ1の端部に段差が生
じずに奇麗に成形でき、ハイドロフォーミング成形後の
チューブ1の端部が不良となって切断して廃棄すること
なく、そのまま製品として利用するようにできる。
(c)、
Claims (4)
- 【請求項1】 ハイドロフォーミングでチューブ材料を
所定の形状に成形するチューブハイドロフォーミングの
軸押制御方法であって、 チューブ材料の端部に押し当てる軸押パンチを成形始め
はチューブ材料が座屈を生じない軸押力で押していき、 チューブ材料の端部が塑性変形して軸押パンチに水密的
に接合した後、所定の軸押力でチューブ材料を軸押しし
てチューブを成形していくことを特徴とするチューブハ
イドロフォーミングの軸押制御方法。 - 【請求項2】 チューブ材料の端部が塑性変形して軸押
パンチに水密的に接合した後、チューブ成形中は内圧上
昇分、金型との摩擦分、チューブ材料の塑性変形分を軸
押パンチの軸押力に加えて成形内圧にほぼ比例して軸押
制御していく請求項1に記載のチューブハイドロフォー
ミングの軸押制御方法。 - 【請求項3】 軸押パンチの端部にチューブ材料の端部
を保持するようにチューブ保持形状を設けてチューブ材
料を成形していく請求項1または2に記載のチューブハ
イドロフォーミングの軸押制御方法。 - 【請求項4】 軸押パンチのチューブ材料内に挿入する
チューブ挿入部を少しの勾配を設けてチューブ材料を軸
押ししていく請求項1または2に記載のチューブハイド
ロフォーミングの軸押制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000096564A JP2001286945A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | チューブハイドロフォーミングの軸押制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000096564A JP2001286945A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | チューブハイドロフォーミングの軸押制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001286945A true JP2001286945A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18611313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000096564A Pending JP2001286945A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | チューブハイドロフォーミングの軸押制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001286945A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002096117A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-04-02 | Honda Motor Co Ltd | バルジ成形装置 |
JP2013158802A (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-19 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | ハイドロフォーム加工方法 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000096564A patent/JP2001286945A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002096117A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-04-02 | Honda Motor Co Ltd | バルジ成形装置 |
JP4578657B2 (ja) * | 2000-09-18 | 2010-11-10 | 本田技研工業株式会社 | バルジ成形装置 |
JP2013158802A (ja) * | 2012-02-06 | 2013-08-19 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | ハイドロフォーム加工方法 |
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