JP2001286937A - 板材の端部押圧成形装置 - Google Patents

板材の端部押圧成形装置

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JP2001286937A
JP2001286937A JP2000100193A JP2000100193A JP2001286937A JP 2001286937 A JP2001286937 A JP 2001286937A JP 2000100193 A JP2000100193 A JP 2000100193A JP 2000100193 A JP2000100193 A JP 2000100193A JP 2001286937 A JP2001286937 A JP 2001286937A
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shaft
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光次 大橋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】二つのロールで構成された成形ヘッドを有する
簡単な設備と簡単な操作で、鋼帯など被加工板材の切断
面を任意の形状に塑性加工することができ、研削粉塵、
切削屑を発生することがない板材の端部押圧成形装置の
提供。 【解決手段】ロールホルダー4に回転自在に設けた成形
ロール1とロールホルダーに回転自在に設けた受けロー
ル2とを、成形ロールのロール面と受けロールのロール
面とが、被加工板材26の端面角部を押圧し得るように
配置してなる成形ヘッドを、被加工板材の両側端部を押
圧し得るように対向配置し、被加工板材に対する近接、
離間の動きを制御する手段を備えた板材の端部押圧成形
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯など鋼板切断
面の変形を修整したり、任意の形状に成形することので
きる装置に関するものであり、さらに詳しくは、二個の
ロールで鋼帯など鋼板切断面を塑性変形させて、任意の
形状に成形する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼板切断面のバリ取り、コーナー
加工はグラインダー、ベルトサンダー、ワイヤブラシ等
を用いて鋼板切断面を研削する手作業か、あるいはこれ
らの手作業を自動化した装置等、研削により鋼板切断面
を加工する方法が行われていた。
【0003】電縫管等の冷間ロールフォーミングライン
では、バイトで切削するエッジスカーフィン、またはエ
ンドトリミング装置などの切削手段が鋼板切断面の加工
方法として知られていた。
【0004】図17、図18には、V字状、または弧状
溝付きローラーを鋼板切断面に押圧バリ取りをする装置
を示すが、これらは塑性加工による鋼板切断面の加工法
として知られていた。たとえば、特開平9−5759
5、特開平9−300187等があげられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の加工研削
手段は、研削材として用いられるベルトサンダー、ワイ
ヤブラシ等の磨耗が速く、加工量も少ない。従って長時
間の連続運転や高速運転には不向きであり、研削した粉
塵が飛散し、危険で、作業環境も悪いと言う欠点があ
り、かつ、研削材の磨耗を生じ、動力費等のランニング
コストも高くなる欠点がある。
【0006】また、従来の切削加工手段は、切削バイト
の磨耗により、頻繁に切削バイトを取りかえることが必
要で、切削くずの処理も煩雑であるという問題点があ
る。
【0007】また、従来の塑性加工手段により、V字
状、または、弧状の溝付きローラーでバリ取りを行う場
合には、ローラー溝の加工部の進行方向はそのローラー
の円周方向で鋼板切断面の被加工面は直進するので、そ
の加工面ですべり摩擦が発生すると、そのすべり摩擦に
より、バリ取り面が滑らかな面でないという欠点と高速
運転では加工面に焼きつき現象が起きるという欠点があ
る。又鋼板切断面に対するローラーを押圧すると、その
力が鋼板の押圧された方向に働くので、広幅、薄板等で
は鋼板が変形を起こして、バリ取り面が不安定で、その
面もばらつく欠点がある
【0008】電縫管製造工程においては、スリット鋼帯
をフォーミングロールで成形し、エッジの突きあわせ溶
接部で、両スリットエッジ間でのバリPb、垂れPu等
の微小な違い、また両エッジ間での板厚の微小な違いか
らエッジの波状からくる突き合せ不良等により溶接不良
が発生する。これらから発生する溶接不良は溶接部でエ
ッジの段違いによる不良、溶接部の振れによるビード切
削の不良、ビード切削面へのメタルフローの鋭角的な突
出により溶接強度の低下による不良等、また電線管等内
面を重要視する鋼管の製造において、内面ビードの規制
は困難であり、多大な内面ビードは不良品になるという
問題を有していた。
【0009】冷間ロール成形機等で製造される軽量形鋼
等成形品の材料はほとんどスリット鋼帯で、そのスリッ
トエッジは図13に示す形状で、形鋼に形成されてもス
リットエッジの形状はそのまま残り、取り扱い上危険で
あり、また塗装、メッキ等の防錆処理にも有害であると
いう欠点を有していた。
【0010】広幅鋼帯等の表面処理の加工ラインでは、
走行鋼帯の蛇行を完全に規制することは不可能にちか
く、このために鋼帯エッジの微細な加工は困難であっ
た。また幅の狭い鋼帯、例えば結束用ベーリングフープ
等の仕上げラインでの巻き取り方式がオシレート巻きの
場合には、鋼帯の蛇行が普通であり、走行鋼帯の蛇行を
完全に規制することは不可能にちかく、このために鋼帯
エッジの微細な加工は困難であるという問題があった。
【0011】メッキ等表面処理をした鋼帯など鋼板のス
リットエッジ及びその製品等で、スリットエッジ部のバ
リPb部分より錆の発生が速く始まるという問題があっ
た。
【0012】
【問題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明は ロールホルダーに回転自在に設けた成形ロールと該ロー
ルホルダーに回転自在に設けた受けロールとを、該成形
ロールのロール面と該受けロールのロール面とが、被加
工板材の端面角部を押圧し得るように配置してなる成形
ヘッドを、該被加工板材の両側端部を押圧し得るように
対向配置し、支持手段により支持された上記成形ヘッド
の、該被加工板材に対する近接、離間の動きを制御する
手段を備えた板材の端部押圧成形装置を提供するのであ
る.また、請求項2の発明として、成形ロールと受けロ
ールとが、各々独立して回転するように構成された板材
の端部押圧成形装置を提供し、また、請求項3の発明と
して、成形ロール用偏心軸を成形ロール偏芯軸の軸方向
に移動させることのできる手段を備えた板材の端部押圧
成形装置を提供し、また、請求項4の発明として支持軸
と、該支持軸と一体になって、該支持軸に対し偏芯した
偏芯軸とから形成されるロール軸の、該支持軸がロール
ホルダーに設けられた貫通孔に回転可能に挿入固定さ
れ、偏芯軸には成形ロールが取りつけられてなる板材の
端部押圧成形装置を提供し、また、請求項5の発明とし
て、対向する成形ヘッドが、リニアガイドレール上を摺
動するリニアガイドスライドユニットに支持され、該成
形ヘッドと共に対向する該リニアガイドスライドユニッ
トが拡縮用ねじ軸で連結されたものである板材の端部押
圧成形装置を提供し、また、請求項6の発明として、成
形ロールが、その偏芯軸を被加工板材の走行方向と30〜
90度の角度をなすように取り付けられてある板材の端部
押圧成形装置を提供し、また、請求項7の発明として、
成形ロールが、外周に被加工板材の端面に成形する形状
に合わせた溝を設けた板材の端部押圧成形装置を提供す
るのである。
【0013】
【実施の形態】本発明を図を用いて以下に詳細に説明す
る。図9は本発明に係る成形ヘッドの1つの実施態様を
表した図である。図9において成形ロール1はベアリン
グ18を介して偏芯軸16に取りつけられている。偏芯
軸16は支持軸22と一体となってロール軸を形成して
いる。偏芯軸16は支持軸に対して偏芯している。支持
軸22は、ロールホルダーに設けられた貫通孔に回転可
能に挿入され、当金19を介してセットボルト20で回
転の動きが固定されている。また、支持軸の中央、軸方
向には雌ねじが支持軸と同心にきってある。
【0014】成形ロールに面しない方のロールホルダー
の貫通孔の端は、雄ねじ固定板23がボルトで固定さ
れ、雄ねじ固定板23の中央には、成形ロール当たり面
変更雄ねじ11が挿入され得るように孔があけられてい
る。成形ロール当たり面変更雄ねじ11の先端は、雄ね
じ固定板23中央の孔を貫通し、支持軸の中央、軸方向
に支持軸と同心にきられた雌ねじに螺入している。成形
ロール当たり面変更雄ねじ11は、雄ねじ固定板23に
開けられた孔の直径より、大きい直径のリング状のスト
ッパー24を雄ねじ固定板23の内側に一体となって持
ち、雄ねじ固定板23の外には雄ねじ固定板23に開け
られた孔の直径より大きい直径のリング25が、取り外
し可能に、雄ねじ固定板23に接して、成形ロール当た
り面変更雄ねじ11に嵌められている。リング25と成
形ロール当たり面変更雄ねじ11とはピンでとめられて
いる。このようにリング25と成形ロール当たり面変更
雄ねじ11とは、軸方向には固定されており、リング2
5のピンをはずせば、リング25は成形ロール当たり面
変更雄ねじ11から取り外すことができるようになって
いる。成形ロール当たり面変更雄ねじ11が、回転運動
をしても、雄ねじ固定板23との位置関係は、支持軸方
向において変わらないようにしてある。
【0015】受けロール2はベアリング18を介して、
鋼帯など被加工板材の走行方向に直角に設けられた受け
ロール軸17に取りつけられている。成形ロール用偏心
軸16と受けロール軸17は好ましくは30〜60度、
より好ましくは 45度近辺の角度をなすようにロールホルダー4に取り
つけられて成形ヘッドを構成している。
【0016】成形ロール1は、その偏芯軸を被加工板材
の走行方向と90度の角度をなすように取り付けられる
が、30〜90度の角度をなすように取り付けることもでき
る。また、成形ロールの外周がフラットな場合には受け
ロール2と同一寸法、同一材質で相互に取りかえること
ができるようになっていることが好ましい。成形ロール
と受けロールは無駆動で、鋼帯など被加工板材の走行に
同調して回転する。
【0017】図3は本発明にかかる板材の端部押圧成形
装置の1つのの実施態様である。図3において、図9に
示した成形ヘッドがガイドブロック5の上に取りはずし
可能に、載置され固定されている。対向するガイドブロ
ック5、5には、ガイドシャフト6、6が貫通するよう
孔があけられており、ガイドシャフト6、6は、ガイドブ
ロック5、5に開けられた上述の孔を貫通し、その両端
はフレーム7、7に止められ、固定されている。また、
フレーム7、7はそれぞれベースに固定されている。ガ
イドブロック5、5はガイドシャフト6、6上を摺動する
ようになっており、ガイドシャフト6、6に支持されて
いる。また、ガイドブロック5、5は成形ヘッドを支持
している。
【0018】また、ガイドブロック5、5にはガイドシ
ャフト6方向にねじ孔があけられ、左右に対向するそれ
ぞれのガイドブロックに開けられた孔には、その内面
に、左雌ねじ、右雌ねじの相互に反対の雌ねじがきって
ある。このねじ孔には、ガイドブロック5、5の左雌ね
じ、右雌ねじと螺合するようにきってある左雄ねじと右
雄ねじを有する拡縮用ねじ軸8が螺合、貫通している。
拡縮用ねじ軸8にきってある雄ねじは、拡縮用ねじ軸8の
回転により、ガイドブロック5、5を相互に近接し、又
は離間させるために十分な長さに渡って、拡縮用ねじ軸
8上にきってある。
【0019】一対のフレーム7、7のうち、一方のフレ
ーム7には拡縮用ねじ軸8に同心して、ねじ孔が設けら
れており、このねじ孔の内面には雌ねじがきってあっ
て、このねじ孔には、雄ねじのきってあるセンター調整
ねじ9が螺合、貫通している。センター調整ねじ9に
は、拡縮用ねじ軸8に同心して、貫通孔が設けられてお
り、この貫通孔には、拡縮用ねじ軸8が貫通している。
貫通した拡縮用ねじ軸8の先端はスパナがけができるよ
うに四角に先端の形状が整えられている。また、センタ
ー調整ねじ9とセンター調整ねじ9に開けられた貫通孔
を貫通する拡縮用ねじ軸8は、それぞれ独立して回転す
るようになっている。また、拡縮用ねじ軸8は、そのセ
ンター調整ねじ9に貫通している部分と貫通孔を出て先
端にいたるまでの部分は、その他の部分とはその直径が
異なって小さくなっている。拡縮用ねじ軸8をセンター
調整ねじ9に嵌挿せしめたとき、拡縮用ねじ軸8の直径
が大きくなっている位置でセンター調整ねじの左端が図
のようにとまっている。また、拡縮用ねじ軸8にはリン
グ27が、センター調整ねじ9の右端に接して、取り外
し可能に嵌められている。リング27と拡縮用ねじ8と
はピンでとめられている。このように拡縮用ねじ軸8と
センター調整ねじ9とは、独立して回転はするが、軸方
向には固定されており、リング27のピンをはずし、リ
ング27をはずせば、センター調整ねじ9は拡縮用ねじ
軸8から取り外すことができるようになっている。セン
ター調整や、ガイドブロックの調整を済ませ、本発明に
係る装置を運転するときはロックナット10を締めてセン
ター調整ねじ9が動かないようにセンター調整ねじ9を
固定する。
【0020】本発明にかかる板材の端部押圧成形装置は
図8に示すように、成形ロール1を成形ロールの偏芯軸
が鋼帯などの被加工板材の走行方向に対し、30〜90度の
角度をなすように取り付けることができる。
【0021】本発明にかかる板材の端部押圧成形装置は
図3の装置と図4の装置の2台を連続して配置し、図3
の装置により被加工板材の端部上面を、図4の装置によ
り被加工板材の端部下面の成形を同時に行うことができ
る。また、多数連続配列することにより、成形加工量の
大きな成形と複雑な形状の成形が可能になる。
【0022】図2の装置は図3の装置の成形ヘッドの代
わりにガイドロール3をガイドブロック5の上に載置し
た装置である。図3や図4の装置とに組み合わせて、図
2の装置を用いることにより、走行する鋼帯など被加工
板材をガイドし、被加工板材の蛇行をなくし、成形ヘッ
ドと鋼帯など被加工板材の両側端部の位置関係を正確に
し、被加工板材の両側端部の成形を均一にし、精度の高
い成形を可能にするのである。
【0023】図11、図12は成形ロールの外周にR溝
を設けた図であるが、被加工板材の端面に成形しようと
する形状に合わせた溝を成形ロールの外周に設けること
によって、被加工板材の端面に種々様々の成形を行うこ
とができる。
【0024】図6に本発明に係る別の態様の板材の端部
押圧成形装置を示す。図6の装置は図3の装置における
センター調製ねじ9や、ガイドブロック5、5がガイド
シャフトの上をセンター調製ねじ9による制御で動くな
どのセンター調整の機構がなく、成形ヘッドはリニアガ
イドスライドユニット13、13に載置固定され、リニ
アガイドスライドユニット13、13はリニアガイドレ
ール14上を自由に動くようになっている。図6の装置
は、鋼帯などの被加工板材の走行に対して、その蛇行を
容易に制御できない場合に有効で、リニアガイドスライ
ドユニット13、13はリニアガイドレール14上を自
由に動くので、鋼帯などの被加工板材の蛇行に、成形ヘ
ッドは自動追随するのである。図7の装置は、図6の装
置の成形ヘッドの向きを変えたもので、図6の装置によ
り、被加工板材の端部上面を、図7の装置により被加工
板材の端部下面の成形を行うことができる。図6の装置
と図7の装置の2台を連続に配置し、被工板材の端部上
面と、被加工板材の端部下面の成形を同時に行うことが
できる。また、多数配列することにより、成形加工量の
大きな成形と複雑な形状の成形が可能になる。また、図
2のガイドロールの装置を組み合わせて使用することも
できる。この場合、走行する鋼帯など被加工板材をガイ
ドするが、被加工板材が蛇行して装置に入るときは蛇行
にあわせて、ガイドロール、成形ヘッドが、共にリニア
ガイドレール上を動き、被加工板材の両側端部の成形を
均一にし、精度の高い成形をすることができる。
【0025】また、成形ロールは、その偏芯軸を被加工
板材の走行方向と90度の角度をなすように取り付けられ
るが、図8に示すように、偏芯軸を被加工板材の走行方
向30〜90度の角度をなすように成形ロールを取り付ける
こともできる。成形ロールと受けロールは無駆動で、鋼
帯など被加工板材の走行に同調して回転する。
【0026】本発明において、図3の如く、被加工板材
は受けロールの上で、両側端部の上部の角部が成形ロー
ルに押圧され、成形する。被加工板材は、本発明にかか
る装置の出口方向から引っ張られて、本発明にかかる装
置にフィードされる。本発明にかかる装置の成形ロール
と受けロールは無駆動であり、鋼帯など被加工板材の走
行に同調して回転する
【0027】本発明にかかる装置を用いて成形加工する
まえの、被加工板材、成形ヘッドの位置決めは、図3に
おいて、鋼板等の被加工板材のセンターへの調整を、セ
ンター調整ねじを回転することにより、対向している成
形ヘッドを支持しているガイドブロック5、5を右、ま
たは左に同時に移動させて行い、鋼板等の被加工板材の
幅方向への調整は、拡縮用ねじを回転させることによ
り、対向している成形ヘッドを支持しているガイドブロ
ック5、5を相互に近接させ、または離間させることに
よって行う。
【0028】本発明に係る装置の成形ロールの外周全面
を利用するときは、セットボルト20を弛めて支持軸2
2を移動可能にして、成形ロール当たり面変更ねじ軸1
1を回転させることにより、支持軸と一体となっている
偏芯軸を軸方向に移動させ、あたり面を変えることがで
きる。
【0029】また、本発明に係る装置の成形ロールは、
成形ロール用偏芯軸を、支持軸を中心に回転することに
より、偏芯量aで成形ロール1を受けロール2に近接
し、または、離間させ、成形ロール1と受けロール2の
隙間を調整することが可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る板材の端部押圧成形装置
は、上述のような構成をとったことから、次に記載する
効果を奏する。
【0031】本発明に係る板材の端部押圧成形装置は、
請求項1の構成により、押圧成形をする手段としたこと
で、二つのロールで構成された成形ヘッドを有する簡単
な設備と簡単な操作で、鋼帯など被加工板材の切断面を
任意の形状に塑性加工することができ、研削粉塵、切削
屑を発生することがない。
【0032】本発明に係る板材の端部押圧成形装置は、
請求項2の構成により、鋼板端面成形時にロールと鋼板
の間にすべり摩擦が発生しないので、ロールや鋼板に焼
きつきが発生しないので、そのため高速運転が可能にな
り、また、成形面が平滑で綺麗である。また、鋼板端面
成形時に成形ロール1と受けロール2で鋼板端面を挟む
状態で成形されるので、成形ヘッドを鋼板端面に押圧し
ても、受けロール2と鋼板間の摩擦抵抗により、押圧方
向への鋼板の変形が抑制される.。
【0033】本発明に係る板材の端部押圧成形装置は、
請求項3の構成により、成形ロール1を成形ロール偏芯
軸16の方向に移動させて、鋼板端面に対して成形ロー
ルの当たり面をかえることにより、成形ロール1の外周
全面を使用可能にしたことでロール寿命を長くすること
ができる。
【0034】本発明に係る板材の端部押圧成形装置は、
受けロール軸と偏芯軸とのなす位置関係は精密でなけれ
ばならないが、請求項4の構成をとったことにより、受
けロール軸と偏芯軸とのなす位置関係を調整することが
可能になり、受けロール軸と偏芯軸とのなす位置関係の
精度を担保することができる。
【0035】本発明に係る板材の端部押圧成形装置は、
請求項5の構成が、図6、図7の構成をとることによ
り、走行する鋼帯などの被加工板材の蛇行を制御できな
い場合にも使用し得るのである。
【0036】本発明に係る板材の端部押圧成形装置は、
請求項6の構成により、メッキ等の表面処理された鋼帯
など被加工板材の両側端面の、角部が端面側に巻き込み
成形されるので、さび発生を抑制することができるので
ある。
【0037】本発明に係る板材の端部押圧成形装置は、
請求項7の構成により、鋼帯など被加工板材の両側端面
に、その任意の形状の成形加工ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】端部押圧成形装置の平面図である。
【図2】図1のA−Aの矢視図でガイドロールの正面図
である。
【図3】図1のB−Bの矢視図で上部成形ロール部の正
面図である。
【図4】図1のC−Cの矢視図で下部成形ロール部の正
面図である。
【図5】被加工板材の蛇行に自動追随する端部押圧成形
装置の平面図である。
【図6】図5のD−Dの矢視図で上部成形ロール部の正
面図である。
【図7】図5のE−Eの矢視図で下部成形ロール部の正
面図である。
【図8】巻き込み成形をする端部押圧成形装置の平面図
である。
【図9】上部成形ヘッド部の正面図である。
【図10】下部成形ヘッド部の正面図である。
【図11】上部R成形用R溝付ロール図である。
【図12】下部R成形用R溝付ロール図である。
【図13】鋼帯など鋼板切断面の変形図である。
【図14】片面両エッジのコーナー成形した図である。
【図15】両面両エッジのコーナー成形した図である。
【図16】両面両エッジのR成形した図である
【図17】従来のバリ取り装置の成形部の平面図であ
る。
【図18】図7の正面図である。
【符号の説明】
1 成形ロール 2 受けロー
ル 3 ガイドロール 4 ロールホ
ルダー 5 ガイドブロック 6 ガイドシ
ャフト 7 フレーム 8 拡縮用ね
じ軸 9 センター調整ねじ 10 ロックナ
ット 11 成形ロール当たり面変更ねじ軸 12 ロックナ
ット 13 リニアガイドスライドユニット 14 リニアガ
イドレール 15 ベース 16 成形ロー
ル用偏芯軸 17 受けロール軸 18 ベアリン
グ 19 当金 20 セットボ
ルト 21 R溝付成形ロール 22 支持軸 23 雄ねじ固定版 24 ストッパ
ー 25 リング 26 被加工板
材 27 リング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールホルダーに回転自在に設けた成形ロ
    ールと該ロールホルダーに回転自在に設けた受けロール
    とを、該成形ロールのロール面と該受けロールのロール
    面とが、被加工板材の端面角部を押圧し得るように配置
    してなる成形ヘッドを、該被加工板材の両側端部を押圧
    し得るように対向配置し、支持手段により支持された上
    記成形ヘッドの、該被加工板材に対する近接、離間の動
    きを制御する手段を備えた板材の端部押圧成形装置
  2. 【請求項2】成形ロールと受けロールとが、各々独立し
    て回転するように構成された請求項1の板材の端部押圧
    成形装置
  3. 【請求項3】成形ロールを成形ロール偏芯軸の軸方向に
    移動させることのできる手段を備えた請求項1の板材の
    端部押圧成形装置
  4. 【請求項4】支持軸と、該支持軸と一体になって、該支
    持軸に対し偏芯した偏芯軸とから形成されるロール軸
    の、該支持軸がロールホルダーに設けられた貫通孔に回
    転可能に挿入固定され、偏芯軸には成形ロールが取りつ
    けられてなる請求項1の板材の端部押圧成形装置
  5. 【請求項5】対向する成形ヘッドが、リニアガイドレー
    ル上を摺動するリニアガイドスライドユニットに支持さ
    れ、該成形ヘッドと共に対向する該リニアガイドスライ
    ドユニットが拡縮用ねじ軸で連結されたものである請求
    項1の板材の端部押圧成形装置
  6. 【請求項6】成形ロールが、その偏芯軸を被加工板材の
    走行方向と30〜90度の角度をなすように取り付けられて
    ある請求項1の板材の端部押圧成形装置
  7. 【請求項7】成形ロールが、外周に被加工板材の端面に
    成形する形状に合わせた溝を設けたものである請求項1
    の板材の端部押圧成形装置
JP2000100193A 2000-04-03 2000-04-03 板材の端部押圧成形装置 Pending JP2001286937A (ja)

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