JP2001286023A - 伝送線配線確認装置、伝送線配線確認システムおよび伝送線配線確認方法 - Google Patents

伝送線配線確認装置、伝送線配線確認システムおよび伝送線配線確認方法

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JP2001286023A
JP2001286023A JP2000093309A JP2000093309A JP2001286023A JP 2001286023 A JP2001286023 A JP 2001286023A JP 2000093309 A JP2000093309 A JP 2000093309A JP 2000093309 A JP2000093309 A JP 2000093309A JP 2001286023 A JP2001286023 A JP 2001286023A
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transmission line
wiring
state
switch group
switching
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JP2000093309A
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Takuaki Shinoda
拓章 篠田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調システムを構成する各装置間の伝送線の
配線確認を迅速かつ確実に行うこと。 【解決手段】 空調システムを構成する各装置と伝送線
との間を電気的に切断するスイッチSW31〜SW42
と、伝送線間を電気的に短絡するスイッチSW11〜S
W22と、時計12a,12bと、時計12a,12b
の時刻をもとに、スイッチ群Sa,Sbの切替制御を行
う切替制御部11a,11bと、切替制御された切替状
態での導通検出を行う導通検出部14a,14bと、切
替状態とこのときの導通状態と記憶する状態記憶部15
a,15bとを有した伝送線配線確認装置10a,10
bと、伝送線の正常配線情報23と、読み込んだ状態情
報と、正常配線情報23とを比較して誤配線を検出する
照合判断部24と、表示部25とを有した処理装置20
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和システ
ムなどの対象システムを構成する各装置間を接続する伝
送線の配線を導通確認する伝送線配線確認装置、伝送線
配線確認システムおよび伝送線配線確認方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば空気調和システムを構成
する各装置間を接続する伝送線の配線確認を行う場合、
各伝送線毎に回路抵抗測定器すなわちテスタや、ブザー
音あるいはランプの発光などを用いた測定回路を用い、
手作業で配線確認を判断を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たテスタ等を用いる配線確認方式では、他の伝送線に対
する影響をなくすため、各伝送線を1組づつ外して配線
確認作業を行うようにしているので、外した伝送線のみ
の配線確認しか行うことができず、システム全体の配線
確認を完了するまでに、多大の時間と労力とがかかると
いう問題点があった。
【0004】また、上述したテスタ等を用いる配線確認
方式では、各伝送線の配線確認を手作業で行っているた
め、配線確認の人為的ミスが発生しやすく、確実な配線
確認を行うことができないという問題点もあった。
【0005】さらに、たとえ配線確認によって間違った
配線を検出したとしても、システム内における間違った
配線の部分を特定するのに時間がかかり、全体の配線確
認作業に多大の時間と労力とがかかるという問題点があ
った。
【0006】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
対象システムを構成する各装置間の伝送線の配線確認を
迅速かつ確実に行うことができる伝送線配線確認装置、
伝送線配線確認システムおよび伝送線配線確認方法を得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる伝送線配線確認装置は、対象シス
テムを構成する各装置間を接続する伝送線の配線を導通
確認する伝送線配線確認装置において、前記装置と前記
伝送線との間を電気的に切断する第1のスイッチ群と、
前記伝送線間を電気的に短絡する第2のスイッチ群と、
前記第1のスイッチ群と前記第2のスイッチ群との切替
制御を行う切替制御手段と、前記切替制御手段によって
切替制御された切替状態における前記伝送線の導通検出
を行う導通検出手段と、前記切替状態と該切替状態時に
おける前記導通検出手段による導通状態とを記憶する記
憶手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、切替制御手段が、対象
システムを構成する各装置と各装置間を接続する伝送線
との間を電気的に切断する第1のスイッチ群と、伝送線
間を電気的に短絡する第2のスイッチ群との切替制御を
行い、導通検出手段が、この切替制御された切替状態に
おける伝送線の導通検出を行い、記憶手段に、切替状態
とこの切替状態における導通状態とが順次記憶されるよ
うにしている。
【0009】つぎの発明にかかる伝送線配線確認装置
は、上記の発明において、時刻を発生する時計手段をさ
らに備え、前記切替制御手段は、前記時計手段が発生す
る時刻をもとに、前記第1のスイッチ群および前記第2
のスイッチ群の切替制御を行うことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、時計手段が、時刻を発
生し、切替制御手段が、各装置に共通の時刻をもとに、
前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群の切
替制御を行うようにしている。
【0011】つぎの発明にかかる伝送線配線確認システ
ムは、対象システムを構成する各装置間を接続する伝送
線の配線を導通確認する伝送線配線確認システムにおい
て、前記装置と前記伝送線との間を電気的に切断する第
1のスイッチ群と、前記伝送線間を電気的に短絡する第
2のスイッチ群と、時刻を発生する時計手段と、前記時
計手段が発生する時刻をもとに、前記第1のスイッチ群
と前記第2のスイッチ群との切替制御を行う切替制御手
段と、前記切替制御手段によって切替制御された切替状
態における前記伝送線の導通検出を行う導通検出手段
と、前記切替状態と該切替状態時における前記導通検出
手段による導通状態とを有した状態情報を記憶する状態
記憶手段とを有し、前記各装置における伝送線接続位置
に接続される該各装置に対応した複数の伝送線配線確認
装置と、前記伝送線の正常配線状態を正常配線状態情報
として記憶する正常状態記憶手段と、前記状態記憶手段
が記憶した状態情報を読み込む読込手段と、前記読込手
段が読み込んだ複数の状態情報と前記正常配線状態情報
とを比較して誤配線を検出する誤配線検出手段とを有し
た処理装置と、を備えたことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、伝送線配線確認装置側
において、切替制御手段が、対象システムを構成する各
装置と各装置間を接続する伝送線との間を電気的に切断
する第1のスイッチ群と、伝送線間を電気的に短絡する
第2のスイッチ群との切替制御を、時計手段が発生する
時刻をもとに行い、導通検出手段が、この切替制御され
た切替状態における伝送線の導通検出を行い、記憶手段
に、切替状態とこの切替状態における導通状態とが順次
記憶する。一方、処理装置側では、読込手段が、前記状
態記憶手段が記憶した状態情報を読み込み、誤配線検出
手段が、前記読込手段が読み込んだ複数の状態情報と、
正常配線状態情報とを比較して誤配線を検出するように
している。
【0013】つぎの発明にかかる伝送線配線確認システ
ムは、上記の発明において、前記処理装置は、前記誤配
線検出手段による検出結果を出力する出力手段をさらに
備えたことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、前記処理装置の出力手
段が、前記誤配線検出手段による検出結果を出力するよ
うにしている。
【0015】つぎの発明にかかる伝送線配線確認システ
ムは、上記の発明において、前記出力手段は、前記検出
結果をグラフィカル表示するとともに、前記検出結果の
詳細内容をテキスト表示することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、前記出力手段が、前記
検出結果をグラフィカル表示するとともに、前記検出結
果の詳細内容をテキスト表示するようにしている。
【0017】つぎの発明にかかる伝送線配線確認システ
ムは、上記の発明において、前記状態記憶手段は、可搬
記憶媒体であることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、前記状態記憶手段を、
可搬記憶媒体とし、各伝送線配線確認装置を運搬しなく
ても、可搬記録媒体の移動のみによって、全伝送線の伝
送線配線確認処理を行うことができるようにしている。
【0019】つぎの発明にかかる伝送線配線確認方法
は、対象システムを構成する各装置間を接続する伝送線
の配線を導通確認する伝送線配線確認方法において、前
記装置と前記伝送線との間を電気的に切断する第1のス
イッチ群と前記伝送線間を電気的に短絡する第2のスイ
ッチ群とを有し、前記各装置における伝送線接続位置に
接続される伝送線配線確認装置毎に、時計が示す時刻に
よって規制される、前記第1のスイッチ群と前記第2の
スイッチ群との切替処理手順を設定する設定工程と、各
伝送線配線確認装置毎に設定された切替処理手順を、時
計が示す時刻に対応して前記第1のスイッチ群および前
記第2のスイッチ群を切替制御し、前記伝送線の導通検
出結果を保持する導通検出工程と、前記導通検出工程に
よって得られた各伝送線配線確認装置の導通検出結果と
前記伝送線の正常配線状態とを比較し、前記伝送線の誤
配線を検出する誤配線検出工程と、を含むことを特徴と
する。
【0020】この発明によれば、設定工程によって、前
記装置と前記伝送線との間を電気的に切断する第1のス
イッチ群と前記伝送線間を電気的に短絡する第2のスイ
ッチ群とを有し、前記各装置における伝送線接続位置に
接続される伝送線配線確認装置毎に、時計が示す時刻に
よって規制される、前記第1のスイッチ群と前記第2の
スイッチ群との切替処理手順を設定し、導通検出工程に
よって、各伝送線配線確認装置毎に設定された切替処理
手順を、時計が示す時刻に対応して前記第1のスイッチ
群および前記第2のスイッチ群を切替制御し、前記伝送
線の導通検出結果を保持し、誤配線検出工程によって、
前記導通検出工程によって得られた各伝送線配線確認装
置の導通検出結果と前記伝送線の正常配線状態とを比較
し、前記伝送線の誤配線を検出するようにしている。
【0021】つぎの発明にかかる伝送線配線確認方法
は、上記の発明において、前記誤配線検出工程による検
出結果を出力する出力工程をさらに含むことを特徴とす
る。
【0022】この発明によれば、出力工程によって、前
記誤配線検出工程による検出結果を出力するようにして
いる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる伝送線配線確認装置、伝送線配線確認シス
テムおよび伝送線配線確認方法の好適な実施の形態を詳
細に説明する。
【0024】図1は、この発明の実施の形態である伝送
線配線確認装置および伝送線配線確認システムが適用さ
れる空気調和システム(空調システム)の全体構成を示
すブロック図である。図1において、空調システム10
は、室外機1、室内機2〜4、およびリモートコントロ
ーラ5を有する。リモートコントローラ5は、設定温度
などの制御情報を伝送線L21〜L23を介して各室内
機2〜4に伝送する。また、室外機1および室内機2〜
4の間における負荷情報などの制御情報は、伝送線L1
1〜L13を介して伝送される。
【0025】室外機1および室内機2〜4は、伝送線L
11〜L13,L21〜L23を接続する端子板T11
〜T14,T21〜T23を有する。すなわち、室外機
1,室内機2〜4は、順次伝送線L11〜L13を接続
する端子板T11〜T14を有し、室内機2〜4は、順
次伝送線L22,L23を接続する端子板T21〜T2
3を有する。なお、室内機2は、伝送線L21を介して
リモートコントローラ5に接続される。
【0026】図2は、この発明の実施の形態である伝送
線配線確認装置の構成を示すブロック図である。なお、
図2では、室内機2,3に接続される伝送線配線確認装
置10a,10bを示している。伝送線配線確認装置1
0a,10bは、それぞれ室内機2,3の端子板T1
2,T13に接続される。端子板T12は、端子板T1
2a,T12bを有し、端子板T12aは、室外機1側
との伝送線L11を接続し、端子板T12bは、室内機
3側との伝送線L12を接続する。また、端子板T13
は、端子板T13a,T13bを有し、端子板T13a
は、室内機2側との伝送線L12を接続し、端子板T1
3bは、室内機4側との伝送線L13を接続する。
【0027】各伝送線配線確認装置10a,10bは、
伝送線L11〜L13を構成する伝送線LL1〜LL
3,LL4〜LL6,LL7〜LL9を接続する端子板
T12a,T12b,T13a,T13bの接続位置に
対応した接続端子を有し、各接続端子は、それぞれ固有
のアドレスが設定されている。各伝送線配線確認装置1
0a,10bは、伝送線LL1〜LL3,LL4〜LL
6,LL7〜LL9の導通検知を行う導通検知部14
a,14bを有する。
【0028】各伝送線配線確認装置10a,10bは、
それぞれスイッチ群Sa,Sbを有し、伝送線を電気的
に切断あるいは伝送線間を電気的に短絡する。すなわ
ち、スイッチ群Saは、スイッチSW11〜SW16お
よびスイッチSW31〜SW36を有し、スイッチSW
11〜SW13は、伝送線配線確認装置10a側におい
て、それぞれ伝送線LL1,LL2間、伝送線LL2,
LL3間、伝送線LL1,LL3間をオン状態とするこ
とによって短絡し、スイッチSW14〜SW16は、伝
送線配線確認装置10a側において、それぞれ伝送線L
L4,LL5間、伝送線LL5,LL6間、伝送線LL
4,LL6間をオン状態とすることによって短絡する。
また、スイッチSW31〜SW36は、伝送線配線確認
装置10a側において、導通検知部14aとの接続をオ
フ状態とすることによって切断する。
【0029】同様にして、スイッチ群Sbは、スイッチ
SW17〜SW22およびスイッチSW37〜SW42
を有し、スイッチSW17〜SW19は、伝送線配線確
認装置10b側において、それぞれ伝送線LL4,LL
5間、伝送線LL5,LL6間、伝送線LL4,LL6
間をオン状態とすることによって短絡し、スイッチSW
20〜SW22は、伝送線配線確認装置10b側におい
て、それぞれ伝送線LL7,LL8間、伝送線LL8,
LL9間、伝送線LL7,LL9間をオン状態とするこ
とによって短絡する。また、スイッチSW37〜SW4
2は、伝送線配線確認装置10b側において、導通検知
部14bとの接続をオフ状態とすることによって切断す
る。
【0030】なお、導通検知部14aは、スイッチS3
1,S34の共通接続点とスイッチS32,S35の共
通接続点との間の導通状態D11、スイッチS32,S
35の共通接続点とスイッチS33,S36の共通接続
点との間の導通状態D12、およびスイッチS31,S
34の共通接続点とスイッチS33,S36の共通接続
点との間の導通状態D13を検出する。また、導通検知
部14bは、スイッチS37,S40の共通接続点とス
イッチS38,S41の共通接続点との間の導通状態D
21、スイッチS38,S41の共通接続点とスイッチ
S39,S42の共通接続点との間の導通状態D22、
およびスイッチS37,S40の共通接続点とスイッチ
S39,S42の共通接続点との間の導通状態D23を
検出する。
【0031】シーケンス記憶部13a,13bには、そ
れぞれ各伝送線配線確認装置10a,10bに対応した
シーケンス情報S1,S2が設定される。このシーケン
ス情報S1は、時計12a,12bが発生する共通の時
刻に対応して順次スイッチ群Sa,Sbの切替制御を行
う情報である。
【0032】切替制御部11a,11bは、時計12
a,12bが発生する時刻をもとに、シーケンス記憶部
13a,13bに設定記憶されたシーケンス情報S1,
S2に対応したスイッチ群Sa,Sbの切替制御を行
う。この切替制御部11a,11bによって切り替えら
れるスイッチ状態は、切替制御部11a,11bから状
態記憶部15aに送出される。一方、導通検知部14
a,14bは、導通結果である導通状態を状態記憶部1
5a,15bに送出する。
【0033】状態記憶部15a,15bは、切替制御部
11a,11bからスイッチ状態と、このスイッチ状態
が送られてきたタイミングにおける導通検知部14a,
14bの導通状態を対にした状態記憶情報D1,D2と
して記憶する。
【0034】図3は、この発明の実施の形態である伝送
線配線確認システムの構成を示すブロック図である。図
3に示す伝送線配線確認システムは、図2に示した構成
に加えて処理装置20が追加構成されたものである。図
3において、各伝送線配線確認装置10a,10bの状
態記憶部15a,15bは、たとえばフロッピー(登録
商標)ディスクなどの可搬記録媒体FD1,FD2によ
って構成される。各可搬記録媒体FD1,FD2は、伝
送線配線確認処理の終了後、処理装置20側に運ばれ
る。
【0035】処理装置20において、読込部21は、可
搬記録媒体FD1,FD2に記憶された状態記憶情報D
1,D2を読み込み、記憶部22に記憶する。処理装置
20は、正常配線状態を示す正常状態情報23を有し、
照合判断部24は、記憶部22に記憶された状態記憶情
報D1,D2と正常状態情報23とを比較、照合し、誤
配線があるか否かを判断し、誤配線箇所を特定する。表
示部25は、照合判断部24から送出された検出結果を
表示出力する。なお、図3に示した構成では、可搬記録
媒体FD1,FD2を用いて間接的に、各伝送線配線確
認装置10a,10bと処理装置20との間を接続する
ようにしているが、接続線を用いて各伝送線配線確認装
置10a,10bと処理装置20との間を直接接続する
ようにしてもよい。また、短い接続線を用い、各伝送線
配線確認装置10a,10bを処理装置20の近傍に運
び、この近傍において処理装置20と直接接続するよう
にしてもよい。
【0036】ここで、図4に示すフローチャートを参照
して、伝送線配線確認システムによる伝送線配線確認処
理手順について説明する。図4において、まず各伝送線
配線確認装置10a,10bのシーケンス記憶部13
a,13bにそれぞれ対応するシーケンス情報S1,S
2を設定記憶する(ステップS101)。
【0037】その後、切替制御部11a,11bは、そ
れぞれシーケンス記憶部13a,13bに記憶されたシ
ーケンス情報S1,S2を、時計12a,12bが発生
する時刻をもとに各スイッチ群Sa,Sbの切替制御を
行い、この切替制御に伴う導通検知部14a,14bか
らの導通状態をスイッチ状態とともに状態記憶部15
a,15bに記憶し、状態記憶情報D1,D2を取得す
る(ステップS102)。
【0038】その後、処理装置20は、状態記憶部15
a,15bに記憶された状態記憶情報D1,D2を読み
込み、照合判断部24によって、この読み込んだ状態記
憶情報D1,D2と正常状態情報23とを比較、照合
し、誤配線があるか否かを判断し、その結果を表示部2
5に出力する(ステップS103)。
【0039】図5は、図4に示したステップS102に
よる伝送線接続状態情報の取得処理手順を示す詳細フロ
ーチャートである。図5において、切替制御部11a,
11bは、接続用のスイッチSW31〜SW42および
短絡用のスイッチSW11〜SW22を全てオフにする
初期設定を行う(ステップS201)。
【0040】その後、切替制御部11a,11bは、時
計12a,12bが発生する時刻をもとに、接続用のス
イッチSW31〜SW42を順次一時的にオンし、導通
検知部14a,14bは、この時の導通状態を検知し、
その結果をスイッチ状態とともに状態記憶部15a,1
5bに記憶する(ステップS202)。各スイッチSW
31〜SW41がオンのときに対応する伝送線が開放状
態、すなわち抵抗が無限大であれば、伝送線間の配線状
態は正常であると判断される。
【0041】その後、切替制御部11a,11bは、時
計12a,12bが発生する時刻をもとに、所定の伝送
線のペア毎に、対応する接続用のスイッチSW31〜S
W42と短絡用のスイッチSW11〜SW21とを順次
一時的に短絡し、伝送線の折り返し導通検出を行わせ、
その結果を状態記憶部15a,15bにスイッチ状態と
ともに記憶し(ステップS203)、ステップS102
にリターンする。
【0042】図6は、伝送線の配線状態が正常状態であ
る場合のスイッチ状態と導通状態との一例を示し、図7
は、伝送線の配線状態が誤配線状態である場合のスイッ
チ状態と導通状態との一例を示している。ここで、図7
に示す誤配線状態は、伝送線LL4と伝送線LL5とが
逆の配線状態になっている。
【0043】図6において、スイッチSW17→SW1
8→SW19が順次オンになるに従い、スイッチSW3
4,35→SW35,36→SW34,36が順次オン
になり、折り返し導通状態が順次生成される。このと
き、導通検知部14aは、導通状態として、導通状態D
11〜D13が順次導通となる状態を示す。
【0044】これに対し、誤配線の場合には、図7にお
いて、スイッチSW17→SW18→SW19が順次オ
ンになるに従い、スイッチSW34,35→SW35,
36→SW34,36が順次オンになり、折り返し導通
状態が順次生成され、このとき、導通検知部14aは、
状態として、導通状態D11→D13→D12が順次導
通となる状態を示す。このようなスイッチ状態と導通状
態とを整合関係を満足するか否かを比較、照合すること
によって、誤配線状態を検出することができる。この場
合、図6に示したスイッチ状態と導通状態との関係は、
正常状態情報となる。さらに、スイッチ状態および誤配
線の導通状態と、誤配線の状態とをテーブルとして保持
しておくことによって、誤配線の状態を直ちに特定する
ことができる。
【0045】ここで、図8に示すフローチャートを参照
して、ステップS103による伝送線接続確認処理手順
について説明する。図8において、まず読込部21は、
各伝送線配線確認装置10a,10bから送られた状態
記憶情報D1,D2を読み込む(ステップS301)。
【0046】その後、図6および図7に示したように、
状態記憶情報D1,D2と正常状態情報23とを比較、
照合し、誤配線があるか否かを検出する(ステップS3
02)。その後、この検出結果を表示部25に表示し
(ステップS303)、ステップS103にリターンす
る。
【0047】図9は、図3に示した表示部25に表示さ
れた誤配線検出結果の一例を示す図である。図9は、図
7に示した誤配線があった場合の表示例を示している。
図9において、表示部25は、誤配線の内容をグラフィ
カルに表示する表示領域E1と、誤配線の詳細内容をテ
キストで表示する表示領域E2とを有する。図9では、
図7に示した誤配線、すなわち伝送線LL4,LL5の
配線状態が点線として表示されており、正常な配線状態
を実線として表示している。これによって、一目瞭然に
誤配線箇所を認識することができる。なお、誤配線の伝
送線を他の正常な伝送線とは異なる色で表示するように
してもよい。たとえば、誤配線の伝送線を赤色で表示す
るようにしてもよい。
【0048】一方、誤配線の詳細内容は、表示領域E2
内にテキストとして表示される。たとえば、図9では、
「伝送線LL4と伝送線LL5の配線が逆です。」と表
示される。これによって、誤配線の状態を確実に認識す
ることができる。もちろん、この表示内容は、たとえば
プリンタ等の出力装置から出力し、誤配線の状態内容を
誤配線があった現地に持ち運び、これによって配線を修
正するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、切替制御手段が、対象システムを構成する各装置と
各装置間を接続する伝送線との間を電気的に切断する第
1のスイッチ群と、伝送線間を電気的に短絡する第2の
スイッチ群との切替制御を行い、導通検出手段が、この
切替制御された切替状態における伝送線の導通検出を行
い、記憶手段に、切替状態とこの切替状態における導通
状態とが順次記憶されるようにしているので、伝送線配
線確認処理を迅速に行うことができるとともに、手作業
による人為的にミスを無くして確実な伝送線配線確認処
理を行うことができるという効果を奏する。
【0050】つぎの発明によれば、時計手段が、時刻を
発生し、切替制御手段が、各装置に共通の時刻をもと
に、前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群
の切替制御を行うようにしているので、各装置間の伝送
線配線確認処理を効率的かつ確実に行うことができると
いう効果を奏する。
【0051】つぎの発明によれば、伝送線配線確認装置
側において、切替制御手段が、対象システムを構成する
各装置と各装置間を接続する伝送線との間を電気的に切
断する第1のスイッチ群と、伝送線間を電気的に短絡す
る第2のスイッチ群との切替制御を、時計手段が発生す
る時刻をもとに行い、導通検出手段が、この切替制御さ
れた切替状態における伝送線の導通検出を行い、記憶手
段に、切替状態とこの切替状態における導通状態とが順
次記憶する。一方、処理装置側では、読込手段が、前記
状態記憶手段が記憶した状態情報を読み込み、誤配線検
出手段が、前記読込手段が読み込んだ複数の状態情報
と、正常配線状態情報とを比較して誤配線を検出するよ
うにしているので、全伝送線の伝送線配線確認処理を迅
速かつ確実に行うことができるとともに、誤配線の箇所
を迅速かつ確実に特定することができるという効果を奏
する。
【0052】つぎの発明によれば、前記処理装置の出力
手段が、前記誤配線検出手段による検出結果を出力する
ようにしているので、迅速かつ確実に誤配線の状態を把
握することができるという効果を奏する。
【0053】つぎの発明によれば、前記出力手段が、前
記検出結果をグラフィカル表示するとともに、前記検出
結果の詳細内容をテキスト表示するようにしているの
で、迅速かつ確実に誤配線の状態を把握することができ
るとともに、プリンタ等に出力することによって、誤配
線の修正も迅速かつ確実に行うことができるという効果
を奏する。
【0054】つぎの発明によれば、前記状態記憶手段
を、可搬記憶媒体とし、各伝送線配線確認装置を運搬し
なくても、可搬記録媒体の移動のみによって、全伝送線
の伝送線配線確認処理を行うことができるようにしてい
るので、伝送線配線確認処理を迅速に行うことができる
とともに、伝送線配線確認システムの構成が簡易とな
り、小型軽量化を促進することができるという効果を奏
する。
【0055】つぎの発明によれば、設定工程によって、
前記装置と前記伝送線との間を電気的に切断する第1の
スイッチ群と前記伝送線間を電気的に短絡する第2のス
イッチ群とを有し、前記各装置における伝送線接続位置
に接続される伝送線配線確認装置毎に、時計が示す時刻
によって規制される、前記第1のスイッチ群と前記第2
のスイッチ群との切替処理手順を設定し、導通検出工程
によって、各伝送線配線確認装置毎に設定された切替処
理手順を、時計が示す時刻に対応して前記第1のスイッ
チ群および前記第2のスイッチ群を切替制御し、前記伝
送線の導通検出結果を保持し、誤配線検出工程によっ
て、前記導通検出工程によって得られた各伝送線配線確
認装置の導通検出結果と前記伝送線の正常配線状態とを
比較し、前記伝送線の誤配線を検出するようにしている
ので、全伝送線の伝送線配線確認処理を迅速かつ確実に
行うことができるとともに、誤配線の箇所を迅速かつ確
実に特定することができるという効果を奏する。
【0056】つぎの発明によれば、出力工程によって、
前記誤配線検出工程による検出結果を出力するようにし
ているので、迅速かつ確実に誤配線の状態を把握するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態である伝送線配線確認
装置および伝送線配線確認システムが適用される空調シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態である伝送線配線確認
装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態である伝送線配線確認
システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示した伝送線配線確認システムによる
伝送線配線確認処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図4に示した伝送線接続状態情報の取得処理
手順を示す詳細フローチャートである。
【図6】 伝送線の配線状態が正常状態である場合のス
イッチ状態と導通状態との一例を示す図である。
【図7】 伝送線の配線状態が誤配線状態である場合の
スイッチ状態と導通状態との一例を示す図である。
【図8】 図4に示した伝送線接続確認処理手順を示す
詳細フローチャートである。
【図9】 図3に示した表示部に表示された誤配線検出
結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 室外機、2〜4 室内機、5 リモートコントロー
ラ、10 空調システム、10a,10b 伝送線配線
確認装置、11a,11b 切替制御部、12a,12
b 時計、13a,13b シーケンス記憶部、14
a,14b 導通検知部、15a,15b 状態記憶
部、20 処理装置、21 読込部、22記憶部、23
正常状態情報、24 照合判断部、25 表示部、T
12a,T12b,T13a,T13b 端子板、SW
a,SWb スイッチ群、SW11〜SW22,SW3
1〜SW42 スイッチ、FD1,FD2 可搬記録媒
体、D1,D2 状態記憶情報、S1,S2 シーケン
ス情報。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象システムを構成する各装置間を接続
    する伝送線の配線を導通確認する伝送線配線確認装置に
    おいて、 前記装置と前記伝送線との間を電気的に切断する第1の
    スイッチ群と、 前記伝送線間を電気的に短絡する第2のスイッチ群と、 前記第1のスイッチ群と前記第2のスイッチ群との切替
    制御を行う切替制御手段と、 前記切替制御手段によって切替制御された切替状態にお
    ける前記伝送線の導通検出を行う導通検出手段と、 前記切替状態と該切替状態時における前記導通検出手段
    による導通状態とを記憶する記憶手段と、 を備えたことを特徴とする伝送線配線確認装置。
  2. 【請求項2】 時刻を発生する時計手段をさらに備え、 前記切替制御手段は、前記時計手段が発生する時刻をも
    とに、前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ
    群の切替制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の
    伝送線配線確認装置。
  3. 【請求項3】 対象システムを構成する各装置間を接続
    する伝送線の配線を導通確認する伝送線配線確認システ
    ムにおいて、 前記装置と前記伝送線との間を電気的に切断する第1の
    スイッチ群と、 前記伝送線間を電気的に短絡する第2のスイッチ群と、 時刻を発生する時計手段と、 前記時計手段が発生する時刻をもとに、前記第1のスイ
    ッチ群と前記第2のスイッチ群との切替制御を行う切替
    制御手段と、 前記切替制御手段によって切替制御された切替状態にお
    ける前記伝送線の導通検出を行う導通検出手段と、 前記切替状態と該切替状態時における前記導通検出手段
    による導通状態とを有した状態情報を記憶する状態記憶
    手段とを有し、前記各装置における伝送線接続位置に接
    続される該各装置に対応した複数の伝送線配線確認装置
    と、 前記伝送線の正常配線状態を正常配線状態情報として記
    憶する正常状態記憶手段と、 前記状態記憶手段が記憶した状態情報を読み込む読込手
    段と、 前記読込手段が読み込んだ複数の状態情報と前記正常配
    線状態情報とを比較して誤配線を検出する誤配線検出手
    段とを有した処理装置と、 を備えたことを特徴とする伝送線配線確認システム。
  4. 【請求項4】 前記処理装置は、前記誤配線検出手段に
    よる検出結果を出力する出力手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項3に記載の伝送線配線確認システム。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、前記検出結果をグラフ
    ィカル表示するとともに、前記検出結果の詳細内容をテ
    キスト表示することを特徴とする請求項4に記載の伝送
    線配線システム。
  6. 【請求項6】 前記状態記憶手段は、可搬記憶媒体であ
    ることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載
    の伝送線配線確認システム。
  7. 【請求項7】 対象システムを構成する各装置間を接続
    する伝送線の配線を導通確認する伝送線配線確認方法に
    おいて、 前記装置と前記伝送線との間を電気的に切断する第1の
    スイッチ群と前記伝送線間を電気的に短絡する第2のス
    イッチ群とを有し、前記各装置における伝送線接続位置
    に接続される伝送線配線確認装置毎に、時計が示す時刻
    によって規制される、前記第1のスイッチ群と前記第2
    のスイッチ群との切替処理手順を設定する設定工程と、 各伝送線配線確認装置毎に設定された切替処理手順を、
    時計が示す時刻に対応して前記第1のスイッチ群および
    前記第2のスイッチ群を切替制御し、前記伝送線の導通
    検出結果を保持する導通検出工程と、 前記導通検出工程によって得られた各伝送線配線確認装
    置の導通検出結果と前記伝送線の正常配線状態とを比較
    し、前記伝送線の誤配線を検出する誤配線検出工程と、 を含むことを特徴とする伝送線配線確認方法。
  8. 【請求項8】 前記誤配線検出工程による検出結果を出
    力する出力工程をさらに含むことを特徴とする請求項7
    に記載の伝送線配線確認方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100399526C (zh) * 2002-11-22 2008-07-02 松下电器产业株式会社 半导体器件的布局检验方法
JP2012017887A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Fujitsu General Ltd マルチ型空気調和機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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