JP2001285627A - 医用画像出力システム - Google Patents

医用画像出力システム

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JP2001285627A
JP2001285627A JP2000093088A JP2000093088A JP2001285627A JP 2001285627 A JP2001285627 A JP 2001285627A JP 2000093088 A JP2000093088 A JP 2000093088A JP 2000093088 A JP2000093088 A JP 2000093088A JP 2001285627 A JP2001285627 A JP 2001285627A
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JP2000093088A
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English (en)
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Madoka Shoji
まどか 莊司
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformation in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof
    • G06T3/4007Interpolation-based scaling, e.g. bilinear interpolation

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】低コストで、診断しやすいサイズの医用画像を
出力することを可能とする。 【解決手段】医用画像出力システムは、画像データの画
素数、撮影解像度もしくは画素サイズ、出力解像度もし
くは画素サイズ、出力有効サイズをそれぞれ取得する手
段と、前記選択、取得した情報のいずれかの組み合わせ
で求められる補間倍率決定方法を複数持ち、そのなかか
ら決定方法を選択する手段と、選択した補間倍率決定方
法で求められた拡大・縮小率で画像データを補間する手
段と、補間された画像データに基づき画像を出力する出
力装置とを有する。また、医用画像出力システムは、画
像表示装置の解像度と画像表示装置への表示倍率を取得
して、画像表示装置での表示にあわせたサイズになる補
間倍率決定方法を選択可能である。また、画像の拡大・
縮小率と入力装置の解像度から実サイズをあらわすスケ
ールの画像データを作成する手段と、画像データに前記
スケール画像を合成する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医用放射線画像
情報等を出力する医用画像出力システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩感光材料からなる放射線写真
フィルムを使用しないで医用放射線画像情報を得る方法
が工夫されるようになった。例えば、輝尽性蛍光体を主
体とするイメージングプレートを用い、放射線画像を一
旦蓄積後、励起光を用いて輝尽発光光として取り出し、
この光を光電変換することによって画像信号を得る放射
線画像読取装置(Computed Radiogra
phy、以後CR装置と略す)が提案されている。
【0003】また、最近では放射線蛍光体や放射線光導
電体とTFTスイッチング素子等の2次元半導体検出器
を組み合わせて放射線画像情報を読み取る装置(Fla
tPanel Detector、以下FPD装置と略
す)も提案されている。
【0004】さらに、X線コンピュータ断層撮影装置
(X線CT装置)や磁気共鳴画像形成装置(MRI装
置)等、単純X線撮影以外の放射線画像入力装置も普及
している。
【0005】また、超音波画像診断装置や電子内視鏡、
眼底カメラ等、医用画像を提供する複数の異なる方式の
医用画像入力装置が病院内で混在して使われる機会が益
々増えている。これらの医用画像入力装置は画像情報を
デジタル信号の形で提供することが多い。
【0006】一方、これらの医用画像を診断するに際に
は、透過記録媒体及び/または反射記録媒体に画像情報
を記録してハードコピーの形で観察する方法が多く用い
られている。医用画像情報を記録媒体に記録する医用画
像記録装置としては、銀塩記録材料を用いた記録媒体上
にレーザ露光することによって画像を記録する方式や、
感熱発色方式、感熱溶融転写方式、感熱昇華熱転写方式
を用いたものが提供されている。
【0007】また、最近ではインクジェット方式の記録
装置を用いて医用画像を記録する可能性にも期待が寄せ
られている。これら異なる記録方式の医用画像記録装置
も病院内で混在して使われる機会が増えてきた。
【0008】このような医用画像を出力する装置とし
て、CR装置、CT装置、MRI装置、FPD装置等、
特開平11−191152号公報の中に公知例として示
される医用画像診断装置ごとに補間倍率を固定した専用
プリンタや、診断装置ごとに対応した補間処理を行うレ
ーザイメージャ(特開平11−191152号公報)等
がある。
【0009】このような医用画像を出力する装置では、
被写体に等倍のライフサイズでプリントするとプリント
有効サイズに入らない場合に、縮小されたり、画像の中
心が合うようにトリミングされている。また、画像の拡
大・縮小の際には濃度信号で補間処理を行っている。ま
た、撮影画像をモニタ(CRT、液晶など)に出力して
画面上で診断を行うこともある。
【0010】通常、被写体に対して等倍のライフサイズ
でプリントすることが多いためプリント上のサイズを測
定すれば実際のサイズもわかるが、シートサイズの制限
などによりライフサイズでプリントできないこともあり
実際のサイズがわかりにくいことがある。また、X線透
視像等を画像上で絶対的距離計測を行う場合のために、
ものさしを一緒に撮影していた(特開平05−3009
00号公報)。そして、この作業を楽にするために、も
のさしを撮影せずに赤外線で測距して画像拡大率を求め
て画像データに保存する装置(特開平05−30090
0号公報)がある。しかし画像データに拡大率が記述さ
れていてもプリントに記述がないと拡大率などはわから
ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような補間倍率が
固定された専用プリンタでは、診断装置ごとにプリンタ
が必要となり設置場所が必要で、しかもコストも嵩む。
【0012】また、各診断装置からの出力を受け入れら
れる場合でも、診断装置の種類によって倍率が固定され
ているので用途によって違う倍率の画像を出力できな
い。
【0013】また、ライフサイズでプリントする場合
に、関心領域が画像の隅にあるとトリミングされたとき
に切り取られてしまう。また、濃度信号での補間処理に
より文字画像がにじみやすい。また、モニタ上で診断し
たときと大きさが違うと見づらい。さらに、ライフサイ
ズ以外で出力する際に、実際の寸法がわからない等の問
題がある。
【0014】インクジェットプリンタでは、インクヘッ
ドからある程度の時間インクが出射しないと、乾燥によ
ってインクが目詰まりして、出射量が減ったり、出射方
向がまっすぐにならずに斜めになったりして、階調画像
を出力したときに主走査方向のスジむらが生じ、画像品
質を悪化させる。これを防ぐために、各主走査のはじめ
に記録シートの外でインクを吐出してから画像を出力し
たり、画像を出力する手前のシート上にインクを予備吐
出して、インクが安定して吐出できるようにされてきて
いる。しかし、シートの外で吐出すると、吐出されたイ
ンクをためておくタンクを用意し時々掃除の必要があ
る。また、画像の手前のシート上に吐出すると通常は無
意味のインクがある部分ができて邪魔となる。
【0015】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、低コストで、診断しやすいサイズの医用画像を
出力することが可能な医用画像出力システムを提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0017】請求項1に記載の発明は、『出力する画像
データを選択する手段と、画像データの画素数を取得す
る手段と、撮影解像度もしくは画素サイズを取得する手
段と、出力解像度もしくは画素サイズを取得する手段
と、出力有効サイズを取得する手段と、前記選択、取得
した情報のいずれかの組み合わせで求められる補間倍率
決定方法を複数持ち、そのなかから決定方法を選択する
手段と、選択した補間倍率決定方法で求められた拡大・
縮小率で画像データを補間する手段と、補間された画像
データに基づき画像を出力する出力装置とを有すること
を特徴とする医用画像出力システム。』である。
【0018】この請求項1に記載の発明によれば、選択
した補間倍率決定方法で求められた拡大・縮小率で画像
データを補間し、補間された画像データに基づき画像を
出力することで、低コストで、診断しやすいサイズの医
用画像を出力することができ、また用途に応じた倍率で
出力することができる。
【0019】請求項2に記載の発明は、『出力する画像
サイズを設定する手段を有することを特徴とする請求項
1に記載の医用画像出力システム。』である。
【0020】この請求項2に記載の発明によれば、出力
する画像サイズを設定することで、OHP用などのよう
に指定のサイズの医用画像を出力することができる。
【0021】請求項3に記載の発明は、『出力装置を選
択する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
医用画像出力システム。』である。
【0022】この請求項3に記載の発明によれば、出力
装置を選択する手段を有し、低コストで、受け取り者の
近くにある出力装置に出力を指定でき、出力装置の性能
を生かして診断しやすいサイズの医用画像を出力するこ
とができる。
【0023】請求項4に記載の発明は、『撮影した医用
画像診断装置に応じて前記補間倍率決定方法を自動選択
することを特徴とする請求項1に記載の医用画像出力シ
ステム。』である。
【0024】この請求項4に記載の発明によれば、撮影
した医用画像診断装置に応じて補間倍率決定方法を自動
選択し、迅速かつ適切なサイズの医用画像を出力するこ
とができる。
【0025】請求項5に記載の発明は、『自動選択した
前記補間倍率決定方法を、変更可能であることを特徴と
する請求項1に記載の医用画像出力システム。』であ
る。
【0026】この請求項5に記載の発明によれば、自動
選択した補間倍率決定方法が不適切であった場合でもオ
ペレータが決定方法を修正し、用途に応じた診断しやす
いサイズの医用画像を出力することができる。
【0027】請求項6に記載の発明は、『記録媒体上の
記録画像の配置に関するフォーマット情報に対応した補
間処理で処理することを特徴とする請求項1に記載の医
用画像出力システム。』である。
【0028】この請求項6に記載の発明によれば、録媒
体上の記録画像の配置に関するフォーマット情報に対応
した補間処理で処理し、簡単かつ適切な配置、サイズで
医用画像を出力することができる。
【0029】請求項7に記載の発明は、『出力画像サイ
ズが出力有効サイズを超える補間倍率決定方法を選択し
た際に、警告を出すことを特徴とする請求項1に記載の
医用画像出力システム。』である。
【0030】この請求項7に記載の発明によれば、出力
画像サイズが出力有効サイズを超える補間倍率決定方法
を選択した際に、警告を出すことで切り取られて出力す
ることを防止することができる。
【0031】請求項8に記載の発明は、『警告を出した
後に、出力有効サイズに収まるように拡大・縮小率を変
更するか、画像をトリミングするか、補間倍率決定方法
を変更するかの選択が可能であることを特徴とする請求
項7に記載の医用画像出力システム。』である。
【0032】この請求項8に記載の発明によれば、警告
を出した後に、出力有効サイズに収まるように拡大・縮
小率を変更するか、画像をトリミングするか、補間倍率
決定方法を変更するかの選択が可能であり、状況に応じ
て好ましい医用画像を得ることができる。
【0033】請求項9に記載の発明は、『画像をトリミ
ングする際に、画像内容から自動で領域を決定するか、
手動で領域設定するかのいずれかを選択可能であること
を特徴とする請求項8に記載の医用画像出力システ
ム。』である。
【0034】この請求項9に記載の発明によれば、画像
をトリミングする際に、画像内容から自動で領域を決定
するか、手動で領域設定するかのいずれかを選択可能で
あり、用途に応じてトリミング位置を調整して医用画像
を出力することができる。
【0035】請求項10に記載の発明は、『指定された
拡大・縮小率で補間する際に、画像信号を指数関数で信
号変換してから補間処理を行い、逆信号変換をして出力
することを特徴とする請求項1に記載の医用画像出力シ
ステム。』である。
【0036】この請求項10に記載の発明によれば、指
定された拡大・縮小率で補間する際に、画像信号を指数
関数で信号変換してから補間処理を行い、逆信号変換を
して出力し、画像の拡大・縮小で文字部等のボケ等が少
なくなる。
【0037】請求項11に記載の発明は、『信号変換を
行うときに入力画像よりも多いビット数で演算すること
を特徴とする請求項10に記載の医用画像出力システ
ム。』である。
【0038】この請求項11に記載の発明によれば、信
号変換を行うときに入力画像よりも多いビット数で演算
することで、量子化誤差による階調の飛びが減る。
【0039】請求項12に記載の発明は、『出力装置と
して画像表示装置を有し、この画像表示装置の解像度と
画像表示装置への表示倍率を取得して、画像表示装置で
の表示にあわせたサイズになる補間倍率決定方法を選択
可能であることを特徴とする請求項1に記載の医用画像
出力システム。』である。
【0040】この請求項12に記載の発明によれば、画
像表示装置での表示にあわせたサイズになる補間倍率決
定方法を選択でき、画像表示装置で見たサイズと合わせ
て診断しやすくなる。
【0041】請求項13に記載の発明は、『出力装置と
して記録装置を有し、この記録装置がインクジェットプ
リンタであることを特徴とする請求項1に記載の医用画
像出力システム。』である。
【0042】この請求項13に記載の発明によれば、記
録装置がインクジェットプリンタであり、低コストで良
好な医用画像を得ることができる。
【0043】請求項14に記載の発明は、『指定された
拡大・縮小率で補間する画像処理において、画像信号を
指数関数で信号変換してから補間処理を行い、逆信号変
換をして出力することを特徴とする画像出力システ
ム。』である。
【0044】この請求項14に記載の発明によれば、指
定された拡大・縮小率で補間する画像処理において、画
像信号を指数関数で信号変換してから補間処理を行い、
逆信号変換をして出力することで、画像の拡大・縮小で
文字部等のボケ等が少なくなる。
【0045】請求項15に記載の発明は、『信号変換を
行うときに入力画像よりも多いビット数で演算すること
を特徴とする請求項14に記載の医用画像出力システ
ム。』である。
【0046】この請求項15に記載の発明によれば、信
号変換を行うときに入力画像よりも多いビット数で演算
することで、量子化誤差による階調の飛びが減る。
【0047】請求項16に記載の発明は、『画像の拡大
・縮小率と入力装置の解像度から実サイズをあらわすス
ケールの画像データを作成する手段と、画像データに前
記スケール画像を合成する手段を有することを特徴とす
る画像出力システム。』である。
【0048】この請求項16に記載の発明によれば、画
像の拡大・縮小率と入力装置の解像度から実サイズをあ
らわすスケールの画像データを作成し、画像データにス
ケール画像を合成することで、実際の大きさがわかりや
すくなる。
【0049】請求項17に記載の発明は、『出力装置と
して記録装置を有し、この記録装置がインクジェットプ
リンタであることを特徴とする請求項16記載の医用画
像出力システム。』である。
【0050】この請求項17に記載の発明によれば、記
録装置がインクジェットプリンタであり、低コストで良
好な医用画像を得ることができる。
【0051】請求項18に記載の発明は、『インクジェ
ットプリンタの少なくとも主走査方向に直交する辺にス
ケールをつけることを特徴とする請求項17に記載の医
用画像出力システム。』である。
【0052】この請求項18に記載の発明によれば、イ
ンクジェットプリンタの主走査方向に直交する辺にスケ
ールをつけることで、インクヘッドの予備吐出を兼ねて
インクの目詰まりを防止して、高画質の画像を安定して
記録することができる。
【0053】請求項19に記載の発明は、『記録装置と
して複数のインクヘッドを有するインクジェットプリン
タを備える医用画像出力システムであり、全ての前記イ
ンクヘッドを用いてスケール部の画像を出力することを
特徴とする請求項18記載の医用画像出力システム。』
である。
【0054】この請求項19に記載の発明によれば、搭
載している全てのインクヘッドを使用してスケール部を
出力することで、全てのインクヘッドの予備吐出を兼ね
てインクの目詰まりを防止して、高画質の画像をより安
定して記録することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、この発明の医用画像出力シ
ステムの実施の形態を図面に基づいて説明するが、この
発明は、この実施の形態に限定されない。
【0056】まず、請求項1乃至請求項13に記載の医
用画像出力システムの実施の形態について説明する。
【0057】図1は医用画像出力システムの概略構成を
示す図である。医用画像出力システム1は、CR装置
2、CT装置3、MRI装置4、FPD装置5、超音波
装置6等の医用画像診断装置10や医用画像データベー
ス管理装置11等と、レーザイメージャやインクジェッ
トプリンタ等の出力装置12がネットワーク13で接続
されている。CR装置2、CT装置3、MRI装置4、
FPD装置5、超音波装置6等には、それぞれモニタ等
の表示装置2a〜6aが接続されている。
【0058】制御装置20の制御により医用画像診断装
置10や医用画像データベース管理装置11から出力し
たい画像を選択して出力設定を行うと、出力情報を基に
画像データに補間処理などを行い、出力装置12に画像
データを転送して出力する。制御装置20には、モニタ
等の表示装置20aが接続されている。
【0059】制御装置20は、出力装置12へ出力する
画像データを選択する手段と、画像データの画素数を取
得する手段と、入力装置である医用画像診断装置10の
撮影解像度もしくは画素サイズを取得する手段と、出力
装置12の出力解像度もしくは画素サイズを取得する手
段と、出力有効サイズを取得する手段と、前記選択、取
得した情報のいずれかの組み合わせで求められる補間倍
率決定方法を複数持ち、そのなかから決定方法を選択す
る手段と、選択した補間倍率決定方法で求められた拡大
・縮小率で画像データを補間する手段と有し、補間され
た画像データに基づき画像を出力装置12へ送り、出力
装置12で出力する。
【0060】図2は制御装置の作動のフローチャートで
ある。この制御装置20の構成は、ハードウエアで行な
ってもよいし、ソフトウエアで行なっても良い。
【0061】ステップa1で出力装置12の選択を行な
い、ステップa2で画像配置の設定を行なう。ステップ
a3で出力装置12へ出力する画像データを選択する。
次に、ステップa4で補間倍率モードの変更を行ない、
ステップa5ですべての画像コマについて画像データを
選択と、補間倍率モードの変更を行ない、これが終了す
ると、ステップa6で倍率決定に必要な情報の取得を行
なう。倍率決定に必要な情報として、撮影の解像度もし
くは画素サイズ、撮影画素数、出力解像度もしくは画素
サイズ、出力有効サイズ、出力画像サイズ等がある。
【0062】ステップa7で倍率決定に必要な情報のい
ずれかの組み合わせで補間倍率の計算を行ない、ステッ
プa8で補間倍率決定方法で求められた拡大・縮小率で
画像データを補間し、補間画像の作成を行なう。ステッ
プa9で補間された画像データに基づき画像を出力す
る。
【0063】画像を出力する際の補間倍率決定モードと
して、以下の4つのモードがある。
【0064】1)ライフサイズ出力モード 被写体の実際のサイズと同じサイズに出力するモードで
ある。CR装置2、FPD装置5、超音波装置6の画像
等で通常利用される。入力解像度か画素サイズ、出力解
像度か画素サイズ、画像配置フォーマットによって補間
倍率を決定する。
【0065】2)最大サイズ出力モード できるだけ補間倍率を大きくして記録媒体の無駄を減ら
すモードである。CT装置3やMRI装置4等1記録媒
体当たりに10スライス以上の画像を配置するときに利
用される。記録媒体の出力有効サイズ、画像配置フォー
マット、画像の画素数、出力解像度か画素サイズによっ
て補間倍率を決定する。
【0066】3)プリントサイズ指定出力モード オペレータによって指定されたサイズに出力するモード
である。OHPやスライド等の資料作成の際に大きさを
指定して出力するときに利用される。画像の画素数、出
力する出力サイズ、出力解像度か画素サイズ、画像配置
フォーマットによって補間倍率を決定する。
【0067】4)モニタサイズ出力モード 表示装置の表示サイズにあわせた大きさで出力するモー
ドである。CRT装置や液晶のような表示装置で画像診
断した後画像を出力するときに通常利用される。表示装
置の解像度か画素サイズ、表示拡大・縮小率、出力解像
度か画素サイズ、画像配置フォーマットによって補間倍
率を決定する。
【0068】医用画像診断装置10の設定画面を図3に
示す。オペレータが医用画像診断装置10の設定画面3
0で設定を行なう。この設定画面30では、出力する出
力装置、出力記録媒体のシートを縦長か横長にするかの
向き、複数画像の配置を指定する。配置指定方法として
は、この操作画面では横Mコマ*縦Nコマの同じ大きさ
の格子状に並べるものを設定でき、予め決められた組み
合わせのリストから選択できるようになっている。ほか
の配置指定方法としては、指定座標に指定サイズの配置
設定することも可能である。
【0069】医用画像診断装置10の設定画面30で配
置を指定すると、指定した画像配置によって必要な画像
の数だけ補間倍率決定モードの指定31と画像選択ボタ
ン32が表示され、画像選択ボタン32を押すと撮影さ
れた画像が選択できるようになる。医用画像診断装置1
0が決まっているので自動で補間倍率決定モードが決ま
り表示される。自動で決められたモードは変更したい場
合は変更できるようになっている。決定の方法として
は、決定された医用画像診断装置10の種類によってあ
らかじめ補間倍率決定モードの優先順位を決めておき、
優先順位の高いものが先に選択できるようにする。
【0070】例えば、CR画像の場合は、ライフサイズ
プリントモードを1番目に、CT画像の場合は複数の画
像を1度に表示するため最大サイズプリントモードを1
番目に設定しておく。モードは自動で決められたもので
固定されても構わない。この画像ファイル選択、補間倍
率決定モード選択の作業を画像の数だけ行う。出力しな
い画像コマは画像を選択しなければ空白のまま残すこと
ができる。
【0071】医用画像診断装置10の設定画面30のプ
レビューボタン33を押すと、上記設定した画像配置、
補間倍率決定モード、画像ファイルによって出力した場
合のプレビュー画像を表示する。OKボタン34を押す
と出力が実行される。キャンセル35すると出力せずに
終了する。OKボタン34かプレビューボタン33が押
されると、撮影装置の解像度か画素サイズ、出力装置の
解像度か画素サイズ、撮影画素数、出力有効サイズ、を
取得し、上記設定したデータから配置が行えるかを判断
する。
【0072】撮影装置の解像度か画素サイズは、予め撮
影装置に記憶させておいてもよいが、撮影条件によって
変わる装置もあるため画像ファイルに記録されている解
像度か画素サイズから抽出することも可能である。ま
た、出力装置12の解像度か画素サイズ、出力有効サイ
ズは出力装置12から取得するのでもよいし、予め制御
装置20に記憶させておいても構わない。
【0073】例えば、2枚の胸部画像をライフサイズで
出力しようと設定した場合など、それぞれの画像の出力
画像サイズが、配置設定された画像コマのサイズを超え
出力できない配置となった場合には、図4に示すよう
に、設定変更をする警告をだす。警告だけで出力設定を
終了してもよい。変更方法としては、出力有効サイズに
収まるように拡大・縮小率を変更するか、画像をトリミ
ングするか、出力する記録媒体のメディアサイズを変更
するか、補間倍率決定モードを変更するか、出力する出
力装置を変更するか、が考えられる。出力設定を中止す
る選択も可能とする。
【0074】また、予め縮小するかトリミングするかを
初期設定等で決めておいてもよい。トリミングの方法と
しては、単純に画像の中心を合わせるようにトリミング
するだけでなく、切り取り領域を手動で設定する方法、
画像データを解析して診断に必要な関心領域(ROI)
や照射野を抽出してその領域が入るように設定する方法
なども選択できるようにする。自動で領域を設定した後
位置を修正することも可能にする。
【0075】手動で領域を設定する場合には、図5のよ
うに出力できるサイズの枠40を表示してマウス等で必
要な場所にくるように枠40を移動して設定する。照射
野認識処理としては、例えば特開昭63−259538
号公報で示されるように、画像の所定位置から放射状に
信号値の微分値をとり、微分信号値が大きくなるところ
を照射野エッジとして照射野領域を認識できるし、特開
平5−7579号公報のように、画像を複数の小領域に
区切って分散値がもっとも大きな小領域を照射野エッジ
として認識できる。
【0076】関心領域認識処理としては、例えば特開平
5−7578号公報で示されるように、各画素の画像デ
ータと判別分析法などにより決定した閾値を比較して、
比較結果に基づき識別符号を画素毎に付加するものと
し、閾値以上であることを示す識別符号の連続する画素
群毎にラベリングを行って肺野領域を抽出してその領域
を基準として横隔膜下領域までを含むように関心領域を
設定できるし、特開昭62−26047号公報で示され
るように、境界点追跡法を用いた肺野輪郭検出により肺
野領域を認識してその領域を基準として横隔膜下領域ま
でを含むように関心領域を設定できる。
【0077】また、照射野領域の中央に円形や矩形の領
域を関心領域として設定することもできる。選択した補
間倍率決定モードによる拡大・縮小率、トリミング情
報、配置情報を基に、画像の拡大・縮小、トリミング、
配置をしてプリントする画像データを作成する。
【0078】この画像データの作成は画像診断装置内、
出力装置内、画像入出力制御装置内、また補間専用装置
を作成して行っても構わない。作成手段を持つ装置のう
ち全体のデータ転送量やデータ作成能力による時間、作
成キューの状況を見積もり画像が早く出力時間される装
置でデータ作成することもできる。
【0079】画像の拡大・縮小の補間処理では、図6の
選択画像のような文字画像を含んだ画像の文字部のボケ
を少なくするために、画像信号を一旦、指数変換してか
ら補間処理を行い、逆信号変換を行う。
【0080】指数変換としては、例えば、Y =A*1
0^(−B*X)+C のような関数で底を10とす
る。
【0081】図7に画像信号から補間するための信号へ
変換するカーブの例を示す。画像信号が濃度信号の場合
は、透過率信号に変換することが当てはまる。
【0082】この信号変換を行ない、拡大・縮小などの
補間をしてさらに図8に示す補間した信号から画像信号
へ逆変換するカーブにより逆変換することで、図9に示
すように、文字部と画像部を分けて処理することなく拡
大したときに文字等のエッジのボケが少なくなる。
【0083】信号変換は、図10のような画像信号から
補間するための信号への変換テーブルで変換し、図11
のような補間した後に画像信号に逆変換する逆変換テー
ブルで逆変換する。テーブルはbit数全部のテーブル
を持つのでもよいし、間引いたテーブルをもって間を補
間して利用するでもよい。テーブルを持たずに1画素づ
つ指数計算、対数計算するのでも構わないが、通常テー
ブル利用のほうが計算時間が速い。
【0084】しかし、指数変換、対数変換を繰り返すと
量子化誤差でデータ精度が劣ってしまうため、画像ファ
イルのビット数よりも大きいビット数で計算する必要が
ある。底が10の指数変換の場合は2bit以上大きい
ビット数で計算すると量子誤差が無視できる量となる。
例えば、12bit画像を扱っている場合は、16bi
tの整数に拡大して指数変換、補間処理の後、対数変換
を行って12bitデータにする。16bitとしたの
はソフト処理の場合14bitでも16bitでも2バ
イト使用して計算しているので使用するメモリが変わら
ないからである。ハードで処理する場合はぎりぎりの1
4bitに落としたほうが使用するメモリを節約でき
る。
【0085】前記で作成した画像データを出力装置で出
力する。出力に用いる記録媒体のメディアは透明なフイ
ルムやブルーベースのフイルム、ある程度濁度のあるフ
イルム、反射画像としてみる紙などが利用される。出力
装置12としてインクジェットプリンタを用いることに
より、レーザイメージャより高解像度であるため画像を
間引かずに多数の画像を配置することができ、文字画像
もシャープに出力することが可能である。
【0086】次に、請求項1乃至請求項13に記載の医
用画像出力システムの他の実施の形態について説明す
る。
【0087】図12は医用画像出力システムの概略構成
を示す図である。この実施の形態の医用画像出力システ
ム1は、制御装置20に医用画像診断装置10や出力装
置12が直接つながれていて制御装置20の制御の下で
画像の入力や出力、データベースの管理が行われる。
【0088】図13は制御装置の作動のフローチャート
である。この制御装置20の構成は、ハードウエアで行
なってもよいし、ソフトウエアで行なっても良い。
【0089】ステップa1〜ステップa9は、図2の実
施の形態と同様に構成されるから説明を省略するが、ス
テップa2とステップa3との間に、ステップa2aが
設けられ、ステップa2aで医用診断画像装置10の選
択を行なう。
【0090】制御装置20の設定画面を図6に示す。オ
ペレータが制御装置20の設定画面60で設定を行な
う。この設定画面60では、出力する出力装置、出力記
録媒体のシートを縦長か横長にするかの向き、複数画像
の配置を指定する。配置指定方法としては、この操作画
面では横Mコマ*縦Nコマの同じ大きさの格子状に並べ
るものを設定でき、予め決められた組み合わせのリスト
から選択できるようになっている。ほかの配置指定方法
としては、指定座標に指定サイズの配置設定することも
可能である。
【0091】図6の設定画面60で配置を指定すると、
指定した画像配置によって必要な画像の数だけ医用画像
診断装置10、補間倍率決定モードの指定61と画像選
択ボタン62が表示され、医用画像診断装置10の種類
を選択してから画像選択ボタン62を押すと選択された
医用画像診断装置10の画像のみが選択できるようにな
る。医用画像診断装置10を選択しない場合はすべての
画像が選択でき、選択した画像ファイルから医用画像診
断装置10の種類を抽出して医用画像診断装置10を表
示する。医用画像診断装置10が決まると自動で補間倍
率決定モードが決まり表示される。自動で決められらモ
ードは変更したい場合は変更できるようになっている。
決定の方法としては、決定された医用画像診断装置10
の種類によって予め補間倍率決定モードの優先順位を決
めておき、優先順位の高いものが先に選択できるように
する。例えば、CR装置2の画像の場合は、ライフサイ
ズプリントモードを1番目に、CT装置3の画像の場合
は複数の画像を1度に表示するため最大サイズプリント
モードを1番目に設定しておく。モードは自動で決めら
れたもので固定されても構わない。医用画像診断装置1
0の選択、画像ファイル選択、補間倍率決定モード選択
の作業を設定した配置で決まるコマ数だけ行う。
【0092】記録しない画像コマは画像を選択しなけれ
ば空白のまま残すことができる。複数の画像を組み合わ
せて記録する際には、1種類の医用画像診断装置10に
よる画像だけでなく、複数の医用画像診断装置10の画
像を組み合わせることもできる。
【0093】図6の実施の形態では胸部CR画像と胸部
CT画像を組み合わせて記録する設定である。一度に複
数の情報を見られることで診断の手助けとなる。図6の
プレビューボタン63を押すと、前記設定した画像配
置、補間倍率決定モード、画像ファイルによって記録し
た場合のプレビュー画像を図14のように表示する。O
Kボタン64を押すと記録が実行される。キャンセル6
5すると記録せずに終了する。OKボタン64かプレビ
ューボタン63が押されると、撮影装置の解像度か画素
サイズ、出力装置12の解像度か画素サイズ、撮影画素
数、出力有効サイズ、を取得し、前記設定したデータか
ら配置が行えるかを判断する。撮影装置の解像度か画素
サイズは、撮影装置から取得するでもよいし、画像ファ
イルに記録されている解像度か画素サイズから抽出して
もよいし、予め制御装置20に記憶させておいてもよ
い。また、出力装置12の解像度か画素サイズ、出力有
効サイズは出力装置12から取得するのでもよいし、予
め制御装置20に記憶させておいても構わない。
【0094】例えば、2枚の胸部画像をライフサイズで
出力しようと設定した場合など、それぞれの画像のプリ
ント画像サイズが、配置設定された画像コマのサイズを
超え出力できない配置となった場合には、図4に示すよ
うに、設定変更をする警告をだす。警告だけで出力設定
を終了してもよい。変更方法としては、出力有効サイズ
に収まるように拡大・縮小率を変更するか、画像をトリ
ミングするか、出力する記録媒体のメディアのサイズを
変更するか、補間倍率決定モードを変更するか、出力す
る出力装置12を変更するか、が考えられる。出力設定
を中止する選択も可能とする。また、予め縮小するかト
リミングするかを初期設定などで決めておいてもよい。
【0095】トリミングの方法としては、単純に画像の
中心を合わせるように周囲からトリミングするだけでな
く、切り取り領域を手動で設定する方法、画像データを
解析して診断に必要な関心領域(ROI)や照射野を抽
出してその領域が入るように設定する方法なども選択で
きるようにする。自動で領域を設定した後位置を修正す
ることも可能にする。
【0096】手動で領域を設定する場合には、図14の
プレビュー画像に示すように、出力できるサイズの枠を
表示してマウスなどで必要な場所にくるように枠を移動
して設定する。図の手のひらのマークが枠をもって移動
している様子を示している。
【0097】選択した補間倍率決定モードによる拡大・
縮小率、トリミング情報、配置情報を基に、画像の拡大
・縮小、トリミング、配置をして出力する画像データを
作成する。
【0098】この画像データの作成は、医用画像診断装
置内、出力装置内、画像入出力制御装置内、また補間専
用装置で作成して行っても構わない。作成手段を持つ装
置のうち全体のデータ転送量やデータ作成能力による時
間、作成キューの状況を見積もり、画像が早く出力され
る装置でデータ作成することもできる。
【0099】画像の拡大・縮小の補間処理では、図6の
選択画像のような文字画像を含んだ画像の文字部のボケ
を少なくするために、画像信号を一旦、指数変更してか
ら補間処理を行い、逆信号変換を行う。指数変換として
は、例えば、Y=A*10^(ーB*X)+Cのような
関数で、底を10とする。
【0100】図7に変換カーブの例を示す。画像信号が
濃度信号の場合は、透過率信号に変換することが当ては
まる。この信号変換を行ない、さらに図8に示す補間し
た信号から画像信号へ逆変換するカーブにより逆変換す
ることで、図9に示すように、文字部と画像部を分けて
処理することなく拡大したときに文字等のエッジのボケ
が少なくなる。
【0101】前記で作成した画像データを出力装置12
で出力する。出力に用いる記録媒体のメディアは透明な
フイルムやブルーベースのフイルム、ある程度濁度のあ
るフイルム、反射画像としてみる紙などが利用される。
【0102】出力装置12としてインクジェットプリン
タを用いることにより、レーザイメージャより高解像度
であるため画像を間引かずに多数の画像を配置すること
ができ、文字画像もシャープに出力することが可能であ
る。
【0103】次に、請求項14及び請求項15に記載の
医用画像出力システムの実施の形態を、図1の医用画像
出力システムの概略構成を示す図に基づいて説明する。
【0104】医用画像出力システム1は、CR装置2、
CT装置3、MRI装置4、FPD装置5、超音波装置
6等の医用画像診断装置10で撮影した画像を、制御装
置20によるオペレータの選択や医用画像診断装置10
等の設定によって決められた拡大・縮小率で出力する。
【0105】画像の拡大・縮小の補間処理では、図6の
選択画像のような文字画像を含んだ画像の文字部のボケ
を少なくするために、画像信号を一旦、指数変換してか
ら補間処理を行い、逆信号変換を行う。
【0106】指数変換としては、例えば、Y = A*
10^(−B*X)+C のように底を10とする。
【0107】画像信号が濃度信号の場合は、透過率信号
に変換することが当てはまる。この信号変換を行うこと
で、図9に示すように、文字部と画像部を分けて処理す
ることなく拡大したときに文字などのエッジのボケが少
なくなる。
【0108】信号変換は、図10のような画像信号から
補間するための信号への変換テーブルで変換し、拡大・
縮小の補間処理を行い、図11のような画像信号に逆変
換する逆変換テーブルで変換する。テーブルはbit数
全部のテーブルを持つでもよいし、間引いたテーブルを
持って補間して利用するでもよい。テーブルを持たずに
1画素ずつ指数計算、対数計算するのでも構わないが、
通常テーブル利用のほうが計算時間が速い。
【0109】しかし、指数変換、対数変換を繰り返すと
量子化誤差でデータ制度が劣ってしまうため、画像ファ
イルのビット数よりも大きいビット数で計算する必要が
ある。底が10の指数変換の場合は2bit以上大きい
ビット数で計算すると量子化誤差が無視できる量とな
る。例えば、12bit画像を扱っている場合は、16
bitの整数に拡大して指数変換、補間処理の後、対数
変換を行って12bitデータにする。16bitとし
たのはソフト処理の場合は14bitでも16bitで
も2バイト使用して計算しているので使用するメモリが
かわらないからである。ハードで処理する場合は、ぎり
ぎりの14bitに落としたほうが使用するメモリを節
約できる。
【0110】次に、請求項16乃至請求項18に記載の
医用画像出力システムの実施の形態を、図1の医用画像
出力システムの概略構成を示す図に基づいて説明する。
【0111】医用画像出力システム1は、CR装置2、
CT装置3、MRI装置4、FPD装置5、超音波装置
6等の医用画像診断装置10で撮影した画像を、制御装
置20によるオペレータの選択や医用画像診断装置10
等の設定によって決められた拡大・縮小率で出力する。
【0112】撮影画像の解像度や画素サイズと拡大・縮
小率から画像の実サイズと画素数の関係を以下の式で求
め、 (スケールの1目盛りあたりのドット数)=(拡大・縮
小率)*(解像度) (スケールの1目盛りあたりのドット数)=(拡大・縮
小率)/(画素サイズ) その関係を満たすようなスケール画像を作成する。
【0113】単純なスケール画像としては、1目盛りあ
たりのドット数ごとに線を引いた画像である。補間した
撮影画像データにそのスケール画像データを合成して画
像データを出力する。
【0114】画像の合成は、図15に示すように、撮影
画像データの左右や上下にスケール画像を組み合わせる
のでもよいし、撮影画像の中にスケール画像を入れ込む
のでも構わない。特に、インクジェットプリンタで出力
する場合に、スケール画像を少なくともインクジェット
プリンタの主走査方向に直交し、主走査方向の画像より
手前側の辺に画像合成する。例えば、インクジェットプ
リンタが画像の左から右へ主走査する場合は、画像の左
辺にスケール画像を合成することとなる。そして、スケ
ール画像は全てのインクヘッドで出力するようにする。
インクジェットプリンタはインクヘッドからインクがあ
る程度の時間出射しないと乾燥によってインクの出が悪
くなりやすいが、このスケール画像を付加することで、
インクヘッドの走査の始まりに予備吐出として常に全て
のインクヘッドで出射するようになり、目詰まりを軽減
して高画質な画像を安定して出力することができる。
【0115】
【発明の効果】前記したように、請求項1乃至請求項1
3に記載の発明では、医用画像診断装置の種類によって
最適な拡大・縮小率で出力しやすくなる。また、請求項
14及び請求項15に記載の発明では、画像の拡大・縮
小で文字部のボケが少なくなる。また、請求項16乃至
請求項19に記載の発明では、スケールが合成されるこ
とで、実際の大きさがわかりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】医用画像出力システムの概略構成を示す図であ
る。
【図2】制御装置の作動のフローチャートである。
【図3】医用画像診断装置で画像を出力設定する操作画
面を示す図である。
【図4】出力有効サイズを超える場合の警告画面を示す
図である。
【図5】画像のトリミング領域を設定している画面を示
す図である。
【図6】制御装置で画像を出力設定する操作画面を示す
図である。
【図7】画像信号から補間するための信号へ変換する変
換カーブの例を示す図である。
【図8】補間した信号から画像信号へ逆変換する変換カ
ーブの例を示す図である。
【図9】信号変換ありなしでの拡大プロファイルの違い
を示す図である。
【図10】画像信号から補間するための信号へ変換する
変換テーブルの例を示す図である。
【図11】補間した後に画像信号に逆変換する逆変換テ
ーブルの例を示す図である。
【図12】医用画像出力システムの他の実施の形態の概
略構成を示す図である。
【図13】他の実施の形態の制御装置の作動のフローチ
ャートである。
【図14】プレビュー画面を示す図である。
【図15】スケール画像を付加した画像を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 医用画像出力システム 2 CR装置 3 CT装置 4 MRI装置 5 FPD装置 6 超音波装置 10 医用画像診断装置 11 医用画像データベース管理装置 12 出力装置 13 ネットワーク 20 制御装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力する画像データを選択する手段と、 画像データの画素数を取得する手段と、 撮影解像度もしくは画素サイズを取得する手段と、 出力解像度もしくは画素サイズを取得する手段と、 出力有効サイズを取得する手段と、 前記選択、取得した情報のいずれかの組み合わせで求め
    られる補間倍率決定方法を複数持ち、そのなかから決定
    方法を選択する手段と、 選択した補間倍率決定方法で求められた拡大・縮小率で
    画像データを補間する手段と、 補間された画像データに基づき画像を出力する出力装置
    とを有することを特徴とする医用画像出力システム。
  2. 【請求項2】出力する画像サイズを設定する手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の医用画像出力シス
    テム。
  3. 【請求項3】出力装置を選択する手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の医用画像出力システム。
  4. 【請求項4】撮影した医用画像診断装置に応じて前記補
    間倍率決定方法を自動選択することを特徴とする請求項
    1に記載の医用画像出力システム。
  5. 【請求項5】自動選択した前記補間倍率決定方法を、変
    更可能であることを特徴とする請求項1に記載の医用画
    像出力システム。
  6. 【請求項6】記録媒体上の記録画像の配置に関するフォ
    ーマット情報に対応した補間処理で処理することを特徴
    とする請求項1に記載の医用画像出力システム。
  7. 【請求項7】出力画像サイズが出力有効サイズを超える
    補間倍率決定方法を選択した際に、警告を出すことを特
    徴とする請求項1に記載の医用画像出力システム。
  8. 【請求項8】警告を出した後に、出力有効サイズに収ま
    るように拡大・縮小率を変更するか、画像をトリミング
    するか、補間倍率決定方法を変更するかの選択が可能で
    あることを特徴とする請求項7に記載の医用画像出力シ
    ステム。
  9. 【請求項9】画像をトリミングする際に、画像内容から
    自動で領域を決定するか、手動で領域設定するかのいず
    れかを選択可能であることを特徴とする請求項8に記載
    の医用画像出力システム。
  10. 【請求項10】指定された拡大・縮小率で補間する際
    に、画像信号を指数関数で信号変換してから補間処理を
    行い、逆信号変換をして出力することを特徴とする請求
    項1に記載の医用画像出力システム。
  11. 【請求項11】信号変換を行うときに入力画像よりも多
    いビット数で演算することを特徴とする請求項10に記
    載の医用画像出力システム。
  12. 【請求項12】出力装置として画像表示装置を有し、こ
    の画像表示装置の解像度と画像表示装置への表示倍率を
    取得して、画像表示装置での表示にあわせたサイズにな
    る補間倍率決定方法を選択可能であることを特徴とする
    請求項1に記載の医用画像出力システム。
  13. 【請求項13】出力装置として記録装置を有し、この記
    録装置がインクジェットプリンタであることを特徴とす
    る請求項1に記載の医用画像出力システム。
  14. 【請求項14】指定された拡大・縮小率で補間する画像
    処理において、画像信号を指数関数で信号変換してから
    補間処理を行い、逆信号変換をして出力することを特徴
    とする画像出力システム。
  15. 【請求項15】信号変換を行うときに入力画像よりも多
    いビット数で演算することを特徴とする請求項14に記
    載の医用画像出力システム。
  16. 【請求項16】画像の拡大・縮小率と入力装置の解像度
    から実サイズをあらわすスケールの画像データを作成す
    る手段と、画像データに前記スケール画像を合成する手
    段を有することを特徴とする画像出力システム。
  17. 【請求項17】出力装置として記録装置を有し、この記
    録装置がインクジェットプリンタであることを特徴とす
    る請求項16記載の医用画像出力システム。
  18. 【請求項18】インクジェットプリンタの少なくとも主
    走査方向に直交する辺にスケールをつけることを特徴と
    する請求項17に記載の医用画像出力システム。
  19. 【請求項19】記録装置として複数のインクヘッドを有
    するインクジェットプリンタを備える医用画像出力シス
    テムであり、全ての前記インクヘッドを用いてスケール
    部の画像を出力することを特徴とする請求項18記載の
    医用画像出力システム。
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