JP2001285444A - 屋内電話配線の異常診断システム、屋内電話配線異常診断システム用異常診断ユニット、および屋内電話配線異常診断システム用診断信号返送ユニット - Google Patents

屋内電話配線の異常診断システム、屋内電話配線異常診断システム用異常診断ユニット、および屋内電話配線異常診断システム用診断信号返送ユニット

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JP2001285444A
JP2001285444A JP2000089976A JP2000089976A JP2001285444A JP 2001285444 A JP2001285444 A JP 2001285444A JP 2000089976 A JP2000089976 A JP 2000089976A JP 2000089976 A JP2000089976 A JP 2000089976A JP 2001285444 A JP2001285444 A JP 2001285444A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内電話配線における配線の異常を迅速かつ
精度良く診断する。 【解決手段】 異常診断システム1は、屋内配線部6の
複数の分岐端子tに設けられ、これら分岐端子t間の屋
内配線部6を独立配線6aとして電話回線から切り離す
切換スイッチ2c,3cと、異常診断ユニット2と、診
断信号返送ユニット3とを備える。独立配線6aを切換
スイッチ2c,3cにより電話回線から切り離した状態
において異常診断ユニット2と診断信号返送ユニット3
との間で送受された診断信号に基づいて、独立配線6a
の異常が診断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内電話配線、特
にISDN(Integrated Services Digital Network;
総合サービスディジタル網)用の屋内電話配線の異常を
診断するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴い、複数回線
を同時に利用することができるISDNサービスへの加
入者はますます増大している。ISDN用の屋内電話配
線は、種々の機器(パーソナルコンピュータ、電話機、
ファクシミリ等)を接続可能であるため、これらの機
器、他の電気製品、またはDSU(Digital Service Un
it;ディジタルサービスユニット)等のレイアウトによ
っては、屋内を長い区間引き回され、これらの電源線と
この屋内電話配線とが屋内で併走する状態を生じる場合
がある。このような場合、電源線の電流により生じる磁
界が原因で、屋内電話配線を通過する信号にノイズが発
生することがある。
【0003】また、配線工事後に配線の接続状態を確認
する配線確認器としては、例えば特開平9−64955
号公報に開示されるようなものが従来より知られてい
る。この配線確認器は、工事施工後の導通確認に用いら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の配線確認器は工事施工後に屋内電話配線の導
通を確認するために用いられるものであり、既に使用中
の屋内電話配線に前記したようなノイズが発生した場合
に、迅速にその原因を究明し、有効な対策を講じること
はできなかった。本発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、屋内電話配線、特にIS
DN用屋内電話配線の異常をより迅速かつより的確に把
握することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる屋内電話
配線の異常診断システムは、電話回線の屋内配線部の少
なくとも二つ以上の分岐端子に設けられ、この分岐端子
間の屋内配線部を独立配線として電話回線から切り離す
切換スイッチと、前記独立配線の屋外配線部側に設けら
れ、配線の異常を診断する信号の送受信を行う第一診断
ユニットと、前記独立配線の端末側に設けられ、配線の
異常を診断する信号の送受信を行う第二診断ユニット
と、前記第一診断ユニットおよび第二診断ユニット間の
診断信号の送受に基づいて前記独立配線の異常を診断す
る異常診断部と、を有するものである。
【0006】また本発明にかかる屋内電話配線の異常診
断システムは、前記切換スイッチの切り換えを制御する
制御部と、前記切換スイッチの屋外配線部側に接続さ
れ、端末側への着信要求を検出する着信要求検出部と、
前記切換スイッチの端末側に接続され、端末側からの発
信要求を検出する発信要求検出部と、を備え、前記制御
部は、前記着信要求検出部において着信要求が検出され
た際、あるいは前記発信要求検出部において発信要求が
検出された際には、前記独立配線を電話回線に接続する
よう切換スイッチを切り換え、配線の異常診断を中断す
るものである。
【0007】また本発明にかかる屋内電話配線の異常診
断システムは、前記着信要求による着信もしくは前記発
信要求による発信の終了に伴い、前記独立配線を電話回
線から切り離すよう切換スイッチを切り換えるものであ
る。
【0008】また本発明にかかる屋内電話配線の異常診
断システムは、前記配線の異常診断を中断したことを記
憶する記憶部を備えるものである。
【0009】また本発明にかかる屋内電話配線の異常診
断システムは、前記配線の異常診断を開始するトリガ信
号を検出するトリガ信号検出部を備えるものである。
【0010】また本発明にかかる屋内電話配線異常診断
システム用異常診断ユニットは、屋内電話配線の接続/
遮断を切り換える切換スイッチと、切換スイッチの遮断
により分離された前記配線の一方側に接続され、接続さ
れた側の配線に対して配線の異常を診断する診断信号を
送信し、この診断信号に対する返送信号を受信する信号
送受信部と、前記信号送受信部において送信した診断信
号と受信した返送信号とに基づいて、信号送受信部の接
続された側の配線の異常を診断する異常診断部と、を備
えるものである。
【0011】また本発明にかかる屋内電話配線異常診断
システム用異常診断ユニットは、前記切換スイッチによ
り遮断される前記屋内電話配線のそれぞれに接続され、
これら配線の信号をそれぞれ検出する信号検出部を備え
るものである。
【0012】また本発明にかかる屋内電話配線異常診断
システム用診断信号返送ユニットは、屋内電話配線の接
続/遮断を切り換える切換スイッチと、切換スイッチの
遮断により分離された前記配線の一方側に接続され、接
続された側の前記配線から配線の異常を診断する診断信
号を受信し、この診断信号をそのまま接続された側の前
記配線に返送する信号送受信部と、を備えるものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の屋内電話配線異常
診断システムをISDN屋内電話配線の診断に適用した
第一の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。図1には、本システムの概略構成図を、図2には、
本システムにおける異常診断ユニットの概略構成図を、
また図3には、本システムにおける診断信号返送ユニッ
トの概略構成図を、それぞれ示す。
【0014】本実施の形態にかかる屋内電話配線異常診
断システム1は、異常診断ユニット2(以下、単に診断
ユニット2と記す)と、診断信号返送ユニット3(以
下、単に返送ユニット3と記す)とを備える。この異常
診断システム1は、図1に示すように、異常診断ユニッ
ト2をDSU4に、また返送ユニット3を端末(A,
B,C)5に、それぞれ隣接して備える。屋内配線部6
には、複数の分岐端子tが設けられており、本システム
1は、この複数の分岐端子間の屋内配線部6aに対して
配線の異常診断を行う。なお本発明で言う分岐端子に
は、配線を分岐する端子に加え、配線の接続/遮断を切
り換える端子も含まれる。
【0015】診断ユニット2は、診断システム制御部2
aを備える。またこの診断ユニット2は、信号送受信部
2b、切換スイッチ2c、信号検出部2d,2e、記憶
部2f、診断実施設定部2g、入力部2h、および出力
部2iを備え、これらはそれぞれ診断システム制御部2
aに接続されている。本実施の形態においてこの診断ユ
ニット2は、分岐端子間の屋内配線部6aにおいて屋外
配線部7側に設けられた第一の診断ユニットに相当す
る。
【0016】診断システム制御部2aは、診断ユニット
2の制御を司る。即ち、信号送受信部2bにおける信号
の送受信の制御、および切換スイッチ2cにおける接続
の切り換えの制御を行う。また、返送ユニット3に対す
る制御信号(例えば診断の開始、中断、終了、あるいは
再開を指令する信号等)を生成し、これによる返送ユニ
ット3の制御も行い、即ち本システム1の制御を行う。
また、診断システム制御部2aは、診断信号と返送信号
とを比較して、屋内配線の異常を診断する異常診断部と
して機能する。また、信号検出部2d,2eにおいて検
出されたトリガ信号に基づいて、異常診断を開始するか
否かの判別も行う。
【0017】信号送受信部2bは、返送ユニット3との
間で配線の異常を診断する信号(即ち本実施の形態では
診断信号と返送信号)等の信号の送受信を行う。返送ユ
ニット3に送信する信号としては、配線診断に用いる診
断信号の他、診断の実施にかかる信号、例えば診断の開
始、中断、終了、あるいは再開を指令する信号等があ
る。また返送ユニット2から受信する信号としては、診
断信号に対する返送信号や、診断の実施にかかる信号、
例えば診断の開始、中断、終了、あるいは再開を確認ま
たは拒否する信号等がある。この信号送受信部2bにお
いて送受信される信号には、それぞれISDNの情報チ
ャネルビットの一つ(例えばB1,B2,Dチャネル
等)が用いられる。
【0018】切換スイッチ2cは、屋内配線部6の分岐
端子tに設けられ、診断実施側の配線6a(即ち前記分
岐端子間の屋内配線部6a)を電話回線から独立配線と
して切り離す。本実施の形態において切換スイッチ2c
は、診断システム制御部2aによりその切り換えを制御
される。また、切換スイッチ2cは、屋内配線部6の遮
断時において、診断実施側の配線6aと信号送受信部2
bとを接続する。遮断時においてこの切換スイッチ2c
は、屋内配線部6を通じた通常の電話回線使用(即ち着
信または発信)を不能とし、診断実施側配線6aを屋外
配線部7または端末5から分離独立させる。
【0019】切換スイッチ2cの端末5側、および屋外
配線部7側の屋内配線部6には、それぞれ信号検出部2
d,2eがそれぞれ接続される。これら信号検出部2
d,2eは、電話回線を通じた通話信号、端末5側から
の発信要求、屋外配線部7側からの着信要求等を検出す
る。また、これらは、電話回線における異常診断を開始
するトリガ信号を検出する。本実施の形態では、このト
リガ信号として例えばレイヤ1の同期化信号を用いる。
DSU4と、端末5に内蔵または外部接続されるTA
(Terminal Adapter;ターミナルアダプタ)との間でや
りとりされるレイヤ1の同期化信号は、その状態に応じ
て5段階(info0,info1,info2,into3,info4)に分けら
れる。このうちinfo4は正常な通信状態を、またinfo4へ
の移行時以外のinfo0〜info3は何らかの通信異常を示す
ため、本実施の形態ではこれを検出して、異常診断のト
リガとする。
【0020】記憶部2f例えばROM/RAMは、配線
診断にかかるパラメータを記憶する。これらパラメータ
の一部はテーブルとして記憶される。本実施の形態で
は、図4に示す診断実施ユニット識別テーブルT1、図
5に示す診断スイッチ状態管理テーブルT2、図6に示
す診断開始パラメータテーブルT3、および図7に示す
診断実施状況管理テーブルT4が格納される。
【0021】このうち、診断実施ユニット識別テーブル
T1には、各返送ユニット3毎に診断の実施が可能か否
かが記憶される。これは例えば図4に示すように、診断
実施可能=1、診断実施不能=0として記憶される。
【0022】診断スイッチ状態管理テーブルT2には、
診断実施設定部2gにおける設定が各返送ユニット3毎
に記憶される。これは例えば図5に示すように、診断実
施=1、診断非実施=0として記憶される。
【0023】診断開始パラメータテーブルT3には、ト
リガ信号の異常に基づいて診断を開始する基準が、診断
開始パラメータYとして各返送ユニット3毎に定められ
る。本実施の形態では、単位時間あたりの異常発生回数
(以下、異常発生頻度と記す)Xが閾値Yより高い場合
に、配線診断を開始する。このテーブルには各返送ユニ
ット3毎に異常発生頻度の閾値Yが格納される。
【0024】診断実施状況管理テーブルT4には、この
システム1の各状況が、各返送ユニット3毎にパラメー
タにより記憶される。本実施の形態では、非動作状態、
診断開始指令中、診断実施中、診断中断指令中、診断中
断中、診断再開指令中、および診断終了指令中の各状態
が、それぞれの各返送ユニット3毎に記録される。シス
テム制御部2aは、このテーブルT4を参照することに
より、診断動作状況を迅速かつより的確に把握すること
ができる。
【0025】診断実施設定部2g例えば手動の診断スイ
ッチは、各返送ユニット3毎に配線診断の実施/非実施
を設定する。ここで配線診断の実施が設定された場合に
は、システム制御部2aは、トリガ信号による異常判別
の有無に拘わらず回線の異常診断を行う。
【0026】入力部2h例えば操作ボタンは、記憶部2
fに記憶される各パラメータを適宜変更することができ
る。変更可能なパラメータとしては、例えば、診断開始
パラメータY、診断実施ユニット識別テーブルT1にお
ける診断可能なユニットを示すパラメータなどがある。
【0027】出力部2i例えば表示部(例えばディスプ
レイ)は、診断結果、あるいは前記各診断状況の出力を
行う。この出力は、各返送ユニット3毎に行われる。
【0028】次に、返送ユニット3について説明する。
この返送ユニット3は、各部の制御を司る返送ユニット
制御部3aを備える。またこの返送ユニット3は、信号
送受信部3b、切換スイッチ3c、および信号検出部3
d,3eを備え、これらはそれぞれ返送ユニット制御部
3aに接続されている。本実施の形態においてこの返送
ユニット3は、分岐端子間の屋内配線部6aにおいて端
末5側に設けられた第二の診断ユニットに相当する。
【0029】返送ユニット制御部3aは、返送ユニット
3の制御を司る。即ち、信号送受信部3bにおける信号
の送受信の制御、および切換スイッチ3cにおける接続
の切り換えの制御を行う。また、診断ユニット2からの
制御信号に対する確認信号(例えば診断の開始、中断、
終了、あるいは再開の指令に対して承諾または拒否を確
認させる信号等)を生成する。
【0030】信号送受信部3bは、診断ユニット3との
間で配線の異常を診断する信号(即ち本実施の形態では
診断信号と返送信号)等の信号の送受信を行う。診断ユ
ニット2に送信する信号としては、診断信号に対する返
送信号の他、診断の実施にかかる信号、例えば診断の開
始、中断、終了、あるいは再開を指令する信号に対する
確認信号あるいは拒否信号等がある。本実施の形態で
は、診断信号に対する返信は、ループバックにより行
う。即ち、受け取った診断信号を、診断ユニットに対し
てそのまま返送信号として返送する。この信号送受信部
3bにおいて送受信される信号には、それぞれISDN
の情報チャネルビットの一つ(例えばB1,B2,Dチ
ャネル等)が用いられる。
【0031】切換スイッチ3cは、屋内配線部6の分岐
端子tに設けられ、診断実施側の配線6a(即ち前記分
岐端子間の屋内配線部6a)を電話回線から独立配線と
して切り離す。本実施の形態において切換スイッチ3c
は、診断システム制御部2aから返送ユニット制御部3
aを介してその切り換えを制御される。また、切換スイ
ッチ3cは、屋内配線部6の遮断時において、診断実施
側の配線6aと信号送受信部3bとを接続する。遮断時
においてこの切換スイッチ3cは、屋内配線部6を通じ
た通常の回線使用(即ち着信または発信)を不能とし、
診断実施側配線6aを端末5から分離独立させる。
【0032】切換スイッチ3cの端末5側、および屋外
配線部7側の屋内配線部6には、それぞれ信号検出部3
d,3eがそれぞれ接続される。信号検出部3d,3e
は、電話回線を通じた通話信号、端末5側からの発信要
求、屋外配線部7側からの着信要求等を検出する。
【0033】次に、本実施の形態にかかるISDN屋内
電話配線異常診断システムの配線診断手順について説明
する。図8〜図11には、配線の異常診断にかかる診断
ユニットの動作を示すフローチャートを、図12,図1
3には、配線の異常診断にかかる返送ユニットの動作を
示すフローチャートを、それぞれ示す。
【0034】まず、診断ユニット2の動作について説明
する。まず最初に、配線診断の開始にあたり、診断シス
テム制御部2aは、配線の診断を実施可能な返送ユニッ
ト3の有無を確認する(ステップS1〜4)。より具体
的には、例えば診断実施ユニット識別テーブルT1を参
照し、診断の実施が可能な返送ユニット(即ち診断可能
な返送ユニット)3が一つでもある場合には、診断側検
出部2dにおける信号の検出が開始され(ステップS
2)、診断実施状況管理テーブルT4に非動作状態であ
ることが記憶される(ステップS3)。
【0035】一方、ステップS1で、診断実施ユニット
識別テーブルT1において全ての返送ユニット3に対す
る診断の実施が不可能となっている場合には、診断側検
出部2dおよび非診断側検出部2eが停止され(ステッ
プS4)、このシステムによる配線診断が終了される。
【0036】次に、配線診断を行うか否かを判別する
(ステップS5〜S20)。本実施形態においては、配
線診断は、1)診断実施設定部2gにおいて診断を実施
するユニット3が一つでも設定されていた場合、2)診
断中断中の状態であった場合、あるいは3)トリガ信号
において異常が検出された場合において行われる。ただ
し、4)回線が使用中であった場合、あるいは5)ユニ
ット2,3間の事前の交信確認において異常が確認され
た場合には、配線診断は行われない。
【0037】より具体的には、例えば診断スイッチ状態
管理テーブルT2を参照して、診断実施設定部2g例え
ば診断スイッチのON/OFFが確認され、診断スイッ
チ2gが一つでもONとなっていた場合には、回線の使
用中を確認するステップS11へ進む(ステップS
5)。また、診断システム制御部2aは、診断が中断中
であるか否かを、例えば診断実施状況管理テーブルT4
を参照して確認し、診断中断中であった場合には、同じ
くステップS11へ進む(ステップS6)。また、トリ
ガ信号に異常が検出された場合には(ステップS7)、
異常を例えばエラーログとして記憶部2f例えばRAM
に記憶するとともに(ステップS8)、異常発生頻度X
を算出し(ステップS9)、予め記憶部に登録された診
断開始パラメータYと、算出した異常発生頻度Xとを比
較して(ステップS10)、算出した異常発生頻度Xが
前記パラメータYより大きい場合には、ステップS11
へ進む。なお、ステップS7において異常が検出されな
かった場合、あるいはステップS10において異常発生
頻度Xが前記パラメータYより低かった場合には、再び
配線診断の実施判別を行う。即ち本実施の形態では、ス
テップS5に戻る。
【0038】検出部2d,2eは、ステップS11にお
いて、回線が使用中であるか否か、即ち情報チャネルビ
ットB1,B2,あるいは信号方式チャネルビットDが
使用中であるか否かを確認する。回線が使用中であった
場合には、この使用確認を逐次反復する。
【0039】回線を使用中でないことが確認されると、
切換スイッチ2cが信号送受信部側に切り換えられ(ス
テップS12)、非診断側検出部2eが検出を開始し
(ステップS13)、次いで診断信号を送信する返送ユ
ニット3との交信が正常に実施可能か否かが確認される
(ステップS14〜S20)。より具体的には、診断シ
ステム制御部2aは、まず確認タイマにより計時を開始
し(ステップS14)、次いで、診断中断中の状態であ
るか否かを例えば診断実施状況管理テーブルT4を参照
して確認する(ステップS15)。診断中断中でない場
合には、各返送ユニット3に対し順次診断開始指令信号
を送信するとともに(ステップS16)、診断開始指令
中の状態であることを診断実施状況管理テーブルT4に
記憶させる(ステップS17)。また一方、診断中断中
である場合には、各返送ユニット3に対し順次診断再開
指令信号を送信するとともに(ステップS18)、診断
再開指令中の状態であることを診断実施状況管理テーブ
ルT4に記憶させる(ステップS19)。
【0040】次に、返送ユニット3から返送された診断
開始/再開指令信号に対する確認信号に基づいて、分岐
端子間の独立配線(屋内配線部)6aの診断が可能な状
態か否かを判別する(ステップS20)。この判別は、
例えば確認信号の内容、あるいはステップS14からこ
の信号が到着するまでの時間に基づいて行われる。即
ち、確認信号が診断の開始あるいは再開を拒否する信号
であった場合、あるいは確認信号がステップS14から
の所定時間内に受信できなかった場合には、回線の診断
を実施不可能な状態と判別する。この場合診断システム
制御部2aは、非診断側検出部2eを停止させ(ステッ
プS21)、診断実施状況管理テーブルT4に非動作状
態であることを記憶させ(ステップS22)、切換スイ
ッチ2cを通常の回線使用を可能な状態とする側に切り
換え(ステップS23)、診断不能状態であることを出
力部2iより出力させる(ステップS24)。
【0041】ステップS20において、受信した確認信
号が診断の開始あるいは再開を承諾する信号であった場
合、あるいは確認信号が所定時間内に受信できた場合に
は、診断の実施が可能であると判別される。この場合に
は、回線の診断が行われる(ステップS25〜S3
1)。まず、診断実施状況管理テーブルT4には診断中
であることが記憶され(ステップS25)、次いで、各
返送ユニット3に対して順次診断信号が送信される(ス
テップS26)。しかしここで、検出部2d,2eにお
いて発信要求または着信要求が検出された場合には(ス
テップS27,S28)、配線診断が中断される(ステ
ップS42〜S55)。これついては後述する。
【0042】ステップS27,S28において発信要求
あるいは着信要求が検出されなかった場合には、送信し
た診断信号に対する返送信号が信号送受信部2bにおい
て受信される(ステップS29)。診断システム制御部
2aは受信された返送信号と、送信した診断信号とを比
較し、配線の異常判別を行う(ステップS30)。より
具体的には、このステップS30において診断システム
制御部は、診断信号と返送信号とを、例えばこれら信号
のビット同士の比較により異常の有無を判別する。配線
異常と判別された場合には、記憶部2f例えばRAM
に、返送ユニット3の識別番号とエラーログとが記憶さ
れる(ステップS31)。なおエラーログは、例えば、
返送信号を受信できなかった場合と、返送信号を受信し
たものの診断信号との差異が大きかった場合とを判別で
きる形態で記憶される。
【0043】本実施の形態では、各返送ユニット3に対
して順次診断を行うことにより、診断を実施した屋内配
線部6aのどの部分が原因で異常が発生しているかを知
ることができる。図1に示す例では、端末Aに隣接して
設けられた返送ユニット3と診断ユニット2との間の診
断では異常があり、端末Bおよび端末Cに隣接した返送
ユニット3と診断ユニット2との間の診断では異常が無
かった場合には、屋内配線部6aのうち、端末Aのみが
通信に使用する部分に異常があることがわかる。
【0044】診断が終了すると(ステップS32)、各
返送ユニット3に対して順次診断の終了を指令するとと
もに、この指令が正しく行われたか否かが判別される
(ステップS33〜S36)。より具体的には、診断終
了確認タイマが起動され(ステップS33)、返送ユニ
ット3に対して診断終了指令信号が送信される(ステッ
プS34)。次いで、診断実施状況管理テーブルT4に
診断終了指令中の状態であることが記憶される(ステッ
プS35)。次いで返送ユニット3から送信された確認
信号に基づいて、返送ユニット3が正しく信号を受信し
たかを判別する(ステップS36)。この判別は、例え
ばステップS33の計時開始から確認信号が到着するま
での時間に基づいて行われる。所定の時間が過ぎても確
認信号を受信できなかった場合には、記憶部2f例えば
RAMに、診断の異常終了を示すログが記憶される(ス
テップS38)。
【0045】次いでシステムの終了処理が行われる(ス
テップS38〜S41)。まず、診断実施状況管理テー
ブルT4に非動作状態であることが記憶され(ステップ
S38)、非診断側検出部2eが停止される(ステップ
S39)。次いで切換スイッチ2cが通常の回線使用を
可能な状態とする側に切り換えられ(ステップS4
0)、診断結果が出力部2iより出力される(ステップ
S41)。
【0046】本実施の形態においては、診断中に発信要
求あるいは着信要求があった場合には配線診断が中断さ
れるが、診断実施側の検出部2dにおいて検出された場
合と、診断非実施側の検出部2eにおいて検出された場
合とで、その処理は異なる。
【0047】診断側検出部2dにおいて発信/着信要求
が検出された場合には(ステップS27)、まず返送ユ
ニット3への診断信号の送信が中止され(ステップS4
2)、診断実施状況管理テーブルT4に診断中断中の状
態であることが記憶される(ステップS43)。次いで
非診断側検出部2eが停止され(ステップS44)、切
換スイッチ2cが通常回線使用側に切り換えられる(ス
テップS45)。
【0048】一方、非診断側検出部2eにおいて発信/
着信要求が検出された場合には(ステップS28)、ま
ず返送ユニット3への診断信号の送信が中止され(ステ
ップS46)、次いで、返送ユニット3に対して診断の
中断を指令するとともに、この指令が正しく承認された
か否かが判別される(ステップS47〜S49)。より
具体的には、診断中断確認タイマが起動され(ステップ
S47)、返送ユニット3に対して診断中断指令信号が
送信される(ステップS48)。次いで、診断実施状況
管理テーブルT4に診断中断指令中の状態であることが
記憶される(ステップS49)。次いで返送ユニット3
から返送された確認信号に基づいて、返送ユニット3が
正しく信号を受信したか否かを判別する(ステップS5
0)。この判別は、例えばステップS47から確認信号
が到着するまでの時間に基づいて行われる。所定の時間
が過ぎても確認信号を受信できなかった場合には、記憶
部2f例えばRAMに、診断異常中断を示すログが記憶
され(ステップS51)、診断実施状況管理テーブルT
4に非動作状態であることが記憶される(ステップS5
2)。
【0049】ステップS50では、返送ユニット3から
の確認信号が所定時間内に到着した場合には診断を中断
可能な状態と判別され、まず診断実施状況管理テーブル
T4に診断中断中の状態であることが記憶される(ステ
ップS53)。次いで非診断側検出部2eが停止され
(ステップS54)、切換スイッチ2cが通常の回線使
用を可能な状態とする側に切り換えられる(ステップS
55)。これにより診断が中断される。
【0050】次に、返送ユニット3の動作について説明
する。ステップS16またはステップS18において診
断ユニット2から送信された診断開始/再開指令信号を
受信すると(ステップS56)、回線が使用中であるか
否かが確認され(ステップS57)。この診断開始/再
開指令信号は、診断ユニット2から例えばDチャネル信
号として送信され、診断側検出部3dにおいて検出され
る。ここで回線が使用中であった場合には、診断の開始
あるいは再開を拒否する信号を返送ユニット制御部3a
において生成し、信号送受信部3bより診断ユニット2
に返信する。一方、回線が使用中でなかった場合には、
切換スイッチ3cを信号送受信部側に切り換えるととも
に(ステップS59)、診断の開始あるいは再開を承認
する確認信号を診断ユニット2に返信する。この状態で
診断信号を受信した場合には、受信した診断信号を、返
送例えばループバックする(ステップS60)。この返
送処理中に、非診断側から発信/着信要求があった場合
には(ステップS61)、返送処理すなわち配線診断を
中断し(ステップS62)、切換スイッチ3cを通常の
回線使用を可能な状態とする側に切り換え(ステップS
63)、この発信/着信要求を診断ユニット2側に送信
する(ステップS64)。
【0051】診断中即ち返送処置中に診断中断指令信号
を受信した場合には(ステップS65)、返送処理すな
わち配線診断を中断し(ステップS66)、この信号に
対する返送信号を診断ユニット2に返送し(ステップS
67)、切換スイッチ3cを通常の回線使用を可能な状
態とする側に切り換える(ステップS68)。
【0052】診断ユニット2から診断終了指令信号を受
信すると(ステップS69)、この信号に対する確認信
号を送信し(ステップS70)、切換スイッチ3cを通
常の回線使用を可能な状態とする側に切り換えて全ての
処理を終了する(ステップS71)。
【0053】なお本実施の形態では、診断信号および返
送信号の送信に使用するチャネル(例えばB1)と、診
断の動作指令(開始、中断、終了、再開等)を確認(承
認)または拒否する信号の送信に使用するチャネル(例
えばB2)と、および着信/発信要求信号の送信に使用
するチャネル(例えばD)とが、それぞれ異なるように
構成する。このような構成によれば、これら信号の相互
干渉を抑制し、より効率良く配線診断を行うことができ
る。
【0054】次に、本発明の屋内電話配線異常診断シス
テムをISDN屋内電話配線の診断に適用した第二の実
施の形態について説明する。図14に、本システムの概
略構成図を示す。このシステム11では、診断ユニット
21は屋内配線部6において屋外配線部7より最も遠い
側の端末5(端末A)に隣接して備えられ、また、返送
ユニット31はDSU4側即ち屋外配線部7に最も近い
側に備えられている。即ち、本実施の形態においても、
診断ユニット21は第二診断ユニットとして、また返送
ユニット31は第一診断ユニットとして構成されてい
る。このようなシステム構成によっても前述した第一の
実施の形態と同様に、配線の異常診断をおこなうことが
できる。
【0055】次に、本発明の屋内電話配線異常診断シス
テムをISDN屋内電話配線の診断に適用した第三の実
施の形態について説明する。図15に、本実施の形態に
かかるシステムを適用したISDN屋内配線の概略構成
図を示す。このシステム12では、診断ユニット22は
屋内配線部6の途中の端末5(端末C)に隣接して備え
られ、また、返送ユニット32はDSU4に隣接して備
えられる。即ち、本実施の形態においても、診断ユニッ
ト22は第二診断ユニットとして、また返送ユニット3
2は第一診断ユニットとして構成されている。このよう
なシステム構成によっても前述した第一または第二の実
施の形態と同様に、配線の異常診断をおこなうことがで
きる。
【0056】本発明は前述した実施の形態には限られな
い。各診断ユニット(第一診断ユニット、第二診断ユニ
ット、異常診断ユニット、あるいは診断信号返送ユニッ
ト)は、それぞれDSU、端末、TA、あるいは中継部
品に内蔵されてもよい。また、前述の実施の形態では、
異常診断ユニットと診断信号返送ユニットとを対にして
配線の異常を診断する信号の送受信を行うものであった
が、この双方を異常診断ユニットにより構成するように
してもよい。また、診断実施設定部2g、入力部2hあ
るいは出力部2iを、診断信号返送ユニットに備えても
よい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
常診断システムは、屋内配線部に設けられる複数の分岐
端子間の屋内配線部を独立配線として電話回線から切り
離し、この独立配線に接続した二つの診断ユニットにお
ける信号の送受信に基づいて配線の異常を診断する。こ
れにより、電話回線の屋内配線部に対して所望のタイミ
ングで配線の異常診断を行うことができる。また切換ス
イッチを備えることにより、発信または着信からの影響
を排除して配線の異常診断を精度良く行うことができる
とともに、この異常診断による通話への干渉を防止する
ことができる。
【0058】また本発明によれば、異常診断システム
は、着信要求検出部において着信要求が検出された際、
あるいは発信要求検出部において発信要求が検出された
際には、独立配線を電話回線に接続するよう切換スイッ
チを切り換え制御し、配線の異常診断を中断する。この
ように、異常診断に対して発信または着信に伴う通話を
優先させることにより、通話における重要な情報の送受
に支障を来すことなく、屋内配線の異常診断を行うこと
ができる。
【0059】また本発明によれば、異常診断システム
は、着信要求による着信もしくは前記発信要求による発
信の終了に伴い、切換スイッチは前記独立配線を電話回
線から切り離す。これにより、屋内配線の異常診断を速
やかに行うことができる。さらに、本発明によれば中断
したことを記憶する記憶部を備える。このため、さらに
迅速に異常診断を再開して配線の異常を確認することが
できる。
【0060】また本発明によれば、異常診断システム
は、中断したことを記憶する記憶部を備える。このた
め、さらに迅速に異常診断を再開して配線の異常を確認
することができる。
【0061】また本発明によれば、異常診断システム
は、配線の異常診断を開始するトリガ信号を検出するト
リガ信号検出部を備える。これにより、配線の異常診断
を自動的に開始させることができるので、屋内配線部に
おける異常発生をより迅速に確認することができる。
【0062】また本発明によれば、異常診断ユニット
は、屋内電話配線の接続/遮断を切り換える切換スイッ
チと、切換スイッチの遮断により分離された前記配線の
一方側に接続され、接続された側の配線に対して配線の
異常を診断する診断信号を送信し、この診断信号に対す
る返送信号を受信する信号送受信部と、診断信号と返送
信号とに基づいて配線の異常を診断する異常診断部とを
備える。これにより、電話回線の屋内配線部に対して所
望のタイミングで配線の異常診断を行うことができる。
また切換スイッチを備えることにより、発信または着信
にかかる信号と干渉することなく配線の異常診断を精度
良く行うことができるとともに、この異常診断による通
話への干渉を防止することができる。
【0063】また本発明によれば、異常診断ユニット
は、前記切換スイッチにより遮断される前記屋内電話配
線のそれぞれに接続され、これら配線の信号をそれぞれ
検出する信号検出部を備える。これにより、異常診断に
かかる信号、着信要求、発信要求の発生を検出すること
ができるので、異常診断を迅速かつ精度良く行うことが
できるとともに、異常診断による発信または着信への悪
影響を低減することができる。
【0064】また本発明によれば、診断信号返送ユニッ
トは、屋内電話配線の接続/遮断を切り換える切換スイ
ッチと、切換スイッチの遮断により分離された前記配線
の一方側に接続され、接続された側の前記配線から配線
の異常を診断する診断信号を受信し、この診断信号をそ
のまま接続された側の前記配線に返送する信号送受信部
と、を備える。このように診断信号をそのままの形態で
返送することにより、診断返送ユニットをより簡易な構
成とすることができるので、このユニット、ひいてはシ
ステム全体を小型軽量に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断システムの概略構成図である。
【図2】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断システムの異常診断ユニットの概略構成
図である。
【図3】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断システムの診断信号返送ユニットの概略
構成図である。
【図4】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断システムの診断実施ユニット識別テーブ
ルを示す図である。
【図5】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断システムの診断スイッチ状態管理テーブ
ルを示す図である。
【図6】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断システムの診断開始パラメータテーブル
を示す図である。
【図7】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断システムの診断実施状況管理テーブルを
示す図である。
【図8】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断における異常診断ユニットの動作を示す
フローチャートである。
【図9】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電話
配線の異常診断における異常診断ユニットの動作を示す
フローチャートである(図8の続き)。
【図10】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電
話配線の異常診断における異常診断ユニットの動作を示
すフローチャートである(図9の続き)。
【図11】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電
話配線の異常診断における異常診断ユニットの動作を示
すフローチャートである(図9の続き)。
【図12】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電
話配線の異常診断における診断信号返送ユニットの動作
を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の第一の実施の形態にかかる屋内電
話配線の異常診断における診断信号返送ユニットの動作
を示すフローチャートである(図12の続き)。
【図14】 本発明の第二の実施の形態にかかる屋内電
話配線の異常診断システムの概略構成図である。
【図15】 本発明の第三の実施の形態にかかる屋内電
話配線の異常診断システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1,11,12 異常診断システム、2 異常診断ユニ
ット(第一診断ユニット)、2a 診断システム制御部
(制御部)、2b 信号送受信部、2c 切換スイッ
チ、2d 診断側検出部、2e 非診断側検出部(着信
要求検出部)、2f 記憶部、2g 診断実施設定部、
2h 入力部、2i 出力部、3 診断信号返送ユニッ
ト(第二診断ユニット)、3a 返送ユニット制御部、
3b 信号送受信部、3c 切換スイッチ、3d 診断
側検出部、3e 非診断側検出部(発信要求検出部)、
4 DSU、5 端末、6 屋内配線部、6a 独立配
線、7 屋外配線部、21,22 異常診断ユニット
(第二診断ユニット)、31,32 診断信号返送ユニ
ット(第一診断ユニット)、t 分岐端子。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線の屋内配線部の少なくとも二つ
    以上の分岐端子に設けられ、この分岐端子間の屋内配線
    部を独立配線として電話回線から切り離す切換スイッチ
    と、 前記独立配線の屋外配線部側に設けられ、配線の異常を
    診断する信号の送受信を行う第一診断ユニットと、 前記独立配線の端末側に設けられ、配線の異常を診断す
    る信号の送受信を行う第二診断ユニットと、 前記第一診断ユニットおよび第二診断ユニット間の診断
    信号の送受に基づいて前記独立配線の異常を診断する異
    常診断部と、 を有する屋内電話配線の異常診断システム。
  2. 【請求項2】 前記切換スイッチの切り換えを制御する
    制御部と、 前記切換スイッチの屋外配線部側に接続され、端末側へ
    の着信要求を検出する着信要求検出部と、 前記切換スイッチの端末側に接続され、端末側からの発
    信要求を検出する発信要求検出部と、を備え、 前記制御部は、前記着信要求検出部において着信要求が
    検出された際、あるいは前記発信要求検出部において発
    信要求が検出された際には、前記独立配線を電話回線に
    接続するよう切換スイッチを切り換え、配線の異常診断
    を中断することを特徴とする請求項1に記載の屋内電話
    配線の異常診断システム。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記着信要求による着信
    もしくは前記発信要求による発信の終了に伴い、前記独
    立配線を電話回線から切り離すよう切換スイッチを切り
    換えることを特徴とする請求項2に記載の屋内電話配線
    の異常診断システム。
  4. 【請求項4】 前記配線の異常診断を中断したことを記
    憶する記憶部を備えることを特徴とする請求項2または
    3に記載の屋内電話配線異常診断システム。
  5. 【請求項5】 前記配線の異常診断を開始するトリガ信
    号を検出するトリガ信号検出部を備える請求項1乃至4
    に記載の屋内電話配線の異常診断システム。
  6. 【請求項6】 屋内電話配線の接続/遮断を切り換える
    切換スイッチと、 切換スイッチの遮断により分離された前記配線の一方側
    に接続され、接続された側の配線に対して配線の異常を
    診断する診断信号を送信し、この診断信号に対する返送
    信号を受信する信号送受信部と、 前記信号送受信部において送信した診断信号と受信した
    返送信号とに基づいて、信号送受信部の接続された側の
    配線の異常を診断する異常診断部と、 を備える屋内電話配線異常診断システム用異常診断ユニ
    ット。
  7. 【請求項7】 前記切換スイッチにより遮断される前記
    屋内電話配線のそれぞれに接続され、これら配線の信号
    をそれぞれ検出する信号検出部を備えることを特徴とす
    る請求項6に記載の屋内電話配線異常診断システム用異
    常診断ユニット。
  8. 【請求項8】 屋内電話配線の接続/遮断を切り換える
    切換スイッチと、 切換スイッチの遮断により分離された前記配線の一方側
    に接続され、接続された側の前記配線から配線の異常を
    診断する診断信号を受信し、この診断信号をそのまま接
    続された側の前記配線に返送する信号送受信部と、 を備える屋内電話配線異常診断システム用診断信号返送
    ユニット。
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