JP2001285409A - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP2001285409A
JP2001285409A JP2000090321A JP2000090321A JP2001285409A JP 2001285409 A JP2001285409 A JP 2001285409A JP 2000090321 A JP2000090321 A JP 2000090321A JP 2000090321 A JP2000090321 A JP 2000090321A JP 2001285409 A JP2001285409 A JP 2001285409A
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JP
Japan
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signal
audio signal
frequency
telephone
frequency emphasis
Prior art date
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Application number
JP2000090321A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Matsumoto
文明 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低周波が聴き取りにくい老人性難聴や感音性
難聴の人にとって、聴き取りにくい電話の音声を聞き取
れるようにするには、音量をあげるしかなかった。音量
を上げるを聞き取れている周波数成分まで必要以上に音
量が高くなり、受信者本人も周囲の人も不快感を感じ
る。 【構成】 図1に示す様に、電話機構成の中に周波数強
調フィルタを組み込み、聞き取りにくい周波数成分だけ
を周波数強調する。聴き取りにくい周波数帯やその程度
は個人差が有るので、強調する周波数帯やその程度を任
意に設定することができるようにすることで、各個人に
最適の状態で通話を行うことができるようになる。本発
明により、難聴者による通話内容理解の補助を提供する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号で制御さ
れる音声の聞き取り補助機能を有する電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号を送受信する電話機では、
発話者の声を受信側において忠実に再現する電話機と、
低すぎる周波数と高すぎる周波数は聞き取りにくいとい
う特性を有する人間の聴覚特性を利用している電話機の
2種類がある。
【0003】発話者の声を忠実に再現するためには、人
間の可聴周波数領域において、発信側の入力に対する受
信側の出力がフラットな周波数特性となるように、信号
処理部の特性を調整し、符号化・復号化が行われてい
る。或いは、上記周波数特性を維持するために、送話者
の音声入力時にフィルタ等の周波数強調を行わずに量子
化し、受信時には、そのデジタルデータをフィルタ等の
周波数強調なしに再現している。
【0004】一方、後者の人間の聴覚を利用した電話機
の場合は、聴覚特性として人間の平均的な聴覚特性を用
いている。即ち、図1における周波数強調フィルタ
(2)が、人間にとって最も感度の高い中域周波数帯の
音を強調するように動作する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような周波数特
性を持たせた音声は、各個人に対しては最適な特性にな
っているとは限らない。特に、老齢になると生じる老人
性難聴や、最近増加傾向にある感音性難聴に代表される
低い周波数が極端に聞き取りにくくなる難聴者にとって
聞き取りが困難な設定になっている。これは、実際の音
環境を忠実に再現する方法でも同様である。このため
に、電話機の最大の目的である内容理解が阻害されてし
まう。
【0006】また、聞き取りにくい場合、一般には音量
そのものを上げて聞き取れるように増幅する方法が取ら
れている。しかし、この方法では、他の増幅しなくても
聞き取れる周波数領域までも音量を上げてしまうので、
必要以上に音量が高いと不快感を与えたり、話す側も大
きな声で話してしまい周囲に不快感を与える問題が発生
していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記問題に
鑑みなされたものであり、受信されたデジタル音声信号
を復号する復号部と、ノイズ除去フィルタと、D/A変
換部と、該D/A変換部において復号された音声信号が
アナログ信号に変換されスピーカより音声として出力さ
れる受信構造を有し、受信された音声信号に対して、周
波数強調を行う周波数強調フィルタを有することを特徴
とする電話機である。
【0008】また、マイクで収集した音声信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換部と、ノイズ除去フィルタ
と、該デジタル化された音声信号を送信可能な形態に変
換する符号部より構成される送信構造を有し、送信する
音声信号に対して周波数強調を行う周波数強調フィルタ
を有することを特徴とする電話機でもある。
【0009】さらに、受信されたデジタル音声信号を復
号する復号部と、受信ノイズを除去するノイズ除去フィ
ルタと、D/A変換部と、該D/A変換部において復号
された音声信号がアナログ信号に変換されスピーカより
音声として出力される受信構造と、マイクで収集した音
声信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、ノイ
ズ除去フィルタと、該デジタル化された音声信号を送信
可能な形態に変換する符号部より構成される送信構造を
有し、受信された音声信号もしくは送信する音声信号に
対して周波数強調を行う周波数強調フィルタを有するこ
とを特徴とする電話機である。
【0010】さらに上記電話機において、周波数強調を
行うか否かを選択する手段を有している。或いは、周波
数強調を行うか否か、及び周波数強調を受信信号に対し
て行うか、発信信号に対して行うかを選択する手段を有
している。
【0011】また、周波数強調設定を任意に変更できる
手段を有している上記電話機でもある。
【0012】
【発明の実施例】図1は、本考案の受話側の回路図であ
る。受信アンテナ(7)より受信された音声信号が、RF
回路部(6)を通じ、復号部(1)に入力される。一般
的なアンテナ及び、RF回路部の動作については公知であ
るので、ここでは言及しない。後述のように符号化され
て送信された音声信号を、上記アンテナ、RF部を通じて
受信し、復号部(1)において受信された音声信号が復
号され出力される。復号の方法については、種々の方法
があるが、ここではその方法を限定しない。上記出力信
号は、周波数強調フィルタ(2)と、RF回路部におけるRF
信号の増幅により生じるパルスノイズを除去するノイズ
除去フィルタ(3)を介して、D/A変換器を通してアナ
ログ信号に変換される。このようにして再現されたアナ
ログ信号は、スピーカにおいて再生される。ここで、ア
ナログ信号が増幅器にて増幅されてスピーカから出力さ
れることは公知であるので図示していない。
【0013】上記の各フィルタ(2)(3)は、一般に
N段(Nは自然数)のFIRフィルタで構成が可能である。そ
のフィルタ係数を利用者が変更可能にするとともに、周
波数強調を必要としない場合には、各フィルタは強調や
減衰を行わないように設定する。周波数強調を行う場合
は、老人性難聴や感音性難聴などの低周波が極端に聞き
取りにくい人用に、低周波成分を強調するなどの強調処
理を行うように設定する。この強調設定は、図3(A)
に示すように、ユーザが自由に設定できるようにしてい
る。
【0014】図2は、本考案の送話側の回路図である。
図1とは逆に、マイク(21)から得た音声信号は、A/
D変換器(22)を通じデジタル信号に変換される。こ
の時、マイク出力は微小なアナログ信号であるため、マ
イク増幅器で増幅されてA/D変換される事は公知である
ので、増幅器は図示していない。上記デジタル信号は、
周波数強調フィルタ(23)と、上記マイク増幅器にお
ける微小信号の増幅により発生するノイズを除去するノ
イズ除去フィルタ(24)を通じ、符号部(25)へ入
力される。符号部(25)では、送信信号の規格に合っ
た信号形式に変換する処理を行い、送信アンテナ(2
6)を通じて送信される。上記送信信号の規格は種々の
規格が存在しているが、どのような規格であっても構わ
ない。
【0015】上記の各フィルタ(23)(24)は、図
1の場合と同様に、一般にN段(Nは自然数)のFIRフィル
タで構成が可能である。そのフィルタ係数を利用者が変
更可能にするとともに、周波数強調を必要としない場合
には、各フィルタは強調や減衰を行わないように設定す
る。周波数強調を行う場合は、例えば受信者が老人性難
聴や感音性難聴などの低周波が極端に聞き取りにくい場
合、そのような人用に、低周波成分を強調するなどの強
調処理を行うように設定する。この強調設定は、図3
(A)に示すように、ユーザが自由に設定できるように
している。
【0016】なお、周波数強調フィルタにおける処理
は、図2の送話側の周波数強調フィルタ(23)か、図
1の受信側の周波数強調フィルタ(2)のどちらか一方
でのみ行われる。また、図3(B)に示すように、周波
数強調処理は、強調を行うか否かと、発話側と受話側の
どちらで周波数強調を行うかが選択が可能である。
【0017】第3図は周波数強調をユーザが設定する一
例である。周波数強調をどのような特性で行うかを図3
(A)の如く行う。即ち、いくつかに区分された各周波
数帯域を“前”、“次”ボタンで選択し、選択された周
波数帯域を決定ボタンを押す回数等で強調の程度を設定
する。また、周波数強調を行うかどうか、あるいは、マ
イク側(送話側)で周波数強調を行うか、スピーカ側で
周波数強調を行うかを図3(B)の如く画面で、“マイ
ク”、“しない”、“スピーカ”のボタンを操作するこ
とによって、選択をすることができる。上記の操作ボタ
ン(“前”、“後ろ”、“決定”、“マイク”、“スピ
ーカ”、“しない”)は、例えば画面上のタッチパネル
であっても構わない。
【0018】上記操作例は、これに限定されるものでは
なく、その他の選択方法であっても、本発明の実施を可
能とするものであれば構わない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る構造
を実施することにより、低周波が聴き取りにくい等難聴
者が電話を使用する場合も、単純に音量を上げて不快感
を増大させる問題を解消し、周波数強調を行うことによ
り内容理解の補助を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受話側回路部。
【図2】本発明の送話側回路部。
【図3】本発明の操作画面一例。(A)は強調特性設定
画面、(B)は周波数強調の適用部選択画面。
【符号の説明】
1 復号部 2 受話側周波数強調フィルタ 3 受話側ノイズ除去フィルタ 4 D/A変換機 5 スピーカ 1 RF回路部 2 受信アンテナ 21 マイク 22 A/D変換機 23 発話側周波数強調フィルタ 24 ノイズ除去フィルタ 25 符号部 26 送信アンテナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信されたデジタル音声信号を復号する
    復号部と、ノイズ除去フィルタと、D/A変換部と、該
    D/A変換部において復号された音声信号がアナログ信
    号に変換されスピーカより音声として出力される受信構
    造を有し、受信された音声信号に対して、周波数強調を
    行う周波数強調フィルタを有することを特徴とする電話
    機。
  2. 【請求項2】 マイクで収集した音声信号をデジタル信
    号に変換するA/D変換部と、ノイズ除去フィルタと、
    該デジタル化された音声信号を送信可能な形態に変換す
    る符号部より構成される送信構造を有し、送信する音声
    信号に対して周波数強調を行う周波数強調フィルタを有
    することを特徴とする電話機。
  3. 【請求項3】 受信されたデジタル音声信号を復号する
    復号部と、受信ノイズを除去するノイズ除去フィルタ
    と、D/A変換部と、該D/A変換部において復号され
    た音声信号がアナログ信号に変換されスピーカより音声
    として出力される受信構造と、マイクで収集した音声信
    号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、ノイズ除
    去フィルタと、該デジタル化された音声信号を送信可能
    な形態に変換する符号部より構成される送信構造を有
    し、受信された音声信号もしくは送信する音声信号に対
    して周波数強調を行う周波数強調フィルタを有すること
    を特徴とする電話機。
  4. 【請求項4】 周波数強調を行うか否かを選択する手段
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電話
    機。
  5. 【請求項5】 周波数強調を行うか否か、及び周波数強
    調を受信信号に対して行うか、発信信号に対して行うか
    を選択する手段を有することを特徴とする請求項3に記
    載の電話機。
  6. 【請求項6】 周波数強調設定を任意に変更できる手段
    を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載
    の電話機。
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