JP2001285372A - 複数のプラットフォーム間を渡る統合移動通信システムおよび方法 - Google Patents

複数のプラットフォーム間を渡る統合移動通信システムおよび方法

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JP2001285372A
JP2001285372A JP2001037564A JP2001037564A JP2001285372A JP 2001285372 A JP2001285372 A JP 2001285372A JP 2001037564 A JP2001037564 A JP 2001037564A JP 2001037564 A JP2001037564 A JP 2001037564A JP 2001285372 A JP2001285372 A JP 2001285372A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるプロトコルを有する複数のプラットフ
ォーム間を渡る統一的な移動通信システムを提供する。 【解決手段】 複数プラットフォーム間を渡る統一的な
移動通信システムは、第1のプロトコルを用いて第1の
モバイル端末にサービスを提供する第1の通信プラット
フォームと、第2のプロトコルを用いて第2のモバイル
端末にサービスを提供する第2の通信プラットフォーム
と、第1および第2の通信プラットフォームの間に接続
される移動通信管理部とを含む。各プラットフォーム
は、サービスの提供先である端末の端末IDとロケーシ
ョンとを格納する移動通信データベースを有する。この
移動通信システムの特徴として、第2モバイル端末の端
末IDを、第1プラットフォームの第1プロトコルと互
換性のある形式のエイリアスとして、第2モバイル端末
の端末IDと関連付けて格納する第1のエイリアス・デ
ータベースと、第1モバイル端末の端末IDを、第2プ
ラットフォームの第2プロトコルと互換性のある形式の
エイリアスとして、第1モバイル端末のIDと関連付け
て格納する第2のエイリアス・データベースを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信に関し、特
に、種々の移動通信プロトコルを統合管理すべく、プラ
ットフォームを渡る移動通信を実現し、モニタリングす
る方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信に対する要望は年々高まる一方
である。このような要望に応じるため、移動通信産業
は、シグナリングの手法に応じて多種多様なプロトコル
を取り入れてきた。これらの多種の通信を統合すべく、
現在使用されている多数のプロトコルを相互に織り込ん
だシステムが必要とされている。
【0003】移動通信プロトコルには、たとえばセルラ
ープロトコル、モバイルIP、DHCP/DNS (dyna
mic host configuration protocol/domain name syste
m)、SIP(session initiation protocol)などがあ
る。通信機能に応じて各プロトコルも異なり、各プロト
コルの実行ごとに、位置登録、位置確認、認証、許可、
課金などの標準機能をサポートしなければならない。位
置登録は、モバイル端末からその位置を通知し、確認を
受け取ることによって、ネットワークあるいはプラット
フォーム内での端末の位置を登録するものである。位置
確認は、モバイル端末がネットワーク内のどの場所に位
置するかを確認するものである。認証は、モバイルのユ
ーザーがネットワークで認められた正当なユーザである
かどうかを決定する機能であり、少なくともひとつのデ
ータベースをインタラクティブに使用することによって
行う。許可は、モバイル端末のユーザがそのネットワー
クの特定のサービスを受けられるか否かを決定する機能
であり、同じくひとつ以上のデータベースをインタラク
ティブに使用して許可の可否を決定する。課金は、ネッ
トワークがモバイル端末をモニタリングして料金を課す
機能である。認証(Authentication)、許可(Authoriz
ation)、課金(Accounting)は一般にトリプルA
(“AAA”)機能と呼ばれている。
【0004】通常は、端末の電源をONにした時点と、
端末がネットワークのサイトから別のサイトへハンドオ
フ(通信チャネル切替)した時点で位置登録が行なわ
れ、同時に、認証も行なわれる。位置確認は、一般に、
第1の端末が第2の端末との通信チャネルを設定しよう
とするときに行なわれ、同時に、第1および第2の端末
に対する認証も行なわれる。また、モバイル端末が他の
端末と通信している期間に課金される。以後、通信を開
始する側の端末を「発呼側(端末)」と、通信される側
の端末を「着呼側(端末)」と称することとする。
【0005】本明細書において、プラットフォームはネ
ットワークの一部として定義付けられ、プラットフォー
ム内では、同一のシグナリングプロトコルを用いて、接
続セットアップ、接続解除、ハンドオフ、位置登録、位
置確認、課金が行なわれる。プラットフォームはまた、
単一の提供元によって提供されるネットワークの一部で
ある。たとえ、A社が提供するネットワークのシグナリ
ングプロトコルと、B社のネットワークのシグナリング
プロトコルが同一であっても、あくまでも単一の提供元
のネットワークに含まれるものだけをプラットフォーム
とする。単一の提供者(たとえばベル・アトランティッ
ク・モバイル)が、そのネットワーク内に複数のプラッ
トフォームを有することもできる。この場合、たとえ
ば、第1のプラットフォームはCDMA(符号分割マル
チプルアクセス)方式を用い、第2のプラットフォーム
はアナログのAMPSを用い、第3のプラットフォーム
はモバイルIPを用いるなど、それぞれ異なるプロトコ
ルを使用することができる。
【0006】異なる提供元によって管理されるが同一の
プロトコルを使用する複数のプラットフォーム間の境界
は、モビリティ・データベースによって管理され、各ネ
ットワークの提供元は、それぞれ独自のモビリティ・デ
ータベースを有する。
【0007】上述した多様な機能は、端末にサービスを
提供するネットワークに接続されたデータベースによっ
て実行される。図16は、データベースを含む従来のモ
バイル通信ネットワーク配置を示す。データベースは、
モバイル端末の端末ID(TID)、ロケーションID
(LID)、パスワード、パーミッション・リスト、課
金情報など、多様な情報を格納する。プラットフォーム
によっては、モビリティ・データベースおよび共通LI
Dの概念をサポートしないものもある。
【0008】図16に示すように、各ネットワークは、
モビリティ・データベースを有する。モビリティ・デー
タベースは、端末ID、ロケーションID、その他の端
末情報を格納する。たとえば、携帯ネットワーク101
(1G/2G携帯ネットワーク)は、HLR(Home Loc
ation Register:ホーム位置レジスタ)と呼ばれるモビ
リティ・データベース105を有し、端末IDとしての
E.164番号、ロケーションIDとしてのプラットフ
ォーム固有情報、パスワードとしてプラットフォーム情
報の集合、パーミッション・リスト、課金リストを格納
する。周知の携帯ネットワークの中には、位置登録と課
金に関してトラヒックを低減するために、HLRに格納
された情報のコピーを記録するVLR(Visitor Locati
on Register:ビジタ位置レジスタ)を用いることもあ
る。
【0009】モバイルIPネットワーク102は、HA
(home agent:ホームエージェント)と呼ばれるデータ
ベース106を有する。データベース106は、端末I
DおよびロケーションIDとしてのIPアドレス、パス
ワードとしてのプラットフォーム固有情報の集合、パー
ミッション・リスト、および課金リストを格納する。モ
バイルIP(RFC2002)の最新スタンダードで
は、FA(foreign agent:フォーリンエージェント)
と呼ばれる特別機能を備える。FAは、モバイルIP固
有の相関性を扱うものであるが、このような機能は周知
であり、本発明の範囲外であるので詳述は避ける。
【0010】DHCP/DNSネットワーク103は、
ドメインネームシステムと呼ばれるモビリティ・データ
ベース107を有する。モビリティ・データベース10
7は、端末IDとしてのホストネームおよびドメインネ
ーム、ロケーションIDとしてのIPアドレス、パスワ
ードとしてのプラットフォーム固有情報の集合、パーミ
ッション・リスト、および課金リストを格納する。DH
CP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用い
て、モバイル端末が現在アクセスできるアクセスポイン
トのIPアドレスを割り当ててもよい。さらに、現在I
ETFで論じられているダイナミックDNSを用いて、
割り当てられたIPアドレスをネットワーク全体に広告
することもできる。
【0011】SIPネットワーク104は、SIPプロ
キシ(proxy)と呼ばれるモビリティ・データベース1
08を有する。モビリティ・データベース108は、端
末IDおよびロケーションIDとしてのSIP UR
L、パスワードとしてプラットフォーム固有情報の集
合、パーミッション・リスト、および課金リストを格納
する。
【0012】エンドユーザは、通話相手(着呼者)が現
在どのネットワークにいるかにかかわりなく、任意の相
手と通信する機能を要望するが、個々のネットワークは
異なるプロトコルを有するので、直接の接続は無理であ
る。また、モビリティ・データベース105〜108間
での情報交換が存在しないので、別のネットワークの端
末に、より高度な機能(認証、許可、課金など)を期待
するのは不可能である。
【0013】このような問題に鑑みて、IP(インター
ネットプロトコル)通信と、非IP通信とを整合させる
システムが提案されている。たとえば、シスコ・システ
ムズ(Cisco Systems)社のホワイトペーパーには、イ
ンターネット上で音声、映像、データを統合するアーキ
テクチャが開示されている(http://www.cisco.com/war
p/public/cc/cisco/mkt/iptel/prodlit/avvid_wp.ht
m)。
【0014】この文献は、IPベースのプラットフォー
ムを含む複数のモバイルプラットフォーム間で相互通信
を行なう方法を提案しており、特に、図17に示すよう
に、クライアントレベル112、インフラレベル11
1、呼処理レベル110、およびアプリケーションレベ
ル109の4層構造のアーキテクチャを開示する。
【0015】アプリケーションレベル109は自由な開
発のために他者へ開放され、統一メッセージング(Unif
ied Messaging)のような高度なサービスを実現する。
呼処置レベル110は、コールマネージャとして機能
し、インターネット上での音声による呼を制御する。コ
ールマネージャは、IPベースのボイス・アプリケーシ
ョンに、通常の電話で通話するような見栄えと感覚を与
える。
【0016】コールマネージャはまた、要求に応じて、
図18に示すようにIP通信とPSTN通信との間の相
互通信を制御する。図18では、IPベースのネットワ
ーク114(ルータ等を含む)と、PSTNネットワー
ク115との間での通話例を示す。IPベース端末11
9が、まずコールマネージャ116に発呼の要求をす
る。コールマネージャ116は、PSTNネットワーク
115の呼設定部117と通信制御情報の交換を行う。
すべての情報交換が完了したら、物理的リンクとしての
ゲートウェイ113を介して、IPベース端末119と
PSTN端末118との間に呼が設定される。コールマ
ネージャ116は、物理インクゲートウェイ13を制御
して、所望の呼を設定する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図18に示す
システムは、IP通信とPSTNとの間の相互通信方法
を開示しながらも、移動通信関連の機能については、な
んら開示していない。
【0018】さらに別の方法として、TIA(電気通信
産業協会)が提案する方法がある(http://www.tiaonli
ne.org)。TIAは、IPサービスを実行するTR4
5.6アーキテクチャを提供しており、このアーキテク
チャは、図19に示すように、アクセスネットワーク
と、コアネットワークとの2つの階層を有する。(この
構成は、http://search.ietf.org/internet-drafts/dra
ft-hiller-3gwireless-00.txtにも掲載されている。)
図19では、コアネットワークは、モバイルIP対応
のIPネットワーク120であり、アクセスネットワー
クは、携帯ネットワーク123および124である。I
Pネットワーク120は、フォーリンエージェント(F
A)121と、ネットワークのモビリティ・データベー
スとして位置登録および位置確認に関与するホームエー
ジェント(HA)とを有する。各アクセスネットワーク
123、124は、VLR(ビジター位置レジスタ)1
26、129と、HLR(ホーム位置レジスタ)12
7、130をそれぞれ有する。ホーム位置レジスタ(H
LR)とビジター位置レジスタ(VLR)との組み合わ
せにより、これらのアクセスネットワークのモビリティ
・データベースとして機能する。IPネットワーク12
0は、必ずしもインターネットとは同義ではないことに
留意する必要がある。インターネットはすべてのトラヒ
ックに対して開放されているが、IPネットワーク12
0は、インターネットの一部、あるいはインターネット
とは別個のネットワークであり、IP(インターネット
プロトコル)通信に限られている。
【0019】図19のシステムでは、あるモバイル端末
から、別のネットワークをホームネットワークとするモ
バイル端末に通信するために、IPネットワーク120
を経由して呼を転送しなければならない。すなわち、別
のプラットフォームにある端末に通信するためには、モ
バイル端末はIPコンパチブルな機能を備えていなけれ
ばならない。IPネットワーク120を介した通信に関
与するすべての端末がIPコンパチブルでなければ、図
19のシステムは機能しないという問題点があり、IP
コンパチブルでない端末の使用が大きく制限されること
になる。
【0020】そこで、本発明は、複数のモバイルプラッ
トフォーム間で相互通信を可能とするシステムおよび方
法を提供することを第1の目的とする。
【0021】本発明の第2の目的は、IPベースのプラ
ットフォームをも含めた複数のモバイルプラットフォー
ム間で相互通信を可能とするシステムおよび方法を提供
することにある。
【0022】本発明の第3の目的は、異なるプラットフ
ォームにあるモバイル端末間での通信を実現するシステ
ムおよび方法を提供することにある。
【0023】本発明の第4の目的は、IP対応機能を有
さないモバイル端末と、IP対応仕様のモバイル端末と
の間の通信を実現するシステムおよび方法を提供するこ
とにある。
【0024】また、異なる複数のプラットフォーム間を
渡る移動通信を行なう場合の、モバイル端末の位置確認
方法および位置登録方法を提供することをも目的とす
る。
【0025】その他の目的および効果については、以下
で図面を参照して述べる詳細な説明により、明らかにな
るものである。なお、米国の移動通信市場の状況につい
ては、http://www.fcc.gov/wth/reports/fc99136.pdfを
参照されたい。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、既存のプラットフォームと、プラット
フォームごとに設けられている現存の移動通信データベ
ースをほとんどそのまま利用し、かつ、統一された通信
操作で異なるプラットフォーム間の通信を可能にする統
一的な移動通信管理システムと方法を実現する。
【0027】具体的には、本発明の複数プラットフォー
ム間を渡る統一移動通信システムは、第1のプロトコル
を用いて第1のモバイル端末にサービスを提供する第1
の通信プラットフォームと、第2のプロトコルを用いて
第2のモバイル端末にサービスを提供する第2の通信プ
ラットフォームと、これら第1および第2の通信プラッ
トフォームの間に接続される移動通信管理部(UMM:uni
fied mobility manager)とを含む。第1の通信プラッ
トフォームは、第1のモバイル端末の端末IDとロケー
ションIDとを関連付けて格納する第1の移動通信デー
タベースを有し、第2の通信プラットフォームは、第2
のモバイル端末の端末IDとロケーションIDとを関連
付けて格納する第2の移動通信データベースを有する。
【0028】本発明のシステムの特徴として、システム
は第2モバイル端末の端末IDのエイリアス(別名)
を、第1プラットフォームの第1プロトコルと互換性の
ある形式で、第2モバイル端末本来の端末IDと関連付
けて格納する第1プラットフォーム用のエイリアス・デ
ータベース(第1のエイリアス・データベース)を含
み、移動通信管理部は、このエイリアス・データベース
にアクセスする。システムはさらに、第1モバイル端末
の端末IDのエイリアスを、第2プラットフォームの第
2プロトコルと互換性のある形式で、第1モバイル端末
本来の端末IDと関連付けて格納する第2のエイリアス
・データベースを含み、移動通信管理部は、このエイリ
アス・データベースにアクセスする。
【0029】たとえば、第1のプラットフォームがIP
(インターネットプロトコル)対応のネットワークに含
まれ、第2のプラットフォームが公衆電話網とすると、
第1プラットフォームにおけるモバイル端末の端末ID
は、たとえばドメインネームであり、第2プラットフォ
ームにおけるモバイル端末の端末IDは、10桁の数字
から成る電話番号である。本発明のシステムにおいて
は、第1プラットフォーム用のエイリアス・データベー
スに、第2プラットフォーム端末用のドメインネーム
を、この端末本来のID(すなわち電話番号)のエイリ
アスとして格納する。また、第2プラットフォーム用の
エイリアス・データベースに、第1プラットフォームの
モバイル端末用の電話番号を、このモバイル端末本来の
ID(すなわちドメインネーム)のエイリアスとして格
納する。
【0030】このように端末IDを別のプラットフォー
ムと互換性のある形式に変換したエイリアスを有するこ
とによって、異なるプラットフォーム間の移動通信を円
滑に行うことができる。たとえば、IPネットワーク上
にある第1モバイル端末のユーザは、公衆電話網にある
第2端末(たとえば携帯電話)のエイリアスであるドメ
イン名を入力すれば、移動通信管理部がエイリアスデー
タベースにアクセスし、検索したドメイン名を第2端末
本来の電話番号に変換して、相手先に接続する(通話を
可能にする)。
【0031】移動通信管理部は、第1のモバイル端末か
ら第2モバイル端末に宛てられたメッセージを捕獲受信
する受信部を有する。このメッセージ中には、第2モバ
イル端末のエイリアスが含まれる。移動通信管理部は判
定部を有し、判定部は、メッセージから抽出されたエイ
リアスに基づいて第1のエイリアス・データベースを調
べ、第2モバイル端末が第2プラットフォームに属する
のか、あるいは第1プラットフォームに属するのかを判
断する。第2モバイル端末のエイリアスが第1のエイリ
アス・データベースにあれば、この第2モバイル端末が
第2プラットフォームに属すると判断する。移動通信管
理部の出力部は、この判断に基づいて、第2プラットフ
ォームの移動通信データべースを検索して第2端末の位
置を取得するように求める要求を出力する。これによ
り、第2端末の位置確認が行なわれる。
【0032】移動通信管理部はまた、任意のプラットフ
ォームにある第2端末からのメッセージを受信して、第
2端末の位置登録を行わせる。この場合、エイリアスデ
ータベースを検索することによって、判定部が第2端末
の本来の端末IDを求め、第2端末が本来属する第2プ
ラットフォームの移動通信データベースに第2端末の位
置登録を行うように求めるメッセージを出力する。
【0033】このように、既存の異なるプラットフォー
ム間に統一的な移動通信管理部(UMM:unified mobi
lity manager)を介在させ、エイリアスデータベースを
参照することによって、異なるプラットフォーム間でモ
バイル端末のアドレス変換を行ない、任意のモバイル端
末の位置を確認することが可能になる。また、移動通信
管理部が任意のプラットフォーム上にある端末から発せ
られた位置登録用のメッセージを捕獲受信し、エイリア
スデータベースに基づいてアドレス変換し、変換された
アドレスに基づいて他プラットフォームの移動通信デー
タベースにアクセスすることにより、任意のモバイル端
末の現在位置を、別のプロトコルで管理されている他プ
ラットフォームの移動通信データベースに登録すること
が可能になる。
【0034】各プラットフォームの移動通信データベー
スは、課金情報、認証情報の少なくとも一方を格納し、
移動通信管理部による各プラットフォームの移動通信デ
ータベースとのインタラクションを介して、任意の(他
プラットフォームの端末をも含む)モバイル端末の位置
を検索し、域外にあるモバイル端末の認証、許可、課金
を可能にする。
【0035】このように、移動通信管理部は、複数のプ
ラットフォーム間に渡って、ひとつのプロトコルから別
のプロトコルへとアドレス変換することにより、異なる
プラットフォーム間での移動通信を実現するものであ
る。
【0036】本発明のその他の特徴、効果は、以下で図
面を参照して述べる詳細な記載により、いっそう明確に
なる。
【0037】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>図1に、本発明
の第1実施形態に係る統一された移動通信ネットワーク
の構成図を示す。それぞれ異なるプロトコルを有する複
数のネットワーク(またはそれに含まれるプラットフォ
ーム)1〜4と、各ネットワークに対応する移動通信デ
ータベース5〜9との間に移動通信管理部(あるいはUM
M:unified mobility manager)10が介在する。ネッ
トワーク1はたとえば携帯電話用の通信規約であるセル
ラープロトコルで管理される携帯電話ネットワークであ
り、ネットワーク2は、モバイル用のインターネットプ
ロトコルで管理されるモバイルIPネットワークであ
る。同様に、ネットワーク3はDHCP/DNSプロト
コルを採用する通信ネットワークであり、プラットフォ
ーム4はSIP(session initiationprotocol)を採用
する通信ネットワークである。
【0038】上述したように、本発明において、ネット
ワークに単一のプラットフォームが対応してもよいし、
複数のプラットフォームが含まれていてもよいが、説明
の便宜上、良好な実施形態においてはネットワークとプ
ラットフォームは対応するものとし、ネットワーク1〜
4はそれぞれプラットフォーム1〜4と読み替えてもよ
いこととする。
【0039】移動通信管理部(UMM)10は、この統一
移動通信ネットワーク内の任意のプラットフォームで生
成され送信される、あるいは受信されるメッセージを、
途中で捕獲受信し、後述する方法により、途中受信した
メッセージを、それが処理されるべき適切なデータベー
スへ転送する。
【0040】図2は、図1に示す移動通信管理部10の
ネットワーク構成を示す図である。図2において、移動
通信管理部10は、MMGWネットワークとして示され、各
プラットフォーム1〜4に対応する移動通信管理ゲート
ウェイ(MMGW)11〜14を備える。各移動通信管
理ゲートウェイは、プラットフォーム1〜4と、それぞ
れ対応する移動通信データベース5〜9の間で送受信さ
れるメッセージをモニタリング、すなわち捕獲受信す
る。各ゲートウェイで受信されたメッセージが、他のプ
ラットフォームの移動通信データベースに宛てられたも
のであれば、そのメッセージはクロスプラットフォーム
パス15を介して、意図された移動通信データベースへ
転送される。
【0041】クロスプラットフォームパス15は、現実
の伝送媒体としてたとえばインターネットを用いる伝送
通路である。この場合、当業界で周知のように、インタ
ーネット上を送受信されるメッセージは、通信パケット
内にヘッダと情報本体とを有する。クロスプラットフォ
ームパスとしてインターネットを用いることの利点は、
トラヒック増大などにより通信に失敗した場合に、中間
ノードで通信情報を送受信できる点にある。あるいは、
クロスプラットフォームパス15は、移動通信データベ
ース5〜8と相互接続される物理的な専用ネットワーク
であってもよい。物理的な専用ネットワークを用いるこ
との利点は、移動通信データベース間のトランザクショ
ン(データ送受信)とは無関係な外部トラヒックに影響
を受けずに済む点にある。クロスプラットフォームパス
は、オペレータ相互の間で機能する構成としてもよい
し、各オペレータとの間で個別に機能する構成としても
よい。換言すれば、単一の相互クロスプラットフォーム
パスとしてもよいし、ネットワークに接続された複数の
クロスプラットフォームパスとしてもよい。
【0042】図1および2に示すシステムの特徴とし
て、各プラットフォームに対応するエイリアスデータベ
ース21〜24を備える。図2の例では、エイリアスデ
ータベース21〜24はそれぞれ対応するゲートウェイ
(MMGW)11〜14に接続されている。エイリアス
データベースは、他のプラットフォーム上のモバイル端
末に関する識別情報を格納するデータベースである。既
存の技術においては、一般にモバイル端末は、その端末
が属するプラットフォームのネイティブプロトコルに基
づいて別の端末の存在を確認する。たとえば、携帯端末
であればE.164を用いて他のプラットフォームの端
末を呼び出す。この場合、相手先の端末がたとえば他プ
ラットフォームであるDHCP/DNSプラットフォー
ムにあるとすると、対手先の端末のホストネームあるい
はドメインネームを、自己が属するセルラーネットワー
クに与えることはしないという問題を含む。さらに、従
来の技術においては、端末は、基本的にその端末の識別
子だけを取り扱える設計になっており、携帯端末であれ
ば、SIPネットワークから送られてきたSIP UR
Lの端末IDに応答できるようには設計されていない。
【0043】本発明の移動通信管理部10におけるエイ
リアスデータベース21〜24は、既存の技術における
このような問題点を解決するために設けられている。す
なわち、エイリアスデータベース21〜24は、他のプ
ラットフォームにあるモバイル端末の識別情報を、自己
のホームプラットフォームで使用できるフォーマットで
格納する。具体的には、エイリアスデータベースは、他
プラットフォームにあるモバイル端末の端末IDを自己
のプラットフォーム用のフォーマットに変換した識別名
であるエイリアス(別名)と、他のプラットフォームに
あるモバイル端末の本来の端末IDと、他のプラットフ
ォームを示す識別子とを互いに関連付けて格納する。プ
ラットフォーム識別子については、端末IDの中に組み
込まれてもよい。エイリアスデータベース21〜24は
さらに、移動通信データベース5〜8の中のどのデータ
ベースが、この遠隔(他プラットフォーム)のモバイル
端末に関する情報を格納しているかを特定するルーティ
ング情報を格納してもよい。
【0044】セルラープラットフォーム1用のエイリア
スデータベース21に格納されるエントリの例を挙げる
と、DHCP/DNSネットワーク3にある端末ID゛
doug.domainname.com”のエイリアスとして、電話番号
の形態で(212)556-1234を格納し、モバイルIPネッ
トワーク2上で”123.456.78.9”で定義されている端末
IDのエイリアスとして、フリーダイヤル番号(800)345
-6789を格納する。このように、E.164ネットワー
ク1にあるモバイル端末は、自己のプラットフォームで
使用されている形式(すなわち電話番号の形態)のま
ま、他プラットフォームにあるモバイル端末に発呼する
ことができる。
【0045】エイリアスデータベース21〜24のエン
トリは一般的に、 1)エイリアス(自己プラットフォームの形式での識別
子) 2)実アドレス(遠隔(他の)プラットフォームの実際の
端末ID) 3)この遠隔端末をサポートするプラットフォーム(ル
ーティング情報) これらのエントリは、たとえば構成の簡単なテーブルと
して格納されてもよい。3番目のルーティング情報に関
しては、遠隔にある端末IDをサポートするのが単一の
ネットワークのみである場合には、オプションとして省
略してもよい。複数のネットワークがこの端末IDに関
する単一のプロトコルを支援しているが、各プラットフ
ォームは個別に経営され操作されている場合は、正しい
移動通信データベース5〜8にメッセージを配信するた
めに個別にプラットフォームの識別を行なうのが好まし
い。
【0046】図2において、移動通信管理ゲートウェイ
(MMGW)11は、セルラープラットフォーム1の移
動通信データベース5へ送信、あるいはこのデータベー
スから供給されるメッセージをモニタリングする。この
セルラーネットワーク1上で生成されたメッセージは、
まずすべて、このネットワークを介して移動通信データ
ベース5に向けられる。移動通信管理ゲートウェイ11
は、このルートの途中でメッセージを捕獲受信し、この
メッセージがセルラーネットワーク1用の移動通信デー
タベース5を指定するものであるかどうかを判断する。
メッセージが移動通信データベース5に向けられたもの
であれば、ゲートウェイ11はメッセージをデータベー
ス5に配信する。そうでない場合は、ゲートウェイ11
は、メッセージが意図する適切なデータベース6〜8に
メッセージを転送する。あるいは、同じセルラーネット
ワーク1内であっても、別会社によって経営され、ある
いは異なる地域で運営されている別バージョンのデータ
ベース5に転送することもありえる。別のデータベース
へメッセージを転送する過程において、移動通信管理ゲ
ートウェイは、メッセージが宛てられたデータベースの
プロトコルと互換性のある形式にフォーマットし直すこ
ともできる。
【0047】図3は、クロスプラットフォーム発呼処理
の例を示す。図3の例では、プラットフォームBの発呼
側端末41は、プラットフォームAの着呼側端末31を
呼び出そうとしている。発呼側端末41も着呼側端末3
1も、それぞれが本来属するプラットフォームBおよび
Aに位置登録している。この例では、端末41の(本来
の)ネイティブプラットフォームはプラットフォームB
であり、端末31のネイティブプラットフォームはプラ
ットフォームAである。したがって、端末41および3
1の位置は、対応する移動通信データベース42、32
にそれぞれ登録されている。図3のような呼の設定を実
現するには、プラットフォームを渡る位置確認が必要と
なる。呼び出し先の端末の位置確認のために着呼側のデ
ータベースにアクセスする必要を回避するために、すべ
ての端末に関するすべての位置を格納できる中間データ
ベースを設けてもよい。
【0048】図3に示すように、プラットフォームBに
ある発呼側端末41からプラットフォームAの着呼側端
末31を呼び出す場合、発呼側端末41は、プラットフ
ォームBで使われているプロトコルによって着呼側端末
31を識別する。たとえば、プラットフォームBはE.
164セルラープロトコルを使用するとする。この場
合、発呼側端末41は、電話番号(XXX)YYY-ZZZZをダイ
ヤルすることによって、相手先(着呼側端末)31を呼
び出す。統合移動通信管理部50のゲートウェイ52
は、発呼側端末41がダイヤルした電話番号(すなわち
位置分析要求)を捕獲受信し、エイリアスデータベース
26を参照する。エイリアスデータベース26を検索す
ることによって、着呼側端末31がプラットフォームB
の端末であるか否かを判断する。図3に示す例では、着
呼側端末31はプラットフォームBの端末ではないの
で、エイリアスデータベース26はゲートウェイ52に
着呼側端末31に関するエイリアス情報を提示する。ゲ
ートウェイ52は、エイリアスデータベース26から与
えられた情報に基づき、プラットフォームBのプロトコ
ルからプラットフォームAのプロトコルへ変換する。変
換後、ゲートウェイ52は、プラットフォームA用のゲ
ートウェイ51を介して移動通信データベース32にア
クセスすることによって、プラットフォームA上の着呼
側端末31の現在位置を確認する(位置確認)。
【0049】なお、エイリアスデータベースは、遠隔端
末のエイリアスと実アドレス、および必要ならばルーテ
ィング情報をたとえばテーブル形式で格納しており、構
成が非常に簡単である。このため、良好な実施形態で
は、ゲートウェイ52は、まずエイリアスデータベース
を参照して、発呼側端末が呼び出そうとしている端末
が、他プラットフォームの端末であるか否かを調べるこ
ととしている。しかし、まず自己の移動通信データベー
ス42を検索して呼び出し先の端末が自己のプラットフ
ォームにあるか否かを判断する構成としてもよい。
【0050】上述したように、異なるプラットフォーム
を渡って相手先(着呼側)のネイティブプラットフォー
ムの移動通信データベースにアクセスすることにより、
次のような効果が達成される。
【0051】(1)着呼側プラットフォームの移動通信
データベースに格納されている許可リストを参照するこ
とによって、発呼側からの呼(より一般的にはプラット
フォームBからの呼)が許可されたものであるか否かを
確認することができる。
【0052】(2)複数のルート(配信パス)が存在す
る場合に、着呼側プラットフォームAの移動通信データ
ベース32を用いて着呼側端末31の位置を確認するこ
とによって、ゲートウェイ52は適切なパスを決定する
ことができる。
【0053】(3)課金技術によっては、プラットフォ
ームAの移動通信データベース32を用いて着呼側端末
に向けられた呼をモニタリングし、課金処理を行なうこ
とができる。また、その呼に関して、移動通信で用いら
れている公知の方法により、発呼者側に課金することも
できる。
【0054】図4に示すように、移動通信管理部(UM
M)50により実現されるプラットフォーム間を渡る
(クロスプラットフォーム)通信は、プラットフォーム
間に位置するプラットフォームゲートウェイ55によっ
て設定される。プラットフォームゲートウェイ55は、
シグナリングプロトコルを終端させる。「終端」させる
というのは、当業界で周知のように、プロトコル処理の
機能的な側面をも含むものである。シグナリングの終端
例は、たとえば「非同期転送モード通信システム用のマ
ルチメディアネットワークインターフェイス(“Multim
edia Network Interface for Asynchronous Transfer M
ode Communication System”)」と題された米国特許第
5,717,691号に開示されている。シグナリングプロトコ
ル、すなわち回線接続を確立するための信号交換を終端
させるとは、たとえば、メッセージのコンテンツを読ん
で、そのコンテンツにより指定されたことを行なうこと
を意味する。例として、通信チャネルの設定および切
断、ハンドオフ、課金、位置確認および位置登録などが
ある。シグナリングの終端に関するその他の例は、上記
の米国特許を参照されたい。
【0055】プラットフォームゲートウェイ55は、エ
イリアスデータベース26および25からのエイリアス
情報を使用して、発呼側端末41と着呼側端末31との
間にチャネルを設定する。各エイリアスデータベース2
6、25から得たエイリアス情報に基づいて、プラット
フォームゲートウェイ55は、プラットフォームゲート
ウェイ55の両側のエンドポイント(終点)を確立す
る。すなわち、プラットフォームB用のエイリアスデー
タベース26を用いて、発呼側端末41から着呼側端末
31に向けての通信パスが生成され、プラットフォーム
A用のエイリアスデータベース25を用いて、着呼側端
末31から発呼側端末41への逆方向の通信パスが生成
される。
【0056】図4の例では、説明の便宜上、2つのプラ
ットフォームしか描かれていないが、3以上のプラット
フォームがある場合でも同様である。この場合、各エイ
リアスデータベースは、ネイティブプラットフォーム以
外のプラットフォームにある端末に関するエイリアス情
報を格納し、プラットフォーム55は、これらのエイリ
アスデータベースからの情報をもとに、適切なチャネル
を設定することができる。
【0057】図5は、発呼側端末41と着呼側端末の間
の通信例を示す。図5の例では、プラットフォームBは
セルラープロトコル(E.164等)に基づく携帯電話
網であり、プラットフォームBの発呼側端末41の端末
IDは、たとえば(AAA)BBB-CCCCである。一方、DHC
P/DNSプロトコルに基づくプラットフォームAにあ
る着呼側端末31の端末IDは、”doug.domainname.co
m”である。プラットフォームゲートウェイ55は、プ
ラットフォームB用のエイリアスデータベース26(図
4)を調べ、着呼側端末31のエイリアスが格納されて
いるかどうかを検索する。エイリアスデータベース26
に着呼側端末31のエイリアスが格納されているという
ことは、着呼側端末31は、プラットフォームB以外の
他プラットフォームにあることを意味する。プラットフ
ォームゲートウェイ55は、エイリアスデータベース2
6に格納されている着呼側端末31のエイリアスである
電話番号(XXX)YYY-ZZZZに基づき、発呼側から着呼側
に向ける通信パスを生成する。同様に、エイリアスデー
タベース25から得られたプラットフォームAにおける
発呼側端末41のエイリアス”bob.domainname.com”に
基づき、着呼側から発呼側への逆チャネルを設定する。
【0058】発呼側端末41からのメッセージ(あるい
はメッセージパケット)は、そのヘッダ情報に着呼側端
末31を識別するための情報、すなわち着呼側端末31
の端末IDをプラットフォームBにおける電話番号とし
ての形態(エイリアス)にした識別情報を含んだ状態
で、プラットフォームBに発信される。このヘッダ情報
を含むメッセージは、プラットフォームゲートウェイ5
5によってプラットフォームAへと転送される。この転
送プロセスにおいて、ヘッダに含まれるエイリアスであ
る電話番号(XXX)YYY-ZZZZは、着呼側端末31の本来
の端末ID(実アドレス)”doug.domainname.com”に
置き換えられる。変換後の実アドレス、すなわち着呼側
端末31の本来の端末IDに基づいて、メッセージは着
呼側端末31に配信される。
【0059】リターンパス(復路)も同様にして設定さ
れる。すなわち、エイリアスデータベース25からのエ
イリアス情報はプラットフォームゲートウェイ55に送
られる。着呼側端末31は、ヘッダ情報を有するメッセ
ージ(またはメッセージパケット)を出力する。このヘ
ッダ情報の中には、発呼側端末41のエイリアスとし
て、プラットフォームAでの識別名”bob.domainname.co
m”が含まれている。プラットフォームゲートウェイ5
5は、このメッセージパケットを受け取り、ヘッダ情報
を発呼側端末41の実際の端末IDである(AAA)BBB-CCC
Cに変換し、メッセージを発呼側端末に送信する。
【0060】図6は、本発明の良好な実施形態に基づく
統合移動通信管理システムを用いたハンドオフの例を示
す。着呼側端末31が移動中である場合、ゾーン間、セ
クタ間で、ハンドオフと呼ばれる通信中のチャネル切替
を行なう必要がある。図6の例で、着呼側端末31は、
プラットフォームA内のひとつのサイトから同じプラッ
トフォーム内の別のサイトへと移動している。着呼側端
末31の移動につれて、その位置をプラットフォームA
の移動通信データベース32に再登録する必要がある
(図6において破線の矢印で示す)。着呼側端末31に
宛てられたメッセージはプラットフォームAの移動通信
管理ゲートウェイ51を通過する。移動通信管理ゲート
ウェイ51は、発呼側端末41からのメッセージ(又は
メッセージパケット)をモニタリングして、そのメッセ
ージに移動先を示す適切なロケーションID(LID)
を与える。この着呼側端末31のロケーションIDの変
更プロセスは、発呼側端末41に通知される。
【0061】なお、図6では、各プラットフォームのた
めの移動通信管理ゲートウェイ51および52と、プラ
ットフォームゲートウェイ55との間のデータパスを省
略してあるが、図4と同様に、他プラットフォームにあ
る着呼側端末31との間で通信を行なうためのエイリア
スデータのやり取りが行なわれていることは言うまでも
ない。
【0062】図7は、本発明の良好な実施形態に基づく
統合移動通信管理システムを用いた呼の終端処理の例を
示す。通信チャネルが終端されると、プラットフォーム
ゲートウェイ60は、発呼側端末41と着呼側端末31
との間の信号パスを終端する制御を行なう。通信チャネ
ルは、プラットフォームAおよびBのそれぞれの側で、
そのプラットフォーム本来のネイティブプロトコルで切
断される。
【0063】<第2実施形態>図8は、本発明の第2実施
形態に係る統合移動通信管理システムを用いたハンドオ
フの別の例を示す。図6に示す第1実施形態でのハンド
オフの例では、着呼側端末31が同一プラットフォーム
A内の別のサイトへ移動する際のハンドオフを示してい
たが、図8では、異なるプラットフォーム間でのハンド
オフ、すなわちプラットフォームを渡るローミングを示
す。状況によっては、発呼側端末と着呼側端末の間の直
接接続ができない場合もあり得る。このような場合、図
8に示すように、プラットフォームBにあるモバイル端
末Aと、プラットフォームCにあるモバイル端末Bは、
プラットフォームA(たとえばインターネット)を介し
て通信を行なう。ここでは、通信パスは、2つのプラッ
トフォームゲートウェイ61および62を用いて設定さ
れる。プラットフォームゲートウェイ61は、プラット
フォームAとBとの間のメッセージ(またはメッセージ
パケット)の交換を行なうために、プラットフォームゲ
ートウェイ62は、プラットフォームAとCとの間のメ
ッセージ交換のために用いられる。
【0064】モバイル端末Bは、プラットフォームCか
らプラットフォームDへと移動し、今度はプラットフォ
ームゲートウェイ63がその通信ライン上に必要になっ
てくる。一方、プラットフォームAとCをつなぐプラッ
トフォームゲートウェイ62は、通信チャネルからはず
れる。この場合、ひとつの方法として、端末Aと端末B
との間のプラットフォームゲートウェイ62を介したそ
れまでの通信パスを完全に終端させるという方法があ
る。別の方法は、それまでの通信パスも、通信パスの一
部としてそのまま残し、端末AとBのいずれか一方のロ
ケーションIDの変化に応じた変更要求にしたがい、通
信パスの一部分を変更するものである。後者の場合、端
末AとBのいずれか一方のロケーションIDの変化に応
じてセグメントを変更し、変調を行なう。
【0065】なお、発呼時の発呼側端末AからBへの通
信チャネルの形成は、まず、プラットフォームB上にチ
ャネルを形成し、次にプアラットフォームA上に、最後
に着呼側端末Bが位置するプラットフォームC上に形成
する。
【0066】図9は、図8に示したネットワークプラッ
トフォーム間でのハンドオフがどのように実行されるか
を示す構成図である。統合移動通信システム(あるいは
ネットワーク)70は、各プラットフォームA〜Dのた
めの移動通信管理ゲートウェイ72〜75とを含む移動
通信管理部と、エイリアスデータベース76〜79と、
クロスプラットフォームパス80を有する。各プラット
フォームA〜Dは、それぞれ対応する移動通信データベ
ース81〜84を有する。各プラットフォームの移動通
信データベースは、既存の移動通信データベースでよ
い。
【0067】発呼側端末Aが位置するプラットフォーム
Bと、着呼側端末Bが位置するプラットフォームCの間
には直接のプラットフォームゲートウェイが存在せず、
かわらにプラットフォームAを間に介して、通信チャネ
ルの設定を行なう。着呼側端末BのプラットフォームD
への移動につれて、同じくプラットフォームAを介し、
別のプラットフォームゲートウェイを用いて、新たな通
信チャネルを設定する。
【0068】ハンドオフを効率的に行なうために、各プ
ラットフォーム間に位置するプラットフォームゲートウ
ェイ61、62、63は、発呼側端末Aと着呼側端末B
の端末ID、およびこれら端末の各プラットフォームに
おけるエイリアスを備えることが望ましい。あるいは、
ハンドオフの際に、必要とされるプラットフォームゲー
トウェイが対応するプラットフォームの移動通信ゲート
ウェイを介して、エイリアスデータベースを参照するこ
とによって、移動先プラットフォームでの着呼側端末B
の実アドレスを読み出してもよい。
【0069】図8および9に示す例では、発呼側端末A
と着呼側端末Bは、1以上のネイティブプロトコルに基
づき、1以上のホームネットワーク(あるいはホームプ
ラットフォーム)に属するものとする。たとえば、発呼
側端末Aは、モバイルIP環境とセルラー(1G/2
G)環境の双方で機能するデュアルモード/マルチバン
ド電話機であってもよい。
【0070】図10および11は、図8および9に示す
プラットフォームを渡るハンドオフを実際の端末IDと
エイリアスとを用いてどのように行なうかを示す図であ
る。図10および11に示す例では、プラットフォーム
Aは、モバイルIPネットワークであり、プラットフォ
ームB、C、Dは、たとえばE.164をサポートする
セルラープラットフォームである。発呼側のモバイル端
末Aは、ホームネットワークとしてプラットフォームB
を利用する。着呼側のモバイル端末Bは、ホームネット
ワークとしてプラットフォームAを利用する。モバイル
端末AおよびBの本来の端末IDは、それぞれのホーム
プラットフォームのプロトコルに基づいて記述されてい
る。
【0071】図10の例では、発呼側のモバイル端末A
のホームプラットフォームBにおける端末IDは、(aa
a)bbb-ccccである。このモバイル端末Aの他プラットフ
ォームAにおけるエイリアスは、www.xxx.yyy.zzzであ
り、プラットフォームCおよびDにおけるエイリアスは、
(aaa)bbb-ccccである。プラットフォームが異なっても
そこで用いるプロトコルが同一の場合は、ひとつの端末
Aに対して共通のエイリアスが与えられる場合もあり得
る。これは、E.164アドレスを指定する複数のデー
タベース間で単一のエイリアスで通信できるからであ
る。もっとも、必要ならば異なるプラットフォームごと
に異なるエイリアスを与えてもよい。
【0072】一方、着呼側のモバイル端末Bのホームプ
ラットフォームAにおける本来の端末IDはsss.ttt.uu
u.vvvである。セルラープラットフォームである他プラ
ットフォームB,C,Dでの着呼側端末Bのエイリアス
は、(ddd)eee-ffffである。上述したように、他プラッ
トフォームにあるモバイル端末のIDは、自己のプラッ
トフォームのプロトコル形式に応じたエイリアスに変換
され、エイリアスは本来の端末IDとを対応付けて格納
される。このようにエイリアスを用いることにより、モ
バイル端末Aとモバイル端末Bの間に、異なるプラット
フォームをわたる通信が可能になる。
【0073】図11に示す例では、異なるプラットフォ
ーム間でハンドオフする場合、発呼側端末Aが位置する
プラットフォームBと、着呼側端末Bが位置するプラッ
トフォームCの間に直接介在するプラットフォームゲー
トウェイがない。そこで、破線で示すように、プラット
フォームAを間に介してまず、プラットフォームBから
プラットフォームCへのチャネルを形成する。着呼側の
モバイル端末Bが、プラットフォームCからDに移動し
た場合、公知の方法で、移動先における着呼側端末Bの
位置を確認し、新しいロケーションをプラットフォーム
Cの移動通信データベースに格納する。ここでのハンド
オフ方式はバックワードハンドオフであってよい。発呼
側端末Aと新たなロケーション(プラットフォームD)
における着呼側端末Bとの間に新たに通信パスが形成さ
れる前に、プラットフォームCとの通信路を使って新し
いロケーション情報を渡す方式をバックワードハンドオ
フと呼ぶ。しかし、着呼側端末Bの本来の移動通信デー
タベース82はあくまでもプラットフォームAにある
(図9参照)。
【0074】図9に示す、着呼側端末Bがそれまで位置
していたプラットフォームCの移動通信ゲートウェイ7
4は、着呼側端末BからプラットフォームC上に発せら
れたロケーション更新メッセージを途中で捕獲する。こ
のメッセージを調べて、着呼側端末Bの本来の移動通信
データベースはプラットフォームAのものであると判断
したならば、ゲートウェイ74は、更新されたロケーシ
ョンメッセージをプラットフォームAの移動通信データ
ベース82に転送する。このやり取りに基づいて、プラ
ットフォームA、C、Dのハンドオフプロトコルは、着
呼側端末Bの移動(位置変更)に適応すべく変更され
る。
【0075】ハンドオフプロトコルの変更は、たとえ
ば、移動通信管理ゲートウェイ73、74、75がメッ
セージ(又はメッセージパケット)を取り扱う際に、こ
のメッセージのヘッダ情報を変更することによって行な
う。この過程で、プラットフォームB(セルラーネット
ワーク)で用いられていたメッセージの送信先アドレス
(すなわち着呼側端末Bのエイリアス)は、モバイルI
PネットワークであるプラットフォームAのIPアドレ
スに書き換えられ、プラットフォームゲートウェイ61
と移動先のロケーションとの間に新たな通信パスが形成
される。プラットフォームA用のエイリアスデータベー
ス77は、特定のロケーションへのクロスプラットフォ
ーム通信チャネルを設定するのに、どのプラットフォー
ムゲートウェイが望ましいかを示すルーティング情報を
含んでもよい。
【0076】<第3実施形態>図13は、本発明の第3
実施形態に係る統合移動通信管理部91の構成図であ
る。統合移動通信管理部91に、ネットワーク(あるい
はプラットフォーム)90と、このネットワークの移動
通信データベース98が接続されている。統合移動通信
管理部91は、移動通信ゲートウェイ92を有する。移
動通信ゲートウェイ92は、受信部93と、判定部94
と、出力部95とを備える。判定部94にはエイリアス
データベース97が接続されている。
【0077】受信部93は、ネットワーク90およびこ
のネットワーク上にあるモバイル端末からメッセージを
受信する。判定部94は、移動通信データベース98へ
送られるメッセージを途中で捕獲して、判定部94へ送
る。判定部94はメッセージを調べ、エイリアスデータ
ベース97に格納された情報に基づき、このメッセージ
がクロスプラットフォームパス96を介して他プラット
フォームの移動通信データベースに送られるべきか否か
を判断する。エイリアスデータベース97は、上述した
ように、他プラットフォームにある端末の本来の端末I
Dと、この端末IDをネットワーク90のプロトコル形
式に変換したエイリアスとを、たとえばテーブルの形式
で格納する。このエイリアスデータベース97に相手側
端末のエイリアスが格納されている場合は、この相手側
端末は他プラットフォームの端末であり、メッセージの
転送が必要であることを意味する。エイリアスデータベ
ースにエイリアスがない場合は、端末は自己のプラット
フォームの端末であることを意味する。
【0078】判定部94は、エイリアスデータベース9
7の参照の結果、メッセージが他プラットフォームへの
転送を必要とすると判断した場合に、このメッセージに
適切なエイリアス情報を添付して出力部95に供給す
る。出力部95は、クロスプラットフォームパス96を
介して他プラットフォームの移動通信データベースにメ
ッセージを転送する。一方、エイリアスデータベース9
7の参照の結果、メッセージの転送が必要ない、すなわ
ち、端末が自己のホームプラットフォームにあると判断
された場合は、出力部95に対して、自己のプラットフ
ォームの移動通信データベース98にメッセージを送る
よう要求する。
【0079】図13は、第1実施形態〜第3実施形態に
共通する統合移動通信管理部のエイリアス処理フローを
示す図である。まずステップS1301で、第1プラッ
トフォームに位置するモバイル端末Aの端末IDとロケ
ーションIDとを、第1プラットフォームの移動通信デ
ータベースに格納する。次に、ステップS1303で、
この端末IDのエイリアスを、他のプラットフォーム
(1以上)のエイリアスデータベースに、他プラットフ
ォームのプロトコルと互換性のある形式で格納する。一
方で、他プラットフォームの端末IDのエイリアスを、
第1プラットフォームのエイリアスデータベースに、第
1プラットフォームのプロトコルと互換性のある形式で
格納する。
【0080】次に、ステップS1305で、移動通信管
理部が第2プラットフォームのモバイル端末Bに宛てら
れたメッセージを、端末Bのエイリアスの下に受信す
る。ステップS1307で、移動通信管理部は、エイリ
アスに基づいて対応するエイリアスデータベースを検索
し、モバイル端末Bの本来の端末IDを検索する。最後
にステップS1309で、検索した端末IDとメッセー
ジとを関連付けて、第2プラットフォームへ転送する。
【0081】図14は、移動通信管理部の位置確認処理
を示すフローチャートである。モバイル端末Aからモバ
イル端末Bへとメッセージが送られることとする。モバ
イル端末Aのホームプラットフォームは第1プラットフ
ォームであるが、モバイル端末Bのプラットフォームは
まだわかっていないものとする。
【0082】まず、ステップS1401で、移動通信管
理ゲートウェイが、モバイル端末Aからモバイル端末B
へのメッセージを途中で捕獲受信する。ステップS14
03で、移動通信ゲートウェイはメッセージをチェック
し、メッセージ中に含まれる相手先識別子が、モバイル
端末Aのプラットフォーム用のエイリアスデータベース
に登録されているか否かを判断する。相手先識別子がエ
イリアスデータベースにあれば(ステップS1403で
YES)、ステップS1407に進み、移動通信管理ゲ
ートウェイは、モバイル端末Bのロケーションを、第2
プラットフォーム(エイリアスデータベースでモバイル
端末Bの端末IDとともに、ホームプラットフォームと
して検索されている)の移動通信データベースで検索す
る。相手先識別子がエイリアスデータベースにない場合
は(ステップS1403でNO)、モバイル端末Bはモ
バイル端末Aと同じ第1プラットフォームにあることを
意味し、ステップS1405で、移動通信管理ゲートウ
ェイはモバイル端末Bの現在位置を第1プラットフォー
ムの移動通信データベースで検索する。
【0083】図15は、移動通信管理部の位置登録の処
理フローである。まず、ステップS1501で、移動通
信管理ゲートウェイは、第1プラットフォームにあるモ
バイル端末Bからのメッセージを、この第1プラットフ
ォームの移動通信データベースへのメッセージとして捕
獲受信する。ステップS1503で、移動通信管理ゲー
トウェイは、メッセージ中に含まれる相手先識別子(す
なわちエイリアス)が第1プラットフォーム用のエイリ
アスデータベースにあるかどうかを判断する。エイリア
スが第1プラットフォーム用のエイリアスデータベース
にある場合は(ステップS1503でYES)、ステッ
プS1507へ進み、メッセージを第2プラットフォー
ムの移動通信データベースに転送する。相手先エイリア
スが第1プラットフォーム用のエイリアスデータベース
中にない場合は(ステップS1503でNO)、ステッ
プS1505で、メッセージを第1プラットフォームの
移動通信データベースに供給する。
【0084】以上、良好な実施形態に基づいて本発明を
述べてきたが、本発明はこれらの実施形態に限定され
ず、請求項に特定される本発明の範囲内で多様な変形が
可能である。たとえば、実施形態においては、移動通信
管理ゲートウェイはまず、エイリアスデータベースを参
照して、メッセージを他プラットフォームの移動通信デ
ータベースへ転送すべきか否かを判断しているが、これ
は、エイリアスデータベースの構造自体が非常に簡単で
あり、検索時間も短いからである。しかし、本発明はこ
の構成例には限定されず、たとえば、先に自己のプラッ
トフォームの移動通信データベースを参照し、そこにデ
ータがない場合に、エイリアスデータベースを参照する
手順としてもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、それぞれ異なる通信プ
ロトコルを有する複数のプラットフォーム間で統合され
た移動通信が可能になる。
【0086】また、各プラットフォームで用いられてい
る既存の移動通信データベースをほとんどそのまま利用
し、簡単な構成のエイリアスデータベースを設けること
により、プラットフォーム間を渡る移動通信が容易に実
現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による複数プラットフォー
ム間を渡る移動通信システムの概略構成図である。
【図2】図1のシステムにおける統一的な移動通信管理
(UMM)ネットワークの構成を示す図である。
【図3】本発明の統合移動通信管理システムを介して行
われる異なるプラットフォーム間での通信操作の流れを
示す図である。
【図4】本発明の統合移動通信管理システムによる呼の
設定(通信チャネルの設定)の一例を示す図である。
【図5】本発明の統合移動通信管理システムにおける、
各端末の端末IDとエイリアスを用いた通信動作の一例
を示す図である。
【図6】本発明の統合移動通信管理システムにおける、
ハンドオフの一例を示す図である。
【図7】本発明の統合移動通信管理システムにおける呼
の終了の一例を示す図である。
【図8】本発明の統合移動通信管理システムにおける複
数プラットフォーム間でのハンドオフの別の例を示す図
である。
【図9】図8に示す複数のプラットフォーム間における
ハンドオフを実行する機能構成図である。
【図10】本発明の統合移動通信管理システムにおける
クロスプラットフォーム・ハンドオフにおいて、各プラ
ットフォームでの端末IDとエイリアスの一例を示す図
である。
【図11】本発明の統合移動通信管理システムにおける
クロスプラットフォーム・ハンドオフ動作の一例を示す
図である。
【図12】本発明の統合移動通信管理システムにおける
通信管理ゲートウエイの内部構成図である。
【図13】本発明の端末IDとエイリアスを用いた統合
移動通信管理方法のプロセスフローを示す図である。
【図14】本発明の統合移動通信管理システムにおい
て、エイリアスデータベースに基づくモバイル端末の位
置登録処理のフローチャートである。
【図15】本発明の統合移動通信管理システムにおい
て、エイリアスデータベースに基づく位置確認処理のフ
ローチャートである。
【図16】従来のそれぞれ独立したプラットフォーム
と、各プラットフォームごとに用いられる移動通信デー
タベースを示す図である。
【図17】従来の移動通信ネットワークにおける4層ア
ーキテクチャを示す図である。
【図18】従来の異なるプラットフォーム間における固
定通信ネットワークを示す図である。
【図19】従来のIP対応機能を有するモバイル端末専
用の移動通信ネットワークを示す図である。
【符号の説明】
1、2,3,4,90 通信プラットフォーム 5,6,7,8、32、42,81〜84、98 移動
通信データベース 10、50 統合移動通信管理部 11〜14,51,52、72〜75、92 移動通信
管理ゲートウェイ 15、80、96 クロスプラットフォームパス 21〜24、25,26、76〜79、97 エイリア
ス・データベース 31,41 モバイル端末 55、56、61〜63 プラットフォーム・ゲートウ
ェイ 70、91 MMGWネットワーク 93 受信部 94 判定部 95 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正畑 康郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 ファラマック ヴァキール アメリカ合衆国 ニュージャージー州 モ リスタウン サウス ストリート 445

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプラットフォーム間を渡る統一的
    なネットワーク通信路を確立するシステムであって、 第1プロトコルを用いて第1モバイル端末にサービスを
    提供する第1の通信プラットフォームと、 第2プロトコルを用いて第2モバイル端末にサービスを
    提供し、前記第2モバイル端末の端末IDとロケーショ
    ンIDとを関連付けて格納する第2の移動通信データベ
    ースを有する第2の通信プラットフォームと、 前記第2モバイル端末の端末IDを、前記第1プロトコ
    ルと互換性のある形式のエイリアスとして、前記第2モ
    バイル端末の端末IDと関連付けて格納する第1のエイ
    リアス・データベースと、 前記第1および第2の通信プラットフォームとの間に接
    続され、前記第1のエイリアス・データベースに基づ
    き、前記第1モバイル端末から第2モバイル端末への通
    信路を設定する移動通信管理部と、 を備えることを特徴とするプラットフォーム間ネットワ
    ーク通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第1モバイル端末の端末IDを、前
    記第2プロトコルと互換性のある形式のエイリアスとし
    て関連付けて格納する第2のエイリアス・データベース
    をさらに備え、 前記第1の通信プラットフォームは、前記第1モバイル
    端末の端末IDとロケーションIDとを関連付けて格納
    する第1の移動通信データベースを有し、 前記移動通信管理部は、前記第2のエイリアス・データ
    ベースに基づき、前記第2モバイル端末から第1モバイ
    ル端末への通信路を設定することを特徴とする請求項1
    に記載のプラットフォーム間ネットワーク通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 第3のプロトコルを用いて第3モバイル
    端末にサービスを提供し、前記第3モバイル端末の端末
    IDを格納する第3の移動通信データベースを有する第
    3のプラットフォームをさらに含み、 前記第3モバイル端末の端末IDは、前記第1プロトコ
    ルと互換性のある形式のエイリアスとして、当該端末I
    Dと関連付けて前記第1のエイリアス・データに格納さ
    れ、かつ、前記第2プロトコルと互換性のある形式のエ
    イリアスとして、前記端末IDと関連付けて前記第2の
    エイリアス・データベースに格納されることを特徴とす
    る請求項2に記載のプラットフォーム間ネットワーク通
    信システム。
  4. 【請求項4】 前記移動通信管理部は、前記第1モバイ
    ル端末から、前記第2モバイル端末の位置情報を含むメ
    ッセージを受信し、前記第1のエイリアスデータベース
    を検索した検索結果に基づいて、前記第2の移動通信デ
    ータベースを参照して前記第2モバイル端末の現在位置
    を確認することを特徴とする請求項1に記載のプラット
    フォーム間ネットワーク通信システム。
  5. 【請求項5】 前記移動通信管理部は、前記第1のモバ
    イル端末から、前記第2モバイル端末のエイリアスが含
    まれるメッセージを受信し、前記第1のエイリアス・デ
    ータベースを検索して前記第2のモバイル端末の端末I
    Dを獲得し、獲得した端末IDを用いて前記第2の移動
    通信データベースから第2モバイル端末の現在位置を検
    索することを特徴とする請求項1に記載のプラットフォ
    ーム間ネットワーク通信システム。
  6. 【請求項6】 前記移動通信管理部は、前記第1のエイ
    リアス・データベースを検索して、前記第1のモバイル
    端末から第2のモバイル端末への通信路を設定するゲー
    トウェイをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載
    のプラットフォーム間ネットワーク通信システム。
  7. 【請求項7】 前記プラットフォーム間ネットワーク通
    信システムは、前記第1モバイル端末の端末IDのエイ
    リアスを、前記第2プロトコルと互換性のある形式で当
    該端末IDと関連付けて格納する第2のエイリアス・デ
    ータベースをさらに有し、前記移動通信管理部のゲート
    ウェイは、前記第2のエイリアス・データベースを参照
    して、前記第2モバイル端末から第1モバイル端末への
    反対方向の通信路を設定することを特徴とする請求項6
    に記載のプラットフォーム間ネットワーク通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記移動通信管理部は、前記第1の通信
    プラットフォームに位置する第2のモバイル端末から、
    前記第2モバイル端末のエイリアスを含むメッセージを
    受信し、前記第1のエイリアス・データべ−スを検索し
    て前記第2モバイル端末の端末IDを取得し、取得した
    端末IDに基づき、前記第2モバイル端末の現在位置を
    前記第2プラットフォームの移動通信データベースに登
    録することを特徴とする請求項1に記載のプラットフォ
    ーム間ネットワーク通信システム。
  9. 【請求項9】 前記第2プラットフォームの第2の移動
    通信データベ−スは、課金情報と認証情報のうちの少な
    くとも一方をさらに格納することを特徴とする請求項1
    に記載のプラットフォーム間ネットワーク通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 第1モバイル端末にサービスを提供す
    る第1の通信プラットフォームと、第2モバイル端末に
    サービスを提供する第2の通信プラットフォームの間に
    位置するコンピュータに用いられ、 前記第2モバイル端末の端末IDを格納する第1データ
    部と、 前記第2モバイル端の端末IDを、前記第1の通信プラ
    ットフォームで用いら端末IDと互換性のある形式のエイ
    リアスとして、前記第1データ部と関連付けて格納する
    第2データ部と、 を含むデータ構造を有し、 前記第1データ部は、前記第1の通信プラットフォーム
    から送信されるメッセージに含まれる前記第2モバイル
    端末のエイリアスを検索し、これに基づいて対応する端
    末IDを求めるために使用されることを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記端末IDに関するメッセージを配
    信するルート情報を格納する第3データ部をさらに含む
    ことを特徴とする請求項10に記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 第1プラットフォームから送られてき
    た第1モバイル端末の端末IDとロケーションIDと
    を、第1の移動通信データベースに格納するステップ
    と、 前記第1モバイル端末の端末IDのエイリアスを、第2
    プラットフォームのプロトコルと互換性のある形式で第
    2エイリアス・データベースに格納するステップと、 第2プラットフォームに位置する第2モバイル端末か
    ら、前記第1モバイル端末のエイリアスに宛てられたメ
    ッセージを受信するステップと、 前記エイリアスと前記第1モバイル端末の端末IDとを
    前記エイリアスデータベースで検索するステップと、 前記第1モバイル端末の端末IDと前記メッセージとを
    関連付けて、このメッセージを前記第1のプラットフォ
    ームに転送するステップとを含むプラットフォーム間の
    通信方法。
  13. 【請求項13】 前記第2モバイル端末の端末IDとロ
    ケーションIDとを第2の移動通信データベースに格納
    するステップと、 前記第2モバイル端末の端末IDのエイリアスを、第1
    プラットフォームのプロトコルと互換性のある形式で第
    1のエイリアス・データベースに格納するステップとを
    さらに含むことを特徴とする請求項12に記載のプラッ
    トフォーム間の通信方法。
  14. 【請求項14】 第1の通信プラットフォームと第2の
    通信プラットフォームとの間に位置する移動通信管理装
    置であって、 前記第1の通信プラットフォームに位置する第1モバイ
    ル端末と、任意の第2モバイル端末との間の通信に用い
    られるメッセージを受信する受信部と、 前記受信部で受信されたメッセージを調べて、前記第2
    モバイル端末が前記第1の通信プラットフォームからサ
    ービスの提供を受けているのか、前記第2の通信プラッ
    トフォームからサービスの提供を受けているのかを判断
    する判断部と、 前記第2モバイル端末が前記第2の通信プラットフォー
    ムからサービスの提供を受けていると判断された場合
    に、前記第2の通信プラットフォームに対応する移動通
    信データベースを検索して前記第2モバイル端末のロケ
    ーションを獲得するように求めるメッセージを出力する
    出力部とを備える移動通信管理装置。
  15. 【請求項15】 前記判断部は、前記メッセージに含ま
    れる前記第2モバイル端末の端末IDが、前記第1の通信
    プラットフォームに関連するエイリアス・データベース
    に登録されている場合に、前記第2モバイル端末が第2
    の通信プラットフォームからサービスの提供を受けてい
    ると判断し、前記エイリアス・データベースは、前記第
    2モバイル端末の端末IDと、この端末IDのエイリア
    スとを関連付けて格納することを特徴とする請求項14
    に記載の移動通信管理装置。
  16. 【請求項16】 前記出力部は、前記エイリアス・デー
    タベースから得られた前記第2モバイル端末の端末ID
    を用いて、前記メッセージを出力することを特徴とする
    請求項15に記載の移動通信管理装置。
  17. 【請求項17】 第1の通信プラットフォームと第2の
    通信プラットフォームとの間に位置する移動通信管理装
    置であって、 前記第1の通信プラットフォームに位置するモバイル端
    末からメッセージを受信する受信部と、 前記受信部で受信されたメッセージを調べて、前記モバ
    イル端末が前記第1の通信プラットフォームからサービ
    スの提供を受けているのか、前記第2の通信プラットフ
    ォームからサービスの提供を受けているのかを判断する
    判断部と、 前記第2のモバイル端末が前記第2の通信プラットフォ
    ームからサービスの提供を受けていると判断された場合
    に、前記第2の通信プラットフォームの移動通信データ
    ベースに、前記モバイル端末の位置登録を行なうことを
    要求するメッセージを出力する出力部とを備える移動通
    信管理装置。
  18. 【請求項18】 第1の通信プラットフォームと第2の
    通信プラットフォームとを渡ってモバイル端末の位置を
    確認する方法であって、 前記第1の通信プラットフォームに位置する第1モバイ
    ル端末から、任意の第2モバイル端末へ宛てられたメッ
    セージを捕獲受信するステップと、 複数のモバイル端末の端末IDと、これら端末IDに対
    応するエイリアスとを関連付けて格納するエイリアス・
    データベースを参照して、前記受信されたメッセージに
    含まれる前記第2モバイル端末の端末IDが、前記第2
    モバイル端末のエイリアスとして登録されているかを検
    索し、前記第2モバイル端末のエイリアスとして登録さ
    れている場合に、前記第2モバイル端末は前記第2の通
    信プラットフォームからサービスの提供を受けていると
    判断するステップと、 前記エイリアスデータベースで検索された前記第2モバ
    イル端末の端末IDに基づき、前記第2の通信プラット
    フォームの移動通信データベースを検索して前記第2モ
    バイル端末のロケーションを獲得するステップとを含む
    モバイル端末の位置確認方法。
  19. 【請求項19】 受信されたメッセージに含まれる前記
    第2モバイル端末の識別子が前記エイリアス・データベ
    ースに登録されていない場合に、前記第2モバイル端末
    は前記第1の通信プラットフォームからサービスの提供
    を受けていると判断するステップと、 前記第1の通信プラットフォームの移動通信データベー
    スを検索して、前記第2モバイル端末のロケーションを
    獲得するステップとをさらに含むことを特徴とする請求
    項18に記載のモバイル端末の位置確認方法。
  20. 【請求項20】 第1の通信プラットフォームと第2の
    通信プラットフォームとを渡るモバイル端末の位置を登
    録する方法であって、 前記第1の通信プラットフォームに位置するモバイル端
    末から発せられ、このモバイル端末の位置登録のために
    用いられるメッセージを捕獲受信するステップと、 複数のモバイル端末の端末IDと、これらの端末IDに
    対応するエイリアスとを関連付けて格納するエイリアス
    ・データベースを参照して、前記受信されたメッセージ
    に含まれる前記モバイル端末の端末IDがエイリアスと
    して登録されているかどうかを検索し、エイリアスとし
    て登録されている場合に、前記モバイル端末は前記第2
    の通信プラットフォームからサービスの提供を受けてい
    るものと判断するステップと、 前記エイリアスデータベースで検索された前記モバイル
    端末の端末IDに基づいて、前記第2の通信プラットフ
    ォームの移動通信データベースに前記メッセージを転送
    するステップとを含むモバイル端末の位置登録方法。
  21. 【請求項21】 受信されたメッセージに含まれる前記
    モバイル端末の端末IDが前記エイリアス・データベース
    に登録されていない場合に、前記モバイル端末は前記第
    1の通信プラットフォームからサービスの提供を受けて
    いると判断するステップと、 前記モバイル端末の端末IDに基づいて、前記第1の通
    信プラットフォームの移動通信データベースに前記メッ
    セージを転送するステップとをさらに含むことを特徴と
    する請求項20に記載のモバイル端末の位置登録方法。
  22. 【請求項22】 第1モバイル端末にサービスを提供す
    る第1の通信プラットフォームと、第2モバイル端末に
    サービスを提供する第2の通信プラットフォームの間に
    位置するコンピュータに用いられ、 前記第2モバイル端末の端末IDを格納する第1データ
    部と、 前記第2モバイル端末の端末IDを、前期第1の通信プ
    ラットフォームで用いられる端末IDと互換性のある形式
    のエイリアスとして、前記第1データ部と関連付けて格
    納する第2データ部と、 を含むデータ構造を有し、 前記第1データ部は、前記第1の通信プラットフォーム
    から送信されるメッセージに含まれる前記第2モバイル
    端末のエイリアスを検索し、これに基づいて対応する端
    末IDを求めるために使用されることを特徴とするプロ
    グラム。
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