JP2001285130A - 逆拡散装置 - Google Patents

逆拡散装置

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JP2001285130A
JP2001285130A JP2000091474A JP2000091474A JP2001285130A JP 2001285130 A JP2001285130 A JP 2001285130A JP 2000091474 A JP2000091474 A JP 2000091474A JP 2000091474 A JP2000091474 A JP 2000091474A JP 2001285130 A JP2001285130 A JP 2001285130A
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Takahiro Todate
高広 戸舘
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 W−CDMAの逆拡散装置において、複数パ
スのパス間の遅延量がシンボルをまたぐ場合、また、現
在接続している基地局間で通信データにオフセットがあ
る場合でそのオフセットがレートによってシンボルをま
たぐ場合でも、全てのデータの復調を容易に可能とする
ことができる逆拡散装置を得る。 【解決手段】 複数パスを経由して到来した拡散受信信
号を各々同相合成して逆拡散する逆拡散装置であって、
上記拡散受信信号とコードジェネレータ部2からの各パ
スのシンボルタイミング及び逆拡散コードを入力し、上
記拡散受信信号と逆拡散コードとの相関演算を行い、シ
ンボル毎に相関値を累算し積分相関値を各パス毎に出力
する複数のスライディングコリレータ部3−a,3−
b,3−cを備えた逆拡散装置において、スライディン
グコリレータの入力に各パス間の遅延量をそろえるため
の遅延器8−a,8−b,8−cを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散を
用いて移動通信のマルチプルアクセスを行うCDMA
(Code Division Multiple Access)方式における、無
線機受信部に適用可能な、拡散受信信号の逆拡散装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】W−CDMA(Wide band Code Divisio
n Multiple Access)では、複数パスの情報をRAKE
(RAKEとは英語で熊手を意味する)合成することにより
通信品質を向上させている。そのためにはパスの位相情
報が必要である。位相情報としてシンボルタイミング、
スロットタイミング、フレームタイミングがある。
【0003】各タイミングの信号フォーマットを図4に
示す。図4に示すように、シンボルタイミングは、情報
シンボルと次の情報シンボルの区切りのタイミングであ
る。また、スロットタイミングは、シンボルをk個まと
めてスロットとしたときのスロットとスロットの区切り
のタイミングである。さらに、フレームタイミングは、
スロットをm個まとめてフレームとしたときのフレーム
とフレームの区切りのタイミングである。
【0004】従来の逆拡散装置は、サーチャを用いて各
パスを経由して到来した拡散受信信号の位相情報を検出
し、その各パスの位相情報をコードジェネレータが入力
とし、逆拡散に必要なタイミングと逆拡散コードを出力
し、コリレータにより、各パスの受信信号と逆拡散コー
ドから積分相関値を演算して出力し、RAKE部によ
り、その複数パスのデータをRAKE合成し、1フレー
ムまたは1スロット分のデータをまとめて処理してシン
ボル順に出力するものであり、コードジェネレータとコ
リレータ間の信号を、各パスのフレームタイミング、ス
ロットタイミング、シンボルタイミング、逆拡散コード
を使用することで処理する装置である。
【0005】図5は、複数パスを経由して到来した拡散
受信信号を各々同相合成して逆拡散する従来の逆拡散装
置の構成を示すブロック図である。逆拡散装置は、図5
に示すように、制御部11、サーチャ部1、コードジェ
ネレータ部2、複数のスライディングコリレータ部3−
a,3−b,3−c、セレクタ部4、メモリ部5、アド
レスジェネレータ部6、そして、RAKE部7から構成
されている。
【0006】ここで、上記サーチャ部1は、マルチパス
フェージングを受けた拡散受信信号から各パスを経由し
て到来した拡散受信信号の先頭位置を検出するために設
けられたものである。図6は、上記サーチャ部1の構成
を示すブロック図である。上記サーチャ部1は、図6に
示すように、拡散受信信号をデータI相及びデータQ相
として入力すると共に、図5に示すコードジェネレータ
部2から出力されるCode_0を逆拡散コードI相及
び逆拡散コードQ相として入力し、複素相関を行ってI
相、Q相を出力する複素相関部61と、複素相関したI
組及びQ相を入力してパワー演算を行い、パワー演算結
果を出力するパワー演算部62と、パワー演算部62か
らのパワー演算結果と記憶部64に保持された平均デー
タを入力として平均を行い平均データを出力する平均化
部63及び記憶部64と、平均化部63からの平均デー
タを入力として平均データのピークを検出し、パス検出
結果を図5に示す制御部11に出力するピーク検出部6
5とを備えている。なお、上記パワー演算部62に入力
される複素相関したI相、Q相は、IQ平面上で回転し
ているため、I相、Q相ともレベルが大きい場合もあれ
ば、どちらか一方のレベルが大きくもう一方のレベルが
小さいという場合もあり、そのような場合の考慮してパ
ワー演算している。
【0007】また、上記制御部11は、上記サーチャ部
1からのパス検出結果をもとに各パスの位相制御情報を
コードジェネレータ部2に出力する。ここでは、3パス
分の位相情報1,2,3とコード情報1,2,3を出力
している。さらに、上記制御部11、各ブロックに対し
て制御情報を出力している。
【0008】また、上記コードジェネレータ部2は、制
御部11からの各パスの位相情報を受けて、拡散受信信
号に対応するフレームタイミングとスロットタイミング
及びシンボルタイミングと、逆拡散コードとを生成す
る。なお、図5において、Frame TIMはフレームタイミ
ング、Symbol TIMはシンボルタイミング、Codeは逆拡散
コードを示す。
【0009】また、上記スライディングコリレータ部3
−a、3−b、3−cは拡散受信信号と、上記コードジ
ェネレータ部2からのシンボルタイミングと逆拡散コー
ドを入力とし、受信信号と逆拡散コードとの相関演算を
行い、シンボル毎に相関値を累算し積分相関値を出力す
る。
【0010】セレクタ部4は、制御部11からの制御情
報に基づいてスライディングコリレータ部3−a,3−
b,3−cからの逆拡散後のデータを後述するメモリ部
に各パスに対応する領域にスロットの先頭から順番に格
納させる。メモリ部5は、セレクタ部4からのデータ
と、アドレスジェネレータ部6からのライトアドレスを
入力とし、パス間の遅延量が1シンボル時間をまたがな
い場合、スロットの先頭シンボルから順番にデータをパ
ス数分書き込む。ここでは、3パス分のデータ数とな
る。メモリ部5は、2スロット分のデータを蓄える領域
を持ち、1スロット分のデータが格納された段階で、R
AKE部7に出力し、その間もう一方のデータ1スロッ
ト分のメモリ領域には引き続きスライディングコリレー
タ部3とメモリ部5からの処理されたデータをセレクタ
部4を通じて格納していく。
【0011】RAKE部7は、スロット毎に1スロット
分のデータをメモリ部5から受け取り、それぞれのデー
タについてRAKE合成を行う。図5では3パス分のR
AKE合成を行うことになる。また、そのデータがフレ
ームの先頭であるかどうかを、コードジェネレータ部2
からのフレームタイミングによって検出する。データの
先頭を知るには、必ずしもパス数分のフレームタイミン
グは必要ではなく、どれか一つのフレームタイミングで
も可能である。なお、ここでは、一つの基地局から同一
データが複数パスで受信される場合に例を取って説明し
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
逆拡散装置においては、複数パスのパス間の遅延量がシ
ンボルをまたぐ場合、セレクタ部4とアドレスジェネレ
ータ部6の制御が難しくなる。また、従来の逆拡散装置
において、現在接続して基地局とは別の複数の基地局と
も同時に接続し、例えば、下り回線の場合において復調
結果が同一の通信データを複数の基地局から受信する状
態におけるDHO(DiversityHand Ov
er)の動作時においては、基地局によって通信データ
の先頭位置の位相が異なり、基地局間で通信データにオ
フセットがある場合、そのオフセットがレートによって
シンボルをまたぐ場合にも、制御が困難となる。
【0013】即ち、DHO時、基地局間で通信データに
オフセットが入ると、このオフセットの最大値が規定さ
れていて、高レート伝送時、オフセットが1シンボル時
間よりも長くなる場合がある。例えば、図8に示すBT
S1とBTS3の基地局間のオフセットは1シンボル時
間以上となり、シンボルをまたいだ状態となっている。
このようにシンボルをまたぐ状態においては、図8に示
すように同一シンボル(11)と(31)でありなが
ら、オフセットによって時間的に別のシンボルとして扱
われることとなる。つまり、基地局間にオフセットが無
い場合(図7のBTS1,2,3)または1シンボル時
間内である場合(図8のBTS1,2)は、逆拡散後の
データをメモリに(11)(21)(31)(12)
(22)(32)(13)(23)(33)…といった
順に、つまり各BTS(フィンガ)の1シンボル目を順
に、2シンボル目を順に、3シンボル目を順にといった
順番にセレクタで切り替えてメモリに格納できることと
なるが、図8に示されるBTS3のように1シンボル以
上のオフセットがあると、BTS3で(31)のデータ
を逆拡散し終えたときは、BTS1では既に(13)の
データを逆拡散し終えていて、上述した順にメモリに格
納できなくなる。
【0014】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、W−CDMAの逆拡散装置において、複数パスの
パス間の遅延量がシンボルをまたぐ場合、また、現在接
続している基地局間で通信データにオフセットがある場
合でそのオフセットがレートによってシンボルをまたぐ
場合でも、全てのデータの復調を容易に可能とすること
ができる逆拡散装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る逆拡散装置
は、複数パスを経由して到来した拡散受信信号を各々同
相合成して逆拡散する逆拡散装置であって、上記拡散受
信信号とコードジェネレータ部からの各パスのシンボル
タイミング及び逆拡散コードを入力し、上記拡散受信信
号と逆拡散コードとの相関演算を行い、シンボル毎に相
関値を累算し積分相関値を各パス毎に出力する複数のス
ライディングコリレータ部を備えた逆拡散装置におい
て、上記スライディングコリレータの入力に各パス間の
遅延量をそろえるための遅延手段を備えたことを特徴と
するものであり、このような構成によれば、セレクタへ
出力するデータのシンボルを揃えて転送することができ
る。
【0016】また、本発明において、上記遅延手段は、
バッファメモリにより構成され、メモリを2段構成する
ことにより、フィンガ(パス)間での遅延量または通信
データのオフセットによる位相差を吸収し、後段メモリ
にデータを転送することができる。
【0017】なお、後述する実施の形態1における逆拡
散装置は、複数パスを経由して到来した拡散受信信号を
各々同相合成して逆拡散する逆拡散装置において、上記
拡散受信信号と逆拡散コードとを入力しパスを検出して
そのパス検出結果を出力するサーチャ部と、上記サーチ
ャ部からのパス検出結果に基づいて拡散受信信号の位相
情報を各パス毎に出力すると共にユーザのパスがどのフ
ィンガにアサインされているかを示す制御情報を出力す
る制御部と、上記制御部からの拡散受信信号の複数パス
の位相情報及び制御情報に基づいて各パスについて拡散
受信信号に同期したシンボルタイミングと逆拡散コード
を生成して出力するコードジェネレータ部と、上記制御
部からの遅延情報に基づいて拡散受信信号をそれぞれ遅
延させる遅延手段である遅延器と、上記遅延器により遅
延された拡散受信信号と上記コードジェネレータ部から
の各パスのシンボルタイミング及び逆拡散コードを入力
し、上記拡散受信信号と逆拡散コードとの相関演算を行
い、シンボル毎に相関値を累算し積分相関値を各パス毎
に出力する複数のスライディングコリレータ部と、上記
スライディングコリレータ部各々からのデータを格納す
るメモリ部と、上記制御部からの制御情報に基づいて上
記複数のスライディングコリレータ部からの逆拡散後の
データを上記メモリ部に各パスに対応する領域にスロッ
トの先頭から順番に格納させるセレクタ部と、上記メモ
リ部から出力される複数パスのデータが上記制御部から
の制御情報に基づいて入力されRAKE合成を行うRA
KE部とを備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係る逆拡散装置の構成を示すブロック図
である。図1に示すように、実施の形態1に係る逆拡散
装置は、制御部11、サーチャ部1、コードジェネレー
タ部2、複数のスライディングコリレータ部3−a,3
−b,3−c、複数の遅延器8−a,8−b,8−c、
データのセレクタ部4、メモリ部5、アドレスジェネレ
ータ部6、及びRAKE部7から構成されている。
【0019】ここで、サーチャ部1は、マルチパスフェ
ージングを受けた拡散受信信号から各パスを経由して到
来した拡散受信信号の先頭位置を検出するために設けら
れたもので、拡散受信信号と、コードジェネレータ部2
から出力されるCode_0を逆拡散コードとして入力
し、パスを検出してパス検出結果を制御部11に出力す
る。
【0020】また、上記制御部11は、上記サーチャ部
1のパス検出結果をもとに各パスの位相制御情報をコー
ドジェネレータ部2に出力する。ここでは、3パス分の
位相情報1,2,3とコード情報1,2,3をコードジ
ェネレータ部2に出力している。さらに、制御部11は
各ブロックに対してユーザのパスがどのフィンガにアサ
インされているかを示す制御情報を出力している。
【0021】また、上記コードジェネレータ部2は、制
御部11からの各パスの位相情報及びコード情報を受け
て、各パスについて拡散受信信号に同期したフレームタ
イミングとシンボルタイミングと逆拡散コードを生成し
て出力する。なお、図1において、Symbol TIMはシンボ
ルタイミング、Codeは逆拡散コード、Frame TIMはフレ
ームタイミングを示す。
【0022】遅延器8−a,8−b,8−cは例えばデ
ータを一時保存して出力するメモリで構成することがで
き、制御部11からの遅延情報をもとにそれぞれのスラ
イディングコリレータ部3−a,3−b,3−cに入力
する拡散受信データの入力タイミングを一番遅いパスの
タイミングに調整する。遅延器は必ずしも3つ必要では
なく、スライディングコリレータ部3−aに必ず位相の
一番遅いパスを割り当てれば、遅延器8−aは不要であ
る。しかし、DHO時に基地局間の通信データのオフセ
ットがマイナス方向(例えば、スライディングコリレー
タ3−aに入力される拡散受信信号の位相がスライディ
ングコリレータ3−bに入力される拡散受信信号よりも
速い場合)は遅延器8−aは必要となる。図8に示すよ
うな場合、DHOの移行元がBTS2である時、移行先
BTS1のパスは遅延器でBTS2の位相に合わせるこ
とができるが、移行先BTS3のパスはBTS2に比べ
て遅れているので、BTS2が遅延器を必要とする。上
記のような場合を考えると遅延器は全てのフィンガに必
要で、パスをフィンガにアサインするときは、あらかじ
め基地局間の最大オフセット分を遅延器で遅延させる。
【0023】上記スライディングコリレータ部3−a,
3b,3−cは、拡散受信信号と、コードジェネレータ
部2からのシンボルタイミングと逆拡散コードを入力と
し、上記制御部11からの制御情報に基づいて受信信号
と逆拡散コードとの相関演算を行い、シンボル毎に相関
値を累算し積分相関値を各パス毎に出力する。
【0024】セレクタ部4はアドレスジェネレータ部6
からの信号に従って順番にメモリ部5に格納させる。メ
モリ部5は2スロット分のデータを蓄える領域を持ち、
1スロット分のデータが格納された段階でRAKE部7
に出力し、その間もう一方のデータ1スロット分のメモ
リ領域には引き続きスライディングコリレータ部3で処
理された、遅延器8−a,8−b,8−cからのデータ
をセレクタ部4を通じて格納していく。
【0025】RAKE部7は制御部11からの制御情報
で、入力されるデータをRAKE合成するか、しない
か、またはRAKE合成する場合、どのフィンガ同士を
合成するのか判断し処理を行う。またそのデータがフレ
ームの先頭であるかどうかをコードジェネレータ部2か
らのフレームタイミングによって検出する。
【0026】以上説明したとおり、実施の形態1によれ
ば、W−CDMAの逆拡散装置でそれぞれのフィンガに
入力される拡散受信信号に遅延器を挿入し、タイミング
を制御することで全てのデータを容易に復調することが
できる。
【0027】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2に係る逆拡散装置を示すブロック図である。図2に示
すように、実施の形態2に係る逆拡散装置は、制御部1
1、サーチャ部1、コードジェネレータ部2、複数のス
ライディングコリレータ部3−a,3−b,3−c、複
数のメモリ部9−a,9−b,9−c、データのセレク
タ部4、メモリ部5、アドレスジェネレータ部6、及び
RAKE部7から構成される。
【0028】サーチャ部1は、マルチパスフェージング
を受けた拡散受信信号から各パスを経由して到来した拡
散受信信号の先頭位置を検出するために設けられたもの
で、拡散受信信号と、コードジェネレータ部2から出力
されるCode_0を逆拡散コードとして入力し、パス
を検出してパス検出結果を制御部11に出力する。
【0029】制御部11は、サーチャ部1のパス検出結
果をもとに各パスの位相制御情報をコードジェネレータ
部2に出力する。ここでは、3パス分の位相情報1,
2,3とコード情報1,2,3をコードジェネレータ部
2に出力している。さらに、制御部11は各ブロックに
対してユーザのパスがどのフィンガにアサインされてい
るかを示す制御情報を出力している。
【0030】また、コードジェネレータ部2は、制御部
11からの各パスの位相情報及びコード情報を受けて、
各パスについて拡散受信信号に同期したフレームタイミ
ングとシンボルタイミングと逆拡散コードを生成して出
力する。
【0031】スライディングコリレータ部3−a,3
b,3−cは、拡散受信信号と、コードジェネレータ部
2からのシンボルタイミングと逆拡散コードを入力と
し、上記制御部11からの制御情報に基づいて受信信号
と逆拡散コードとの相関演算を行い、シンボル毎に相関
値を累算し積分相関値を各パス毎に出力する。出力する
データはそれぞれメモリ部9−a,9−b,9−cに独
立したタイミングで書き込まれる。各メモリ部からの読
み出しは、遅延パスに対して考慮され、予め仕様により
設定されている最大遅延量、またはDHO時に基地局毎
に与えられる通信データへのオフセットの最大オフセッ
ト量に相当する時間分、基準とするフィンガの書き込み
した時間から遅延させて一度に行われ、同一シンボルデ
ータがメモリ部より読み出される。
【0032】セレクタ部4はアドレスジェネレータ部6
からの信号に従って順番にメモリ部5に格納させる。メ
モリ部5は2スロット分のデータを蓄える領域を持ち、
1スロット分のデータが格納された段階でRAKE部7
に出力し、その間もう一方のデータ1スロット分のメモ
リ領域には引き続きスライディングコリレータ部3とメ
モリ部9からの処理されたデータをセレクタ部4を通じ
て格納していく。
【0033】RAKE部7は制御部11からの制御情報
で、入力されるデータをRAKE合成するか、しない
か、またはRAKE合成する場合、どのフィンガ同士を
合成するのか判断し処理を行う。またそのデータがフレ
ームの先頭であるかどうかをコードジェネレータ部2か
らのフレームタイミングによって検出する。上記コード
ジェネレータ部2から出力されるフレームタイミングは
メモリ部9からデータを読み出すときに基準としている
フィンガのフレームタイミングに受信信号入力から全フ
ィンガのシンボルデータをメモリ部5へ転送し終えるま
での一連の処理遅延を含んだタイミングとなる。
【0034】実施の形態2によれば、W−CDMAの逆
拡散装置でそれぞれのフィンガに入力される拡散受信信
号に対して、バッファとしてのメモリを設けてメモリを
2段構成とすることにより、同一タイミングで受信、逆
拡散され出力されるデータを全段のメモリに一時格納
し、セレクタ部で順番に後段メモリに格納する構成とさ
れており、このような構成によっても、全てのデータの
復調が容易に行える。
【0035】実施の形態3.図3は本発明の実施の形態
3に係る逆拡散装置を示すブロック図である。実施の形
態3に係る逆拡散装置は、制御部11、サーチャ部1、
コードジェネレータ部2、複数のスライディングコリレ
ータ部3−a,3−b,3−c、複数ポートメモリ部1
0、及びRAKE部7から構成されている。
【0036】サーチャ部1は、マルチパスフェージング
を受けた拡散受信信号から各パスを経由して到来した拡
散受信信号の先頭位置を検出するために設けられたもの
で、拡散受信信号と、コードジェネレータ部2から出力
されるCode_0を逆拡散コードとして入力し、パス
を検出してパス検出結果を制御部11に出力する。
【0037】制御部11は、サーチャ部1のパス検出結
果をもとに各パスの位相制御情報をコードジェネレータ
部2に出力する。ここでは、3パス分の位相情報1,
2,3とコード情報1,2,3をコードジェネレータ部
2に出力している。さらに、制御部11は各ブロックに
対してユーザのパスがどのフィンガにアサインされてい
るかを示す制御情報を出力している。
【0038】また、コードジェネレータ部2は、制御部
11からの各パスの位相情報及びコード情報を受けて、
各パスについて拡散受信信号に同期したフレームタイミ
ングとシンボルタイミングと逆拡散コードを生成して出
力する。
【0039】スライディングコリレータ部3−a,3
b,3−cは、拡散受信信号と、コードジェネレータ部
2からのシンボルタイミングと逆拡散コードを入力と
し、上記制御部11からの制御情報に基づいて受信信号
と逆拡散コードとの相関演算を行い、シンボル毎に相関
値を累算し積分相関値を各パス毎に出力する。出力する
データはそれぞれ複数ポートメモリ部10に独立したタ
イミングで書き込まれる。複数ポートメモリ部10は2
スロット分のデータを蓄える領域を持ち、1スロット分
のデータが格納された段階でRAKE部7に出力し、そ
の間もう一方のデータ1スロット分のメモリ領域には引
き続きスライディングコリレータ部3からの処理された
データをそれぞれのポートから格納していく。
【0040】RAKE部7は制御部11からの制御情報
で、入力されるデータをRAKE合成するか、しない
か、またはRAKE合成する場合、どのフィンガ同士を
合成するのか判断し処理を行う。またそのデータがフレ
ームの先頭であるかどうかをコードジェネレータ部2か
らのフレームタイミングによって検出する。上記コード
ジェネレータ部2から出力されるフレームタイミングは
一番遅いフィンガのフレームタイミングに、受信信号入
力から全フィンガのシンボルデータを複数ポートメモリ
部10へ転送し終えるまでの一連の処理遅延を含んだタ
イミングとなる。
【0041】実施の形態3によれば、メモリに複数ポー
トメモリを使用することで、全てのデータの復調が容易
に行える。
【0042】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
W−CDMAの逆拡散装置において、複数パスのパス間
の遅延量がシンボルをまたぐ場合、また、現在接続して
いる基地局間で通信データにオフセットがある場合でそ
のオフセットがレートによってシンボルをまたぐ場合で
も、全てのデータの復調を容易に可能とすることができ
る逆拡散装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る逆拡散装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る逆拡散装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係る逆拡散装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】信号フォーマットを示す図である。
【図5】従来の逆拡散装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】図4のサーチャ部の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】遅延が無い場合の各シンボル位置を示した図で
ある。
【図8】遅延がある場合の各シンボル位置を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 サーチャ部、2 コードジェネレータ部、3−a,
3−b,3−c スライディングコリレータ部、4 セ
レクタ部、5 メモリ部、6 アドレスジェネレータ
部、7 RAKE部、8−a,8−b,8−c 遅延
器、9−a,9−b,9−c メモリ部、10 複数ポ
ートメモリ部、11 制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数パスを経由して到来した拡散受信信
    号を各々同相合成して逆拡散する逆拡散装置であって、
    上記拡散受信信号とコードジェネレータ部からの各パス
    のシンボルタイミング及び逆拡散コードを入力し、上記
    拡散受信信号と逆拡散コードとの相関演算を行い、シン
    ボル毎に相関値を累算し積分相関値を各パス毎に出力す
    る複数のスライディングコリレータ部を備えた逆拡散装
    置において、 上記スライディングコリレータの入力に各パス間の遅延
    量をそろえるための遅延手段を備えたことを特徴とする
    逆拡散装置。
  2. 【請求項2】 上記遅延手段は、バッファメモリにより
    構成されることを特徴とする請求項1に記載の逆拡散装
    置。
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