JP2001285080A - 復号装置、復号方法及び復号プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

復号装置、復号方法及び復号プログラムが記録された記録媒体

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JP2001285080A
JP2001285080A JP2000097946A JP2000097946A JP2001285080A JP 2001285080 A JP2001285080 A JP 2001285080A JP 2000097946 A JP2000097946 A JP 2000097946A JP 2000097946 A JP2000097946 A JP 2000097946A JP 2001285080 A JP2001285080 A JP 2001285080A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い確率でランダム誤りが生じた符号に対し
ても高精度に且つ効率よく復号を行う。 【解決手段】 復号装置3は、内符号としての縦列連接
符号化変調(以下、SCTCMと記す。)方式による符
号の復号を行うSCTCM復号器40と、入力したデー
タの順序を元に戻す畳み込みデインターリーバ50と、
外符号としてのリード・ソロモン符号(以下、RS符号
と記す。)の復号を行うRS復号器60と、SCTCM
復号器40により生成された復号データD9に含まれる
誤りの多少を判定する判定部70とを備える。復号装置
3は、RS復号器60によって、判定部70により得ら
れた判定結果に応じて、消失訂正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連接符号化された
データを復号する復号装置、復号方法及び復号プログラ
ムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、移動体通信や深宇宙通信
といった通信分野、地上波又は衛星ディジタル放送とい
った放送分野、及び記録媒体に対する記録及び/又は再
生を行う磁気、光又は光磁気記録分野の研究が著しく進
められているが、それにともない、誤り訂正符号化及び
復号の効率化を目的として符号理論の研究も盛んに行わ
れている。
【0003】符号性能の理論的限界としては、いわゆる
シャノンの通信路符号化定理により与えられるシャノン
限界が知られている。シャノンの通信路符号化定理と
は、「通信路容量C(ビット/シンボル)の通信路を用
いて伝送速度R(ビット/シンボル)で情報を伝送する
場合に、R≦Cであるならば、誤り確率を限りなく
“0”に近づけることができる符号化方法が存在する」
という定理であり、シャノン限界とは、誤りなしに送信
可能な伝送速度の理論上の限界である。
【0004】このシャノン限界に近い性能を示す符号化
方法として、例えば、C. BerrouらによるU.S. Patent #
5,446,747号公報に記載され、ターボ符号・復号と呼ば
れる並列連接畳み込み符号(Parallel Concatenated Co
nvolutional Codes)による符号化・復号方法が知られ
ている。
【0005】この並列連接畳み込み符号による符号化
は、2つの畳み込み符号化器とインターリーバとを並列
に連接して構成される装置により行われる。そして、並
列連接畳み込み符号の復号は、軟出力(soft-output)
を出力する2つの復号回路により構成される装置により
行われ、2つの復号回路の間で情報をやり取りし、最終
的な復号結果が得られる。
【0006】また、シャノン限界に近い性能を示す符号
化方法として、例えば、「S. Benedetto, G. Montorsi,
D. Divsalar, F. Pollara, “Serial Concatenation o
f Interleaved Codes: Performance Analysis, Design,
and Iterative Decoding”,TDA Progress Report 42-1
26, Jet Propulsion Laboratory, Pasadena, Californi
a, Aug. 15, 1996」に記載されている縦列連接畳み込み
符号(Serially Concatenated Convolutional Codes)
による符号化方法も知られている。
【0007】この縦列連接畳み込み符号による符号化
は、2つの畳み込み符号化器とインターリーバとを縦列
に連接して構成される装置により行われる。そして、縦
列連接畳み込み符号の復号は、軟出力(soft-output)
を出力する2つの復号回路を縦列に連接して構成される
装置により行われ、2つの復号回路の間で情報をやり取
りし、最終的な復号結果が得られる。
【0008】以下、並列連接畳み込み符号又は縦列連接
畳み込み符号による符号化を行う符号化装置、及び並列
連接畳み込み符号又は縦列連接畳み込み符号の復号を行
う復号装置について説明する。なお、以下の説明におい
ては、図11に示すように、ディジタル情報を図示しな
い送信装置が備える符号化装置201,401により並
列連接畳み込み符号化又は縦列連接畳み込み符号化し、
その出力を雑音のある無記憶通信路202,402を介
して図示しない受信装置に入力して、この受信装置が備
える復号装置203,403により復号し、観測する場
合を考える。
【0009】まず、並列連接畳み込み符号による符号化
を行う符号化装置201、及び並列連接畳み込み符号の
復号を行う復号装置203について説明する。
【0010】並列連接畳み込み符号による符号化を行う
符号化装置201としては、例えば図12に示すよう
に、入力したデータを遅延させる遅延器210と、畳み
込み演算を行う2つの畳み込み符号化器220,240
と、入力したデータの順序を並べ替えるインターリーバ
230とを備えるものがある。この符号化装置201
は、入力した1ビットの入力データD201に対して、
符号化率が“1/3”の並列連接畳み込み演算を行い、
3ビットの符号化データD204,D205,D206
に変換し、図示しない変調器等を介して外部に出力す
る。
【0011】遅延器210は、3ビットの符号化データ
D204,D205,D206が出力されるタイミング
を合わせるために備えられるものであって、1ビットの
入力データD201を入力すると、この入力データD2
01をインターリーバ230が要する処理時間と同じ時
間だけ遅延させる。遅延器210は、遅延させて得られ
た遅延データD202を、符号化データD204として
外部に出力するとともに、後段の畳み込み符号化器22
0に出力する。
【0012】畳み込み符号化器220は、遅延器210
から出力された1ビットの遅延データD202を入力す
ると、この遅延データD202に対して畳み込み演算を
行い、演算結果を1ビットの符号化データD205とし
て外部に出力する。
【0013】インターリーバ230は、1つのビット系
列からなる入力データD201を入力し、この入力デー
タD201を構成する各ビットの順序を並べ替え、生成
したインターリーブデータD203を後段の畳み込み符
号化器240に出力する。
【0014】畳み込み符号化器240は、インターリー
バ230から供給される1ビットのインターリーブデー
タD203を入力すると、このインターリーブデータD
203に対して畳み込み演算を行い、演算結果を1ビッ
トの符号化データD206として外部に出力する。
【0015】このような符号化装置201は、1ビット
の入力データD201を入力すると、この入力データD
201を組織成分の符号化データD204として、遅延
器210を介してそのまま外部に出力するとともに、畳
み込み符号化器220による遅延データD202の畳み
込み演算の結果得られる符号化データD205と、畳み
込み符号化器240によるインターリーブデータD20
3の畳み込み演算の結果得られる符号化データD206
とを外部に出力することによって、全体として、符号化
率が“1/3”の並列連接畳み込み演算を行う。この符
号化装置201により符号化されたデータは、図示しな
い変調器により所定の変調方式に基づいて信号点のマッ
ピングが行われ、無記憶通信路202を介して受信装置
に出力される。
【0016】一方、符号化装置201による並列連接畳
み込み符号の復号を行う復号装置203としては、例え
ば図13に示すように、軟出力復号を行う2つの軟出力
復号回路250,280と、入力したデータの順序を並
べ替えるインターリーバ260と、入力したデータの順
序を元に戻す2つのデインターリーバ270,310
と、2つのデータを加算する加算器290と、入力した
データを2値化する2値化回路300とを備えるものが
ある。この復号装置203は、無記憶通信路202上で
発生したノイズの影響によりアナログ値をとり軟入力
(soft-input)とされる受信語D207,D208,D
209から符号化装置201における入力データD20
1を推定し、復号データD216として出力する。
【0017】軟出力復号回路250は、符号化装置20
1における畳み込み符号化器220に対応して備えられ
るものであり、いわゆるBCJR(Bahl, Cocke, Jelin
ek and Raviv)アルゴリズムに基づくMAP(Maximum
A Posteriori probability)復号やSOVA(Soft Out
put Viterbi Algorithm)復号を行うものである。軟出
力復号回路250は、受信装置により受信され、符号化
データD204,D205に対応する軟入力の受信語D
207,D208を入力するとともに、デインターリー
バ270から出力された軟入力の情報ビットに対する事
前確率情報D210を入力し、これらの受信語D20
7,D208と事前確率情報D210とを用いて、軟出
力復号を行う。そして、軟出力復号回路250は、符号
の拘束条件により求められる情報ビットに対する外部情
報D211を生成し、この外部情報D211を後段のイ
ンターリーバ260に軟出力として出力する。
【0018】インターリーバ260は、軟出力復号回路
250から出力された軟入力である情報ビットに対する
外部情報D211に対して、符号化装置201における
インターリーバ230と同一の置換位置情報に基づいた
インターリーブを施す。インターリーバ260は、イン
ターリーブして得られたデータを後段の軟出力復号回路
280における情報ビットに対する事前確率情報D21
2として出力するとともに、後段の加算器290に出力
する。
【0019】デインターリーバ270は、符号化装置2
01におけるインターリーバ230によりインターリー
ブされたインターリーブデータD203のビット配列
を、それぞれ、元の入力データD201のビット配列に
戻すように、軟出力復号回路280から出力される軟入
力の外部情報D213にデインターリーブを施す。デイ
ンターリーバ270は、デインターリーブして得られた
データを軟出力復号回路250における情報ビットに対
する事前確率情報D210として出力する。
【0020】軟出力復号回路280は、符号化装置20
1における畳み込み符号化器240に対応して備えられ
るものであり、軟出力復号回路250と同様に、上述し
たBCJRアルゴリズムに基づくMAP復号やSOVA
復号を行うものである。軟出力復号回路280は、受信
装置により受信され、符号化データD206に対応する
軟入力の受信語D209を入力するとともに、インター
リーバ260から出力された軟入力の情報ビットに対す
る事前確率情報D212を入力し、これらの受信語D2
09と事前確率情報D212とを用いて、軟出力復号を
行う。そして、軟出力復号回路280は、符号の拘束条
件により求められる情報ビットに対する外部情報D21
3を生成し、この外部情報D213をデインターリーバ
270に軟出力として出力するとともに、加算器290
に出力する。
【0021】加算器290は、インターリーバ260か
ら出力された軟入力の情報ビットに対する事前確率情報
D212と、軟出力復号回路280から出力された情報
ビットに対する外部情報D213とを加算する。加算器
290は、得られた外部情報D214を後段の2値化回
路300に軟出力として出力する。
【0022】2値化回路300は、加算器290により
生成された軟出力の外部情報D214に基づいて、この
外部情報D214を2値化し、硬出力(hard-output)
のデータD215として出力する。
【0023】デインターリーバ310は、符号化装置2
01におけるインターリーバ230によりインターリー
ブされたインターリーブデータD203のビット配列
を、それぞれ、元の入力データD201のビット配列に
戻すように、2値化回路300から出力される硬出力の
データD215にデインターリーブを施す。デインター
リーバ310は、デインターリーブして得られたデータ
を硬出力の復号データD216として外部に出力する。
【0024】このような復号装置203は、受信語D2
07,D208,D209を受信すると、軟出力復号回
路250乃至軟出力復号回路280の復号動作を例えば
数回乃至数十回といった所定の回数だけ反復して行い、
所定の回数の復号動作の結果得られた軟出力の外部情報
に基づいて、復号データD216を出力する。
【0025】以上のように、符号化装置201と復号装
置203とにより構成されるシステムにおいては、並列
連接畳み込み符号による符号化及び並列連接畳み込み符
号の復号を行うことが可能となる。
【0026】つぎに、縦列連接畳み込み符号による符号
化を行う符号化装置401、及び縦列連接畳み込み符号
の復号を行う復号装置403について説明する。
【0027】縦列連接畳み込み符号による符号化を行う
符号化装置401としては、例えば図14に示すよう
に、外符号と呼ばれる符号の符号化を行う畳み込み符号
化器410と、入力したデータの順序を並べ替えるイン
ターリーバ420と、内符号と呼ばれる符号の符号化を
行う畳み込み符号化器430とを備えるものがある。こ
の符号化装置401は、入力した4ビットの入力データ
D401に対して、符号化率が“4/6=2/3”の縦
列連接畳み込み演算を行い、6ビットの符号化データD
404に変換し、図示しない変調器等を介して外部に出
力する。
【0028】畳み込み符号化器410は、4ビットの入
力データD401を入力すると、この入力データD40
1に対して畳み込み演算を行い、演算結果を5ビットの
符号化データD402として後段のインターリーバ42
0に出力する。すなわち、畳み込み符号化器410は、
外符号の符号化として符号化率が“4/5”の畳み込み
演算を行い、符号化データD402を後段のインターリ
ーバ420に出力する。
【0029】インターリーバ420は、畳み込み符号化
器410から出力された5つのビット系列からなる符号
化データD402を入力し、この符号化データD402
を構成する各ビットの順序を並べ替え、生成したインタ
ーリーブデータD403を後段の畳み込み符号化器43
0に出力する。
【0030】畳み込み符号化器430は、5ビットのイ
ンターリーブデータD403を入力すると、このインタ
ーリーブデータD403に対して畳み込み演算を行い、
演算結果を6ビットの符号化データD404として外部
に出力する。すなわち、畳み込み符号化器430は、内
符号の符号化として符号化率が“5/6”の畳み込み演
算を行い、符号化データD404を外部に出力する。
【0031】このような符号化装置401は、畳み込み
符号化器410により外符号の符号化として符号化率が
“4/5”の畳み込み演算を行い、畳み込み符号化器4
30により内符号の符号化として符号化率が“5/6”
の畳み込み演算を行うことによって、全体として、符号
化率が“(4/5)×(5/6)=4/6=2/3”の
縦列連接畳み込み演算を行う。この符号化装置401に
より符号化されたデータは、図示しない変調器により所
定の変調方式に基づいて信号点のマッピングが行われ、
無記憶通信路402を介して受信装置に出力される。
【0032】一方、符号化装置401による縦列連接畳
み込み符号の復号を行う復号装置403としては、例え
ば図15に示すように、内符号の復号を行う軟出力復号
回路440と、入力したデータの順序を元に戻すデイン
ターリーバ450と、入力したデータの順序を並べ替え
るインターリーバ460と、外符号の復号を行う軟出力
復号回路470とを備えるものがある。この復号装置4
03は、無記憶通信路402上で発生したノイズの影響
によりアナログ値をとり軟入力とされる受信語D405
から符号化装置401における入力データD401を推
定し、復号データD410として出力する。
【0033】軟出力復号回路440は、符号化装置40
1における畳み込み符号化器430に対応して備えられ
るものであり、上述したBCJRアルゴリズムに基づく
MAP復号やSOVA復号を行うものである。軟出力復
号回路440は、受信装置により受信された軟入力の受
信語D405を入力するとともに、インターリーバ46
0から供給された軟入力の情報ビットに対する事前確率
情報D406を入力し、これらの受信語D405と事前
確率情報D406とを用いて、内符号の軟出力復号を行
う。そして、軟出力復号回路440は、符号の拘束条件
により求められる情報ビットに対する外部情報D407
を生成し、この外部情報D407を後段のデインターリ
ーバ450に軟出力として出力する。なお、この外部情
報D407は、符号化装置401におけるインターリー
バ420によりインターリーブされたインターリーブデ
ータD403に対応するものである。
【0034】デインターリーバ450は、符号化装置4
01におけるインターリーバ420によりインターリー
ブされたインターリーブデータD403のビット配列
を、それぞれ、元の符号化データD402のビット配列
に戻すように、軟出力復号回路440から出力される軟
入力の外部情報D407にデインターリーブを施す。デ
インターリーバ450は、デインターリーブして得られ
たデータを後段の軟出力復号回路470における符号ビ
ットに対する事前確率情報D408として出力する。
【0035】インターリーバ460は、軟出力復号回路
470から出力された軟入力である符号ビットに対する
外部情報D409に対して、符号化装置401における
インターリーバ420と同一の置換位置情報に基づいた
インターリーブを施す。インターリーバ460は、イン
ターリーブして得られたデータを軟出力復号回路440
における情報ビットに対する事前確率情報D406とし
て出力する。
【0036】軟出力復号回路470は、符号化装置40
1における畳み込み符号化器410に対応して備えられ
るものであり、軟出力復号回路440と同様に、上述し
たBCJRアルゴリズムに基づくMAP復号やSOVA
復号を行うものである。軟出力復号回路470は、デイ
ンターリーバ450から出力された軟入力の符号ビット
に対する事前確率情報D408を入力するとともに、図
示しないが、値が“0”である情報ビットに対する事前
確率情報を入力し、これらの事前確率情報を用いて、外
符号の軟出力復号を行う。そして、軟出力復号回路47
0は、符号の拘束条件により求められる符号ビットに対
する外部情報D409を生成し、この外部情報D409
をインターリーバ460に軟出力として出力する。ま
た、軟出力復号回路470は、図示しないが、符号の拘
束条件により求められる情報ビットに対する外部情報を
生成し、この外部情報に基づいて、硬出力の復号データ
D410を出力する。
【0037】このような復号装置403は、受信語D4
05を受信すると、軟出力復号回路440乃至軟出力復
号回路470の復号動作を例えば数回乃至数十回といっ
た所定の回数だけ反復して行い、所定の回数の復号動作
の結果得られた軟出力の外部情報に基づいて、復号デー
タD410を出力する。
【0038】以上のように、符号化装置401と復号装
置403とにより構成されるシステムにおいては、縦列
連接畳み込み符号による符号化及び縦列連接畳み込み符
号の復号を行うことが可能となる。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した符
号化装置201と復号装置203とにより構成されるシ
ステムや、符号化装置401と復号装置403とにより
構成されるシステムに限らず、データを送受信するシス
テムにおいては、データの伝送品質が低下すると、いわ
ゆるランダム誤りが局所的に高い確率で生じることがあ
る。特に、符号化装置401と復号装置403とにより
構成されるシステムのような縦列連接畳み込み符号によ
る符号化を行うシステムや、縦列連接畳み込み符号によ
る符号化と多値変調とを組み合わせた縦列連接符号化変
調(Serial Concatenated TrellisCoded Modulation)
方式による符号化を行うシステムにおいては、ビットエ
ラーレートと、1ビットあたりの信号対雑音電力比(E
b/N0)との関係で示される性能曲線に現れるいわゆる
エラーフロア領域において、ランダム誤りが例えばフレ
ーム単位で約10-1もの確率で生じる場合があることが
知られている。
【0040】また、符号化装置201と復号装置203
とにより構成されるシステムのような並列連接畳み込み
符号による符号化を行うシステムや、並列連接畳み込み
符号による符号化と多値変調とを組み合わせたターボ符
号化変調(Turbo Trellis Coded Modulation)方式によ
る符号化を行うシステムにおいても、性能曲線に現れる
いわゆるウォーターフォール領域において、例えばフレ
ーム単位といった局所的に見ると、ランダム誤りが高い
確率で生じる傾向にあることが見出された。
【0041】このように、上述したシステムにおいて
は、全体で見れば、ビットエラーレートが例えば10-3
乃至10-6程度といったように、優れた特性を有するも
のの、フレーム単位といった局所的には、高い確率でラ
ンダム誤りが生じることがあった。この対策としては、
ブロック符号を外符号として連接することが考えられる
が、ランダム誤りがフレーム単位といった局所的に高い
確率で生じる場合には、性能を向上させることはできな
かった。
【0042】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、高い確率でランダム誤りが生じた符号に
対しても高精度に且つ効率よく復号を行うことができる
復号装置、復号方法並びに復号プログラムが記録された
記録媒体を提供することを目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる復号装置は、入力されたデータに対し
て、消失訂正が可能な第1の符号による符号化を行う第
1の符号化手段と、第2の符号による符号化を行う第2
の符号化手段とを、インターリーブ手段を介して連接し
た符号化機器により符号化された符号の復号を行う復号
装置であって、第2の符号の復号を行う第1の復号手段
と、インターリーブ手段により並べ替えられたデータの
符号ブロック配列を、第1の符号により符号化されたデ
ータの符号ブロック配列に戻すように、第1の復号手段
により復号されて供給された復号データにデインターリ
ーブを施すデインターリーブ手段と、第1の符号の復号
を行う第2の復号手段と、復号データに含まれる誤りの
多少を判定する判定手段とを備え、第2の復号手段は、
判定手段により得られた判定結果に応じて、消失訂正を
行うことを特徴としている。
【0044】このような本発明にかかる復号装置は、判
定手段により復号データに含まれる誤りの多少を判定
し、その判定結果に応じて、第2の復号手段により消失
訂正を行う。
【0045】また、上述した目的を達成する本発明にか
かる復号方法は、入力されたデータに対して、消失訂正
が可能な第1の符号による符号化を行う第1の符号化工
程と、第2の符号による符号化を行う第2の符号化工程
とを、インターリーブ工程を介して連接して行う符号化
方法により符号化された符号の復号を行う復号方法であ
って、第2の符号の復号を行う第1の復号工程と、イン
ターリーブ工程にて並べ替えられたデータの符号ブロッ
ク配列を、第1の符号により符号化されたデータの符号
ブロック配列に戻すように、第1の復号工程にて復号さ
れて供給された復号データにデインターリーブを施すデ
インターリーブ工程と、第1の符号の復号を行う第2の
復号工程と、復号データに含まれる誤りの多少を判定す
る判定工程とを備え、第2の復号工程では、判定工程に
て得られた判定結果に応じて、消失訂正を行うことを特
徴としている。
【0046】このような本発明にかかる復号方法は、復
号データに含まれる誤りの多少を判定し、その判定結果
に応じて、第1の符号の復号の際に消失訂正を行う。
【0047】さらに、上述した目的を達成する本発明に
かかる復号プログラムが記録された記録媒体は、入力さ
れたデータに対して、消失訂正が可能な第1の符号によ
る符号化を行う第1の符号化工程と、第2の符号による
符号化を行う第2の符号化工程とを、インターリーブ工
程を介して連接して行う符号化方法により符号化された
符号の復号を行うコンピュータ制御可能な復号プログラ
ムが記録された記録媒体であって、復号プログラムは、
第2の符号の復号を行う第1の復号工程と、インターリ
ーブ工程にて並べ替えられたデータの符号ブロック配列
を、第1の符号により符号化されたデータの符号ブロッ
ク配列に戻すように、第1の復号工程にて復号されて供
給された復号データにデインターリーブを施すデインタ
ーリーブ工程と、第1の符号の復号を行う第2の復号工
程と、復号データに含まれる誤りの多少を判定する判定
工程とを備え、第2の復号工程では、判定工程にて得ら
れた判定結果に応じて、消失訂正を行うことを特徴とし
ている。
【0048】このような本発明にかかる復号プログラム
が記録された記録媒体は、復号データに含まれる誤りの
多少を判定し、その判定結果に応じて、第1の符号の復
号の際に消失訂正を行う復号プログラムを提供する。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0050】この実施の形態は、図1に示すように、デ
ィジタル情報を図示しない送信装置が備える符号化装置
1により符号化し、その出力を雑音のある無記憶通信路
2を介して図示しない受信装置に入力して、この受信装
置が備える復号装置3により復号する通信モデルに適用
したデータ送受信システムである。
【0051】このデータ送受信システムにおいて、符号
化装置1は、第1の符号(以下、外符号と記す。)とし
てのリード・ソロモン符号(Reed-Solomon code;以
下、RS符号と記す。)による符号化と、第2の符号
(以下、内符号と記す。)としての縦列連接符号化変調
(Serial Concatenated Trellis Coded Modulation;以
下、SCTCMと記す。)方式による符号化とを連接し
て行うものである。また、復号装置3は、符号化装置1
により符号化がなされた符号の復号を行うものであり、
SCTCM方式による符号を復号する際に誤りの多少を
判定し、その判定結果に応じて、SCTCM方式による
符号の復号データが消失されたことを示す消失フラグを
SCTCM方式による符号のフレーム単位で付与し、R
S符号を復号する際に消失訂正を行うものである。
【0052】符号化装置1は、図2に示すように、外符
号としてRS符号による符号化を行う第1の符号化手段
であるRS符号化器10と、入力したデータの順序を並
べ替えるインターリーブ手段であるブロックインターリ
ーバ20と、内符号としてSCTCM方式による符号化
を行う第2の符号化手段であるSCTCM符号化器30
とを備える。
【0053】RS符号化器10は、情報系列として入力
した入力データD1に対して、RS符号による符号化を
施す。具体的には、RS符号化器10は、入力データD
1を一定長のブロックに分割し、例えば図3に示すよう
に、1シンボルを8ビットのデータとし、239シンボ
ルの情報点数を有するデータに対して、16シンボルの
検査点数を有するパリティを付加して構成される符号長
が255シンボルの符号ブロックを生成する。RS符号
化器10は、生成した符号ブロックを符号化データD2
として後段のブロックインターリーバ20に出力する。
【0054】ブロックインターリーバ20は、RS符号
化器10から供給された符号化データD2に対して、所
定の深さ及び長さのブロックインターリーブを施し、符
号化データD2を構成する各符号ブロックの順序を置換
して並べ替え、インターリーブデータD3を生成する。
具体的には、ブロックインターリーバ20は、図4に示
すように、RS符号化器10により生成されたRS符号
の符号ブロックを同図中縦方向に図示しないメモリに書
き込むことによって、255シンボル×16Kビットか
らなる1ブロックを形成する。そして、ブロックインタ
ーリーバ20は、メモリに保持された1ブロックのデー
タを同図中横方向に読み出すことによって、各符号ブロ
ックの順序を置換して並べ替える。すなわち、ブロック
インターリーバ20は、同図に示すようなブロック単位
でブロックインターリーブを行う。ここで、メモリに対
するデータの書き込み方向で表される1シンボル×16
Kビットのデータは、SCTCM方式による符号の1フ
レームを構成する。ブロックインターリーバ20は、生
成したインターリーブデータD3を後段のSCTCM符
号化器30に出力する。
【0055】SCTCM符号化器30は、ブロックイン
ターリーバ20から供給されたインターリーブデータD
3に対して、SCTCM方式による符号化を施す。具体
的には、SCTCM符号化器30は、図5に示すよう
に、要素符号としての畳み込み演算を行う2つの畳み込
み符号化器31,33と、畳み込み符号化器31,33
の間に設けられて入力されたデータの順序を並べ替える
インターリーバ32と、所定の変調方式に基づいて信号
点のマッピングを行う多値変調マッピング回路34とを
有する。
【0056】畳み込み符号化器31は、例えば2ビット
単位でインターリーブデータD3を入力すると、このイ
ンターリーブデータD3に対して畳み込み演算を行い、
演算結果を例えば3ビットの符号化データD5として後
段のインターリーバ32に供給する。すなわち、畳み込
み符号化器31は、入力されたkビットのデータに対し
て、符号化率が“k/k+1”の畳み込み演算を行い、
符号化データD5を後段のインターリーバ32に供給す
る。
【0057】インターリーバ32は、畳み込み符号化器
31から供給された符号化データD5を入力し、この符
号化データD5を構成する各ビットの順序を図示しない
記憶部等に予め格納している置換位置情報に基づいて並
べ替え、インターリーブデータD6を生成する。インタ
ーリーバ32は、生成したインターリーブデータD6を
後段の畳み込み符号化器33に供給する。
【0058】畳み込み符号化器33は、例えば3ビット
単位でインターリーブデータD6を入力すると、このイ
ンターリーブデータD6に対して畳み込み演算を行い、
演算結果を例えば3ビットの符号化データD7として後
段の多値変調マッピング回路34に供給する。すなわ
ち、畳み込み符号化器33は、入力されたkビットのデ
ータに対して、符号化率が“k/k=1”の畳み込み演
算を行い、符号化データD7を後段の多値変調マッピン
グ回路34に供給する。
【0059】多値変調マッピング回路34は、畳み込み
符号化器33から供給された符号化データD7を、クロ
ックに同期させて、例えば8PSK(8-Phase Shift Ke
ying)変調方式の伝送シンボルにマッピングする。すな
わち、多値変調マッピング回路34は、畳み込み符号化
器33から供給された例えば3ビットの符号化データD
7を1つの伝送シンボルD4としてマッピングする。多
値変調マッピング回路34は、生成した伝送シンボルD
4を外部に出力する。
【0060】このようなSCTCM符号化器30は、入
力したインターリーブデータD3に対して、2つの畳み
込み符号化器31,33及びインターリーバ32により
縦列連接畳み込み演算を行い、得られた符号化データD
7を、多値変調マッピング回路34により例えば8PS
K変調方式の伝送シンボルD4にマッピングする。SC
TCM符号化器30は、生成した伝送シンボルD4を外
部に出力する。
【0061】以上のような各部を備える符号化装置1
は、RS符号化器10により外符号の符号化としてRS
符号による符号化を行い、ブロックインターリーバ20
を介して、SCTCM符号化器30により内符号の符号
化としてSCTCM方式による符号化を行う。この符号
化装置1により符号化され且つ変調されたデータは、無
記憶通信路2を介して受信装置に出力される。
【0062】一方、復号装置3は、図6に示すように、
内符号としてのSCTCM方式による符号の復号を行う
第1の復号手段であるSCTCM復号器40と、入力し
たデータの順序を元に戻すデインターリーブ手段である
ブロックデインターリーバ50と、外符号としてのRS
符号の復号を行う第2の復号手段であるRS復号器60
と、SCTCM復号器40により生成された復号データ
D9に含まれる誤りの多少を判定する判定手段である判
定部70と、この判定部70から供給された判定情報に
基づいてフレーム単位で消失フラグを付与する消失フラ
グ付与手段である消失フラグ付与部80とを備える。
【0063】SCTCM復号器40は、符号化装置1に
おけるSCTCM符号化器30に対応して備えられるも
のであり、無記憶通信路2上で発生したノイズの影響に
よりアナログ値をとり軟入力(soft-input)とされる受
信語D8から符号化装置1におけるインターリーブデー
タD3を推定し、復号データD9として出力することに
よって、内符号の復号を行う。具体的には、SCTCM
復号器40は、図7に示すように、軟出力(soft-outpu
t)復号を行う2つの軟出力復号回路41,44と、入
力したデータの順序を元に戻すデインターリーバ42
と、入力したデータの順序を並べ替えるインターリーバ
43と、入力したデータを2値化する2値化回路45と
を備える。
【0064】軟出力復号回路41は、SCTCM符号化
器30における畳み込み符号化器33に対応して備えら
れるものであり、いわゆるBCJR(Bahl, Cocke, Jel
inekand Raviv)アルゴリズムに基づく最大事後確率(M
aximum A Posteriori probability;以下、MAPと記
す。)復号を行う。軟出力復号回路41は、受信装置に
より受信された軟入力の受信語D8を入力するととも
に、インターリーバ43から供給された軟入力の情報ビ
ットに対する事前確率情報D12を入力し、これらの受
信語D8と事前確率情報D12とを用いて、BCJRア
ルゴリズムに基づくMAP復号を行い、SCTCM符号
化器30における畳み込み符号化器33により符号化さ
れた符号の軟出力復号を行う。軟出力復号回路41は、
符号の拘束条件により求められる外部情報D13を生成
し、この外部情報D13を後段のデインターリーバ42
に軟出力として供給する。なお、この外部情報D13
は、SCTCM符号化器30におけるインターリーバ3
2によりインターリーブされたインターリーブデータD
6に対応するものである。
【0065】デインターリーバ42は、SCTCM符号
化器30におけるインターリーバ32によりインターリ
ーブされたインターリーブデータD6のビット配列を、
それぞれ、元の符号化データD5のビット配列に戻すよ
うに、軟出力復号回路41から出力される軟入力の外部
情報D13にデインターリーブを施す。デインターリー
バ42は、デインターリーブして得られたデータを後段
の軟出力復号回路44における符号ビットに対する事前
確率情報D14として供給する。
【0066】インターリーバ43は、軟出力復号回路4
4から出力された軟入力である符号ビットに対する外部
情報D17に対して、SCTCM符号化器30における
インターリーバ32と同一の置換位置情報に基づいたイ
ンターリーブを施す。インターリーバ43は、インター
リーブして得られたデータを軟出力復号回路41におけ
る情報ビットに対する事前確率情報D12として供給す
る。
【0067】軟出力復号回路44は、SCTCM符号化
器30における畳み込み符号化器31に対応して備えら
れるものであり、上述したBCJRアルゴリズムに基づ
くMAP復号を行う。軟出力復号回路44は、デインタ
ーリーバ42から出力された軟入力の符号ビットに対す
る事前確率情報D14を入力するとともに、値が“0”
である情報ビットに対する事前確率情報D15を入力
し、これらの事前確率情報D14,D15を用いて、B
CJRアルゴリズムに基づくMAP復号を行い、SCT
CM符号化器30における畳み込み符号化器31により
符号化された符号の軟出力復号を行う。軟出力復号回路
44は、符号の拘束条件により求められる外部情報D1
6,D17を生成し、外部情報D16を後段の2値化回
路45に軟出力として供給するとともに、外部情報D1
7をインターリーバ43に軟出力として供給する。
【0068】2値化回路45は、軟出力復号回路44に
より生成された軟出力の外部情報D16に基づいて、軟
出力復号回路44から供給された外部情報D16を2値
化し、硬出力(hard-output)の復号データD9として
出力する。
【0069】このようなSCTCM復号器40は、SC
TCM符号化器30における畳み込み符号化器33,3
1のそれぞれに対応する軟出力復号回路41,44を備
えることによって、復号複雑度が高い符号を複雑度の小
さい要素に分解し、軟出力復号回路41,44の間の相
互作用により特性を逐次的に向上させることができる。
SCTCM復号器40は、受信語D8を入力すると、軟
出力復号回路41乃至軟出力復号回路44の復号動作を
例えば数回乃至数十回といった所定の回数だけ反復して
行い、所定の回数の復号動作の結果得られた軟出力の外
部情報D16に基づいて、復号データD9を後段のブロ
ックデインターリーバ50に出力する。また、SCTC
M復号器40は、後述するように、RS復号器60によ
り消失訂正を行うか否かを判定するための情報として、
復号データD9等を判定部70に出力する。
【0070】ブロックデインターリーバ50は、符号化
装置1におけるブロックインターリーバ20に対応して
備えられるものであり、ブロックインターリーバ20に
よりインターリーブされたインターリーブデータD3の
符号ブロック配列を、それぞれ、元の符号化データD2
の符号ブロック配列に戻すように、SCTCM復号器4
0から供給された復号データD9にブロックデインター
リーブを施す。ブロックデインターリーバ50は、デイ
ンターリーブして得られたデータを後段のRS復号器6
0における入力データD10として出力する。
【0071】RS復号器60は、符号化装置1における
RS符号化器10に対応して備えられるものであり、ブ
ロックデインターリーバ50から供給された入力データ
D10を復号し、復号データD11として出力すること
によって、外符号の復号を行う。具体的には、RS復号
器60は、入力データD10を構成する例えば符号長が
255シンボルの符号ブロックからRS符号による誤り
訂正処理を行い、復号データD11として出力する。こ
こで、RS復号器60は、パリティが16シンボルであ
ることから、符号ブロック内に発生した8シンボルまで
の誤りを訂正することができる。また、RS復号器60
は、後述するように、消失フラグ付与部80から供給さ
れるフラグ情報に基づいて消失訂正を行うこともでき、
この場合には、符号ブロック内に発生した16シンボル
までの誤りを訂正することができる。勿論、RS復号器
60は、通常の誤り訂正と消失訂正を併用することによ
って、符号ブロック内に発生した8シンボル乃至16シ
ンボルの誤りを訂正できることはいうまでもない。
【0072】判定部70は、後に詳述するが、SCTC
M復号器40から復号データD9等を入力し、これらの
情報に基づいて復号データD9に含まれる誤りの割合を
上述したSCTCM方式による符号のフレーム単位で評
価する。判定部70は、求めた誤りの割合に応じて誤り
の多少を判定し、判定結果を示す判定情報を消失フラグ
付与部80に出力する。
【0073】消失フラグ付与部80は、判定部70から
供給された判定情報に基づいてフレーム単位で消失フラ
グを付与し、消失フラグを付与したフレームを示すフラ
グ情報を図示しないメモリに保持する。消失フラグ付与
部80は、メモリに保持したフラグ情報をRS復号器6
0に出力する。
【0074】以上のような各部を備える復号装置3は、
SCTCM復号器40により内符号の軟出力復号を行
い、ブロックデインターリーバ50を介して、RS復号
器60により外符号の復号を行う。この際、復号装置3
は、SCTCM復号器40により内符号の軟出力復号を
行い得られた復号データD9に含まれる誤りの割合を判
定部70によりフレーム単位で評価し、その判定結果に
応じてRS復号器60により消失訂正を行う。
【0075】このような符号化装置1と復号装置3によ
り構成されるデータ送受信システムにおいては、符号化
装置1においてRS符号化器10とSCTCM符号化器
30とを連接することによって、符号化装置としてSC
TCM符号化器30を単体で用いた場合に比べ、性能を
向上させることができる。具体的には、符号化装置とし
てSCTCM符号化器30を単体で用いた場合におい
て、ビットエラーレートと、1ビットあたりの信号対雑
音電力比(Eb/N0)との関係で示される性能曲線は、
通常、ビットエラーレートが急激に減少する領域である
ウォーターフォール領域が、1ビットあたりの信号対雑
音電力比に対して任意の幅を有して形成される傾向を呈
するが、データ送受信システムにおいては、符号化装置
1においてRS符号化器10とSCTCM符号化器30
とを連接することによって、ビットエラーレートが1ビ
ットあたりの信号対雑音電力比に対して、より急激に減
少することを可能とし、いわゆるエラーフロア領域を除
去することができる。
【0076】さらに、データ送受信システムにおいて
は、復号装置3におけるSCTCM復号器40により得
られる復号データD9に対して、判定部70によりフレ
ーム単位で誤りの多少を判定し、その判定結果に応じて
RS復号器60により消失訂正を行うことによって、よ
り効率の高い誤り訂正処理を行うことができる。以下、
復号装置3における消失訂正を行うための判定処理につ
いて詳述する。
【0077】復号装置3において、判定部70による判
定処理としては、復号データD9を再符号化して得られ
たデータと、受信語D8とを比較することによって、復
号データD9に含まれる誤りの割合をフレーム単位で判
定することが考えられる。
【0078】この場合、判定部70としては、復号デー
タD9をSCTCM符号化器30と同一の構成からなる
符号化器に入力して再符号化するようにすればよい。
【0079】しかしながら、SCTCM符号化器30と
同一の構成からなる符号化器を設けることは回路規模の
増大を招く問題がある。そこでここでは、SCTCM復
号器40は、多くの誤りが生じていない場合には、顕著
な復号精度を示す一方で、多くの誤りが生じている場合
には、得られた復号データD9をSCTCM符号化器3
0における要素符号である畳み込み符号化器31と同一
の構成からなる符号化器に入力して再符号化したデータ
と、事前確率情報D14を硬判定して得られた硬判定デ
ータとが全く一致しなくなることに着目する。
【0080】この場合、判定部70としては、例えば図
8に示すように、畳み込み演算を行う畳み込み符号化器
71と、入力したデータを2値化する2値化回路72
と、2つのデータを比較する比較器73とを有するもの
が考えられる。
【0081】畳み込み符号化器71は、SCTCM符号
化器30における畳み込み符号化器31と同一の構成か
らなる。畳み込み符号化器71は、SCTCM復号器4
0により生成された復号データD9を入力し、この復号
データD9に対して畳み込み演算を行い、演算結果を再
符号化データD18として比較器73に供給する。
【0082】2値化回路72は、SCTCM復号器40
により生成された事前確率情報D14を硬判定して2値
化し、硬判定データD19として比較器73に供給す
る。
【0083】比較器73は、畳み込み符号化器71から
供給された再符号化データD18と、2値化回路72か
ら供給された硬判定データD19とをフレーム単位で比
較する。
【0084】このような判定部70は、比較器73によ
って、畳み込み符号化器71により生成された再符号化
データD18と、2値化回路72により生成された硬判
定データD19とをフレーム単位で比較し、復号データ
D9に含まれる誤りの割合を求め、例えばその割合が設
定された所定の閾値を越えているか否かを示す情報を判
定情報として、消失フラグ付与部80に出力する。
【0085】また、判定部70による判定処理として
は、SCTCM復号器40における軟出力復号回路44
内部で生成される情報ビットu及び/又は符号ビットc
の尤度を示す事後確率情報、すなわち、情報ビットuが
“1”である確率P(u=1)と、情報ビットuが
“0”である確率P(u=0)との比の自然対数で表さ
れる符号の拘束条件に基づく事後確率情報や、符号ビッ
トcが“1”である確率P(c=1)と、符号ビットc
が“0”である確率P(c=0)との比の自然対数で表
される符号の拘束条件に基づく事後確率情報の分布に基
づいて、復号データD9に含まれる誤りの割合をフレー
ム単位で判定することが考えられる。
【0086】多くの誤りが生じていない場合における事
後確率情報は、例えば図9(A)に示すように、任意の
正負値に大きく分かれて分布することが知られている。
すなわち、事後確率情報が負の値に分布するものは、情
報ビットu又は符号ビットcが“0”である確率が高い
ことを示し、事後確率情報が正の値に分布するものは、
情報ビットu又は符号ビットcが“1”である確率が高
いことを示している。事後確率情報がこのような両極的
な分布を呈することは、とりもなおさず、誤りが少なく
復号の信頼性が高いことを示すものに他ならない。
【0087】一方、多くの誤りが生じている場合におけ
る事後確率情報は、例えば同図(B)に示すように、値
が“0”近傍に分布することが知られている。すなわ
ち、事後確率情報が“0”近傍に分布する場合には、情
報ビットu又は符号ビットcが“0”であるか“1”で
あるかの確率が1/2近傍であることを示しており、事
後確率情報が同図(A)に示したように正負値に明確に
分かれた分布を呈さず、このような分布を呈すること
は、誤りが多く復号の信頼性が低いことを示している。
【0088】そこで、判定部70としては、このような
情報を示す事後確率情報をSCTCM復号器40から入
力し、事後確率情報の分布を調べることによって、復号
データD9に含まれる誤りの割合をフレーム単位で求
め、例えばその割合が設定された所定の閾値を越えてい
るか否かを示す情報を判定情報として、消失フラグ付与
部80に出力するようにしてもよい。
【0089】さらに、判定部70による判定処理として
は、上述したSCTCM復号器40における軟出力復号
回路44内部で生成される情報ビットu及び/又は符号
ビットcの尤度を示す事後確率情報の収束状況に基づい
て、復号データD9に含まれる誤りの割合をフレーム単
位で判定することが考えられる。
【0090】SCTCM復号器40は、上述したよう
に、軟出力復号回路41乃至軟出力復号回路44の復号
動作を例えば数回乃至数十回といった所定の回数だけ反
復するが、この復号動作は、事後確率情報が或る値に収
束することを期待して行われるものである。すなわち、
多くの誤りが生じている場合には、事後確率情報は、軟
出力復号回路41乃至軟出力復号回路44の復号動作を
反復しても収束しない。
【0091】そこで、判定部70としては、事後確率情
報をSCTCM復号器40から入力し、事後確率情報の
収束状況を調べることによって、復号データD9に含ま
れる誤りの割合をフレーム単位で求め、例えばその割合
が設定された所定の閾値を越えているか否かを示す情報
を判定情報として、消失フラグ付与部80に出力するこ
ともできる。
【0092】復号装置3は、このような判定処理を判定
部70により行い、得られた判定情報に基づいて消失フ
ラグ付与部80によりフレーム単位で消失フラグを付与
し、RS復号器60により消失訂正を行うことができ
る。そのため、復号装置3は、上述したように、RS復
号器60により通常の誤り訂正を行う場合には、符号ブ
ロック内に発生した8シンボルまでの誤りしか訂正する
ことができないところを、消失訂正を併用することによ
って、最大で16シンボルまでの誤りを訂正することが
でき、フレーム内に多くの誤りが生じた場合にも、高精
度に且つ効率よく復号を行うことができる。
【0093】なお、復号データD9に含まれる誤りの割
合を比較するための閾値としては、予め設定されたもの
を用いてもよいが、例えば消失訂正を行うことで得られ
る効率と復号精度との兼ね合いに応じて、ユーザにより
任意に設定するようにしてもよい。
【0094】以上説明したように、本発明の実施の形態
として示したデータ送受信システムは、高精度に且つ効
率よく誤り訂正処理を行うことができ、ユーザに高い信
頼性を提供することができる。
【0095】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではない。例えば、上述した実施の形態で
は、符号化装置1におけるSCTCM符号化器30とし
て、畳み込み符号化器を2つ有するものとして説明した
が、本発明は、3つ以上の畳み込み符号化器を有し、各
畳み込み符号化器の間にインターリーバを設けたSCT
CM符号化器であっても適用可能である。この場合、復
号装置3におけるSCTC復号器としては、畳み込み符
号化器の数に応じた軟出力復号回路及びデインターリー
バ並びにインターリーバを有するものを用いることは勿
論である。
【0096】また、上述した実施の形態では、内符号の
符号化として、SCTCM方式による符号化を行うもの
として説明したが、本発明は、例えば、変調信号の信号
点の配置を行わない縦列連接畳み込み符号(Serially C
oncatenated ConvolutionalCodes)による符号化にも適
用できる他、並列連接畳み込み符号(Parallel Concate
nated Convolutional Codes)による符号化を行う場合
や、この並列連接畳み込み符号による符号化と多値変調
とを組み合わせたターボ符号化変調(Turbo Trellis Co
ded Modulation)方式による符号化を行う場合にも適用
できる。勿論この場合には、内符号の復号を行う復号器
としては、各種符号化器に対応したものを用いることは
いうまでもない。
【0097】さらに、上述した実施の形態では、外符号
の符号化として、RS符号による符号化を行うものとし
て説明したが、本発明は、これに拘泥するものではな
く、消失訂正を行うことが可能な符号であればいかなる
ものであっても適用することができる。
【0098】さらにまた、上述した実施の形態では、R
S符号及びSCTCM方式による符号の2つの符号を連
接するものとして説明したが、本発明は、3つ以上の符
号を連接する場合にも適用可能である。すなわち、本発
明は、少なくとも1つは消失訂正を行うことが可能な符
号を用いれば、その趣旨を達成するものである。
【0099】また、上述した実施の形態では、符号化装
置及び復号装置をデータ送受信システムにおける送信装
置及び受信装置に適用して説明したが、本発明は、例え
ばフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM又は
MO(Magneto Optical)といった磁気、光又は光磁気
ディスク等の記録媒体に対する記録及び/又は再生を行
う記録及び/又は再生装置に適用することもできる。こ
の場合、符号化装置により符号化されたデータは、無記
憶通信路に等価とされる記録媒体に記録され、復号装置
により復号されて再生される。
【0100】さらに、上述した実施の形態では、符号化
装置及び復号装置ともハードウェアにより構成された装
置であるものとして説明したが、これらの符号化装置及
び復号装置とも、例えばワークステーションやパーソナ
ルコンピュータといったコンピュータ装置において実行
可能なソフトウェアとして実現することが可能である。
以下、この例について、図10を参照して説明する。
【0101】コンピュータ装置150は、同図に示すよ
うに、各部を統括して制御するCPU(Central Proces
sing Unit)151と、各種プログラムを含む情報を格
納する読みとり専用のROM152と、ワークエリアと
して機能するRAM(RandomAccess Memory)153
と、各種プログラムやデータ等の記録及び/又は再生を
行うHDD(Hard Disk Drive)154と、これらのC
PU151、ROM152、RAM153及びHDD1
54を接続するバス155と、CPU151、ROM1
52、RAM153及びHDD154と後述する表示部
157、入力部158、通信部159及びドライブ16
0との間でデータの入出力を行うための入出力インター
フェース156と、各種情報を表示する表示部157
と、ユーザによる操作を受け付ける入力部158と、外
部との通信を行うための通信部159と、着脱自在とさ
れる記録媒体170に対する各種情報の記録及び/又は
再生を行うドライブ160とを備える。
【0102】CPU151は、バス155を介してRO
M152、RAM153及びHDD154と接続してお
り、これらのROM152、RAM153及びHDD1
54を制御する。また、CPU151は、バス155を
介して入出力インターフェース156に接続しており、
この入出力インターフェース156に接続されている表
示部157、入力部158、通信部159及びドライブ
160を制御する。さらに、CPU151は、ROM1
52、HDD154又はドライブ160に装着された記
録媒体170に記録されている各種プログラムを実行す
る。
【0103】ROM152は、各種プログラムを含む情
報を格納している。このROM152に格納されている
情報は、CPU151の制御の下に読み出される。
【0104】RAM153は、CPU151が各種プロ
グラムを実行する際のワークエリアとして機能し、CP
U151の制御の下に、各種データを一時記憶する。
【0105】HDD154は、CPU151の制御の下
に、ハードディスクに対して各種プログラムやデータ等
の記録及び/又は再生を行う。
【0106】バス155は、CPU151の制御の下
に、ROM152、RAM153及びHDD154から
読み出された各種データ等を伝送するとともに、RAM
153及びHDD154に記録する各種データ等を伝送
する。
【0107】入出力インターフェース156は、CPU
151の制御の下に表示部157に各種情報を表示する
ためのインターフェースと、ユーザにより入力部158
を介して操作された内容を示す制御信号をCPU151
に対して伝送するためのインターフェースと、CPU1
51の制御の下に通信部159を介して外部との間でデ
ータを入出力するためのインターフェースと、ドライブ
160に装着された記録媒体170に対して各種情報の
記録及び/又は再生を行うためのインターフェースとを
有し、CPU151、ROM152、RAM153及び
HDD154からのデータを表示部157、入力部15
8、通信部159及びドライブ160に対して出力した
り、表示部157、入力部158、通信部159及びド
ライブ160からのデータをCPU151、ROM15
2、RAM153及びHDD154に対して入力する。
【0108】表示部157は、例えばLCD(Liquid C
rystal Display)からなり、CPU151の制御の下
に、例えばHDD154に記録されていたデータ等の各
種情報を表示する。
【0109】入力部158は、例えばユーザによるキー
ボードやマウスの操作を受け付け、操作内容を示す制御
信号をCPU151に対して出力する。
【0110】通信部159は、CPU151の制御の下
に、例えばネットワーク回線や衛星回線等により外部と
の通信を行うインターフェースとして機能する。
【0111】ドライブ160は、例えばフロッピーディ
スク、CD−ROM又はMOといった磁気、光又は光磁
気ディスク等の記録媒体170を着脱し、CPU151
の制御の下に、装着された記録媒体170に対する各種
情報の記録及び/又は再生を行う。
【0112】このようなコンピュータ装置150は、C
PU151によって、上述した符号化装置1における符
号化処理及び/又は復号装置3における復号処理をプロ
グラムを実行することにより実現する。
【0113】まず、コンピュータ装置150における符
号化処理について説明する。コンピュータ装置150
は、例えばユーザが符号化プログラムを実行するための
所定の操作を行うと、入力部158によって、操作内容
を示す制御信号をCPU151に対して供給する。これ
に応じて、コンピュータ装置150は、CPU151に
よって、符号化プログラムをRAM153にロードして
実行し、符号化して得られた伝送シンボルを通信部15
9を介して外部へと出力するとともに、必要に応じて、
表示部157に処理結果等を表示する。
【0114】ここで、符号化プログラムは、例えば記録
媒体170により提供されるものであって、CPU15
1の制御の下に、この記録媒体170から直接読み出さ
れてもよく、ハードディスクに1度記録されたものが読
み出されてもよい。また、符号化プログラムは、ROM
152に予め格納されていてもよい。さらに、符号化の
対象とするデータは、ここではハードディスクに記録さ
れているものとする。なお、このデータは、上述した入
力データD1に対応するものである。
【0115】具体的には、コンピュータ装置150は、
CPU151により符号化プログラムを実行すると、C
PU151の制御の下に、ハードディスクに記録されて
いる所望のデータを読み出し、このデータに対して外符
号の符号化としてRS符号による符号化を行い、上述し
た符号化データD2に対応する符号化データを生成す
る。
【0116】続いて、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、生成した符号化データに対して
ブロックインターリーブを施し、上述したインターリー
ブデータD3に対応するインターリーブデータを生成す
る。
【0117】続いて、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、生成したインターリーブデータ
に対して内符号の符号化としてSCTCM方式による符
号化を行い、上述した伝送シンボルD4に対応する伝送
シンボルを生成する。
【0118】コンピュータ装置150は、CPU151
の制御の下に、生成した伝送シンボルを1度ハードディ
スク等に記録した後、所望のタイミングで伝送シンボル
を読み出し、通信部159を介して外部へと出力すると
ともに、必要に応じて、表示部157に処理結果等を表
示する。なお、生成した伝送シンボルは、記録媒体17
0等に記録することもできる。
【0119】このように、コンピュータ装置150は、
上述した符号化装置1における符号化処理を符号化プロ
グラムを実行することにより実現することができる。
【0120】つぎに、コンピュータ装置150における
復号処理について説明する。コンピュータ装置150
は、例えばユーザが復号プログラムを実行するための所
定の操作を行うと、入力部158によって、操作内容を
示す制御信号をCPU151に対して供給する。これに
応じて、コンピュータ装置150は、CPU151によ
って、復号プログラムをRAM153にロードして実行
し、通信部159を介して外部から受信し、上述した受
信語D8に対応するものでありハードディスク等に記録
されている受信語を復号するとともに、必要に応じて、
表示部157に処理結果等を表示する。
【0121】なお、復号プログラムも、符号化プログラ
ムと同様に、例えば記録媒体170により提供されるも
のであって、CPU151の制御の下に、この記録媒体
170から直接読み出されてもよく、ハードディスクに
1度記録されたものが読み出されてもよい。また、復号
プログラムは、ROM152に予め格納されていてもよ
い。
【0122】具体的には、コンピュータ装置150は、
CPU151により復号プログラムを実行すると、CP
U151の制御の下に、ハードディスクから読み出した
受信語、若しくは通信部159を介して受信した受信語
に対して例えばBCJRアルゴリズムに基づくMAP復
号を例えば数回乃至数十回といった所定の回数だけ反復
して行うことによって、内符号の軟出力復号を行い、上
述した復号データD9に対応する硬出力の復号データを
生成する。
【0123】また、コンピュータ装置150は、CPU
151の制御の下に、復号データに含まれる誤りの割合
をフレーム単位で評価し、求めた誤りの割合に応じて誤
りの多少を判定し、判定結果を示す判定情報を生成す
る。そして、コンピュータ装置150は、CPU151
の制御の下に、判定情報に基づいてフレーム単位で消失
フラグを付与し、消失フラグを付与したフレームを示す
フラグ情報をRAM153等に保持する。
【0124】続いて、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、生成した復号データに対して、
ブロックデインターリーブを施し、上述した入力データ
D10に対応する入力データを生成する。
【0125】続いて、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、生成した入力データに対して、
RS符号による誤り訂正処理を行い、上述した復号デー
タD11に対応する復号データを生成する。このとき、
コンピュータ装置150は、CPU151の制御の下
に、フラグ情報をRAM153等から読み出し、このフ
ラグ情報に基づいて、消失フラグが付与されたフレーム
については消失訂正を行う。
【0126】コンピュータ装置150は、CPU151
の制御の下に、得られた復号データをハードディスク等
に記録し、必要に応じて、表示部157に処理結果等を
表示する。なお、得られた復号データは、記録媒体17
0等に記録することもできる。
【0127】このように、コンピュータ装置150は、
上述した復号装置3における復号処理を復号プログラム
を実行することにより実現することができる。
【0128】以上のように、本発明は、その趣旨を逸脱
しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
【0129】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる復号装置は、入力されたデータに対して、消失訂正
が可能な第1の符号による符号化を行う第1の符号化手
段と、第2の符号による符号化を行う第2の符号化手段
とを、インターリーブ手段を介して連接した符号化機器
により符号化された符号の復号を行う復号装置であっ
て、第2の符号の復号を行う第1の復号手段と、インタ
ーリーブ手段により並べ替えられたデータの符号ブロッ
ク配列を、第1の符号により符号化されたデータの符号
ブロック配列に戻すように、第1の復号手段により復号
されて供給された復号データにデインターリーブを施す
デインターリーブ手段と、第1の符号の復号を行う第2
の復号手段と、復号データに含まれる誤りの多少を判定
する判定手段とを備え、第2の復号手段は、判定手段に
より得られた判定結果に応じて、消失訂正を行う。
【0130】したがって、本発明にかかる復号装置は、
判定手段により復号データに含まれる誤りの多少を判定
し、その判定結果に応じて、第2の復号手段により消失
訂正を行うことによって、高精度に且つ効率よく復号を
行うことができる。
【0131】また、本発明にかかる復号方法は、入力さ
れたデータに対して、消失訂正が可能な第1の符号によ
る符号化を行う第1の符号化工程と、第2の符号による
符号化を行う第2の符号化工程とを、インターリーブ工
程を介して連接して行う符号化方法により符号化された
符号の復号を行う復号方法であって、第2の符号の復号
を行う第1の復号工程と、インターリーブ工程にて並べ
替えられたデータの符号ブロック配列を、第1の符号に
より符号化されたデータの符号ブロック配列に戻すよう
に、第1の復号工程にて復号されて供給された復号デー
タにデインターリーブを施すデインターリーブ工程と、
第1の符号の復号を行う第2の復号工程と、復号データ
に含まれる誤りの多少を判定する判定工程とを備え、第
2の復号工程では、判定工程にて得られた判定結果に応
じて、消失訂正を行う。
【0132】したがって、本発明にかかる復号方法は、
復号データに含まれる誤りの多少を判定し、その判定結
果に応じて、第1の符号の復号の際に消失訂正を行うこ
とによって、高精度に且つ効率よく復号を行うことを可
能とする。
【0133】さらに、本発明にかかる復号プログラムが
記録された記録媒体は、入力されたデータに対して、消
失訂正が可能な第1の符号による符号化を行う第1の符
号化工程と、第2の符号による符号化を行う第2の符号
化工程とを、インターリーブ工程を介して連接して行う
符号化方法により符号化された符号の復号を行うコンピ
ュータ制御可能な復号プログラムが記録された記録媒体
であって、復号プログラムは、第2の符号の復号を行う
第1の復号工程と、インターリーブ工程にて並べ替えら
れたデータの符号ブロック配列を、第1の符号により符
号化されたデータの符号ブロック配列に戻すように、第
1の復号工程にて復号されて供給された復号データにデ
インターリーブを施すデインターリーブ工程と、第1の
符号の復号を行う第2の復号工程と、復号データに含ま
れる誤りの多少を判定する判定工程とを備え、第2の復
号工程では、判定工程にて得られた判定結果に応じて、
消失訂正を行う。
【0134】したがって、本発明にかかる復号プログラ
ムが記録された記録媒体は、復号データに含まれる誤り
の多少を判定し、その判定結果に応じて、第1の符号の
復号の際に消失訂正を行う復号プログラムを提供するこ
とができる。そのため、この復号プログラムが提供され
た装置は、高精度に且つ効率よく復号を行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すデータ送受信シ
ステムを適用する通信モデルの構成を説明するブロック
図である。
【図2】同データ送受信システムにおける符号化装置の
構成を説明するブロック図である。
【図3】RS符号の説明図であって、符号化装置が備え
るRS符号化器により生成される符号ブロックを説明す
る図である。
【図4】符号化装置が備えるブロックインターリーバに
よるブロックインターリーブを説明する図であって、ブ
ロックインターリーバにより形成されるブロックを説明
する図である。
【図5】符号化装置が備えるSCTCM符号化器の構成
を説明するブロック図である。
【図6】同データ送受信システムにおける復号装置の構
成を説明するブロック図である。
【図7】復号装置が備えるSCTCM復号器の構成を説
明するブロック図である。
【図8】復号装置が備える判定部の構成を説明するブロ
ック図である。
【図9】事後確率情報の分布を説明する図であって、
(A)は、多くの誤りが生じていない場合における事後
確率情報の分布を示し、(B)は、多くの誤りが生じて
いる場合における事後確率情報の分布を示す図である。
【図10】コンピュータ装置の構成を説明するブロック
図である。
【図11】通信モデルの構成を説明するブロック図であ
る。
【図12】従来の符号化装置の構成を説明するブロック
図であって、並列連接畳み込み符号による符号化を行う
符号化装置の構成を説明するブロック図である。
【図13】従来の復号装置の構成を説明するブロック図
であって、図12に示す符号化装置により符号化された
並列連接畳み込み符号の復号を行う復号装置の構成を説
明するブロック図である。
【図14】従来の符号化装置の構成を説明するブロック
図であって、縦列連接畳み込み符号による符号化を行う
符号化装置の構成を説明するブロック図である。
【図15】従来の復号装置の構成を説明するブロック図
であって、図14に示す符号化装置により符号化された
縦列連接畳み込み符号の復号を行う復号装置の構成を説
明するブロック図である。
【符号の説明】
1 符号化装置、 3 復号装置、 10 RS符号化
器、 20 ブロックインターリーバ、 30 SCT
CM符号化器、 40 SCTCM復号器、50 ブロ
ックデインターリーバ、 60 RS復号器、 70
判定部、 80 消失フラグ付与部、 150 コンピ
ュータ装置、 151 CPU、 170 記録媒体
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK00 MA00 ME01 RD03 RF04 RF07 RF19 RF21 SS06 SS20 SS26 TA76 TB04 TC22 TD12 UA02 UA05 5J065 AA01 AA03 AB01 AC03 AD10 AD11 AD13 AE06 AG06 AH02 AH21

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデータに対して、消失訂正が
    可能な第1の符号による符号化を行う第1の符号化手段
    と、第2の符号による符号化を行う第2の符号化手段と
    を、インターリーブ手段を介して連接した符号化機器に
    より符号化された符号の復号を行う復号装置であって、 上記第2の符号の復号を行う第1の復号手段と、 上記インターリーブ手段により並べ替えられたデータの
    符号ブロック配列を、上記第1の符号により符号化され
    たデータの符号ブロック配列に戻すように、上記第1の
    復号手段により復号されて供給された復号データにデイ
    ンターリーブを施すデインターリーブ手段と、 上記第1の符号の復号を行う第2の復号手段と、 上記復号データに含まれる誤りの多少を判定する判定手
    段とを備え、 上記第2の復号手段は、上記判定手段により得られた判
    定結果に応じて、消失訂正を行うことを特徴とする復号
    装置。
  2. 【請求項2】 上記判定手段により得られた判定結果を
    示す判定情報に基づいて、上記復号データが消失された
    ことを示す消失フラグを付与する消失フラグ付与手段を
    備え、 上記第2の復号手段は、上記消失フラグ付与手段から供
    給される上記消失フラグを付与したことを示すフラグ情
    報に基づいて消失訂正を行うことを特徴とする請求項1
    記載の復号装置。
  3. 【請求項3】 上記判定手段は、上記第2の符号のフレ
    ーム単位で上記復号データに含まれる誤りの多少を判定
    し、 上記消失フラグ付与手段は、上記フレーム単位で上記消
    失フラグを付与することを特徴とする請求項2記載の復
    号装置。
  4. 【請求項4】 上記判定手段は、上記復号データを上記
    第2の符号化手段と同一の符号化手段により再符号化し
    て得られたデータと、上記第1の復号手段に入力された
    受信語とを比較し、上記復号データに含まれる誤りの多
    少を判定することを特徴とする請求項1記載の復号装
    置。
  5. 【請求項5】 上記判定手段は、上記復号データを上記
    第2の符号化手段における要素符号により再符号化して
    得られたデータと、上記第1の復号手段により生成され
    る事前確率情報を硬判定して得られるデータとを比較
    し、上記復号データに含まれる誤りの多少を判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  6. 【請求項6】 上記判定手段は、上記第1の復号手段に
    より生成される情報ビット及び/又は符号ビットの尤度
    を示す事後確率情報の分布に基づいて、上記復号データ
    に含まれる誤りの多少を判定することを特徴とする請求
    項1記載の復号装置。
  7. 【請求項7】 上記判定手段は、上記第1の復号手段に
    より生成される情報ビット及び/又は符号ビットの尤度
    を示す事後確率情報の収束状況に基づいて、上記復号デ
    ータに含まれる誤りの多少を判定することを特徴とする
    請求項1記載の復号装置。
  8. 【請求項8】 上記第1の符号は、リード・ソロモン符
    号であることを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  9. 【請求項9】 上記第2の符号は、縦列連接符号化変調
    方式による符号であることを特徴とする請求項1記載の
    復号装置。
  10. 【請求項10】 上記第2の符号は、縦列連接畳み込み
    符号であることを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  11. 【請求項11】 上記第2の符号は、ターボ符号化変調
    方式による符号であることを特徴とする請求項1記載の
    復号装置。
  12. 【請求項12】 上記第2の符号は、並列連接畳み込み
    符号であることを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  13. 【請求項13】 上記インターリーブ手段は、ブロック
    インターリーバであり、上記デインターリーブ手段は、
    ブロックデインターリーバであることを特徴とする請求
    項1記載の復号装置。
  14. 【請求項14】 入力されたデータに対して、消失訂正
    が可能な第1の符号による符号化を行う第1の符号化工
    程と、第2の符号による符号化を行う第2の符号化工程
    とを、インターリーブ工程を介して連接して行う符号化
    方法により符号化された符号の復号を行う復号方法であ
    って、 上記第2の符号の復号を行う第1の復号工程と、 上記インターリーブ工程にて並べ替えられたデータの符
    号ブロック配列を、上記第1の符号により符号化された
    データの符号ブロック配列に戻すように、上記第1の復
    号工程にて復号されて供給された復号データにデインタ
    ーリーブを施すデインターリーブ工程と、 上記第1の符号の復号を行う第2の復号工程と、 上記復号データに含まれる誤りの多少を判定する判定工
    程とを備え、 上記第2の復号工程では、上記判定工程にて得られた判
    定結果に応じて、消失訂正を行うことを特徴とする復号
    方法。
  15. 【請求項15】 上記判定工程にて得られた判定結果を
    示す判定情報に基づいて、上記復号データが消失された
    ことを示す消失フラグを付与する消失フラグ付与工程を
    備え、 上記第2の復号工程では、上記消失フラグ付与工程にて
    上記消失フラグを付与したことを示すフラグ情報に基づ
    いて消失訂正を行うことを特徴とする請求項14記載の
    復号方法。
  16. 【請求項16】 上記判定工程では、上記第2の符号の
    フレーム単位で上記復号データに含まれる誤りの多少を
    判定し、 上記消失フラグ付与工程では、上記フレーム単位で上記
    消失フラグを付与することを特徴とする請求項15記載
    の復号方法。
  17. 【請求項17】 上記判定工程では、上記復号データを
    上記第2の符号化工程と同一の符号化工程にて再符号化
    して得られたデータと、上記第1の復号工程にて入力さ
    れた受信語とを比較し、上記復号データに含まれる誤り
    の多少を判定することを特徴とする請求項14記載の復
    号方法。
  18. 【請求項18】 上記判定工程では、上記復号データを
    上記第2の符号化工程における要素符号により再符号化
    して得られたデータと、上記第1の復号工程にて生成さ
    れる事前確率情報を硬判定して得られるデータとを比較
    し、上記復号データに含まれる誤りの多少を判定するこ
    とを特徴とする請求項14記載の復号方法。
  19. 【請求項19】 上記判定工程では、上記第1の復号工
    程にて生成される情報ビット及び/又は符号ビットの尤
    度を示す事後確率情報の分布に基づいて、上記復号デー
    タに含まれる誤りの多少を判定することを特徴とする請
    求項14記載の復号方法。
  20. 【請求項20】 上記判定工程では、上記第1の復号工
    程にて生成される情報ビット及び/又は符号ビットの尤
    度を示す事後確率情報の収束状況に基づいて、上記復号
    データに含まれる誤りの多少を判定することを特徴とす
    る請求項14記載の復号方法。
  21. 【請求項21】 上記第1の符号として、リード・ソロ
    モン符号を用いることを特徴とする請求項14記載の復
    号方法。
  22. 【請求項22】 上記第2の符号として、縦列連接符号
    化変調方式による符号を用いることを特徴とする請求項
    14記載の復号方法。
  23. 【請求項23】 上記第2の符号として、縦列連接畳み
    込み符号を用いることを特徴とする請求項14記載の復
    号方法。
  24. 【請求項24】 上記第2の符号として、ターボ符号化
    変調方式による符号を用いることを特徴とする請求項1
    4記載の復号方法。
  25. 【請求項25】 上記第2の符号として、並列連接畳み
    込み符号を用いることを特徴とする請求項14記載の復
    号方法。
  26. 【請求項26】 上記インターリーブ工程では、ブロッ
    クインターリーブを行い、上記デインターリーブ工程で
    は、ブロックデインターリーブを行うことを特徴とする
    請求項14記載の復号方法。
  27. 【請求項27】 入力されたデータに対して、消失訂正
    が可能な第1の符号による符号化を行う第1の符号化工
    程と、第2の符号による符号化を行う第2の符号化工程
    とを、インターリーブ工程を介して連接して行う符号化
    方法により符号化された符号の復号を行うコンピュータ
    制御可能な復号プログラムが記録された記録媒体であっ
    て、 上記復号プログラムは、 上記第2の符号の復号を行う第1の復号工程と、 上記インターリーブ工程にて並べ替えられたデータの符
    号ブロック配列を、上記第1の符号により符号化された
    データの符号ブロック配列に戻すように、上記第1の復
    号工程にて復号されて供給された復号データにデインタ
    ーリーブを施すデインターリーブ工程と、 上記第1の符号の復号を行う第2の復号工程と、 上記復号データに含まれる誤りの多少を判定する判定工
    程とを備え、 上記第2の復号工程では、上記判定工程にて得られた判
    定結果に応じて、消失訂正を行うことを特徴とする復号
    プログラムが記録された記録媒体。
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