JP2001285082A - 符号化装置、符号化方法及び符号化プログラムが記録された記録媒体、並びに、復号装置、復号方法及び復号プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

符号化装置、符号化方法及び符号化プログラムが記録された記録媒体、並びに、復号装置、復号方法及び復号プログラムが記録された記録媒体

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JP2001285082A
JP2001285082A JP2000101365A JP2000101365A JP2001285082A JP 2001285082 A JP2001285082 A JP 2001285082A JP 2000101365 A JP2000101365 A JP 2000101365A JP 2000101365 A JP2000101365 A JP 2000101365A JP 2001285082 A JP2001285082 A JP 2001285082A
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Mineshi Yokogawa
峰志 横川
Atsushi Murayama
淳 村山
Toshiyuki Miyauchi
俊之 宮内
Kohei Yamamoto
耕平 山本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復号器の回路規模を削減する。 【解決手段】 符号化装置1は、入力したデータを遅延
させる遅延器10と、畳み込み演算を行う2つの畳み込
み符号化器20,40と、入力したデータの順序を並べ
替えるインターリーバ30とを備える。符号化装置1
は、伝送する組織成分としてインターリーバ30により
並べ替えられたデータを用いることによって、受信語を
復号する復号器の回路規模を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたデータ
に対して並列連接符号化を行う符号化装置、符号化方法
及び符号化プログラムが記録された記録媒体、並びに、
並列連接符号化されたデータを復号する復号装置、復号
方法及び復号プログラムが記録された記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、移動体通信や深宇宙通信
といった通信分野、地上波又は衛星ディジタル放送とい
った放送分野、及び記録媒体に対する記録及び/又は再
生を行う磁気、光又は光磁気記録分野の研究が著しく進
められているが、それにともない、誤り訂正符号化及び
復号の効率化を目的として符号理論の研究も盛んに行わ
れている。
【0003】符号性能の理論的限界としては、いわゆる
シャノンの通信路符号化定理により与えられるシャノン
限界が知られている。シャノンの通信路符号化定理と
は、「通信路容量C(ビット/シンボル)の通信路を用
いて伝送速度R(ビット/シンボル)で情報を伝送する
場合に、R≦Cであるならば、誤り確率を限りなく
“0”に近づけることができる符号化方法が存在する」
という定理であり、シャノン限界とは、誤りなしに送信
可能な伝送速度の理論上の限界である。
【0004】このシャノン限界に近い性能を示す符号化
・復号方法として、C. BerrouらによるU.S. Patent #5,
446,747号公報に記載され、ターボ符号・復号と呼ばれ
る並列連接畳み込み符号(Parallel Concatenated Conv
olutional Codes)による符号化・復号方法が知られて
いる。
【0005】このターボ符号による符号化は、2つの畳
み込み符号化器とインターリーバとを並列に連接して構
成される装置により行われる。そして、ターボ符号の復
号は、軟出力(soft-output)を出力する2つの復号回
路により構成される装置により行われ、2つの復号回路
の間で情報をやり取りし、最終的な復号結果が得られ
る。
【0006】以下、ターボ符号による符号化を行う符号
化装置、及びターボ復号を行う復号装置について説明す
る。なお、以下の説明においては、図10に示すよう
に、ディジタル情報を図示しない送信装置が備える符号
化装置201によりターボ符号による符号化を行い、そ
の出力を雑音のある無記憶通信路202を介して図示し
ない受信装置に入力して、この受信装置が備える復号装
置203により復号し、観測する場合を考える。
【0007】ターボ符号による符号化を行う符号化装置
201としては、例えば図11に示すように、入力した
データを遅延させる遅延器210と、畳み込み演算を行
う2つの畳み込み符号化器220,240と、入力した
データの順序を並べ替えるインターリーバ230とを備
えるものがある。この符号化装置201は、入力した1
ビットの入力データD201に対して、符号化率が“1
/3”の並列連接畳み込み演算を行い、3ビットの符号
化データD204,D205,D206に変換し、図示
しない変調器等を介して外部に出力する。
【0008】遅延器210は、3ビットの符号化データ
D204,D205,D206が出力されるタイミング
を合わせるために備えられるものであって、1ビットの
入力データD201を入力すると、この入力データD2
01をインターリーバ230が要する処理時間と同じ時
間だけ遅延させる。遅延器210は、遅延させて得られ
た遅延データD202を、符号化データD204として
外部に出力するとともに、後段の畳み込み符号化器22
0に出力する。
【0009】畳み込み符号化器220は、遅延器210
から出力された1ビットの遅延データD202を入力す
ると、この遅延データD202に対して畳み込み演算を
行い、演算結果を1ビットの符号化データD205とし
て外部に出力する。
【0010】インターリーバ230は、1つのビット系
列からなる入力データD201を入力し、この入力デー
タD201を構成する各ビットの順序を並べ替え、生成
したインターリーブデータD203を後段の畳み込み符
号化器240に出力する。
【0011】畳み込み符号化器240は、インターリー
バ230から供給される1ビットのインターリーブデー
タD203を入力すると、このインターリーブデータD
203に対して畳み込み演算を行い、演算結果を1ビッ
トの符号化データD206として外部に出力する。
【0012】このような符号化装置201は、1ビット
の入力データD201を入力すると、この入力データD
201を組織成分の符号化データD204として、遅延
器210を介してそのまま外部に出力するとともに、畳
み込み符号化器220による遅延データD202の畳み
込み演算の結果得られる符号化データD205と、畳み
込み符号化器240によるインターリーブデータD20
3の畳み込み演算の結果得られる符号化データD206
とを外部に出力することによって、全体として、符号化
率が“1/3”の並列連接畳み込み演算を行う。この符
号化装置201により符号化されたデータは、図示しな
い変調器により所定の変調方式に基づいて信号点のマッ
ピングが行われ、無記憶通信路202を介して受信装置
に出力される。
【0013】一方、符号化装置201によるターボ符号
の復号を行う復号装置203としては、例えば図12に
示すように、軟出力復号を行う2つの軟出力復号回路2
50,280と、入力したデータの順序を並べ替えるイ
ンターリーバ260と、入力したデータの順序を元に戻
す2つのデインターリーバ270,310と、2つのデ
ータを加算する加算器290と、入力したデータを2値
化する2値化回路300とを備えるものがある。この復
号装置203は、無記憶通信路202上で発生したノイ
ズの影響によりアナログ値をとり軟入力(soft-input)
とされる受信語D207,D208,D209から符号
化装置201における入力データD201を推定し、復
号データD216として出力する。
【0014】軟出力復号回路250は、符号化装置20
1における畳み込み符号化器220に対応して備えられ
るものであり、いわゆるBCJR(Bahl, Cocke, Jelin
ek and Raviv)アルゴリズムに基づくMAP(Maximum
A Posteriori probability)復号やSOVA(Soft Out
put Viterbi Algorithm)復号を行うものである。軟出
力復号回路250は、受信装置により受信され、符号化
データD204,D205に対応する軟入力の受信語D
207,D208を入力するとともに、デインターリー
バ270から出力された軟入力の情報ビットに対する事
前確率情報D210を入力し、これらの受信語D20
7,D208と事前確率情報D210とを用いて、軟出
力復号を行う。そして、軟出力復号回路250は、符号
の拘束条件により求められる情報ビットに対する外部情
報D211を生成し、この外部情報D211を後段のイ
ンターリーバ260に軟出力として出力する。
【0015】インターリーバ260は、軟出力復号回路
250から出力された軟入力である情報ビットに対する
外部情報D211に対して、符号化装置201における
インターリーバ230と同一の置換位置情報に基づいた
インターリーブを施す。インターリーバ260は、イン
ターリーブして得られたデータを後段の軟出力復号回路
280における情報ビットに対する事前確率情報D21
2として出力するとともに、後段の加算器290に出力
する。
【0016】デインターリーバ270は、符号化装置2
01におけるインターリーバ230によりインターリー
ブされたインターリーブデータD203のビット配列
を、それぞれ、元の入力データD201のビット配列に
戻すように、軟出力復号回路280から出力される軟入
力の外部情報D213にデインターリーブを施す。デイ
ンターリーバ270は、デインターリーブして得られた
データを軟出力復号回路250における情報ビットに対
する事前確率情報D210として出力する。
【0017】軟出力復号回路280は、符号化装置20
1における畳み込み符号化器240に対応して備えられ
るものであり、軟出力復号回路250と同様に、上述し
たBCJRアルゴリズムに基づくMAP復号やSOVA
復号を行うものである。軟出力復号回路280は、受信
装置により受信され、符号化データD206に対応する
軟入力の受信語D209を入力するとともに、インター
リーバ260から出力された軟入力の情報ビットに対す
る事前確率情報D212を入力し、これらの受信語D2
09と事前確率情報D212とを用いて、軟出力復号を
行う。そして、軟出力復号回路280は、符号の拘束条
件により求められる情報ビットに対する外部情報D21
3を生成し、この外部情報D213をデインターリーバ
270に軟出力として出力するとともに、加算器290
に出力する。
【0018】加算器290は、インターリーバ260か
ら出力された軟入力の情報ビットに対する事前確率情報
D212と、軟出力復号回路280から出力された情報
ビットに対する外部情報D213とを加算する。加算器
290は、得られた外部情報D214を後段の2値化回
路300に軟出力として出力する。
【0019】2値化回路300は、加算器290により
生成された軟出力の外部情報D214に基づいて、この
外部情報D214を2値化し、硬出力(hard-output)
のデータD215として後段のデインターリーバ310
に出力する。
【0020】デインターリーバ310は、符号化装置2
01におけるインターリーバ230によりインターリー
ブされたインターリーブデータD203のビット配列
を、それぞれ、元の入力データD201のビット配列に
戻すように、2値化回路300から出力される硬出力の
データD215にデインターリーブを施す。デインター
リーバ310は、デインターリーブして得られたデータ
を硬出力の復号データD216として外部に出力する。
【0021】このような復号装置203は、受信語D2
07,D208,D209を受信すると、軟出力復号回
路250乃至軟出力復号回路280の復号動作を例えば
数回乃至数十回といった所定の回数だけ反復して行い、
所定の回数の復号動作の結果得られた軟出力の外部情報
に基づいて、復号データD216を出力する。
【0022】以上のように、符号化装置201と復号装
置203とにより構成されるシステムにおいては、ター
ボ符号による符号化及びターボ復号を行うことが可能と
なる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した符
号化装置201と復号装置203とにより構成されるシ
ステムにおいて、復号装置203は、回路の冗長度に起
因して回路規模が大きいという問題があった。具体的に
は、復号装置203は、符号化装置201における畳み
込み符号化器240に対応して備えられる軟出力復号回
路280からの出力である情報ビットに対する外部情報
D213のビット配列を、それぞれ、元のビット配列に
戻すために、出力の最終段にデインターリーバ270と
同一のデインターリーバ310を備える必要があった。
【0024】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、復号器の回路規模を削減することができ
る符号化装置、符号化方法及び符号化プログラムが記録
された記録媒体、並びに、回路規模を削減することがで
きる復号装置、復号方法及び復号プログラムが記録され
た記録媒体を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる符号化装置は、入力されたデータに対し
て並列連接符号化を行う符号化装置であって、入力され
たデータを構成する各ビットの順序を置換して並べ替え
る少なくとも1つ以上の置換手段を備え、組織成分とし
て置換手段により並べ替えられたデータを用いることを
特徴としている。
【0026】このような本発明にかかる符号化装置は、
置換手段により並べ替えられたデータを組織成分として
出力する。
【0027】また、上述した目的を達成する本発明にか
かる符号化方法は、入力されたデータに対して並列連接
符号化を行う符号化方法であって、入力されたデータを
構成する各ビットの順序を置換して並べ替える少なくと
も1つ以上の置換工程を備え、組織成分として置換工程
にて並べ替えられたデータを用いることを特徴としてい
る。
【0028】このような本発明にかかる符号化方法は、
置換工程にて並べ替えられたデータを組織成分として出
力する。
【0029】さらに、上述した目的を達成する本発明に
かかる符号化プログラムが記録された記録媒体は、入力
されたデータに対して並列連接符号化を行うコンピュー
タ制御可能な符号化プログラムが記録された記録媒体で
あって、符号化プログラムは、入力されたデータを構成
する各ビットの順序を置換して並べ替える少なくとも1
つ以上の置換工程を備え、組織成分として置換工程にて
並べ替えられたデータを用いることを特徴としている。
【0030】このような本発明にかかる符号化プログラ
ムが記録された記録媒体は、置換工程にて並べ替えられ
たデータを組織成分として出力する符号化プログラムを
提供する。
【0031】さらにまた、上述した目的を達成する本発
明にかかる復号装置は、入力されたデータを構成する各
ビットの順序を置換して並べ替える少なくとも1つ以上
の第1の置換手段を備え、組織成分として第1の置換手
段により並べ替えられたデータを用いる符号化機器によ
り並列連接符号化された符号の復号を行う復号装置であ
って、組織成分としてのデータを含むデータに対応して
入力された軟入力である受信語と、入力された軟入力で
ある情報ビットに対する事前確率情報とを用いて軟出力
復号を行う少なくとも1つ以上の第1の軟出力復号手段
と、第1の置換手段により並べ替えられたデータのビッ
ト配列を、入力されたデータのビット配列に戻すよう
に、第1の軟出力復号手段から出力された軟入力のデー
タを並べ替える少なくとも1つ以上の逆置換手段と、入
力された軟入力である受信語と、逆置換手段から出力さ
れた軟入力である情報ビットに対する事前確率情報とを
用いて軟出力復号を行う第2の軟出力復号手段と、第1
の置換手段と同一の置換位置情報に基づいて、第2の軟
出力復号手段から出力された軟入力のデータを構成する
各ビットの順序を置換して並べ替える少なくとも1つ以
上の第2の置換手段とを備え、第1の軟出力復号手段
は、情報ビットに対する事前確率情報として、第2の置
換手段から出力された軟入力のデータを入力することを
特徴としている。
【0032】このような本発明にかかる復号装置は、少
なくとも1つ以上の第1の軟出力復号手段によって、第
1の置換手段により並べ替えられて組織成分として出力
されたデータを含むデータに対応して入力された軟入力
である受信語と、入力された軟入力である情報ビットに
対する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行い、少な
くとも1つ以上の逆置換手段によって、第1の軟出力復
号手段から出力された軟入力のデータを並べ替え、第2
の軟出力復号手段によって、入力された軟入力である受
信語と、逆置換手段から出力された軟入力である情報ビ
ットに対する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行
い、少なくとも1つ以上の第2の置換手段によって、第
1の置換手段と同一の置換位置情報に基づいて、第2の
軟出力復号手段から出力された軟入力のデータを構成す
る各ビットの順序を置換して並べ替える。
【0033】また、上述した目的を達成する本発明にか
かる復号方法は、入力されたデータを構成する各ビット
の順序を置換して並べ替える少なくとも1つ以上の第1
の置換工程を備え、組織成分として第1の置換工程にて
並べ替えられたデータを用いる符号化方法により並列連
接符号化された符号の復号を行う復号方法であって、組
織成分としてのデータを含むデータに対応して入力され
た軟入力である受信語と、入力された軟入力である情報
ビットに対する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行
う少なくとも1つ以上の第1の軟出力復号工程と、第1
の置換工程にて並べ替えられたデータのビット配列を、
入力されたデータのビット配列に戻すように、第1の軟
出力復号工程にて生成された軟入力のデータを並べ替え
る少なくとも1つ以上の逆置換工程と、入力された軟入
力である受信語と、逆置換工程にて並べ替えられた軟入
力である情報ビットに対する事前確率情報とを用いて軟
出力復号を行う第2の軟出力復号工程と、第1の置換工
程と同一の置換位置情報に基づいて、第2の軟出力復号
工程にて生成された軟入力のデータを構成する各ビット
の順序を置換して並べ替える少なくとも1つ以上の第2
の置換工程とを備え、第1の軟出力復号工程では、情報
ビットに対する事前確率情報として、第2の置換工程に
て並べ替えられた軟入力のデータを入力することを特徴
としている。
【0034】このような本発明にかかる復号方法は、少
なくとも1つ以上の第1の軟出力復号工程にて、第1の
置換工程にて並べ替えられて組織成分として出力された
データを含むデータに対応して入力された軟入力である
受信語と、入力された軟入力である情報ビットに対する
事前確率情報とを用いて軟出力復号を行い、少なくとも
1つ以上の逆置換工程にて、第1の軟出力復号工程にて
生成された軟入力のデータを並べ替え、第2の軟出力復
号工程にて、入力された軟入力である受信語と、逆置換
工程にて並べ替えられた軟入力である情報ビットに対す
る事前確率情報とを用いて軟出力復号を行い、少なくと
も1つ以上の第2の置換工程にて、第1の置換工程と同
一の置換位置情報に基づいて、第2の軟出力復号工程に
て生成された軟入力のデータを構成する各ビットの順序
を置換して並べ替える。
【0035】さらに、上述した目的を達成する本発明に
かかる復号プログラムが記録された記録媒体は、入力さ
れたデータを構成する各ビットの順序を置換して並べ替
える少なくとも1つ以上の第1の置換工程を備え、組織
成分として第1の置換工程にて並べ替えられたデータを
用いる符号化方法により並列連接符号化された符号の復
号を行うコンピュータ制御可能な復号プログラムが記録
された記録媒体であって、復号プログラムは、組織成分
としてのデータを含むデータに対応して入力された軟入
力である受信語と、入力された軟入力である情報ビット
に対する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行う少な
くとも1つ以上の第1の軟出力復号工程と、第1の置換
工程にて並べ替えられたデータのビット配列を、入力さ
れたデータのビット配列に戻すように、第1の軟出力復
号工程にて生成された軟入力のデータを並べ替える少な
くとも1つ以上の逆置換工程と、入力された軟入力であ
る受信語と、逆置換工程にて並べ替えられた軟入力であ
る情報ビットに対する事前確率情報とを用いて軟出力復
号を行う第2の軟出力復号工程と、第1の置換工程と同
一の置換位置情報に基づいて、第2の軟出力復号工程に
て生成された軟入力のデータを構成する各ビットの順序
を置換して並べ替える少なくとも1つ以上の第2の置換
工程とを備え、第1の軟出力復号工程では、情報ビット
に対する事前確率情報として、第2の置換工程にて並べ
替えられた軟入力のデータを入力することを特徴として
いる。
【0036】このような本発明にかかる復号プログラム
が記録された記録媒体は、少なくとも1つ以上の第1の
軟出力復号工程にて、第1の置換工程にて並べ替えられ
て組織成分として出力されたデータを含むデータに対応
して入力された軟入力である受信語と、入力された軟入
力である情報ビットに対する事前確率情報とを用いて軟
出力復号を行い、少なくとも1つ以上の逆置換工程に
て、第1の軟出力復号工程にて生成された軟入力のデー
タを並べ替え、第2の軟出力復号工程にて、入力された
軟入力である受信語と、逆置換工程にて並べ替えられた
軟入力である情報ビットに対する事前確率情報とを用い
て軟出力復号を行い、少なくとも1つ以上の第2の置換
工程にて、第1の置換工程と同一の置換位置情報に基づ
いて、第2の軟出力復号工程にて生成された軟入力のデ
ータを構成する各ビットの順序を置換して並べ替える復
号プログラムを提供する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0038】この実施の形態は、図1に示すように、デ
ィジタル情報を図示しない送信装置が備える符号化装置
1により符号化し、その出力を雑音のある無記憶通信路
2を介して図示しない受信装置に入力して、この受信装
置が備える復号装置3により復号する通信モデルに適用
したデータ送受信システムである。
【0039】このデータ送受信システムにおいて、符号
化装置1は、ターボ符号と呼ばれる並列連接畳み込み符
号(Parallel Concatenated Convolutional Codes)に
よる符号化を行うものであり、伝送する組織成分として
インターリーブを施したデータを用いるものである。ま
た、復号装置3は、符号化装置1によりターボ符号によ
る符号化がなされた符号のターボ復号を行うものであ
り、出力の最終段のデインターリーバを不要とするもの
である。
【0040】符号化装置1は、図2に示すように、入力
したデータを遅延させる遅延器10と、畳み込み演算を
行う第1の符号化手段及び第2の符号化手段である2つ
の畳み込み符号化器20,40と、入力したデータの順
序を並べ替える(第1の)置換手段であるインターリー
バ30とを備える。この符号化装置1は、入力した1ビ
ットの入力データD1に対して、符号化率が“1/3”
の並列連接畳み込み演算を行い、3ビットの符号化デー
タD4,D5,D6に変換し、図示しない変調器等を介
して外部に出力する。
【0041】遅延器10は、3ビットの符号化データD
4,D5,D6が出力されるタイミングを合わせるため
に備えられるものであって、1ビットの入力データD1
を入力すると、この入力データD1をインターリーバ3
0が要する処理時間と同じ時間だけ遅延させる。遅延器
10は、遅延させて得られた遅延データD2を後段の畳
み込み符号化器20に出力する。
【0042】畳み込み符号化器20としては、例えば図
3に示すように、3つの排他的論理和回路21,23,
25と、2つのシフトレジスタ22,24と、ターミネ
ーション処理を行うためのターミネーション回路26と
を有する拘束長3のフィードバック型のものが考えられ
る。
【0043】排他的論理和回路21は、ターミネーショ
ン回路26を介して供給される遅延データD2と、シフ
トレジスタ24から供給されるデータとを用いて排他的
論理和演算を行い、演算結果をシフトレジスタ22及び
排他的論理和回路23に供給する。
【0044】シフトレジスタ22は、保持している1ビ
ットのデータを排他的論理和回路23及びシフトレジス
タ24に供給し続ける。そして、シフトレジスタ22
は、クロックに同期させて、排他的論理和回路21から
供給される1ビットのデータを新たに保持し、このデー
タを排他的論理和回路23及びシフトレジスタ24に新
たに供給する。
【0045】排他的論理和回路23は、排他的論理和回
路21から供給されるデータと、シフトレジスタ22か
ら供給されるデータとを用いて排他的論理和演算を行
い、演算結果を排他的論理和回路25に供給する。
【0046】シフトレジスタ24は、保持している1ビ
ットのデータを排他的論理和回路21,25又はターミ
ネーション回路26に供給し続ける。そして、シフトレ
ジスタ24は、クロックに同期させて、シフトレジスタ
22から供給される1ビットのデータを新たに保持し、
このデータを排他的論理和回路21,25又はターミネ
ーション回路26に新たに供給する。
【0047】排他的論理和回路25は、排他的論理和回
路23から供給されるデータと、シフトレジスタ24か
ら供給されるデータとを用いて排他的論理和演算を行
い、演算結果を符号化データD4を構成する符号化デー
タD41として外部に出力する。
【0048】ターミネーション回路26は、全ての入力
データD1の符号化が終了するまでは、入力した遅延デ
ータD2をそのまま排他的論理和回路21に供給する。
また、ターミネーション回路26は、全ての入力データ
D1の符号化が終了すると、その時点から、当該畳み込
み符号化器20が有するシフトレジスタ数分の時間、す
なわちここでは2単位時間だけ、ターミネーションビッ
トD42として、シフトレジスタ24から供給されるフ
ィードバック信号を出力する。すなわち、ターミネーシ
ョン回路26は、全ての入力データD1の符号化が終了
した時点から、シフトレジスタ22,24の内容を
“0”に戻すための処理であるターミネーション処理を
行い、符号化データD4の終結データであるターミネー
ションビットD42を外部に出力する。復号装置3は、
このターミネーション処理を前提として、符号化データ
D4の終結を認識し、復号を行う。
【0049】このような畳み込み符号化器20は、遅延
器10から出力された1ビットの遅延データD2を入力
すると、この遅延データD2に対して畳み込み演算を行
い、演算結果を1ビットの符号化データD4として外部
に出力する。
【0050】インターリーバ30は、図4に示すよう
に、入力したデータを保持する入力データ保持メモリ3
1と、入力したデータの順序の並べ替え(置換)を行う
データ置換回路32と、データの置換位置情報を格納す
る置換データROM(Read Only Memory)33と、出力
するデータを保持する出力データ保持メモリ34とを有
する。
【0051】入力データ保持メモリ31は、1つのビッ
ト系列からなる入力データD1を保持し、この入力デー
タD1を所定のタイミングでデータ置換回路32に供給
する。
【0052】データ置換回路32は、置換データROM
33に格納されているデータの置換位置情報に基づい
て、入力データ保持メモリ31から供給された入力デー
タD1の順序の並べ替えを行う。データ置換回路32
は、並べ替えたデータを出力データ保持メモリ34に供
給する。
【0053】置換データROM33は、例えば発生した
乱数に基づいて決定されたデータの置換位置情報を格納
する。すなわち、インターリーバ30は、この置換位置
情報に基づいてデータのインターリーブを行うランダム
インターリーバとして構成される。置換データROM3
3に格納されている置換位置情報は、随時データ置換回
路32により読み出される。
【0054】出力データ保持メモリ34は、データ置換
回路32から供給されるデータを保持し、これらのデー
タを1つのビット系列からなるインターリーブデータD
3として、所定のタイミングで出力する。出力データ保
持メモリ34は、インターリーブデータD3を、組織成
分の符号化データD5としてそのまま外部に出力すると
ともに、後段の畳み込み符号化器40に出力する。
【0055】このようなインターリーバ30は、入力デ
ータD1にインターリーブを施し、インターリーブデー
タD3を、組織成分の符号化データD5として外部に出
力するとともに、後段の畳み込み符号化器40に出力す
る。
【0056】より具体的には、入力データ保持メモリ3
1は、1つのビット系列からなる入力データD1を順次
入力して保持する。そして、入力データ保持メモリ31
は、所定のタイミングで、例えば、入力データD1を構
成する各ビットを順次保持し、Nビット(Nは任意の自
然数)からなる1つのビット系列が生成されたタイミン
グで、保持しているデータをデータ置換回路32に供給
する。
【0057】続いて、データ置換回路32は、置換デー
タROM33に格納されている置換位置情報に基づい
て、入力データ保持メモリ31から供給された1つのビ
ット系列を構成するN個の各ビットの順序を並べ替え
る。データ置換回路32は、並べ替えにより得られた1
つの新たなビット系列を出力データ保持メモリ34に供
給する。
【0058】そして、出力データ保持メモリ34は、デ
ータ置換回路32から供給された1つのビット系列を構
成する各ビットを保持し、保持したデータをインターリ
ーブデータD3として、所定のタイミングで出力する。
【0059】このように、インターリーバ30は、1つ
のビット系列からなる入力データD1を入力し、この入
力データD1を構成する各ビットの順序を予め格納して
いる置換位置情報に基づいて並べ替え、インターリーブ
データD3を生成する。
【0060】畳み込み符号化器40としては、例えば図
5に示すように、畳み込み符号化器20と同様に、3つ
の排他的論理和回路41,43,45と、2つのシフト
レジスタ42,44と、ターミネーション処理を行うた
めのターミネーション回路46とを有する拘束長3のフ
ィードバック型のものが考えられる。
【0061】排他的論理和回路41は、ターミネーショ
ン回路46を介して供給されるインターリーブデータD
3と、シフトレジスタ44から供給されるデータとを用
いて排他的論理和演算を行い、演算結果をシフトレジス
タ42及び排他的論理和回路43に供給する。
【0062】シフトレジスタ42は、保持している1ビ
ットのデータを排他的論理和回路43及びシフトレジス
タ44に供給し続ける。そして、シフトレジスタ42
は、クロックに同期させて、排他的論理和回路41から
供給される1ビットのデータを新たに保持し、このデー
タを排他的論理和回路43及びシフトレジスタ44に新
たに供給する。
【0063】排他的論理和回路43は、排他的論理和回
路41から供給されるデータと、シフトレジスタ42か
ら供給されるデータとを用いて排他的論理和演算を行
い、演算結果を排他的論理和回路45に供給する。
【0064】シフトレジスタ44は、保持している1ビ
ットのデータを排他的論理和回路41,45又はターミ
ネーション回路46に供給し続ける。そして、シフトレ
ジスタ44は、クロックに同期させて、シフトレジスタ
42から供給される1ビットのデータを新たに保持し、
このデータを排他的論理和回路41,45又はターミネ
ーション回路46に新たに供給する。
【0065】排他的論理和回路45は、排他的論理和回
路43から供給されるデータと、シフトレジスタ44か
ら供給されるデータとを用いて排他的論理和演算を行
い、演算結果を符号化データD6を構成する符号化デー
タD61として外部に出力する。
【0066】ターミネーション回路46は、全ての入力
データD1の符号化が終了するまでは、入力したインタ
ーリーブデータD3をそのまま排他的論理和回路41に
供給する。また、ターミネーション回路46は、全ての
入力データD1の符号化が終了すると、その時点から、
当該畳み込み符号化器40が有するシフトレジスタ数分
の時間、すなわちここでは2単位時間だけ、ターミネー
ションビットD62として、シフトレジスタ44から供
給されるフィードバック信号を出力する。すなわち、タ
ーミネーション回路46は、全ての入力データD1の符
号化が終了した時点から、シフトレジスタ42,44の
内容を“0”に戻すための処理であるターミネーション
処理を行い、符号化データD6の終結データであるター
ミネーションビットD62を外部に出力する。復号装置
3は、このターミネーション処理を前提として、符号化
データD6の終結を認識し、復号を行う。
【0067】このような畳み込み符号化器40は、イン
ターリーバ30から出力された1ビットのインターリー
ブデータD3を入力すると、このインターリーブデータ
D3に対して畳み込み演算を行い、演算結果を1ビット
の符号化データD6として外部に出力する。
【0068】このような符号化装置1は、畳み込み符号
化器20及び畳み込み符号化器40により畳み込み演算
を行い、符号化データD4,D6を生成して出力すると
ともに、インターリーバ30から出力されるインターリ
ーブデータD3を組織成分の符号化データD5として出
力することによって、全体として、符号化率が“1/
3”の並列連接畳み込み演算を行うことができる。この
符号化装置1により符号化されたデータは、図示しない
変調器により所定の変調方式に基づいて信号点のマッピ
ングが行われ、無記憶通信路2を介して受信装置に出力
される。
【0069】このように、符号化装置1は、伝送する組
織成分としてインターリーブを施したデータを用いるこ
とによって、後述するように、復号装置3の回路規模を
削減することができる。
【0070】一方、復号装置3は、図6に示すように、
軟出力(soft-output)復号を行う第1の軟出力復号手
段及び第2の軟出力復号手段である2つの軟出力復号回
路50,80と、入力したデータの順序を元に戻す逆置
換手段であるデインターリーバ60と、入力したデータ
の順序を並べ替える第2の置換手段であるインターリー
バ70と、2つのデータを加算する加算器90と、入力
したデータを2値化する2値化手段である2値化回路1
00とを備える。この復号装置3は、無記憶通信路2上
で発生したノイズの影響によりアナログ値をとり軟入力
(soft-input)とされる受信語D7,D8,D9から符
号化装置1における入力データD1を推定し、復号デー
タD15として出力する。
【0071】軟出力復号回路50は、符号化装置1にお
ける畳み込み符号化器40に対応して備えられるもので
ある。軟出力復号回路50は、図7に示すように、いわ
ゆるBCJR(Bahl, Cocke, Jelinek and Raviv)アル
ゴリズムに基づく最大事後確率(Maximum A Posteriori
probability;以下、MAPと記す。)復号を行うMA
P復号器51と、差分器52とを有する。
【0072】MAP復号器51は、符号化データD5,
D6に対応する軟入力である受信語D7,D8と、イン
ターリーバ70から供給された軟入力である情報ビット
に対する事前確率情報(a priori probability informa
tion)D10とを入力し、BCJRアルゴリズムに基づ
くMAP復号を行い、受信語D7,D8を元に情報ビッ
トに対する事後確率情報(a posteriori probability i
nformation)D16を生成する。MAP復号器51は、
生成した事後確率情報D16を差分器52に供給する。
【0073】差分器52は、軟入力とされる事後確率情
報D16と軟入力とされる事前確率情報D10との差分
値を求め、この差分値を符号の拘束条件により求まる情
報ビットに対する外部情報(extrinsic information)
D11として後段のデインターリーバ60に軟出力とし
て出力する。
【0074】このような軟出力復号回路50は、受信装
置により受信され、符号化データD5,6に対応する軟
入力の受信語D7,D8を入力するとともに、インター
リーバ70から出力された軟入力の情報ビットに対する
事前確率情報D10を入力し、これらの受信語D7,D
8と事前確率情報D10とを用いて、BCJRアルゴリ
ズムに基づくMAP復号を行い、軟出力復号を行う。軟
出力復号回路50は、符号の拘束条件により求められる
外部情報D11を生成し、この外部情報D11を後段の
デインターリーバ60に軟出力として出力する。
【0075】具体的に説明するために、情報ビットを
u、符号ビットをc、受信語D7,D8をyとする
と、軟出力復号回路50は、MAP復号器51に対し
て、受信語D7,D8(y)とともに、次式(1)で
表される事前確率情報D10(L(u))を入力する。
【0076】
【数1】
【0077】すなわち、軟出力復号回路50は、MAP
復号器51に対して、受信語D7,D8(y)と、情
報ビットuが“1”である確率P(u=1)と情報ビッ
トuが“0”である確率P(u=0)との比の自然対数
で表される符号の拘束条件がない事前確率情報D10
(L(u))とを入力する。
【0078】続いて、軟出力復号回路50は、MAP復
号器51によって、BCJRアルゴリズムに基づくMA
P復号を行い、次式(2)で表される事後確率情報D1
6(L*(u))を生成する。
【0079】
【数2】
【0080】すなわち、軟出力復号回路50は、MAP
復号器51によって、受信語D7,D8(y)を受信
した際に情報ビットuが“1”である確率P(u=1|
y)と、受信語D7,D8(y)を受信した際に情
報ビットuが“0”である確率P(u=0|y)との
比の自然対数で表される符号の拘束条件に基づく事後確
率情報D16(L*(u))を生成する。なお、この事
後確率情報D16(L*(u))は、対数尤度比(log l
ikelihood ratio)とも呼ばれ、ここでは、受信語D
7,D8(y)を受信した際の情報ビットuの尤度を
示すものである。
【0081】そして、軟出力復号回路50は、差分器5
2によって、次式(3)で表されるように、事後確率情
報D16(L*(u))と事前確率情報D10(L
(u))との差分値である外部情報D11(L
e(u))を求める。
【0082】
【数3】
【0083】軟出力復号回路50は、このようにして外
部情報D11を生成し、この外部情報D11を後段のデ
インターリーバ60に軟出力として出力する。なお、こ
の外部情報D11は、符号化装置1におけるインターリ
ーバ30によりインターリーブされたインターリーブデ
ータD3に対応するものである。
【0084】デインターリーバ60は、符号化装置1に
おけるインターリーバ30によりインターリーブされた
インターリーブデータD3のビット配列を、それぞれ、
元の入力データD1のビット配列に戻すように、軟出力
復号回路50から出力される軟入力の外部情報D11に
デインターリーブを施す。デインターリーバ60は、デ
インターリーブして得られたデータを後段の軟出力復号
回路80における情報ビットに対する事前確率情報D1
2として出力するとともに、加算器90に出力する。
【0085】インターリーバ70は、軟出力復号回路8
0から出力された軟入力である情報ビットに対する外部
情報D13に対して、符号化装置1におけるインターリ
ーバ30と同一の置換位置情報に基づいたインターリー
ブを施す。インターリーバ70は、インターリーブして
得られたデータを軟出力復号回路50における情報ビッ
トに対する事前確率情報D10として出力する。
【0086】軟出力復号回路80は、符号化装置1にお
ける畳み込み符号化器20に対応して備えられるもので
ある。軟出力復号回路80は、図8に示すように、上述
したBCJRアルゴリズムに基づくMAP復号を行うM
AP復号器81と、差分器82とを有する。
【0087】MAP復号器81は、符号化データD4に
対応する軟入力である受信語D9と、デインターリーバ
60から出力された軟入力である情報ビットに対する事
前確率情報D12とを入力し、BCJRアルゴリズムに
基づくMAP復号を行い、情報ビットに対する事後確率
情報D17を生成する。MAP復号器81は、生成した
事後確率情報D17を差分器82に供給する。
【0088】差分器82は、軟入力とされる事後確率情
報D17と軟入力とされる事前確率情報D12との差分
値を求め、この差分値を符号の拘束条件により求まる情
報ビットに対する外部情報D13としてインターリーバ
70に軟出力として出力するとともに、加算器90に出
力する。
【0089】このような軟出力復号回路80は、受信装
置により受信され、符号化データD4に対応する軟入力
の受信語D9を入力するとともに、デインターリーバ6
0から出力された軟入力の情報ビットに対する事前確率
情報D12を入力し、これらの受信語D9と事前確率情
報D12とを用いて、BCJRアルゴリズムに基づくM
AP復号を行い、軟出力復号を行う。軟出力復号回路8
0は、符号の拘束条件により求められる外部情報D13
を生成し、この外部情報D13をインターリーバ70に
軟出力として出力するとともに、加算器90に出力す
る。
【0090】具体的に説明するために、情報ビットを
u、符号ビットをc、受信語D9をyとすると、軟出
力復号回路80は、MAP復号器81に対して、受信語
D9(y)とともに、次式(4)で表される事前確率
情報D12(L(u))を入力する。
【0091】
【数4】
【0092】すなわち、軟出力復号回路80は、MAP
復号器81に対して、受信語D9(y)と、情報ビッ
トuが“1”である確率P(u=1)と情報ビットuが
“0”である確率P(u=0)との比の自然対数で表さ
れる符号の拘束条件に基づく事前確率情報D12(L
(u))とを入力する。なお、上式(4)における右辺
に記されるべき符号の拘束条件は、ここでは省略してい
る。
【0093】続いて、軟出力復号回路80は、MAP復
号器81によって、BCJRアルゴリズムに基づくMA
P復号を行い、次式(5)で表される事後確率情報D1
7(L*(u))を生成する。
【0094】
【数5】
【0095】すなわち、軟出力復号回路80は、MAP
復号器81によって、情報ビットuが“1”である確率
P(u=1)と、情報ビットuが“0”である確率P
(u=0)との比の自然対数で表される符号の拘束条件
に基づく事後確率情報D17(L*(u))を生成す
る。なお、上式(5)における右辺に記されるべき符号
の拘束条件は、ここでは省略している。また、この事後
確率情報D17(L*(u))は、対数尤度比とも呼ば
れ、ここでは、情報ビットuの尤度を示すものである。
【0096】そして、軟出力復号回路80は、差分器8
2によって、次式(6)で表されるように、事後確率情
報D17(L*(u))と事前確率情報D12(L
(u))との差分値である外部情報D13(L
e(u))を求める。
【0097】
【数6】
【0098】軟出力復号回路80は、このようにして外
部情報D13を生成し、この外部情報D13をインター
リーバ70に軟出力として出力するとともに、加算器9
0に出力する。
【0099】加算器90は、デインターリーバ60から
出力された軟入力の情報ビットに対する事前確率情報D
12と、軟出力復号回路80から出力された情報ビット
に対する外部情報D13とを加算する。加算器90は、
得られた外部情報D14を後段の2値化回路100に軟
出力として出力する。
【0100】2値化回路100は、加算器90により生
成された軟出力の外部情報D14に基づいて、この外部
情報D14を2値化し、硬出力(hard-output)のデー
タD15として出力する。
【0101】このような復号装置3は、符号化装置1に
おける畳み込み符号化器40,20のそれぞれに対応す
る軟出力復号回路50,80を備えることによって、復
号複雑度が高い符号を複雑度の小さい要素に分解し、軟
出力復号回路50,80の間の相互作用により特性を逐
次的に向上させることができる。復号装置3は、受信語
D7,D8,D9を入力すると、軟出力復号回路50乃
至軟出力復号回路80の復号動作を例えば数回乃至数十
回といった所定の回数だけ反復して行い、所定の回数の
復号動作の結果得られた軟出力の外部情報D14に基づ
いて、復号データD15を出力する。
【0102】このように、復号装置3は、符号化装置1
から伝送されてきた組織成分としての符号化データD5
に対応する受信語D7を軟出力復号回路50を用いて最
初に復号することによって、従来の復号装置と比較し
て、2値化回路100の後段に必要とされたデインター
リーバが削減され、回路規模が削減されたものとなる。
【0103】すなわち、符号化装置1と復号装置3とに
より構成されるデータ送受信システムにおいては、符号
化装置1によりインターリーブを施したデータを組織成
分として復号装置3へ伝送することによって、復号装置
3の回路規模が削減されたものとなる。
【0104】なお、符号化装置1と復号装置3とにより
構成されるデータ送受信システムは、従来のシステムと
比較して、少なくとも同等の性能の下に符号化及び復号
を行うことが可能であることはいうまでもない。
【0105】以上説明したように、符号化装置1と復号
装置3とを用いて構成されるデータ送受信システムにお
いては、符号化装置1によって、伝送する組織成分とし
てインターリーブを施したデータを用い、復号装置3に
よって、符号化装置1から伝送されてきた組織成分とし
てのデータに対応する受信語を最初に復号することによ
って、復号装置3における出力の最終段に必要とされた
デインターリーバが削減され、回路規模が削減されたも
のとなる。すなわち、これらの符号化装置1と復号装置
3とを用いて構成されるデータ送受信システムは、高性
能でのターボ復号を回路規模が削減された簡易な構成の
復号装置3で実現するものであり、ユーザに高い利便・
信頼性を提供することができるものである。
【0106】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、符号化装置における畳
み込み符号化器は2つである必要はなく、3つ以上であ
ってもよいことは勿論である。この場合、符号化装置
は、複数の畳み込み符号化器間にインターリーバを備え
ることはいうまでもない。またこの場合、復号装置は、
符号化装置における畳み込み符号化器の数に応じた軟出
力復号回路と、符号化装置におけるインターリーバの数
に応じたデインターリーバ及びインターリーバを備える
こともいうまでもない。
【0107】また、符号化装置としては、畳み込み演算
による符号化を行うもの以外であってもよく、本発明
は、上述した実施の形態として示した畳み込み符号化器
を、畳み込み演算以外の他の符号化器に置換しても適用
できるものである。
【0108】さらに、上述した実施の形態では、符号化
装置における畳み込み符号化器として、拘束長が3のフ
ィードバック型であるものとして説明したが、本発明
は、これに拘泥するものではなく、いかなる畳み込み符
号化器であっても適用可能である。
【0109】さらにまた、上述した実施の形態では、復
号装置における軟出力復号回路として、BCJRアルゴ
リズムに基づくMAP復号を行うものについて説明した
が、本発明は、例えばいわゆるSOVA(Soft Output
Viterbi Algorithm)による復号を行うといったよう
に、他の軟出力復号にも適用可能である。
【0110】また、上述した実施の形態では、符号化装
置及び復号装置をデータ送受信システムにおける送信装
置及び受信装置に適用して説明したが、本発明は、例え
ばフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM又は
MO(Magneto Optical)といった磁気、光又は光磁気
ディスク等の記録媒体に対する記録及び/又は再生を行
う記録及び/又は再生装置に適用することもできる。こ
の場合、符号化装置により符号化されたデータは、無記
憶通信路に等価とされる記録媒体に記録され、復号装置
により復号されて再生される。
【0111】さらに、上述した実施の形態では、符号化
装置及び復号装置ともハードウェアにより構成された装
置であるものとして説明したが、これらの符号化装置及
び復号装置とも、例えばワークステーションやパーソナ
ルコンピュータといったコンピュータ装置において実行
可能なソフトウェアとして実現することが可能である。
以下、この例について、図9を参照して説明する。
【0112】コンピュータ装置150は、同図に示すよ
うに、各部を統括して制御するCPU(Central Proces
sing Unit)151と、各種プログラムを含む情報を格
納する読みとり専用のROM152と、ワークエリアと
して機能するRAM(RandomAccess Memory)153
と、各種プログラムやデータ等の記録及び/又は再生を
行うHDD(Hard Disk Drive)154と、これらのC
PU151、ROM152、RAM153及びHDD1
54を接続するバス155と、CPU151、ROM1
52、RAM153及びHDD154と後述する表示部
157、入力部158、通信部159及びドライブ16
0との間でデータの入出力を行うための入出力インター
フェース156と、各種情報を表示する表示部157
と、ユーザによる操作を受け付ける入力部158と、外
部との通信を行うための通信部159と、着脱自在とさ
れる記録媒体170に対する各種情報の記録及び/又は
再生を行うドライブ160とを備える。
【0113】CPU151は、バス155を介してRO
M152、RAM153及びHDD154と接続してお
り、これらのROM152、RAM153及びHDD1
54を制御する。また、CPU151は、バス155を
介して入出力インターフェース156に接続しており、
この入出力インターフェース156に接続されている表
示部157、入力部158、通信部159及びドライブ
160を制御する。さらに、CPU151は、ROM1
52、HDD154又はドライブ160に装着された記
録媒体170に記録されている各種プログラムを実行す
る。
【0114】ROM152は、各種プログラムを含む情
報を格納している。このROM152に格納されている
情報は、CPU151の制御の下に読み出される。
【0115】RAM153は、CPU151が各種プロ
グラムを実行する際のワークエリアとして機能し、CP
U151の制御の下に、各種データを一時記憶する。
【0116】HDD154は、CPU151の制御の下
に、ハードディスクに対して各種プログラムやデータ等
の記録及び/又は再生を行う。
【0117】バス155は、CPU151の制御の下
に、ROM152、RAM153及びHDD154から
読み出された各種データ等を伝送するとともに、RAM
153及びHDD154に記録する各種データ等を伝送
する。
【0118】入出力インターフェース156は、CPU
151の制御の下に表示部157に各種情報を表示する
ためのインターフェースと、ユーザにより入力部158
を介して操作された内容を示す制御信号をCPU151
に対して伝送するためのインターフェースと、CPU1
51の制御の下に通信部159を介して外部との間でデ
ータを入出力するためのインターフェースと、ドライブ
160に装着された記録媒体170に対して各種情報の
記録及び/又は再生を行うためのインターフェースとを
有し、CPU151、ROM152、RAM153及び
HDD154からのデータを表示部157、入力部15
8、通信部159及びドライブ160に対して出力した
り、表示部157、入力部158、通信部159及びド
ライブ160からのデータをCPU151、ROM15
2、RAM153及びHDD154に対して入力する。
【0119】表示部157は、例えばLCD(Liquid C
rystal Display)からなり、CPU151の制御の下
に、例えばHDD154に記録されていたデータ等の各
種情報を表示する。
【0120】入力部158は、例えばユーザによるキー
ボードやマウスの操作を受け付け、操作内容を示す制御
信号をCPU151に対して出力する。
【0121】通信部159は、CPU151の制御の下
に、例えばネットワーク回線や衛星回線等により外部と
の通信を行うインターフェースとして機能する。
【0122】ドライブ160は、例えばフロッピーディ
スク、CD−ROM又はMOといった磁気、光又は光磁
気ディスク等の記録媒体170を着脱し、CPU151
の制御の下に、装着された記録媒体170に対する各種
情報の記録及び/又は再生を行う。
【0123】このようなコンピュータ装置150は、C
PU151によって、上述した符号化装置1における符
号化処理及び/又は復号装置3における復号処理をプロ
グラムを実行することにより実現する。
【0124】まず、コンピュータ装置150における符
号化処理について説明する。コンピュータ装置150
は、例えばユーザが符号化プログラムを実行するための
所定の操作を行うと、入力部158によって、操作内容
を示す制御信号をCPU151に対して供給する。これ
に応じて、コンピュータ装置150は、CPU151に
よって、符号化プログラムをRAM153にロードして
実行し、符号化して得られた符号化データを所定の変調
方式に基づいて変調した後、通信部159を介して外部
へと出力するとともに、必要に応じて、表示部157に
処理結果等を表示する。
【0125】ここで、符号化プログラムは、例えば記録
媒体170により提供されるものであって、CPU15
1の制御の下に、この記録媒体170から直接読み出さ
れてもよく、ハードディスクに1度記録されたものが読
み出されてもよい。また、符号化プログラムは、ROM
152に予め格納されていてもよい。さらに、符号化の
対象とするデータは、ここではハードディスクに記録さ
れているものとする。なお、このデータは、上述した入
力データD1に対応するものである。
【0126】具体的には、コンピュータ装置150は、
CPU151により符号化プログラムを実行すると、C
PU151の制御の下に、ハードディスクに記録されて
いる所望のデータを読み出し、このデータに対してイン
ターリーブを施し、上述したインターリーブデータD3
に対応するインターリーブデータを生成するとともに、
このインターリーブに要する時間だけ遅延させ、上述し
た遅延データD2に対応する遅延データを生成する。
【0127】続いて、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、インターリーブデータを上述し
た符号化データD5に対応する符号化データとするとと
もに、遅延データ及びインターリーブデータに対して畳
み込み演算を行い、上述した符号化データD4,D6に
対応する符号化データを生成する。
【0128】コンピュータ装置150は、CPU151
の制御の下に、生成した符号化データを1度ハードディ
スク等に記録した後、所定の変調方式の伝送シンボルに
マッピングし、所望のタイミングで伝送シンボルを読み
出し、通信部159を介して外部へと出力するととも
に、必要に応じて、表示部157に処理結果等を表示す
る。なお、生成した符号化データや伝送シンボルは、記
録媒体170等に記録することもできる。
【0129】このように、コンピュータ装置150は、
上述した符号化装置1における符号化処理を符号化プロ
グラムを実行することにより実現することができる。
【0130】つぎに、コンピュータ装置150における
復号処理について説明する。コンピュータ装置150
は、例えばユーザが復号プログラムを実行するための所
定の操作を行うと、入力部158によって、操作内容を
示す制御信号をCPU151に対して供給する。これに
応じて、コンピュータ装置150は、CPU151によ
って、復号プログラムをRAM153にロードして実行
し、通信部159を介して外部から受信し、上述した受
信語D7,D8,D9に対応するものでありハードディ
スク等に記録されている受信語を復号するとともに、必
要に応じて、表示部157に処理結果等を表示する。
【0131】なお、復号プログラムも、符号化プログラ
ムと同様に、例えば記録媒体170により提供されるも
のであって、CPU151の制御の下に、この記録媒体
170から直接読み出されてもよく、ハードディスクに
1度記録されたものが読み出されてもよい。また、復号
プログラムは、ROM152に予め格納されていてもよ
い。
【0132】具体的には、コンピュータ装置150は、
CPU151により復号プログラムを実行すると、CP
U151の制御の下に、ハードディスクから読み出した
受信語、若しくは通信部159を介して受信した受信語
に対して例えばBCJRアルゴリズムに基づくMAP復
号を行うことによって、軟出力復号を行い、上述した外
部情報D11に対応する外部情報を生成する。
【0133】続いて、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、生成した外部情報にデインター
リーブを施し、上述した事前確率情報D12に対応する
事前確率情報を生成する。
【0134】続いて、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、生成した事前確率情報に対して
例えばBCJRアルゴリズムに基づくMAP復号を行う
ことによって、軟出力復号を行い、上述した外部情報D
13に対応する外部情報を生成する。
【0135】続いて、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、上述した外部情報D13に対応
する外部情報にインターリーブを施し、上述した事前確
率情報D10に対応する事前確率情報を生成する。
【0136】そして、コンピュータ装置150は、CP
U151の制御の下に、このような復号動作を例えば数
回乃至数十回といった所定の回数だけ反復して行い、所
定の回数の復号動作の結果得られた上述した事前確率情
報D12に対応する事前確率情報と上述した外部情報D
13に対応する外部情報とを加算して、上述した外部情
報D14に対応する外部情報を生成し、この外部情報に
基づいて、硬出力の復号データを出力する。
【0137】コンピュータ装置150は、CPU151
の制御の下に、得られた復号データをハードディスク等
に記録し、必要に応じて、表示部157に処理結果等を
表示する。なお、得られた復号データは、記録媒体17
0等に記録することもできる。
【0138】このように、コンピュータ装置150は、
上述した復号装置3における復号処理を復号プログラム
を実行することにより実現することができる。
【0139】以上のように、本発明は、その趣旨を逸脱
しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
【0140】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる符号化装置は、入力されたデータに対して並列連接
符号化を行う符号化装置であって、入力されたデータを
構成する各ビットの順序を置換して並べ替える少なくと
も1つ以上の置換手段を備え、組織成分として置換手段
により並べ替えられたデータを用いる。
【0141】したがって、本発明にかかる符号化装置
は、置換手段により並べ替えられたデータを組織成分と
して出力することによって、受信語を復号する復号器の
回路規模を削減することができる。
【0142】また、本発明にかかる符号化方法は、入力
されたデータに対して並列連接符号化を行う符号化方法
であって、入力されたデータを構成する各ビットの順序
を置換して並べ替える少なくとも1つ以上の置換工程を
備え、組織成分として置換工程にて並べ替えられたデー
タを用いる。
【0143】したがって、本発明にかかる符号化方法
は、置換工程にて並べ替えられたデータを組織成分とし
て出力することによって、受信語を復号する復号器の回
路規模を削減することを可能とする。
【0144】さらに、本発明にかかる符号化プログラム
が記録された記録媒体は、入力されたデータに対して並
列連接符号化を行うコンピュータ制御可能な符号化プロ
グラムが記録された記録媒体であって、符号化プログラ
ムは、入力されたデータを構成する各ビットの順序を置
換して並べ替える少なくとも1つ以上の置換工程を備
え、組織成分として置換工程にて並べ替えられたデータ
を用いる。
【0145】したがって、本発明にかかる符号化プログ
ラムが記録された記録媒体は、置換工程にて並べ替えら
れたデータを組織成分として出力する符号化プログラム
を提供することができる。そのため、この符号化プログ
ラムが提供された装置は、受信語を復号する復号器の回
路規模を削減することが可能となる。
【0146】さらにまた、本発明にかかる復号装置は、
入力されたデータを構成する各ビットの順序を置換して
並べ替える少なくとも1つ以上の第1の置換手段を備
え、組織成分として第1の置換手段により並べ替えられ
たデータを用いる符号化機器により並列連接符号化され
た符号の復号を行う復号装置であって、組織成分として
のデータを含むデータに対応して入力された軟入力であ
る受信語と、入力された軟入力である情報ビットに対す
る事前確率情報とを用いて軟出力復号を行う少なくとも
1つ以上の第1の軟出力復号手段と、第1の置換手段に
より並べ替えられたデータのビット配列を、入力された
データのビット配列に戻すように、第1の軟出力復号手
段から出力された軟入力のデータを並べ替える少なくと
も1つ以上の逆置換手段と、入力された軟入力である受
信語と、逆置換手段から出力された軟入力である情報ビ
ットに対する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行う
第2の軟出力復号手段と、第1の置換手段と同一の置換
位置情報に基づいて、第2の軟出力復号手段から出力さ
れた軟入力のデータを構成する各ビットの順序を置換し
て並べ替える少なくとも1つ以上の第2の置換手段とを
備え、第1の軟出力復号手段は、情報ビットに対する事
前確率情報として、第2の置換手段から出力された軟入
力のデータを入力する。
【0147】したがって、本発明にかかる復号装置は、
少なくとも1つ以上の第1の軟出力復号手段によって、
第1の置換手段により並べ替えられて組織成分として出
力されたデータを含むデータに対応して入力された軟入
力である受信語と、入力された軟入力である情報ビット
に対する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行い、少
なくとも1つ以上の逆置換手段によって、第1の軟出力
復号手段から出力された軟入力のデータを並べ替え、第
2の軟出力復号手段によって、入力された軟入力である
受信語と、逆置換手段から出力された軟入力である情報
ビットに対する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行
い、少なくとも1つ以上の第2の置換手段によって、第
1の置換手段と同一の置換位置情報に基づいて、第2の
軟出力復号手段から出力された軟入力のデータを構成す
る各ビットの順序を置換して並べ替えることによって、
回路規模が削減され、簡易な構成の下に並列連接符号化
された符号の復号を高性能に行うことができる。
【0148】また、本発明にかかる復号方法は、入力さ
れたデータを構成する各ビットの順序を置換して並べ替
える少なくとも1つ以上の第1の置換工程を備え、組織
成分として第1の置換工程にて並べ替えられたデータを
用いる符号化方法により並列連接符号化された符号の復
号を行う復号方法であって、組織成分としてのデータを
含むデータに対応して入力された軟入力である受信語
と、入力された軟入力である情報ビットに対する事前確
率情報とを用いて軟出力復号を行う少なくとも1つ以上
の第1の軟出力復号工程と、第1の置換工程にて並べ替
えられたデータのビット配列を、入力されたデータのビ
ット配列に戻すように、第1の軟出力復号工程にて生成
された軟入力のデータを並べ替える少なくとも1つ以上
の逆置換工程と、入力された軟入力である受信語と、逆
置換工程にて並べ替えられた軟入力である情報ビットに
対する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行う第2の
軟出力復号工程と、第1の置換工程と同一の置換位置情
報に基づいて、第2の軟出力復号工程にて生成された軟
入力のデータを構成する各ビットの順序を置換して並べ
替える少なくとも1つ以上の第2の置換工程とを備え、
第1の軟出力復号工程では、情報ビットに対する事前確
率情報として、第2の置換工程にて並べ替えられた軟入
力のデータを入力する。
【0149】したがって、本発明にかかる復号方法は、
少なくとも1つ以上の第1の軟出力復号工程にて、第1
の置換工程にて並べ替えられて組織成分として出力され
たデータを含むデータに対応して入力された軟入力であ
る受信語と、入力された軟入力である情報ビットに対す
る事前確率情報とを用いて軟出力復号を行い、少なくと
も1つ以上の逆置換工程にて、第1の軟出力復号工程に
て生成された軟入力のデータを並べ替え、第2の軟出力
復号工程にて、入力された軟入力である受信語と、逆置
換工程にて並べ替えられた軟入力である情報ビットに対
する事前確率情報とを用いて軟出力復号を行い、少なく
とも1つ以上の第2の置換工程にて、第1の置換工程と
同一の置換位置情報に基づいて、第2の軟出力復号工程
にて生成された軟入力のデータを構成する各ビットの順
序を置換して並べ替えることによって、回路規模が削減
され、簡易な構成の下に並列連接符号化された符号の復
号を高性能に行うことを可能とする。
【0150】さらに、本発明にかかる復号プログラムが
記録された記録媒体は、入力されたデータを構成する各
ビットの順序を置換して並べ替える少なくとも1つ以上
の第1の置換工程を備え、組織成分として第1の置換工
程にて並べ替えられたデータを用いる符号化方法により
並列連接符号化された符号の復号を行うコンピュータ制
御可能な復号プログラムが記録された記録媒体であっ
て、復号プログラムは、組織成分としてのデータを含む
データに対応して入力された軟入力である受信語と、入
力された軟入力である情報ビットに対する事前確率情報
とを用いて軟出力復号を行う少なくとも1つ以上の第1
の軟出力復号工程と、第1の置換工程にて並べ替えられ
たデータのビット配列を、入力されたデータのビット配
列に戻すように、第1の軟出力復号工程にて生成された
軟入力のデータを並べ替える少なくとも1つ以上の逆置
換工程と、入力された軟入力である受信語と、逆置換工
程にて並べ替えられた軟入力である情報ビットに対する
事前確率情報とを用いて軟出力復号を行う第2の軟出力
復号工程と、第1の置換工程と同一の置換位置情報に基
づいて、第2の軟出力復号工程にて生成された軟入力の
データを構成する各ビットの順序を置換して並べ替える
少なくとも1つ以上の第2の置換工程とを備え、第1の
軟出力復号工程では、情報ビットに対する事前確率情報
として、第2の置換工程にて並べ替えられた軟入力のデ
ータを入力する。
【0151】したがって、本発明にかかる復号プログラ
ムが記録された記録媒体は、少なくとも1つ以上の第1
の軟出力復号工程にて、第1の置換工程にて並べ替えら
れて組織成分として出力されたデータを含むデータに対
応して入力された軟入力である受信語と、入力された軟
入力である情報ビットに対する事前確率情報とを用いて
軟出力復号を行い、少なくとも1つ以上の逆置換工程に
て、第1の軟出力復号工程にて生成された軟入力のデー
タを並べ替え、第2の軟出力復号工程にて、入力された
軟入力である受信語と、逆置換工程にて並べ替えられた
軟入力である情報ビットに対する事前確率情報とを用い
て軟出力復号を行い、少なくとも1つ以上の第2の置換
工程にて、第1の置換工程と同一の置換位置情報に基づ
いて、第2の軟出力復号工程にて生成された軟入力のデ
ータを構成する各ビットの順序を置換して並べ替える復
号プログラムを提供することができる。そのため、この
復号プログラムが提供された装置は、回路規模が削減さ
れ、簡易な構成の下に並列連接符号化された符号の復号
を高性能に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すデータ送受信シ
ステムを適用する通信モデルの構成を説明するブロック
図である。
【図2】同データ送受信システムにおける符号化装置の
構成を説明するブロック図である。
【図3】符号化装置が備える畳み込み符号化器の構成を
説明するブロック図である。
【図4】符号化装置が備えるインターリーバの構成を説
明するブロック図である。
【図5】符号化装置が備える畳み込み符号化器であり、
図3に示した畳み込み符号化器とは異なる畳み込み符号
化器の構成を説明するブロック図である。
【図6】同データ送受信システムにおける復号装置の構
成を説明するブロック図である。
【図7】復号装置が備える軟出力復号回路の構成を説明
するブロック図である。
【図8】復号装置が備える軟出力復号回路であり、図7
に示した軟出力復号回路とは異なる軟出力復号回路の構
成を説明するブロック図である。
【図9】コンピュータ装置の構成を説明するブロック図
である。
【図10】通信モデルの構成を説明するブロック図であ
る。
【図11】従来の符号化装置の構成を説明するブロック
図である。
【図12】従来の復号装置の構成を説明するブロック図
である。
【符号の説明】
1 符号化装置、 3 復号装置、 10 遅延器、
20,40 畳み込み符号化器、 30,70 インタ
ーリーバ、 50,80 軟出力復号回路、60 デイ
ンターリーバ、 90 加算器、 100 2値化回
路、 150コンピュータ装置、 151 CPU、
170 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 俊之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 山本 耕平 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B001 AA10 AB03 AB05 AC01 AD06 AE02 5J065 AB03 AB04 AB05 AC02 AC03 AD10 AF03 AG06 AH02 AH04 AH05 AH19 AH21 AH22 5K014 BA10 CA04 CA05 FA16

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデータに対して並列連接符号
    化を行う符号化装置であって、 入力されたデータを構成する各ビットの順序を置換して
    並べ替える少なくとも1つ以上の置換手段を備え、 組織成分として上記置換手段により並べ替えられたデー
    タを用いることを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 上記入力されたデータに対して符号化を
    行う第1の符号化手段と、 上記置換手段から出力されたデータに対して符号化を行
    う少なくとも1つ以上の第2の符号化手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の符号化手段及び上記第2の符
    号化手段は、それぞれ、入力されたデータに対して畳み
    込み演算を行うことを特徴とする請求項2記載の符号化
    装置。
  4. 【請求項4】 上記置換手段は、ランダムインターリー
    バであることを特徴とする請求項1記載の符号化装置。
  5. 【請求項5】 入力されたデータに対して並列連接符号
    化を行う符号化方法であって、 入力されたデータを構成する各ビットの順序を置換して
    並べ替える少なくとも1つ以上の置換工程を備え、 組織成分として上記置換工程にて並べ替えられたデータ
    を用いることを特徴とする符号化方法。
  6. 【請求項6】 上記入力されたデータに対して符号化を
    行う第1の符号化工程と、 上記置換工程にて並べ替えられたデータに対して符号化
    を行う少なくとも1つ以上の第2の符号化工程とを備え
    ることを特徴とする請求項5記載の符号化方法。
  7. 【請求項7】 上記第1の符号化工程及び上記第2の符
    号化工程では、それぞれ、入力されたデータに対して畳
    み込み演算を行うことを特徴とする請求項6記載の符号
    化方法。
  8. 【請求項8】 上記置換工程では、ランダムインターリ
    ーブを行うことを特徴とする請求項5記載の符号化方
    法。
  9. 【請求項9】 入力されたデータに対して並列連接符号
    化を行うコンピュータ制御可能な符号化プログラムが記
    録された記録媒体であって、 上記符号化プログラムは、 入力されたデータを構成する各ビットの順序を置換して
    並べ替える少なくとも1つ以上の置換工程を備え、 組織成分として上記置換工程にて並べ替えられたデータ
    を用いることを特徴とする符号化プログラムが記録され
    た記録媒体。
  10. 【請求項10】 入力されたデータを構成する各ビット
    の順序を置換して並べ替える少なくとも1つ以上の第1
    の置換手段を備え、組織成分として上記第1の置換手段
    により並べ替えられたデータを用いる符号化機器により
    並列連接符号化された符号の復号を行う復号装置であっ
    て、 上記組織成分としてのデータを含むデータに対応して入
    力された軟入力である受信語と、入力された軟入力であ
    る情報ビットに対する事前確率情報とを用いて軟出力復
    号を行う少なくとも1つ以上の第1の軟出力復号手段
    と、 上記第1の置換手段により並べ替えられたデータのビッ
    ト配列を、上記入力されたデータのビット配列に戻すよ
    うに、上記第1の軟出力復号手段から出力された軟入力
    のデータを並べ替える少なくとも1つ以上の逆置換手段
    と、 入力された軟入力である受信語と、上記逆置換手段から
    出力された軟入力である情報ビットに対する事前確率情
    報とを用いて軟出力復号を行う第2の軟出力復号手段
    と、 上記第1の置換手段と同一の置換位置情報に基づいて、
    上記第2の軟出力復号手段から出力された軟入力のデー
    タを構成する各ビットの順序を置換して並べ替える少な
    くとも1つ以上の第2の置換手段とを備え、 上記第1の軟出力復号手段は、上記情報ビットに対する
    事前確率情報として、上記第2の置換手段から出力され
    た軟入力のデータを入力することを特徴とする復号装
    置。
  11. 【請求項11】 上記逆置換手段から出力された軟入力
    である情報ビットに対する事前確率情報と、上記第2の
    軟出力復号手段により生成された軟出力の外部情報とを
    加算して得られた外部情報を2値化し、硬出力の復号デ
    ータとして出力する2値化手段を備えることを特徴とす
    る請求項10記載の復号装置。
  12. 【請求項12】 上記第1の軟出力復号手段及び上記第
    2の軟出力復号手段は、それぞれ、BCJRアルゴリズ
    ムに基づく最大事後確率復号を行うことを特徴とする請
    求項10記載の復号装置。
  13. 【請求項13】 上記符号化機器は、上記入力されたデ
    ータに対して符号化を行う第1の符号化手段と、上記置
    換手段から出力されたデータに対して符号化を行う少な
    くとも1つ以上の第2の符号化手段とを備えることを特
    徴とする請求項10記載の復号装置。
  14. 【請求項14】 上記第1の軟出力復号手段は、上記第
    2の符号化手段に対応して備えられ、上記第2の軟出力
    復号手段は、上記第1の符号化手段に対応して備えられ
    ることを特徴とする請求項13記載の復号装置。
  15. 【請求項15】 上記第1の符号化手段及び上記第2の
    符号化手段は、それぞれ、入力されたデータに対して畳
    み込み演算を行うことを特徴とする請求項13記載の復
    号装置。
  16. 【請求項16】 上記第1の置換手段及び上記第2の置
    換手段は、それぞれ、ランダムインターリーバであるこ
    とを特徴とする請求項10記載の復号装置。
  17. 【請求項17】 入力されたデータを構成する各ビット
    の順序を置換して並べ替える少なくとも1つ以上の第1
    の置換工程を備え、組織成分として上記第1の置換工程
    にて並べ替えられたデータを用いる符号化方法により並
    列連接符号化された符号の復号を行う復号方法であっ
    て、 上記組織成分としてのデータを含むデータに対応して入
    力された軟入力である受信語と、入力された軟入力であ
    る情報ビットに対する事前確率情報とを用いて軟出力復
    号を行う少なくとも1つ以上の第1の軟出力復号工程
    と、 上記第1の置換工程にて並べ替えられたデータのビット
    配列を、上記入力されたデータのビット配列に戻すよう
    に、上記第1の軟出力復号工程にて生成された軟入力の
    データを並べ替える少なくとも1つ以上の逆置換工程
    と、 入力された軟入力である受信語と、上記逆置換工程にて
    並べ替えられた軟入力である情報ビットに対する事前確
    率情報とを用いて軟出力復号を行う第2の軟出力復号工
    程と、 上記第1の置換工程と同一の置換位置情報に基づいて、
    上記第2の軟出力復号工程にて生成された軟入力のデー
    タを構成する各ビットの順序を置換して並べ替える少な
    くとも1つ以上の第2の置換工程とを備え、 上記第1の軟出力復号工程では、上記情報ビットに対す
    る事前確率情報として、上記第2の置換工程にて並べ替
    えられた軟入力のデータを入力することを特徴とする復
    号方法。
  18. 【請求項18】 上記逆置換工程にて並べ替えられた軟
    入力である情報ビットに対する事前確率情報と、上記第
    2の軟出力復号工程にて生成された軟入力の外部情報と
    を加算して得られた外部情報を2値化し、硬出力の復号
    データとして出力する2値化工程を備えることを特徴と
    する請求項17記載の復号方法。
  19. 【請求項19】 上記第1の軟出力復号工程及び上記第
    2の軟出力復号工程では、それぞれ、BCJRアルゴリ
    ズムに基づく最大事後確率復号を行うことを特徴とする
    請求項17記載の復号方法。
  20. 【請求項20】 上記符号化方法は、上記入力されたデ
    ータに対して符号化を行う第1の符号化工程と、上記置
    換工程にて並べ替えられたデータに対して符号化を行う
    少なくとも1つ以上の第2の符号化工程とを備えること
    を特徴とする請求項17記載の復号方法。
  21. 【請求項21】 上記第1の軟出力復号工程は、上記第
    2の符号化工程に対応して備えられ、上記第2の軟出力
    復号工程は、上記第1の符号化工程に対応して備えられ
    ることを特徴とする請求項20記載の復号方法。
  22. 【請求項22】 上記第1の符号化工程及び上記第2の
    符号化工程では、それぞれ、入力されたデータに対して
    畳み込み演算を行うことを特徴とする請求項20記載の
    復号方法。
  23. 【請求項23】 上記第1の置換工程及び上記第2の置
    換工程では、それぞれ、ランダムインターリーブを行う
    ことを特徴とする請求項17記載の復号方法。
  24. 【請求項24】 入力されたデータを構成する各ビット
    の順序を置換して並べ替える少なくとも1つ以上の第1
    の置換工程を備え、組織成分として上記第1の置換工程
    にて並べ替えられたデータを用いる符号化方法により並
    列連接符号化された符号の復号を行うコンピュータ制御
    可能な復号プログラムが記録された記録媒体であって、 上記復号プログラムは、 上記組織成分としてのデータを含むデータに対応して入
    力された軟入力である受信語と、入力された軟入力であ
    る情報ビットに対する事前確率情報とを用いて軟出力復
    号を行う少なくとも1つ以上の第1の軟出力復号工程
    と、 上記第1の置換工程にて並べ替えられたデータのビット
    配列を、上記入力されたデータのビット配列に戻すよう
    に、上記第1の軟出力復号工程にて生成された軟入力の
    データを並べ替える少なくとも1つ以上の逆置換工程
    と、 入力された軟入力である受信語と、上記逆置換工程にて
    並べ替えられた軟入力である情報ビットに対する事前確
    率情報とを用いて軟出力復号を行う第2の軟出力復号工
    程と、 上記第1の置換工程と同一の置換位置情報に基づいて、
    上記第2の軟出力復号工程にて生成された軟入力のデー
    タを構成する各ビットの順序を置換して並べ替える少な
    くとも1つ以上の第2の置換工程とを備え、 上記第1の軟出力復号工程では、上記情報ビットに対す
    る事前確率情報として、上記第2の置換工程にて並べ替
    えられた軟入力のデータを入力することを特徴とする復
    号プログラムが記録された記録媒体。
  25. 【請求項25】 上記復号プログラムは、上記逆置換工
    程にて並べ替えられた軟入力である情報ビットに対する
    事前確率情報と、上記第2の軟出力復号工程にて生成さ
    れた軟入力の外部情報とを加算して得られた外部情報を
    2値化し、硬出力の復号データとして出力する2値化工
    程を備えることを特徴とする請求項24記載の復号プロ
    グラムが記録された記録媒体。
JP2000101365A 2000-03-31 2000-03-31 符号化装置、符号化方法及び符号化プログラムが記録された記録媒体、並びに、復号装置、復号方法及び復号プログラムが記録された記録媒体 Withdrawn JP2001285082A (ja)

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