JP2001284315A - 基板処理方法及びその装置 - Google Patents

基板処理方法及びその装置

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JP2001284315A
JP2001284315A JP2000093621A JP2000093621A JP2001284315A JP 2001284315 A JP2001284315 A JP 2001284315A JP 2000093621 A JP2000093621 A JP 2000093621A JP 2000093621 A JP2000093621 A JP 2000093621A JP 2001284315 A JP2001284315 A JP 2001284315A
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processing
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processing liquid
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JP2000093621A
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Akira Izumi
昭 泉
Takikichi Sakai
滝吉 酒井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の処理面内での処理を均一にし、エッチン
グ処理、洗浄処理等の処理精度を向上させる。 【解決手段】ウエハWを保持するスピンチャック1と、
ウエハWを保持したスピンチャック1を回転させる電動
モータ3と、ウエハWに第1薬液を供給する第1薬液供
給ノズル4と、スピンチャック1に保持されたウエハW
に第2薬液を供給する第2薬液供給ノズル5と、電動モ
ータ3を制御してウエハWを第1回転数で回転させつ
つ、ウエハWに第1薬液を供給し、ウエハWへの薬液の
供給を停止させた状態で、電動モータ3を制御してウエ
ハWを第1回転数より高速の第2回転数で回転させ、電
動モータ3を制御してウエハWを第2回転数より低速の
第3回転数で回転させつつ、ウエハWに第2薬液を供給
させる制御部12と、を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶用ガラス基板等の基板に薬液、純水等の処理液を供給
して、基板に対して洗浄処理、エッチング処理等の所定
の処理を行う基板処理方法及び基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、基板の一種であるウエハの洗浄
工程においては、スピンチャックにウエハを保持して回
転させながら、所定の薬液供給時間の間フッ酸等の薬液
を薬液供給ノズルからウエハの回転中心付近に供給して
薬液処理を行い、それに続いて所定の純水供給時間の間
純水を純水供給ノズルからウエハの回転中心付近に供給
して、ウエハに残留している薬液を洗い落とす純水処理
を行う洗浄処理が実施されている。
【0003】従来は、この一連の洗浄工程の処理を薬液
供給時間から純水供給時間への切り換えのタイミングで
その一部を重複させて薬液と純水との両方をウエハに供
給するように実施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
処理方法では、薬液と純水の両方がウエハに重複して供
給されている間、供給方向の違う2液がぶつかるため、
液の跳ね返りが多くなり、基板処理装置の天井等の構造
物に液が付着し易くなる。このように構造物に付着した
液はウエハへの液ダレやボタ落ちの原因となり、処理前
や処理中のウエハに液が落ちてしまうと、処理が不均一
になるし、処理を終えたウエハに液が落ちてしまうと処
理の仕上がり精度が悪くなるという問題を引き起こす。
さらに、結晶化する薬液を用いている場合には、構造物
に付着して結晶化した薬液が剥がれてパーティクルを発
生させ、ウエハの汚染を招くこともある。
【0005】また、薬液と純水の両方がウエハの供給さ
れている間、ウエハ上で薬液と純水とが混じり合うが、
ウエハ上に広がる薬液及び純水の混合割合が場所によっ
て不均一になり、ウエハ上での純水等の濃度にバラツキ
が生じ、ウエハの処理面内での処理の不均一を招くこと
になる。
【0006】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たものであって、基板の処理面内での処理を均一にし、
エッチング処理、洗浄処理等の処理精度を向上させる基
板処理方法及び基板処理装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1に記載の基板処理方法は、基板に所定
の処理を行う基板処理方法において、基板を第1回転数
で回転させつつ、基板に第1処理液を供給する第1処理
工程と、基板に処理液を供給しない状態で、基板を第1
回転数より高速の第2回転数で回転させる第2処理工程
と、基板を第2回転数より低速の第3回転数で回転させ
つつ、基板に第1処理液とは異なる第2処理液を供給す
る第3処理工程と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0008】なお、ここでいう基板に対する「所定の処
理」には、基板に対する洗浄処理、エッチング処理が含
まれる。
【0009】また、請求項2に記載の基板処理方法は、
請求項1に記載の基板処理方法において、第1処理液
が、フッ酸を含む処理液であり、第2処理液が、アンモ
ニアを含む処理液であることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に記載の基板処理方法は、
請求項1に記載の基板処理方法において、第1処理液
は、フッ酸を含む処理液であり、第2処理液は、純水で
あることを特徴とする基板処理方法。
【0011】また、請求項4に記載の基板処理方法は、
基板に所定の処理を行う基板処理方法において、基板を
第1回転数で回転させつつ、基板に処理液を供給する第
1処理工程と、基板に処理液を供給しない状態で、基板
を第1回転数より高速の第2回転数で回転させる第2処
理工程と、基板を第2回転数より低速の第3回転数で回
転させつつ、基板に処理液を供給する第3処理工程と、
を有することを特徴とするものである。
【0012】また、請求項5に記載の基板処理装置は、
基板に所定の処理を行う基板処理装置において、基板を
保持する保持手段と、基板を保持した保持手段を回転さ
せる駆動手段と、前記保持手段に保持された基板に第1
処理液を供給する第1供給手段と、前記保持手段に保持
された基板に第2処理液を供給する第2供給手段と、前
記駆動手段を制御して基板を第1回転数で回転させつ
つ、前記第1供給手段を制御して基板に第1処理液を供
給し、前記第1供給手段からの基板への第1処理液の供
給を停止させた状態で、前記駆動手段を制御して基板を
第1回転数より高速の第2回転数で回転させ、前記駆動
手段を制御して、基板を第2回転数より低速の第3回転
数で回転させつつ、前記第2供給手段を制御して基板に
第2処理液を供給させる制御手段と、を有することを特
徴とするものである。
【0013】なお、ここでいう「基板の保持」には、基
板の端部を複数の保持部材での保持、基板の裏面への吸
着保持、基板の裏面への支持部材での支持が考えられ
る。また、基板に第1処理液を供給する第1供給手段と
基板に第2処理液を供給する第2供給手段については1
つの供給手段で兼用してもよい。
【0014】また、請求項6に記載の基板処理装置は、
請求項5に記載の基板処理装置において、第1処理液
が、フッ酸を含む処理液であり、第2処理液が、アンモ
ニアを含む処理液であることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項7に記載の基板処理装置は、
請求項5に記載の基板処理装置において、第1処理液
が、フッ酸を含む処理液であり、第2処理液が、純水で
あることを特徴とするものである。
【0016】また、請求項8に記載の基板処理装置は、
請求項5乃至請求項7に記載の基板処理装置において、
前記制御手段が、前記第1供給手段による第1処理液の
供給及び供給停止を制御する第1供給手段用制御手段
と、前記第2供給手段による第2処理液の供給及び供給
停止を制御する第2供給手段用制御手段とを有すること
を特徴とするものである。
【0017】また、請求項9に記載の基板処理装置は、
基板に所定の処理を行う基板処理装置において、基板を
保持する保持手段と、基板を保持した保持手段を回転さ
せる駆動手段と、前記保持手段に保持された基板に処理
液を供給する供給手段と、前記駆動手段を制御して基板
を第1回転数で回転させつつ、前記供給手段を制御して
基板に処理液を供給し、前記供給手段からの基板への処
理液の供給を停止させた状態で、前記駆動手段を制御し
て基板を第1回転数より高速の第2回転数で回転させ、
前記駆動手段を制御して、基板を第2回転数より低速の
第3回転数で回転させつつ、前記供給手段を制御して基
板に処理液を供給させる制御手段と、を有することを特
徴とするものである。
【0018】なお、ここでいう「基板の保持」には、基
板の端部を複数の保持部材での保持、基板の裏面への吸
着保持、基板の裏面への支持部材での支持が考えられ
る。
【0019】また、請求項10に記載の基板処理装置
は、請求項9に記載の基板処理装置において、前記制御
手段が、前記供給手段による処理液の供給及び供給停止
を制御する供給手段用制御手段を有することを特徴とす
るものである。
【0020】さらに、請求項11に記載の基板処理装置
は、請求項5乃至請求項10のいずれかに記載の基板処
理装置において、前記制御手段が、前記駆動手段による
基板の回転数を制御する回転数制御手段を有することを
特徴するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>以下、図面
を参照しつつ本発明に係る基板処理装置の第1の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態の基板処理装置の要部構成を示す正面図である。以
下では、基板の一種であるウエハにフッ酸を含む第1薬
液を供給して第1薬液処理を行い、それに続いてウエハ
にアンモニアを含む第2薬液を供給して第2薬液処理を
行う洗浄処理を例に説明する。なお、第1薬液は、本発
明の第1処理液に相当し、第2薬液は、第2処理液に相
当する。
【0022】ウエハWは保持手段としての真空吸着式の
スピンチャック1に水平姿勢に保持されている。スピン
チャック1は、回転軸2を介して電動モータ3と伝導連
結されており、電動モータ3を駆動することで、スピン
チャック1とともにスピンチャック1に保持されたウエ
ハWが鉛直方向の軸芯J周りで回転される。
【0023】スピンチャック1に保持されたウエハWの
上方には、斜め上方からウエハWの上面(通常は表面)
の回転中心付近に第1薬液を供給する第1薬液供給ノズ
ル4と斜め上方からウエハWの上面(通常は表面)の回
転中心付近に第2薬液を供給する第2薬液供給ノズル5
とが配置されている。第1薬液供給ノズル4は、第1薬
液のウエハWへの供給とその停止とを切り換える第1開
閉弁6が設けられた配管7を介して第1薬液供給源8に
連通接続されている。一方、第2薬液供給ノズル5は、
第2薬液のウエハWへの供給とその停止とを切り換える
第2開閉弁9が設けられた配管10を介して第2薬液供
給源11に連通接続されている。
【0024】図2は、第1の実施の形態の制御系の構成
を示すブロック図である。スピンチャック1によるウエ
ハWの保持及びその解除の制御は、制御部12で行われ
る。また、制御部12は、電動モータ3の回転数を制御
する電動モータ制御部120と、開閉弁6の開閉動作を
制御する第1開閉弁制御部121と、開閉弁9の開閉動
作を制御する第2開閉弁制御部122とを備えている。
なお、電動モータ制御部120は、本発明の回転数制御
手段に相当し、第1開閉弁制御部121は、第1供給手
段用制御手段に相当し、第2開閉弁制御部122は、第
2供給手段用制御手段に相当する。
【0025】次に、図3に基づいて第1の実施の形態の
基板処理装置の処理動作について説明する。図3は、電
動モータの回転数の制御、第1開閉弁及び第2開閉弁の
開閉制御を示すタイムチャートである。
【0026】この基板処理装置においては、まず、制御
部12内の電動モータ制御部120の制御により電動モ
ータ3の回転を開始させ、ウエハWの回転数を100r
pm〜600rpmにする。このとき、第1開閉弁6及
び第2開閉弁9は、いずれも「閉」状態である。
【0027】次に、ウエハWの回転数を100rpm〜
600rpmにした状態で、第1開閉弁制御部121の
制御により第1開閉弁6を「閉」から「開」へ切り換え
る。これにより、ウエハWが第1回転数で回転された状
態で、第1薬液供給ノズル4から第1薬液がウエハWの
中央部に供給されウエハWの第1薬液処理が行われる。
なお、このときの回転数100rpm〜600rpm
が、第1回転数に相当する。
【0028】所定の時間第1薬液処理が行われると、電
動モータ制御部120の制御によりウエハWの回転数を
1000rpm〜3000rpmに高速にする。なお、
このときの回転数1000rpm〜3000rpmが第
2回転数に相当する。それと同時に、第1開閉弁制御部
121の制御により第1開閉弁6を「開」から「閉」へ
切り換える。
【0029】そして、所定の時間、ウエハWの表面に何
も処理液を供給せずに、第2回転数でウエハWを回転さ
せる。これにより、第1薬液がウエハWから振り切られ
る。
【0030】次に、電動モータ制御部120の制御によ
りウエハWの回転数を100rpm〜600rpmに低
速にする。なお、このときの100rpm〜600rp
mが第3回転数に相当する。それと同時に、第2開閉弁
制御部122の制御により第2開閉弁9を「閉」から
「開」へ切り換える。これにより、ウエハWが第3回転
数に回転された状態で、第2薬液供給ノズル5から第2
薬液がウエハWの中央部に供給されウエハWの第2薬液
処理が行われる。
【0031】所定の時間第2薬液処理が行われると、電
動モータ制御部120の制御によりウエハWの回転数を
1000rpm〜3000rpmに高速にする。それと
同時に、第2開閉弁制御部122の制御により第2開閉
弁9を「開」から「閉」へ切り換えて、ウエハWを回転
させてウエハWの表面の乾燥を行う。これにより、一連
の基板処理装置の処理動作が終了する。
【0032】なお、この第1の実施の形態では、回転数
について第1回転数、第2回転数、及び第3回転数の切
り換えを瞬時に行ったが、図3の2点鎖線のように徐々
に回転数を増加させたり、減少させるようにしてもよ
い。
【0033】また、この第1の実施の形態では、フッ酸
を含む第1薬液による第1薬液処理、アンモニアを含む
第2薬液による第2薬液処理を例に挙げたが、第2薬液
処理を純水による純水処理にしてもよい。
【0034】また、この第1の実施の形態では、第1薬
液を供給する第1薬液供給ノズル4と第2薬液を供給す
る第2薬液供給ノズル5を別々に設けたが、1つの薬液
供給ノズルにて、2種類以上の薬液を供給してもよい。
【0035】さらに、この第1の実施の形態では、第1
薬液、第2薬液ともウエハWの表面に供給する構成であ
ったが、ウエハWの裏面に薬液を供給するような構成で
もよい。
【0036】<第2の実施の形態>以下、図面を参照し
つつ本発明に係る基板処理装置の第2の実施の形態につ
いて説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態の基
板処理装置の要部構成を示す正面図である。以下では、
基板の一種であるウエハにフッ酸を含む薬液を供給して
第1薬液処理を行い、それに続いて同じ薬液を供給して
第2薬液処理を行う洗浄処理を例に説明する。なお、薬
液が、本発明の処理液に相当する。
【0037】ウエハWは保持手段としての真空吸着式の
スピンチャック101に水平姿勢に保持されている。ス
ピンチャック101は、回転軸102を介して電動モー
タ103と伝導連結されており、電動モータ103を駆
動することで、スピンチャック101とともにスピンチ
ャック101に保持されたウエハWが鉛直方向の軸芯J
周りで回転される。
【0038】スピンチャック101に保持されたウエハ
Wの上方には、斜め上方からウエハWの上面(通常は表
面)の回転中心付近に薬液を供給する薬液供給ノズル1
04が配置されている。薬液供給ノズル104は、薬液
のウエハWへの供給とその停止とを切り換える開閉弁1
06が設けられた配管107を介して薬液供給源108
に連通接続されている。
【0039】図5は、第2の実施の形態の制御系の構成
を示すブロック図である。スピンチャック101による
ウエハWの保持及びその解除の制御は、制御部112で
行われる。また、制御部112は、電動モータ103の
回転数を制御する電動モータ制御部130と、開閉弁1
06の開閉動作を制御する開閉弁制御部131とを備え
ている。なお、電動モータ制御部130は、本発明の回
転数制御手段に相当し、開閉弁制御部131は、供給手
段用制御手段に相当する。
【0040】次に、図6に基づいて第2の実施の形態の
基板処理装置の処理動作について説明する。図6は、電
動モータの回転数の制御及び開閉弁の開閉制御を示すタ
イムチャートである。
【0041】この基板処理装置においては、まず制御部
112内の電動モータ制御部130の制御により電動モ
ータ103の回転を開始させ、ウエハWの回転数を10
0rpm〜600rpmにする。このとき、開閉弁10
6は、「閉」状態である。
【0042】次に、ウエハWの回転数を100rpm〜
600rpmにした状態で、開閉弁制御部131の制御
により開閉弁106を「閉」から「開」へ切り換える。
これにより、ウエハWが第1回転数に回転された状態
で、薬液供給ノズル104から薬液がウエハWの中央部
に供給されウエハWの第1薬液処理が行われる。なお、
このときの回転数100rpm〜600rpmが、第1
回転数に相当する。
【0043】所定の時間第1薬液処理が行われると、電
動モータ制御部120の制御によりウエハWの回転数を
1000rpm〜3000rpmに高速にする。なお、
このときの回転数1000rpm〜3000rpmが第
2回転数に相当する。それと同時に、開閉弁制御部13
1の制御により開閉弁106を「開」から「閉」へ切り
換える。
【0044】そして、所定の時間、ウエハWの表面に何
も処理液を供給せずに、第2回転数でウエハWを回転さ
せる。これにより、薬液がウエハWから振り切られる。
【0045】次に、電動モータ制御部130の制御によ
りウエハWの回転数を100rpm〜600rpmに低
速にする。なお、このときの回転数100rpm〜60
0rpmが第3回転数に相当する。それと同時に、開閉
弁制御部130の制御により開閉弁106を「閉」から
「開」へ切り換える。これにより、ウエハWが第3回転
数に回転された状態で、薬液供給ノズル104から薬液
がウエハWの中央部に供給されウエハWの第2薬液処理
が行われる。
【0046】所定の時間第2薬液処理が行われると、電
動モータ制御部130の制御によりウエハWの回転数を
1000rpm〜3000rpmに高速にする。それと
同時に、開閉弁制御部130の制御により開閉弁106
を「開」から「閉」へ切り換える。その後、ウエハWの
回転させてウエハWの表面の乾燥を行う。これにより、
一連の基板処理装置の処理動作が終了する。
【0047】なお、この第2の実施の形態では、回転数
について、第1回転数、第2回転数、及び第3回転数の
切り換えを瞬時に行ったが、図6の2点鎖線のように徐
々に回転数を増加させたり、減少させるようにしてもよ
い。
【0048】さらに、この第2の実施の形態では、薬液
をウエハWの表面に供給する構成であったが、ウエハW
の裏面に薬液を供給するような構成でもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る基板処理方法によれば、第1処理工程における第1処
理液の供給時と第3処理工程における第2処理液の供給
時の間に、基板に処理液を供給しない状態で、基板を回
転させる第2処理工程を設けているので、第2処理液で
の基板の処理時に第1処理液の影響を受けなくなり、基
板の洗浄処理、エッチング処理等の処理精度を向上でき
るという効果がある。特に、基板に処理液を供給しない
状態での基板の第2回転数が、第1処理液の供給時の基
板の第1回転数や第2処理液の供給時の基板の第3回転
数より高速であるので、第2処理工程時に第1処理液が
確実に振り切られ、その結果、第2処理液での基板の処
理時に第1処理液の影響をほとんど受けなくなるという
効果がある。
【0050】また、本発明に係る基板処理方法によれ
ば、第1処理工程における処理液の供給時と第3処理工
程における処理液の供給時の間に、基板に処理液を供給
しない状態で、基板を回転させる第2処理工程を設けて
いるので、第3処理工程における処理液での基板の処理
時に第1処理工程における処理液の影響を受けなくな
り、基板の洗浄処理、エッチング処理等の処理精度を向
上できるという効果がある。特に、基板に処理液を供給
しない状態での基板の第2回転数が、第1処理工程時の
基板の第1回転数や第3処理工程時の基板の第3回転数
より高速であるので、第2処理工程時に第1処理工程時
に供給された処理液が確実に振り切られ、その結果、第
3処理工程における処理液での基板の処理時に第1処理
工程における処理液の影響をほとんど受けなるという効
果がある。
【0051】また、本発明に係る基板処理装置によれ
ば、第1供給手段からの第1処理液の供給時と第2供給
手段からの第2処理液の供給時の間に、制御手段は、基
板に処理液を供給しない状態で、基板を回転させている
ので、第2処理液での基板の処理時に第1処理液の影響
を受けなくなり、基板の洗浄処理、エッチング処理等の
処理精度を向上できるという効果がある。特に、制御手
段は、基板に処理液を供給しない状態での基板の第2回
転数が、第1処理液の供給時の基板の第1回転数や第2
処理液の供給時の基板の第3回転数より高速にしている
ので、第2回転数での基板の回転により、第1処理液が
確実に振り切られ、その結果、第2処理液での基板の処
理時に第1処理液の影響をほとんど受けなくなるという
効果がある。
【0052】さらに、本発明に係る基板処理装置によれ
ば、1回目の供給手段から処理液の供給時と2回目の供
給手段からの処理液の供給時の間に、制御手段は、基板
に処理液を供給しない状態で、基板を回転させているの
で、2回目の供給手段から供給される処理液での基板の
処理時に2回目の供給手段からの供給される処理液の影
響を受けなくなり、基板の洗浄処理、エッチング処理等
の処理精度を向上できるという効果がある。特に、制御
手段は、基板に処理液を供給しない状態での基板の第2
回転数が、1回目の処理液の供給時の基板の第1回転数
や2回目の処理液の供給時の基板の第3回転数より高速
であるので、第2回転数での基板の回転により、処理液
が確実に振り切られ、その結果、2回目に供給した処理
液での基板の処理時に、1回目に供給した処理液の影響
をほとんど受けなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の基板処理装置の要
部構成を示す正面図である。
【図2】第1の実施の形態の制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】電動モータの回転数の制御、第1開閉弁及び第
2開閉弁の開閉制御を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の基板処理装置の要
部構成を示す正面図である。
【図5】第2の実施の形態の制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】電動モータの回転数の制御及び開閉弁の開閉制
御を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 スピンチャック 3 電動モータ 4 第1薬液供給ノズル 5 第2薬液供給ノズル 6 第1開閉弁 7 配管 8 第1薬液供給源 9 第2開閉弁 10 配管 11 第1薬液供給源 12 制御部 120 電動モータ制御部 121 第1開閉弁制御部 122 第2開閉弁制御部 101 スピンチャック 103 電動モータ 104 薬液供給ノズル 106 第1開閉弁 107 配管 108 薬液供給源 112 制御部 130 電動モータ制御部 131 開閉弁制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA03 AB34 AB42 BB05 BB93 BB96 CB12 CC01 CC13 CD43 5F043 BB27 DD30 EE08 EE27 GG10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に所定の処理を行う基板処理方法にお
    いて、 基板を第1回転数で回転させつつ、基板に第1処理液を
    供給する第1処理工程と、 基板に処理液を供給しない状態で、基板を第1回転数よ
    り高速の第2回転数で回転させる第2処理工程と、 基板を第2回転数より低速の第3回転数で回転させつ
    つ、基板に第1処理液とは異なる第2処理液を供給する
    第3処理工程と、を有することを特徴とする基板処理方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の基板処理方法において、 第1処理液は、フッ酸を含む処理液であり、第2処理液
    は、アンモニアを含む処理液であることを特徴とする基
    板処理方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の基板処理方法において、 第1処理液は、フッ酸を含む処理液であり、第2処理液
    は、純水であることを特徴とする基板処理方法。
  4. 【請求項4】基板に所定の処理を行う基板処理方法にお
    いて、 基板を第1回転数で回転させつつ、基板に処理液を供給
    する第1処理工程と、 基板に処理液を供給しない状態で、基板を第1回転数よ
    り高速の第2回転数で回転させる第2処理工程と、 基板を第2回転数より低速の第3回転数で回転させつ
    つ、基板に処理液を供給する第3処理工程と、を有する
    ことを特徴とする基板処理方法。
  5. 【請求項5】基板に所定の処理を行う基板処理装置にお
    いて、 基板を保持する保持手段と、 基板を保持した保持手段を回転させる駆動手段と、 前記保持手段に保持された基板に第1処理液を供給する
    第1供給手段と、 前記保持手段に保持された基板に第2処理液を供給する
    第2供給手段と、 前記駆動手段を制御して基板を第1回転数で回転させつ
    つ、前記第1供給手段を制御して基板に第1処理液を供
    給し、前記第1供給手段からの基板への第1処理液の供
    給を停止させた状態で、前記駆動手段を制御して基板を
    第1回転数より高速の第2回転数で回転させ、前記駆動
    手段を制御して基板を第2回転数より低速の第3回転数
    で回転させつつ、前記第2供給手段を制御して基板に第
    2処理液を供給させる制御手段と、を有することを特徴
    とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の基板処理装置において、 第1処理液は、フッ酸を含む処理液であり、第2処理液
    は、アンモニアを含む処理液であることを特徴とする基
    板処理装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の基板処理装置において、 第1処理液は、フッ酸を含む処理液であり、第2処理液
    は、純水であることを特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】請求項5乃至請求項7に記載の基板処理装
    置において、 前記制御手段は、前記第1供給手段による第1処理液の
    供給及び供給停止を制御する第1供給手段用制御手段
    と、前記第2供給手段による第2処理液の供給及び供給
    停止を制御する第2供給手段用制御手段とを有すること
    を特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】基板に所定の処理を行う基板処理装置にお
    いて、 基板を保持する保持手段と、 基板を保持した保持手段を回転させる駆動手段と、 前記保持手段に保持された基板に処理液を供給する供給
    手段と、 前記駆動手段を制御して基板を第1回転数で回転させつ
    つ、前記供給手段を制御して基板に処理液を供給し、前
    記供給手段からの基板への処理液の供給を停止させた状
    態で、前記駆動手段を制御して基板を第1回転数より高
    速の第2回転数で回転させ、前記駆動手段を制御して基
    板を第2回転数より低速の第3回転数で回転させつつ、
    前記供給手段を制御して基板に処理液を供給させる制御
    手段と、を有することを特徴とする基板処理装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の基板処理装置におい
    て、 前記制御手段は、前記供給手段による処理液の供給及び
    供給停止を制御する供給手段用制御手段を有することを
    特徴とする基板処理装置。
  11. 【請求項11】請求項5乃至請求項10のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記制御手段は、前記駆動手段による基板の回転数を制
    御する回転数制御手段を有することを特徴する基板処理
    装置。
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