JP2001284205A - 荷電粒子ビーム描画装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置

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JP2001284205A
JP2001284205A JP2000091655A JP2000091655A JP2001284205A JP 2001284205 A JP2001284205 A JP 2001284205A JP 2000091655 A JP2000091655 A JP 2000091655A JP 2000091655 A JP2000091655 A JP 2000091655A JP 2001284205 A JP2001284205 A JP 2001284205A
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charged particle
particle beam
movable
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Koki Tsuzuki
弘毅 都築
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷電粒子ビームを用いてパターンを描画する
際、散乱電子による試料端面でのチャージアップ現象を
防止し、試料高さの変動を測定するための光又はレーザ
を遮ることなく高精度な描画を可能とする。 【解決手段】 描画される試料1は試料ホルダ3にセッ
トされ、試料高さ規制板4によって高さを決定され、パ
ターンを描画される。描画の際、試料1の表面さらには
描画装置内部で散乱された荷電粒子を遮るための散乱電
子遮蔽板2aを設置する。この際、散乱電子遮蔽板2a
の上面の高さが試料面11の高さとほぼ同じかわずか高
い位置となるように設置する。その結果、散乱電子遮蔽
板2aは試料1の高さ測定用の光源5からの光又はレー
ザを遮ることがなくなるため、試料1周辺部での描画位
置精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビームなどの
荷電粒子ビームを用いて半導体ウエハなどの被処理基板
の表面にパターンを描画する荷電粒子ビーム描画装置に
関するもので、特に、描画の際にフォトマスクなどの試
料を保持するための試料ホルダあるいは描画ステージの
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高集積化、大容量化が
進むにつれて半導体デバイスの設計ルールもますます微
細になり、それに伴って原版であるフォトマスク(ある
いはレチクル)のパターンも微細化して行く。このよう
に微細化したパターンを半導体ウエハ上に描画するため
には解像度の高い荷電粒子ビームを必要とし、そのため
に従来の荷電粒子ビーム描画装置においては、荷電粒子
ビームに高加速電圧を印加することによって解像度の向
上を図っている。
【0003】しかしながら、この高加速電圧化によって
パターンの解像度を向上させる方法は、その副作用とし
て、フォトマスクなどの試料の表面で散乱される荷電粒
子の量とエネルギー強度が増加し、描画装置内部で散乱
された荷電粒子(二次電子)が試料の導電膜が形成され
ていない端面部分でチャージアップを発生させ、このチ
ャージアップによって電場が不均一となり、試料の外周
部での描画位置精度を低下させるという問題が発生し
た。
【0004】通常、フォトマスクは、高精度のガラス基
板上にクロム膜を蒸着し、その上にフォトレジストを塗
布し、このフォトレジストに設計ルールに従って荷電粒
子ビームを照射し、これを現像することによってフォト
レジストパターンが形成される。このフォトレジストパ
ターンをエッチングマスクとして使用することによって
クロム膜をエッチングし、クロム膜で形成されたフォト
マスクパターンを有するフォトマスク原版を得ている。
【0005】このようにして得られるフォトマスクは、
ガラス基板周縁部に形成される面取り部までは導電膜で
あるクロム膜が被着されるが、垂直端面にまでクロム膜
を被着させることは困難である。そこで、その対策とし
て、特開平5−347242号公報にあるように、試料
であるフォトマスクの端面を覆うように散乱電子遮蔽板
(以下、単に遮蔽板と称する)を設置して散乱粒子の影
響を防ぐようにしている。
【0006】この遮蔽板を備えた従来の荷電粒子ビーム
描画装置用の試料ホルダについて、図7の断面図および
図8の上面図を参照して説明する。従来の試料ホルダ3
は、描画ステージ13に載置して使用する構造となって
いる。そして、試料1を試料ホルダ3にセットし、バネ
16で押し上げて試料ホルダ3に設けられた試料高さ規
制板4に押し付け、試料面11の平面位置精度を出すよ
うにしている。試料1は、前述したように面取り部14
までは導電膜が形成されているが、端面15には全く付
着していない。
【0007】また、散乱粒子の影響を防ぐための遮蔽板
2は、導電性を有する金属などの材料から構成され、描
画ステージ13に設けられた試料ホルダ高さ規制板12
の先端部に設置されている。この遮蔽板2は、試料1の
周辺部を覆うように設置されるので、試料1の周辺部に
おいて試料高さ測定用光源5からの光又はレーザを遮っ
てしまい、試料周辺部での描画位置精度を低下させてし
まうという問題があった。
【0008】そこで、従来の荷電粒子ビーム描画装置で
は、描画位置精度を低下させないために描画位置の補正
を行なっている。この補正方法について、図9を参照し
て説明する。図9は、試料面の高さが変動した場合の位
置ずれを説明するための図である。
【0009】ビーム源で発生した荷電粒子ビーム17
は、位置決め用偏向電極6で電圧を印加され、ビームを
偏向させて描画を行なっている。位置決め用偏向電極6
から描画表面である試料面11までの高さH(焦点距離
7)が、ΔH(試料面での高さ変動距離9)だけ変動す
ると、ビーム偏向幅L(偏向距離8)は相似法則により
ΔL(試料面での位置ずれ10)だけ変動し、描画位置
に誤差が生じてしまう。
【0010】そこで従来は、試料面11の高さを測定
し、その変動量に基づいて位置決め用偏向電極6に印加
する電圧を調節することによって、描画位置を補正して
いる。しかし、図7で示したように遮蔽板2の設置に伴
い、試料面11での高さΔH測定用の光又はレーザが遮
断されてしまい、試料1の周辺部で描画位置精度が低下
するという問題が発生していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微細なパタ
ーンを描画するために荷電粒子ビームを高加速電圧化し
た際に、試料表面で散乱された荷電粒子が描画装置内部
で再度散乱されて試料の端面でチャージアップ現象を発
生させることを防ぐことにより、広い描画エリアを確保
するとともに、試料の高さを測定しその変動に合わせて
偏向位置を調整するための高さ測定光又はレーザを遮る
ことなく高精度な描画を可能にする荷電粒子ビーム描画
装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の荷電粒子ビーム
描画装置は、パターンが形成された試料を試料ホルダに
セットし荷電粒子ビームを試料面に照射してパターン描
画を行なう際、発生する散乱電子による描画位置の位置
ずれを防止するための遮蔽板を前記試料ホルダに設置し
た荷電粒子ビーム描画装置において、前記遮蔽板の上面
位置が前記試料面よりわずか高い位置になるかあるいは
ほぼ同じ位置になるように遮蔽板を設置したことを特徴
とする。
【0013】また、前記遮蔽板は、前記試料の周縁部に
形成された面取り部をちょうど覆う大きさの開口を有す
ることを特徴とするとともに、前記開口の側面に前記試
料の周縁部に形成された面取り部と同角度の傾斜面を備
えたことを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の荷電粒子ビーム描画装置
は、パターンが形成された試料を直接描画ステージにセ
ットし荷電粒子ビームを試料面に照射してパターン描画
を行なう際、発生する散乱電子による描画位置の位置ず
れを防止するための遮蔽板を前記描画ステージに設置し
た荷電粒子ビーム描画装置において、前記遮蔽板の上面
位置が前記試料面よりわずか高い位置になるかあるいは
ほぼ同じ位置になるように遮蔽板を設置したことを特徴
とする。
【0015】また、前記描画ステージに設置された遮蔽
板は対角線位置で4分割され、4個の可動遮蔽板分割片
で1枚の遮蔽板が構成されていることを特徴とし、ま
た、前記4個の可動遮蔽板分割片はそれぞれ遮蔽板駆動
部に取り付けられ、対向する2個の可動遮蔽板分割片同
士を一組とし、一方の組がX方向に、他方の組がY方向
にそれぞれ開閉可能に可動することを特徴とする。
【0016】また、前記描画ステージに設置された散乱
電子遮蔽板は一対角線位置で2分割され、2個の可動遮
蔽板分割片で1枚の散乱電子遮蔽板が構成されているこ
とを特徴とし、また、前記2個の可動遮蔽板分割片はそ
れぞれ遮蔽板駆動部に取り付けられ、X方向あるいはY
方向に開閉可能に可動することを特徴とする。
【0017】また、前記4分割または2分割された遮蔽
板は、それぞれの可動遮蔽板分割片が前記試料の周縁部
に形成された面取り部をちょうど覆う大きさの開口位置
になるように調整されていることを特徴とするととも
に、前記4分割または2分割された遮蔽板は、それぞれ
の可動遮蔽板分割片からなる前記開口の側面に、前記試
料の周縁部に形成された面取り部と同角度の傾斜面を備
えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態において、試料ホルダを描画ステージに載
置した状態を示す断面図であり、図2は図1の上面図で
ある。
【0019】まず、試料ホルダ3を描画ステージ13上
に載置する。そして、この試料ホルダ3は、試料ホルダ
高さ規制板12によって描画ステージ13上でその高さ
が規制される。次いで、ガラス基板で構成されるフォト
マスクなどの試料1が試料ホルダ3内にセットされる。
試料1にはその周縁部に面取り部14が設けられ、ま
た、試料面11にはクロム膜などの導電性金属膜によっ
てパターンが形成されている。この導電性金属膜は面取
り部14までは施されているが、垂直な端面15には全
く導電膜は存在しない。
【0020】このような構造の試料1を試料ホルダ3に
載置してバネ16で押し上げ、試料面11を試料ホルダ
3に取り付けられた試料高さ規制板4に押し付けて高さ
を決定し、試料面11の平面位置精度を出す。この状態
で試料1に荷電粒子ビームを照射し、パターンを描画す
る。
【0021】さらに、試料ホルダ3には、導電性を有す
る金属などの材料からなる遮蔽板2aが設置され、この
遮蔽板2aは、パターン描画の際、試料1の表面で散乱
されるとともに描画装置内部で散乱された荷電粒子が、
試料1の端面15でチャージアップ現象を発生させるこ
とを防ぐために設置されている。
【0022】この遮蔽板2aは、その上面が試料1の試
料面11からわずか上の位置となるかあるいはほぼ同じ
高さになるように設置される。そのために、遮蔽板2a
は、試料1の面取り部14に沿って遮蔽できるように、
この面取り部14をちょうど覆う大きさの開口19を有
し、開口19の側面には面取り部14と同角度の傾斜面
を形成している。
【0023】図3は、第1の実施の形態に用いる遮蔽板
2aの構造を示す図で、図(a)は上面図、図(b)は
図(a)の側面図、図(c)は図(a)のA−A断面図
である。すなわち、遮蔽板2aは四角の枠状に形成さ
れ、3個所に試料高さ規制板4を逃げる溝18を有し、
枠内の開口19の側面には、試料1の面取り部14の角
度に合わせて、例えば45度の傾斜面20が設けられて
いる。
【0024】このように、本実施の形態に用いる遮蔽板
2aは、図1に示すようにその上面の高さが試料面11
からわずか高いだけかあるいはほぼ同じ高さに設置され
ているため、パターン描画時に発生する散乱粒子による
チャージアップ現象を防ぐと同時に、試料面11の高さ
を測定する光源5からの光又はレーザを遮ることがなく
なり、広い描画エリアを確保できる。
【0025】次に、本発明における第2の実施の形態に
ついて、図面を参照して説明する。図4は第2の実施の
形態を示す断面図で、試料を直接描画ステージに載置し
た状態を示し、図5は図4の上面図である。
【0026】荷電粒子ビーム描画装置には、試料ホルダ
を用いないで描画ステージに直接試料をセットする機構
を備えているものがあり、本実施の形態では、このよう
な機構を有する荷電粒子ビーム描画装置の描画ステージ
に散乱粒子を遮蔽する遮蔽板を直接設置し、遮蔽板駆動
部によるX−Y移動機構を利用して試料の大きさに合わ
せて遮蔽板を可動させ、散乱粒子の影響を防ぐようにし
たものである。そのため、本実施の形態に使用する遮蔽
板は、一枚板ではなく4分割されたものを使用する。
【0027】図4に示すように、試料1は試料ホルダを
用いないで直接描画ステージ13にセットされ、バネ1
6で押し上げて試料高さ規制板4により試料1の高さが
規制される。一方、分割可動遮蔽板2bは、図5に示す
ように対角線位置で4分割され、対向する可動遮蔽板分
割片2Aは可動部材としてX方向に開閉できるように遮
蔽板駆動部21Aに取り付けられ、同様に、対向する可
動遮蔽板分割片2Bは可動部材としてY方向に開閉でき
るように遮蔽板駆動部21Bに取り付けられている。ま
た、可動遮蔽板分割片2Aには、試料高さ規制板4を逃
げる溝(図示せず)が形成されている。なお、遮蔽板駆
動部21A、21Bは、図示していないがモータやシリ
ンダなどを用いた駆動機構によって構成されている。
【0028】そして、それぞれの可動遮蔽板分割片2
A、2Bが所望の位置に位置決めされることによって、
分割可動遮蔽板2bは1枚の遮蔽板として機能する。こ
のように、試料1の大きさに合わせて分割可動遮蔽板2
bの位置を調節することによって、開口19の面積を広
げたり狭めたりできるようになっている。また、開口1
9を構成する可動遮蔽板分割片2A、2Bのそれぞれの
側面には、試料1の面取り部14の角度に合わせて傾斜
面が形成されている。そして、4分割された分割可動遮
蔽板2bは、それぞれの可動遮蔽板分割片2A、2Bが
試料1の面取り部14をちょうど覆う大きさの開口位置
になるように調整されている。
【0029】さらに、本発明における第3の実施の形態
として、分割遮蔽板を2分割した例について説明する。
図6は第3の実施の形態を示す上面図である。図6に示
すように、分割遮蔽板2cは、一対角線位置でL字型の
遮蔽板分割片2C、2Dに分割され、この分割片2C、
2Dはそれぞれ左右に設けられた遮蔽板駆動部21Aに
取り付けられている。
【0030】本実施の形態は、分割遮蔽板2cがL字型
の2片で1枚の遮蔽板を構成することから、X方向の
み、あるいはY方向のみに往復可動できればよく、遮蔽
板駆動部の構成を簡略化できるという利点がある。ま
た、遮蔽板分割片2C、2Dの内側面に傾斜面を設ける
など、具体的な構造や機能については第2の実施の形態
と同様である。
【0031】このように、第2、第3の実施の形態によ
れば、試料の大きさに応じて何種類もの遮蔽板を準備す
る必要がなくなり、1組の分割型の遮蔽板で大きさの異
なる複数の試料に対応できるという利点が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、遮
蔽板の上面が試料面よりわずか上の位置になるかほぼ同
じ位置になるように遮蔽板を設置し、かつ試料の面取り
された面に沿って遮蔽するようにしたので、微細なパタ
ーンを描画するために荷電粒子ビームを高加速電圧化し
た際に、試料表面で散乱された荷電粒子が描画装置内部
で再度散乱されて試料の端面でチャージアップ現象を発
生させることを防ぐことができる。
【0033】そして、それと同時に、試料の高さを測定
しその変動に合わせて偏向位置を調整するための高さ測
定用の光又はレーザを遮ることもなくなったので、広い
描画エリアを確保するとともに高精度な描画を可能にす
る荷電粒子ビーム描画装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態を示す断面図
である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】第1の実施の形態に用いる遮蔽板を示す図で、
図(a)は上面図、図(b)は図(a)の側面図、図
(c)は図(a)のA−A断面図である。
【図4】本発明における第2の実施の形態を示す図で、
4分割した可動遮蔽板を示す断面図である。
【図5】図4の上面図である。
【図6】本発明における第3の実施の形態を示す図で、
2分割した可動遮蔽板を示す断面図である。
【図7】従来の試料ホルダを描画ステージに載置した状
態を示す断面図である。
【図8】図6の上面図である。
【図9】試料面の高さ変動による位置ずれを説明する図
である。
【符号の説明】
1 試料 2、2a 散乱電子遮蔽板 2b、2c 分割可動遮蔽板 2A、2B、2C、2D 可動遮蔽板分割片 3 試料ホルダ 4 試料高さ規制板 5 試料高さ測定用光源 6 位置決め用偏向電極 7 焦点距離 8 偏向距離 9 試料面での高さ変動距離 10 試料面での位置ずれ 11 試料面 12 試料ホルダ高さ規制板 13 描画ステージ 14 面取り部 15 端面 16 バネ 17 荷電粒子ビーム 18 溝 19 開口 20 傾斜面 21A、21B 遮蔽板駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 541L

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンが形成された試料を試料ホルダ
    にセットし荷電粒子ビームを試料面に照射してパターン
    描画を行なう際、発生する散乱電子による描画位置の位
    置ずれを防止するための散乱電子遮蔽板を前記試料ホル
    ダに設置した荷電粒子ビーム描画装置において、前記散
    乱電子遮蔽板の上面位置が前記試料面よりわずか高い位
    置になるかあるいはほぼ同じ位置になるように散乱電子
    遮蔽板を設置したことを特徴とする荷電粒子ビーム描画
    装置。
  2. 【請求項2】 前記散乱電子遮蔽板は、前記試料の周縁
    部に形成された面取り部をちょうど覆う大きさの開口を
    有することを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム
    描画装置。
  3. 【請求項3】 前記散乱電子遮蔽板は、前記開口の側面
    に前記試料の周縁部に形成された面取り部と同角度の傾
    斜面を備えたことを特徴とする請求項1記載の荷電粒子
    ビーム描画装置。
  4. 【請求項4】 パターンが形成された試料を直接描画ス
    テージにセットし荷電粒子ビームを試料面に照射してパ
    ターン描画を行なう際、発生する散乱電子による描画位
    置の位置ずれを防止するための散乱電子遮蔽板を前記描
    画ステージに設置した荷電粒子ビーム描画装置におい
    て、前記散乱電子遮蔽板の上面位置が前記試料面よりわ
    ずか高い位置になるかあるいはほぼ同じ位置になるよう
    に散乱電子遮蔽板を設置したことを特徴とする荷電粒子
    ビーム描画装置。
  5. 【請求項5】 前記描画ステージに設置された散乱電子
    遮蔽板は対角線位置で4分割され、4個の可動遮蔽板分
    割片で1枚の散乱電子遮蔽板が構成されていることを特
    徴とする請求項4記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  6. 【請求項6】 前記4個の可動遮蔽板分割片はそれぞれ
    遮蔽板駆動部に取り付けられ、対向する2個の可動遮蔽
    板分割片同士を一組とし、一方の組がX方向に、他方の
    組がY方向にそれぞれ開閉可能に可動することを特徴と
    する請求項5記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  7. 【請求項7】 前記描画ステージに設置された散乱電子
    遮蔽板は一対角線位置で2分割され、2個の可動遮蔽板
    分割片で1枚の散乱電子遮蔽板が構成されていることを
    特徴とする請求項4記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  8. 【請求項8】 前記2個の可動遮蔽板分割片はそれぞれ
    遮蔽板駆動部に取り付けられ、X方向あるいはY方向に
    開閉可能に可動することを特徴とする請求項7記載の荷
    電粒子ビーム描画装置。
  9. 【請求項9】 前記4分割された散乱電子遮蔽板は、そ
    れぞれの可動遮蔽板分割片が前記試料の周縁部に形成さ
    れた面取り部をちょうど覆う大きさの開口位置になるよ
    うに調整されていることを特徴とする請求項5記載の荷
    電粒子ビーム描画装置。
  10. 【請求項10】 前記4分割された散乱電子遮蔽板は、
    それぞれの可動遮蔽板分割片からなる前記開口の側面
    に、前記試料の周縁部に形成された面取り部と同角度の
    傾斜面を備えたことを特徴とする請求項5記載の荷電粒
    子ビーム描画装置。
  11. 【請求項11】 前記2分割された散乱電子遮蔽板は、
    それぞれの可動遮蔽板分割片が前記試料の周縁部に形成
    された面取り部をちょうど覆う大きさの開口位置になる
    ように調整されていることを特徴とする請求項7記載の
    荷電粒子ビーム描画装置。
  12. 【請求項12】 前記2分割された散乱電子遮蔽板は、
    それぞれの可動遮蔽板分割片からなる前記開口の側面
    に、前記試料の周縁部に形成された面取り部と同角度の
    傾斜面を備えたことを特徴とする請求項7記載の荷電粒
    子ビーム描画装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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