JP2001284063A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2001284063A
JP2001284063A JP2000094322A JP2000094322A JP2001284063A JP 2001284063 A JP2001284063 A JP 2001284063A JP 2000094322 A JP2000094322 A JP 2000094322A JP 2000094322 A JP2000094322 A JP 2000094322A JP 2001284063 A JP2001284063 A JP 2001284063A
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lighting
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sensor
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Yasuto Hirauchi
靖人 平内
Shinji Matsuda
真二 松田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明装置の急激な光出力変化による違和感を
人に与えることのない、照明装置の構造を提供する。 【解決手段】 光源6と、人検出センサ2と、照度セン
サ3とを備え、人検出センサ2と照度センサ3の出力に
基づいて、光源6の光出力をフィードバックする制御部
1とを備える照明装置であり、人を検出してから所定の
時間を経過するまでは、照度センサ3の検出値に基づく
フィードバック制御を停止するものである。また、別の
実施例として、照度センサ3の検出値と設定値との偏差
が一定値よりも大きくなると、高速で光源6の光出力を
変化させたり、その変化は、偏差を所定の時間で除した
割合で変化させても良い。さらに、別の実施例として、
所定の時間後に、高速で前記光源の光出力を変化させた
り、光源6の光出力の調光下限値を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照度センサを用い
て設定された照度に制御する照明装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近時、照度センサで床面の明るさを検出
したり、人検出センサで人の在室を検出したりして、予
め設定してある設定照度と比較して、明るいと判断した
ときには光源の光出力(点灯レベル)を小さくし、設定
照度より暗いと判断したときには、点灯レベルを大きく
する事で照明の明るさを一定に保つ、制御機器と一体化
した照明装置が用いられ始めている。
【0003】図2は制御機器を備えた照明装置のブロッ
ク図であり、1は各部を制御する制御部、2は人の存在
を検出する人検出センサ、3は床面の照度を検出するた
めの照度センサ、6は蛍光灯などの光源、4は光源6の
明るさを調光するPWM信号を出力する調光信号出力
部、5は光源6を点灯させるための点灯装置である。制
御部1は、人検出センサ2、照度センサ3、調光信号出
力部4と夫々信号線を介して接続され、調光信号出力部
4、点灯装置5、光源6も信号線を介して接続されてい
る。
【0004】以上の構成を踏まえ、制御機器を備えた照
明装置の従来の動作について、図11に基づいて説明す
る。図11はタイミングチャートであり、(a)は人検
出センサ2の値、(b)は照度センサ3の値、(c)は
光源6の点灯レベルの変化を示す線図である。
【0005】照明装置を設置した部屋に人が居なくなる
と、照明を消灯させるように制御が行われるが、人検出
センサ2が人の検出をしなくなって直ぐに、光源6の点
灯レベルを調光下限値に低下させてしまうと、一旦退室
した人が直ぐに戻ってくるという場合があるので、所定
の時間内は点灯レベルを一定に保持するようになってい
る(以下、この所定の時間のことを点灯保持時間と呼
ぶ)。図11の時刻t1に示すように、点灯保持時間が
経過した時点で、制御部1は調光信号出力部4に点灯レ
ベルを調光下限値に低下させる旨の信号を出力し、調光
信号出力部4では、その信号を受けて点灯装置5に調光
信号を出力する。点灯装置5ではその調光信号を受け
て、光源6の点灯レベルを調光下限値に低下させる。点
灯レベルが低下したことによって、照度センサ3の値も
低下することとなる。
【0006】時刻t1〜時刻t2の間は、外光の明るさ
の上昇によって、照度センサ3の出力値が上昇していく
が、人検出センサ2から人を検出した旨の信号入力がな
いため、制御部1は、予め設定した設定照度への定照度
補正を行わずに引き続き点灯レベルを低いまま維持す
る。次に、時刻t2で、人検出センサ2が人を検出する
と、制御部1は調光信号出力部4に、前回の点灯保持時
間経過時(時刻t1)の点灯レベルと同じ点灯レベルで
点灯させる旨の信号を出力し、調光信号出力部4では、
点灯装置5を介して光源6の点灯レベルを上昇させる。
点灯レベルが上昇したことによって、照度センサ3の値
も上昇することとなるが、時刻t1〜時刻t2の間に上
昇した明るさの分だけ、照度センサ3の値が設定照度よ
りも大きくなる。
【0007】時刻t2〜時刻t3の間は、照度センサ3
の値が設定照度と異なる値を示しているので、制御部1
ではフィードバック制御により、照度センサ3の値が設
定照度となるように定照度補正を行う。この時、極力違
和感なく設定照度へと近づけるために時間をかけて点灯
レベルを変化させる。次に、時刻t3〜時刻t4の間
は、人検出センサ2が人を検出しなくなったので点灯保
持を開始し、点灯保持時間中も引き続き、設定照度とな
るように点灯レベルを変化させる。
【0008】そして、時刻t4〜時刻t5の間は、定照
度補正終了した後、照度センサ3の値に変化がなく、設
定照度を示しているので点灯レベルも一定に保つ。次
に、時刻t5以降は、点灯保持時間が終了したので点灯
レベルを調光下限値に低下させる。以下同様にして、人
検出センサ2からの検出信号で点灯しているときに、照
度センサ3と設定照度の差に対応して点灯レベルの推移
が起こるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、時刻
t2〜時刻t4の間では、照度センサ3の値に基づき、
極力違和感のないように、点灯レベルを設定照度となる
ように定照度補正を行っている。ところが、図12
(a)に示すように、風が強く雲がかかったり晴れたり
して外光の変化が激しいときや、(b)に示すように、
雷光が瞬く場合には、外光の変化に伴って、点灯レベル
が短時間に大きく変化し、特に(b)に示す雷光の場合
には、設定照度と照度センサ3との値との照度差(偏
差)が大きく、点灯レベルを変化させる量が大きくなる
ため、違和感を生じる場合があるという問題点があっ
た。
【0010】また、人検出センサ2からの検出信号によ
って点灯レベルを上昇させるとき、前回の点灯保持動作
が終了した時点での点灯レベルで点灯させているため
(時刻t2)、点灯レベル低下中に照度センサ3の値が
大きく変化した場合は(時刻t1〜時刻t2)、点灯レ
ベルが明るすぎたり、逆に暗すぎるという問題があっ
た。
【0011】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、照明装置の急激な
光出力変化による違和感を人に与えることのない、照明
装置の構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にあ
っては、光源と、人検出センサと、照度センサとを備
え、前記人検出センサと前記照度センサの出力に基づい
て、前記光源の光出力をフィードバックする制御部とを
備える照明装置において、人を検出してから所定の時間
を経過するまでは、前記照度センサの検出値に基づくフ
ィードバック制御を停止することを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項2記載の発明にあっては、光源と、
人検出センサと、照度センサとを備え、前記人検出セン
サと前記照度センサの出力に基づいて、前記光源の光出
力をフィードバックする制御部とを備える照明装置にお
いて、人を検出してから所定の時間を経過するまでは、
前記光源の光出力変化を遅くする方向にフィードバック
制御を行うことを特徴とするものである。
【0014】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
又は請求項2に記載の照明装置に対し、前記照度センサ
の検出値と設定値との偏差が一定値よりも大きくなる
と、高速で前記光源の光出力を変化させることを特徴と
するものである。
【0015】請求項4記載の発明にあっては、請求項3
記載の照明装置に対し、前記光源の光出力の変化は、前
記偏差を前記所定の時間で除した割合で変化させること
を特徴とするものである。
【0016】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4何れか記載の照明装置に対し、前記所定の
時間後に、高速で前記光源の光出力を変化させることを
特徴とするものである。請求項6記載の発明にあって
は、請求項1乃至請求項5何れか記載の照明装置前記光
源の光出力の調光下限値を設けたことを特徴とするもの
である。
【0017】請求項7記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項5何れか記載の照明装置に対し、前記光源を
消灯状態とすることを特徴とするものである。
【0018】請求項8記載の発明にあっては、光源と、
人検出センサと、照度センサとを備え、前記人検出セン
サと前記照度センサの出力に基づいて、前記光源の光出
力をフィードバックする制御部とを備える照明装置にお
いて、前記人が検出された時点での第1の照度から、前
記照明の光出力を低下させた時点での第2の照度を減じ
て変化分を求め、予め記憶させた外光が無い場合の照明
の光出力と照度との関係より、前記光出力を低下させた
時点の照度から前記変化分を減じて、人を検出した時点
での照明の光出力を決定することを特徴とする照明装
置。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]本実施形態
の照明装置について、図1及び図2に基づいて詳細に説
明する。図1は本実施形態の動作を示すタイミングチャ
ートである。尚、照明装置の構成は図2に示したものと
同様であるので、引き続き図2を用いて説明することと
する。また、従来の技術と同様の構成及び動作について
は、説明を省略又は簡略化することとし、本実施形態の
特徴となる部分について説明することとする。
【0020】以下、本実施形態の動作について説明す
る。時刻t1は、点灯保持時間が経過した時刻であり、
この時、制御部1は、調光信号出力部4と点灯装置5と
を介して、光源6の点灯レベルを調光下限値に低下さ
せ、それに伴って、照度センサ3の値も低下する。次
に、時刻t1〜t2の間は、人を検出していないため、
低点灯レベル(調光下限)の状態である。但し、この間
の外光の変化により、照度センサ3の値が上昇してい
る。
【0021】そして、時刻t2は、人検出センサ2が人
を検出し、制御部1が、調光信号出力部4と点灯装置5
とを介して、光源6を前回の点灯保持時間終了時(時刻
t1)の点灯レベルと同じレベルで点灯させる。点灯レ
ベルの上昇により、照度センサ3の値も上昇するが、時
刻t1〜時刻t2の外光の明るさの上昇分だけ、照度セ
ンサ3の値が設定照度よりも大きくなる。
【0022】時刻t2〜時刻t3の間は、外光によって
照度センサ3の値が設定照度と異なる値を示している
が、時刻t1での点灯レベルでの点灯状態を継続する。
時刻t3〜時刻t4の間は、人検出センサ2が人を検出
しなくなったので点灯保持動作を開始し、点灯保持時間
中も引き続き、一定の点灯レベルを保持する。次に、時
刻t4時点で点灯保持時間が経過するが、時刻t4〜時
刻t5の間は、すぐに低点灯レベルに変化させずに、照
度センサ3の値が設定照度となるように定照度補正を行
った後、時刻t5以降に、点灯レベルを調光下限値に低
下させる。
【0023】以下同様にして、人を検出した時及び点灯
保持時間中は定照度補正を行わず、点灯保持時間終了時
に、照度センサ3の値が設定照度と異なる値を示してい
る時には、点灯保持時間終了後の短時間の間で、定照度
補正が完了するように、点灯レベルの制御をするように
なっている。このように、人がいない間に、素早く定照
度補正を行い、人がいる間又は人がいる可能性が高い間
は、点灯レベルを一定としたので、人に点灯レベルの変
化による違和感を与えることがない。
【0024】[第2の実施の形態]本実施形態の照明装
置について、図2乃至図5に基づいて詳細に説明する。
図3は本実施形態の動作を示すタイミングチャートであ
り、図4は点灯保持時間の点灯レベルの制御方法の一例
を示す線図、図5は点灯保持時間の点灯レベルの制御方
法の別の例を示す線図である。尚、第1の実施形態と同
様の動作については、説明を省略することとし、本実施
形態の特徴となる部分について説明することとする。
【0025】図3に示すように、時刻t2で人を検出し
た場合、点灯レベルを上昇させる。これにより、時刻t
1〜時刻t2の外光による明るさの上昇分だけ、照度セ
ンサ3の値が設定照度よりも大きくなる。時刻t2〜時
刻t4の間は、時刻t2時点での、照度センサ3の値と
設定照度との照度差(偏差)が、設定された点灯保持時
間の経過時(時刻t4)に零となるように、一定の割合
で点灯レベルを変化させ、偏差がない場合には点灯レベ
ルを一定に保持される。
【0026】また、時刻t4時点では、時刻t2時点で
の偏差に基づく補正制御は完了するが、外光の変化によ
り、時刻t4時点での照度は、設定照度と異なっている
ので、時刻t4時点で高速に定照度補正が行われ、その
補正が完了した時点で低点灯レベルとなるように制御が
行われる。次に、照度センサ3の値が設定照度と異なる
値を示しているので、時刻t4〜時刻t5の間に高速
で、照度センサ3の値が設定照度となるように定照度補
正を行う。
【0027】以下同様にして、低点灯レベルの状態で人
体を検出したときには、前回点灯レベルを調光下限値に
低下させた時点直前の、点灯レベルに変更させ、その時
点で、照度センサ3の値と設定照度に偏差がある場合に
は、照度センサ3の値と設定照度との偏差が、設定され
た点灯保持時間で零となるように、一定の割合で点灯レ
ベルを変化させ、差がない場合には点灯レベルを一定に
保持する。そして、外光の変化などにより、点灯保持時
間終了時に、照度センサ3の値が設定照度と異なる値を
示している時には、高速に定照度補正を行うようになっ
ている。
【0028】ここで、図4に示すように、時刻t2〜時
刻t4の間に点灯レベルを変化させる一定の割合とは、
照度センサ3の値と設定照度との偏差Xが、設定された
点灯保持時間Yで零となる割合であり、−偏差X/点灯
保持時間Yで表される。一定の割合で変化されている間
に、新たな検出信号が入力されても、引き続き一定の割
合で点灯レベルを変化させ、点灯開始時に照度センサ3
と設定照度が一致している(偏差が無い)場合は点灯レ
ベルを一定に保持することになる。
【0029】尚、図5に示すように、−第1人体検出時
の偏差X1/点灯保持時間Yの割合で点灯レベルを変化
させている間に、新たに検出信号(第2の検出信号)が
入ってきた場合には、その時点での照度センサ3の値と
設定照度との偏差X2に基づいて、点灯レベル変化させ
る割合が再計算され、第2の検出信号を検出した後は、
偏差X2が零となるように偏差X2/点灯保持時間Yの
割合で点灯レベルを変化させる。尚、新たな検出信号が
入る度に同様な動作を行うようにしても良い。
【0030】[第3の実施の形態]本実施形態の照明装
置について、図6、図7に基づいて詳細に説明する。図
6(a)は本実施形態の点灯レベルの推移を示す図、
(b)は外光がない場合の照度と点灯レベルの関係を示
す図、(c)は外光がない場合の調光比に対する照度変
化の割合を示す図である。また、図7は本実施形態の動
作を示すタイミングチャートである。尚、第1の実施形
態と同様の動作については、説明を省略することとし、
本実施形態の特徴となる部分について説明することとす
る。
【0031】本実施形態は、低点灯レベル状態における
外光の変化による照度の変化を考慮して、人を検出した
ときに設定照度となるように点灯レベルを決定するもの
であり、時刻t2において、人検出センサ2からの検出
信号により、照度センサ3の値が設定照度と一致するよ
うな点灯レベルで点灯させるために、制御部1におい
て、図7(a)に示すように、点灯保持時間終了直後で
の照度Aと、検出信号発生時点での照度Bとを計測し、
照度Bから照度Aを減算し外光変化分Cを求め、照度A
と外光変化分Cとを元に点灯レベルを求める。
【0032】つまり、図7(b)に示すように、外光が
ないの点灯レベル−照度特性より、設定照度から外光変
化分Cを減じて求めるのである。尚、実際の照明装置で
は、図7(c)に示すように、予め制御部1にて記憶し
てある外光がない場合の調光比(ONデューティ比)−
照度特性より、照度Aから外光変化分Cを減算した照度
に対応する調光比を求め、点灯レベルを決定するように
なっている。また、図7(c)より明らかなように、本
実施形態の照明装置において、調光比(ONデューティ
比)と、点灯レベル(照明の光出力)とは反比例の関係
にある。
【0033】以下、上記の動作を踏まえ、全体の動作に
ついて図6に基づいて説明する。時刻t2は、人検出セ
ンサ2により人体が検出されたので、照度センサ3の値
が設定照度と一致するような点灯レベルで点灯する。時
刻t2〜時刻t3の間は、外光によって照度センサ3の
値が設定照度と異なる値を示しているが、一定の点灯レ
ベルを保持する。そして、時刻t3〜時刻t4の間も同
様にして、人検出センサ2が人を検出しなくなったので
点灯保持を開始し、点灯保持時間中も引き続き、一定の
点灯レベルを保持する。次に、時刻t4〜時刻t5の間
は、照度センサ3の値が設定照度と異なる値を示してい
るので高速で、照度センサ3の値が設定照度となるよう
に定照度補正を行う。
【0034】以下同様にして、人検出センサ2からの検
出信号によって点灯レベルを変更する時に、照度センサ
3の値が設定照度になるように点灯レベルを変化させ、
人体検出時及び点灯保持時間中は定照度補正を行わず、
点灯保持時間終了時に照度センサ3の値が設定照度と異
なる値を示している時には、高速に定照度補正を行うよ
うに点灯レベルの制御をするようになっている。
【0035】[第4の実施の形態]本実施形態の照明装
置について、図8に基づいて詳細に説明する。図8は本
実施形態の動作を示すタイミングチャートである。尚、
第1の実施形態と同様の動作については、説明を省略す
ることとし、本実施形態の特徴となる部分について説明
することとする。
【0036】本実施形態では、人検出時に高速で照度補
正を行うことにより、それ以後は違和感を覚えないよう
にする実施形態である。時刻t2に示すように、人を検
出して点灯レベルを上昇させることにより、照度センサ
3の値が上昇するが、時刻t1〜時刻t2の外光による
明るさの上昇分だけ、照度センサ3の値が設定照度より
も大きくなる。次に、時刻t2〜時刻t3の間は、照度
センサ3の値と設定照度との差が予め設定されている照
度差(許容偏差)よりも大きいので、高速に定照度補正
を行う。
【0037】そして、時刻t3〜時刻t5の間は、点灯
状態である間に、外光の変化によって、照度センサ3の
値が設定照度と異なる値に変化していくが、点灯保持時
間が終了する迄、一定の点灯レベルを保持する。時刻t
4〜時刻t5の間は、点灯保持時間終了後、照度センサ
3の値が設定照度と異なる値を示しているので高速で、
照度センサ3の値が設定照度となるように高速に定照度
補正を行う。
【0038】以下同様にして、人検出センサ2からの検
出信号を元に、前回の点灯保持時間終了直前の点灯レベ
ルで点灯し、この時点で照度センサ3の値と設定照度と
の間に、予め設定された照度差以上の差がある場合に
は、高速定照度補正を行い、照度センサ3の値と設定照
度との差が予め設定された照度差より小さい場合には、
前回の点灯保持時間終了直前の点灯レベルで点灯させ、
点灯保持時間が終了する迄、その点灯レベルを保持す
る。そして、点灯保持時間終了時に照度センサ3の値が
設定照度と異なる値を示している時には、高速に定照度
補正を行うように点灯レベルの制御をするようになって
いる。
【0039】尚、時刻t2〜時刻t3の高速定照度補正
は、例えば事務所のような所で、人が人体検出センサ2
に検出されてから、各々の席につき実際に作業を開始す
るまでの間に行われるようになっているので、作業中に
は点灯レベルの変化に伴う、違和感を生じることはな
い。
【0040】[第5の実施の形態]本実施形態の照明装
置について、図9及び図10に基づいて詳細に説明す
る。図9は本実施形態の照明装置を示すブロック図であ
り、図10は本実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。尚、第1の実施形態と同様の構成及び動作につい
ては、説明を省略することとし、本実施形態の特徴とな
る部分について説明することとする。
【0041】図9に示すように、本実施形態の照明装置
は、各部を制御する制御部1、人の存在を検出する人検
出センサ2、床面の照度を検出するための照度センサ
3、蛍光灯などの光源6、光源6の明るさを調光する信
号を出力する調光信号出力部4、光源6を点灯させるた
めの点灯装置5、制御部1のON/OFF信号を基に、
点灯装置5に電力の供給/停止を行う電源開閉部7を備
えている。制御部1は、人検出センサ2、照度センサ
3、調光信号出力部4、電源開閉部7と夫々信号線を介
して接続され、調光信号出力部4、点灯装置5、光源6
の各間も信号線を介して接続されている。また、点灯装
置5と電源開閉部7も信号線を介して接続されている。
従って、本実施形態の照明装置は、従来の技術で説明し
た照明装置に対し、電源開閉部7が付加された構成とな
っている。
【0042】次に、図10に基づき、本実施形態の照明
装置の動作について説明する。時刻t1までに、人検出
センサ2から制御部1に対して人を検出した旨の検出信
号が送信され、制御部1は電源開閉部7にON信号を出
力し、電源開閉部7では点灯装置5に電力を供給し、光
源6を前回の点灯保持時間が終了する直前の点灯レベル
で点灯する。時刻t1〜時刻t3の間は、照度センサ3
の値が設定照度と異なる値を示しているが、点灯レベル
は一定値を保つ。次に、時刻t3〜時刻t4の間は、点
灯保持時間が終了し、照度センサ3の値が設定照度と異
なる値を示しているので高速で定照度補正を行う。
【0043】そして、高速定照度補正が終了した時刻t
4以降は、制御部1は電源開閉部7にOFF信号を出力
し、電源開閉部7は点灯装置5への電力供給を停止し、
光源6が消灯する。以下同様にして、人検出センサ2か
らの検出信号によって、前回点灯レベルを調光下限値に
低下させた直前の点灯レベルで点灯を開始し、点灯保持
時間が終了したときに、照度センサ3の値が設定照度と
異なる値を示している時には、高速定照度補正を行い、
高速定照度補正終了後、消灯するように点灯レベルの制
御をするようになっている。
【0044】尚、以上の第1〜第5の実施形態では、制
御部1に設定照度を与え、照度センサ3を用いるとして
説明してきたが、制御部1に目標の明るさの値を与え、
明るさセンサを用いて、照明装置を構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、照明の付近に人がいる間は、照度補正を行わな
いことで、外光の変化が激しい場合であっても、従来の
照明装置で問題とされていた、照明の光出力の大きな変
化に伴う違和感を与えないという効果を奏する。
【0046】請求項2又は請求項4記載の発明にあって
は、照度補正を開始したときに、一定の割合で徐々に、
照度センサ3の値と設定照度との偏差を無くすことによ
り、従来の照明装置のように、照明の光出力の大きな変
化がないので、違和感を著しく軽減する事が出来るとい
う効果を奏する。
【0047】請求項3記載の発明にあっては、例えば事
務所のような所で、席につき実際に作業を開始するまで
の間といった短時間に、高速で照度補正を行うので、そ
の後の照明の光出力の変化を抑える事が出来るという効
果を奏する。
【0048】請求項5記載の発明にあっては、人が居な
くなってから、所定の時間後に高速で照度補正を行うこ
とにより、人がいないときに補正をかけることができる
ため、照明の光出力の変化による違和感を全く与えるこ
となく、照度補正が出来るという効果を奏する。
【0049】請求項6記載の発明にあっては、例えば通
路のような所で、人がいなくても少しの明るさが必要な
場合において、人がいないときには最低限必要な光出力
で点灯し、無駄な消費電力を省くという効果を奏する。
【0050】請求項7記載の発明にあっては、例えば倉
庫のような所で、人がいない時には照明器具を点灯させ
ておく必要がないような場合において、人がいない時に
は消灯し、無駄な消費電力を省くという効果を奏する。
【0051】請求項8記載の発明にあっては、照明の光
出力を低下させてから、人が検出されるまでの間に、外
光の変化によって照度が変化しても、その変化分(外光
変化分C)を考慮して照明の光出力を決定するので、入
室時、明るすぎたり暗すぎたりといった、設定照度に対
し偏差が大きくなる光出力で照明が点灯することがな
く、人がいる間は急速に光出力を変化させないから、違
和感が生じないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図2】制御機器を備えた照明装置のブロック図であ
る。
【図3】第2の本実施形態の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】点灯保持時間の点灯レベルの制御方法の一例を
示す線図である。
【図5】点灯保持時間の点灯レベルの制御方法の別の例
を示す線図である。
【図6】図6(a)は本実施形態の点灯レベルの推移を
示す図、(b)は外光がない場合の照度と点灯レベルの
関係を示す図、(c)は外光がない場合の調光比に対す
る照度変化の割合を示す図である。
【図7】第3の実施形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図8】第4の実施形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図9】第5の実施形態の照明装置を示すブロック図で
ある。
【図10】第5の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図11】従来の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図12】外光の変化が激しいときの従来の動作を示す
タイミングチャートであり、(a)は風が強く雲がかか
ったり晴れたりして場合、(b)は雷光が瞬く場合を示
す図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 人検出センサ 3 照度センサ 5 点灯装置 6 光源 7 電源開閉部 X 照度差(偏差) X1 照度差(偏差) X2 照度差(偏差) Y 点灯保持時間(所定の時間)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月11日(2000.4.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、人検出センサと、照度センサと
    を備え、前記人検出センサと前記照度センサの出力に基
    づいて、前記光源の光出力をフィードバックする制御部
    とを備える照明装置において、人を検出してから所定の
    時間を経過するまでは、前記照度センサの検出値に基づ
    くフィードバック制御を停止することを特徴とする照明
    装置。
  2. 【請求項2】 光源と、人検出センサと、照度センサと
    を備え、前記人検出センサと前記照度センサの出力に基
    づいて、前記光源の光出力をフィードバックする制御部
    とを備える照明装置において、人を検出してから所定の
    時間を経過するまでは、前記光源の光出力変化を遅くす
    る方向にフィードバック制御を行うことを特徴とする照
    明装置。
  3. 【請求項3】 前記照度センサの検出値と設定値との偏
    差が一定値よりも大きくなると、高速で前記光源の光出
    力を変化させることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記光源の光出力の変化は、前記偏差を
    前記所定の時間で除した割合で変化させることを特徴と
    する請求項3記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の時間後に、高速で前記光源の
    光出力を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4何れか記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記光源の光出力の調光下限値を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか記載の照
    明装置。
  7. 【請求項7】 前記光源を消灯状態とすることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5何れか記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 光源と、人検出センサと、照度センサと
    を備え、前記人検出センサと前記照度センサの出力に基
    づいて、前記光源の光出力をフィードバックする制御部
    とを備える照明装置において、 前記人が検出された時点での第1の照度から、前記照明
    の光出力を低下させた時点での第2の照度を減じて変化
    分を求め、予め記憶させた外光が無い場合の照明の光出
    力と照度との関係より、前記光出力を低下させた時点の
    照度から前記変化分を減じて、人を検出した時点での照
    明の光出力を決定することを特徴とする照明装置。
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