JP2015506560A - 計算されたスルーレートを使用する固体光源の滑らかな調光 - Google Patents

計算されたスルーレートを使用する固体光源の滑らかな調光 Download PDF

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Abstract

固体光(SSL)源を滑らかに調光するための方法及びシステムが提供される。方法は、調光器から受信された電圧の調光角度を測定するステップと、SSL源によって出力される光の目標輝度を調光角度に応じて決定するステップと、SSL源によって現在出力されている光の現在輝度を決定するステップと、現在輝度及び目標輝度に基づいてスルーレートを決定するステップとを含む。SSL源によって現在出力されている光の現在輝度は、非線形スルーレートを用いて目標輝度に合わせられる。

Description

[0001]本発明は、一般的には調光可能な固体光源の制御を対象とする。より具体的には、本明細書が開示する多様な発明的方法及び装置は、調光角度の変化に応じて、調光可能な固体光源による光出力を滑らかに調整することに関する。
[0002]デジタル照明技術、すなわち、発光ダイオード(LED)等の半導体光源に基づく照明は、慣用的な蛍光灯、HIDランプ、及び白熱灯の実行可能な代替物を提供する。LEDの多数の機能的利点及び利益は、高エネルギー変換及び光効率、耐久性、並びに低運転コスト等を含む。LED技術における近年の進歩は、多くの用途において様々な照明効果を実現可能にする効率的且つ強固なフルスペクトル光源を提供した。例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第6,016,038号及び第6,211,626号に詳述されるように、これらの光源を備える照明器具のいくつかは、異なる色、例えば赤色、緑色、及び青色を生成可能な1つ以上のLEDと、LEDの出力を独立して制御するためのプロセッサとを含み、様々な色及び変色照明効果を生じる照明モジュールを有する。
[0003]多様な従来のLED照明器具において、オンボードマイクロプロセッサは、調光器によって提供された調光情報を測定(又は評価)することにより、LED光源が出力する光の要求輝度を求めなければならない。例えば、要求輝度の指標として、調光角度を測定して使用してもよい。しかし、調光器の出力は位相によって変動する可能性があり、マイクロプロセッサへの入力にノイズが多く含まれる場合がある。マイクロプロセッサへの入力がLED照明器具の輝度に直接マッピングされると、出力光のフリッカー(ちらつき)が視認される。
[0004]したがって、調光角度の変化に応じてLED照明器具による光出力を効率的に制御し、視認可能なフリッカー又は他の不都合な効果を伴うことなく調光レベル間の滑らか(スムーズ)な遷移を可能にすることへの需要が当該分野に存在する。
発明を解決するための課題
[0005]本開示は、調光器入力をフィルタリングするためのスルーレートを連続的に決定することにより、固体光源が出力する光を調光器の動作に応じて滑らかに調整するための発明的方法及び装置を対象とする。
[0006]一般的に、一側面において、本発明は固体光(SSL)源を滑らかに調光するための方法に関する。方法は、調光器から受信された電圧の調光角度を測定するステップと、調光角度に応じて、SSL源によって出力されるべき光の目標輝度を決定するステップと、SSL源によって現在出力されている光の現在輝度を決定するステップと、現在輝度及び目標輝度に基づいてスルーレートを決定するステップとを含む。SSL源によって現在出力されている光の現在輝度は、非線形スルーレートを用いて目標輝度に合わせられる。
[0007]他の側面において、本発明は、固体光源が出力する光のレベルを調光器に応じて制御するためのシステムに関する。システムは、調光角度検出器と電力コンバータとを含む。調光角度検出器は、調光器からの整流電圧に基づいて調光器の調光角度を検出し、検出された調光角度によって示される光の目標輝度、及び固体光源によって現在出力されている光の現在輝度に基づいてスルーレートを計算し、調光角度及び計算されたスルーレートに基づいて電力制御信号を生成する。電力コンバータは、調光器からの整流電圧、及び調光角度検出器からの電力制御信号に応じて、固体光源に出力電圧を供給する。
[0008]他の側面において、プロセッサによって実行可能なコンピュータコードを記憶する、固体光(SSL)源を滑らかに調光するためのコンピュータ読み取り可能媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能媒体は、調光器から受信された電圧の調光角度を検出するための調光角度コードと、SSL源によって出力される光の目標輝度を調光角度に応じて決定するための目標輝度コードと、SSL源によって現在出力されている光の現在輝度を決定するための現在輝度コードと、現在輝度及び目標輝度に基づいてスルーレートを決定するためのスルーレートコードと、決定されたスルーレートに少なくとも部分的に基づいて電力制御信号を決定するための電力制御信号コードとを含む。SSL源によって出力される光の現在輝度は、電力制御信号に応じて、目標輝度に一致するよう滑らかに調整される。
[0009] 本開示の目的のために本明細書で使用される限り、用語「LED」は、あらゆるエレクトロルミネセントダイオード、又は、電気信号に応じて放射可能な他のタイプのキャリア注入/結合ベースシステムを含むと理解されたい。したがって、用語LEDは、限定はされないが、電流に応じて発光する様々な半導体ベース構造、発光ポリマー、有機発光ダイオード(OLED)、エレクトロルミネセントストリップ等を含む。特に、用語LEDは、赤外線スペクトル、紫外線スペクトル、及び可視スペクトル(一般的に、放射波長約400〜700nmを含む)の様々な部分のうちの1つ以上を放射するよう構成され得るあらゆる種類の発光ダイオード(半導体及び有機発光ダイオードを含む)を指す。LEDのいくつかの例は、限定されないが、様々な種類の赤外線LED、紫外線LED、赤色LED、青色LED、緑色LED、黄色LED、こはく色LED、橙色LED、及び白色LED(下記においてより詳細に説明)を含む。また、LEDは、所与のスペクトルに対して様々なバンド幅(例えば、狭いバンド幅、広いバンド幅)(例えば、半値全幅FWHM)を有し、また所与の一般的な色カテゴリ内に様々な主波長を有する放射線を生成するよう構成及び/又は制御されてもよいことを理解されたい。
[0010]例えば、基本的に白色光を生成するよう構成されたLED(例えば、白色LED)の一実施形態は、組み合わされて混ざると白色光を形成する、それぞれが異なるエレクトロルミネセンススペクトルを出射する複数のダイを含んでもよい。他の実施形態において、白色光LEDは、第1スペクトルを有するエレクトロルミネセンスを異なる第2スペクトルに変換する蛍光体材料を伴ってもよい。この実施形態の一例において、比較的短い波長及び狭いバンド幅スペクトルを有するエレクトロルミネセンスは蛍光体材料に(光を)「注入」し、蛍光体材料は、いくらか幅が広いスペクトルを有する、より長い波長の放射線を放射する。
[0011]用語「LED」は、LEDの物理的及び/又は電気的パッケージタイプを限定しないと理解されるべきである。例えば、上記のように、LEDは、各々が異なる放射スペクトルを発するよう構成された(例えば、個別に制御可能な又は不可能な)複数のダイを備える単一の発光デバイスを指し得る。また、LEDは、LEDの一体的な部分として考えられる蛍光体を伴ってもよい(例えば、一部のタイプの白色LED)。一般的に、用語「LED」は、パッケージLED、非パッケージLED、表面実装LED、チップオンボードLED、Tパッケージ実装LED、放射状パッケージLED、パワーパッケージLED、並びに何らかの種類のケース及び/又は光学要素(例えば、拡散レンズ)を含むLED等を指し得る。
[0012]用語「光源」は、限定はされないが、LEDベース光源(上記で定義された1つ以上のLEDを含む)、白熱光源(例えば、フィラメントランプ、ハロゲンランプ)、蛍光源、燐光源、高輝度放電(HID)源(例えば、ナトリウムランプ、水銀ランプ、及びメタルハライドランプ)、レーザ、他の種類の電子発光源、高熱発光源(例えば、炎)、キャンドル発光源(例えば、ガスマントル、炭素アーク放射線源)、光ルミネセンス源(例えば、放電光源)、電子飽和を利用するカソード発光源、ガルバノ発光源、水晶発光源、キネ(kine−)発光源、熱発光源、摩擦発光源、ソノルミネッセンス発光源、放射発光源、及び発光ポリマーを含む様々な放射線源のうちの任意の1つ以上を指すと理解されたい。
[0013]所与の光源は、可視スペクトル内、可視スペクトル外、及び両者の組み合わせの電磁放射線を生成するよう構成され得る。よって、本明細書において、用語「光」及び「放射線」は交換可能に使用される。また、光源は、一体的な部品として1つ以上のフィルタ(例えば、カラーフィルタ)、レンズ、又は他の光学部品を含み得る。また、光源は、限定はされないが、指示、表示、及び/又は照明を含む多様な用途のために構成され得る。「照明源」は、室内又は屋外空間を有効に照らすのに十分な強度を有する放射線を生成するよう特に構成された光源である。このコンテキストにおいて、「十分な強度」は、空間又は環境において生成された可視スペクトルにおける、周囲照明(すなわち、光は間接的に知覚されてもよく、例えば、知覚される前に1つ以上の様々な妨害表面によって全体又は一部が反射されてもよい)を提供するのに十分な放射電力を指す(放射電力又は「光束」に関しては、光源から全ての方向に出力される全ての光を表すために単位「ルーメン」がしばしば使用される)。
[0014]用語「スペクトル」は、1つ以上の光源によって生成される放射線の任意の1つ以上の周波数(又は波長)を指すと理解されるべきである。したがって、用語「スペクトル」は、可視範囲だけでなく、赤外線、紫外線、及び全電磁スペクトルの他の範囲の周波数(又は波長)を指す。また、所与のスペクトルは比較的狭いバンド幅(例えば、基本的に少数の周波数又は波長成分を有するFWHM)又は比較的広いバンド幅(多様な相対的強度を有する複数の周波数又は波長成分)を有し得る。所与のスペクトルは、2つ以上の他のスペクトルを混合することにより得られてもよいことを理解されたい(例えば、複数の光源から発せられた放射線を混合する)。
[0015]本明細書において、用語「照明器具」は、特定のフォームファクタ、アセンブリ、又はパッケージの1つ以上の照明ユニットの実装又は構成を指すために用いられる。本明細書において、用語「照明ユニット」は、同じ又は異なるタイプの1つ以上の光源を含む装置を指すために使用される。所与の照明ユニットは、多様な光源の実装構成、包装/ハウジング構成及び形状、並びに/又は電気的及び機械的接続構成のうちの任意の1つを有し得る。また、任意で、所与の照明ユニットは、光源の動作に関係する様々な他の部品(例えば、制御回路)と関連付けられ得る(例えば、含む、結合される、及び/又はともにパッケージングされる)。「LEDベース照明ユニット」は、上記のようなLEDベース光源を1つ以上、単独で又は他の非LEDベース光源と組み合わせて含む照明ユニットを指す。「複数チャネル」照明ユニットは、それぞれが異なる放射スペクトルを生成するよう構成された少なくとも2つの光源を含むLEDベース又は非LEDベース照明ユニットを指す。各光源スペクトルは、複数チャネル照明ユニットの「チャネル」と呼ばれる場合がある。
[0016]本明細書において、用語「コントローラ」は、一般的には1つ以上の光源の動作に関連する様々な装置を説明するために用いられる。コントローラは、本明細書で説明される多様な機能を実行するために、多くの方法で実装できる(例えば、専用のハードウェア等によって)。「プロセッサ」は、コントローラの一例であり、本明細書において説明される多様な機能を実行するためにソフトウェア(例えば、マイクロコード)を使用してプログラミングされ得る1つ以上のマイクロプロセッサを使用する。コントローラは、プロセッサを使用して又は使用せずに実装され得り、また、いくつかの機能を実行する専用ハードウェアと、他の機能を実行するプロセッサ(例えば、1つ以上のプログラミングされたマイクロプロセッサ及び関連する回路)との組み合わせとしても実装できる。本開示の多様な実施形態において使用され得るコントローラ部品の例は、限定されないが、慣用的なマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)である。
[0017]多様な実施形態において、プロセッサ又はコントローラは1つ以上の記憶媒体(本明細書において、通常「メモリ」と呼ばれ、例えばRAM、PROM、EPROM、EEPROM、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、光学ディスク、磁気テープ等の揮発性及び非揮発性コンピュータメモリ等)に関連付けられ得る。いくつかの実施形態において、1つ以上のプロセッサ及び/又はコントローラ上で実行される際、記憶媒体は、本明細書で説明される機能のうちの少なくとも一部を実行する1つ以上のプログラムによって符号化され得る。様々な記憶媒体がプロセッサ若しくはコントローラ内に固定されてもよく、又は、移動可能でもよく、記憶媒体上に記憶された1つ以上のプログラムがプロセッサ若しくはコントローラにロードされて、本明細書に説明される本発明の多様な側面を実行してもよい。本明細書において、用語「プログラム」又は「コンピュータプログラム」は広義の意味で使用され、1つ以上のプロセッサ又はコントローラをプログラミングするために用いることができるあらゆる種類のコンピュータコード(例えば、ソフトウェア又はマイクロコード)を指す。
[0018]ネットワークの一実施形態において、ネットワークに結合された1つ以上のデバイスは、当該ネットワークに結合された1つ以上の他のデバイスのためのコントローラとして動作し得る(例えば、マスタ/スレーブ関係)。他の実施形態において、ネットワーク化された環境は、ネットワークに結合された1つ以上のデバイスを制御するよう構成された専用コントローラを1つ以上含んでもよい。一般的に、ネットワークに結合された複数のデバイスは、通信媒体又はメディア上に存在するデータへのアクセスを各々有し得る。しかし、所与のデバイスは、「アドレス指定可能」であってもよく、例えば自身に割り当てられた1つ以上の特定の識別子(例えば、「アドレス」)に基づいてネットワークとデータを選択的に交換する(すなわち、データを受信及び/又は送信する)よう構成される。
[0019]本明細書において使用される用語「ネットワーク」は、任意の2つ以上のデバイス間、及び/又はネットワークに結合された複数のデバイス間で(例えば、デバイス制御、データ保存、データ交換等のための)情報の伝送を容易にする2つ以上のデバイス(コントローラ又はプロセッサを含む)のあらゆる相互接続を指す。容易に理解されるであろうが、複数のデバイスを相互接続するのに適したネットワークの多様な形態は、多様なネットワークトポロジーのうちの任意のトポロジーを含み得り、多様な通信プロトコルのうちの任意のプロトコルを使用し得る。また、本開示に係る多様なネットワークにおいて、2つのデバイス間の接続は、2つのシステム間の専用接続、あるいは非専用接続を表し得る。かかる非専用接続は、2つのデバイス用の情報を運ぶのに加えて、両デバイスのいずれかに必ずしも向けられていない情報を運び得る(すなわち、オープンネットワーク接続)。また、本明細書において説明されるような多様なデバイスネットワークは、ネットワーク中の情報伝送を容易にするために、1つ以上の無線、有線/ケーブル、及び/又はファイバ光リンクを使用し得ることが容易に理解されるであろう。
[0020]上記概念、及び下記において詳細に説明される他の概念の組み合わせの全てが(かかる概念が互いに矛盾しないことを前提として)、本明細書が開示する主題の一部として考えられることを理解されたい。特に、本開示の末尾に表す特許請求の主題の組み合わせの全ては、本開示の主題の一部として考えられる。また、本明細書で明確に使用され、また、参照によって組み込まれる開示内に現れ得る用語は、本開示が開示する特定の概念と最も調和する意味を与えられるべきであると理解されたい。
[0021]図面において、同様な参照符号は通常、異なる図面を通して同じ部品又は部分を示す。また、図面は必ずしも縮尺通りではなく、通常、本発明の原理を説明するために強調がなされる。
[0022]図1は、代表的な一実施形態に係る、スルーレート決定回路を含む調光可能照明システムを示す簡略化されたブロック図である。 [0023]図2A及び2Bは、代表的な実施形態に係る、スルーレート決定回路を含む調光可能照明システムを示す簡略化された回路図である。 [0024]図3は、代表的な一実施形態に係る、スルーレート決定を用いる固体光源の調光制御を示すフロー図である。 [0025]図4は、代表的な実施形態に係る輝度誤差対スルーレートを表す曲線を示す。 [0026]図5A〜5Cは、代表的な一実施形態に係る、調光器のサンプル波形及び対応するデジタルパルスを示す。 [0027]図6は、代表的な一実施形態に係る、調光器の調光角度を検出するプロセスを示すフロー図である。 [0028]図7は、他の代表的な実施形態に係る、調光器の調光角度を検出するプロセスを示すフロー図である。
[0029]以下の詳細な説明において、限定ではなく説明を目的として、本開示の教示の完全な理解をもたらすために、具体的な詳細を開示する代表的な実施形態が記載されている。しかし、本明細書に開示される具体的な詳細から逸脱する、本開示の教示に係る他の実施形態が特許請求の範囲内に含まれることは、本開示の利益を享受した当業者には明らかであろう。また、代表的な実施形態の説明を不明瞭にすることを避けるために、周知の装置及び方法の説明は省略される場合がある。かかる方法及び装置は、本開示の教示の範囲内に明確に含まれる。
[0030]出願人は、例えばフリッカー及び/又は光レベルの視認可能なジャンプを防止する、LED又は他の固体光源の滑らかな調光動作を提供可能な回路を提供する利益を認識及び理解した。
[0031]したがって、多様な実施形態によれば、固体光源が出力する光の現在輝度と、固体光源が出力する光の目標輝度との間の差に応じて、例えば所定のサンプリングレートで、調光器設定によって指示されるようにスルーレートを決定及び/又は連続的に変化させるスルーレート制御技術が使用される。スルーレートの制御は、調光動作に応じた光の滑らかな遷移を可能にし、フリッカーを排除する。これは、供給される調光角度は位相によってはノイズを多く含み得るために、照明器具の輝度が不規則に挙動することを防ぐ。
[0032]図1は、代表的な一実施形態に係る、スルーレート決定回路を含む調光可能照明システムを示す簡略化されたブロック図である。
[0033]図1を参照すると、調光システム100は、調光器104、及び電圧商用電源101からの(調光された)整流電圧Urectを供給する整流器105を含む。多様な実施形態によれば、電圧商用電源101は、100VAC、120VAC、230VAC、及び277VAC等、異なる非整流入力ACライン電圧を供給し得る。調光器104は、例えば、スライダー104aの鉛直操作に応じて電圧商用電源101からの電圧信号波形の先端(先端調光器)又は後端(後端調光器)を切り落とすことによって調光能力を提供する位相切断調光器、又はELV調光器である。一般的に、整流電圧Uerctの大きさは調光器104によって設定された調光レベルに比例し、低い調光角度又は調光レベルは、低い整流電圧Urectをもたらす。図示の例において、スライダーが下方に動かされると調光角度が低減し、固体光源130による光出力量が減少し、上方に動かされると、調光角度が上昇し、固体光源130による光出力量が増加する。ただし、他の多様な構成を取ることができる。
[0034]調光可能照明システム100は、調光角度検出器110及び電力コンバータ120をさらに含む。通常、調光角度検出器110は、整流電圧Urectに基づいて調光器104の調光角度を検出し、制御ライン129を介して電力コンバータ120に電力制御信号を出力する。電力制御信号は、例えばパルス幅変調(PWM)信号又は他のデジタル信号であり、検出された調光角度に基づいて調光角度検出器110が決定したデューティサイクルに従って、高レベルと低レベルとを交替し得る。デューティサイクルは、約100%(例えば、継続的に高いレベル)から約0%(例えば、継続的に低いレベル)の範囲内であり、この範囲内のあらゆるパーセントを含み、後述されるように電力コンバータの電力設定を適切に調整し、固体光源130が出射する光のレベルを制御する。
[0035]多様な実施形態において、電力コンバータ120は整流電圧Urectを整流器105から受信し、固体光源130に給電するための対応するDC出力電圧を出力する。電力コンバータ120は、整流器105を介して調光器104から出力された電圧の大きさ、及び/又は制御ライン129を介して調光角度検出器110によって供給された電力制御信号の電力設定値に基づいて、整流電圧UrectとDC電圧との間で変換を行う。調光器104から出力される電圧の大きさは、スライダー104aの操作によって設定され得る。
[0036]電力制御信号の値は、以下で図3を参照して説明される、スルーレートの決定及び適用を含む、多様な実施形態に係る所定の制御機能又はアルゴリズムに従って調光角度検出器110によって設定される。したがって、電力コンバータ120によって出力されるDC電圧は、調光器104が適用する調光角度(すなわち、調光レベル)、及び調光角度によって示される所望の(又は目標の)光出力と、固体光源130から現在出力されている実際の(又は現在の)光との間の差を補償する調整を反映する。当業者には明らかであろうが、整流電圧UrectとDC電圧との間の変換のための機能はさらに、電力コンバータ120の特性、固体光源130の種類及び構成、並びに多様な実施形態の他の適用及び設計要件等の追加要因に依存し得る。
[0037]多様な実施形態において、整流器105、調光角度検出器110、電力コンバータ120、及び固体光源130は、白熱電球用に設計された従来のランプソケットとともに使用するためレトロフィットされ得るLEDランプ等の照明ユニット内に含まれてもよい。かかる照明ユニットは、必要であれば、ビーム成形及び/又は色彩効果等の設計特有要件を満たすために多様な光学要素(図示なし)をさらに含んでもよい。
[0038]図2A及び2Bは、スルーレート決定回路を含む、代表的な実施形態に係る調光制御システムを示す簡略化された回路図を示す。図2A及び2Bの一般的な要素は図1に示すものと同様であるが、例示の構成に基づき、多様な代表的な要素に関してはさらに詳細に示されている。当然ながら、本開示の教示の範囲から逸脱することなく他の構成を取ることができる。
[0039]説明のために図2Aを参照すると、調光制御システム200Aは、整流器205、調光角度検出器210A(点線の四角)、電力コンバータ220、及びLED光源230を含む。整流器105に関して上述したように、DIM Hot及びDIM Neutral入力によって示された調光器(図示なし)に接続され、電圧商用電源(図示なし)から(調光された)非整流電圧を受信する。図示の構成において、整流器205は、整流電圧ノードN2と接地電圧との間に接続された4つのダイオードD201〜D204を含む。整流電圧ノードN2は(調光された)整流電圧Urectを受信し、また、整流器205と並列に接続された入力フィルタコンデンサC215を介してグランドに接続されている。
[0040]調光角度検出器210Aは、整流電圧Urectに基づいて調光角度(調光レベル)を検出し、検出された調光角度、及びLED光源230によって現在出力されている光量に基づいてスルーレートを決定する。(調光角度によって示される)LED光源230が出力すべき所望の光量は「目標輝度」と呼ばれる場合があり、LED光源230が現在出力している光量は「現在輝度」と呼ばれる場合がある。スルーレートは非線形でもよく、例えば、調光器ノイズ、及び/又は調光器設定のわずかな調節に起因する調光器角度の比較的小さな変化は、LED光源230により出力される光の輝度をゆっくりと変化させ、例えば調光角度の大きなステップの調節に起因する調光角度の比較的大きな変化は、現在の輝度を急激に(しかし滑らかに)変化させる。
[0041]調光角度検出器210Aは、デジタル又はPWM出力219から制御ライン229を介して電力コンバータ220にデジタル電力制御信号を出力し、LED光源230の動作を制御する。これは、調光角度検出器210Aが、検出された調光角度、及び連続的に計算され得るスルーレートに基づいて、入力商用電源からLED光源230に送られる電力量を選択的に調整することを可能にする。図示の代表的な実施形態において、電力制御信号は、調光角度検出器210Aによって決定されるデューティサイクルを有するPWM信号であり、電力コンバータ220に供給される電力設定に対応する。
[0042]また、図示の代表的な実施形態において、調光角度検出器210Aは、整流電圧Urectの波形を用いて調光角度を決定し、PWM出力219を介してPWM電力制御信号を出力するマイクロコントローラ215を含む。多様な実施形態において、マイクロコントローラ215は、例えばAtmel Corporationから入手可能なATtiny84マイクロプロセッサであり得るが、本開示の教示から逸脱することなく他の種類のマイクロコントローラ又は他のプロセッサが含まれてもよい。例えば、マイクロコントローラ215の機能は、多様な機能を実行するようソフトウェア若しくはファームウェアを用いてプログラミングされ得る1つ以上のプロセッサ及び/若しくはコントローラ、並びに対応するメモリによって実装されてもよいし、又は一部の機能を実行する専用のハードウェアと他の機能を実行するプロセッサ(例えば、1つ以上のプログラミングされたマイクロプロセッサ及び関連する回路)との組み合わせによって実装されてもよい。多様な実施形態において使用され得るコントローラ要素の例は、限定はされないが、上記のような慣用的なマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ASIC、及びFPGAを含む。
[0043]電力コンバータ220は、整流電圧ノードN2において整流電圧Urectを受信し、調光角度検出器210Aによって供給されたPWM電力制御信号の制御下において、整流電圧Urectを、LED光源230に給電するための対応するDC電圧に変換する。多様な実施形態において、電力コンバータ220は、例えばST Microelectronicsから入手可能なL6562であり得るが、本開示の教示の範囲から逸脱することなく、他の種類のコンバータ又は他の電気変圧器及び/若しくはプロセッサが備えられてもよい。LED光源230は、代表的なLED231及び232によって示される、電力コンバータ220の出力とグランドとの間の直列接続されたLEDストリングを含む。LED光源230を流れる負荷電流の量、よってLED光源230によって発せられる光の量は、電力コンバータ220によって出力される電力の量によって直接制御される。上述したように、電力コンバータ220によって出力される電力の量は、整流電圧Urectの大きさ、及び調光角度検出器210Aによって供給されるPWM電力制御信号によって制御される。
[0044]図3は、代表的な一実施形態に係る、スルーレート決定を用いる固体光源の調光制御を示すフロー図である。図3に示される動作は、例えば、図2A及び2Bに示されるマイクロコントローラ215、255によって実行されるファームウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよいし、又はより一般的に調光角度検出器110、210A、210Bによって実施されてもよい。ただし、本開示の教示の範囲から逸脱することなく、他の実装を含んでもよい。
[0045]図3を参照すると、動作S321において、調光整流電圧が(例えば、調光角度検出器210A、210B、及び/又はマイクロコントローラ215、255によって)受信される。調光整流電圧は、例えば調光器において設定された調光レベルに対応する切断波形を有し得る。動作S322において、調光整流電圧に基づいて調光角度が測定される。調光角度を測定するための例示的なプロセスは、図5A〜5C、6、及び7を参照して後述されるが、本開示の教示の範囲から逸脱することなく、任意の調光角度測定技術が使用され得る。
[0046]動作S323において、動作S322において測定された調光角度に基づき、固体光源(例えば、固体光源120、LED光源230)によって出力されるべき光の目標輝度が決定される。動作S324において、固体光源によって現在出力されている光の現在輝度が求められる。例えば、現在輝度を求めるために、マイクロプロセッサ215は、単純に(例えば、デジタル電力制御信号を介して)現在適用されている輝度設定を頼ってもよいし、又はメモリから輝度設定を引き出してもよい。あるいは、マイクロプロセッサ215は、LED光源によって実際に出力されている光の量を示すフィードバックを電力コントローラ220及び/又はLED光源230から受信してもよい。また、目標輝度及び現在輝度は任意の順番で決定することができ、又は同時に決定してもよいことを理解されたい。
[0047]動作S325において、動作S323及びS324で決定された目標輝度及び現在輝度に基づいて、スルーレートが決定される。例えば、スルーレートは数式1に従って計算してもよい。ここで、SRはスルーレート、Bcは現在輝度、Btは目標輝度、Nは正規化定数を表す。
[0048]現在輝度(Bc)と目標輝度(Bt)との間の差の絶対値は、「輝度誤差」と呼ばれ得る。正規化定数Nは、所望の応答が得られるようスルーレートを操作するために選択される。通常、正規化定数Nは、大きなスルーレート値を、電力コントローラ220及び/又はLED光源230の動作にとって現実的な範囲にするために使用される所定の値である。例えば、正規化定数の値は5000に設定され得る。当然ながら、当業者にとっては明らかであろうが、任意の特定の状況において特有の利益をもたらすために、又は多様な実施形態の用途特有設計要件を満たすために、他の値の正規化定数Nが組み込まれてもよい。正規化定数Nの値は、後述されるスルーレートが計算される頻度、及びLED光源230によって出力される光のレゾリューションに部分的に依存する。当然ながら、本開示の教示の範囲から逸脱することなく、動作S325において、他の数式を適用してスルーレートを計算してもよい。
[0049]動作S326において、LED光源230によって出力される光の現在輝度が、動作S325において決定されたスルーレートを用いて調整される。多様な実施形態によれば、現在輝度が滑らかに調整されることにより、調整中にフリッカーが視認されず、また固体照明負荷によって出力される光のレベルに大きなステップ又はジャンプ(「ラバーバンド」効果として知られる)が存在しない。
[0050]一実施形態において、現在輝度を滑らかに調整するよう、スルーレートの値は毎秒数回繰り返し計算され、スルーレートは連続的に制御される。より具体的には、スルーレートは、調光角度が決定されるレートとほぼ同じレートで計算及び適用されてもよい。例えば、マイクロコントローラ215は、ACライン電圧の半周期ごとに調光角度を(動作S322において)測定してもよく、これは、120VACライン電圧の場合は毎秒約100〜120回である。したがって、マイクロコントローラ215は、同様なレートで、すなわち毎秒約100回新しいスルーレートを決定して、これに応じて出力電力制御信号を更新できる。当然ながら、マイクロコントローラ215は、ACライン電圧の半周期ごとよりも頻繁に調光角度を測定(動作S322)してもよく、これは、一般的には出力光の現在輝度の変化に一層滑らかな様相を与える。更新された電力制御信号に応じて、電力コントローラ220は、LED光源230によって出力される光の現在輝度を調整する。スルーレート技術の聡明な選択により、ヒステリシス要素は小さくなり、現在輝度が変化するためには、目標輝度が少なくとも所定の最小量変化しなければならない。したがって、LED光源230の現在輝度は白熱灯とほぼ同じように滑らかに変化し、視認可能なフリッカーは発生しない。
[0051]数式1に関連して上述した例のように、スルーレートが非線形の場合、調光器設定が速く動かされているとき、固体光源によって出力される光の現在輝度の調光角度に対する応答性は、より高い。言い換えれば、調光器設定に大きなステップが生じた場合、固体光源は、出力光の現在輝度をより速く変更するよう制御される。また、上述したように、例えば調光器ノイズ又は調光器設定における小さなステップに起因する小さな変化は、現在輝度の非常にゆっくりとした変化をもたらし、特定の状況下において、例えば変化がハードウェアによってサポートされる閾値未満である場合、現在輝度は全く変化しない。したがって、多様な実施形態は、ランダムなノイズが現在輝度を変化させることを防ぐ。調光器設定における大きなステップの一例は、目標輝度における約20%以上の実質的に瞬間的な変化であり、調光器設定における小さなステップの一例は、目標輝度における約5%以下の実質的に瞬間的な変化である。
[0052]図4は、代表的な一実施形態に係る、輝度誤差対スルーレートを示す曲線を含むグラフである。
[0053]図4を参照すると、曲線410及び420は、輝度誤差の関数としての対応するスルーレート値を示す。上述したように、輝度誤差は、固体光源によって出力される現在輝度と目標輝度との間の差の絶対値である。曲線410は、スルーレートと輝度誤差との間の線形関係を示し、一方、曲線420は、数式1に関連して上記したように、スルーレートと輝度誤差との間の非線形関係を示す。
[0054]図3を再び参照して、動作S322は、調光角度検出器210A、210Bによって受信された整流電圧Urectに基づいて調光器の調光角度を検出又は測定する。上述したように、調光角度の測定は、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な方法によって実現され得る。調光角度を求める例示的な2つの方法を、図2A及び2Bに示す代表的な実施形態を参照して以下に述べる。
[0055]図2Aは、代表的な一実施形態に係る、調光可能照明システムの調光角度検出器を示す簡略化された回路図である。図2Aにおいて、調光角度検出器210Aは、整流電圧Urectの波形を用いて調光角度を求めるマイクロコントローラ215を含む。マイクロコントローラ215は、比較器214の出力に接続されたデジタル入力ピン218を有する。比較器214は、例えばオペアンプであり、(調光された)整流電圧Urectを受信するために第1電圧ディバイダに接続された正入力、及び整流電圧Urectとの比較のための基準電圧を受信するために第2電圧ディバイダに接続された負入力を備える。マイクロコントローラ215はさらに、PWM出力219等のデジタル出力を備える。
[0056]第1電圧ディバイダは、整流電圧ノードN2と第1入力ノードN1との間に直列に接続された第1及び第2抵抗R211及びR212、並びに検出ノードN1とグランドとの間に接続された第3抵抗R213を含む。第2電圧ディバイダは、電圧源Vccと第2入力ノードN3との間に接続された第4抵抗R216、及び第2入力ノードN3とグランドとの間に接続された第5抵抗を含む。図示の実施形態において、例えば、第1抵抗R211の値は約1MΩ、第2抵抗R212の値は約1MΩ、第3抵抗R213の値は約20kΩ、第4抵抗R216の値は約50kΩ、第5抵抗R217の値は約12kΩでもよい。ただし、当業者には明らかであろうが、第1〜第5抵抗R211、R212、R213、R216、及びR217の各値は、任意の特定の状況において特有の利益をもたらすために、又は多様な実施形態の用途特有設計要件を満たすために変更されてもよい。一般的に、第1、第2、及び第3抵抗R211、R212、及びR213は、AC電圧値を比較器214によって処理可能な電圧範囲まで分割し、第4及び第5抵抗R216及びR217は、比較器214のために基準電圧を作成し、調光角度を容易に読み取り可能にする。例えば、フルAC電圧動作(例えば、277VAC)において、第1、第2、及び第3抵抗R211、R212、及びR213は、AC電圧値を5V未満に分割してもよく、第4及び第5抵抗は、方形波出力信号のために2.5V基準を提供してもよい。
[0057]第1電圧ディバイダは、比較器214の正入力に供給される(調光された)整流電圧Urectの量を限定し、第2電圧ディバイダは、比較器214の負入力に所定の基準電圧(例えば、2.5V)を供給する。例えば、整流電圧Urectの信号波形が高くなると(例えば、基準電圧より高く)、比較器は高電圧レベル(「1」)を出力し、整流電圧Urectの信号波形が低くなると(例えば、基準電圧未満)、比較器は低電圧レベル(「0」)を出力する。したがって、マイクロコントローラ215のデジタル入力ピン218において得られる論理レベルデジタルパルスは、切断された整流電圧Urectの変動に忠実に従う(例えば、図5A〜5C参照)。
[0058]より具体的には、図5A〜5Cは、代表的な実施形態に係るサンプル波形、及びデジタル入力ピン218における対応するデジタルパルスを示す。各図の上側の波形は切断された整流電圧Urectを示し、切り落とされた量は、調光のレベルを反映する。例えば、波形は、調光器の出力において現れるフル170V(又はEUにおいては340V)ピーク整流正弦波の一部を表してもよい。下側の方形波形は、マイクロコントローラ215のデジタル入力ピン218において見られる対応するデジタルパルスを示す。特に、各デジタルパルスの長さは切断された波形に対応し、よって、調光器の内部スイッチが「オン」である時間の合計と等しい。デジタル入力ピン218を介してデジタルパルスを受信することにより、マイクロコントローラ215は、調光器が設定されたレベル(すなわち、調光角度)を求めることができる。
[0059]図5Aは、波形の隣に示す調光器スライダーの上端ポジションによって示されるように、調光器の設定が最も高い場合における、整流電圧Urectのサンプル波形及び対応するデジタルパルスを示す。図5Bは、波形の隣に示す調光器スライダーの中間のポジションによって示されるように、調光器の設定が中間の場合における、整流電圧Urectのサンプル波形及び対応するデジタルパルスを示す。図5Cは、波形の隣に示す調光器スライダーの下端ポジションによって示されるように、調光器の設定が最も低い場合における、整流電圧Urectのサンプル波形及び対応するデジタルパルスを示す。
[0060]図6は、代表的な一実施形態に係る、調光器の調光を検出するプロセスを示すフロー図である。プロセスは、例えば、図2Aに示すマイクロコントローラ215によって実行されるファームウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよいし、より一般的には、調光角度検出器110、210Aによって実行されてもよい。
[0061]図6の動作S621において、マイクロコントローラ215のデジタル入力ピン218が監視され、デジタルピンインタラプトが検出される。デジタルピンインタラプトは、低電圧レベルから高電圧レベルへの、又は高電圧レベルから低電圧レベルへの、比較器214の出力の電圧レベルにおける変化を示す。インタラプトが検出されない場合(動作S621:No)、監視が継続される。
[0062]インタラプトが検出されると(動作S621:Yes)、動作S622において、インタラプトが検出された時点において、デジタルピン218の値が高電圧レベル(デジタル「1」)であるか、低電圧レベル(デジタル「0」)であるかが判定される。デジタルピン218の値が「1」の場合、これは、ある周期の終わり及び次の周期の開始、並びにデューティサイクルの開始を示す。したがって、動作S623において、周期の終わりに対応して周期タイマーが停止される。また、動作S624において、次のデューティサイクルの開始に対応してデューティサイクルタイマーが始動され、動作S625において、次の周期の開始に対応して周期タイマーが再び始動される。動作S622においてデジタルピン218の値が「0」の場合、これは、デューティサイクルの終わりを示す。したがって、動作S626において、現在の周期におけるデューティサイクルの終わりに対応してデューティサイクルタイマーが停止される。プロセスは動作S621に戻り、デジタル入力ピン218の監視が継続される。
[0063]周期におけるデューティサイクルの値は、調光器が設定されたレベル、又は調光器の調光角度の正確な指標をマイクロコントローラ215に与える。すなわち、デューティサイクルが小さいほど調光角度は大きく(例えば、図5Cに示すように)、デューティサイクルが大きいほど調光角度は小さい(例えば、図5Aに示すように)。多様な実施形態において、調光角度は、例えばマイクロコントローラ215によって、カウンタ値の所定の関数を用いて計算されてもよい。当業者にとっては明らかであろうが、関数は、任意の特定の状況において特有の利益を提供するために、又は多様な実施形態の用途特有設計要件を満たすために、変更されてもよい。
[0064]図2Bは、他の代表的な実施形態に係る、調光可能な照明システムの調光角度検出器を示す簡略化された回路図である。図面において、同様な参照番号は図2Aの同様な要素を指す。図2Bにおいて、調光角度検出器210Bは、整流電圧Urectの波形を用いて調光角度を求めるマイクロコントローラ255を含む。マイクロコントローラ255は、例えば、Atmel Corporationから入手可能なATTINY84マイクロプロセッサでもよいが、本開示の教示の範囲から逸脱することなく、他の種類のマイクロコントローラ又は他のプロセッサが含まれ得る。マイクロコントローラ255は、上側ダイオードD251と下側ダイオードD252との間に接続されたデジタル入力ピン258を含む。上側ダイオードD251は、デジタル入力ピン258に接続されたアノード、及び電圧源Vccに接続されたカソードを有し、下側ダイオードD252は、グランドに接続されたアノード、及びデジタル入力ピン258に接続されたカソードを有する。マイクロコントローラ255はさらに、電力制御ライン229を介して電力制御信号を供給するためのPWM出力259等のデジタル出力を含む。
[0065]調光角度検出器210Bはさらに、第1及び第2コンデンサC243及びC244、並びに第1及び第2抵抗R241及びR242等の多様な受動電子部品を含む。第1コンデンサC243は、マイクロコントローラ255のデジタル入力ピン258と検出ノードN1との間に接続される。第2コンデンサC244は、検出ノードN1とグランドとの間に接続される。第1及び第2抵抗R241及びR242は、整流電圧ノードN2と検出ノードN1との間に直列に接続される。図示の実施形態において、例えば、第1コンデンサC243の値は約560pFでもよく、第2コンデンサC244の値は約10pFでもよい。また、例えば、第1抵抗R241の値は約1MΩでもよく、第2抵抗R242の値は約1MΩでもよい。ただし、当業者にとって明らかなように、第1及び第2コンデンサC243及びC244、並びに第1及び第2抵抗R241及びR242のそれぞれの値は、任意の特定の状況において特有の利益を提供するために、又は多様な実施形態の用途特有設計要件を満たすために変更されてもよい。
[0066](調光された)整流電圧Urectは、マイクロコントローラ255のデジタル入力ピン258にACカップリングされる。第1抵抗R241及び第2抵抗R242は、デジタル入力ピン258に流れる電流を制限する。整流電圧Urectの信号波形が高くなると、立ち上げりエッジにおいて、第1コンデンサC243が第1及び第2抵抗R241及びR242を介して充電される。マイクロコントローラ255内の上側ダイオードD251は、例えば、デジタル入力ピン258をVccから1ダイオード電圧降下分上に固定する。整流電圧Urectの信号波形の立下りエッジにおいて、第1コンデンサC243は放電し、デジタル入力ピン258は、下側ダイオードD252によってグランドから1ダイオード電圧降下分下に固定される。したがって、マイクロコントローラ255のデジタル入力ピン258において得られる論理レベルデジタルパルスは、切断された整流電圧Urectの変動に忠実に従う(例えば、上述の図5A〜5C参照)。
[0067]図7は、代表的な一実施形態に係る、調光器の調光検出プロセスを示すフロー図である。プロセスは、例えば図2Bに示すマイクロコントローラ255によって実行されるファームウェア及び/又はソフトウェアによって実行されてもよく、より一般的には調光角度検出器110、210Bによって実行されてもよい。
[0068]図7の動作S721において、入力信号のデジタルパルスの立ち上がりエッジ(例えば、図5A〜5Cの下側の波形の立ち上がりエッジによって示される)が検出され、ブロックS722において、例えばマイクロコントローラ255のデジタル入力ピン258におけるサンプリングが開始する。図示の実施形態において、商用電源半周期よりわずかに短い所定の時間、信号がデジタルサンプリングされる。信号がサンプリングされるたびに、ブロックS723において、サンプルが高いレベル(例えば、デジタル「1」)を有するか、又は低いレベル(例えば、デジタル「0」)を有するかが判定される。図示の実施形態では、ブロックS723において比較が実行され、サンプルがデジタル「1」であるか否かが判定される。サンプルがデジタル「1」である場合(ブロックS723:Yes)、ブロックS724においてカウントが増加され、サンプルがデジタル「1」でない場合(ブロックS723:No)、ブロックS725においてわずかな遅延が挿入される。この遅延は、サンプルがデジタル「1」又は「0」のいずれに判定されたかに関わらず、(例えば、マイクロコントローラ255の)クロックサイクル数を等しくするために挿入される。
[0069]ブロックS726において、商用電源半周期全体がサンプリングされたか否かが判定される。商用電源半周期が完了していない場合(ブロックS726:No)、プロセスはブロックS722に戻り、デジタル入力ピン218における信号のサンプリングが再開される。商用電源半周期が完了している場合(ブロックS726:Yes)、ブロックS727においてサンプリングが停止し、(ブロックS724で積算された)カウンタ値が現在の調光器位相角度又は調光レベルとして認識され、例えば上記において例示したようなメモリ内に記憶される。カウンタは0にリセットされ、マイクロコントローラ255は、次の立ち上がりエッジを待ってサンプリングを再開する。
[0070]例えば、マイクロコントローラ255が、商用電源半周期の間に255のサンプルを採取すると仮定してもよい。調光レベルがスライダーによって範囲の上端に設定された場合(例えば、図5Aに示すように)、図7のブロックS724において、カウンタは約255まで増加する。調光がスライダーによって範囲の下端に設定された場合(例えば、図5Cに示すように)、ブロックS724において、カウンタは約10〜20程度までしか増加しない。調光レベルが範囲の真ん中あたりに設定された場合(例えば、図5Bに示すように)、ブロックS724において、カウンタは約128まで増加する。したがって、カウンタの値は、調光器が設定された値、又は調光器の調光角度のレベルの正確な指標をマイクロコントローラ255に与える。多様な実施形態において、調光角度は例えばマイクロコントローラ255によって、カウンタ値の所定の関数を用いて計算され得る。当業者にとっては明らかであろうが、任意の特定の状況において特有の利益を提供するために、又は多様な実施形態の用途特有設計要件を満たすために、関数は変更されてもよい。
[0071]したがって、最少の受動部品、及びマイクロコントローラ(又は他のプロセッサ若しくは処理回路)のデジタル入力構造を用いることにより、調光角度を電気的に検出できる。一実施形態において、調光角度検出は、ACカップリング回路、マイクロコントローラダイオードによって固定されるデジタル入力構造、及び調光器設定レベルを求めるために実行されるアルゴリズム(例えば、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はハードウェアによって実装される)を用いて実現されてもよい。さらに、最少の部品数によって、またマイクロコントローラのデジタル入力構造を利用することにより、調光器の状態を測定してもよい。
[0072]上記のように、調光角度検出回路及び電力コントローラ、並びに関連するアルゴリズムを含む調光制御システムは、検出された調光角度を使用してスルーレートを提供し得る。多様な実施形態によれば、固体照明負荷によって出力される光の現在輝度と目標輝度との間の差に応じて、スルーレートが連続的に決定(及び変更)されてもよい。スルーレートを適用することにより、調光器出力が効果的にフィルタリングされ、これにより、視認可能なフリッカーを除去し、且つ/又は固体照明負荷によって出力される光のレベルにおける大きなステップ(「ラバーバンド」効果)を防ぐことができる。
[0073]本発明のいくつかの実施形態が記載及び図示されたが、当業者は、開示の機能を実行するための、開示の結果を得るための、及び/又は1つ以上の開示の利点を得るための様々な他の手段及び/又は構造を容易に想像できるであろう。かかる変形例及び/又は改変例は、本明細書が開示する発明的な実施形態の範囲に含まれるものとみなされる。より一般的には、当業者は、本明細書に記載されるパラメータ、寸法、材料、及び構成は全て例であり、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は、発明的な教示が適用される具体的な用途に依存することを容易に理解するであろう。当業者は、通常の実験以上を要することなく、本明細書が開示する具体的な発明的実施形態の多数の均等物を認識又は確知することができるであろう。したがって、上記実施形態はあくまで例として提示され、発明的な実施形態は、特許請求の範囲及び均等物の範囲内において、具体的に説明及び主張された態様とは異なる態様で実施され得る。本開示の発明的な実施形態は、本明細書が開示する個別の特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法を対象とする。また、かかる特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法の2つ以上の任意の組み合わせが互いに矛盾しない場合、かかる特徴、システム、物品、材料、キッド、及び/又は方法は、本開示の発明的な範囲内に含まれる。
[0074]本明細書において定められて使用される全ての定義は、定められた用語の辞書の定義、参照により組み込まれる文書における定義、及び/又は通常の意味に優先すると理解されたい。
[0075]明細書及び特許請求の範囲の記載において、要素は複数を限定しない。
[0076]明細書及び特許請求の範囲において使用される表現「及び/又は」は、それによって結合される要素の「いずれか又は両方」を意味する、すなわち、いくつかの場合においては要素は結合的に存在し、他の場合においては分離的に存在すると理解されるべきである。「及び/又は」によって列挙される複数の要素も同様に理解されるべきであり、すなわち、結合された要素の「1つ以上」と理解されるべきである。「及び/又は」の節によって具体的に特定される要素以外の要素が任意で存在してもよく、かかる要素は具体的に特定された要素と関係してもよいし、無関係でもよい。
[0077]本願の明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、「又は」は、上記で定められた「及び/又は」と同じ意味を有すると理解されるべきである。例えば、列挙内の項目を分ける場合、「又は」又は「及び/又は」は包括的であると解釈されるべきであり、すなわち、複数の要素又は要素の列挙のうちの少なくとも1つ又は1つ以上、及び任意で追加の列挙されていない項目を含み得ると解釈されるべきである。「〜のうちの1つだけ」若しくは「〜のうちのちょうど1つ」、又は請求項における「〜からなる」等、明確に反する表現のみが、複数の要素又は要素の列挙のうちのちょうど1つを含むことを意味する。一般的に、本明細書において、「いずれかの」、「〜のうちの1つ」、「〜のうちの1つのみ」、又は「〜のうちのちょうど1つ」等の排他的な表現を伴う場合にのみ、用語「又は」は排他的な選択(すなわち、「両方ではなくいずれか一方」)を示すと解されるべきである。請求項において使用される「本質的に〜からなる」は、特許法の分野において使用される通常の意味を有するであろう。
[0078]本願の明細書及び特許請求の範囲において、1つ以上の要素の列挙に関連して表現「少なくとも1つの」が使用される場合、これは、必ずしも要素の列挙において具体的に列挙された全ての要素を少なくとも1つ含むのではなく、要素の列挙内の任意の1つ以上の要素から少なくとも1つの要素が選択されることを意味すると理解されたい。また、要素の列挙内の要素のあらゆる組み合わせを除外しない。この定義は、表現「少なくとも1つの」が指す要素の列挙内に具体的に特定された要素以外の要素が任意で存在し得ることを許容し、かかる要素は具体的に特定された要素に関係してもよいし、無関係でもよい。したがって、非限定的な例として、一実施形態において、「A及びBの少なくとも1つ」(又は、同等に、「A又はBの少なくとも1つ」若しくは「A及び/又はBの少なくとも1つ」)は、Bが存在せず、少なくとも1つの、任意で1つ以上のAを指してもよく(任意でB以外の要素を含む)、他の実施形態においては、Aが存在せず、少なくとも1つの、任意で1つ以上のBを指してもよく(任意でA以外の要素を含む)、他の実施形態においては、少なくとも1つの、任意で1つ以上のA、及び少なくとも1つの、任意で1つ以上のBを指してもよい(任意で他の要素を含む)。
[0079]1つ以上のステップ又は動作を含む方法クレームにおいて、明確に反する表現が無い限り、方法のステップ又は動作の順番は、方法のステップ又は動作が記載された順番に必ずしも限定されないと理解されるべきである。
[0080]また、請求項において括弧内に参照番号が存在する場合、これは、単に便宜的に提供されたものであり、請求項をいかなる意味でも限定すると解されるべきではない。
[0081]明細書及び特許請求の範囲において、「備える」、「含む」、「運ぶ」、「有する」、「保有する」、「保持する」、「〜から構成される」等の全ての遷移句等は非限定的であり、限定ではなく含むを意味すると解されるべきである。遷移句「〜からなる」及び「本質的に〜からなる」のみが、限定的又は準限定的な遷移句であろう。

Claims (20)

  1. 固体光(SSL)源を滑らかに調光するための方法であって、
    調光器から受信された電圧の調光角度を測定するステップと、
    前記調光角度に応じて、前記SSL源によって出力されるべき光の目標輝度を決定するステップと、
    前記SSL源によって現在出力されている光の現在輝度を決定するステップと、
    前記現在輝度及び前記目標輝度に基づいてスルーレートを決定するステップと、
    前記SSL源によって現在出力されている光の前記現在輝度を、非線形スルーレートを用いて前記目標輝度に合わせるステップと
    を含む、方法。
  2. 前記スルーレートを決定する前記ステップは、前記現在輝度と前記現在目標輝度との間の差に基づいて輝度誤差を計算するステップと、前記輝度誤差に基づいて前記スルーレートを決定するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記スルーレートは、以下の式に従って決定され、
    ここで、SRは前記スルーレートであり、Bcは前記現在輝度であり、Btは前記目標輝度であり、Nは正規化定数である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記正規化定数Nの値は、約5000に設定される、請求項3に記載の方法。
  5. 調光器ノイズに起因する前記目標輝度の小さな変化は、前記現在輝度に変化を起こさない、請求項1に記載の方法。
  6. 前記調光角度の大きなステップの調整に起因する前記目標輝度の大きな変化は、前記現在輝度に急激な変化を起こす、請求項1に記載の方法。
  7. 前記スルーレートは、前記調光角度が測定されるレートとほぼ同じレートで決定される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記調光角度は、ACライン電圧の半周期ごとに測定される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記スルーレートは、約100回/秒のレートで決定される、請求項8に記載の方法。
  10. 固体光源が出力する光のレベルを調光器に応じて制御するためのシステムであって、
    前記調光器からの整流電圧に基づいて前記調光器の調光角度を検出し、前記検出された調光角度によって示される光の目標輝度、及び前記固体光源によって現在出力されている光の現在輝度に基づいてスルーレートを計算し、前記調光角度及び前記計算されたスルーレートに基づいて電力制御信号を生成する調光角度検出器と、
    前記調光器からの前記整流電圧、及び前記調光角度検出器からの前記電力制御信号に応じて、前記固体光源に出力電圧を供給する電力コンバータと
    を含む、システム。
  11. 前記調光角度検出器は、前記スルーレートを連続的に計算する、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記スルーレートは非線形である、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記調光角度検出器は、さらに、以下の式に従って前記スルーレートを計算し、
    ここで、SRは前記スルーレートであり、Bcは前記現在輝度であり、Btは前記目標輝度であり、Nは正規化定数である、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記調光角度検出器は、さらに、ACライン電圧の約半周期ごとに前記調光角度を検出し、前記検出された調光角度に基づいて前記スルーレートを計算する、請求項11に記載のシステム。
  15. 前記電力制御信号は、パルス幅変調(PWM)信号を含み、前記PWM信号のデューティサイクルは、前記電力コンバータによって供給される前記出力電圧のレベルを示す、請求項11に記載のシステム。
  16. 固体光(SSL)源を滑らかに調光するためのコンピュータ読み取り可能媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能媒体は、プロセッサによって実行可能なコンピュータコードを記憶し、
    調光器から受信された電圧の調光角度を検出するための調光角度コードと、
    前記SSL源によって出力される光の目標輝度を前記調光角度に応じて決定するための目標輝度コードと、
    前記SSL源によって現在出力されている光の現在輝度を決定するための現在輝度コードと、
    前記現在輝度及び前記目標輝度に基づいてスルーレートを決定するためのスルーレートコードと、
    前記決定されたスルーレートに少なくとも部分的に基づいて電力制御信号を決定するための電力制御信号コードとを含み、前記SSL源によって出力される光の前記現在輝度は、前記電力制御信号に応じて、前記目標輝度に一致するよう滑らかに調整される、コンピュータ読み取り可能媒体。
  17. 前記スルーレートコードは、前記現在輝度と前記目標輝度との間の差に基づいて輝度誤差を計算し、前記輝度誤差に基づいて前記スルーレートを決定する、請求項16に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  18. 前記スルーレートコードは、以下の式に従って前記スルーレートを決定し、
    ここで、SRは前記スルーレートであり、Bcは前記現在輝度であり、Btは前記目標輝度であり、Nは正規化定数である、請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  19. 前記電力制御信号に応じて、調光器ノイズに起因する前記目標輝度の小さな変化は前記現在輝度に変化を起こさず、前記調光角度の大きなステップの調整に起因する前記目標輝度の大きな変化は前記現在輝度に急激な変化を起こす、請求項16に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
  20. 前記調光角度コードによる前記調光角度の検出、及び前記スルーレートコードによる前記スルーレートの決定は、ほぼ同じレートに基づく、請求項16に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
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