JP2001283685A - 押圧・回転操作型電子部品およびそれを用いた電子機器 - Google Patents

押圧・回転操作型電子部品およびそれを用いた電子機器

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JP2001283685A JP2000100296A JP2000100296A JP2001283685A JP 2001283685 A JP2001283685 A JP 2001283685A JP 2000100296 A JP2000100296 A JP 2000100296A JP 2000100296 A JP2000100296 A JP 2000100296A JP 2001283685 A JP2001283685 A JP 2001283685A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円柱状操作つまみを回転操作でき、また、そ
の操作つまみの中央部または端部を押圧操作できる操作
性に優れた小型の押圧・回転操作型電子部品およびそれ
を用いた電子機器を提供する。 【解決手段】 四角形上面の前辺近傍に二つのプッシュ
オンスイッチ32が設けられた基台部31に、基台部3
1に設けた弾性接点脚37と係合する可動接点部41が
一端側に設けられ、他端側が円柱状操作つまみ42に共
廻り可能に結合された支持体40を回転可能に支持させ
ると共に、前記円柱状操作つまみ42が回転可能に配さ
れた枠体43を、前方下面の押圧部46が前記各プッシ
ュオンスイッチ32に当接するようにして所定の範囲内
で傾動可能で、かつプッシュオンスイッチ32が配され
た辺と対向する円柱状操作つまみ42の回転中心軸と平
行な後辺を支持軸として回動可能に配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
等の電子機器に使用され、機器の操作面から露出した円
柱状の操作つまみを接線方向に回転操作でき、また、そ
の操作つまみの中央部または端部を回転中心に向けて押
圧操作して所定の電気信号が生成できる押圧・回転操作
型電子部品およびそれを用いた電子機器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の押圧・回転操作型電子部
品としては、プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ
が知られており、そのプッシュオンスイッチ付回転型エ
ンコーダを例として以下に図面を用いて説明する。
【0003】図18は、従来の押圧・回転操作型電子部
品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダの外
観斜視図、図19は同側面断面図である。
【0004】同図に示すように、従来のプッシュオンス
イッチ付回転型エンコーダ1は、接点付取付基板2に、
回転操作型部品部としての回転型エンコーダ部3と押圧
操作型部品部としてのプッシュオンスイッチ部4が所定
の位置に配設され、回転型エンコーダ部3は一定の範囲
で上下方向(図18および図19に示す矢印V方向)に
移動できるように、またプッシュオンスイッチ部4は動
かないように固定されている。
【0005】この回転型エンコーダ部3は、接点付取付
基板2に対して一定の範囲で上下方向に動きうるように
保持されたスライド接点体5と、その中央に固定された
軸部6により回転可能に保持された回転体7と、この回
転体7を回転操作できるように軸部6を介して取付けら
れた円形操作つまみ8とにより構成され、スライド接点
体5の下端から突出した板ばね9が接点付取付基板2前
面のピン状突起10に弾接することにより、通常状態に
おいて回転型エンコーダ部3はプッシュオンスイッチ部
4から離れた位置にあるように付勢されている。
【0006】また、プッシュオンスイッチ部4は図19
に示すように、その操作釦11が回転型エンコーダ部3
の軸部6後方の押圧部6Aに当接するように、接点付取
付基板2の回転型エンコーダ部3が配設された面とは反
対側の部分に固定されている。
【0007】このように構成された従来のプッシュオン
スイッチ付回転型エンコーダ1の動作は、まず円形操作
つまみ8の外周上面8Aに接線方向(図18に示す矢印
H方向)の力を加えて円形操作つまみ8を回転させるこ
とにより、回転体7が軸部6を中心として回転して回転
型エンコーダ部3からの電気信号を導出できるものであ
った。
【0008】また、回転型エンコーダ部3を押し上げて
いる板ばね9の付勢力に逆らって、円形操作つまみ8の
外周上面8Aにその中心に向かう下方向(図18および
ず19に示す矢印V方向)の押し力を加えて回転型エン
コーダ部3全体を下方に動かすことにより、軸部6の押
圧部6Aで操作釦11を押してプッシュオンスイッチ部
4を作動させることができ、その円形操作つまみ8に加
えていた押し力を除くと、板ばね9の弾性復元力によっ
て回転型エンコーダ部3が押し戻されて元の状態に復帰
するものであった。
【0009】そして、このプッシュオンスイッチ付回転
型エンコーダ1が使用機器である携帯電話12に使用さ
れる場合には、図20の携帯電話の外観斜視図に示すよ
うに、別の電子部品である二回路プッシュオンスイッチ
13と組み合わせて使用されることが多かった。
【0010】この二回路プッシュオンスイッチ13は図
21の部分断面正面図に示すように、スイッチ基板14
の上に所定の間隔をあけて配置された二つの自力復帰型
のプッシュオンスイッチ15A、15Bがスイッチ基板
14中央の支持部14Aで回動可能に支持された操作釦
16の上面16Aまたは16Bを押圧操作することによ
り、それぞれ個別に作動できるように構成されたもので
ある。
【0011】次に、この携帯電話12の使用方法につい
て説明すると、その携帯電話12の使用開始時に、操作
面12Aに配された表示部17に複数の機能項目メニュ
ーが所定の配列関係で表示された状態において、まず操
作者は、プッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の
円形操作つまみ8の操作面12Aから突出した部分に接
線方向の力を加え、円形操作つまみ8を所定方向に回転
させる。
【0012】この円形操作つまみ8の回転に伴って、図
20には図示していない回転型エンコーダ部3からの信
号が導出され、携帯電話12の内部に配された回路部が
この信号を検出・制御して表示画面中の機能項目メニュ
ーを希望する項目のある行まで前後方向に移動させる。
【0013】続いて、操作者は、二回路プッシュオンス
イッチ13の操作釦16の上面16A、16Bのいずれ
かを押圧操作して所定のプッシュオンスイッチ15Aま
たは15Bを作動させ、表示画面中の機能項目メニュー
を目的とする項目のある列まで左右方向に移動させて目
的の項目を選択する。
【0014】最後に、操作者は、再度プッシュオンスイ
ッチ付回転型エンコーダ1の円形操作つまみ8を下方に
押圧操作して、図20には図示していないプッシュオン
スイッチ付回転型エンコーダ1のプッシュオンスイッチ
部4を作動させ、選択した機能項目メニューを決定する
ものであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の押圧・回転操作型電子部品としてのプッシュオンス
イッチ付回転型エンコーダ1を二回路プッシュオンスイ
ッチ13と共に携帯電話12等に搭載した場合には、操
作者はプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ1の円
形操作つまみ8と二回路プッシュオンスイッチ13の操
作釦16の間を指を大きく移動させながら操作しなけれ
ばならないので操作性に劣ると共に、それらの電子部品
の広い装着面積が必要となるため、急激に小型化が進展
している電子機器においては使用し難くくなってきてお
り、電子機器メーカーからは前記両操作が可能な小型の
電子部品への開発要望が高まってきていた。
【0016】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、操作つまみを円柱状のものとし、この一
つの操作つまみに対して接線方向に回転操作でき、ま
た、その操作つまみの中央部または端部を回転中心に向
けて押圧操作可能な良好な操作性を有する小型の押圧・
回転操作型電子部品およびそれを用いた電子機器を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の押圧・回転操作型電子部品は、四角形上面の
前辺近傍に所定の間隔をあけて配置された二つの自力復
帰型の押圧操作型部品部を有する基台部に、前記基台部
に設けられた固定接点と係合して回転操作型部品部を構
成する可動接点部が一端側に設けられ、他端側が円柱状
操作つまみに共廻り可能に結合された支持体を回転可能
に支持させると共に、前記基台部上に、対向する二辺間
に前記円柱状操作つまみを回転可能に配した枠体を、前
方下面に設けられた押圧部が前記各押圧操作型部品部に
当接するようにして所定の範囲内で傾動可能で、かつ前
記押圧操作型部品部が配された辺と対向する前記円柱状
操作つまみの回転中心軸と平行な後辺を支持軸として回
動可能に配するものである。
【0018】これにより、一つの円柱状操作つまみの回
転操作に伴って支持体を共廻りさせて回転操作型部品部
を安定的に作動させることができ、かつその円柱状操作
つまみの中央部または端部を押圧操作することにより、
枠体が基台部に対して回動または傾動して所定の押圧操
作型部品部を作動させることができるコンパクトで操作
性に優れた押圧・回転操作型電子部品およびそれを用い
た電子機器を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による請求項1に記載の発
明は、四角形上面の前辺近傍に所定の間隔をあけて二つ
の自力復帰型の押圧操作型部品部が配されると共に、固
定接点が設けられた基台部と、前記基台部に設けられた
支持部で回転可能に保持され、その一端側に前記基台部
の固定接点と係合して回転操作型部品部を構成する可動
接点部を有する支持体と、中央部が外周面を操作される
円柱状のつまみ部となり、前記支持体の軸状に形成され
た他端側がつまみ部の中間位置まで挿通されて支持体と
共廻り可能に結合された円柱状操作つまみと、対向する
二辺間に前記円柱状操作つまみが回転可能に配されると
共に、前方下面に設けられた押圧部が前記各押圧操作型
部品部に当接するようにして前記基台部の後辺近傍に設
けられた位置決め保持部で位置決めされ、かつ前記基台
部に設けられた上方位置規制手段によって上方への移動
規制がなされるように前記基台部上に載せられ、前記基
台部に対して所定の範囲内で傾動可能で、かつ前記押圧
操作型部品部が配された辺と対向する前記円柱状操作つ
まみの回転中心軸と平行な後辺を支持軸として回動可能
に配された四角形の枠体からなり、前記円柱状操作つま
みのつまみ部を回転操作することにより、前記回転操作
型部品部である前記可動接点部と前記固定接点とが共同
して所定の電気信号が生成でき、一方、前記つまみ部外
周上面の両端部近傍のいずれかを下方に押圧操作するこ
とにより、前記枠体が前記基台部に対して傾動して前方
下面の前記押圧部で前記各押圧操作型部品部を個別に操
作でき、また前記つまみ部の外周上面の中央部を下方に
押圧操作することにより、前記枠体が前記支持軸を中心
として回動して前方下面の前記押圧部で前記二つの押圧
操作型部品部を同時に操作できる押圧・回転操作型電子
部品としたものであり、円柱状操作つまみの回転操作に
伴って支持体を共廻りさせて回転操作型部品部を作動さ
せることができ、かつその円柱状操作つまみの中央部ま
たは端部を押圧操作することにより、枠体が基台部に対
して回動または傾動して所定の押圧操作型部品部を作動
させることができる小型で操作性に優れた押圧・回転操
作型電子部品が得られると共に、回転操作型部品部を構
成する可動接点部を有する支持体ならびに固定接点を共
に基台部に配したものであるため、両者を容易に高精度
に係合させることができ、かつ支持体の回転中心軸もブ
レ難くできるため、前記円柱状操作つまみの回転操作時
に安定した出力が得られるものにできるという作用を有
する。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、支持体の軸状に形成された他端側が、弾
性を有するものであり、請求項1記載の発明による作用
に加えて、円柱状操作つまみを所定方向に回動または傾
動させる押圧操作をした際に発生する円柱状操作つまみ
の移動距離を、弾性を有する支持体の他端側によって吸
収させることができるため、前記押圧操作時において
も、この支持体の一端側の部分に構成される回転操作型
部品部に対しての影響が少なくできるという作用を有す
る。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、基台部に、回転操作型部品部の
固定接点および各押圧操作型部品部の接点部分の各々に
導通した圧接用弾性端子がそれぞれ配設されたものであ
り、基台部からの回転操作型部品部および押圧操作型部
品部の信号を、装着される配線板等に簡単な構成で確実
に導出できるという作用を有する。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、枠体の支持軸とな
る後辺下面部分を、前記枠体もしくは基台部に設けた支
持突起で支えるようにしたものであり、円柱状操作つま
みの押圧操作時に、基台部に対して枠体は、この支持突
起を中心として確実かつ滑らかに回動または傾動動作す
るものにでき、押圧操作性の良好なものが容易に得られ
るという作用を有する。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
発明において、支持突起が、二つの押圧操作型部品部の
中点位置に対して、等距離の位置に設けられたものであ
り、請求項4に記載の発明による作用に加えて、枠体の
回動および傾動時を含めて枠体の基台部に対する安定性
を向上させることができると共に、枠体の左右の傾動動
作時の傾動角度が同一なものを得ることができるという
作用を有する。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、基台部の位置決め
保持部が、上方に突出形成された位置決め突部で構成さ
れ、前記位置決め突部に枠体の後辺に設けた規制孔が挿
通されて前記枠体の前後左右の位置決めが図られると共
に、基台部の上方位置規制手段が、基台部前方位置に設
けられた上方に突出した弾性爪で構成され、前記弾性爪
が前記枠体の前端上面に係止されたものであり、簡単な
構成で、枠体を基台部に対して前後左右方向の位置ずれ
を少なく、かつ、基台部に対する枠体の上方へのガタツ
キを少なく組み合わすことができ、しかも枠体の回動ま
たは傾動後の復帰位置を弾性爪で規制できるため、所定
の操作を行っていない通常状態において、円柱状操作つ
まみが常に所定位置で維持できるものにできるという作
用を有する。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか一つに記載の発明において、基台部の後方位置
に、枠体を上方に押し上げる弾性部を設けたものであ
り、押圧操作型部品部の自己復帰に伴う枠体の回動また
は傾動復帰時に、枠体の後端と基台部との接触を防止で
き、それに起因する音の発生を低減できるという作用を
有する。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載の発明において、円柱状操作つまみ
の回転動作時に節度感を発生する節度機構を備えたもの
であり、円柱状操作つまみの回転操作時の操作フィーリ
ングが良好で、かつ、円柱状操作つまみに対する押圧操
作時に、不用意に円柱状操作つまみが回転して回転操作
型部品部から誤信号が発せられることを防止できるとい
う作用を有する。
【0027】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか一つに記載の発明において、支持体の一端側
が、支持された部分と同軸の円柱状部に形成され、その
外周面に可動接点部が構成されたものであり、回転操作
型部品部をコンパクトに構成できると共に、円柱状部を
基台部に支持された部分と同軸に形成しているため、円
柱状操作つまみの回転に伴う円柱状部の回転中心軸の偏
心も少なくでき、回転操作型部品部の安定的な作動状態
を保証することができるものが得られるという作用を有
する。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、可動接点部が、支持体の円柱状部の外
周面に設けられたリング状接点部およびこれと導通した
導通部と絶縁部が所定の角度ピッチで交互に配された櫛
歯部で形成され、また基台部の固定接点が、そのリング
状接点部および櫛歯部にそれぞれ弾接する弾性接点脚で
形成されたものであり、円柱状操作つまみを所定方向に
回転操作することにより、所定のパルス信号を生成でき
る回転型エンコーダを備えたものにできると共に、この
回転型エンコーダは円柱状操作つまみの外径よりも小さ
い径の中で容易に構成できるため、製品外形が小型で薄
形のものを容易に実現することができるという作用を有
する。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれか一つに記載の発明において、枠体が、導電
性材料により形成され、この枠体に対する静電気対策手
段が基台部に設けられたものであり、円柱状操作つまみ
に流入する静電気は、その表皮部分を介して円柱状操作
つまみに最も近接的に配置される導電部分に流れていく
性質を持っているため、枠体を導電性材料で形成すると
共に、この枠体に対する静電気対策手段を基台部に設け
ることによって、前記静電気をこの枠体および基台部の
静電気対策手段を介して確実に装着された配線板のアー
ス部分に逃がすことができ、静電気に起因する誤作動を
容易に低減できるという作用を有する。
【0030】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
1のいずれか一つに記載の発明において、押圧操作型部
品部が、弾性金属薄板製のドーム状可動接点が中央固定
接点の上方に所定の距離を持って対峙するように、外周
下端が外側固定接点上に配されると共に、ドーム状可動
接点の上面に貼り付けられた絶縁フィルムで位置決めさ
れたプッシュオンスイッチであるものであり、押圧操作
型部品部が操作時に節度感触を備えた簡素な構成のもの
であるため、押圧操作フィーリングの優れた安価なもの
を容易に実現できるという作用を有する。
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項1〜1
2に記載の押圧・回転操作型電子部品が搭載された電子
機器であって、ケースから突出した押圧・回転操作型電
子部品の円柱状操作つまみを回転操作することによって
得られる回転操作型部品部からの信号で表示部に表示さ
れた項目を第一方向に移動させ、前記円柱状操作つまみ
の両端部のいずれかを押圧操作することによって得られ
るいずれかの押圧操作型部品部からの信号で前記表示部
に表示された項目を前記第一方向とは異なる方向に移動
させて、希望する項目を選択するようにした電子機器と
したものであり、一つの円柱状操作つまみに対する所定
操作で表示部に表示された項目を所定方向に移動させて
迅速に希望する項目が選択できる操作性の優れた小型の
ものを容易に実現できるという作用を有する。
【0032】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
2に記載の押圧・回転操作型電子部品が搭載された電子
機器であって、ケースから突出した前記押圧・回転操作
型電子部品の円柱状操作つまみのつまみ部を押圧操作す
ることによって得られる二つの押圧操作型部品部からの
信号で、表示部に表示された項目を決定または実行する
電子機器としたものであり、希望する項目に対して円柱
状操作つまみのつまみ部の押圧操作で容易に決定または
実行することができると共に、その際の操作力は、二つ
の押圧操作型部品部の押圧操作力の合計値という大きい
操作力で入力できる誤操作の少ないものにできるという
作用を有する。
【0033】(実施の形態)本発明による押圧・回転操
作型電子部品を、従来と同様にプッシュオンスイッチ付
回転型エンコーダを例として以下に説明する。
【0034】図1は本発明の一実施の形態による押圧・
回転操作型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回
転型エンコーダの外観斜視図であり、図2は同正面図、
図3は同後面図、図4は同分解斜視図、図5は同部分断
面正面図、図6は同要部であるプッシュオンスイッチの
構成を説明する分解斜視図である。
【0035】同図において、31は、使用機器の配線板
上等に配される絶縁樹脂製の基台部で、平坦な四角形状
の底部31Aの前辺近傍には、押圧操作型部品部となる
単体のプッシュオンスイッチ32が二箇所に設けられて
いる。
【0036】このプッシュオンスイッチ32のそれぞれ
は、図5の部分断面正面図および図6の分解斜視図に示
すように、基台部31の底部31A上面の前辺近傍に設
けられた凹部内に、所定の間隔をあけて中央固定接点3
3Aおよび外側固定接点33Bが配設され、弾性金属薄
板からなるドーム状可動接点34の中央頂点部34A下
面が中央固定接点33Aと所定の距離を持って対峙する
ようにその外周下端が外側固定接点33B上に載せられ
ていると共に、前記凹部を覆うように貼り付けられた可
撓性を有する絶縁フィルム35に、その中央頂点部34
A上面が貼り付けられて位置決め保持されたものとなっ
ている。
【0037】なお、押圧操作型部品部としては、前記構
成のプッシュオンスイッチ32の代わりに、一つの電子
部品として完成されたスイッチ完成品を配するようにし
てもよく、また、そのスイッチ完成品の他に、押圧され
て出力状態が変るものを配設したものとしてもよい。
【0038】そして、前記プッシュオンスイッチ32が
配された基台部31の底部31A上の側方位置には、弾
性金属板製の接点付端子36の一端に形成された三つの
弾性接点脚37が、前記底部31Aの面から斜め上方に
突出するように、かつ互いに電気的独立状態に配されて
いる。
【0039】この弾性接点脚37は、回転操作型部品部
を構成するための固定接点として設けられている。
【0040】また、この接点付端子36は、図7の基台
部の上面図に示すように、その中間部分が基台部31の
底部31Aに埋設されており、その他端は基台部31か
ら突出した第一端子部38となっている。
【0041】一方、前述したプッシュオンスイッチ32
の中央および外側固定接点33Aおよび33Bから延び
た中間部分も、図7に示すように、基台部31の底部3
1A内に埋設されており、その他端は基台部31から突
出した第二端子部39となっている。
【0042】そして、この第一および第二端子部38お
よび39は、図8の側面断面図に示すように、基台部3
1から側方に突出して所定の距離離れた位置でU字状に
下方に屈曲形成され、そのアーム部は基台部31下面に
設けられた逃げ溝31D内に延出されると共に、その先
端部は、それぞれ第一および第二圧接用弾性端子部38
Aおよび39Aとして機能するものとなっている。
【0043】また、基台部31は、底部31Aの側方か
ら突出する取付部31Cを有すると共に、その底部31
A上のプッシュオンスイッチ32が配された部分と三つ
の弾性接点脚37が配された部分との間の位置に、壁状
に構成された支持部31Bを有しており、この支持部3
1Bには、外形が棒状の支持体40が基台部31の底部
31Aと平行な回転中心軸を持つように回転可能に保持
されている。
【0044】そして、この支持体40の支持部31Bよ
り左側位置である一端側の円柱状部40A外周に構成さ
れた可動接点部41に、前記弾性接点脚37が弾接して
おり、両者で回転操作型部品部が構成されている。
【0045】一方、支持体40の他端側は、所定の弾性
を有する軸部40Bに形成されており、この軸部40B
が、中央部が外周面を操作される円柱状のつまみ部とな
る円柱状操作つまみ42に、共廻り可能につまみ部の中
間位置で結合されている。
【0046】そして、図1に示す43は、底面部43B
の左右両側に設けられた右側部43Aと左側部43Cと
の間で、前記のごとく支持体40に支持された円柱状操
作つまみ42を回転可能に保持した略四角形状の枠体で
あるが、図4の分解斜視図に示すように、この枠体43
は、その右側部43Aおよび底面部43Bを構成する駆
動部材44と、その左側部43Cを構成する蓋部材45
とが結合されて構成されたものとなっている。
【0047】そして、図9の駆動部材の裏面側の斜視図
に示すように、この駆動部材44の下面側の前部には、
前記それぞれのプッシュオンスイッチ32を押圧するた
めの押圧部46が設けられていると共に、その後部には
支持突部47が設けられている。
【0048】この支持突部47は、前記押圧部46どう
しを繋ぐ直線に平行で、その押圧部46どうしの中点位
置から等距離にある二箇所の位置に設けられている。
【0049】そして、前記枠体43は、駆動部材44の
前部下面に設けられた押圧部46を基台部31のそれぞ
れのプッシュオンスイッチ32に当接させ、かつ駆動部
材44の後部下面に設けられた支持突部47を前記基台
部31の底部31Aの後部上に当接させるようにして基
台部31上に載せられている(図2および図3参照)。
【0050】なお、この状態で円柱状操作つまみ42の
回転中心軸、つまり支持体40の軸部40Bはプッシュ
オンスイッチ32どうしを繋ぐ直線と平行な位置関係に
なっている。
【0051】また、前記二箇所に設けられた支持突部4
7も、前記押圧部46どうしを繋ぐ直線に対して平行関
係に設けられているため、支持突部47どうしを繋ぐ直
線、プッシュオンスイッチ32どうしを繋ぐ直線、およ
び円柱状操作つまみ42の回転中心軸は、互いに平行関
係になっている。
【0052】なお、この支持突部47を前記の二箇所の
位置に設ける代わりに、その位置を端部とする連結した
一つの形状のものとしてもよいし、それを枠体43側に
設けずに基台部31側に設けてもよい。
【0053】そして、図10の後方側からの外観斜視図
にも示すように、枠体43の駆動部材44の後部には、
二つの規制孔48が設けられており、この規制孔48に
基台部31の底部31Aに形成された規制用突部49が
それぞれ挿入されて、枠体43は基台部31に対して前
後左右方向への移動規制がなされて位置決めされてい
る。
【0054】なお、この規制孔48と規制用突部49と
の係合位置は、対角位置関係にあるプッシュオンスイッ
チ32と支持突部47を繋ぐ線上に設定されていると共
に、二箇所に設けられた規制孔48と規制用突部49と
の係合位置どうしを繋ぐ線も、前記プッシュオンスイッ
チ32どうしを繋ぐ直線に対して平行、つまり円柱状操
作つまみ42の回転中心軸と平行な位置関係になってい
る。
【0055】さらに、前記状態で配された枠体43の上
方への位置規制手段として、円柱状操作つまみ42の回
転中心軸と平行な枠体43の前部上面には、基台部31
の底部31A前端側方に形成された二つの弾性爪50の
爪部が係止されている。(図1参照) なお、この係止による枠体43の上方停止位置は、枠体
43の移動のない通常状態時に、前記押圧部46がプッ
シュオンスイッチ32を作動させることがない位置に設
定されている。
【0056】さらに、上記状態の枠体43に対して、図
3の後面図および図8の側面断面図に示すように、駆動
部材44の後部下面には、基台部31の規制用突部49
の中間位置後方に設けられた弾性部であるばね体51が
当接している。
【0057】このようにして基台部31上に配された枠
体43は、基台部31に対して対角位置関係にあるプッ
シュオンスイッチ32と支持突部47を繋ぐ線を支持軸
として傾動可能で、かつ前記円柱状操作つまみ42の回
転中心軸と平行な支持突部47どうしを繋ぐ線を支持軸
として回動可能となり、前記枠体43の傾動および回動
動作に伴って所定のプッシュオンスイッチ32を押圧部
46によって押圧できるものとなる。
【0058】そして、支持体40の軸部40Bが結合さ
れた円柱状操作つまみ42は、図5の部分断面正面図に
示すように、枠体43の左側部43Cを構成する蓋部材
45と右側部43Aを構成する駆動部材44によって、
両側端を回転可能に保持されて配されている。
【0059】その円柱状操作つまみ42の左側の保持状
態は、円柱状操作つまみ42の左側端に設けられた外周
面と同軸の窪み42Aに、円柱状操作つまみ42が回転
可能になるように蓋部材45が嵌め込まれると共に、前
記支持体40の軸部40Bは、この蓋部材45に設けら
れた中央貫通孔45Aに挿通されている。
【0060】そして、同図に示すように、この窪み42
Aの底部には、さらに外周面と同軸的につまみ部の中央
位置まで設けられた逃げ穴42Bが設けられており、こ
の逃げ穴42Bの細径に形成された底部に、前記支持体
40の軸部40B先端が結合されている。
【0061】一方、円柱状操作つまみ42の右側の保持
状態は、円柱状操作つまみ42の右側端に設けられた外
周面と同軸の窪み42Cの底部に形成された円柱穴42
Dに、駆動部材44の右側部に内側方向に突出形成され
た円柱支持部52が、円柱状操作つまみ42が回転可能
になるように嵌め込まれている。
【0062】なお、この円柱支持部52と、支持体40
において支持部31Bで支持されている部分は、同軸的
に配されている。
【0063】このようにして円柱状操作つまみ42は、
つまみ部中間位置を支持体40の軸部40Bに結合され
た状態で、駆動部材44と蓋部材45とで構成される枠
体43の前後辺に対して平行な回転中心軸を持つように
回転可能に保持されている。
【0064】なお、支持体40の円柱状部40Aに形成
された可動接点部41と前記三つの弾性接点脚37によ
って構成される回転型エンコーダ部の周囲は、基台部3
1の底部31Aにカシメ固定されたカバー部材45Bで
覆われている。
【0065】ここで、この回転操作型部品部である回転
型エンコーダ部について詳しく説明すると、可動接点部
41は、図4の分解斜視図に示すように、支持体40の
導電基材により形成された円柱状部40Aの周回する外
周面で形成されるリング状接点部53および、円柱状部
40Aの外周面に所定の角度ピッチで絶縁部54が設け
られ、この絶縁部54と前記リング状接点部53に接続
された導通部55が交互に配された櫛歯部56とから構
成されている。
【0066】そして、基台部31の底部31Aから延出
された接点付端子36の弾性接点脚37の一つは、リン
グ状接点部53に常時弾接したコモン弾性接点となり、
その他の二つが櫛歯部56上に僅かに接触位置をずらせ
て弾接した信号用弾性接点として機能するように組み合
わされている。
【0067】つまり、この回転型エンコーダ部として
は、前記可動接点部41の回転に伴って、前記コモン弾
性接点および二つの信号用弾性接点が可動接点部41の
所定部分上を弾接摺動することにより、その回転方向に
対応した二種類の電気信号(パルス信号)が生成できる
インクリメンタルタイプのものが構成されており、その
出力は、それぞれの接点付端子36の第一端子部38の
第一圧接用弾性端子部38Aを介して導出できるものと
なっている。
【0068】そして、57は、円柱状操作つまみ42と
共廻りするように円柱状操作つまみ42の右側の窪み4
2C内に収容保持された節度ばねであり、この節度ばね
57の弾性ダボ部57Aは、駆動部材44の円柱支持部
52周囲に設けられた放射状凹凸部58に弾接してい
る。
【0069】なお、放射状凹凸部58と前記櫛歯部56
との角度ピッチは、互いに対応させてある。
【0070】この節度ばね57と放射状凹凸部58によ
り構成された節度機構部は、円柱状操作つまみ42の回
転操作時に所定の節度感触を発生させる機能を備えると
共に、円柱状操作つまみ42が回転していない時には節
度ばね57の弾性ダボ部57Aが放射状凹凸部58の凹
部内にはまり込んで円柱状操作つまみ42を所定位置で
停止状態に維持させる機能を果たすものである。
【0071】また、円柱状操作つまみ42の停止状態の
ときには、弾性接点脚37の内の信号用弾性接点は、櫛
歯部56の絶縁部54上で停止するように構成されてい
る。
【0072】なお、前述した枠体43を導電材料で形成
するようにすると、その後部下面に当接しているばね体
51は、図7の基台部の上面図に示すように、弾性接点
脚37の内のリング状接点部53に常時弾接したコモン
弾性接点と一体に形成されているために、それに対応す
る第一端子部38を使用機器のアース回路に接続するこ
とにより、静電気対策手段を講じたものにできる。
【0073】すなわち、前記構成とすると、円柱状操作
つまみ42に入流する静電気は、円柱状操作つまみ42
の表皮部分を介して最も近接的に配置された導電部分に
流れていく性質を持っているため、円柱状操作つまみ4
2に流入する静電気をこの枠体43および基台部31の
ばね体51を介して確実に装着された機器の配線板のア
ース部分等に逃がすことができ、静電気に起因する誤作
動を容易に低減させることができるようになる。
【0074】本実施の形態における押圧・回転操作型電
子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダ
は、前記のごとく構成されるものであり、円柱状操作つ
まみ42を採用すると共に、回転型エンコーダ部の可動
接点部41を支持体40の小径の円柱状部40Aの外周
に形成したものであるために、回転型エンコーダ部をコ
ンパクトに構成できて円柱状操作つまみ42の細形化を
容易に図ることができ、製品外形が小型で薄形のものを
容易に実現することができる。
【0075】次に、本実施の形態による押圧・回転操作
型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エンコ
ーダの装着方法について図面を用いて簡単に説明する。
【0076】図11に示すように、まず前記プッシュオ
ンスイッチ付回転型エンコーダを、使用機器の上ケース
60の開口部60Aから円柱状操作つまみ42の上方部
が所定量突出するように、上ケース60に対して基台部
31の両側部に設けられた取付部31Cの下方側からネ
ジ61によりネジ止めする。
【0077】そして、この上ケース60を下ケース62
に組み合わせていき、下ケース62内に配設された配線
板63のランド部64に、第一および第二端子部38お
よび39の第一および第二圧接用端子部38Aおよび3
9Aを圧接させていく。
【0078】このとき、第一および第二端子部38およ
び39は、図12の側面断面図に示すように、U字状に
形成された根元部から基台部31側に撓んでいき、所定
のランド部64に第一および第二圧接用端子部38Aお
よび39Aが適正なばね圧力で押し付けられるために、
両者の間は確実な電気的接続状態にできる。
【0079】また、この時に第一および第二圧接用端子
部38Aおよび39Aならびにそのアーム部は基台部3
1側に移動することとなるが、それに対応する基台部3
1の下面位置には逃げ溝31Dが設けられているため、
基台部31の下面と当接しないようになっている。
【0080】このようにして前記プッシュオンスイッチ
付回転型エンコーダを使用機器に装着することにより、
上ケース60の開口部60Aとそこから突出する円柱状
操作つまみ42とを正確な位置関係で容易に配すること
ができると共に、装着時に外装部分となる円柱状操作つ
まみ42にはんだ熱を加わらなくできるので、見栄えが
よい電子機器を容易に得ることができる。
【0081】なお、前記の装着方法以外にも、ネジ61
を基台部31の取付部31Cの上方から通して配線板6
3にネジ止め装着してもよいし、その他の方法によって
配線板63に装着するようにしてもよい。
【0082】次に、本実施の形態による押圧・回転操作
型電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エン
コーダの動作について説明する。
【0083】まず、図1および図5に示す通常状態であ
るプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダにおいて、
円柱状操作つまみ42のつまみ部に接線方向の力を加え
ると、枠体43の右側部43Aを構成する駆動部材44
と左側部43Cを構成する蓋部材45とによって回転可
能に保持された円柱状操作つまみ42が回転し、これに
伴い軸部40Bがつまみ部中央に結合された支持体4
0、および右側の窪み42C内に保持された節度ばね5
7が共廻りし、節度ばね57の弾性ダボ部57Aが駆動
部材44の放射状凹凸部58上を弾接摺動して所定の節
度感が発せられる。
【0084】また、前記の支持体40の回転に伴って、
三つの弾性接点脚37は、支持体40の円柱状部40A
に設けられた可動接点部41上の所定位置を弾接摺動す
る。
【0085】つまり、この操作により回転型エンコーダ
部が作動し、弾性接点脚37のコモン弾性接点と二つの
信号用弾性接点との間で回転方向に対応した二種類の電
気信号(パルス信号)が生成されて、接点付端子36の
第一端子部38から前記電気信号が導出される。
【0086】なお、前記回転操作時において、円柱状操
作つまみ42には、下方に押し下げる力も少し加わる
が、その力よりもそれぞれのプッシュオンスイッチ32
の作動時における動作力を大きく設定しておくことによ
り、プッシュオンスイッチ32の誤作動を防止すること
ができる。
【0087】一方、円柱状操作つまみ42のつまみ部の
中央部に下方(図5に示すV1方向)への押圧操作力を
加えると、図13の部分断面正面図に示すように、円柱
状操作つまみ42を保持している駆動部材44と蓋部材
45とで構成される枠体43が、基台部31に対して駆
動部材44の支持突部47どうしを繋ぐ線を回動軸とし
て前方に回動し、その前部下面の押圧部46が基台部3
1の各々のプッシュオンスイッチ32を絶縁フィルム3
5上から同時に押圧していく。
【0088】この枠体43の回動に伴って、円柱状操作
つまみ42に結合された支持体40の弾性を有する軸部
40Bも移動することとなるが、この軸部40Bは基台
部31の支持部31Bで支持された部分を中心として同
方向に撓み、上記枠体43の回動はスムーズに行われ
る。
【0089】また、支持突部47どうしを繋ぐ回動軸線
は、円柱状操作つまみ42の回転中心軸と平行関係で、
かつその後方位置にあるため、前記押圧操作力は円柱状
操作つまみ42の全体に均等に働き、それを保持する枠
体43も安定した状態で基台部31に対して前方に回動
することとなる。
【0090】そして、プッシュオンスイッチ32への押
圧力が、それぞれのドーム状可動接点34の動作力より
も大きくなると、前記各ドーム状可動接点34は節度感
を伴いながら反転動作して、それぞれの中央および外側
固定接点33Aおよび33B間を短絡させ、各々のプッ
シュオンスイッチ32を共にオン状態にして、それらに
対応する第二端子部39間が各々導通する。
【0091】なお、この押圧操作時には、円柱状操作つ
まみ42は、節度ばね57の弾性ダボ部57Aが駆動部
材44の放射状凹凸部58の凹部内にはまり込んだ状態
を維持しつつ回動するために、円柱状操作つまみ42は
回転することはない。
【0092】また、円柱状操作つまみ42に結合された
支持体40は、軸部40Bのみが前記円柱状操作つまみ
42の移動に伴って撓むのみであるため、弾性接点脚3
7と支持体40の円柱状部40Aに形成された可動接点
部41との接触位置は変わらず回転型エンコーダ部から
の誤信号は発生しない。
【0093】そして、前記押圧操作力を除くと、それぞ
れのドーム状可動接点34が元の形状に復元し、各々の
プッシュオンスイッチ32を共にオフ状態に戻すと共
に、枠体43およびそれに保持された円柱状操作つまみ
42を元の位置まで押し戻し、支持体40の軸部40B
が基台部31の底部31Aと平行な図5に示す通常状態
に戻る。
【0094】なお、枠体43の後端には、ばね体51の
上方への付勢力が加わっているため、前記枠体43の復
帰時に、枠体43の後端は基台部31の底部31A上面
とは接触せず、両者の接触に起因する音の発生を防止で
きる。
【0095】また、枠体43は、基台部31の弾性爪5
0の爪部に前端上面が当接して停止するようになるた
め、常に所定の上方位置に復帰する。
【0096】なお、それぞれのプッシュオンスイッチ3
2を、ほぼ同一反転ストロークで、同一反転動作力のド
ーム状可動接点34を備えたものにすると、前記動作時
にほぼ同時にプッシュオンスイッチ32がオン状態にな
るものにできる。
【0097】次に、円柱状操作つまみ42の右端部を下
方(図5に示すV2方向)に押し下げると、図14の部
分断面正面図に示すように、その押圧力は二つのプッシ
ュオンスイッチ32のうち、押圧位置である円柱状操作
つまみ42の右端部に近い方の右側のプッシュオンスイ
ッチ32に大きく作用し、このプッシュオンスイッチ3
2のドーム状可動接点34が右側の押圧部46で押し下
げられていくと共に、枠体43は右側の支持突部47と
左側のプッシュオンスイッチ32を結ぶ直線を支持軸と
して傾動していく。
【0098】そして、右側の押圧部46による押圧力が
所定の大きさを越えると、右側のプッシュオンスイッチ
32のみのドーム状可動接点34が反転動作してオン状
態になり、それに対応する第二端子部39間が導通す
る。
【0099】このときに、枠体43は、左側の支持突部
47が基台部31上から離れると共に、基台部31の左
側の弾性爪50が駆動部材44の前部上面に当接した状
態で停止する。
【0100】つまり、この場合の傾動角度も所定角度に
なり、プッシュオンスイッチ32に過度の力を加えるこ
ともなく、良好な操作性を有するものにできる。
【0101】また、前記傾動操作時にも、支持体40の
円柱状部40Aの位置は変わらず、弾性接点脚37と円
柱状部40Aに形成された可動接点部41との位置関係
は変わらないため、回転型エンコーダ部からの誤信号が
発せられないことは、円柱状操作つまみ42のつまみ部
の中央部を押圧した場合と同じである。
【0102】そして、前記操作力を除くと、右側のドー
ム状可動接点34は復元して右側のプッシュオンスイッ
チ32がオフ状態に戻ると共に、その復元力によって枠
体43および円柱状操作つまみ42等は元の位置に押し
戻されて図5に示す通常状態に戻る。
【0103】なお、前記の枠体43の傾動動作時にも、
円柱状操作つまみ42と、それを支持している支持体4
0の軸部40Bとの間には、円柱状操作つまみ42の傾
きに伴うひねりが加わることとなるが、前述のごとく軸
部40Bは弾性を有しているために、枠体43は滑らか
に移動する。
【0104】一方、円柱状操作つまみ42の左端部を押
し下げた場合については、円柱状操作つまみ42が左側
に傾動して、左側のプッシュオンスイッチ32のみが作
動する。
【0105】このように本実施の形態による押圧・回転
操作型電子部品であるプッシュオンスイッチ付回転型エ
ンコーダは、前記円柱状操作つまみ42のつまみ部を回
転操作することにより回転型エンコーダ部から所定信号
が得られると共に、その両端部近傍のいずれかを下方に
押圧操作することにより、前記枠体43が前記基台部3
1に対して安定的に傾動して前方下面の押圧部46で各
プッシュオンスイッチ32を個別に操作でき、かつ前記
つまみ部の外周上面の中央部分を下方に押圧操作するこ
とにより、前記枠体43が前記基台部31に対して回動
して前方下面の押圧部46で二つのプッシュオンスイッ
チ32を同時に操作できる良好な操作性を備えたもので
ある。
【0106】なお、前記には安定した動作が保証し易い
支持体40の軸部40Bに弾性を備えたものを説明した
が、軸部先端と円柱状操作つまみの逃げ穴との間に所定
の隙間を設定して結合すると、軸部に弾性を備えていな
くとも前記と同様に動作するものに構成できる。
【0107】また、その際に図15に示すように、支持
体70の軸部70Aの先端を、中心位置の外形が多角形
状部70Bで、その先端側および根元側に向かうにつれ
て順次その多角形状部70Bと相似形で多角形状部70
Bよりも小さくなっていくものとし、これを多角形状部
70Bと同形状に形成された円柱状操作つまみ71の逃
げ穴71Aの底部に結合させると安定的に動作するもの
となる。
【0108】つまり、この構成のものの円柱状操作つま
み71を回転操作した場合には、逃げ穴71Aの底部側
壁と軸部70Aの多角形状部70Bとの嵌合部分によ
り、円柱状操作つまみ71と支持体70とは、ガタツキ
なく共廻りするものとなる。
【0109】また、円柱状操作つまみ71を押圧操作し
た場合には、支持体70の軸部70Aが撓むことなく、
逃げ穴71Aの底部と軸部70Aの多角形状部70Bと
の嵌合が外れて円柱状操作つまみ71のみが傾動するよ
うにできるため、押圧操作型部品部に対して直接操作力
が伝達されて、押圧操作型部品部の良好な操作性および
明確な節度感触の感触等が得られるものとなる。
【0110】なお、前記のいずれの場合にも、回転操作
型部品部としては、回転型エンコーダ部以外のもの、例
えば回転式スイッチ等の構成であってもよい。
【0111】さらに、支持体は、基台部の固定接点に弾
接する可動接点部を一端側に備えると共に、他端側が円
柱状操作つまみに結合され、その中間部分を基台部の支
持部で回転可能に支持されたものであればよく、例えば
図16に示すように支持体65の可動接点部として円板
状接点板66が設けられ、その接点面に対して固定接点
である弾性接点脚67を弾接させるものであってもよ
い。
【0112】次に、本実施の形態によるプッシュオンス
イッチ付回転型エンコーダが電子機器である携帯電話に
装着された状態等について、図17の携帯電話の外観斜
視図を用いて簡単に説明する。
【0113】同図に示すように、携帯電話80の操作面
80Aとなる上面には、本実施の形態によるプッシュオ
ンスイッチ付回転型エンコーダが、円柱状操作つまみ4
2の上端部分を所定量突出させるようにして装着されて
いる。
【0114】そして、この携帯電話80の使用方法は、
操作面80Aの表示部81に複数の機能項目メニューが
所定の配列関係で表示された状態において、まず操作者
は、円柱状操作つまみ42の突出部分に対して接線方向
の力を加え、円柱状操作つまみ42を所定方向に回転さ
せて本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転型
エンコーダの回転型エンコーダ部を作動させ、その導出
信号に基づき、表示画面中の機能項目メニューを希望す
る項目のある行まで前後方向に移動させる。
【0115】続いて、操作者は、円柱状操作つまみ42
の突出部分の左右端部のいずれかを押圧操作して、図1
7には図示していない同方向に対応する本実施の形態に
よるプッシュオンスイッチ付回転型エンコーダのプッシ
ュオンスイッチ32を作動させて表示画面中の機能項目
メニューを目的とする項目のある列まで左右方向に移動
させて目的の項目を選択する。
【0116】最後に、操作者は、円柱状操作つまみ42
の突出部分の中央部を押圧操作して図17には図示して
いない本実施の形態によるプッシュオンスイッチ付回転
型エンコーダの二つのプッシュオンスイッチ32を作動
させ、選択した機能項目メニューの項目を決定または実
行する。
【0117】なお、通常所定項目に対する決定または実
行時の操作力は、項目選択時よりも大きい操作力のもの
が好まれ、この携帯電話においては、希望項目の決定ま
たは実行時には、それぞれの自己復帰型のプッシュオン
スイッチ32の押圧操作力の合計値という選択時よりも
大きい操作力での操作にできるため、良好な操作性を有
すると共に誤操作も少なくできるものである。
【0118】このように、本実施の形態によるプッシュ
オンスイッチ付回転型エンコーダである押圧・回転操作
型電子部品が搭載された携帯電話80等の電子機器は、
一つの円柱状操作つまみ42に対する所定操作で、簡単
かつ迅速に希望する項目選択および決定等ができる良好
な操作性を備えたものとなる。
【0119】また、本実施の形態によるものは前述のご
とくコンパクトに構成されているものであり、使用機器
の入力デバイスとしての設置面積範囲を小さくでき、電
子機器の小型化および薄形化等にも容易に対応すること
ができる。
【0120】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一つの円
柱状操作つまみに対して回転操作または複数箇所に対す
る押圧操作が可能な操作性に優れた小型で薄形の押圧・
回転操作型電子部品を得ることができるという有利な効
果が得られる。
【0121】また、この押圧・回転操作型電子部品は、
コンパクトに構成されているため、電子機器における装
着面積を低減でき、使い易くて小形・薄型の電子機器を
容易に実現できるという効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による押圧・回転操作型
電子部品としてのプッシュオンスイッチ付回転型エンコ
ーダの外観斜視図
【図2】同正面図
【図3】同後面図
【図4】同分解斜視図
【図5】同部分断面正面図
【図6】同要部である押圧操作型部品部としてのプッシ
ュオンスイッチの構成を説明する分解斜視図
【図7】同要部である基台部の上面図
【図8】同側面断面図
【図9】同要部である駆動部材の裏面側の斜視図
【図10】同後方側からの外観斜視図
【図11】同使用機器の配線板への装着方法を説明する
【図12】同使用機器の配線板に装着された状態を示す
側面断面図
【図13】同円柱状操作つまみのつまみ部の中央部を押
圧操作した状態を示す部分断面正面図
【図14】同円柱状操作つまみの右端部を押圧操作した
状態を示す部分断面正面図
【図15】同要部である支持体と円柱状操作つまみとの
他の形態の結合部分を備えたものを示す図
【図16】同要部である他の形態の支持体を備えたもの
を示す図
【図17】同押圧・回転操作型電子部品としてのプッシ
ュオンスイッチ付回転型エンコーダが装着された携帯電
話の外観斜視図
【図18】従来の押圧・回転操作型電子部品であるプッ
シュオンスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図19】同側面断面図
【図20】同従来の押圧・回転操作型電子部品であるプ
ッシュオンスイッチ付回転型エンコーダが搭載された携
帯電話の外観斜視図
【図21】同携帯電話に搭載された二回路プッシュオン
スイッチの部分断面正面図
【符号の説明】
31 基台部 31A 底部 31B 支持部 31C 取付部 31D 逃げ溝 32 プッシュオンスイッチ 33A 中央固定接点 33B 外側固定接点 34 ドーム状可動接点 34A 中央頂点部 35 絶縁フィルム 36 接点付端子 37,67 弾性接点脚 38 第一端子部 38A 第一圧接用弾性端子部 39 第二端子部 39A 第二圧接用弾性端子部 40,65,70 支持体 40A 円柱状部 40B,70A 軸部 41 可動接点部 42,71 円柱状操作つまみ 42A,42C 窪み 42B,71A 逃げ穴 42D 円柱穴 43 枠体 43A 右側部 43B 底面部 43C 左側部 44 駆動部材 45 蓋部材 45A 中央貫通孔 45B カバー部材 46 押圧部 47 支持突部 48 規制孔 49 規制用突部 50 弾性爪 51 ばね体 52 円柱支持部 53 リング状接点部 54 絶縁部 55 導通部 56 櫛歯部 57 節度ばね 57A 弾性ダボ部 58 放射状凹凸部 60 上ケース 60A 開口部 61 ネジ 62 下ケース 63 配線板 64 ランド部 66 円板状接点板 70B 多角形状部 80 携帯電話 80A 操作面 81 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01H 13/52 H01H 13/52 Z Fターム(参考) 5G006 AA01 AB03 BA01 BA02 BB02 BC01 JA02 JB05 JD02 5G019 AA01 AM03 AM55 CX02 CY26 SK10 SY14 5K023 AA07 BB11 GG03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形上面の前辺近傍に所定の間隔をあ
    けて二つの自力復帰型の押圧操作型部品部が配されると
    共に、固定接点が設けられた基台部と、前記基台部に設
    けられた支持部で回転可能に保持され、その一端側に前
    記基台部の固定接点と係合して回転操作型部品部を構成
    する可動接点部を有する支持体と、中央部が外周面を操
    作される円柱状のつまみ部となり、前記支持体の軸状に
    形成された他端側がつまみ部の中間位置まで挿通されて
    支持体と共廻り可能に結合された円柱状操作つまみと、
    対向する二辺間に前記円柱状操作つまみが回転可能に配
    されると共に、前方下面に設けられた押圧部が前記各押
    圧操作型部品部に当接するようにして前記基台部の後辺
    近傍に設けられた位置決め保持部で位置決めされ、かつ
    前記基台部に設けられた上方位置規制手段によって上方
    への移動規制がなされるように前記基台部上に載せら
    れ、前記基台部に対して所定の範囲内で傾動可能で、か
    つ前記押圧操作型部品部が配された辺と対向する前記円
    柱状操作つまみの回転中心軸と平行な後辺を支持軸とし
    て回動可能に配された四角形の枠体からなり、前記円柱
    状操作つまみのつまみ部を回転操作することにより、前
    記回転操作型部品部である前記可動接点部と前記固定接
    点とが共同して所定の電気信号が生成でき、一方、前記
    つまみ部外周上面の両端部近傍のいずれかを下方に押圧
    操作することにより、前記枠体が前記基台部に対して傾
    動して前方下面の前記押圧部で前記各押圧操作型部品部
    を個別に操作でき、また前記つまみ部の外周上面の中央
    部を下方に押圧操作することにより、前記枠体が前記支
    持軸を中心として回動して前方下面の前記押圧部で前記
    二つの押圧操作型部品部を同時に操作できる押圧・回転
    操作型電子部品。
  2. 【請求項2】 支持体の軸状に形成された他端側が、弾
    性を有する請求項1記載の押圧・回転操作型電子部品。
  3. 【請求項3】 基台部に、回転操作型部品部の固定接点
    および各押圧操作型部品部の接点部分の各々に導通した
    圧接用弾性端子がそれぞれ配設された請求項1または2
    記載の押圧・回転操作型電子部品。
  4. 【請求項4】 枠体の支持軸となる後辺下面部分を、前
    記枠体もしくは基台部に設けた支持突起で支えるように
    した請求項1〜3のいずれか一つに記載の押圧・回転操
    作型電子部品。
  5. 【請求項5】 支持突起が、二つの押圧操作型部品部の
    中点位置に対して、等距離の位置に設けられた請求項4
    記載の押圧・回転操作型電子部品。
  6. 【請求項6】 基台部の位置決め保持部が、上方に突出
    形成された位置決め突部で構成され、前記位置決め突部
    に枠体の後辺に設けた規制孔が挿通されて前記枠体の前
    後左右の位置決めが図られると共に、基台部の上方位置
    規制手段が、基台部前方位置に設けられた上方に突出し
    た弾性爪で構成され、前記弾性爪が前記枠体の前端上面
    に係止された請求項1〜5のいずれか一つに記載の押圧
    ・回転操作型電子部品。
  7. 【請求項7】 基台部の後方位置に、枠体を上方に押し
    上げる弾性部を設けた請求項1〜6のいずれか一つに記
    載の押圧・回転操作型電子部品。
  8. 【請求項8】 円柱状操作つまみの回転動作時に節度感
    を発生する節度機構を備えた請求項1〜7のいずれか一
    つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  9. 【請求項9】 支持体の一端側が、支持された部分と同
    軸の円柱状部に形成され、その外周面に可動接点部が構
    成された請求項1〜8のいずれか一つに記載の押圧・回
    転操作型電子部品。
  10. 【請求項10】 可動接点部が、支持体の円柱状部の外
    周面に設けられたリング状接点部およびこれと導通した
    導通部と絶縁部が所定の角度ピッチで交互に配された櫛
    歯部で形成され、また基台部の固定接点が、そのリング
    状接点部および櫛歯部にそれぞれ弾接する弾性接点脚で
    形成された請求項9記載の押圧・回転操作型電子部品。
  11. 【請求項11】 枠体が、導電性材料により形成され、
    この枠体に対する静電気対策手段が基台部に設けられた
    請求項1〜10のいずれか一つに記載の押圧・回転操作
    型電子部品。
  12. 【請求項12】 押圧操作型部品部が、弾性金属薄板製
    のドーム状可動接点が中央固定接点の上方に所定の距離
    を持って対峙するように、外周下端が外側固定接点上に
    配されると共に、ドーム状可動接点の上面に貼り付けら
    れた絶縁フィルムで位置決めされたプッシュオンスイッ
    チである請求項1〜11のいずれか一つに記載の押圧・
    回転操作型電子部品。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12に記載の押圧・回転操
    作型電子部品が搭載された電子機器であって、ケースか
    ら突出した押圧・回転操作型電子部品の円柱状操作つま
    みを回転操作することによって得られる回転操作型部品
    部からの信号で表示部に表示された項目を第一方向に移
    動させ、前記円柱状操作つまみの両端部のいずれかを押
    圧操作することによって得られるいずれかの押圧操作型
    部品部からの信号で前記表示部に表示された項目を前記
    第一方向とは異なる方向に移動させて、希望する項目を
    選択するようにした電子機器。
  14. 【請求項14】 請求項1〜12に記載の押圧・回転操
    作型電子部品が搭載された電子機器であって、ケースか
    ら突出した押圧・回転操作型電子部品の円柱状操作つま
    みのつまみ部を押圧操作することによって得られる二つ
    の押圧操作型部品部からの信号で、表示部に表示された
    項目を決定または実行する電子機器。
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