JP2001282918A

JP2001282918A - 画像データ出力装置及び画像データ出力方法

Info

Publication number: JP2001282918A
Application number: JP2001010325A
Authority: JP
Inventors: Takashi Nakayama; 孝志中山
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 2000-01-25
Filing date: 2001-01-18
Publication date: 2001-10-12

Abstract

(57)【要約】【課題】メモリカードの空容量を有効に利用する。【解決手段】画像データ出力装置１０は、顧客のメモ
リカード１８に記録された画像データを読み出す読出部
２２と、画像データをメモリカード１８とは異なる媒体
のかたちで出力する出力部３２と、店舗側が顧客に提供
するデジタルコンテンツを保持するデジタルコンテンツ
保持部８０と、顧客に提供するデジタルコンテンツを所
定の選択条件に基づいてデジタルコンテンツ保持部から
選択する選択部４０と、選択されたデジタルコンテンツ
をメモリカードに記録する記録部２４とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ出力装
置及び画像データ出力方法に関する。特に本発明は、メ
モリカードに記録された画像データを他の媒体に出力す
る装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、デジタルカメラで撮影した画像
データをメモリカードから読み出し、ペーパーに印刷し
たり、ＣＤ−Ｒなどの他の媒体に記録し直すメディア変
換が行われている。また、このようなメディア変換を写
真店などの店舗で行うメディア変換サービスが知られて
いる。例えば、特開平１１−１０９５１８号公報には、
デジタルカメラから撮影画像の印刷枚数等の付加情報を
受け取り、メディア変換サービスを正確に行う装置が開
示されている。このようなメディア変換サービスには２
つの形式がある。一つは、顧客自身が端末を操作して、
自分でメディア変換を行う形式である。もう一つは、顧
客から預かったメモリカードのメディア変換を顧客以外
の者（例えば店員）が行う形式である。

【０００３】いずれの形式においても、撮影画像データ
が記録されたメモリカードからは、画像データが読み出
されるが、そのメモリカードはそのまま顧客に返却され
る。ところで、撮影画像データが記録されても、メモリ
カードには通常空容量がある。また、読み出した後の画
像データが不要なときは、これを消去すればさらにメモ
リカードの空容量を増やすこともできる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】一方、写真店では、現
像した写真を顧客に引き渡す際に、現像写真と共に、営
業情報や広告を記載した紙媒体のチラシを同梱すること
が多い。しかし、従来のメディア変換サービスにおいて
は、顧客に引き渡す媒体の形態が一定でないため、同梱
する紙媒体のチラシを統一するのは困難である。特に、
顧客自身が端末を操作してメディア変換を行う場合は、
その顧客に紙媒体のチラシを受け取らせることはさらに
難しい。

【０００５】また、営業情報や広告を紙媒体のチラシで
はなく、デジタルデータとすれば、動画や音楽として表
すこともでき、多様な形態で顧客に受け取らせることが
できる。

【０００６】そこで本発明は、メディア変換後のメモリ
カードの空容量を利用して、上記の課題を解決すること
のできる画像データ出力装置及び画像データ出力方法を
提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲
における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成さ
れる。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定
する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第１の形
態によると、顧客から預かった第一の媒体に記録された
画像データを店舗において、第一の媒体と異なる種類で
ある第二の媒体のかたちで出力する画像データ出力装置
であって、第一の媒体に記録された画像データを読み出
す読出部と、画像データを第二の媒体のかたちで出力す
る出力部と、店舗側が顧客に提供するデジタルコンテン
ツを保持するデジタルコンテンツ保持部と、顧客に提供
するデジタルコンテンツを所定の選択条件に基づいてデ
ジタルコンテンツ保持部から選択する選択部と、選択さ
れたデジタルコンテンツを第一の媒体に記録する記録部
とを備えることを特徴とする画像データ出力装置を提供
する。

【０００８】第一の媒体は画像データの記録及び再生が
可能な画像撮像装置によって画像データが記録されるメ
モリカードであってもよい。

【０００９】デジタルコンテンツは、第一の媒体から画
像データを第二の媒体のかたちで出力するサービス代金
の割引と引き替えに顧客に受け取らせる広告情報であっ
てもよい。

【００１０】デジタルコンテンツ保持部が、画像データ
とともに第二の媒体へ提供するためのデジタルコンテン
ツを保持してもよい。

【００１１】記録部が、選択されたデジタルコンテンツ
を第二の媒体へ記録してもよい。デジタルコンテンツ
を、顧客が選択してもよい。

【００１２】デジタルコンテンツが、印刷するときには
表示されないことを選択できてもよい。

【００１３】デジタルコンテンツは、顧客に有料で引き
渡すデジタルデータであってもよい。

【００１４】画像データ出力装置は、選択部が参照すべ
き顧客に関する情報を入力する顧客情報入力部をさらに
備え、選択部が、顧客情報を参照してデジタルコンテン
ツを選択してもよい。

【００１５】画像データ出力装置は所定の選択条件とし
て、顧客に関する条件を保持する顧客条件保持部を備
え、選択部が、顧客情報と顧客条件とを照合してデジタ
ルコンテンツを選択する顧客条件照合部を有してもよ
い。

【００１６】画像データは該画像データが第一の媒体に
記録されたときの取得環境を示す付帯情報を含み、画像
データ出力装置は付帯情報を画像データから読み取る付
帯情報読取部と、所定の選択条件として、取得環境とデ
ジタルコンテンツの記録形式とを対応づけた記録条件と
保持する記録条件保持部とをさらに備え、選択部が、付
帯情報と記録条件とを照合してデジタルコンテンツを選
択する記録条件照合部を有してもよい。

【００１７】付帯情報が画像データを撮影した画像撮像
装置の機種に関し、記録条件は、画像撮像装置で再生可
能な記録形式を規定してもよい。

【００１８】画像データ出力装置は第一の媒体の空容量
を検出する空容量検出部をさらに備え、デジタルコンテ
ンツ選択部は、空容量に基づいてデジタルコンテンツを
選択してもよい。

【００１９】画像データ出力装置はデジタルコンテンツ
のデータサイズを保持するデータサイズ保持部をさらに
備え、選択部が、第一の媒体の空容量とデータサイズと
を照合して空容量よりも小さいデータサイズを持つデジ
タルコンテンツを選択するサイズ照合部を有してもよ
い。

【００２０】画像データ出力装置は第一の媒体から画像
データを読み出した後に、第一の媒体から画像データの
少なくとも一部を消去するか否かを示す後処理条件を入
力する後処理条件入力部と、後処理条件に基づいて第一
の媒体から画像データの少なくとも一部を消去する消去
部とをさらに備えてもよい。

【００２１】画像データ出力装置は顧客に選択肢として
いくつかのデジタルコンテンツを表示する表示部と、表
示部に表示されたデジタルコンテンツの中から第一の媒
体に記録すべき所望のデジタルコンテンツを選択する操
作部とをさらに備えてもよい。

【００２２】操作部は、表示部に表示されたデジタルコ
ンテンツの中から第ニの媒体に記録すべき所望のデジタ
ルコンテンツを選択してもよい。

【００２３】画像データ出力装置は所定の選択条件に基
づいて、第一の媒体に記録したデジタルコンテンツの料
金を算出する算出部をさらに備えてもよい。

【００２４】算出部は、所定の選択条件に基づいて、第
ニの媒体に記録したデジタルコンテンツの料金を算出し
てもよい。

【００２５】画像データ出力装置は、いくつかのデジタ
ルコンテンツを選択肢として表示するカメラ用表示部
と、デジタルコンテンツの中から所望のデジタルコンテ
ンツを選択するカメラ用操作部と、を備えるデジタルカ
メラにおいて、カメラ用表示部に選択肢として表示させ
ると共に、カメラ用操作部で選択できる形式でデジタル
コンテンツを記録してもよい。

【００２６】本発明の第二の形態によると、画像データ
を出力する画像データ出力システムであって、メディア
交換をするために店舗に受け取らせる画像データを記録
し、顧客が受け取るデジタルコンテンツを記録する第一
の媒体と、画像データを記録し、顧客が受け取る画像デ
ータとともにデジタルコンテンツを記録する第二の媒体
と、第一の媒体に記録された画像データを読み出す読出
部と、画像データを第二の媒体のかたちで出力する出力
部と、店舗側が顧客に提供するデジタルコンテンツを保
持するデジタルコンテンツ保持部と、顧客に提供するデ
ジタルコンテンツを所定の選択条件に基づいてデジタル
コンテンツ保持部から選択する選択部と、選択されたデ
ジタルコンテンツを第一の媒体に記録する記録部と、デ
ジタルコンテンツを画像データ出力装置が参照する情報
を、ユーザの操作によって入力する情報入力部と、第一
および第二の媒体のうち少なくとも一つの媒体に、画像
データとともに情報を記録する記録部とを有する顧客情
報を出力する画像撮像装置とを備えることを特徴とす
る画像データ出力装置を提供する。

【００２７】画像撮像装置が、デジタルコンテンツを選
択肢として表示するカメラ用表示部と、表示されたデジ
タルコンテンツから所望のデジタルコンテンツを選択す
るカメラ用操作部とを備えてもよい。

【００２８】本発明の第３の形態によると、画像データ
出力方法であって、画像撮像装置によって記録及び再生
が可能な画像データを記録した第一の媒体から画像デー
タを読み出す読出ステップと、画像データを第一の媒体
と異なる種類である第二の媒体のかたちで出力する出力
ステップと、読出ステップの後に、画像データの少なく
とも一部を消去する消去ステップと、消去ステップの後
に、第一の媒体に、画像撮像装置で再生可能な広告情報
を記録する記録ステップとを備えることを特徴とする画
像データ出力方法を提供する。

【００２９】記録ステップは、第二の媒体にもデジタル
コンテンツを記録してもよい。

【００３０】記録ステップにおいて、所定の選択条件に
基づいて広告情報を選択する選択ステップで選択したも
のを記録してもよい。

【００３１】選択ステップにおいて参照されるべき顧客
に関する情報を入力する顧客情報入力ステップをさらに
備えても良く、選択ステップが、顧客情報を参照して広
告情報を選択してもよい。

【００３２】デジタルコンテンツを、顧客が選択しても
よい。

【００３３】第一の媒体に保持されている画像データを
表示する前に、少なくとも一つのデジタルコンテンツが
必ず表示される表示ステップを備えてもよい。

【００３４】表示ステップは、第ニの媒体に保持されて
いる画像データを表示する前に、少なくとも一つのデジ
タルコンテンツが必ず表示されてもよい。

【００３５】デジタルコンテンツが、印刷するときには
表示されないことを選択できてもよい。

【００３６】所定の選択条件として、顧客に関する条件
を保持する顧客条件保持部を備えても良く、選択ステッ
プが、顧客情報と顧客条件とを照合して広告情報を選択
する顧客条件照合ステップを有してもよい。

【００３７】画像データは画像データが第一の媒体に記
録されたときの取得環境を示す付帯情報を含でも良く、
付帯情報を画像データから読み取る付帯情報読取ステッ
プと、所定の選択条件として、取得環境と広告情報の記
録形式とを対応付けた記録条件を保持する記録条件保持
ステップとをさらに備えても良く、選択ステップが、付
帯情報と記録条件とを照合して広告情報を選択する記録
条件照合ステップを有してもよい。

【００３８】第一の媒体の空容量を検出する空容量検出
ステップをさらに備えても良く、選択部は、空容量に基
づいて広告情報を選択してもよい。

【００３９】広告情報のデータサイズを保持するデータ
サイズ保持ステップをさらに備えても良く、選択ステッ
プが、第一の媒体の空容量とデータサイズとを照合して
空容量よりも小さいデータサイズを持つ広告情報を選択
するサイズ照合ステップを有してもよい。

【００４０】第一の媒体から画像データを読み出した後
に、第一の媒体から画像データの少なくとも一部を消去
するか否かを示す後処理条件を入力する後処理条件入力
ステップと、後処理条件に基づいて第一の媒体から画像
データの少なくとも一部を消去する消去ステップとをさ
らに備えてもよい。

【００４１】顧客に選択肢としていくつかの広告情報を
表示する表示ステップと、表示ステップで表示された広
告情報の中から第一の媒体に記録すべき所望のデジタル
コンテンツを選択する選択ステップとをさらに備えても
よい。

【００４２】選択ステップは、表示ステップで表示され
た広告情報の中から第二の媒体に記録すべき所望のデジ
タルコンテンツを選択してもよい。

【００４３】所定の選択条件に基づいて、第一の媒体に
記録した広告情報の料金を算出する算出ステップをさら
に備えてもよい。

【００４４】算出ステップは、所定の選択条件に基づい
て、第二の媒体に記録した広告情報の料金を算出しても
よい。

【００４５】本発明の第四の形態によると、画像データ
を出力するコンピュータにて実行可能なプログラムであ
って、画像撮像装置によって記録及び再生が可能な画像
データを記録した第一の媒体から画像データを読み出す
モジュールと、画像データを第一の媒体と異なる種類で
ある第二の媒体のかたちで出力するモジュールと、読出
の後に、画像データの少なくとも一部を消去するモジュ
ールと、消去の後に、第一の媒体に、画像撮像装置で再
生可能な広告情報を記録するモジュールとをコンピュー
タにて実行可能であることを特徴とするプログラムを提
供する。

【００４６】第一および第二の媒体の少なくとも一つの
媒体に保持されている画像データを表示する前に、少な
くとも一つのデジタルコンテンツが必ず表示されるよう
にするモジュールが、コンピュータにて実行可能であっ
てもよい。

【００４７】デジタルコンテンツが、印刷するときには
表示されないことを選択できるモジュールが、コンピュ
ータにて実行可能であってもよい。

【００４８】選択モジュールが参照すべき顧客に関する
情報を入力する顧客情報入力モジュールをさらに備えて
も良く、選択モジュールが顧客情報を参照してデジタル
コンテンツを選択するモジュールが、コンピュータにて
実行可能であってもよい。

【００４９】所定の選択条件として、顧客に関する条件
を保持する顧客条件保持モジュールを備えても良く、選
択モジュールが、顧客情報と顧客条件とを照合してデジ
タルコンテンツを選択する顧客条件照合モジュールが、
コンピュータにて実行可能であってもよい。

【００５０】画像データは画像データが第一の媒体に記
録されたときの取得環境を示す付帯情報を含んでも良
く、付帯情報を画像データから読み取る付帯情報読取モ
ジュールと、所定の選択条件として、取得環境とデジタ
ルコンテンツの記録形式とを対応づけた記録条件と保持
する記録条件保持モジュールとをさらに備えても良く、
選択モジュールが付帯情報と記録条件とを照合してデジ
タルコンテンツを選択する記録条件照合モジュールが、
コンピュータにて実行可能であってもよい。

【００５１】第一の媒体の空容量を検出する空容量検出
モジュールをさらに備えても良く、デジタルコンテンツ
選択モジュールが空容量に基づいてデジタルコンテンツ
を選択することが、コンピュータにて実行可能であって
もよい。

【００５２】デジタルコンテンツのデータサイズを保持
するデータサイズ保持モジュールをさらに備えても良
く、選択モジュールが第一の媒体の空容量とデータサイ
ズとを照合して空容量よりも小さいデータサイズを持つ
デジタルコンテンツを選択するサイズ照合モジュール
が、コンピュータにて実行可能であってもよい。

【００５３】第一の媒体から画像データを読み出した後
に、第一の媒体から画像データの少なくとも一部を消去
するか否かを示す後処理条件を入力する後処理条件入力
モジュールと、後処理条件に基づいて第一の媒体から画
像データの少なくとも一部を消去する消去モジュールと
が、コンピュータにて実行可能であってもよい。

【００５４】顧客に選択肢としていくつかのデジタルコ
ンテンツを表示する表示モジュールと、表示部に表示さ
れたデジタルコンテンツの中から第一の媒体に記録すべ
き所望のデジタルコンテンツを選択する操作モジュール
とが、コンピュータにて実行可能であってもよい。

【００５５】所定の選択条件に基づいて、第一および第
二の媒体の少なくとも一つの媒体に記録したデジタルコ
ンテンツの料金を算出する算出モジュールが、コンピュ
ータにて実行可能であってもよい。

【００５６】また、前記画像データを出力するコンピュ
ータにて実行可能なプログラムを格納した、コンピュー
タにて読取可能な記録媒体であってもよい。

【００５７】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。

【００５８】

【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。

【００５９】以下に説明する画像データ出力装置は、写
真店などの店舗に設置される装置である。この装置は、
顧客がデジタルカメラ等で撮影した画像データをメモリ
カードから読み出し、メモリカードとは異なる他の媒体
へ出力するメディア変換を行う。他の媒体には、例えば
紙媒体又はＣＤ−Ｒなどが含まれる。またこの装置は、
店舗側が顧客に提供するデジタルコンテンツをメモリカ
ードの空容量に記録する。デジタルコンテンツはまた、
他の記録媒体に記録されてもよい。ここでデジタルコン
テンツには、例えば営業情報や広告などのデジタルデー
タや、作品形式の画像データや音楽データなどのデジタ
ルデータが含まれる。営業情報や広告は、メディア変換
代金の割引と引き替えに顧客に受け取らせる情報であ
る。作品形式の画像データや音楽データは、顧客が購入
代金を支払って受け取る情報である。この画像データ出
力装置のユーザは、メディア変換を依頼する顧客自身で
あってもよく、また、写真店の店員であってもよい。

【００６０】特許請求の範囲における第一の媒体とは発
明の実施の形態におけるメモリカードである。特許請求
の範囲における第二の媒体とは発明の実施の形態におけ
る紙媒体又はＣＤ−Ｒなどの媒体である。

【００６１】第一実施形態を説明する。本実施形態にお
ける画像データ出力装置は、営業情報や広告などをメモ
リカードに記録する。図１は、本実施形態における画像
データ出力装置を示す機能ブロック図である。画像デー
タ出力装置１０は、メモリカードドライブ２０と、出力
部３２と、デジタルコンテンツ選択部４０と、ユーザイ
ンターフェース部６０と、デジタルコンテンツ保持部８
０と、選択条件保持部８２と、及び料金保持部９０とを
含む。メモリカードドライブ２０は、メモリカード１８
との間でデジタルデータを取り扱う。出力部３２は、メ
モリカード１８に記録された画像データをメモリカード
１８とは異なる媒体のかたちで出力する。異なる媒体の
かたちとは、例えば、紙媒体３４又はＣＤ−Ｒ３６など
である。

【００６２】デジタルコンテンツ選択部４０は、選択条
件保持部８２などから受け取る所定の選択条件に基づい
て、デジタルコンテンツをデジタルコンテンツ保持部８
０から選択する。ユーザインターフェース部６０は、画
像データ出力装置１０を操作するためにユーザが使用す
る。デジタルコンテンツ保持部８０は、複数のデジタル
コンテンツを保持する。本実施形態におけるデジタルコ
ンテンツは営業情報や広告などである。

【００６３】メモリカードドライブ２０は、読出部２２
と、記録部２４と、付帯情報読取部２６と、空容量検出
部２８と、消去部３０とをもつ。メモリカードは、例え
ばＥＥＰＲＯＭなどの半導体メモリや小型のハードディ
スクであってもよい。またメモリカードドライブ２０
は、図示しないスロットをもち、このスロットにメモリ
カード１８が差し込まれる。読出部２２は、メモリカー
ド１８から画像データを読み出す。記録部２４は、デジ
タルコンテンツ選択部４０が選択したデジタルコンテン
ツをメモリカード１８に記録する。出力部３２は、他の
媒体にデジタルコンテンツを記録するために、記録部２
４を含んでもよい。付帯情報読取部２６は、メモリカー
ド１８から付帯情報として撮影条件、例えばカメラの機
種など、を読み取る。空容量検出部２８は、メモリカー
ド１８の空容量を検出する。消去部３０は、メモリカー
ド１８から画像データの少なくとも一部を消去する。

【００６４】ユーザインターフェース部６０は、顧客情
報入力部６２と、後処理条件入力部６４と、表示部６６
と、操作部６８とをもつ。顧客情報入力部６２は、ユー
ザが顧客に関する情報（以下「顧客情報」という。）を
入力するインターフェースである。後処理条件入力部６
４は、ユーザが後処理条件を入力するインターフェース
である。ここで後処理条件とは、画像データがメモリカ
ード１８から読み出された後に、その画像データの少な
くとも一部をメモリカードから消去するか否かの判断条
件をいう。

【００６５】デジタルコンテンツ保持部８０は、外部か
らのアクセスができないスタンドアローンなデータベー
スであってもよく、また外部からのアクセスを受け付け
るネットワーク型のデータベースであってもよい。

【００６６】図２にデジタルコンテンツ選択部４０及び
選択条件保持部８２を詳細に示す機能ブロック図を示
す。

【００６７】選択条件保持部８２は、デジタルコンテン
ツ保持部８０に保持された複数のデジタルコンテンツの
中から、メモリカード１８に記録するデジタルコンテン
ツを選択する選択条件を保持する。

【００６８】選択条件保持部８２は、顧客条件保持部８
４と、記録条件保持部８６と、データサイズ保持部８８
とを有する。顧客条件保持部８４は、どのような顧客に
どの広告を受け取らせるかを判断するための顧客条件を
保持する。記録条件保持部８６は、顧客側のデジタルコ
ンテンツの再生環境に応じてどの広告を受け取らせるか
を判断するための記録条件を保持する。データサイズ保
持部８８は、記録が可能な最大データサイズに応じてど
の広告を選ぶかを判断するためのデータサイズ条件を保
持する。

【００６９】デジタルコンテンツ選択部４０は、照合部
４２と、決定部５０と、算出部５２とを含む。照合部４
２は、デジタルコンテンツ保持部８０に保持された複数
のデジタルコンテンツの中から、いくつかのデジタルコ
ンテンツを絞り込む。照合部４２は、顧客条件照合部４
４と、記録条件照合部４６と、サイズ照合部４８とを有
する。

【００７０】顧客条件照合部４４は、顧客情報入力部６
２から受け取る顧客情報を顧客条件保持部８４が保持す
る顧客条件と照合してデジタルコンテンツを選択する。
記録条件照合部４６は、付帯情報読取部２６によって読
み取られた付帯情報を記録条件保持部８６が保持する記
録条件と照合してデジタルコンテンツを選択する。付帯
情報としてカメラ機種を読み取ったときは、再生環境に
応じて、そのカメラで再生可能なデジタルコンテンツを
選択する。サイズ照合部４８は、空容量検出部２８が検
出したメモリカード１８の空容量をデータサイズ保持部
８８が保持する各コンテンツのデータサイズ条件と照合
してデジタルコンテンツを選択する。

【００７１】照合部４２が絞り込むデジタルコンテンツ
の個数は単数でも複数でもよい。

【００７２】表示部６６は、照合部４２で絞り込まれた
デジタルコンテンツを選択肢として表示してもよい。そ
の場合、ユーザは、表示部６６に表示されたデジタルコ
ンテンツの中からメモリカード１８に実際に記録すべき
デジタルコンテンツを、操作部６８によって選択しても
よい。

【００７３】決定部５０は、照合部４２で絞り込まれた
デジタルコンテンツから、最終的にメモリカード１８に
記録するデジタルコンテンツを所定の条件に従って決定
する。決定部５０は、操作部６８からのユーザによる選
択命令を受け取りメモリカード１８に記録するデジタル
コンテンツを決定してもよい。決定部５０は、また、他
の媒体に記録するデジタルコンテンツを決定してもよ
い。

【００７４】料金保持部９０は、広告などのデジタルコ
ンテンツの記録と引き替えにメディア変換代金を割引く
額を、その広告などの種類や数量に応じて規定した料金
情報を保持する。なお、この割引額は、広告主が負担す
ることにしてもよい。算出部５２は、料金データベース
９０を参照してメディア変換代金の割引額を算出する。

【００７５】選択条件保持部８２に保持される選択条件
の具体例を、図３〜図６を用いて以下に説明する。

【００７６】図３はユーザが顧客情報入力部６２から入
力する顧客情報の一例を示す。顧客情報は、例えば顧客
の性別、年齢及び興味のある分野などである。顧客自身
が顧客情報入力部６２から顧客情報を入力する形式にお
いては、表示部６６に項目及び選択肢を表示させ、質問
項目に対する回答を、顧客に選択させる。また、写真店
の店員が顧客情報を入力する形式においては、顧客の興
味の対象などは不明なので、メモリカードを預けた顧客
の性別や大まかな年齢を、顧客情報入力部６２から入力
させる。そのような場合、店員は顧客の興味を聞いた
り、あるいはアンケートに答えさせるようにしてもよ
い。

【００７７】図４は顧客条件保持部８４が保持する各デ
ジタルコンテンツごとの顧客条件を表したデータベース
の一例である。データベースには広告主、コード番号、
その広告の提供対象としたい顧客の条件、及び広告期限
などが規定されている。

【００７８】顧客条件照合部４４は、顧客情報入力部６
２から入力された顧客情報と顧客条件保持部８４に保持
された顧客条件とを照合してデジタルコンテンツを選択
する。例えばＡ社が提供するコード番号０００１の広告
は、顧客条件を「なし」と規定する。よってこの広告
は、顧客対象が限定されない。Ｂ社が提供するコード番
号０００２の広告は、顧客条件が「性別（女）」と規定
する。よってこの広告の顧客対象は、顧客情報で性別が
「女性」と入力された顧客に限定される。同様に、Ｂ社
が提供するコード番号０００３の広告は、顧客条件が
「性別（女）年齢（２０）」と規定する。よってこの広
告の顧客対象は、顧客情報で性別が「女性」、年齢が
「２０代」と入力された顧客に限定される。このよう
に、広告主は、その広告に興味を持ち得る顧客を予め設
定しておくことができるため、顧客対象を絞ることがで
きる。顧客条件は複数指定してもよい。料金保持部９０
は、顧客条件の数に応じてメディア変換代金を割引く額
を規定してもよい。

【００７９】図５は記録条件保持部８６が保持する各カ
メラ機種の記録条件を表したデータベースの一例であ
る。データベースには、デジタルカメラのメーカー、型
番号、画像データの再生可能形式、及び記録再生方式な
どがテーブル化されている。画像データとともにメモリ
カードに記録される付帯情報には、その画像を撮影した
デジタルカメラの機種に関する情報が含まれる場合があ
る。付帯情報読取部２６は、付帯情報から画像データを
撮影したデジタルカメラの機種の情報を読み取る。

【００８０】図５の記録条件は、カメラ機種とデジタル
コンテンツの再生可能形式を対応づける。記録条件照合
部４６は、付帯情報読取部２６によって読み取られた付
帯情報と記録条件保持部８６が保持する記録条件とを照
合してデジタルコンテンツを選択する。例えば、イ社の
α型デジタルカメラでは、静止画又は音楽データを再生
可能である。よって、付帯情報読取部２６で読み取った
付帯情報から、そのメモリカードに記録された画像デー
タがこのデジタルカメラで撮影されたものである場合
は、静止画又は音楽データとして再生可能なデジタルコ
ンテンツが選択される。

【００８１】また、図５の記録条件はカメラ機種とその
デジタルカメラの記録再生方式を対応づける。記録再生
方式とは、デジタルカメラで、複数のデータからどのデ
ータを優先して再生するかを示す。例えば、イ社のα型
デジタルカメラでは、早く撮影された順番にデータが再
生される。よって、メモリカード１８あるいはCD-R等の
他の媒体に記録されたデジタルコンテンツが優先して再
生されるように、そのデジタルコンテンツには、他の画
像データの撮影日時よりも早い撮影日時を付帯情報とし
て書き込む。ロ社のβ型デジタルカメラでは、遅く撮影
された順番にデータが再生される。よって、メモリカー
ド１８あるいはCD-R等の他の媒体に記録されたデジタル
コンテンツが優先して再生されるように、そのデジタル
コンテンツには、他の画像データの撮影日時よりも遅い
撮影日時を付帯情報として書き込む。ハ社のγ型デジタ
ルカメラでは、メモリカードにおけるデータ配置よって
優先して再生されるデータが決まる。よって、優先して
再生されるようにデジタルコンテンツをメモリカード１
８あるいはCD-R等の他の媒体に記録する。記録条件は、
図示しないが、デジタルコンテンツの記録フォーマット
などについて規定してもよい。

【００８２】図６はデータサイズ保持部８８が保持す
る、各デジタルコンテンツごとの記録可能なデータサイ
ズ条件を表したテーブルである。サイズ照合部４８は、
空容量検出部２８が検出したメモリカード１８の空容量
よりも小さいデータサイズで記録可能なデジタルコンテ
ンツを選択する。

【００８３】データサイズ条件はデータサイズとデジタ
ルコンテンツを対応づける。例えば、コード番号０００
１のデジタルコンテンツは静止画で、データサイズは５
０ＫＢより小さい。よって、メモリカード１８に空容量
が５０ＫＢ以上ある時は、このデジタルコンテンツが選
択され得る。コード番号００３０のデジタルコンテンツ
は音楽データで、データサイズは１０１〜５００ＫＢの
間である。よって、メモリカード１８に空容量が５００
ＫＢ以上ある時は、このデジタルコンテンツが選択され
得る。ここで示したデータサイズの範囲は、一例であ
り、より細かく設定してもよい。

【００８４】図７は、照合部４２によって絞り込まれた
デジタルコンテンツの抽出結果である。本図では、顧客
が支払うべきメディア変換代金の割引額（割引ポイン
ト）が高い順に示されているが、このリストの順はどの
ような順で表されるように設定してもよい。

【００８５】顧客自身がデジタルコンテンツを選択する
形態においては、この抽出結果を表示部６６に表示して
もよい。これにより、顧客は、割引額を参考にしつつ、
興味のある広告を選択することができる。

【００８６】図８は画像データ出力装置１０のメディア
変換及び広告記録手順を示すフローチャートである。

【００８７】ユーザがメモリカード１８をメモリカード
ドライブ２０の図示していないスロットに差し込むと、
読出部２２は、メモリカード１８に記録された画像デー
タを読み出す（Ｓ１０）。出力部３２は、読み出された
画像データをメモリカード１８とは異なる他の媒体、紙
媒体３４又はＣＤ−Ｒ３６にメディア変換して出力する
（Ｓ１２）。メモリカード１８から画像データを消去す
るか否かを定めた後処理条件をユーザが入力する（Ｓ１
４）。メディア変換後に画像データを消去する場合、消
去部３０は、画像データをメモリカード１８から消去す
る（Ｓ１６）。画像データを消去しない場合、空容量検
出部２８は、メモリカード１８に空容量があるかどうか
を検出する（Ｓ１８）。記録部２４は、メモリカード１
８に空容量がある場合は、デジタルコンテンツ選択部４
０によって選択された広告をメモリカード１８に記録す
る（Ｓ２０）。メモリカード１８に空容量がない場合
は、Ｓ２０の広告記録処理はスキップする。メディア変
換代金と広告書込による割引額を精算後（Ｓ５０）、メ
モリカード１８を顧客に返却する（Ｓ５２）。他の媒体
がＣＤ−Ｒ３６のときは、デジタルコンテンツがＣＤ−
Ｒ３６に記録されてもよい。メモリカード１８の空容量
がないときにデジタルコンテンツがＣＤ−Ｒ３６に記録
されてもよい。

【００８８】図９は図８に示したＳ２０の広告記録処理
を詳細に示すフローチャートである。

【００８９】ユーザが顧客情報入力部６２から顧客に関
する情報を入力する（Ｓ２２）。顧客条件照合部４４
は、入力された顧客情報と顧客条件保持部８４に保持さ
れた顧客条件とを照合する（Ｓ２４）。付帯情報読取部
２６は、付帯情報からデジタルカメラの機種等の情報を
読み取る（Ｓ２６）。記録条件照合部４６は、読み取ら
れた付帯情報と記録条件保持部８６に保持された記録条
件とを照合する（Ｓ２８）。空容量検出部２８は、メモ
リカード１８の空容量を検出する（Ｓ３０）。サイズ照
合部４８は、検出されたメモリカード１８の空容量とデ
ータサイズ保持部８８に保持された広告のデータサイズ
条件とを照合する（Ｓ３２）。デジタルコンテンツ選択
部４０の決定部５０は、Ｓ２２〜Ｓ３２で絞り込まれた
広告の中から、メモリカード１８に記録する広告を選択
する（Ｓ３４）。

【００９０】記録部２４は、デジタルコンテンツ選択部
４０によって選択された広告をメモリカード１８に記録
する（Ｓ３６）。記録部２４は、デジタルコンテンツ選
択部４０によって選択された広告を他のＣＤ−Ｒ３６等
の媒体に記録してもよい。算出部５２は、料金保持部９
０を参照して、広告記録による割引額を算出する（Ｓ３
８）。

【００９１】次に、第二実施形態を説明する。本実施形
態におけるデジタルコンテンツは作品形式の画像データ
又は音楽データなどの有料デジタルデータである。

【００９２】本実施形態における画像データ出力装置
は、第一実施形態における画像データ出力装置と同様
に、図１及び図２に示した機能ブロック図で示される。
よって、第一実施形態における画像データ出力装置１０
の各構成要素と同様の機能を有する構成要素については
説明を省略する。本実施形態における料金保持部９０
は、そのデジタルコンテンツの販売額を規定する。

【００９３】選択条件保持部８２に保持される選択条件
は、第一実施形態において図５及び図６を用いて説明し
た具体例と同様である。照合部４２は、付帯情報読取部
２６が読み取る付帯情報及び空容量検出部２８が検出す
るメモリカード１８の空容量に応じて、デジタルコンテ
ンツ保持部８０からいくつかのデジタルコンテンツを絞
り込む。

【００９４】照合部４２によって絞り込まれたデジタル
コンテンツの抽出結果を図１０に示す。表示部６６は、
この抽出結果を表示する。顧客は、購入してメモリカー
ド１８に記録したいデジタルコンテンツを操作部６８か
ら選択する。

【００９５】次に、有料デジタルデータをメモリカード
１８に記録する手順について説明する。画像データ出力
装置１０でメディア変換を行う手順については、第一実
施形態において、図８を用いて説明した手順と同じなの
で説明を省略する。

【００９６】図１１は、図８に示したＳ２０の有料デジ
タルデータ記録処理を詳細に示すフローチャートであ
る。

【００９７】付帯情報読取部２６は付帯情報からデジタ
ルカメラの機種等の情報を読み取る（Ｓ１２２）。記録
条件照合部４６は、読み取られた付帯情報と記録条件保
持部８６に保持された記録条件とを照合する（Ｓ１２
４）。空容量検出部２８は、メモリカード１８の空容量
を検出する（Ｓ１２６）。サイズ照合部４８は、検出さ
れたメモリカード１８の空容量とデータサイズ保持部８
８に保持された有料デジタルデータのデータサイズ条件
とを照合する（Ｓ１２８）。

【００９８】表示部６６は、Ｓ１２２〜Ｓ１２８で絞り
込まれた有料デジタルデータを表示する（Ｓ１３０）。
ユーザは、表示部６６に表示された有料デジタルデータ
の中から購入してメモリカード１８に記録したい有料デ
ジタルデータを、操作部６８によって選択する（Ｓ１３
２）。ユーザは選択した有料デジタルデータをメモリカ
ード１８に実際に記録するか否かを決定する（Ｓ１３
４）。選択された有料デジタルデータを記録する場合、
記録部２４は、その有料デジタルデータをメモリカード
１８に記録する（Ｓ１３８）。記録部２４は、その有料
デジタルデータをＣＤ−Ｒ３６等の他の媒体に記録して
もよい。算出部５２は、料金保持部９０を参照して、顧
客が購入した有料デジタルデータの販売額を算出する
（Ｓ１４０）。

【００９９】一方、選択した有料デジタルデータを記録
しない場合、再度、別の有料デジタルデータを選択する
か否かをユーザが入力する（Ｓ１３６）。ユーザが別の
有料デジタルデータを選択する場合、Ｓ１３０の処理に
戻る。ユーザが別の有料デジタルデータを選択しない場
合、Ｓ１３８及びＳ１４０の処理はスキップする。

【０１００】次に、第三実施形態を説明する。本実施形
態においては、顧客情報などを画像データ出力装置から
入力するのではなく、顧客自身が予めデジタルカメラか
ら入力する。

【０１０１】本実施形態における画像データ出力装置
は、第一実施形態及び第二実施形態における画像データ
出力装置と同様に、図１及び図２に示した機能ブロック
図で示される。よって、第一実施形態及び第二実施形態
における画像データ出力装置１０の各構成要素と同様の
機能を有する構成要素については説明を省略する。

【０１０２】図１２は、本実施形態におけるデジタルカ
メラの一例を示す。デジタルカメラ１１０はメモリカー
ド１８に画像データを記録する。デジタルカメラ１１０
は、情報入力部１１４、１１６及び１１８と、図１２で
は図示されていないが図１７で図示されている記録部１
１９とをもつ。デジタルカメラ１１０のユーザは、情報
入力部１１４、１１６及び１１８を操作して、画像デー
タ出力装置１０がメモリカード１８に記録すべきデジタ
ルコンテンツを選択するときに参照する情報を入力す
る。記録部はその情報を画像データとともにメモリカー
ド１８に記録する。この情報は、付帯情報としてメモリ
カード１８に記録されてもよい。

【０１０３】メモリカード１８に記録される情報には、
顧客情報、後処理条件及び書込禁止情報などが含まれ
る。顧客情報は、第一実施例において図３で示したよう
に、例えば顧客の性別や年齢などである。顧客情報は顧
客の氏名、住所及び電話番号などを含んでもよい。後処
理条件は、画像データがメモリカード１８から読み出さ
れた後に、その画像データの少なくとも一部をメモリカ
ード１８から消去するか否かの判断条件である。書込禁
止情報とは、メモリカード１８へのデジタルコンテンツ
の記録を禁止する情報である。

【０１０４】デジタルカメラ１１０は第一実施例におい
て図３で示したような顧客情報などを表示する表示部１
１２を有していてもよい。

【０１０５】画像データ出力装置１０は、付帯情報読取
部２６からこれらの付帯情報を読み取る。付帯情報に顧
客情報などが含まれる場合、表示部６６は、重複する項
目については表示しない。

【０１０６】図１３は、本実施例における画像データ出
力装置１０のデジタルコンテンツ記録手順を示すフロー
チャートである。

【０１０７】ユーザがメモリカード１８をメモリカード
ドライブ２０の図示していないスロットに差し込むと、
読出部２２は、メモリカード１８に記録された画像デー
タを読み出す（Ｓ２１０）。出力部３２は、読み出され
た画像データをメモリカード１８とは異なる他の媒体、
紙媒体３４又はＣＤ−Ｒ３６にメディア変換して出力す
る（Ｓ２１２）。付帯情報読取部２６は、メモリカード
１８から記録禁止情報を読み取る（Ｓ２１４）。記録禁
止されていない場合、付帯情報読取部２６は、メモリカ
ード１８から画像データを消去するか否かを定めた後処
理条件をメモリカード１８から読み取る（Ｓ２１６）。
メディア変換後に画像データを消去する場合、消去部３
０は、画像データをメモリカード１８から消去する（Ｓ
２１８）。画像データを消去しない場合、空容量検出部
２８は、メモリカード１８に空容量があるかどうかを検
出する（Ｓ２２０）。記録部２４は、メモリカード１８
に空容量がある場合は、デジタルコンテンツ選択部４０
によって選択されたデジタルコンテンツをメモリカード
１８に記録する（Ｓ２２２）。メモリカード１８に空容
量がない場合は、Ｓ２２２のデジタルコンテンツ記録処
理はスキップする。メディア変換代金とデジタルコンテ
ンツ書込による割引額又は購入額を精算後（Ｓ２５
０）、メモリカード１８を顧客に返却する（Ｓ２５
２）。Ｓ２１４で、メモリカード１８への記録が禁止さ
れている場合、Ｓ２１６〜Ｓ２２２はスキップし、メデ
ィア変換代金を精算する（Ｓ２５０）。

【０１０８】Ｓ２２２のデジタルコンテンツ記録処理
は、図９及び図１１で示した手順と同じである。本実施
例においては、顧客情報などはメモリカード１８に記録
した付帯情報から読み取られる。

【０１０９】図１４は、画像データ出力装置１０の顧客
が操作するインターフェースである。この画像データ出
力装置１０は、メモリカード１８に記録された画像デー
タを紙媒体３４に印刷するメディア変換を行う。２１は
メモリカード１８を差し込むスロット、６６は表示部、
６８は操作部である。

【０１１０】「１．プリントメニュー」は、メディア変
換を行う。画像番号に対する枚数、サイズ指定などがで
きる。そのときに、顧客情報（住所、電話番号などの情
報）を入力させてもよい。「２．インフォメーション」
では、営業情報や広告などを選択できる。「３．有料ガ
イダンス」では、最新写真集情報や最新ヒット曲情報を
選択できる。

【０１１１】図１５は、画像データ出力装置１０によっ
て記録したデジタルコンテンツを再生可能なデジタルカ
メラの一例を示す図である。

【０１１２】このデジタルカメラ１２０は、いくつかの
デジタルコンテンツを選択肢として表示するカメラ用表
示部１２２と、デジタルコンテンツの中から所望のデジ
タルコンテンツを選択するカメラ用操作部１２４、１２
６及び１２８とを有する。

【０１１３】画像データ出力装置１０は、このデジタル
カメラ１２０において、カメラ用表示部１２２に選択肢
として表示させると共に、カメラ用操作部１２４〜１２
８で選択できる形式でデジタルコンテンツを記録する。

【０１１４】画像データ出力装置１０は、例えば、メモ
リカード１８に、デジタルカメラで撮影した画像データ
を保存する画像ディレクトリと、その画像ディレクトリ
とは異なる他のディレクトリとを作成してもよい。そし
て、メモリカード１８に記録するよう選択したデジタル
コンテンツを他のディレクトリに記録してもよい。

【０１１５】デジタルカメラ１２０のカメラ用操作部１
２４はメニューボタンである。ユーザはこのボタンで、
画像ディレクトリと他のディレクトリのいずれかを選択
する。カメラ用操作部１２６はセレクトボタンである。
ユーザはこのボタンで、表示部１２２に表示された選択
肢の中から、好みの画像等を選択する。カメラ用操作部
１２８は決定ボタンである。ユーザはこのボタンで、選
択した画像を表示部１２２の画面全体に表示させること
を決定する。

【０１１６】画像データ出力装置１０で、複数のデジタ
ルコンテンツを選択した場合、カメラ用表示部１２２に
は、これらのデジタルコンテンツの一覧がサムネイル表
示される。セレクトボタン１２６を用いて、デジタルコ
ンテンツを選択すると、図１６（ａ）に示したように営
業情報や広告が表示部１２２の画面全体に表示される。

【０１１７】デジタルコンテンツが写真集の場合は、例
えば全てのカットがサムネイル表示され、写真を選択す
ると、図１６（ｂ）に示したように拡大表示される。

【０１１８】デジタルコンテンツがヒット曲などの音楽
の場合は、曲名及びジャケット写真がサムネイル表示さ
れ、写真を選択すると、音楽が再生される。

【０１１９】図１７及び１８は、本実施形態における画
像出力システム２００を示す機能ブロック図である。画
像出力システム２００は、画像出力装置１０、メモリカ
ード１８、他の媒体３４及び３６、及び画像撮像装置１
１０及び１２０を有する。各構成要素の詳細については
既に述べてあるので、ここでは省略する。

【０１２０】本出願で説明したすべての実施形態に係る
画像データ力装置１０の動作の一部またはすべての機能
のプログラムを格納することができる記録媒体も、実施
形態の一つである。

【０１２１】これらのプログラムは記録媒体から直接Ｒ
ＡＭに読み出されて実行されても、一旦ハードディスク
ドライブにインストールされた後にＲＡＭに読み出され
て実行されてもよい。更に、上記プログラムは単一の記
録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されてもよ
い。また、符号化した形態で格納されてもよい。

【０１２２】記録媒体としては、フロッピー（登録商
標）ディスク、ＣＤ−ＲＯＭの他にも、ＤＶＤ等の光学
記録媒体、ＭＤ等の磁気記録媒体、ＰＤ等の光磁気記録
媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ＩＣカードやミニチ
ュアカードなどの半導体メモリー等を用いることができ
る。また、専用通信ネットワークやインターネットに接
続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたは
ＲＡＭ等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を
介してプログラムをコンピュータに提供してもよい。

【０１２３】このような記録媒体は、画像データ出力装
置を提供するためのみに使用されるものであり、そのよ
うな記録媒体の業としての製造及び販売等が本出願に基
づく特許権の侵害を構成することは明らかである。

【０１２４】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。

【０１２５】

【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば営業情報や広告などのデジタルコンテンツを多様
な形態で顧客に受け取らせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第一実施形態及び第二実施形態における画像デ
ータ出力装置を示す機能ブロック図である。

【図２】デジタルコンテンツ選択部４０及び選択条件保
持部８２を詳細に示す機能ブロック図である。

【図３】ユーザが顧客情報入力部６２から入力する顧客
情報を表したテーブルである。

【図４】顧客条件保持部８４が保持する各デジタルコン
テンツごとの顧客条件を表したテーブルである。

【図５】記録条件保持部８６が保持する各カメラ機種ご
との記録条件を表したテーブルである。

【図６】データサイズ保持部８８が保持するデジタルコ
ンテンツの記録可能なデータサイズを表したテーブルで
ある。

【図７】照合部４２によって絞り込まれたデジタルコン
テンツの抽出結果である。

【図８】画像データ出力装置１０のメディア変換及びデ
ジタルコンテンツ記録手順を示すフローチャートであ
る。

【図９】図８に示したＳ２０の広告記録処理を詳細に示
すフローチャートである。

【図１０】照合部４２によって絞り込まれたデジタルコ
ンテンツの抽出結果である。

【図１１】図８に示したＳ２０の有料デジタルデータ記
録処理を詳細に示すフローチャートである。

【図１２】デジタルコンテンツを絞り込む選択条件を入
力するカメラ用入力部をもつデジタルカメラを示す図で
ある。

【図１３】画像データ出力装置１０のメディア変換及び
デジタルコンテンツ記録手順を示すフローチャートであ
る。

【図１４】画像データ出力装置１０の顧客が操作するイ
ンターフェースを示す図である。

【図１５】画像データ出力装置１０によって記録したデ
ジタルコンテンツを再生可能なデジタルカメラを示す図
である。

【図１６】図１３に示したデジタルカメラの表示部１１
２に表示されるデジタルコンテンツの一例を示す図であ
る。

【図１７】本実施形態における画像出力システム２００
を示す機能ブロック図である。

【図１８】本実施形態における画像出力システム２００
を示す機能ブロック図である。

【符号の説明】

１０画像データ出力装置１８メモリカード２０メモリカードドライブ２１スロット２２読出部２４記録部２６付帯情報読取部２８空容量検出部３０消去部３２出力部４０デジタルコンテンツ選択部４２照合部４４顧客条件照合部４６記録条件照合部４８サイズ照合部５０決定部５２算出部６０ユーザインターフェース部６２顧客情報入力部６４後処理条件入力部６６表示部６８操作部８０デジタルコンテンツ保持部８２選択条件保持部９０料金保持部１１０デジタルカメラ１１２カメラ用表示部１１４、１１６、１１８カメラ用入力部１２０デジタルカメラ１２２カメラ用表示部１２４、１２６、１２８カメラ用操作部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】顧客から預かった第一の媒体に記録さ
れた画像データを、店舗において前記第一の媒体と異な
る種類である第二の媒体のかたちで出力する画像データ
出力装置であって、前記第一の媒体に記録された前記画像データを読み出す
読出部と、前記画像データを前記第二の媒体のかたちで出力する出
力部と、店舗側が前記顧客に提供するデジタルコンテンツを保持
するデジタルコンテンツ保持部と、前記顧客に提供するデジタルコンテンツを所定の選択条
件に基づいて前記デジタルコンテンツ保持部から選択す
る選択部と、前記選択されたデジタルコンテンツを前記第一の媒体に
記録する記録部とを備えることを特徴とする画像データ
出力装置。
【請求項２】前記第一の媒体は前記画像データの記録
及び再生が可能な画像撮像装置によって前記画像データ
が記録されるメモリカードであることを特徴とする請求
項１に記載の画像データ出力装置。
【請求項３】前記デジタルコンテンツが、前記第一の
媒体から前記画像データを前記第二の媒体のかたちで出
力するサービス代金の割引と引き替えに前記顧客に受け
取らせる広告情報であることを特徴とする請求項１又は
２のいずれかに記載の画像データ出力装置。
【請求項４】前記デジタルコンテンツ保持部が、前記
画像データとともに前記第二の媒体へ提供するための前
記デジタルコンテンツを保持することを特徴とする請求
項１に記載の画像データ出力装置。
【請求項５】前記記録部が、前記選択されたデジタル
コンテンツを前記第二の媒体へ記録することを特徴とす
る請求項１に記載の画像データ出力装置。
【請求項６】前記デジタルコンテンツを、前記顧客が
選択することを特徴とする請求項３に記載の画像データ
出力装置。
【請求項７】前記デジタルコンテンツが、印刷すると
きには表示されないことを選択できることを特徴とする
請求項１に記載の画像データ出力装置。
【請求項８】前記デジタルコンテンツが、前記顧客に
有料で引き渡すデジタルデータであることを特徴とする
請求項１又は２のいずれかに記載の画像データ出力装
置。
【請求項９】前記選択部が参照すべき前記顧客に関す
る情報を入力する顧客情報入力部をさらに備え、前記選択部が、前記顧客情報を参照して前記デジタルコ
ンテンツを選択することを特徴とする請求項１乃至８の
いずれかに記載の画像データ出力装置。
【請求項１０】前記所定の選択条件として、前記顧客
に関する条件を保持する顧客条件保持部を備え、前記選択部が、前記顧客情報と前記顧客条件とを照合し
て前記デジタルコンテンツを選択する顧客条件照合部を
有することを特徴とする請求項１乃至９のいずれかに記
載の画像データ出力装置。
【請求項１１】前記画像データは該画像データが前記
第一の媒体に記録されたときの取得環境を示す付帯情報
を含み、前記付帯情報を前記画像データから読み取る付帯情報読
取部と、前記所定の選択条件として、前記取得環境と前記デジタ
ルコンテンツの記録形式とを対応づけた記録条件と保持
する記録条件保持部とをさらに備え、前記選択部が、前記付帯情報と前記記録条件とを照合し
て前記デジタルコンテンツを選択する記録条件照合部を
有することを特徴とする請求項１乃至１０のいずれかに
記載の画像データ出力装置。
【請求項１２】前記付帯情報が前記画像データを撮影
した画像撮像装置の機種に関し、前記記録条件は、前記画像撮像装置で再生可能な記録形
式を規定することを特徴とする請求項１１に記載の画像
データ出力装置。
【請求項１３】前記第一の媒体の空容量を検出する空
容量検出部をさらに備え、前記デジタルコンテンツ選択部は、前記空容量に基づい
て前記デジタルコンテンツを選択することを特徴とする
請求項１乃至１２のいずれかに記載の画像データ出力装
置。
【請求項１４】前記デジタルコンテンツのデータサイ
ズを保持するデータサイズ保持部をさらに備え、前記選択部が、前記第一の媒体の空容量と前記データサ
イズとを照合して前記空容量よりも小さいデータサイズ
を持つデジタルコンテンツを選択するサイズ照合部を有
することを特徴とする請求項１乃至１３のいずれかに記
載の画像データ出力装置。
【請求項１５】前記第一の媒体から前記画像データを
読み出した後に、前記第一の媒体から前記画像データの
少なくとも一部を消去するか否かを示す後処理条件を入
力する後処理条件入力部と、前記後処理条件に基づいて前記第一の媒体から前記画像
データの少なくとも一部を消去する消去部とをさらに備
えることを特徴とする請求項１乃至１４のいずれかに記
載の画像データ出力装置。
【請求項１６】前記顧客に選択肢としていくつかの前
記デジタルコンテンツを表示する表示部と、前記表示部に表示された前記デジタルコンテンツの中か
ら前記第一の媒体に記録すべき所望のデジタルコンテン
ツを選択する操作部とをさらに備えることを特徴とする
請求項１乃至１５のいずれかに記載の画像データ出力装
置。
【請求項１７】前記操作部は、前記表示部に表示され
た前記デジタルコンテンツの中から前記第ニの媒体に記
録すべき所望のデジタルコンテンツを選択することを特
徴とする請求項１６に記載の画像データ出力装置。
【請求項１８】前記所定の選択条件に基づいて、前記
第一の媒体に記録したデジタルコンテンツの料金を算出
する算出部をさらに備えることを特徴とする請求項１乃
至１７のいずれかに記載の画像データ出力装置。
【請求項１９】前記算出部は、前記所定の選択条件に
基づいて、前記第ニの媒体に記録したデジタルコンテン
ツの料金を算出することを特徴とする請求項１８に記載
の画像データ出力装置。
【請求項２０】いくつかの前記デジタルコンテンツを
選択肢として表示するカメラ用表示部と、前記デジタル
コンテンツの中から所望のデジタルコンテンツを選択す
るカメラ用操作部と、を備える画像撮像装置において、
前記カメラ用表示部に選択肢として表示させると共に、
前記カメラ用操作部で選択できる形式で前記デジタルコ
ンテンツを記録することを特徴とする請求項１乃至１３
のいずれかに記載の画像データ出力装置。
【請求項２１】画像データを出力する画像データ出力
システムであって、メディア交換をするために店舗に受け取らせる画像デー
タを記録し、顧客が受け取るデジタルコンテンツを記録
する第一の媒体と、画像データを記録し、前記顧客が受け取る画像データと
ともにデジタルコンテンツを記録する第二の媒体と、前記第一の媒体に記録された前記画像データを読み出す
読出部と、前記画像データを前記第二の媒体のかたちで出力する出
力部と、店舗側が前記顧客に提供するデジタルコンテンツを保持
するデジタルコンテンツ保持部と、前記顧客に提供するデジタルコンテンツを所定の選択条
件に基づいて前記デジタルコンテンツ保持部から選択す
る選択部と、前記選択されたデジタルコンテンツを前記第一の媒体に
記録する記録部と、前記デジタルコンテンツを前記画像データ出力装置が参
照する情報を、ユーザの操作によって入力する情報入力
部と、前記第一および第二の媒体のうち少なくとも一つ
の媒体に、画像データとともに前記情報を記録する記録
部とを有する顧客情報を出力する画像撮像装置とを備え
ることを特徴とする画像データ出力システム。
【請求項２２】前記画像撮像装置が、前記デジタルコンテンツを選択肢として表示するカメラ
用表示部と、前記表示されたデジタルコンテンツから所望のデジタル
コンテンツを選択するカメラ用操作部とを備えることを
特徴とする請求項２１に記載の画像データ出力システ
ム。
【請求項２３】画像データ出力方法であって、画像撮像装置によって記録及び再生が可能な画像データ
を記録した第一の媒体から前記画像データを読み出す読
出ステップと、前記画像データを前記第一の媒体と異なる種類である第
二の媒体のかたちで出力する出力ステップと、前記読出ステップの後に、前記画像データの少なくとも
一部を消去する消去ステップと、前記消去ステップの後に、前記第一の媒体に、前記画像
撮像装置で再生可能な広告情報を記録する記録ステップ
とを備えることを特徴とする画像データ出力方法。
【請求項２４】前記記録ステップは、前記第二の媒体
にも前記デジタルコンテンツを記録することを特徴とす
る請求項２３に記載の画像データ出力方法。
【請求項２５】前記記録ステップにおいて、所定の選
択条件に基づいて前記広告情報を選択する選択ステップ
で選択したものを記録することを特徴とする請求項２３
に記載の画像データ出力方法。
【請求項２６】前記選択ステップにおいて参照される
べき顧客に関する情報を入力する顧客情報入力ステップ
をさらに備え、前記選択ステップが、前記顧客情報を参照して前記広告
情報を選択することを特徴とする請求項２５に記載の画
像データ出力方法。
【請求項２７】前記デジタルコンテンツを、前記顧客
が選択することを特徴とする請求項２６に記載の画像デ
ータ出力方法。
【請求項２８】前記第一の媒体に保持されている前記
画像データを表示する前に、少なくとも一つの前記デジ
タルコンテンツが必ず表示される表示ステップを備える
ことを特徴とする請求項２３に記載の画像データ出力方
法。
【請求項２９】前記表示ステップは、前記第ニの媒体
に保持されている前記画像データを表示する前に、少な
くとも一つの前記デジタルコンテンツが必ず表示される
ことを特徴とする請求項２８に記載の画像データ出力方
法。
【請求項３０】前記デジタルコンテンツが、印刷する
ときには表示されないことを選択できることを特徴とす
る請求項２３に記載の画像データ出力方法。
【請求項３１】前記所定の選択条件として、前記顧客
に関する条件を保持する顧客条件保持部を備え、前記選択ステップが、前記顧客情報と前記顧客条件とを
照合して前記広告情報を選択する顧客条件照合ステップ
を有することを特徴とする請求項２３に記載の画像デー
タ出力方法。
【請求項３２】前記画像データは前記画像データが前
記第一の媒体に記録されたときの取得環境を示す付帯情
報を含み、前記付帯情報を前記画像データから読み取る付帯情報読
取ステップと、前記所定の選択条件として、前記取得環境と前記広告情
報の記録形式とを対応付けた記録条件を保持する記録条
件保持ステップとをさらに備え、前記選択ステップが、前記付帯情報と前記記録条件とを
照合して前記広告情報を選択する記録条件照合ステップ
を有することを特徴とする請求項２３に記載の画像デー
タ出力方法。
【請求項３３】前記第一の媒体の空容量を検出する空
容量検出ステップをさらに備え、前記選択部は、前記空容量に基づいて前記広告情報を選
択することを特徴とする請求項２３に記載の画像データ
出力方法。
【請求項３４】前記広告情報のデータサイズを保持す
るデータサイズ保持ステップをさらに備え、前記選択ステップが、前記第一の媒体の空容量と前記デ
ータサイズとを照合して前記空容量よりも小さいデータ
サイズを持つ広告情報を選択するサイズ照合ステップを
有することを特徴とする請求項２３に記載の画像データ
出力方法。
【請求項３５】前記第一の媒体から前記画像データを
読み出した後に、前記第一の媒体から前記画像データの
少なくとも一部を消去するか否かを示す後処理条件を入
力する後処理条件入力ステップと、前記後処理条件に基づいて前記第一の媒体から前記画像
データの少なくとも一部を消去する消去ステップとをさ
らに備えることを特徴とする請求項２３乃至３４のいず
れかに記載の画像データ出力方法。
【請求項３６】前記顧客に選択肢としていくつかの前
記広告情報を表示する表示ステップと、前記表示ステップで表示された前記広告情報の中から前
記第一の媒体に記録すべき所望のデジタルコンテンツを
選択する選択ステップとをさらに備えることを特徴とす
る請求項２３に記載の画像データ出力方法。
【請求項３７】前記選択ステップは、前記表示ステッ
プで表示された前記広告情報の中から前記第ニの媒体に
記録すべき前記所望のデジタルコンテンツを選択するこ
とを特徴とする請求項３６に記載の画像データ出力方
法。
【請求項３８】前記所定の選択条件に基づいて、前記
第一の媒体に記録した広告情報の料金を算出する算出ス
テップをさらに備えることを特徴とする請求項２３に記
載の画像データ出力方法。
【請求項３９】前記算出ステップは、前記所定の選択
条件に基づいて、前記第ニの媒体に記録した前記広告情
報の料金を算出することを特徴とする請求項３８に記載
の画像データ出力方法。
【請求項４０】画像データを出力するコンピュータに
て実行可能なプログラムであって、画像撮像装置によって記録及び再生が可能な画像データ
を記録した第一の媒体から前記画像データを読み出すモ
ジュールと、前記画像データを前記第一の媒体と異なる種類である第
二の媒体のかたちで出力するモジュールと、前記読出の後に、前記画像データの少なくとも一部を消
去するモジュールと、前記消去の後に、前記第一の媒体に、前記画像撮像装置
で再生可能な広告情報を記録するモジュールとを前記コ
ンピュータにて実行可能であることを特徴とするプログ
ラム。
【請求項４１】前記第一および第二の媒体の少なくと
も一つの媒体に保持されている前記画像データを表示す
る前に、少なくとも一つの前記デジタルコンテンツが必
ず表示されるようにするモジュールを前記コンピュータ
にて実行可能であることを特徴とする請求項３１に記載
のプログラム。
【請求項４２】前記デジタルコンテンツが、印刷する
ときには表示されないことを選択できるモジュールを前
記コンピュータにて実行可能であることを特徴とする、
請求項４０に記載のプログラム。
【請求項４３】前記選択モジュールが参照すべき前記
顧客に関する情報を入力する顧客情報入力モジュールを
さらに備え、前記選択モジュールが、前記顧客情報を参照して前記デ
ジタルコンテンツを選択するモジュールを前記コンピュ
ータにて実行可能であることを特徴とする請求項３１に
記載のプログラム。
【請求項４４】前記所定の選択条件として、前記顧客
に関する条件を保持する顧客条件保持モジュールを備
え、前記選択モジュールが、前記顧客情報と前記顧客条件と
を照合して前記デジタルコンテンツを選択する顧客条件
照合モジュールを前記コンピュータにて実行可能である
ことを特徴とする請求項４０に記載のプログラム。
【請求項４５】前記画像データは該画像データが前記
第一の媒体に記録されたときの取得環境を示す付帯情報
を含み、前記付帯情報を前記画像データから読み取る付帯情報読
取モジュールと、前記所定の選択条件として、前記取得環境と前記デジタ
ルコンテンツの記録形式とを対応づけた記録条件と保持
する記録条件保持モジュールとをさらに備え、前記選択モジュールが、前記付帯情報と前記記録条件と
を照合して前記デジタルコンテンツを選択する記録条件
照合モジュールを前記コンピュータにて実行可能である
ことを特徴とする請求項４０に記載のプログラム。
【請求項４６】前記第一の媒体の空容量を検出する空
容量検出モジュールをさらに備え、前記デジタルコンテンツ選択モジュールは、前記空容量
に基づいて前記デジタルコンテンツを選択することを前
記コンピュータにて実行可能であることを特徴とする請
求項４０に記載のプログラム。
【請求項４７】前記デジタルコンテンツのデータサイ
ズを保持するデータサイズ保持モジュールをさらに備
え、前記選択モジュールが、前記第一の媒体の空容量と前記
データサイズとを照合して前記空容量よりも小さいデー
タサイズを持つデジタルコンテンツを選択するサイズ照
合モジュールを前記コンピュータにて実行可能であるこ
とを特徴とする請求項４０に記載のプログラム。
【請求項４８】前記第一の媒体から前記画像データを
読み出した後に、前記第一の媒体から前記画像データの
少なくとも一部を消去するか否かを示す後処理条件を入
力する後処理条件入力モジュールと、前記後処理条件に基づいて前記第一の媒体から前記画像
データの少なくとも一部を消去する消去モジュールとを
前記コンピュータにて実行可能であることを特徴とする
請求項４０に記載のプログラム。
【請求項４９】前記顧客に選択肢としていくつかの前
記デジタルコンテンツを表示する表示モジュールと、前記表示部に表示された前記デジタルコンテンツの中か
ら前記第一の媒体に記録すべき所望のデジタルコンテン
ツを選択する操作モジュールとを前記コンピュータにて
実行可能であることを特徴とする請求項４０に記載のプ
ログラム。
【請求項５０】前記所定の選択条件に基づいて、前記
第一および第二の媒体の少なくとも一つの媒体に記録し
たデジタルコンテンツの料金を算出する算出モジュール
を前記コンピュータにて実行可能であることを特徴とす
る請求項４０に記載のプログラム。
【請求項５１】請求項４０乃至５０のいずれかに記載
の、前記画像データを出力するコンピュータにて実行可
能なプログラムを格納した、コンピュータにて読取可能
な記録媒体。