JP2001282707A - バス制御装置及びバス制御方法 - Google Patents

バス制御装置及びバス制御方法

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JP2001282707A
JP2001282707A JP2000097472A JP2000097472A JP2001282707A JP 2001282707 A JP2001282707 A JP 2001282707A JP 2000097472 A JP2000097472 A JP 2000097472A JP 2000097472 A JP2000097472 A JP 2000097472A JP 2001282707 A JP2001282707 A JP 2001282707A
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JP
Japan
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signal
master
data transfer
busy signal
bus
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Application number
JP2000097472A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nishimoto
和弘 西本
Masataka Yatsugayo
雅高 八ケ代
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リトライの処理を短時間で行うと共に、無駄な
リトライのトランザクション処理が行われるのを防止で
き、しかも安価なバス制御装置及びバス制御方法を提供
する。 【解決手段】マスタ装置A、C、Eとターゲット装置
B、Dとの間でデータ転送を行うための共通バス10
と、マスタ装置とターゲット装置とを接続するビジー信
号線busy、とを備え、ターゲット装置は、マスタ装
置からのデータ転送の要求に即応できないときはビジー
信号線へ送るビジー信号をアサートし、マスタ装置は、
ビジー信号線からのビジー信号がアサートされたことに
応答してターゲット装置との間のデータ転送を中断して
共通バスを解放し、ビジー信号線からの前記ビジー信号
がディアサートされたことに応答してデータ転送を中断
された時点から再開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共通バスに接続さ
れた複数のマスタ装置及び複数のターゲット装置を備え
た情報処理装置に好適なバス制御装置及びバス制御方法
に関し、特に共通バスの使用効率を向上させる技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、共通バスに接続された複数のマス
タ装置(以下、単に「マスタ」という)と複数のターゲ
ット装置(以下、単に「ターゲット」という)とから成
る情報処理装置が知られている。このような情報処理装
置においては、共通バス上でのデータ転送の競合を避け
るために、幾つかの方法が採用されている。以下に、代
表的な例として、ウエイトを用いた非スプリット方式の
情報処理装置及びリトライを用いたスプリット方式の情
報処理装置を説明する。
【0003】図11は、非スプリット方式が採用された
情報処理装置の構成を示す。この情報処理装置では、共
通バス上で起こるデータ転送の競合は、ウエイトを用い
て回避される。この情報処理装置は、共通バス10に接
続されたマスタA、マスタC、ターゲットB、ターゲッ
トD及びアービタ20から構成されている。
【0004】この情報処理装置の動作を、図12に示し
たタイミングチャートを参照しながら説明する。このタ
イミングチャートは、マスタAがターゲットBからデー
タを読み出すリード動作を示している。マスタAは、先
ず、図示しない信号線を用いてアービタ20に対してバ
ス使用要求を送出する。アービタ20は、共通バス10
が使用可能状態であれば、図示しない信号線を用いてバ
ス使用許可を返送する。このバス使用許可を受け取った
マスタAは、ターゲットBにアクセス要求を送出すると
共に、図12(A)に示すように、そのバスドライバ
(図示せず)をイネーブルにすることにより共通バス1
0にターゲットBのアドレスを送出する。
【0005】マスタAからのアクセス要求を受け取った
ターゲットBは、該アクセス要求に応答できる状態であ
れば、該アクセス要求に対応した処理を開始する。しか
し、ターゲットBがリードのアクセス要求を受け取った
時は、ターゲットBの内部のバッファメモリに未だデー
タが揃っていない場合が多い。従って、該ターゲットB
は該リードのアクセス要求に直ちに応答できない。
【0006】このような場合は、図12(B)に示すよ
うに、ターゲットBはマスタAに対してウエイト信号を
アサートする。これにより、図12(A)の期間T2に
示すように、マスタAは共通バス10を占有したままウ
エイト状態に入る。そして、ターゲットBは、その内部
のバッファメモリにデータが揃うと、図12(B)に示
すように、ウエイト信号をディアサートすると共に、図
12(C)に示すように、そのバスドライバ(図示しな
い)から共通バス10にデータを送出する。マスタAは
共通バス10上のデータを取り込み、トランザクション
が終了する。
【0007】以上のように構成される非スプリット方式
の情報処理装置では、ウエイト期間T2中は何らのデー
タ転送が行われていないにも拘わらず、マスタAが共通
バスを占有する。その結果、共通バスの使用効率が悪
く、情報処理装置全体のパフォーマンスを低下させてい
る。
【0008】図13は、スプリット方式が採用された情
報処理装置の構成を示す。この情報処理装置では、共通
バス上で起こるデータ転送の競合は、リトライを用いて
回避される。この情報処理装置は、共通バス10に接続
されたマスタA、マスタC、ターゲットB、ターゲット
D及びアービタ20から構成されている。
【0009】この情報処理装置の動作を、図14に示し
たタイミングチャートを参照しながら説明する。このタ
イミングチャートは、マスタAがターゲットBにデータ
を書き込むライト動作を示している。マスタAは、図1
4(B)に示すように、先ずアービタ20に対してバス
使用要求を表すreq信号を送出する。アービタ20
は、共通バス10が使用可能状態であれば、図14
(C)に示すように、バス使用許可を表すgnt信号を
マスタAに返送する。このgnt信号を受け取ったマス
タAは、ターゲットBにリードのアクセス要求を送出す
ると共に、図14(A)に示すように、そのバスドライ
バ(図示せず)をイネーブルにすることにより共通バス
10にターゲットBのアドレスを送出する。
【0010】マスタAからのアクセス要求を受け取った
ターゲットBは、該アクセス要求に直ちに応答できない
状態であれば、図14(D)に示すように、リトライ要
求を表すretry信号をマスタA及びアービタ20に
返送する。このretry信号を受け取ったマスタA
は、図示しないタイマを始動させ、リトライ時間の計測
を開始する。また、マスタAは、図14(A)の期間T
2に示すように、そのバスドライバ(図示しない)をデ
ィセイブルにしてトランザクションを一旦打ち切り、共
通バス10を解放する。更に、retry信号を受け取
ったアービタ20は、gnt信号を取り消す。
【0011】従って、共通バス10が解放された後は、
マスタCがターゲットDに対してトランザクションを起
こすことができる。この場合、マスタCは、アービタ2
0に対してreq信号を送出し、アービタ20は、共通
バス10が使用可能状態であれば、gnt信号をマスタ
Cに返送する。このgnt信号を受け取ったマスタC
は、ターゲットDに例えばライトのアクセス要求を送出
すると共に、図13(E)に示すように、そのバスドラ
イバをイネーブルにして共通バス10にターゲットDの
アドレスを送出する。マスタCからのアクセス要求を受
け取ったターゲットDは、該アクセス要求に直ちに応答
できる状態であれば、retry信号を返送しない。こ
れにより、マスタCは、図14(E)に示すように、ア
ドレスに引き続いてデータを共通バス10に送出する。
ターゲットDはこの共通バス10上のデータを受け取
り、トランザクションは終了する。
【0012】マスタAは、上記リトライ時間が経過する
と、図14(B)に示すように、再度アービタ20に対
してreq信号を送出する。アービタ20は、共通バス
10が使用可能状態であれば、gnt信号をマスタAに
返送する。このgnt信号を受け取ったマスタAは、タ
ーゲットBに再度アクセス要求を送出すると共に、図1
4(A)に示すように、そのバスドライバをイネーブル
にして共通バス10にターゲットBのアドレスを送出す
る。
【0013】アクセス要求を受け取ったターゲットB
は、該アクセス要求に直ちに応答できる状態であれば、
図14(A)に示すように、retry信号をマスタA
に返送しない。これにより、マスタAは、アドレスに引
き続いてデータを共通バスに送出する。ターゲットBは
この共通バス10上のデータを受け取り、トランザクシ
ョンが終了する。
【0014】以上のように構成されるスプリット方式の
情報処理装置では、マスタAは、リトライ時間が経過し
た後に、req信号の送出及びgnt信号の受け取りと
いったアービトレーション並びにアドレスの送出(図1
4の斜線で示した部分)を再度行う必要があり、これら
に要する時間が共通バスの使用効率を低下させている。
また、リトライ時間は一般に固定的であるので、マスタ
Aがリトライ動作を行うタイミングとターゲットBがレ
ディ状態になるタイミングとが一致せず、無駄なリトラ
イのトランザクションを行う場合がある。
【0015】このような問題を解決する技術として、例
えば特開昭60−77254号公報に「共通バス制御方
式」が開示されている。この共通バス制御方式は、共通
バスに接続された第1のモジュールと第2のモジュール
との間で、該共通バスを使用してデータ転送を行う。こ
の場合、第1のモジュールは共通バスの使用権を獲得
し、この共通バスを介して第2のモジュールに対してデ
ータ転送要求を発行し、第2のモジュールは自己宛ての
データ転送要求を検出した時点で直ちにデータ転送を行
えない場合は、第2のモジュールから第1のモジュール
に対して設けられた第1の信号を活性化してその旨を第
1のモジュールに通知し、バス使用権を解放させ、その
後データ転送の準備ができた時点で第1の信号線を非活
性化して第1のモジュールに通知し、該通知により、第
1のモジュールは再度バス使用権を獲得してデータ転送
を行う。
【0016】また、この共通バス制御方式は、共通バス
に接続された第1のモジュールと第2のモジュールとの
間で、該共通バスを使用して第1のモジュールから第2
のモジュールへデータ転送を行う。この場合、第1のモ
ジュールは共通バスの使用権を獲得し、この共通バスを
介して第2のモジュールに対してデータ転送要求を発行
し、第2のモジュールは自己宛てのデータ転送要求を検
出しデータを受け取った時点で、第1のモジュールに対
して直ちにデータ転送完了を通知できない場合には、第
2のモジュールから第1のモジュールに対して設けられ
た第2の信号を活性化してその旨を第1のモジュールに
通知し、バス使用権を解放させ、その後、データ転送完
了を通知できるようになった時点で第2の信号線を非活
性化して第1のモジュールに通知し、該通知により、第
1のモジュールはデータ転送の完了を認知する。
【0017】また、特開平10−262070号公報は
「データ処理システム」を開示している。データ処理シ
ステムは、複数の装置が、共通バスを使用して、パケッ
トを互いに送受信し、各装置はパケット送出に先立って
予め定められた優先順位の共通バスの使用要求信号を出
力し、バスアービタはその共通バスの使用要求信号を調
停して優先順位に従い、共通バスの使用装置を決定して
許可を与える制御手段を備えている。そして、各装置は
共通バスの使用要求信号を出力すると共にその転送相手
を示す情報を出力する手段と、バスアービタはその情報
を受信する手段とを有し、パケット受信側装置は、自装
置の受信コマンドパケット用バッファがビジーであり新
たなコマンドパケット受信不可能な状態の時に、その状
態等の情報をバスアービタ、又は及び全装置に伝える手
段を有するように構成されている。この構成により、共
通バスを使用してパケット形式のコマンド及びデータの
転送を行う際に効率のよいバス制御を行うことができ
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭60−77
254号公報に開示された「共通バス制御方式」は、上
述したスプリット方式に対応する。この共通バス制御方
式を用いれば、1回のデータ転送の途中で共通バスの使
用権が解放されるので共通バスの占有時間が短縮され
る。しかしながら、マスタがリトライを行う場合、アー
ビトレーションの作業を再度行う必要があることには変
わりなく、このアービトレーションの作業に要する時間
が共通バスの使用効率を低下させているという問題は解
消されていない。
【0019】また、特開平10−262070号公報に
開示された「データ処理システム」も、上述したスプリ
ット方式に対応する。このデータ処理システムでは、各
ターゲットのビジー状態はアービタ又は各マスタに通知
される。従って、各マスタは、アービタからの信号又は
ターゲットからの信号を参照することにより、ターゲッ
トがビジー状態であればリトライ転送要求の発行を抑止
する。
【0020】このデータ処理システムによれば、上述し
たスプリット方式の問題は解消されるが、各マスタと各
ターゲットとの間で、転送相手を示す情報や受信不可能
な状態を示す情報を送受する必要があるので、そのため
の配線やハードウエアが必要であり、装置が複雑且つ高
価になるという問題がある。
【0021】本発明は、上述した問題を解消するために
なされたものであり、リトライの処理を短時間で行うと
共に、無駄なリトライのトランザクション処理が行われ
るのを防止でき、しかも安価のバス制御装置及びバス制
御方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
るバス制御装置は、上記目的を達成するために、マスタ
装置とターゲット装置との間でデータ転送を行うための
共通バスと、前記マスタ装置と前記ターゲット装置とを
接続するビジー信号線、を備え、前記ターゲット装置
は、前記マスタ装置からのデータ転送の要求に即応でき
ないときは前記ビジー信号線へ送るビジー信号をアサー
トする制御部、を含み、前記マスタ装置は、前記ビジー
信号線からのビジー信号がアサートされたことに応答し
て前記ターゲット装置との間のデータ転送を中断して前
記共通バスを解放し、前記ビジー信号線からの前記ビジ
ー信号がディアサートされたことに応答して前記データ
転送を中断された時点から再開させる制御部、を含んで
構成されている。
【0023】また、本発明の第2の態様に係るバス制御
方法は、上記と同様の目的で、マスタ装置とターゲット
装置との間で共通バスを使用してデータ転送を行うバス
制御方法であって、前記ターゲット装置は、前記マスタ
装置からのデータ転送の要求に即応できないときにはビ
ジー信号をアサートし、前記マスタ装置は、前記ビジー
信号がアサートされたことに応答して前記ターゲット装
置との間のデータ転送を中断して前記共通バスを解放
し、前記マスタ装置は、前記ビジー信号がディアサート
されたことに応答して前記データ転送を中断された時点
から再開する、ように構成されている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、3
個のマスタと2個のターゲットが共通バスに接続されて
成る情報処理装置に本発明が適用された場合を例に挙げ
て説明する。なお、以下では、説明を簡単にするため
に、本発明を理解するために必要な事項以外の図示及び
説明は省略する。
【0025】〔実施の形態1〕 (1−1)情報処理装置の概略説明:本発明の実施の形
態1に係るバス制御装置が適用された情報処理装置で
は、マスタとターゲットとの間のデータ転送において、
マスタがターゲットからbusy信号を受けることによ
り動作を中断して共通バスを解放した場合に、busy
信号が解除された後は、動作を中断したマスタが必ず動
作する。
【0026】図1は、本発明の実施の形態1に係るバス
制御装置が適用された情報処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。この情報処理装置は、マスタA、マスタ
C、マスタE、ターゲットB、ターゲットD、共通バス
10、コントロールバス11及びアービタ20から構成
されている。マスタA、マスタC、マスタE、ターゲッ
トB及びターゲットDは、共通バス10によって相互に
接続されている。
【0027】マスタA、C及びE(以下、特に区別する
必要がある場合を除き単に「マスタ」と総称する)は、
CPU、DMA等から構成される。また、ターゲットB
及びD(以下、特に区別する必要がある場合を除き単に
「ターゲット」と総称する)としては、メモリコントロ
ーラ、ディスクコントローラ、表示コントローラ等から
構成される。各ターゲットには、図示は省略してある
が、メモリ装置(DRAM、ページROM等)、ディス
ク装置、シリアルI/O装置等といった外部装置が接続
される。
【0028】共通バス10は、アドレス及びデータを時
分割で送受する双方向のバスであり、nビットのバス幅
で構成されている。この共通バス10は、マスタがター
ゲットにアドレス及びデータを送ると共にターゲットが
マスタにデータを送るために使用される。なお、この情
報処理装置では、マスタがターゲットに該ターゲットの
動作を規定するコマンドを送るためのコマンドバスが設
けられているが、本発明の特徴と直接関係しないので図
示及び説明を省略する。
【0029】コントロールバス11は、マスタとターゲ
ットとの間で制御信号を送受するために使用される。こ
の制御信号には、busy信号、cycleA信号、c
ycleC信号、cycleE信号及びready信号
が含まれる。busy信号は、各ターゲットが、各マス
タ及びアービタ20にビジー状態、即ち、マスタからの
アクセス要求に直ちに応答できないことを知らせるため
に使用される。
【0030】cycleA信号、cycleC信号及び
cycleE信号は、マスタA、マスタC及びマスタE
が、それぞれ動作中であることをターゲットB及びD並
びにアービタ20に知らせるために使用される。rea
dy信号は、ターゲットB及びDが共通バス10にデー
タを送出したこと及びデータ受信の準備ができたことを
マスタA、マスタC及びマスタEに知らせるために使用
される。なお、以下においては、cycleA信号、c
ycleC信号及びcycleE信号を特に区別する必
要がある場合を除き単にcycle信号と総称する。
【0031】上記マスタA、C及びEは、共通バス10
の使用を要求するためのreqA信号、reqC信号及
びreqE信号(以下、特に区別する必要がある場合を
除き単に「req信号」と総称する)をアービタ20に
それぞれ送出する。また、マスタA、C及びEは、アー
ビタ20から送られてくる、共通バス10の使用を許可
するgntA信号、gntC信号及びgntE信号(以
下、特に区別する必要がある場合を除き単に「gnt信
号」と総称する)に応答してそれぞれターゲットB又は
Dにアクセス要求を送出する。ターゲットB及びDは、
マスタからのアクセス要求に応答して種々の処理を行
う。このターゲットの詳細な構成及び動作は後述する。
【0032】アービタ20は、共通バス10の使用権を
調停する。即ち、アービタ20は、複数のマスタからr
eq信号を受け取った場合に、優先順位の高いマスタに
gnt信号を送出する。gnt信号を受け取ったマスタ
のみが共通バス10を使用してターゲットとの間でデー
タを送受できる。
【0033】以上のように構成される情報処理装置の概
略動作を説明する。マスタは、ターゲットにアクセスす
る場合は、先ず、req信号をアービタ20に送出す
る。そして、アービタ20からgnt信号が送られてき
た場合に、ターゲットにアクセス要求を送出する。この
アクセス要求を受け取ったターゲットは該アクセス要求
に直ちに応答できない状態にある時は、busy信号を
アサートする。
【0034】アービタ20は、このbusy信号を常に
監視しており、ターゲットがbusy信号によりウエイ
トをかけているときは共通バス10を他のマスタに解放
する。また、busy信号がターゲットによりディアサ
ートされると、アービトレーションが再度行われること
なく、ウエイトがかけられていたマスタのトランザクシ
ョンが開始される。
【0035】以上の動作により、アドレスの送出やアー
ビトレーションに長時間を要する情報処理装置における
共通バスの使用効率を向上させることができる。
【0036】(1−2)マスタの詳細説明:次に、マス
タの詳細な構成を、図2に示したブロック図を参照しな
がら説明する。このマスタは、大きく分けてバスインタ
フェースブロック30とデバイス制御ブロック31とか
ら構成されている。バスインタフェースブロック30
は、このマスタと共通バス10との間の信号の送受を制
御する。また、デバイス制御ブロック31は、CPU、
DMA等から構成される。
【0037】バスインタフェースブロック30は、ステ
ートマシン32、入出力制御ブロック33及びバス制御
ブロック341〜34nから構成されている。
【0038】ステートマシン32は、このバスインタフ
ェースブロック30の全体を制御する。即ち、ステート
マシン32は、コントロールバス11からのbusy信
号、ready信号及びgnt信号、並びにデバイス制
御ブロック31からのデータ転送要求に基づいてreq
信号、cycle信号及びSIG1信号を生成する。r
eq信号はアービタ20に、cycle信号はコントロ
ールバス11を介してターゲット及びアービタ20にそ
れぞれ供給される。また、SIG1信号は入出力制御ブ
ロック33に供給される。このステートマシン32の動
作は、後にタイミングチャートを参照しながら詳細に説
明する。
【0039】入出力制御ブロック33は、ステートマシ
ン32からのSIG1信号に基づき、バス制御ブロック
341〜34nを制御するための信号を生成してバス制御
ブロック341〜34nに送る。
【0040】バス制御ブロック341〜34nの各々は、
共通バス10を構成するnビットのバス幅の各ビットに
対応している。各バス制御ブロックの構成は同じである
ので、以下では、バス制御ブロック341についてのみ
説明する。
【0041】バス制御ブロック341は、アドレスレジ
スタ35、送信データFIFO36、受信データFIF
O37、マルチプレクサ38及びバスドライバ39から
構成されている。アドレスレジスタ35は、デバイス制
御ブロック31から供給されるアドレスを記憶する。こ
のアドレスレジスタ35に記憶されたアドレスはマルチ
プレクサ38に送られる。送信データFIFO36は、
デバイス制御ブロック31から供給される送信データを
順次記憶する。この送信データFIFO36に記憶され
た送信データはマルチプレクサ38に送られる。
【0042】マルチプレクサ38は、入出力制御ブロッ
ク33からの制御信号に従って、アドレスレジスタ35
からのアドレス又は送信データFIFO36からの送信
データの何れかを選択して通過させる。このマルチプレ
クサ38からのアドレス及び送信データは、バスドライ
バ39に供給される。バスドライバ39は、入出力制御
ブロック33からの制御信号に応答して、マルチプレク
サ38からのアドレス又は送信データを共通バス10の
ビット0線に出力する。また、受信データFIFO37
は、共通バス10のビット0線からの受信データを順次
記憶する。この受信データFIFO37から出力される
受信データはデバイス制御ブロック31に供給される。
【0043】また、デバイス制御ブロック31は、ター
ゲットへのデータ送信及びターゲットからのデータ受信
の必要が生じた時に、データ転送要求をバスインタフェ
ースブロック30のステートマシン32に送る。これに
よりステートマシン32はデータ送受信のための制御を
開始する。また、デバイス制御ブロック31は、バス制
御ブロック341〜34nにターゲットのアドレス及び送
信データを送る。ターゲットのアドレスは各バス制御ブ
ロック内のアドレスレジスタ35に、送信データは送信
データFIFO36にそれぞれ格納される。更に、デバ
イス制御ブロック31は、各バス制御ブロック内の受信
データFIFO37から受信データを受け取る。
【0044】(1−3)ターゲットの詳細説明:次に、
ターゲットの詳細な構成を、図3に示したブロック図を
参照しながら説明する。このターゲットは、大きく分け
てバスインタフェースブロック40とデバイス制御ブロ
ック41とから構成されている。バスインタフェースブ
ロック40は、このターゲットと共通バス10との間の
信号の送受を制御する。また、デバイス制御ブロック4
1は、このターゲットと上述した外部装置との間の信号
の送受を制御する。
【0045】バスインタフェースブロック30は、ラッ
チ42A、ラッチ42B及びラッチ42C、比較器4
3、ステートマシン44、入出力制御ブロック45、ア
ドレスデコーダ46並びにバス制御ブロック471〜4
nから構成されている。
【0046】ラッチ42AはcycleA信号により、
ラッチ42BはcycleC信号により、ラッチ42C
はcycleE信号によりそれぞれセットされる。ま
た、ラッチ42A、42B及び42Cは、データ送受信
が完了したときはステートマシン44からのリセット信
号によりクリアされ、データ送受信が中断した時は元の
状態を維持する。これらラッチ42A、42B及び42
Cからの信号は比較器43に供給される。
【0047】比較器43は、ラッチ42A、42B及び
42Cからの信号と、外部からのcycleA信号、c
ycleC信号及びcycleE信号とをそれぞれ比較
し、比較結果をステートマシン44に供給する。即ち、
この比較器43は、前回のマスタからのアクセス時にラ
ッチ42A、42B及び42Cにラッチされたcycl
e信号と、今回アクセスしているマスタからのcycl
e信号とを比較する。ステートマシン44は、この比較
器43からの信号に基づいて、busy信号をディアサ
ートした後に起こったサイクルが、前回と同一のマスタ
が起こしたものであるかを判断する。
【0048】ステートマシン44は、このバスインタフ
ェースブロック40の全体を制御する。即ち、ステート
マシン44は、比較器43からの比較結果を表す信号、
アドレスデコーダ46からのデコード信号及びデバイス
制御ブロック41からの送信データフェッチ完了信号に
基づいてbusy信号、ready信号、リセット信
号、送信データフェッチ要求信号及びSIG2信号を生
成する。
【0049】このステートマシン44で生成されたbu
sy信号は、コントロールバス11を介して各マスタ及
びアービタ20に供給される。ready信号は、コン
トロールバス11を介して各マスタに供給される。リセ
ット信号は、上述したようにラッチ42A、42B及び
42Cに供給される。送信データフェッチ要求信号はデ
バイス制御ブロック41に供給される。更に、SIG2
信号は入出力制御ブロック45に供給される。このステ
ートマシン44の動作は、後にタイミングチャートを参
照しながら詳細に説明する。
【0050】入出力制御ブロック45は、ステートマシ
ン44からのSIG2信号に基づき、バス制御ブロック
471〜47nを制御するための信号及びアドレスデコー
ダ46を制御するための信号を生成してそれぞれバス制
御ブロック471〜47n及びアドレスデコーダ46に送
る。
【0051】アドレスデコーダ46は、入出力制御ブロ
ック45からの制御信号に応じて、バス制御ブロック4
1〜47nからの受信データをデコードする。このデコ
ードの結果、受信データが自己宛てのアドレスである場
合にデコード信号を生成し、ステートマシン44に供給
する。また、アドレスデコーダ46は、バス制御ブロッ
ク471〜47nからの受信データをデバイス制御ブロッ
ク41に供給する。
【0052】バス制御ブロック471〜47nの各々は、
共通バス10を構成するnビットのバス幅の各ビットに
対応している。各バス制御ブロックの構成は同じである
ので、以下では、バス制御ブロック471についてのみ
説明する。
【0053】バス制御ブロック471は、送信データF
IFO48、受信データFIFO49及びバスドライバ
50から構成されている。送信データFIFO36は、
デバイス制御ブロック31から供給される送信データを
順次記憶する。この送信データFIFO36に記憶され
た送信データはバスドライバ50に供給される。
【0054】バスドライバ50は、入出力制御ブロック
45からの制御信号に応答して、送信データFIFO4
8からの送信データを共通バス10のビット0線に出力
する。また、受信データFIFO49は、共通バス10
のビット0線からの受信データを順次記憶する。この受
信データFIFO49に記憶された受信データはアドレ
スデコーダ46に供給される。
【0055】また、デバイス制御ブロック41は、ステ
ートマシン44からの送信データフェッチ要求に応答し
て図示しない外部装置からデータの読み出しを行う。そ
して、データの読み出しが完了したらその旨を表す送信
データフェッチ完了信号をステートマシン44に供給す
ると共に、読み出したデータをバス制御ブロック47 1
〜47nの送信データFIFO48に送る。更に、デバ
イス制御ブロック41は、バス制御ブロック471〜4
nからアドレスデコーダ46を経由して送られてくる
受信データを外部装置に送る。
【0056】(1−4)アービタの詳細説明:次に、ア
ービタ20の詳細な構成を図4を参照しながら説明す
る。このアービタ20は、優先順位決定ブロック51、
立ち下がりエッジ検出ブロック52及びGNT信号出力
ラッチブロック53から構成されている。
【0057】立ち下がり検出ブロック52は、cycl
eA信号、cycleC信号及びcycleE信号の立
ち下がりをそれぞれ検出し、所定のパルス幅を有するc
ycleANEG信号、cycleCNEG信号及びc
ycleENEG信号を生成する。これら生成されたc
ycleANEG信号、cycleCNEG信号及びc
ycleENEG信号は、優先順位決定ブロック51及
びGNT信号出力ラッチブロック53に供給される。
【0058】優先順位決定ブロック51には、マスタA
からのreqA信号、マスタCからのreqC信号及び
マスタEからのreqE信号、立ち下がりエッジ検出ブ
ロック52からのcycleANEG信号、cycle
CNEG信号及びcycleENEG信号、並びに外部
からのbusy信号が入力される。この優先順位決定ブ
ロック51は、cycleA信号、cycleC信号及
びcycleE信号の全てがLレベルの時に、reqA
信号、reqC信号及びreqE信号の優先順位を判定
し、判定結果を表すpgntA信号、pgntC信号及
びpgntE信号を出力する。この場合、優先度の高い
req信号に対応するpgnt信号がHレベルにされ
る。
【0059】この優先順位決定ブロック51からのpg
ntA信号、pgntC信号及びpgntE信号は、G
NT信号出力ラッチブロック53に供給される。また、
この優先順位決定ブロック51からのpgntA信号、
pgntC信号及びpgntE信号は、立ち下がり検出
ブロック52からのcycleANEG信号、cycl
eCNEG信号及びcycleENEG信号によりLレ
ベルに戻される。
【0060】GNT信号出力ラッチブロック53は、優
先順位決定ブロック51からのpgntA信号、pgn
tC信号及びpgntE信号をラッチする。そして、立
ち下がり検出ブロック52からのcycleANEG信
号、cycleCNEG信号及びcycleENEG信
号並び外部からのbusy信号の状態に応じて、gnt
A信号、gntC信号及びgntE信号として出力す
る。
【0061】以上のように構成されるアービタ20の動
作を図5に示したタイミングチャートを参照しながら説
明する。このタイミングチャートは、以下の動作が行わ
れる場合の例を示している。即ち、マスタAからreq
A信号がアサートされたが、ターゲットBがbusyの
ためにbusy信号を返し、マスタAはトランザクショ
ンを行わずに共通バス10を解放する。その後、マスタ
CからreqC信号がアサートされることによりgnt
C信号もアサートされ、マスタCはトランザクションを
開始する。しかし、マスタCのトランザクションの途中
でマスタAのターゲットBからのbusy信号が解除さ
れたため、マスタCのトランザクションは中断され、マ
スタAのトランザクションが実施される。そして、マス
タAのトランザクションの完了後に、再度マスタCのト
ランザクションが再開される。
【0062】以上の動作を、図5のタイミングチャート
に沿って説明する。先ず、マスタAが、図5(A)に示
すように、reqA信号をアサートすると、アービタ2
0内の優先順位決定ブロック51は、reqA信号が最
も優先順位が高いことを判定し、図5(E)に示すよう
に、pgntA信号をHレベルにする。このpgntA
信号が入力されたgnt信号出力ラッチブロック53
は、図5(F)に示すように、gntA信号をHレベル
にする。マスタAは、このgntA信号がHレベルにさ
れることにより、cycleA信号をHレベルにする。
【0063】この状態で推移して、図5(C)に示すよ
うに、ターゲットBがbusy信号をアサートすると、
図5(B)に示すように、マスタAはcycleA信号
をLレベルにする。これにより、立ち下がりエッジ検出
ブロック52は、図5(D)に示すように、cycle
ANEG信号にパルスを発生させて優先順位決定ブロッ
ク51に供給する。これにより、この優先順位決定ブロ
ック51は、図5(E)に示すように、pgntA信号
をLレベルにする。しかし、GNT信号出力ラッチブロ
ック53は、図5(F)に示すように、gntA信号を
Hレベルに維持する。
【0064】以上の状態で、マスタCが、図5(G)に
示すように、reqC信号をアサートすると、優先順位
決定ブロック51は、reqA信号が既にアサートされ
ているが、busy信号がHレベルであるので優先度の
判定を行う。そして、reqC信号が最も優先順位が高
いことを判定し、図5(J)に示すように、pgntC
信号をアサートする。このpgntC信号が入力された
GNT信号出力ラッチブロック53は、図5(K)に示
すように、gntC信号をHレベルにする。マスタC
は、このgntC信号がHレベルにされることにより、
cycleC信号をHレベルにする。これにより、マス
タCはトランザクションを開始する。
【0065】この状態で推移して、図5(C)に示すよ
うに、ターゲットBがbusy信号をディアサートする
と、図5(H)に示すように、マスタCはcycleC
信号をLレベルにする。これにより、マスタCのデータ
転送は中断される。また、立ち下がりエッジ検出ブロッ
ク52は、図5(I)に示すように、cycleCNE
G信号にパルスを発生させて優先順位決定ブロック51
に供給する。これにより、優先順位決定ブロック51
は、図5(J)に示すように、pgntC信号をLレベ
ルにするので、GNT信号出力ラッチブロック53は、
図5(K)に示すように、gntC信号をLレベルに変
化させる。
【0066】一方、マスタAはターゲットBがbusy
信号をLレベルにすることにより、図5(B)に示すよ
うに、cycleA信号をHレベルにし、先に中断され
たターゲットBに対するデータ転送を再開する。そし
て、このデータ転送が終了すると、図5(B)に示すよ
うに、cycleA信号をLレベルにする。これによ
り、立ち下がりエッジ検出ブロック52は、図5(D)
に示すように、cycleANEG信号にパルスを発生
させて優先順位決定ブロック51に供給する。これによ
り、GNT信号出力ラッチブロック53は、図5(F)
に示すように、gntA信号をLレベルにし、マスタA
のトランザクションが終了する。
【0067】一方、gntA信号がLレベルにされるこ
とにより、GNT信号出力ラッチブロック53は、図5
(K)に示すように、gntC信号をHレベルにする。
一方、マスタCは、図5(H)に示すように、cycl
eC信号をHレベルにし、先に中断されたデータ転送を
再開する。そして、このデータ転送が終了すると、図5
(H)に示すように、cycleC信号をLレベルにす
る。これにより、立ち下がりエッジ検出ブロック52
は、図5(I)に示すように、cycleCNEG信号
にパルスを発生させて優先順位決定ブロック51に供給
する。これにより、GNT信号出力ラッチブロック53
は、図5(K)に示すように、gntC信号をLレベル
にし、マスタCのトランザクションが終了する。
【0068】(1−5)情報処理装置の動作の詳細説明 次に、上記のように構成されるマスタ、ターゲット及び
アービタ20を用いて構成された実施の形態1に係る情
報処理装置の詳細な動作をタイミングチャートを参照し
ながら説明する。
【0069】先ず、この情報処理装置におけるリード動
作を、図6に示したタイミングチャートを参照しながら
説明する。このタイミングチャートは、マスタAがター
ゲットBにリードアクセスするが、ターゲットBはbu
sy信号によりウエイトをかけるので、その間にマスタ
CがターゲットDにリードアクセスする場合の動作を示
している。
【0070】先ず、マスタA内でリードのデータ転送要
求が発生すると、デバイス制御ブロック31は、ターゲ
ットBのアドレスをバス制御ブロック341〜34nのア
ドレスレジスタ35にセットすると共に、データ転送要
求信号をステートマシン32に供給する。これにより、
ステートマシン32は、図6(A)に示すように、re
qA信号をアービタ20に送出する。アービタ20は、
図4及び図5を参照しながら既に説明したように、この
reqA信号に応答できる状態であれば、図6(B)に
示すようなgntA信号を返送する。
【0071】このgntA信号を受け取ったマスタAの
ステートマシン32は、図6(E)に示すように、cy
cleA信号をコントロールバス11に出力すると共
に、SIG1信号を入出力制御ブロック33に供給す
る。これにより、入出力制御ブロック33は、マルチプ
レクサ38にアドレスレジスタ35を選択させると共
に、バスドライバ39をイネーブルにする。これによ
り、図6(C)に示すように、共通バス10にターゲッ
トBのアドレスが送出される。
【0072】ターゲットBのバス制御ブロック471
47nは、共通バス10から送られてくるアドレスを受
信データFIFO49に取り込み、アドレスデコーダ4
6に送る。アドレスデコーダ46は自己宛てのアドレス
であることを判断し、その旨を表すデコード信号をステ
ートマシン44に送る。ステートマシン44は、リード
のデータ転送要求であることを判断すると、送信データ
フェッチ要求をデバイス制御ブロック41に送ると共
に、図6(F)に示すように、busy信号をアサート
する。このbusy信号を受け取ったマスタAのステー
トマシン32は、図6(E)に示すように、cycle
A信号をディアサートする。また、ステートマシン32
は、SIG1信号を入出力制御ブロック33に供給する
ことにより、図6(C)に示すように、バスドライバ3
9をディセイブルにする。これにより、共通バス10は
他のマスタが使用可能になる。
【0073】この状態において、マスタC内でリードの
データ転送要求が発生すると、上述したマスタAと同様
の動作が実行される。即ち、マスタCのステートマシン
32は、図6(H)に示すように、reqC信号をアー
ビタ20に送出する。アービタ20は、このreqC信
号に応答できる状態であり、且つbusy信号がHレベ
ルであることを判断し、既にgntA信号を送出してい
るが、図6(I)に示すように、gntC信号を返送す
る。
【0074】このgntC信号を受け取ったマスタCの
ステートマシン32は、図6(I)に示すように、cy
cleC信号をコントロールバス11に出力すると共
に、SIG1信号を入出力制御ブロック33に供給す
る。これにより、上述したと同様の動作により、図6
(J)に示すように、共通バス10にターゲットDのア
ドレスが送出される。
【0075】ターゲットDのアドレスデコーダ46は、
共通バス10から送られてくるアドレスが自己宛てのア
ドレスであるので、その旨を表すデコード信号をステー
トマシン44に送る。ステートマシン44は、マスタC
からのデータ転送要求がリードであって、且つデバイス
制御ブロック41からの送信データフェッチ完了信号に
より転送すべきデータが既に用意されていることを判断
すると、図6(K)に示すように、ready信号をア
サートする。この際、送信すべきデータはデバイス制御
ブロック41によって既に送信データFIFO48に書
き込まれている。更に、ステートマシン44は、SIG
2信号を入出力制御ブロック45に送ることにより、バ
スドライバ50をイネーブルにする。これにより、図6
(M)に示すように、共通バス10にマスタCへの送信
データが送出される。マスタCのステートマシン32
は、ready信号がHレベルにされているという条件
の下に、共通バス10からバス制御ブロック341〜3
nの受信データFIFO37に書き込まれたデータを
取り込む。
【0076】このマスタCからターゲットDへのデータ
転送の途中で、ターゲットBのステートマシン44がデ
バイス制御ブロック41から送信データフェッチ完了信
号を受け取ると、図6(F)に示すように、busy信
号をディアサートすると共に、図6(D)に示すよう
に、ready信号をアサートする。この状態では、送
信すべきデータはデバイス制御ブロック41によって既
に送信データFIFO48に書き込まれている。更に、
ステートマシン44は、SIG2信号を入出力制御ブロ
ック45に送ることにより、バスドライバ50をイネー
ブルにする。これにより、図6(G)に示すように、共
通バス10にマスタAへの送信データが送出される。
【0077】マスタAのステートマシン32は、bus
y信号がディアサートされたことにより、図6(E)に
示すように、cycleA信号を再びHレベルにする。
一方、既に行われているマスタCとターゲットDとの間
のデータ転送は一時中断される。即ち、ターゲットDの
ステートマシン44は、busy信号がディアサートさ
れたことにより、図6(K)に示すように、ready
信号をLレベルにする。また、マスタCのステートマシ
ン32は、図6(L)に示すように、cycleC信号
をLレベルにする。更に、アービタ20は、図6(I)
に示すように、gntC信号をLレベルにする。
【0078】そして、マスタAは、ready信号がH
レベルにされているという条件の下に、共通バス10か
らバス制御ブロック341〜34nの受信データFIFO
37にデータを取り込む。その後、マスタAのステート
マシン32は、図6(E)に示すように、cycleA
信号をLレベルにし、ターゲットBのステートマシン4
4は、ready信号をLレベルにし、以てマスタAの
ターゲットBに対するトランザクションは終了する。
【0079】一方、上記cycleA信号がLレベルに
されたことにより、マスタCからのcycleC信号
は、図6(L)に示すように、再度Hレベルにされる。
また、ターゲットDからのready信号も、図6
(K)に示すように、再度Hレベルにされる。更に、ア
ービタ20は、gntC信号をHレベルにする。これに
より、一時中断されたターゲットDからマスタCへのデ
ータ転送が再開される。その後、マスタCのステートマ
シン32は、図6(L)に示すように、cycleC信
号をLレベルにし、ターゲットDのステートマシン44
は、図6(K)に示すように、ready信号をLレベ
ルにし、アービタ20は、図6(I)に示すように、g
ntC信号をLレベルにし、以てマスタCのターゲット
Dに対するトランザクションは終了する。
【0080】次に、この情報処理装置におけるライト動
作を、図7に示したタイミングチャートを参照しながら
説明する。このタイミングチャートは、マスタAがター
ゲットBにライトアクセスするが、ターゲットBからの
busy信号によりウエイトをかけるので、その間にマ
スタCがターゲットDにライトアクセスする場合の動作
を示している。
【0081】先ず、マスタA内でライトのデータ転送要
求が発生すると、デバイス制御ブロック31は、ターゲ
ットBのアドレスをバス制御ブロック341〜34nのア
ドレスレジスタ35にセットすると共に、データ転送要
求信号をステートマシン32に供給する。これにより、
ステートマシン32は、図7(A)に示すように、re
qA信号をアービタ20に送出する。アービタ20は、
図4及び図5を参照しながら既に説明したように、この
reqA信号に応答できる状態であれば、図7(B)に
示すようなgntA信号を返送する。
【0082】このgntA信号を受け取ったマスタAの
ステートマシン32は、図7(E)に示すように、cy
cleA信号をコントロールバス11に出力すると共
に、SIG1信号を入出力制御ブロック33に供給す
る。これにより、入出力制御ブロック33は、マルチプ
レクサ38にアドレスレジスタ35を選択させると共
に、バスドライバ39をイネーブルにする。これによ
り、図7(C)に示すように、共通バス10にターゲッ
トBのアドレスが送出される。
【0083】ターゲットBのバス制御ブロック471
47nは、共通バス10から送られてくるアドレスを受
信データFIFO49に取り込み、アドレスデコーダ4
6に送る。アドレスデコーダ46は自己宛てのアドレス
であることを判断し、その旨を表すデコード信号をステ
ートマシン44に送る。ステートマシン44は、ライト
のデータ転送要求であることを判断するがデータを受信
する準備が整っていない場合は、図7(F)に示すよう
に、busy信号をアサートする。このbusy信号を
受け取ったマスタAのステートマシン32は、図7
(E)に示すように、cycleA信号をディアサート
する。また、ステートマシン32は、SIG1信号を入
出力制御ブロック33に供給することにより、図7
(C)に示すように、バスドライバ39をディセイブル
にする。これにより、共通バス10は他のマスタが使用
可能になる。
【0084】この状態において、マスタC内でライトの
データ転送要求が発生すると、上述したマスタAと同様
の動作が実行される。即ち、マスタCのステートマシン
32は、図7(G)に示すように、reqC信号をアー
ビタ20に送出する。アービタ20は、このreqC信
号に応答できる状態であり、且つbusy信号がHレベ
ルであることを判断し、既にgntA信号を送出してい
るが、図7(H)に示すように、gntC信号を返送す
る。
【0085】このgntC信号を受け取ったマスタCの
ステートマシン32は、図7(K)に示すように、cy
cleC信号をコントロールバス11に出力すると共
に、SIG1信号を入出力制御ブロック33に供給す
る。これにより、上述したと同様の動作により、図7
(I)に示すように、共通バス10にターゲットDのア
ドレスが送出される。この際、送信すべきデータはデバ
イス制御ブロック31によって既に送信データFIFO
36に書き込まれている。
【0086】ターゲットDのアドレスデコーダ46は、
共通バス10から送られてくるアドレスが自己宛てのア
ドレスであるので、その旨を表すデコード信号をステー
トマシン44に送る。ステートマシン44は、マスタC
からのデータ転送要求がライトであることを判断すれ
ば、図7(J)に示すように、ready信号をアサー
トする。マスタCのステートマシン32は、ready
信号がHレベルにされているという条件の下に、SIG
1信号を入出力制御ブロック33に送ることにより、マ
ルチプレクサ38に送信データFIFO36を選択させ
ると共に、バスドライバ39をイネーブルにする。これ
により、図7(I)に示すように、共通バス10にター
ゲットDへの送信データが送出される。ターゲットD
は、共通バス10からバス制御ブロック471〜47n
受信データFIFO49に書き込まれたデータを取り込
む。
【0087】このマスタCからターゲットDへのデータ
転送の途中で、ターゲットBのステートマシン44がデ
ータを受信する準備が整ったことを判断すると、図7
(F)に示すように、busy信号をディアサートする
と共に、図7(D)に示すように、ready信号をア
サートする。
【0088】マスタAのステートマシン32は、bus
y信号がディアサートされたことにより、図7(E)に
示すように、cycleA信号を再びHレベルにする。
一方、既に行われているマスタCとターゲットDとの間
のデータ転送は一時中断される。即ち、ターゲットDの
ステートマシン44は、busy信号がディアサートさ
れたことにより、図7(J)に示すように、ready
信号をLレベルにする。また、マスタCのステートマシ
ン32は、図7(K)に示すように、cycleC信号
をLレベルにする。更に、アービタ20は、図7(H)
に示すように、gntC信号をLレベルにする。
【0089】そして、マスタAのステートマシン32
は、ready信号がHレベルにされた状態で、SIG
1信号を入出力制御ブロック33に送ることにより、マ
ルチプレクサ38に送信データFIFO36を選択させ
ると共に、バスドライバ39をイネーブルにする。これ
により、図7(C)に示すように、共通バス10にター
ゲットBへの送信データが送出される。ターゲットB
は、共通バス10からバス制御ブロック471〜47n
受信データFIFO49に書き込まれたデータを取り込
む。その後、マスタAのステートマシン32は、図7
(E)に示すように、cycleA信号をLレベルに
し、ターゲットBのステートマシン44は、ready
信号をLレベルにし、以てマスタAのターゲットBに対
するトランザクションは終了する。
【0090】一方、上記cycleA信号がLレベルに
されたことにより、マスタCからのcycleC信号
は、図7(K)に示すように、再度Hレベルにされる。
また、ターゲットDからのready信号も、図7
(J)に示すように、再度Hレベルにされる。これによ
り、一時中断されたマスタCからターゲットDへのデー
タ転送が再開される。その後、マスタCのステートマシ
ン32は、図7(K)に示すように、cycleC信号
をLレベルにし、ターゲットDのステートマシン44
は、図7(J)に示すように、ready信号をLレベ
ルにし、アービタ20は、図7(H)に示すように、g
ntC信号をLレベルにし、以てマスタCのターゲット
Dに対するトランザクションは終了する。
【0091】〔実施の形態2〕 (2−1)情報処理装置の概略説明:本発明の実施の形
態2に係るバス制御装置が適用された情報処理装置は、
マスタとターゲットとの間のデータ転送において、マス
タがターゲットからbusy信号を受けることにより動
作を中断して共通バスを解放した場合に、busy信号
が解除された後に、その時点で共通バスを使用している
マスタのうち優先順位の高いマスタが動作するように構
成されている。その他の点は、図1に示した実施の形態
1に係るバス制御装置が適用された情報処理装置と同じ
である。
【0092】(2−2)マスタの詳細説明:この実施の
形態2で使用されるマスタの構成及び動作は実施の形態
1で説明したマスタと同じである。
【0093】(2−3)ターゲットの詳細説明:この実
施の形態2で使用されるターゲットの構成及び動作は実
施の形態1で説明したターゲットと同じである。
【0094】(2−4)アービタの詳細説明:この実施
の形態2で使用されるアービタは、上述した実施の形態
1で使用されたアービタ20とは、優先順位決定ブロッ
ク51の機能が異なる。即ち、優先判定ブロック51
は、実施の形態1と同様に複数のマスタからのreq信
号に対して優先度を判定して共通バス10の使用を許可
する他に、busy信号がディアサートされた時に、中
断されているreq信号同士の優先度を判定し、優先度
の高いマスタに共通バス10の使用許可を与える機能を
有する。
【0095】以下、このアービタ20の動作を、図8に
示したタイミングチャートを参照しながら説明する。こ
のタイミングチャートは、以下の動作が行われる場合の
例を示している。
【0096】即ち、マスタAからreqA信号がアサー
トされたが、ターゲットBがbusyのためにbusy
信号を返し、マスタAはトランザクションを行わずに共
通バス10を解放する。その後、マスタCからreqC
信号がアサートされることによりgntC信号もアサー
トされ、マスタCはトランザクションを開始する。しか
し、マスタCのトランザクションの途中でマスタAのタ
ーゲットBのbusy信号が解除されたため、マスタC
のトランザクションは中断され、マスタAとマスタCと
で優先度が判定される。そして、マスタAの優先度が高
いことが判断され、マスタAのトランザクションが実施
される。そして、マスタAのトランザクションの完了後
に、再度マスタCのトランザクションが再開される。
【0097】以上の動作を、図8のタイミングチャート
に沿って説明する。先ず、マスタAが、図8(A)に示
すように、reqA信号をアサートすると、優先順位決
定ブロック51は、reqA信号が最も優先順位が高い
ことを判定し、図8(D)に示すように、pgntA信
号をHレベルにする。この優先順位決定ブロック51か
らのpgntA信号は、所定時間後にLレベルにされ
る。また、pgntA信号が入力されたgnt信号出力
ラッチブロック53は、図8(F)に示すように、gn
tA信号をHレベルにする。マスタAは、このgntA
信号がHレベルにされることにより、cycleA信号
をHレベルにする。
【0098】この状態で推移して、図8(C)に示すよ
うに、ターゲットBがbusy信号をアサートすると、
図8(B)に示すように、マスタAはcycleA信号
をLレベルにする。これにより、立ち下がりエッジ検出
ブロック52は、図8(E)に示すように、cycle
ANEG信号にパルスを発生させてGNT信号出力ラッ
チブロック53に供給する。これにより、GNT信号出
力ラッチブロック53は、図8(F)に示すように、g
ntA信号をLレベルにする。
【0099】以上の状態で、マスタCが、図8(G)に
示すように、reqC信号をアサートすると、優先順位
決定ブロック51は、reqA信号が既にアサートされ
ているが、busy信号がHレベルであるので優先度の
判定を行う。そして、reqC信号が最も優先順位が高
いことを判定し、図8(J)に示すように、pgntC
信号をアサートする。このpgntC信号が入力された
GNT信号出力ラッチブロック53は、図8(K)に示
すように、gntC信号をHレベルにする。マスタC
は、このgntC信号がHレベルにされることにより、
cycleC信号をHレベルにする。これにより、マス
タCはトランザクションを開始する。
【0100】この状態で推移して、図8(C)に示すよ
うに、ターゲットBがbusy信号をディアサートする
と、優先順位決定ブロック51は、その時点で優先順位
決定ブロック51に入力されているreqA信号とre
qC信号との優先度判定を行う。その結果、reqA信
号の優先度が高いと判断すると、図8(D)に示すよう
に、pgntA信号をHレベルにする。これにより、G
NT信号出力ラッチブロック53は、図8(F)に示す
ように、gntA信号をHレベルにすると共に、図8
(K)に示すように、gntC信号をLレベルにする。
【0101】一方、busy信号がLレベルにされたこ
とにより、図8(B)に示すように、マスタAはcyc
leA信号をHレベルにし、マスタCは、図8(H)に
示すように、cycleC信号をLレベルにする。
【0102】一方、マスタCが、図8(H)に示すよう
に、cycleC信号をLレベルにすることにより、立
ち下がり検出ブロック52は、図8(I)に示すよう
に、cycleCNEG信号にパルスを発生させてGN
T信号出力ラッチブロック53に供給する。これによ
り、pgntC信号はLレベルを維持し、マスタCのデ
ータ転送は中断される。
【0103】マスタAは、そのサイクルが終了すると、
cycleA信号をLレベルにする。これにより、立ち
下がり検出ブロック52は、図8(E)に示すように、
cycleANEG信号にパルスを発生させて優先順位
決定ブロック51に供給する。これにより、GNT信号
出力ラッチブロック53は、図8(F)に示すように、
gntA信号をLレベルにする。以上で、アービタ20
のマスタAに対する一連の動作が終了する。上述したよ
うにマスタAのサイクルの終わりで、cycleANE
G信号がHレベルにされることにより、優先順位決定ブ
ロック51は、図8(J)に示すように、pgntC信
号をHレベルにする。これにより、GNT信号出力ラッ
チブロック53は、gntC信号をHレベルにする。こ
れにより、マスタCは残りのサイクルを実行する。マス
タCは、そのサイクルが終了すると、cycleC信号
をLレベルにする。これにより、立ち下がり検出ブロッ
ク52は、図8(I)に示すように、cycleCNE
G信号にパルスを発生させてGNT信号出力ラッチブロ
ック53に供給する。これにより、GNT信号出力ラッ
チブロック53は、図8(K)に示すように、gntC
信号をLレベルにする。以上で、アービタ20のマスタ
Cに対する一連の動作が終了する。
【0104】(2−5)情報処理装置の動作の詳細説明 次に、上記のように構成されるマスタ、ターゲット及び
アービタ20を用いて構成された実施の形態2に係る情
報処理装置の詳細な動作をタイミングチャートを参照し
ながら説明する。なお、マスタ及びターゲットの動作
は、実施の形態1と同様であるので、以下では詳細な説
明は省略する。
【0105】先ず、この情報処理装置におけるリード動
作を、図9に示したタイミングチャートを参照しながら
説明する。このタイミングチャートは、マスタAがター
ゲットBにリードアクセスするが、ターゲットBからの
busy信号によりウエイトをかけるので、その間にマ
スタCがターゲットDにリードアクセスする場合の動作
を示している。
【0106】先ず、マスタA内でリードのデータ転送要
求が発生すると、マスタAは、図9(A)に示すよう
に、reqA信号をアービタ20に送出する。アービタ
20は、図8を参照しながら既に説明したように、この
reqA信号に応答できる状態であれば、図9(B)に
示すようなgntA信号を返送する。このgntA信号
を受け取ったマスタAは、図9(E)に示すように、c
ycleA信号をコントロールバス11に出力すると共
に、図9(C)に示すように、共通バス10にターゲッ
トBのアドレスを送出する。
【0107】ターゲットBは、共通バス10から送られ
てくるアドレスが自己宛てのアドレスであることを判断
すると、図9(F)に示すように、busy信号をアサ
ートする。このbusy信号を受け取ったマスタAは、
図9(E)に示すように、cycleA信号をディアサ
ートする。図9(B)に示すように、gntA信号もL
レベルになる。また、図9(C)に示すように、共通バ
ス10への出力をディセイブルにする。これにより、共
通バス10は他のマスタが使用可能になる。
【0108】この状態において、マスタC内でリードの
データ転送要求が発生すると、上述したマスタAと同様
の動作が実行される。即ち、マスタCは、図9(H)に
示すように、reqC信号をアービタ20に送出する。
アービタ20は、このreqC信号に応答できる状態で
あることを判断し、図9(I)に示すように、gntC
信号を返送する。
【0109】このgntC信号を受け取ったマスタC
は、図9(L)に示すように、cycleC信号をコン
トロールバス11に出力すると共に、図9(J)に示す
ように、共通バス10にターゲットDのアドレスを送出
する。ターゲットDは、共通バス10から送られてくる
アドレスが自己宛てのアドレスであるので、図9(K)
に示すように、ready信号をアサートする。更に、
ターゲットDは、図9(M)に示すように、共通バス1
0にマスタCへの送信データを送出する。マスタCは、
ready信号がHレベルにされているという条件の下
に、共通バス10からデータを取り込む。
【0110】ターゲットBは、データの準備が完了する
と、マスタCからターゲットDへのデータ転送の途中で
あっても、図9(F)に示すように、busy信号をデ
ィアサートする。これにより、アービタ20でreqA
信号の優先度とreqC信号の優先度が判定される。そ
して、reqA信号の優先度がreqC信号の優先度よ
り高い場合には、図9の実線で示したような動作が、r
eqC信号の優先度がreqA信号の優先度より高い場
合には、図9の破線で示したような動作がそれぞれ行わ
れる。
【0111】reqA信号の優先度がreqC信号の優
先度より高い場合の動作は、図6を参照しながら説明し
た実施の形態1の動作と同じである。
【0112】一方、reqC信号の優先度がreqA信
号の優先度より高い場合の動作は以下の通りである。即
ち、busy信号がディアサートされても、ターゲット
Dは、図9(K)に示すように、ready信号をHレ
ベルに維持する。更に、ターゲットDは、図9(M)に
示すように、共通バス10にマスタCへの次の送信デー
タを送出する。
【0113】マスタCは、図9(L)に示すように、c
ycleC信号をHレベルに維持する。一方、ターゲッ
トBは、図9(D)に示すように、ready信号をL
レベルに維持する。また、マスタAは、図9(E)に示
すように、cycleA信号をLレベルに維持する。従
って、マスタAとターゲットBとの間のデータ転送は再
開されない。
【0114】そして、マスタCは、ready信号がH
レベルにされているという条件の下に、共通バス10か
らデータを取り込む。この取り込みが完了してマスタC
のサイクルが終了すると、マスタCは、図9(L)に示
すように、cycleC信号をLレベルにし、ターゲッ
トDは、ready信号をLレベルにする。これによ
り、マスタCのターゲットDに対するトランザクション
は終了する。
【0115】一方、上記cycleC信号がLレベルに
されたことにより、マスタAからのcycleA信号
は、図9(E)に示すように、再度Hレベルにされる。
また、ターゲットBからのready信号も、図9
(D)に示すように、Hレベルにされる。これにより、
一時中断されたターゲットBからマスタAへのデータ転
送が再開される。このデータ転送が終了すると、マスタ
Aは、図9(E)に示すように、cycleA信号をL
レベルにし、ターゲットBは、ready信号をLレベ
ルにする。これにより、マスタAのターゲットBに対す
るトランザクションは終了する。
【0116】次に、この情報処理装置におけるライト動
作を、図10に示したタイミングチャートを参照しなが
ら説明する。このタイミングチャートは、マスタAがタ
ーゲットBにライトアクセスするが、ターゲットBから
のbusy信号によりウエイトをかけるので、その間に
マスタCがターゲットDにライトアクセスする場合の動
作を示している。
【0117】先ず、マスタA内でライトのデータ転送要
求が発生すると、マスタAは、図10(A)に示すよう
に、reqA信号をアービタ20に送出する。アービタ
20は、図8を参照しながら既に説明したように、この
reqA信号に応答できる状態であれば、図10(B)
に示すようなgntA信号を返送する。このgntA信
号を受け取ったマスタAは、図10(E)に示すよう
に、cycleA信号をコントロールバス11に出力す
ると共に、図10(C)に示すように、共通バス10に
ターゲットBのアドレスを送出する。
【0118】ターゲットBは、共通バス10から送られ
てくるアドレスをが自己宛てのアドレスであることを判
断するがデータを受信する準備が整っていない場合は、
図10(F)に示すように、busy信号をアサートす
る。このbusy信号を受け取ったマスタAは、図10
(E)に示すように、cycleA信号をディアサート
する。図10(B)に示すように、gntA信号もLレ
ベルになる。また、マスタAは共通バス10への出力を
ディセイブルにする。これにより、共通バス10は他の
マスタが使用可能になる。
【0119】この状態において、マスタC内でライトの
データ転送要求が発生すると、上述したマスタAと同様
の動作が実行される。即ち、マスタCは、図10(G)
に示すように、reqC信号をアービタ20に送出す
る。アービタ20は、このreqC信号に応答できる状
態であることを判断し、図10(H)に示すように、g
ntC信号を返送する。
【0120】このgntC信号を受け取ったマスタC
は、図10(K)に示すように、cycleC信号をコ
ントロールバス11に出力すると共に、図10(I)に
示すように、共通バス10にターゲットDのアドレスを
送出する。ターゲットDは、共通バス10から送られて
くるアドレスが自己宛てのアドレスであるので、図10
(J)に示すように、ready信号をアサートする。
マスタCは、ready信号がHレベルにされていると
いう条件の下に、図10(I)に示すように、共通バス
10にターゲットDへの送信データを送出する。これに
より、ターゲットDは、共通バス10からデータを取り
込む。
【0121】ターゲットBがデータを受信する準備が整
ったことを判断すると、マスタCからターゲットDへの
データ転送の途中であっても、図10(F)に示すよう
に、busy信号をディアサートする。これにより、ア
ービタ20でreqA信号の優先度とreqC信号の優
先度が判定される。そして、reqA信号の優先度がr
eqC信号の優先度より高い場合には、図10の実線で
示したような動作が、reqC信号の優先度がreqA
信号の優先度より高い場合には、図10の破線で示した
ような動作がそれぞれ行われる。
【0122】reqA信号の優先度がreqC信号の優
先度より高い場合の動作は、図7を参照しながら説明し
た実施の形態1の動作と同じである。
【0123】一方、reqC信号の優先度がreqA信
号の優先度より高い場合の動作は以下の通りである。即
ち、busy信号がディアサートされても、ターゲット
Dは、図10(J)に示すように、ready信号をH
レベルに維持する。
【0124】マスタCは、図10(K)に示すように、
cycleC信号をHレベルに維持する。一方、ターゲ
ットBは、図10(D)に示すように、ready信号
をLレベルに維持する。また、マスタAは、図10
(E)に示すように、cycleC信号をLレベルに維
持する。従って、マスタAとターゲットBとの間のデー
タ転送は再開されない。
【0125】そして、マスタCは、ready信号がH
レベルに維持された状態で、図10(I)に示すよう
に、共通バス10にターゲットDへの次の送信データを
送出する。ターゲットDは、共通バス10からデータを
取り込む。この取り込みが完了してマスタCのサイクル
が終了すると、マスタCは、図10(K)に示すよう
に、cycleC信号をLレベルにし、ターゲットD
は、ready信号をLレベルにする。これにより、マ
スタCのターゲットDに対するトランザクションは終了
する。
【0126】一方、上記cycleC信号がLレベルに
されたことにより、マスタAからのcycleA信号
は、図10(E)に示すように、再度Hレベルにされ
る。また、ターゲットBからのready信号も、図1
0(D)に示すように、Hレベルにされる。これによ
り、一時中断されたマスタAからターゲットBへのデー
タ転送が再開される。このデータ転送が終了すると、マ
スタAは、図10(E)に示すように、cycleC信
号をLレベルにし、ターゲットBは、ready信号を
Lレベルにする。これにより、マスタAのターゲットB
に対するトランザクションは終了する。
【0127】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
リトライの処理を短時間で行うと共に、無駄なリトライ
のトランザクション処理が行われるのを防止でき、しか
も安価のバス制御装置及びバス制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1及び2に係るバス制御装
置が適用された情報処理装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1におけるマスタの詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1におけるターゲットの詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1及び実施の形態2に係る
バス制御装置に適用されるアービタの詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るバス制御装置に適
用されるアービタの動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図6】本発明の実施の形態1に係るバス制御装置が適
用された情報処理装置におけるリード動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態1に係るバス制御装置が適
用された情報処理装置におけるライト動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2に係るバス制御装置に適
用されるアービタの動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図9】本発明の実施の形態2に係るバス制御装置が適
用された情報処理装置におけるリード動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図10】本発明の実施の形態2に係るバス制御装置が
適用された情報処理装置におけるライト動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図11】従来の非スプリット方式が採用された情報処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示した情報処理装置の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図13】従来のスプリット方式が採用された情報処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示した情報処理装置の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 共通バス 20 アービタ 30、40 バスインタフェースブロック 31、41 デバイス制御ブロック 32、44 ステートマシン 33、45 入出力制御ブロック 341〜34n、471〜47n バス制御ブロック 35 アドレスレジスタ 36、48 送信データFIFO 37、49 受信データFIFO 38 マルチプレクサ 39、50 バスドライバ 42A〜42C ラッチ 43 比較器 46 アドレスデコーダ 51 優先順位決定ブロック 52 立ち下がりエッジ検出ブロック A、C、E マスタ B、D ターゲット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ装置とターゲット装置との間でデ
    ータ転送を行うための共通バスと、 前記マスタ装置と前記ターゲット装置とを接続するビジ
    ー信号線、とを備え、 前記ターゲット装置は、前記マスタ装置からのデータ転
    送の要求に即応できないときは前記ビジー信号線へ送る
    ビジー信号をアサートする制御部、を含み、前記マスタ
    装置は、前記ビジー信号線からのビジー信号がアサート
    されたことに応答して前記ターゲット装置との間のデー
    タ転送を中断して前記共通バスを解放し、前記ビジー信
    号線からの前記ビジー信号がディアサートされたことに
    応答して前記データ転送を中断された時点から再開させ
    る制御部、を含むバス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記マスタ装置の制御部は、 前記共通バスの使用権が獲得された時に前記ターゲット
    装置のアドレスを前記共通バスに送出してデータ転送を
    要求し、該要求に対して前記ビジー信号線からのビジー
    信号がアサートされたことに応答して前記ターゲット装
    置との間のデータ転送を中断して前記共通バスを解放
    し、前記ビジー信号線からの前記ビジー信号がディアサ
    ートされたことに応答してデータの送信及び受信を開始
    させる、請求項1に記載のバス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ターゲット装置の制御部は、 前記マスタ装置とのデータ転送を中断した際の該マスタ
    を表す信号をラッチし、データ転送を再開する際に、前
    記ラッチされた信号と現在アクセスしているマスタ装置
    からの信号とを比較する比較器を含み、該比較器の比較
    結果に基づいて前記ビジー信号をディアサートした後に
    起こったサイクルが、前回と同一のマスタが起こしたも
    のであるかどうかを判断する、請求項1に記載のバス制
    御装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2マスタ装置と第1及び第2
    ターゲット装置との間でデータ転送を行うための共通バ
    スと、 前記第1及び第2マスタ装置と前記第1及び第2ターゲ
    ット装置とを接続するビジー信号線、とを備え、 前記第1ターゲット装置は、前記第1マスタ装置からの
    データ転送の要求に即応できないときは前記ビジー信号
    線へ送るビジー信号をアサートする制御部、を含み、 前記第1マスタ装置は、前記ビジー信号線からのビジー
    信号がアサートされたことに応答して前記第1ターゲッ
    ト装置との間の第1データ転送を中断して前記共通バス
    を解放し、前記ビジー信号線からの前記ビジー信号がデ
    ィアサートされたことに応答して前記第1データ転送を
    中断された時点から再開させる制御部、を含み、 前記第2マスタ装置は、前記共通バスが解放された場合
    に前記第2ターゲット装置との間で第2データ転送を行
    い、前記ビジー信号線からのビジー信号がディアサート
    されたことに応答して前記第2データ転送を中断させる
    制御部、を含むバス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1データ転送と前記第2データ転
    送との優先度を判定する優先度判定部、を更に備え、 前記第1マスタの制御部は、前記ビジー信号線からのビ
    ジー信号がディアサートされた時に、前記優先度判定部
    の判定結果に基づいて前記第1データ転送及び前記第2
    データ転送の何れかを行わせる、請求項4に記載のバス
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1マスタ装置の制御部は、 前記共通バスの使用権が獲得された時に前記第1ターゲ
    ット装置のアドレスを前記共通バスに送出してデータ転
    送を要求し、該要求に対して前記ビジー信号線からのビ
    ジー信号がアサートされたことに応答して前記第1ター
    ゲット装置との間のデータ転送を中断して前記共通バス
    を解放し、前記ビジー信号線からの前記ビジー信号がデ
    ィアサートされたことに応答してデータの送信及び受信
    を開始させる、請求項4又は5に記載のバス制御装置。
  7. 【請求項7】 マスタ装置とターゲット装置との間で共
    通バスを使用してデータ転送を行うバス制御方法であっ
    て、(A1)前記ターゲット装置は、前記マスタ装置か
    らのデータ転送の要求に即応できないときにはビジー信
    号をアサートし、(B1)前記マスタ装置は、前記ビジ
    ー信号がアサートされたことに応答して前記ターゲット
    装置との間のデータ転送を中断して前記共通バスを解放
    し、(C1)前記マスタ装置は、前記ビジー信号がディ
    アサートされたことに応答して前記データ転送を中断さ
    れた時点から再開する、バス制御方法。
  8. 【請求項8】 前記共通バスの使用権が獲得された時に
    前記ターゲット装置のアドレスを前記共通バスに送出し
    てデータ転送を要求するステップ(D1)、を更に備
    え、 前記ステップ(B1)では、前記ステップ(D1)の要
    求に対して前記ビジー信号がアサートされたことに応答
    して前記マスタ装置と前記ターゲット装置との間のデー
    タ転送を中断して前記共通バスを解放し、 前記ステップ(C1)では、前記ビジー信号がディアサ
    ートされことに応答してデータの送信及び受信を開始さ
    せる、請求項7に記載のバス制御方法。
  9. 【請求項9】 第1及び第2マスタ装置と第1及び第2
    ターゲット装置との間で共通バスを使用してデータ転送
    を行うバス制御方法であって、(A2)前記第1ターゲ
    ット装置は、前記第1マスタ装置からのデータ転送の要
    求に即応できないときはビジー信号をアサートし、(B
    2)前記第1マスタ装置は、前記ビジー信号がアサート
    されたことに応答して前記第1ターゲット装置との間の
    第1データ転送を中断して前記共通バスを解放し、(C
    2)前記第1マスタ装置は、前記ビジー信号がディアサ
    ートされたことに応答して前記第1データ転送を中断さ
    れた時点から再開し、(D2)前記第2マスタ装置は、
    前記共通バスが解放された場合に前記第2ターゲット装
    置との間の第2データ転送を行い、(E2)前記第2マ
    スタ装置は、前記ビジー信号がディアサートされたこと
    に応答して前記第2データ転送を中断する、バス制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第1データ転送と前記第2データ
    転送との優先度を判定するステップ(F2)、を更に備
    え、 前記ステップ(C2)では、前記ビジー信号がディアサ
    ートされた時に、前記ステップ(F2)での判定結果に
    基づいて前記第1データ転送及び前記第2データ転送の
    何れかを行う、請求項9に記載のバス制御方法。
  11. 【請求項11】 前記共通バスの使用権が獲得された時
    に前記第1ターゲット装置のアドレスを前記共通バスに
    送出してデータ転送を要求するステップ(G2)、を更
    に備え、 前記ステップ(B2)では、前記ステップ(G2)の要
    求に対して前記ビジー信号がアサートされたことに応答
    して前記第1データ転送を中断して前記共通バスを解放
    し、 前記ステップ(C2)では、前記ビジー信号がディアサ
    ートされたことに応答してデータの送信及び受信を開始
    する、請求項9又は10に記載のバス制御方法。
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CN114090493A (zh) * 2021-11-29 2022-02-25 深圳市科中云技术有限公司 基于rs485总线的数据传输控制方法以及相关装置

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