JP2001280699A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP2001280699A
JP2001280699A JP2000095941A JP2000095941A JP2001280699A JP 2001280699 A JP2001280699 A JP 2001280699A JP 2000095941 A JP2000095941 A JP 2000095941A JP 2000095941 A JP2000095941 A JP 2000095941A JP 2001280699 A JP2001280699 A JP 2001280699A
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JP
Japan
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temperature
hot water
water supply
bathtub
switch
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JP2000095941A
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English (en)
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Toru Tsuruta
透 鶴田
Masahiro Imoto
正弘 井本
Yoichi Nakamura
陽一 中村
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Toto Ltd
Nihon Yupro Corp
Original Assignee
Toto Ltd
Nihon Yupro Corp
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Publication date
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 わかりやすいスイッチでしかも簡単な操作に
より高温さし湯温度を変更できるようにすることで使い
勝手を向上させ、かつ、子供のいたずらなどで簡単に高
温さし湯温度が変更できないように配慮し、安全に使用
できる加熱装置を提供する。 【解決手段】 高温さし湯中に湯はり温度設定スイッチ
203のアップスイッチ305を所定時間押下(ステッ
プS101)すれば、高温さし湯温度が高温に変更(ス
テップS102)され、変更された温度がリモコン71
の表示部205に表示される(ステップS103)よう
にしたので、安全に配慮しつつ容易に高温さし湯温度の
変更を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を加熱して給湯
する加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、貯湯式の電気温水器は、電力需
要の平準化を目的に電力会社が設定した電気料金制度に
対応するため、電気料金の安い深夜になるとヒーターに
通電して貯湯タンク内の水を加熱するようにしている。
最近では、蛇口やシャワーへの給湯だけでなく、浴槽へ
適温の湯を給湯する湯はり機能を備えたり、さらに、冷
えた浴槽の湯を温めるために高温の湯を浴槽へ給湯する
高温さし湯機能を備えた電気温水器が発売されるように
なった。この種の電気温水器では、湯はりや高温さし湯
を、リモコンのスイッチ操作で簡単に指示することがで
き、湯はり温度もリモコンのスイッチを操作することで
変更できる。また、高温さし湯温度も変更できるように
したものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た高温さし湯温度も変更できるタイプの従来の電気温水
器では、高温さし湯温度を変更する場合、例えば、複数
のスイッチの同時押しなどにより、通常の操作モードか
ら特殊なモード(隠しモード)に切り替えた後に、湯は
り温度を変更するスイッチを操作することでようやく変
更できるというように、複雑な操作が必要とされてい
た。また、このモード切り替えの際に台所を呼出すため
のスイッチを使用するものもあるが、この場合は呼出し
が必要ないのに動作してしまうこともあるなど、使い勝
手の悪いものであった。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、本発明の目的は、わかりやすいスイッチでし
かも簡単な操作により高温さし湯温度を変更できるよう
にすることで使い勝手を向上させ、かつ、子供のいたず
らなどで簡単に高温さし湯温度が変更できないように配
慮し、安全に使用できる加熱装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために請求項1では、浴槽への給湯を制
御する本体制御部と、制御情報を前記本体制御部と通信
するリモコンと、浴槽への適温給湯を前記本体制御部に
指示するための湯はりスイッチ、浴槽への適温給湯温度
を変更するための温度設定スイッチ、および浴槽への高
温給湯を前記本体制御部に指示するための高温さし湯ス
イッチを、前記リモコンに備えた加熱装置において、浴
槽への高温給湯中に、高温給湯温度を前記温度設定スイ
ッチにより変更可能とした。上記発明によれば、通常の
操作モードから隠しモードに切り替えるといった手間を
かけることなく簡単な操作で浴槽への高温給湯温度を変
更することができる。また、この変更の際は、浴槽への
適温給湯温度を変更するための既存の温度設定スイッチ
を使用するため、設定温度変更の際に操作するスイッチ
は共用化されることになり、使用者にとってわかりやす
く、説明書などを見なくても容易に操作できるようにな
る。
【0006】請求項2では、請求項1記載の加熱装置に
おいて、前記温度設定スイッチはアップスイッチとダウ
ンスイッチで構成され、浴槽への高温給湯中に前記アッ
プスイッチを所定時間押下すれば高温給湯温度を高温側
に一段切替え、前記ダウンスイッチを所定時間押下すれ
ば高温給湯温度を低温側に一段切替えるように、前記本
体制御部で制御することとした。上記発明によれば、ス
イッチを通常より長めに押さないと高温給湯温度を変更
できないようにすることにより、子供のいたずらなどに
よって高温給湯温度が簡単に変更されてしまうといった
ことを防止することができる。
【0007】請求項3では、請求項2記載の加熱装置に
おいて、浴槽への高温給湯温度を高温側に切替える場合
に前記アップスイッチを押下するのに必要な所定時間
を、低温側に切替える場合に前記ダウンスイッチを押下
するのに必要な所定時間より長くするように、前記本体
制御部で制御することとした。上記発明によれば、高温
給湯温度を下げる場合に必要なスイッチの押下時間を、
使い勝手を損なわないように短めにすると同時に、高温
給湯温度を上げる場合に必要なスイッチの押下時間を、
子供のいたずらなどによって簡単に高温側に変更されて
しまう危険性を考慮して長めにすることにより、高温給
湯温度の変更の際の使い勝手や安全性に優れる。
【0008】請求項4では、請求項1ないし請求項3記
載の加熱装置において、浴槽への高温給湯を指示された
際の高温給湯開始温度を選択する選択部を前記本体制御
部または前記リモコンに備え、前記選択部は、高温給湯
温度が変更されるまでは最低温値を選択し、変更後は変
更されるたびにその値を最新値として記憶し、以降は最
新値を選択することとした。上記発明によれば、浴槽へ
の高温給湯を前回の高温給湯温度(=最新値)で開始す
るようにしたため、高温給湯を毎回同じ温度で行う場合
は、その都度高温給湯温度を変更する必要がなく、手間
を省くことができる。
【0009】請求項5では、請求項1ないし請求項3記
載の加熱装置において、浴槽への高温給湯を指示された
際の高温給湯開始温度を選択する選択部を前記本体制御
部または前記リモコンに備え、前記選択部は、常に最低
温値を選択することとした。上記発明によれば、浴槽へ
の高温給湯を常に最低温値で開始するようにしたため、
高温給湯温度を高温側に変更した場合、次回の入浴者が
それを知らずに再び高温給湯を指示した際に、不意に熱
いお湯が出て入浴者が不快に感じることを防止できる。
【0010】請求項6では、請求項1ないし請求項5記
載の加熱装置において、前記本体制御部は、高温給湯温
度の設定値が高温側になるほど浴槽への供給熱量を多く
するように制御することとした。上記発明によれば、高
温給湯温度の設定値を上げると浴槽への供給熱量が多く
なるため、浴槽の湯の上昇温度を変更前より大きくで
き、逆に高温給湯温度の設定値を下げると浴槽への供給
熱量が少なくなるため、浴槽の湯の上昇温度を変更前よ
り抑えることができる。よって、浴槽にはられた湯量や
浴槽の湯の温度や好みの入浴温度によって高温給湯温度
を使い分けることができる。
【0011】請求項7では、請求項6記載の加熱装置に
おいて、前記本体制御部は、設定された高温給湯温度に
関わらず、浴槽への高温給湯湯量を略一定にするように
制御することとした。上記発明によれば、高温給湯を指
示された際に、常に一定量の湯を浴槽に供給すればよい
ため制御が容易であり、使用者も、高温給湯に使用する
湯量を予め知っておくことができる。
【0012】請求項8では、請求項1ないし請求項5記
載の加熱装置において、前記本体制御部は、高温給湯温
度の設定値が高温側になるほど浴槽への高温給湯湯量を
少なくするように制御することとした。上記発明によれ
ば、高温給湯温度の設定値を上げると浴槽への高温給湯
湯量が少なくなるため、早く浴槽の湯を上昇させたいと
きに高温給湯温度を高温側に変更しても、浴槽の湯を熱
くしすぎないようにすることができる。
【0013】請求項9では、請求項8記載の加熱装置に
おいて、前記本体制御部は、設定された高温給湯温度に
関わらず、浴槽への供給熱量を略一定にするように制御
することとした。上記発明によれば、高温給湯を指示さ
れた際に、常に一定の熱量を浴槽に供給すればよいため
制御が容易であり、またこのとき、浴槽内の湯量がほぼ
一定であれば浴槽内の湯温の上昇温度もほぼ一定である
ため、使用者も、高温給湯を指示した際に予測される上
昇温度を予め知っておくことができる。
【0014】請求項10では、請求項1ないし請求項9
記載の加熱装置において、前記リモコンに、音声発生部
を備え、前記音声発生部は、浴槽への高温給湯温度が変
更された場合はその旨を音声で報知することとした。上
記発明によれば、高温給湯温度が変更された場合はその
旨を音声で報知するため、高温給湯温度が変更されたこ
とを、視覚的な確認が困難な方でも聴覚的に確認するこ
とができ、安全に使用できる。
【0015】請求項11では、請求項1ないし請求項1
0記載の加熱装置において、前記リモコンに、浴槽への
適温給湯温度を表示する温度表示部を備え、前記温度表
示部は、浴槽への高温給湯中は高温給湯温度を表示する
こととした。上記発明によれば、適温給湯温度を表示す
る温度表示部に、高温給湯中は高温給湯温度を表示する
ため、高温給湯温度を確認できることにより安全に使用
でき、また、表示部を兼用することにより表示部をコン
パクトにでき、コストも抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態に於ける加熱
装置の構成図である。
【0018】まず、給水源からの水は減圧弁1で減圧さ
れ、減圧弁1の下流で給水管2とバイパス管3とに分岐
される。バイパス管3は下流の給湯混合比調整弁46A
に通じており、給水温度を検出する給水温度センサー4
1、断水時など配管内に負圧が生じた際に負圧をキャン
セルするためのバキュームブレーカー51を備えてい
る。給水管2は加熱部31に通じており、加熱部31は
貯湯タンク32、下部ヒーター33、タンク温度センサ
ー37から構成されている。貯湯タンク32内の水は下
部ヒーター33によりタンク温度センサー37の検出温
度が高温になるように加熱される。さらに、貯湯タンク
32の下部には排水バルブ36を備える。また、貯湯タ
ンク32の上部には貯湯タンク32内の水の加熱時に発
生する膨張水を逃すための安全弁35を備える。
【0019】ステッピングモーターにより駆動される給
湯混合比調整弁46Aでは、バイパス管3からの水と高
温給湯管4からの高温水を混合し、適温の湯が給湯管8
へ供給される。給湯管8には給湯温度を検出するための
給湯温度センサー43A、給湯管8への湯の供給を検出
するための給湯検出手段である給湯流量センサー44を
備えている。さらに高温給湯管4には加熱部31から供
給される高温の湯の温度を検出するための高温水温度セ
ンサー42を備えている。
【0020】高温給湯管4から分岐した湯はり高温給湯
管5は、高温水の供給を開始/停止するための第一電磁
弁22を介して湯はり混合比調整弁46Bに通じてい
る。一方、バイパス管3からバキュームブレーカー51
の下流で分岐した湯はりバイパス管7は、水の供給を開
始/停止するための第二電磁弁23を介して湯はり混合
比調整弁46Bに通じている。
【0021】ステッピングモーターにより駆動される湯
はり混合比調整弁46Bでは、湯はりバイパス管7から
の水と湯はり高温給湯管5からの高温水を混合し、高温
水、適温の湯のいずれかが湯はり給湯管9へ供給され
る。湯はり給湯管9には、湯はり温度を検出するための
湯はり温度センサー43Bと湯はり給湯管9へ供給され
る湯はり流量を検出するための湯はり流量センサー45
および浴槽62からの逆流防止のため逆止弁52,53
を備えている。湯はり給湯管9はさらに浴槽62の壁面
に取り付けられたアダプター61に通じている。
【0022】また、電気温水器100は本体制御部70
を備えている。本体制御部70は、給水温度センサー4
1と高温水温度センサー42と給湯温度センサー43A
と給湯流量センサー44と湯はり温度センサー43Bと
湯はり流量センサー45等の検出信号およびリモコン7
1からの運転指示に基づき給湯混合比調整弁46Aと湯
はり混合比調整弁46Bと第一電磁弁22と第二電磁弁
23等を制御する給湯・湯はり制御部93、タンク温度
センサー37の検出温度とリモコン71からの運転指示
と後述するリモコン71で設定した現在時刻に基づき下
部ヒーター33を制御するヒーター制御部94、通信線
73を通じてリモコン71と相互通信するための本体通
信手段95を備える。
【0023】また、リモコン71は、浴槽62へ湯はり
する際にオン操作する湯はりスイッチ301と浴槽62
内に高温水を供給する際にオン操作する高温さし湯スイ
ッチ302とを備えた湯はり操作部201、給湯管8を
介して蛇口やシャワーに供給するお湯の温度をアップさ
せるアップスイッチ303とダウンさせるダウンスイッ
チ304とを備えた給湯温度設定スイッチ202、浴槽
62へ湯はりする適温給湯温度と浴槽62へ高温給湯す
る高温さし湯温度とをそれぞれアップさせるアップスイ
ッチ305と同じくそれぞれダウンさせるダウンスイッ
チ306とを備えた湯はり温度設定スイッチ203、現
在時刻を設定し計時する時計機能部204、リモコン7
1で設定された給湯設定温度や湯はり設定温度などを表
示する表示部205、湯はりスイッチ301をオン操作
したときや湯はり温度スイッチ203を操作したときな
どに湯はりの開始や湯はり温度を変更された旨を音声で
報知する音声発生部206、高温さし湯スイッチ302
が操作された際の高温給湯開始温度として高温(例えば
90℃)と低温(70℃)のいずれかを選択する選択部
207、通信線73を通じて湯はり操作部201の運転
指示情報や電気温水器100からの運転情報などを本体
制御部70と相互通信するための通信手段208を備え
ている。
【0024】上記の構成により、リモコン71の時計機
能部201で計時されている現在時刻が深夜(通常23
時から翌日の7時までの間)であることを認識すると、
本体制御部70のヒーター制御部94が下部ヒーター3
3に通電を指令し、貯湯タンク32内の水を深夜電力に
よりタンク温度センサー37が所定温度(例えば90
℃)を検知するまで沸き上げる。
【0025】電気温水器100から外部配管を介して接
続された給湯栓が開けられると、沸上がった貯湯タンク
32内のお湯が吐水される。吐水される湯の温度は給湯
温度設定スイッチ202のアップスイッチ303とダウ
ンスイッチ304で例えば35℃から60℃の範囲で用
途や好みに応じて設定できるようにしてある。
【0026】貯湯タンク32内のお湯を浴槽62への湯
はり用に使用する場合は、湯はりスイッチ301をオン
操作する。このときの湯はり温度は、湯はり温度設定ス
イッチ203のアップスイッチ305とダウンスイッチ
306で例えば35℃から48℃の範囲で好みに応じて
設定できるようにしてある。
【0027】貯湯タンク32内のお湯を浴槽62への高
温さし湯用に使用する場合は、高温さし湯スイッチ30
2をオン操作する。このときの高温さし湯温度は、高温
さし湯中に湯はり温度設定スイッチ203のアップスイ
ッチ305とダウンスイッチ306で高温(例えば90
℃)と低温(例えば70℃)のいずれかを好みに応じて
設定できるようにしてある。すなわち、湯はり温度設定
スイッチ203は、通常は湯はり温度の変更ができ、高
温さし湯中は高温さし湯温度の変更ができる。
【0028】ここで、高温さし湯動作について、図3の
フローチャートに基づいて説明する。図2はリモコン7
1の平面図、図4は表示部205の適温給湯温度表示
例、図5は表示部205の高温給湯温度表示例を示す。
【0029】まずステップS1で、高温さし湯スイッチ
302を押下してない状態のときは、図4に示すよう
に、設定されている給湯温度を表示部205の給湯温度
表示部501に表示し、設定されている湯はり温度を表
示部205のふろ温度表示部502に表示している。ス
テップS1で高温さし湯スイッチ302を押下するとス
テップS2に進み、記憶されている高温か低温のいずれ
かの前回の高温さし湯温度(=最新値)が、高温さし湯
開始温度として選択部207により選択される。その
際、高温さし湯温度が通電開始後一度も変更されていな
い場合は、低温が選択されるようにする。なお、安全性
に配慮して、高温さし湯開始温度は常に低温が選択され
るようし、前回の高温さし湯温度を記憶しないように制
御してもよい。
【0030】続いてステップS3に進み、ステップS2
で選択した高温さし湯開始温度を図5に示すようにふろ
温度表示部502に表示するとともに、音声発生部20
6により高温さし湯開始を報知する確認音とメッセージ
(例えば「ポン 高温さし湯を開始します」)を発生さ
せ、ステップS4では、ステップS2で選択した高温さ
し湯開始温度で高温さし湯を開始する。なお、高温さし
湯中は、ランプ402が点灯し、高温さし湯中であるこ
とを報知する。
【0031】続いてステップS5に進み、所定量(例え
ば20リットル)の湯の高温さし湯を終えると、ステッ
プS6で高温さし湯が終了し、ステップS7で、ふろ温
度表示部502は図4に示すような湯はり温度表示に戻
るとともに、音声発生部206により高温さし湯終了を
報知するお知らせ音とメッセージ(例えば「ピンポーン
高温さし湯が終わりました」)を発生させる。
【0032】なお、本実施例では高温さし湯する湯量を
一定(20リットル)としたが、高温さし湯温度が高い
場合には湯量を少なめに、逆に低い場合には湯量を多め
にするように制御してもよい。例えば、高温さし湯温度
が高温(90℃)に設定されているときは20リット
ル、低温(70℃)に設定されているときは25リット
ルをさし湯するように制御する。この場合は、浴槽への
供給熱量がほぼ一定になり、浴槽内の湯量がほぼ一定で
あれば浴槽内の湯温の上昇温度もほぼ一定となる。この
例に限らず、高温さし湯温度を高く設定した場合にさし
湯する湯量を少なめにするように制御すれば、高温さし
湯温度を高く変更して早く浴槽の湯を上昇させたい場合
でも、浴槽の湯が熱くなりすぎない。
【0033】次に、高温さし湯温度の変更動作につい
て、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0034】まずステップS101で、高温さし湯中に
湯はり温度設定スイッチ203のアップスイッチ305
を所定時間(例えば2秒)押下すると、ステップS10
2に進み、そうでなければステップS104に進む。ス
テップS102では、現在の高温さし湯温度が低温の場
合は高温に変更し、ステップS103に進む。ステップ
S103では、ステップS102で高温に変更した場合
は、変更した高温さし湯温度を表示部205のふろ温度
表示部502に表示するとともに、音声発生部206に
より変更された旨を確認音とメッセージ(例えば「ポン
温度が変更されました」)で報知する。
【0035】一方ステップS104で、高温さし湯中に
湯はり温度設定スイッチ203のダウンスイッチ306
を所定時間(例えば2秒)押下すると、ステップS10
5に進む。ステップS105では、現在の高温さし湯温
度が高温の場合は低温に変更し、ステップS106に進
む。ステップS106では、ステップS105で低温に
変更した場合は、変更した高温さし湯温度を表示部20
5のふろ温度表示部502に表示するとともに、音声発
生部206により変更された旨を確認音とメッセージ
(例えば「ポン 温度が変更されました」)で報知す
る。
【0036】なお、高温さし湯温度を高温に変更するの
に比べ、低温に変更するほうは危険度が低いため、使い
勝手に配慮し、低温に変更する場合に必要なダウンスイ
ッチ304の押下時間を、高温に変更する場合に必要な
アップスイッチ303の押下時間(例えば2秒)より短
め(例えば0.1秒)に設定してもよい。
【0037】以上のように、高温さし湯温度の変更は、
既存の湯はり温度を変更するスイッチを使用し、しかも
スイッチの2秒程度の押下で行なえるため使い勝手がよ
く、かつ、子供のいたずらなどで簡単に高温さし湯温度
が変更できないように配慮し、さらに、高温さし湯中に
高温さし湯温度をリモコンに表示することにより安全に
使用できる。
【0038】なお、本実施例においては、高温さし湯温
度を高温(例えば90℃)と低温(例えば70℃)の2
種類としているが、3種類もしくはそれ以上の温度が設
定できるようにしてもよい。
【0039】また、リモコン71の各表示部は蛍光表示
管の他、液晶や発光ダイオード等による表示などさまざ
まな方法が考えられる。また、リモコン71にメッセー
ジ表示部を備え、スイッチを操作したときなどのメッセ
ージを表示させてもよい。
【0040】また、本実施例においては電気温水器とし
たがガスや石油給湯機、またはヒートポンプや太陽熱温
水器を組合せたものにも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に於ける加熱装置の構成
【図2】 同加熱装置のリモコン71の平面図
【図3】 同加熱装置の高温さし湯動作のフローチャー
【図4】 リモコン71の表示部205の適温給湯温度
表示例
【図5】 リモコン71の表示部205の高温給湯温度
表示例
【図6】 同加熱装置の高温さし湯温度の変更動作のフ
ローチャート
【符号の説明】
1…減圧弁 2…給水管 3…バイパス管 4…高温給湯管 5…湯はり高温給湯管 7…湯はりバイパス管 8…給湯管 9…湯はり給湯管 22…第一電磁弁 23…第二電磁弁 31…加熱部 32…貯湯タンク 33…下部ヒーター 35…安全弁 36…排水バルブ 37…タンク温度センサー 41…給水温度センサー 42…高温水温度センサー 43A…給湯温度センサー 43B…湯はり温度センサー 44…給湯流量センサー 45…湯はり流量センサー 46A…給湯混合比調整弁 46B…湯はり混合比調整弁 51…バキュームブレーカー 52…逆止弁 53…逆止弁 61…アダプター 62…浴槽 70…本体制御部 71…リモコン 73…通信線 93…給湯・湯はり制御部 94…ヒーター制御部 95…本体通信手段 100…電気温水器 201…湯はり操作部 202…給湯温度設定スイッチ 203…湯はり温度設定スイッチ 204…時計機能部 205…表示部 206…音声発生部 207…選択部 208…通信手段 301…湯はりスイッチ 302…高温さし湯スイッチ 303、305…アップスイッチ 304、306…ダウンスイッチ 402…ランプ 501…給湯温度表示部 502…ふろ温度表示部
フロントページの続き (72)発明者 中村 陽一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽への給湯を制御する本体制御部と、制
    御情報を前記本体制御部と通信するリモコンと、浴槽へ
    の適温給湯を前記本体制御部に指示するための湯はりス
    イッチ、浴槽への適温給湯温度を変更するための温度設
    定スイッチ、および浴槽への高温給湯を前記本体制御部
    に指示するための高温さし湯スイッチを、前記リモコン
    に備えた加熱装置において、浴槽への高温給湯中に、高
    温給湯温度を前記温度設定スイッチにより変更可能とし
    たことを特徴とした加熱装置。
  2. 【請求項2】前記温度設定スイッチはアップスイッチと
    ダウンスイッチで構成され、浴槽への高温給湯中に前記
    アップスイッチを所定時間押下すれば高温給湯温度を高
    温側に一段切替え、前記ダウンスイッチを所定時間押下
    すれば高温給湯温度を低温側に一段切替えるように、前
    記本体制御部で制御することを特徴とした請求項1記載
    の加熱装置。
  3. 【請求項3】浴槽への高温給湯温度を高温側に切替える
    場合に前記アップスイッチを押下するのに必要な所定時
    間を、低温側に切替える場合に前記ダウンスイッチを押
    下するのに必要な所定時間より長くするように、前記本
    体制御部で制御することを特徴とした請求項2記載の加
    熱装置。
  4. 【請求項4】浴槽への高温給湯を指示された際の高温給
    湯開始温度を選択する選択部を前記本体制御部または前
    記リモコンに備え、前記選択部は、高温給湯温度が変更
    されるまでは最低温値を選択し、変更後は変更されるた
    びにその値を最新値として記憶し、以降は最新値を選択
    することを特徴とした請求項1ないし請求項3記載の加
    熱装置。
  5. 【請求項5】浴槽への高温給湯を指示された際の高温給
    湯開始温度を選択する選択部を前記本体制御部または前
    記リモコンに備え、前記選択部は、常に最低温値を選択
    することを特徴とした請求項1ないし請求項3記載の加
    熱装置。
  6. 【請求項6】前記本体制御部は、高温給湯温度の設定値
    が高温側になるほど浴槽への供給熱量を多くするように
    制御することを特徴とした請求項1ないし請求項5記載
    の加熱装置。
  7. 【請求項7】前記本体制御部は、設定された高温給湯温
    度に関わらず、浴槽への高温給湯湯量を略一定にするよ
    うに制御することを特徴とした請求項6記載の加熱装
    置。
  8. 【請求項8】前記本体制御部は、高温給湯温度の設定値
    が高温側になるほど浴槽への高温給湯湯量を少なくする
    ように制御することを特徴とした請求項1ないし請求項
    5記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】前記本体制御部は、設定された高温給湯温
    度に関わらず、浴槽への供給熱量を略一定にするように
    制御することを特徴とした請求項8記載の加熱装置。
  10. 【請求項10】前記リモコンに、音声発生部を備え、前
    記音声発生部は、浴槽への高温給湯温度が変更された場
    合はその旨を音声で報知することを特徴とした請求項1
    ないし請求項9記載の加熱装置。
  11. 【請求項11】前記リモコンに、浴槽への適温給湯温度
    を表示する温度表示部を備え、前記温度表示部は、浴槽
    への高温給湯中は高温給湯温度を表示することを特徴と
    した請求項1ないし請求項10記載の加熱装置。
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