JP2001280530A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JP2001280530A
JP2001280530A JP2000089396A JP2000089396A JP2001280530A JP 2001280530 A JP2001280530 A JP 2001280530A JP 2000089396 A JP2000089396 A JP 2000089396A JP 2000089396 A JP2000089396 A JP 2000089396A JP 2001280530 A JP2001280530 A JP 2001280530A
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JP
Japan
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sleeve
yoke
valve device
magnetic
fixed
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JP2000089396A
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English (en)
Inventor
Atsushi Funakawa
淳 船川
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部品の寸法精度を高めることなく可動部材
のストローク精度を確保し、且つ低コストな電磁弁装置
を提供すること 【解決手段】 スリーブ71の外周部に半径方向突出部
73を設け、スリーブ71の開口端部を固定部材41に
当接させるとともに、半径方向突出部73をヨーク81
に当接させることにより、スリーブ71が固定部材41
とヨーク81との間に挟持固定されて位置決めされる電
磁弁装置30とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルへの通電に
よって流体の流通を制御する電磁弁装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁装置としては、特開平8−
93948号公報に開示されるものがあり、図4にその
断面図を示す。このものは、ボビン11に巻回されたソ
レノイドコイル13と、ソレノイドコイル13内に配設
され内部に流体通路を備え外周に溝部15を備える磁性
体の固定部材16と、固定部材16の弁座17と対向し
てソレノイドコイル13の内側にスリーブ18を介して
摺動可能に配設された磁性体の可動部材20と、ソレノ
イドコイル13の外側に形成されるホルダ部21と固定
部材16の溝部15に嵌め込まれる鍔部22とを一体に
備える磁性体からなるケース23と、ホルダ部21と可
動部材20との間に配設されたヨーク26と、スリーブ
18に当接するとともにケース23にカシメ固定される
ストッパプレート25と、ボビン11の側面とヨーク2
6との間に配置されるウェーブワッシャ29とを備える
電磁弁装置である。
【0003】上記従来例によれば、歩留まり悪化につな
がる固定部材16のフランジを廃止して溝部を設け、こ
の溝部をケースに嵌め込むことにより、固定部材16の
歩留まりが向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、流体の流通制御の精度を決定する可動部材の
ストローク精度が、固定部材、ケース、ストッパプレー
ト、スリーブそれぞれの寸法精度の積み重ねとなる。そ
の結果、所期の性能を確保するためには、ストローク量
のばらつき範囲をできるだけ狭めるべく各部品の寸法精
度を高めたり、コイルの通電時の出力に余裕を与えなけ
ればならず、これによって大型化やコスト高となってい
た。
【0005】本発明は、各部品の寸法精度を高めること
なく可動部材のストローク精度を確保し、且つ低コスト
な電磁弁装置を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、請求項1に記載のように、ボビンに巻回され
たソレノイドコイルと、前記ソレノイドコイル内に配設
されていて内部に流体通路を備えるととともに外周に溝
部を備える磁性体の固定部材と、前記固定部材に嵌挿さ
れる非磁性体のスリーブと、前記スリーブ内に摺動自在
に配設されるとともに前記固定部材の弁座と当接または
離間して流体の流通を制御する非磁性体の弁体を有する
磁性体の可動部材と、前記ソレノイドコイルの外側に配
置されるホルダ部と前記固定部材の溝部が嵌め込まれる
鍔部とが一体に設けられた磁性体からなるケースと、前
記ホルダ部と前記可動部材との間に配設された磁性体の
ヨークとを備えた電磁弁装置において、前記スリーブ
は、外周部に半径方向突出部を有する有底中空円筒であ
り、前記スリーブの開口端部が前記固定部材に当接する
とともに前記半径方向突出部が前記ヨークに当接するこ
とにより、前記スリーブは、前記固定部材と前記ヨーク
との間に挟持固定されて位置決めされることを特徴とす
る電磁弁装置を構成した。
【0007】請求項1の発明によれば、可動部材のスト
ローク精度は、固定部材のスリーブ当接部分の精度とス
リーブの深さ精度のみで決定される。このため、寸法精
度の積み重ねが最小限に抑えられ、可動部材のストロー
ク精度が高精度に確保される。
【0008】また、ボビンとヨークとの間に配置される
ウェーブワッシャと、ストッパプレートが不要となり、
部品点数が減って低コストな電磁弁装置となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電磁弁装置
の実施形態について、図面に基いて説明する。
【0010】図1乃至図3に、本発明の実施例を示す。
本実施例の電磁弁装置としては、コネクタ端子を一体的
に備える電磁弁装置とする。
【0011】図1は、電磁弁装置が閉弁のときの断面図
であり、図2は、本発明の主要部分であるスリーブの斜
視図を示している。また、図3は、本発明の電磁弁装置
がオートマティックトランスミッションの油圧制御装置
に適用されされる際のシステム図を示す。
【0012】本実施例において電磁弁装置30は、樹脂
製のボビン31に巻回されたソレノイドコイル33と、
ソレノイドコイル33内図示左側に挿入されて内部を貫
通する入力ポート(流体通路)42を備えるととともに
外周に沿って全周に刻まれた溝部43と図示左側に形成
された弁座44とを備える固定部材41と、ボビン31
内図示右側にあってその開口端部が固定部材41に嵌挿
される非磁性体からなるスリーブ71と、スリーブ71
内に摺動自在に配設されるとともに固定部材41の弁座
44と当接または離間して流体の流通を制御する非磁性
体の弁体52を有する磁性体の可動部材51と、ソレノ
イドコイル33の外側に配置されるホルダ部63と固定
部材41の溝部43が嵌め込まれる鍔部62とが一体に
設けられた磁性体からなるケース61と、ホルダ部63
と可動部材51との間に配設された磁性体のヨーク81
とから構成される。
【0013】スリーブは71は、有底中空円筒形であ
り、その底部には出力ポート72を有する。また、外周
部には、数箇所にストッパ部(半径方向突出部)73が設
けられている。スリーブは71は、その開口端部が固定
部材41に当接するとともに、ストッパ部73がヨーク
81と当接することにより、スリーブ71の軸方向の位
置決めがなされる。図2に示すように、ストッパ部73
は、外周部を隆起させた突起形状でもよいが、有底中空
円筒の外周部に中空円盤状のプレートを圧入、接着、溶
接等によって固定して構成してもよい。
【0014】また、ケース61の端部64がカシメられ
てヨークが固定されるときに、ストッパ部73は、ヨー
ク81とボビン31との間に同時に挟持される。このと
き、カシメによる大きな力がボビン31の側面に加わる
ことを防止するとともに、ケース61、ボビン31、ス
トッパ部73、ヨーク81の間にガタが生じないよう
に、ストッパ部73には、ばね作用が付与されている。
すなわち、カシメによってヨーク81が図示左方向に押
圧されると、ストッパ部73がボビン31の側面に当接
しながら図示右方向に撓み、ボビン31の側面が過大な
力を受けることなく部品間のガタ詰めが行なわれる。な
お、ホルダ部63とスリーブ71との間に配設されたヨ
ーク81は、ホルダ部63と可動部材53との間の磁気
の受け渡しを行なっている。
【0015】本実施例の構成によれば、可動部材51の
ストローク精度は、固定部材41のスリーブ71当接部
分の精度とスリーブ71の深さ精度のみで決定される。
このため、寸法精度の積み重ねが最小限に抑えられ、可
動部材41のストローク精度が高精度に確保される。
【0016】また、ボビン31とヨーク81との間に配
置されるウェーブワッシャと、ストッパプレートが不要
となり、部品点数が減って低コストな電磁弁装置とな
る。
【0017】次に、本実施例の作用の説明をする。電磁
弁装置31は、固定部材41からケース61、ケース6
1からヨーク81、ヨーク81からスリーブ71を介し
て可動部材51、可動部材51から弁体52を介して固
定部材41へと磁気回路を形成している。
【0018】ソレノイドコイル33が励磁されると、磁
気吸引力により可動部材51が固定部材に吸引され(図
1の状態)、弁体52が弁座44に着座して流体の流通
が遮断される。
【0019】本実施例にかかる電磁弁装置を、オートマ
ティックトランスミッションの油圧制御装置に適用した
例が図3に示されている。実線の矢印は、ソレノイドコ
イル33が励磁された場合の作動流体の流れを表わす。
すなわち、ソレノイドコイル33の励磁による磁気吸引
力により可動部材51が固定部材に吸引されて、弁体5
2が弁座44に着座して流体の流通が遮断されるととも
に、昇圧された作動流体が制御対象であるシフトバルブ
に流入する。
【0020】ソレノイドコイル33への通電が中止され
ると、磁気吸引力も消滅し、油圧によって弁体52が図
中右方向に押圧されて弁座44から離間する。このと
き、作動流体は、可動部材51に設けられた流体貫通孔
54を介して破線の矢印で示される方向に流れる。な
お、スリーブ71の底部には、出力ポート72が設けら
れていて、弁体52が弁座44から離間した場合には、
作動流体がこの出力ポート72を経由して油圧回路のリ
ザーバ側へドレンされる。
【0021】ここで、可動部材51の図中右方向の移動
時において、弁体52が非磁性体であるので、弁体52
は、固定部材41との間で残留磁気の影響を受けない。
したがって、作動流体の圧力は、弁体52を介して可動
部材51に伝達され、常に水平方向の力となって可動部
材を押圧するため、可動部材51がスリーブ71内を円
滑に摺動することができる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、各部品の寸法精度を高めることなく可動部材のスト
ローク精度を確保し、且つ低コストな電磁弁装置を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる電磁弁装置の断面
図。
【図2】図1のスリーブの拡大斜視図。
【図3】本発明の一実施例にかかる電磁弁装置が、オー
トマティックトランスミッションの油圧制御装置に適用
された場合のシステム図。
【図4】従来の電磁弁装置の断面図。
【符号の説明】
30 電磁弁装置 31 ボビン 33 ソレノイドコイル 41 固定部材 42 入力ポート(流体通路) 43 溝部 44 弁座 51 可動部材 52 弁体 61 ケース 62 鍔部 63 ホルダ部 71 スリーブ 73 ストッパ部(半径方向突出部) 81 ヨーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに巻回されたソレノイドコイル
    と、前記ソレノイドコイル内に配設されていて内部に流
    体通路を備えるととともに外周に溝部を備える磁性体の
    固定部材と、前記固定部材に嵌挿される非磁性体のスリ
    ーブと、前記スリーブ内に摺動自在に配設されるととも
    に前記固定部材の弁座と当接または離間して流体の流通
    を制御する非磁性体の弁体を有する磁性体の可動部材
    と、前記ソレノイドコイルの外側に配置されるホルダ部
    と前記固定部材の溝部が嵌め込まれる鍔部とが一体に設
    けられた磁性体からなるケースと、前記ホルダ部と前記
    可動部材との間に配設された磁性体のヨークとを備えた
    電磁弁装置において、前記スリーブは、外周部に半径方
    向突出部を有する有底中空円筒であり、前記スリーブの
    開口端部が前記固定部材に当接するとともに前記半径方
    向突出部が前記ヨークに当接することにより、前記スリ
    ーブは、前記固定部材と前記ヨークとの間に挟持固定さ
    れて位置決めされることを特徴とする電磁弁装置。
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