JP2001279849A - ガラス板の支持構造 - Google Patents

ガラス板の支持構造

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JP2001279849A
JP2001279849A JP2000091841A JP2000091841A JP2001279849A JP 2001279849 A JP2001279849 A JP 2001279849A JP 2000091841 A JP2000091841 A JP 2000091841A JP 2000091841 A JP2000091841 A JP 2000091841A JP 2001279849 A JP2001279849 A JP 2001279849A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス板の隅部穿孔部または目地部を支持金具
で挟持して支持する。 【解決手段】立設する複数枚のガラス板を上下左右に並
設し、該ガラス板のコーナー突合わせ部を両面より支持
金具によって締付支持する構造において、並設した面ガ
ラスの垂直目地部の室内側に立設した構造支柱に設けた
突設部材によって、ガラス板のコーナー部に設けた支持
金具を支持固定し、前記構造支柱に固着した取付部材に
軸支した連結部材によって、面ガラスの水平方向目地に
沿って両方向に面ガラスと略同一幅に設けたリブガラス
板を位置調整自在に連結支持し、該リブガラス板の反構
造支柱側の先端部に軸支し、該先端部に近接する面ガラ
ス用の支持金具間を連結する支持桿と、前記リブガラス
の上下位置にある各先端部同士を連結するバランスロッ
ドと、該バランスロッドと面ガラス間に配置され上下位
置関係にある支持金具同士を夫々吊下ロッドにて連結固
定し、バランスロッドと吊下ロッドを上下部のフレーム
に支持固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板のコーナ
ー穿孔部またはコーナー目地部を支持金具で締付挟持し
て支持するガラス板の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の取付工法としては、各種の工
法が知られており、並設した複数枚の面ガラスの縦目地
部にリブガラスを立設させたガラスリブ工法、あるい
は、サッシフレームを表に出さず構造用シーリング材で
ガラスを接着固定するSSG工法等の他、フレ−ムレス
なガラススクリ−ンを構成する工法としては、ガラス板
の四隅に設けた穿孔部を支持金具で支持する点支持工法
や、ガラス板間の縦横の目地部を利用してガラス板を金
具で挟持して支持する点支持工法等が現在良く知られて
おり、近年注目されている。
【0003】前記ガラスに孔明けするタイプの点支持工
法は、ガラス板の四隅部に穿設部を設け、立設する構造
支柱等に固着のロッド等にX字状やH字状に延びるアー
ムを備えた支持金具を取り付け、該アーム先端に設けた
支持部材によってガラス板のコーナー部を支持するもの
である。
【0004】また、ガラス板の四隅部に孔を明けないで
ガラス板を支持する構造として、例えば、特開平9−3
17072号公報に示されるものでは、面一に上下左右
に配設された4枚の矩形の板状部材のなす十字目地部の
上側の左右の板状部材を、支持棒を介在させて外部支持
部材及び内部支持部材により挟持して支持する板状部材
支持構造において、上側の左右の板状部材は、上記十字
目地部の近傍において、それぞれ別々の支持棒により、
それぞれ別々の載置部材を介在させて支持されており、
かつ載置部材は外部支持部材に対して回動可能に取り付
けられている板状部材支持構造が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記リブガラス板を用
いてガラススクリーンを形成する場合においては、通常
ガラス板1枚分の高さまでに限定され、ガラス板を横方
向に並設するのみであったので、大面積のガラススクリ
ーンを形成するのは困難であった。
【0006】また、前記ガラスの隅部に孔明けするタイ
プの点支持工法では、ガラス板を縦横に複数枚並設でき
るので、大面積のガラススクリーンを形成できるが、ガ
ラス板の四隅に精度良く孔明け加工を必要とするもので
あった。
【0007】一方、ガラス板に穴を明けないタイプの点
支持工法として、特開平9−317072号公報に示さ
れるものは、4枚のガラスの隅部の突き合わせ部分であ
る十字状の目地部に金物を設け、十字状の目地部の上側
2枚のガラスの下辺を金物のボルト状部分で支持するも
のであって、ガラス板は四ふっ化エチレン樹脂(PTF
E、商品名、テフロン)等の樹脂製のワッシャーで上下
左右にスライド移動自在であり、ガラス板を両端隅部の
支持金物によって支持するだけであるので、ガラス板の
落下防止や面外方向からの風圧荷重を防ぐために支持金
物はそれぞれすべて自立する構造支柱に連結せざるを得
ず、ガラス板の縦目地位置のすべてに構造支柱を立設し
なければならず、美観を損なうものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点の
解決を図る、すなわち大面積のガラススクリーンを形成
することができ、ガラス板の支持を確実とし、ガラス板
の自重や面外方向の荷重等に対しても強度を低下させる
ことがなく、また、立設する構造支柱の数を少なくして
美観を損なわないようにしたガラス板の支持構造の提供
を目的とするものである。
【0009】すなわち本発明は、立設する複数枚のガラ
ス板を上下左右に並設し、該ガラス板のコーナー突合わ
せ部を両面より支持金具によって締付支持する支持構造
において、並設した面ガラスの垂直目地部の室内側に立
設した構造支柱に設けた突設部材によって、ガラス板の
コーナー部に設けた支持金具を支持固定し、前記構造支
柱に固着した取付部材に軸支した連結部材によって、面
ガラスの水平方向目地に沿って両方向に面ガラスと略同
一幅に設けたリブガラス板を位置調整自在に連結支持
し、該リブガラス板の反構造支柱側の先端部に軸支し、
該先端部に近接する面ガラス用の支持金具間を連結する
支持桿と、前記リブガラスの上下位置にある各先端部同
士を連結するバランスロッドと、該バランスロッドと面
ガラス間に配置され上下位置関係にある支持金具同士を
夫々吊下ロッドにて連結固定し、前記バランスロッドと
吊下ロッドを上部及び下部のフレームによって支持固定
したことを特徴とするガラス板の支持構造である。
【0010】あるいは本発明は、前記並設したガラス板
のコーナー部の十字状目地部を支持する支持構造が、目
地幅より幅広の前面板材と裏面板材によってガラス板の
両面より緩衝材を介して挟持し、目地に挿入したボルト
とナットの螺合によって両板材を締付固定させたことを
特徴とする上述のガラス板の支持構造である。
【0011】あるいはまた、本発明は、上述の前面板材
が目地幅より幅広で、該前面板材の目地側の面に雌ねじ
部を有する突起部を有し、裏面板材に設けた穿孔部より
挿入したボルトを前面板材の雌ねじ部と螺合させてガラ
ス板を締め付け、水平目地より上部側の相隣る2枚のガ
ラス板の突き合わせコーナー部の両下端面に跨って緩衝
材を介して当接支持するガラス受部材を前記裏面板材の
水平目地部位置に設けたことを特徴とする上述のガラス
板の支持構造である。
【0012】あるいはまた、本発明は、前記並設したガ
ラス板のコーナー部の両面より挟持する板状材のボルト
がガラス板に当接しないように、コーナー部の一部に切
欠部を設けたことを特徴とする上述のガラス板の支持構
造である。
【0013】あるいはさらに、本発明は、前記ガラス板
の各隅部に設けた穿孔部を緩衝材を介してボルトとナッ
トで螺合締付する締付具を、目地部に設けたX字状、H
字状、V字状、I字状等の支持金具によって突き合わせ
コーナー部を同時に支持するようにしたことを特徴とす
る上述のガラス板の支持構造である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、図5に示すように、立設す
る複数枚のガラス板G、G・・を上下左右に並設し、該
ガラス板G、G・・の垂直目地部12の室内側には所定
の間隔をおいて構造支柱20を立設する。
【0015】複数本の構造支柱20、20・・の上端間
は上部フレーム61によって連結固定する。
【0016】該構造支柱20の側面には剛性の突設部材
21が設けられており、該突設部材21の先端が前記並
設したガラス板G、G・・の十字状の目地12位置とな
るように配設されており、面ガラスGのコーナー突き合
わせ両面より締付挟持する支持金具1に連結固定されて
いる。
【0017】また、図1に示すように、前記構造支柱2
0の突設部材21近傍に固着した取付部材22に軸支し
た連結部材23、23によって、面ガラスGの水平方向
の目地12に沿って構造支柱20を中心として左右両方
向に面ガラスGの幅と略同一幅のリブガラス板30、3
0を位置や角度を調整自在に連結し、水平姿勢で支持す
る。
【0018】前記リブガラス板30、30の反構造支柱
20側の先端部に設けた穿孔部31に、支持桿42を軸
支し、該穿孔部31に最も近接した位置にある面ガラス
G、Gの目地部12に設けた支持金具1間を前記支持桿
42で連結させる。
【0019】また、図2に示すように、前記リブガラス
板30の上下位置関係にある同じくリブガラス板30の
先端部同士は接続金具41、接続部材47等の螺合によ
ってバランスロッド40で連結され、最上段位置のバラ
ンスロッド40の上端側は上部フレーム61によって吊
り下げ固定され、最下段位置のバランスロッド40の下
端側は下部フレーム62に取付固定され、それぞれ接続
金具41の螺合調整等によって所定の張力が付与されて
いる。
【0020】図2に示すように、前記リブガラス板30
の両端に設けた穿孔部31、31・・には、該穿孔部3
1の片面側よりリブガラス支持ボルト43を挿通し、裏
面側よりリブガラス支持ナット44を螺合させて締付挟
持させている。該リブガラス支持ボルト43の中心には
雌ねじ部を設け、該雌ねじ部に両端ボルト46を螺合さ
せ、両端ボルト46の先端がリブガラス支持ボルト43
の上下より突出している。
【0021】上側に突出している両端ボルト46の先端
は、円筒状の接続部材47の雌ねじ部と螺合させた。
【0022】また、両端ボルト46とリブガラス支持ボ
ルト43の雌ねじ部との螺合の緩み防止としてナット4
5をリブガラス支持ボルト43に当接するように螺着さ
せている。
【0023】さらに、前記バランスロッド40の下端の
雄ねじ部は接続金具41の雌ねじ部と螺合させ、接続金
具41の下端に設けた切り欠き溝内に接続部材47の板
状部を挿入して、孔部49に挿入したピンによる結合に
よって軸支させ傾動自在とした。
【0024】さらにまた、リブガラス支持ボルト43よ
り下側に突出している両端ボルト46の先端は、前述の
支持桿42の筒状部42a内で螺合連結させる。
【0025】該筒状部42aの下方に位置する板状部は
バランスロッド40と接続した接続金具41の上端側の
切り欠き溝内に挿入後、孔部48内に挿入したピンによ
る結合によってバランスロッド40側と軸支し、吊下げ
るようにした。
【0026】面ガラスGの目地部12を挟持して支持す
る支持金具1の裏面には吊下ロッド取付部材6が固設さ
れており、目地部12に上下一列に配置された支持金具
1に固着された吊下ロッド取付部材6、6同士は、接続
金具51、51の螺合によって吊下ロッド50で連結さ
れ、最上段位置の吊下ロッド50の上端側は上部フレー
ム61によって吊り下げ固定され、最下段位置の吊下ロ
ッド50の下端側は下部フレーム62に取付固定され、
それぞれ前記接続金具51の螺合調整等によって所定の
張力が付与されている。
【0027】図5、図6に示すように、立設した複数枚
のガラス板G、G・・を上下左右に並設し、該ガラス板
G、G・・の最上段のガラスG、G・・の上辺を上部フ
レーム61に固設した上部枠61a内に呑み込ませ、さ
らに、最下段の面ガラスG、G・・の下辺を下部フレー
ム62に固設した下部枠62aにて支持固定し、各面ガ
ラス板Gの荷重は面ガラス板Gの下辺コーナー部に設け
た支持金具1によって支持させている。
【0028】前記ガラス板Gのコーナー部の十字状目地
部12を締付挟持する支持金具1としては、該ガラス板
Gのコーナー部に孔を明けないようにして、締付挟持す
るものであり、目地幅より幅広の前面板材2と裏面板材
4によってガラス板Gの両面より緩衝材9、9を介して
挟持し、縦目地あるいは横目地に挿入したボルト8とナ
ットの螺合によって両板材を締付固定させるようにする
ものである。
【0029】前記支持金具1について、以下、図3、図
4に示すように詳細に説明する。
【0030】前記前面板材2としては、縦および横の目
地12の幅より幅広の板状材である前面板材2の目地側
面に複数個の突起部3、3・・を設け、該突起部3内に
はそれぞれ雌ねじ部3aを有している。また、該突起部
3は目地12内を貫通してガラス板Gの裏面側まで到達
している。
【0031】一方、裏面板材4に設けた穿孔部5の裏面
側より挿入したボルト8は、前記前面板材2の雌ねじ部
3aと螺合することにより、前面板材2と裏面板材4と
で緩衝材9を介してガラス板Gを締め付けることができ
る。
【0032】また、水平目地より上部側に位置し、相隣
る2枚のガラス板G、Gの突き合わせコーナー部の両下
端に跨ってガラス受け部材7を設けて目地12より上方
の2枚のガラス板G、Gの荷重を支持するが、ガラス受
け部材7とガラス板G、Gの端面との当接部分には緩衝
材としてバッカー10を設けた。
【0033】前記並設したガラス板Gのコーナー部を締
付支持する支持金具1を固定するボルトがガラス板Gに
当接しないように、つまり支持金具1の突起部3の位置
に合わせて、必要があれば図3に示すように、コーナー
部を斜めにカットした切欠部11を設けるようにしても
良い。
【0034】また、縦横に並設したガラス板Gを支持す
る支持金具1としては、以上に説明したようにガラス板
Gのコーナー部に孔を明けずに目地部12に挿入したボ
ルトとナットを螺合させるようにしたが、目地部12に
挿入するボルトに代えて、図示しないがガラス板のコー
ナー部に穿孔部を設け、該穿孔部に挿入したボルトと裏
面側からのナットを緩衝材を介して螺合させた締付具
を、裏面側の十字状の目地部に設けたX字状、H字状、
V字状、I字状等の支持金具の中心より放射状に延びる
アームの先端に取り付け、突き合わせコーナー部に設け
た締付具を同時に支持するようにしたものであっても良
い。
【0035】このようにして形成されたガラススクリー
ン60の作用について以下に説明する。
【0036】図5、図6に示すように、最上段の吊下ロ
ッド50は、上部フレーム61に吊り下げられ、2番
目、3番目の吊下ロッド50、50とは吊下ロッド取付
部6、6を介して連結され、最下段の吊下ロッド50の
下端は下部フレーム62に固定された下部枠62aにて
支持されている。
【0037】またガラス板G、G・・の最上段のガラス
G、G・・の上辺は上部フレーム61に固設した上部枠
61aに呑み込み状態となっており、さらに、最下段の
面ガラスG、G・・の下辺を下部フレーム62に固設し
た下部枠62aにて支持固定されているが、面ガラス板
Gの荷重は、前記上部フレーム61によって吊り下げら
れている吊下ロッド50によって面ガラス板Gの下辺コ
ーナー部に設けた支持金具1によって支持されている。
【0038】さらに、図3、図4に示すように、面ガラ
ス板Gの下端コーナー部は、支持金具1のガラス受け部
材7上に緩衝材10を介して載置されるようにして支持
されると共に締め付け挟持されているので、ガラス板G
の荷重は支持金具1を介して吊下ロッド50によって支
持されることになる。
【0039】さらにまた、図2に示すように、ガラス板
Gは吊下ロッド取付部6の側部に固着した支持金具1に
て支持されているので、ガラス板Gの荷重中心と吊下ロ
ッド50の中心とは、水平方向に若干離れた状態となっ
ており、ガラス板Gの自重によりガラス板Gの上部側が
外側方向に、ガラス板Gの下部側が内側に傾こうという
モーメント力が働く。このモーメント力を打ち消すため
に、吊下ロッド50の内側にバランスロッド40を配置
し、吊下ロッド取付部6とバランスロッド40の接続部
42aとを剛性の支持桿42によって連結した。
【0040】このように、ガラス板Gの自重は吊下ロッ
ド50にて支持し、ガラス板Gに前傾姿勢を与えるモー
メントは吊下ロッド50と支持桿42で連結したバラン
スロッド40の長さ調整をすることによって防ぐことが
できる。
【0041】また、ガラススクリーン60に面外方向か
ら加えられる荷重のうち、高さ方向については、前記吊
下ロッドとバランスロッドによって高さ方向のガラス板
の変位を吸収し、水平方向の変位に対しては構造支柱2
0とバランスロッド40間で水平方向の目地に沿って設
けられたリブガラス板30によって受けることができ
る。
【0042】また、ガラス板G、Gの突き合わせ目地部
12に充填したシリコンシーラントと、該目地部12に
配設した支持金具1とガラスG、G板間に介在する緩衝
材9、9とガラス板Gとを密着させているので雨水の室
内への浸入を阻止できる。
【0043】ガラス板Gの前面側と支持金具1の前面板
材2間、及びガラス板Gの裏面側と支持金具1の裏面板
材4間に設ける緩衝材9、9については、前面板材2、
裏面板材4の外形より若干小サイズとして、前面板材
2、裏面板材4とガラス板G間にシリコンシーラント等
のシーリング材を充填するようにしても良い。
【0044】前記緩衝材9としては屋外で使用する場合
には、EPDM製、ネオプレンゴム、シリコンゴム、バ
イトンゴム、ウレタンゴム等の耐候性の良い弾性体とす
るが、屋内で使用する場合には、これに限らない。
【0045】また、支持金具1はSUS等の錆びない金
属が望ましいが、防錆塗装処理やメッキ等の処理をした
SS材でも良い。
【0046】尚、ガラス板Gとは強化ガラス、半強化ガ
ラス、未強化ガラスのいずれか、あるいはこれらを組み
合わせてPVBやEVA等の中間膜または樹脂注入で接
着した合わせガラス、あるいはまた、前記のガラスに飛
散防止樹脂膜を貼着したもの等が対象となる。
【0047】以上好適な実施の形態について述べたが、
本発明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考
えられるものである。
【0048】本発明のガラススクリーン60は、図7に
示すような湾曲したガラススクリーン60としても良
く、またフラットな形状のガラススクリーンとしても勿
論良い。
【0049】また、本発明は屋外用だけでなく室内の間
仕切り用としても当然使用することができる。
【0050】さらに本発明によれば、ガラス板Gに孔を
明けないで、コーナー目地部の支持により、縦辺の長さ
が数メートルにも及ぶガラス板であっても、確実に支持
でき、フレームレスで開放的な空間を形成できるもので
あるが、ガラス板のコーナー部に設けた穿孔部をボルト
とナットで締め付け支持するケースにおいても応用でき
る。
【0051】本発明のガラス支持構造からなるガラスス
クリーン60の一実施例を図7に示すが、これに限定さ
れるものではない。
【0052】これは、円周方向にガラス板Gを並設した
自立状の円筒形状の建物であり、ガラス板Gの円周方向
に所定の枚数毎、例えば3枚毎の縦目地部に構造支柱2
0を設けたものであり、ガラス板Gの内側の構造支柱2
0のそれぞれより両側方向に面ガラスGと略同一幅のリ
ブガラス板30が水平に設けられているものである。
【0053】面ガラス板Gは、例えば、縦約3,200
mm×横約2,200mm、板厚8mmの湾曲したフロ
ートガラス板2枚をPVB膜で接着し、重ね合わせた曲
げ合わせガラスとし、これを複数枚用意した。
【0054】また、リブガラス板としては、幅約2,0
00mm×奥行約200〜450mmの略台形状で、板
厚12mmの強化ガラス板2枚をPVB膜で接着し、重
ね合わせた合わせガラスとした。
【0055】ガラス板G、G同士を突き合わせた目地部
12の間隔は例えば12mmで、支持金具1の前面板3
a、裏面板材4は縦40〜60mm、横80〜120m
mの楕円形状、または矩形状とした。
【0056】このように、本発明によれば、高さ方向に
ガラス板を数段重ねても、ガラス板の荷重は吊下ロッド
によって支持され、各ガラス板を吊下ロッドで支持した
ときにガラス板の自重によって前傾姿勢となるモーメン
ト力の発生に対して、吊下ロッドの背後に設けたバラン
スロッドによって発生させないようにすることができ
る。
【0057】また、面外方向からの風圧等の荷重に対し
て、吊下ロッドとバランスロッドによって高さ方向のガ
ラス板の変位を吸収し、水平方向にガラスリブを用いた
ことによって、水平方向のガラス板の変位を防止し、ガ
ラススクリーンとして開放的な空間が得られる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス板のコーナー部
に孔明け無しで取り付けた支持金具によって、上下左右
にガラス板を並設して大面積のガラススクリーンを形成
することができ、ガラス板を確実に支持することが可能
であり、吊下ロッドとバランスロッドによってガラス板
の自重や面外方向の荷重等に対しても強度を低下させる
ことがなく、また、間隔をおいて立設した構造支柱と水
平方向に設けたリブガラス板によって、立設する構造支
柱の数を減少させたことによって美観を損なわないよう
にすることができる。
【0059】また、ガラス板のコーナー部に孔明けして
取り付けた支持金具によって支持する構造であっても、
対応可能な支持構造である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の支持構造の要部を拡大した部
分平面図。
【図2】本発明の実施例の支持構造の要部を拡大した部
分縦断面図。
【図3】本発明の実施例の支持構造の要部を拡大した部
分正面図。
【図4】本発明の実施例の支持金具の斜視図。
【図5】本発明の実施例の支持構造の正面図。
【図6】本発明の実施例の支持構造の側面図。
【図7】本発明の実施例の全体平面図。
【符号の説明】
G ガラス板(面ガラス) 1 支持金具 2 前面板材 3 突起部 3a 雌ねじ部 4 裏面板材 5 穿孔部 6 吊下ロッド取付部 7 ガラス受け部材 8 ボルト 9 緩衝材 10 緩衝材(バッカー) 11 切欠部 12 目地部 20 構造支柱 21 突設部材 22 取付部材 23 連結部材 30 リブガラス板 31 穿孔部 40 バランスロッド 41 接続部材 42 支持桿 42a 接続部 45 ナット 46 両端ボルト 47 接続部材 50 吊下ロッド 51 接続金具 60 ガラススクリーン 61 上部フレーム 62 下部フレーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設する複数枚のガラス板を上下左右に
    並設し、該ガラス板のコーナー突合わせ部を両面より支
    持金具によって締付支持する支持構造において、並設し
    た面ガラスの垂直目地部の室内側に立設した構造支柱に
    設けた突設部材によって、ガラス板のコーナー部に設け
    た支持金具を支持固定し、前記構造支柱に固着した取付
    部材に軸支した連結部材によって、面ガラスの水平方向
    目地に沿って両方向に面ガラスと略同一幅に設けたリブ
    ガラス板を位置調整自在に連結支持し、該リブガラス板
    の反構造支柱側の先端部に軸支し、該先端部に近接する
    面ガラス用の支持金具間を連結する支持桿と、前記リブ
    ガラスの上下位置にある各先端部同士を連結するバラン
    スロッドと、該バランスロッドと面ガラス間に配置され
    上下位置関係にある支持金具同士を夫々吊下ロッドにて
    連結固定し、前記バランスロッドと吊下ロッドを上部及
    び下部のフレームによって支持固定したことを特徴とす
    るガラス板の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記並設したガラス板のコーナー部の十
    字状目地部を支持する支持構造が、目地幅より幅広の前
    面板材と裏面板材によってガラス板の両面より緩衝材を
    介して挟持し、目地に挿入したボルトとナットの螺合に
    よって両板材を締付固定させたことを特徴とする請求項
    1記載のガラス板の支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項2の前面板材が目地幅より幅広
    で、該前面板材の目地側の面に雌ねじ部を有する突起部
    を有し、裏面板材に設けた穿孔部より挿入したボルトを
    前面板材の雌ねじ部と螺合させてガラス板を締め付け、
    水平目地より上部側の相隣る2枚のガラス板の突き合わ
    せコーナー部の両下端面に跨って緩衝材を介して当接支
    持するガラス受部材を前記裏面板材の水平目地部位置に
    設けたことを特徴とする請求項2記載のガラス板の支持
    構造。
  4. 【請求項4】 前記並設したガラス板のコーナー部の両
    面より挟持する板状材のボルトがガラス板に当接しない
    ように、コーナー部の一部に切欠部を設けたことを特徴
    とする請求項2または3のいずれかに記載のガラス板の
    支持構造。
  5. 【請求項5】 前記ガラス板の各隅部に設けた穿孔部を
    緩衝材を介してボルトとナットで螺合締付する締付具
    を、目地部に設けたX字状、H字状、V字状、I字状等
    の支持金具によって突き合わせコーナー部を同時に支持
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載のガラス
    板の支持構造。
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