JP2001278834A - 7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物の製造方法 - Google Patents

7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物の製造方法

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JP2001278834A JP2000086287A JP2000086287A JP2001278834A JP 2001278834 A JP2001278834 A JP 2001278834A JP 2000086287 A JP2000086287 A JP 2000086287A JP 2000086287 A JP2000086287 A JP 2000086287A JP 2001278834 A JP2001278834 A JP 2001278834A
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克也 清水
Yasuhiro Nagato
康浩 長門
Yuji Hayashi
裕司 林
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/61Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
    • C07C45/67Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • C07C45/68Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
    • C07C45/69Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by addition to carbon-to-carbon double or triple bonds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬、農薬、化粧品原料等、またはその中間
体として有用な7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物を高収率で得る
方法を提供する。 【解決手段】 ジクロロアセチルクロライドを3級アミ
ンで脱塩化水素化して発生させたジクロロケテンを、置
換もしくは非置換のシクロペンタジエンに付加させて
7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−
エン−6−オン化合物を製造する方法において、シクロ
ペンタジエンを含む溶液に対し、ジクロロアセチルクロ
ライドと3級アミンの両者を滴下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、農薬、化粧
品原料等、またはその中間体として有用な7,7−ジク
ロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オ
ン化合物を高収率で得る方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】下記式(1)
【化1】 で表される7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘ
プト−2−エン−6−オン化合物は、医薬、農薬、化粧
品原料等、またはその中間体として有用である。例え
ば、該化合物を開環反応させることにより、他の方法で
は合成が困難である7員環芳香族化合物であるトロポロ
ン類を簡便に合成することができる。とくに7,7−ジ
クロロ−3−(1−メチルエチル)−ビシクロ[3.
2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの開環反応により
得られる4−イソプロピルトロポロンはヒノキチオール
と呼ばれる天然物であり、その優れた抗菌抗黴性等によ
り様々な用途に応用されている。
【0003】7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]
ヘプト−2−エン−6−オンは、ジクロロケテンとシク
ロペンタジエン類との反応により合成できる〔Tetr
ahedron、27巻、615(1971)〕。ただ
し、ジクロロケテンは極めて不安定な化合物で自ら重合
し易い性質を有するため、該反応を実施する場合には、
シクロペンタジエン類が存在する系中でジクロロアセチ
ルクロライドを3級アミンで脱塩化水素化してジクロロ
ケテンを発生させ、直ちにシクロペンタジエン類と反応
させる方式が用いられる。例えば、次の3方式が開示さ
れている。
【0004】(1)シクロペンタジエン類とジクロロア
セチルクロライドの混合溶液に対し3級アミンを滴下す
る方式〔Tetrahedron、27巻、4889
(1971)及びWO99−50215〕。 (2)シクロペンタジエン類と3級アミンの混合溶液に
対しジクロロアセチルクロライドの溶液を滴下する方式
〔新実験化学講座(日本化学会編、丸善(株)、14
(II)、913〕。 (3)ジクロロケテン製造の2成分のうちの1つ、すな
わち、ジクロロアセチルクロライドまたは3級アミンの
いずれか一方の溶液に対し、シクロペンタジエン類とジ
クロロケテン製造のもう一方の成分の混合物を添加する
方式(特開昭51−8253号公報)。
【0005】しかし、これらの方式では、7,7−ジク
ロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オ
ン化合物の収率は70〜87%であり、商業生産の観点
からは極めて不満足なものであった。また、本発明者ら
の実験によれば、上記の従来技術で7,7−ジクロロビ
シクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オン化合
物を製造した場合、ジクロロケテンの粘稠な高分子量物
が多量に副生し、反応後処理操作に弊害を及ぼすのみな
らず、製品である7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物の単離、精製に
おいて大きな障害となることがわかった。特に、工業的
規模において多用される蒸留による精製を行った場合、
該高分子量物のため被蒸留物の粘度が異常に上昇して熱
効率が低下し、目的物の収率が大きく低下した。この現
象は、シクロペンタジエン類とジクロロケテンとの反応
収率が低いことと表裏一体の現象である。すなわち、系
中で発生させたジクロロケテンのうち所望の付加反応に
あずかれなかった分が、本来不安定でそれ自身重合し易
い性質のために自ら重合した結果である。
【0006】以上のように、従来技術では商業生産に耐
え得る高収率で7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物を製造すること
ができず、経済性において極めて不利であったばかりで
なく、副生する粘稠高分子量物のために反応後処理操作
や単離、精製に支障を来すという操業性における不利も
余儀なくされていた。したがって、該化合物を高収率で
製造する手段の創出が切に望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ほぼ定量的
とも言える極めて高い収率で7,7−ジクロロビシクロ
[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物を得
る方法を提供すること、及びその結果として、該化合物
の単離、精製等において大きな弊害を及ぼす粘稠高分子
量物の副生を根絶することも目的とし、該化合物の商業
生産における経済性と操業性を劇的に向上させることを
究極の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために検討した結果、驚くべきことに、シク
ロペンタジエン類を含む溶液に対しジクロロアセチルク
ロリドと3級アミンの両者を滴下することにより、7,
7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン
−6−オン化合物がほぼ定量的とも言える極めて高い収
率で製造できることを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、以下のとおりであ
る。 (1)ジクロロアセチルクロライドを3級アミンで脱塩
化水素化して発生させたジクロロケテンを、置換もしく
は非置換のシクロペンタジエン類に付加させて7,7−
ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6
−オン化合物を製造する方法において、シクロペンタジ
エン類を含む溶液に対し、ジクロロアセチルクロライド
と3級アミンの両者を滴下することを特徴とする、7,
7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン
−6−オン化合物の製造方法。 (2)7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト
−2−エン−6−オン化合物が、7,7−ジクロロ−3
−(1−メチルエチル)−ビシクロ[3.2.0]ヘプ
ト−2−エン−6−オンである上記(1)の7,7−ジ
クロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−
オン化合物の製造方法。本発明でいう置換もしくは非置
換のシクロペンタジエン類は、一般式(2)で表され、
7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−
エン−6−オン化合物は一般式(1)で表される。
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】ただし、R1 からR3 は、水素、または直
鎖または分岐のアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基を表し、直鎖状または分岐状を問
わない。また、不飽和結合が含まれていてもかまわな
い。また、酸素、ケイ素、ハロゲンなどのヘテロ原子が
含まれていてもかまわない。アルキル基としては、例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペ
ンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メ
チルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1−メチルペ
ンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4
−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、n−ヘキ
シル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウ
ンデシル、n−ドデシル、2−プロペニル、2−メチル
−2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−
ヘキセニル、5−ヘキセニルなどが挙げられる。アルケ
ニル基としては一般式−CH=CR4 5 で表され、ア
ルキニル基としては一般式−CH≡C−R4 で表され
る。R4 、R5 は水素または炭化水素基であり、例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペ
ンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メ
チルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1−メチルペ
ンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4
−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、n−ヘキ
シル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウ
ンデシル、n−ドデシル、2−プロペニル、2−ブテニ
ル、3−ブテニル、2−ヘキセニル、5−ヘキセニルな
どが挙げられる。シクロアルキル基としては、例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−
シクロペンテン−1−イル、2−シクロペンテン−1−
イル、シクロペンタジエニル、シクロヘキシル、1−シ
クロヘキセン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イ
ル、3−シクロヘキセン−1−イル、1,3−シクロヘ
キサジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−
1−イル、シクロヘプチル、1−シクロヘプテン−1−
イル、2−シクロヘプテン−1−イル、3−シクロヘプ
テン−1−イル、4−シクロヘプテン−1−イル、シク
ロオクチル、1−シクロオクテン−1−イル、2−シク
ロオクテン−1−イル、シクロノニル、シクロデシルな
どが挙げられる。また、酸素が含まれるものとしては、
今まで述べた基に一般式−OR6 や一般式−COOR7
で表される置換基を有するものが挙げられる。R6 やR
7 は水素または炭化水素基であり、例えば、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、se
c−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、1−メ
チルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、
1,1−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−
メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペン
チル、1,1−ジメチルブチル、n−ヘキシル、n−オ
クチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n
−ドデシル、2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテ
ニル、2−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどが挙げられ
る。また今まで述べた基にケイ素やフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素のようなハロゲンが含まれていてもかまわな
い。
【0013】本発明においては、シクロペンタジエン類
を含む溶液に対しジクロロアセチルクロライドと3級ア
ミンの両者を滴下しながら反応を実施することが必須要
件である。この意味するところは、反応系中に発生させ
るケテンの濃度を極小化することである。したがって、
本発明で言う滴下という操作は、反応系中のケテン濃度
を極小化し得る態様であれば制限はない。例えば、添加
対象物全量を一括して一瞬もしくは短時間のうちに加え
るのではなく、ある時間をかけて加える方法があげられ
る。添加対象物をある時間をかけて加える方法は、連続
的でも間欠的でもかまわない。例えば、計量ポンプなど
の供給装置を用い、ある時間にわたり連続的もしくは間
欠的に加える方法や、添加対象物をある時間にわたり2
回以上に分割して加える方法を採用すればよい。両者の
滴下にかける時間は、シクロペンタジエン類の反応性や
生産規模に応じて適宜決定すればよいが、1分未満では
全量を一括して加える方法に条件が近似し、本発明の効
果が現れにくい。一方、24時間を越える滴下時間は、
生産効率の低下を意味し好ましくない。好ましい滴下時
間は10分間から10時間である。さらに好ましい滴下
時間は20分間から8時間である。
【0014】本発明において、シクロペンタジエン類を
含む溶液に対しジクロロアセチルクロライドと3級アミ
ンの両者を滴下する相互的位置関係は特に制限はない
が、両者の滴下位置が互いにより離れている方が本発明
の効果がより得やすい。本発明において、ジクロロアセ
チルクロライドと3級アミンのシクロペンタジエン類に
対するモル当量は特に制限はないが、シクロペンタジエ
ン類の転化率を確保し、且つジクロロケテンの重合物等
の副生物をより抑制する意味で、それぞれ0.2〜5.
0モル当量が好ましい。最も好ましくはそれぞれ0.5
〜2.0モル当量である。ジクロロアセチルクロライド
の3級アミンに対するモル比も特に制限はないが、本発
明の効果が得やすく、また、経済性においても好ましい
という意味で、0.2から5.0が好ましい。より好ま
しくは0.5〜2.0で、最も好ましいのは1.0付近
である。
【0015】本発明のジクロロアセチルクロライドと3
級アミンの両者を別々に、且つ同時に滴下する方法にお
いて、それらの滴下に要する時間、すなわち、滴下速度
は必ずしも一致する必要はないが、滴下速度の極端な不
一致は、反応系中にジクロロアセチルクロライドもしく
は3級アミンの余剰な状態が継続することを意味し、本
発明の効果が得られにくい。ジクロロアセチルクロライ
ドの滴下時間の3級アミンの滴下時間に対する比の好ま
しい範囲は0.2から5.0である。最も好ましい範囲
は0.5〜2.0である。
【0016】本発明において、ジクロロアセチルクロラ
イドと3級アミンの両者を滴下する場合、それら自身を
滴下する方法はもとより、それらを適当な不活性溶媒で
希釈した溶液を滴下してもかまわない。その場合の希釈
倍率は特に制限ははないが、経済性および操作性を考慮
すると、1.01〜100倍の範囲が好ましい。不活性
溶媒としては、ジクロロケテン等の反応試剤に対して不
活性なものであれば特に制限はなく、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水素、シクロ
ペンタン、シクロヘキサンなどの脂環状式炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素など
の中から適宜選択することができる。
【0017】本反応における反応液の温度は、反応液の
融点を越える温度であれば特に制限はないが、ジクロロ
ケテンの重合などの副反応がより低減されるという意味
で−50〜100℃の範囲が好ましい。最も好ましくは
−50〜80℃の範囲である。本発明において、滴下す
る際のジクロロアセチルクロライドおよび3級アミンの
温度も、それらの融点を越える温度であれば特に制限は
ないが、反応液の温度付近とするのが好ましく、−50
〜100℃の範囲である。最も好ましくは−50〜80
℃の範囲である。
【0018】本発明において、ジクロロアセチルクロラ
イドと3級アミンを滴下する対象であるシクロペンタジ
エン類を含む溶液を形成する溶媒としては、ジクロロケ
テン等の反応試剤に対して不活性なものであれば特に制
限はなく、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンな
どの脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン
などの脂環状式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素などの中から適宜選択すること
ができる。
【0019】本発明において、ジクロロアセチルクロラ
イドと3級アミンを滴下する対象であるシクロペンタジ
エン類を含む溶液におけるシクロペンタジエン類の濃度
も特に制限はないが、反応に伴い3級アミンの塩酸塩が
析出するので、それによる撹拌障害が発生しないよう、
3級アミンや溶媒種に応じて濃度を設定することが望ま
しい。そうした撹拌障害が起こりにくく、本発明の効果
が得やすく、且つ経済性においても有利という意味で、
1〜50重量%が好ましい。より好ましくは1〜30重
量%で、最も好ましくは1〜20重量%である。
【0020】本発明で用いる3級アミンの種類は特に制
限はなく、下記式(3)
【化4】 (Rは炭素数1〜10の直鎖状もしくは分岐状炭化水素
基を表す。)で表されるものの中から適宜選択すればよ
いが、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチル
アミン、トリヘキシルアミン、トリイソブチルアミン、
トリイソアミルアミンなどがあげられるが、経済性、入
手容易性および取り扱いの容易性を考慮するとトリエチ
ルアミンが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を詳述
するが、本発明は、これらの実施例により何ら限定され
るものではない。 <7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2
−エン−6−オン化合物の分析方法> 装置:島津製作所GC−14A、島津製作所クロマトパ
ックCR−4A カラム:J&Wサイエンティフィック社キャピラリーカ
ラムDB−1(長さ30m×内径0.25mm、液相膜
厚0.25μm) 温度条件:カラム100℃×2分→250℃(10℃/
分)。 注入口300℃、 検出器300℃(FID)
【0022】本発明の実施例で使用した試薬類は下記の
とおりである。 ・シクロペンタジエン ジシクロペンタジエン〔和光純薬工業(株)製〕を16
0℃で熱分解して製造した。 ・1−イソプロピルシクロペンタジエン シクロペンタジエンとハロゲン化イソプロピルとから常
法に従って合成した。 ・n−ヘキサン:和光純薬工業(株)製 特級 ・ジクロロアセチルクロライド:東京化成工業(株)製 ・トリエチルアミン:和光純薬工業(株)製 特級 ・6,6−ジメチルフルベン:アルドリッチ社製
【0023】
【実施例1】1−イソプロピルシクロペンタジエン7
5.11g(0.694mol)を含むヘキサン溶液7
27.08gをジャケット式反応器に仕込み、溶液温度
を0℃に冷却した。該溶液を撹拌しつつ、該溶液に対し
ジクロロアセチルクロライド107.44g(0.72
9mol)およびトリエチルアミン77.21g(0.
763mol)を同時に1.5時間かけて滴下し、ジク
ロロケテン付加反応を実施した。その間、溶液温度が0
〜5℃の範囲に維持されるよう、ジャケットに冷媒を流
通させて反応熱を除去した。ジクロロアセチルクロライ
ドとトリエチルアミンの滴下終了後、反応液に水200
gと濃塩酸5.4gを添加し、10分間撹拌した。その
後10分間静置して有機層と水層を分離させた後、反応
器底端から水層を抜き出し、続けて有機層を抜き出し
た。該有機層からヘキサンを減圧留去し、7,7−ジク
ロロ−3−(1−メチルエチル)−ビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オンの粗生成物181.3
7g(純度83%、0.687mol)を得た(収率9
9.0%)。該粗生成物を減圧蒸留することにより、
7,7−ジクロロ−3−( 1−メチルエチル)−ビシク
ロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの精製品
を高純度且つ高収率で得た(純度99.5%、総収率9
8.01%)。
【0024】本実施例は、本発明の必須要件であるジク
ロロアセチルクロライドと3級アミンの両滴下方式を採
用しているので、7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物がほぼ定量的と
もいえる高収率で得られている。しかも、該化合物の蒸
留精製も問題なく実施でき、極めて高純度の精製品が高
収率で得られている。
【0025】
【実施例2】1−イソプロピルシクロペンタジエン7
3.89g(0.683mol)を含むヘキサン溶液7
30.07gをジャケット式反応器に仕込み、溶液温度
を0℃に冷却した。該溶液を撹拌しつつ、該溶液に対し
ジクロロアセチルクロライド105.68g(0.71
7mol)を1.3時間、トリエチルアミン72.55
g(0.717mol)を1.5時間かけて同時に滴下
し、ジクロロケテン付加反応を実施した。その間、溶液
温度が0〜5℃の範囲に維持されるよう、ジャケットに
冷媒を流通させて反応熱を除去した。ジクロロアセチル
クロライドとトリエチルアミンの滴下終了後、反応液に
水200gと濃塩酸5.3gを添加し、10分間撹拌し
た。その後10分間静置して有機層と水層を分離させた
後、反応器底端から水層を抜き出し、続けて有機層を抜
き出した。該有機層からヘキサンを減圧留去し、7,7
−ジクロロ−3−(1−メチルエチル)−ビシクロ[3.
2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの粗生成物17
9.21g(純度81%、0.663mol)を得た
(収率97.0%)。該粗生成物を減圧蒸留することに
より、7,7−ジクロロ−3−(1−メチルエチル)−ビ
シクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの精
製品を高純度且つ高収率で得た(純度99.2%、総収
率96.0%)。
【0026】本実施例は、本発明の必須要件であるジク
ロロアセチルクロライドと3級アミンの両滴下方式を採
用しているので、7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物がほぼ定量的と
もいえる高収率で得られている。しかも、該化合物の蒸
留精製も問題なく実施でき、極めて高純度の精製品が高
収率で得られている。
【0027】
【実施例3】1−イソプロピルシクロペンタジエン7
5.73g(0.700mol)を含むヘキサン溶液7
42.45gをジャケット式反応器に仕込み、溶液温度
を0℃に冷却した。該溶液を撹拌しつつ、該溶液に対し
ジクロロアセチルクロライド108.33g(0.0.
735mol)を1.5時間、トリエチルアミン74.
37g(0.735mol)を1.3時間かけて同時に
滴下し、ジクロロケテン付加反応を実施した。その間、
溶液温度が0〜5℃の範囲に維持されるよう、ジャケッ
トに冷媒を流通させて反応熱を除去した。ジクロロアセ
チルクロライドとトリエチルアミンの滴下終了後、反応
液に水200gと濃塩酸5.5gを添加し、10分間撹
拌した。その後10分間静置して有機層と水層を分離さ
せた後、反応器底端から水層を抜き出し、続けて有機層
を抜き出した。該有機層からヘキサンを減圧留去し、
7,7−ジクロロ−3−(1−メチルエチル)−ビシクロ
[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの粗生成物
182.82g(純度81.5%、0.680mol)
を得た(収率97.2%)。該粗生成物を減圧蒸留する
ことにより、7,7−ジクロロ−3−(1−メチルエチ
ル)−ビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−
オンの精製品を高純度且つ高収率で得た(純度99.3
%、総収率96.4%)。
【0028】本実施例は、本発明の必須要件であるジク
ロロアセチルクロライドと3級アミンの両滴下方式を採
用しているので、7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物がほぼ定量的と
もいえる高収率で得られている。しかも、該化合物の蒸
留精製も問題なく実施でき、極めて高純度の精製品が高
収率で得られている。
【0029】
【実施例4】シクロペンタジエン48.39g(0.7
32mol)を含むヘキサン溶液537.67gをジャ
ケット式反応器に仕込み、溶液温度を0℃に冷却した。
該溶液を撹拌しつつ、該溶液に対しジクロロアセチルク
ロライド113.34g(0.769mol)およびト
リエチルアミン81.45g(0.805mol)を同
時に1.5時間かけて滴下し、ジクロロケテン付加反応
を実施した。その間、溶液温度が0〜5℃の範囲に維持
されるよう、ジャケットに冷媒を流通させて反応熱を除
去した。ジクロロアセチルクロライドとトリエチルアミ
ンの滴下終了後、反応液に水210gと濃塩酸5.7g
を添加し、10分間撹拌した。その後10分間静置して
有機層と水層を分離させた後、反応器底端から水層を抜
き出し、続けて有機層を抜き出した。該有機層からヘキ
サンを減圧留去し、7,7−ジクロロビシクロ[3.
2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの粗生成物15
2.58g(純度84%、0.724mol)を得た
(収率98.9%)。該粗生成物を減圧蒸留することに
より、7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト
−2−エン−6−オンの精製品を高純度且つ高収率で得
た(純度99.4%、総収率97.81%)。
【0030】本実施例は、本発明の必須要件であるジク
ロロアセチルクロライドと3級アミンの両滴下方式を採
用しているので、7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物がほぼ定量的と
もいえる高収率で得られている。しかも、該化合物の蒸
留精製も問題なく実施でき、極めて高純度の精製品が高
収率で得られている。
【0031】
【実施例5】6,6−ジメチルフルベン58.39g
(0.550mol)を含むヘキサン溶液583.9g
をジャケット式反応器に仕込み、溶液温度を0℃に冷却
した。該溶液を撹拌しつつ、該溶液に対しジクロロアセ
チルクロライド85.19g(0.578mol)およ
びトリエチルアミン61.22g(0.605mol)
を1.5時間かけて滴下し、ジクロロケテン付加反応を
実施した。その間、溶液温度が0〜5℃の範囲に維持さ
れるよう、ジャケットに冷媒を流通させて反応熱を除去
した。トリエチルアミン滴下終了後、反応液に水160
gと濃塩酸4.3gを添加し、10分間撹拌した。その
後10分間静置して有機層と水層を分離させた後、反応
器底端から水層を抜き出し、続けて有機層を抜き出し
た。該有機層からヘキサンを減圧留去し、7,7−ジク
ロロ−4−(1−メチルエチリデン)−ビシクロ[3.
2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの粗生成物14
7.08g(純度80%、0.542mol)を得た
(収率98.6%)。該粗生成物を減圧蒸留することに
より、7,7−ジクロロ−4−(1−メチルエチリデン)
−ビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オン
の精製品を高純度且つ高収率で得た(純度99.2%、
総収率97.50%)。
【0032】本実施例は、本発明の必須要件であるジク
ロロアセチルクロライドと3級アミンの両滴下方式を採
用しているので、7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物がほぼ定量的と
もいえる高収率で得られている。しかも、該化合物の蒸
留精製も問題なく実施でき、極めて高純度の精製品が高
収率で得られている。
【0033】
【比較例1】1−イソプロピルシクロペンタジエン6
5.45g(0.605mol)とジクロロアセチルク
ロライド93.59g(0.635mol)を含むヘキ
サン溶液727gをジャケット式反応器に仕込み、溶液
温度を0℃に冷却した。該溶液を撹拌しつつ、該溶液に
対しトリエチルアミン67.39g(0.666mo
l)を1.5時間かけて滴下し、ジクロロケテン付加反
応を実施した。その間、溶液温度が0〜5℃の範囲に維
持されるよう、ジャケットに冷媒を流通させて反応熱を
除去した。トリエチルアミンの滴下終了後、反応液に水
174gと濃塩酸4.7gを添加し、10分間撹拌し
た。その後10分間静置して有機層と水層を分離させ
た。その際、反応器壁に黒褐色タール状の高分子量体が
多量に付着した。その後反応器底端から水層を抜き出
し、続けて有機層を抜き出した。その際、該高分子量体
が排出口を度々閉塞する現象が起こり、排出操作に支障
を来した。該有機層からヘキサンを減圧留去し、7,7
−ジクロロ−3−(1−メチルエチル)−ビシクロ[3.
2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの粗生成物14
5.97g(純度71%、0.473mol)を得た
(収率78.2%)。該粗生成物を減圧蒸留したとこ
ろ、蒸留釜内部の液粘度が上昇して熱効率が低下し、目
的とする7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプ
ト−2−エン−6−オン化合物の精製品が留出しにくく
なった。精製品の総収率は65.34%であった。
【0034】本比較例は、本発明の必須要件を満足して
いないので、目的とする7,7−ジクロロビシクロ
[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物の収
率が低い。しかも、多量の高分子量物が副生するので、
反応後操作および精製・単離操作に支障を来している。
【0035】
【比較例2】シクロペンタジエン47.72g(0.7
22mol)とトリエチルアミン80.34g(0.7
94mol)を含むヘキサン溶液530gをジャケット
式反応器に仕込み、溶液温度を0℃に冷却した。 該溶
液を撹拌しつつ、該溶液に対しジクロロアセチルクロラ
イド111.72g(0.758mol)を1.5時間
かけて滴下し、ジクロロケテン付加反応を実施した。そ
の間、溶液温度が0〜5℃の範囲に維持されるよう、ジ
ャケットに冷媒を流通させて反応熱を除去した。ジクロ
ロアセチルクロライドの滴下終了後、反応液に水210
gと濃塩酸5.5gを添加し、10分間撹拌した。その
後10分間静置して有機層と水層を分離させた。その
際、反応器壁に黒褐色タール状の高分子量体が多量に付
着した。その後反応器底端から水層を抜き出し、続けて
有機層を抜き出した。その際、該高分子量体が排出口を
度々閉塞する現象が起こり、排出操作に支障を来した。
該有機層からヘキサンを減圧留去し、7,7−ジクロロ
ビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オンの
粗生成物145.27g(純度68%、0.558mo
l)を得た(収率77.3%)。該粗生成物を減圧蒸留
したところ、蒸留釜内部の液粘度が上昇して熱効率が低
下し、目的とする7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物の精製品が留出
しにくくなった。精製品の総収率は63.30%であっ
た。
【0036】本比較例は、本発明の必須要件を満足して
いないので、目的とする7,7−ジクロロビシクロ
[3.2.0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物の収
率が低い。しかも、多量の高分子量物が副生するので、
反応後操作および精製・単離操作に支障を来している。
【0037】
【発明の効果】本発明により、ほぼ定量的とも言える極
めて高い収率で、医薬、農薬、化粧品原料などの中間体
として有用な7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]
ヘプト−2−エン−6−オン化合物を得る方法を提供す
ることが可能となる。また、本発明により、該化合物の
単離、精製において大きな弊害を及ぼす粘稠高分子量物
の副生を根絶することも可能となり、該化合物の商業生
産における経済性と操業性を劇的に向上させるという画
期的な実用的効果も得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 裕司 宮崎県延岡市旭町6丁目4100番地 旭化成 工業株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AB84 AC21 AC28 BE14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジクロロアセチルクロライドを3級アミ
    ンで脱塩化水素化して発生させたジクロロケテンを、置
    換もしくは非置換のシクロペンタジエン類に付加させて
    7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−2−
    エン−6−オン化合物を製造する方法において、シクロ
    ペンタジエン類を含む溶液に対し、ジクロロアセチルク
    ロライドと3級アミンの両者を滴下することを特徴とす
    る、7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−
    2−エン−6−オン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 7,7−ジクロロビシクロ[3.2.
    0]ヘプト−2−エン−6−オン化合物が、7,7−ジ
    クロロ−3−(1−メチルエチル)−ビシクロ[3.
    2.0]ヘプト−2−エン−6−オンである請求項1記
    載の7,7−ジクロロビシクロ[3.2.0]ヘプト−
    2−エン−6−オン化合物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107573309A (zh) * 2016-07-04 2018-01-12 沈阳欧利康化学科技有限公司 一种corey内酯二醇的制备方法
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