JP2001278823A - トランス−デカヒドロナフタレン化合物の製造方法および当該製造方法に用いられる水素化還元触媒 - Google Patents

トランス−デカヒドロナフタレン化合物の製造方法および当該製造方法に用いられる水素化還元触媒

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JP2001278823A JP2000091629A JP2000091629A JP2001278823A JP 2001278823 A JP2001278823 A JP 2001278823A JP 2000091629 A JP2000091629 A JP 2000091629A JP 2000091629 A JP2000091629 A JP 2000091629A JP 2001278823 A JP2001278823 A JP 2001278823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般式(3)のトランス−デカヒドロナフタ
レン化合物を高収率で得る。 【解決手段】 一般式(1)のナフタレン化合物を
(i)Rh、Ru、Pt、Pd、Ir、Os、またはそ
れらの化合物と(ii)アルカリ金属、アルカリ土類金
属、またはそれらの化合物の存在下に水素化還元する。
1′およびR2′は水素原子、アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基または−OR、Rはアシル基、アルキ
ル基、水素原子またはヒドロキシル基の保護に用いられ
る基、R1およびR2はR1′およびR2′に対応し、
1′およびR2′が不飽和結合を有する場合にはアルキ
ル基である。 【化1】 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランス−デカヒ
ドロナフタレン化合物の製造方法および当該製造方法に
用いられる水素化還元触媒に関する。本発明の製造方法
によって得られるトランス−デカヒドロナフタレン化合
物は、医薬、農薬、電子材料、化学薬品などまたはその
原料などの各種用途に用いられ、とくに、液晶の原料と
して非常に重要である。
【0002】
【従来の技術】デカヒドロナフタレン化合物を製造する
方法としては、シクロヘキサノン化合物をエナミンと
し、これをメチルビニルケトンと反応させて得られるオ
クタヒドロナフタレン化合物を、液体アンモニアなどの
アミン中でリチウム、ナトリウムなどの金属を用いて還
元する方法が知られている。しかし、この方法では生成
物の純度が低く、また低温反応などの特殊な反応設備を
必要とするため実用的とは言いがたい。また、ニッケ
ル、パラジウム、ロジウム、白金、パラジウムなどの各
種水素化還元触媒の存在下で、ナフタレン化合物の芳香
環を脂環構造に水素化還元する方法が知られているが、
このような通常の水素化では、立体選択的にデカヒドロ
ナフタレン化合物を得ることはできない。
【0003】ナフタレン化合物の水素化還元により立体
選択的な脂環構造のデカヒドロナフタレン化合物を製造
する方法としては、ナフタレンを酸化白金触媒の存在下
で水素化するとシス−デカヒドロナフタレンが77%の
収率で得られること、また1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン(テトラリン)を水素化還元すると91%
の収率でシス−デカヒドロナフタレンが得られることが
報告されている(ロバート エッチ.ベーカー(Robert
H. Baker)ら,ジャーナル オブ アメリカン ケミ
カル ソサエティー(J. Am. Chem. Soc.), 69, 1250
(1947).)。
【0004】また、各種白金族の触媒を用いたβ−ナフ
トールの水素化還元について、生成したデカヒドロナフ
タレン体の環の立体選択性は圧倒的にシス体が優先する
こと、すなわち、Ruで96%、Rhで92%、Pdで
66%、Osで64%、Irで66%、Ptで59%の
収率でシス−デカヒドロナフタレン−2−オールが生成
することが報告されている(西村ら、ブレタン オブ
ザ ケミカル ソサエティー オブ ジャパン(Bull.
Chem. Soc. Jpn.), 57, 2557 (1984).)。
【0005】このように、従来知られているナフタレン
化合物の立体選択的な水素化還元により得られるデカヒ
ドロナフタレン化合物は、いずれもシス体であり、ナフ
タレン化合物を水素化還元することによりトランス体の
デカヒドロナフタレン化合物を選択的に得ることは報告
されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ナフタレン
化合物を立体選択的に水素化還元してトランス−デカヒ
ドロナフタレン化合物を製造する方法、および当該製造
方法に用いられる水素化還元触媒を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記従来
技術の課題を解決すべく、ナフタレン化合物のナフタレ
ン環をトランス−デカヒドロナフタレン骨格へ選択的に
水素化還元し得る方法について鋭意研究を重ねた。
【0008】その結果、水素化還元触媒として、(i)
Rh、Ru、Pt、Pd、IrおよびOsからなる群か
ら選ばれる金属と選ばれる金属の化合物とからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の水素化還元触媒を用い、し
かも(ii)アルカリ金属およびアルカリ土類金属からな
る群から選ばれる金属と選ばれる金属の化合物とからな
る群から選ばれた少なくとも1種の存在下にナフタレン
化合物を水素化還元することによって、前記課題を解決
できることを見出し、本発明を完成するに到った。
【0009】すなわち本発明は、一般式(1):
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1′およびR2′は水素原子、ア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基または一般式
(2):−ORで表わされる官能基を表わし、Rはアシ
ル基、アルキル基、水素原子またはヒドロキシル基の保
護に用いられる基を表わし、R1′とR2′は同一でも異
なっていてもよい。)で表わされるナフタレン化合物を
原料化合物とし、(i)Rh、Ru、Pt、Pd、Ir
およびOsからなる群から選ばれる金属と選ばれる金属
の化合物とからなる群から選ばれた少なくとも1種の水
素化還元触媒と、(ii)アルカリ金属およびアルカリ土
類金属からなる群から選ばれる金属と選ばれる金属の化
合物とからなる群から選ばれた少なくとも1種の存在下
に、水素化還元することを特徴とする一般式(3):
【0012】
【化4】
【0013】(式中、R1およびR2は原料化合物を表わ
す一般式(1)におけるR1′およびR2′に対応する官
能基を表わし、R1′およびR2′が不飽和結合を有する
場合には不飽和結合部に水素が付加することによって得
られるアルキル基を表わす。)で表わされるトランス−
デカヒドロナフタレン化合物の製造方法、ならびに前記
トランス−デカヒドロナフタレン化合物の製造方法にお
いて用いられる触媒であって、(i)Rh、Ru、P
t、Pd、IrおよびOsからなる群から選ばれる金属
と選ばれる金属の化合物とからなる群から選ばれた少な
くとも1種の水素化還元触媒と、(ii)アルカリ金属お
よびアルカリ土類金属からなる群から選ばれる金属と選
ばれる金属の化合物とからなる群から選ばれた少なくと
も1種が、担体に担持されている水素化還元用触媒に関
する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では、一般式(3)で表わ
されるトランス−デカヒドロナフタレン化合物の原料と
して、一般式(1)で表わされるナフタレン化合物を用
いる。一般式(1)で表わされるナフタレン化合物は、
ナフタレン環の2,6−位に水素原子、アルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基または一般式(2):−OR
で表わされる官能基を有する。一般式(2)中、Rはア
シル基、アルキル基、水素原子、またはヒドロキシル基
の保護に用いられる基を表わす。
【0015】アルキル基、アルケニル基およびアルキニ
ル基は、直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれでもよく、ま
たこれらが組み合わされたものでもよい。
【0016】アルキル基としては、たとえば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペ
ンチル基、4−エチルシクロヘキシル基、4−n−プロ
ピルシクロヘキシル基、4−n−ブチルシクロヘキシル
基、4−n−ペンチルシクロヘキシル基などをあげるこ
とができる。
【0017】アルケニル基としてはとくに制限されず、
前記アルキル基の一部に少なくとも1つ以上の二重結合
を有するものをあげることができる。アルケニル基とし
ては、たとえば、エテニル基、2−ブテニル基、1−ペ
ンテニル基、2−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2
−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、1−デセニル基、
アリル基などをあげることができる。
【0018】アルキニル基としてはとくに制限されず、
前記アルキル基の一部に少なくとも1つ以上の三重結合
を有するものをあげることができる。アルキニル基とし
ては、たとえば、エチニル基、1−プロピニル基、2−
プロピニル基などをあげることができる。
【0019】一般式(2):−ORで表わされる官能基
におけるRで表わされるアシル基としては、たとえば、
アセチル基、ベンゾイル基、ピバロイル基などを、アル
キル基としては、たとえば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基などをあげることができる。なお、Rが水素原子
の場合は−ORはヒドロキシル基である。
【0020】Rで表わされるヒドロキシル基の保護に用
いられる基としては、たとえば、トリメチルシリル基、
tert−ブチル−ジメチルシリル基、パラトルエンス
ルホニル基、テトラヒドロピラニル基、メタンスルホニ
ル基、ベンゼンスルホニル基などをあげることができ
る。
【0021】本発明では、ナフタレン化合物を水素化還
元することによって、トランス−デカヒドロナフタレン
化合物を得る。
【0022】本発明では、ナフタレン化合物の水素化還
元触媒として、(i)Rh、Ru、Pt、Pd、Irお
よびOsからなる群から選ばれる金属と選ばれる金属の
化合物とからなる群から選ばれた少なくとも1種を用い
る。すなわち、Rh、Ru、Pt、Pd、IrおよびO
sの0価の金属そのもの;これらの金属の硝酸塩、硫酸
塩、酢酸塩、塩化物、臭化物、酸化物、水酸化物などの
各種無機化合物;アセチルアセトナト化合物などの各種
有機化合物;アンミン錯体、ホスフィン錯体、カルボニ
ル化合物などの各種錯体化合物などを水素化還元触媒と
して用いることができる。
【0023】これら水素化還元触媒のなかでも、得られ
るトランス−デカヒドロナフタレン化合物の選択性が高
いことから、Pdおよび/またはPdの化合物(以下パ
ラジウム成分という)を用いることが好ましい。
【0024】パラジウム成分としては、たとえば、パラ
ジウムブラック、パラジウムパウダー、酸化パラジウ
ム、塩化パラジウム、臭化パラジウム、ヨウ化パラジウ
ム、テトラアンミンパラジウム塩化物、テトラアンミン
パラジウム硝酸塩、テトラアンミンパラジウム酢酸塩、
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビ
ス(アセチルアセトナト)パラジウム、ビス(シクロペ
ンタジエニル)パラジウムなどをあげることができる。
これらは1種を単独でまたは2種以上を併用して用いる
ことができる。なお、Pd以外の、Rh、Ru、Pt、
IrおよびOsの金属および/またはその金属化合物の
具体例は、パラジウム成分と同様のものを例示すること
ができる。また、これら金属の価数はとくに制限されな
い。
【0025】水素化還元触媒は、そのまま反応系に存在
させること、担体に担持して使用することができる。本
発明では水素化還元触媒を担体に担持して使用すること
が好ましい。水素化還元触媒を担体に担持して使用する
場合、使用される担体は多孔性の物質であればとくに制
限されない。担体としては、たとえば、アルミナ、シリ
カ、シリカアルミナ、ゼオライト、珪藻土、チタニア、
ジルコニアなどの結晶性もしくは非結晶性の金属酸化物
または複合酸化物、テニオライト、ヘクトライトなどの
層状粘土化合物、活性炭などをあげることができる。こ
れらのなかでもアルミナ、シリカ、活性炭が好ましく、
さらに好ましくは活性炭である。また、担体担持触媒の
形状もとくに制限はなく、粉末のまま、または成形して
用いることができる。
【0026】担体担持触媒の調製はとくに制限されず、
たとえば、含浸法、イオン交換法、物理混合法などの各
種方法を採用することができる。なお、前記担体担持触
媒の活性化方法としては、とくに限定されるものではな
いが、通常は還元により活性化することができる。たと
えば、水素化還元触媒を担体に担持したのち、これを直
接還元すること、これを焼成したのちに還元することに
よって活性化することができる。また、反応系中で還元
することによっても活性化することができる。還元方法
はとくに制限されず、気相または液相で還元することが
できる。還元操作後の金属の価数はとくに制限なく、0
価の金属であっても、酸化された状態であってもよい。
【0027】担体担持触媒における(i)水素化還元触
媒の金属担持率はとくに制限はないが、反応速度や経済
的効果を勘案すると0.01〜25質量%程度が好まし
い。金属担持率は、少なくなると反応速度が低下して反
応時間が長くなる傾向があることから0.1質量%以上
とすることが好ましく、経済性を考慮すると10質量%
以下とすることが好ましい。
【0028】本発明における(i)水素化還元触媒の使
用量は(i)水素化還元触媒の金属分を基準とし、原料
であるナフタレン化合物に対する当該金属分の使用量が
下限が通常は金属として0.005モル%以上、好まし
くは0.01モル%以上、とくに好ましくは2モル%以
上であり、上限が通常は金属として100モル%以下、
好ましくは25モル%以下、さらに好ましくは10モル
%以下である。
【0029】0.005モル%より少ない場合には反応
が充分に進行しなかったり、トランス−デカヒドロナフ
タレン化合物の収率が低くなるおそれがある。なお、本
発明においては、反応速度を高めるために相対的に多量
の触媒を用いることによって、主反応であるトランス−
デカヒドロナフタレン化合物の生成速度を選択的に顕著
に促進することができる。
【0030】本発明のトランス−デカヒドロナフタレン
化合物の製造方法における反応系には、原料となるナフ
タレン化合物および(i)水素化還元触媒に加えて、
(ii)アルカリ金属およびアルカリ土類金属からなる群
から選ばれる金属と選ばれる金属の化合物とからなる群
から選ばれた少なくとも1種(以下、アルカリ(土類)
金属成分という)を存在させる。
【0031】アルカリ金属としては、たとえば、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムなど
の0価の金属そのものをあげることができる。アルカリ
土類金属としては、たとえば、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウムなどの0価の金属そのも
のをあげることができる。
【0032】アルカリ金属化合物およびアルカリ土類金
属化合物としては各種の化合物を使用することができる
が、なかでもアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩
が好ましく、たとえば、硝酸塩、炭酸塩、塩化物などの
各種無機塩;各種錯塩;酢酸塩などのカルボン酸金属塩
などの有機酸塩などをあげることができる。とくにアル
カリ(土類)金属成分のアルカリ金属種としてはナトリ
ウムおよびカリウムが、アルカリ土類金属種としてはマ
グネシウムおよびカルシウムが好ましい。
【0033】アルカリ(土類)金属成分としては、たと
えば、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸カルシウ
ム、硝酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、塩化ナトリウ
ム、酢酸ナトリウム、ジカルボン酸化合物(具体例とし
てはマロン酸、シュウ酸などをあげることができる。)
のナトリウム塩などをあげることができる。これらは1
種を単独で、または2種以上を併用して用いることがで
きる。
【0034】アルカリ(土類)金属成分をナフタレン化
合物および水素化還元触媒とともに反応系内に存在させ
る方法としては、たとえば、単にアルカリ(土類)金属
成分を反応系内に加えて共存させる方法がある。なお、
アルカリ(土類)金属成分は反応系の形態に応じて、均
一または不均一に混合することができる。
【0035】アルカリ(土類)金属成分は、水素化還元
触媒成分を担持した担体に、担持させて使用することに
よっても、反応系内に存在させることができる。担体へ
の担持方法、触媒の活性化方法は前記と同様の方法を採
用することができる。アルカリ(土類)金属成分を担体
に担持して用いることによって、トランス−デカヒドロ
ナフタレン化合物の選択性を高くすることができる。
【0036】アルカリ(土類)金属成分の使用割合は、
水素化還元触媒の金属:アルカリ金属およびアルカリ土
類金属の原子比が100:1〜1:50、好ましくは5
0:1〜1:20である。トランス−デカヒドロナフタ
レン化合物の収率に着目した場合、水素化還元触媒の金
属:アルカリ金属およびアルカリ土類金属の原子比は
4:1〜1:20であることが好ましく、1:1〜1:
10であることがより好ましい。
【0037】本発明のトランス−デカヒドロナフタレン
化合物の製造方法では、一般式(1)で表わされるナフ
タレン化合物を、(i)水素化還元触媒と、(ii)アル
カリ(土類)金属成分の存在下に、水素化還元すること
により、ナフタレン化合物のナフタレン環をトランス体
の脂環構造に還元して、一般式(3)で表わされるトラ
ンス−デカヒドロナフタレン化合物を製造する。
【0038】水素化還元方法は、溶媒の存在下または非
存在下で行なうことができるが、溶媒の存在下で行なう
ことが望ましい。前記溶媒としては、ナフタレン化合物
を溶解させるものが好ましい。
【0039】たとえば、メタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール、ペンタノール、シクロヘキサノ
ールなどのアルコール系溶媒;テトラヒドロフラン(T
HF)、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチ
ルエーテル、メチルターシャリーブチルエーテル、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジメトキシエタン
などのエーテル系溶媒;クロロホルム、四塩化炭素、ジ
クロロメタンなどのハロゲン系溶媒などをあげることが
できる。
【0040】これら溶媒のなかでも、アルコール系溶媒
およびエーテル系溶媒が好ましく、とくにテトラヒドロ
フラン、1,4−ジオキサンなどの環状エーテル系溶
媒;プロパノール、ブタノールなどの炭素数3〜6のア
ルコール系溶媒が、水素化還元により生成したトランス
−デカヒドロナフタレン化合物のヒドロキシル基の水素
化分解を抑制する効果が大きい点から好ましい。
【0041】水素化還元は、水素雰囲気下、水素気流下
もしくは水素圧力下で行なうことができる。反応時の水
素圧力、反応器中の水素の状態については、とくに制限
はないが、反応効率と反応設備の面より考えて圧力は
0.1〜20MPa程度が好ましく、0.1〜10MP
a程度がより好ましい。なお、本記述は減圧条件を排除
するものではないが、0.1MPa未満であると減圧水
素を作りだす装置が必要となるため不経済となる傾向が
あり、10MPaを超えるとそれだけより高い加圧水素
が必要であるため不経済となる傾向がある。
【0042】水素化還元の反応温度は、反応速度、溶媒
の蒸気圧と反応圧力の関係より考えて、10〜300℃
程度が望ましい。反応温度が低くなると反応速度が低下
し、反応の完結にかかる時間が長くなるため、反応温度
は80℃以上とすることが好ましく、250℃以上とす
ることがより好ましい。
【0043】反応時間は、温度、圧力および触媒量など
の反応条件によって変わるため、一概にその範囲を決め
ることは困難であるが、回分式、半回分式においては通
常0.5〜30時間程度とすることができる。反応時間
が短いと高い転化率が得られないことがあるため、反応
時間は0.5時間以上とすることが好ましく、1時間以
上とすることがより好ましい。反応時間は30時間より
も長くてもよく、通常は30時間で充分に反応は進行す
るが、反応時間が長時間になると副反応がおこりやすく
なるため、反応時間は20時間以下にすることが好まし
く、10時間以下にすることがより好ましく、7時間以
下にすることがさらに好ましい。
【0044】触媒の使用量などについては、水素化還元
反応に用いる装置として回分式反応器を用いる場合を中
心に記載したが、水素化還元反応に用いる装置として、
流通式反応器を用いることもできる。また、反応装置の
形状はとくに限定されず、たとえば、加圧条件ではオー
トクレーブなどの耐圧容器、常圧条件では水素の流通が
可能な装置というように、反応水素圧力や反応温度によ
って適宜選択することができる。
【0045】
【実施例】以下に、実施例および比較例をあげて本発明
をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に
限定されるものではない。
【0046】実施例1 内容積15mlの電磁攪拌式オートクレーブに、原料の
2,6−ナフタレンジオール(一般式(1)においてR
1′およびR2′がともにヒドロキシル基であるもの)
0.3g、ナトリウムで修飾された5質量%パラジウム
活性炭担持(Na修飾5%Pd/C)触媒0.015g
およびTHF5gを加えた。触媒中のナトリウムの量は
全触媒量に対して2質量%であった。反応系を水素で充
分に置換したのち、オートクレーブ内圧が6MPaとな
るまで水素を導入したのち、200℃まで昇温した。つ
いで、6時間攪拌させながら反応を続けた。冷却後、触
媒を除き、さらにロータリーエバポレータを用いて溶媒
を除いた。
【0047】得られた水素化還元生成物をガスクロマト
グラフィー(以下、GCと表わす。)、質量分析ガスク
ロマトグラフィー(以下、GC/MSと表わす)および
NMRで分析した。80%の収率でトランス−デカヒド
ロナフタレン−2,6−ジオール(一般式(3)におい
てR1およびR2がともにヒドロキシル基のもの)を得る
ことができた。結果を表1に示す。
【0048】実施例2 内容積200mlの攪拌式オートクレーブに、原料の
2,6−ナフタレンジオール(一般式(1)においてR
1′およびR2′がともにヒドロキシル基のもの)5g、
ナトリウムで修飾された5質量%パラジウム活性炭担持
(Na修飾5%Pd/C)触媒0.25gおよびTHF
50gを加えた。触媒中のナトリウムの量は全触媒量に
対して2質量%であった。反応系を水素で充分に置換
し、オートクレーブ内圧が6MPaとなるまで水素を導
入したのち、200℃まで昇温した。200℃となった
ところで圧力を10MPaに調整し、3時間反応を行な
った。
【0049】得られた水素化還元生成物をGC、GC/
MSおよびNMRで分析した。78%の収率でトランス
−デカヒドロナフタレン−2,6−ジオール(一般式
(3)においてR1およびR2ともにヒドロキシル基のも
の)を得ることができた。結果を表1に示す。
【0050】実施例3 反応温度を250℃としたほかは実施例2と同様の操作
を行なって水素化還元生成物を得た。86%の収率でト
ランス−デカヒドロナフタレン−2,6−ジオール(一
般式(3)においてR1およびR2がともにヒドロキシル
基であるもの)を得ることができた。結果を表1に示
す。
【0051】比較例1 用いる触媒を5質量%パラジウム活性炭担持(5%Pd
/C)触媒に代えたほかは実施例1と同様の操作を行な
って水素化還元生成物を得た。トランス−デカヒドロナ
フタレン−2,6−ジオール(一般式(3)においてR
1およびR2がともにヒドロキシル基であるもの)の収率
は60%であった。
【0052】実施例4 内容積300mlの攪拌式オートクレーブに、原料の6
−プロピル−2−ナフトール(一般式(1)においてR
1がプロピル基、R2が水素原子であるのもの)10g、
ナトリウムで修飾された5質量%パラジウム活性炭担持
(Na修飾5%Pd/C)触媒10g(原料に対して1
00質量%)およびTHF90gを加えた。触媒中のナ
トリウムの量は全触媒量に対して2質量%であった。反
応系を水素で充分に置換し、オートクレーブ内圧が6M
Paとなるまで水素を導入したのち、200℃まで昇温
した。200℃となったところで圧力を10MPaに調
整し、5時間反応を行なった。得られた水素化還元生成
物をGC、GC/MSおよびNMRで分析した。53%
の収率で6−プロピル−トランス−デカヒドロナフタレ
ン−2−オール(一般式(3)においてR1がプロピル
基、R2がヒドロキシル基のもの)を得ることができ
た。結果を表1に示す。
【0053】実施例5〜9 触媒量および反応温度を表1に示すように代えたほかは
実施例4と同様の操作を行なって水素化還元生成物を得
た。得られた水素化還元生成物をGC、GC/MSおよ
びNMRで分析した。得られた6−プロピル−トランス
−デカヒドロナフタレン−2−オール(一般式(3)に
おいてR1がプロピル基、R2がヒドロキシル基のもの)
の収率を表1に示す。
【0054】実施例10 原料を6−ペンチル−2−ナフトール(一般式(1)に
おいてR1がペンチル基、R2がヒドロキシル基のもの)
に代えたほかは実施例9と同様の操作を行なって水素化
還元生成物を得た。得られた水素化還元生成物をGC、
GC/MSおよびNMRで分析した。79%の収率で6
−ペンチル−トランス−デカヒドロナフタレン−2−オ
ール(一般式(2)においてR1がペンチル基、R2がヒ
ドロキシル基のもの)を得ることができた。結果を表1
に示す。
【0055】実施例11 原料を6−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−ナフ
トール(一般式(1)においてR1が4−プロピルシク
ロヘキシル基、R2がヒドロキシル基のもの)に代えた
ほかは実施例9と同様の操作を行なって水素化還元生成
物を得た。得られた水素化還元生成物はGC、GC/M
SおよびNMRで分析した。65%の収率で6−(4−
プロピルシクロヘキシル)−デカヒドロナフタレン−2
−オール(一般式(2)においてR1が4−プロピルシ
クロヘキシル基、R2がヒドロキシル基のもの)を得る
ことができた。
【0056】比較例2 用いる触媒を5質量%パラジウム活性炭担持(5%Pd
/C)触媒に代えたほかは実施例4と同様の操作を行な
って水素化還元生成物を得た。6−プロピル−トランス
−デカヒドロナフタレン−2−オール(一般式(3)に
おいてR1がプロピル基、R2がヒドロキシル基のもの)
の収率は41%であった。結果を表1に示す。
【0057】比較例3 用いる触媒を5質量%ルテニウム活性炭担持(5%Ru
/C)触媒に代えたほかは実施例16と同様の操作を行
なって水素化還元生成物を得た。6−プロピル−トラン
ス−デカヒドロナフタレン−2−オール(一般式(3)
においてR1がプロピル基、R2がヒドロキシル基である
のもの)の収率は22%であった。
【0058】
【表1】
【0059】表1中、触媒種の欄における「Na修飾5
%Pd/C」はナトリウムで修飾された5質量%パラジ
ウム活性炭担持触媒、「5%Pd/C」は5質量%パラ
ジウム活性炭担持触媒、「5%Ru/C」は5質量%ル
テニウム活性炭担持触媒を表わす。触媒量の欄の値は、
原料(ナフタレン化合物)あたりの触媒の質量%を表わ
す。 触媒量(%)=触媒の質量÷原料の質量×100 反応時間の単位は時間である。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、ナフタレン化合物を水
素化還元してトランス−デカヒドロナフタレン化合物を
高収率で得ることができる。とくに(i)水素化還元触
媒としてパラジウム触媒、なかでも担体に担持された触
媒、さらには(ii)アルカリ(土類)金属成分が担持さ
れた触媒を水素化還元触媒として用いることによって、
トランス−デカヒドロナフタレン化合物をより高収率で
得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 竹原 貞夫 千葉県佐倉市春路2−23−16 (72)発明者 長島 豊 埼玉県上尾市原市3336 原市団地3−1− 301 Fターム(参考) 4G069 AA03 BA08B BC01A BC02B BC08A BC70A BC71A BC72A BC72B BC73A BC74A BC75A CB02 DA03 EA01X EA01Y 4H006 AA02 AC11 AD11 AD17 BA02 BA03 BA06 BA22 BA23 BA24 BA25 BA26 BB12 BB14 BB15 BB25 BC10 BC11 BC19 BC32 BE20 FC26 FE12 4H039 CA40 CB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、R1′およびR2′は水素原子、アルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基または一般式(2):−OR
    で表わされる官能基を表わし、Rはアシル基、アルキル
    基、水素原子またはヒドロキシル基の保護に用いられる
    基を表わし、R1′とR2′は同一でも異なっていてもよ
    い。)で表わされるナフタレン化合物を原料化合物と
    し、(i)Rh、Ru、Pt、Pd、IrおよびOsか
    らなる群から選ばれる金属と選ばれる金属の化合物とか
    らなる群から選ばれた少なくとも1種の水素化還元触媒
    と、(ii)アルカリ金属およびアルカリ土類金属からな
    る群から選ばれる金属と選ばれる金属の化合物とからな
    る群から選ばれた少なくとも1種の存在下に、水素化還
    元することを特徴とする一般式(3): 【化2】 (式中、R1およびR2は原料化合物を表わす一般式
    (1)におけるR1′およびR2′に対応する官能基を表
    わし、R1′およびR2′が不飽和結合を有する場合には
    不飽和結合部に水素が付加することによって得られるア
    ルキル基を表わす。)で表わされるトランス−デカヒド
    ロナフタレン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 水素化還元触媒が、担体担持触媒である
    請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 アルカリ金属およびアルカリ土類金属か
    らなる群から選ばれる金属と選ばれる金属の化合物とか
    らなる群から選ばれた少なくとも1種が、水素化還元触
    媒が担持された担体に担持されている請求項2記載の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 水素化還元触媒が、Pdおよび/または
    Pdの化合物である請求項1、2または3記載の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 アルカリ金属およびアルカリ土類金属か
    らなる群から選ばれる金属と選ばれる金属の化合物とか
    らなる群から選ばれた少なくとも1種が、アルカリ金属
    塩またはアルカリ土類金属塩である請求項1、2、3ま
    たは4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項3、4または5記載のトランス−
    デカヒドロナフタレン化合物の製造方法において用いら
    れる触媒であって、(i)Rh、Ru、Pt、Pd、I
    rおよびOsからなる群から選ばれる金属と選ばれる金
    属の化合物とからなる群から選ばれた少なくとも1種の
    水素化還元触媒と、(ii)アルカリ金属およびアルカリ
    土類金属からなる群から選ばれる金属と選ばれる金属の
    化合物とからなる群から選ばれた少なくとも1種が、担
    体に担持されている水素化還元触媒。
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