JP2001277872A5 - - Google Patents
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【0020】
エンジン41は小排気量のエンジン(本例では、50cc程度の単気筒)であり、燃焼爆発によるピストン47の運動をコネクションロッド48でクランク軸49に伝え、エンジン動力をクランク軸49の回転により出力する。
クランク軸49の一端にはACジェネレータ42が連結されており、エンジンの回転動力によって車両の運転に必要な電力が発電される。
エンジン41は小排気量のエンジン(本例では、50cc程度の単気筒)であり、燃焼爆発によるピストン47の運動をコネクションロッド48でクランク軸49に伝え、エンジン動力をクランク軸49の回転により出力する。
クランク軸49の一端にはACジェネレータ42が連結されており、エンジンの回転動力によって車両の運転に必要な電力が発電される。
【0022】
一方、ドリブンプーリー52は、第1サブトランスファ軸51aに固定された固定プレート52aと、第1サブトランスファ軸51aに軸溝で嵌合して連れ回りするが軸方向へ移動可能に設けられた可動プレート52bとを有しており、更に、可動プレート52bはその背面に設けたリターンスプリング52cによって固定プレート52a側へ付勢されている。
したがって、エンジン回転数(クランク軸回転数)が小さい状態では、リターンスプリング52cによって可動プレート52bと固定プレート52aとの間隔が狭まってドリブンプーリー52のベルト掛け回し径が大きくなり、これによるベルト53の引張で固定プレート50aと可動プレート50bとの間隔が広がってドライブプーリー50のベルト掛け回し径が小さくなり、ドライブプーリー50からドリブンプーリー51へのベルト伝達減速比が大きくなる。
一方、ドリブンプーリー52は、第1サブトランスファ軸51aに固定された固定プレート52aと、第1サブトランスファ軸51aに軸溝で嵌合して連れ回りするが軸方向へ移動可能に設けられた可動プレート52bとを有しており、更に、可動プレート52bはその背面に設けたリターンスプリング52cによって固定プレート52a側へ付勢されている。
したがって、エンジン回転数(クランク軸回転数)が小さい状態では、リターンスプリング52cによって可動プレート52bと固定プレート52aとの間隔が狭まってドリブンプーリー52のベルト掛け回し径が大きくなり、これによるベルト53の引張で固定プレート50aと可動プレート50bとの間隔が広がってドライブプーリー50のベルト掛け回し径が小さくなり、ドライブプーリー50からドリブンプーリー51へのベルト伝達減速比が大きくなる。
【0027】
上記の第1トランスファ軸51は隔壁部58bを貫通して軸受58cにより回転自在に支持されており、更に、その先端でカバーケース60に軸受60bにより回転自在に支持されている。なお、軸受58cには上記のウエット環境空間からドライ環境空間への潤滑油の浸入を防止するシール58dが付設されている。
第1トランスファ軸51の軸受60bに近い部分には歯車部51bが形成され、軸受58cに近い部分には円筒状の第2サブトランスファ軸51cが同軸に固定され、この歯車部51bと第2サブトランスファ軸51cとの間には円筒状の第3サブトランスファ軸51dが同軸に回転自在に設けられている。すなわち、第1トランスファ軸51が回転すると、第2サブトランスファ軸51cは常に一緒に回転するが、第3サブトランスファ軸51dはこのような連れ回りをせずに相対回転可能となっている。
上記の第1トランスファ軸51は隔壁部58bを貫通して軸受58cにより回転自在に支持されており、更に、その先端でカバーケース60に軸受60bにより回転自在に支持されている。なお、軸受58cには上記のウエット環境空間からドライ環境空間への潤滑油の浸入を防止するシール58dが付設されている。
第1トランスファ軸51の軸受60bに近い部分には歯車部51bが形成され、軸受58cに近い部分には円筒状の第2サブトランスファ軸51cが同軸に固定され、この歯車部51bと第2サブトランスファ軸51cとの間には円筒状の第3サブトランスファ軸51dが同軸に回転自在に設けられている。すなわち、第1トランスファ軸51が回転すると、第2サブトランスファ軸51cは常に一緒に回転するが、第3サブトランスファ軸51dはこのような連れ回りをせずに相対回転可能となっている。
【0030】
第3サブトランスファ軸51dには歯車部51eが形成されており、変速用の高速ギヤ65aが常時噛み合っている。また、上記第1トランスファ軸51の歯車部51bには変速用の低速ギヤ65bが常時噛み合っており、高速ギヤ65aは低速ギヤ65bより減速比が小さくなるように設定されている。
ケースのウエット環境空間には第1トランスファ軸51と平行に第2トランスファ軸66が設けられており、この第2トランスファ軸66はメインケース58とケースカバー60との間に両端で軸受を介して回転自在に支持されている。高速ギヤ65aはこの第2トランスファ軸66に同軸に固定して設けられており、低速ギヤ65bはワンウエイクラッチ軸受65cを介して高速ギヤ65a上に同軸に設けられている。
第3サブトランスファ軸51dには歯車部51eが形成されており、変速用の高速ギヤ65aが常時噛み合っている。また、上記第1トランスファ軸51の歯車部51bには変速用の低速ギヤ65bが常時噛み合っており、高速ギヤ65aは低速ギヤ65bより減速比が小さくなるように設定されている。
ケースのウエット環境空間には第1トランスファ軸51と平行に第2トランスファ軸66が設けられており、この第2トランスファ軸66はメインケース58とケースカバー60との間に両端で軸受を介して回転自在に支持されている。高速ギヤ65aはこの第2トランスファ軸66に同軸に固定して設けられており、低速ギヤ65bはワンウエイクラッチ軸受65cを介して高速ギヤ65a上に同軸に設けられている。
【0034】
上記第2トランスファ軸66には外周に歯車が形成された歯車軸67が回転自在且つ軸方向移動自在に設けられており、また、この歯車軸67の端部には爪部67aが設けられている。そして、第2トランスファ軸66には爪部67aに対向して係合片66aが固定されており、図9に実線で示す通常の前進時には、爪部67aが係合片66aに噛み合って、歯車軸67は第2トランスファ軸66と連れ回りする。
また、第2トランスファ軸66には歯車軸67と低速ギヤ65bとの間に後退ギヤ68が設けられており、後退ギヤ68は第2トランスファ軸66上で軸受を介して回転自在となっている。なお、図9に詳示するように、ケースカバー60に軸受を介して回転自在に支持されたリバースアイドラギヤ68aを介して後退ギヤ68は第1トランスファ軸の歯車部51bに常時連結されており、第1トランスファ軸51が回転すると、高速ギヤ65aや低速ギヤ65bとは反対方向に回転している。
上記第2トランスファ軸66には外周に歯車が形成された歯車軸67が回転自在且つ軸方向移動自在に設けられており、また、この歯車軸67の端部には爪部67aが設けられている。そして、第2トランスファ軸66には爪部67aに対向して係合片66aが固定されており、図9に実線で示す通常の前進時には、爪部67aが係合片66aに噛み合って、歯車軸67は第2トランスファ軸66と連れ回りする。
また、第2トランスファ軸66には歯車軸67と低速ギヤ65bとの間に後退ギヤ68が設けられており、後退ギヤ68は第2トランスファ軸66上で軸受を介して回転自在となっている。なお、図9に詳示するように、ケースカバー60に軸受を介して回転自在に支持されたリバースアイドラギヤ68aを介して後退ギヤ68は第1トランスファ軸の歯車部51bに常時連結されており、第1トランスファ軸51が回転すると、高速ギヤ65aや低速ギヤ65bとは反対方向に回転している。
【0036】
したがって、運転者がセレクトレバー8を後退位置へ操作することによりシフトドラム70を回転させ、シフトフォーク69により歯車軸67を後退ギヤ68側へ移動させて、爪部67b、68bを噛み合わせるとともに爪部67aと係合片66aとの噛み合いを外し、歯車軸67を後退ギヤ68によって第2トランスファ軸66とは反対方向へ回転させることができる。すなわち、このような歯車軸67を前進用と後退用とに共用した簡単でコンパクトなリバース機構により、第2トランスファ軸66からの前進方向の回転動力を遮断して、後退ギヤ68からの後退方向への回転動力で歯車軸67を回転させることができる。
したがって、運転者がセレクトレバー8を後退位置へ操作することによりシフトドラム70を回転させ、シフトフォーク69により歯車軸67を後退ギヤ68側へ移動させて、爪部67b、68bを噛み合わせるとともに爪部67aと係合片66aとの噛み合いを外し、歯車軸67を後退ギヤ68によって第2トランスファ軸66とは反対方向へ回転させることができる。すなわち、このような歯車軸67を前進用と後退用とに共用した簡単でコンパクトなリバース機構により、第2トランスファ軸66からの前進方向の回転動力を遮断して、後退ギヤ68からの後退方向への回転動力で歯車軸67を回転させることができる。
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JP2000094450A JP3993966B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 小型車両の動力伝達装置 |
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JP3993966B2 JP3993966B2 (ja) | 2007-10-17 |
Family
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TWI265107B (en) * | 2005-03-25 | 2006-11-01 | Sanyang Industry Co Ltd | Power-transferring mechanism |
JP4684975B2 (ja) | 2006-09-29 | 2011-05-18 | 本田技研工業株式会社 | 動力伝達装置 |
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