JP2001277318A - 射出成形装置の冷却装置 - Google Patents

射出成形装置の冷却装置

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JP2001277318A
JP2001277318A JP2000095715A JP2000095715A JP2001277318A JP 2001277318 A JP2001277318 A JP 2001277318A JP 2000095715 A JP2000095715 A JP 2000095715A JP 2000095715 A JP2000095715 A JP 2000095715A JP 2001277318 A JP2001277318 A JP 2001277318A
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Japan
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cooling
mold
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injection molding
cooling gas
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JP2000095715A
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Yasuo Nakajima
靖夫 中島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多孔質材料で作られた型部材を均一にかつ効
率良く冷却すること。 【解決手段】 多孔質金属材料で作られたコア型14を
取り囲むコア支持体12に、冷却水が供給される冷却水
通路12Piおよび冷却空気が供給される空気通路12
aiを具備した金型冷却装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型部材を効率よく
冷却することができる射出成形装置の冷却装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】射出成形装置においては、金型部材内に
形成されるキャビティからのガス抜きを確実にするため
に例えば、特開平7−032426号公報にも示される
ように、金型部材が多孔質金属材料で作られたものが提
案されている。
【0003】このような多孔質金属材料で作られた金型
部材を一連の成形工程中において冷却する場合、その材
質の特性から冷却水等を直接的に金型部材内部に循環さ
せることが困難なので金型部材の冷却は、その金型部材
の周囲への放熱または熱伝導による自然冷却により行わ
れることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような自然冷却のみの場合、多孔質金属材料で作られた
金型部材、が十分にかつ均一に冷却されない虞がある。
かかる場合、金型部材が十分にかつ均一に冷却されない
状態で成形が繰り返されるとき、引き込みによるひけの
原因、あるいは、型開きの際、変形または反りの原因と
なる場合がある。
【0005】このような場合、冷却性能を高めるために
多孔質材料で作られた金型部材の熱の蓄積が比較的小と
なるように型部材を小型化することも考えられるが、し
かし、多孔質材料で作られた金型部材は目詰まりを起こ
し易くなる場合があり小型化にも一定の限界がある。
【0006】以上の問題点を考慮し、本発明は、型部材
を効率よく冷却することができる射出成形装置の冷却装
置であって、多孔質材料で作られた型部材を均一にかつ
効率良く冷却することができる射出成形装置の冷却装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る射出成形装置の冷却装置は、多孔質
金属材料で作られ成形品を形成する型部材を支持する型
支持部材に形成され冷却ガスを型部材に対し導く冷却ガ
ス通路と、型支持部材に形成され冷却媒体を循環させる
冷却媒体循環通路と、型部材の所定の冷却期間におい
て、冷却媒体循環通路に冷却媒体を供給する冷却媒体供
給部と、型部材の所定の冷却期間において、冷却ガス通
路に冷却ガスを供給する冷却ガス供給部とを備えて構成
される。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に係る射出成形装
置の冷却装置の一例を、それが適用された成形装置の要
部と共に示す構成図である。
【0009】図2において、成形装置は、図示が省略さ
れるタイバーに固定される固定支持板4と、そのタイバ
ーに摺動可能に支持され固定支持板4に対して近接した
位置または離隔した位置をとる可動支持板2と、固定支
持板4と可動支持板2との間に配され、それぞれに固定
される固定側金型16と、可動側金型6および8とを含
んで構成されている。
【0010】固定側金型16は、固定支持板4における
可動支持板2に対向する面に固定されている。固定側金
型16における可動側金型8に対向する部分には、固定
側金型18が配されている。固定側金型18は、溶融さ
れた成形材料が注入されるキャビティの一部を形成する
凹部を有している。また、固定側金型18の内部におけ
る凹部の周囲には、冷却水循環通路の一部を形成する冷
却水通路18aおよび18bが形成されている。冷却水
通路18aおよび18bは、それぞれ、冷却水循環装置
20に接続される一方の冷却水循環通路に接続されてい
る。その冷却水循環装置20は、一連の成形工程におけ
る所定の冷却期間に応じて所定の温度の冷却水を所定量
循環通路を通じて循環させるものである。冷却水循環装
置20が接続される他方の冷却水循環通路は、後述する
コア支持体12内に形成される複数の冷却水通路12P
iに接続されている。また、固定側金型16および固定
側金型18には、固定側金型18の凹部に連通するスプ
ール15、ランナおよびゲート(図2では図示されてい
ない)が形成されている。スプール15の一端には、図
示が省略される射出装置のノズルが連結されるスプール
ブッシュが設けられている。
【0011】一方、可動支持板2は、図示が省略される
型締めシリンダ部のロッドに連結されている。その型締
めシリンダ部が作動状態とされるとき、可動支持板2
は、図2に示されるように可動側金型6および8を伴っ
て固定支持板4に対し近接した位置、または、図3に示
されるように可動側金型6および8を伴って固定支持板
4に対し離隔した位置をとるように構成されている。
【0012】可動側金型6は、その一端面が可動支持板
2における固定支持板4に対向する面に固定されてい
る。また、可動側金型6の他端面には、可動側金型8
が、固定されている。可動側金型8の凹部8aには、コ
ア支持体12を内蔵するコア支持体固定部材10が嵌合
されている。
【0013】コア支持体固定部材10は、例えば、合金
鋼で作られ(NAK55:大同特殊鋼製)図1に拡大さ
れて示されるように、コア支持体12が嵌合される凹部
10aを有している。凹部10aの底面部には、図5に
示されるように、後述するコア支持体12と協働して冷
却ガス供給路を形成する複数の溝が形成されている。複
数の溝は、互いに平行に所定距離離隔して形成される溝
10Gaおよび10Gdと、溝10Gaの両端部にそれ
ぞれ連結して形成されるH状の溝10Gcおよび10G
bと、溝10Gdの両端部にそれぞれ連結して形成され
るH状の溝10Gfおよび10Geと、溝10Gaと1
0Gdとを連結する溝10Ghとを含んでなる。
【0014】H状の溝10Gcは、その二つの溝に対し
それぞれ垂直に交わる溝における略中央部に溝10Ga
の一端が連結されている。また、H状の溝10Gbは、
その二つの溝に対しそれぞれ垂直に交わる溝における略
中央部に溝10Gaの他端が連結されている。
【0015】H状の溝10Geは、その二つの溝に対し
それぞれ垂直に交わる溝における略中央部に溝10Gd
の一端が連結されている。また、H状の溝10Gfは、
その二つの溝に対しそれぞれ垂直に交わる溝における略
中央部に溝10Gdの他端が連結されている。
【0016】溝10Ghの略中央部には、可動側金型8
の内部に形成される空気供給路24の一端に連通する透
孔10bが開口している。
【0017】コア支持体固定部材10の底面に当接され
るコア支持体12には、図1に示されるように、その厚
さ方向に貫通する複数の空気通路12ai(i=1〜1
6)が形成されている。各空気通路12aiは、コア支
持体固定部材10における各溝10Gb、10Gc、1
0Gf、および10Geの各端部に対応した位置にそれ
ぞれ形成されている。
【0018】従って、コア支持体固定部材10の底面と
コア支持体12の当接面とにより空気供給路24の一端
に連通する空気供給路が形成されることとなる。
【0019】また、コア支持体12は、比較的高い熱伝
導率を有する例えば、合金鋼(HR750:(株)神戸
製鋼所製)で作られており、コア型14が嵌合される凹
部12cを有している。その凹部12cの一部を形成す
る底部には、図4に示されるように、各空気通路12a
iの一端が開口している。従って、コア支持体12の各
空気通路12aiを通じて空気供給路24からの冷却空
気がコア型14に供給されることとなる。
【0020】また、コア支持体12の各空気通路12a
iの相互間、および、コア支持体12の両端には、図1
および図4に示されるように、それぞれ、冷却水循環装
置20からの冷却水が循環される冷却水通路12Pi
(i=1〜5)が形成されている。冷却水通路12Pi
は、互いに平行に形成されている。また、各冷却水通路
12Piの両端は、それぞれ、冷却水循環通路に接続さ
れている。
【0021】コア型14は、例えば、多孔質金属材料、
ポーセラックスII(PM30:新東工業(株)製)で作
られている。コア型14の厚さは、射出圧力に応じた許
容応力を満足するように極力薄く設定されている。コア
型14とコア支持体12とは、互いに研磨合わせされて
嵌合されている。これにより、コア型14とコア支持体
12との相互間の熱伝導が良好となる。コア型14は、
固定側金型18に対向する部分にキャビティを固定側金
型18の凹部と協働して形成する凹部を有している。
【0022】かかる構成において、図2に示されるよう
に、可動側金型8が固定側金型16に対し当接され型締
めが行われるとき、スプール15を通じて溶融した成形
材料が注入され、所定期間、保圧された後、冷却され
る。その冷却の場合、冷却水循環装置20が作動状態と
され、冷却水が冷却水循環通路を通じて冷却水通路12
Piに供給される。これにより、コア型14は、冷却水
の循環により強制的に所定温度まで均等に効率よく冷却
されることとなる。
【0023】次に、図6に示されるように、可動側金型
8が固定側金型16に対し離隔され、型開きが行われ
る。その際、成形された成形品30が可動側金型8の移
動に伴ない突き出されるとき、冷却空気供給部22が次
の型締め完了直前まで作動状態とされる。
【0024】これにより、冷却空気が,冷却空気供給
路、空気供給路24、透孔10b、溝10Ga〜10G
h、および、空気通路12aiを通じてコア型14に供
給されることとなる。
【0025】従って、図6に示されるように、気流Ai
がコア型14を通過せしめられることにより、コア型1
4の表面温度が所定の温度まで冷却されることとなる。
特に圧肉部を有する成形品が成形される場合、そのコア
型14の冷却効果を高めることとなる。
【0026】その結果、成形材料から発生しコア型14
の空孔に溜まったガスは、気流Aiにより除去されるの
で通気性回復処理(目詰まり防止処理)も兼ねることと
なる。
【0027】なお、空気通路12aiおよび冷却水通路
12Piの数量は、それぞれ、上述の例に限られること
なく、射出圧および型締め圧により許容される強度に応
じて設定されてもよい。
【0028】また、冷却空気供給部が、外気温度よりも
低い温度を有する冷却空気を使用することにより,さら
に冷却効率が高められることとなる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る射出成形装置の冷却装置によれば、多孔質金属材
料で作られ成形品を形成する型部材を支持する型支持部
材に形成され冷却ガスを型部材に対し導く冷却ガス通路
と、型支持部材に形成され冷却媒体を循環させる冷却媒
体循環通路とを備えるので多孔質材料で作られた型部材
を均一にかつ効率良く冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形装置の冷却装置の一例の
要部を、型部材とともに拡大して示す断面図である。
【図2】本発明に係る射出成形装置の冷却装置の一例の
全体構成を概略的に示す構成図である。
【図3】図2に示される例において動作説明に供される
断面図である。
【図4】図1に示されるIIII−IIII線に沿って示す断面
図である。
【図5】図1に示されるV−V線に沿って示す断面図で
ある。
【図6】図2に示される例における動作説明に供される
断面図である。
【符号の説明】
10 コア支持体固定部材 10b 透孔 10Ga、10Gb、10Gc、10Gd、10Ge、
10Gf、10Gh溝 12 コア支持体 12ai 空気通路 12Pi 冷却水通路 14 コア型 20 冷却水循環装置 22 冷却空気供給部 24 空気供給路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質金属材料で作られ成形品を形成す
    る型部材を支持する型支持部材に形成され、冷却ガスを
    該型部材に対し導く冷却ガス通路と、 前記型支持部材に形成され冷却媒体を循環させる冷却媒
    体循環通路と、 前記型部材の所定の冷却期間において、前記冷却媒体循
    環通路に前記冷却媒体を供給する冷却媒体供給部と、 前記型部材の所定の冷却期間において、前記冷却ガス通
    路に前記冷却ガスを供給する冷却ガス供給部と、 を具備して構成される射出成形装置の冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記型支持部材は、比較的熱伝導率の高
    い材料で作られていることを特徴とする請求項1記載の
    射出成形装置の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記冷却ガスは、冷却空気であることを
    特徴とする請求項1記載の射出成形装置の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却媒体は、冷却水であることを特
    徴とする請求項1記載の射出成形装置の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記型支持部材と前記型部材とは、互い
    に研磨された嵌合面により嵌合されていることを特徴と
    する請求項1記載の射出成形装置の冷却装置。
  6. 【請求項6】 冷却ガス供給部における前記所定期間
    は、型開き開始から型締め直前までの期間であることを
    特徴とする請求項1記載の射出成形装置の冷却装置。
  7. 【請求項7】 冷却ガス通路からの冷却ガスは、成形品
    を成形するキャビティを有する前記型部材内を貫通する
    ことを特徴とする請求項1記載の射出成形装置の冷却装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102729410A (zh) * 2012-06-28 2012-10-17 宁国市华晟塑胶制品有限公司 一种带冷却系统的模具
KR101406080B1 (ko) 2012-09-04 2014-06-13 (주)아모레퍼시픽 이중구조를 갖는 사출금형 및 이의 제조방법
KR101897813B1 (ko) 2016-09-13 2018-09-13 강한근 사출금형 냉각라인의 에어 공급기

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