JP2001277308A - 成形品のウエルドラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

成形品のウエルドラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置並びに記憶媒体

Info

Publication number
JP2001277308A
JP2001277308A JP2000094973A JP2000094973A JP2001277308A JP 2001277308 A JP2001277308 A JP 2001277308A JP 2000094973 A JP2000094973 A JP 2000094973A JP 2000094973 A JP2000094973 A JP 2000094973A JP 2001277308 A JP2001277308 A JP 2001277308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve gate
weld line
molded product
opening
occurrence position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000094973A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Yamagata
弘明 山縣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000094973A priority Critical patent/JP2001277308A/ja
Publication of JP2001277308A publication Critical patent/JP2001277308A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエルドラインの発生位置を確実に予測する
ことが可能な成形品のウエルドラインの発生位置予測方
法及び装置を提供することにある。 【解決手段】 バルブゲートを用いた成形装置により成
形される成形品の形状を微小要素に分割し(ステップS
201)、前記成形品の成形プロセスの流動シミュレー
ションを行い前記成形品に発生するウエルドラインの発
生位置を予測すし(ステップS202)、前記バルブゲ
ートに関する条件を入力し(ステップS203)、前記
バルブゲートの開閉の切り換えに応じて前記バルブゲー
ト部の節点を持つ成形品部要素とランナ部要素との接続
状況を変更する(ステップS207)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂よりなる成形
品のウエルドラインの発生位置予測方法及び装置並びに
バルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置並びにこれ
ら成形品のウエルドラインの発生位置予測装置並びにバ
ルブゲートの開閉時間最適化装置を制御するための制御
プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ上でメッシュ分割さ
れた成形品のシミュレーションモデルを作成し、数値シ
ミュレーションによる流動解析を行うことによって、ウ
エルドラインの発生位置を予測することが可能であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バルブゲート
を用い途中で流路を開閉させるようなシミュレーション
は不可能であった。更に、ウエルドラインの発生位置を
指定し、バルブゲートの開閉のタイミングを最適化する
手段はなかった。
【0004】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、ウエルドラインの発生位置を確実
に予測することが可能な成形品のウエルドラインの発生
位置予測方法及び装置を提供することにある。
【0005】また、本発明の第2の目的とするところ
は、バルブゲートの開閉時間を最適化することが可能な
バルブゲート開閉時間最適化方法及び装置を提供するこ
とにある。
【0006】更に、本発明の第3の目的とするところ
は、上述した本発明の成形品のウエルドラインの発生位
置予測装置並びにバルブゲート開閉時間最適化装置を制
御するための制御プログラムを格納した記憶媒体を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の成形品のウエルドラインの発生
位置予測方法は、バルブゲートを用いた成形装置により
成形される成形品の形状を微小要素に分割する分割ステ
ップと、前記成形品の成形プロセスの流動シミュレーシ
ョンを行い前記成形品に発生するウエルドラインの発生
位置を予測するウエルドライン発生位置予測ステップ
と、前記バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲ
ート条件入力ステップと、前記バルブゲートの開閉の切
り換えに応じて前記バルブゲート部の節点を持つ成形品
部要素とランナ部要素との接続状況を変更する接続状況
変更ステップとを具備したことを特徴とする。
【0008】また、上記第1の目的を達成するために請
求項2記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測方
法は、請求項1記載の成形品のウエルドラインの発生位
置予測方法において、前記バルブゲートに関する条件と
は、バルブゲートの位置であることを特徴とする。
【0009】また、上記第1の目的を達成するために請
求項3記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測方
法は、請求項1記載の成形品のウエルドラインの発生位
置予測方法において、前記バルブゲートに関する条件と
は、バルブゲートの初期の状態(開もしくは閉)である
ことを特徴とする。
【0010】また、上記第1の目的を達成するために請
求項4記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測方
法は、請求項1記載の成形品のウエルドラインの発生位
置予測方法において、前記バルブゲートに関する条件と
は、バルブゲートの開閉の切り換え時間であることを特
徴とする。
【0011】また、上記第1の目的を達成するために請
求項5記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測装
置は、バルブゲートを用いた成形装置により成形される
成形品の形状を微小要素に分割する分割手段と、前記成
形品の成形プロセスの流動シミュレーションを行い前記
成形品に発生するウエルドラインの発生位置を予測する
ウエルドライン発生位置予測手段と、前記バルブゲート
に関する条件を入力するバルブゲート条件入力手段と、
前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて前記バルブ
ゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部要素との
接続状況を変更する接続状況変更手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0012】また、上記第1の目的を達成するために請
求項6記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測方
法は、バルブゲートを用いた成形装置により成形される
成形品の形状を微小要素に分割してモデル化するモデル
化ステップと、溶融材料の流動解析を行って前記成形品
に発生するウエルドラインの発生位置を予測するウエル
ドライン発生位置予測ステップと、コンピュータ上で微
小要素にモデル化されたスプル・ランナ・成形品に対し
て前記バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲー
ト条件入力ステップと、前記バルブゲートの開閉に伴い
前記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ
部要素との接続状況を変更する接続状況変更ステップと
を具備したことを特徴とする。
【0013】また、上記第1の目的を達成するために請
求項7記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測方
法は、請求項6記載の成形品のウエルドラインの発生位
置予測方法において、前記バルブゲートに関する条件と
は、バルブゲートの位置であることを特徴とする。
【0014】また、上記第1の目的を達成するために請
求項8記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測方
法は、請求項6記載の成形品のウエルドラインの発生位
置予測方法において、前記バルブゲートに関する条件と
は、バルブゲートの初期の状態(開もしくは閉)である
ことを特徴とする。
【0015】また、上記第1の目的を達成するために請
求項9記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測方
法は、請求項6記載の成形品のウエルドラインの発生位
置予測方法において、前記バルブゲートに関する条件と
は、バルブゲートの開閉の切り換え時間であることを特
徴とする。
【0016】また、上記第1の目的を達成するために請
求項10記載の成形品のウエルドラインの発生位置予測
装置は、バルブゲートを用いた成形装置により成形され
る成形品の形状を微小要素に分割してモデル化するモデ
ル化手段と、溶融材料の流動解析を行って前記成形品に
発生するウエルドラインの発生位置を予測するウエルド
ライン発生位置予測手段と、コンピュータ上で微小要素
にモデル化されたスプル・ランナ・成形品に対して前記
バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲート条件
入力手段と、前記バルブゲートの開閉に伴い前記バルブ
ゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部要素との
接続状況を変更する接続状況変更手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0017】また、上記第2の目的を達成するために請
求項11記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、バ
ルブゲートを用いた成形装置により成形される成形品の
形状を微小要素に分割する分割ステップと、前記成形品
の成形プロセスの流動シミュレーションを行い前記成形
品に発生するウエルドラインの発生位置を予測するウエ
ルドライン発生位置予測ステップと、前記バルブゲート
に関する条件を入力するバルブゲート条件入力ステップ
と、前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて前記バ
ルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部要素
との接続状況を変更する接続状況変更ステップとを具備
した成形品のウエルドラインの発生位置予測方法により
予測した前記ウエルドラインの発生位置を表示するウエ
ルドライン発生位置表示ステップと、移動させる前記ウ
エルドラインを指定するウエルドライン指定ステップ
と、前記ウエルドラインの変更位置を指定するウエルド
ライン変更位置指定ステップと、前記ウエルドラインの
発生位置が指定された位置にずれるように前記バルブゲ
ートの開閉時間を設定するバルブゲート開閉時間設定ス
テップとを具備したことを特徴とする。
【0018】また、上記第2の目的を達成するために請
求項12記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、請
求項11記載のバルブゲート開閉時間最適化方法におい
て、前記バルブゲートに関する条件とは、バルブゲート
の位置であることを特徴とする。
【0019】また、上記第2の目的を達成するために請
求項13記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、請
求項11記載のバルブゲート開閉時間最適化方法におい
て、前記バルブゲートに関する条件とは、バルブゲート
の初期の状態(開もしくは閉)であることを特徴とす
る。
【0020】また、上記第2の目的を達成するために請
求項14記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、請
求項11記載のバルブゲート開閉時間最適化方法におい
て、前記バルブゲートに関する条件とは、バルブゲート
の開閉の切り換え時間であることを特徴とする。
【0021】また、上記第2の目的を達成するために請
求項15記載のバルブゲート開閉時間最適化装置は、バ
ルブゲートを用いた成形装置により成形される成形品の
形状を微小要素に分割する分割ステップと、前記成形品
の成形プロセスの流動シミュレーションを行い前記成形
品に発生するウエルドラインの発生位置を予測するウエ
ルドライン発生位置予測ステップと、前記バルブゲート
に関する条件を入力するバルブゲート条件入力ステップ
と、前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて前記バ
ルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部要素
との接続状況を変更する接続状況変更ステップとを具備
した成形品のウエルドラインの発生位置予測方法により
予測した前記ウエルドラインの発生位置を表示するウエ
ルドライン発生位置表示手段と、移動させる前記ウエル
ドラインを指定するウエルドライン指定手段と、前記ウ
エルドラインの変更位置を指定するウエルドライン変更
位置指定手段と、前記ウエルドラインの発生位置が指定
された位置にずれるように前記バルブゲートの開閉時間
を設定するバルブゲート開閉時間設定手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0022】また、上記第2の目的を達成するため請求
項16記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、バル
ブゲートを用いた成形装置により成形される成形品の形
状を微小要素に分割する分割手段と、前記成形品の成形
プロセスの流動シミュレーションを行い前記成形品に発
生するウエルドラインの発生位置を予測するウエルドラ
イン発生位置予測手段と、前記バルブゲートに関する条
件を入力するバルブゲート条件入力手段と、前記バルブ
ゲートの開閉の切り換えに応じて前記バルブゲート部の
節点を持つ成形品部要素とランナ部要素との接続状況を
変更する接続状況変更手段とを具備した成形品のウエル
ドラインの発生位置予測装置により予測した前記ウエル
ドラインの発生位置を表示するウエルドライン発生位置
表示ステップと、移動させる前記ウエルドラインを指定
するウエルドライン指定ステップと、前記ウエルドライ
ンの変更位置を指定するウエルドライン変更位置指定ス
テップと、前記ウエルドラインの発生位置が指定された
位置にずれるように前記バルブゲートの開閉時間を設定
するバルブゲート開閉時間設定ステップとを具備したこ
とを特徴とする。
【0023】また、上記第2の目的を達成するため請求
項17記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、請求
項16記載のバルブゲート開閉時間最適化方法におい
て、前記成形装置は、射出成形装置であることを特徴と
する。
【0024】また、上記第2の目的を達成するため請求
項18記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、請求
項16記載のバルブゲート開閉時間最適化方法におい
て、前記バルブゲートに関する条件とは、バルブゲート
の位置であることを特徴とする。
【0025】また、上記第2の目的を達成するため請求
項19記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、請求
項16記載のバルブゲート開閉時間最適化方法におい
て、前記バルブゲートに関する条件とは、バルブゲート
の初期の状態(開もしくは閉)であることを特徴とす
る。
【0026】また、上記第2の目的を達成するため請求
項20記載のバルブゲート開閉時間最適化方法は、請求
項16記載のバルブゲート開閉時間最適化方法におい
て、前記バルブゲートに関する条件とは、バルブゲート
の開閉の切り換え時間であることを特徴とする。
【0027】また、上記第2の目的を達成するため請求
項21記載のバルブゲート開閉時間最適化装置は、バル
ブゲートを用いた成形装置により成形される成形品の形
状を微小要素に分割する分割手段と、前記成形品の成形
プロセスの流動シミュレーションを行い前記成形品に発
生するウエルドラインの発生位置を予測するウエルドラ
イン発生位置予測手段と、前記バルブゲートに関する条
件を入力するバルブゲート条件入力手段と、前記バルブ
ゲートの開閉の切り換えに応じて前記バルブゲート部の
節点を持つ成形品部要素とランナ部要素との接続状況を
変更する接続状況変更手段とを具備した成形品のウエル
ドラインの発生位置予測装置により予測した前記ウエル
ドラインの発生位置を表示するウエルドライン発生位置
表示手段と、移動させる前記ウエルドラインを指定する
ウエルドライン指定手段と、前記ウエルドラインの変更
位置を指定するウエルドライン変更位置指定手段と、前
記ウエルドラインの発生位置が指定された位置にずれる
ように前記バルブゲートの開閉時間を設定するバルブゲ
ート開閉時間設定手段とを具備したことを特徴とする。
【0028】また、上記第3の目的を達成するため請求
項22記載の記憶媒体は、バルブゲートを用いた成形装
置により成形される成形品のウエルドラインの発生位置
を予測する装置を制御するための制御プログラムを格納
した記憶媒体であって、前記制御プログラムは、前記成
形品の形状を微小要素に分割する分割モジュールと、前
記成形品の成形プロセスの流動シミュレーションを行い
前記成形品に発生するウエルドラインの発生位置を予測
するウエルドライン発生位置予測モジュールと、前記バ
ルブゲートに関する条件を入力するバルブゲート条件入
力モジュールと、前記バルブゲートの開閉の切り換えに
応じて前記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素と
ランナ部要素との接続状況を変更する接続状況変更モジ
ュールとを具備したことを特徴とする。
【0029】また、上記第3の目的を達成するため請求
項23記載の記憶媒体は、バルブゲートを用いた成形装
置により成形される成形品のウエルドラインの発生位置
を予測する装置を制御するための制御プログラムを格納
した記憶媒体であって、前記制御プログラムは、前記成
形品の形状を微小要素に分割してモデル化するモデル化
モジュールと、溶融材料の流動解析を行って前記成形品
に発生するウエルドラインの発生位置を予測するウエル
ドライン発生位置予測モジュールと、コンピュータ上で
微小要素にモデル化されたスプル・ランナ・成形品に対
して前記バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲ
ート条件入力モジュールと、前記バルブゲートの開閉に
伴い前記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とラ
ンナ部要素との接続状況を変更する接続状況変更モジュ
ールとを具備したことを特徴とする。
【0030】また、上記第3の目的を達成するため請求
項24記載の記憶媒体は、バルブゲートの開閉時間を最
適化する装置を制御するための制御プログラムを格納し
た記憶媒体であって、前記制御プログラムは、前記成形
品の形状を微小要素に分割する分割ステップと、前記成
形品の成形プロセスの流動シミュレーションを行い前記
成形品に発生するウエルドラインの発生位置を予測する
ウエルドライン発生位置予測ステップと、前記バルブゲ
ートに関する条件を入力するバルブゲート条件入力ステ
ップと、前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて前
記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部
要素との接続状況を変更する接続状況変更ステップとを
具備した成形品のウエルドラインの発生位置予測方法に
より予測した前記ウエルドラインの発生位置を表示する
ウエルドライン発生位置表示モジュールと、移動させる
前記ウエルドラインを指定するウエルドライン指定モジ
ュールと、前記ウエルドラインの変更位置を指定するウ
エルドライン変更位置指定モジュールと、前記ウエルド
ラインの発生位置が指定された位置にずれるように前記
バルブゲートの開閉時間を設定するバルブゲート開閉時
間設定モジュールとを具備したことを特徴とする。
【0031】また、上記第3の目的を達成するため請求
項25記載の記憶媒体は、バルブゲートの開閉時間を最
適化する装置を制御するための制御プログラムを格納し
た記憶媒体であって、前記制御プログラムは、前記成形
品の形状を微小要素に分割する分割手段と、前記成形品
の成形プロセスの流動シミュレーションを行い前記成形
品に発生するウエルドラインの発生位置を予測するウエ
ルドライン発生位置予測手段と、前記バルブゲートに関
する条件を入力するバルブゲート条件入力手段と、前記
バルブゲートの開閉の切り換えに応じて前記バルブゲー
ト部の節点を持つ成形品部要素とランナ部要素との接続
状況を変更する接続状況変更手段とを具備した成形品の
ウエルドラインの発生位置予測方法により予測した前記
ウエルドラインの発生位置を表示するウエルドライン発
生位置表示モジュールと、移動させる前記ウエルドライ
ンを指定するウエルドライン指定モジュールと、前記ウ
エルドラインの変更位置を指定するウエルドライン変更
位置指定モジュールと、前記ウエルドラインの発生位置
が指定された位置にずれるように前記バルブゲートの開
閉時間を設定するバルブゲート開閉時間設定モジュール
とを具備したことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の成形品のウエルド
ラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブゲート
の開閉時間最適化方法及び装置の一実施の形態を図面に
基づき説明する。
【0033】図1は、本実施の形態に係る成形品のウエ
ルドラインの発生位置予測装置の構成を示すブロック図
であり、同図において、101はCPU(中央演算処理
装置)で、本装置全体を制御する。102はRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)で、各種のデータを記憶するメ
モリである。103はROM(リードエンリーメモリ)
で、CPU101により実行される本装置の制御プログ
ラム等が格納されている。104は出力制御手段で、後
述する出力手段を制御するものである。105は出力手
段としての表示装置、106は出力手段としてのプリン
タである。これら表示装置105及びプリンタ106
は、出力制御手段104により切り換え制御される。表
示装置105には、シミュレーションに必要な情報等が
表示される。
【0034】図2は、本実施の形態に係る成形品のウエ
ルドラインの発生位置予測装置の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0035】同図において、まず、ステップS201で
図4に示すような成形品を微小要素に分割することによ
り、成形品のモデル化を行う。その際、バルブゲート部
については、図3に示すように同一座標を持つ2つの節
点(二重節点)、即ちダミー節点とモデル節点で構成し
ておく。
【0036】図3は、バルブゲート部の接続状態を示す
図であり、同図(a)はバルブゲートが開いた状態を示
している。このとき、ランナーと成形品は接続するので
ランナー部をモデル化した一次元要素と成形品をモデル
化したシェル(二次元)要素は同一節点を共有する。ま
た、図3(b)はバルブゲートが閉じた状態を示してい
る。このときバルブゲートの部分ではランナーと成形品
は離れており、ランナー部をモデル化した一次元要素と
成形品をモデル化したシェル(二次元)要素は、異なっ
た節点によって構成される。解析の中では、バルブゲー
トが開いた状態を表現する方法として、モデル上では図
3(b)と同じように要素が離れた状態で、接続してい
るはずの2つの節点の状態量(温度、圧力等)が等しい
という付帯条件を付け加えて解析することも可能であ
る。
【0037】バルブゲートが開いた状態のときは、ダミ
ー節点とモデル節点は図3(b)に示すように互いに離
れた状態、即ち同一座標で圧力及び温度が異なる。ま
た、バルブゲートが閉じた状態のときは、ダミー節点と
モデル節点は図3(a)に示すように互いに合致した状
態、即ち圧力及び温度が等しくなる。
【0038】次に、ステップS202で流動解析(流動
プロセスシミュレーション)用条件を入力する。即ち、
熱伝導率・比熱・密度等の樹脂物性値、溶融樹脂温度、
充填時間、金型温度等の条件を入力する(流動プロセス
シミュレーション用の条件設定)。
【0039】次に、ステップS203でバルブゲートに
関する条件を入力する。即ち、バルブゲートの位置、バ
ルブゲートの初期状態(開若しくは閉)、バルブゲート
の開閉切り換え時間、バルブゲートの開閉の状態等の条
件入力を行う(バルブゲート用条件設定)。
【0040】次に、ステップS204で時刻tを0に設
定した後、次のステップS205へ進む。
【0041】ステップS205では、与えられた状態で
微小時間の流動プロセスのシミュレーションを実施す
る。ここでは、時刻0からスタートし、バルブゲートの
開閉切り換え時間になるまで計算される。
【0042】次に、ステップS206でバルブゲートの
開閉切り換え時間に達したか否かを判断する。そして、
バルブゲートの開閉切り換え時間に達しないと判断され
た場合は前記ステップS205へ戻り、また、バルブゲ
ートの開閉切り換え時間に達したと判断された場合はス
テップS207へ進む。
【0043】ステップS207では、要素の接続状態を
変更する(バルブゲートの接続状況を変更する)。即
ち、バルブゲートが開の場合には接続し、閉の場合には
切り離す。
【0044】次に、ステップS208で溶融樹脂の充填
が終了したか否かを判断する。そして、溶融樹脂の充填
が終了しないと判断された場合には前記ステップS20
5へ戻り、また、溶融樹脂の充填が終了したと判断され
た場合には本処理動作を終了する。
【0045】図4は、簡単な成形品の計算モデルの一例
を示す図であり、ここでは均一な厚みを持つ矩形の成形
品にスプールランナーを付けたもので、2個所のゲート
を持つ。
【0046】図4に示したモデルを用い、図2に示す処
理動作に従って計算した結果を図5及び図6に示す。
【0047】図5は、バルブゲートによる切り換えを行
わずに2個所のゲートから樹脂を流入させた場合の樹脂
の流れのパターンを予測し、表示した状態の一例を示す
図であり、同じ時刻に流れた溶融樹脂の先端を等高線で
結んだものである。同図においては、数字が小さい方か
ら大きい方へ流れていっていることを示している。成形
品の形状が左右対称であるので、流れのパターンも左右
対称であるため、ウエルドラインは中央位置に発生して
いる。
【0048】図6はバルブゲートによる切り換えを行な
った場合、即ち2個所のゲートのうち、図4の左のゲー
トをバルブゲートと指定し、最初は閉じておき、樹脂を
半分充填したところでバルブゲートを開くようにした場
合の樹脂の流れのパターンを予測し、表示した状態の一
例を示す図であり、図5と同じく、同じ時刻に流れた溶
融樹脂の先端を等高線で結んだものである。図6では、
ウエルドラインの位置は図5に比べて左側にずれてい
る。
【0049】次に、バルブゲートを用いた射出成形品の
バルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置について、
図7〜図10を用いて説明する。
【0050】尚、本実施の形態に係るバルブゲートの開
閉時間最適化装置のブロック構成は、上述したウエルド
ラインの発生位置予測装置の図1と同一であるから、そ
の説明は省略する。
【0051】図7は、本実施の形態に係るバルブゲート
の開閉時間最適化装置の動作の流れを示すフローチャー
トである。
【0052】同図において、まず、ステップS701で
モデル入力、即ち、形状及び解析条件を入力する。
【0053】次に、ステップS702で流動プロセスの
シミュレーションを実行、即ちウエルドラインの発生位
置の予測(ウエルドラインの発生位置計算)を行う。
【0054】次に、ステップS703でバルブゲートの
条件を最適化するための条件入力(ウエルドラインの修
正位置入力)、即ち前記ステップS702において計算
されたウエルドラインの発生位置を表示し、その中から
移動したいウエルドラインの修正位置Pの入力(指定)
を行う。
【0055】次に、ステップS704で軌跡計算、即ち
前記ステップS702において得られた流速、流線等の
結果を基に、修正位置Pからウエルドラインの発生位置
までの樹脂の軌跡を求め、その長さLを計算する。
【0056】次に、ステップS705でバルブゲートの
条件を設定、即ち充填完了時のフローパターンから、修
正位置Pに達する樹脂の通るゲートをバルブゲートと
し、その初期状態を閉の状態とし、バルブゲートを閉か
ら開に切り換える時間(変更時間)tcを微小時間△t
として与える。
【0057】次に、ステップS706で前記ステップS
702と同様に流動プロセスのシミュレーションを実行
し、ウエルドラインの位置を再計算する。
【0058】次に、ステップS707でウエルドライン
の位置が修正位置(指定の位置)Pへ移動したか否かを
判断する。そして、ウエルドラインの位置が修正位置P
へ移動したと判断された場合は本処理動作を終了し、ま
た、ウエルドラインの位置が修正位置Pへ移動しないと
判断された場合はステップS708へ進む。
【0059】ステップS708では、前記ステップS7
04と同様に軌跡の計算、即ち修正位置Pからウエルド
ラインまでの軌跡に沿った距離を再計算し、前回のウエ
ルドラインとの距離との差△Lを計算する。
【0060】次に、ステップS709で修正位置Pに達
する樹脂の通るゲートが同一か否かを判断する。そし
て、修正位置Pに達する樹脂の通るゲートが同一である
と判断された場合はステップS710へ、また、修正位
置Pに達する樹脂の通るゲートが同一でないと判断され
た場合はバルブゲートの切り換え時間が長くなり過ぎて
いるのでステップS711へそれぞれ進む。
【0061】ステップS710では、バルブゲートの切
り換え時間(変更時間)tcの再設定、即ちバルブゲー
トを閉から開へ切り換える時間(変更する時間)tcの
変化量(△t)とウエルドラインの変化量(△L)か
ら、ウエルドラインが修正位置(変更位置)Pに移動す
るために必要なバルブゲートの切り換え時間(変更時
間)tcを再設定する。
【0062】tc’=tc+L/△L・△t ここで、tc’:バルブゲートの切り換え時間の再設定
値 tc :以前のバルブゲートの切り換え時間 L :修正位置Pからウエルドラインまでの軌跡に沿
った距離 △L :前回の修正位置Pからウエルドラインまでの軌
跡に沿った距離と得られた修正位置Pからウエルドライ
ンまでの軌跡に沿った距離との差 △t :バルブゲートの切り換え時間tcの変化量 前記ステップS710の処理が終了した場合は前記ステ
ップS706へ戻る。
【0063】ステップS711は、バルブゲートの切り
換え時間が長くなり過ぎた場合の処理部であり、全ての
状態を前の段階(△t前)に戻し、バルブゲートの切り
換え時間tcの変化量として小さな値を再設定する。
【0064】例えば、(新規切り換え時間tcの変化
量)=(元の修正位置Pからウエルドラインまでの軌跡
に沿った距離)/[(元の修正位置Pからウエルドライ
ンまでの軌跡に沿った距離)+(現在の修正位置Pから
ウエルドラインまでの軌跡に沿った距離)]・(元の切
り換え時間tcの変化量)と設定すればよい。
【0065】前記ステップS711の処理が終了した場
合は前記ステップS706へ戻る。
【0066】図8は、図4に示したモデルの成形品とは
肉厚の異なる成形品の場合におけるバルブゲート無しで
計算を行った場合の計算モデルの一例を示す図である。
【0067】図8に示すように図4に示したモデルの成
形品とは肉厚の異なる成形品の場合、バルブゲート無し
で計算を行った場合、図9に示すようなフローパターン
及びウエルドラインの発生が得られる。図9では、移動
すべきウエルドラインと変更位置の指定例を示してい
る。
【0068】図10は、上述した本実施の形態に係るバ
ルブゲート開閉時間の最適化方法及び装置によって得ら
れたウエルドラインの位置及び切り換え時間の一例を示
す図である。
【0069】尚、本発明は、上述した本実施の形態に係
る成形品のウエルドライン発生位置予測方法及び装置並
びにバルブゲート開閉時間の最適化方法及び装置の機能
を実現するソフトウエアのプログラムコード(制御プロ
グラム)を格納した記憶媒体の前記プログラムコードを
コンピュータ(またはCPUやMPU等)が読み出し実
行することによって達成されるものであるが、本発明は
これに限定されるものではなく、前記プログラムコード
の指示に基づきコンピュータ(またはCPUやMPU
等)上で稼働しているOS(オペレーティングシステ
ム)等の実際の処理の一部または全部を行い、その処理
によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0070】また、前記制御プログラムを格納する記憶
媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM
(Compact Disk Read Only M
emory)、CD−R(Compact Disk
Recordable)、磁気テープ、不揮発性メモリ
カード、ROMチップ等を用いることができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の成形品のウ
エルドラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブ
ゲートの開閉時間最適化方法及び装置によれば、薄肉部
分にウエルドラインが発生し、教示低下を起こすと具合
が悪い場合、若しくは外観上ウエルドラインが発生して
は好ましくない部位がある成形品において、ウエルドラ
インの発生位置を求め、ウエルドラインが発生しては好
ましくない部位にウエルドラインが発生するか否かをシ
ミュレーションにより検討することができる。
【0072】また、ウエルドラインが好ましくない部位
に発生することが判明した場合には、ウエルドラインの
ずらす位置を指定することにより、試行錯誤でウエルド
ラインの位置調整を行わなくても、バルブゲートの開閉
のタイミング条件が得られるので、シミュレーションに
よる検討時間が短縮できる。
【0073】また、本発明の記憶媒体によれば、上述し
たような本発明のウエルドラインの発生位置予測装置並
びにバルブゲートの開閉時間最適化装置を円滑に制御す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のウエ
ルドラインの発生位置予測装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のウエ
ルドラインの発生位置予測装置の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のウエ
ルドラインの発生位置予測装置におけるバルブゲート部
の接続状態を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のウエ
ルドラインの発生位置予測装置における計算モデルの一
例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のウエ
ルドラインの発生位置予測装置における樹脂の流れのパ
ターンを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のウエ
ルドラインの発生位置予測装置における樹脂の流れのパ
ターンを予測し表示した状態の一例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のバル
ブゲートの開閉時間最適化装置の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のバル
ブゲートの開閉時間最適化装置における計算モデルの一
例を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のバル
ブゲートの開閉時間最適化装置におけるバルブゲート無
しで計算したウエルドラインの発生位置の表示及びウエ
ルドラインの変更位置の入力例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る成形品のバ
ルブゲートの開閉時間最適化装置におけるバルブゲート
の開閉時間を最適化し、ウエルドラインの発生位置を移
動させた結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 CPU(中央演算処理装置) 102 RAM(ランダムアクセスメモリ) 103 ROM(リードオンリーメモリ) 104 出力制御手段 105 表示手段(出力手段) 106 プリンタ(出力手段)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブゲートを用いた成形装置により成
    形される成形品の形状を微小要素に分割する分割ステッ
    プと、前記成形品の成形プロセスの流動シミュレーショ
    ンを行い前記成形品に発生するウエルドラインの発生位
    置を予測するウエルドライン発生位置予測ステップと、
    前記バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲート
    条件入力ステップと、前記バルブゲートの開閉の切り換
    えに応じて前記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要
    素とランナ部要素との接続状況を変更する接続状況変更
    ステップとを具備したことを特徴とする成形品のウエル
    ドラインの発生位置予測方法。
  2. 【請求項2】 前記バルブゲートに関する条件とは、バ
    ルブゲートの位置であることを特徴とする請求項1記載
    の成形品のウエルドラインの発生位置予測方法。
  3. 【請求項3】 前記バルブゲートに関する条件とは、バ
    ルブゲートの初期の状態(開もしくは閉)であることを
    特徴とする請求項1記載の成形品のウエルドラインの発
    生位置予測方法。
  4. 【請求項4】 前記バルブゲートに関する条件とは、バ
    ルブゲートの開閉の切り換え時間であることを特徴とす
    る請求項1記載の成形品のウエルドラインの発生位置予
    測方法。
  5. 【請求項5】 バルブゲートを用いた成形装置により成
    形される成形品の形状を微小要素に分割する分割手段
    と、前記成形品の成形プロセスの流動シミュレーション
    を行い前記成形品に発生するウエルドラインの発生位置
    を予測するウエルドライン発生位置予測手段と、前記バ
    ルブゲートに関する条件を入力するバルブゲート条件入
    力手段と、前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて
    前記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ
    部要素との接続状況を変更する接続状況変更手段とを具
    備したことを特徴とする成形品のウエルドラインの発生
    位置予測装置。
  6. 【請求項6】 バルブゲートを用いた成形装置により成
    形される成形品の形状を微小要素に分割してモデル化す
    るモデル化ステップと、溶融材料の流動解析を行って前
    記成形品に発生するウエルドラインの発生位置を予測す
    るウエルドライン発生位置予測ステップと、コンピュー
    タ上で微小要素にモデル化されたスプル・ランナ・成形
    品に対して前記バルブゲートに関する条件を入力するバ
    ルブゲート条件入力ステップと、前記バルブゲートの開
    閉に伴い前記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素
    とランナ部要素との接続状況を変更する接続状況変更ス
    テップとを具備したことを特徴とする成形品のウエルド
    ラインの発生位置予測方法。
  7. 【請求項7】 前記バルブゲートに関する条件とは、バ
    ルブゲートの位置であることを特徴とする請求項6記載
    の成形品のウエルドラインの発生位置予測方法。
  8. 【請求項8】 前記バルブゲートに関する条件とは、バ
    ルブゲートの初期の状態(開もしくは閉)であることを
    特徴とする請求項6記載の成形品のウエルドラインの発
    生位置予測方法。
  9. 【請求項9】 前記バルブゲートに関する条件とは、バ
    ルブゲートの開閉の切り換え時間であることを特徴とす
    る請求項6記載の成形品のウエルドラインの発生位置予
    測方法。
  10. 【請求項10】 バルブゲートを用いた成形装置により
    成形される成形品の形状を微小要素に分割してモデル化
    するモデル化手段と、溶融材料の流動解析を行って前記
    成形品に発生するウエルドラインの発生位置を予測する
    ウエルドライン発生位置予測手段と、コンピュータ上で
    微小要素にモデル化されたスプル・ランナ・成形品に対
    して前記バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲ
    ート条件入力手段と、前記バルブゲートの開閉に伴い前
    記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部
    要素との接続状況を変更する接続状況変更手段とを具備
    したことを特徴とする成形品のウエルドラインの発生位
    置予測装置。
  11. 【請求項11】 バルブゲートを用いた成形装置により
    成形される成形品の形状を微小要素に分割する分割ステ
    ップと、前記成形品の成形プロセスの流動シミュレーシ
    ョンを行い前記成形品に発生するウエルドラインの発生
    位置を予測するウエルドライン発生位置予測ステップ
    と、前記バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲ
    ート条件入力ステップと、前記バルブゲートの開閉の切
    り換えに応じて前記バルブゲート部の節点を持つ成形品
    部要素とランナ部要素との接続状況を変更する接続状況
    変更ステップとを具備した成形品のウエルドラインの発
    生位置予測方法により予測した前記ウエルドラインの発
    生位置を表示するウエルドライン発生位置表示ステップ
    と、移動させる前記ウエルドラインを指定するウエルド
    ライン指定ステップと、前記ウエルドラインの変更位置
    を指定するウエルドライン変更位置指定ステップと、前
    記ウエルドラインの発生位置が指定された位置にずれる
    ように前記バルブゲートの開閉時間を設定するバルブゲ
    ート開閉時間設定ステップとを具備したことを特徴とす
    るバルブゲート開閉時間最適化方法。
  12. 【請求項12】 前記バルブゲートに関する条件とは、
    バルブゲートの位置であることを特徴とする請求項11
    記載のバルブゲート開閉時間最適化方法。
  13. 【請求項13】 前記バルブゲートに関する条件とは、
    バルブゲートの初期の状態(開もしくは閉)であること
    を特徴とする請求項11記載のバルブゲート開閉時間最
    適化方法。
  14. 【請求項14】 前記バルブゲートに関する条件とは、
    バルブゲートの開閉の切り換え時間であることを特徴と
    する請求項11記載のバルブゲート開閉時間最適化方
    法。
  15. 【請求項15】 バルブゲートを用いた成形装置により
    成形される成形品の形状を微小要素に分割する分割ステ
    ップと、前記成形品の成形プロセスの流動シミュレーシ
    ョンを行い前記成形品に発生するウエルドラインの発生
    位置を予測するウエルドライン発生位置予測ステップ
    と、前記バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲ
    ート条件入力ステップと、前記バルブゲートの開閉の切
    り換えに応じて前記バルブゲート部の節点を持つ成形品
    部要素とランナ部要素との接続状況を変更する接続状況
    変更ステップとを具備した成形品のウエルドラインの発
    生位置予測方法により予測した前記ウエルドラインの発
    生位置を表示するウエルドライン発生位置表示手段と、
    移動させる前記ウエルドラインを指定するウエルドライ
    ン指定手段と、前記ウエルドラインの変更位置を指定す
    るウエルドライン変更位置指定手段と、前記ウエルドラ
    インの発生位置が指定された位置にずれるように前記バ
    ルブゲートの開閉時間を設定するバルブゲート開閉時間
    設定手段とを具備したことを特徴とするバルブゲート開
    閉時間最適化装置。
  16. 【請求項16】 バルブゲートを用いた成形装置により
    成形される成形品の形状を微小要素に分割する分割手段
    と、前記成形品の成形プロセスの流動シミュレーション
    を行い前記成形品に発生するウエルドラインの発生位置
    を予測するウエルドライン発生位置予測手段と、前記バ
    ルブゲートに関する条件を入力するバルブゲート条件入
    力手段と、前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて
    前記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ
    部要素との接続状況を変更する接続状況変更手段とを具
    備した成形品のウエルドラインの発生位置予測装置によ
    り予測した前記ウエルドラインの発生位置を表示するウ
    エルドライン発生位置表示ステップと、移動させる前記
    ウエルドラインを指定するウエルドライン指定ステップ
    と、前記ウエルドラインの変更位置を指定するウエルド
    ライン変更位置指定ステップと、前記ウエルドラインの
    発生位置が指定された位置にずれるように前記バルブゲ
    ートの開閉時間を設定するバルブゲート開閉時間設定ス
    テップとを具備したことを特徴とするバルブゲート開閉
    時間最適化方法。
  17. 【請求項17】 前記成形装置は、射出成形装置である
    ことを特徴とする請求項16記載のバルブゲート開閉時
    間最適化方法。
  18. 【請求項18】 前記バルブゲートに関する条件とは、
    バルブゲートの位置であることを特徴とする請求項16
    記載のバルブゲート開閉時間最適化方法。
  19. 【請求項19】 前記バルブゲートに関する条件とは、
    バルブゲートの初期の状態(開もしくは閉)であること
    を特徴とする請求項16記載のバルブゲート開閉時間最
    適化方法。
  20. 【請求項20】 前記バルブゲートに関する条件とは、
    バルブゲートの開閉の切り換え時間であることを特徴と
    する請求項16記載のバルブゲート開閉時間最適化方
    法。
  21. 【請求項21】 バルブゲートを用いた成形装置により
    成形される成形品の形状を微小要素に分割する分割手段
    と、前記成形品の成形プロセスの流動シミュレーション
    を行い前記成形品に発生するウエルドラインの発生位置
    を予測するウエルドライン発生位置予測手段と、前記バ
    ルブゲートに関する条件を入力するバルブゲート条件入
    力手段と、前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて
    前記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ
    部要素との接続状況を変更する接続状況変更手段とを具
    備した成形品のウエルドラインの発生位置予測装置によ
    り予測した前記ウエルドラインの発生位置を表示するウ
    エルドライン発生位置表示手段と、移動させる前記ウエ
    ルドラインを指定するウエルドライン指定手段と、前記
    ウエルドラインの変更位置を指定するウエルドライン変
    更位置指定手段と、前記ウエルドラインの発生位置が指
    定された位置にずれるように前記バルブゲートの開閉時
    間を設定するバルブゲート開閉時間設定手段とを具備し
    たことを特徴とするバルブゲート開閉時間最適化装置。
  22. 【請求項22】 バルブゲートを用いた成形装置により
    成形される成形品のウエルドラインの発生位置を予測す
    る装置を制御するための制御プログラムを格納した記憶
    媒体であって、前記制御プログラムは、前記成形品の形
    状を微小要素に分割する分割モジュールと、前記成形品
    の成形プロセスの流動シミュレーションを行い前記成形
    品に発生するウエルドラインの発生位置を予測するウエ
    ルドライン発生位置予測モジュールと、前記バルブゲー
    トに関する条件を入力するバルブゲート条件入力モジュ
    ールと、前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて前
    記バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部
    要素との接続状況を変更する接続状況変更モジュールと
    を具備したことを特徴とする記憶媒体。
  23. 【請求項23】 バルブゲートを用いた成形装置により
    成形される成形品のウエルドラインの発生位置を予測す
    る装置を制御するための制御プログラムを格納した記憶
    媒体であって、前記制御プログラムは、前記成形品の形
    状を微小要素に分割してモデル化するモデル化モジュー
    ルと、溶融材料の流動解析を行って前記成形品に発生す
    るウエルドラインの発生位置を予測するウエルドライン
    発生位置予測モジュールと、コンピュータ上で微小要素
    にモデル化されたスプル・ランナ・成形品に対して前記
    バルブゲートに関する条件を入力するバルブゲート条件
    入力モジュールと、前記バルブゲートの開閉に伴い前記
    バルブゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部要
    素との接続状況を変更する接続状況変更モジュールとを
    具備したことを特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 バルブゲートの開閉時間を最適化する
    装置を制御するための制御プログラムを格納した記憶媒
    体であって、前記制御プログラムは、前記成形品の形状
    を微小要素に分割する分割ステップと、前記成形品の成
    形プロセスの流動シミュレーションを行い前記成形品に
    発生するウエルドラインの発生位置を予測するウエルド
    ライン発生位置予測ステップと、前記バルブゲートに関
    する条件を入力するバルブゲート条件入力ステップと、
    前記バルブゲートの開閉の切り換えに応じて前記バルブ
    ゲート部の節点を持つ成形品部要素とランナ部要素との
    接続状況を変更する接続状況変更ステップとを具備した
    成形品のウエルドラインの発生位置予測方法により予測
    した前記ウエルドラインの発生位置を表示するウエルド
    ライン発生位置表示モジュールと、移動させる前記ウエ
    ルドラインを指定するウエルドライン指定モジュール
    と、前記ウエルドラインの変更位置を指定するウエルド
    ライン変更位置指定モジュールと、前記ウエルドライン
    の発生位置が指定された位置にずれるように前記バルブ
    ゲートの開閉時間を設定するバルブゲート開閉時間設定
    モジュールとを具備したことを特徴とする記憶媒体。
  25. 【請求項25】 バルブゲートの開閉時間を最適化する
    装置を制御するための制御プログラムを格納した記憶媒
    体であって、前記制御プログラムは、前記成形品の形状
    を微小要素に分割する分割手段と、前記成形品の成形プ
    ロセスの流動シミュレーションを行い前記成形品に発生
    するウエルドラインの発生位置を予測するウエルドライ
    ン発生位置予測手段と、前記バルブゲートに関する条件
    を入力するバルブゲート条件入力手段と、前記バルブゲ
    ートの開閉の切り換えに応じて前記バルブゲート部の節
    点を持つ成形品部要素とランナ部要素との接続状況を変
    更する接続状況変更手段とを具備した成形品のウエルド
    ラインの発生位置予測方法により予測した前記ウエルド
    ラインの発生位置を表示するウエルドライン発生位置表
    示モジュールと、移動させる前記ウエルドラインを指定
    するウエルドライン指定モジュールと、前記ウエルドラ
    インの変更位置を指定するウエルドライン変更位置指定
    モジュールと、前記ウエルドラインの発生位置が指定さ
    れた位置にずれるように前記バルブゲートの開閉時間を
    設定するバルブゲート開閉時間設定モジュールとを具備
    したことを特徴とする記憶媒体。
JP2000094973A 2000-03-30 2000-03-30 成形品のウエルドラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置並びに記憶媒体 Withdrawn JP2001277308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000094973A JP2001277308A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 成形品のウエルドラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置並びに記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000094973A JP2001277308A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 成形品のウエルドラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置並びに記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001277308A true JP2001277308A (ja) 2001-10-09

Family

ID=18609933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000094973A Withdrawn JP2001277308A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 成形品のウエルドラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置並びに記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001277308A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004202811A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Bridgestone Flowtech Corp 樹脂管継手及びその製造方法
US7465416B2 (en) 2003-03-31 2008-12-16 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for designing a mold, method for producing an injection molding, program and injection molding device
US7470382B2 (en) 2003-03-31 2008-12-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for determining a production parameter of an injection molding, method for producing an injection molding, injection molding device and program
KR20210038514A (ko) * 2016-07-29 2021-04-07 인글라스 에스피에이 플라스틱 재료 연속 사출 성형 방법 및 장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004202811A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Bridgestone Flowtech Corp 樹脂管継手及びその製造方法
US7465416B2 (en) 2003-03-31 2008-12-16 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for designing a mold, method for producing an injection molding, program and injection molding device
US7470382B2 (en) 2003-03-31 2008-12-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for determining a production parameter of an injection molding, method for producing an injection molding, injection molding device and program
KR20210038514A (ko) * 2016-07-29 2021-04-07 인글라스 에스피에이 플라스틱 재료 연속 사출 성형 방법 및 장치
KR102341948B1 (ko) * 2016-07-29 2021-12-21 인글라스 에스.피.에이. - 콘 소치오 우니코 플라스틱 재료 연속 사출 성형 방법 및 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1218163B1 (en) Method and computer hardware apparatus for modeling injection of a fluid in a mold cavity
EP1385103B1 (en) Simulation of fluid flow and structural analysis within thin walled three dimensional geometries
JP2001277308A (ja) 成形品のウエルドラインの発生位置予測方法及び装置並びにバルブゲートの開閉時間最適化方法及び装置並びに記憶媒体
JP2004171045A (ja) 三次元解析用メッシュ生成方法および射出成形プロセスシミュレーション方法
JP2006168280A (ja) 射出成形シミュレーション装置及び射出成形シミュレーション方法
JP4032848B2 (ja) 成形シミュレーション方法、成形シミュレーション装置及び成形シミュレーションプログラム並びに当該成形シミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体
JP2001205683A (ja) 射出成形プロセスのシミュレーション装置、方法および記憶媒体
JP2955509B2 (ja) 金型の設計方法および装置
JP2001191336A (ja) 金型設計装置と金型形状の設計方法
JP4428798B2 (ja) 射出成形プロセスのシミュレーション方法及び装置並びに記憶媒体
JP2008001088A (ja) 2次ウェルドライン予測方法および装置、そのプログラム、記憶媒体およびそれらを用いた成形品の製造方法
JP3609018B2 (ja) 射出成形条件決定装置および射出成形条件決定方法、並びに、プログラム記録媒体
Polynkin et al. 3d simulation of gas assisted injection molding analysis of primary and secondary gas penetration and comparison with experimental results
JP2001246655A (ja) 射出成形時の挙動予測方法及び装置、金型設計方法
JP3582930B2 (ja) 射出成型品の製造方案
JPH08230007A (ja) 射出成形プロセスのシミュレーション方法及びその装置
JP2002192589A (ja) 射出成形品の設計パラメータ決定方法およびその装置
JP4682680B2 (ja) 凝固解析方法
JPH0415761A (ja) 冷熱サイクル構造体温度の解析方法および金型装置系の設計装置
CN114889075A (zh) 一种注塑控制方法、装置、计算机设备及存储介质
JP2001277321A (ja) 射出成形プロセスのシミュレーション方法及び装置並びに記憶媒体
Babaei et al. Mathematical and computational modeling of mold filling and heat transfer in metal casting
JP4452672B2 (ja) 射出成形中に樹脂がキャビティ面から剥離しやすい箇所を予測する方法とそれを利用した射出成形型と射出成形方法
JP4844421B2 (ja) 射出成形の流動解析方法及びその装置
JPH10193368A (ja) 金型の設計方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060310

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605