JP2001276936A - 工具カートリッジ交換装置 - Google Patents

工具カートリッジ交換装置

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JP2001276936A
JP2001276936A JP2000091829A JP2000091829A JP2001276936A JP 2001276936 A JP2001276936 A JP 2001276936A JP 2000091829 A JP2000091829 A JP 2000091829A JP 2000091829 A JP2000091829 A JP 2000091829A JP 2001276936 A JP2001276936 A JP 2001276936A
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Japan
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cartridge
tool
setup
magazine
magazines
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Application number
JP2000091829A
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English (en)
Inventor
Takahiko Murayama
貴彦 村山
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D37/00Tools as parts of machines covered by this subclass
    • B21D37/14Particular arrangements for handling and holding in place complete dies
    • B21D37/147Tool exchange carts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産機械およびマガジンを含めた生産設備全
体の簡略化が図れ、かつカートリッジの段取りが効率的
に行える工具カートリッジ交換装置を提供する。 【解決手段】 この装置は、工具の搭載されたカートリ
ッジ2を使用する生産機械1に対してカートリッジ2を
交換する装置である。カートリッジ出入機構18が搭載
され直線状に延びる走行路6上を走行する移載台車17
を設ける。走行路6と平行に複数個連続的に配列カート
リッジマガジン3を設置する。これらカートリッジマガ
ジン3の配列の端部に、並び方向に連続して段取りステ
ーション60を配置する。段取りステーション60に
は、下側のカートリッジ2を上側のカートリッジ2に対
してスライドさせる上下カートリッジ位置ずらし機構6
4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工具の搭載され
たカートリッジを使用するパンチプレス等の生産機械と
カートリッジマガジンとの間でカートリッジを交換する
工具カートリッジ交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カートリッジ式のパンチプレス
と、複数配列されたカートリッジマガジンとの間のカー
トリッジ交換を、マガジン配列に沿って走行可能な移載
台車で行うようにしたものがある。パンチプレスと移載
台車との間のカートリッジの移載は、パンチプレスに備
えられたカートリッジ進退装置を利用して行われる。各
マガジンと移載台車との間のカートリッジの移載は、各
マガジンに備えられたカートリッジ出入機構により行わ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成で
は、多数設けられるカートリッジマガジンのそれぞれに
カートリッジ出入機構が必要となる。これらカートリッ
ジ出入機構はそれぞれ駆動源を有するものであり、その
ためカートリッジマガジンの構成が複雑で、コストが高
くなるという課題がある。また、パンチプレスにおいて
も、移載台車へのカートリッジの出し入れのために、カ
ートリッジ進退装置のストロークを長くする必要があ
る。カートリッジ進退装置は、本来はカートリッジの移
動によりカートリッジ上の工具を選択するために設けら
れた機構であり、カートリッジ交換の兼用のためにスト
ロークを余分に長くすると、熱膨張に対する配慮など、
精度上等の弊害が生じる。上記の例はカートリッジパン
チプレスの例であるが、カートリッジを使用する生産機
械一般に同様な問題が生じる。また、カートリッジに対
する搭載工具の交換等の段取りが、効率的に行えないと
いう課題があった。
【0004】この発明の目的は、生産機械およびマガジ
ンを含めた生産設備全体の簡略化が図れ、かつカートリ
ッジの段取りが効率的に行える工具カートリッジ交換装
置を提供することである。この発明の他の目的は、上下
一対のカートリッジに各々搭載されるパンチ工具および
ダイ工具の両方の段取りが容易に行えるようにすること
である。この発明のさらに他の目的は、段取り作業の安
全を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の工具カートリ
ッジ交換装置は、工具の搭載されたカートリッジを使用
する生産機械に対してカートリッジを交換する装置であ
って、カートリッジを出し入れするカートリッジ出入り
機構が搭載され直線状に延びる走行路上を走行する移載
台車と、前記走行路に近接して前記走行路と平行に複数
個連続的に配列されて各々カートリッジを収容可能なカ
ートリッジマガジンと、前記カートリッジマガジンの配
列の端部に並び方向に連続して配置されてカートリッジ
を段取り可能に格納する段取りステーションとを備えた
ものである。この構成によると、移載台車にカートリッ
ジ出入機構を設けたため、カートリッジマガジンや生産
機械にカートリッジの移載のための駆動機構を設けるこ
とが不要となる。そのため、カートリッジマガジンを多
数設ける場合にも、個々のマガジンにカートリッジの出
し入れのための駆動機構を設ける必要がなく、簡素な構
成で済む。しかも、段取りステーションは、連続的に配
列されたカートリッジマガジンの並びの端部に、その並
び方向に連続して配置したため、カートリッジ出入機構
の装備された移載台車で段取りステーションに対するカ
ートリッジの出し入れも自動的に行える。また、段取り
ステーションは、カートリッジマガジンの並びの端部に
配置されているため、段取り作業が広い空間で行える。
これらのため、カートリッジの段取りが効率的に行え
る。
【0006】この発明において、前記生産機械はパンチ
プレスであって、各々パンチ工具およびダイ工具を搭載
した上下一対のカートリッジを使用するものであっても
良い。その場合に、前記移載台車のカートリッジ出入り
機構、前記各カートリッジマガジン、および前記段取り
ステーションは、いずれも上下一対のカートリッジを同
時に出し入れ可能なものとし、前記段取りステーション
は、上カートリッジに対して下カートリッジを水平方向
にスライドさせる上下カートリッジ位置ずらし機構を有
するものとしても良い。このように、上下カートリッジ
位置ずらし機構を段取りステーションに設けた場合、ダ
イの搭載された下カートリッジをスライドさせて、その
上方を広く開けることができる。そのため、上カートリ
ッジが邪魔とならずに、下カートリッジに対してダイの
交換等の段取りが容易に行える。
【0007】この発明において、前記段取りステーショ
ンは、カートリッジの格納部分を上側から蓋する開閉カ
バーを有するものとし、この開閉カバーの開いた状態で
は前記移載台車の段取りステーションへの移動を不能と
するインタロック手段を設けても良い。この構成の場
合、常時は、段取りステーションの開閉蓋を閉じ状態と
することにより、段取りステーションに格納されている
カートリッジや段取りステーションの内部が周囲の塵埃
等で汚れることが防止される。カートリッジに対する段
取りは、開閉蓋を開けた状態で行える。開閉蓋の開き状
態では、インタロック手段により移載台車の段取りステ
ーションへの移動が不能とされるため、移載台車が不測
に移動して作業者や段取りステーションの構成機器等に
干渉することがなく、安全に段取り作業が行える。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図面と共
に説明する。図1はカートリッジ式生産機械の全体の概
略平面図である。このカートリッジ式生産機械は、例え
ば自動工具交換機能付きプレスからなる。生産機械1
は、交換自在なカートリッジ2を使用して加工を行う機
械であり、カートリッジ出入口となる交換位置7を有す
る。生産機械1の交換位置7側に、カートリッジ移載装
置5の直線状に延びる走行路6が設けられ、この走行路
6と平行に、交換用のカートリッジ2を収容する複数の
カートリッジマガジン3が並設されている。カートリッ
ジマガジン3(以下「マガジン」と略称する)は、一列
に配列されてマガジン列4を構成する。マガジン列4は
直線状に設けられ、各マガジン3は、一定ピッチPで連
続的に配列されている。マガジン列4における一つのマ
ジガン3は、生産機械1の交換位置7に対して、中心線
が一致するように対向して設けられている。マガジン3
の配列の端部には、その並び方向に連続して段取りステ
ーション60が設けられている。カートリッジ移載装置
5は、マガジン列4に沿って敷設されたレール13上を
走行する走行台車形式とされている。カートリッジ2
は、例えば工具を搭載した工具支持体からなる。
【0009】生産機械1は、カートリッジ2を機内で所
定方向(Y方向)に移動させるカートリッジ進退装置8
と、カートリッジ2に作用して加工を行う加工部9と、
ワークWを移動させるワーク送り機構10とを有してい
る。生産機械1は、例えばパンチプレスからなる。パン
チプレスの場合、カートリッジ2は、図13に示すよう
に、上下一対設けられ、各々にパンチ工具およびダイ工
具となる工具11が搭載される。図1の生産機械1にお
けるカートリッジ進退装置8およびカートリッジ移載装
置5は、上下一対のカートリッジ2を同時に移動させる
ものとされ、各マガジン3は上下一対のカートリッジ2
を格納するものとされる。なお、カートリッジ進退装置
8およびカートリッジ移載装置5は、両者共、上下のカ
ートリッジ2のいずれか一方を移動させるものであって
も良く、また上下のカートリッジ2の両方を独立して移
動させるものであっても良い。パンチプレスの場合、生
産機械1の加工部9は、上側のカートリッジ2のパンチ
工具を叩くパンチ駆動装置からなる。ワーク送り機構1
0は、テーブル12上でワークWをカートリッジ進退方
向(Y方向)と直交する方向(X方向)進退させるもの
とされる。
【0010】図2に示すように、各マガジン3は、カー
トリッジ2を出し入れ自在に載せるマガジン内ガイド手
段14をマガジン本体15に設けたものである。マガジ
ン内ガイド手段14は、カートリッジ2の両側縁を支持
するものであり、ローラまたはレール等で構成される。
マガジン内ガイド手段14は、上下一対のカートリッジ
2を各々支持するように、上下2段に設けられる。マガ
ジン本体15は、カートリッジ2を格納可能な箱状体、
またはマガジン内ガイド手段14を支持するフレームと
して構成され、その両側部にマガジン内ガイド手段14
が設けられている。各マガジン列4における各マガジン
3のマガジン本体15は、共通のマガジン支持台16上
に設置されている。
【0011】カートリッジ移載装置5は、移載台車19
上に、カートリッジ2を前後両側に出入り自在に搭載す
るカートリッジ収納部17と、このカートリッジ収納部
17にカートリッジ2を前後両側に出し入れするカート
リッジ出入機構18とを備えたものである。カートリッ
ジ移載装置5は、この例では、移載台車19上に複数の
カートリッジ収納部17を並設したものとされ、各々の
カートリッジ収納部17に対して、カートリッジ出入機
構18が設けられている。複数のカートリッジ収納部1
7およびカートリッジ収納部17は、同じ構成のもので
ある。複数のカートリッジ収納部17の配列ピッチp
は、マガジン3の配列ピッチP(図1)と等しくしてあ
る。移載台車19は走行装置23により進退駆動され
る。走行装置23は、レール13に沿って設置されたも
のであっても、移載台車19に駆動源が搭載された自走
式のものであっても良い。
【0012】図3は、カートリッジ移載装置5における
片方のカートリッジ収納部17およびカートリッジ出入
機構18の概略正面図であり、図4はそのカートリッジ
収納部17の拡大破断正面図である。カートリッジ収納
部17は、前後が開放された箱状のフレーム17aの両
側壁17aaに、カートリッジ2を前後に進退自在なよ
うに、その両側縁を受ける支持ガイド20を設けたもの
とされている。支持ガイド20は、上下一対のカートリ
ッジ2を各々支持可能なように、上下に一対ずつ設けら
れる。支持ガイド20は、カートリッジ2の下面を受け
る複数の支持ローラ21で構成される。支持ローラ21
は、カートリッジ収納部17の前後に並べて複数設けら
れる(図5参照)。
【0013】また、図4に示すように、カートリッジ収
納部17の箱状フレーム17aの両側壁17aaには、
直動軸受22の軸受レール22aが設けられている。直
動軸受22は、軸受レール22aとこの軸受レール22
aに噛み合う軸受部22bとで構成され、軸受部22b
内に、軸受レール22aに転接する複数の転動体(図示
せず)が設けられている。軸受部22bはカートリッジ
2に設けられている。直動軸受22は、生産機械1内で
のカートリッジ2の案内のために設けられたものであっ
て、本来の案内目的の軸受レールは生産機械1内に設け
られており、カートリッジ収納部17内の軸受レール2
2aは、軸受部22bの転動体の脱落防止や塵埃の侵入
防止のために設けられるダミーレールとなるものであ
る。軸受レール22aと軸受部22bとは抜き差し自在
なものとされ、カートリッジ収納部17の軸受レール2
2aは、生産機械1の軸受レール(図示せず)と端部が
整合するように設けられる。直動軸受22には、左右方
向の支持と上下方向の支持とが可能なものが用いられ
る。また、直動軸受22は、上側のカートリッジ2に対
しては、カートリッジ2の上面側に、下側のカートリッ
ジ2に対しては、カートリッジ2の下面側に配置されて
いる。なお、ダミーレールとなる軸受レール22aは、
図示は省略するが、各マガジン3内にも設けられてい
る。
【0014】カートリッジ収納部17のフレーム17a
の側壁7aaには、前後に延びる係合具挿通窓24が開
口している。係合具挿通窓24は、各カートリッジ2の
側面に設けられた被係合部25と対応する高さ位置に各
々設けられ、カートリッジ出入機構18(図3)の係合
具26を挿通させる。なお、各マガジン3のマガジン本
体15(図2)にも、カートリッジ収納部17と同様
に、カートリッジ出入機構18の係合具26を挿通させ
る係合具挿通窓24A(図12)が設けられている。
【0015】カートリッジ出入機構18は、図3に示す
ようにカートリッジ収納部17の一側部に設けられてい
る。カートリッジ出入機構18は、カートリッジ収納部
17の前後両側に出入りして生産機械1の交換位置7と
マガジン3との両方にカートリッジ2の移載が可能とさ
れている。すなわち、カートリッジ出入機構18は、カ
ートリッジ収納部17の前後両側に進出可能なスライド
部材27と、このスライド部材27に設けられてカート
リッジ2に係合可能なカートリッジ係合機構28と、ス
ライド部材27をスライド駆動するスライド駆動機構2
9とでなる。スライド部材27は、ベース部材30にス
ライド自在に設置されたミドル部材31と、このミドル
部材31にスライド自在に設置されたトップ部材32と
でなる。ベース部材30は、カートリッジ収納部17に
固定設置される。トップ部材32に、カートリッジ係合
機構28が設けられている。
【0016】図6〜図9と共に、カートリッジ出入機構
18の詳細を説明する。ミドル部材31はベース部材3
0にスライドガイド33を介してスライド自在に設置さ
れ、トップ部材32はミドル部材31にスライドガイド
34を介してスライド自在に設置されている。これらス
ライドガイド33,34は、いずれもスライド用レール
33a,34aと、このスライド用レール33a,34
aに転接するガイドローラ33b,34bとで構成され
る。両スライドレール33a,34aは、いずれもミド
ル部材31に設けられ、ミドル部材案内用のガイドロー
ラ33bはベース部材30に、トップ部材案内用のガイ
ドローラ34bは、トップ部材32に各々設けられてい
る。また、トップ案内用およびミドル案内用のガイドレ
ール33a,34aは、それぞれミドル部材31の片方
の側面と、もう片方の側面とに、互いに背合わせに設け
られている。両スライドレール33a,34aは、各々
上下に離れて2本ずつ設けられている。ガイドローラ3
3b,34bは、上側のスライドレール33a,34a
の下面に転接するものと、下側のスライドレール33
a,34aの上面に転接するものとが設けられている。
各スライドレール33a,34aに対するこれらのガイ
ドローラ33b,34bは、いずれも前後に並べて複数
個設けられている。各ガイドローラ33b,34bは、
外周面がV溝状に形成され、スライドレール33a,3
4aは、ガイドローラ33b,34bに転接する部分が
断面V字状とされている。
【0017】スライド駆動機構29は、ベース部材30
に対してミドル部材31をスライドさせるミドル部材駆
動部35と、ミドル部材35のスライド動作に連動して
トップ部材32をスライドさせる連動部36とを有す
る。ミドル部材駆動部35は、ミドル部材31に設けら
れたラック37と、これに噛み合うピニオン38と、ア
クチュエータ39とで構成される。アクチュエータ39
は、減速機付きのモータからなり、ベース部材30に設
置されている。ピニオン38は、アクチュエータ39の
減速機出力軸に設けられている。
【0018】連動部36は、巻き掛け機構で構成されて
いる。具体的には、連動部36は、図8および図9
(D)に示すように、ミドル部材31の互いに逆方向の
動きをトップ部材32に各々伝える一対の一対の連動用
ベルト41,42を有している。第1の連動用ベルト4
1は、両端が結合部41a,41bでベース部材30お
よびトップ部材32の一端に結合され、中間がミドル部
材31の他端のプーリ43に掛装されている。第2の連
動用ベルト42は、両端が結合部42a,42bでベー
ス部材30およびトップ部材32の他端に結合され、中
間がミドル部材31の一端のプーリ44に掛装されてい
る。第1,第2の連動用ベルト41,42は、上下に並
べて配置されている。上記の連動部36によると、ミド
ル部材31が一方(図9(D)の右側)へ移動すると、
トップ部材32はミドル部材31のプーリ44に中間が
掛装された連動用ベルト42で結合部42bが引っ張ら
れ、ミドル部材31に対して一方(右側)へ移動する。
したがって、トップ部材32は、ベース部材30に対し
てミドル部材31の2倍の距離だけ移動する。ミドル部
材32が他方(図9(D)の左側)へ移動すると、連動
用ベルト41で引っ張られて、トップ部材32は他方へ
2倍の距離だけ移動する。
【0019】図6,図8に示すように、カートリッジ係
合機構28は、係合具26をカートリッジ2の被係合部
25(図4)に係脱させる手段である。被係合部25
は、丸孔状等の凹部に形成され、係合具26は、丸ピン
等のピン状部材からなる。このピン状係合具26は、ガ
イド部材45に進退自在に支持され、係脱駆動手段46
により進退させられる。係脱駆動手段46は、エアシリ
ンダ等のシリンダ装置からなり、その進退軸46aが連
結部材47でピン状係合具26の後端に連結されてい
る。ピン状係合具26の進退範囲は、先端がカートリッ
ジ収納部17(図4,図5))の係合具挿通窓24に進
入してカートリッジ2の被係合部25に係合する位置か
ら、係合具挿通窓24を脱する位置までとされる。カー
トリッジ係合機構28は、上下の各カートリッジ2,2
に対するものが、上下に並んで設けられ、また各カート
リッジ2に対して、複数個(図示の例では2個)が、ス
ライド部材27の進退方向に離れて配置されている。各
カートリッジ係脱機構28のガイド部材45および係脱
駆動手段46は、トップ部材32に設けられた係合機構
取付フレーム部32aに取付けられている。図11に示
すように、カートリッジ2の被係合部25は、前後に離
れて複数個、この例では2個が設けられている。
【0020】図10に示すように、各カートリッジ2に
は、カートリッジ種類を示す識別子50が側面に設けら
れ、この識別子50を検出する検出手段51が、カート
リッジ移載装置5に設けられる。識別子50は、カート
リッジ2の側面に設けられた識別子取付座部52に着脱
可能に取付けられる部材、例えばプレート状の部材とさ
れ、別の識別子50と交換可能とされる。検出手段51
は、例えば近接センサが用いられる。その場合、カート
リッジ2の識別子取付座部52には、不感知用凹部55
が設けられる。
【0021】図1の段取りステーション60は、カート
リッジ2を段取り可能に格納するものであり、マガジン
3と同じく移載台車19によるカートリッジ移載装置5
によって、カートリッジ2を出し入れ可能とされてい
る。図14〜図17に示すように、段取りステーション
60は、上下両方のカートリッジ2を格納可能な段取部
ケース61内の両側部に、上下のカートリッジ2を各々
出し入れ自在に支持する支持ガイド62,63を設けた
ものである。これら支持ガイド62,63は、それぞれ
カートリッジ2の下面を受ける複数個の支持ローラ62
a,63aで構成される。これら複数の支持ローラ62
a,63aは、出入り方向に並べて設けられる。上側の
カートリッジ2に対する支持ガイド62は、段取部ケー
ス61の両側壁に設置され、下側のカートリッジ2に対
する支持ガイド63は、段取部ケース61内に設けられ
た上下カートリッジ位置ずらし機構64に設けられてい
る。段取部ケース61内の両側部の両側部には、さらに
直動軸受レール62b,63bが設けられている。これ
ら直動軸受レール62b,63bは、支持ガイド62,
63に支持されるカートリッジ2の軸受部22b(図4
参照)に転接するレールであり、ダミーレールである。
【0022】上下カートリッジ位置ずらし機構64は、
上カートリッジ2に対して下カートリッジ2を水平方向
にスライドさせる手段であり、下カートリッジ2を段取
部ケース61の出入り口側へ突出させるものとしてあ
る。上下カートリッジ位置ずらし機構64は、具体的に
は、段取部ケース61から走行路6側へスライドするス
ライド台65と、このスライド台65のスライド駆動機
構66とでなり、スライド台65に支持ガイド63が設
置される。スライド台65は、段取部ケース61にスラ
イドガイド67を介して進退自在に設置された中間台6
8と、中間台68上にスライドガイド69を介して進退
自在に設置されたカートリッジ台70とでなる。カート
リッジ台70に支持ガイド63が設置される。各スライ
ドガイド67,69は、直動軸受等で構成される。
【0023】スライド駆動機構66は、段取部ケース6
1に対して中間台68を進退させる中間台駆動部71
と、中間台68のスライド動作に連動してカートリッジ
台70を進退させる連動部72とを有する。中間台駆動
部71にはシリンダ装置が用いられている。連動部72
は、中間台68の動きをカートリッジ台70に伝える連
動用ベルト73を有している。連動用ベルト73は、中
間台68の両端近傍に各々設けられた一対のプーリ7
5,76に掛装された無端ベルトであり、往路および復
路部分が、段取部ケース61およびカートリッジ台70
に、それぞれ結合部材74a,74bで結合されてい
る。カートリッジ台70の先端には、この台70に載せ
られたカートリッジ2が先端側へ脱落することを防止す
る落ち止め具89が設けてられている。落ち止め具89
は、シリンダ装置等からなる突没駆動手段89aで突没
駆動可能とされ、上昇突出状態でカートリッジ2の端面
に係合可能とされる。
【0024】図14に示すように、段取りステーション
60の段取り部ケース61の片側壁には、カートリッジ
移載装置5のカートリッジ出入機構18(図3)の係合
具26を挿通させる係合具挿通窓77が設けられてい
る。段取り部ケース61のもう片方の側壁には、カート
リッジ2を段取りステーション60に対して固定するた
めのピンを進退させるシリンダ(図示せず)が設置され
ている。段取り部ケース61の上面は、開閉蓋78によ
り開閉自在とされている。開閉蓋78は、一側部で回動
支点部材79により上下に開閉回動可能に支持され、ス
トッパ80で最大開き角度が規制される。回動支点部材
79には蝶番が用いられ、また開閉蓋78の自由端には
把手81が設けられている。開閉蓋78は、ガラス板等
の透孔板とその枠体とで形成されている。
【0025】図16に示すように、段取りステーション
60の上方には、上カートリッジ2のパンチ工具11の
持ち上げおよび移動が自在な工具運搬補助具82が、支
持枠83および旋回アーム83aを介して設置されてい
る。段取り部ケース61の開閉蓋78に対しては、その
開き状態を検出するセンサ85(図16)が設けられ、
センサ85による蓋開き信号を検出して移載台車19の
段取りステーション60への走行を不能とするインタロ
ック手段86が設けられている。インタロック手段86
によるインタロックは、移載台車19が段取りステーシ
ョン60まで来ないようにする制御であり、インタロッ
ク状態であっても、移載台車19のマガジン3間の走行
は許容される。なお、インタロック手段86は、段取り
ステーション60の上下カートリッジ位置ずらし機構6
4がずらし状態にあるときも、移載台車19の段取りス
テーション60への走行を不能とする制御を行うものと
することが好ましい。図14に示すように、段取り部ケ
ース61の側面の上部には、段取り部操作盤84が設け
られ、この段取り部操作盤84に設けられたスイッチ類
の操作により、上下カートリッジ位置ずらし機構64の
スライド駆動の操作、および工具運搬補助具82(図
2)の上下同の操作が可能とされている。工具運搬補助
具82の水平旋回等の水平移動は作業者の手の力で行わ
れる。
【0026】図2および図18に示すように、配列され
た複数のマガジン3上に、制御ボックス87が設置さ
れ、制御ボックス87内に設けられた制御手段により、
カートリッジ移載装置5のプログラム制御が行われる。
カートリッジ移載装置5の制御手段として、図19に示
すように、カートリッジ出入機構18を制御するカート
リッジ出入機構制御手段88が設けられている。カート
リッジ出入機構制御手段88は、移載台車19の複数の
カートリッジ出入機構18を並行して動作させることが
可能なものとしてある。例えば、このカートリッジ出入
機構制御手段88は、移載台車19の片方のカートリッ
ジ収納部17からマガジン3へカートリッジ2を出しな
がら、もう片方のカートリッジ収納部17へマガジン3
からカートリッジ2を取り込むように、各カートリッジ
出入機構18を動作させる。また、カートリッジ出入機
構制御手段88は、図20に示すように、生産機械1の
交換位置7からカートリッジ2を引き出して、その引出
し経路となる直線経路Lの延長線上にあるマガジン3に
カートリッジ2を移載するように、カートリッジ出入機
構18を制御する機能を有する。
【0027】上記構成の動作を説明する。図1におい
て、カートリッジ移載装置5は、二つのカートリッジ収
納部17のうち、片方のカートリッジ収納部17に、次
に生産機械1で使用するカートリッジ2を、対応するマ
ガジン3から移載し、残り片方のカートリッジ収納部1
7は空として生産機械1へ移動する。生産機械1に対し
ては、まず生産機械1内の不要となったカートリッジ2
を空のカートリッジ収納部17へ移載し、その後、片方
のカートリッジ収納部17で運んできたカートリッジ2
を生産機械1へ移載する。生産機械1から受け取ったカ
ートリッジ2は、カートリッジ移載装置5により、カー
トリッジ種類等に対応する所定のマガジン3へ戻す。
【0028】この場合に、移載台車19の複数のカート
リッジ収納部17のピッチp(図19)をマガジン3の
配列ピッチPと等しくしてあるため、移載台車19を停
止したままで、複数のカートリッジ3を同時にマガジン
3に対して移載することができる。例えば、図19に示
すように、カートリッジ出入機構制御手段88は、移載
台車19の片方のカートリッジ収納部17からマガジン
3へカートリッジ2を出しながら、もう片方のカートリ
ッジ収納部17へマガジン3からカートリッジ2を取り
込むように各カートリッジ出入機構18を動作させる。
これにより、移載台車19を停止した状態で、マガジン
3に対して複数のカートリッジ2を同時に交換でき、交
換時間がより一層短縮される。
【0029】また、図20に示すように、生産機械1か
ら取り出したカートリッジを、その交換位置7に対面す
るマガジン3に格納する場合は、次のように、カートリ
ッジ出入機構18の一つの連続した動作で取り出しおよ
び格納をする。すなわち、前後両側に出入り可能なカー
トリッジ出入機構18の機能を利用し、交換位置7(図
20(A))からカートリッジ2を直線経路Lで移載台
車19のカートリッジ収納部17上に引出し(同図
(B))、そのまま、その直線経路Lの延長線上にある
マガジン3へ移載する(同図(C))。このように、生
産機械1の交換位置7に対面する位置にマガジン3を設
け、またカートリッジ出入機構18を前後両側に出入り
可能なものとしたため、上記のように、移載台車19を
走行させることなくマガジン3に移載でき、カートリッ
ジ交換のための時間が短縮される。
【0030】カートリッジ移載装置5の前後両側への移
載は、スライド部材27がカートリッジ収納部17の前
後に突出することで行われる。すなわち、スライド部材
27に設けられたカートリッジ係合機構28(図6)の
係合具26が、カートリッジ2の被係合部25(図1
0)に係合し、スライド部材27の移動によりカートリ
ッジ2を支持ガイド20上で進退移動させる。スライド
部材27は、図9のようにミドル部材31およびトップ
部材32の2段構成とされていて、カートリッジ係合機
構28を装備したトップ部材32は、その全体が、ベー
ス部材30に対して前後両側に出入りする。そのため、
スライド部材27は、カートリッジ2の全体がマガジン
3および生産機械1に移載されるまでカートリッジ2を
移動可能である。
【0031】スライド部材27の進退で移載をするとき
に、係合具26はカートリッジ収納部17(図5)の係
合具挿通窓24を通過するが、係合具挿通窓24の両端
でカートリッジ収納部17の側壁17aaと干渉する。
そのため、カートリッジ係脱機構28(図8)は、スラ
イド部材27の進退位置に応じて、係合具26の抜き差
しを行う。このとき、複数設けられた係合具26のいず
れかがカートリッジ2の被係合部25に係合状態を保つ
ようにされる。
【0032】図11は、カートリッジ移載装置5から生
産機械1に移載するときの動作を示す。ただし、同図
(C)は別動作例であり、通常は同図(B)から(D)
へ進行する。図11において、被係止部25につき、大
径の黒丸で示す箇所は係合具26が嵌まっている部分を
示し、小径の黒丸で示す箇所は係合具26が嵌まってい
ない箇所を示す。前後方向の被係止部25および係合具
26は、添字A ,B を付して区別した。まず、カートリ
ッジ2の被係止部25A に係合具26A を係合させる
(図11(A))。この状態でスライド部材27を移動
させ、カートリッジ2を生産機械1に挿入する(同図
(B))。この状態で、カートリッジ2は、生産機械1
に一部(例えば半分程度)が挿入される。この後、係合
具26A を被係止部25A から抜き、スライド部材27
をカートリッジ収納部17側へ戻す(同図(D))。こ
のようにして生産機械1に一部が移載されたカートリッ
ジ2は、生産機械1に備えられたカートリッジ進退装置
8(図1)により、その全体が生産機械1内に移載され
る。なお、図11(B)のようにスライド部材27でカ
ートリッジ2の一部を生産機械1に挿入した後、次のよ
うにスライド部材27でカートリッジ2の全体を生産機
械1に挿入しても良い。すなわち、同図(B)ようにカ
ートリッジ2を挿入した後、カートリッジ2の前方の被
係止部26B がカートリッジ収納部17よりも前方まで
進むと、被係止部25B に係合具26B を係合させ、被
係止部25Aから係合具26A を抜く(同図(C))。
この状態で、スライド部材27をさらに前進させ、カー
トリッジ2の全体を生産機械1に移載する。移載を終え
ると、係合具26B も抜き、スライド部材27を戻す。
【0033】図12は、カートリッジ移載装置5からマ
ガジン3へ移載するときの動作を示す。マガジン3は、
カートリッジ収納部17と同じく係合具挿通窓24Aが
前後端で途切れているため、次の動作とする。まず、被
係止部25B に係合具26B を係合させ(図12
(A))、スライド部材27を移動してカートリッジ2
をマガジン3に挿入する(同図(B))。係合具26A
をカートリッジ2の被係止部25A に係合させ、係合具
26B を抜く(同図(C))。スライド部材27をさら
に移動させてカートリッジ2をマガジン3内に挿入する
(同図(D))。係合具26A を抜き(同図(E))、
スライド部材27をカートリッジ収納部17側へ戻す。
このように、係合具挿通窓24,24Aが前後に貫通し
ていなくても、係合具26の抜き差しでカートリッジ2
を連続移動させることができる。
【0034】カートリッジ2の段取りは、次のように行
う。すなわち、段取りを行うカートリッジ2を移載台車
19で段取りステーション60の前まで運搬し、段取り
部ケース61内にカートリッジ出入機構18を用いて格
納する。段取りステーション60では、この格納の後、
開閉蓋78を開けて上カートリッジ2に対するパンチ工
具11の交換等の段取りを行う。また、下カートリッジ
2は、図16,図17に示すように、上下カートリッジ
位置ずらし機構64により、下カートリッジ2を段取り
部ケース61から引出することにより、上方が開放され
た状態でダイ工具の交換等の段取りが行える。上下カー
トリッジ位置ずらし機構64は、下カートリッジ2を移
載台車19の走行路6側へ引き出すため、場所を取らず
に下カートリッジ2の段取りが行える。このように、下
カートリッジ2が移載台車19の走行路6に引き出され
た状態や、段取りステーション60の開閉蓋78が開け
られた状態では、インタロック手段86によって移載台
車19の移動が不能とされるため、安全に移載が行え
る。また、段取りステーション60は、マガジン3の配
列の端部としてあるため、段取り作業が広い空間で行
え、しかもマガジン3に対する移載台車19をカートリ
ッジ2の段取りステーション60に対する運搬にも利用
できる。また、制御ボックス87を上記のように複数の
マガジン3上に配置することにより、生産機械1に対し
て背の低いマガジン3上の空間を有効に利用し、設備全
体の占有床面積を小さくできる。このような制御ボック
ス87の配置を採用した場合にも、マガジン3の配列の
端部に段取りステーション60を配置することで、広い
空間で段取り作業が行える。
【0035】
【発明の効果】この発明の工具カートリッジ交換装置
は、工具の搭載されたカートリッジを使用する生産機械
に対してカートリッジを交換する装置であって、カート
リッジを出し入れするカートリッジ出入機構が搭載され
直線状に延びる走行路上を走行する移載台車と、前記走
行路に近接して前記走行路と平行に複数個連続的に配列
されて各々カートリッジを収容可能なカートリッジマガ
ジンと、前記カートリッジマガジンの配列の端部に並び
方向に連続して配置されてカートリッジを段取り可能に
格納する段取りステーションとを備えたものであるた
め、生産機械およびマガジンを含めた生産設備全体の簡
略化が図れ、かつカートリッジの段取りが効率的に行え
る。前記生産機械がパンチプレスであって、各々パンチ
工具およびダイ工具を搭載した上下一対のカートリッジ
を使用するものであり、前記移載台車のカートリッジ出
入り機構、前記各カートリッジマガジン、および前記段
取りステーションが、いずれも上下一対のカートリッジ
を同時に出し入れ可能なものであり、前記段取りステー
ションが、上カートリッジに対して下カートリッジを水
平方向にスライドさせる上下カートリッジ位置ずらし機
構を有するものとした場合は、上下一対のカートリッジ
に各々搭載されるパンチ工具およびダイ工具の両方の段
取りが容易に行える。前記段取りステーションが、カー
トリッジの格納部分を上側から蓋する開閉カバーを有
し、この開閉カバーの開いた状態では前記移載台車の段
取りステーションへの移動を不能とするインタロック手
段を設けた場合は、段取り作業が安全に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる工具カートリッ
ジ交換装置を用いたカートリッジ式生産機械の平面図で
ある。
【図2】同カートリッジ交換装置およびマガジン群の正
面図である。
【図3】同カートリッジ交換装置の部分拡大正面図であ
る。
【図4】カートリッジ交換装置におけるカートリッジ収
納部の拡大破断正面図である。
【図5】同カートリッジ収納部の側面図である。
【図6】同カートリッジ交換装置のカートリッジ出入機
構の拡大破断正面図である。
【図7】同カートリッジ出入機構の側面図である。
【図8】同カートリッジ出入機構の破断平面図である。
【図9】(A)〜(C)は、同カートリッジ出入機構の
スライド部材の動作説明図、(D)はスライド駆動機構
における連動部の説明図である。
【図10】カートリッジと識別子の関係を示す破断側面
図である。
【図11】カートリッジ交換装置による生産機械へのカ
ートリッジ交換動作の説明図である。
【図12】カートリッジ交換装置によるマガジンへのカ
ートリッジ交換動作の説明図である。
【図13】カートリッジの概略斜視図である。
【図14】段取りステーションの破断正面図である。
【図15】段取りステーションの破断側面図である。
【図16】段取りステーションの上下カートリッジ位置
ずらし機構のスライド状態を示す動作説明図である。
【図17】同上下カートリッジ位置ずらし機構の非スラ
イド時の状態を示す動作説明図である。
【図18】工具カートリッジ交換装置の一部破断概略平
面図である。
【図19】工具カートリッジ交換装置のカートリッジ移
載動作例の説明図である。
【図20】工具カートリッジ交換装置の他のカートリッ
ジ移載動作例の説明図である。
【符号の説明】
1…生産機械 2…カートリッジ 3…マガジン 5…カートリッジ移載装置 6…走行路 7…交換位置 11…工具 12…テーブル 13…レール 17…カートリッジ収納部 18…カートリッジ出入機構 19…移載台車 20…支持ガイド 21…支持ローラ 22…直動軸受 27…スライド部材 28…カートリッジ係合機構 30…ベース部材 31…ミドル部材 32…トップ部材 35…ミドル部材駆動部 36…連動部 39…アクチュエータ 41,42…連動用ベルト 46…係脱駆動手段 60…段取りステーション 61…段取部ケース 62,63…支持ガイド 62a,63a…支持ローラ 64…上下カートリッジ位置ずらし機構 65…スライド台 66…スライド駆動機構 68…中間台 70…カートリッジ台 71…中間台駆動部 72…連動部 73…連動用ベルト 78…開閉蓋 82…工具運搬補助具 85…センサ 86…インタロック手段 84…段取り部操作盤 88…カートリッジ出入機構制御手段 W…ワーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B30B 15/02 B30B 15/02 G H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具の搭載されたカートリッジを使用す
    る生産機械に対してカートリッジを交換する装置であっ
    て、カートリッジを出し入れするカートリッジ出入機構
    が搭載され直線状に延びる走行路上を走行する移載台車
    と、前記走行路に近接して前記走行路と平行に複数個連
    続的に配列されて各々カートリッジを収容可能なカート
    リッジマガジンと、前記カートリッジマガジンの配列の
    端部に並び方向に連続して配置されてカートリッジを段
    取り可能に格納する段取りステーションとを備えた工具
    カートリッジ交換装置。
  2. 【請求項2】 前記生産機械はパンチプレスであって、
    各々パンチ工具およびダイ工具を搭載した上下一対のカ
    ートリッジを使用するものであり、前記移載台車のカー
    トリッジ出入り機構、前記各カートリッジマガジン、お
    よび前記段取りステーションは、いずれも上下一対のカ
    ートリッジを同時に出し入れ可能なものであり、前記段
    取りステーションは、上カートリッジに対して下カート
    リッジを水平方向にスライドさせる上下カートリッジ位
    置ずらし機構を有するものとした請求項1記載の工具カ
    ートリッジ交換装置。
  3. 【請求項3】 前記段取りステーションは、カートリッ
    ジの格納部分を上側から蓋する開閉カバーを有し、この
    開閉カバーの開いた状態では前記移載台車の段取りステ
    ーションへの移動を不能とするインタロック手段を設け
    た請求項1または請求項2記載の工具カートリッジ交換
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014192129A1 (ja) 2013-05-31 2014-12-04 Jfeスチール株式会社 ベンディングプレス機における金型交換方法と金型台車
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