JP2001276611A - エンドトキシン吸着体、及びそれを用いたエンドトキシンの除去方法 - Google Patents

エンドトキシン吸着体、及びそれを用いたエンドトキシンの除去方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドトキシンを含有する医薬品や血液な
どの高濃度の蛋白等を含む液体から、エンドトキシンを
選択的に、且つ効率よく除去することが可能な吸着体、
およびエンドトキシンの除去方法の提供。 【解決手段】ε−ポリリジンを吸着体のリガンドとして
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドトキシン吸
着体、及びそれを用いたエンドトキシンの除去方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンドトキシンは細菌の菌体成分中にあ
る毒性物質の総称で、リポポリサッカライドが構造成分
であり、菌が死滅する際に遊離してくる。エンドトキシ
ンの除去方法としては、従来から、活性炭やイオン交換
体を用いた吸着法、膜やメンブレンフィルター等を使う
濾過法、高温・高圧処理法、または酸、アルカリを使う
分解法が知られているが、いずれの方法も一長一短があ
り、工業的に用いるには問題があった。
【0003】特に、医薬品製造においては、医薬品の安
定性維持の面から、過酷な条件の下、エンドトキシンの
除去を行う事ができなかったり、存在するエンドトキシ
ンの量がごく微量であるため、実験室的には吸着がうま
く行えても、工業スケールでは満足に吸着が行えなかっ
たり、吸着体に医薬品そのものが吸着されることがあ
り、効率よくエンドトキシンを除去することは困難であ
った。
【0004】これに対して近年、工業的にも効率よくエ
ンドトキシンを除去することを可能にすべく、いくつか
の吸着体が開示されている。例えば、特公平6−168
43号公報には、側鎖及び/又は主鎖の末端に、脂肪族
基及び/又はアリール基を有する修飾基を含むポリアミ
ノ酸より構成される吸着体が開示され、特開平1−12
7039号公報には、ポリアミノ酸球状粒子を担体と
し、これにイミダゾール誘導体を結合させた吸着体が開
示されている。また、Journal of Chromatography A 、
711(1995)pp81−92にはα−ポリリジン
をリガンドとしてアガロース担体に結合させた吸着体が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら残念なこ
とに、前述の吸着体には、エンドトキシン含有医薬品や
血液などのように、蛋白質等を高濃度で含む溶液から、
エンドトキシンのみを除去するには選択性が不足してお
り、本来吸着されるべきではない酸性蛋白質などがエン
ドトキシンとともに吸着されてしまう場合があった。
【0006】本発明者らは、前述の従来技術の問題点に
鑑み、鋭意検討を重ねた結果、ε−ポリリジンをリガン
ドとして用いた吸着体であれば、エンドトキシンを含有
する医薬品や血液などの高濃度の蛋白質等を含む液体か
ら、エンドトキシンを選択的に、且つ効率よく除去する
ことが可能であることを知見し、この知見に基づいて本
発明を完成させた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成から
なる。 (1)ε−ポリリジンをリガンドとしたエンドトキシン
吸着体。
【0008】(2)ε−ポリリジンが水不溶性担体に結
合されたエンドトキシン吸着体。
【0009】(3)ε−ポリリジンがストレプトマイセ
ス属細菌により生産されたものである前記第1項または
第2項記載のエンドトキシン吸着体。
【0010】(4)ε−ポリリジンが、500〜1,0
00,000の範囲の平均分子量を有するε−ポリリジ
ンである前記第1項〜第3項の何れか1項記載のエンド
トキシン吸着体。
【0011】(5)ε−ポリリジンが、1,000〜1
0,000の範囲の平均分子量を有するε−ポリリジン
である前記第1項〜第3項の何れか1項記載のエンドト
キシン吸着体。
【0012】(6)ε−ポリリジンと水不溶性担体と
が、反応性の官能基を介して結合している前記第2項記
載のエンドトキシン吸着体。
【0013】(7)水不溶性担体が球状粒子である前記
第2項または第6項記載のエンドトキシン吸着体。
【0014】(8)球状粒子の真球度が0.9以上である
前記第7項記載のエンドトキシン吸着体。
【0015】(9)球状粒子が球状セルロース粒子であ
る前記第7項または第8項記載のエンドトキシン吸着
体。
【0016】(10)球状セルロース粒子が50〜2000μ
の範囲の平均粒径を有する球状粒子である前記第9項記
載のエンドトキシン吸着体。
【0017】(11)球状セルロース粒子が50万〜500
万の範囲の排除限界分子量を有する球状粒子である前記
第9項または第10項記載のエンドトキシン吸着体。
【0018】(12)球状セルロース粒子が80万〜300
万の範囲の排除限界分子量を有する球状粒子である前記
第9項または第10項記載のエンドトキシン吸着体。
【0019】(13)水不溶性担体が中空糸である前記
第2項または第6項記載のエンドトキシン吸着体。
【0020】(14)水不溶性担体が膜である前記第2
項または第6項記載のエンドトキシン吸着体。
【0021】(15)前記第1項〜第14項の何れか1
項記載のエンドトキシン吸着体を用いることを特徴とす
るエンドトキシンの除去方法。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本願第1の発明はε−ポリリジンをリガンドとして用い
たエンドトキシン吸着体である。本発明のε−ポリリジ
ンはストレプトマイセス属細菌により生産された微生物
由来のものであっても、化学合成によって得られたもの
であっても構わない。微生物由来の場合、ε−ポリリジ
ンの培養条件は特に限定されるものではないが、例え
ば、特開昭53−72896号記載のストレプトマイセ
ス・アルブラス・サブスピーシーズ・リジノポリメラス
(Streptomyces albulus subsp. Lysinopolymerus)N
O.346を、D−グルコースあるいはグリセロールを
炭素原とする培養液を用いてして培養し、得られた培養
物からε−ポリリジンを分離採取する方法や、特開平1
−187090号記載のストレプトマイセス・ノールセ
イ(Streptomyces noursei:微工研菌寄第9797号)
に属するε−ポリリジン生産菌を、シュークロース、特
に廃糖蜜を炭素原とする培養液を用いてして培養し、得
られた培養物からε−ポリリジンを分離採取する方法な
どを挙げることができる。
【0023】ストレプトマイセス属細菌により生産され
た微生物由来のε−ポリリジンは、生分解性があること
から生体適合性が高く、さらに、安価で大量入手が可能
であることから、本発明に好ましく使用することができ
る。
【0024】本発明に用いるε−ポリリジンの分子量
は、500〜1,000,000の範囲であることが好
ましく、特に好ましくは、1,000〜10,000の
範囲である。
【0025】本発明のエンドトキシン吸着体は、ε−ポ
リリジンを水不溶性担体に結合させたものであることが
好ましい。本発明に使用することができる水不溶性担体
とは、担体を構成する成分が非水溶性、あるいは水溶性
の物質を架橋反応などの処理を行うことにより水不溶性
とした物質からなる担体で、具体的には、架橋アガロー
ス、セルロース、およびポリアクリルアミドなどを挙げ
ることができる。
【0026】また、本発明に使用する水不溶性担体の形
状は、球状粒子、中空糸、膜など、特に限定されるもの
ではないが、その中でも球状粒子である場合には、製
造、取り扱いが容易であり、担体あたりに結合するリガ
ンド量も多く、本発明に好ましく使用することができ
る。
【0027】中空糸状の担体とは内部に連続または不連
続の空洞を持つ繊維状の担体を示すもので、紡糸液に発
泡剤を添加、または特殊な口金などを用いて内部に空洞
を形成させたものである。
【0028】一方、膜状の担体とは市販のメンブランフ
ィルターのように平板状で多孔を有し、一定の範囲の排
除限界分子量を持つもののことである。
【0029】本発明に使用する球状粒子は、真球度の高
いものであることが好ましい。真球度が高いとカラム等
に充填した場合、均一に充填することが容易である。本
発明で云うところの真球度とは、粒子の最短径(短径)
と最長径(長径)との比(短径/長径)であり、この値
が1.0に近づくほど真球度が高いことを示す。本発明
に使用する球状粒子の真球度は、0.9以上であること
が好ましく、より好ましくは0.95以上である。尚、
本発明における真球度は、任意に取り出した100粒の
球状粒子の最短径(短径)と最長径(長径)との比(短
径/長径)の平均値である。
【0030】球状粒子の中でも、球状セルロース粒子
は、安価で生体適合性が高く、強度も大きく、カラム耐
圧性が良好で、さらにオートクレーブも可能なことか
ら、本発明に好ましく使用することができる。
【0031】本発明に使用する球状セルロース粒子の平
均粒子径は、カラム充填時の取り扱いやすさの点から5
0〜2000μmの範囲であることが好ましい。より好
ましくは100〜300μmの範囲である。該球状セル
ロース粒子の平均粒子径がこの範囲であればカラム内の
液の流れがより安定になる。
【0032】発明に使用する球状セルロース粒子は、多
孔性であることが好ましい。その場合の孔の大きさや数
は、エンドトキシン除去の際の条件等によっても異なり
一概に限定されるものではないが、ポリエチレンオキサ
イドを標準物質として測定した排除限界分子量で示すと
50万〜500万の範囲であることが好ましく、より好
ましくは80万〜300万の範囲である。ポリエチレン
オキサイドによる排除限界分子量がこの範囲であればカ
ラム内における血球などの血液成分の物理的な付着など
の問題を抑制できる。
【0033】多孔性の水不溶性担体の製造方法は特に限
定されるものではないが、球状セルロース粒子の場合を
例に説明する。例えば、特開昭53−86749号記載
のように、セルロース酢酸エステルを有機溶媒中に溶解
し、この溶液を水性媒体中に懸濁させることによってセ
ルロース酢酸エステルを球状化し、次いで有機溶媒を蒸
発させてセルロースエステル粒子を得、これをケン化後
セルロース粒子とすることによって、本発明に好まし
い、多孔性球状セルロース粒子を得ることができる。
【0034】ε−ポリリジンと水不溶性担体との結合
は、反応性の官能基を介して行えばよく、公知の方法を
もちいて行えばよい。その中でも、ε−ポリリジンと水
不溶性担体との結合に、該反応性の官能基としてエポキ
シ化合物を用いたエンドトキシン吸着体であれば、水不
溶性担体とリガンドであるε−ポリリジンとが強固に結
合することから、該エンドトキシン吸着体をエンドトキ
シンの除去に使用した場合であっても、リガンドの離脱
が起こりにくく好ましい。
【0035】該反応性の官能基としてエポキシ化合物を
用いて、ε−ポリリジンと水不溶性担体とを結合させる
方法として、具体的に、水不溶性担体を、ビスオキシラ
ンと反応させてエポキシ基を導入し、このエポキシ基と
ε−ポリリジンを反応させる方法や、水不溶性担体をエ
ピクロルヒドリンでエポキシ化し、これをアミノ化して
無水コハク酸と反応させてカルボキシル基を導入し、こ
の末端カルボキシル基とε−ポリリジンのアミノ基を縮
合させる方法や、前記の方法で得られた、カルボキシル
基を導入した水不溶性担体とN−ヒドロキシスクシンイ
ミドと反応させて活性タイプ(N−ヒドロキシスクシン
イミドエステル化物)としてε−ポリリジンと結合させ
る方法を挙げることができる。
【0036】本願第2の発明は、第1の発明のエンドト
キシン吸着体を用いて、エンドトキシンを含む液体から
エンドトキシンを選択除去する方法である。本発明の用
途は特に限定されるものではないが、本発明は、血液中
のエンドトキシンの除去や、医薬品の最終工程など、高
濃度の蛋白成分など含む溶液からエンドトキシンを除去
する際に特に有効である。
【0037】その際の具体的な形態は、特に限定される
ものではなく、本発明のエンドトキシン吸着体を適当な
緩衝液で洗浄した後、エンドトキシンを含む溶液中に添
加し攪拌した後、吸着体をろ別等により分離除去するバ
ッチ法、また、本発明のエンドトキシン吸着体をカラム
に充填し、適当な緩衝液で洗浄した後エンドトキシンを
含む医薬品や血液などの目的物溶液を通液させ、素通り
画分を回収する事により分離除去するカラム法などで達
成できる。また、カラム法の場合、精製の最終プロセス
に組み込まれて行う形態であることがより好ましい。
【0038】血液中のエンドトキシンを除去する際に
は、患者の体内から取り出された血液、或いは血球と分
離された血漿成分を、患者の体内に戻る直前に、本発明
のエンドトキシン吸着体を充填したカラムに通し、該血
液若しくは該血漿成分中のエンドトキシンが取り除かれ
た状態の血液を患者の体内に戻す体外循環治療の形態で
あることが好ましい。
【0039】
【実施例】以下、本発明について実施例及び比較例を用
いて詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。 1.エンドトキシン吸着体の調整 実施例1(本発明のエンドトキシン吸着体の調整) 平均粒径が80μm、真球度(短径/長径)が0.9
5、ポリエチレンオキサイドを標準物質として測定した
排除限界分子量が200万のセルロース粒子100g(湿重
量)を、200mlの純水に懸濁させ、撹拌しながら30℃
に昇温させた後、該懸濁液に20%NaOH溶液60ml
を加え、1時間撹拌した。次いでエピクロロヒドリン6
0gを加え、2時間撹拌し反応させた。反応終了後、ろ
過し、中性まで水洗した。このようにして得られたエポ
キシ活性化セルロース粒子100g(湿重量)に純水90m
l、ε−ポリリジン25%溶液(チッソ株式会社製、分
子量4、700)30mlを加え、45℃で2時間撹拌し反
応させた。反応終了後水洗し、球状セルロース粒子(本
発明のエンドトキシン吸着体、以下「粒子A」)を得
た。
【0040】比較例1 原料についてε−ポリリジンをα−ポリリジン(和光純
薬社製)に変更した以外は実施例1に準拠して操作を行
い、球状セルロース粒子(エポキシ活性化セルロース粒
子、以下「粒子B」)を得た。
【0041】2.エンドトキシン吸着用カラムの作成 実施例1により得られた粒子A、及び比較例1の粒子B
をリン酸バッファー(pH7.4、イオン強度0.1)で
洗浄してゲルの平衡化を行った。ゲルの脱気を行った
後、前記粒子A,B2種をそれぞれポリプロピレン製カ
ラム(内径4mm、高さ80mm:アミコン社製)に充填し
た。カラム入り口側にポリ塩化ビニル製のチューブ(内
径1mm、外径13mm、長さ1m)を装着し、吸着カラムを作
成した。粒子A(実施例1)を用いたカラムをカラムA
とし、粒子B(比較例1)を用いたカラムをカラムBと
した。
【0042】3.エンドトキシン除去 「2.エンドトキシン吸着用カラムの作成」で作成した
カラムに大腸菌由来のエンドトキシン(LPS:和光純
薬製)を5000EU/mlの濃度で含む牛血清アルブ
ミン(BSA)溶液10mg/mlを10ml通液さ
せ、さらにリン酸バッファー(pH7.4、イオン強度
0.1)を通液させた。通液した液を全て集め、LPS
の残存量及びBSA の回収率を添加前後の濃度測定よ
り各吸着剤のLPSとBSAの吸着率を求めた。その結
果、ε−ポリリジンを結合させた粒子AはLSPの吸着
率が99%、BSAの吸着率が1%以下であった。一方
α−ポリリジンを結合させた粒子BはLPSの吸着率が
80%、BSAの吸着率が40%となり、粒子Aに比べ
選択性が劣る結果となった。
【0043】
【発明の効果】リガンドがε−ポリリジンである本発明
の吸着体であれば、エンドトキシンを含有する医薬品や
血液などの高濃度の蛋白等を含む液体から、エンドトキ
シンを選択的に、且つ効率よく除去することが可能であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12P 13/00 (C12P 13/00 C12R 1:47) C12R 1:47) (C12P 13/00 (C12P 13/00 C12R 1:57) C12R 1:57) Fターム(参考) 4B064 AE01 CA03 DA01 4C077 AA12 AA25 BB03 KK13 LL05 MM05 MM07 MM09 NN14 PP02 PP28 4C087 AA01 BB35 DA02 DA08 NA06 NA07 4G066 AB21D AC02C AC03B BA03 BA09 BA16 BA38 CA21 CA54 DA12 EA01 FA11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ε−ポリリジンをリガンドとしたエンドト
    キシン吸着体。
  2. 【請求項2】ε−ポリリジンが水不溶性担体に結合され
    たエンドトキシン吸着体。
  3. 【請求項3】ε−ポリリジンがストレプトマイセス属細
    菌により生産されたものである請求項1または2記載の
    エンドトキシン吸着体。
  4. 【請求項4】ε−ポリリジンが、500〜1,000,
    000の範囲の平均分子量を有するε−ポリリジンであ
    る請求項1〜3の何れか1項記載のエンドトキシン吸着
    体。
  5. 【請求項5】ε−ポリリジンが、1,000〜10,0
    00の範囲の平均分子量を有するε−ポリリジンである
    請求項1〜3の何れか1項記載のエンドトキシン吸着
    体。
  6. 【請求項6】ε−ポリリジンと水不溶性担体とが、反応
    性の官能基を介して結合している請求項2記載のエンド
    トキシン吸着体。
  7. 【請求項7】水不溶性担体が球状粒子である請求項2ま
    たは6記載のエンドトキシン吸着体。
  8. 【請求項8】球状粒子の真球度が0.9以上である請求項
    7記載のエンドトキシン吸着体。
  9. 【請求項9】球状粒子が球状セルロース粒子である請求
    項7または8記載のエンドトキシン吸着体。
  10. 【請求項10】球状セルロース粒子が50〜2000μの範囲
    の平均粒径を有する球状粒子である請求項9記載のエン
    ドトキシン吸着体。
  11. 【請求項11】球状セルロース粒子が50万〜500万の範
    囲の排除限界分子量を有する球状粒子である請求項9ま
    たは10記載のエンドトキシン吸着体。
  12. 【請求項12】球状セルロース粒子が80万〜300万の範
    囲の排除限界分子量を有する球状粒子である請求項9ま
    たは10記載のエンドトキシン吸着体。
  13. 【請求項13】水不溶性担体が中空糸である請求項2ま
    たは6記載のエンドトキシン吸着体。
  14. 【請求項14】水不溶性担体が膜である請求項2または
    6記載のエンドトキシン吸着体。
  15. 【請求項15】請求項1〜14の何れか1項記載のエン
    ドトキシン吸着体を用いることを特徴とするエンドトキ
    シンの除去方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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