JPH02204500A - カブトガニ血球膜由来抗菌性ペプタイドをリガンドとする不溶性担体 - Google Patents

カブトガニ血球膜由来抗菌性ペプタイドをリガンドとする不溶性担体

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JPH02204500A
JPH02204500A JP2264289A JP2264289A JPH02204500A JP H02204500 A JPH02204500 A JP H02204500A JP 2264289 A JP2264289 A JP 2264289A JP 2264289 A JP2264289 A JP 2264289A JP H02204500 A JPH02204500 A JP H02204500A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、細菌性物質、真菌性物質等からなる発熱物質
(パイロジエン、Pyrogen)の除去に関する。
〔従来の技術〕
注射剤には発熱物質が含まれていないことが必要で、日
本薬局方では発熱性物質試験の項目を設は製剤中の発熱
物質量を規制している。
これは、発熱物質は極微量で恒温動物の体質を異常に上
昇させる物質であり、直接人体の血液に静脈注射等を介
して混入すると薬剤の主作用とは別個に強い発熱を引き
起こし、過度にこの作用が起こると悪寒戦りつを伴う発
熱や時にはショック死に至ると言われていることによる
この発熱物質には細菌性物質、炎症性物質、植物糖類又
は血液型物質等が知られているが、これらの中で最も発
熱に関与する物質は細菌性のものであり、細菌毒素と称
されており、一般に外毒素(Exotoxin)及び内
毒素(Endo tox in)に大別されている。こ
れらの毒素のうち、ダラム陰性菌の細胞壁隔脂質多糖類
(Lipopolysacchartde:LPS)を
主とするいわゆる0抗原として内毒素が最も発熱性が強
力であり、−度混入すると除去するのが非常に困難であ
る。
そこで、注射用蒸留水及び注射剤の製造にあたっては発
熱物質の混入を防ぐ種々な努力が払われている。従来発
熱物質の除去法とし2ては物理的に吸着させる方法や化
学的に分解させる方法が用いられていた。この・うち物
理的吸着においては、主たる薬剤が分解されるおそれが
少なく、操作法としても簡便である。この物理的吸着法
には発熱物質吸着体として限界濾過による分離、炭末、
イオン交換樹脂等が用いられている。し7かし、こ41
らの方法では発熱物質除去には効果的ではなく、使用で
きたと(−7でも目的物質の回収率が低かった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の吸着法による発熱物質の分離で使用する吸着体は
その吸着性能に問題があり一操作だけでは完全に発熱物
質を除去することは困難であり、発熱物質を特異的に吸
着するわけのものではなく、主たる薬剤も吸着されるこ
とが少なくないという欠点があった。特に、血液製剤、
ワクチン、酵素、抗体などのような比較的不安定な高分
子Th1fからの発熱物質の除去にはあまり効果的では
なく、使用できたとしても目的物質の回収率が著しく低
くなることが多い。とりわけ、遺伝子工学、酵素工学、
細胞工学などのバイオテクノロジーの進展とともに、イ
ンターフェロン、T N F、各種ホルモンなどの遺伝
子組替え技術にとって製造される高分子タンパク質など
を薬剤と1.て開発することが多くなってきたため、4
パイロジ覧ンの特異的除去の必要性がざらに高まった。
本発明はこれらの従来技術の有する課題を解決するもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の事情(5こ鑑み検討の結果得られたもの
である。
すなわち、本発明はカブトガニの血球膜由来抗菌性ペプ
タイドを直接又はスペーサーを介して担体に結合した不
溶性担体に関し7、特に発熱物質の除去に有効である。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明は、カブトガニの血球膜由来抗菌性ペプタイドを
担体と直接又はスペーサーを介して結合したものである
。このペプタイドはカブトガニ、たとえば北米産カブト
ガニ学名Limuluspolyphe++us、その
他学名をTaehpleus tridentatus
、T。
gigas、Carcinosorpius roun
dieauda+ と称する各種のカブトガニの血球膜
中に見い出されるものである。
このカブトガニの血球膜由来の抗菌性ペプタイドには、
例えばタキプレシンI (Tachyplesin 1
 ) +タキプレシンII (Tachyplesin
 II )+ポリヘムシンI(Polyphemusi
n I )+ポリヘムシンI[(Polyphesiu
sin■)等のペプタイドが含まれる。
これらのペプタイドに関しては次の文献に記載されてい
る。
第61回日本生化学大会講演要旨隼第874頁(タキプ
レシン1.  II) 特願昭63−244522号、特願昭63−20372
4号(ポリヘムシン1.  II) 次にこれらのペプタイドの構造式を示す。
〔タキプレシン■〕
(式中、■と■、■と■は、それぞれ直接に接合してい
る。 Arg−NH,は、アルギニンのカルボキシル基
がアミドであることを示す。)〔タキプレシン■〕 (式中、■と■、■と■は、それぞれ直接に接合してい
る。^rg−NH,は、アルギニンのカルボキシル基が
アミドであることを示す、、)〔ポリヘムシンI〕 式中、■と■、■と■は、それぞれ直接に接合している
〔ポリヘムシン■〕
式中、■と■、■と■は、それぞれ直接に接合している
(上記4種の構造式のうちArg−NH,は、アルギニ
ンのカルボキシル基がアミドであることを示す。)次に
、カブトガニの血球膜由来の抗菌性ペブタイドの代表例
としての上記4種のペプタイドの製法の一例を簡単に示
す、詳細については上記文献に記載されている。
ポリフェムシンの製造 北米産カブトガニ(Limulus  ol  hem
us)の血球に、塩化ナトリウム及びベンズアミジン塩
酸塩を含むトリス塩酸緩衝液を加え粉砕し、これを遠心
して沈澱物を得る。これに塩酸溶液を加え粉砕し、遠心
して上澄を得る。これを5ephadex @ G−5
0カラムに添加して、塩酸溶液で溶出する。 280n
mにおける吸光度を測定して集めた溶出区分を、コスモ
シール85C18カラムに添加しアセトニトリルの濃度
を変化させたトリフルオロ酢酸溶液で溶出することによ
り、目的のポリヘムシン画分を得る。ポリフェムシンI
とポリヘムシン■とは溶出時間が相違するのでこれを利
用して分離することができる。
タキプレシンはボリフェムシンと同様の方法によって製
造することができ、血球抽出物の不溶性画分の塩酸抽出
物から5ephadex @ G−50、逆相系HPL
Cによりペプタイドを精製することによって得られる。
これらのペプタイドはこのようにカブトガニの血球膜か
ら得ることができるが、化学的合成法によっても製造で
きることば言うまでもない。
本発明において使用される担体は、直接又はスペーサー
を介してカブトガニの血球膜由来抗菌性ペプタイドと結
合することができ、しかもこのペプタイドの活性を害し
ない担体であればどのような材質のものでも使用できる
ことは言うまでもない。この担体の選択は、いわゆる周
知技術に基づいて行なうことができる。本発明の担体と
して使用できる材料の代表例としては、デキストラン、
ポリアクリルアミド、アガロースゲル、架橋アガロース
ゲル、デキストラン誘導体ゲル、多孔質ガラス、ポリス
チレンゲル、ポリビニル、ポリスチレン、ポリアクリル
アミドなどを挙げることができる。
本発明において、担体とカブトガニの血球由来抗菌性ペ
プタイドとを結合するにあたっては、両者を直接結合し
ても良いし、またスペーサーを介して結合し、でも良い
。そして、スペーサーを介して結合した場合は、内毒素
(Endo tox it+)の水不溶性担体への吸着
性が更に高められた。スベ・−サーを介して両者を結合
するにあたっては、スペーサーが担体とカブトガニの血
球膜由来抗菌性ペプタイドとの両方に結合力を有するこ
と、しかもスペーサーがペプタイドの活性を害すること
がないことの性質を有し2ていればよいことは言うまで
もない。このスペーサーとしては、いわゆる周知技術に
基づいて選択できるが、好ましい例としては、次の構造
式で示されるものが挙げられる。
(1)  −0CRよ−C)I−CHJH(CI(z)
JH(Ctlz)sNHH (2)  −CHg−NH− (3)  −CHz([t−NH− (4)  −(CHz) 5−C−N)I−〔実施例1
〕 (1)  セファロースCL−68(ファルマシア社製
の商品)30g (湿重量)を1M食塩水、次いで水で
充分洗浄後、水45m1に懸濁し、懸濁液に2N水酸化
ナトリウム水溶液19゜5!12及びエビクロロヒドリ
ン4,5−を加え40℃で2時間攪拌する。反応終了後
、混合物をろ過し、残香を水で洗浄することによりエポ
キシ−セファロースCL−6Bを得る。得られたエポキ
シセファロースCL−6Bを0.625%へキサメチレ
ンジアミンの水溶液120dに懸濁し、60’Cで2時
間攪拌する。反応終了後、混合物をろ過し、残香を水で
洗浄することによりアミノヘキシルーセアロースCL−
6B 32.8g(湿重量)を得る。セファロースのア
ミノへキシル基の含量を滴定により求めたところ約65
μmole/g (湿重量)であった。
(2)  アミノヘキシル−セファロースCL−686
g (湿重量)を0.05Mリン酸緩衝液cp H7,
0) 15.2滅に懸濁し、懸濁液に25%グルタルア
ルデヒド水溶液6、47を加えて室温で2時間攪拌後、
0.1Mリン酸緩衝液(pH7,0)で充分洗浄する。
残香を15mMポリヘムシン−0,1Mリン酸緩衝液(
pi−T7.0)20.0Illeに懸濁し、懸濁液に
ソジウムボロヒドリド100dを加え室温で1時間攪拌
する。反応終了後、混合物をろ過し、残香を1M食塩水
及び水で充分洗浄する。
H R:フルギニン 1トリヅト77ン Cニジスティン 
F:フェ:ルアラニ〉 v:バリンY:チUシン Gニ
ゲリシン K:リシンで示されるリガンド結合子ti類
6.0g(湿重量)が得られる。本島のポリヘムシン含
量はIg(湿重量)当り11.2μmoleであった。
〔実施例2〕 (1)セルロース90g(湿重量)をIN水酸化すF・
リウム水溶液900m1に懸濁し、懸濁液にエビクロロ
ヒドリンioomlを加え60”Cで30分間攪拌する
。反応終了後、反応混合物に氷水を加えてろ過し2、残
香を水で洗浄することにより、エポキシ活性化セルロー
ス82g(湿重量)を得る。エポキシ活性化セルロース
82g (湿M i )に0.625%へキザメチレン
ジアミン水溶液400dを加え60″Cで2時間攪拌す
る。反応終了後、混合物をろ過し、残金を水で洗浄する
ことによりアミノヘキシル−セファロースCL−6B 
78g(湿重量)を得る。セファロースのアミノへキシ
ル基の含量を滴定により求めたところ約69.4 p 
mole/g (湿重量)であった。
(2)アミノヘキシル−セファロースCL−686g 
(湿重量)を0.05Mリン酸緩衝液(pH7,0)1
5.211に懸濁し、懸濁液に25%グルタルアルデヒ
ド水溶液6.4−を加えて室温で2時間攪拌後、0.1
Mリン酸緩衝液(pH7,0>で充分洗浄する。残金を
15mMポリヘムシン−0,1Mリン酸緩衝液(p H
7,0) 20.0dに懸濁し7、室温で24時間攪拌
する。反応終了後、混合物をろ過し、残金を1M食塩水
及び水で充分洗浄する。残金を0.1Mリン酸緩衝液(
pH7,0)10mlに懸濁し、この懸濁液にソジウム
ボロヒドリド100−を加え、室温にて1時間攪拌する
。反応終了後、混合物をろ過し、残金を1M食塩水及び
水で充分洗浄する。
H R:アルギニン Wニトリブトファン Cニジスティン
 F:7エニルアラニン V:バリンY:チ■シン G
ニゲリシン K:リシンで示されるリガンド結合多糖類
2.0g(湿重量)が得られる。本島のポリヘムシン含
量はIg(湿重量)当り11.2μ+*oleであった
〔実施例3〕 4%アガロースゲル100dをブフナー漏斗で10倍賽
の水で洗浄後、ビーカーに移し等容の水を加える。温度
計とガラス電極を浸しスターラーで攪拌する。ゲルll
lIg当り300111gの臭化シアンを添加する。p
Hが低下し始めたら、2NNaOHを添加して11に保
つ。10から20分後にpH低下が遅くなる。
漏斗に移し、吸引しつつ急速に10倍賽の0.1Mホウ
酸緩衝液(pH9,0)テ洗浄後、ビーカーニ0.1 
Mホウ酸緩衝液(pH9,0)でポリヘムシン100 
p mole/dに調製した溶液を100oj!とり、
ゲルを加え、20分間振とうする。ゲルを10倍賽の水
で洗浄し、IMになるようにエタノールアミン溶液(p
H8)を加え1時間攪拌する。反応終了後、混合物をろ
過し、残金を1M食塩水及び水で充分洗浄する。
かくして式 湿重量5g計りとる。ポリヘムシン0.15gを0.5
?lNaC1,0,1Mリン酸バッファー (pH7,
0) 30−に溶解する。この溶液にゲルを加え、4°
Cで一夜攪拌する。反応終了後、1.OM NaC1溶
液で洗浄し、さらに、過剰の活性基をブロッキングする
ため、0.5M NaCl 0.IM Tris−II
CI(pH8,0) 50dで25°C1−時間反応さ
せる。
かくして式 R:アルギニン −二トリブトファン Cニジスティン
 F:フェニルアラニン V:バリシY:チ■シン G
ニゲリシン K:リシンで示されるリガンド結合子11
!類80g(湿重量)が得られる。本島のポリヘムシン
含量はIg(湿重量)当り13.27/ moleであ
った・〔実施例4〕 凍結乾燥品AP−1−レシルトヨバール650を蒸留水
で膨潤し水洗する。蒸留水で洗浄したゲルをで示される
リガンド結合多糖類80g(湿重量)が得られる。本島
のポリヘムシン含量はIg(湿重量)当り12.0μm
oleであった。
〔実施例5〕 Epoxy−activated 5epharose
 6B乾燥粉末1gを蒸留水で膨潤して湿重量3.OI
dを測りとる。ポリヘムシン0.15gを0.5M N
aC1,0,1Mリン酸バッツァ一(pH7,0)30
dに溶解するゆこの溶液にゲルを加え、25°Cで16
時間ウォーターバスの中のシェーカー内で反応させる。
反応終了後、0.5M NaC1゜0.1MIJン酸バ
ッファー(pH7,0)で過剰のりガントを洗浄し、0
.1M炭酸バッファー(p H8,0) 、 081M
酢酸バッファー(pH4,0)で交互に洗浄し、1Mエ
タノールアミンに一晩放置し活性基をブロッキングする
かくして式 %式% この溶液にゲルを加え、25°Cで1時間ウォーターバ
ス中のシェーカー内で反応させる。反応終了後、0.5
M NaC1,0,05M TrisJCl (pH8
,0)、 0.5MNaC10,05Mギ酢酸バッフy
−(pH4,0)で交互に洗浄し、1Mエタノ−・ルア
ミンに一晩放置し活性基をブロッキングする。
で示されるリガンド結合多I!類80g(湿重量)が得
られる。本島のポリヘムシン含量はIg(湿重量)当り
14.0 p moleであった。
〔実施例6〕 Activated CH−Sepharose 4B
乾燥粉末1gを1mM HCIで膨潤して湿重量3.0
dを測りとる。ポリで示されるリガンド結合多糖類80
g(湿重量)が得られる0本品のポリヘムシン含量はI
g(湿重量)当り14.0 p moleであった。
〔参考例〕
実施例1で調製したりガント結合多糖類8dを1.5M
食塩水で洗浄した後、内径13闘、長さ100閣の滅菌
したカラムに充填し、パイロジエンを含まない1.5M
食塩水250d、注射用蒸留水100d、0.05M 
食塩水100!dで順次洗浄したこのカラムに各種細菌
由来のパイロジエン100μgをそれぞれ0.05M食
塩水100dに溶解した溶液を5v=12の流速で流下
した。流出液について、パイロジエン濃度の測定をトキ
シカラー(生化学工業)及びリムラスHSテスト (和
光純薬)を行った。また真菌に対しても同様の測定を行
った。その結果は下記の第−表の通りである。
(本頁以下余白) 第−表 N、D : not  detect リムラスHSシングルテスト:試料溶液を002Id。
加え、37℃で60分保温後、静かに180°転倒し、
内容物が凝固して変形しない場合を陽性(+)、それ以
外の場合を陰性(−)とする。
また、真菌に関してCandtda albieari
s 1100uを0.05?1食塩水10Mtに溶解し
た溶液を上記と同様の操作を行い、β−グルカンに対す
る特異性の高いライセード (特願昭63−29249
4参照)を調製し、定量した結果検出限界以下であった
〔発明の効果〕
本発明の発熱物質を特異的に吸着するペプタイドをリガ
ンドとした不溶性担体は発熱物質除去用吸着体として有
用であり、この吸着担体は広範囲のダラム陰性細菌及び
グラム陽性細菌に対して結合性が有し、細菌性物質を完
全に除去できる。また真菌類(例えば(:Hdidaa
lbieans等)に対しても結合性を有しているので
人体に対して有毒を産生ずる真菌類をも除去できる。
すなわち、発熱物質を含むアミノ酸(例えばヒスチジン
、アラニン)、核酸(例えばシトシン)抗生物質(例え
ばペニシリン)、ホルモン(例えばインスリン)、ビタ
ミン(例えばフラビン)血清タンパク質(例えばアルブ
ミン)、抗体(例えばイムムグロプリン)、酵素(例え
ばウロキナーゼ)等の生理活性物質から発熱物質を除去
するために使用することができる。特に発熱物質を含ま
ない水を調製するために好適である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カブトガニの血球膜由来抗菌性ペプタイドを担体
    に結合した水不溶性担体。
  2. (2)カブトガニの血球膜由来抗菌性ペプタイドをスペ
    ーサーを介して担体に結合した水不溶性担体。
  3. (3)カブトガニの血球膜由来抗菌性ペプタイドが次式
    を有するタキプレシン I (Tachyple−sin
    I )であることを特徴とする請求項(1)記載の水不
    溶性担体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、[1]と[2]、[3]と[4]は、それぞれ
    直接に接合している。Arg−NH_2は、アルギニン
    のカルボキシル、基がアミドであることを示す。)
  4. (4)カブトガニの血球膜由来抗菌性ペプタイドが次式
    を有するタキプレシンII(TachyplesinII)
    であることを特徴とする請求項(1)記載の水不溶性担
    体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、[1]と[2]、[3]と[4]は、それぞれ
    直接に接合している。Arg−NH_2は、アルギニン
    のカルボキシル基がアミドであることを示す。)
  5. (5)カブトガニの血球膜由来抗菌性ペプタイドが次式
    を有するポリヘムシンI(Polyphemusin
    I )であることを特徴とする請求項(1)記載の水不溶
    性担体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、[1]と[2」、[3]と[4]は、それぞれ
    直接に接合している、Arg−NH_2は、アルギニン
    のカルボキシル基がアミドであることを示す。)
  6. (6)カブトガニの血球膜由来抗菌性ペプタイドが次式
    を有するポリヘムシンII(PolyphemusinI
    I)であることを特徴とする請求項(1)記載の水不溶
    性担体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、[1]と[2]、[3]と[4]は、それぞれ
    直接に接合している、Arg−NH_2は、アルギニン
    のカルボキシル基がアミドであることを示す。)
  7. (7)担体がアガロースであることを特徴とする請求項
    (1)ないし(6)のいずれかに記載の水不溶性担体。
  8. (8)担体がセルロースであることを特徴とする請求項
    (1)ないし(6)のいずれかに記載のカブトガニの血
    球膜由来抗菌性ペプタイドを直接又はスペーサーを介し
    て結合した水不溶性担体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0598903A1 (en) * 1991-03-14 1994-06-01 Seikagaku Kogyo Kabushiki Kaisha (1$m(8)3)-$g(b)-D-GLUCAN ASSAYING AGENT
US5488035A (en) * 1991-12-06 1996-01-30 Pioneer Hi-Bred International, Inc. Peptide with inhibitory activity towards plant pathogenic fungi
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US7595173B2 (en) 2002-04-22 2009-09-29 Dow Global Technologies Inc. Low-cost production of peptides

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