JP2001275955A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

Info

Publication number
JP2001275955A
JP2001275955A JP2000096063A JP2000096063A JP2001275955A JP 2001275955 A JP2001275955 A JP 2001275955A JP 2000096063 A JP2000096063 A JP 2000096063A JP 2000096063 A JP2000096063 A JP 2000096063A JP 2001275955 A JP2001275955 A JP 2001275955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
lens
optical system
variable power
objective optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000096063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4402802B2 (ja
Inventor
Toshiji Minami
逸司 南
Takashi Miyano
俊 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP2000096063A priority Critical patent/JP4402802B2/ja
Publication of JP2001275955A publication Critical patent/JP2001275955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4402802B2 publication Critical patent/JP4402802B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンコーダ等を用いることなく可動レンズの
変倍位置を検出し、この変倍位置情報を各種の制御等に
利用できるようにする。 【解決手段】 電子スコープ10の先端部に、第2レン
ズL2 及び第3レンズL 3 の可動レンズを有する対物光
学系11を設け、この可動レンズL2 ,L3 により変倍
をすると共に像面湾曲特性を変化させる。そして、マイ
コン15は、変倍動作時にCCD12に結像されたイメ
ージサークルの境界位置の径方向移動量を、メモリ25
から出力されたビデオ信号から検出し、変倍位置を演算
する。そして、この変倍位置情報により、モニタ28上
では変倍率表示を行い、また拡大した画像に合わせて電
気マスクも大きくして付加する等の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子内視鏡装置、特
に変倍用可動レンズを設けて光学的な拡大像を観察する
ことができる装置において上記可動レンズの移動位置情
報を得るための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子内視鏡装置等では、スコープ
先端部の対物レンズ系に変倍のための可動レンズを配置
し、この可動レンズをアクチュエータ等で駆動し、光学
的に被観察体像を拡大することが行われている。そし
て、この光学的に拡大された像はCCD(Charge Coupl
ed Device)等の撮像素子で撮像され、このCCDから
の出力信号(画像信号)につきプロセッサ装置により各
種の画像処理を施すことにより、モニタに被観察体の拡
大画像が表示される。このような光学変倍機構において
は、70〜100倍程度まで観察像を拡大することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電子内
視鏡装置の光学変倍機構においては、変倍用の可動レン
ズの移動位置を検出するために、エンコーダ等が配置さ
れる。即ち、駆動機構によって移動する可動レンズの光
軸方向の位置をエンコーダで検出することにより、拡大
倍率の正確な値を把握することが可能となる。
【0004】しかしながら、上記可動レンズは内視鏡先
端部の対物光学系内に組み込まれており、位置検出のエ
ンコーダも当該先端部内に配置することとなる場合は、
内部構成が複雑になると共に、細径化された先端部の径
が大きくなるという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、エンコーダ等を用いることなく変
倍のための可動レンズの移動位置を検出し、各種の制御
等に利用することができる電子内視鏡装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、変倍のための可動レンズを
有する対物光学系と、この対物光学系で捉えられた拡大
像を撮像する撮像素子とを備えた電子内視鏡装置におい
て、上記撮像素子の撮像面に結像されたイメージサーク
ル(対物光学系で形成される像光円領域)の境界位置の
移動を、当該撮像素子の出力信号から検出する検出手段
と、このイメージサークル境界の移動位置を上記可動レ
ンズの移動位置情報として各種の制御を実行する制御回
路とを設けたことを特徴とする。請求項2に係る発明
は、上記対物光学系には、像面湾曲を変化させるための
可動レンズを設けたことを特徴とする。
【0007】本発明は、変倍用可動レンズを拡大方向へ
移動させると、これに対応して撮像面に形成される対物
光学系のイメージサークルが少しずつ大きくなることに
着目し、このイメージサークルの境界位置(縁)の移動
を検出する。即ち、撮像素子で得られた画像情報から、
イメージサークルの境界位置において、拡大していない
標準時位置に対する拡大時位置の径方向の移動量がマイ
コン等で検出され、この移動量により可動レンズのFa
r端からNear端の間の現在の変倍位置が判定され
る。そして、この可動レンズの移動位置情報は、モニタ
への倍率表示、電気マスク開口の大きさの制御、可動レ
ンズの駆動制御等に利用される。
【0008】また、上記対物光学系に上記変倍のための
可動レンズと共に像面湾曲特性を変化させる像面湾曲用
可動レンズを設けた場合は、中心部と周辺部の焦点位置
をずらした像面湾曲を発生させることにより、凹凸が存
在する被観察体の周辺部、即ちイメージサークル境界部
のピントボケをなくすことができる。従って、凹凸のあ
る被観察体等において拡大時のイメージサークルの境界
位置及びその移動量が精度よく検出できることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、実施形態例に係る電子
内視鏡装置の構成が示されている。図1において、電子
スコープ(電子内視鏡)10の先端部には、可動レンズ
2 ,L3 を有する対物光学系11が設けられ、この対
物光学系11の結像位置に、撮像面を一致させるように
してCCD12が配置される。上記対物光学系11に
は、変倍を行うと共に像面湾曲を変化させるレンズ群が
組み込まれており、例えば図2のような構成(第1実施
例)となっている。
【0010】図2において(図の左側が物体側)、この
対物光学系11は、第1レンズ(群)L1 、第2レンズ
2 、第3レンズ(群)L3 から構成され、第1レンズ
1は左側の観察窓レンズ(平凹)と平凸レンズの2枚
からなり、固定レンズとして配置される。一方、第2レ
ンズL2 は主に変倍機能をするための1枚の平凸レン
ズ、第3レンズL3 は主に像面湾曲特性を変化させるた
めの平凹レンズ及び両凸レンズの2枚からなり(所謂フ
ローティングを利用したもの)、両者共に可動レンズと
して配置される。なお、絞りD1 は上記第2レンズL2
の前側に一体に取り付けられる。このような対物光学系
11によれば、第2レンズL2 と第3レンズL3 の両方
を光軸方向に相対的に移動させることにより、像を変倍
させると共に、像面湾曲特性を変化させることができ
る。
【0011】図3には、像面湾曲の特性が概念的に示さ
れており、この図はCCD12の撮像面の中心点から垂
直V方向(高さ方向)における焦点位置を表している。
例えば、図2の(A)から(C)に示されるように、第
2レンL2 と第3レンズL3を相対的に所定量だけ移動
させると、物体側に像面が倒れた状態となるアンダー
(特性Ja )から反対側に像面が倒れるオーバー(特性
z )までの任意量の像面湾曲を発生させることができ
る。
【0012】図1において、上記第2レンズL2 にアク
チュエータ13A、第3レンズL3にアクチュエータ1
3Bが設けられており、これらのアクチュエータ13
A,13Bとしては、圧電アクチュエータ、静電アクチ
ュエータ等の各種リニアアクチュエータや、線状伝達部
材をモータで回転駆動し、この回転運動をレンズL2
3 の直線運動に変換する構成等を用いることができ
る。これらアクチュエータ13A,13Bには、ドライ
バ14を介してマイコン15が接続され、このマイコン
15の制御によって変倍動作、像面湾曲動作が実行され
る。
【0013】また、電子スコープ10の操作部10C等
には、Near(拡大)方向とFar(縮小)方向のそ
れぞれに操作する変倍スイッチ(二動作スイッチ)17
が配置されており、この操作信号は上記マイコン15へ
出力される。なお、上記像面湾曲をアンダー(中心に対
し外周部の焦点位置が物体側へ移動する)方向とオーバ
ー(中心に対し外周部の焦点位置が物体と反対側へ移動
する)方向に変化させる像面湾曲スイッチを設けること
もできる。
【0014】図1において、プロセッサ装置には、上記
CCD12へビデオ信号を読み出すための信号を供給す
るタイミングジェネレータ(TG)20が設けられ、ま
たビデオ信号の処理系として、CDS(相関二重サンプ
リング)/AGC(自動利得制御)回路22、A/D変
換器23、ホワイトバランス、ガンマ補正、輪郭補正等
の各種のデジタル処理を行うDSP(Digital Signal P
rocessor)24、画像を一旦記憶するフレームメモリ2
5、D/A変換器26、表示器形式に合わせた出力処理
をするエンコーダ(ENC)27が配置される。このエ
ンコーダ27から出力される被観察体のビデオ信号がモ
ニタ28へ供給される。
【0015】そして、上記マイコン15は、上記フレー
ムメモリ25に格納された画像情報に基づき、対物光学
系11の像光円領域であるイメージサークルの境界位置
を検出し、例えばFar端(標準位置)からの移動量を
演算する。即ち、図4に示されるように、CCD12の
長方形撮像面(有効画素領域)Sに対し、拡大しない標
準時(Far端)のイメージサークルk1 を図4(A)
のように撮像面S内に収まる大きさに設定し、最大拡大
時(Near端)のイメージサークルk2 を例えば図4
(B)のように撮像面Sの四隅の点を通る大きさに設定
する(これらの設定は任意である)。
【0016】ここで、上記イメージサークルk1 の半径
をr1 、他方のイメージサークルk 2 の半径をr2 とす
ると、変倍のための可動レンズL2 ,L3 のFar端か
らNear端までの移動に応じて、図4(C)に示され
るように、イメージサークルの境界位置が半径r1 から
半径r2 の位置まで移動・変化することになる。従っ
て、この境界位置の径方向の移動(Far端からの長さ
又はNear端からの長さ)を検出することにより、可
動レンズL2 ,L3 の変倍位置、即ち拡大率を演算する
ことができる。
【0017】図5及び図6には、イメージサークルの境
界位置検出の説明図が示されており、CCD12の右下
部においてFar端イメージサークルk1 の境界位置
(検出線LD 上の位置)が例えば400ライン(CCD
12の走査水平ライン)にあり、Near端イメージサ
ークルk2 の境界位置が450ラインにあるとすると、
この400ラインから450ラインの間のライン位置を
検出し、k1 位置からの移動量yから、次の数式1[x
(A)]で変倍位置xを求めることができる。
【0018】
【数1】
【0019】即ち、図6のFar端(x)からNea
r端(x)までの変倍位置が演算されることになり、
例えば図5のようにイメージサークルがkaの位置にあ
ったときは、k1 からの移動量yが求められ、このy
を上記数式1に当てはめることにより、変倍位置x
が算出される。このxは、図6に示されるようにFa
r端(x)基準として求めた変倍位置となる。
【0020】図1において、プロセッサ装置には更に電
気マスク等の各種キャラクタを形成するためのデータ、
或いは変倍位置を求めるための演算データ(数式1,2
に基づくテーブルデータ)等を格納するROM(読出し
専用メモリ)31とキャラクタジェネレータ32が設け
られ、このキャラクタジェネレータ32では、変倍率を
表示する画像や変倍に応じて大きさを変化させた電気マ
スクを形成する。
【0021】図7には、変倍率表示の一例が示されてお
り、当該例では、水平方向に置かれた棒状体内において
明るい点灯部分が左側から伸びてくるようなメータ表示
画を用い、右端にW(ワイド)、左端にT(テレ)を付
して、変倍率に応じてW端からT端へ向けて点灯部(斜
線部)が段階的に伸びるように表示する。
【0022】図8には、電気マスク表示の一例が示され
ており、図8(A)はモニタ28上において標準時のマ
スクM1 が付加された画像、図8(B)は拡大時のマス
クM 2 が付加された画像である。上記のマスクM1 は、
図4のイメージサークルk1に対応したものであるが、
光学変倍をした場合は、画像の拡大に応じて開口が大き
くなるマスク、例えばM2 が形成・付加される。このマ
スクM2 の大きさは、上記の変倍位置情報に基づいてマ
イコン15により拡大処理される。
【0023】実施形態例は以上の構成からなり、その作
用を説明する。当該装置では、上述した対物光学系11
により被観察体が捉えられ、この被観察体の結像はCC
D12にて撮像される。変倍機構を利用しない標準時
(Far端)においては、図4(A)に示されるイメー
ジサークルk1 の大きさの被観察体画像が得られ、この
画像は図8(A)に示されるように、マスクM1 が付加
された状態でモニタ28上に表示される。
【0024】そして、電子スコープ操作部10Cの変倍
スイッチ17を操作したときは、第2レンズL2 及び第
3レンズL3 がドライバ14及びアクチュエータ13
A,13Bにより移動制御され、Near方向への焦点
合わせにより基本像に対し拡大した像が得られ、Far
方向の焦点合わせにより基本像へ戻る方向の縮小像が得
られ、これらの像がCCD12で撮像される。
【0025】この被観察体の変倍像がCCD12で撮像
されると、ビデオ信号がタイミングジェネレータ20の
読出し信号により読み出され、CDS/AGC回路22
で相関二重サンプリングと増幅処理が施された後、デジ
タル信号としてDSP24で各種の処理が施される。こ
のようにして形成されたビデオ信号は、フレームメモリ
25に一旦格納された後、再度読み出されてエンコーダ
27を介してモニタ28に出力されることにより、モニ
タ28に被観察体の拡大画像が表示される。
【0026】また同時に、上記フレームメモリ25の所
定の画像情報は、マイコン15へ供給され、このマイコ
ン15にて変倍位置が演算される。即ち、図5で説明し
たように、マイコン15はイメージサークル境界位置検
出に必要な領域の画像データをアドレス指定により読み
出し、この所定アドレスの画像信号レベルを比較し、演
算することによって、現在のイメージサークル(例えば
)のFar時のk 1 位置からの移動量y(例えばy
)を求める。
【0027】そして、上記ROM31に格納された数式
1に基づく演算データから変倍位置x(例えばx)が
演算される。この変倍位置xは、レンズの移動位置及び
拡大率を示す情報であり、この変倍位置情報により次の
ような制御が行われる。まず、マイコン15の制御とキ
ャラクタジェネレータ32により図7の変倍率表示画が
形成され、現在の変倍率が伸縮するメータ状点灯部でモ
ニタ28上に表示される。また、マイコン15の制御に
よりキャラクタジェネレータ32は変倍率に応じた大き
さのマスクを形成し、図8(B)に示すように、拡大画
像であるイメージサークルの縁部及びその外側を隠す大
きさの円形マスクM2 がモニタ28上に表示される。
【0028】更に、上記変倍位置情報によりマイコン1
5はドライバ14を介して可動レンズL2 ,L3 の駆動
制御をすることになる。例えば、Far端及びNear
端に近い位置にあることを判定し、ドライバ14へブレ
ーキ指令を発したり、或いは駆動速度低下の指令を与え
ることにより、可動レンズL2 ,L3 が端部に突き当た
る際の駆動機構の衝撃を緩和すること等が可能となる。
【0029】また、当該例の対物光学系11では、上述
のように像面湾曲をも変化させることができ、これによ
って凹凸が存在する被観察体における拡大像の周辺部の
ピント合わせが従来に比較して良好になる。即ち、陥没
部、ポリープ部(突起部)等をイメージサークル全体に
拡大する場合には、周辺部にピントが合わないことが起
こる。しかし、当該例では、像面湾曲スイッチを操作し
たり或いは自動的な補正制御をすることによって、可動
レンズL2 ,L3 を駆動し、図3で説明したように、像
面湾曲をアンダーの焦点位置(Ja)又はオーバーの焦
点位置(Jz)へ変化させることができる。
【0030】これにより、周辺部にもピントが合い、全
体にピントが合った凹凸部の拡大像を得ることができ
る。従って、このような像面湾曲を変化させる対物光学
系11を有する当該例では、イメージサークルの境界部
分もシャープな画像となるので、画像情報による境界位
置の検出が精度よく行えるという利点がある。
【0031】図9には、実施形態例の対物光学系11に
おいて図2とは異なる第2実施例の構成が示されてい
る。この第2実施例の対物光学系11は、第1レンズ
(群)L 5 、第2レンズL6 、第3レンズL7 、第4レ
ンズL8 (群)から構成され、第1レンズL5 は左側の
観察窓レンズ(平凹)、平凹レンズ及び両凸レンズの3
枚からなる固定レンズである。一方、可動レンズとして
の第2レンズL6 は1枚の両凸レンズ、可動レンズとし
ての第3レンズL7 は像側に凹面を向けた1枚のメニス
カスレンズからなり、第4レンズL8 は両凸レンズ、両
凹レンズ及び両凸レンズの3枚からなる固定レンズであ
る。なお、絞りD2 は上記第3レンズL7 の後側に一体
に取り付けられる。
【0032】このような対物光学系11によっても、第
2レンズL6 と第3レンズL7 の両方を光軸方向に相対
的に移動させることにより、変倍像が得られると共に、
像面湾曲を変化させることができる。そして、この第2
実施例の対物光学系11を使用した場合の変倍位置xの
演算式は、次の数式2[x(B)]となり、この数式2に
基づいて変倍位置xが求められる。
【0033】
【数2】
【0034】上記実施形態例の対物光学系11では、像
面湾曲についても変化させることができるレンズ構成と
したが、単に変倍を行う可動レンズのみを配置する構成
としてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、撮像面に結像されたイメージサークルの境界位
置の変化を画像信号から検出する検出手段と、このイメ
ージサークル境界位置を変倍可動レンズの位置情報とし
て各種の制御をする制御回路を設けたので、位置検出の
ためのエンコーダ等を用いることなく変倍用可動レンズ
の移動位置を把握し、各種の制御等に利用することがで
き、内視鏡先端部の構成を複雑にすることもないという
効果がある。
【0036】請求項2の発明によれば、上記対物光学系
に変倍用の可動レンズと共に像面湾曲を変化させるため
の可動レンズを設けたので、拡大時における被観察体の
凹凸部の周辺部のピントボケ状態が解消され、イメージ
サークルの境界位置及びその移動量を精度よく検出でき
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る電子内視鏡装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】実施形態例における対物光学系の第1実施例の
構成及びその動作状態を示す図[図(A)〜図(C)]
である。
【図3】実施形態の対物光学系により生じる像面湾曲の
状態(量)を示すグラフ図である。
【図4】実施形態においてFar端及びNear端での
イメージサークルの大きさ及びその変化を示す説明図
[図(A)〜図(C)]である。
【図5】実施形態例におけるイメージサークルの境界位
置検出の説明図である。
【図6】実施形態例にて検出される変倍位置を示す説明
図である。
【図7】実施形態例のモニタにおける変倍率表示の一例
を示す図である。
【図8】実施形態例において形成される電気マスクを示
す説明図である。
【図9】実施形態例における対物光学系の第2実施例の
構成及びその動作状態を示す図[図(A)〜図(C)]
である。
【符号の説明】
10 … 電子スコープ、11 … 対物光学系、12
… CCD、 15 … マイコン、17 …
変倍スイッチ、25 … フレームメモリ、28 …
モニタ、31 … ROM、32 … キャラクタジェ
ネレータ、L2 ,L6 … 第2レンズ(可動レン
ズ)、L3 ,L7 … 第3レンズ(可動レンズ)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍のための可動レンズを有する対物光
    学系と、この対物光学系で捉えられた拡大像を撮像する
    撮像素子とを備えた電子内視鏡装置において、 上記撮像素子の撮像面に結像されたイメージサークルの
    境界位置の移動を、当該撮像素子の出力信号から検出す
    る検出手段と、 このイメージサークル境界の移動位置を上記可動レンズ
    の移動位置情報として各種の制御を実行する制御回路と
    を設けたことを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 上記対物光学系には、像面湾曲特性を変
    化させるための可動レンズを設けたことを特徴とする上
    記請求項1記載の内視鏡装置。
JP2000096063A 2000-03-31 2000-03-31 電子内視鏡装置 Expired - Fee Related JP4402802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096063A JP4402802B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 電子内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096063A JP4402802B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 電子内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001275955A true JP2001275955A (ja) 2001-10-09
JP4402802B2 JP4402802B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=18610879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000096063A Expired - Fee Related JP4402802B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4402802B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260305A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Olympus Medical Systems Corp 撮像光学系
JP2008093438A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 General Electric Co <Ge> 内視鏡を較正するためのシステム及び方法
JP2009165026A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Ricoh Co Ltd 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2009219779A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toshiba Corp 内視鏡のカメラヘッドおよびその製造方法
CN117243700A (zh) * 2023-11-20 2023-12-19 北京云力境安科技有限公司 一种内镜输送长度的检测方法和相关装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260305A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Olympus Medical Systems Corp 撮像光学系
JP2008093438A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 General Electric Co <Ge> 内視鏡を較正するためのシステム及び方法
JP2009165026A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Ricoh Co Ltd 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2009219779A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toshiba Corp 内視鏡のカメラヘッドおよびその製造方法
CN117243700A (zh) * 2023-11-20 2023-12-19 北京云力境安科技有限公司 一种内镜输送长度的检测方法和相关装置
CN117243700B (zh) * 2023-11-20 2024-03-08 北京云力境安科技有限公司 一种内镜输送长度的检测方法和相关装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4402802B2 (ja) 2010-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6425858B1 (en) Electronic endoscope apparatus having magnification changing function
JP5467011B2 (ja) 顕微鏡システム
JP2002277756A (ja) 変倍機能を有する電子内視鏡装置
US6758807B2 (en) Electronic endoscope with power scaling function
US6595916B2 (en) Endoscope apparatus using curvature of field
US7372486B2 (en) Photographing apparatus and method of adjusting an image of a photographing object
JPH07119881B2 (ja) レンズ位置制御方法
JP6300606B2 (ja) 顕微鏡システム
WO2017072950A1 (ja) 内視鏡装置及び内視鏡装置の作動方法
JP2007286613A (ja) 内視鏡装置
JP4402802B2 (ja) 電子内視鏡装置
WO2006123755A1 (ja) 合焦情報取得装置
JP2004294788A (ja) オートフォーカス機能を備えた電子内視鏡装置
US20080218624A1 (en) Image pickup apparatus
JP2001255471A (ja) 光学変倍機能を備えた内視鏡装置
JP4402800B2 (ja) 内視鏡装置
JP4672934B2 (ja) 変倍機能を有する電子内視鏡装置
JP4448277B2 (ja) 内視鏡のオートフォーカス方法
JP4402794B2 (ja) 内視鏡装置
JP4574913B2 (ja) 変倍機能を有する電子内視鏡装置
JP4336166B2 (ja) オートフォーカス機能を備えた電子内視鏡装置
JPH11299730A (ja) 内視鏡装置
JP2008154277A (ja) 電子カメラおよびその制御方法
CN112241065A (zh) 显微镜和用于产生具有扩展的景深的显微图像的方法
US11336838B2 (en) Image processing apparatus and medical observation system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090902

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees